WO2019186679A1 - かき氷供給システム及びかき氷供給方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、軟水生成部を有する浄水処理装置と、この浄水処理装置からの処理水を一旦貯留すると共に、冷却手段を有する処理水貯留容器と、この処理水貯留容器から得られる処理水を小氷塊に生成する小氷塊生成手段を有する氷塊製造装置と、この氷塊製造装置から放出される前記小氷塊を貯留すると共に、貯留した該小氷塊を攪拌することができる攪拌手段を有する小氷塊貯蔵冷凍庫と、この小氷塊貯蔵冷凍庫の底部から落下する前記小氷塊を所定量受け入れる定量回転弁を有する小氷塊供給装置と、この小氷塊供給装置から供給された前記小氷塊をかき氷状態に切削する回転切削刃を有する氷切削装置とから成るかき氷供給システムであって、「ふわふわ」或いは「ふんわり」状態のかき氷を「定量」に作ることを目的とする。

Description

かき氷供給システム及びかき氷供給方法
 本発明はかき氷供給システムに関し、特に「ふんわり感」を得ることができるかき氷供給システム及びかき氷供給方法に関する。
 特許文献1には「格子状の氷製室を設け、該氷製室に散水して小角氷を製造する氷製室方式」が記載されている。また特許文献2には「たこ焼き型の第1氷製室と第2氷製室を合わせて略球体の小氷塊を形成した後、前記第1氷製室と第2氷製室を、リンク機構を介して分離して前記小氷塊を落下させる合体・分離方式が記載されている。さらに、特許文献3には、「第1冷凍工程で所定の製氷容器内で略球体状の多数の小氷塊を作った後に第2冷凍工程で、前記多数の小氷塊に商品化されているミルク、砂糖、葡萄・メロン・イチゴ等の果物の液(甘未液)を含漬させること」が記載されている。
 上記特許文献1乃至特許文献3には、本発明の主たる課題及び該課題を解決するための具体的手段が記載されていない。
特開昭50-132554号公報 特開平2-143068号公報 特開2017-190889号公報
 本発明の主たる目的は、「ふわふわ」或いは「ふんわり」状態のかき氷を「定量」に作ることである。また安全かつ美味しいかき氷を「定量」に作ることである。その他の課題は従属項によって特定される。
 まず、本発明のかき氷供給システムは、軟水生成部を有する浄水処理装置と、この浄水処理装置からの処理水を一旦貯留すると共に、冷却手段を有する処理水貯留容器と、この処理水貯留容器から得られる処理水を小氷塊に生成する小氷塊生成手段を有する氷塊製造装置と、この氷塊製造装置から放出される前記小氷塊を貯留すると共に、貯留した該小氷塊を攪拌することができる攪拌手段を有する小氷塊貯蔵冷凍庫と、この小氷塊貯蔵冷凍庫の底部から落下する前記小氷塊を所定量受け入れる定量回転弁を有する小氷塊供給装置と、この小氷塊供給装置から供給された前記小氷塊をかき氷状態に切削する回転切削刃を有する氷切削装置とから成ることを特徴とする。
 上記構成に於いて、前記軟水生成部を構成する軟水化処理手段は、原水としての水道水、湧き水、河川水、湖水のいずれか一つの硬水を軟水にするイオン交換樹脂であることを特徴とする。また前記浄水処理装置は軟水化処理手段に接続する単数又は複数のいずれかの濾過処理部を含むことを特徴とする。また小氷塊貯蔵冷凍庫の攪拌手段は、小氷塊貯蔵冷凍庫の外に配設された攪拌モータと、小氷塊貯蔵冷凍庫に内装され、前記攪拌モータの駆動力により水平方向に回転する回転羽とから成ることを特徴とする。また前記攪拌手段によって攪拌された氷塊は、小氷塊貯蔵冷凍庫の底部の落下口から定量回転弁の受入れ口へと落下し、その後該定量回転弁は定量駆動モータの駆動力により略180度回転し、これにより、定量回転弁内の小氷塊は案内手段を介して氷切削装置に供給されることを特徴とする。またかき氷供給システムは、筐体に設けたに入力部及び制御部を有し、前記制御部は、少なくとも、水位検出手段の検知信号に基づき処理水貯留容器の水量と、小氷塊貯蔵冷凍庫に設けた氷センサーに基づき該塊貯蔵冷凍庫内の小氷塊の貯蔵量とをそれぞれ制御することを特徴とする。
 次に、本発明のかき氷供給方法は、軟水生成部を有する浄水処理装置を用いて硬水から軟水を得る軟水生成工程(A1)と、この軟水生成工程で得られた軟水を処理水として一旦冷却手段を有する処理水貯留容器に貯留する処理水貯留工程(B1)と、この処理水貯留工程で得られた冷水状態の軟水を、小氷塊生成手段を有する氷塊製造装置を用いて小氷塊に生成する小氷塊製造工程(C1)と、この小氷塊製造工程で得られた前記小氷塊を、攪拌手段を有する小氷塊貯蔵冷凍庫に貯蔵する小氷塊貯蔵工程(D1)と、この小氷塊貯蔵工程の前記小氷塊貯蔵冷凍庫の底部から落下する前記小氷塊を所定量受け入れる定量回転弁を所定角度まで回転させる小氷塊供給工程(E1)と、しかる後に、前記小氷塊供給工程から供給される前記小氷塊をかき氷状態に切削する回転切削刃を用いてかき氷を作る氷切削工程(F1)とから成ることを特徴とする。
