JP2015182212A - ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法 - Google Patents

ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015182212A
JP2015182212A JP2014063229A JP2014063229A JP2015182212A JP 2015182212 A JP2015182212 A JP 2015182212A JP 2014063229 A JP2014063229 A JP 2014063229A JP 2014063229 A JP2014063229 A JP 2014063229A JP 2015182212 A JP2015182212 A JP 2015182212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
work
information
marker
robot system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014063229A
Other languages
English (en)
Inventor
工藤 真
Makoto Kudo
真 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014063229A priority Critical patent/JP2015182212A/ja
Publication of JP2015182212A publication Critical patent/JP2015182212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】作業対象に適した作業を実現することができるロボットシステムを提供すること

【解決手段】ロボットシステムは、作業を行うロボットと、マーカーと、マーカーを含む
撮像画像を撮像する撮像部と、撮像画像を用いて、ロボットを動作させる制御部と、を含
み、制御部は、撮像画像により、ワークの給材情報又は除材情報を取得する。
【選択図】図4

Description

この発明は、ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法に関する。
撮像部により撮像された撮像画像に基づいて、ロボットに所定の作業を行わせる技術が
研究・開発されている。
これに関連し、撮像画像に基づいて作業対象に対してロボットが所定の作業を行う際、
マーカーが貼付された作業対象を撮像部により撮像し、撮像された撮像画像からマーカー
の貼付位置及び傾きを検出し、検出されたマーカーの貼付位置及び傾きに基づいてロボッ
トアームの動作を補正するロボットシステムが知られている(特許文献1参照)。
また、搬送資材に表示された品質管理用の情報を示すバーコードと、ロボットアームの
位置補正のために工程設備に設置された位置補正用ビジョンマークとを画像認識手段によ
って同時に認識し、認識されたバーコードと位置補正用ビジョンマークに基づいてロボッ
トアームを動作させる資材搬送装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2001−300875号公報 特開2000−117862号公報 特開平11−198068号公報
しかしながら、従来のシステムや装置では、ロボットが作業する空間内の設置された作
業対象の給材又は除材を行う際、道具や治具、あるいはロボットが作業する空間内の物体
等に貼付されたマーカーから、その給材作業に関する情報又は除材作業に関する情報を検
出し、検出された情報に基づいて作業対象の給材又は除材を行うようにロボットを制御す
ることが考慮されていなかった。このため、従来のシステムや装置では、作業対象が変わ
るたびに、作業対象に応じた動作をロボットに行わせるためのプログラムを新たに生成す
る必要があり、作業対象を容易に変更することができないという問題があった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、作業対象に適した
作業を実現することができるロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法を提
供する。
本発明の一態様は、作業を行うロボットと、マーカーと、前記マーカーを含む撮像画像
を撮像する撮像部と、前記撮像画像を用いて、前記ロボットを動作させる制御部と、を含
み、前記制御部は、前記撮像画像により、ワークの給材情報又は除材情報を取得する、ロ
ボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムは、マーカーを含む撮像画像により、ワークの給材
情報又は除材情報を取得し、ロボットのハンドを動作させる。これにより、ロボットシス
テムは、マーカーから取得したワークの給材情報又は除材情報に基づいて作業対象に適し
た作業を実現することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記マーカーには、前記ワーク
の前記給材情報又は前記除材情報を表すパターンが設けられており、前記制御部は、前記
撮像画像から前記マーカーを検出し、検出されたマーカーから前記ワークの前記給材情報
又は前記除材情報を取得する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、撮像画像からワークの給材情報又は除材情報を
表すパターンが設けられたマーカーを検出し、検出されたマーカーからワークの給材情報
又は除材情報を取得する。これにより、ロボットシステムは、マーカーに設けられたパタ
ーンによってワークの給材情報又は除材情報をロボットに教示することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記制御部は、前記給材情報を
取得した場合、前記給材情報に基づいて前記作業として前記ワークを給材し、前記除材情
報を取得した場合、前記除材情報に基づいて前記作業として前記ワークを除材する、構成
が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、ワークの給材情報を取得した場合、ワークの給
材情報に基づいてワークを給材し、ワークの除材情報を取得した場合、ワークの除材情報
に基づいてワークを除材する。これにより、ロボットシステムは、ワークに適した給材作
業又は除材作業をロボットに行わせることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記制御部は、前記給材情報又
は前記除材情報を取得した場合、前記給材情報又は前記除材情報に基づいて前記ロボット
