JP2015182211A - ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法 - Google Patents

ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法 Download PDF

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JP2015182211A JP2014063228A JP2014063228A JP2015182211A JP 2015182211 A JP2015182211 A JP 2015182211A JP 2014063228 A JP2014063228 A JP 2014063228A JP 2014063228 A JP2014063228 A JP 2014063228A JP 2015182211 A JP2015182211 A JP 2015182211A
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Abstract

【課題】広範な道具に適した作業を行うことができるロボットシステムを提供すること。【解決手段】ロボットシステムは、作業を行うロボットと、マーカーと、マーカーを含む撮像画像を撮像する撮像部と、撮像画像を用いて、ロボットを動作させる制御部と、を含み、制御部は、撮像画像により、作業においてロボットが使用する道具の情報を取得する。【選択図】図4

Description

この発明は、ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法に関する。
撮像部により撮像された撮像画像に基づいて、ロボットに所定の作業を行わせる技術が
研究・開発されている。
これに関連し、撮像画像に基づいて作業対象に対してロボットが所定の作業を行う際、
マーカーが貼付された作業対象を撮像部により撮像し、撮像された撮像画像からマーカー
の貼付位置及び傾きを検出し、検出されたマーカーの貼付位置及び傾きに基づいてロボッ
トアームの動作を補正するロボットシステムが知られている(特許文献1、2参照)。
また、搬送資材に表示された品質管理用の情報を示すバーコードと、ロボットアームの
位置補正のために工程設備に設置された位置補正用ビジョンマークとを画像認識手段によ
って同時に認識し、認識されたバーコードと位置補正用ビジョンマークに基づいてロボッ
トアームを動作させる資材搬送装置が知られている(特許文献3参照)。
特開2001−300875号公報 特開2000−117862号公報 特開平11−198068号公報
しかしながら、従来のシステムや装置では、道具や治具、あるいはロボットが作業する
空間内の物体等に貼付されたマーカーから、その道具の情報を検出し、検出された情報に
基づいて前記の道具を利用する所望の動作を行うようにロボットを制御することが考慮さ
れていなかった。このため、従来のシステムや装置では、道具が変わるたびに、その道具
を利用する所望の動作に応じたプログラムを新たに生成する必要があり、道具を容易に変
更することができないという問題があった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、道具に適した作業
を遂行することができるロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法を提供す
る。
本発明の一態様は、作業を行うロボットと、マーカーと、前記マーカーを含む撮像画像
を撮像する撮像部と、前記撮像画像を用いて、前記ロボットを動作させる制御部と、を含
み、前記制御部は、前記撮像画像により、前記作業において前記ロボットが使用する道具
の情報を取得する、ロボットシステムである。
この構成により、ロボットシステムは、撮像画像により、作業においてロボットが使用
する道具の情報を取得し、ロボットのハンドを動作させる。これにより、ロボットシステ
ムは、道具に適した作業を遂行することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記マーカーは、前記道具と、
前記道具により作業が行われる作業対象と、前記ロボットが作業を行う空間内の物体との
うち少なくともいずれか1つに貼付されている、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、道具と、道具により作業が行われる作業対象と
、ロボットが作業を行う空間内の物体とのうち少なくともいずれか1つに貼付されている
マーカーを含む撮像画像により、作業においてロボットが使用する道具の情報を取得する
。これにより、ロボットシステムは、ロボットが行う作業に適した所に貼付されたマーカ
ーから道具の情報を取得することができ、その結果、道具に適した作業を遂行することが
できる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記マーカーには、前記道具の
情報を表すパターンが設けられており、前記制御部は、前記撮像画像に含まれる前記パタ
ーンに基づいて前記道具の情報を取得する、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、撮像画像に含まれるマーカーに設けられた道具
の情報を表すパターンに基づいて道具の情報を取得する。これにより、ロボットシステム
は、道具の情報を表すパターン応じて道具に適した作業を遂行することができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記作業は、前記ロボットによ
る前記道具を使用した作業であり、前記道具の情報は、前記ロボットによる前記道具を使
用した作業に関する情報を含み、前記制御部は、前記道具の情報に基づいて、前記作業を
行うようにロボットを動作させる、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、道具の情報に基づいて、作業を行うようにロボ
ットを動作させる。これにより、ロボットシステムは、道具の情報に含まれる作業に関す
る情報に基づいてロボットを動作させることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記制御部は、前記撮像画像を
用いて、ビジュアルサーボで前記ロボットを動作させる、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、撮像画像を用いて、ビジュアルサーボでロボッ
トを動作させる。これにより、ロボットシステムは、ビジュアルサーボによって道具に適
した作業をロボットに行わせることができる。
また、本発明の他の態様は、ロボットシステムおいて、前記制御部は、前記撮像画像を
用いて、パターンマッチングで前記ロボットを動作させる、構成が用いられてもよい。
この構成により、ロボットシステムは、撮像画像を用いて、パターンマッチングでロボ
