JP2015226954A - ロボット、ロボットの制御方法、及びロボットの制御装置 - Google Patents

ロボット、ロボットの制御方法、及びロボットの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】誤差の少ない組み付けを行うことができるロボット、ロボットの制御方法、及びロボットの制御装置を提供する。
【解決手段】ロボットは、第1対象物OBJを把持するハンドHND1と、ロボット2に搭載され、ハンドHND1に把持された第1対象物OBJを撮像するカメラ10と、カメラ10で撮像した画像を画像処理するとともに、第1対象物OBJの位置姿勢を算出する制御部12と、を含み、ハンドHND1に把持された第1対象物OBJは、第1対象物OBJの位置姿勢を変更されることによりカメラ10で撮像される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボット、ロボットの制御方法、及びロボットの制御装置に関するものである。
産業用ロボットによって作業が行われる際に、産業用ロボットが扱う対象となる物体の位置は、ロボットの制御装置側で把握されている必要がある。物体の位置を把握するために、例えば、ステレオカメラにより物体を撮像することで、物体の位置及び姿勢を表す三次元情報を取得する方法の研究・開発が行われている。
これに関連して、データベースに登録された把持判定基準と現在の把持状態との比較を行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−224695号公報
しかしながら、特許文献1ではロボットが組立て作業を行う際、物体を把持するために検出手段で物体位置を確認して、ハンドを可動し把持するとなっているが、具体的な検出方法が記載されていない。そのため物体とハンドとの位置に微妙にズレが生じて、そのままでは組み付けることができないおそれがある。
さらに、撮像部が固定されていることから、ハンドで対象物を無理な姿勢で移動させて撮像しようとした場合に、対象物の位置、姿勢を正確に取得することができないという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るロボットは、ロボットであって、第1対象物を把持するハンドと、前記ロボットに搭載され、前記ハンドに把持された前記第1対象物を撮像するカメラと、前記カメラで撮像した画像を画像処理するとともに、前記第1対象物の位置姿勢を算出する制御部と、を含み、前記ハンドに把持された前記第1対象物は、前記第1対象物の位置姿勢を変更されることにより前記カメラで撮像されることを特徴とする。
本適用例によれば、把持した第1対象物を一旦カメラの撮像領域に、第1対象物の位置姿勢を変えて、撮像する。これにより、撮影する際、第1対象物のロボットのハンドで隠れる量をできるだけ少ない状態で撮像することができる。そして、第1対象物のカメラ座標をワールド座標に変換することで、第1対象物とハンドとの位置関係を把握することができる。その結果、ロボットの第1対象物把持状態において、第1対象物とハンドとの位置ズレを補正して、誤差の少ない組み付けを行うことができるロボットを提供する。
カメラ座標は、カメラが撮像した画像における座標である。ワールド座標は、機構に唯一存在する座標であり、一般的には装置の取付け基準位置を原点とする直交座標系である。このため、各座標系で行われる座標変換は、最低限このワールド座標に対する変換・逆変換を行うものである必要がある。
[適用例2]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記ハンドは、複数台設けられており、前記カメラは、前記第1対象物を把持した前記ハンド以外に設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、第1対象物を把持したときに、第1対象物がカメラとの接近した位置関係により、第1対象物の一部形状しか撮像ができないことを回避できる。
[適用例3]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記第1対象物を把持した前記ハンドの爪部の先端方向は、前記カメラの撮像方向に対向していることを特徴とする。
本適用例によれば、カメラの撮像方向に第1対象物の裏面(ハンドや爪部と重ならない面)を見せることができる。これにより、カメラと第1対象物との間には遮蔽物がなく、ハンド自体で第1対象物を隠すことが少なくなる。その結果、第1対象物の裏側の輪郭形状を撮像することができる。
[適用例4]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記カメラは、複数台設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、複数のカメラを有することで、カメラによる画像の解像度を上げることができ、精度の良い画像を作成することができる。これにより、位置精度の高い3次元位置姿勢を得ることができる。
[適用例5]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記複数台のカメラは、2台のカメラからなり、前記ハンドに把持された前記第1対象物は、前記2台のカメラの光軸の交点から前記2台のカメラの位置を結ぶ直線上におろした垂線上にあることを特徴とする。