 上記構成に於いて、前記処理水貯留工程(B1)は、甘未液を処理水貯留容器(B)に供給する甘未液供給工程が含まれていることを特徴とする。
(a)請求項1及び請求項8に記載の発明は、軟水生成部で硬水を軟水化することができると共に、冷却手段を有する処理水貯留容器で前記軟水を冷却した状態で小氷塊生成手段、定量回転弁及び回転切削刃を用いて、「ふわふわ」或いは「ふんわり」状態のかき氷を「定量」に作ることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、軟水生成部を構成する軟水化処理手段は、原水としての水道水、湧き水、河川水、湖水のいずれか一つの硬水を軟水にするイオン交換樹脂であることから、水道水のみならず、湧き水、河川水、湖水等を利用しても安全でかつ美味しいふわふわ」或いは「ふんわり」状態のかき氷を「定量」に作ることができる。
(c)請求項3に記載の発明は、前記浄水処理装置は軟水化処理手段に接続する単数又は複数のいずれかの濾過処理部を含むので、前記(b)の効果を確実に得ることができる。
(d)請求項4に記載の発明は、小氷塊貯蔵冷凍庫の攪拌手段は、小氷塊貯蔵冷凍庫の外に配設された攪拌モータと、小氷塊貯蔵冷凍庫に内装され、前記攪拌モータの駆動力により水平方向に回転する回転羽とから成るので、少なくとも下流側に小氷塊貯蔵冷凍庫内の小氷塊を供給する際、小氷塊が「いわゆる団子状態(互いにくっ付く)」にはならないと共に、回転羽で下流側にスムースに供給することができる。
(e)請求項5に記載の発明は、攪拌手段によって攪拌された氷塊は、小氷塊貯蔵冷凍庫の底部の落下口から定量回転弁の受入れ口へと落下し、その後該定量回転弁は定量駆動モータの駆動力により略180度回転し、これにより、定量回転弁内の小氷塊は案内手段を介して氷切削装置に供給されるので、例えば業務用の自動販売機に適用することができる。
(f)請求項6及び請求項9に記載の発明は、「甘未液成分」を有する小氷塊を切削することから、より一層の「ふわふわ」或いは「ふんわり」状態のかき氷を「定量」に作ることができる。
(g)請求項7に記載の発明は、かき氷供給システムは、筐体に設けたに入力部及び制御部を有し、前記制御部は、少なくとも、水位検出手段の検知信号に基づき処理水貯留容器の水量と、小氷塊貯蔵冷凍庫に設けた氷センサーに基づき該塊貯蔵冷凍庫内の小氷塊の貯蔵量とをそれぞれ制御するので、操作ボタン一つで、「自動的」に「ふわふわ」或いは「ふんわり」状態のかき氷を「定量」に得ることが可能となる。
 図1乃至図18は本発明の第1実施形態を示す各説明図。図19乃至図21は本発明の第2実施形態(小氷塊供給装置等)を示す各説明図。図22は本発明の第3実施形態を示す説明図。図23はかき氷供給方法の一例を示す工程図である。
全体の模式図(物の発明)。 全体の概略説明図。 浄水処理装置の概念図。 浄水処理装置を構成する各処理部の具体的な説明図。 処理水貯留容器の斜視図からの説明図。 処理水貯留容器の断面説明図。 氷塊製造装置の模式的な説明図。 氷塊製造装置の要部の作用の説明図。 小氷塊貯蔵冷凍庫の斜視図からの説明図。 小氷塊貯蔵冷凍庫の断面説明図 小氷塊供給装置の正面図。 小氷塊供給装置の斜視からの分解説明図。 小氷塊供給装置の要部を示す説明図。 小氷塊供給装置の定量回転弁の可動を示す説明図。 氷切削装置の斜視図からの説明図。 氷切削装置の断面説明図 制御系の概略説明図。 かき氷を製造した場合の概略説明図。 第2実施形態(小氷塊供給装置等)の小氷塊貯蔵冷凍庫を示す斜視図。 小氷塊貯蔵冷凍庫を示す断面図。 小氷塊貯蔵冷凍庫の定量回転弁の可動を示す説明図。 第3実施形態のかき氷供給システムの全体を概略的に示した説明図。 全体の工程図(方法の発明)。
X、X1、X2…かき氷供給システム、V…電源、
1…筐体、
2…制御部、
3…原水、
3A…処理水(軟水)、
3B…小氷塊、
9、11…濾過処理部、
4…開閉弁(電磁弁)、
A…浄水処理装置、           10…軟水生成部、
B…処理水貯留容器、          20…水位検出手段
C…氷塊製造装置、           30…小氷塊生成手段、
D…小氷塊貯蔵冷凍庫、          41…冷凍手段、