ットを動作させる。これにより、ロボットシステムは、パターンマッチングによって道具
に適した作業をロボットに行わせることができる。
また、本発明の他の態様は、作業を行うハンドと、前記ハンドを動作させる制御部と、
を含み、前記制御部は、撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、前記作業にお
いて前記ハンドが把持する道具の情報を取得する、ロボットである。
この構成により、ロボットは、撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、作業
においてハンドが把持する道具の情報を取得し、ロボットのハンドを動作させる。これに
より、ロボットは、道具に適した作業を遂行することができる。
また、本発明の他の態様は、作業を行うロボットを動作させる制御装置であって、撮像
部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、前記作業において前記ロボットが使用する
道具の情報を取得する、制御装置である。
この構成により、制御装置は、撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、作業
においてロボットが使用する道具の情報を取得し、作業を行うロボットのハンドを動作さ
せる。これにより、制御装置は、道具に適した作業を遂行することができる。
また、本発明の他の態様は、作業を行うロボットを動作させる制御方法であって、マー
カーを含む撮像画像を撮像することと、前記撮像画像により、前記作業において前記ロボ
ットが使用する道具の情報を取得することと、取得した前記情報を用いて、前記ロボット
を動作させることと、を含む制御方法である。
この構成により、制御方法は、マーカーを含む撮像画像を撮像し、撮像画像により、作
業においてロボットが使用する道具の情報を取得し、取得した情報を用いて、ロボットの
ハンドを動作させる。これにより、制御方法は、道具に適した作業を遂行することができ
る。
以上により、ロボットシステム、ロボット、制御装置、及び制御方法は、撮像画像によ
り、作業においてロボットが使用する道具の情報を取得し、ロボットのハンドを動作させ
る。これにより、ロボットシステムは、道具に適した作業を遂行することができる。
第1実施形態に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。 マーカーMの一例を示す図である。 制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせるための処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図である。 第3実施形態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図である。 第4実施形態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図である。 第5実施形態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図である。 第6実施形態に係るロボットシステム2のロボット20aが所定の作業を行う様子の一例を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形
態に係るロボットシステム1が稼働する様子の一例を示す図である。
第1実施形態に係るロボットシステム1は、例えば、撮像部10と、ロボット20と、
制御装置30を具備する。ロボットシステム1では、撮像部10により撮像された撮像画
像に基づいて、制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせる。
所定の作業とは、ロボット20が把持したツールTによって作業対象Oに対して行われ
る各種作業を示す。ロボットシステム1は、そのような各種作業の一例として、図1に示
したようなロボット20が把持した電動ドライバー(ツールTの一例であり、以下、電動
ドライバーTと称する)の先端SCをネジ(作業対象Oの一例であり、以下、ネジOと称
する)のネジ頭GP1に組み付け、その後、電動ドライバーTとともにネジOを所定の位
置まで移動させる動作をロボット20に行わせる。なお、電動ドライバーTの先端は永久
磁石によって形成されており、ネジOは金属製であるとし、電動ドライバーTの先端SC
とネジOが組み付けられると、ネジOが磁力によって電動ドライバーTの先端SCに吸着
されるものとする。所定の作業の例はこれに限られず、他の例の一部を第2〜第5実施形
態において説明する。
撮像部10は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Ch
arge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)
等を備えたカメラである。また、撮像部10は、2台のカメラによって構成されるステレ
オカメラであるが、例えば、3台以上のカメラによって構成されてもよく、1台のカメラ
により二次元画像を撮像する構成であってもよい。
撮像部10は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブル
を介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial
Bus)等の規格によって行われる。なお、撮像部10と制御装置30とは、Wi−Fi
(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよ
い。
撮像部10は、ロボット20と、ロボット20が把持するツールTと、ロボット20が
把持するツールTにより作業が行われる作業対象Oと、作業対象Oを給材する給材装置S
Bに貼付されたマーカーMとが含まれる範囲を撮像可能な位置に設置されている。なお、
マーカーMは、給材装置SBに貼付されるのに代えて、ロボット20が作業を行う作業空
間における撮像部10によって撮像可能な任意の場所に貼付されてもよい。
ツールTは、ロボット20が把持部HNDによって扱うことが可能な道具であり、例え
ば、上述したように本実施形態においては電動ドライバーであるが、これに代えて、何ら
かの装置を操作するためのレバーやスイッチ、Eリングホルダー等でもよい。なお、本実
施形態においては、区別する必要が無い限り、説明の便宜上、ツールTを電動ドライバー
Tと称して説明する。また、以下では、電動ドライバーTは、予めロボット20の把持部
HNDに把持されていることを前提として説明する。
作業対象Oは、把持部HNDがツールTによって作業が行われる対象であり、本実施形
態において、磁石に吸着される金属製のネジである。なお、本実施形態においては、区別
する必要が無い限り、説明の便宜上、作業対象OをネジOと称して説明する。
給材装置SBは、図1に示した位置SPPからネジOが除材されるたびに、内部に格納
されたネジOを位置SPPに配置(給材)する。給材装置SBには、マーカーMが貼付さ