本適用例によれば、カメラと第1対象物との間には遮蔽物がなく、ハンド自体で第1対象物を隠すことが少なくなる。
ここで、「垂線上」とは、完全に垂線上である構成に加えて、撮像領域の範囲で垂線に略平行である構成を含むものと定義する。
[適用例6]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記複数台のカメラは、2台のカメラからなり、前記ハンドに把持された前記第1対象物の重心は、前記2台のカメラの光軸の交点から前記2台のカメラの位置を結ぶ直線上におろした垂線上にあることを特徴とする。
本適用例によれば、カメラと第1対象物との間には遮蔽物がなく、ハンド自体で第1対象物を隠すことが少なくなる。
[適用例7]上記適用例に記載のロボットにおいて、前記複数台のカメラは、2台のカメラからなり、前記第1対象物を把持した前記ハンドの爪部の開閉方向は、前記2台のカメラの光軸の交点と、前記2台のカメラの位置とを含む平面の法線方向であることを特徴とする。
本適用例によれば、カメラと第1対象物との間には遮蔽物がなく、ハンド自体で第1対象物を隠すことが少なくなる。
ここで、「法線方向」とは、完全に法線の方向である構成に加えて、10度以内の範囲で傾いている構成を含むものと定義する。
[適用例8]本適用例に係るロボットの制御方法は、ロボットであって、第1対象物を把持するハンドと、前記ロボットに搭載され、前記ハンドに把持された前記第1対象物を撮像するカメラと、前記カメラで撮像した画像を画像処理するとともに、前記第1対象物の位置姿勢を算出する制御部と、を含むロボットの制御方法であって、前記第1対象物を第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの目標位置を登録する登録工程と、前記ハンドで前記第1対象物を把持する把持工程と、前記第1対象物を把持した状態で、前記第1対象物の輪郭形状を前記カメラで撮像可能な位置に移動させる移動工程と、前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの前記目標位置を補正する補正工程と、及び、前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける組み付け工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、把持した第1対象物を一旦カメラの撮像領域に、第1対象物の位置姿勢を変えて、撮像する。これにより、撮影する際、第1対象物のロボットのハンドで隠れる量をできるだけ少ない状態で撮像することができる。そして、第1対象物のカメラ座標をワールド座標に変換することで、第1対象物とハンドとの位置関係を把握することができる。その結果、ロボットの第1対象物把持状態において、第1対象物とハンドとの位置ズレを補正して、誤差の少ない組み付けを行うことができるロボットの制御方法を提供する。
[適用例9]本適用例に係るロボットの制御装置は、ロボットであって、第1対象物を把持するハンドと、前記ロボットに搭載され、前記ハンドに把持された前記第1対象物を撮像するカメラと、を含むロボットの制御装置であって、前記第1対象物を第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの目標位置を登録する登録手段と、前記ハンドで前記第1対象物を把持する把持手段と、前記第1対象物を把持した状態で、前記第1対象物の輪郭形状を前記カメラで撮像可能な位置に移動させる移動手段と、前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの前記目標位置を補正する補正手段と、前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける組み付け手段と、を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、把持した第1対象物を一旦カメラの撮像領域に、第1対象物の位置姿勢を変えて、撮像する。これにより、撮影する際、第1対象物のロボットのハンドで隠れる量をできるだけ少ない状態で撮像することができる。そして、第1対象物のカメラ座標をワールド座標に変換することで、第1対象物とハンドとの位置関係を把握することができる。その結果、ロボットの第1対象物把持状態において、第1対象物とハンドとの位置ズレを補正して、誤差の少ない組み付けを行うことができるロボットの制御装置を提供する。
本実施形態に係るロボットの利用状況の一例を示す図。 本実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図。 本実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示す図。 本実施形態に係る把持部による物体の把持方法の一例を説明する図。 本実施形態に係る把持部の移動位置を示す図。 本実施形態に係るロボットのロボット制御部により実行される組み付け処理の流れの一例を示すフローチャート。 本実施形態に係る把持部の位置姿勢を示す図。(A)は把持部の目標位置を示し、(B)は把持部の位置姿勢の補正を示す。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大又は縮小して表示している。
