WO2018070359A1 - 液面検出装置及びその製造方法 - Google Patents

液面検出装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

液面検出装置は、可動体(30)と、基板(42,2042)と、可動体の運動に伴って摺動接点(411)が摺接する複数のセグメント電極(430,430a)と、摺動接点との間の電気抵抗に応じた電気出力を与える出力電極(45)と、各セグメント電極よりも高い電気抵抗が与えられており、各セグメント電極及び出力電極に跨って電気接続されている抵抗体(47)と、各電極群(433)にそれぞれ対応して実装面(42a,2042a)上に設けられており、対応した電極群において特定の一つのセグメント電極である特定電極(430b)に電気接続されて出力電極との間の電気抵抗が予め調整されている複数の調整電極(434,434a,2434,2434a)とを備える。基板は、各電極群における特定電極以外のセグメント電極と、対応した調整電極との間にて、実装面よりも凹んだ切断跡(42b)を、有している。

Description

液面検出装置及びその製造方法 関連出願の相互参照
 本出願は、2016年10月13日に出願された日本特許出願番号2016-201989号に基づくもので、ここにその記載内容を援用する。
 本開示は、容器内における液体の液面レベルを検出する液面検出装置、及びその製造方法に関する。
 従来、液面レベルに追従して往復運動する可動体の運動方向に配列された複数のセグメント電極を基板の実装面上に設けた液面検出装置は、広く知られている。
 この種の液面検出装置として特許文献1に開示の装置では、基板の実装面上に抵抗体及び出力電極が設けられている。ここで抵抗体は、各セグメント電極よりも高い電気抵抗が与えられると共に、各セグメント電極及び出力電極に跨って電気接続される。これにより、可動体の運動に伴ってセグメント電極に摺接する摺動接点と出力電極との間の電気抵抗に応じて、当該出力電極から与えられる電気出力が液面レベルを表したものとなる。
特開2005-345113号公報
 さて、特許文献1に開示の液面検出装置では、各セグメント電極間を電気接続している連結部が、それら各セグメント電極間毎に切断されることで、摺動接点と出力電極との間の電気抵抗が予め調整されている。しかし、そうした各セグメント電極毎に電気抵抗を決めるべく、各セグメント電極間毎の多数箇所での切断処理を実施することは、生産性を低下させる要因となる。しかも、各セグメント電極毎の電気抵抗は、製品仕様に応じて変更されるため、生産性の低下に拍車をかけている。
 本開示は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、生産性の高い液面検出装置、及び液面検出装置を高い生産性にて製造する製造方法を、提供することにある。
 以下、上記目的を達成するための技術的手段について、説明する。
 本開示の第一態様は、容器内における液体の液面レベルを検出する液面検出装置であって、摺動接点を有し、液面レベルに追従して往復運動する可動体と、実装面を有し、容器に対して位置固定される基板と、実装面上に設けられて可動体の運動方向に配列されており、可動体の運動に伴って摺動接点が摺接する複数のセグメント電極と、実装面上に設けられており、摺動接点との間の電気抵抗に応じた電気出力を与える出力電極と、実装面上に設けられて各セグメント電極よりも高い電気抵抗が与えられており、各セグメント電極及び出力電極に跨って電気接続されている抵抗体と、運動方向に並ぶセグメント電極が所定数ずつ分類される複数の電極群を定義すると、各電極群にそれぞれ対応して実装面上に設けられており、対応した電極群において特定の一つのセグメント電極である特定電極に電気接続されて出力電極との間の電気抵抗が予め調整されている複数の調整電極とを、備え、基板は、各電極群における特定電極以外のセグメント電極と、対応した調整電極との間にて、実装面よりも凹んだ切断跡を、有している。
 このような第一態様によると、各電極群におけるセグメント電極のうちそれぞれ一つずつの特定電極に対応して電気接続されている各調整電極には、出力電極との間の電気抵抗が予め調整されている。故に、各電極群において対応した調整電極と電気接続された特定電極毎に、摺接する摺動接点と出力電極との間の電気抵抗が正確に決まり得る。さらに、運動方向に配列されて並ぶセグメント電極が所定数ずつ分類される各電極群では、特定電極を基準にそれ以外のセグメント電極についても、摺接する摺動接点と出力電極との間の電気抵抗が配列ピッチに応じて正確に決まり得る。以上のことから、各セグメント電極毎の電気抵抗を決めるのに、それらセグメント電極の総数よりも少ない各調整電極毎の電気抵抗を調整すればよいので、生産性を高めることができる。
 しかも第一態様によると、各電極群における特定電極以外のセグメント電極と、対応した調整電極との間には、基板の実装面よりも凹んだ切断跡が確認されることとなる。ここで、各電極群の全セグメント電極と、対応した調整電極との電気接続された状態下、各電極群における特定電極以外のセグメント電極と、対応した調整電極との間にて切断処理が施されることで、切断跡は形成され得る。このことから、各電極群の全セグメント電極と、対応した調整電極との間での切断箇所を製品仕様に応じて変更すれば、上述の如く各セグメント電極毎の電気抵抗を決め得るので、高い生産性の実現に貢献することができる。
