WO2017213215A1 - ホームドア装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、外装パネルの製作作業にかかる負担や製作時間を軽減することが可能なホームドア装置を提供することを目的とする。外装がパネル31で形成されプラットホーム1の側縁部に沿って立設される戸袋体3と、外装がパネル21で形成され戸袋体3に収納自在に取付けられた扉体2と、戸袋体3および扉体2のパネル21,31を補強する補強部材22,32と、パネル21,31に補強部材22,32を接着する接着テープを備えているものである。
Description
この発明は、例えば乗客の転落などを防止するためにプラットホームに設置されて使用されるホームドア装置に関するものである。
従来のホームドア装置は、プラットホーム上に設置される戸袋体に進退移動可能に扉体が支持されており、戸袋体の外装パネルには薄板を折り曲げ加工した補強部材が設けられ溶接により固定されている。(例えば、特許文献1)
また、戸袋体および扉体の平板の外装パネルに枠状の補強部材を接着等により固定したもの(例えば、特許文献2)および、枠状に構成された枠体に着脱可能に透光部材が取付けられた扉体が提案されている。(例えば、特許文献3)
また、戸袋体および扉体の平板の外装パネルに枠状の補強部材を接着等により固定したもの(例えば、特許文献2)および、枠状に構成された枠体に着脱可能に透光部材が取付けられた扉体が提案されている。(例えば、特許文献3)
従来のホームドア装置の外装パネルに補強部材を溶接で固定する方法では、外装パネルに補強部材を溶接すると歪が生じる場合があるため、外装パネルを作成する作業は、歪を修正しながらの作業となる。外装パネルはある程度の大きさを有することから、歪取りの作業には労力を要し、その調整作業は手間のかかる作業となっている。
また、外装パネルに補強部材を接着する場合は、溶接に比べ、歪の発生が少ないという利点を有するが、接着剤固有の可使時間以内に接着作業を済ませないと接着強度を得られないうえ、接着剤を乾燥させるための常温または加熱での時間放置が必要であり、更に、接着面のエッジからはみ出した接着剤の拭取り作業を要したり、接着剤の臭気に対する対策が必要となっている。
このように、溶接や接着により外装パネルに補強部材を取付ける作業は、製作作業にかかる負担や製作時間が多くなるという課題があった。
また、外装パネルに補強部材を接着する場合は、溶接に比べ、歪の発生が少ないという利点を有するが、接着剤固有の可使時間以内に接着作業を済ませないと接着強度を得られないうえ、接着剤を乾燥させるための常温または加熱での時間放置が必要であり、更に、接着面のエッジからはみ出した接着剤の拭取り作業を要したり、接着剤の臭気に対する対策が必要となっている。
このように、溶接や接着により外装パネルに補強部材を取付ける作業は、製作作業にかかる負担や製作時間が多くなるという課題があった。
この発明は以上のような課題を解決するためになされたもので、外装パネルの製作作業にかかる負担や製作時間を軽減することが可能なホームドア装置を提供することを目的とする。
この発明に係るホームドア装置は、外装がパネルで形成されプラットホームの側縁部に沿って立設される戸袋体と、外装がパネルで形成され前記戸袋体に収納自在に取付けられた扉体と、前記戸袋体および前記扉体のパネルを補強する補強部材と、前記パネルに前記補強部材を接着する接着テープを備えていることを特徴とするものである。
この発明によれば、外装がパネルで形成されプラットホームの側縁部に沿って立設される戸袋体と、外装がパネルで形成され前記戸袋体に収納自在に取付けられた扉体と、前記戸袋体および前記扉体のパネルを補強する補強部材と、前記パネルに前記補強部材を接着する接着テープを備えているため、外装パネルの制作作業にかかる負担や製作時間を軽減することが可能なホームドア装置を得ることができる効果がある。
以下、この発明の実施の形態について説明するが、各図において同一、または相当部分については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置を示す概略構成図であり、右半分は内部構成を明確にするため手前側の外装パネルおよび枠体を省略した図示である。図2はこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の概略構成を示す斜視図であり、右半分は構成部品を明確にするため分解図で記入している。図3Aはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材を取付ける説明図、図3Bはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材が取付けられた状態を示す斜視図、図4Aはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の戸袋体のパネルに補強部材を取付ける説明図、図4Bはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の戸袋体のパネルに補強部材が取付けられた状態を示す斜視図、図5Aから図5Gはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の補強部材の断面形状を説明する説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置を示す概略構成図であり、右半分は内部構成を明確にするため手前側の外装パネルおよび枠体を省略した図示である。