WO2019009060A1 - 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法 - Google Patents

送信装置および方法、並びに、受信装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2019009060A1
WO2019009060A1 PCT/JP2018/023226 JP2018023226W WO2019009060A1 WO 2019009060 A1 WO2019009060 A1 WO 2019009060A1 JP 2018023226 W JP2018023226 W JP 2018023226W WO 2019009060 A1 WO2019009060 A1 WO 2019009060A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
clock
unit
data
signal
transmission
Prior art date
Application number
PCT/JP2018/023226
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
貴志 増田
Original Assignee
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 filed Critical ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
Priority to CN201880043801.2A priority Critical patent/CN110800247A/zh
Priority to US16/625,846 priority patent/US11108988B2/en
Publication of WO2019009060A1 publication Critical patent/WO2019009060A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/63Generation or supply of power specially adapted for television receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/436Interfacing a local distribution network, e.g. communicating with another STB or one or more peripheral devices inside the home
    • H04N21/4363Adapting the video or multiplex stream to a specific local network, e.g. a IEEE 1394 or Bluetooth® network
    • H04N21/43632Adapting the video or multiplex stream to a specific local network, e.g. a IEEE 1394 or Bluetooth® network involving a wired protocol, e.g. IEEE 1394
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/4302Content synchronisation processes, e.g. decoder synchronisation
    • H04N21/4305Synchronising client clock from received content stream, e.g. locking decoder clock with encoder clock, extraction of the PCR packets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/442Monitoring of processes or resources, e.g. detecting the failure of a recording device, monitoring the downstream bandwidth, the number of times a movie has been viewed, the storage space available from the internal hard disk
    • H04N21/4424Monitoring of the internal components or processes of the client device, e.g. CPU or memory load, processing speed, timer, counter or percentage of the hard disk space used
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/443OS processes, e.g. booting an STB, implementing a Java virtual machine in an STB or power management in an STB
    • H04N21/4436Power management, e.g. shutting down unused components of the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/38Transmitter circuitry for the transmission of television signals according to analogue transmission standards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop

Abstract

本開示は、消費電力の増大を抑制することができるようにする送信装置および方法、並びに、受信装置および方法に関する。 クロック信号が埋め込まれたデータを送信し、そのデータに埋め込まれたクロック信号の周波数を制御し、所定の期間においてそのクロック信号の周波数を低減させる。または、クロック信号が埋め込まれたデータと、そのクロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信し、その受信された通知に基づいて、所定の期間において、受信されたデータの周波数を低減させる。本開示は、例えば、送信装置、受信装置、信号処理装置、制御装置、情報伝送システム、送信方法、受信方法、またはプログラム等に適用することができる。

