WO2018110552A1 - 重合性化合物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表示素子 - Google Patents
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- Examples of the (meth) acrylic acid derivative having a hydroxyl group include hydroxyalkyl mono (meth) acrylate, mono (meth) acrylate of divalent alcohol, mono (meth) acrylate or di (meth) acrylate of trivalent alcohol. And epoxy (meth) acrylate.
- Examples of the hydroxyalkyl mono (meth) acrylate include 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meth) acrylate, 2-hydroxybutyl (meth) acrylate, and 4-hydroxybutyl (meth) acrylate. Can be mentioned.
- the preferable lower limit of the content of the light-shielding agent in 100 parts by weight of the sealant for liquid crystal display elements of the present invention is 5 parts by weight, and the preferable upper limit is 80 parts by weight.
- the sealing agent for liquid crystal display elements of the present invention can exhibit more excellent light shielding properties.
- the sealing agent for liquid crystal display elements of the present invention is superior in adhesiveness, strength after curing, and applicability.
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Abstract
Description
液晶滴下工法では、まず、2枚の電極付き基板の一方に、ディスペンスにより長方形状のシールパターンを形成する。次いで、シール剤が未硬化の状態で液晶の微小滴を基板のシール枠内に滴下し、真空下で他方の基板を重ね合わせ、シール部に紫外線等の光を照射して仮硬化を行う。その後、加熱して本硬化を行い、液晶表示素子を作製する。現在この滴下工法が液晶表示素子の製造方法の主流となっている。
このような狭額縁設計ではシール剤自体も細く描画されるため、従来のシール剤では接着性や透湿防止性が充分でなく、液晶汚染等により液晶表示素子の表示不良が生じやすいという問題があった。
以下に本発明を詳述する。
本発明の重合性化合物は、液晶に対する汚染性が低く、かつ、接着性及び透湿防止性に優れるため、液晶表示素子用シール剤の硬化性樹脂として好適に用いられる。
上記硬化性樹脂は、上記式(1)で表される重合性化合物(即ち、本発明の重合性化合物)を含有する。上記硬化性樹脂として本発明の重合性化合物を含有することにより、本発明の液晶表示素子用シール剤は、接着性、透湿防止性、及び、低液晶汚染性に優れるものとなる。
なお、本明細書において、上記「(メタ)アクリロイル」とは、アクリロイル又はメタクリロイルを意味する。
上記nの好ましい上限は3である。上記nが3以下であることにより、得られる液晶表示素子用シール剤の粘度が高くなり過ぎず、塗布性や取り扱い性により優れるものとなる。
上記ジエポキシ化合物を製造する方法としては、例えば、ビスフェノールA等のビスフェノール類とトリエチレングリコールジビニルエーテル等の上記式(1)のXに相当する構造を有するジビニルエーテル化合物とを反応させて得られる、両末端にフェノール性水酸基を有する化合物を、更にエピクロロヒドリンと反応させる方法等が挙げられる。
また、上記ジエポキシ化合物のうち市販されているものとしては、例えば、エピクロンEXA4850シリーズ(DIC社製)等が挙げられる。
上記その他の重合性化合物としては、本発明の重合性化合物に含まれるもの以外の、その他の(メタ)アクリル化合物やその他のエポキシ化合物等が挙げられる。
なお、本明細書において、上記「(メタ)アクリル」とは、アクリル又はメタクリルを意味し、上記「(メタ)アクリル化合物」とは、(メタ)アクリロイル基を有する化合物を意味する。
なお、本明細書において上記「(メタ)アクリレート」とは、アクリレート又はメタクリレートを意味し、上記「エポキシ(メタ)アクリレート」とは、エポキシ化合物中の全てのエポキシ基を(メタ)アクリル酸と反応させた化合物のことを表す。
上記ビスフェノールF型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、jER806、jER4004(いずれも三菱化学社製)等が挙げられる。