図1は、本実施形態に係るロボットの利用状況の一例を示す図である。
本実施形態に係るロボット2は、撮像部(カメラ)10と、制御装置(制御部)12と、を備えている。撮像部10は、ロボット2に搭載されている。撮像部10は、把持された物体OBJを撮像する(図5参照)。撮像部10は、把持部HND1に把持された物体OBJの位置姿勢が変更されることにより撮像する。
撮像部10は、複数台設けられていてもよい。これによれば、複数の撮像部10を有することで、撮像部10による画像の解像度を上げることができ、精度の良い画像を作成することができる。これにより、位置精度の高い3次元位置姿勢を得ることができる。
撮像部10は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を備えたカメラである。また、撮像部10は、例えば、2台のカメラによって構成されるステレオカメラであるが、3台以上のカメラによって構成されているものとしてもよいし、1台のカメラにより二次元画像を撮像するものとしてもよい。またカメラは、可動型であり、上下、左右に可動する。
撮像部10は、例えばケーブルによって制御装置12と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格によって行われる。なお、撮像部10と制御装置12とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。物体OBJは、設定面MS上に予め設置されている。物体OBJは、特許請求の範囲における「第1対象物」の一例である。設置面MSは、特許請求の範囲における「第2対象物」の一例である。「設置面MS」とは、例えば、テーブル上の面等である。撮像部10は、その物体OBJを撮像可能な位置に設置される。撮像部10は、物体OBJを撮像し、撮像した物体OBJの撮像画像を、通信により制御装置12へ出力する。
ロボット2は、例えば、把持部HND1と、把持部HND2と、力センサー14と、アーム部ARM1と、アーム部ARM2と、図示しない複数のアクチュエーターとを、図1に示したように、ロボットの基軸の左右の腕に備えた双腕ロボットである。ロボットの基軸は、回転軸を有し回転する。ロボット2の各腕は、6軸垂直多関節型となっており、一方の腕が支持台とアーム部ARM1と把持部HND1とがアクチュエーターによる連携した動作よって6軸の自由度の動作を行うことができ、他方の腕が支持台とアーム部ARM2と把持部HND2とがアクチュエーターによる連携した動作よって6軸の自由度の動作を行うことができる。なお、ロボット2の各腕は、5自由度(5軸)以下で動作するものであってもよいし、7自由度(7軸)以上で動作するものであってもよい。以下では、把持部HND1及びアーム部ARM1を備えた腕によって行われるロボット2の動作について説明するが、把持部HND2及びアーム部ARM2を備えた腕によって同様の動作が行われてもよい。把持部HND1は、物体OBJを把持する。なお、「把持部HND1」は、特許請求の範囲における「ハンド」の一例である。ロボット2は、例えばケーブルによって制御装置12と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、ロボット2と制御装置12とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続されてもよい。また、図1に示したロボット2は、双腕のロボットであるが、単腕のロボットとして実施されてもよい。
ロボット2の把持部HND1は、物体を把持又は挟持可能な爪部を備える。力センサー14は、ロボット2の把持部HND1とアーム部との間に備えられており、把持部HND1に作用する力やモーメントを検出する。力センサー14は、検出した力やモーメントを示す情報を、通信により制御装置12へ出力する。力センサー14により検出された力やモーメントを示す情報は、例えば、ロボット制御部16によるロボット2のインピーダンス制御等に用いられる。
ロボット2は、物体OBJの三次元位置及び姿勢に基づいた制御信号を制御装置12から取得し、取得した制御信号に基づいて、物体OBJに対して所定の作業を行う。所定の作業とは、例えば、ロボット2の把持部HND1により物体OBJを把持し、把持された物体OBJを現在設置されている位置から、他の位置へと移動させることや、移動させた後に別の装置に組み付けを行うこと等の作業である。
撮像部10は、物体OBJを把持した把持部HND1以外に設置されていてもよい。これによれば、物体OBJを把持したときに、物体OBJが撮像部10との接近した位置関係により、物体OBJの一部形状しか撮像ができないことを回避できる。
制御装置12は、撮像部10で撮像した画像を画像処理する。制御装置12は、物体OBJの位置姿勢を算出する。制御装置12は、ロボット2が所定の作業を行うように制御する。より具体的には、制御装置12は、撮像部10により撮像された物体OBJの撮像画像に基づいて、物体OBJの三次元位置及び姿勢を導出する。そして、制御装置12は、導出された物体OBJの三次元位置及び姿勢に基づいて、ロボット2に把持部HND1で物体OBJを把持させる。その後、制御装置12は、把持させた物体OBJに対して所定の作業を行うように、ロボット2を制御する。