図2はこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の概略構成を示す斜視図であり、右半分は構成部品を明確にするため分解図で記入している。図3Aはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材を取付ける説明図、図3Bはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材が取付けられた状態を示す斜視図、図4Aはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の戸袋体のパネルに補強部材を取付ける説明図、図4Bはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の戸袋体のパネルに補強部材が取付けられた状態を示す斜視図、図5Aから図5Gはこの発明の実施の形態1におけるホームドア装置の補強部材の断面形状を説明する説明図である。
図1および図2において、ホームドア装置は、一対の戸袋体3と、各戸袋体3にそれぞれ進退移動可能に収納自在に支持される扉体2とを備えている。このホームドア装置は、プラットホーム1の側縁部に沿って立設して並べられることにより、プラットホーム1を内側と外側(軌道側)とに仕切る。そして、扉体2が戸袋体3から進出した位置にあるときは、車両(図示せず)への乗降通路が閉鎖される一方、扉体2が戸袋体3内に後退して収納されることにより、戸袋体3間の乗降通路を開放する。扉体2の先端側の当接面には鉛直方向に戸当ゴム24が取り付けられている。なお、以下の説明においては、ホームドア装置の乗降口の扉体2が開閉する方向を左右方向と称し、車両(図示せず)に出入りする方向を前後方向と称する。
戸袋体3は、プラットホーム1上に設置可能に構成されるものであり、扉体2を収納できるように正面方向(プラットホーム1の内側方向)から見て矩形状の箱型に構成されている。両方の戸袋体3は、扉体2の進出する開口部が向かい合う姿勢で、互いに離間してプラットホーム1上に据え付けられる。本実施の形態では、ホームドア装置の扉体2が両開き式の可動柵として構成されているが、これに限られるものではなく、例えば片開き式に構成されていてもよい。
戸袋体3は、プラットホーム1上に設置可能に構成されるものであり、扉体2を収納できるように正面方向(プラットホーム1の内側方向)から見て矩形状の箱型に構成されている。両方の戸袋体3は、扉体2の進出する開口部が向かい合う姿勢で、互いに離間してプラットホーム1上に据え付けられる。本実施の形態では、ホームドア装置の扉体2が両開き式の可動柵として構成されているが、これに限られるものではなく、例えば片開き式に構成されていてもよい。
戸袋体3には、扉体2を開閉駆動するための駆動源として機能するモータ(図示せず)と、このモータの駆動力を受けて走行する走行体としての無端ベルト51とが配設されている。モータの駆動軸に固定された駆動プーリ52と反対側の端部の従動プーリ53は、戸袋体3にある基台(図示せず)に固定されている。無端ベルト51は、モータの駆動軸に固定された駆動プーリ52と従動プーリ53とに掛け渡されている。駆動プーリ52はモータで回転駆動し、無端ベルト51には、扉体2に連結されるドアハンガー26が結合されている。
戸袋体3には、扉体2を案内するリニアレール60が扉体2の移動方向に直線的に延びるように配設され、扉体2に設けられたスライダ25が摺動可能となっている。スライダ25は扉体2に設けられるものであり、スライダ25が戸袋体3に設けられたリニアレール60に沿って摺動することにより、扉体2は開閉動作する。
ドアハンガー26及びスライダ25は、扉体2の枠体23に設けられた連結部材に結合されている。すなわち、扉体2は、複数のフレーム材によって構成される枠体23と、この枠体23に結合される連結部材と、外装のパネル21とを有していて、この連結部材にドアハンガー26とスライダ25が締結されている。
戸袋体3には、扉体2を案内するリニアレール60が扉体2の移動方向に直線的に延びるように配設され、扉体2に設けられたスライダ25が摺動可能となっている。スライダ25は扉体2に設けられるものであり、スライダ25が戸袋体3に設けられたリニアレール60に沿って摺動することにより、扉体2は開閉動作する。
ドアハンガー26及びスライダ25は、扉体2の枠体23に設けられた連結部材に結合されている。すなわち、扉体2は、複数のフレーム材によって構成される枠体23と、この枠体23に結合される連結部材と、外装のパネル21とを有していて、この連結部材にドアハンガー26とスライダ25が締結されている。