Description

送信装置および方法、並びに、受信装置および方法
 本開示は、送信装置および方法、並びに、受信装置および方法に関し、特に、消費電力の増大を抑制することができるようにした送信装置および方法、並びに、受信装置および方法に関する。
 近年、例えば数Gbpsで信号を送受信することができ、かつ、低消費電力が実現可能な高速インタフェースが望まれている。そのような要求に応えるため、例えば、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)アライアンスが作成したC-PHY規格やD-PHY規格等の標準化が進められている(例えば特許文献1参照)。
 D-PHYでは、クロックがデータとは別に伝送される。これに対してC-PHYでは、3線を用いてデータにクロック情報を埋め込み伝送する。さらに、2線でデータにクロック情報を埋め込み伝送する技術もある。
特表2014-522204号公報
 このようにデータにクロック情報を埋め込むシリアル伝送では、受信側のクロックデータリカバリ(CDR(Clock Data Recovery))回路の同期を維持するために常にデータを伝送し続ける必要があった。そのため、データ伝送が不要な期間もデータを伝送し続けなければならず、システムの電力を不要に増大させてしまうおそれがあった。
 本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、消費電力の増大を抑制することができるようにするものである。
 本技術の一側面の送信装置は、クロック信号が埋め込まれたデータを送信する送信部と、前記データに埋め込まれた前記クロック信号の周波数を制御し、所定の期間において前記クロック信号の前記周波数を低減させるクロック制御部とを備える送信装置である。
 本技術の一側面の送信方法は、クロック信号が埋め込まれたデータを送信し、前記データに埋め込まれた前記クロック信号の周波数を制御し、所定の期間において前記クロック信号の前記周波数を低減させる送信方法である。
 本技術の他の側面の受信装置は、クロック信号が埋め込まれたデータと、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信する受信部と、前記受信部により受信された前記通知に基づいて、所定の期間において、前記受信部により受信された前記データの周波数を低減させる信号処理部とを備える受信装置である。
 本技術の他の側面の受信方法は、クロック信号が埋め込まれたデータと、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信し、受信された前記通知に基づいて、所定の期間において、受信された前記データの周波数を低減させる受信方法である。
 本技術の一側面の送信装置および方法においては、クロック信号が埋め込まれたデータが送信され、そのデータに埋め込まれたクロック信号の周波数が制御されて、所定の期間においてクロック信号の周波数が低減される。
 本技術の他の側面の受信装置および方法においては、クロック信号が埋め込まれたデータと、そのクロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とが受信され、その受信された通知に基づいて、所定の期間において、受信されたデータの周波数が低減される。
 本開示によれば、情報を処理することができる。特に、消費電力の増大を抑制することができる。
データ伝送システムの主な構成例を示すブロック図である。 送信装置の主な構成例を示すブロック図である。 送信用PLLの主な構成例を示すブロック図である。 受信装置の主な構成例を示すブロック図である。 アナログフロントエンドの主な構成例を示すブロック図である。 アナログフロントエンドの各部の構成例を示す回路図である。 送信制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 画像データの構成例を示す図である。 クロック制御の様子の例を説明するための図である。 受信処理の流れの例を説明するフローチャートである。 駆動の様子の例を説明するための図である。 駆動の様子の例を説明するための図である。 消費電力の変動の様子の例を説明するための図である。 ブランク期間の割合に応じた消費電力変動の様子の例を示す図である。 送信用PLLの主な構成例を示すブロック図である。 クロック制御の様子の例を説明するための図である。 分配クロック生成部の主な構成例を示すブロック図である。 クロック制御の様子の例を説明するための図である。 クロック制御の様子の例を説明するための図である。 分配クロック生成部の主な構成例を示すブロック図である。 分配クロック生成部の主な構成例を示すブロック図である。 クロック制御の様子の例を説明するための図である。 分配クロック生成部の主な構成例を示すブロック図である。 クロック制御の様子の例を説明するための図である。 アナログフロントエンドの主な構成例を示すブロック図である。 アナログフロントエンドの主な構成例を示すブロック図である。 コンピュータの主な構成例を示すブロック図である。
 以下、本開示を実施するための形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
 1.シリアルデータ伝送
 2.第1の実施の形態(データ伝送システム・クロック制御)
 3.第2の実施の形態(送信用PLL)
 4.第3の実施の形態(アナログフロントエンド)
 5.その他
 <1.シリアルデータ伝送>
 近年、例えば数Gbpsで信号を送受信することができ、かつ、低消費電力が実現可能な高速インタフェースが望まれている。そのような要求に応えるため、例えば、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)アライアンスが作成したC-PHY規格やD-PHY規格等の標準化が進められている。
 D-PHYでは、クロックがデータとは別に伝送される。これに対してC-PHYでは、3線を用いてデータにクロック情報を埋め込み伝送する。さらに、2線でデータにクロック情報を埋め込み伝送する技術もある。
 このようにデータにクロック情報を埋め込むシリアル伝送では、受信側のクロックデータリカバリ(CDR(Clock Data Recovery))回路の同期を維持するために常にデータを伝送し続ける必要があった。そのため、データ伝送が不要な期間もデータを伝送し続けなければならず、システムの電力を不要に増大させてしまうおそれがあった。
 例えば、画像データを伝送する場合、画像データ以外にブランキングデータも送信するが、その区間も送信器から受信器へ送信データを送り続ける必要があり、システムの負荷を不要に増大させ、消費電力を不要に増加させてしまうおそれがあった。
 <2.第1の実施の形態>
  <送信時のクロックの制御>
 そこで、送信側において、クロック信号が埋め込まれたデータを送信するようにし、その際、データに埋め込まれたクロック信号の周波数を制御し、所定の期間においてそのクロック信号の周波数を低減させるようにする。このようにすることにより、データ伝送が不要な期間において、送信部等のクロック信号の周波数を低減させることができ、それによりシステムの負荷を低減させることができるので、消費電力の増大を抑制することができる。
  <受信データの周波数制御>
 また、受信側において、クロック信号が埋め込まれたデータと、そのクロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信し、その受信された通知に基づいて、所定の期間において、受信されたデータの周波数を低減させるようにする。このようにすることにより、クロックの周波数を低減させて送信されたデータを正しく受信することができる。すなわち、上述したように送信側においてクロック信号の周波数を低減させた期間においても、データ伝送を可能とすることができる。したがって、より効率よくデータ伝送を行うことができ、より多くの情報を伝送することができる。
  <データ伝送システム>
 図1は、本技術を適用したデータ伝送システムの一実施の形態の例を示す図である。図1に示されるデータ伝送システム100は、送信装置101から受信装置102情報を伝送するシステムである。送信装置101と受信装置102は、所定の伝送路103により通信可能に接続される。
 送信装置101は、伝送路103を介して情報を受信装置102に送信する装置である。例えば、送信装置101には、前段の処理部等から画像データが入力される。送信装置101は、その画像データを、伝送路103を介して受信装置102に送信する。受信装置102は、伝送路103を介して送信装置101から送信された情報を受信する装置である。例えば、受信装置102には、送信装置101から送信された画像データが伝送路103を介して供給される。受信装置102は、その画像データを受信し、受信した画像データを例えば後段の処理部等に出力する。
 伝送路103は、任意の通信媒体により、有線若しくは無線、またはその両方の伝送路を形成する。例えば、この伝送路103には、所定の規格の通信ケーブルが含まれていてもよいし、ローカルエリアネットワークやインターネット等のようなネットワークが含まれていてもよい。また、伝送路103の一部または全部が無線通信により実現されるようにしてもよい。
 送信装置101および受信装置102は、この伝送路103を介して、データを授受する。その際、送信装置101および受信装置102は、データをシリアル信号として伝送する。また、その際、送信装置101および受信装置102は、その伝送するデータにクロック情報を埋め込む。
  <送信装置>
 図2は、図1の送信装置101の主な構成例を示すブロック図である。図2に示されるように送信装置101は、制御部111および送信部112を有する。制御部111は、情報の送信に関する制御を行う。例えば、制御部111には、送信装置101の外部から、送信対象のデータ(矢印151-1乃至矢印151-4)やそのデータに対応するクロック(矢印152-1乃至矢印152-4)が供給される。送信対象のデータ(矢印151-1乃至矢印151-4)は、複数ビットが並列に伝送されるパラレル信号として供給される。また、この送信対象のデータには、クロックが埋め込まれている。また、制御部111には、送信装置101の外部から、汎用の基準クロック(矢印153)も供給される。さらに、制御部111には、送信部112(後述するレーン別送信部132のパラレルシリアル変換器141)からもクロック(矢印155-1乃至矢印155-4)が供給される。
 制御部111は、供給された送信対象のデータ(矢印154-1乃至矢印154-4)を送信部112に供給する。その際、制御部111は、その送信対象のデータに埋め込まれたクロックの周波数を制御する。制御部111は、その制御のための各種処理を行う。
 例えば、制御部111は、データ解析部121、切り替え情報供給部122、およびクロック制御部123等の処理部で示される機能を有する。
 データ解析部121は、送信対象のデータの解析に関する処理を行う。例えば、データ解析部121は、矢印151-1乃至矢印151-4のように外部より供給された送信対象のデータを解析し、そのデータ構造等を把握する。例えば、データ解析部121は、ヘッダ情報やペイロード等を解析して、直接的にデータ構造等を把握するようにしてもよいし、そのデータの種類(例えば画像データであるか否か等)を解析して、そこから間接的にデータ構造等を把握するようにしてもよい。例えば、そのデータが、何らかの規格に準拠したデータであれば、データ解析部121は、その規格が何であるかを把握することにより、その規格に基づいてデータ構造を把握することができる。
 切り替え情報供給部122は、送信対象のデータに埋め込まれたクロック信号の周波数を制御して可変とするか否か等を通知する切り替え情報の供給に関する処理を行う。例えば、切り替え情報供給部122は、データ解析部121によるデータの解析結果(データの種類やデータの構造等の情報)に基づいて、そのクロック信号の周波数の制御の仕方を決定する。例えば、切り替え情報供給部122は、そのクロック信号の周波数を可変とするか固定とするか、可変とする場合はどの期間にどのような周波数にするか等を決定する。
 そして、切り替え情報供給部122は、そのように決定した制御方法に関する情報を含む切り替え情報を生成する。そして、切り替え情報供給部122は、そのクロック信号の周波数の制御を開始するより前に、生成した切り替え情報をデータとして送信部112に供給し(矢印154-1乃至矢印154-4)、送信させる。このようにすることにより、受信装置102は、その切り替え情報により指定される期間においてはクロックの周波数が低減されることを容易かつ事前に把握することができる。したがって、受信装置102は、その期間に合わせて適切な対応をとることができ、情報を正しく受信することができる。
 クロック制御部123は、データに埋め込まれたクロック信号の周波数を制御する。例えば、クロック制御部123は、制御信号(矢印156)と基準クロック(矢印157)を送信部112に供給することにより、送信部112にそのデータに埋め込まれたクロックの制御後の周波数を設定させる。例えば、クロック制御部123は、所定の期間においてそのクロック信号の周波数を低減させるように制御する。この制御信号は、例えば、クロック制御部123が、切り替え情報供給部122により決定された制御方法に従って生成する。
 そして、送信部112からその周波数のクロック(矢印155-1乃至矢印155-4)を取得すると、クロック制御部123は、そのクロックに、クロック(矢印152-1乃至矢印152-4)を、それぞれ同期させる。また、クロック制御部123は、送信対象のデータ(矢印151-1乃至矢印151-4)を、それぞれ、クロック(矢印155-1乃至矢印155-4)に同期させる。これにより、送信対象のデータ(矢印151-1乃至矢印151-4)のクロックの周波数が、クロック(矢印155-1乃至矢印155-4)の周波数、つまり、送信部112により設定された周波数となる。クロック制御部123は、その周波数制御後の送信対象のデータ(矢印154-1乃至矢印154-4)を送信部112に供給する。なお、この周波数制御後の送信対象のデータ(矢印154-1乃至矢印154-4)もパラレル信号である。
 なお、制御部111の具体的な構成は任意である。例えば制御部111が、実行する処理に応じた専用の電子回路等により形成されるようにしてもよいし、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有し、そのCPU等がプログラム等を実行することにより、任意の処理を実現するようにしてもよい。
 送信部112は、情報の送信に関する処理を行う。例えば、送信部112は、クロック信号が埋め込まれた送信対象のデータを送信する。
 送信部112には互いに独立した構成であるレーン(Lane)が形成されており、送信部112は、これらのレーンからデータを送信することができる。例えば図2の場合、送信部112は、レーン別送信部132-1乃至レーン別送信部132-4を有する。レーン別送信部132-1乃至レーン別送信部132-4は、互いに独立した構成であり、それぞれ、データの送信に関する処理を行う。つまり、送信部112には4つのレーンが形成されている。
 ちなみに、伝送路103も、この送信部112のレーンに対応しており、レーン毎に伝送路を有する。例えば図2の場合、伝送路103は、4レーン分の伝送路(伝送路103-1乃至伝送路103-4)を有する。これらの伝送路は、他の伝送路のデータ伝送とは独立にデータを伝送することができる。レーン別送信部132-1乃至レーン別送信部132-4は、それぞれ、伝送路103-1乃至伝送路103-4(つまり自身に割り当てられた伝送路)にデータを送信する。なお、このレーン毎の伝送路は、物理的な構成により実現するようにしてもよいし、時分割や周波数分割等により仮想的に実現するようにしてもよい。
 レーン別送信部132-1乃至レーン別送信部132-4は、互いに同様の構成を有する。以下において、レーン別送信部132-1乃至レーン別送信部132-4を互いに区別して説明する必要がない場合、レーン別送信部132と称する。つまり、レーン別送信部132は、上述のレーン毎に設けられた、そのレーン専用の送信部である。