 本開示の第二態様は、第一態様による液面検出装置を製造する方法であって、各電極群における全てのセグメント電極を、対応した調整電極との電気接続状態に形成する電極形成工程と、各電極群における特定電極以外のセグメント電極と、対応した調整電極との間を、実装面よりも凹む切断跡を形成するように切断して、各電極群に対応した調整電極と出力電極との間の電気抵抗を調整する抵抗調整工程とを、含む。
 このような第二態様によると、各電極群の全セグメント電極と、対応した調整電極とを電気接続状態に形成してから、各電極群における特定電極以外のセグメント電極と、対応した調整電極との間を、切断跡を形成するように切断する。これによれば、各電極群の全セグメント電極と、対応した調整電極との間での切断箇所を製品仕様に応じて変更すれば、第一態様に関して上述したように各セグメント電極毎の電気抵抗を決め得るので、高い生産性の実現に貢献することができる。
 本開示についての上記目的およびその他の目的、特徴や利点は、添付の図面を参照しながら下記の詳細な記述により、より明確になる。その図面は、
第一実施形態による液面検出装置を示す正面構造図である。 第一実施形態による可変抵抗ユニットを示す正面構造図である。 第一実施形態による可変抵抗ユニットの構成を説明するための正面模式図である。 第一実施形態による可変抵抗ユニットの別構成を説明するための正面模式図である。 図3の一部を拡大して示す正面模式図である。 図5のVI-VI線断面の断面模式図である。 図4の一部を拡大して示す正面模式図である。 第一実施形態による液面検出装置の製造方法を示すフローチャートである。 第一実施形態による液面検出装置の製造方法を説明するための正面模式図である。 第一実施形態による液面検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第一実施形態による液面検出装置の製造方法を説明するための正面模式図である。 第二実施形態による可変抵抗ユニットの構成を説明するための正面模式図である。 図12の一部を拡大して示す正面模式図である。 図13のXIV-XIV線断面の断面模式図である。 第二実施形態による液面検出装置の製造方法を説明するための正面模式図である。 第二実施形態による液面検出装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第三実施形態による可変抵抗ユニットの構成を説明するための正面構造図である。 図17の変形例を示す正面模式図である。 図3,12の変形例を示す正面模式図である。 図2の変形例を示す正面構造図である。
 以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。
(第一実施形態)
 第一実施形態による液面検出装置1は、図1に示すように、車両に搭載される「容器」としての燃料タンク2内に設置される。この燃料タンク2は、車両の内燃機関へと供給される「液体」としての燃料を、内部に貯留する。そこで液面検出装置1は、燃料タンク2内のうち燃料に浸る位置にて燃料ポンプモジュール3のサブタンク4に保持された状態下、当該燃料の液面レベルLを検出する。ここでサブタンク4は、内燃機関への供給燃料を燃料ポンプモジュール3へ継続的に補給可能とするため、燃料タンク2内に設置されて燃料ポンプモジュール3への補給燃料を内部に常時貯留する。そこで液面検出装置1は、こうしたサブタンク4の外周壁4aに取り付けられることで、燃料タンク2内における燃料の液面レベルLを検出可能となっている。
 具体的に液面検出装置1は、ボディ10、フロート20、可動体30及び可変抵抗ユニット40を備えている。尚、以下の説明では、水平面上の車両における上下方向を、図1に示す液面検出装置1の上下方向として、説明する。
 ボディ10は、例えばポリアセタール樹脂等の耐燃料性樹脂材料により形成されている。ボディ10は、全体として上下方向に長い板状を、呈している。ボディ10は、サブタンク4の外周壁4aにより保持されることで、燃料タンク2に対しては燃料ポンプモジュール3を介して位置固定されている。
 フロート20は、例えば発泡エボナイト等の軽量ゴム材料により形成されている。フロート20は、燃料よりも小さい比重の与えられたブロック状を、呈している。フロート20は、燃料タンク2内にて燃料液面に浮遊することで、液面レベルLに対応した位置へと上下動する。
 可動体30は、ロータ31及びアーム32を含んで構成されている。ロータ31は、例えばポリアセタール樹脂等の耐燃料性樹脂材料により形成されている。ロータ31は、上下方向に対して実質垂直な回転中心線Cまわりに回転可能な板状を、呈している。ロータ31は、ボディ10により軸受されることで、回転中心線Cまわりに回転自在となっている。
 アーム32は、例えばステンレス鋼等の硬質金属材料により形成されている。アーム32は、燃料タンク2の形状に応じた複数箇所にて屈曲する屈曲棒状を、呈している。アーム32は、フロート20とロータ31との間を連結している。これにより、アーム32と共にロータ31は、フロート20の上下動に追従するようにして、回転中心線Cまわりに正逆回転可能となっている。即ち、アーム32及びロータ31を含む可動体30は、回転中心線Cまわりの正逆回転方向となる運動方向Dl,Duに、液面レベルLに追従して往復運動可能となっている。