扉体2は、枠体23および枠体23をプラットホーム側と軌道側から挟むように外装するパネル21からなる。なお図2では、図1に示した扉体2の先端側の当接面の戸当ゴム24の図示は省略している。パネル21の表面は、それぞれ鏡面加工やヘアライン加工が施されたり、カラー発色仕上げが施されたりしてその意匠性が高められ、プラットホーム1の美感を向上させる役割を果たしている。戸袋体3は、枠体33および枠体33のプラットホーム側と軌道側と左右端を覆う外装のパネル31からなる。パネル31の外装側の表面は、それぞれ鏡面加工やヘアライン加工が施されたり、カラー発色仕上げ等が施されたりしてその意匠性が高められ、プラットホーム1の美感を向上させる役割を果たしている。
扉体2のパネル21は、例えば図3Aおよび図3Bに示すように、上下と左の周縁を90度に2回略コの字断面形状に折り曲げられており、扉体2の内側のパネル21の外装側の意匠面と反対側の面に補強部材22が両面接着テープ22aによって接合されている。両面接着テープ22aは、例えばシート材を帯状にしたウレタンフォーム基材の両面にアクリル系の粘着剤層をそれぞれ設けた、厚みが約1ミリメートル程度のもので、1平方センチメートル当たり10~15キログラム程度の剪断粘着力および5~10キログラム程度の引張粘着力を発生するものである。両面接着テープ22aの幅や長さなどの貼付面積は、必要強度に応じて適宜変更することができる。
両面接着テープ22aを、補強部材22のパネル21への接着面に貼り付ける際には、補強部材22の表面に付着している油分、水分、ゴミ等を予めきれいに取り除いておく。同様に、補強部材22をパネル21の裏面(意匠面と反対側)に接合する際にも、この接合面に付着している油分、水分、ゴミ等を予めきれいに取り除いておく。
パネル21に接合される補強部材22の断面は、板材を曲げ加工して形成するかまたは引抜き加工して形成された型材により、図5Aに示すような略コ字型の形状であるが、補強部材22の断面形状は、補強に必要な断面2次モーメントや作業性を確保することが出来れば、例えば図5Bから図5Gに示すような断面形状であってもよいし、パネル21に対する両面接着テープ22aの貼付面が確保される形状であれば自由に断面形状を選定してもよい。
パネル21に接合される補強部材22の断面は、板材を曲げ加工して形成するかまたは引抜き加工して形成された型材により、図5Aに示すような略コ字型の形状であるが、補強部材22の断面形状は、補強に必要な断面2次モーメントや作業性を確保することが出来れば、例えば図5Bから図5Gに示すような断面形状であってもよいし、パネル21に対する両面接着テープ22aの貼付面が確保される形状であれば自由に断面形状を選定してもよい。
同様に戸袋体3においても、図4Aおよび図4Bに示すように、パネル31の外装側の意匠面と反対側の面に補強部材32が両面接着テープ32aによって接合されている。この場合も補強部材32の断面形状は、図5Bに示すようないわゆるハット型(帽子型)の断面形状以外に、補強に必要な断面2次モーメントや作業性を確保することが出来れば、例えば図5Aや図5Cから図5Gに示すような断面形状であってもよいし、パネル31に対する両面接着テープ32aの貼付面が確保される形状であれば自由に断面形状を選定してもよい。
これにより、薄くて大きな面積を有するパネル21,31の外装側の意匠面と反対側の内壁面に補強部材22,32を接合して、パネル21,31の強度および剛性を確実に高めることができる。
これにより、薄くて大きな面積を有するパネル21,31の外装側の意匠面と反対側の内壁面に補強部材22,32を接合して、パネル21,31の強度および剛性を確実に高めることができる。
以上説明したように、ホームドア装置の扉体2と戸袋体3においては、パネル21,31と補強部材22,32との接合に接着剤や溶接を使用しないで両面接着テープ22a,32aを使用しているので、接着剤のように乾燥に伴う体積収縮が生じないから、ヒケが生じてパネル21,31の表面に歪みを生じさせることがない。また、両面接着テープ22a,32aは接着剤のように乾燥を待つ必要がなく、接着剤のような臭気もないので扉体2や戸袋体3を組み立てる作業を効率良く行うことができる。さらに、溶接を用いて接合する場合のように、受熱および冷却による歪みがパネル21,31に生じることがないうえ、溶接に伴って生じるスパッタがパネル21,31の表面を傷めることもない。従って、外装パネルの制作作業にかかる負担や製作時間を軽減することが可能となる。また、溶接を用いないため特に塗装鋼板を使用したパネル部材への適用に効果を奏する。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置を示す概略構成図であり、右半分は内部構成を明確にするため手前側の外装パネルおよび枠体を省略した図示である。図7はこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置の概略構成を示す斜視図であり、右半分は構成部品を明確にするため分解図で記入している。図8Aはこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材および透明板を取付ける説明図、図8Bはこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材が取付けられた状態を示す斜視図である。