 レーン別送信部132-1は、レーン1(Lane1)におけるデータの送信に関する処理を行う。例えば、レーン別送信部132-1には、レーン1用のデータ(矢印154-1)が制御部111から供給される。レーン別送信部132-1は、そのデータを用いて送信用データを生成し、それをレーン1用の伝送路103-1に送信する。例えば、レーン別送信部132-1は、レーン1において、パラレル信号である送信対象のデータを、1ビットずつ逐次的に伝送されるシリアル信号に変換して、送信する。
 レーン別送信部132-1は、パラレルシリアル変換器(P/S)141-1およびドライバ(DRV)142-1を有する。パラレルシリアル変換器141-1は、パラレル信号の送信対象のデータをシリアル信号に変換し、送信用データとしてドライバ142-1に供給する(矢印159-1)。また、パラレルシリアル変換器141-1は、後述する送信用PLL131から増幅部133を介して供給される分配クロック(矢印158)を所定の分周比で分周し、分周後のクロック(矢印155-1)を制御部111に供給する。ドライバ142-1は、その送信用データを所定の増幅率で増幅し、送信する。
 レーン別送信部132-2(図示せず)は、レーン別送信部132-1と基本的に同様の構成を有し、同様の処理を行うことにより、レーン2(Lane2)におけるデータの送信に関する処理を行う。レーン別送信部132-3(図示せず)は、レーン別送信部132-1と基本的に同様の構成を有し、同様の処理を行うことにより、レーン3(Lane3)におけるデータの送信に関する処理を行う。レーン別送信部132-4は、レーン別送信部132-4と基本的に同様の構成を有し、同様の処理を行うことにより、レーン4(Lane4)におけるデータの送信に関する処理を行う。
 つまり、レーン別送信部132-2はパラレルシリアル変換器141-2およびドライバ142-2(いずれも図示せず)を有し、レーン別送信部132-3は、パラレルシリアル変換器141-3およびドライバ142-3(いずれも図示せず)を有し、レーン別送信部132-4は、パラレルシリアル変換器(P/S)141-4およびドライバ(DRV)142-4を有する。以下において、パラレルシリアル変換器(P/S)141-1乃至パラレルシリアル変換器(P/S)141-4を互いに区別して説明する必要がない場合、パラレルシリアル変換器(P/S)141と称する。また、ドライバ(DRV)142-1乃至ドライバ(DRV)142-4を互いに区別して説明する必要がない場合、ドライバ(DRV)142と称する。
 送信部112は、その他に、送信用PLL(Phase Locked Loop)(TXPLL)131、並びに、増幅部133-1乃至増幅部133-4を有する。
 送信用PLL131は、各レーンのパラレルシリアル変換器141へのクロック信号(分配クロック)の供給に関する処理を行う。例えば、送信用PLL131は、その分配クロックを生成する。例えば、送信用PLL131は、その分配クロックの生成を、クロック制御部123の制御に従って行う。例えば、送信用PLL131には、制御部111から基準クロック(矢印157)や制御信号(矢印156)が供給される。送信用PLL131は、それらの信号に基づいて分配クロックを生成する。
 この分配クロックの生成方法は任意であるが、例えば、送信用PLL131は、基準クロックに基づいて所定の周波数のクロック信号を生成し、さらにそのクロック信号を分周した分周クロックを生成し、制御信号に基づいて、それらの信号の内のいずれか一方を分配クロックとして選択し、それを各レーン別送信部132のパラレルシリアル変換器141に供給する(矢印158)。各パラレルシリアル変換器141は、制御部111から供給されるデータに、送信用PLL131から供給される分配クロックを埋め込み、送信用データを生成する。
 増幅部133-1乃至増幅部133-4は、その分配クロックを所定の増幅率で増幅する。以下において、増幅部133-1乃至増幅部133-4を互いに区別して説明する必要がない場合、増幅部133と称する。図2の例の場合、増幅部133はレーン毎に設けられているが、どのような数の増幅部133をどのような位置に設けるかは任意である。また、各増幅部133の増幅率は任意であり、全ての増幅部133の増幅率が統一されていなくてもよい。
 以上のような構成の送信装置101において、クロック制御部123は、例えば、所定の期間において、分配クロックの周波数を低減させるように制御する。例えば、クロック制御部123は、その所定の期間において、分配クロックの周波数を所定の周波数に低減させる(所定の分周比で分周させる)。この変更後の周波数(分周比)は任意である。例えば、元の周波数の4分の1(分周比4)としてもよい。
 分配クロックの周波数を低減させると、パラレルシリアル変換器141から制御部111に供給されるクロックの周波数も低減される。さらに、クロック制御部123が送信対象のデータをそのクロックに同期させるため、送信対象のデータに埋め込まれたクロックの周波数も低減される。つまり、伝送レートが低減される。
 このように伝送レート(データに埋め込まれたクロック信号の周波数)を低減させることにより、送信装置101は、システム(送信装置101や受信装置102等)の消費電力の増大を抑制することができる。
 また、送信装置101は、上述のようにすることにより、後述するPLL201やクロックデータリカバリ322等のロックを解除せずに伝送レート(データに埋め込まれたクロック信号の周波数)を低減させることができる。したがって、送信装置101は、伝送レート(データに埋め込まれたクロック信号の周波数)の復元(元のレート(周波数)に戻すこと)を高速に行うことができる。例えば、ロックが解除されると復元に時間を要するので、より短期間しか伝送レートを低減させることができない。上述のようにロックを解除せずに伝送レートを低減させることにより、その伝送レートを低減させる期間を増大させることができる。つまり、消費電力の増大をより抑制することができる。
 換言するに、より短期間においても、伝送レートを低減させて消費電力の増大を抑制することができる。したがって、送信装置101は、より任意の期間において、消費電力の増大を抑制することができる。これにより、例えば、送信装置101は、データ伝送が重要でない期間(例えばデータ伝送が不要な期間や、有用なデータの伝送量が少ない期間等)の伝送レートを低減させることができる。換言するに、データ伝送が重要な期間(例えば有用なデータの伝送量が多い期間等)は、伝送レートの低減を抑制することができる。したがって、送信装置101は、有用なデータの伝送レートの低減を抑制しながら、消費電力の増大を抑制することができる。
 なお、図2の例の場合、送信部112に4つのレーンが設けられているが、このレーンの数は任意である。3以下であってもよいし、5以上であってもよい。また、制御部111は、送信装置101の外部に形成されるようにしてもよい。例えば、制御部111が送信装置101とは独立した装置として形成されるようにしてもよい。
  <送信用PLL>
 図3は、図2の送信用PLL131の主な構成例を示すブロック図である。図3に示されるように、送信用PLL131は、例えば、PLL201および分配クロック生成部202を有する。
 PLL201は、基準クロック(矢印156)に基づいて、所定の周波数のクロック信号(PLL出力クロック)を生成する。分配クロック生成部202は、そのPLL出力クロックと制御信号(矢印157)に基づいて、分配クロック(矢印158)を生成する。
 PLL201は、位相周波数比較器(PFD(Phase Frequency Detector))211、チャージポンプ(CP(Charge Pump))212、ローパスフィルタ(LPF(Low Pass Filter))213、電圧制御発信器(VCO(Voltage Contorolled Oscillator))214、および分周器215を有する。
 位相周波数比較器211は、入力された2つの信号の位相差を電圧に変換し出力する回路を有し、制御部111から供給される基準クロックと、分周器215より供給される信号との間で位相を比較し、その位相差を電圧に変換してチャージポンプ212に供給する(矢印231)。チャージポンプ212は、位相周波数比較部211から供給される位相比較結果(位相差に応じた電圧)の電圧を上昇させる。チャージポンプ212は、その電圧を上昇させた位相比較結果をローパスフィルタ213に供給する。
 ローパスフィルタ213は、低域成分を通過させるフィルタをかけることにより、入力された位相差比較結果を直流電圧に変換する。ローパスフィルタ213はその直流電圧を電圧制御発信器214に供給する。電圧制御発信器214は、入力された電圧によって出力周波数を制御することができる回路を有し、ローパスフィルタ213から供給される電圧に応じた周波数の信号を生成し、それをフィードバック信号として分周器215に供給する(矢印234)。
 分周器215は、そのフィードバック信号を所定の分周比で分周する。分周器215は、その分周されたフィードバック信号を位相周波数比較器211に供給する(矢印235)。つまり、位相周波数比較器211は、基準クロックと分周されたフィードバック信号とで位相を比較する。
 また、電圧制御発信器214は、生成した信号(フィードバック信号)をPLL出力クロックとして分配クロック生成部202にも供給する。電圧制御発信器214に供給される直流電圧は、位相周波数比較器211による位相比較結果、すなわち、基準クロックと分周されたフィードバック信号との位相差に応じた電圧である。つまり、PLL出力クロックは、基準クロックを逓倍した信号である。
 分配クロック生成部202は、このPLL出力クロックを用いて、各レーン別送信部132に供給する分配クロックを生成する。例えば、分配クロック生成部202は、PLL出力クロックが分周された分周クロック信号を含む、周波数が互いに異なる複数の信号の中からいずれか1つを選択することにより、分配クロックを生成する。
 例えば、分配クロック生成部202は、分周器221および選択部222を有する。分周器221には、PLL201から出力されたPLL出力クロックが供給される(矢印237)。分周器221は、そのPLL出力クロックを所定の分周比で分周する。この分周比は任意である。例えば、分周比が4であってもよい(すなわち、分周器221が周波数を4分の1に低減させるようにしてもよい)。分周器221は、分周されたPLL出力クロックを選択部222に供給する(矢印238)。また、選択部222には、PLL201から出力されたPLL出力クロック(分周されていないPLL出力クロック)も供給される(矢印236)。さらに、選択部222には、制御信号(矢印157)も供給される。
 選択部222は、制御信号に応じて、分周されていないPLL出力クロックと分周されたPLL出力クロックとの内、いずれか一方を選択する。例えば、選択部222は、制御信号の値がロー(Low)の場合、PLL201から供給された分周されていないPLL出力クロックを選択し、制御信号の値がハイ(High)の場合、分周器221から供給された分周されたPLL出力クロックを選択する。もちろん、この値は一例であり、制御信号がどういう値の場合にどの信号を選択するかは任意である。選択部222は、選択した信号を、分配クロックとして(増幅部133を介して)各レーン別送信部132に供給する。
 このような構成により、送信用PLLは、容易に分配クロックの周波数を切り替えることができる。また、クロック制御部123は、2値(LowまたはHigh)の制御信号を供給するだけで、容易に分配クロックの周波数を制御することができる。
 なお、分配クロック生成部202の構成は任意であり、上述した例に限定されない。例えば、分配クロック生成部202が、互いに異なる分周比で分周された2つのPLL出力クロックの内のいずれか一方を選択するようにしてもよい。その場合、選択部222の2入力の両方に、分周比が互いに異なる分周器を設け、PLL出力クロックがそれらの分周器を介して選択部222に供給されるようにすればよい。
 また、以上においては選択部222が、2つの候補の中から分配クロックを選択するように説明したが、選択部222が3以上の候補の中から分配クロックを選択するようにしてもよい。その場合、制御信号がその候補の数に応じたビット数の情報を有するようにすればよい。
  <受信装置>
 図4は、図1の受信装置102の主な構成例を示すブロック図である。図4に示されるように受信装置102は、受信部301および情報処理部302を有する。受信部301は、情報の受信に関する処理を行う。例えば、受信部301は、伝送路103(伝送路103-1乃至伝送路103-4)を介して送信装置101より送信された送信データを受信し、その送信データから送信対象のデータやそのデータに対応するクロックを抽出する。受信部301は、その抽出した送信対象のデータ(矢印344-1乃至矢印344-4)やそのデータに対応するクロック(矢印345-1乃至矢印345-1)を情報処理部302に供給する。情報処理部302は、受信部301より供給される情報に対して所定の処理を行い、処理後の情報を受信装置102の外部に出力する。
 送信部112と同様に、受信部301にも互いに独立した構成であるレーン(Lane)が形成されており、受信部301は、これらのレーン毎にデータを受信することができる。例えば図4の場合、受信部301は、レーン別受信部311-1乃至レーン別受信部311-4を有する。レーン別受信部311-1乃至レーン別受信部311-4は、互いに独立した構成であり、それぞれ、データの受信に関する処理を行う。つまり、受信部301には4つのレーンが形成されている。
 レーン別受信部311-1乃至レーン別受信部311-4は、互いに同様の構成を有する。以下において、レーン別受信部311-1乃至レーン別受信部311-4を互いに区別して説明する必要がない場合、レーン別受信部311と称する。つまり、レーン別受信部311は、上述のレーン毎に設けられた、そのレーン専用の受信部である。
 レーン別受信部311-1は、レーン1(Lane1)におけるデータの受信に関する処理を行う。例えば、レーン別受信部311-1は、伝送路103-1を介して伝送されるレーン1用の送信データを受信する。レーン別受信部311-1は、その送信データからデータ(送信対象のデータ)やそのデータに対応するクロックを抽出する。レーン別受信部311-1は、その抽出したデータ(矢印344-1)やクロック(矢印345-1)を情報処理部302に供給する。
 レーン別受信部311-1は、アナログフロントエンド(AFE(Analog Front End))321-1、クロックデータリカバリ(CDR(Clock Data Recovery))322-1、およびシリアルパラレル変換器(S/P)323-1を有する。
 アナログフロントエンド321-1は、送信データ(アナログ信号)の受信に関する処理を行う。例えば、アナログフロントエンド321-1は、送信データ(アナログ信号)の検出や、検出した送信データ(アナログ信号)の増幅等の信号処理を行う。アナログフロントエンド321-1は、信号処理後の送信データ(アナログ信号)をクロックデータリカバリ322-1に供給する(矢印341-1)。
 クロックデータリカバリ322-1は、送信データに埋め込まれているクロック信号を抽出する。換言するに、クロックデータリカバリ322-1は、送信データからデータ(送信対象のデータ)を抽出する。クロックデータリカバリ322-1は、抽出したデータ(矢印342-1)およびクロック(343-1)をシリアルパラレル変換器323-1に供給する。
 シリアルパラレル変換器323-1は、供給されたシリアル信号のデータ(矢印342-1)をパラレル信号に変換し、それを情報処理部302に供給する(矢印344-1)。また、シリアルパラレル変換器323-1は、供給されたクロック(矢印343-1)を、データ(矢印344-1)に対応するクロック(矢印345-1)として情報処理部302に供給する。
 レーン別受信部311-2(図示せず)は、レーン別受信部311-1と基本的に同様の構成を有し、同様の処理を行うことにより、レーン2(Lane2)におけるデータの受信に関する処理を行う。レーン別受信部311-3(図示せず)は、レーン別受信部311-1と基本的に同様の構成を有し、同様の処理を行うことにより、レーン3(Lane3)におけるデータの受信に関する処理を行う。レーン別受信部311-4は、レーン別受信部311-4と基本的に同様の構成を有し、同様の処理を行うことにより、レーン4(Lane4)におけるデータの受信に関する処理を行う。