れている。給材装置SBは、ロボットが作業を行う空間内の物体の一例である。
マーカーMは、マーカーMが貼付された位置を示す情報と、ロボット20が把持部HN
Dによって把持しているツールTの情報と、を表すパターンが表面に設けられている。こ
こで、図2を参照して、マーカーMについて説明する。図2は、マーカーMの一例を示す
図である。マーカーMの表面は、図2に示した領域PRと領域CRに分けられる。領域P
Rには、マーカーMが貼付された位置を示すマークが描かれている。マーカーMが貼付さ
れた位置を示すマークは、図2に示したように緑色の領域Gと赤色の領域Rが隣り合うよ
うに設けられたマークである。
緑色の領域Gと赤色の領域Rの境界線と、緑色の領域G(又は赤色の領域R)と領域C
Rの境界線が交わる点PPの位置は、マーカーMが貼付された位置を表す。また、それら
2本の境界線の方向と、境界線同士に直交する方向との三次元ワールド座標系における座
標軸に対する傾き(回転角)は、マーカーMの姿勢を表す。ロボットシステム1は、撮像
部10によりマーカーMが撮像された撮像画像から点PPの位置をマーカーMが貼付され
た位置として検出する。なお、以下では、説明の便宜上、マーカーMが貼付された位置を
マーカーMの位置と称して説明する。
また、領域CRには、ロボット20が把持部HNDによって把持しているツールTの情
報を表す二次元コードBが設けられている。ロボット20が把持部HNDによって把持し
ているツールTの情報は、例えば、以下の1)〜5)の情報等を含む。
1)ツールTの識別情報
2)ツールTの目標位置姿勢情報
3)ツールTの待機位置姿勢情報
4)ツールTに対するアプローチ情報
5)ツールTに対する把持情報
ツールTの識別情報とは、例えば、ツールの種類(プラスの電動ドライバーやマイナス
の電動ドライバー、Eリングホルダー等)やツールの型式(型番やID等)を示す情報で
ある。
ツールTの目標位置姿勢情報とは、例えば、把持部HNDにより把持されたツールTに
よって作業が行われる作業点(以下、目標位置と称する)に到達した時にツールTの位置
及び姿勢を示す情報であって、マーカーMと作業点におけるツールTとの間の相対的な位
置関係及び姿勢関係を示す情報である。なお、以下では、対象物Xの位置及び姿勢が、対
象物Xに予め決められた点の三次元ワールド座標系における座標及び座標軸に対する傾き
(回転角)によって表されるものとして説明する。また、本実施形態において、作業点と
は、ネジOのネジ頭GP1を示す。また、ツールTの位置及び姿勢は、ツールTに予め決
められた点(例えば、電動ドライバーTの先端SC等)において定義されるものとする。
ツールTの待機位置姿勢情報とは、例えば、把持部HNDにより把持されたツールTの
位置及び姿勢を示す情報であって、ロボット20が所定の作業を終了した後にツールTを
移動させる移動先(本実施形態において、待機位置と称する)におけるツールTの位置及
び姿勢を示す情報である。
ツールTに対するアプローチ情報とは、例えば、把持部HNDにより把持されたツール
Tをロボット20が前記の作業点まで移動させる際における、ツールTが作業対象Oに近
づくまでの移動速度と、近づいてからの移動速度とを示す情報等である。ロボットシステ
ム1は、ツールTに近づいたか否かの判定を、例えば、撮像部10により撮像された撮像
画像に基づいて、ツールTと作業対象Oの間の距離が所定の閾値未満であるか否かを判定
することで行う。なお、ツールTに対するアプローチ情報は、ツールTの位置及び姿勢に
応じた複数の情報を含んでいてもよい。
ツールTに対する把持情報とは、例えば、把持部HNDによりツールTを把持する際に
ツールTに加える力の大きさ(強、中、弱や、加える力の値等)等を示す情報である。な
お、ツールTに対する把持情報は、ツールTの位置及び姿勢に応じた複数の情報を含んで
いてもよい。
なお、ツールTの情報には、上記のような1)〜5)の情報が含まれるが、これに加え
て、ツールTの種類や型式に応じた他の情報を含んでもよい。なお、ツールTの情報は、
道具の情報の一例である。また、本実施形態において、ロボット20は、予め電動ドライ
バーTを把持している状態を前提として説明してきたが、ロボット20が電動ドライバー
Tを把持する動作が所定の作業に含まれている場合、所定の作業に関する情報には、電動
ドライバーT(すなわち、ツールT)の予め決められた基準位置から、電動ドライバーT
が把持される把持位置までの相対的な位置関係を示す情報が含まれているものとする。
二次元コードBは、例えば、白と黒のパターンによって12ビットの情報を表すことが
でき、この12ビットの情報として上記のツールTの情報を表す。二次元コードBは、制
御装置30によって解読可能な専用のパターンであるとするが、これに代えて、QRコー
ド(登録商標)やバーコード等であってもよい。また、二次元コードBは、12ビットの
情報としてツールTの情報を表すのに代えて、12ビット以上の情報としてツールTの情
報を表してもよく、12ビット未満の情報としてツールTの情報を表してもよい。なお、
二次元コードBは、道具の情報を表すパターンの一例である。
ロボット20は、制御信号を制御装置30から取得し、取得した制御信号に基づいて所
定の作業を行う。ロボット20は、例えば、把持部HND(エンドエフェクター)と、マ
ニピュレーター部MNP(マニピュレーター)と、図示しない複数のアクチュエーターを
備えた単腕ロボットである。なお、ロボットシステム1は、単腕ロボットを具備する構成
に代えて、双腕ロボットを具備する構成であってもよい。ロボットシステム1が双腕ロボ
ットを具備する構成の実施例については、第6の実施形態で説明する。
ロボット20の腕は、6軸垂直多関節型となっており、支持台とマニピュレーター部M
NPと把持部HNDとがアクチュエーターによる連携した動作よって6軸の自由度の動作
を行うことができる。なお、ロボット20の腕は、5自由度(5軸)以下で動作するもの
であってもよいし、7自由度(7軸)以上で動作するものであってもよい。また、ロボッ
ト20の把持部HNDは、物体を把持可能な爪部を備える。以下では、把持部HND及び
マニピュレーター部MNPを備えた腕によって行われるロボット20の動作について説明
する。なお、把持部HNDは、ハンドの一例である。
ロボット20は、例えばケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。
ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によ
って行われる。なお、ロボット20と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通
信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。また、ロボットシステム1で
は、ロボット20は、図1に示したようにロボット20の外部に設置された制御装置30
と接続されている構成とするが、この構成に代えて、制御装置30がロボット20に内蔵