上記実施の形態1では、扉体2に窓の無い場合について説明したが、実施の形態2では扉体2に透明板が取付けられた窓が設けられている場合について説明する。
図6はこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置を示す概略構成図であり、右半分は内部構成を明確にするため手前側の外装パネルおよび枠体を省略した図示である。図7はこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置の概略構成を示す斜視図であり、右半分は構成部品を明確にするため分解図で記入している。図8Aはこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材および透明板を取付ける説明図、図8Bはこの発明の実施の形態2におけるホームドア装置の扉体のパネルに補強部材が取付けられた状態を示す斜視図である。
上記実施の形態1では、扉体2に窓の無い場合について説明したが、実施の形態2では扉体2に透明板が取付けられた窓が設けられている場合について説明する。
図6および図7において、扉体2のパネル21に形成された略矩形の開口部に、例えばガラスまたはポリカーボネート等の透光部材で形成された透明板27が支持枠28に着脱可能に取付けられている。
支持枠28はパネル21の開口部の周囲を取囲むように額縁状に形成されており、パネル21に対する補強部材の機能と、透明板27を着脱可能に支持する構成を有している。
具体的には、図8Aおよび図8Bに示すように、支持枠28には、予め枠面の幅のほぼ中央に法線方向にスタッドボルト28bが複数本溶接されており、透明板27には、スタッドボルト28bの位置に対応した位置に嵌合穴27bが開けられており、ナット(図示せず)により透明板27が支持枠28に着脱可能に固定されている。支持枠28はパネル21に設けられた開口部の周縁に、両面接着テープ28aにより接着されている。両面接着テープ28aは、実施の形態1で説明した両面接着テープ22aと同じ材質および剪断粘着力や引張粘着接合強度を有するものであり、実施の形態1と同様に接着前に油分、水分、ゴミ等を取り除き接着を行う。
支持枠28はパネル21の開口部の周囲を取囲むように額縁状に形成されており、パネル21に対する補強部材の機能と、透明板27を着脱可能に支持する構成を有している。
具体的には、図8Aおよび図8Bに示すように、支持枠28には、予め枠面の幅のほぼ中央に法線方向にスタッドボルト28bが複数本溶接されており、透明板27には、スタッドボルト28bの位置に対応した位置に嵌合穴27bが開けられており、ナット(図示せず)により透明板27が支持枠28に着脱可能に固定されている。支持枠28はパネル21に設けられた開口部の周縁に、両面接着テープ28aにより接着されている。両面接着テープ28aは、実施の形態1で説明した両面接着テープ22aと同じ材質および剪断粘着力や引張粘着接合強度を有するものであり、実施の形態1と同様に接着前に油分、水分、ゴミ等を取り除き接着を行う。
なお、図8Aおよび図8Bでは、支持枠28が平板の場合について図示しているが、支持枠28は例えば図5Dに示すようなL字型の断面形状であってもよいし、透明板27を当接し固定出来る断面形状であれば自由に断面形状を選定してもよい。
また、支持枠28に透明板27を嵌合し固定するためのスタッドボルト28bが設けられナットで締結されているので、透明板27が破損したときや、疵が付いて交換が必要となった場合、ナットの脱着により透明板27のみを容易に交換することが可能となる。
さらに、上記説明では透明板27に嵌合穴27bを開けてナットで直接固定する場合について説明したが、支持枠28に例えば押え板等を使用して透明板27を着脱可能に取付けてもよい。
また、支持枠28にスタッドボルト28bを溶接する際に歪が生じたとしても、支持枠28はパネル21に比べて小さいため歪取りなどの作業が容易である。
なお、他の部分の構成等については上記実施の形態1での説明と同様であるので、説明を省略する。
また、支持枠28に透明板27を嵌合し固定するためのスタッドボルト28bが設けられナットで締結されているので、透明板27が破損したときや、疵が付いて交換が必要となった場合、ナットの脱着により透明板27のみを容易に交換することが可能となる。
さらに、上記説明では透明板27に嵌合穴27bを開けてナットで直接固定する場合について説明したが、支持枠28に例えば押え板等を使用して透明板27を着脱可能に取付けてもよい。
また、支持枠28にスタッドボルト28bを溶接する際に歪が生じたとしても、支持枠28はパネル21に比べて小さいため歪取りなどの作業が容易である。
なお、他の部分の構成等については上記実施の形態1での説明と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態3.