次に、図2を参照することで、制御装置12のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る制御装置12のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)20と、記憶部22と、入力受付部24と、通信部26とを備え、通信部26を介して撮像部10等と通信を行う。これらの構成要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。CPU20は、記憶部22に格納された各種プログラムを実行する。記憶部22は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、制御装置12が処理する各種情報や画像、プログラムを格納する。なお、記憶部22は、制御装置12に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部24は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置である。なお、入力受付部24は、表示部として機能してもよく、さらに、タッチパネルとして構成されてもよい。通信部26は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
次に、図3を参照することで、制御装置12の機能構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る制御装置12の機能構成の一例を示す図である。制御装置12は、例えば、画像取得部30と、三次元位置姿勢導出部32と、ロボット制御部16とを備える。これらの機能部のうち一部又は全部は、例えば、CPU20が、記憶部22に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
画像取得部30は、撮像部10により撮像された撮像画像を取得し、取得した撮像画像を三次元位置姿勢導出部32に出力する。なお、画像取得部30は、取得した撮像画像を記憶部22に記憶し、三次元位置姿勢導出部32が記憶部22から撮像画像を読み込むものとしてもよい。三次元位置姿勢導出部32は、画像取得部30から取得した撮像画像に基づいて、物体OBJの三次元位置及び姿勢を導出する。そして、三次元位置姿勢導出部32は、導出した物体OBJの三次元位置及び姿勢をロボット制御部16へ出力する。
ロボット制御部16は、三次元位置姿勢導出部32から取得した物体OBJの三次元位置及び姿勢に基づいて、ロボット2が把持部HND1によって物体OBJを把持するように、ロボット2を制御する。
ロボット制御部16は、登録手段と、把持手段と、移動手段と、補正手段と、組み付け手段と、を備えている。
登録手段は、物体OBJを設置面MSに組み付ける位置姿勢となるように、把持部HND1の目標位置を登録する(図7(A)参照)。
把持手段は、把持部HND1で物体OBJを把持する。
移動手段は、物体OBJを把持した状態で、物体OBJの輪郭形状を撮像部10で撮像可能な位置に移動させる(図5参照)。
補正手段は、物体OBJを設置面MSに組み付ける位置姿勢となるように、把持部HND1の目標位置を補正する(図7(B)参照)。
組み付け手段は、物体OBJを設置面MSに組み付ける(図7(B)参照)。
ここで、図4を参照することにより、把持部HND1による物体OBJの把持方法について説明する。
図4は、本実施形態に係る把持部HND1による物体OBJの把持方法の一例を説明する図である。図4の上段図は、把持部HND1と設置面MS上に設置された物体OBJとの間の位置関係を、設置面MSに対して真横から見た断面図である。また、図4の下段図は、把持部HND1と設置面MS上に設置された物体OBJとの間の位置関係を、設置面MSに対して真上(例えば、物体OBJが設置された面側)から見た図である。なお、設置面MSは、物体OBJが設置された面であれば、テーブル面のように鉛直方向に対して直交する面である必要はなく、例えば、壁面等でもよい。
まず、ロボット制御部16は、物体OBJの三次元位置及び姿勢に基づいて、ロボット2の把持部HND1を、設置面MS上において図4の下段図で示した位置まで移動させる。ここで、図4の上下段図の座標軸は、設置面MSと物体OBJとの間の位置関係を示すための座標軸であって、ロボット座標系や撮像画像上の座標軸ではない。物体OBJが設置面MS上に設置されている場合、図4の下段図で示した把持部HND1の位置は、物体OBJの真上である。そして、ロボット制御部16は、把持部HND1を、図4の上段図の矢印が示す方向(z方向)に向けて移動させることで、物体OBJを把持部HND1によって把持できる場所まで移動させる。
ロボット制御部16は、把持部HND1が物体OBJを把持した後、所定の作業を行うようにロボット2を制御する。
図5は、本実施形態に係る把持部HND1の移動位置を示す図である。
物体OBJを把持した把持部HND1の爪部の先端方向は、撮像部10の撮像方向に対向していてもよい。これによれば、撮像部10の撮像方向に物体OBJの裏面(把持部HND1や把持部HND1の爪部と重ならない面)を見せることができる。これにより、撮像部10と物体OBJとの間には遮蔽物がなく、把持部HND1自体で物体OBJを隠すことが少なくなる。その結果、物体OBJの裏側の輪郭形状を撮像することができる。また、物体OBJの輪郭形状を撮像するために、カメラも可動するし、又は基軸も回転することができる。