 ここで一方の運動方向Dlは、液面レベルLが低下するほど下側へと向かう図1の反時計方向に、また他方の運動方向Duは、液面レベルLが上昇するほど上側へと向かう図1の時計方向に、それぞれ設定されている。こうした運動方向Dl,Duの両側移動端では、アーム32においてフロート20とは反対側の端部がボディ10により係止されるようになっている。これにより、アーム32を含む可動体30の往復運動可能な範囲は、所定の制限角度範囲に制限される。
 図1,2に示すように可変抵抗ユニット40は、可動電極41、基板42、固定電極43,44、出力電極45,46、抵抗体47及びターミナル48,49を含んで構成されている。
 図1に示す可動電極41は、例えば銅合金等の導電性金属材料により形成されている。可動電極41は、両端部にて弾性変形可能に可撓性を与えられた例えば略U字形等の板状を、呈している。可動電極41において両端部間となる中間部は、ロータ31のうちボディ10と対向する側に、一体回転可能に保持されている。
 可動電極41の両端部には、それぞれ摺動接点411,412が設けられている。図2に示すように、可動体30の往復運動により各摺動接点411,412のそれぞれ通過する軌跡T1,T2は、回転中心線Cまわりの制限角度範囲内にて、運動方向Dl,Duに沿う円弧線状に形成される。ここで、第一摺動接点411の通過する第一軌跡T1は、第二摺動接点412の通過する第二軌跡T2よりも、径方向外側に形成されるようになっている。
 基板42は、例えばアルミナ等の絶縁性セラミックス材料により形成されている。基板42は、上下方向に長い略矩形の板状を、呈している。基板42は、ロータ31及び可動電極41と対向する状態で、ボディ10により保持されている。基板42は、ロータ31及び可動電極41と対向する片面側に、平坦面状の実装面42aを有している。基板42は、実装面42aを可動電極41側に向けた状態で、ボディ10により保持されている。これにより基板42は、図1に示す燃料タンク2に対してはボディ10及び燃料ポンプモジュール3を介して位置固定されている。
 図2に示す固定電極43,44及び出力電極45,46は、例えばパラジウム又は白金を含んだ銀系の導電性金属材料により形成されている。固定電極43,44及び出力電極45,46は、そうした導電性金属材料のペーストを実装面42a上に印刷してから焼付処理することで、基板42よりも薄い実質均一厚さに形成されている。このような実装面42a上での印刷形成により固定電極43,44及び出力電極45,46は、互いに実質同一厚さの薄膜状に設けられている。
 第一固定電極43は、実装面42a上のうち一部に割り当てられた第一電極領域R1にて、複数のセグメント電極430に分離されている。図2,5に示すように各セグメント電極430は、摺接電極部431及び重畳電極部432を一体に有している。各セグメント電極430の摺接電極部431は、第一軌跡T1の径方向外側から径方向内側に跨って形成されている。各セグメント電極430の摺接電極部431は、第一軌跡T1の任意の径方向のうち相異なる径方向に沿って、それぞれ狭幅の直線帯状に延伸している。各セグメント電極430の摺接電極部431は、運動方向Dl,Duに実質一定ピッチで配列されている。こうした構成から第一固定電極43では、制限角度範囲内での可動体30の運動に伴って第一摺動接点411が、いずれかのセグメント電極430の摺接電極部431に第一軌跡T1上にて摺接可能となっている。
 各セグメント電極430の重畳電極部432は、第一軌跡T1よりも径方向外側にて、それぞれ対応する摺接電極部431から連続して形成されている。但し、運動方向Dl,Duの両側移動端にそれぞれ設けられたセグメント電極430では、複数の摺接電極部431から共通の一つの重畳電極部432が連続して形成されている。各セグメント電極430の重畳電極部432は、上下方向に対し実質垂直な横方向に沿って、それぞれ狭幅の直線帯状に延伸している。各セグメント電極430の重畳電極部432は、上下方向の形成箇所に応じた可変ピッチで配列されている。
 図2に示すように第二固定電極44は、実装面42a上のうち第一電極領域R1外となる一部に割り当てられた第二電極領域R2にて、複数のセグメント電極部440及び接続電極部441を一体に有している。各セグメント電極部440は、第二軌跡T2の径方向外側から径方向内側に跨って形成されている。各セグメント電極部440は、第二軌跡T2の任意の径方向のうち互いに異なる径方向に沿って、それぞれ狭幅の直線帯状に延伸している。各セグメント電極部440は、運動方向Dl,Duに実質一定ピッチで配列されている。ここでセグメント電極部440同士のピッチは、上述した摺接電極部431同士のピッチよりも大きな値に、予め設定されている。こうした構成から第二固定電極44では、制限角度範囲内での可動体30の運動に伴って第二摺動接点412が、いずれかのセグメント電極部440に第二軌跡T2上にて摺接可能となっている。
 接続電極部441は、第二軌跡T2よりも径方向外側且つ第一固定電極43よりも径方向内側にて、全てのセグメント電極部440から連続して形成されている。接続電極部441は、運動方向Dl,Duに沿って狭幅の円弧帯状に延伸している。こうした構成の接続電極部441は、各セグメント電極部440における径方向外側の端部間に跨ることで、それらセグメント電極部440と電気接続されている。