に前記作業を行わせるための作業ライブラリを読み込み、読み込んだ前記作業ライブラリ
に基づいて前記ロボットを動作させる、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、ワークの給材情報又は除材情報を取得した場合
、ワークの給材情報又は除材情報に基づいてロボットに作業を行わせるための作業ライブ
ラリを読み込み、読み込んだ作業ライブラリに基づいてロボットを動作させる。これによ
り、ロボットシステムは、作業対象であるワークの種類を変えた場合でも、ワークに応じ
た作業ライブラリを読み込むことによって、新たなワークに応じたプログラムを作成する
ことなくワークに適した作業をロボットに行わせることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記マーカーには、前記ロボッ
トが前記作業を行うための作業空間を示す情報を表すパターンが設けられており、前記制
御部は、前記撮像画像によりマーカーを検出し、前記作業空間を示す情報を取得し、取得
された前記作業空間を示す情報に基づいて前記作業空間において前記作業を前記ロボット
に行わせる、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、撮像画像により、作業空間を示す情報を取得し
、取得された作業空間を示す情報に基づいて作業空間において作業をロボットに行わせる
。これにより、ロボットシステムは、所望する空間においてロボットに作業を行わせるこ
とができ、その結果、不測の事故を抑制することができるのに加えて、デッドスペースを
有効に活用することができる。
また、本発明の他の態様は、作業を行うハンドと、前記ハンドを動作させる制御部と、
を含み、前記制御部は、撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、ワークの給材
情報又は除材情報を取得する、ロボットである。
この構成により、ロボットは、撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、ワー
クの給材情報又は除材情報を取得し、ハンドを動作させる。これにより、ロボットは、作
業対象に適した作業を実現することができる。
また、本発明の他の態様は、作業を行うロボットを動作させる制御装置であって、撮像
部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、前記ワークの給材情報又は除材情報を取得
する、制御装置である。
この構成により、制御装置は、撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、前記
ワークの給材情報又は除材情報を取得し、作業を行うロボットを動作させる。これにより
、制御装置は、作業対象に適した作業を実現することができる。
また、本発明の他の態様は、作業を行うロボットを動作させる制御方法であって、マー
カーを含む撮像画像を撮像することと、前記撮像画像により、前記ワークの給材情報又は
除材情報を取得することと、取得した前記給材情報又は前記除材情報を用いて、前記ロボ
ットを動作させることと、を含む制御方法である。
この構成により、制御方法は、マーカーを含む撮像画像を撮像し、撮像画像により、ワ
ークの給材情報又は除材情報を取得し、取得した給材情報又は除材情報を用いて、ロボッ
トを動作させる。これにより、制御方法は、作業対象に適した作業を実現することができ
る。
以上により、ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法は、マーカーを含
む撮像画像により、ワークの給材情報又は除材情報を取得し、ロボットのハンドを動作さ
せる。これにより、ロボットシステムは、作業対象に適した作業を実現することができる
第1実施形態に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。 マーカーMの一例を示す図である。 制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせるための処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例1に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。 第1実施形態の変形例2に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。 第2実施形態に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。 第3実施形態に係るロボットシステム2のロボット20aが行う所定の作業の様子の一例を示す図である。 第3実施形態の変形例に係るロボットシステム2のロボット20aが行う所定の作業の様子の一例を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形
態に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。
第1実施形態に係るロボットシステム1は、例えば、撮像部10と、ロボット20と、
制御装置30とを具備する。ロボットシステム1は、撮像部10により撮像された撮像画
像に基づいて制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせる。
本実施形態において所定の作業とは、ロボット20が把持部HNDによりトレーTR上
に設置されているパーツPを把持し、把持されたパーツPをトレーTRから除材すること
である。トレーTRとは、パーツを除材及び給材される際のパーツを設置する容器であり
、例えば、ビン等である。また、パーツPとは、別の物体と組み合わせることで完成品又
は半完成品とされる物体の一部又は全部であり、例えば、プラスチックや金属によって成
型された工業製品の部品である。パーツPは、ワークの一例である。
図1において、パーツPは、複数のパーツP1〜P3をまとめた総称であり、区別する
必要が無い限り、以下では複数のパーツP1〜P3をまとめてパーツPと称して説明する
。なお、所定の作業は、3個のパーツP1〜P3に対して行うのに代えて、3個未満のパ
ーツに対して行ってもよく、4個以上のパーツに対して行ってもよい。また、パーツPは
、図1において立方体形状であるが、これに代えて、ロボット20によって把持すること
が可能な他の何らかの形状であってもよい。また、所定の作業は、除材に代えて、給材で
もよく、給材の場合を実施形態2において説明する。
ロボットシステム1は、ロボット20に所定の作業を行わせる際、図1に示したように
トレーTRに貼付されたマーカーM1及びマーカーM2が撮像された撮像画像に基づいて
、ロボット20に所定の作業を行わせる。マーカーM1及びマーカーM2は、ロボットシ