上記ビスフェノールE型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、R710(プリンテック社製)等が挙げられる。
上記ビスフェノールS型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EPICLON EXA-1514(DIC社製)等が挙げられる。
上記2,2’-ジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、RE-810NM(日本化薬社製)等が挙げられる。
上記水添ビスフェノール型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EPICLON EXA-7015(DIC社製)等が挙げられる。
上記レゾルシノール型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EX-201(ナガセケムテックス社製)等が挙げられる。
上記ビフェニル型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、jER YX-4000H(三菱化学社製)等が挙げられる。
上記スルフィド型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、YSLV-50TE(新日鉄住金化学社製)等が挙げられる。
上記ジフェニルエーテル型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、YSLV-80DE(新日鉄住金化学社製)等が挙げられる。
上記ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EP-4088S(ADEKA社製)等が挙げられる。
上記ナフタレン型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EPICLON HP4032、EPICLON EXA-4700(いずれもDIC社製)等が挙げられる。
上記フェノールノボラック型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EPICLON N-770(DIC社製)等が挙げられる。
上記オルトクレゾールノボラック型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EPICLON N-670-EXP-S(DIC社製)等が挙げられる。
上記ジシクロペンタジエンノボラック型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、EPICLON HP7200(DIC社製)等が挙げられる。
上記ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、NC-3000P(日本化薬社製)等が挙げられる。
上記ナフタレンフェノールノボラック型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、ESN-165S(新日鉄住金化学社製)等が挙げられる。
上記グリシジルアミン型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、jER630(三菱化学社製)、EPICLON430(DIC社製)、TETRAD-X(三菱ガス化学社製)等が挙げられる。
上記ゴム変性型エポキシ樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、YR-450、YR-207(いずれも新日鉄住金化学社製)、エポリードPB(ダイセル社製)等が挙げられる。
上記グリシジルエステル化合物のうち市販されているものとしては、例えば、デナコールEX-147(ナガセケムテックス社製)等が挙げられる。
上記ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、トリメチロールプロパン、カーボネートジオール、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、ポリカプロラクトンジオール等が挙げられる。
上記ヒドロキシアルキルモノ(メタ)アクリレートとしては、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記二価のアルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
上記三価のアルコールとしては、例えば、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン等が挙げられる。
上記エポキシ(メタ)アクリレートとしては、例えば、ビスフェノールA型エポキシアクリレート等が挙げられる。
上記東亞合成社製のウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、M-1100、M-1200、M-1210、M-1600等が挙げられる。
上記ダイセル・オルネクス社製のウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、EBECRYL210、EBECRYL220、EBECRYL230、EBECRYL270、EBECRYL1290、EBECRYL2220、EBECRYL4827、EBECRYL4842、EBECRYL4858、EBECRYL5129、EBECRYL6700、EBECRYL8402、EBECRYL8803、EBECRYL8804、EBECRYL8807、EBECRYL9260等が挙げられる。
