WO2019208168A1 - 光学積層体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

着色層を備え、曲げに対して耐久性を有する光学積層体を提供することを目的とする。前面板と貼合層と背面板とをこの順に備える、光学積層体であって、前記背面板の前記貼合層側の表面上の一部に設けられた着色層をさらに備える、光学積層体。

Description

光学積層体及びその製造方法
 本発明は、光学積層体及びその製造方法に関し、さらに画像表示装置、着色層付偏光板にも関する。
 液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置等の各種画像表示装置として、表示パネルの視認側に、表示パネルを保護する目的で前面板を備える構成が知られている。表示パネルがタッチパネルである場合には、前面板はタッチ面としても機能することができる。
 特開2014-238533号公報(特許文献1)には、画像表示装置の表示パネルの視認側に前面板を設けることが記載されており、前面板の表示パネル側の表面の周縁部に、着色層として印刷層を設けることが記載されている。着色層は、画像表示装置の非表示領域を形成する遮蔽層としても機能する。
特開2014-238533号公報
 近年、可撓性の画像表示装置への期待が高まっている。可撓性の画像表示装置は、平面ではない面や折り曲げ面への設置が可能であり、また携帯時に折り畳んだり巻物形状としたりして携帯性を向上させることが可能となる。
 可撓性の画像表示装置を構成するために、各構成要素について曲げに対して耐久性を有することが求められている。着色層については、曲げを繰り返すことにより、クラックや変色が生じることがあり、曲げに対する耐久性が十分ではないという問題があった。
 本発明は、着色層を備え、曲げに対して耐久性を有する光学積層体、当該光学積層体を有する画像表示装置、当該着色層を備えた着色層付偏光板、及び当該光学積層体の製造方法を提供することを目的とする。
 本発明は、以下に示す光学積層体、画像表示装置、着色層付偏光板、及び光学積層体の製造方法を提供する。
〔1〕 前面板と貼合層と背面板とをこの順に備える、光学積層体であって、
 前記背面板の前記貼合層側の表面上の一部に設けられた着色層をさらに備える、光学積層体。
 〔2〕 前記着色層の厚みが3μm以上である、〔1〕に記載の光学積層体。
〔3〕 前記前面板が樹脂フィルムである、〔1〕又は〔2〕に記載の光学積層体。
〔4〕 前記背面板が偏光板を有する、〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
 〔5〕 〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の光学積層体を備え、前記前面板が前面に配置された、画像表示装置。
 〔6〕 偏光板と、
偏光板の視認側の表面上の一部に設けられた着色層と、を備える、着色層付偏光板。
〔7〕 〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の光学積層体を製造する製造方法であって、
 前記背面板の前記貼合層側の最表面層の一部に前記着色層を形成する着色層形成工程と、
 前記着色層形成工程の後に、前記最表面層に前記貼合層を積層する積層工程と、を有する、製造方法。
 〔8〕 前面板と貼合層と背面板とをこの順に備える、光学積層体であって、
 前記背面板の前記貼合層側の表面上の一部に設けられた着色層をさらに備え、
 前記着色層はめっき層を含む、光学積層体。
 〔9〕 前記着色層は、前記めっき層を被覆する保護層をさらに有する、〔8〕に記載の光学積層体。
 〔10〕 前記着色層は、前記めっき層で被覆される下地層をさらに有する、〔8〕又は〔9〕に記載の光学積層体。
 〔11〕 前記下地層は、黒色顔料を含む、〔10〕に記載の光学積層体。
 〔12〕 前記着色層は、厚みが1μm以上30μm以下である、〔8〕~〔11〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
 〔13〕 前記光学積層体は、積層方向に直交する面方向において、表示領域と非表示領域とに区別され、
 前記着色層は前記非表示領域に設けられ、
 前記非表示領域は、光学密度が3以上である、〔8〕~〔12〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
 〔14〕 前記前面板が樹脂フィルムである、〔8〕~〔13〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
 〔15〕 前記背面板が偏光板を有する、〔8〕~〔14〕のいずれか1項に記載の光学積層体。
 〔16〕 〔8〕~〔15〕のいずれか1項に記載の光学積層体を備え、前記前面板が前面に配置された、画像表示装置。
 〔17〕 偏光板と、
 前記偏光板の視認側の表面上の一部に設けられた着色層と、を備え、
 前記着色層は、めっき層を有する、着色層付偏光板。
 〔18〕 〔8〕~〔15〕のいずれか1項に記載の光学積層体を製造する方法であって、
前記背面板の前記貼合層側の最表面層の一部に前記着色層を形成する着色層形成工程と、 前記着色層形成工程の後に、前記最表面層に前記貼合層を積層する積層工程と、を有する、製造方法。
 本発明によると、着色層を備え、曲げに対して耐久性を有する光学積層体、当該光学積層体を有する画像表示装置、当該着色層を備えた着色層付偏光板、及び当該光学積層体の製造方法を提供することができる。
本発明の一つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。 本発明の一つの実施形態による画像表示装置の概略断面図である。 光学積層体を前面板側からみた上面図である。 画像表示装置がフレキシブルディスプレイである場合の曲げ態様の例を示す図である。 本発明の第1実施形態による画像表示装置の概略断面図である。 本発明の第2実施形態による画像表示装置の概略断面図である。 本発明の第3実施形態による画像表示装置の概略断面図である。 本発明の第4実施形態による画像表示装置の概略断面図である。 本発明の光学積層体の製造方法の一例を模式的に示す断面図である。 屈曲性を評価する試験方法を模式的に示す図である。 実施例1における光学積層体の製造方法を模式的に示す断面図である。 比較例1における光学積層体の製造方法を模式的に示す断面図である。
 以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の全ての図面においては、各構成要素を理解しやすくするために縮尺を適宜調整して示しており、図面に示される各構成要素の縮尺と実際の構成要素の縮尺とは必ずしも一致しない。
 [光学積層体]
 図1は、本発明の一つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。本実施形態の光学積層体100は、視認側から順に、前面板10、貼合層20、及び背面板30を備える。光学積層体100は着色層40を備え、着色層40は背面板30の貼合層20側の表面上の一部に設けられている。光学積層体100は、積層方向に直交する面方向において、表示領域Aと非表示領域Bとに区別されていてもよく、この場合、非表示領域Bに着色層40を備えることが好ましい。なお、以下では、光学積層体100が表示領域Aと非表示領域Bとに区別されており、非表示領域Bが着色層40を備えている場合を例に挙げて説明する。
 [画像表示装置]
 図2は、本発明の一つの実施形態による画像表示装置の概略断面図である。本実施形態の画像表示装置300は、前面に配置される前面板10を含む光学積層体100と、表示ユニットを含む表示積層体200とを有する。
 図3は、画像表示装置300を、前面板10側からみた上面図である。非表示領域Bは、光学密度が3以上であることが好ましく、3.2以上であることがより好ましい。非表示領域Bの光学密度が上記数値範囲であることにより、非表示領域B内に配置されている配線等の要素が十分に遮蔽されるとともに、表示領域Aの画像の視認性が向上する。着色層40は、非表示領域Bの光学密度の向上に寄与する。また、着色層40の形状及び色が、貼合層20及び前面板10を介して視認されることから、着色層40は画像表示装置300のデザインにも寄与する。本発明の着色層40は、金属を含んでいてもよく、金属を含む場合には金属からの反射光が着色層40の色として視認されるので、高級感を有するデザインに寄与する。
 光学積層体100の面方向の形状及び大きさは、これが用いられる画像表示装置300の面方向の形状及び大きさに対応する。画像表示装置300の面方向の形状は、好ましくは方形形状であり、より好ましくは長辺と短辺とを有する方形形状である。この方形形状は好ましくは長方形である。画像表示装置300の面方向の形状が長方形である場合において、長辺の長さは、例えば50mm~300mmであり、好ましくは100mm~280mmである。短辺の長さは、例えば30mm~250mmであり、好ましくは60mm~220mmである。光学積層体100が方形形状である場合、R加工、切り欠き加工、及び穴あけ加工からなる少なくとも一種類の加工が施されていてもよい。
