JP2016132086A - ワーク供給装置およびワーク把持姿勢計算方法 - Google Patents

ワーク供給装置およびワーク把持姿勢計算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置を大型化させることなく、バラ積みされたワークを把持する確率を向上させ、後工程における作業の成功率を向上させる。【解決手段】センサ1の計測データと、予め蓄積されたワーク5の形状データとを照合し、ワーク5の位置および姿勢を算出するワーク認識部43と、算出したワーク5の位置から把持するワーク5を選択し、選択したワーク5の位置および姿勢と、ワーク5を組み付け対象物100に供給可能に算出されたワーク5と把持機構3との位置関係を示す複数の把持姿勢との対応付けを行い、ワーク5の把持姿勢を決定するワーク把持姿勢計算部44と、ワーク把持姿勢計算部44が決定した把持姿勢に基づいて、移動機構2および把持機構3を制御する制御部45とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、多数のワークからワークを取り出すワーク供給装置およびワークを取り出す際の姿勢を計算するワーク把持姿勢計算方法に関するものである。
従来のワーク供給装置は、センサにより得られたデータからワークの姿勢を認識し、認識したワークの姿勢に基づいて把持するワークを選択し、ロボットなどの移動機構を制御して、当該移動機構に取り付けられた把持機構で選択されたワークを把持する。ワークの選択では、認識したワークの姿勢の評価指標を参照して当該評価指標が最も高く、周辺のワークや壁などにぶつかることなく把持することができるワークが選択される。選択されたワークは、予め一意に定められた把持姿勢を有する把持機構により把持される。ここで、把持姿勢とは、把持機構に対してワークがどのような姿勢で把持されるかを示す、把持機構とワークとの相対的な位置および姿勢の関係である。例えば、把持機構の座標系と、ワークの座標系間の並進3自由度、回転3自由度の6自由度の変換行列で表すことができる。
しかし、予め一意に定められた把持姿勢でワークを把持する場合、選択されたワークを把持する場合に、把持機構が周辺のワークや壁などにぶつかり、把持位置まで到達することができず、ワークを把持できない場合が発生する。
この問題を解決するため、特許文献1では把持機構の形状と計測データとから、ワークのどこを把持するかを動的に決定し、複数の把持位置姿勢候補を作成し、作成した把持位置姿勢候補から最も掴みやすい把持位置姿勢を選択するワーク取り出し装置が開示されている。
さらに、上述した特許文献1のように任意の把持位置姿勢で把持されたワークを、後工程に整列させて供給する技術として例えば特許文献2に開示されたものがある。特許文献2の部品供給装置は、把持機構が把持したワークをカメラで撮像された仮置き台の上で一度解放してワークを台上に置く。撮像画像を参照しながら垂直多関節型の把持機構が仮置き台上のワークを把持し、複数の垂直多関節型の把持機構でワークの裏表などを反転させながら、ワークをパレット上に整列配置させる。
国際公開2012/66819号公報 国際公開2013/2099号公報
しかしながら、上述した特許文献1および特許文献2では、把持可能な場所を把持してワークを取り出すことができるが、ワークを取り出した後、取り出したワークを持ち替えて一意の姿勢で配置させる必要があり、装置サイズが大きくなるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、装置を大型化させることなく、バラ積みされたワークを把持する確率を向上させ、後工程における作業の成功率を向上させることを目的とする。
この発明に係るワーク供給装置は、センサの計測データと、予め蓄積されたワークの形状データとを照合し、ワークの位置および姿勢を算出するワーク認識部と、ワーク認識部が算出したワークの位置から把持するワークを選択し、選択したワークの位置および姿勢と、ワークを供給対象物に供給可能に算出されたワークと把持機構との位置関係を示す複数の把持姿勢との対応付けを行いワークの把持姿勢を決定するワーク把持姿勢計算部と、ワーク把持姿勢計算部が決定した把持姿勢に基づいて、移動機構および把持機構を制御する制御部とを備えるものである。
この発明によれば、後工程のためにワークを持ち替える必要のない把持姿勢で、バラ積みされたワークを把持する確率を向上させることができる。これにより、後工程における作業の成功率も向上させることができる。また、後工程のためにワーク持ち替える必要がなく、装置サイズの大型化を抑制することができる。
実施の形態1に係るワーク供給装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係るワーク供給装置の作業工程を示す図である。 実施の形態1に係るワーク供給装置の情報処理部のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るワーク供給装置の把持機構の把持姿勢のパターンを示す図である。 実施の形態1に係るワーク供給装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るワーク供給装置のワーク把持姿勢計算部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1によるワーク供給装置のワーク把持姿勢計算部の処理を示す説明図である。 実施の形態2に係るワーク供給装置の構成を示す図である。 実施の形態2に係るワーク供給装置の後工程を実現する把持姿勢の計算を示す図である。 実施の形態2に係るワーク供給装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るワーク供給装置のワーク把持姿勢計算部および可操作把持姿勢計算部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るワーク供給装置のワーク把持姿勢計算部および可操作把持姿勢計算部の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るワーク供給装置の構成を示す図である。