 つまり、レーン別受信部311-2は、アナログフロントエンド321-2、クロックデータリカバリ322-2、およびシリアルパラレル変換器323-2(いずれも図示せず)を有し、レーン別受信部311-3は、アナログフロントエンド321-3、クロックデータリカバリ322-3、およびシリアルパラレル変換器323-3(いずれも図示せず)を有し、レーン別受信部311-4は、アナログフロントエンド321-4、クロックデータリカバリ322-4、およびシリアルパラレル変換器323-4を有する。以下において、アナログフロントエンド321-1乃至アナログフロントエンド321-4を互いに区別して説明する必要がない場合、アナログフロントエンド321と称する。また、クロックデータリカバリ322-1乃至クロックデータリカバリ322-4を互いに区別して説明する必要がない場合、クロックデータリカバリ322と称する。さらに、シリアルパラレル変換器323-1乃至シリアルパラレル変換器323-4を互いに区別して説明する必要がない場合、シリアルパラレル変換器323と称する。
 受信部301は、例えば、データとして伝送される切り替え情報を受信する。情報処理部302は、このような受信部301により受信されたデータを処理するに当たって、例えば、受信部301により受信された切り替え情報に基づいて、所定の期間において、受信部301により受信されたデータの周波数を低減させる。
 例えば、情報処理部302は、切り替え情報取得部331、データ間引き部332、画像処理部333、およびクロック制御部334等の処理部で示される機能を有する。
 切り替え情報取得部331は、送信装置101から送信される切り替え情報の取得に関する処理を行う。例えば、切り替え情報取得部331は、受信部301を制御し、データとして送信される切り替え情報を取得させる。また、例えば、切り替え情報取得部331は、取得した切り替え情報に基づいて、送信データに埋め込まれるクロック信号の周波数の制御方法について把握する。例えば、切り替え情報取得部331は、そのクロック信号の周波数を可変とするか固定とするかや、可変とする場合はどの期間にどのような周波数にするか等について把握する。
 データ間引き部332は、受信部301により受信されたデータ(矢印344-1乃至矢印344-4)の間引きに関する処理を行う。例えば、送信データに埋め込まれるクロック信号の周波数が4分の1に低減され、伝送レートが4分の1となる場合、「0101」のデータは、クロックデータリカバリ322により、「0000111100001111」のように伝送レートの4倍に復元される。データ間引き部332は、このデータを間引いて「0101」とする。このようにすることにより、画像処理部333は、クロック信号の周波数が低減される所望の期間のデータも適切に処理することができる。したがって、この期間においても、有用なデータの伝送が可能になる(不要なダミーデータの伝送以外のデータ伝送を行うことができる)。つまり、有用なデータの伝送可能な期間を増大することができるので、伝送レート(単位時間当たりのデータ伝送量)の低減を抑制することができる。
 なお、データ間引き部332は、切り替え情報取得部331により取得された切り替え情報(切り替え情報が示す制御方法)に基づいて、データの間引きを行う。つまり、データ間引き部332は、どの期間において、クロック信号の周波数がどのように低減されたかに応じてデータの間引きを行う。したがって、適切な方法でデータの間引きを行うことができる(レート変更前の状態を復元することができる)。
 画像処理部333は、受信されたデータが画像データの場合、その画像データに対する画像処理を行う。この画像処理の内容は任意である。例えば、データ間引き部332がデータの間引きを行う場合、画像処理部333は、そのデータの間引きが行われた画像データに対して画像処理を行う。画像処理部333は、画像処理後のデータ(矢印346)とそのデータに対応するクロック信号(矢印347)を受信装置102の外部に出力する。なお、この出力されるデータはパラレル信号である。
 クロック制御部334は、情報処理部302の駆動を制御するクロック信号の周波数を制御する。例えば、クロック制御部334は、切り替え情報取得部331により取得された切り替え情報(切り替え情報が示す制御方法)に基づいて、そのクロック信号の周波数を制御する。つまり、クロック制御部334は、送信データに埋め込まれたクロック信号の周波数制御に応じて、情報処理部302の駆動速度を制御する。
 例えば、送信データに埋め込まれるクロック信号の周波数が4分の1に低減され、伝送レートが4分の1となる場合、「0101」のデータは、クロックデータリカバリ322により、「0000111100001111」のように伝送レートの4倍に復元される。クロック制御部334は、クロック信号の周波数を4分の1に低減させ、情報処理部302の駆動速度を4分の1とすることにより、画像処理部333にそのデータを「0101」として処理させることができる。したがって、画像処理部333は、クロック信号の周波数が低減される所望の期間のデータも適切に処理することができる。したがって、この期間においても、有用なデータの伝送が可能になる(不要なダミーデータの伝送以外のデータ伝送を行うことができる)。つまり、有用なデータの伝送可能な期間を増大することができるので、有用なデータの伝送レート(単位時間当たりのデータ伝送量)の低減を抑制することができる。
 つまり、情報処理部302は、データ間引き部332によりデータを間引きするか、または、クロック制御部334により駆動速度を低減させるかして、画像処理部333が適切に画像処理を行うことができるようにすることができる。
 なお、このようなクロック信号の周波数が低減される期間において、画像処理部333が、受信データをマスクして処理しないようにしてもよい。このようにすることにより、伝送レートの間違いにより発生するコードエラーを回避することができる。つまり、この場合、データの間引きやクロック制御を必要とせずに、画像処理部333が適切に画像処理を行うことができるようにすることができる。
 なお、情報処理部302の具体的な構成は任意である。例えば情報処理部302が、実行する処理に応じた専用の電子回路等により形成されるようにしてもよいし、例えば、CPU、ROM、RAM等を有し、そのCPU等がプログラム等を実行することにより、任意の処理を実現するようにしてもよい。
 なお、図4の例の場合、受信部301に4つのレーンが設けられているが、このレーンの数は、送信装置101のレーン数以上であれば任意である。3以下であってもよいし、5以上であってもよい。また、情報処理部302は、受信装置102の外部に形成されるようにしてもよい。例えば、情報処理部302が受信装置102とは独立した装置として形成されるようにしてもよい。
  <アナログフロントエンド>
 図5は、図4のアナログフロントエンド321の主な構成例を示すブロック図である。図5に示されるように、アナログフロントエンド321は、例えば、差動増幅部361、差動増幅部362、CMLCMOS(Current Mode Logic Complementary Metal Oxide Semiconductor)変換回路363、インバータ364-1、インバータ364-2、インバータ365-1、およびインバータ365-2を有する。
 差動増幅部361および差動増幅部362は、例えば図6のAに示されるようなCML(Current Mode Logic)回路により構成され、入力されるアナログ信号(差動信号)を増幅し、出力する。差動増幅部361および差動増幅部362により増幅されたアナログ信号(差動信号)は、CMLCMOS変換回路363に供給される。
 CMLCMOS変換回路363は、例えば図6のCに示されるような、CML回路である差動増幅回路とCMOS回路であるインバータ回路により構成される。
 インバータ364-1およびインバータ364-2は、例えば図6のBに示されるようなCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路のインバータ回路により構成され、CMLCMOS変換回路363の出力の値を反転させる。なお、インバータ364-1は、正相出力の値を反転させ、インバータ364-2は、負相出力の値を反転させる。
 同様に、インバータ365-1は、例えば図6のBに示されるようなCMOS回路のインバータ回路により構成され、インバータ364-1の出力の値を反転させる。インバータ365-2は、例えば図6のBに示されるようなCMOS回路のインバータ回路により構成され、インバータ364-2の出力の値を反転させる。インバータ365-1の出力は、正相出力として、クロックデータリカバリ322に供給される。また、インバータ365-2の出力は、負相出力として、クロックデータリカバリ322に供給される。
 なお、以下において、インバータ364-1およびインバータ364-2を互いに区別して説明する必要がない場合、インバータ364と称する。また、インバータ365-1およびインバータ365-2を互いに区別して説明する必要がない場合、インバータ365と称する。
 一般的に、CMOS回路は動作時のみ電流を流すため、入力信号の低下に応じて消費電力が低減する。つまり、送信装置101が送信データに埋め込まれるクロック信号の周波数を低減させることにより、アナログフロントエンド321の消費電力を低減させることができる。
 なお、図5の例においてアナログフロントエンド321には、CML回路の差動増幅回路がCMLCMOS変換回路363を含めて3段形成され、CMOS回路のインバータ回路がCMLCMOS変換回路363を含めて3段使用されている。しかしながら、これは一例であり、CML回路やCMOS回路の段数は、この例に限定されない。CML回路やCMOS回路の段数は、例えば、入力振幅や後段の容量等に応じて決定されるようにすることができる。
  <送信制御処理の流れ>
 次に、データ伝送システム100により実行される処理について説明する。データ伝送を行う場合、送信装置101の制御部111は、送信制御処理を行い、送信部112によるデータの送信を制御する。図7のフローチャートを参照して、その送信制御処理の流れの例を説明する。
 送信制御処理が開始されると、データ解析部121は、ステップS101において、送信装置101の外部から供給される送信対象のデータを解析する。以下においては、送信対象のデータが画像データ(動画像)である場合を例に説明する。
 図8は、動画像の1フレーム分の画像データの伝送の様子の例を説明する図である。例えば、図8に示されるように、動画像の1フレーム分の伝送期間400は、1フレームの画像データが伝送されるフレーム画像データ期間401と、水平同期信号(Hsync)や垂直同期信号(Vsync)等が伝送される同期期間402と、ブランク信号が伝送されるブランク期間403を有する。
 水平同期信号(Hsync)が伝送される同期期間402は、フレーム画像データ期間401の1行毎に設けられ、垂直同期信号(Vsync)が伝送される同期期間402は、1フレーム毎に設けられる。また、ブランク期間403は、フレーム画像データ期間401の各行の間と、フレーム画像データ期間401の前後(すなわちフレーム間)とに設けられる。
 この場合、ブランク期間403は、画像データが伝送されない期間(データ伝送が重要でない期間)であるので、制御部111は、このブランク期間403において、データに埋め込まれたクロック信号の周波数を例えば4分の1に低減させる。例えば、制御部111は、フレーム画像データ期間401における分配クロックの周波数を10GHzとし、伝送レートを10Gbpsとし、ブランク期間403における分配クロックの周波数を2.5GHzとし、伝送レートを2.5Gbpsとする。このようにすることにより、有用なデータの伝送レートの低減を抑制しながら、送信装置101や受信装置102の消費電力の増大を抑制することができる。
 例えば、制御部111は、水平同期信号(Hsync)や垂直同期信号(Vsync)(つまり、同期期間402)に合わせて、上述のように周波数を切り替える。これにより、より正確に、データ伝送が重要でない期間の消費電力の増大を抑制することができる。換言するに、より正確に、データ伝送が重要な期間の伝送レートの低減を抑制することができる。
 図7に戻り、送信対象のデータがこのような画像データであることが把握されると、処理はステップS102に進む。
 ステップS102において、切り替え情報供給部122は、このような画像データ用の切り替え情報を生成し、それを送信部112に供給して、送信させる。例えば、切り替え情報供給部122は、上述したように、フレーム画像データ期間401における分配クロックの周波数を10GHz、伝送レートを10Gbpsとし、ブランク期間403における分配クロックの周波数を2.5GHz、伝送レートを2.5Gbpsとし、水平同期信号(Hsync)や垂直同期信号(Vsync)(つまり、同期期間402)に合わせて周波数を切り替えることを示す切り替え情報を生成する。送信部112は、このような切り替え情報を伝送路103を介して受信装置102に向けて送信する。
 また、制御部111は、この切り替え情報に示される制御方法に従って、以下の処理を行う。つまり、ステップS103において、クロック制御部123は、水平同期信号(Hsync)に合わせて、分配クロックとしてPLL出力クロック(10GHz)を選択させる値(例えばL(Low))の制御信号(クロックセレクト信号)を送信用PLL131(の選択部222)に供給し、伝送レートを10Gbpsに切り替えさせる。そして、クロック制御部123は、1ライン分の画像データを10Gbpsのレートで送信させる。
 より具体的には、送信用PLL131は、クロック制御部123の制御に従って、10GHzの分配クロックを出力する。その分配クロックは、パラレルシリアル変換器141を介して制御部111に供給される。クロック制御部123は、その10GHzのクロックに、伝送用のデータおよびそのデータに対応するクロックを同期させ、伝送用のデータに埋め込まれたクロックの周波数を10GHzに変換し、それを送信部112に供給して、10Gbpsのレートで送信させる。1ライン分の画像データが、このようなレートで伝送される。
 送信用PLL131(図3)におけるPLL出力クロック、分周クロック、クロックセレクト信号、および分配クロックの各波形の例を図9に示す。図9の上から1段目と2段目に示されるように、PLL出力クロックは、分周クロックの4倍の周波数でHigh(H)とLow(L)を繰り返す。図9の上から3段目と4段目に示されるように、クロックセレクト信号がLow(L)である場合、分配クロックとして、PLL出力クロックが選択される。
 したがって、クロック制御部123は、送信対象のデータに埋め込まれたクロックの周波数を10GHzに変換し、1ライン分の画像データを10Gbpsのレートで送信させる。
 ステップS104において、クロック制御部123は、水平同期信号(Hsync)に合わせて、分配クロックとして分周クロック(分周されたPLL出力クロック)(2.5GHz)を選択させる値(例えばH(High))の制御信号(クロックセレクト信号)を送信用PLL131(の選択部222)に供給し、伝送レートを2.5Gbpsに切り替えさせる。そして、クロック制御部123は、次のラインの画像データ送信までのブランク期間403である水平ブランク期間のブランク信号を2.5Gbpsのレートで送信させる。
 より具体的には、送信用PLL131は、クロック制御部123の制御に従って、2.5GHzの分配クロックを出力する。その分配クロックは、パラレルシリアル変換器141を介して制御部111に供給される。クロック制御部123は、その2.5GHzのクロックに、伝送用のデータおよびそのデータに対応するクロックを同期させ、伝送用のデータに埋め込まれたクロックの周波数を2.5GHzに変換し、それを送信部112に供給して、2.5Gbpsのレートで送信させる。1水平ブランク期間のブランク信号が、このようなレートで伝送される。
 図9の上から3段目と4段目に示されるように、クロックセレクト信号がHigh(H)である場合、分配クロックとして、分周クロックが選択される。
 したがって、クロック制御部123は、送信対象のデータに埋め込まれたクロックの周波数を2.5GHzに変換し、1水平ブランク期間のブランク信号を2.5Gbpsのレートで送信させる。