図9Aはこの発明の実施の形態3におけるホームドア装置の扉体のパネルの補強部材を取付ける位置にケガキ線による印を付けた説明図、図9Bはこの発明の実施の形態3におけるホームドア装置の戸袋体のパネルの補強部材を取付ける位置にケガキ線による印を付けた説明図である。
上記実施の形態1では、パネル21,31に補強部材22,32を両面接着テープ22a,32aで接合する場合について説明したが、実施の形態3では、パネル21,31の補強部材22,32を接合する位置にケガキ線による印を設けた場合について説明する。
図9Aはこの発明の実施の形態3におけるホームドア装置の扉体のパネルの補強部材を取付ける位置にケガキ線による印を付けた説明図、図9Bはこの発明の実施の形態3におけるホームドア装置の戸袋体のパネルの補強部材を取付ける位置にケガキ線による印を付けた説明図である。
上記実施の形態1では、パネル21,31に補強部材22,32を両面接着テープ22a,32aで接合する場合について説明したが、実施の形態3では、パネル21,31の補強部材22,32を接合する位置にケガキ線による印を設けた場合について説明する。
図9Aにおいて、パネル21の補強部材22を両面接着テープ22aで接合する位置にケガキ線21aによる印が形成されている。図9Bにおいて、パネル31の補強部材32を両面接着テープ32aで接合する位置にケガキ線31aによる印が形成されている。
ケガキ線21aおよび31aは、パネル21,32の板金加工を行う際のプレス金型やタレットパンチプレスの金型、または、レーザ加工機のレーザ光により、所定の位置に刻印もしくはマーキング加工によりに形成されている。これらのケガキ線21aもしくは31aは、位置を計測して人手によりケガキ工具や筆記ペンにより描画する方法に比べて、タレットパンチプレスやレーザ加工機のプログラムで動作するので精確に描画することが出来る。
ケガキ線21aおよび31aは、パネル21,32の板金加工を行う際のプレス金型やタレットパンチプレスの金型、または、レーザ加工機のレーザ光により、所定の位置に刻印もしくはマーキング加工によりに形成されている。これらのケガキ線21aもしくは31aは、位置を計測して人手によりケガキ工具や筆記ペンにより描画する方法に比べて、タレットパンチプレスやレーザ加工機のプログラムで動作するので精確に描画することが出来る。
このようにケガキ線21a,31aを補強部材22,32の接合位置のパネル21,31に設けることで、パネル21,31に補強部材22,32を両面接着テープ22a,32aで接着する作業が簡単かつ高精度に実施可能となる。
なお、他の部分の構成等については上記実施の形態1での説明と同様であるので、説明を省略する。
なお、他の部分の構成等については上記実施の形態1での説明と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態4.
図10Aはこの発明の実施の形態4におけるホームドア装置の扉体のパネルの補強部材を取付ける位置に突起による印を付けた説明図、図10Bおよび図10Cはこの発明の実施の形態4におけるホームドア装置の扉体のパネルに設けられた突起を示す部分断面図である。
上記実施の形態3では、パネル21,31の補強部材22,32を接合する位置にケガキ線による印を設けた場合について説明したが、実施の形態4ではパネル21の補強部材の接合位置に突起による印を設けた場合について説明する。
図10Aはこの発明の実施の形態4におけるホームドア装置の扉体のパネルの補強部材を取付ける位置に突起による印を付けた説明図、図10Bおよび図10Cはこの発明の実施の形態4におけるホームドア装置の扉体のパネルに設けられた突起を示す部分断面図である。
上記実施の形態3では、パネル21,31の補強部材22,32を接合する位置にケガキ線による印を設けた場合について説明したが、実施の形態4ではパネル21の補強部材の接合位置に突起による印を設けた場合について説明する。
図10Aにおいて、パネル21の補強部材としての支持枠28を両面接着テープ28aで接合する位置に外接するように複数の突起21bによる印が形成されている。これらの突起21bは、パネル21の板金加工を行う際のプレス金型やタレットパンチプレスの金型により、所定の位置に板厚の断面図で示すと、図10Bに示す球面状の張り出し加工もしくは図10Cに示す円柱状の半抜き加工により形成されている。
また、図示は省略するが、パネル21,31の補強部材22,32が外接する位置に同様に複数の突起が形成されている。
また、図示は省略するが、パネル21,31の補強部材22,32が外接する位置に同様に複数の突起が形成されている。
このように、支持枠28や補強部材22,32が外接する位置のパネル21,31に突起を設けることで、パネル21,31に補強部材を両面接着テープで接着する作業が簡単かつ高精度に実施可能となる。
また、上記説明ではパネル21,31に突起を設けた場合について説明したが、窪みを設けてもよく、同様である。
なお、他の部分については上記実施の形態1または2での説明と同様であるので、説明を省略する。
また、上記説明ではパネル21,31に突起を設けた場合について説明したが、窪みを設けてもよく、同様である。
なお、他の部分については上記実施の形態1または2での説明と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態5.