実施の形態1のワーク供給装置10は、センサ1、移動機構2、把持機構3および情報処理部4で構成されている。
図2は、実施の形態1に係るワーク供給装置10の作業工程を示す図である。
図2(a)では、当該ワーク供給装置10は、供給箱6内のワーク5を把持機構3が任意の把持姿勢で把持して取り出す(以下、把持工程と称する)。取り出したワーク5は、把持機構3で把持されたまま移動機構2により次の工程に運ばれ、図2(b)に示すように組み付け対象物(供給対象物)100へ組み付けが行われる(以下、後工程と称する)。このように、ワーク供給装置10はワーク5の把持と組み付け対象物への組み付けを継続して行う。
図1を参照しながら、各構成の説明を行う。
センサ1は、移動機構2に設置された視覚センサであり、図1ではハンドアイと呼ばれる方式の設置形態を採用した場合を示している。ハンドアイ方式を採用した設置形態においては、視覚センサを用いてワーク5の位置を計測する。計測した位置は移動機構2の動作または位置の補正に用いられる。
センサ1は、供給箱6内にバラ積みされたワーク5の形状を判断するための距離値、あるいは輝度値、または距離値および輝度値の双方を計測する機能を有する手段であれば適宜、適用可能である。例えば、画像を撮像するカメラ、撮影したワーク5までの距離を計測するステレオ視を行うステレオカメラ、アクティブステレオを実施する投光手段とカメラの組み合わせ、超音波センサ、静電容量センサなどで構成可能である。
図1では、センサ1を移動機構2に設置するハンドアイ方式の例を示したが、移動機構2以外の場所に固定設置してもよいし、移動機構2とは異なる独立した移動機構に固定設置してもよい。
移動機構2は、把持機構3を所定の位置まで搬送する機構であり、図1に示した例では6自由度のロボットアームの形状を有している。なお、移動機構2として4自由度のスカラ型ロボット、7自由度のロボットアーム、複数の一軸移動ステージの組み合わせなど、どのような自由度の構成を適用してもよい。このように、自由度の高い構成とすることにより、バラ積みされたワーク5を把持機構3が把持する確率を高めることができる。
図1で示した把持機構3は、ワーク5を挟んで掴む形状(以下、グリッパ形状と称する)を有している。なお、把持機構3は、バラ積みされたワーク5を任意の把持姿勢で拾い上げることが可能であればどのような構成を適用してもよい。例えば、バキューム機構によりワーク5に吸い付いて把持する吸着ハンド、あるいは電磁力で金属製のワーク5に吸い付くハンドなどを適用することができる。把持機構3の把持姿勢とは、把持機構3に対してワーク5がどのような姿勢で把持されるかを示す、把持機構3とワーク5との相対的な位置および姿勢の関係である。当該把持姿勢は、例えば把持機構3の座標系と、ワーク5の座標系間の並進3自由度、回転3自由度の6自由度の変換行列で表すことができる。
情報処理部4は、データベース41、計測部42、ワーク認識部43、ワーク把持姿勢計算部44および制御部45で構成され、センサ1から入力された情報に基づいて、把持機構3がワーク5を把持する際の把持姿勢を計算し、計算結果に基づいて移動機構2および把持機構3を制御する。
図3は、実施の形態1に係るワーク供給装置10の情報処理部4のハードウェア構成を示すブロック図であり、プロセッサ4aとメモリ4bで構成されている。計測部42、ワーク認識部43、ワーク把持姿勢計算部44および制御部45は、プロセッサ4aがメモリ4bに記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。データベース41は、メモリ4b内に記憶されているものとする。
データベース41は、後工程を実現するために予め学習した把持機構3の一意の把持姿勢、当該一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する把持機構3の複数の把持姿勢、予め学習した移動機構2および把持機構3の動作シーケンス、移動機構2の運動学モデル、把持機構3の形状モデル、ワーク5の形状モデル、把持工程が行われる作業環境の形状モデル、および後工程が行われる作業環境の形状モデルそれぞれを示すデータを蓄積している。
ここで、一意の把持姿勢とは、後工程を開始する際にユーザがワーク供給装置10に対して入力する把持姿勢であって、後工程を実現することができる把持姿勢である。また、複数の把持姿勢は、当該ユーザによって入力された一意の把持姿勢から計算によって導かれる、同様に後工程を実現することができる複数の把持姿勢である。データベース41に蓄積されたデータの詳細については後述する。
計測部42は、センサ1が計測した距離値、あるいは輝度値、または距離値および輝度値の双方から、センサ1からバラ積みされたワーク5までの距離を計測し、距離データとして出力する。また、ワーク認識部43がワーク5までの距離を必要とせず、センサ1が取得した画像データのみを必要とする場合、画像データの補正を行う。例えば、センサ1が計測した輝度値を補正する、あるいは画像データのノイズ除去を行い、ワーク認識部43がワーク5の位置および姿勢を特定可能な画像データに補正し、出力する。また、計測部42は、センサ1の計測データから、ワーク5および供給箱6の周囲に存在する構造物までの距離を計測し、周辺距離データとして出力する。
ワーク認識部43は、計測部42が計測したセンサ1からワーク5までの距離を示す距離データと、データベース41に蓄積されたワーク5の形状データを照合し、センサ1の計測データ上でのワーク5の位置および姿勢を算出する。ここで、ワーク5の姿勢とは、ワーク5がバラ積みされた際の向きや傾きなどである。また、ワーク認識部43は、位置および姿勢を算出できたワーク5の数を計測し、バラ積みされたワーク5の数として特定してもよい。