42…攪拌手段、  
42a…攪拌モータ、          42b…回転羽、 
43…氷センサー
E…小氷塊供給装置、
51…小氷塊貯蔵冷凍庫の底部、
52…定量回転弁、           53…案内手段、
F…氷切削装置、
61…回転切削刃、           62…切削センサー
A1…軟水生成工程、
B1…処理水貯留工程、
C1…小氷塊製造工程、
D1…小氷塊貯蔵工程、
E1…小氷塊供給工程、
F1…氷切削工程、
B2…甘未液供給工程。
 図1は浄水処理装置を含む「かき氷供給システムX」の全体を模式的に示した説明図である。この図1はいわゆる模式図であり、本発明の主な構成要件に関連付け、いわゆるフローチャート的に示してある。また図2は全体の概略説明図である。
 まず、図1及び図2を参照にして第1実施形態の構成を説明する。なお、これらの図にない符号は他の図面をご参照。これらの図に於いて、Vは電源である。電源Vは、家庭用電源、業務用電源、搭載バッテリー等のいずれであっても良い。1は図2で示すように縦長状の筐体で、この筐体1の正面壁の上端部には入力部100としての操作パネル及び前記電源Vを使用する制御部2が設けられている。前記制御部2は、入力部からの入力信号、制御プログラム、検出手段等に基づき、後述の開閉弁、駆動モータ、貯水量、小氷塊の貯蔵量等を制御する。また、氷の有無、コインの投下の有無、製造状況、かき氷の出来上がり時期等の必要な情報を表示部に出力する(図17参照)。
 次に3は水道水、河川水、湧き水、井戸水、湖水等の原水である。この原水3は、普通一般に「硬水」と称されている飲料水である。原水3は持ち運び可能な飲料水(市販されている水)でも良いが、実施形態では水道水を用いている。
 次にAは軟水生成部10を有する浄水処理装置である。この浄水処理装置Aは硬水である原水3を濾過すると共に、原水3に含まれているカルシュウム,マグネシュウム等の硬度成分を除去する。なお、実施形態如何によるが、原水(例えば水道の蛇口)と軟水生成部10を結ぶライン(管)の適宜箇所には、制御部2の制御信号cによって制御される開閉弁(電磁弁)4が設けられている。また原水3が河川水、湧き水、井戸水、湖水等である場合には、前記開閉弁4に加え、図示しない圧力ポンプが設けられている。
 次にBは浄水処理装置Aからの処理水(軟水)3Aを一旦貯留する処理水貯留容器或いは貯留タンクである。この処理水貯留容器Bは、単数又は複数の水位検出手段(機械的なフロート手段も含まれる)20を有し、常に処理水貯留容器B内に所要量の処理水3Aを満たしている。したがって、前記水位検出手段20の水位情報(検出信号)は、前述した制御部2に送られ、制御部2は前述した開閉弁(電磁弁)4又は浄水処理装置Aと処理水貯留容器Bの間のライン(管)に設けた図示しない開閉弁(電磁弁)のいずれかを制御する。また処理水貯留容器Bは、該処理水貯留容器B内の処理水3Aを所要温度に冷却するための冷却手段(例えばコンプレッサー、電子冷却素子等)を備えている。
 次にCは処理水貯留容器Bから得られる処理水3Aを小氷塊3Bに生成する小氷塊生成手段30を有する氷塊製造装置である。小氷塊生成手段30は、例えば特開昭50-132554号公報に記載されているように格子状の氷製室を設け、該氷製室に散水して小角氷を製造する氷製室方式、例えば特開昭55-3066号公報に記載されているように製氷シリンダを用いて氷片を連続的に圧縮して多数の氷塊を製造するオーガ機構方式、例えば特開平2-143068号公報や特開平3-99174号公報に記載されているようにたこ焼き型の第1氷製室と第2氷製室を合わせて略球体の小氷塊を形成した後、前記第1氷製室と第2氷製室を、リンク機構を介して分離して前記小氷塊を落下させる合体・分離方式、例えば特開2017-190889号公報に記載されているように、第1冷凍工程で所定の製氷容器内で略球体状の多数の小氷塊を作った後に第2冷凍工程で、前記多数の小氷塊に商品化されているミルク、砂糖、葡萄・メロン・イチゴ等の果物の液等を含漬させる甘未液混入方式等のいずれかを用いることができる。実施形態では、後述するように多数の小氷塊3Bにミルク、砂糖、葡萄・メロン・イチゴ等の果物の液、カルピス(登録商標)等の甘未液を、甘未液供給手段37を介して混入又は含漬させる甘未液混入方式を採用している(図7参照)。