図11はこの発明の実施の形態5におけるホームドア装置の扉体のパネルの補強部材を接合する領域面に格子状の溝を設けた場合を説明する説明図、図12はこの発明の実施の形態5におけるホームドア装置の扉体のパネルの支持枠を接合する領域面に格子状の溝を設けた場合を説明する説明図である。
上記実施の形態1および2では、パネル21,31に補強部材22,32および支持枠28を両面接着テープ22a,32a,28aで接合する場合について説明したが、実施の形態5では、パネル21,31の補強部材22,32および支持枠28を接合する接着領域面に格子状の溝を設けた場合について説明する。
図11はこの発明の実施の形態5におけるホームドア装置の扉体のパネルの補強部材を接合する領域面に格子状の溝を設けた場合を説明する説明図、図12はこの発明の実施の形態5におけるホームドア装置の扉体のパネルの支持枠を接合する領域面に格子状の溝を設けた場合を説明する説明図である。
上記実施の形態1および2では、パネル21,31に補強部材22,32および支持枠28を両面接着テープ22a,32a,28aで接合する場合について説明したが、実施の形態5では、パネル21,31の補強部材22,32および支持枠28を接合する接着領域面に格子状の溝を設けた場合について説明する。
図11において、パネル21に補強部材22を両面接着テープ22aで貼付け固定する位置であるパネル21の接着領域面に、例えばローレット目,アヤ目,または七子目などと呼ばれる微細な格子状の溝が施された溝加工面21cが設けられており、パネル21の溝加工面21cに補強部材22が両面接着テープ22aで貼付けられて接合されている。
溝加工面21cは、パネル21の板金加工を行う際のプレス金型やタレットパンチプレスの金型、または、レーザ加工機のレーザ光により、圧印または除去加工により溝形状を格子やモザイク模様に形成される。
溝加工面21cは、パネル21の板金加工を行う際のプレス金型やタレットパンチプレスの金型、または、レーザ加工機のレーザ光により、圧印または除去加工により溝形状を格子やモザイク模様に形成される。
このように、パネル21の補強部材22を接着(接合)する面に微細な格子状の溝加工を設けているので、両面接着テープ22aの接着面積が溝の面積分増加しパネル21と補強部材22との接着強度が向上する。また、格子状の溝加工面21cが補強部材22の接着範囲に形成されているので、この模様を目印に補強部材22を簡単かつ高精度に接着することが可能である。さらには図示を省略するが、この格子状の溝加工面を、補強部材22の両面接着テープ22aの貼付け面側にも形成することで、補強部材22と両面接着テープ22aの接着強度も向上させることができる。
なお、図示は省略しているが、戸袋体3のパネル31に補強部材32を両面接着テープ32aで貼付け固定する接着領域面に、同様の溝加工面を設けてもよく、同様である。
なお、図示は省略しているが、戸袋体3のパネル31に補強部材32を両面接着テープ32aで貼付け固定する接着領域面に、同様の溝加工面を設けてもよく、同様である。
図12において、パネル21に支持枠28を両面接着テープ28aで貼付け固定する位置であるパネル21の接着領域面に、例えばローレット目,アヤ目,または七子目などと呼ばれる微細な格子状の溝が施された溝加工面21cが設けられており、パネル21の溝加工面21cに支持枠28が両面接着テープ28aで貼付けられて接合されている。
このように、パネル21の支持枠28を接着する面に微細な格子状の溝加工を設けているので、両面接着テープ28aの接着面積が溝の面積分増加しパネル21と支持枠28との接着強度が向上する。また、格子状の溝加工面21cが支持枠28の接着範囲に形成されているので、この模様を目印に支持枠28を簡単かつ高精度に接着することが可能である。さらには図示を省略するが、この格子状の溝加工面を、支持枠28の両面接着テープ28aの貼付け面側にも形成することで、支持枠28と両面接着テープ28aの接着強度も向上させることができる。
なお、他の部分については上記実施の形態1または2での説明と同様であるので、説明を省略する。
このように、パネル21の支持枠28を接着する面に微細な格子状の溝加工を設けているので、両面接着テープ28aの接着面積が溝の面積分増加しパネル21と支持枠28との接着強度が向上する。また、格子状の溝加工面21cが支持枠28の接着範囲に形成されているので、この模様を目印に支持枠28を簡単かつ高精度に接着することが可能である。さらには図示を省略するが、この格子状の溝加工面を、支持枠28の両面接着テープ28aの貼付け面側にも形成することで、支持枠28と両面接着テープ28aの接着強度も向上させることができる。
なお、他の部分については上記実施の形態1または2での説明と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態6.