 第一出力電極45は、実装面42a上のうち第一電極領域R1の第一固定電極43よりも上方箇所に、各軌跡T1,T2から外れて形成されている。第一出力電極45は、後に詳述する抵抗体47を介して第一固定電極43と電気接続されている。第二出力電極46は、実装面42a上のうち第二電極領域R2の第二固定電極44よりも上方箇所に、各軌跡T1,T2から外れて形成されている。第二出力電極46は、第二固定電極44のうち最上部に位置するセグメント電極部440aから連続して形成されることで、当該第二固定電極44と電気接続されている。
 以上の構成により可変抵抗ユニット40では、第一出力電極45及び第一摺動接点411間の電気抵抗と、第二摺動接点412を通じた第一摺動接点411及び第二出力電極46間の電気抵抗とに応じて、第一及び第二出力電極45,46からの電気出力が与えられる。ここで特に、第一出力電極45及び第一摺動接点411間の電気抵抗は、同接点411の摺接するセグメント電極430及び後に詳述する抵抗体47を通じた電気抵抗となるので、可動体30の運動に伴って大きく変化する。その結果として第一及び第二出力電極45,46からの電気出力は、図1に示す液面レベルLを高い分解能で正確に表したものとなる。
 図2,5に示すように抵抗体47は、例えば酸化ルテニウム等の高抵抗金属材料により形成されている。抵抗体47は、そうした高抵抗金属材料のペーストを実装面42a上に印刷してから焼付処理することで、基板42よりも薄い実質均一厚さに形成されている。このような実装面42a上での印刷形成により抵抗体47は、固定電極43,44及び出力電極45,46と同程度の薄膜状に設けられて、それら電極43~46よりも高い電気抵抗を与えられている。
 抵抗体47は、実装面42a上において第一電極領域R1の第一固定電極43から第一出力電極45を覆う状態に、それら電極43,45と重畳して設けられている。抵抗体47は、第一軌跡T1よりも径方向外側にて、運動方向Dl,Duに沿う広幅の円弧帯状に延伸している。これにより抵抗体47は、第一固定電極43のうち各セグメント電極430の重畳電極部432間に跨ることで、それら各セグメント電極430と電気接続されている。さらに、図2に示すように抵抗体47は、第一固定電極43のうち最上部に位置するセグメント電極430aの重畳電極部432と第一出力電極45との間に跨ることで、それら電極430a,45と電気接続されている。
 図2,5に示すように抵抗体47では、各セグメント電極430間のうち必要箇所47aが、帯状幅方向の一部にて部分切断されている。これにより、第一出力電極45及び第一摺動接点411間の電気抵抗が決められている。
 図1に示す第一及び第二ターミナル48,49は、例えばリン青銅等の導電性金属材料から形成されている。第一及び第二ターミナル48,49は、それぞれ対応する第一又は第二出力電極45,46と電気接続されている。ターミナル48,49は、車両において燃料タンク2外の外部回路と電気接続されることで、第一及び第二出力電極45,46からの電気出力を当該外部回路へと与える。これにより外部回路は、第一及び第二出力電極45,46からの電気出力に基づき検出される液面レベルLの値を、取得可能となる。
 調整電極について述べる。第一固定電極43に特有の詳細構成を、説明する。
 図3に示すように第一固定電極43には、運動方向Dl,Duに沿って複数の電極群433が定義されている。各電極群433には、運動方向Dl,Duに並ぶセグメント電極430が、それぞれ上下の設定箇所に応じた少なくとも二以上の所定数ずつ、分類されている。図2,3に示すように各電極群433には、そうした所定数のセグメント電極430うち特定の一つのセグメント電極430が、特定電極430bとして予め選定されている。ここで、各電極群433毎に特定電極430bとして選定されるセグメント電極430については、図3,4に示すように製品仕様に応じて、変更可能となっている。
 図2に示すように第一固定電極43には、複数の調整電極434が追加されている。第一固定電極43の一部としての各調整電極434は、第二固定電極43,44及び出力電極45,46と実質同一厚さの薄膜状に、実装面42a上にて印刷形成されている。各調整電極434は、実装面42a上のうち第一及び第二電極領域R1,R2間となる一部に割り当てられた第三電極領域R3にて、図3の如く複数のセグメント電極部435及び接続電極部436を一体に有している。ここで第三電極領域R3は、実装面42a上にて第一軌跡T1を挟んで抵抗体47とは反対側に位置している。
 図3,5に示すように各調整電極434は、相異なる電極群433にそれぞれ一つずつ対応して、設けられている。これにより、各電極群433にそれぞれ対応することで運動方向Dl,Duに並んでいる各調整電極434の接続電極部436同士の間には、後に詳述する切断跡42bが形成されることなく、実装面42aが連続して広がっている。
 各調整電極434は、後に詳述するセグメント電極部435の数を除いて、互いに実質同一の構成を備えている。そこで以下では、図5,6に拡大して示す調整電極434aの構成を代表して説明し、他の調整電極434の構成については説明を省略する。
 図3,5に示すように調整電極434aは、自身に対応した電極群433をなすセグメント電極430と同一数のセグメント電極部435を、第一軌跡T1よりも径方向内側に形成している。各セグメント電極部435は、第一軌跡T1の任意の径方向のうち互いに異なる径方向に沿って、それぞれ狭幅の直線帯状に延伸している。これにより各セグメント電極部435は、運動方向Dl,Duに実質一定ピッチで配列されている。ここでセグメント電極部435同士のピッチは、上述した摺接電極部431同士のピッチと実質同一値に、予め設定されている。