 ステップS105において、制御部111は、全てのラインを処理したか否かを判定する。処理対象フレームに未処理のラインが存在すると判定された場合、処理はステップS103に戻り、処理対象のラインを次の未処理のラインに進め、それ以降の処理を繰り返す。つまり、制御部111は、画像データの各ラインについて、フレーム画像データ期間401のデータ伝送を10Gbpsで行わせ、ブランク期間403のデータ伝送を2.5Gbpsで行わせる。このようにステップS103乃至ステップS105の処理を繰り返し、ステップS105において、処理対象フレームの全てのラインを処理したと判定された場合、処理はステップS106に進む。
 ステップS106において、クロック制御部123は、垂直同期信号(Vsync)に合わせて、分配クロックとして分周クロック(分周されたPLL出力クロック)(2.5GHz)を選択させる値(例えばH(High))の制御信号(クロックセレクト信号)を送信用PLL131(の選択部222)に供給し、伝送レートを2.5Gbpsに切り替えさせる。そして、クロック制御部123は、次のフレームの画像データ送信までのブランク期間403である垂直ブランク期間のブランク信号を2.5Gbpsのレートで送信させる。
 より具体的には、送信用PLL131は、クロック制御部123の制御に従って、2.5GHzの分配クロックを出力する。その分配クロックは、パラレルシリアル変換器141を介して制御部111に供給される。クロック制御部123は、その2.5GHzのクロックに、伝送用のデータおよびそのデータに対応するクロックを同期させ、伝送用のデータに埋め込まれたクロックの周波数を2.5GHzに変換し、それを送信部112に供給して、2.5Gbpsのレートで送信させる。1垂直ブランク期間のブランク信号が、このようなレートで伝送される。
 上述のように、クロックセレクト信号がHigh(H)である場合、分配クロックとして、分周クロックが選択されるので、クロック制御部123は、送信対象のデータに埋め込まれたクロックの周波数を2.5GHzに変換し、1垂直ブランク期間のブランク信号を2.5Gbpsのレートで送信させる。
 ステップS107において、制御部111は、送信制御処理を終了するか否かを判定する。例えば未処理のフレームが存在し、送信制御処理を継続すると判定された場合、処理はステップS103に戻り、それ以降の処理を繰り返す。このようにステップS103乃至ステップS107の処理を繰り返し、ステップS107において、全てのフレームを処理したと判定された場合、送信制御処理が終了する。
 以上のように送信制御処理を実行することにより、制御部111は、有用なデータの伝送レートの低減を抑制しながら、消費電力の増大を抑制することができる。
  <受信処理の流れ>
 以上のようなデータ送信に対して、受信装置102の情報処理部302は、受信処理を行い、受信部301により受信されるデータに対する情報処理を行う。図10のフローチャートを参照して、その受信処理の流れの例を説明する。
 受信処理が開始されると、情報処理部302の切り替え情報取得部331は、ステップS201において、受信部301が受信した画像データ用の切り替え情報を取得する。この画像データ用の切り替え情報は、送信制御処理のステップS102(図7)の処理に基づいて送信装置101より送信された切り替え情報である。
 切り替え情報取得部331は、この切り替え情報に示される制御方法に従って、以下の処理を行う。
 ステップS202において、画像処理部333は、受信部301が受信した1ライン分の画像データを取得する。ステップS203において、画像処理部333は、その1ライン分の画像データを、伝送レート10Gbpsのデータとして処理する。
 ステップS204において、画像処理部333は、受信部301が受信した水平ブランク期間のデータ(ブランク信号)を取得する。ステップS205において、画像処理部333は、その水平ブランク期間のブランク信号を伝送レート2.5Gbpsのデータとして処理する。例えば、データ間引き部332が、ブランク信号を間引いてデータ量を4分の1とし、画像処理部333がそれを伝送レート2.5Gbpsのデータとして処理する。または、例えば、クロック制御部334が、クロックの周波数を4分の1に低減させることにより、画像処理部333がブランク信号を2.5Gbpsのデータとして処理する。
 ステップS206において、画像処理部333は、全てのラインを処理したか否かを判定する。処理対象フレームに未処理のラインが存在すると判定された場合、処理はステップS202に戻り、処理対象のラインを次の未処理のラインに進め、それ以降の処理を繰り返す。つまり、画像処理部333は、画像データの各ラインについて、フレーム画像データ期間401のデータを10Gbpsのデータとして処理し、ブランク期間403のデータを2.5Gbpsのデータとして処理する。このようにステップS202乃至ステップS206の処理を繰り返し、ステップS206において、処理対象フレームの全てのラインを処理したと判定された場合、処理はステップS207に進む。
 ステップS207において、画像処理部333は、受信部301が受信した垂直ブランク期間のデータ(ブランク信号)を取得する。ステップS208において、画像処理部333は、その垂直ブランク期間のブランク信号を伝送レート2.5Gbpsのデータとして処理する。例えば、データ間引き部332が、ブランク信号を間引いてデータ量を4分の1とし、画像処理部333がそれを伝送レート2.5Gbpsのデータとして処理する。または、例えば、クロック制御部334が、クロックの周波数を4分の1に低減させることにより、画像処理部333がブランク信号を2.5Gbpsのデータとして処理する。
 ステップS209において、画像処理部333は、受信処理を終了するか否かを判定する。例えば未処理のフレームが存在し、受信処理を継続すると判定された場合、処理はステップS202に戻り、それ以降の処理を繰り返す。このようにステップS202乃至ステップS209の処理を繰り返し、ステップS209において、全てのフレームを処理したと判定された場合、受信処理が終了する。
 以上のように受信処理を実行することにより、情報処理部302は、切り替え情報(切り替え情報が示す制御方法)に基づいて、クロック信号の周波数が低減される所望の期間のデータも適切に処理することができる。例えば、この期間においても、有用なデータの伝送が可能になるので、有用なデータの伝送レートの低減を抑制することができる。例えば、ブランク期間を利用して、例えば、サムネイル画像のような異なる目的の画像データ、音声データ、制御用のコマンド等を伝送することができるようになる。もちろん、このクロック信号の周波数が低減される期間に伝送するデータは任意であり、これらの例に限定されない。
  <駆動の様子>
 例えば、以上のような送信制御処理と受信処理とを行うことにより、画像データ(10Gbps)を伝送する場合、送信装置101の各処理部と、受信装置102の各処理部は、図11に示されるように、全て10GHzのクロック信号が埋め込まれたデータを10Gbpsのレートで送信するように駆動する。
 これに対して、ブランク信号等(2.5Gbps)を伝送する場合、図12においてグレーで示されるように、送信装置101のレーン別送信部132や増幅部133は、2.5GHzのクロック信号が埋め込まれたデータを2.5bpsのレートで送信するように駆動する。これにより送信装置101の消費電力が低減される。また、受信装置102のアナログフロントエンド321も、2.5GHzのクロック信号が埋め込まれた2.5bpsのレートのデータを処理するように駆動する。これにより受信装置102の消費電力も低減される。
 したがって、例えば動画像のデータを処理する場合、データ伝送システム100の消費電力は、例えば図13に示されるように変動する。つまり、各フレームの画像データを伝送している間の消費電力に対して、ブランク期間における消費電力の増大が抑制される。このように、データ伝送システム100は、消費電力の増大を抑制することができる。
 なお、図14のグラフに示されるように、消費電力の低減量(または低減率)は、ブランク期間の長さに依存する。図14に示されるグラフにおいて、実線が全ての状態において伝送レート10Gbpsを維持する場合の消費電力の例を示し、点線がブランク期間の伝送レートを2.5Gbpsにする場合の、ブランク率(ブランク期間の割合)に応じた消費電力の例を示している。このグラフに示されるように、ブランク率が高くなる程(つまり、ブランク期間が長くなる程)、消費電力の低減量が大きくなる(低減率が高くなる)。
 換言するに、データに埋め込まれたクロック信号の周波数を低減させる期間を長くする程、消費電力の増大をより大きく抑制することができる。なお、データに埋め込まれたクロック信号の周波数の低減量を大きくするほど(低減率を高くする程)、消費電力の増大をより大きく抑制することができる。また、送信装置101および受信装置102が有するレーン数が増大するほど、消費電力の増大をより大きく抑制することができる。
 以上のように消費電力の増大を抑制することにより、例えば、送信装置101や受信装置102の発熱量を低減させることができるので、筐体の小型化をより容易にすることができる。また、例えば、送信装置101や受信装置102を、電池を電源として駆動させる場合、連続稼働時間をより長期化させることができる。
 なお、以上においては画像データ(動画像)を伝送する場合を例に説明したが、送信対象(受信対象)のデータは、この例に限定されず、どのようなデータであっても、どのような構造であってもよい。
 なお、上述の例のように送信装置101と受信装置102とが複数のレーンを有する場合、各レーンにおいてデータに埋め込まれるクロック信号の周波数を、レーン毎に互いに独立制御するようにしてよい。つまり、各レーンにおいてデータに埋め込まれるクロック信号の周波数は、全てのレーンで統一されているようにしてもよいし、統一されていなくてもよい。
 レーン毎に周波数を制御する場合、送信用PLL131は、各レーンに対して、専用の分配クロックを生成し、それをそのレーンのレーン別送信部132に供給するようにすればよい。なお、その際、上述の例と同様に、分配クロックを増幅部133により増幅するようにしてもよい。
 このようにすることにより、より適応的に消費電力の増大を抑制することができる。
 <3.第2の実施の形態>
  <送信用PLL>
 送信用PLL131の構成例を図3に示したが、送信用PLL131の構成は、この例に限定されない。例えば、PLL201の分周器215を用いて、分周クロックを生成するようにしてもよい。
 図15は、その場合の送信用PLL131の主な構成例を示すブロック図である。図15の例の場合、送信用PLL131は、図3の分配クロック生成部202の代わりに、分配クロック生成部501を有する。
 図15に示されるように、分配クロック生成部501は、分周器221(図3)を有しておらず、選択部222は、分周器215を利用して分周クロックを得る。つまり、選択部222は、分周器215により分周されたフィードバック信号を分周クロックとして取得する(矢印502)。そして、選択部222は、その分周クロックとPLL出力クロックとのうちいずれか一方を、制御信号(クロックセレクト信号)の値に応じて選択し、その選択した信号を分配クロックとして出力する。
 以上のようにすることにより、図3の場合と比較して分配クロック生成部501における分周器を省略することができるので、送信装置101は、回路の小型化をより容易に実現することができる。また、消費電力の増大も抑制することができる。
  <分配クロック生成部2>
 分配クロックの生成において、図16の例の矢印511で示される部分のように、選択する信号を切り替える際にパルス幅が狭くなると、出力データのエッジが細かくなり、受信側には、ジッタが発生したように見えてしまうおそれがった。
 このようにして大きなジッタが乗ると、例えば受信装置102のクロックデータリカバリ322の位相ロックが外れてしまい、受信エラーを引き起こすおそれがあった。
 そこで、PLL出力クロックを、分周器の遅延量の分だけ遅延させ、さらに、クロックセレクト信号を取り込むためのフリップフロップの遅延量の分だけ遅延させるようにする。このようにすることにより、PLL出力クロックと、分周クロックと、クロックセレクト信号の切り替えタイミングとを制御することができるので、上述ようなジッタの発生を抑制することができる。したがって、受信装置102のクロックデータリカバリ322の位相ロックが外れるのを抑制することができる。これにより再ロックに要する時間を低減させることができるだけでなく、システムを安定動作させることができる。
 この場合の分配クロック生成部202の主な構成例を図17に示す。図17において、分配クロック生成部202は、フリップフロップ521、フリップフロップ522、遅延部523、遅延部524、遅延部525、フリップフロップ526、およびフリップフロップ527、および選択部528を有する。
 フリップフロップ521およびフリップフロップ522は、分周器221として機能し、PLL出力クロック(矢印236)を分周する(C4)。分周されたPLL出力クロック(分周クロック)は、分周前に比べて遅延量td1だけ遅延する。
 遅延部523は、その分周クロック(C4)を、さらに遅延量td2だけ遅延させる(CLK4)。この遅延量td2は、後述するクロックセレクト信号を取り込むためのフリップフロップの遅延量である。分周クロック(CLK4)は、選択部528に入力される。
 遅延部524は、PLL出力クロック(矢印236)を、遅延量td1だけ遅延させる(C0)。遅延部525は、そのPLL出力クロック(C0)を、さらに遅延量td2だけ遅延させる(CLK1)。PLL出力クロック(CLK1)は、選択部528に入力される。
 フリップフロップ526およびフリップフロップ527は、クロックセレクト信号(矢印157)を取り込む。取り込まれたクロックセレクト信号(S4)は、取り込む前の状態に比べて遅延量td2だけ遅延する。このクロックセレクト信号(S4)は、制御信号として選択部528に入力される。
 選択部528は、クロックセレクト信号(S4)の値に応じて、PLL出力クロック(CLK1)または、分周クロック(CLK4)を選択する。例えば、クロックセレクト信号(S4)の値が「0(L)」である場合、選択部528は、PLL出力クロック(CLK1)を選択する。また、例えば、クロックセレクト信号(S4)の値が「1(H)」である場合、選択部528は、分周クロック(CLK4)を選択する。選択部528は、選択した信号を分配クロック(矢印158)としてレーン別送信部132に(増幅部133を介して)供給する。
 このようにすることにより、PLL出力クロック(CLK1)、分周クロック(CLK4)、およびクロックセレクト信号(S4)が、分周クロック(C4)に対して遅延量td2だけ遅延する。すなわち、PLL出力クロック(CLK1)、分周クロック(CLK4)、およびクロックセレクト信号(S4)のタイミングが揃う。
 図18に、分配クロックとして選択される信号が、PLL出力クロック(CLK1)から分周クロック(CLK4)に切り替わる場合の各信号の波形の例を示す。図18に示されるように、PLL出力クロック(CLK1)、分周クロック(CLK4)、およびクロックセレクト信号(S4)のタイミングが揃うので、このようなクロックセレクト信号の値を切り替えることによる分配クロックにおけるジッタの発生が抑制される。したがって、ロックが外れるのを抑制することができる。
 図19に、分配クロックとして選択される信号が、分周クロック(CLK4)からPLL出力クロック(CLK1)に切り替わる場合の各信号の波形の例を示す。この場合も、PLL出力クロック(CLK1)、分周クロック(CLK4)、およびクロックセレクト信号(S4)のタイミングが揃うので、このようなクロックセレクト信号の値を切り替えることによる分配クロックにおけるジッタの発生が抑制される。したがって、ロックが外れるのを抑制することができる。
  <分配クロック生成部3>
 なお、図20の例のように、PLL出力クロック(矢印236)を遅延させる遅延部524および遅延部525は、その順序を入れ替えてもよい。つまり、遅延部525が、PLL出力クロックを遅延させ、その後、遅延部524が、さらに遅延させるようにしてもよい。この場合も、PLL出力クロック(CLK1)、分周クロック(CLK4)、およびクロックセレクト信号(S4)のタイミングが揃うので、このようなクロックセレクト信号の値を切り替えることによる分配クロックにおけるジッタの発生が抑制される。したがって、ロックが外れるのを抑制することができる。
  <分配クロック生成部4>