計測部42が計測したワーク5までの距離データとワーク5の形状データとの照合には、例えば、計測部42が計測した計測データがポイントクラウドなどの距離データの場合、点対点の距離の二乗和を評価値としてそれを最小にするIterative Closest Point(ICP)法を利用することができる。また、ワーク5の形状データから得られる幾何学的な特徴(形状データ上の円の半径や、ワーク5の輪郭にあたる形状データのエッジ・コーナー位置、そのエッジ・コーナー間の距離や角度)と、距離データから得られる幾何学的な特徴との類似性を各特徴量の差分の総和で評価し、類似度が高い位置および姿勢を探索するなどの方法を利用してもよい。
一方、計測部42が計測した計測データが画像データの場合には、ワーク5の形状データを仮想的な視点から撮影したと想定した場合に得られる、ワーク5の仮想画像データをワーク5の形状データとしてデータベース41に蓄積しておく。計測部42が計測した画像データと、蓄積されたワーク5の形状データとを照合し、センサ1の計測データ上でのワーク5の位置および姿勢を算出する。画像データと形状データとの照合には、正規化相互相関法などのテンプレートマッチング手法や、距離変換画像を利用するチャンファーマッチングなどの形状データのエッジを特徴とする照合方法を利用してもよい。
上述した方法を用いて、距離データまたは画像データとワーク5の形状データとを照合することにより、センサ1の計測データに対してワーク5の形状データを一致させ、計測データ上でのワーク5の位置および姿勢を算出する。
ワーク把持姿勢計算部44は、ワーク認識部43が算出したワーク5の位置および姿勢を示す情報から、把持機構3が当該ワーク5を把持するための把持位置および把持姿勢を計算する。
従来では、ワーク認識部43がワーク5の位置および姿勢を特定すれば、特定されたワーク5の位置および姿勢から把持機構3の把持位置および把持姿勢が一意に決定されていた。しかし、上述したように、当該把持位置および把持姿勢は予め学習された一意の把持姿勢から計算されるものであって、移動機構2および把持機構3が決定された把持姿勢を取ることができない場合が多々存在していた。
そこで、本願発明のワーク供給装置10のワーク把持姿勢計算部44は、データベース41に蓄積された一意の把持姿勢、および当該一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する複数の把持姿勢と、センサ1の計測データにおけるワーク5の位置および姿勢とを対応付ける処理を行う。当該対応付けを行うことにより、把持機構3がワーク5を把持する確率を向上させ、後工程の作業を実現可能な姿勢でワーク5を把持する。なお、データベース41に蓄積された把持姿勢とセンサ1の計測データにおけるワーク5の位置および姿勢との対応付けの詳細については後述する。
制御部45は、ワーク把持姿勢計算部44が計算した把持位置および把持姿勢に基づいて、移動機構2および把持機構3に対して制御を行い、ワーク5の把持を実行させる。計測部42がワーク5の数を算出している場合には、制御部45が当該ワーク5の数を参照し、ワーク5の供給処理を継続するか終了させるか判断し、制御する。また、ワーク5の数を算出していない場合には、計測部42がワーク5を計測できない場合にワーク5の供給処理を終了させる判断を行う。
また、ワーク認識部43がワーク5の位置および姿勢を1度認識すれば、その後認識処理を繰り返すことなく、移動機構2および把持機構3がワーク5を把持する動作を繰り返すように構成することも可能である。この場合、ワーク認識部43の認識回数に対するワーク5の把持個数を判定する場合に、ワーク認識部43が計測したワーク5の数を参照する。
次に、データベース41に蓄積されたデータの詳細について説明する。上述のように、データベース41は以下のデータを蓄積している。
(1)後工程を実現するために与えられた一意の把持姿勢
(2)一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する複数の把持姿勢
(3)予め学習した移動機構2および把持機構3の動作シーケンス
(4)移動機構2の運動学モデル
(5)把持機構3の形状モデル
(6)ワーク5の形状モデル
(7)把持工程が行われる作業環境の形状モデル、
(8)後工程が行われる作業環境の形状モデル
以下では、(1)から(3)のデータの蓄積について詳細に説明を行う。
まず、「後工程を実現するために与えられた一意の把持姿勢」について、バラ積みされたワーク5を一つ把持して取り出し、そのまま組み付け対象物に組み付ける場合、組み付け作業を行う工程が後工程である。当該後工程を実現するためには、ワーク5を同一の組み付け姿勢で組み付け対象物に組み付ける必要がある。当該組み付け姿勢を取るために、把持機構3がワーク5をどのような姿勢で掴むかを示すのが把持機構3の把持姿勢である。
これらに基づけば、「後工程を実現するための一意の把持姿勢」とは、ワーク5を組み付け姿勢で把持した際の把持機構3の一意の姿勢であり、組み付け作業を開始する際の把持機構3の一意の姿勢である。組み付け姿勢を満たす把持機構3の把持姿勢は通常複数存在するが、その中の1つの姿勢が一意の把持姿勢として与えられ、データベース41に蓄積される。
上述のように、「後工程を実現するための一意の把持姿勢」とは、組み付け作業を開始する際の把持機構3の一意の把持姿勢であるが、後工程の前にはバラ積みされたワーク5を取り出す把持工程が存在する。そのため、組み付け作業開始時の把持姿勢であり、後工程に移行する直前の把持工程の最終的な姿勢であると言える。さらに、把持工程において、把持機構3がワーク5を持ち替える操作を行わない場合には、把持機構3がバラ積みされたワーク5を掴む際の把持姿勢も「後工程を実現するための一意の把持姿勢」となる。
与えられた「後工程を実現するための一意の把持姿勢」から、さらに後工程を実現する複数の把持姿勢を計算し、データベース41に蓄積する。
ここで、後工程を実現する複数の把持姿勢について、図4を参照しながら説明する。図4は、実施の形態1に係るワーク供給装置10の把持機構3の把持姿勢のパターンを示す図である。