 図5に示すように、調整電極434aにおいて特定の一つのセグメント電極部435aは、径方向外側の対応電極群433において特定電極430bから連続して形成されることで、当該特定電極430bと電気接続されている。一方、調整電極434aにおいて特定のセグメント電極部435a以外となる少なくとも二つのセグメント電極部435は、径方向外側の対応電極群433において特定電極430b以外となるセグメント電極430に対しては、帯状幅方向の全域に亘って完全に切断されている。これにより基板42は、調整電極434aにおけるセグメント電極部435a以外のセグメント電極部435と、対応電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430との間にそれぞれ、図3,5,6の如く実装面42aよりも凹んだ切断跡42bを有している。これは、後に詳述する如きレーザトリミングにより、完全切断が実現されて切断跡42bが不可避的に残ることに、依拠している。ここで、セグメント電極部435とセグメント電極430との間となる切断箇所、即ち切断跡42bの形成箇所については、図3,4に示す製品仕様に応じた特定電極430bの選定に合わせて、図5,7に示すように変更可能となっている。
 図3,5,6に示す調整電極434aにおいて接続電極部436は、第一軌跡T1よりも径方向内側且つ第二固定電極44よりも径方向外側にて、同一調整電極434aをなす全てのセグメント電極部435から連続して形成されている。接続電極部436は、運動方向Dl,Duに沿って狭幅の円弧帯状に延伸している。但し、接続電極部436は、自身の幅を運動方向Dl,Duの中間部にて拡大されることで、図5の如く調整用パッド437を形成している。こうした構成の接続電極部436は、各セグメント電極部435における径方向内側の端部間に跨ることで、それらセグメント電極部435と電気接続されている。
 以上の如き調整電極434aでは、接続電極部436のうち調整用パッド437と第一出力電極45との間にて、特定のセグメント電極部435aと特定電極430bと抵抗体47とを通じた電気抵抗が、後に詳述するように予め調整されている。ここで、調整用パッド437と、特定電極430bに摺接する第一摺動接点411との間にて、特定のセグメント電極部435aと特定電極430bとを通じた電気抵抗は、設計値と実質同一になるものと擬制される。これは、調整電極434a及び特定電極430bの電気抵抗は、抵抗体47の電気抵抗と比べて十分低いことから、製造公差に起因する誤差を無視可能となることに、依拠している。したがって、調整用パッド437と第一出力電極45との間の電気抵抗を予め調整しておくことで、第一摺動接点411と第一出力電極45との間では特定電極430bと抵抗体47とを通じた電気抵抗を正確に決めることが、可能となっている。
 次に、液面検出装置1を製造する製造方法を、詳細に説明する。
 図8に示す製造方法のS101では、電極形成工程を実行する。このS101では、図9に示すように基板42の実装面42a上にて、複数の調整電極434を含む固定電極43,44を出力電極45,46と共に印刷形成し、さらに抵抗体47を重ねて印刷形成する。ここで、S101の印刷形成とは、先述したように導電性金属材料のペーストを実装面42a上に印刷してから焼付処理することを、意味する。また、S101の印刷形成では、運動方向Dl,Duの両側にある一部の電極群433を除き、各電極群433に分類された全てのセグメント電極430は、それぞれ対応した調整電極434との電気接続状態に形成される。さらにまた、S101の印刷形成では、各電極群433に対応した調整電極434のうち運動方向Dl,Duに並ぶ調整電極434同士の間に、連続した実装面42aが残されることとなる。
 次に、図8に示す製造方法のS102では、抵抗調整工程を実行する。このS102では、各電極群433に対応した調整電極434の調整用パッド437と第一出力電極45との間にて、電気抵抗を調整する。
 具体的にS102では、まずS102aとしての切断処理により、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430と、それぞれ対応した調整電極434との間を、それら電極の帯状幅方向の全域に亘って完全に切断する。ここで、S102aの切断処理とは、図10に示すレーザ加工装置100からレーザビームBを照射することで、当該ビームBのビーム幅に対応した分の電極材料を除去する、所謂レーザトリミングを意味する。また、S102aの切断処理にてレーザビームBを照射する照射箇所は、各電極群433において特定電極430b以外となる少なくとも二つのセグメント電極430と、それらの各々に対応した調整電極434のセグメント電極部435との間の電気接続箇所となる。こうした切断処理の結果、特定電極430b以外のセグメント電極430と、対応したセグメント電極部435との間では、レーザビームBの照射により基板材料が一部除去されることで、実装面42aからは凹む凹状態の切断跡42bが基板42に形成される。これは、実装面42a上の電極材料を厚さ方向では全て除去するために、レーザビームBを当該実装面42aまで到達させることで、基板材料が不可避的に一部除去されることに依拠している。