ステム1に対して、パーツPに応じた所定の作業に関する情報(以下、作業情報と称する
)を教示するための二次元コードが設けられている。以下では、マーカーM1とマーカー
M2を区別する必要が無い限り、これらをまとめてマーカーMと称して説明する。
ここで、図2を参照して、マーカーMについて説明する。図2は、マーカーMの一例を
示す図である。マーカーMには、2つの領域が設けられており、一方がマーカーMの貼付
された位置を示すためのマークが設けられた領域PR、他方が前記の作業情報をロボット
システム1に教示するための二次元コードBが設けられた領域CRである。領域PRは、
さらに2つの領域が設けられており、一方が緑色の領域G、他方が赤色の領域Rである。
領域Gと領域Rは隣り合うように設けられている。
マーカーMの貼付された位置は、緑色の領域Gと赤色の領域Rの第1境界線と、緑色の
領域G(又は赤色の領域R)と領域CRの第2境界線が交わる点PPによって表される。
また、マーカーMの貼付された位置における姿勢は、第1境界線及び第2境界線の方向と
、第1境界線及び第2境界線に直交する方向との三次元ワールド座標系における座標軸に
対する傾き(回転角)によって表される。なお、以下では、説明の便宜上、マーカーMの
貼付された位置及びマーカーMの貼付された位置における姿勢を、マーカーMの位置及び
姿勢と称して説明する。ロボットシステム1は、撮像部10によりマーカーMが撮像され
た撮像画像からマーカーMを検出することで、マーカーMの位置及び姿勢を読み取ること
ができる。
また、領域CRには、前述した作業情報を表す二次元コードBが設けられている。作業
情報は、以下の1)〜5)の情報等を含む。
1)情報読込形式情報
2)パーツ関連情報
3)パーツ情報
4)動作情報
5)作業エリア情報
情報読込形式情報とは、二次元コードBからロボットシステム1が情報を読み込む際、
読み込む情報に応じた読込形式をロボットシステム1に教示するための情報等である。
パーツ関連情報とは、パーツPが設置されている容器や場所(すなわち、トレーや床、
ベルトコンベア等)を識別する配置位置識別情報や、パーツPの配置方法(例えば、バラ
積みや整列配置等)を示す配置方法情報を含む情報等である。
パーツ情報とは、パーツPの型番や種類を識別する部品識別情報や、マーカーM1及び
マーカーM2からのパーツPの相対位置及び相対姿勢を示す情報等を含む情報等である。
動作情報とは、パーツPに応じた所定の作業(本実施形態において、除材作業)を行う
ためのロボット20の動作を定義したプログラム群(以下、作業ライブラリと称する)を
識別する作業ライブラリIDを導出するためのID出力関数や、前記の作業ライブラリI
Dそのものや、作業ライブラリIDを示すための作業ライブラリ番号等を含む情報等であ
る。なお、ID出力関数とは、パーツ関連情報を引数とし、引数にパーツ関連情報を渡す
と、引数に渡されたパーツ関連情報に応じた作業ライブラリIDを出力する関数である。
作業エリア情報とは、トレーTRのサイズ等を示す情報等である。
ロボットシステム1は、マーカーM1及びマーカーM2から作業情報を読み取ることで
、パーツPに適した作業を行うことができる。従って、ユーザーは、あるパーツXに対し
てロボット20に所定の作業を行わせた後、パーツPに対してロボット20に所定の作業
を行わせたい場合、パーツXをパーツPに変えてもロボットシステム1に対して新たにパ
ーツPに応じた所定の作業用のプログラムを作成することなく、パーツX用のマーカーM
XからパーツP用のマーカーMにマーカーを貼付し直すことで、効率よく所定の作業を行
わせることができる。なお、マーカーMは、トレーTRに貼付されるのに代えて、ロボッ
ト20が作業を行う作業空間における撮像部10によって撮像可能な他の任意の場所に貼
付されてもよく、パーツP等の物体に貼付されてもよい。
撮像部10は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Ch
arge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)
等を備えたカメラである。また、撮像部10は、2台のカメラによって構成されるステレ
オカメラであるが、例えば、3台以上のカメラによって構成されてもよく、1台のカメラ
により二次元画像を撮像する構成であってもよい。なお、撮像部10は、パーツPと、ト
レーTRに貼付されたマーカーMとが含まれる範囲を撮像可能な位置に設置されている。
また、撮像部10は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケ
ーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal S
erial Bus)等の規格によって行われる。なお、撮像部10と制御装置30とは、Wi−
Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であって
もよい。
ロボット20は、制御信号を制御装置30から取得し、取得した制御信号に基づいて所
定の作業を行う。ロボット20は、例えば、把持部HND(エンドエフェクター)と、マ
ニピュレーター部MNP(マニピュレーター)と、図示しない複数のアクチュエーターを
備えた単腕ロボットである。なお、ロボットシステム1は、単腕ロボットを具備する構成
に代えて、双腕ロボットを具備する構成であってもよい。ロボットシステム1が双腕ロボ
ットを具備する構成の実施例については、第3の実施形態で説明する。
ロボット20の腕は、6軸垂直多関節型となっており、支持台とマニピュレーター部M
NPと把持部HNDとがアクチュエーターによる連携した動作よって6軸の自由度の動作
を行うことができる。なお、ロボット20の腕は、5自由度(5軸)以下で動作するもの
であってもよいし、7自由度(7軸)以上で動作するものであってもよい。また、ロボッ
ト20の把持部HNDは、物体を把持可能な爪部を備える。以下では、把持部HND及び
マニピュレーター部MNPを備えた腕によって行われるロボット20の動作について説明
する。なお、把持部HNDは、ハンドの一例である。
ロボット20は、例えばケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。
ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によ
って行われる。なお、ロボット20と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通
信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。また、ロボットシステム1で
は、ロボット20は、図1に示したようにロボット20の外部に設置された制御装置30
と接続されている構成とするが、この構成に代えて、制御装置30がロボット20に内蔵