 また、図17の例の場合、クロックセレクト信号(S4)の切り替えタイミングにおいて、PLL出力クロック(CLK1)と分周クロック(CLK4)とがともに「0(Law)」になる。しかしながら、このタイミングにおいて、PLL出力クロック(CLK1)と分周クロック(CLK4)とがともに「1(High)」になるようにしてもよい。その場合の分配クロック生成部202の様子の例を図21に示す。図21の例の場合、フリップフロップ521の代わりにフリップフロップ551が設けられている。また、フリップフロップ526の代わりにフリップフロップ552が設けられている。さらに、フリップフロップ527の代わりにフリップフロップ553が設けられている。
 フリップフロップ551には、PLL出力クロックの論理否定が入力される。また、フリップフロップ552およびフリップフロップ553には、分配クロックC4が入力される。このような構成とすることにより、図22に示されるように、クロックセレクト信号(S4)の切り替えタイミングにおいて、PLL出力クロック(CLK1)と分周クロック(CLK4)とがともに「1(High)」になるようにすることができる。
  <分配クロック生成部5>
 さらに、取り込まれたクロックセレクト信号をさらに遅延させるようにしてもよい。図23に示されるように、取り込まれたクロックセレクト信号に対して遅延部561を設け遅延量td3だけ遅延させるようにしてもよい。
 このようにすることにより、図24に示されるように、クロックセレクト信号(S4)が、PLL出力クロック(CLK1)や分周クロック(CLK4)に対して、遅延量td3だけ遅延する。したがって、クロックセレクト信号(S4)の値の切り替えタイミングにマージンが得られる。したがって、クロックセレクト信号の値を切り替えることによる分配クロックにおけるジッタの発生がさらに抑制される。したがって、ロックが外れるのをさらに抑制することができる。
 なお、以上においては、回路構成をシングルエンド構成で示したが、差動構成を用いるようにすることもできる。
 <4.第3の実施の形態>
  <アナログフロントエンド2>
 図5においてアナログフロントエンド321の構成例を説明したが、アナログフロントエンド321の構成例は、この例に限定されない。例えば、図25のAに示されるように、CML回路のみにより構成されるようにしてもよい。図25のAの場合、アナログフロントエンド321は、差動増幅部571乃至差動増幅部574により構成される。差動増幅部571乃至差動増幅部574は、それぞれ、図25のBに示されるようなCML回路の差動増幅回路により構成される。
 ただし、この場合、回路の電流が一定電流に固定されるので、入力信号の速度が変わっても消費電流が変化しない。つまり、この例の場合、送信装置101において、データに埋め込まれたクロック信号の周波数を低減させても、受信装置102のアナログフロントエンド321の消費電力は低減されない。
  <アナログフロントエンド3>
 また、例えば、図26のAに示されるように、アナログフロントエンド321が、差動増幅部581乃至差動増幅部584により構成されるようにしてもよい。差動増幅部581乃至差動増幅部584は、電流可変の差動増幅回路により構成される(図26のB)。つまり、差動増幅部581乃至差動増幅部584は、図26のBに示されるように、電流可変の電流源591、並びに、可変抵抗592-1および可変抵抗592-2を有する。
 この差動増幅部581乃至差動増幅部584は、例えばレート変換信号を用いて、レートが2分の1に変更になった場合に抵抗値を2倍、電流源の電流を半分にするなどして、消費電流を低減させることができる。これにより、消費電力の増大を抑制することができる。
 なお、図26の例においては、差動増幅部581乃至差動増幅部584が全て電流可変であるように説明したが、これに限らず、アナログフロントエンド321の一部の差動増幅部(CML回路)のみが、電流可変であるようにしてもよい。また、図5の例の場合において、差動増幅部361若しくは差動増幅部362、またはその両方を、電流可変とするようにしてもよい。
 <5.その他>
  <ソフトウエア>
 上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。また、一部の処理をハードウエアにより実行させ、他の処理をソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここでコンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等が含まれる。
 図27は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
 図27に示されるコンピュータ900において、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903は、バス904を介して相互に接続されている。
 バス904にはまた、入出力インタフェース910も接続されている。入出力インタフェース910には、入力部911、出力部912、記憶部913、通信部914、およびドライブ915が接続されている。
 入力部911は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子などよりなる。出力部912は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、出力端子などよりなる。記憶部913は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリなどよりなる。通信部914は、例えば、ネットワークインタフェースよりなる。ドライブ915は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア921を駆動する。
 以上のように構成されるコンピュータでは、CPU901が、例えば、記憶部913に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース910およびバス904を介して、RAM903にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。RAM903にはまた、CPU901が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
 コンピュータ(CPU901)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア921に記録して適用することができる。その場合、プログラムは、リムーバブルメディア921をドライブ915に装着することにより、入出力インタフェース910を介して、記憶部913にインストールすることができる。また、このプログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することもできる。その場合、プログラムは、通信部914で受信し、記憶部913にインストールすることができる。その他、このプログラムは、ROM902や記憶部913に、あらかじめインストールしておくこともできる。
  <補足>
 本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
 例えば、本技術は、装置またはシステムを構成するあらゆる構成、例えば、システムLSI(Large Scale Integration)等としてのプロセッサ、複数のプロセッサ等を用いるモジュール、複数のモジュール等を用いるユニット、ユニットにさらにその他の機能を付加したセット等(すなわち、装置の一部の構成)として実施することもできる。
 なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、全ての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
 また、例えば、1つの装置(または処理部)として説明した構成を分割し、複数の装置(または処理部)として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置(または処理部)として説明した構成をまとめて1つの装置(または処理部)として構成されるようにしてもよい。また、各装置(または各処理部)の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置(または処理部)の構成の一部を他の装置(または他の処理部)の構成に含めるようにしてもよい。
 また、例えば、上述したプログラムは、任意の装置において実行することができる。その場合、その装置が、必要な機能(機能ブロック等)を有し、必要な情報を得ることができるようにすればよい。
 また、例えば、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。換言するに、1つのステップに含まれる複数の処理を、複数のステップの処理として実行することもできる。逆に、複数のステップとして説明した処理を1つのステップとしてまとめて実行することもできる。
 コンピュータが実行するプログラムは、プログラムを記述するステップの処理が、本明細書で説明する順序に沿って時系列に実行されるようにしても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで個別に実行されるようにしても良い。つまり、矛盾が生じない限り、各ステップの処理が上述した順序と異なる順序で実行されるようにしてもよい。さらに、このプログラムを記述するステップの処理が、他のプログラムの処理と並列に実行されるようにしても良いし、他のプログラムの処理と組み合わせて実行されるようにしても良い。
 本明細書において複数説明した本技術は、矛盾が生じない限り、それぞれ独立に単体で実施することができる。もちろん、任意の複数の本技術を併用して実施することもできる。例えば、いずれかの実施の形態において説明した本技術の一部または全部を、他の実施の形態において説明した本技術の一部または全部と組み合わせて実施することもできる。また、上述した任意の本技術の一部または全部を、上述していない他の技術と併用して実施することもできる。
 なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
 (1) クロック信号が埋め込まれたデータを送信する送信部と、
 前記データに埋め込まれた前記クロック信号の周波数を制御し、所定の期間において前記クロック信号の前記周波数を低減させるクロック制御部と
 を備える送信装置。
 (2) 所定の周波数の信号を生成する生成部と、
 前記所定の期間において、前記生成部により生成される前記信号が分周された分周クロック信号を含む、周波数が互いに異なる複数の信号の中からいずれか1つを選択する選択部と
 をさらに備え、
 前記クロック制御部は、前記データに埋め込まれた前記クロック信号を、前記選択部により選択された前記信号に同期させることにより、前記クロック信号の周波数を制御する
 (1)に記載の送信装置。
 (3) 前記選択部は、前記信号を分周する分周器を備える
 (2)に記載の送信装置。
 (4) 前記選択部は、
  前記信号を前記分周器の遅延量の分だけ遅延させる第1の遅延部と、
  前記第1の遅延部により遅延された前記信号を、前記クロック制御部からの制御信号を取り込むためのフリップフロップの遅延量の分だけ遅延させる第2の遅延部と
 を備える(3)に記載の送信装置。
 (5) 前記選択部は、前記クロック制御部により前記選択部による選択の切り替えタイミングにおいて、前記信号と前記分周クロック信号とがともにHになるように構成される
 (4)に記載の送信装置。
 (6) 前記選択部は、
  前記信号を、前記クロック制御部からの制御信号を取り込むためのフリップフロップの遅延量の分だけ遅延させる第1の遅延部と、
  前記第1の遅延部により遅延された前記信号を、前記分周器の遅延量の分だけ遅延させる第2の遅延部と
 を備える(3)に記載の送信装置。
 (7) 前記選択部は、前記フリップフロップにより取り込まれた前記クロック制御部からの制御信号を遅延させる第3の遅延部をさらに備える
 (6)に記載の送信装置。
 (8) 前記選択部は、前記生成部により生成される前記信号と、前記生成部が有する分周器により前記信号が分周された分周クロック信号とのいずれか一方を、前記クロック信号として選択する
 (2)に記載の送信装置。
 (9) 前記クロック制御部は、前記所定の期間において、前記クロック信号の周波数を1/4にする
 (1)乃至(8)のいずれかに記載の送信装置。
 (10) 前記送信部は、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知を送信する
 (1)乃至(9)のいずれかに記載の送信装置。
 (11) 前記クロック制御部は、前記送信部が画像データを送信する場合、水平ブランク期間および垂直ブランク期間の間、前記クロック信号の前記周波数を低減させる
 (1)乃至(10)のいずれかに記載の送信装置。
 (12) 前記クロック制御部は、水平同期信号または垂直同期信号に同期して前記クロック信号の前記周波数を切り替える
 (11)に記載の送信装置。
 (13) 前記送信部は、互いに独立にデータを送信可能な構成を複数備える
 (1)乃至(12)のいずれかに記載の送信装置。
 (14) 前記クロック制御部は、前記クロック信号の前記周波数を、前記構成毎に制御する
 (13)に記載の送信装置。
 (15) クロック信号が埋め込まれたデータを送信し、
 前記データに埋め込まれた前記クロック信号の周波数を制御し、所定の期間において前記クロック信号の前記周波数を低減させる
 送信方法。
 (16) クロック信号が埋め込まれたデータと、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信する受信部と、
 前記受信部により受信された前記通知に基づいて、所定の期間において、前記受信部により受信された前記データの周波数を低減させる信号処理部と
 を備える受信装置。
 (17) 前記信号処理部は、前記所定の期間において、前記受信部により受信された前記データを間引く
 (16)に記載の受信装置。
 (18) 前記信号処理部は、前記所定の期間において、前記信号処理部を駆動させるクロック信号の周波数を低減させる
 (16)に記載の受信装置。
 (19) 前記受信部は、
  前記クロック信号が埋め込まれた前記データを含むアナログ信号を処理する、CMOS回路を含むアナログフロントエンドと、
  前記アナログフロントエンドにより処理された前記アナログ信号を処理して前記データと前記クロック信号を分離するクロックデータリカバリと
 を備える(16)乃至(18)のいずれかに記載の受信装置。
 (20) クロック信号が埋め込まれたデータと、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信し、
 受信された前記通知に基づいて、所定の期間において、受信された前記データの周波数を低減させる
 受信方法。
 100 データ伝送システム, 101 送信装置, 102 受信装置, 103 伝送路, 111 制御部, 112 送信部, 121 データ解析部, 122 切り替え情報供給部, 123 クロック制御部, 131 送信用PLL, 132 レーン別送信部, 133 増幅部, 141 パラレルシリアル変換器, 142 ドライバ, 201 PLL, 202 分配クロック生成部, 211 位相周波数比較器, 212 チャージポンプ, 213 ローパスフィルタ, 214 電圧制御発信器, 215 分周器, 221 分周器, 222 選択部, 301 受信部, 302 情報処理部, 311 レーン別受信部, 321 アナログフロントエンド, 322 クロックデータリカバリ, 323 シリアルパラレル変換器, 331 切り替え情報取得部, 332 データ間引き部, 333 画像処理部, 334 クロック制御部, 361および362 差動増幅部, 363 CMLCMOS変換回路, 364および365 インバータ, 501 分配クロック生成部, 521および522 フリップフロップ, 523乃至525 遅延部, 526および527 フリップフロップ, 528 選択部, 551乃至553 フリップフロップ, 561 遅延部, 571乃至574 差動増幅部, 581乃至584 差動増幅部, 900 コンピュータ