 図8に示すS102では、続くS102bとして、図11に示す抵抗測定装置101の計測プローブ102,103を、それぞれ調整電極434の調整用パッド437と第一出力電極45とに押し当てる。さらにS102bでは、計測プローブ102,103の間、即ち調整電極434の調整用パッド437と第一出力電極45との間にて抵抗測定装置101により計測される電気抵抗を、調整する。ここでS102bの調整では、計測される電気抵抗が設計値よりも許容誤差範囲以上ずれている場合に、抵抗体47の必要箇所47aを帯状幅方向の一部にて部分切断することで、調整用パッド437と第一出力電極45との間の電気抵抗を当該設計値に合わせて変化させる。このとき、S102aに準じたレーザトリミングにより抵抗体47が部分切断されることで、当該部分切断箇所47aでも、図示はしないが、実装面42aから凹む切断跡が基板42に形成されることとなる。以上、このようなS102bが全調整電極434の調整用パッド437と第一出力電極45との間に関して実行されることで、各調整電極434と第一出力電極45との間の電気抵抗がいずも、予め調整されることになる。
 尚、図8に示す製造方法では、S102が終了すると、S103にて組み立て工程を実行する。このS103では、上述の如く電気抵抗が調整された基板42をボディ10に装着すると共に、可動電極41及びフロート20を可動体30に装着した後、当該可動体30をボディ10に軸受させる。これにより、可変抵抗ユニット40及びそれを含んだ液面検出装置1が組み立てられて、当該装置1の製造が完了する。
 以上説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
 第一実施形態の液面検出装置1によると、各電極群433におけるセグメント電極430のうちそれぞれ一つずつの特定電極430bに対応して電気接続されている各調整電極434には、第一出力電極45との間の電気抵抗が予め調整されている。故に、各電極群433において対応した調整電極434と電気接続された特定電極430b毎に、摺接する第一摺動接点411と第一出力電極45との間の電気抵抗が正確に決まり得る。さらに、運動方向Dl,Duに配列されて並ぶセグメント電極430が所定数ずつ分類される各電極群433では、特定電極430bを基準にそれ以外のセグメント電極430についても、摺接する第一摺動接点411と第一出力電極45との間の電気抵抗が配列ピッチに応じて正確に決まり得る。以上のことから、各セグメント電極430毎の電気抵抗を決めるために、それらセグメント電極430の総数よりも少ない各調整電極434毎の電気抵抗を調整すればよいので、生産性を高めることができる。
 しかも第一実施形態の液面検出装置1によると、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430と、対応した調整電極434との間には、基板42の実装面42aよりも凹んだ切断跡42bが確認されることとなる。ここで、各電極群433の全セグメント電極430と、対応した調整電極434との電気接続された状態下、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430と、対応した調整電極434との間にて切断処理が施されることで、切断跡42bは形成され得る。このことから、各電極群433における全セグメント電極430と、対応した調整電極434との間での切断箇所を製品仕様に応じて変更すれば、上述の如く各セグメント電極430毎の電気抵抗を決め得るので、高い生産性の実現に貢献することができる。
 また、第一実施形態の液面検出装置1によると、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430とは切断跡42bを介して対応した調整電極434が、第一摺動接点411の軌跡T1を挟んだ抵抗体47との反対側領域R3に設けられている。これによれば、例えば製造公差や振動等により第一摺動接点411と切断跡42bとの相対位置がずれしたとしても、第一摺動接点411の軌跡T1上までは切断跡42bが達し難くなる。故に、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430と第一摺動接点411との摺接が、そうした位置ずれに起因して切断跡42bにより阻害される事態を回避し得るので、製品品質を低下させずに生産性を高めることができる。
 さらに、第一実施形態の液面検出装置1によると、各電極群433に対応して印刷形成された調整電極434のうち運動方向Dl,Duに並ぶ調整電極434同士の間には、連続した実装面42aが確認されることなる。ここで、各電極群433に対応した調整電極434は、特定電極430b以外のセグメント電極430との間での切断処理に拘わらず、相互間には切断処理を施されないことで、連続した実装面42aを当該相互間に残され得る。これによれば、切断処理を施す箇所を可及的に減らして、生産性を高めることができる。