 次にDは氷塊製造装置Cから放出される小氷塊3Bを所要時間貯留する小氷塊貯蔵冷凍庫である。この小氷塊貯蔵冷凍庫Dは、冷凍手段41、攪拌手段42及び小氷塊3Bの貯蔵量を検出する単数又は複数の氷センサー43を有している(図9、図11参照)。前記冷凍手段41は、例えば特開2005-253355号公報に記載されているように複数個の電子冷却素子体が用いられている。冷凍手段(電子冷却素子体)41は、好ましくはペルチェ素子やフリヂスタ素子が用いられる。もちろん、他の公知の冷凍手段であっても良い。
 次にEは小氷塊貯蔵冷凍庫の底部から落下する小氷塊3Bを定量的に受け入れる小氷塊供給装置である。この小氷塊供給装置Eはホッパー型の下部開口を有する小氷塊貯蔵冷凍庫の底部51に一体的或いは摺接するように設けられた縦断面真円形状の定量回転弁52と、この定量回転弁52の下方に設けられた断面略漏斗状の案内手段53を有する。第1実施形態では、前記定量回転弁52は前記小氷塊貯蔵冷凍庫の底部51に摺接するように設けられている。
 前記定量回転弁52は小氷塊貯蔵冷凍庫Dから略所定量の小氷塊3Bを受け入れる一つの受入れ口を有し、該定量回転弁52が定量モータの駆動力で所定角度まで回転すると、前記小氷塊3Bが前記受入れ口から案内手段53へと落下する。実施形態では、定量回転弁52に小氷塊3Bが落下する時又は落下の直前に小氷塊貯蔵冷凍庫Dの攪拌手段42が作動し、該攪拌手段42によって攪拌された小氷塊3Bは、小氷塊貯蔵冷凍庫の底部の落下口から横長状の定量回転弁の受入れ口へと落下し、その後、該定量回転弁52は定量駆動モータの駆動力により略180度回転し、これにより、定量回転弁内の小氷塊3Bは漏斗状案内手段53を介して氷切削装置Fに供給される。
 最後に前記氷切削装置Fは、小氷塊3Bをかき氷状態に切削する回転切削刃61を有する。この回転切削刃61によって、前記小氷塊3Bは、「ふんわり」と細分化された状態(かき氷3C)になる。実施形態では、氷切削装置Fはかき氷3Cの量(切削量)を検出する切削センサー62を備えている(図16参照)。前記切削センサー62は発光素子、受光素子、重量サンター等を適宜に採用する。
 さらに実施形態では、前記浄水処理装置Aは、軟水生成部10と共に、少なくとも、原水としての水道水、湧き水、河川水、湖水のいずれか一つを濾過する単数又は複数のいずれかの濾過処理部9、11を含んでいる(図3、図4参照)。また小氷塊貯蔵冷凍庫Dの攪拌手段42は、小氷塊貯蔵冷凍庫の外に配設された攪拌モータ42aと、小氷塊貯蔵冷凍庫Dに内装され、前記攪拌モータの駆動力により水平方向に回転する単数又は複数枚の回転羽42bとから成る(図9、図10参照)。
 また、かき氷供給システムXは、縦長状の筐体1に設けた入力部100、制御部2及び表示部2eを有し、前記制御部2は、少なくとも、水位検出手段20の検知信号に基づき処理水貯留容器Bの水量と、小氷塊貯蔵冷凍庫Dに設けた氷センサー43に基づき該塊貯蔵冷凍庫内の小氷塊3Bの貯蔵量と、駆動モータ(攪拌モータ)42a、定量回転弁52の定量駆動モータ54及び切削モータ62等をそれぞれ制御する。
 以下、図3乃至図18を参照にして、A構成から順番に説明する。まず図3及び図4は、浄水処理装置Aの構成の一例を示す。図3は浄水処理装置Aの概念図である。浄水処理装置Aの濾過処理部は単数でも良いが、実施形態では、軟水生成部10の上流側に設けられた前の濾過処理部9と、軟水生成部10の下流側に設けられた後の濾過処理部11を含んでいる。複数の濾過処理部9、11を設けた理由は、主に殺菌を完全に除去するためである。したがって、発明の主たる課題(ふんわり感のかき氷を作る或いは美味しいかき氷を作ること)との関係では、浄水処理装置Aは軟水生成部10のみであっても良い。
軟水生成部10は、脱着可能な生成タンク10aと、この生成タンク10aに内装された 軟水化処理手段であるイオン交換樹脂10bなどから成る。すなわち、実施形態では、原水としての水道水、湧き水、河川水、湖水のいずれか一つの硬水を軟水にするイオン交換樹脂を採用するが、このイオン交換樹脂10bは塩化物イオン型の顆粒状のイオン交換樹脂が望ましく、この種のイオン交換樹脂により、原水3に含まれる硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素がイオン交換によって除去される。好ましくは該イオン交換樹脂と共に、重金属吸着剤であるセラミックス系吸着剤等を適宜に併存する。これにより、硬水が極力軟水化され、「ふわふわとしたかき氷」の製造が可能となる。出願人は軟水化された処理水を利用し、所要の温度で冷却するとふんわり感のかき氷ができることを知見した。