Claims (20)

  1.  クロック信号が埋め込まれたデータを送信する送信部と、
     前記データに埋め込まれた前記クロック信号の周波数を制御し、所定の期間において前記クロック信号の前記周波数を低減させるクロック制御部と
     を備える送信装置。
  2.  所定の周波数の信号を生成する生成部と、
     前記生成部により生成される前記信号が分周された分周クロック信号を含む、周波数が互いに異なる複数の信号の中からいずれか1つを選択する選択部と
     をさらに備え、
     前記クロック制御部は、前記データに埋め込まれた前記クロック信号を、前記選択部により選択された前記信号に同期させることにより、前記クロック信号の周波数を制御する
     請求項1に記載の送信装置。
  3.  前記選択部は、前記信号を分周する分周器を備える
     請求項2に記載の送信装置。
  4.  前記選択部は、
      前記信号を前記分周器の遅延量の分だけ遅延させる第1の遅延部と、
      前記第1の遅延部により遅延された前記信号を、前記クロック制御部からの制御信号を取り込むためのフリップフロップの遅延量の分だけ遅延させる第2の遅延部と
     を備える請求項3に記載の送信装置。
  5.  前記選択部は、前記クロック制御部により前記選択部による選択の切り替えタイミングにおいて、前記信号と前記分周クロック信号とがともにHになるように構成される
     請求項4に記載の送信装置。
  6.  前記選択部は、
      前記信号を、前記クロック制御部からの制御信号を取り込むためのフリップフロップの遅延量の分だけ遅延させる第1の遅延部と、
      前記第1の遅延部により遅延された前記信号を、前記分周器の遅延量の分だけ遅延させる第2の遅延部と
     を備える請求項3に記載の送信装置。
  7.  前記選択部は、前記フリップフロップにより取り込まれた前記クロック制御部からの制御信号を遅延させる第3の遅延部をさらに備える
     請求項6に記載の送信装置。
  8.  前記選択部は、前記生成部により生成される前記信号と、前記生成部が有する分周器により前記信号が分周された分周クロック信号とのいずれか一方を、前記クロック信号として選択する
     請求項2に記載の送信装置。
  9.  前記クロック制御部は、前記所定の期間において、前記クロック信号の周波数を1/4にする
     請求項1に記載の送信装置。
  10.  前記送信部は、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知を送信する
     請求項1に記載の送信装置。
  11.  前記クロック制御部は、前記送信部が画像データを送信する場合、水平ブランク期間および垂直ブランク期間の間、前記クロック信号の前記周波数を低減させる
     請求項1に記載の送信装置。
  12.  前記クロック制御部は、水平同期信号または垂直同期信号に同期して前記クロック信号の前記周波数を切り替える
     請求項11に記載の送信装置。
  13.  前記送信部は、互いに独立にデータを送信可能な構成を複数備える
     請求項1に記載の送信装置。
  14.  前記クロック制御部は、前記クロック信号の前記周波数を、前記構成毎に制御する
     請求項13に記載の送信装置。
  15.  クロック信号が埋め込まれたデータを送信し、
     前記データに埋め込まれた前記クロック信号の周波数を制御し、所定の期間において前記クロック信号の前記周波数を低減させる
     送信方法。
  16.  クロック信号が埋め込まれたデータと、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信する受信部と、
     前記受信部により受信された前記通知に基づいて、所定の期間において、前記受信部により受信された前記データの周波数を低減させる信号処理部と
     を備える受信装置。
  17.  前記信号処理部は、前記所定の期間において、前記受信部により受信された前記データを間引く
     請求項16に記載の受信装置。
  18.  前記信号処理部は、前記所定の期間において、前記信号処理部を駆動させるクロック信号の周波数を低減させる
     請求項16に記載の受信装置。
  19.  前記受信部は、
      前記クロック信号が埋め込まれた前記データを含むアナログ信号を処理する、CMOS回路を含むアナログフロントエンドと、
      前記アナログフロントエンドにより処理された前記アナログ信号を処理して前記データと前記クロック信号を分離するクロックデータリカバリと
     を備える請求項16に記載の受信装置。
  20.  クロック信号が埋め込まれたデータと、前記クロック信号の周波数を可変とすることを示す通知とを受信し、
     受信された前記通知に基づいて、所定の期間において、受信された前記データの周波数を低減させる
     受信方法。
PCT/JP2018/023226 2017-07-03 2018-06-19 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法 WO2019009060A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201880043801.2A CN110800247A (zh) 2017-07-03 2018-06-19 发送器和发送方法及接收器和接收方法
US16/625,846 US11108988B2 (en) 2017-07-03 2018-06-19 Transmitter and transmission method and receiver and reception method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017-130347 2017-07-03
JP2017130347 2017-07-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2019009060A1 true WO2019009060A1 (ja) 2019-01-10