 加えて、第一実施形態の製造方法によると、各電極群433の全セグメント電極430と、対応した調整電極434とを電気接続状態に形成してから、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430と、対応した調整電極434との間を、切断跡42bを形成するように切断する。これによれば、各電極群433の全セグメント電極430と、対応した調整電極434との間での切断箇所を製品仕様に応じて変更すれば、上述の如く各セグメント電極430毎の電気抵抗を決め得るので、高い生産性の実現に貢献することができる。
 さらに、第一実施形態の製造方法によると、各電極群433に対応した調整電極434を、特定電極430b以外のセグメント電極430との間での切断処理に拘わらず、運動方向Dl,Duに並ぶ同士の間では、連続した実装面42aを残すように形成する。これによれば、切断処理を施す箇所を可及的に減らして、生産性を高めることができる。
(第二実施形態)
 第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。
 図12,13に示すように、第二実施形態の液面検出装置2001において基板2042の実装面2042a上に印刷形成された第一固定電極2043のうち、複数の調整電極2434同士の間までは、当該実装面2042aが連続していない。具体的には、各電極群433にそれぞれ対応して運動方向Dl,Duに並んでいる各調整電極2434の接続電極部2436同士は、帯状幅方向の全域に亘って完全に切断されている。これにより基板2042は、各調整電極2434の接続電極部2436同士の間に、図12~14の如く実装面2042aよりも凹んだ切断跡2042bを有している。これについても、第一実施形態と同様なレーザトリミングにより、完全切断が実現されて切断跡2042bが不可避的に残ることに、依拠している。尚、図13,14は、第一実施形態の調整電極434aに対応する第二実施形態の調整電極2434aを、拡大して示している。また、第二実施形態の液面検出装置2001において以上説明した以外の構成については、第一実施形態と実質同一の構成となっている。
 このような第二実施形態による製造方法のS101では、図15に示すように複数の調整電極2434を含む固定電極2043,44を印刷形成することで、それら各調整電極2434が運動方向Dl,Duに並ぶ同士での電気接続状態に設けられる。さらに、第二実施形態による製造方法のS102のうちS102aでは、切断跡42bを形成する切断処理に加えて、図16に示すように各調整電極2434の運動方向Dl,Duに並ぶ接続電極部2436同士の間を完全切断して切断跡2042bを形成する切断処理も、実施する。このときにも、第一実施形態と同様なレーザトリミングにより切断跡2042bは、実装面2042aよりも凹む凹状態に形成されることとなる。尚、第二実施形態の製造方法において以上説明した以外の処理内容については、第一実施形態と実質同一の処理内容となっている。
 以上説明した第二実施形態の液面検出装置2001によると、各電極群433に対応して印刷形成された調整電極2434のうち運動方向Dl,Duに並ぶ調整電極2434同士の間にも、実装面よりも凹んだ切断跡2042bが確認されることとなる。ここで、各電極群433に対応した調整電極2434の間が電気接続された状態下、当該間での切断処理により切断跡2042bが形成され得る。これによれば、各電極群433に対応した調整電極2434を、相互間での電気接続状態に一挙に印刷形成して、生産性を高めることができる。
 加えて、第二実施形態の製造方法によると、各電極群433に対応した調整電極2434を、運動方向Dl,Duに並ぶ同士の間での電気接続状態に印刷形成してから、切断跡2042bを形成するように当該間を切断する。これによれば、各電極群433に対応した調整電極2434を、相互間での電気接続状態に一挙に印刷形成して、生産性を高めることができる。
(第三実施形態)
 第三実施形態は、第二実施形態の変形例である。
 図17に示すように、第三実施形態の液面検出装置3001における各調整電極2434は、実装面2042a上のうち第一電極領域R1を挟んで第二電極領域R2とは反対側となる一部に割り当てられた第三電極領域R3にて、複数のセグメント電極部435及び接続電極部2436を一体に有している。ここで第三電極領域R3は、実装面2042a上にて第一軌跡T1とは抵抗体47を挟んだ反対側に位置している。尚、第三実施形態の液面検出装置3001において以上説明した以外の構成については、第二実施形態と実質同一の構成(第一実施形態にて説明した分の構成を含む)となっている。また、第三実施形態の製造方法における処理内容については、第二実施形態と実質同一の処理内容(第一実施形態にて説明した分の処理内容を含む)となっている。
 以上説明した第三実施形態の液面検出装置3001によると、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430とは切断跡42bを介して対応した調整電極2434が、第一摺動接点411の軌跡T1とは抵抗体47を挟んだ反対側領域R3に設けられる。これによれば、例えば製造公差や振動等により第一摺動接点411と切断跡42bとの相対位置がずれしたとしても、第一摺動接点411の軌跡T1上までは切断跡42bが達し難くなる。故に、各電極群433における特定電極430b以外のセグメント電極430と第一摺動接点411との摺接が、そうした位置ずれに起因して切断跡42bにより阻害される事態を回避し得るので、製品品質を低下させずに生産性を高めることができる。