上記根上工業社製のウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、アートレジンUN-330、アートレジンSH-500B、アートレジンUN-1200TPK、アートレジンUN-1255、アートレジンUN-3320HB、アートレジンUN-7100、アートレジンUN-9000A、アートレジンUN-9000H等が挙げられる。
上記新中村化学工業社製のウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、U-2HA、U-2PHA、U-3HA、U-4HA、U-6H、U-6HA、U-6LPA、U-10H、U-15HA、U-108、U-108A、U-122A、U-122P、U-324A、U-340A、U-340P、U-1084A、U-2061BA、UA-340P、UA-4000、UA-4100、UA-4200、UA-4400、UA-5201P、UA-7100、UA-7200、UA-W2A等が挙げられる。
上記共栄社化学社製のウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、AH-600、AI-600、AT-600、UA-101I、UA-101T、UA-306H、UA-306I、UA-306T等が挙げられる。
上記重合開始剤としては、ラジカル重合開始剤が好適に用いられる。
上記ラジカル重合開始剤としては、光照射によりラジカルを発生する光ラジカル重合開始剤や、加熱によりラジカルを発生する熱ラジカル重合開始剤等が挙げられる。
上記BASF社製の光ラジカル重合開始剤としては、例えば、IRGACURE 184、IRGACURE 369、IRGACURE 379、IRGACURE 651、IRGACURE 819、IRGACURE 907、IRGACURE 2959、IRGACURE OXE01、ルシリンTPO等が挙げられる。
上記東京化成工業社製の光ラジカル重合開始剤としては、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等が挙げられる。
なお、本明細書において高分子アゾ化合物とは、アゾ基を有し、熱によって(メタ)アクリロイル基を硬化させることができるラジカルを生成する、数平均分子量が300以上の化合物を意味する。
なお、本明細書において、上記数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定を行い、ポリスチレン換算により求められる値である。GPCによってポリスチレン換算による数平均分子量を測定する際のカラムとしては、例えば、Shodex LF-804(昭和電工社製)等が挙げられる。
上記アゾ基を介してポリアルキレンオキサイド等のユニットが複数結合した構造を有する高分子アゾ化合物としては、ポリエチレンオキサイド構造を有するものが好ましい。
上記高分子アゾ化合物としては、具体的には例えば、4,4’-アゾビス(4-シアノペンタン酸)とポリアルキレングリコールの重縮合物や、4,4’-アゾビス(4-シアノペンタン酸)と末端アミノ基を有するポリジメチルシロキサンの重縮合物等が挙げられる。
上記高分子アゾ化合物のうち市販されているものとしては、例えば、VPE-0201、VPE-0401、VPE-0601、VPS-0501、VPS-1001(いずれも和光純薬工業社製)等が挙げられる。
また、高分子ではないアゾ化合物として市販されているものとしては、例えば、V-65、V-501(いずれも和光純薬工業社製)等が挙げられる。
上記熱硬化剤としては、例えば、有機酸ヒドラジド、アミン化合物、多価フェノール系化合物、酸無水物等が挙げられる。なかでも、有機酸ヒドラジドが好適に用いられる。
上記有機酸ヒドラジドのうち市販されているものとしては、例えば、大塚化学社製の有機酸ヒドラジド、味の素ファインテクノ社製の有機酸ヒドラジド等が挙げられる。
上記大塚化学社製の有機酸ヒドラジドとしては、例えば、SDH、ADH等が挙げられる。
上記味の素ファインテクノ社製の有機酸ヒドラジドとしては、例えば、アミキュアVDH、アミキュアVDH-J、アミキュアUDH、アミキュアUDH-J等が挙げられる。
上記無機充填剤としては、例えば、シリカ、タルク、ガラスビーズ、石綿、石膏、珪藻土、スメクタイト、ベントナイト、モンモリロナイト、セリサイト、活性白土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化錫、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化珪素、硫酸バリウム、珪酸カルシウム等が挙げられる。
上記有機充填剤としては、例えば、ポリエステル微粒子、ポリウレタン微粒子、ビニル重合体微粒子、アクリル重合体微粒子等が挙げられる。
また、遮光剤として上記チタンブラックを含有する本発明の液晶表示素子用シール剤を用いて製造した液晶表示素子は、充分な遮光性を有するため、光の漏れ出しがなく高いコントラストを有し、優れた画像表示品質を有する液晶表示素子を実現することができる。
上記三菱マテリアル社製のチタンブラックとしては、例えば、12S、13M、13M-C、13R-N、14M-C等が挙げられる。
上記赤穂化成社製のチタンブラックとしては、例えば、ティラックD等が挙げられる。
また、上記チタンブラックの体積抵抗の好ましい下限は0.5Ω・cm、好ましい上限は3Ω・cmであり、より好ましい下限は1Ω・cm、より好ましい上限は2.5Ω・cmである。
なお、上記遮光剤の一次粒子径は、NICOMP 380ZLS(PARTICLE SIZING SYSTEMS社製)を用いて、上記遮光剤を溶媒(水、有機溶媒等)に分散させて測定することができる。