されている構成であってもよい。
制御装置30は、ロボット20が所定の作業を行うように制御する。より具体的には、
本実施形態において、制御装置30は、撮像部10により撮像された撮像画像に基づいて
マーカーMを検出し、検出されたマーカーMからマーカーMの位置及び姿勢を示す情報と
、ツールTの情報を読み込み、読み込んだ情報に基づいて所定の作業を行うようにロボッ
ト20を動作させる。
次に、図3を参照して、制御装置30のハードウェア構成について説明する。図3は、
制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置30は、例えば、CP
U(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部3
4を備え、通信部34を介して撮像部10、ロボット20等と通信を行う。これらの構成
要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive
)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、R
OM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、制御装置
30が処理する各種情報や画像、プログラムを格納する。なお、記憶部32は、制御装置
30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された
外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置で
ある。なお、入力受付部33は、表示部として機能してもよく、さらに、タッチパネルと
して構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネットポート等を含
んで構成される。
次に、図4を参照して、制御装置30の機能構成について説明する。図4は、制御装置
30の機能構成の一例を示す図である。制御装置30は、記憶部32と、入力受付部33
と、画像取得部35と、制御部36を備える。制御部36の機能部のうち一部又は全部は
、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することで実現
される。また、制御部36の機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Inte
gration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェ
ア機能部であってもよい。
画像取得部35は、撮像部10により撮像された撮像画像を取得する。画像取得部35
は、取得した撮像画像を制御部36に出力する。
制御部36は、マーカー情報読取部37と、ツール位置姿勢検出部38と、ロボット制
御部41を備える。
マーカー情報読取部37は、画像取得部35から取得された撮像画像に基づいて、撮像
画像上のマーカーMを検出し、検出されたマーカーMからマーカーMの位置及び姿勢を示
す情報と、ツールTの情報を読み取る。なお、撮像画像上の位置とワールド座標系におけ
る位置は、予めキャリブレーション等によって対応付けられているとする。
ツール位置姿勢検出部38は、画像取得部35から取得された撮像画像に基づいて、ツ
ールTの位置及び姿勢(本実施形態において、前述した電動ドライバーTの先端SCの位
置及び姿勢)を検出する。
ロボット制御部41は、マーカー情報読取部37により読み取られたマーカーMの位置
及び姿勢を示す情報と、ツールTの情報とに基づいてロボット20を制御する制御信号を
生成し、生成された制御信号をロボット20に出力する。
以下、図5を参照して、制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせるための処
理について説明する。図5は、制御装置30がロボット20に所定の作業を行わせるため
の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5に示した「マーカー情報」
とは、マーカーMから読み取られる情報を示す。まず、マーカー情報読取部37は、画像
取得部35から撮像画像を取得する(ステップS100)。次に、マーカー情報読取部3
7は、ステップS100で取得された撮像画像からマーカーMを検出し、検出されたマー
カーMに基づいてマーカーMの位置及び姿勢を検出し、さらに、ツールT(本実施形態に
おいて、電動ドライバーT)の情報を読み取る(ステップS110)。
次に、ツール位置姿勢検出部38は、ステップS100で取得された撮像画像に基づい
て、ツールTの位置及び姿勢を検出する(ステップS120)。次に、ロボット制御部4
1は、ステップS110で検出されたマーカーMの位置及び姿勢と、ステップS110で
読み取られたツールTの情報と、ステップS120で検出されたツールTの位置及び姿勢
とに基づいて、ロボット20に所定の作業を行わせる(ステップS130)。
ここで、ロボット制御部41がロボット20に所定の作業を行わせる処理について説明
する。ロボット制御部41は、マーカーMの位置及び姿勢と、ツールTの情報に含まれる
ツールTの目標位置姿勢情報(マーカーMと目標位置におけるツールTとの間の相対的な
位置関係及び姿勢関係を示す情報)に基づいて、ワールド座標系での目標位置におけるツ
ールTの位置及び目標姿勢を算出する。そして、ロボット制御部41は、ステップS12
0で検出されたツールTの位置及び姿勢が、算出されたワールド座標系での目標位置にお
けるツールTの位置及び座標に一致するように把持部HNDを動作させる。この時、ロボ
ット制御部41は、ツールTの情報に含まれるツールTに対するアプローチ情報及びツー
ルTに対する把持情報に基づいて、把持部HNDを動かす速度やツールTを把持する強さ
を調整しながら把持部HNDを動作させる。
また、ロボット制御部41は、ツールTの位置及び姿勢が目標位置におけるツールTの
位置及び姿勢に一致するように把持部HNDを動かした後、ステップS110で読み取ら
れたツールTの情報に含まれるツールTの待機位置姿勢情報に基づいて、ツールTの位置
及び姿勢が待機位置及び待機姿勢に一致するように把持部HNDを動作させる。
すなわち、本実施形態において、ロボット制御部41は、電動ドライバーTの先端SC
をネジOのネジ頭GP1(目標位置)に組み付け、その後、磁力によって電動ドライバー
Tの先端SCに吸着されたネジOを電動ドライバーTとともに給材装置SBから除材し、
待機位置まで移動させる。
このように、制御部36は、マーカー情報読取部37がマーカーMからツールTの情報
を読み取ることで、ツールTに応じた所定の作業をロボット20に行わせることができる
。その結果として、ロボットシステム1は、ロボット20が扱う道具を変更したとしても
、新たにロボット20を制御するためのプログラムを作成する代わりにツールTに応じた
マーカーMを用意することによって作業を継続することができ、マーカーMを使わない場