 以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。これらの実施形態の変形例について述べる。
 具体的に、第三実施形態に関する変形例1としては、図18に示すように、第一実施形態に準じて相互間に実装面42aが連続する調整電極434を、調整電極2434に代えて採用してもよい。第一~第三実施形態に関する変形例2としては、図19に示すように、第一実施形態に準じて相互間に実装面42aが連続する調整電極434と、第二又は第三実施形態に準じて相互間に切断跡2042bを介する調整電極2434とを、それぞれ所定数ずつ採用してもよい。尚、図19は、第一実施形態に準じた調整電極434と、第二実施形態に準じた調整電極2434とを、採用した変形例2を示している。
 第一~第三実施形態に関する変形例3としては、図20に示すように、広幅帯状の接続電極部441のみからなる第二固定電極44を、採用してもよい。尚、図20は、第一実施形態に関する変形例3を示している。第一~第三実施形態に関する変形例4としては、S102aでの切断処理をレーザトリミング以外の手法、例えばエッチング処理等により実現してもよい。
 本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。

Claims (8)

  1.  容器(2)内における液体の液面レベル(L)を検出する液面検出装置であって、
     摺動接点(411)を有し、前記液面レベルに追従して往復運動する可動体(30)と、
     実装面(42a,2042a)を有し、前記容器に対して位置固定される基板(42,2042)と、
     前記実装面上に設けられて前記可動体の運動方向(Dl,Du)に配列されており、前記可動体の運動に伴って前記摺動接点が摺接する複数のセグメント電極(430,430a)と、
     前記実装面上に設けられており、前記摺動接点との間の電気抵抗に応じた電気出力を与える出力電極(45)と、
     前記実装面上に設けられて各前記セグメント電極よりも高い電気抵抗が与えられており、各前記セグメント電極及び前記出力電極に跨って電気接続されている抵抗体(47)と、
     前記運動方向に並ぶ前記セグメント電極が所定数ずつ分類される複数の電極群(433)を定義すると、各前記電極群にそれぞれ対応して前記実装面上に設けられており、対応した前記電極群において特定の一つの前記セグメント電極である特定電極(430b)に電気接続されて前記出力電極との間の電気抵抗が予め調整されている複数の調整電極(434,434a,2434,2434a)とを、備え、
     前記基板は、各前記電極群における前記特定電極以外の前記セグメント電極と、対応した前記調整電極との間にて、前記実装面よりも凹んだ切断跡(42b)を、有している液面検出装置。
  2.  前記実装面上において各前記電極群に対応した前記調整電極は、前記可動体の往復運動により前記摺動接点の通過する軌跡(T1)を挟んで、前記抵抗体とは反対側の領域(R3)に設けられている請求項1に記載の液面検出装置。
  3.  前記実装面上において各前記電極群に対応した前記調整電極は、前記可動体の往復運動により前記摺動接点の通過する軌跡(T1)とは、前記抵抗体を挟んで反対側の領域(R3)に設けられている請求項1に記載の液面検出装置。
  4.  前記基板(42)は、各前記電極群に対応して印刷形成された前記調整電極(434,434a)のうち前記運動方向に並ぶ前記調整電極同士の間にて、前記実装面(42a)を連続させている請求項1~3のいずれか一項に記載の液面検出装置。
  5.  前記基板(2042)は、各前記電極群に対応して印刷形成された前記調整電極(2434,2434a)のうち前記運動方向に並ぶ前記調整電極同士の間にて、前記実装面(2042a)よりも凹む切断跡(2042b)を有している請求項1~3のいずれか一項に記載の液面検出装置。
  6.  請求項1~3のいずれか一項に記載の液面検出装置を製造する方法であって、
     各前記電極群における全ての前記セグメント電極を、対応した前記調整電極(434,434a,2434,2434a)との電気接続状態に形成する電極形成工程(S101)と、
     各前記電極群における前記特定電極以外の前記セグメント電極と、対応した前記調整電極との間を、前記実装面(42a,2042a)よりも凹む切断跡(42b)を形成するように切断して、各前記電極群に対応した前記調整電極と前記出力電極との間の電気抵抗を調整する抵抗調整工程(S102)とを、含む液面検出装置の製造方法。
  7.  前記電極形成工程において、各前記電極群に対応した前記調整電極(434,434a)を印刷形成することにより、連続した前記実装面(42a)を前記運動方向に並ぶ前記調整電極同士の間に残す請求項6に記載の液面検出装置の製造方法。
  8.  前記電極形成工程において、各前記電極群に対応した前記調整電極(2434,2434a)を、前記運動方向に並ぶ前記調整電極同士の間での電気接続状態に印刷形成し、
     前記抵抗調整工程において、各前記電極群に対応した前記調整電極のうち前記運動方向に並ぶ前記調整電極同士の間にて、前記実装面(2042a)よりも凹む切断跡(2042b)を形成するように切断する請求項6に記載の液面検出装置の製造方法。
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