図13Aと図14Aおよび図15Aはこの発明の実施の形態6におけるホームドア装置の扉体のパネルのコーナ部への補強部材の取付けを説明する説明図、図13Bと図14Bはこの発明の実施の形態6におけるホームドア装置の扉体のパネルのコーナ部への補強部材の取付け状態を示す概略構成図、図15Bはこの発明の実施の形態6におけるホームドア装置の扉体のパネルのコーナ部を示す展開図である。
上記実施の形態1では、扉体2のパネル21に補強部材22を両面接着テープ22aで接合する場合について説明したが、実施の形態6では、扉体2のパネル21に形成されたコーナ部に補強部材である継手を接合する場合について説明する。
図13Aと図14Aおよび図15Aはこの発明の実施の形態6におけるホームドア装置の扉体のパネルのコーナ部への補強部材の取付けを説明する説明図、図13Bと図14Bはこの発明の実施の形態6におけるホームドア装置の扉体のパネルのコーナ部への補強部材の取付け状態を示す概略構成図、図15Bはこの発明の実施の形態6におけるホームドア装置の扉体のパネルのコーナ部を示す展開図である。
上記実施の形態1では、扉体2のパネル21に補強部材22を両面接着テープ22aで接合する場合について説明したが、実施の形態6では、扉体2のパネル21に形成されたコーナ部に補強部材である継手を接合する場合について説明する。
図13Aおよび図13Bにおいて、扉体2のパネル21は周縁を略コ字型の形状の断面に折り曲げ加工されたコーナ部が形成されており、このコーナ部を接続補強するL字型に曲げ加工されたL字継手71が、両面接着テープ71aを用いてパネル21のコーナ部に貼付け接合されている。
図14Aおよび図14Bにおいて、扉体2のパネル21は周縁を略L字型の形状の断面に折り曲げ加工されたコーナ部が形成されており、このコーナ部を接続補強するために箱のコーナ部を切り取った略扇型形状となるようプレス絞りまたはダイキャスティングなどで成形された扇状継手72が、両面接着テープ72aを用いてパネル21のコーナ部に貼付け接合されている。
図15Aにおいて、扉体2のパネル21は周縁を略L字型の形状の断面に折り曲げ加工されたコーナ部が形成されており、このコーナ部周縁を接続補強するための平板継手73が、両面接着テープ73aを用いてパネル21のコーナ部に貼付け接合されている。パネル21のコーナ部の展開図は図15Bに示す形状となっており、図15Bに示す破線を紙面に対して谷折りすることで図15Aに示すコーナ部が形成され、平板継手73を用いてコーナ部の片側の辺側だけを接続することが可能となる。
このようにパネル21のコーナ部を接続する際、継手を両面接着テープで接合することで、継手によりコーナ部の剛性が向上するとともに、従来のようにコーナ接続部を溶接で接合する場合のように、受熱および冷却による歪みがないので、パネル21にねじれ変形を生じることがなく、かつ溶接に伴って生じるスパッタがパネルの表面を傷めることもないという効果があり、特に溶接を用いないため塗装鋼板への適用も可能となる。
また、継手の接合面に実施の形態5で説明した溝加工面を設けることで、実施の形態5での説明と同様に接合をより強固にすることが出来る。
さらに、戸袋体3のパネル31にコーナ部が形成される場合にも、本実施の形態と同様の継手の使用が可能である。
なお、他の部分については上記実施の形態1での説明と同様であるので、説明を省略する。
また、継手の接合面に実施の形態5で説明した溝加工面を設けることで、実施の形態5での説明と同様に接合をより強固にすることが出来る。
さらに、戸袋体3のパネル31にコーナ部が形成される場合にも、本実施の形態と同様の継手の使用が可能である。
なお、他の部分については上記実施の形態1での説明と同様であるので、説明を省略する。
実施の形態7.
図16Aはこの発明の実施の形態7におけるホームドア装置の扉体の2枚のパネルと補強部材の取付けを説明する説明図、図16Bと図16Cはこの発明の実施の形態7におけるホームドア装置の扉体の2枚のパネルと補強部材の取付け状態を示す概略断面図である。
上記実施の形態1では、扉体2のパネル21に補強部材22を両面接着テープ22aで接合する場合について説明したが、実施の形態7では、扉体2のパネル82、パネル83と支持枠81を構成する補強部材を、防水性材料で形成した両面接着テープ81aで接合する場合について説明する。
図16Aはこの発明の実施の形態7におけるホームドア装置の扉体の2枚のパネルと補強部材の取付けを説明する説明図、図16Bと図16Cはこの発明の実施の形態7におけるホームドア装置の扉体の2枚のパネルと補強部材の取付け状態を示す概略断面図である。
上記実施の形態1では、扉体2のパネル21に補強部材22を両面接着テープ22aで接合する場合について説明したが、実施の形態7では、扉体2のパネル82、パネル83と支持枠81を構成する補強部材を、防水性材料で形成した両面接着テープ81aで接合する場合について説明する。
図16A、図16B、および図16Cにおいて、扉体2を構成するパネル82とパネル83は、パネル82のひとつの端面である縁部を含む部位をL字型に曲げ加工して、パネル82とパネル83のそれぞれの端面である縁部を突合せ、防水性材料で形成した両面接着テープ81aを用いて、支持枠81を構成する補強部材と貼付け接合されている。パネル82とパネル83の縁部を突合せた継ぎ目となる縁部間の突合せ部84において、両面接着テープ81aは、パネル82とパネル83をまたいで、突合せ部84を覆う状態としている。ここでは、防水性材料で形成した両面接着テープ81aを用いているが、両面接着テープ81aの基材で防水性材料としては、ゴム系やポリエチレン系の材料があるが、これらに限るものではない。図16B、図16Cでは、2つのパネル82、83と、支持枠81と、両面接着テープ81aの位置関係を概略断面で示し、簡単のために、接合状態としていない。図16Cは、別の取付け状態を示す概略断面図であり、図16Bにおいては接合状態では断面視でL字型としていた両面接着テープ81aを、図16Cではコの字型として、接合面積を増加している。接合面積を増加することで、支持枠81とパネル82の接合強度を向上させている。