されている構成であってもよい。
制御装置30は、ロボット20が所定の作業を行うように制御する。より具体的には、
本実施形態において、制御装置30は、撮像部10により撮像された撮像画像に基づいて
マーカーMを検出し、検出されたマーカーMからマーカーMの位置及び姿勢を示す情報と
、作業情報を読み取り、読み取られた情報に基づいて所定の作業を行うようにロボット2
0を動作させる。以下、本実施形態において、所定の作業を除材作業と称し、作業情報を
除材情報と称して説明する。なお、撮像画像上の位置とワールド座標系における位置は、
予めキャリブレーション等によって対応付けられているとする。
次に、図3を参照して、制御装置30のハードウェア構成について説明する。図3は、
制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置30は、例えば、CP
U(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部3
4を備え、通信部34を介して撮像部10、ロボット20等と通信を行う。これらの構成
要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive
)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、R
OM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、制御装置
30が処理する各種情報や画像、プログラムを格納する。なお、記憶部32は、制御装置
30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された
外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置で
ある。なお、入力受付部33は、表示部として機能してもよく、さらに、タッチパネルと
して構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネットポート等を含
んで構成される。
次に、図4を参照して、制御装置30の機能構成について説明する。図4は、制御装置
30の機能構成の一例を示す図である。制御装置30は、記憶部32と、入力受付部33
と、画像取得部35と、制御部36を備える。制御部36の機能部のうち一部又は全部は
、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することで実現
される。また、制御部36の機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Inte
gration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェ
ア機能部であってもよい。
画像取得部35は、撮像部10により撮像された撮像画像を取得する。画像取得部35
は、取得した撮像画像を制御部36に出力する。
制御部36は、マーカー検出部37と、作業情報読取部38と、処理判定部39と、ロ
ボット制御部41を備える。
マーカー検出部37は、画像取得部35から取得された撮像画像からマーカーMを検出
する。
作業情報読取部38は、マーカー検出部37により検出されたマーカーMに基づいて、
マーカーMの位置及び姿勢を示す情報と作業情報を読み取る。
処理判定部39は、作業情報読取部38により読み取られた作業情報に含まれる情報読
込形式情報が、第1読込形式と、第2読込形式と、第3読込形式のうちのいずれを示して
いるかを判定する。第1読込形式とは、動作情報がID出力関数を含み、ロボット制御部
41がパーツ関連情報とID出力関数に基づいて導出された作業ライブラリIDに該当す
る作業ライブラリを記憶部32から読み込み、読み込まれた作業ライブラリに基づいてロ
ボット20を動作させる形式である。
第2読込形式とは、動作情報が作業ライブラリIDを含み、ロボット制御部41が作業
ライブラリIDに該当する作業ライブラリを記憶部32から読み込み、読み込まれた作業
ライブラリに基づいてロボット20を動作させる形式である。
第3読込形式とは、動作情報が作業ライブラリ番号を含み、ロボット制御部41が作業
ライブラリ番号に該当する作業ライブラリIDを記憶部32から読み込み、読み込まれた
作業ライブラリIDに該当する作業ライブラリを記憶部32から読み込み、読み込まれた
作業ライブラリに基づいてロボット20を動作させる形式である。
ロボット制御部41は、処理判定部39により読込形式が第1読込形式であると判定さ
れた場合、作業情報読取部38により読み取られた作業情報に含まれる動作情報(この場
合、ID出力関数)に基づいて作業ライブラリIDを導出し、導出された作業ライブラリ
IDに基づいて作業ライブラリを読み込み、読み込まれた作業ライブラリと作業情報に基
づいてロボット20が所定の作業を行うように制御する。
また、ロボット制御部41は、処理判定部39により読込形式が第2読込形式であると
判定された場合、動作情報(この場合、作業ライブラリID)に基づいて作業ライブラリ
を読み込み、読み込まれた作業ライブラリと作業情報に基づいてロボット20が所定の作
業を行うように制御する。
また、ロボット制御部41は、処理判定部39により読込形式が第3読込形式であると
判定された場合、動作情報(この場合、作業ライブラリ番号)に基づいて作業ライブラリ
IDを読み込み、読み込まれた作業ライブラリIDに基づいて作業ライブラリを読み込み
、読み込まれた作業ライブラリと作業情報に基づいてロボット20が所定の作業を行うよ
うに制御する。
以下、図5を参照して、制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせるための処
理について説明する。図5は、制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせるため
の処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、マーカー検出部37は、画像取
得部35から撮像部10により撮像されたマーカーMを含む撮像画像を取得する(ステッ
プS100)。次に、マーカー検出部37は、取得された撮像画像からマーカーMを検出
する(ステップS110)。
次に、作業情報読取部38は、検出されたマーカーMからマーカーMの位置及び姿勢を
示す情報と作業情報を読み取る(ステップS120)。次に、処理判定部39は、作業情
報読取部38により読み取られた作業情報に含まれる情報読込形式情報に基づいて、情報
読込形式が第1読込形式か否かを判定する(ステップS130)。情報読込形式が第1読
込形式であると処理判定部39が判定した場合(ステップS130−Yes)、ロボット
制御部41は、作業情報に含まれるパーツ関連情報と動作情報(この場合、ID出力関数