合と比べて効率的な作業を行うことができる。
なお、ロボット制御部41は、撮像画像から検出されたマーカーMに基づいて、ツール
Tの位置及び姿勢や目標位置及び目標姿勢、待機位置及び待機姿勢等を示す情報を読み取
り、読み取られた情報に基づいて所定の作業をロボット20に行わせる構成としたが、こ
れに代えて、例えば、マーカーMから読み取られた情報とビジュアルサーボによって所定
の作業をロボット20に行わせる構成や、マーカーMから読み取られた情報と、撮像部1
0により撮像された撮像画像に基づいたパターンマッチングとによって所定の作業をロボ
ット20に行わせる構成等、マーカーMから読み取られた情報と組み合わせることが可能
な他の何らかの手法によって所定の作業をロボット20に行わせる構成であってもよい。
また、制御部36は、何らかの理由によって給材装置SBに作業対象Oが給材されてい
ない状態の場合(例えば、在庫切れ状態等の場合)、撮像部10により撮像された撮像画
像に基づいて、その状態を検出してエラーを示す情報を表示部に表示させることや、アラ
ートをスピーカーから吹鳴させることや、赤色灯のようなランプを明滅させること等を行
わせるアラート制御部を備えていてもよい。その場合、ロボット制御部41は、作業対象
Oが給材されていない状態を検出すると、所定の作業を中断し、ツールTを待機位置及び
待機姿勢になるように移動させるとする。
また、マーカーMの二次元コードBは、マーカーMやマーカーMが貼付された装置、治
具、ツール等を識別する識別IDを示す情報を表す構成であってもよい。その場合、制御
部36は、撮像部10により撮像された撮像画像からマーカーMを検出し、検出されたマ
ーカーMから前記の識別IDを読み取る。そして、制御部36は、記憶部32に予め記憶
された識別ID毎に応じたツールTの情報を読み込み、読み込んだツールTの情報に基づ
いてロボット20に所定の作業を行わせる構成とする。
以上説明したように、第1実施形態に係るロボットシステム1は、撮像画像により、所
定の作業においてロボット20が使用するツールTの情報を取得し、ロボット20の把持
部HNDを動作させる。これにより、ロボットシステム1は、道具に適した作業を遂行す
ることができる。
また、ロボットシステム1は、ロボット20が所定の作業を行う空間に位置する給材装
置SBに貼付されているマーカーMを含む撮像画像により、所定の作業においてロボット
20が使用するツールTの情報を取得する。これにより、ロボットシステム1は、ロボッ
ト20が行う所定の作業に適した所に貼付されたマーカーMからツールTの情報を取得す
ることができ、その結果、道具に適した作業を遂行することができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像に含まれるマーカーMに設けられたツールTの
情報を表すパターンに基づいてツールTの情報を取得する。これにより、ロボットシステ
ム1は、ツールTの情報を表すパターンによって広範な道具の情報に応じて道具に適した
作業を遂行することができる。
また、ロボットシステム1は、ツールTの情報に基づいて、所定の作業を行うようにロ
ボット20を動作させる。これにより、ロボットシステム1は、ツールTの情報に含まれ
る各種情報に基づいてロボットを動作させることができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像を用いて、ビジュアルサーボでロボット20を
動作させる。これにより、ロボットシステム1は、ビジュアルサーボによって道具に適し
た作業をロボットに行わせることができる。
また、ロボットシステム1は、撮像画像を用いて、パターンマッチングでロボット20
を動作させる。これにより、ロボットシステム1は、パターンマッチングによって道具に
適した作業をロボット20に行わせることができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。図6は、第2実施形
態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図であ
る。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明
を省略する。第2実施形態に係るロボットシステム1は、ツールT及びツールTによって
作業が行われる作業対象に貼付されたマーカーであって、ツールTの情報を表すマーカー
を検出し、所定の作業を行う。
図6には、電動ドライバーを収納する複数の収納容器と、電動ドライバーTを収納する
収納容器DBとを示し、電動ドライバーTが把持部HNDにより収納容器DBに収納され
た状態を示す。電動ドライバーTには、電動ドライバーTに応じたマーカーM1が貼付さ
れている。また、収納容器DBを含む複数の収納容器には、それぞれ収納される電動ドラ
イバーに応じたマーカーが貼付されており、収納容器DBには電動ドライバーTに応じた
マーカーM2が貼付されている。本実施形態において、収納容器DBは、第1実施形態に
おける作業対象Oの一例である。
第2実施形態に係るロボットシステム1は、撮像部10により撮像された撮像画像から
把持部HNDにより把持されたツールT(本実施形態において、第1実施形態と同様に電
動ドライバーT)に貼付されたマーカーM1を検出し、検出されたマーカーM1から電動
ドライバーTの種類(プラスドライバーやマイナスドライバー、ドライバーの直径等)を
示す情報を読み取る。また、ロボットシステム1は、撮像画像からツールTを収納する収
納容器DBに貼付されたマーカーM2を検出し、検出されたマーカーM2からツールTの
情報を読み取り、読み取られたツールTの情報に基づいて、複数存在する収納容器の中か
らツールTを収納する収納容器DBを選択して収納する(図6に示したように組み付ける
)ようにロボット20を動作させる。本実施形態において、これらの一連の動作を所定の
作業と称する。
マーカーM1から読み取られるツールTの情報は、第1実施形態において説明したツー
ルTの識別情報等を含む情報であり、本実施形態において、例えば、電動ドライバーTの
識別情報である。
マーカーM2から読み取られるツールTの情報は、例えば、第1実施形態において説明
した1)〜5)の情報と同様である。
制御部36は、複数の収納容器から、マーカーM1から読み取られた電動ドライバーT
の識別情報と一致する電動ドライバーTの識別情報を含むツールTの情報を表すマーカー
M2が貼付された収納容器DBを選択する。そして、制御部36は、マーカーM2から読
み取られた電動ドライバーTの情報に基づいて、電動ドライバーTが収納容器DBに収納
されるようにロボット20を動作させる。
以上説明したように、第2実施形態に係るロボットシステム1は、撮像画像に基づいて
、電動ドライバーT及び電動ドライバーTによって作業が行われる作業対象(電動ドライ
バーTが組み付けられる収納容器DB)に貼付されたマーカーであって、ツールTの情報
を表すマーカーM1、M2からツールTの情報を読み取り、読み取られた情報に基づいて