図4では、ワーク5を組み付け対象物100の穴部100aに挿入する組み付けを行う場合を示している。ワーク5の組み付け姿勢Aを満たす、把持機構3の4つの把持姿勢20a,20b,20c,20dを示している。組み付け姿勢Aを満たす、即ちワーク5の挿入位置(穴部100a)および挿入方向(矢印B方向)が同一であれば、把持機構3はどのような把持姿勢でワーク5を把持してもよい。そこで、例えば把持姿勢20aが一意の把持姿勢としてユーザから与えられ、与えられた把持姿勢20aから、組み付け姿勢Aを満たす把持姿勢20b,20c,20dを、後工程を実現する複数の把持姿勢として計算し、データベース41に蓄積しておく。
次に、予め学習した移動機構2および把持機構3の動作シーケンスの蓄積について説明する。まず、一意の把持姿勢および一意の把持姿勢から計算された複数の把持姿勢を実現するための、移動機構2および把持機構3の動作シーケンスを学習する。ここで、動作シーケンスの学習とは、把持機構3がある把持姿勢を取るための移動機構2および把持機構3の位置および姿勢の関係、移動速度や移動軌跡などをプログラムとして設定し、記憶することである。
具体的には、ユーザがコントローラなどを用いて移動機構2および把持機構3を動かし、ある位置であるワーク5を掴む姿勢とする。動かした後の移動機構2および把持機構3の位置および姿勢をプログラムとして記憶する。さらに、次に作業すべき位置および姿勢に移動機構2および把持機構3を動かし、動かした後の移動機構2および把持機構3の位置および姿勢をプログラムとして記憶する。さらに、記憶した2つの位置の間を補間する軌跡を作成し、作成した軌跡に沿って移動機構2および把持機構3を動かす動作をプログラミングする。
上述した位置および姿勢をプログラムとして記憶する処理、および2つの位置の間を補間する軌跡に沿って移動機構2および把持機構3を動かす動作をプログラミングする処理を繰り返し、移動機構2および把持機構3の動作シーケンスを作成する。これにより、一意の把持姿勢、および一意の把持姿勢から計算される複数の把持姿勢を実現するための移動機構2および把持機構3の動作シーケンスがデータベース41に蓄積されている。
同様に、把持工程の後に続く後工程において、ワーク5を組み付け対象物100に組み付けるための移動機構2および把持機構3の動作シーケンスも学習され、データベース41に蓄積されている。
次に、実施の形態1に係るワーク供給装置10の動作について説明する。
図5は、実施の形態1に係るワーク供給装置10の動作を示すフローチャートである。以下では、計測部42が計測した距離データに基づいてワーク5の認識を行う場合を例に説明を行う。
まず、センサ1は、供給箱6内にバラ積みされたワーク5の計測を行い、計測データを取得する(ステップST1)。計測部42は、ステップST1で取得された計測データから、センサ1からワーク5までの距離データ、およびワーク5の周囲に存在する構造物までの周辺距離データを取得する(ステップST2)。ワーク認識部43は、ステップST2で取得された距離データと、データベース41に蓄積されたワーク5の形状データとを照合し(ステップST3)、ステップST1でセンサ1が取得した計測データ上でのワーク5の位置、姿勢、および数を算出する(ステップST4)。
ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST4で算出したワーク5の位置および姿勢に基づいて、把持機構3が当該ワーク5を把持するための把持姿勢を計算する(ステップST5)。制御部45は、ステップST5で計算された把持姿勢に基づいて、移動機構2および把持機構3を制御する(ステップST6)。移動機構2および把持機構3はステップST6での制御に基づいて動作し、供給箱6内のワーク5を把持して後工程に供給する(ステップST7)。
制御部45は、ステップST4で取得されたワーク数を参照し、残りのワーク数が0であるか判定を行う。具体的には、ステップST4で取得したワーク数をN個とした場合、N−1=0であるか否か判定を行う(ステップST8)。N−1=0でない場合(ステップST8;NO)、ステップST1の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、N−1=0の場合(ステップST8;YES)、処理を終了する。
上述した図5のフローチャートでは、1つのワーク5を認識して把持姿勢を選択し、選択した把持姿勢でワーク5を後工程に供給した後、次のワーク5の認識を行う構成を示した。しかし、当該構成に限定されることなく、最初のステップST4の処理において全てのワーク5の位置、姿勢、および数を算出し、ステップST5からステップST8の処理を繰り返すように構成してもよい。その場合、ステップST8の処理では、後工程に供給したワーク5の数と、ステップST4で計測したワーク5の数を用いて残りのワーク数を判定するものとする。
次に、上述したステップST5のワーク把持姿勢計算部44の詳細な動作を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
図6は、実施の形態1に係るワーク供給装置10のワーク把持姿勢計算部44の動作を示すフローチャートである。
まず、ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST4で算出されたワーク5の位置および姿勢を参照し、バラ積みされたワーク5(以下、選択候補と称する)の中からセンサ1との距離が最も短いワーク5を選択する(ステップST51)。ここで、センサ1との距離が最も短いワーク5とは、選択候補のうち最も高い位置に積まれたワーク5である。
ワーク把持姿勢計算部44は、データベース41を参照し、蓄積された把持姿勢からある一つの把持姿勢を判定対象に設定する(ステップST52)。ここで、蓄積された把持姿勢とは、与えられた一意の把持姿勢、および当該一意の把持姿勢から学習した複数の把持姿勢から成る。ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST51で選択したワーク5を、ステップST52で設定した把持姿勢で把持する際に、把持機構3が周囲のワーク5と衝突するか否か判定を行う(ステップST53)。把持機構3が周囲のワーク5と衝突しない場合、ワーク把持姿勢計算部44はさらに、把持機構3が周囲の構造物と衝突するか否か判定を行う(ステップST54)。