)に基づいて作業ライブラリIDを導出する(ステップS140)。そして、ロボット制
御部41は、導出された作業ライブラリIDに該当する作業ライブラリを記憶部32から
読み込む(ステップS150)。
一方、情報読込形式が第1読込形式ではないと判定した場合(ステップS130−No
)、処理判定部39は、作業情報読取部38により読み取られた作業情報に含まれる情報
読込形式情報に基づいて、情報読込形式が第2読込形式か否かを判定する(ステップS1
70)。情報読込形式が第2読込形式であると処理判定部39が判定した場合(ステップ
S170−Yes)、ロボット制御部41はステップS150の処理を実行し、作業情報
に含まれる動作情報(この場合、作業ライブラリID)に該当する作業ライブラリを記憶
部32から読み込む。
一方、情報読込形式が第2読込形式ではないと処理判定部39が判定した場合(ステッ
プS170−No)、ロボット制御部41は、作業情報に含まれる動作情報(この場合、
作業ライブラリ番号)に該当する作業ライブラリIDを記憶部32から抽出する(ステッ
プS180)。そして、そして、ロボット制御部41はステップS150の処理を実行し
、抽出された作業ライブラリIDに該当する作業ライブラリを記憶部32から読み込む。
ステップS150で作業ライブラリが読み込まれた後、ロボット制御部41は、読み込
まれた作業ライブラリと、作業情報に含まれるパーツ情報及び作業エリア情報とに基づい
て、所定の作業を行うようにロボット20を制御する(ステップS160)。ここで、ロ
ボット制御部41が作業ライブラリと、作業情報に含まれるパーツ情報及び作業エリア情
報とに基づいて、所定の作業を行うようにロボット20を制御する処理について説明する
本実施形態において、作業ライブラリは、パーツ関連情報に基づいて図1に示したよう
な整列されたパーツPを除材する動作を定義したプログラム群である。また、作業ライブ
ラリは、パーツPの位置及び姿勢を示す情報やトレーTRのサイズ等を引数に持つプログ
ラム群であり、ロボット制御部41は、作業情報に含まれるパーツPの位置及び姿勢を示
す情報及びトレーTRのサイズ等を引数として作業ライブラリに渡し、その結果出力(生
成)される制御信号に基づいてロボット20を動作させる。この時、ロボット制御部41
は、パーツPの位置及び姿勢を示す情報を、マーカーMから読み取られたマーカーMの位
置及び姿勢を示す情報と、マーカーMからパーツPまでの相対位置及び相対姿勢を示すパ
ーツ情報とに基づいて算出する。
<第1実施形態の変形例1>
以下、本発明の第1実施形態の変形例1について、図面を参照して説明する。図6は、
第1実施形態の変形例1に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である
。第1実施形態の変形例1に係るロボットシステム1は、図1に示したような整列された
パーツPに対して所定の作業(すなわち、除材作業)をロボット20に行わせる構成に代
えて、図6に示したようなバラ積みされたパーツPに対してロボット20に所定の作業を
行わせる構成である。
この場合、制御部36は、マーカーMから作業情報を読み込み、読み込んだ作業情報に
基づいて、バラ積みされたパーツPを除材するためのビンピッキングをロボット20に行
わせる作業ライブラリを読み込む。また、バラ積みされたパーツPの位置及び姿勢は、予
め決められた位置及び姿勢ではないため、制御部36は、パーツPの位置及び姿勢を撮像
部10により撮像された撮像画像から検出し、検出されたパーツPの位置及び姿勢に基づ
いてロボット20により所定の作業を行う。これによって、ユーザーは、ロボット20に
除材させたいパーツを変更した場合であっても、そのパーツに応じたマーカーMをトレー
TRに貼付することによって簡易にロボット20にそのパーツに適した所定の作業を行わ
せることができる。
<第1実施形態の変形例2>
以下、本発明の第1実施形態の変形例2について、図面を参照して説明する。図7は、
第1実施形態の変形例2に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である
。第1実施形態の変形例2に係るロボットシステム1は、所定の作業として、図7に示し
たようなベルトコンベアによって所定の時間間隔で所定位置に1つずつ給材されるパーツ
Pを、ベルトコンベア上から除材する作業をロボット20に行わせる。
この場合、制御部36は、図7に示したマーカーM3からマーカーMの位置及び姿勢を
示す情報と、作業情報を読み込み、読み込んだ作業情報に基づいて、所定の時間間隔でベ
ルトコンベア上の所定位置からパーツPを除材するための作業ライブラリを読み込む。こ
れによって、ユーザーは、ベルトコンベアによって給材されるパーツであって、ロボット
20に除材させたいパーツを変更した場合であっても、そのパーツに応じたマーカーM3
をロボット20により作業が行われるエリア付近に貼付することによって簡易にロボット
20にそのパーツに適した所定の作業を行わせることができる。なお、パーツPが給材さ
れる所定位置は、マーカーM3の位置及び姿勢からの相対位置及び姿勢によってロボット
20に教示するため、マーカーM3が貼付される位置は、パーツPが給材される所定位置
から逆算された位置でなければならない。
以上説明したように、第1実施形態に係るロボットシステム1は、マーカーMを含む撮
像画像により、パーツPの除材情報を取得し、ロボットの把持部HNDを動作させる。こ
れにより、ロボットシステム1は、マーカーMから取得したパーツPの除材情報に基づい
てパーツPに適した作業を実現することができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像からパーツPの除材情報を表す二次元コードB
が設けられたマーカーMを検出し、検出されたマーカーMからパーツPの除材情報を取得
する。これにより、ロボットシステム1は、マーカーMに設けられたパターンによってパ
ーツPの除材情報をロボットに教示することができる。
また、ロボットシステム1は、パーツPのワークの除材情報を取得した場合、パーツP
の除材情報に基づいてパーツPを除材する。これにより、ロボットシステム1は、パーツ
Pに適した除材作業をロボット20に行わせることができる。
また、ロボットシステム1は、パーツPの除材情報を取得した場合、パーツPの除材情
報に基づいてロボット20に作業を行わせるための作業ライブラリを読み込み、読み込ん
だ作業ライブラリに基づいてロボット20を動作させる。これにより、ロボットシステム
1は、作業対象であるパーツPの種類を変えた場合でも、パーツPに応じた作業ライブラ
リを読み込むことによって、新たなパーツPに応じたプログラムを作成することなくパー
ツPに適した作業をロボット20に行わせることができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。図8は、第2実施形