 光学積層体100の厚さは、前面板10及び背面板30が備える機能によっても適宜設計されるのが好ましく、特に限定されないが、例えば、40μm~300μmであり、好ましくは70μm~200μmである。
 光学積層体100は、折曲げ可能であることが好ましい。折曲げ可能であるとは、折曲げ曲率2.5Rの折曲げ試験において良好な結果が得られることをいう。本発明の好ましい実施態様に係る光学積層体では、折曲げ曲率2.5Rの折曲げ試験において良好な結果が得られる。折曲げ曲率2.5Rの折曲げ試験は、後述の実施例において説明する方法に従って行われる。
 画像表示装置300は、フレキシブルディスプレイパネルとして構成することができる。図4は、画像表示装置がフレキシブルディスプレイパネルである場合の曲げ態様の例を示す。図4(a)は、視認側表面を内側にして折り畳み可能に構成されたフレキシブルディスプレイ305であり、図4(b)は巻回可能なフレキシブルディスプレイ306である。
 画像表示装置300がフレキシブルディスプレイである場合には、着色層40に曲げの力が繰り返し付加されることにより、または曲げの力が継続的に付加されることにより、クラックや変色を生じさせることがある。画像表示装置300において、着色層40にクラックや変色が発生すると容易に視認されるので好ましくない。また、画像表示装置300がフレキシブルディスプレイであるか否かにかかわらず、光学積層体100単独で可撓性を有する場合には、光学積層体100の搬送時等にも曲げの力が付加されることがあり、着色層40におけるクラックや変色の原因ともなり得る。
 本発明の光学積層体100及び画像表示装置300においては、着色層40の積層位置を背面板30の貼合層20側の表面上であることにより、曲げの力が繰り返し又は継続的に付加されても、着色層40でのクラックや変色の発生を抑制することができる。本発明の光学積層体100及び画像表示装置300は、前面板10を内側にした曲げの力に対しても、前面板10を外側にした曲げの力に対しても、着色層40のクラックや変色の発生を防ぐことができる。着色層40が前面板10の表面に配置される場合に比べて、着色層40の積層位置を、光学積層体100の積層方向における中心に近づけることができる。
このため、折り曲げに起因して着色層40に生じる応力が小さくなり、上記効果が奏されるものと考えられる。
 このような観点に基づいて、着色層40における前面板10に近い側の面から、光学積層体100における前面板10側の最表面までの距離d1(図1に示す)と、着色層40における前面板10から遠い側の面から、光学積層体100における背面板30側の最表面までの距離d2(図1に示す)との差の大きさは、0μm以上50μm以下であってもよく、30μm以下であることが好ましい。
 距離d1と、距離d2との差の相対的な大きさD(%)は、25%以下であることが好ましく、20%以下であることがより好ましく、15%以下であることがさらに好ましい。下限は特に限定されず、0%であってもよい。前記差の相対的な大きさD(%)は、以下の式:
 D=100×|(d1-d2)/(d1+d2)|
から算出される。
 画像表示装置300は、タッチパネル方式の画像表示装置として構成することができる。タッチパネル方式の画像表示装置は、タッチセンサパネルを備え、光学積層体100が備える前面板10がタッチ面を構成する。
 以下、本発明の係る画像表示装置について、具体的な形態(第1~第4実施形態)を示して、各構成要素を詳細に説明する。
 <第1実施形態>
 図5は、本発明の第1実施形態による画像表示装置の概略断面図である。本実施形態の画像表示装置は、タッチパネル方式の液晶表示装置である。液晶表示装置301は、視認側から順に、前面板10、貼合層20、偏光板60a、タッチセンサパネル70、液晶表示素子ユニット81、偏光板60b、及びバックライトユニット90を備える。液晶表示装置301は、偏光板60aの貼合層20側の表面上の一部に設けられた着色層40を備える。液晶表示装置301は、面方向において、表示領域Aと非表示領域Bとに区別されていてもよく、この場合、非表示領域Bに着色層40を備えることが好ましい。
 液晶表示装置301においては、前面板10と、貼合層20と、偏光板60aとからなり、着色層40を備えた積層体が光学積層体101として構成され、かかる光学積層体101を用いて液晶表示装置301が構成される。本実施形態において、偏光板60aは、光学積層体101の背面板30としても機能する。
 <第2実施形態>
 図6は、本発明の第2実施形態による画像表示装置の概略断面図である。本実施形態の画像表示装置は、タッチパネル方式の液晶表示装置である。液晶表示装置302は、図5に示す液晶表示装置301とは、偏光板60aとタッチセンサパネル70の積層位置が入れ替わっており、着色層40が、タッチセンサパネル70の貼合層20側の表面上に設けられている点のみが異なる。
 液晶表示装置302においては、前面板10と、貼合層20と、タッチセンサパネル70とからなり、着色層40を備えた積層体が光学積層体102として構成され、かかる光学積層体102を用いて液晶表示装置302が構成される。本実施形態において、タッチセンサパネル70は、光学積層体102の背面板30としても機能する。
 <第3実施形態>
 図7は、本発明の第3実施形態による画像表示装置の概略断面図である。本実施形態の画像表示装置は、タッチパネル方式の有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置である。有機EL表示装置303は、視認側から順に、前面板10、貼合層20、偏光板60c、タッチセンサパネル70、及び有機ELユニット82を備える。有機EL表示装置303は、偏光板60cの貼合層20側の表面上の一部に設けられた着色層40を備える。有機EL表示装置303は、面方向において、表示領域Aと非表示領域Bとに区分されていてもよく、この場合、非表示領域Bに着色層40を備えることが好ましい。
 有機EL表示装置303においては、前面板10と、貼合層20と、偏光板60cとからなり、着色層40を備えた積層体が光学積層体103として構成され、かかる光学積層体103を用いて有機EL表示装置303が構成される。本実施形態において、偏光板60cは、光学積層体103の背面板30としても機能する。
 <第4実施形態>
 図8は、本発明の第4実施形態による画像表示装置の概略断面図である。本実施形態の画像表示装置は、タッチパネル方式の有機EL表示装置である。有機EL表示装置304は、図7に示す有機EL表示装置303とは、偏光板60cとタッチセンサパネル70の積層位置が入れ替わっており、着色層40が、タッチセンサパネル70の貼合層20側の表面上に設けられている点のみが異なる。
 有機EL表示装置304においては、前面板10と、貼合層20と、タッチセンサパネル70とからなり、着色層40を備えた積層体が光学積層体104として構成され、かかる光学積層体104を用いて有機EL表示装置304が構成される。本実施形態において、タッチセンサパネル70は、光学積層体104の背面板30としても機能する。
 (表示ユニット)
 画像表示装置300に含まれる表示ユニットとして、例えば、液晶表示素子、有機EL表示素子、無機EL表示素子、プラズマ表示素子、電界放射型表示素子などの表示素子を含む表示ユニットが挙げられる。
 画像表示装置300は、フレキシブルディスプレイとして用いることができる。この場合、可撓性を持たせることができることから、表示素子は、液晶表示素子、有機EL表示素子、無機EL表示素子であることが好ましい。
 (前面板)
 前面板10は、光を透過可能な板状体であれば、材料及び厚さは限定されることはなく、また単層であっても複層であってもよく、ガラス製の板状体(例えば、ガラス板、ガラスフィルムなど)、樹脂製の板状体(例えば、樹脂板、樹脂シート、樹脂フィルムなど)が例示される。
 ガラス板としては、ディスプレイ用強化ガラスが好ましく用いられる。ガラス板の厚みは、例えば、50μm~1000μmである。ガラス板を用いることにより、優れた機械的強度および表面硬度を有する前面板10を構成することができる。
 樹脂フィルムとしては、光を透過可能な樹脂フィルムであれば限定されることはない。
例えば、トリアセチルセルロース、アセチルセルロースブチレート、エチレン-酢酸ビニル共重合体、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロース、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリアクリル、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリメチルメタアクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアミドイミドなどの高分子で形成されたフィルムが挙げられる。これらの高分子は、単独で又は2種以上混合して用いることができる。画像表示装置300がフレキシブルディスプレイである場合には、優れた可撓性を有し、高い強度を及び高い透明性を有するように構成可能な、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミドなどの高分子で形成された樹脂フィルムが好適に用いられる。