複数台の撮像部10は、2台の撮像部10から構成されてもよい。把持部HND1に把持された物体OBJは、2台の撮像部10の光軸40の交点42から2台の撮像部10の位置を結ぶ直線48上におろした垂線44上にあってもよい。
また、把持部HND1に把持された物体OBJの重心46は、2台の撮像部10の光軸40の交点42から2台の撮像部10の位置を結ぶ直線48上におろした垂線44上にあってもよい。
さらに、物体OBJを把持した把持部HND1の爪部の開閉方向は、2台の撮像部10の光軸40の交点42と、2台の撮像部10の位置とを含む平面50の法線方向であってもよい。これらによれば、撮像部10と物体OBJとの間には遮蔽物がなく、把持部HND1自体で物体OBJを隠すことが少なくなる。
以下、図6を参照することにより、ロボット制御部16が、ロボット2に物体OBJを設置面MSに組み付ける際に行う処理について説明する。
図6は、本実施形態に係るロボット2のロボット制御部16により実行される組み付け処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7は、本実施形態に係る把持部HND1の位置姿勢を示す図である。図7(A)は把持部HND1の目標位置を示し、図7(B)は把持部HND1の位置姿勢の補正を示す。以下では、ロボット2の把持部HND1は、ロボット制御部16により物体OBJの真上まで移動しているものとして説明する。
まず、図6に示すように、ステップS10では、登録工程として物体OBJを設置面MSに組み付ける位置姿勢となるように、図7(A)に示すように、把持部HND1の目標位置を記憶部22に登録する。
次に、ステップS20では、物体OBJと設置面MSとを検出するためのデータを記憶部22に登録する。又は、設置面MSに対する物体OBJの3次元位置姿勢を記憶部22に登録する。
次に、ステップS30では、設置面MS、物体OBJの3次元位置姿勢を記憶部22より取得する。
次に、ステップS40では、把持工程として把持部HND1で物体OBJを把持する。そして、把持している物体OBJを撮像部10で観測可能となる位置姿勢を算出する。
次に、ステップS50では、移動工程として物体OBJを把持した状態で、物体OBJを撮像部10で撮像可能な位置に移動させる。そして、把持している物体OBJを、撮像部10の前に移動させ、把持している物体OBJの3次元位置姿勢を検出する。
次に、ステップS60では、物体OBJの3次元位置姿勢を撮像部10より取得する。
次に、ステップS70では、物体OBJを把持している把持部HND1の位置姿勢を記憶部22より取得する。
次に、ステップS80では、物体OBJと把持部HND1の3次元位置姿勢の関係(設定値からのズレ)を取得する。
次に、ステップS90では、設置面MSの3次元位置姿勢を記憶部22より取得する。
次に、ステップS100では、補正工程として物体OBJを設置面MSに組み付ける位置姿勢となるように、把持部HND1の目標位置を補正する。設定値からのズレを補正した把持部HND1の目標位置姿勢を算出する。把持している物体OBJが目標位置姿勢となるように、把持部HND1の位置姿勢を変化させる。
次に、ステップS110では、組み付け工程として物体OBJを設置面MSに組み付ける。物体OBJの把持部HND1に対する傾き(ズレ)を把持部HND1の位置姿勢の補正を行うことで、図7(B)に示すように、組み付ける際、物体OBJの設置面MSに対する傾きを最小限にすることができる。そして、終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るロボット2は、把持した物体OBJを一旦撮像部10の撮像領域に、物体OBJの位置姿勢を変えて、撮像する。これにより、撮影する際、物体OBJのロボット2の把持部HND1で隠れる量をできるだけ少ない状態で撮像することができる。そして、物体OBJのカメラ座標をワールド座標に変換することで、物体OBJと把持部HND1との位置関係を把握することができる。その結果、ロボット2の物体OBJ把持状態において、物体OBJと把持部HND1との位置ズレを補正して、誤差の少ない組み付けを行うことができる。
把持部HND1と撮像部10との位置姿勢の関係や撮像部10の視線方向が既知である場合に、ロボットが把持している物体OBJの状態を確認するためには、撮像部10の視線に入るように、物体OBJを移動させればよい。その際、撮像部10と物体OBJとの間にはできるだけ遮蔽物が少なく、把持部HND1自体で物体OBJを隠すことが少ない方が望ましい。
また、検出した物体OBJの位置姿勢と把持部HND1の位置姿勢との関係を比較することで、その関係がデータベースに登録されている期待されている関係からずれているかどうかを検出することができる。
さらに、撮像部も頭、腰の回転で移動可能にしたので、無理な姿勢を取ることなく、対象物を撮像できるようになり、対象物の位置、姿勢を正確に取得することができるようになる。
なお、実施形態は上記に限定されず、以下のような形態で実施することもできる。
上記した実施形態において、把持部HND1の爪部の開閉方向と、撮像部10の光軸40の交点42と、2つの撮像部10位置とを含む平面50の法線が一致することに限定されず、例えば、把持状態によっては、両者のなす角が略90度となるようにしてもよい。