態に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。なお、第2実施形態
では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明を省略する。第2実施形
態に係るロボットシステム1は、所定の作業として除材作業を行う構成に代えて、把持部
HNDによって把持されたパーツPをトレーTRに給材する。
図8には、すでにロボット20によって給材されたパーツP1がトレーTR上に設置さ
れており、把持部HNDにはパーツP1の次に給材されるパーツP2が把持されている状
態を示す。本実施形態において、ロボットシステム1は、第1実施形態と同様にロボット
20に所定の作業を行わせる際、図8に示したようにトレーTRに貼付されたマーカーM
が撮像された撮像画像に基づいて、ロボット20に所定の作業を行わせる。
本実施形態におけるマーカーMに設けられた二次元コードBが表す情報には、第1実施
形態における除材情報が含まれるのに代えて、給材情報が含まれる。除材情報と異なり、
給材情報には、パーツPに応じた給材作業を行うための作業ライブラリを識別する作業ラ
イブラリIDを導出するためのID出力関数や、前記の作業ライブラリIDそのものや、
作業ライブラリIDを示すための作業ライブラリ番号等を含む。
なお、ロボットシステム1は、この給材作業において把持部HNDにより把持されたパ
ーツPをトレーTRにバラ積みして給材する構成であってもよく、ベルトコンベア上の所
定位置に給材する構成であってもよい。
以上説明したように、第2実施形態に係るロボットシステム1は、マーカーMを含む撮
像画像により、パーツPの給材情報を取得し、ロボットの把持部HNDを動作させる。こ
れにより、ロボットシステム1は、マーカーMから取得したパーツPの給材情報に基づい
てパーツPに適した作業を実現することができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像からパーツPの給材情報を表す二次元コードB
が設けられたマーカーMを検出し、検出されたマーカーMからパーツPの給材情報を取得
する。これにより、ロボットシステム1は、マーカーMに設けられたパターンによってパ
ーツPの給材情報をロボットに教示することができる。
また、ロボットシステム1は、パーツPのワークの給材情報を取得した場合、パーツP
の給材情報に基づいてパーツPを給材する。これにより、ロボットシステム1は、パーツ
Pに適した給材作業をロボット20に行わせることができる。
また、ロボットシステム1は、パーツPの給材情報を取得した場合、パーツPの給材情
報に基づいてロボット20に作業を行わせるための作業ライブラリを読み込み、読み込ん
だ作業ライブラリに基づいてロボット20を動作させる。これにより、ロボットシステム
1は、作業対象であるパーツPの種類を変えた場合でも、パーツPに応じた作業ライブラ
リを読み込むことによって、新たなパーツPに応じたプログラムを作成することなくパー
ツPに適した作業をロボット20に行わせることができる。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について、図面を参照して説明する。図9は、第3実施形
態に係るロボットシステム2のロボット20aが行う所定の作業の様子の一例を示す図で
ある。なお、第3実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説
明を省略する。第3実施形態に係るロボットシステム2は、単腕のロボット20に代えて
、双腕のロボット20aにより、第1実施形態、第2実施形態と同様な所定の作業を行う
ロボットシステム2は、例えば、撮像部10と、ロボット20aと、制御装置30を具
備する。
ロボット20aは、例えば、把持部HND1と、把持部HND2と、マニピュレーター
部MNP1と、マニピュレーター部MNP2と、図示しない複数のアクチュエーターとを
、図8に示したように、それぞれの腕に備えた双腕のロボットである。
ロボット20aの各腕は、6軸垂直多関節型となっており、一方の腕が支持台とマニピ
ュレーター部MNP1と把持部HND1とがアクチュエーターによる連携した動作によっ
て6軸の自由度の動作を行うことができ、他方の腕が支持台とマニピュレーター部MNP
2と把持部HND2とがアクチュエーターによる連携した動作によって6軸の自由度の動
作を行うことができる。
なお、ロボット20aの各腕は、5自由度(5軸)以下で動作するものであってもよい
し、7自由度(7軸)以上で動作するものであってもよい。ロボット20aは、把持部H
ND1及びマニピュレーター部MNP1を備えた腕によって、第1実施形態に係るロボッ
ト20と同様の所定の作業を行うが、把持部HND2及びマニピュレーター部MNP2を
備えた腕によって所定の作業が行われてもよく、両方の腕によって所定の作業が行われて
もよい。なお、把持部HND1は、ハンドの一例である。また、ロボット20aの把持部
HND1は、パーツPを把持又は挟持可能な爪部を備える。
ロボット20aは、例えばケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている
。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格に
よって行われる。なお、ロボット20aと制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等
の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。
以上説明したように、第3実施形態に係るロボットシステム2は、双腕のロボット20
aによって、単腕のロボット20と同様の所定の作業を行うため、第1実施形態、第2実
施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態の変形例>
以下、本発明の第3実施形態の変形例について、図面を参照して説明する。図10は、
第3実施形態の変形例に係るロボットシステム2のロボット20aが行う所定の作業の様
子の一例を示す図である。第3実施形態の変形例に係るロボットシステム2は、パーツP
を把持部HND1によって把持(トレーTRから除材)し、パーツKを把持部HND2に
よって把持(トレーTRから除材)し、マーカーMによって教示された所定位置において
パーツPとパーツKを組み付け、組み付けられた完成品をマーカーMによって教示された
完成品置場へと配置(給材)する。本実施形態における所定の作業とは、これらの一連の
作業を示す。なお、パーツKとは、パーツPと組み合わせることで完成品又は半完成品と
される物体の一部又は全部であり、例えば、プラスチックや金属によって成型された工業