 樹脂フィルムは、基材フィルムの少なくとも一方の面にハードコート層を設けて硬度をより向上させたフィルムであってもよい。ハードコート層は、基材フィルムの一方の面に形成されていてもよいし、両方の面に形成されていてもよい。画像表示装置300がタッチパネル方式の画像表示装置である場合には、前面板10の表面がタッチ面となるため、ハードコート層を有する樹脂フィルムが好適に用いられる。ハードコート層を設けることにより、硬度及びスクラッチ性を向上させた樹脂フィルムとすることができる。ハードコート層は、例えば、紫外線硬化型樹脂の硬化層である。紫外線硬化型樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙げられる。ハードコート層は、強度を向上させるために、添加剤を含んでいてもよい。添加剤は限定されることはなく、無機系微粒子、有機系微粒子、又はこれらの混合物が挙げられる。樹脂フィルムの厚みは、例えば、30μm~2000μmである。
 前面板10は、画像表示装置300の前面を保護する機能を有するのみではなく、タッチセンサとしての機能、ブルーライトカット機能、視野角調整機能等を有するものであってもよい。
 前面板10の厚みは、10~500μmであることができ、20~100μmであることが好ましい。前面板がハードコート層を有する場合、前面板の厚みはハードコート層の厚みも含むものである。
 (貼合層)
 貼合層20は、前面板10と背面板30との間に介在してこれらを貼合する層であり、粘着剤層又は接着剤層である。貼合層20は、着色層40の段差を良好に吸収することができる観点から粘着剤層であることが好ましい。
 粘着剤層は、(メタ)アクリル系、ゴム系、ウレタン系、エステル系、シリコーン系、ポリビニルエーテル系のような樹脂を主成分とする粘着剤組成物で構成することができる。中でも、透明性、耐候性、耐熱性等に優れる(メタ)アクリル系樹脂をベースポリマーとする粘着剤組成物が好適である。粘着剤組成物は、活性エネルギー線硬化型、熱硬化型であってもよい。
 粘着剤組成物に用いられる(メタ)アクリル系樹脂(ベースポリマー)としては、例えば、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2-エチルヘキシルのような(メタ)アクリル酸エステルの1種又は2種以上をモノマーとする重合体又は共重合体が好適に用いられる。ベースポリマーには、極性モノマーを共重合させることが好ましい。極性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートのような、カルボキシル基、水酸基、アミド基、アミノ基、エポキシ基等を有するモノマーを挙げることができる。
 粘着剤組成物は、上記ベースポリマーのみを含むものであってもよいが、通常は架橋剤をさらに含有する。架橋剤としては、2価以上の金属イオンであって、カルボキシル基との間でカルボン酸金属塩を形成するもの;ポリアミン化合物であって、カルボキシル基との間でアミド結合を形成するもの;ポリエポキシ化合物やポリオールであって、カルボキシル基との間でエステル結合を形成するもの;ポリイソシアネート化合物であって、カルボキシル基との間でアミド結合を形成するものが例示される。中でも、ポリイソシアネート化合物が好ましい。
 活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物とは、紫外線や電子線のような活性エネルギー線の照射を受けて硬化する性質を有しており、活性エネルギー線照射前においても粘着性を有してフィルム等の被着体に密着させることができ、活性エネルギー線の照射によって硬化して密着力の調整ができる性質を有する粘着剤組成物である。活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物は、紫外線硬化型であることが好ましい。活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物は、ベースポリマー、架橋剤に加えて、活性エネルギー線重合性化合物をさらに含有する。さらに必要に応じて、光重合開始剤や光増感剤等を含有させることもある。
 粘着剤組成物は、光散乱性を付与するための微粒子、ビーズ(樹脂ビーズ、ガラスビーズ等)、ガラス繊維、ベースポリマー以外の樹脂、粘着性付与剤、充填剤(金属粉やその他の無機粉末等)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、着色剤、消泡剤、腐食防止剤、光重合開始剤等の添加剤を含むことができる。
 上記粘着剤組成物の有機溶剤希釈液を基材上に塗布し、乾燥させることにより形成することができる。活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物を用いた場合は、形成された粘着剤層に、活性エネルギー線を照射することにより所望の硬化度を有する硬化物とすることができる。
 貼合層20の厚みは、着色層40の段差を吸収する観点から着色層40の厚みより厚いことが好ましく、例えば、3μm~100μmであることが好ましく、5μm~50μmであることがより好ましい。
 (背面板)
 背面板30は、光を透過可能な板状体であれば、材料及び厚さは限定されることはなく、また単層であっても複層であってもよい。背面板の厚みは、10μm~1000μmであることができ、20~500μmであることが好ましく、50~100μmであることがより好ましい。背面板には、上記表示ユニットが含まれなくてもよい。
 背面板30としては、上記したように、偏光板60a,60c、タッチセンサパネル70などのように、通常の画像表示装置において用いられている構成要素を用いることができる。背面板30として、このような構成要素を用いることにより、画像表示装置300の構成要素の数を減らすことができ、画像表示装置300の薄型化を実現できることから好ましい。
 上記においては、背面板30が、偏光板60a,60c、タッチセンサパネル70でもある場合について例示したが、背面板30はこれらに限定されることはなく、偏光板の視認側の保護フィルムであったり、偏光板とタッチセンサパネルの積層体であったりしてもよい。
 背面板30としては、前面板10と同様に、ガラス製の板状体(例えば、ガラス板、ガラスフィルムなど)、樹脂製の板状体(例えば、樹脂板、樹脂シート、樹脂フィルムなど)を用いることもできる。ガラス製の板状体及び樹脂製の板状体の具体例としては、前面板10に関する上述の説明が適用される。
 (着色層)
 着色層40の形状及び色は限定されることはなく、用途やデザインに応じて適宜選択し得る。着色層40としては、黒色、赤色、白色、紺色、銀色、金色などの色に着色されている層を例示することができる。着色層40は単層から形成されてもよいし、複数の層から形成されてもよい。着色層40が複数の層から形成される場合、着色層40の色としては、一種類の色を採用してもよいし、複数の色を採用してもよい。着色層40は、金属を含んでいてもよく、かかる金属はめっき層に含まれていてもよい。
 着色層40は、インキ又は塗料を用いた印刷法、金属顔料を含む着色層40を予め形成しこれを貼合する等の方法により形成することができる。また、これらの方法を組み合わせてもよい。着色層40は、背面板30の表面上に形成することが好ましい。印刷法の具体例としては、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、転写シートからの転写印刷が挙げられる。印刷法による印刷を繰り返して行い、所望の厚みの着色層40を得るようにしてもよい。着色層40の形成に用いられるインキ又は塗料は、例えば、バインダー、着色剤、溶媒、任意の添加剤を含む。
 バインダーとしては、塩素化ポリオレフィン(例えば、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン)、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂が挙げられる。バインダー樹脂は、単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。バインダー樹脂は、熱重合性樹脂であっても、光重合性樹脂であってもよい。
  着色剤は、所望の着色に応じて適宜選択され得る。着色剤としては、例えば、チタン白、亜鉛華、カーボンブラック、鉄黒、弁柄、クロムバーミリオン、群青、コバルトブルー、黄鉛、チタンイエロー等の無機顔料;フタロシアニンブルー、インダスレンブルー、イソインドリノンイエロー、ベンジジンイエロー、キナクリドンレッド、ポリアゾレッド、ペリレンレッド、アニリンブラック等の有機顔料または染料;アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料;二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢顔料(パール顔料)が挙げられる。着色剤は、バインダー樹脂100質量部に対して、50~200質量部含まれることが好ましい。