所定の作業を行うようにロボット20を動作させる。これにより、ロボットシステム1は
、第1実施形態と同様の効果が得られるのに加えて、作業毎に適した動作をマーカーによ
って制御装置30(あるいは、ロボット20)に教示することができ、その結果、ユーザ
ーに対してより簡易なロボット20の制御方法を提供することができる。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について、図面を参照して説明する。図7は、第3実施形
態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図であ
る。なお、第3実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明
を省略する。第3実施形態に係るロボットシステム1は、作業対象に貼付されたマーカー
からツールTの情報を読み取り、所定の作業を行う。本実施形態において、作業対象とは
、電動ドライバーT2を示す。
第3実施形態に係るロボットシステム1は、第1実施形態及び第2実施形態と異なり、
ツールTとして電動ドライバーTを把持するのに代えて、電動ドライバーT2(本実施形
態における作業対象Oの一例)のスイッチT(本実施形態におけるツールTの一例)を把
持する。図7では、電動ドライバーT2のスイッチTが把持部HNDにより把持されてい
る。また、電動ドライバーT2には、マーカーM3が貼付されている。なお、スイッチT
は、ダイヤル式のスイッチであり、例えば、右回転又は左回転させると電動ドライバーT
2の電源がオンに切り替えるとする。
ロボットシステム1は、撮像部10により撮像された撮像画像に基づいて、電動ドライ
バーT2に貼付されたマーカーM3を検出する。そして、ロボットシステム1は、検出さ
れたマーカーM3からスイッチTの情報を読み取り、読み取られたスイッチTの情報に基
づいて、電動ドライバーT2のスイッチTを把持部HNDにより把持し、把持されたスイ
ッチTによって電動ドライバーT2の電源をオン又はオフの状態へと切り替える。本実施
形態において、これらの一連の動作を所定の作業と称する。
マーカーM3から読み取られるスイッチT(すなわち、ツールT)の情報は、例えば、
以下の1a)〜5a)の情報等を含む。
1a)スイッチTの形状情報
2a)スイッチTの目標位置姿勢情報
3a)スイッチTの待機位置姿勢情報
4a)スイッチTに対するアプローチ情報
5a)スイッチTに対する把持情報
6a)スイッチTの回転方向情報
スイッチTの形状情報とは、例えば、把持部HNDが把持するスイッチTの形状やサイ
ズ等、把持部HNDが把持するために必要な情報を示す情報である。
スイッチTの目標位置姿勢情報とは、例えば、把持部HNDがスイッチTを把持する把
持位置の位置及び姿勢を示す情報であって、マーカーMとスイッチTの間の相対的な位置
関係及び姿勢関係を示す情報である。
スイッチTを離した後の把持部HNDの待機位置姿勢情報とは、ロボット20がスイッ
チTを回転させて電動ドライバーT2の電源をオン又はオフに切り替え、スイッチTを離
した後に把持部HNDを移動させる移動先(本実施形態において、待機位置と称する)で
の把持部HNDの位置及び姿勢を示す。
スイッチTに対するアプローチ情報とは、把持部HNDによりスイッチTを把持する際
、把持部HNDがスイッチTに近づくまでの移動速度と、近づいてからの移動速度とを示
す情報等である。
スイッチTに対する把持情報とは、把持部HNDによりスイッチTを把持する際にスイ
ッチTに加える力の大きさ等を示す情報である。
スイッチTの回転方向情報とは、ロボット20が把持部HNDによりスイッチTを回転
させる方向を示す情報である。
以上説明したように、第3実施形態に係るロボットシステム1は、作業対象である電動
ドライバーT2に貼付されたマーカーM3からスイッチTの情報を読み取り、読み取られ
た情報に基づいて所定の作業を行うようにロボット20を動作させる。これにより、ロボ
ットシステム1は、第1実施形態と同様の効果が得ることができる。
<第4実施形態>
以下、本発明の第4実施形態について、図面を参照して説明する。図8は、第4実施形
態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図であ
る。なお、第4実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明
を省略する。第4実施形態に係るロボットシステム1は、作業対象に貼付されたマーカー
からツールTの情報を読み取り、読み取られた情報に基づいて、第3実施形態におけるツ
ールT及び作業対象とは異なるツールT及び作業対象に対して所定の作業を行う。
第4実施形態に係るロボットシステム1は、電動ドライバーTや電動ドライバーT2の
スイッチTに代えてハンドプレス装置HのレバーLをツールTとして扱う構成である。本
実施形態において、説明の便宜上、区別する必要が無い限りツールTをレバーTと称する
。そして、ロボットシステム1は、撮像部10により撮像された撮像画像からマーカーM
4を検出し、検出されたマーカーM4からマーカーM4の位置及び姿勢を示す情報とレバ
ーTの情報とを読み込み、読み込んだ情報に基づいて所定の作業を行う。本実施形態にお
いて、所定の作業とは、待機位置から把持部HNDを移動し、把持部HNDによりレバー
Tの作業点GP2(把持位置)を把持し、把持されたレバーTを矢印の向きに回してハン
ドプレス装置Hによってプレス作業を行い、その後、元の状態までレバーTを戻し、レバ
ーTを離して待機位置まで把持部HNDを移動させる一連の動作を示す。なお、図8にお
いて、元の状態のレバーTを、レバーVTとして点線で示す。
マーカーM4が表すレバーTの情報は、例えば、以下の1b)〜7b)の情報等を含む

1b)レバーTの形状情報
2b)レバーTの目標位置姿勢情報
3b)レバーTを離した後の把持部HNDの待機位置姿勢情報
4b)レバーTに対するアプローチ情報
5b)レバーTに対する把持情報
6b)レバーTを回転させる回転中心情報
7b)レバーTを回転させる回転半径情報
レバーTの形状情報とは、例えば、把持部HNDがレバーTを把持する把持位置の形状
やサイズ等、把持部HNDが把持するために必要な情報を示す情報である。
レバーTの目標位置姿勢情報とは、例えば、把持部HNDがレバーTを把持する把持位
置(図8において、レバーTの端GP2)の位置及び姿勢を示す情報であって、マーカー
M4と作業点GP2の間の相対的な位置関係及び姿勢関係を示す情報である。
レバーTを離した後の把持部HNDの待機位置姿勢情報とは、ロボット20がレバーT
を回転させてプレス作業を終え、レバーTをレバーVTの状態に戻し、レバーTを離した
後に把持部HNDを移動させる移動先(本実施形態において、待機位置と称する)での把
持部HNDの位置及び姿勢を示す。
レバーTに対するアプローチ情報とは、把持部HNDによりレバーTを把持する際、把
持部HNDがレバーTに近づくまでの移動速度と、近づいてからの移動速度とを示す情報
等である。