ステップST54の衝突判定では、把持機構3がセンサ1が取得した計測データ内で把持姿勢を取った際に、データベース41に蓄積された把持機構3の形状モデルが、ステップST2で計測部42が取得した周辺距離データと重なる場合に把持機構3が周囲の構造物と衝突すると判定する。一方、把持機構3の形状モデルが周辺距離データと重ならない場合には把持機構3が周囲の構造物と衝突しないと判定する。
把持機構3が周囲の構造物と衝突しない場合(ステップST54;NO)、ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST52で設定した把持姿勢に向けて、移動機構2が把持機構3を搬送可能か否か判定を行う。移動機構2が把持機構3を搬送可能か否かの判定では、まず、把持操作を行う前の待機状態の把持機構3の位置および姿勢と、選択したワーク5を把持する把持機構3の位置および姿勢とをつなぐ動作経路を算出する(ステップST55)。
次に、データベース41に蓄積された移動機構2の運動学モデルを参照し、移動機構2がステップST55で算出した動作経路上を動作可能か否か判定する(ステップST56)。移動機構2が動作経路上を動作可能な場合(ステップST56;YES)、ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST52で設定した把持姿勢をワーク5を把持する姿勢として選択する(ステップST57)。その後、フローは図3のステップST6の処理に進む。
一方、把持機構3が周囲のワーク5と衝突する場合(ステップST53;YES)、把持機構3が周囲の構造物と衝突する場合(ステップST54;YES)、および移動機構2が動作経路上を動作できない場合(ステップST56;NO)、ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST51で選択したワーク5に対応する全ての把持姿勢について処理を行ったか否か判定を行う(ステップST58)。全ての把持姿勢について処理を行っていない場合(ステップST58;NO)、新たな把持姿勢を判定対象に設定し(ステップST59)、ステップST53の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、全ての把持姿勢について処理を行った場合(ステップST58;YES)、ワーク把持姿勢計算部44は現在選択しているワーク5を選択候補から除外する(ステップST60)。そして、除外後の選択候補が1以上存在するか否か判定を行う(ステップST61)。1以上存在しない場合(ステップST61;NO)には、図5のフローチャートに戻り、処理を終了する。一方、除外後の選択候補が1以上存在する場合(ステップST61;YES)、除外後の選択候補からセンサ1との距離が最も短いワーク5を選択する(ステップST62)。その後、ステップST52の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。
上述した図5および図6のフローチャートで示した処理に加えて、以下に示す処理を追加して行ってもよい。
まず、ワーク認識部43が認識した全てのワーク5に対して、ワーク把持姿勢計算部44が選択した全ての把持姿勢を、バラ積みされたワーク5の取り出しにおける把持姿勢の解とする。次に、把持機構3の中心座標からワーク5に対して所定方向に延びるベクトル(対応関係を示す情報)を作成し、作成したベクトルがワーク5の表面と交わる交点を算出する。この処理を複数のワーク5に対して行い、ワーク5に対する交点の分布を取得し、交点が最も密集する位置を算出する。次に、バラ積みされた各ワーク5それぞれについて、交点が最も密集した位置に最も近い位置に交点を有するベクトルを特定し、特定したベクトルを延ばす把持機構3の把持姿勢を、優先的に設定する把持姿勢とする。
ワーク5に対する交点の分布の取得について図7に具体例を示す。図7は、実施の形態1に係るワーク供給装置10のワーク把持姿勢計算部44の処理を示す説明図である。
図7(a)は、上述したベクトルとワーク5の表面との交点の算出の一例を示す図である。
把持機構3の中心座標Pからワーク5に対してベクトルQを作成し、作成したベクトルQがワーク5の表面において交点Rで交わることを示している。図7の例では、ワーク5の表面を三角形状の平面の集合と見なし、交点Rが算出された三角形状Sが特定される。次にベクトルQと新たなワーク5の表面との交点を算出する際に、当該三角形状Sの周囲に位置する三角形状について交差判定を行い、交点を算出する。
図7(b)は、ワーク5における交点の密集を示す図である。算出された交点の分布をワーク5の表面に示した場合に、図7(b)に示すように交点の分布Tが得られる。
上述のように算出された優先的に設定する把持姿勢を、データベース41に蓄積しておくことにより、図6のフローチャートのステップST52の処理において優先的に判定対象を設定することができる。これにより、ステップST57においてワークを把持する姿勢として選択される可能性が高まり、ワーク把持姿勢計算部44の処理時間を短縮することができる。また、バラ積みされたワーク5の把持確率を向上させることができる。これにより、安定した短いサイクルタイムでワーク5を供給することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、後工程を実現するためにユーザから与えられた一意の把持姿勢と、当該一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する複数の把持姿勢を蓄積するデータベース41と、蓄積された一意の把持姿勢および複数の把持姿勢から判定対象に設定した把持姿勢を取った際に、把持機構3が周囲の構造物と衝突するか、あるいは、移動機構2が動作経路上を動作可能か判定し、判定結果に基づいて把持姿勢を選択するワーク把持姿勢計算部44を備えるように構成したので、ワークを持ち替える動作を行うことなく、後工程の作業を実現可能な把持姿勢でワークを把持することができる。また、設定された把持姿勢を、移動機構2および把持機構3が確実に実行することができる。