 着色層40の厚みは、視認可能な段差を抑制しつつ遮蔽効果を向上させる観点から、1μm~50μmであることが好ましく、3μm~30μmであることがより好ましく、3μm~20μmであってもよい。着色層40が黒色である場合には、厚みが薄くても、他の色と比較して高い遮蔽効果を得ることができる。図1には、着色層40の厚みが均一であり断面形状が長方形である場合を例示しているが、着色層40の厚みは均一でなくてもよく、例えば、内側に向かって厚みが薄くなるテーパー部を有するような断面形状であってもよい。テーパー部を有することにより、積層時に生じやすい空気の噛み込みを抑制することができる。着色層40の厚みが均一でない場合、上記において着色層40の厚みとして記載した数値範囲は、着色層40の最大の厚みとする。着色層40は、視認可能な段差を抑制する観点から、適度な弾性力を有することが好ましい。着色層40の弾性力は、使用するバインダーの種類、配合比等によって調整することができる。
 着色層40を背面板30の周縁部に設ける場合、周縁部の全周に設ける形態に限定されることはなく、所望のデザイン等に応じて、周縁部の一部のみに設ける形態であってもよい。着色層40を背面板30の周縁部に設ける場合、その幅は、表示領域の大きさ、所望のデザイン等に応じて適宜決定することができ、例えば、1mm~20mmの範囲であることが好ましい。
 着色層40は、背面板30の貼合層20側の表面上の一部に設けられているものであれば、面方向の配置位置は限定されない。図2,3に示す画像表示装置300のように、着色層40を周縁部に配置する構成の場合、周縁部からの光漏れを抑制することができ、また額縁のように視認されることからデザイン性を向上させることができる。
 着色層40は、金属を含む場合、かかる金属はめっき層として含まれることが好ましい。着色層40が金属を含む態様として、金属顔料が印刷層又は塗布層に含まれるような態様も可能であるが、本発明者らは、金属顔料を含む印刷層又は塗布層と比較すると、めっき層は曲げに対しての耐久性がより高いとの知見を得た。したがって、着色層40が金属を含む場合には、金属をめっき層として含む構成とすることにより、曲げに対する耐久性の向上に寄与する。
 着色層40がめっき層を含む場合、着色層40の厚みは、30μm以下であることが好ましく、15μm以下であることがより好ましい。着色層40の厚みが、上記数値範囲内であることにより、曲げに対する耐久性を向上させることができる。着色層40の厚みは3μm以上であることが好ましく、6μm以上であることがより好ましい。着色層40の厚みが3μm以上であることにより、着色層40aが視認されやすくなり、デザイン性向上に寄与するものとなり、また非表示領域Bの光学密度の向上へも寄与するものとなる。
 光学積層体100は、着色層40とは別に、背面板30の貼合層20側の表面とは反対側の表面上に遮蔽層を備えていてもよい。遮蔽層は、光学積層体100の非表示領域Bに設けることができ、背面板30を介して着色層40上に設けることが好ましい。遮蔽層は、非表示領域Bの光学密度の向上に寄与する。したがって、非表示領域Bの光学密度が着色層40のみでは所望の数値に達しない場合には、遮蔽層を設けることが好ましい。
本明細書では、めっき法により形成された層をめっき層という。したがって、背面板30の表面又は背面板30の表面に形成された下地層の表面に、直接めっき法により形成されためっき層であっても、基板に形成されためっき層を含む層を背面板30の表面に転写して形成されためっき層であっても、本明細書で規定するめっき層に含まれる。直接めっき法により形成されためっき層の方が、曲げに対してより高い耐久性を有するので好ましい。なお、背面板30の表面に転写して着色層40を形成する場合には、例えば、熱転写法を採用することができるが、熱転写法によると熱により背面板30が変形、サイズ変化等が生じることがあるので、この点からも直接めっき法の方が好ましい。
 めっき法の具体例としては、電解めっき、無電解めっき、溶融めっき、化学蒸着、物理蒸着等、公知のめっき方法が挙げられる。物理蒸着としては、真空蒸着、分子線蒸着、イオンビーム蒸着等の蒸発源を加熱して蒸発させる方法を含む蒸発系、マグネトロンスパッタリング、イオンビームスパッタリング等のスパッタリング系が挙げられる。本明細書ではめっき層を構成する金属としては、Al、TiO、SiO、In等が挙げられる。
 めっき層を形成は、パターニングを組み合わせて所望の形状となるように構成することができる。パターニングを行なうことにより、背面板30の貼合層20側の表面上の一部にめっき層を設けることができる。これにより、例えば表示領域Aに形成されためっき層を除去することができるので、非表示領域Bと表示領域Aとの区別を明確化でき、また表示領域Aの視認性を向上させることができる。直接めっき法によりめっき層を形成する場合の、具体的なパターニングの方法としては、
i)背面板30の全面にめっき層を形成した後に、めっき層の着層層40に対応する領域のみに透明の保護層を被覆して、保護層が被覆されていない領域を、エッチングにより除去する方法、
ii)背面板30の表面の、着色層40に対応する領域以外をマスクにより保護し、その後、着色層40に対応する領域のみにめっき層を形成する方法、等
が挙げられる。
 めっき層の厚さは、100nm以上3000nm以下であることが好ましく、500nm以上2000nm以下であることがより好ましい。めっき層の厚さを100nm以上とすることにより、めっき層からの反射光が視認されやすくなる。また、めっき層の厚さを3000nm以下とすることにより、曲げに対する耐久性を向上させることができる。
 着色層40は、めっき層を有する場合、めっき層単層から構成されていてもよいし、めっき層を含む複数の層から構成されていてもよい。着色層40が、めっき層の上側(貼合層20側)にさらに他の層を有する構成の場合には、めっき層の上側の層は、少なくとも、めっき層からの反射光が視認される程度に透明な層であることが好ましく、例えば、透明な保護層であることが好ましい。具体的には、パターニングの過程で、着色層40のめっき層が除去されるのを防ぐために設けられた透明な保護層とすることができる。着色層40は、めっき層の下側(背面板30側)に、遮光性の高い着色剤含有層、又は密着性を向上させる下地層等を有してもよい。めっき層を被覆するように設けられた保護層は、めっき層の視認側の面の少なくとも一部を覆うように形成されていればよく、めっき層の側面を含む全表面を覆うように形成されているものである必要はない。めっき層の下側に設けられる下地層はめっき層で被覆されており、めっき層は下地層の視認側の面の少なくとも一部を覆うように形成されていればよく、下地層の側面を含む全表面を覆うように形成されているものである必要はない。
 着色剤含有層に含まれる着色剤としては、例えば、アセチレンブラック等のカーボンブラック、鉄黒等の黒色の着色剤が挙げられる。保護層及び着色剤含有層は、印刷法、塗布法等の方法により形成することができる。印刷法の具体例としては、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、転写シートからの転写印刷が挙げられる。印刷法による印刷を繰り返して行い、所望の厚みの層を得るようにしてもよい。印刷法に用いられるインクとしては、例えば、バインダー、溶媒、任意の添加剤等を含むインクが挙げられる。着色層含有層を形成する場合は、着色剤を含むインクが用いられる。
 バインダーとしては、塩素化ポリオレフィン(例えば、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン)、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂が挙げられる。バインダー樹脂は、単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。バインダー樹脂は、熱重合性樹脂であっても、光重合性樹脂であってもよい。
 印刷法により、着色剤含有層を形成する場合には、着色剤は、バインダー樹脂100質量部に対して、50~200質量部含まれるインクを用いることが好ましい。
 着色層40を背面板30の周縁部に設ける場合、周縁部の全周に設ける形態に限定されることはなく、所望のデザイン等に応じて、周縁部の一部のみに設ける形態であってもよい。着色層40を背面板30の周縁部に設ける場合、その幅は、表示領域の大きさ、所望のデザイン等に応じて適宜決定することができ、例えば、1mm~20mmの範囲であることが好ましい。また、着色層40は、非表示領域の全領域に設けられていることが好ましいが、非表示領域の一部の領域に設けられている構成であってもよい。
 (偏光板)
 偏光板としては、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルム、又は吸収異方性を有する色素を塗布し硬化させたフィルムを偏光子として含むフィルム等が挙げられる。
吸収異方性を有する色素としては、例えば、二色性色素が挙げられる。二色性色素として、具体的には、ヨウ素や二色性の有機染料が用いられる。二色性有機染料には、 C.I. DIRECT RED 39 などのジスアゾ化合物からなる二色性直接染料、トリスアゾ、テトラキスアゾなどの化合物からなる二色性直接染料が包含される。偏光子として用いられる、吸収異方性を有する色素を塗布したフィルムとしては、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルム、あるいは、液晶性を有する二色性色素を含む組成物又は二色性色素と重合性液晶とを含む組成物を塗布し硬化させて得られる層を有するフィルム等が挙げられる。吸収異方性を有する色素を塗布し硬化させたフィルムは、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルムに比べて、屈曲方向に制限がないため好ましい。