 図4は浄水処理装置Aの具体的構成を示す。この図4に於いて、9aはライン(配管)Lの適宜箇所に設けられたカートリッジ式の第1濾過処理部9の円筒状濾過タンクで、この円筒状濾過タンク9aは、例えば活性炭9bを内装している。円筒状濾過タンク9aは、その上端部に螺合する蓋体5を有し、この蓋体5は、図面左側に流入口部6、図面右側に流出口部7、蓋体5の下面から下方に延びる略垂直の仕切り部8を有している。
 軟水生成部10は、前述したように、ライン(配管)Lに設けられた生成タンク10aと、この生成タンク10aに内装された粒状或いは顆粒状のイオン交換樹脂10bとかりなり、前記生成タンク10aは、上部の流入口部10cと略垂直のパイプ状送出管10dと、このパイプ状送出管に接続する上部の流出口部10eをそれぞれ有している。
 さらに、11aはライン(配管)Lに設けられたカートリッジ式の第2濾過処理部11の円筒状濾過タンクで、この円筒状濾過タンク11aには、例えば濾過膜を有する浄化手段、好ましくは中空糸膜11bが内装されている。この円筒状濾過タンク11aも上端部に流入口部11cと流出口部11dをそれぞれ有している。
 次に図5及び図6は処理水貯留容器Bの一例を示す。図5及び図6に於いて、処理水貯留容器Bは、上端開口のケース本体19と、このケース本体の内壁面の上部と下部にそれぞれ設けられた複数個の水位検出手段20と、ケース本体の外壁面等に固定的に設けられた冷却手段(コンプレッサー等を含む)21とから成り、前記ケース本体の上端開口には、処理水(軟水)3Aを供給する管22が臨み或いは取付けられ、一方、ケース本体の下部或いは底壁には、前記処理水(軟水)3Aを放出する案内管23が設けられている。
なお、処理水貯留容器Bは図示しない蓋体を有していても良い。この場合には、蓋体に供給管22を取付けることができる。また、冷却手段21を構成するブロック状或いは板状冷却板21aは、好ましくはケース本体の外壁面を取り囲むように配設し、処理水貯留容器B内の処理水(軟水)3Aが所定の低温になるように制御部2によって適当な温度に制御されている。
 次に図7及び図8は氷塊製造装置Cを示す。氷塊製造装置Cの小氷塊生成手段30は、前述したように公知の氷製室方式、オーガ機構方式などを適宜に採用することができる。ここでは図7の模式的な説明図を参照にして、氷塊製造装置Cの一例を説明する。
 図7に於いて、符号30は小氷塊生成手段で、この小氷塊生成手段30は、少なくとも小氷塊を作る左右一対の製氷型板31a、31aと、これらの製氷型板の一方又は両方を開閉することができる単数又は複数の駆動手段(例えばソレノイド)32a、32aを有している。実施形態では、この小氷塊生成手段30は、上方が開口する支持箱30aと、この支持箱30a内に左右一対の傾斜状ガイド板30b、30bを介して傾倒状に固定された左右一対のソレノイド32a、32aと、これらのソレノイドの各作動杆33、33の先端部に垂直小長孔を有する左右一対の接続部34、34を介して開閉可能に連結され、かつ、上端部に枢軸35を有する左右一対の製氷型板31a、31aとを備えている。
 前記左右一対の製氷型板31a、31aの互いに接合する内面部には、たこ焼き型の多数の半弧状小氷塊生成凹所が形成されている。またこれらの製氷型板31a、31aの外壁部には、蒸気供給手段36から蒸気を供給するための一対のフレキシブルホース36a、36aの下端部がそれぞれ連結されている。さらに、好ましくはミルク、砂糖、葡萄・メロン・イチゴ等の甘未液供給手段37からの甘未液を供給するための単数又は複数本のフレキシブルホース37aの下端部が連結されている。
 なお、実施形態では、前記左右一対の製氷型板31a、31aに直接甘未液を供給するが、もちろん、甘未液の供給態様は、処理水貯留容器B、処理水貯留容器Bと氷塊製造装置Cを結ぶ供給管(例えば冷水投入口部)のいずれであっても良い。つまり、左右一対の製氷型板31a、31aに間接的に甘未液を供給しても良い。
 図8は氷塊製造装置の要部の作用の説明図である。塊生成手段30で小氷塊3Bが出来上がると、制御部2は、複数の駆動手段(例えばソレノイド)32a、32aを同時に駆動させる。そうすると、ソレノイドの各作動杆33、33は収縮することから、左右一対の製氷型板31a、31aは支軸35を支点に所定角度まで開放する。この時又は開放直前に左右一対の製氷型板31a、31aの外壁部に対して蒸気供給手段36から蒸気が与えられる。その結果、小氷塊3Bが右一対の製氷型板31a、31aの内壁面から素早く落下し、落下した多数の小氷塊3Bは支持箱30aの底壁の略中央部の落下口38から落ちる。そして、の落下口38から落下した多数の小氷塊3Bは、筒状案内部39を介して小氷塊貯蔵冷凍庫Dに供給される。