また、実施の形態1によれば、ワーク把持姿勢計算部44が後工程を実現可能な把持姿勢を選択するように構成したので、後工程における作業の成功率を向上させることができる。さらに、把持工程から後工程に移行する際に、把持機構3がワーク5を持ち替える必要がなく、ワーク供給装置10の装置サイズの大型化を抑制することができる。
また、この実施の形態1によれば、ワーク把持姿勢計算部44が選択した把持姿勢を用いて、把持機構3の中心からワーク5に延びるベクトルを作成し、作成したベクトルがワーク5の表面と交わる交点の分布から、後工程を実現するために適した把持姿勢を優先的に設定する構成としたので、ワークの把持姿勢を決定する処理時間を短縮することができる。また、バラ積みされたワークの把持確率を向上させることができる。さらに、安定した短いサイクルタイムでワークを供給することができる。
なお、上述した実施の形態1では、後工程を実現するためにユーザから与えられた一意の把持姿勢と、当該一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する複数の把持姿勢との両者をデータベース41に蓄積する構成を示したが、後工程を実現する複数の把持姿勢に一意の把持姿勢が含まれている場合には、当該一意の把持姿勢をデータベース41に蓄積しなくてもよい。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、後工程を実現するためにユーザから与えられた一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する複数の把持姿勢をデータベース41に蓄積しておく構成を示したが、この実施の形態2では、当該後工程を実現するための複数の把持姿勢を情報処理部4内で計算する構成を示す。さらに、この実施の形態2のワーク供給装置では、計算した把持姿勢に基づいて行った後工程の作業が成功したか否かの判定も行う構成も備える。
図8は、実施の形態2に係るワーク供給装置10aの構成を示す図である。なお、以下では、実施の形態1に係るワーク供給装置10の構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
実施の形態2に係るワーク供給装置10aは、情報処理部4に可操作把持姿勢計算部46を追加して設け、把持機構3のグリッパ形状の部分にセンサ7を追加して設けている。また、実施の形態2のデータベース41には、実施の形態1で示した一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する複数の把持姿勢は蓄積されていないものとする。
可操作把持姿勢計算部46は、データベース41に蓄積された一意の把持姿勢に基づいて、後工程を実現する複数の把持姿勢を計算する。図9は、実施の形態2に係るワーク供給装置10aの後工程を実現する把持姿勢の計算を示す図である。
図9(a),図9(b)は、データベース41に蓄積された一意の把持姿勢を示し、図9(c)は一意の把持姿勢の動作経路を示す説明図である。図9(d)は一意の把持姿勢から計算されるその他の把持姿勢およびその動作経路を示す図である。
図9(a)は、移動機構2、把持機構3、把持機構3に把持されたワーク5のそれぞれの位置および姿勢の相対的な関係が、実施の形態1で示した「後工程を実現するために与えられた一意の把持姿勢」を満たしている。取り付け操作のため、図9(a)の状態から図9(b)の状態に移動し、ワーク5が組み付け姿勢A(図4と同一の姿勢)を取る。
図9(c)に示すように、把持機構3は、組み付けを待機している位置(以下、待機位置と称する)から、組み付け対象物100に組み付ける位置(以下、組み付け位置と称する)に移動する。待機位置の把持機構3の位置・姿勢3aと、組み付け位置の把持機構3の位置・姿勢3bとの間を補間する動作経路8は予め学習により与えられ、データベース41に蓄積されているものとする。
可操作把持姿勢計算部46は、図9(c)で示した一意の把持姿勢に対して、後工程を実現する把持工程を計算する。実施の形態1の図4で示したよう、ワーク5が組み付け姿勢Aを取るための把持姿勢は複数計算される。例えば、図9(d)に示す把持姿勢が計算される場合、可操作把持姿勢計算部46は、待機位置の把持機構3の位置・姿勢3cと、組み付け位置の把持機構3の位置・姿勢3dとの間を補間する動作経路9を推定する。さらに、可操作把持姿勢計算部46は、データベース41に蓄積された移動機構2の運動学モデル、把持機構3の形状モデル、ワーク5の形状モデルおよび後工程が行われる作業環境の形状モデルを参照し、動作経路9を経由して把持機構3が位置・姿勢3dに到達することができると判定した場合に、後工程を実現する把持姿勢とする。判定では、移動機構2が把持機構3を移動経路9を経由させて移動可能か否か、移動経路9を経由して移動する際に把持機構3、移動機構2およびワーク5がその他の構造物と衝突しないか否かが判断される。
センサ7は、後工程においてワーク5の組み付け作業が成功したか、失敗したかを判定するための情報を収集する検知手段である。例えば、ワーク5を把持する把持機構3のグリッパ形状のハンド部分の開閉量を検知するセンサ、吸着ハンド部分の吸い付き状態を検知するセンサ、ハンド部分あるいは吸着ハンド部分のワーク5の把持状態を撮像するカメラなどで構成される。センサ7が収集した情報は、後工程の作業の成功あるいは失敗を判定するための後工程成否情報としてデータベース41に蓄積される。
可操作把持姿勢計算部46はデータベース41に蓄積された後工程成否情報を参照することにより、各把持姿勢について後工程の成功率を算出可能となる。可操作把持姿勢計算部46は一意の把持姿勢から計算された複数の把持姿勢に対して、後工程の実際の成功率に基づいて重み付けを行う。重み付けに用いる値は、後工程の成功率そのものを用いてもよいし、後工程の成功率が任意の閾値以上であるか未満であるかに応じて1か0の値に正規化した値を用いてもよく、適宜構成可能である。