 (1)延伸フィルムを偏光子として備える偏光板
 吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルムを偏光子として備える偏光板について説明する。偏光子である、吸収異方性を有する色素を吸着させた延伸フィルムは、通常、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを一軸延伸する工程、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを二色性色素で染色することにより、その二色性色素を吸着させる工程、及び二色性色素が吸着されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムをホウ酸水溶液で処理する工程を有する、及びホウ酸水溶液による処理後に水洗する工程を経て製造される。かかる偏光子をそのまま偏光板として用いてもよく、その片面又は両面に透明保護フィルムを貼合したものを偏光板として用いてもよい。こうして得られる偏光子の厚みは、好ましくは2μm~40μmである。
 ポリビニルアルコール系樹脂は、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化することによって得られる。ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニルとそれに共重合可能な他の単量体との共重合体が用いられる。酢酸ビニルに共重合可能な他の単量体としては、例えば、不飽和カルボン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸類、アンモニウム基を有するアクリルアミド類などが挙げられる。
 ポリビニルアルコール系樹脂のケン化度は、通常85~100モル%程度であり、好ましくは98モル%以上である。ポリビニルアルコール系樹脂は変性されていてもよく、例えば、アルデヒド類で変性されたポリビニルホルマールやポリビニルアセタールも使用することができる。ポリビニルアルコール系樹脂の重合度は、通常1,000~10,000程度であり、好ましくは1,500~5,000の範囲である。
 このようなポリビニルアルコール系樹脂を製膜したものが、偏光板の原反フィルムとして用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂を製膜する方法は、特に限定されるものでなく、公知の方法で製膜することができる。ポリビニルアルコール系原反フィルムの膜厚は、例えば、10μm~150μm程度とすることができる。
 ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの一軸延伸は、二色性色素による染色の前、染色と同時、又は染色の後で行うことができる。一軸延伸を染色の後で行う場合、この一軸延伸は、ホウ酸処理の前に行ってもよいし、ホウ酸処理中に行ってもよい。また、これらの複数の段階で一軸延伸を行うことも可能である。一軸延伸にあたっては、周速の異なるロール間で一軸に延伸してもよいし、熱ロールを用いて一軸に延伸してもよい。また一軸延伸は、大気中で延伸を行う乾式延伸であってもよいし、溶剤を用い、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを膨潤させた状態で延伸を行う湿式延伸であってもよい。延伸倍率は、通常3~8倍程度である。
 偏光子の片面又は両面に貼合される保護フィルムの材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、環状ポリオレフィン系樹脂フィルム、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロースのような樹脂からなる酢酸セルロース系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートのような樹脂からなるポリエステル系樹脂フィルム、ポリカーボネート系樹脂フィルム、(メタ)アクリル系樹脂フィルム、ポリプロピレン系樹脂フィルムなど、当分野において公知のフィルムを挙げることができる。保護フィルムの厚みは、薄型化の観点から、通常300μm以下であり、200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがより好ましく、また、通常5μm以上であり、20μm以上であることが好ましい。保護フィルムは位相差を有していても、有していなくてもよい。
 (2)液晶層から形成されたフィルムを偏光子として備える偏光板
 液晶層から形成されたフィルムを偏光子として備える偏光板について説明する。偏光子として用いられる、吸収異方性を有する色素を塗布したフィルムとしては、液晶性を有する二色性色素を含む組成物、又は二色性色素と液晶化合物とを含む組成物を基材に塗布し硬化して得られるフィルム等が挙げられる。当該フィルムは、基材を剥離してまたは基材とともに偏光板として用いてもよく、またはその片面又は両面に保護フィルムを有する構成で偏光板として用いてもよい。当該保護フィルムとしては、上記した延伸フィルムを偏光子として備える偏光板と同一のものが挙げられる。
 吸収異方性を有する色素を塗布し硬化して得られたフィルムは薄い方が好ましいが、薄すぎると強度が低下し、加工性に劣る傾向がある。当該フィルムの厚さは、通常20μm以下であり、好ましくは5μm以下であり、より好ましくは0.5μm以上3μm以下である。
 前記吸収異方性を有する色素を塗布して得られたフィルムとしては、具体的には、特開2013-37353号公報や特開2013-33249号公報等に記載のフィルムが挙げられる。
 偏光板は、さらに位相差フィルムを備えていてもよい。位相差フィルムは、1層または2層以上の位相差層を含むことができる。位相差層としては、λ/4板やλ/2板のようなポジティブAプレート、およびポジティブCプレートであることができる。位相差層は、上述の保護フィルムの材料として例示をした樹脂フィルムから形成されてもよいし、重合性液晶化合物が硬化した層から形成されてもよい。位相差フィルムは、さらに配向膜や基材フィルムを含んでいてもよい。偏光子の吸収軸と位相差フィルムの遅相軸とが所定の角度となるように、偏光子と位相差フィルムとが配置されると、偏光板は反射防止機能を有する、すなわち円偏光板として機能し得る。
 (タッチセンサパネル)
 タッチセンサパネルとしては、タッチされた位置を検出可能なセンサであれば、検出方式は限定されることはなく、抵抗膜方式、静電容量結合方式、光センサ方式、超音波方式、電磁誘導結合方式、表面弾性波方式等のタッチセンサパネルが例示される。低コストであることから、抵抗膜方式、静電容量結合方式のタッチセンサパネルが好適に用いられる。
 抵抗膜方式のタッチセンサパネルの一例は、互いに対向配置された一対の基板と、それら一対の基板の間に挟持された絶縁性スペーサーと、各基板の内側の前面に抵抗膜として設けられた透明導電膜と、タッチ位置検知回路とにより構成されている。抵抗膜方式のタッチセンサパネルを設けた画像表示装置においては、前面板10の表面がタッチされると、対向する抵抗膜が短絡して、抵抗膜に電流が流れる。タッチ位置検知回路が、このときの電圧の変化を検知し、タッチされた位置が検出される。
 静電容量結合方式のタッチセンサパネルの一例は、基板と、基板の全面に設けられた位置検出用透明電極と、タッチ位置検知回路とにより構成されている。静電容量結合方式のタッチセンサパネルを設けた画像表示装置においては、前面板10の表面がタッチされると、タッチされた点で人体の静電容量を介して透明電極が接地される。タッチ位置検知回路が、透明電極の接地を検知し、タッチされた位置が検出される。
 タッチセンサパネルの厚みは、5~500μmであることができ、10~100μmであることが好ましい。
 [光学積層体の製造方法]
本発明の一つの実施形態による光学積層体の製造方法は、背面板の貼合層側の最表面層の一部に前記着色層を形成する着色層形成工程と、着色層形成工程の後に、前記最表面層に前記貼合層を積層する積層工程と、を有する。図9は、本発明の一つの実施形態による光学積層体の製造方法を模式的に示す断面図である。本発明の一つの実施形態による光学積層体の製造方法は、背面板30を準備する工程と(図9(a))、背面板30の表面に着色層40を形成する着色層形成工程と(図9(b))、着色層40が形成された背面板30と、貼合層20と、前面板10とを積層して光学積層体100を得る積層工程と(図9(e))、を有する。
 積層工程(図9(e))の前に、前面板10を準備する工程と(図9(c))、前面板10の表面に貼合層20を設ける工程と(図9(d))、を有してもよい。
 背面板30が偏光板である場合、上記製造方法の中間段階で得られる着色層40が形成された背面板(図9(b)で得られる積層体)が、着色層付偏光板となる。着色層40が形成された背面板30の表面は、偏光板の視認側表面である。着色層付偏光板は、上述のように、曲げに対する耐久性の高い光学積層体100を得るために有用である。