 次に図9及び図10は小氷塊貯蔵冷凍庫Dを示す。前述したように小氷塊貯蔵冷凍庫Dは、攪拌手段42と冷凍手段41と氷センサー43を有しているが、実施形態では、ホッパー型の貯蔵ケース本体40aの外壁面に冷凍手段41としての電子冷却素子体が固定的に複数個設けられている。また貯蔵ケース本体40aの内壁面の中央部或いは下端部寄りの部位に氷センサー43が固定的に設けられている。一方、貯蔵ケース本体40aの上方開口を塞ぐ略四角或いは矩形状の蓋体40bの上面に攪拌モータ42aが固定的に配設され、この攪拌モータ42aの垂直方向の回転軸に該攪拌モータ42aの駆動力により水平方向に回転する単数又は複数枚の回転羽42bが設けられている。また蓋体40bの上面には筒状案内部39が連結されている。なお、前記攪拌モータ42aの配設箇所は、自由に設計変更し得る事項であり、筐体1内の適宜箇所に支持板を介して配設することができる。この場合には攪拌モータ42aと回転羽42bは動力伝達手段を介して適宜に連結される。
 次に図11乃至図14は、小氷塊供給装置Eを示す。図11は小氷塊貯蔵冷凍庫Dの下端部に設けた小氷塊供給装置Eの正面図、図12は小氷塊貯蔵冷凍庫Dと小氷塊供給装置Eの斜視からの分解説明図である。これらの図に於いて、符号51はホッパー型小氷塊貯蔵冷凍庫の底部で、この底部51は開口していると共に、該開口部は小氷塊供給装置Eの縦断面真円形状の定量回転弁52の外周面の曲率に適合するように曲面状に形成されている。また符号54は定量駆動モータ、55は定量駆動モータの突出出力軸と定量回転弁52の突出入力軸とを連結する動力伝達手段、56は定量回転弁52の突出入力軸を軸支する一対の軸受けである。
 しかして、図13及び図14で示すように、小氷塊供給装置Eは、ホッパー型の下部開口を有する小氷塊貯蔵冷凍庫Dの底部51に一体的或いは摺接するように設けられた縦断面真円形状の定量回転弁52と、この定量回転弁52の下方に設けられた断面略漏斗状の案内手段53を有する。この第1実施形態では前記定量回転弁52は前記小氷塊貯蔵冷凍庫の底部51に摺接するように設けられている。定量回転弁52は、前述した底部51の開口(落下口)と対向する受入れ口52aを有し、この受入れ口52aは定量回転弁52の周方向に位置変位可能である。
 すなわち、図14で示すように小氷塊貯蔵冷凍庫Dの攪拌手段42によって攪拌された小氷塊3Bは、小氷塊貯蔵冷凍庫の底部51の落下口から横長状の定量回転弁52の受入れ口52aへと落下し、その後該定量回転弁52は定量駆動モータ54の駆動力により略180度回転し、これにより、定量回転弁内の小氷塊3Bは漏斗状案内手段53を介して氷切削装置Fに供給される
 次に図15及び図16は氷切削装置Fを示す。氷切削装置Fは、漏斗状案内手段53の直下端部に設けられた略水平方向に回転する円形状の回転切削刃61と、この回転切削刃61を駆動する切削モータ62と、上端開口の容器70に略一定のかき氷3Cができたことを検知する切削量センサー63を有している。前記切削モータ62はベース板65の上面に固定された支持台66に固定的に支持され、その垂直出力軸62aは前記円形状回転切削刃61の中心孔に連結されている。
 図17は制御系の概略説明図である。本発明は制御系の構成を独立請求項とはしないので、ここでは簡単に説明する。図17に於いて、符号100は、電源ボタン、申し込みボタン等の操作ボタン等を有する入力部で、この入力部には操作情報a、検出・駆動情報bが入ってくる。また2は制御部で、この制御部2は記憶部2a、かき氷用の制御プログラム2b、タイマー2c、出力部2d、表示部2e等を有するマイクロコンピューターである。したがって、制御信号cは前記出力部2dから出力される。なお、前記かき氷用制御プログラム及び該かき氷用制御プログラムに基づく動作(ステップ)だけで、それぞれ別個の発明が成立するので、ここでは詳細な説明は割愛する。
 さて、前記制御部2は操作パネルの操作ポタンの操作情報を取得すると、電源をONにする。電源がONになると、開閉弁(電磁弁)4が「開」方向に作動し、水道水3が浄水処理装置Aに流れ込む。この開閉弁4は所要の時間が経過すると「閉」となる。
浄水処理装置Aは水道水3を軟水にすると共に殺菌をする。その後、処理水貯留容器Bに処理水が流れ込む。処理水貯留容器Bに流れ込んだ処理水3Aは、そこで所要温度まで冷やされる。冷やされた処理水3Aは氷塊製造装置Cに送られる。そこで、処理水3Aは小氷塊生成手段30により「小氷塊3B」となる。少なくとも、この小氷塊3Bが出来上がるまで、甘未液供給手段37から甘未液が供給される。