製品の部品である。パーツPとパーツKは、それぞれワークの一例である。
第3実施形態の変形例におけるマーカーMに設けられた二次元コードBは、以下の1a
)〜5a)の情報等を含む。
1a)情報読込形式情報
2a)パーツ関連情報
3a)パーツ情報
4a)動作情報
5a)作業エリア情報
6a)組付作業空間情報
ここで、1a)〜5a)の各情報は、第1実施形態において説明したものと同様である
ため、説明を省略する。
組付作業空間情報とは、例えば、ワールド座標系における立方体の各頂点を示す座標で
あって、ロボット20が把持部HND1及び把持部HND2によって作業が可能な空間内
における組付作業を行うための空間の各頂点を示す座標である。なお、これらの座標値は
、マーカーMの位置からの相対座標である。組付作業を行うための空間は、作業空間の一
例である。また、組付作業空間情報は、作業空間を示す情報の一例である。
制御装置30の制御部36は、マーカーMから組付作業空間情報を読み込むことで、組
付作業空間情報が示す組付作業を行うための空間内において所定の作業をロボット20に
行わせる。これにより、ロボットシステム2は、所定の作業をユーザーが所望する空間(
例えば、ロボット20の周囲で作業を行う人に危険が及ばないような空間)において行う
ことができる。
以上説明したように、第3実施形態の変形例に係るロボットシステム2は、マーカーM
が示す組付作業空間において所定の作業を行う。これにより、ロボットシステム2は、ユ
ーザーが所望する空間においてロボット20aに作業を行わせることができ、その結果、
不測の事故を抑制することができるのに加えて、デッドスペースを有効に活用することが
できる。
なお、以上に説明したロボットシステム1、2における任意の構成部の機能を実現する
ためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラム
をコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう
「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウ
ェアを含むものとする。
また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁
気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬
媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワー
クや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアン
トとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory
)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシ
ステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータ
ーシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インタ
ーネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を
伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい
。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録さ
れているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プロ
グラム)であってもよい。
1、2 ロボットシステム、10 撮像部、20、20a ロボット、30 制御装置、
31 CPU、32 記憶部、33 入力受付部、34 通信部、35 画像取得部、3
6 制御部、37 マーカー検出部、38 作業情報読取部、39 処理判定部、40
ライブラリ読込部、41 ロボット制御部

Claims (8)

  1. 作業を行うロボットと、
    マーカーと、
    前記マーカーを含む撮像画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像画像を用いて、前記ロボットを動作させる制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記撮像画像により、ワークの給材情報又は除材情報を取得する、
    ロボットシステム。
  2. 請求項1に記載のロボットシステムであって、
    前記マーカーには、前記ワークの前記給材情報又は前記除材情報を表すパターンが設け
    られており、
    前記制御部は、前記撮像画像から前記マーカーを検出し、検出されたマーカーから前記
    ワークの前記給材情報又は前記除材情報を取得する、
    ロボットシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、前記給材情報を取得した場合、前記給材情報に基づいて前記作業として
    前記ワークを給材し、前記除材情報を取得した場合、前記除材情報に基づいて前記作業と
    して前記ワークを除材する、
    ロボットシステム。
  4. 請求項1から3のうちいずれか一項に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、前記給材情報又は前記除材情報を取得した場合、前記給材情報又は前記
    除材情報に基づいて前記ロボットに前記作業を行わせるための作業ライブラリを読み込み
    、読み込んだ前記作業ライブラリに基づいて前記ロボットを動作させる、
    ロボットシステム。
  5. 請求項1から4のうちいずれか一項に記載のロボットシステムであって、
    前記マーカーには、前記ロボットが前記作業を行うための作業空間を示す情報を表すパ
    ターンが設けられており、
    前記制御部は、前記撮像画像によりマーカーを検出し、前記作業空間を示す情報を取得
    し、取得された前記作業空間を示す情報に基づいて前記作業空間において前記作業を前記
    ロボットに行わせる、
    ロボットシステム。
  6. 作業を行うハンドと、
    前記ハンドを動作させる制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、ワークの給材情報又は除材情報を取
    得する、
    ロボット。
  7. 作業を行うロボットを動作させる制御装置であって、
    撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、ワークの給材情報又は除材情報を取
    得する、
    制御装置。