 背面板30が複合層である場合には、図9(a)において、背面板30を準備する工程の代わりに、背面板30の貼合層20側の最表面層を含む背面板30の一部を準備する工程としてもよい。この場合には、複合層からなる背面板30が形成されるタイミングは限定されることはなく、図9(e)の工程の後であってもよい。後述する図11に示す方法は、この方法に該当する。なお、背面板30の貼合層側の最表面層との表現は、背面板30を構成する前の最表面層及び背面板30を構成した後の最表面層、いずれをも含むものとする。
 [画像表示装置の用途]
 本発明に係る画像表示装置は、スマートフォン、タブレット等のモバイル機器、テレビ、デジタルフォトフレーム、電子看板、測定器や計器類、事務用機器、医療機器、電算機器等として用いることができる。本発明の光学積層体は、着色層を備えながらも、曲げに対して耐久性を有するので、外観上の欠陥の発生が抑制された高品質の画像表示装置を提供することができる。
 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
 (実施例1~3、比較例1,2)
 <着色層形成用組成物(黒色)の調製>
[インク成分]
アセチレンブラック 15質量%
ポリエステル 75質量%
グルタル酸ジメチルエステル 2.5質量%
コハク酸 2質量%
イソホロン 5.5質量%
[硬化剤]
脂肪族ポリイソシアネート 75質量%
酢酸エチル 25質量%
[溶媒]
イソホロン
[製造方法]
インク成分100質量部に対し硬化剤を10質量部、溶媒を10質量部添加し、攪拌して、着色層形成用組成物(黒色)を得た。
 <着色層形成用組成物(白色)の調製>
[インク成分]
二酸化チタン 50質量%
ポリエステル 39質量%
グルタル酸ジメチルエステル 2.5質量%
コハク酸 2質量%
イソホロン 6.5質量%
[硬化剤]
脂肪族ポリイソシアネート 75質量%
酢酸エチル 25質量%
[溶媒]
イソホロン
[製造方法]
インク成分100質量部に対し硬化剤を10質量部、溶媒を10質量部添加し、攪拌して、着色層形成用組成物(白色)を得た。
 <実施例1>
 図11に示す手順で、実施例1の光学積層体を作製した。具体的には、前面板10として基材フィルムの両面にハードコート層が形成された厚さ70μmのウィンドウフィルム(基材フィルム50μm、各ハードコート層10μm、縦177mm×横105mm)を用意し(図11(c))、貼合層20として(メタ)アクリル系粘着剤層(厚さ25μm、 縦177mm×横105mm )を用意した。ウィンドウフィルムの基材フィルムはポリイミド系樹脂フィルムであり、ハードコート層は末端に多官能アクリル基を有するデンドリマー化合物を含む組成物から形成された層である。その後、ウィンドウフィルムの粘着剤層との貼合面と、粘着剤層のウィンドウフィルムとの貼合面にコロナ処理を施した。
そして、ウィンドウフィルムと粘着剤層とを貼合して粘着剤層付ウィンドウフィルムを得た(図11(d))。
 また、二色性色素と重合性液晶化合物とを含む組成物を基材に塗布し、硬化させて厚み2μmの偏光子を得た。当該偏光子上に、接着剤層を介して、厚み25μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルムを貼合した。基材を剥離し、露出した面に、液晶化合物が重合して硬化した層を含む位相差フィルム(厚さ17μm、層構成:オーバーコート層(アクリル系樹脂組成物の硬化層、厚さ1μm)/粘着剤層(厚さ5μm)/液晶化合物が硬化した層及び配向膜からなるλ/4板(厚さ3μm)/粘着剤層(厚さ5μm)/液晶化合物が硬化した層及び配向膜からなるポジティブCプレート(厚さ3μm))を貼合した。このようにして作製した偏光板60d(「TAC/偏光子/位相差フィルム」の層構成、厚さ44μm、 縦177mm×横105mm)を用意し(図11(a))、偏光板60dのTACの表面に、上記で準備した着色層形成用組成物(黒色)をインキとして用いて460メッシュのスクリーンを使ってスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が3μmとなる吐出量の印刷を繰り返し2回行って、周縁部の全周に厚さ6μm、幅5mmの黒色の着色層40を形成して着色層付偏光板を得た(図11(b))。
 その後、粘着剤層付ウィンドウフィルムと着色層付偏光板を、それぞれ粘着剤層及び着色層が形成されている面にコロナ処理を施した後にこれらの面が内側になるように積層して、ロール接合機を用いて貼合した(図11(e))。さらに、偏光板60dにおけるウィンドウフィルム側とは反対側の表面に、粘着剤層21(厚さ25μm)を介して、タッチセンサパネル71(環状オレフィン系樹脂フィルム(厚さ23μm)上にタッチセンサーパターン(厚さ10μm)を配設したもの)を、環状オレフィン系樹脂フィルムが表層となるように積層して、実施例1の光学積層体を得た(図11(f))。実施例1の光学積層体においては、「偏光板60d/粘着剤層21/タッチセンサパネル71」からなる積層体が背面板30に相当する。着色層40におけるウィンドウフィルムに近い側の面から、光学積層体におけるウィンドウフィルム側の最表面までの距離d1は、89μmであった。着色層40におけるウィンドウフィルムから遠い側の面から、光学積層体における環状オレフィン系樹脂フィルム側の最表面までの距離d2は、102μmであった。両者の差の大きさは13μmであり、相対的な差の大きさDは6.8%(≒100×|(102-89)/(102+89)|)であった。
 <実施例2>
 着色層を形成する際に、スクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が6μmとなる吐出量の印刷を繰り返し2回行って、周縁部の全周に厚さ12μm、幅5mmの着色層40を形成した点以外は、実施例1と同様の方法で光学積層体を作製した。距離d1は83μmであり、距離d2は102μmであり、両者の差の大きさは19μmであり、相対的な大きさDは10.3%(≒100×|(102-83)/(102+83)|)であった。  
 <実施例3>
 着色層を形成する際に、着色層形成用組成物(黒色)をインキとしてスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が3μmとなる吐出量の印刷を繰り返し2回行い、その後、その印刷層の上から、着色層形成用組成物(白色)をインキとしてスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が5μmとなる吐出量の印刷を繰り返して3回行って、周縁部の全周に厚さ21μm、幅5mmの白色の着色層40を形成した点以外は、実施例1と同様の方法で光学積層体を作製した。距離d1は74μmであり、距離d2は102μmであり、両者の差の大きさは28μmであり、相対的な大きさDは15.9%(≒100×|(102-74)/(102+74)|)であった。
 <比較例1>
 図12に示す手順で、比較例1の光学積層体を作製した。具体的には、前面板10として基材フィルムの両面にハードコート層が形成された厚さ70μmのウィンドウフィルム(基材フィルム50μm、各ハードコート層10μm、 縦177mm×横105mm )を用意し(図12(b))た。ウィンドウフィルムの基材フィルムはポリイミド系樹脂フィルムであり、ハードコート層は末端に多官能アクリル基を有するデンドリマー化合物を含む組成物から形成された層である。そして、ウィンドウフィルムの粘着剤層との貼合面に、上記で準備した着色層形成用組成物(黒色)をインキとして用いてスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が6μmとなる吐出量の印刷を繰り返し2回行って、周縁部の全周に厚さ12μm、幅5mmの黒色の着色層41を形成して着色層付ウィンドウフィルムを得た(図12(c))。
 また、貼合層20として(メタ)アクリル系粘着剤層(厚さ25μm、 縦177mm×横105mm)を用意し、ウィンドウフィルムとの貼合面にコロナ処理を施した。そして、ウィンドウフィルムの着色層が形成されている面にコロナ処理を施した後に粘着剤層を貼合して着色層と粘着剤層が設けられたウィンドウフィルムを得た(図12(d))。