まず、ITO薄膜等の電極付きのガラス基板やポリエチレンテレフタレート基板等の2枚の基板の一方に、本発明の液晶表示素子用シール剤を、スクリーン印刷、ディスペンサー塗布等により塗布して枠状のシールパターンを形成する工程を行う。次いで、本発明の液晶表示素子用シール剤が未硬化の状態で液晶の微小滴を基板のシールパターンの枠内に滴下塗布し、真空下で別の基板を重ね合わせる工程を行う。その後、本発明の液晶表示素子用シール剤のシールパターン部分に紫外線等の光を照射してシール剤を仮硬化させる工程、及び、仮硬化させたシール剤を加熱して本硬化させる工程を行う方法により、液晶表示素子を得ることができる。
フラスコにビスフェノールA456重量部とトリエチレングリコールジビニルエーテル202重量部とを入れ、120℃で6時間撹拌することにより反応させて中間体フェノール化合物を得た。
液温を常温に戻した後、エピクロロヒドリン925重量部及びn-ブタノール150重量部を加えて均一な溶液とし、60℃に昇温した。次いで、40%水酸化ナトリウム水溶液220重量部を5時間かけて滴下し、更に60℃で1時間反応させた。反応終了後、残存エピクロルヒドリンを減圧蒸留で留去し、粗エポキシ化合物を得た。得られた粗エポキシ化合物にメチルイソブチルケトン600重量部とn-ブタノール100重量部とを加えて溶液とし、該溶液に10%水酸化ナトリウム水溶液30重量部を添加して80℃で2時間反応させた後、水200重量部での水洗を3回繰り返して洗浄液のpHを測定し、中性となったのを確認した。次いで、共沸脱水を実施し、更に溶媒を留去して中間体エポキシ化合物(A-1)を得た。
フラスコに中間体エポキシ化合物(A-1)を404重量部、アクリル酸36重量部、トリフェニルホスフィン0.5重量部、及び、ジブチルヒドロキシトルエン0.05重量部を入れ、100℃で6時間撹拌することにより反応させた。得られた反応物を純水1000重量部で3回洗浄した後、減圧蒸留で水を除去し、本発明の重合性化合物(B-1)を得た。
なお、得られた本発明の重合性化合物(B-1)は、1H-NMR、13C-NMR、及び、FT-IR分析により、式(1)におけるAがジメチルメチレン基であり、Xがジ(エチレンオキシ)エチル基であり、Y1及びY2のうち、一方が式(2-1)で表される基(Rが水素原子)であり、他方が式(2-2)で表される基であることを確認した。また、本発明の重合性化合物(B-1)は、式(1)におけるn(平均値)が1.3である化合物であることを確認した。
フラスコに中間体エポキシ化合物(A-1)を404重量部、アクリル酸72重量部、トリフェニルホスフィン0.5重量部、及び、ジブチルヒドロキシトルエン0.05重量部を入れ、100℃で6時間撹拌することにより反応させた。得られた反応物を純水1000重量部で3回洗浄した後、減圧蒸留で水を除去し、本発明の重合性化合物(C-1)を得た。
なお、得られた本発明の重合性化合物(C-1)は、1H-NMR、13C-NMR、及び、FT-IR分析により、式(1)におけるAがジメチルメチレン基であり、Xがジ(エチレンオキシ)エチル基であり、Y1及びY2がともに式(2-1)で表される基(Rが水素原子)であることを確認した。また、本発明の重合性化合物(C-1)は、式(1)におけるn(平均値)が1.3である化合物であることを確認した。
アクリル酸72重量部に代えてメタクリル酸86重量部を用いたこと以外は上記「(本発明の重合性化合物(C-1)の合成)」と同様の操作を行い、本発明の重合性化合物(C-1M)を得た。
なお、得られた本発明の重合性化合物(C-1M)は、1H-NMR、13C-NMR、及び、FT-IR分析により、式(1)におけるAがジメチルメチレン基であり、Xがジ(エチレンオキシ)エチル基であり、Y1及びY2がともに式(2-1)で表される基(Rがメチル基)であることを確認した。また、本発明の重合性化合物(C-1M)は、式(1)におけるn(平均値)が1.3である化合物であることを確認した。
トリエチレングリコールジビニルエーテル202重量部に代えて1,6-ビス(ビニルオキシ)ヘキサン170重量部を用いたこと以外は上記「(中間体エポキシ化合物(A-1)の合成)」と同様の操作を行い、中間体エポキシ化合物(A-2)を得た。
中間体エポキシ化合物(A-1)404重量部に代えて中間体エポキシ化合物(A-2)388重量部を用いたこと以外は上記「(本発明の重合性化合物(C-1)の合成)」と同様の操作を行い、本発明の重合性化合物(C-2)を得た。
なお、得られた本発明の重合性化合物(C-2)は、1H-NMR、13C-NMR、及び、FT-IR分析により、式(1)におけるAがジメチルメチレン基であり、Xがヘキサメチレン基であり、Y1及びY2がともに式(2-1)で表される基(Rが水素原子)であることを確認した。また、本発明の重合性化合物(C-2)は、式(1)におけるn(平均値)が1.2である化合物であることを確認した。
中間体エポキシ化合物(A-1)404重量部に代えてプロピレンオキサイド変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂260重量部を用いたこと以外は上記「(本発明の重合性化合物(C-1)の合成)」と同様の操作を行い、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA型エポキシアクリレートを得た。上記プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂としては、アデカレジン EP-4000S(ADEKA社製)を用いた。