次に、可操作把持姿勢計算部46の動作を中心に、実施の形態2に係るワーク供給装置10aの処理動作について説明する。図10は、実施の形態2に係るワーク供給装置10aの動作を示すフローチャートである。実施の形態1と同様に、計測部42が計測した距離データに基づいてワーク5の認識を行う場合を例に説明を行う。また、図9で示した組み付け姿勢Aを実現する把持姿勢を算出するものとして説明を行う。
ワーク供給装置10aは、実施の形態1と同様にステップST1からステップST4の処理を行う。次に、ワーク把持姿勢計算部44および可操作把持姿勢計算部46は、ステップST4で算出したワーク5の位置および姿勢に基づいて、把持機構3が当該ワーク5を把持するための把持姿勢を計算する(ステップST5a)。その後、ステップST6からステップST8の処理を行い、ワーク5を供給する処理を行う。
次に、上述したステップST5aのワーク把持姿勢計算部44および可操作把持姿勢計算部46の詳細な動作を、図11Aおよび図11Bのフローチャートを参照しながら説明する。図11Aおよび図11Bは、実施の形態2に係るワーク供給装置10aのワーク把持姿勢計算部44および可操作把持姿勢計算部46の動作を示すフローチャートである。
まず、ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST4で算出されたワーク5の位置および姿勢を参照し、選択候補のワーク5の中からセンサ1との距離が最も短いワーク5を選択する(ステップST51)。ここで、センサ1との距離が最も短いワーク5とは、供給箱6内にバラ積みされたワーク5のうち最も高い位置に積まれたワーク5である。
可操作把持姿勢計算部46は、ステップST51で選択されたワーク5の組み付け姿勢Aを計算し(ステップST71)、当該組み付け姿勢Aを実現する把持機構3の一意の把持姿勢をデータベース41から読み出す(ステップST72)。ステップST72で読み出した一意の把持姿勢に基づいて、組み付け姿勢Aを実現するその他の把持姿勢候補を計算する(ステップST73)。ステップST73で計算した各把持姿勢候補から、1つの把持姿勢候補を選択し(ステップST74)、選択した把持姿勢候補によって、ワーク5を組み付け対象物に組み付ける後工程を行った場合に、組み付け待機地点と、組み付け地点との2点の間を補間する動作経路を推定する(ステップST75)。
可操作把持姿勢計算部46は、データベース41に蓄積された移動機構2の運動学モデルを参照し、移動機構2がステップST74で推定した動作経路を実現可能か否か判定する(ステップST76)。動作経路が実現可能である場合(ステップST76;YES)、可操作把持姿勢計算部46は、動作経路の各点において、データベース41に蓄積された移動機構2の形状モデル、把持機構3の形状モデル、把持しているワーク5の形状モデルそれぞれが、後工程が行われる作業環境の形状モデルと重ならないか否か判定を行う(ステップST77)。なお、判定を行う各点の位置は適宜設定可能である。
後工程が行われる作業環境の形状モデルと重なる場合(ステップST77;NO)、および上述したステップST76の判定処理において動作経路を実現できない場合(ステップST76;NO)、当該把持姿勢候補を候補から除外する(ステップST78)。その後、ステップST79の処理に進む。一方、後工程が行われる作業環境の形状モデルと重ならない場合(ステップST77;YES)、対応する把持姿勢を、後工程を実現する把持姿勢に設定する(ステップST79)。可操作把持姿勢計算部46は、ステップST73で計算した全ての把持姿勢候補について処理を行ったか否か判定を行う(ステップST80)。全ての把持姿勢候補について処理を行っていない場合(ステップST80;NO)、新たな把持姿勢候補を選択し(ステップST81)、ステップST75の処理に戻る。
一方、全ての把持姿勢候補について処理が終了した場合(ステップST80;YES)、可操作把持姿勢計算部46は、ステップST79で設定した把持姿勢、およびステップST72で読み出した一意の把持姿勢について、データベース41を参照して後工程の成功率に基づく重み付けを行う(ステップST82)。可操作把持姿勢計算部46は、ステップST82で重み付けを行った各把持姿勢を、ワーク把持姿勢計算部44に出力する(ステップST83)。
ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST83で出力された各把持姿勢に付された重みを参照し、後工程の成功率が最も高い把持姿勢を判定対象に設定する(ステップST84)。その後、ワーク把持姿勢計算部44は、ステップST53からステップST62の処理を経てワークを把持する姿勢を選択すると(ステップST57)、ステップST6の処理に進む。その後、実施の形態1と同様の処理動作を行う。なお、ステップST59の処理において、付された重みを参照し、後工程の成功率が高い順に判定対象に設定する。
なお、図11Aのフローチャートでは、ステップST77の処理において、移動機構2の形状モデル、把持機構3の形状モデル、把持しているワーク5の形状モデルそれぞれが、後工程が行われる作業環境の形状モデルと重なると判定された場合に(ステップST77;NO)、ステップST78において当該把持姿勢候補を候補から除外する処理を行ったが、以下のように構成してもよい。
後工程が行われる作業環境の形状モデルと重なると判定された場合、可操作把持姿勢計算部46は重なると判定された地点の動作経路を修正し、再度ステップST76およびステップST77の判定を行う。さらに、ステップST77の判定処理において、後工程が行われる作業環境の形状モデルと重ならないと判定されるまで処理を繰り返す、あるいは設定された回数判定処理を繰り返し行い、後工程を実現するための正確な動作経路を探索する。このように、後工程が行われる作業環境の形状モデルと重ならない動作経路を探索することにより、組み付け姿勢Aを実現する把持姿勢をより多く設定することができる。