 また、二色性色素と重合性液晶化合物とを含む組成物を基材に塗布し、硬化させて厚み2μmの偏光子を得た。当該偏光子上に、接着剤層を解して、厚み25μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルムを貼合した。基材を剥離し、露出した面に、液晶化合物が重合して硬化した層を含む位相差フィルム(厚さ17μm、層構成:オーバーコート層(アクリル系樹脂組成物の硬化層、厚さ1μm)/粘着剤層(厚さ5μm)/液晶化合物が硬化した層及び配向膜からなるλ/4板(厚さ3μm)/粘着剤層(厚さ5μm)/液晶化合物が硬化した層及び配向膜からなるポジティブCプレート(厚さ3μm))を貼合した。このようにして作製した偏光板60d(「TAC/偏光子/位相差フィルム」の層構成、厚さ44μm、 縦177mm×横105mm)を用意した(図12(a))。その後、偏光板60dのTAC側表面にコロナ処理を施し、着色層と粘着剤層が設けられたウィンドウフィルムの着色層と粘着剤層とが形成されている面にTAC側が内側になるようにして偏光板を積層して、ロール接合機を用いて貼合した(図12(e))。さらに、偏光板60dにおけるウィンドウフィルム側とは反対側の表面に、粘着剤層21(厚さ25μm)を介して、タッチセンサパネル71(環状オレフィン系樹脂フィルム(厚さ23μm)上にタッチセンサーパターン(厚さ10μm)を配設したもの)を、環状オレフィン系樹脂フィルムが表層となるように積層して、比較例1の光学積層体を得た(図12(f))。比較例1の光学積層体においては、「偏光板60d/粘着剤層21/タッチセンサパネル71」からなる積層体が背面板30に相当する。着色層41におけるウィンドウフィルムに近い側の面から、光学積層体におけるウィンドウフィルム側の最表面までの距離d1は、70μmであった。着色層41におけるウィンドウフィルムから遠い側の面から、光学積層体における環状オレフィン系樹脂フィルム側の最表面までの距離d2は、115μmであった。両者の差の大きさは45μmであり、相対的な差の大きさは24.3%(≒100×|(115-70)/(115+70)|)であった。
 <比較例2>
 着色層を形成する際に、着色層形成用組成物(黒色)をインキとしてスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が3μmとなる吐出量の印刷を繰り返し2回行い、その後、その印刷層の上から、着色層形成用組成物(白色)をインキとしてスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が5μmとなる吐出量の印刷を繰り返して3回行って、周縁部の全周に厚さ21μm、幅5mmの白色の着色層41を形成した点以外は、比較例1と同様の方法で光学積層体を作製した。距離d1は70μmであり、距離d2は106μmであり、両者の差の大きさは36μmであり、相対的な大きさDは20.5%(≒100×|(106-70)/(106+70)|)であった。
 [評価試験]
 実施例1~3及び比較例1,2の光学積層体に対して、屈曲評価設備(Science Town社製、STS-VRT-500)を用いて、曲げに対する耐久性を確認する評価試験を行った。図10は、本評価試験の方法を模式的に示す図である。図10に示すように、個別に移動可能な二つの載置台501,502を、間隙Cが2.5mmとなるように配置し、間隙Cの中心に幅方向の中心が位置するように光学積層体100を固定して配置した(図10(a))。このとき、ウィンドウフィルム(前面板10)が上方となるように光学積層体100を配置した。そして、二つの載置台501,502を位置P1及び位置P2を回転軸の中心として上方に90度回転させて、載置台の間隙Cに対応する光学積層体100の領域に曲げの力を付加した(図10(b))。その後、二つの載置台501,502を元の位置に戻した(図10(a))。以上の一連の操作を完了して、曲げの力の付加回数を1回とカウントした。曲げの力の付加回数を積み重ねて、載置台501,502の間隙Cに対応する光学積層体100の領域における着色層のクラックの発生の有無を確認し、クラックが発生した時点で曲げの力の付加を停止し、以下の基準で評価を行った。表1に評価結果を示す。載置台501,502の移動速度、曲げの力の付加のペースは、いずれの光学積層体に対する評価試験においても同一の条件とした。
A:曲げの力の付加回数が20万に達してもクラックが発生しなかった、
B:曲げの力の付加回数が15万以上20万未満でクラックが発生した、
C:曲げの力の付加回数が10万以上15万未満でクラックが発生した、
D:曲げの力の付加回数が5万以上10万未満でクラックが発生した、
E:曲げの力の付加回数が5万未満でクラックが発生した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 (実施例4,5)
 <着色剤含有層形成用組成物(黒色)の調製>
[インク成分]
アセチレンブラック 15質量%
ポリエステル 75質量%
グルタル酸ジメチルエステル 2.5質量%
コハク酸 2質量%
イソホロン 5.5質量%
[硬化剤]
脂肪族ポリイソシアネート 75質量%
酢酸エチル 25質量%
[溶媒]
イソホロン
[調製方法]
インク成分100質量部に対し硬化剤を10質量部、溶媒を10質量部添加し、攪拌して、着色剤含有層形成用組成物(黒色)を得た。
 <保護層形成用組成物(透明)の調製>
[インク成分]
ポリエステル 90質量%
グルタル酸ジメチルエステル 2.5質量%
コハク酸 2質量%
イソホロン 5.5質量%
[硬化剤]
脂肪族ポリイソシアネート 75質量%
酢酸エチル 25質量%
[溶媒]
イソホロン
[調製方法]
インク成分100質量部に対し硬化剤を10質量部、溶媒を10質量部添加し、攪拌して、保護層形成用組成物を得た。
 <着色剤含有層形成用組成物(メタルシルバー色)の調製>
[インク成分]
アルミニウム粉末(金属顔料) 15質量%
ポリエステル 75質量%
グルタル酸ジメチルエステル 2.5質量%
コハク酸 2質量%
イソホロン 5.5質量%
[硬化剤]
脂肪族ポリイソシアネート 75質量%
酢酸エチル 25質量%
[溶媒]
イソホロン
[調製方法]
インク成分100質量部に対し硬化剤を10質量部、溶媒を10質量部添加し、攪拌して、着色剤含有層形成用組成物(メタルシルバー色)を得た。
 <感光性樹脂組成物の調製>
[樹脂]
アクリレートポリマー  7質量%
メタクリレートモノマー  81質量%
[硬化剤]
1,6-ヘキサンジイソシアネート   10質量%
トリフェニルホスフィン   2質量%
[調製方法]
上記各成分を混合して撹拌し、感光性樹脂組成物を得た。 
 <粘着剤シートの作製>
 質量基準で、84部の2-エチルヘキシルアクリレート、15部のイソボルニルアクリレート、1部のヒドロキシプロピルアクリレート、および重合開始剤として0.02部の1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを混合した。混合液に紫外線を照射して、モノマーを重合させた。
 その後、重合開始剤として0.4部の1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、0.3部のラウリルアクリレート、0.05部のポリエチレングリコール(200)ジアクリレート、0.05部の(3-グリシジルオキシプロピル)トリメトキシシランを上記混合液に添加し、粘着剤組成物を調製した。
 粘着剤組成物を、表面がシリコンで処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(離型フィルム)上に塗工した。塗工厚みは、25μmとした。別の離型フィルムを準備し、塗膜上に積層させた。離型フィルム/粘着剤組成物の塗膜/離型フィルムの層構成を有する積層体に対して、紫外線を照射した。紫外線の照射工程においては、300~400nmの紫外線(365nmで発光強度は極大となる)が、積算光量が1500mJ/cmとなるように積層体へ照射された。このようにして、(メタ)アクリル系粘着剤層を備える粘着剤シートを作製した。
 <実施例4>
 (粘着剤層付ウィンドウフィルムの作製)
 図9に示す手順で、実施例1の光学積層体を作製した。具体的には、前面板10として基材フィルムの両面にハードコート層が形成された厚さ70μmのウィンドウフィルム(基材フィルム50μm、各ハードコート層10μm、縦177mm×横105mm)を用意し(図9(c))、貼合層20として上記で作製した粘着剤シートの(メタ)アクリル系粘着剤層(厚さ25μm、 縦177mm×横105mm )を使用した。ウィンドウフィルムの基材フィルムはポリイミド系樹脂フィルムであり、ハードコート層は末端に多官能アクリル基を有するデンドリマー化合物を含む組成物から形成された層である。その後、ウィンドウフィルムの粘着剤層との貼合面と、粘着剤層のウィンドウフィルムとの貼合面にコロナ処理を施した。そして、ウィンドウフィルムと粘着剤層とを貼合して粘着剤層付ウィンドウフィルムを得た(図9(d))。
 (偏光板の作製)
 基材に光配向膜を形成した後、二色性色素と重合性液晶化合物とを含む組成物を基材に塗布し、配向、硬化させて厚み2μmの偏光子を得た。当該偏光子上に、接着剤層を介して、厚み25μmのトリアセチルセルロース(TAC)フィルムを貼合した。基材を剥離し、露出した面に、液晶化合物が重合して硬化した層を含む位相差フィルム(厚さ17μm、層構成:オーバーコート層(アクリル系樹脂組成物の硬化層、厚さ1μm)/粘着剤層(厚さ5μm)/液晶化合物が硬化した層及び配向膜からなるλ/4板(厚さ3μm)/粘着剤層(厚さ5μm)/液晶化合物が硬化した層及び配向膜からなるポジティブCプレート(厚さ3μm))を貼合した。このようにして作製した偏光板(「TAC/偏光子/位相差フィルム」の層構成、厚さ44μm、縦177mm×横105mm)を背面板30として用意した(図9(a))。
 (着色層の形成)
 偏光板のTACの表面に、上記で準備した着色剤含有層形成用組成物(黒色)をインクとして用いて460メッシュのスクリーンを使ってスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が3μmとなる吐出量の印刷を行って、非表示領域に、厚さ3μm、幅5mmの黒色印刷層を形成した。