レバーTに対する把持情報とは、把持部HNDによりレバーTを把持する際にレバーT
に加える力の大きさ(強、中、弱や、加える力の値等)等を示す情報である。
レバーTを回転させる回転中心情報とは、ロボット20が把持部HNDによりレバーT
を回転させる際の回転中心RCの位置を示す情報である。
レバーTを回転させる回転半径情報とは、ロボット20が把持部HNDによりレバーT
を回転させる際の回転半径RRを示す情報である。
以上説明したように、第4実施形態に係るロボットシステム1は、撮像部10により撮
像された撮像画像に基づいて、レバーTに応じたマーカーM4を検出し、検出されたマー
カーM4からレバーTの情報を読み取り、レバーTに応じた所定の作業を行うようにロボ
ット20を動作させる。これにより、ロボットシステム1は、第1実施形態と同様の効果
を得ることができる。
<第5実施形態>
以下、本発明の第5実施形態について、図面を参照して説明する。図9は、第5実施形
態に係るロボットシステム1のロボット20が所定の作業を行う様子の一例を示す図であ
る。なお、第5実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明
を省略する。第5実施形態に係るロボットシステム1では、ツールTに貼付されたマーカ
ーからツールTの情報を読み取り、読み取られた情報に基づいて所定の作業を行うように
ロボット20を動作させる。
第5実施形態に係るロボットシステム1は、ツールTとして電動ドライバーTを把持す
るのに代えて、EリングホルダーTを把持する。図9では、EリングホルダーTが把持部
HNDにより把持されている。また、EリングホルダーTには、マーカーM5が貼付され
ている。ロボットシステム1は、撮像部10により撮像された撮像画像に基づいて、Eリ
ングホルダーTに貼付されたマーカーM5を検出する。そして、ロボットシステム1は、
検出されたマーカーM5からEリングホルダーTの情報を読み取り、読み取られたEリン
グホルダーTの情報に基づいて、把持部HNDにより把持されたEリングホルダーTを移
動させ、EリングホルダーTの先端に保持されたEリングを、Eリングが嵌め込まれる位
置GP4に嵌め込み、その後、EリングホルダーTを待機位置まで移動させる。本実施形
態において、これらの一連の動作を所定の作業と称する。
なお、本実施形態において、EリングホルダーTは、予めロボット20の把持部HND
により把持されているとして説明するが、これに代えて、所定位置に設置されたEリング
ホルダーTを把持部HNDにより把持するようにロボット20を動作させ、その後、所定
の作業を行うとしてもよい。
マーカーM5が表すレバーTの情報は、例えば、以下の1c)〜7c)の情報等を含む

1c)EリングホルダーTの識別情報
2c)EリングホルダーTに保持されたEリングの中心位置姿勢情報
3c)EリングホルダーTによるEリングの嵌込位置姿勢情報
4c)EリングホルダーTによりEリングを嵌め込んだ後のEリングホルダーTの待機位
置姿勢情報
5c)EリングホルダーTによるEリングの嵌込位置に対するアプローチ情報
6c)EリングホルダーTに対する把持情報
EリングホルダーTの識別情報とは、例えば、EリングホルダーTが保持できるEリン
グの大きさやEリングホルダーTの型式(型番やID等)を示す情報である。
EリングホルダーTに保持されたEリングの中心位置姿勢情報とは、例えば、把持部H
NDにより把持されたEリングホルダーTによって保持されるEリングの中心の位置及び
姿勢を示す情報であって、マーカーMの位置及び姿勢から見た中心の位置の相対的な位置
及び姿勢を示す情報である。
EリングホルダーTによるEリングの嵌込位置姿勢情報とは、EリングホルダーTによ
りEリングを嵌め込む嵌込位置GP4の位置及び姿勢を示す情報である。なお、Eリング
ホルダーTによりEリングを嵌め込む方向は、嵌込姿勢によって表される。
EリングホルダーTによりEリングを嵌め込んだ後のEリングホルダーTの待機位置姿
勢情報とは、例えば、把持部HNDにより把持されたEリングホルダーTの位置及び姿勢
を示す情報であって、ロボット20が所定の作業を終了した後にEリングホルダーTを移
動させる移動先(本実施形態において、待機位置と称する)におけるEリングホルダーT
の位置及び姿勢を示す情報である。
EリングホルダーTによるEリングの嵌込位置に対するアプローチ情報とは、例えば、
把持部HNDにより把持されたEリングホルダーTによってEリングが嵌め込まれる嵌込
位置GP4までEリングホルダーTにより保持されたEリングをロボット20が移動させ
る際、EリングホルダーTに保持されたEリングが嵌込位置GP4に近づくまでの移動速
度と、近づいてからの移動速度とを示す情報等である。
EリングホルダーTに対する把持情報とは、把持部HNDによりEリングホルダーTを
把持する際にEリングホルダーTに加える力の大きさ(強、中、弱や、加える力の値等)
等を示す情報である。
制御部36は、撮像部10により撮像された撮像画像から把持部HNDにより把持され
たEリングホルダーTに貼付されたマーカーM5を検出し、検出されたマーカーMからE
リングホルダーTの情報を読み取り、読み取られた情報に基づいて所定の作業を行うよう
にロボット20を動作させる。
以上説明したように、第5実施形態に係るロボットシステム1は、ツールTであるEリ
ングホルダーTに貼付されたマーカーM5からEリングホルダーTの情報を読み取り、読
み取られた情報に基づいて所定の作業を行うようにロボット20を動作させる。これによ
り、ロボットシステム1は、第1実施形態と同様の効果が得ることができる。
<第6実施形態>
以下、本発明の第6実施形態について、図面を参照して説明する。図10は、第6実施
形態に係るロボットシステム2のロボット20aが行う所定の作業の様子の一例を示す図
である。なお、第6実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して
説明を省略する。第6実施形態に係るロボットシステム2は、単腕のロボット20に代え
て、双腕のロボット20aにより、第1実施形態と同様な所定の作業を行う。なお、第6
実施形態では、第1実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明を省略する。
ロボットシステム2は、例えば、撮像部10と、ロボット20aと、制御装置30を具
備する。
ロボット20aは、例えば、把持部HND1と、把持部HND2と、マニピュレーター
部MNP1と、マニピュレーター部MNP2と、図示しない複数のアクチュエーターとを
、図8に示したように、それぞれの腕に備えた双腕のロボットである。
ロボット20aの各腕は、6軸垂直多関節型となっており、一方の腕が支持台とマニピ
ュレーター部MNP1と把持部HND1とがアクチュエーターによる連携した動作によっ
て6軸の自由度の動作を行うことができ、他方の腕が支持台とマニピュレーター部MNP
2と把持部HND2とがアクチュエーターによる連携した動作によって6軸の自由度の動
作を行うことができる。