本実施の形態における突合せ部は、2枚のパネルの端面である縁部を突合せた際に生じる突合せ部について説明したがこれに限るものではなく、図15に示すように、1枚のパネルを折り曲げた際に生じる突合せ部であってもよい。また本実施の形態では、防水性材料で形成した両面接着テープを用いたがこれに限るものではなく、防水性を必要としない個所へのホームドア装置の設置では、非防水性材料で形成した両面接着テープを用いてもよい。その場合は、ごみや異物の扉体内部への侵入を抑制する効果を有する。
このようにパネル82、83と支持枠81を接続する際、それぞれを両面接着テープ81aで接合することで、従来のように溶接で接合する場合のように、受熱および冷却による歪みがないので、パネル82、83にねじれ変形を生じることがなく、かつ溶接に伴って生じるスパッタがパネル82、83の表面を傷めることもないという効果があり、特に溶接を用いないため塗装鋼板への適用も可能となる。
また、パネル82、パネル83をまたいで、突合せ部84を覆う状態で、防水性材料にて形成した両面接着テープ81aを貼り付けることで、外部から突合せ部84を通じた扉体2の内部への水分の浸入を遮断でき、従来パネルの継ぎ目部である突合せ部84において必要であった腐食対策(例えばシーラント剤の塗布による防水処理)が不要となる効果がある。このような構造とすることで製造コストの削減が可能となる。
また、パネル82、パネル83をまたいで、突合せ部84を覆う状態で、防水性材料にて形成した両面接着テープ81aを貼り付けることで、外部から突合せ部84を通じた扉体2の内部への水分の浸入を遮断でき、従来パネルの継ぎ目部である突合せ部84において必要であった腐食対策(例えばシーラント剤の塗布による防水処理)が不要となる効果がある。このような構造とすることで製造コストの削減が可能となる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において各実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能であり、上記実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
1 プラットホーム、2 扉体、3 戸袋体、21 パネル、22 補強部材、22a 両面接着テープ、23 枠体、24 戸当ゴム、25 スライダ、26 ドアハンガー、27 透明板、28 支持枠、31 パネル、32 補強部材、32a 両面接着テープ、33 枠体、51 無端ベルト、52 駆動プーリ、53 従動プーリ、60 リニアレール、81 支持枠、82 パネル、83 パネル、84 突合せ部
Claims (15)
- 外装がパネルで形成されプラットホームの側縁部に沿って立設される戸袋体と、外装がパネルで形成され前記戸袋体に収納自在に取付けられた扉体と、前記戸袋体および前記扉体のパネルを補強する補強部材と、前記パネルに前記補強部材を接着する接着テープを備えていることを特徴とするホームドア装置。
- 前記接着テープは、シート状の基材の両面に粘着剤層が設けられた両面接着テープであることを特徴とする請求項1に記載のホームドア装置。
- 前記接着テープの基材は、ウレタンフォームであることを特徴とする請求項2に記載のホームドア装置。
- 前記接着テープの粘着剤層は、アクリル系であることを特徴とする請求項2または3に記載のホームドア装置。
- 前記パネルには、前記補強部材の取付け位置を示す印が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のホームドア装置。
- 前記パネルに設けられた印は、ケガキ線であることを特徴とする請求項5に記載のホームドア装置。
- 前記パネルに設けられた印は、突起または窪みであることを特徴とする請求項5に記載のホームドア装置。
- 前記補強部材の接着領域の前記パネルに、格子状の溝が形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のホームドア装置。
- 前記補強部材は、型材であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のホームドア装置。
- 前記補強部材の型材は、断面がコ字型の形状であることを特徴とする請求項9に記載のホームドア装置。
- 前記補強部材の型材は、断面がハット型の形状であることを特徴とする請求項9に記載のホームドア装置。
- 前記扉体のパネルに形成された矩形の開口部と、この開口部を塞ぐための透明板を着脱可能に支持する額縁状の支持枠を構成する補強部材を備えていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のホームドア装置。
- 前記パネルの周縁が折り曲げられたコーナ部と、前記パネルのコーナ部を接続する継手を構成する補強部材を備えていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のホームドア装置。
- 前記戸袋体または前記扉体を構成する前記パネルと、前記パネルの端面である縁部を突合せて支持する支持枠を構成する前記補強部材と、前記パネルの縁部を突合せた縁部間の突合せ部において、前記突合せ部を覆って前記パネルに前記補強部材を接着する接着テープを備えていることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のホームドア装置。
- 前記接着テープは、防水性材料で形成した両面接着テープであることを特徴とする請求項14に記載のホームドア装置。
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