表1、2に記載された配合比に従い、各材料を遊星式撹拌機(シンキー社製、「あわとり練太郎」)を用いて混合した後、更に3本ロールを用いて混合することにより実施例1~11及び比較例1~3の液晶表示素子用シール剤を調製した。
実施例及び比較例で得られた液晶表示素子用シール剤について以下の評価を行った。結果を表1、2に示した。
実施例及び比較例で得られた各液晶表示素子用シール剤100重量部にスペーサー粒子(積水化学工業社製、「ミクロパールSI-H050」)1重量部を遊星式撹拌装置によって均一に分散させ、極微量をコーニングガラス1737(長さ50mm×幅20mm×厚さ0.7mm)の中央部に塗布した。同型のガラスをその上に重ね合わせて液晶表示素子用シール剤を押し広げ、メタルハライドランプを用いて100mW/cm2の紫外線を30秒照射した後、120℃で1時間加熱してシール剤を硬化させ、接着試験片を得た。
得られた接着試験片について、テンションゲージを用いて接着強度を測定した。
実施例及び比較例で得られた各液晶表示素子用シール剤100重量部にスペーサー微粒子(積水化学工業社製、「ミクロパールSI-H050」)1重量部を分散させ、2枚のラビング済み配向膜及び透明電極付き基板の一方に、シール剤の線幅が1mmになるようにディスペンサーで塗布した。続いて液晶(チッソ社製、「JC-5004LA」)の微小滴を透明電極付き基板のシール剤の枠内全面に滴下塗布し、すぐにもう一方の透明電極付き基板を貼り合わせ、シール剤部分にメタルハライドランプを用いて100mW/cm2の紫外線を30秒照射した後、120℃で1時間加熱してシール剤を硬化させ、液晶表示素子を得た。実施例及び比較例で得られた各液晶表示素子用シール剤について、低液晶汚染性及び透湿防止性の評価にかかる液晶表示素子をそれぞれ作製した。
低液晶汚染性の評価は、得られた液晶表示素子を60℃で1000時間電圧印加状態とした後、シール剤付近の液晶配向乱れの程度を目視によって確認して行った。また、透湿防止性の評価は、60℃95%RHで1000時間電圧印加状態とした後、シール剤付近の液晶配向乱れの程度を目視によって確認して行った。
液晶配向乱れは色むらにより判断しており、色むらの程度に応じて、色むらが全くなかった場合を「◎」、色むらが微かにあった場合を「○」、色むらが少しあった場合を「△」、色むらがかなりあった場合を「×」として液晶汚染性を評価した。
なお、評価が「◎」、「○」の液晶表示素子は実用に全く問題のないレベルである。
Claims (5)
- 硬化性樹脂を含有する液晶表示素子用シール剤であって、
前記硬化性樹脂は、下記式(1)で表される重合性化合物を含有することを特徴とする液晶表示素子用シール剤。
式(1)中、Aは、メチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメチレン基、酸素原子、硫黄原子、又は、スルホニル基を表し、Xは、エチレンオキシエチル基、ジ(エチレンオキシ)エチル基、トリ(エチレンオキシ)エチル基、テトラ(エチレンオキシ)エチル基、プロピレンオキシプロピル基、ジ(プロピレンオキシ)プロピル基、トリ(プロピレンオキシ)プロピル基、テトラ(プロピレンオキシ)プロピル基、ブチレンオキシブチル基、ジ(ブチレンオキシ)ブチル基、トリ(ブチレンオキシ)ブチル基、テトラ(ブチレンオキシ)ブチル基、又は、炭素原子数2以上15以下のアルキレン基を表し、Y1及びY2は、それぞれ独立に、下記式(2-1)又は(2-2)で表される基を表し、かつ、Y1及びY2のうち少なくとも一方は下記式(2-1)で表される基であり、nは、1以上5以下(平均値)である。
式(2-1)及び式(2-2)中、*は、結合位置を表し、式(2-1)中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。 - 硬化性樹脂100重量部中における式(1)で表される重合性化合物の含有量が5重量部以上80重量部以下であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子用シール剤。
- 請求項1又は2記載の液晶表示素子用シール剤と導電性微粒子とを含有することを特徴とする上下導通材料。
- 請求項1若しくは2記載の液晶表示素子用シール剤又は請求項3記載の上下導通材料を用いてなることを特徴とする液晶表示素子。
- 下記式(1)で表されることを特徴とする重合性化合物。
式(1)中、Aは、メチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメチレン基、酸素原子、硫黄原子、又は、スルホニル基を表し、Xは、エチレンオキシエチル基、ジ(エチレンオキシ)エチル基、トリ(エチレンオキシ)エチル基、テトラ(エチレンオキシ)エチル基、プロピレンオキシプロピル基、ジ(プロピレンオキシ)プロピル基、トリ(プロピレンオキシ)プロピル基、テトラ(プロピレンオキシ)プロピル基、ブチレンオキシブチル基、ジ(ブチレンオキシ)ブチル基、トリ(ブチレンオキシ)ブチル基、テトラ(ブチレンオキシ)ブチル基、又は、炭素原子数2以上15以下のアルキレン基を表し、Y1及びY2は、それぞれ独立に、下記式(2-1)又は(2-2)で表される基を表し、かつ、Y1及びY2のうち少なくとも一方は下記式(2-1)で表される基であり、nは、1以上5以下(平均値)である。
式(2-1)及び式(2-2)中、*は、結合位置を表し、式(2-1)中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。
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