Family

ID=64950865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2018/023226 WO2019009060A1 (ja) 2017-07-03 2018-06-19 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11108988B2 (ja)
CN (1) CN110800247A (ja)
WO (1) WO2019009060A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11137819B2 (en) * 2019-07-01 2021-10-05 Western Digital Technologies, Inc. PHY calibration for active-idle power reduction
CN114339965A (zh) * 2020-09-30 2022-04-12 华为技术有限公司 一种改变工作模式的方法、芯片系统及通信系统
CN112751634B (zh) * 2020-12-31 2022-05-31 清源智翔(重庆)科技有限公司 一种预测式猝发信号监测切频方法及系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109338A (ja) * 1984-11-02 1986-05-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信方式
JP2002108490A (ja) * 2000-07-26 2002-04-10 Sony Corp クロック供給回路
JP2002223204A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Nec Corp 高速シリアル伝送方法および方式
JP2008109589A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Iwatsu Test Instruments Corp 信号発生装置
US20170111071A1 (en) * 2015-10-16 2017-04-20 Samsung Electtronics Co., Ltd. Operating method of receiver, source driver and display driving circuit including the same

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5025457A (en) * 1989-04-21 1991-06-18 Codex Corporation Synchronizing continuous bit stream oriented terminals in a communications network
CN1485986A (zh) * 2002-09-24 2004-03-31 联发科技股份有限公司 降低时钟恢复系统中相位抖动的方法及装置
EP1690437B1 (en) * 2003-11-24 2011-01-12 Epcos Pte Ltd Microphone comprising integral multi-level quantizer and single-bit conversion means
JP2006173752A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Nec Commun Syst Ltd クロック周波数の同期システム及びその方法
US7924964B2 (en) * 2007-08-08 2011-04-12 Himax Technologies Limited Receiver with the function of adjusting clock signal and an adjusting method therefor
CN101394181A (zh) * 2008-09-24 2009-03-25 硅谷数模半导体(北京)有限公司 时钟与数据恢复电路以及具有该电路的集成芯片
US8395446B1 (en) * 2009-01-31 2013-03-12 Xilinx, Inc. Dual-mode amplifier
JP5445072B2 (ja) * 2009-11-27 2014-03-19 セイコーエプソン株式会社 複数の記憶装置を備えるシステム及びそのためのデータ転送方法
CN102081426B (zh) * 2009-11-30 2013-06-12 原相科技股份有限公司 可调式振荡器的频率调整装置及频率调整方法
US8957843B2 (en) * 2010-02-25 2015-02-17 Samsung Display Co., Ltd. Gate selection circuit of liquid crystal panel, accumulating capacity driving circuit, driving device, and driving method
CN102315849B (zh) * 2010-07-01 2014-05-14 群联电子股份有限公司 产生参考时钟信号的方法及数据收发系统
CN102387369B (zh) * 2010-09-02 2015-01-14 瑞昱半导体股份有限公司 接收信号的装置以及接收时钟信号的方法
US8619932B2 (en) * 2010-09-15 2013-12-31 Mediatek Inc. Signal transmission system with clock signal generator configured for generating clock signal having stepwise/smooth frequency transition and related signal transmission method thereof
JP6126600B2 (ja) 2011-08-16 2017-05-10 シリコン・ライン・ゲー・エム・ベー・ハー 回路装置および信号を送信するための方法
KR102237026B1 (ko) * 2014-11-05 2021-04-06 주식회사 실리콘웍스 디스플레이 장치
TWI554037B (zh) * 2015-04-16 2016-10-11 群聯電子股份有限公司 時脈資料回復電路模組、記憶體儲存裝置及相位鎖定方法
CN105680851B (zh) * 2016-01-04 2019-02-26 硅谷数模半导体(北京)有限公司 时钟数据恢复系统

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109338A (ja) * 1984-11-02 1986-05-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信方式
JP2002108490A (ja) * 2000-07-26 2002-04-10 Sony Corp クロック供給回路
JP2002223204A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Nec Corp 高速シリアル伝送方法および方式
JP2008109589A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Iwatsu Test Instruments Corp 信号発生装置
US20170111071A1 (en) * 2015-10-16 2017-04-20 Samsung Electtronics Co., Ltd. Operating method of receiver, source driver and display driving circuit including the same

Also Published As

Publication number Publication date
US11108988B2 (en) 2021-08-31
US20200128207A1 (en) 2020-04-23
CN110800247A (zh) 2020-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102450296B1 (ko) 동기식 및 비동기식 혼합 방식의 디지털 인터페이스를 포함하는 장치, 이를 포함하는 디지털 처리 시스템, 및 이들에 의해 수행되는 디지털 처리 방법
WO2019009060A1 (ja) 送信装置および方法、並びに、受信装置および方法
EP1154595A2 (en) Oversampling clock recovery circuit
JP2010200090A (ja) 位相補償用クロック同期回路
US20130107987A1 (en) Method and apparatus for receiver adaptive phase clocked low power serial link
KR20140006217A (ko) 클럭 생성 회로 및 이를 포함하는 반도체 장치
US7991101B2 (en) Multiple channel synchronized clock generation scheme
JP2005323356A (ja) ディジタル位相選択を有する周波数シンセサイザ
US20120313799A1 (en) Parallel-to-serial conversion circuit, information processing apparatus, information processing system, and parallel-to-serial conversion method
US7194057B2 (en) System and method of oversampling high speed clock/data recovery
JP4769431B2 (ja) ドットクロック同期生成回路
JP2011061785A (ja) クロック情報及びデータ情報を含む信号を受信する受信器、並びにクロック埋め込みインターフェース方法
US20210067165A1 (en) Frequency divider circuit, demultiplexer circuit, and semiconductor integrated circuit
JP5610540B2 (ja) シリアル通信用インターフェース回路及びパラレルシリアル変換回路
EP2983295A1 (en) Delay-locked loop arrangement and method for operating a delay-locked loop circuit
US9813070B2 (en) Display apparatus and driving method for the same
US8750430B2 (en) Data receiver circuit
JP2006011704A (ja) クロック切り替え回路
JP2009165064A (ja) 分周回路及び分周方法
US8890726B2 (en) Data interface clock generation
CN110710152B (zh) 时钟恢复系统
US8659332B2 (en) Signal circuit
JP2010141594A (ja) クロック再生回路及びクロック再生方法
JP2006279945A (ja) 逆方向データサンプリング方法、及びこれを利用した逆方向データサンプリング回路
US8891665B2 (en) Transmitting apparatus and communication system

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 18828162

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 18828162

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: JP