 そして、出来上がった小氷塊3Bは案内手段を介して氷塊製造装置Cに送られる。氷塊製造装置Cに冷凍された小氷塊3Bは、好ましくは攪拌手段24された後又は攪拌されながら定量回転弁52に供給される。定量回転弁52が所定量回転すると、定量の小氷塊3Bは氷切削装置Fに送られる。氷切削装置Fは定量の小氷塊3Bを「ふわふわ状態のかき氷3C」に切削する。
 最後に図18はかき氷を製造した場合の概略説明図である。この図18に於いて、81は自在キャスター、82はケース状架台、83は浄水処理装置Aの全体を収納する外付け収納ケース、85は食品溶液(例えば甘未液)を投入するための投入蓋体、86は制御部2に制御される冷水移送ポンプ、87は容器70に盛られた「ふんわりとしたかき氷3C」を取り出すための自動開閉の小扉である。
 商品化レベルでは、図18で示すように、本発明の主要部をそのまま含む業務用のかき氷自動販売機X1に製作し、入力部(操作パネル)100の操作ボタンを押すと、「ふんわり」したかき氷3Cが自動的に出来上がるので、非常に便利である。もちろん、本発明の主要部をそのまま含む家庭用のかき氷自動販売機に製作しても良い。なお、この業務用のかき氷自動販売機X1は、甘未液供給手段37は持ち運び可能な缶、びん類、ペットボトル等の容器であり、作業員が投入蓋体85を開き、容器に入っている甘未液を処理水貯留容器Bに投入する。
 なお、「ふんわり」したかき氷3Cが出来上がる理由は、浄水処理装置Aを構成要件とすることにより可能となる。好ましくは浄水処理装置Aに甘未液供給手段37を加味すると良い。さらに最適な条件は、浄水処理装置Aと甘未液供給手段37と処理水貯留容器の温度条件と、氷塊製造装置の冷却条件を適宜に組み合わせると良い。
 この欄では、本発明の設計変更例を簡単に説明する。図19乃至図21は第2実施形態(特に小氷塊貯蔵冷凍庫乃至小氷塊供給装置)の各説明図である。
 この第2実施形態は、小氷塊貯蔵冷凍庫Dの底部51と単品型の定量回転弁52を設計変更したものである。小氷塊貯蔵冷凍庫Dの底部51に対する定量回転弁52の装着態様は色々である。すなわち、この第2実施形態では、ポッパー型の小氷塊貯蔵冷凍庫Dの下端部に、左右或いは前後の両端面が略半円弧状或いは半円弧状よりもやや大きい略円弧状の収納部90を突出形成し、この突出収納部90の内部に定量回転弁52Aを略横状態に内装した点が第1実施形態の定量回転弁52と異なる。
 実施形態では、前記定量回転弁52Aは、好ましくは水平支持軸91と定量駆動モータ54の突出出力軸54aで略180の範囲で間欠的に回転可能に支持されている。また定量回転弁52Aの受入れ口52aは第1実施形態のそれよりも大きく、例えば楕円形状或いはトラック形状に形成されている。したがって、突出収納部90に底面側に形成された落下口51Aも前記受入れ口52aに対応した形状と大きさに形成されている。なお、突出収納部90の一側端面に添設した定量駆動モータ54は、前記一側端面部に固定した取付け板92に固定的に支持されている。
 ところで、特に図示しないが、小氷塊貯蔵冷凍庫Dの底部51に対する定量回転弁52の装着態様に関して、例えば上部と下部にそれぞれ互いに対向する開口部を有る横長状外筒体(外弁)と、この横長状外筒体に内装される内筒体(内弁に相当する本実施形態の定量回転弁52)とで構成し、前記外筒体(外弁)を小氷塊貯蔵冷凍庫Dの底部51に密着状態かつ把持手段を介して取り外し可能に固定しても良い。
 次に図22は第3実施形態のかき氷供給システムX2の全体を概略的に示した説明図である。この第3実施形態のかき氷供給システムX2は、前述した図18のかき氷供給システムX1とは若干異なる。すなわち、かき氷供給システムX1では、外付け収納ケース83に浄水処理装置Aを収納したが、このかき氷供給システムX2では、架台82に内装している。このように浄水処理装置Aの設置個所を設計変更しても本発明の課題、作用・効果は同一である。
 最後に図23は、第1実施形態等のかき氷供給システムX、X1、X2の主要部を用いたかき氷供給方法の一例を示す。なお、このかき氷供給方法は第1実施形態等の物の発明をそのまま用いているので、説明の便宜上、物の発明の符号を使用し、詳細な説明を割愛する。