また、検出される物体OBJの形状は既知であるので、物体OBJの一部の画像から物体OBJと把持部HND1との3次元位置姿勢の関係(設定値からのズレ)を取得してもよい。
さらに、撮像部10の光軸40の交点42の算出は、光軸40同士が交わることは稀であることから、中点法などで算出してもよい。
以上、ロボット、ロボットの制御方法、及びロボットの制御装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物が付加されていてもよい。
2…ロボット 10…撮像部(カメラ) 12…制御装置(制御部) 14…力センサー 16…ロボット制御部 20…CPU 22…記憶部 24…入力受付部 26…通信部 30…画像取得部 32…三次元位置姿勢導出部 40…光軸 42…交点 44…垂線 46…重心 48…直線 50…平面 ARM1,ARM2…アーム部 Bus…バス HND1,HND2…把持部 MS…設置面 OBJ…物体。

Claims (9)

  1. ロボットであって、
    第1対象物を把持するハンドと、
    前記ロボットに搭載され、前記ハンドに把持された前記第1対象物を撮像するカメラと、
    前記カメラで撮像した画像を画像処理するとともに、前記第1対象物の位置姿勢を算出する制御部と、
    を含み、
    前記ハンドに把持された前記第1対象物は、前記第1対象物の位置姿勢を変更されることにより前記カメラで撮像されることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットにおいて、
    前記ハンドは、複数台設けられており、
    前記カメラは、前記第1対象物を把持した前記ハンド以外に設置されていることを特徴とするロボット。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットにおいて、
    前記第1対象物を把持した前記ハンドの爪部の先端方向は、前記カメラの撮像方向に対向していることを特徴とするロボット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のロボットにおいて、
    前記カメラは、複数台設けられていることを特徴とするロボット。
  5. 請求項3に記載のロボットにおいて、
    前記複数台のカメラは、2台のカメラからなり、
    前記ハンドに把持された前記第1対象物は、前記2台のカメラの光軸の交点から前記2台のカメラの位置を結ぶ直線上におろした垂線上にあることを特徴とするロボット。
  6. 請求項3に記載のロボットにおいて、
    前記複数台のカメラは、2台のカメラからなり、
    前記ハンドに把持された前記第1対象物の重心は、前記2台のカメラの光軸の交点から前記2台のカメラの位置を結ぶ直線上におろした垂線上にあることを特徴とするロボット。
  7. 請求項3に記載のロボットにおいて、
    前記複数台のカメラは、2台のカメラからなり、
    前記第1対象物を把持した前記ハンドの爪部の開閉方向は、前記2台のカメラの光軸の交点と、前記2台のカメラの位置とを含む平面の法線方向であることを特徴とするロボット。
  8. ロボットであって、第1対象物を把持するハンドと、前記ロボットに搭載され、前記ハンドに把持された前記第1対象物を撮像するカメラと、前記カメラで撮像した画像を画像処理するとともに、前記第1対象物の位置姿勢を算出する制御部と、を含むロボットの制御方法であって、
    前記第1対象物を第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの目標位置を登録する登録工程と、
    前記ハンドで前記第1対象物を把持する把持工程と、
    前記第1対象物を把持した状態で、前記第1対象物の輪郭形状を前記カメラで撮像可能な位置に移動させる移動工程と、
    前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの前記目標位置を補正する補正工程と、及び、
    前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける組み付け工程と、
    を含むことを特徴とするロボットの制御方法。
  9. ロボットであって、第1対象物を把持するハンドと、前記ロボットに搭載され、前記ハンドに把持された前記第1対象物を撮像するカメラと、を含むロボットの制御装置であって、
    前記第1対象物を第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの目標位置を登録する登録手段と、
    前記ハンドで前記第1対象物を把持する把持手段と、
    前記第1対象物を把持した状態で、前記第1対象物の輪郭形状を前記カメラで撮像可能な位置に移動させる移動手段と、
    前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける位置姿勢となるように、前記ハンドの前記目標位置を補正する補正手段と、
    前記第1対象物を前記第2対象物に組み付ける組み付け手段と、
    を含むことを特徴とするロボットの制御装置。
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