図11Aのフローチャートでは、後工程の成功率に基づいた重み付けを行う例を示したが、当該後工程の成功率に応じた重みに加えて、実施の形態1で示した把持機構3の中心からワーク5に延びるベクトルと、ワーク5の表面とが交わる交点の分布の密集度合いを用いて優先的な把持姿勢の設定を行うように構成してもよい。この場合、成功率に応じた重みに交点の分布の密集度合いを乗算する、あるいは成功率に応じた重みに交点の分布の密集度合いを加算し、高い値を示す把持姿勢について優先的な設定を行う。
以上のように、この実施の形態2によれば、データベース41に蓄積された一意の把持姿勢に基づいて、後工程を実現する複数の把持姿勢を計算する可操作把持姿勢計算部46と、後工程の成功率を算出するための情報を収集するセンサ7とを備え、可操作把持姿勢計算部46は後工程の成功率に応じた重みに基づいて優先的に設定すべき把持姿勢を選択するように構成したので、後工程を実現する可能性の高い把持姿勢を選択することができる。また、蓄積した後工程の成功率を把持姿勢の選択に反映させることができ、後工程が実現する可能性を向上させることができる。
また、この実施の形態2によれば、可操作把持姿勢計算部46は、後工程の成功率に応じた重みに加えて、把持機構3の中心からワーク5に延びるベクトルを作成し、作成したベクトルがワーク5の表面と交わる交点の分布を考慮して優先的に設定すべき把持姿勢を選択するように構成したので、後工程を実現する可能性の高い把持姿勢を選択することができる。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2では、一意の把持姿勢から計算された後工程を実現する複数の把持姿勢を用いる構成を示したが、一意の把持姿勢から計算される把持姿勢は1以上存在すれば上述した動作を行うことができる。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,7 センサ、2 移動機構、3 把持機構、4 情報処理部、5 ワーク、6 供給箱、10,10a ワーク供給装置、41 データベース、42 計測部、43 ワーク認識部、44 ワーク把持姿勢計算部、45 制御部、46 可操作把持姿勢計算部。

Claims (7)

  1. バラ積みされたワークを把持する把持機構と、前記把持機構を搬送する移動機構と、前記ワークがバラ積みされた領域を計測するセンサとを備え、前記把持機構が把持したワークを供給対象物に供給するワーク供給装置において、
    前記センサの計測データと、予め蓄積された前記ワークの形状データとを照合し、前記ワークの位置および姿勢を算出するワーク認識部と、
    前記ワーク認識部が算出した前記ワークの位置から把持するワークを選択し、前記選択したワークの位置および姿勢と、前記ワークを前記供給対象物に供給可能に算出された前記ワークと前記把持機構との位置関係を示す複数の把持姿勢との対応付けを行い前記ワークの把持姿勢を決定するワーク把持姿勢計算部と、
    前記ワーク把持姿勢計算部が決定した前記把持姿勢に基づいて、前記移動機構および前記把持機構を制御する制御部とを備えたことを特徴とするワーク供給装置。
  2. 前記算出された複数の把持姿勢は、前記ワークを前記供給対象物に供給可能に学習された一意の把持姿勢と、当該一意の把持姿勢から算出された1以上の把持姿勢であることを特徴とする請求項1記載のワーク供給装置。
  3. 前記ワーク把持姿勢計算部は、前記ワークを前記供給対象物に供給可能に算出された複数の把持姿勢から、ある一の把持姿勢を取った場合に、前記ワークがバラ積みされた領域周辺に位置する構造物と前記把持機構とが衝突するか否か、且つ前記移動機構が前記把持機構を前記ある一の把持姿勢まで搬送可能か否かに基づいて、前記ワークの把持姿勢を決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のワーク供給装置。
  4. 前記ワーク把持姿勢計算部は、前記決定したワークの把持姿勢について、前記ワークと前記把持機構との対応関係を示す情報を取得し、取得した対応関係を示す情報を統合して得られる情報の分布を作成し、作成した分布を参照して前記ワークを前記供給対象物に供給可能に算出された複数の把持姿勢から、前記ある一の把持姿勢を決定することを特徴とする請求項3記載のワーク供給装置。
  5. 前記学習された一意の把持姿勢から、前記ワーク把持姿勢計算部が選択した前記把持するワークを、前記供給対象物に供給可能な把持姿勢の候補である把持姿勢候補を算出し、前記算出した把持姿勢候補について、前記移動機構が前記把持機構を前記供給対象物まで搬送可能か否か、前記供給対象物までの搬送過程において前記把持機構、前記移動機構および前記ワークが、他の構造物と衝突しないか否かの判定を行い、前記1以上の把持姿勢を算出する可操作把持姿勢計算部を備えたことを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のワーク供給装置。
  6. 前記可操作把持姿勢計算部は、前記供給対象物に前記ワークを供給できたか否かを示す予め蓄積された値に基づいて、前記一意の把持姿勢および前記1以上の把持姿勢に重み付けを行い、
    前記ワーク把持姿勢計算部は、前記可操作把持姿勢計算部が付した重みを参照し、前記一意の把持姿勢および前記1以上の把持姿勢から前記ある一の把持姿勢を決定することを特徴とすることを特徴とする請求項5記載のワーク供給装置。
  7. ワーク認識部が、バラ積みされたワークを計測した計測データと、予め蓄積された前記ワークの形状データとを照合し、前記ワークの位置および姿勢を算出するステップと、
    ワーク把持姿勢計算部が、前記算出したワークの位置から把持するワークを選択し、前記選択したワークの位置および姿勢と、前記ワークを前記供給対象物に供給可能に算出された前記ワークと前記把持機構との位置関係を示す複数の把持姿勢との対応付けを行い前記ワークの把持姿勢を決定するステップとを備えた把持姿勢計算方法。
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