 このかき氷供給方法は、「軟水生成部10を有する浄水処理装置(A)を用いて硬水から軟水を得る軟水生成工程(A1)と、この軟水生成工程で得られた軟水を処理水として一旦冷却手段を有する処理水貯留容器(B)に貯留する処理水貯留工程(B1)と、この処理水貯留工程で得られた冷水状態の軟水を、小氷塊生成手段30を有する氷塊製造装置Cを用いて小氷塊3Bに生成する小氷塊製造工程(C1)と、この小氷塊製造工程で得られた前記小氷塊3Bを、攪拌手段42を有する小氷塊貯蔵冷凍庫Dに貯蔵する小氷塊貯蔵工程(D1)と、この小氷塊貯蔵工程の前記小氷塊貯蔵冷凍庫Dの底部から落下する前記小氷塊3Bを所定量受け入れる定量回転弁52を所定角度まで回転させる小氷塊供給工程(E1)と、しかる後に、前記小氷塊供給工程から供給される前記小氷塊3Bをかき氷状態に切削する回転切削刃を用いてかき氷を作る氷切削工程(F1)とから成る。
 そして、前記処理水貯留工程(B1)は、甘未液供給手段の一例である運搬可能容器を用いて甘未液を処理水貯留容器(B)に供給(例えば投入)する甘未液供給工程(B2)が含まれている。このかき氷供給方法を用いると、「ふわふわ」としたかき氷を得ることができる。
 本発明は、業務用又は家庭用のかき氷自動販売機の分野で利用することができる。

Claims (9)

  1. 軟水生成部を有する浄水処理装置と、この浄水処理装置からの処理水を一旦貯留すると共に、冷却手段を有する処理水貯留容器と、この処理水貯留容器から得られる処理水を小氷塊に生成する小氷塊生成手段を有する氷塊製造装置と、この氷塊製造装置から放出される前記小氷塊を貯留すると共に、貯留した該小氷塊を攪拌することができる攪拌手段を有する小氷塊貯蔵冷凍庫と、この小氷塊貯蔵冷凍庫の底部から落下する前記小氷塊を所定量受け入れる定量回転弁を有する小氷塊供給装置と、この小氷塊供給装置から供給された前記小氷塊をかき氷状態に切削する回転切削刃を有する氷切削装置とから成るかき氷供給システム。
  2. 請求項1のかき氷供給システムに於いて、前記軟水生成部を構成する軟水化処理手段は、原水としての水道水、湧き水、河川水、湖水のいずれか一つの硬水を軟水にするイオン交換樹脂であることを特徴とするかき氷供給システム。
  3. 請求項1のかき氷供給システムに於いて、前記浄水処理装置は軟水化処理手段に接続する単数又は複数のいずれかの濾過処理部を含むことを特徴とするかき氷供給システム。
  4. 請求項1のかき氷供給システムに於いて、小氷塊貯蔵冷凍庫の攪拌手段は、小氷塊貯蔵冷凍庫の外に配設された攪拌モータと、小氷塊貯蔵冷凍庫に内装され、前記攪拌モータの駆動力により水平方向に回転する回転羽とから成ることを特徴とするかき氷供給システム。
  5. 請求項4のかき氷供給システムに於いて、前記攪拌手段によって攪拌された氷塊は、小氷塊貯蔵冷凍庫の底部の落下口から定量回転弁の受入れ口へと落下し、その後該定量回転弁は定量駆動モータの駆動力により略180度回転し、これにより、定量回転弁内の小氷塊は案内手段を介して氷切削装置に供給されることを特徴とするかき氷供給システム。
  6. 請求項1のかき氷供給システムに於いて、小氷塊生成手段を構成する製氷型板又は処理水貯留容器又は処理水貯留容器と氷塊製造装置を結ぶ供給管のいずれかに甘未液を供給することを特徴とするかき氷供給システム。
  7. 請求項1のかき氷供給システムに於いて、かき氷供給システムは、筐体に設けたに入力部及び制御部を有し、前記制御部は、少なくとも、水位検出手段の検知信号に基づき処理水貯留容器の水量と、小氷塊貯蔵冷凍庫に設けた氷センサーに基づき該塊貯蔵冷凍庫内の小氷塊の貯蔵量とをそれぞれ制御することを特徴とするかき氷供給システム。
  8. 軟水生成部を有する浄水処理装置を用いて硬水から軟水を得る軟水生成工程(A1)と、この軟水生成工程で得られた軟水を処理水として一旦冷却手段を有する処理水貯留容器に貯留する処理水貯留工程(B1)と、この処理水貯留工程で得られた冷水状態の軟水を、小氷塊生成手段を有する氷塊製造装置を用いて小氷塊に生成する小氷塊製造工程(C1)と、この小氷塊製造工程で得られた前記小氷塊を、攪拌手段を有する小氷塊貯蔵冷凍庫に貯蔵する小氷塊貯蔵工程(D1)と、この小氷塊貯蔵工程の前記小氷塊貯蔵冷凍庫の底部から落下する前記小氷塊を所定量受け入れる定量回転弁を所定角度まで回転させる小氷塊供給工程(E1)と、しかる後に、前記小氷塊供給工程から供給される前記小氷塊をかき氷状態に切削する回転切削刃を用いてかき氷を作る氷切削工程(F1)とから成るかき氷供給方法。
  9. 請求項8のかき氷供給方法に於いて、前記処理水貯留工程(B1)は、甘未液を処理水貯留容器に供給する甘未液供給工程(B2)が含まれていることを特徴とするかき氷供給方法。
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