  8. 作業を行うロボットを動作させる制御方法であって、
    マーカーを含む撮像画像を撮像することと、
    前記撮像画像により、ワークの給材情報又は除材情報を取得することと、
    取得した前記給材情報又は前記除材情報を用いて、前記ロボットを動作させることと、
    を含む制御方法。
JP2014063229A 2014-03-26 2014-03-26 ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法 Pending JP2015182212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063229A JP2015182212A (ja) 2014-03-26 2014-03-26 ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063229A JP2015182212A (ja) 2014-03-26 2014-03-26 ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015182212A true JP2015182212A (ja) 2015-10-22

Family

ID=54349354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014063229A Pending JP2015182212A (ja) 2014-03-26 2014-03-26 ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015182212A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017144534A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 ワークホルダ及びこのワークホルダ保持具を用いた加工システム
JP2019029021A (ja) * 2017-07-30 2019-02-21 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 学習データセット作製方法、並びに、物体認識及び位置姿勢推定方法
JPWO2021144911A1 (ja) * 2020-01-16 2021-07-22
WO2023243001A1 (ja) * 2022-06-15 2023-12-21 ファナック株式会社 ロボットプログラミング装置及びロボットプログラミングシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017144534A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 ワークホルダ及びこのワークホルダ保持具を用いた加工システム
JP2019029021A (ja) * 2017-07-30 2019-02-21 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 学習データセット作製方法、並びに、物体認識及び位置姿勢推定方法
JPWO2021144911A1 (ja) * 2020-01-16 2021-07-22
WO2021144911A1 (ja) * 2020-01-16 2021-07-22 オムロン株式会社 プログラム生成装置、プログラム生成方法、及び生成プログラム
JP7260001B2 (ja) 2020-01-16 2023-04-18 オムロン株式会社 プログラム生成装置、プログラム生成方法、及び生成プログラム
WO2023243001A1 (ja) * 2022-06-15 2023-12-21 ファナック株式会社 ロボットプログラミング装置及びロボットプログラミングシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10350768B2 (en) Control device, robot, and robot system
US10532461B2 (en) Robot and robot system
JP6380828B2 (ja) ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法
JP6379687B2 (ja) ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法
JP6771744B2 (ja) ハンドリングシステム及びコントローラ
US20170277167A1 (en) Robot system, robot control device, and robot
US20170203434A1 (en) Robot and robot system
CN105269582B (zh) 机器人、机器人系统以及控制方法
JP6699097B2 (ja) ロボット及び制御装置
JP2018192592A (ja) ワーク取出しシステム
JP5223407B2 (ja) 冗長ロボットの教示方法
JP2015182212A (ja) ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法
JP5879704B2 (ja) ロボット制御装置、物品取り出しシステム、プログラムおよびロボットの制御方法
US20150343642A1 (en) Robot, robot system, and control method
US20180215044A1 (en) Image processing device, robot control device, and robot
CN114714333B (zh) 用于更换夹持器设备上的工具的系统
US20160306340A1 (en) Robot and control device
US10369703B2 (en) Robot, control device, and robot system
JP2017042897A (ja) ロボットシステム、ロボット、及びロボット制御装置
JP2016175162A (ja) ロボット、制御装置、及び制御方法
JP6455869B2 (ja) ロボット、ロボットシステム、制御装置、及び制御方法
JP2015157343A (ja) ロボット、ロボットシステム、制御装置、および制御方法
JP2015182211A (ja) ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法
JP6708142B2 (ja) ロボットの制御装置
JP2016013590A (ja) 教示装置、及びロボットシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160627