 黒色印刷層が形成されている偏光板のTAC表面に、電子ビーム蒸着装置(製品名:UNIVAC2050、UNIVAC社製)を用いて、TiOを蒸着源として80Åの厚さの蒸着層を形成し、その上にInを蒸着源として500Åの厚さの蒸着層を形成し、その上にTiOを蒸着源として150Åの厚さの蒸着層を形成し、その上にAlを蒸着源として150Åの厚さの蒸着層を形成した。このようにして、4層からなる金色蒸着層(めっき層、厚さ<1μm)を、非表示領域と表示領域を含む全領域に形成した。その後、金色蒸着層の表面の非表示領域に、上記で準備した保護層形成用組成物(透明)をインクとして用いて460メッシュのスクリーンを使ってスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が5μmとなる吐出量の印刷を行い保護層を形成し、保護層が形成されていない領域(表示領域)の金色蒸着層をエッチングにより除去した。このようにして、非表示領域に、「黒色印刷層(厚さ3μm)/金色蒸着層(厚さ<1μm)/保護層(厚さ5μm)」の層構成(全体の厚さ8μm超9μm未満)の着色層40を形成した(図9(b))。
 (光学積層体の作製)
 その後、粘着剤層付ウィンドウフィルムの粘着剤層の面と、偏光板の着色層40が形成されている面とにコロナ処理を施し、コロナ処理を施した面が内側になるように、粘着剤層付ウィンドウフィルムと偏光板とを積層して、ロール接合機を用いて貼合して、実施例4の光学積層体を得た(図9(e))。
 <実施例5>
 着色層40を以下のように熱転写法により形成した点以外は、実施例3と同様の方法により実施例2の光学積層体を得た(図9(e))。
 熱転写用の基材フィルム(厚さ100μmのPETフィルム)表面に、上記で準備した感光性樹脂組成物を、硬化後の厚みが8μmとなるように塗布し、紫外線照射装置(製品名:UV Pattern Machine、JM UV Tech社製)により紫外線を照射して塗布層を硬化させて樹脂層を形成した。
 基材フィルム表面の樹脂層の表面全体に、電子ビーム蒸着装置(製品名:UNIVAC2050、UNIVAC社製)を用いて、TiOを蒸着源として80Åの厚さの蒸着層を形成し、その上にInを蒸着源として500Åの厚さの蒸着層を形成し、その上にTiOを蒸着源として150Åの厚さの蒸着層を形成し、その上にAlを蒸着源として150Åの厚さの蒸着層を形成した。このようにして、4層からなる金色蒸着層(めっき層、厚さ<1μm)を形成した。その後、金色蒸着層の表面の非表示領域に対応する領域に、上記で準備した着色剤含有層形成用組成物(黒色)をインクとして用いて460メッシュのスクリーンを使ってスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が3μmとなる吐出量の印刷を行い黒色印刷層(厚さ3μm)を形成し、黒色印刷層が形成されていない領域(表示領域に対応する領域)の金色蒸着層をエッチングにより除去した。このようにして、「金色蒸着層(厚さ<1μm)/黒色印刷層(厚さ3μm)」の層構成の着色層前駆体を熱転写用の基材フィルム上に形成した。
 着色層前駆体が形成されている基材フィルムの表面全体に、上記で準備した保護層形成用組成物(透明)をインクとして用いて460メッシュのスクリーンを使ってスクリーン印刷により、乾燥後の塗布厚が3μmとなる吐出量の印刷を行い半乾燥状態の保護層(熱転写時の接着層として機能)を形成した。そして、熱転写装置(製品名:2D伝写装備、Iroomo社製)を用いて、着色層前駆体を含む樹脂層を偏光板のTAC表面に熱転写して、「金色蒸着層(厚さ<1μm)/黒色印刷層(厚さ3μm)」の層構成の着色層前駆体を偏光板のTAC表面に設けて、これを着色層40とした。
 [評価試験]
 実施例4,5の光学積層体に対して、屈曲評価設備(Science Town社製、STS-VRT-500)を用いて、曲げに対する耐久性を確認する評価試験を行った。図10は、本評価試験の方法を模式的に示す図である。図10に示すように、個別に移動可能な二つの載置台501,502を、間隙Cが5.0mm(2.5R)となるように配置し、間隙Cの中心に幅方向の中心が位置するように光学積層体100を固定して配置した(図10(a))。このとき、ウィンドウフィルム(前面板10)が上方となるように光学積層体100を配置した。そして、二つの載置台501,502を位置P1及び位置P2を回転軸の中心として上方に90度回転させて、載置台の間隙Cに対応する光学積層体100の領域に曲げの力を付加した(図10(b))。その後、二つの載置台501,502を元の位置に戻した(図10(a))。以上の一連の操作を完了して、曲げの力の付加回数を1回とカウントした。曲げの力の付加回数を積み重ねて、載置台501,502の間隙Cに対応する光学積層体100の領域における着色層のクラックの発生の有無を確認し、クラックが発生した時点で曲げの力の付加を停止し、以下の基準で評価を行った。表1に評価結果を示す。載置台501,502の移動速度、曲げの力の付加のペースは、いずれの光学積層体に対する評価試験においても同一の条件とした。
A:曲げの力の付加回数が20万に達してもクラックが発生しなかった、
B:曲げの力の付加回数が15万以上20万未満でクラックが発生した、
C:曲げの力の付加回数が10万以上15万未満でクラックが発生した、
D:曲げの力の付加回数が5万以上10万未満でクラックが発生した、
E:曲げの力の付加回数が5万未満でクラックが発生した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 10 前面板、20 貼合層、30 背面板、40,41 着色層、60a,60b,60c,60d 偏光板、70 タッチセンサパネル、81 液晶表示ユニット、82 有機EL表示ユニット、90 バックライトユニット、100,101,102,103,104 光学積層体、200 表示積層体、300 画像表示装置、301,302 液晶表示装置、303,304 有機EL表示装置、305,306 フレキシブルディスプレイ、501,502 載置台、A 表示領域、B 非表示領域、C 間隙。

Claims (18)

  1.  前面板と貼合層と背面板とをこの順に備える、光学積層体であって、
     前記背面板の前記貼合層側の表面上の一部に設けられた着色層をさらに備える、光学積層体。
  2.  前記着色層の厚みが3μm以上である、請求項1に記載の光学積層体。
  3.  前記前面板が樹脂フィルムである、請求項1又は2に記載の光学積層体。
  4.  前記背面板が偏光板を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の光学積層体。
  5.  請求項1~4のいずれか1項に記載の光学積層体を備え、前記前面板が前面に配置された、画像表示装置。
  6.  偏光板と、
    偏光板の視認側の表面上の一部に設けられた着色層と、を備える、着色層付偏光板。
  7.  請求項1~4のいずれか1項に記載の光学積層体を製造する製造方法であって、
     前記背面板の前記貼合層側の最表面層の一部に前記着色層を形成する着色層形成工程と、
     前記着色層形成工程の後に、前記最表面層に前記貼合層を積層する積層工程と、を有する、製造方法。
  8.  前面板と貼合層と背面板とをこの順に備える、光学積層体であって、
     前記背面板の前記貼合層側の表面上の一部に設けられた着色層をさらに備え、
     前記着色層はめっき層を含む、光学積層体。
  9.  前記着色層は、前記めっき層を被覆する保護層をさらに有する、請求項8に記載の光学積層体。
  10.  前記着色層は、前記めっき層で被覆される下地層をさらに有する、請求項8又は9に記載の光学積層体。
  11.  前記下地層は、黒色顔料を含む、請求項10に記載の光学積層体。
  12.  前記着色層は、厚みが1μm以上30μm以下である、請求項8~11のいずれか1項に記載の光学積層体。
  13.  前記光学積層体は、積層方向に直交する面方向において、表示領域と非表示領域とに区別され、
     前記着色層は前記非表示領域に設けられ、
     前記非表示領域は、光学密度が3以上である、請求項8~12のいずれか1項に記載の光学積層体。
  14.  前記前面板が樹脂フィルムである、請求項8~13のいずれか1項に記載の光学積層体。
  15.  前記背面板が偏光板を有する、請求項8~14のいずれか1項に記載の光学積層体。
  16.  請求項8~15のいずれか1項に記載の光学積層体を備え、前記前面板が前面に配置された、画像表示装置。
  17.  偏光板と、
     前記偏光板の視認側の表面上の一部に設けられた着色層と、を備え、
     前記着色層は、めっき層を有する、着色層付偏光板。
  18.  請求項8~15のいずれか1項に記載の光学積層体を製造する方法であって、
    前記背面板の前記貼合層側の最表面層の一部に前記着色層を形成する着色層形成工程と、 前記着色層形成工程の後に、前記最表面層に前記貼合層を積層する積層工程と、を有する、製造方法。
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