なお、ロボット20aの各腕は、5自由度(5軸)以下で動作するものであってもよい
し、7自由度(7軸)以上で動作するものであってもよい。ロボット20aは、把持部H
ND1及びマニピュレーター部MNP1を備えた腕によって、第1実施形態に係るロボッ
ト20と同様の所定の作業を行うが、把持部HND2及びマニピュレーター部MNP2を
備えた腕によって所定の作業が行われてもよく、両方の腕によって所定の作業が行われて
もよい。なお、把持部HND1は、把持部の一例である。また、ロボット20aの把持部
HND1は、ツールT(本実施形態において、電動ドライバーT)を把持又は挟持可能な
爪部を備える。
ロボット20aは、例えばケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている
。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格に
よって行われる。なお、ロボット20aと制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等
の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。
以上説明したように、第6実施形態に係るロボットシステム2は、双腕のロボット20
aによって、単腕のロボット20と同様の所定の作業を行うため、第1実施形態と同様の
効果を得ることができる。
なお、以上に説明したロボットシステム1、2における任意の構成部の機能を実現する
ためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラム
をコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう
「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウ
ェアを含むものとする。
また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁
気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬
媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワー
クや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアン
トとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory
)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシ
ステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータ
ーシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インタ
ーネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を
伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい
。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録さ
れているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プロ
グラム)であってもよい。
1、2 ロボットシステム、10 撮像部、20、20a ロボット、30 制御装置、
31 CPU、32 記憶部、33 入力受付部、34 通信部、35 画像取得部、3
6 制御部、37 マーカー情報読取部、38 ツール位置姿勢検出部、41 ロボット
制御部

Claims (9)

  1. 作業を行うロボットと、
    マーカーと、
    前記マーカーを含む撮像画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像画像を用いて、前記ロボットを動作させる制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記撮像画像により、前記作業において前記ロボットが使用する道具の情報を取得する

    ロボットシステム。
  2. 請求項1に記載のロボットシステムであって、
    前記マーカーは、前記道具と、前記道具により作業が行われる作業対象と、前記ロボッ
    トが作業を行う空間内の物体とのうち少なくともいずれか1つに貼付されている、
    ロボットシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットシステムであって、
    前記マーカーには、前記道具の情報を表すパターンが設けられており、
    前記制御部は、前記撮像画像に含まれる前記パターンに基づいて前記道具の情報を取得
    する、
    ロボットシステム。
  4. 請求項1から3のうちいずれか一項に記載のロボットシステムであって、
    前記作業は、前記ロボットによる前記道具を使用した作業であり、
    前記道具の情報は、前記ロボットによる前記道具を使用した作業に関する情報を含み、
    前記制御部は、前記道具の情報に基づいて、前記作業を行うようにロボットを動作させ
    る、
    ロボットシステム。
  5. 請求項1から4のうちいずれか一項に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、前記撮像画像を用いて、ビジュアルサーボで前記ロボットを動作させる

    ロボットシステム。
  6. 請求項1から4のうちいずれか一項に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、前記撮像画像を用いて、パターンマッチングで前記ロボットを動作させ
    る、
    ロボットシステム。
  7. 作業を行うハンドと、
    前記ハンドを動作させる制御部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、前記作業において前記ハンドが把持
    する道具の情報を取得する、
    ロボット。
  8. 作業を行うロボットを動作させる制御装置であって、
    撮像部が撮像したマーカーを含む撮像画像により、前記作業において前記ロボットが使
    用する道具の情報を取得する、
    制御装置。
  9. 作業を行うロボットを動作させる制御方法であって、
    マーカーを含む撮像画像を撮像することと、
    前記撮像画像により、前記作業において前記ロボットが使用する道具の情報を取得する
    ことと、
    取得した前記情報を用いて、前記ロボットを動作させることと、
    を含む制御方法。
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