WO2017104113A1 - 金属化フィルムおよびフィルムコンデンサ - Google Patents

金属化フィルムおよびフィルムコンデンサ Download PDF

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Abstract

誘電体フィルムの表面に、蒸着金属よりなる金属蒸着電極を備えた金属化フィルムであって、前記金属蒸着電極は、第1スリットによって、前記金属化フィルムの他方の端部側に設けられた第1電極と、前記第1電極よりも前記金属化フィルムの一方の端部側に設けられた第2電極と、に分割され、前記第2電極は、絶縁マージンから前記第1スリットに亘って設けられた、蒸着金属の存在しない第2スリットによって、前記金属化フィルムの長手方向に並ぶ複数の分割電極に分割され、前記分割電極は、前記第1スリットに設けられたヒューズを介して、前記第1電極と接続され、前記金属化フィルムを、前記金属化フィルムの幅方向に切断したとき、前記金属化フィルムの長手方向に並ぶ前記分割電極を二つ以上切断することを特徴とする金属化フィルム。

Description

金属化フィルムおよびフィルムコンデンサ
 本発明は各種電子機器、電気機器、産業機器、自動車の電装等に使用される金属化フィルムコンデンサに関するものである。
 フィルムコンデンサは、一般に金属箔を電極に用いるものと、誘電体フィルム上に設けた蒸着金属を電極に用いるものとに大別される。中でも誘電体フィルム上に蒸着金属を設けた、所謂金属化フィルムを用いたフィルムコンデンサは、金属箔を用いるものに比べて電極の占める体積が小さく小形軽量化が図れることと、蒸着電極特有の自己回復性能(絶縁欠陥部で短絡が生じた場合に、短絡のエネルギーで欠陥部周辺の蒸着電極が蒸発・飛散して絶縁化しコンデンサの機能が回復性能)により絶縁破壊に対する信頼性が高いことから、従来から広く用いられている。
 従来の金属化フィルムの構成について図4を用いて説明する。図4は、従来の金属化フィルムの上面図である。
 図4に示すように、金属化フィルム80は、誘電体フィルム81の表面に、蒸着金属よりなる金属蒸着電極89が備えられている。
 金属化フィルム80の一方の端部には、金属化フィルム80の長手方向に、蒸着金属の存在しない帯状の絶縁マージン82が設けられている。金属化フィルム80の他方の端部側には、金属化フィルム80の長手方向に、蒸着金属の存在しない帯状の第1スリット83が設けられており、この第1スリット83によって、金属蒸着電極89は、金属化フィルム80の他方の端部側に設けられた第1電極85と、この第1電極85よりも金属化フィルム80の一方の端部側に設けられた第2電極90とに分割されている。
 第2電極90は、絶縁マージン82から第1スリット83に亘って金属化フィルム80の幅方向に設けられた第2スリット84によって、金属化フィルム80の長手方向に並ぶ分割電極86に分割され、この分割電極86は第1スリット83に設けられたヒューズ87を介して第1電極85と接続されている。
 このような構成とすることで、分割電極86が形成された誘電体フィルム81の絶縁欠陥部が破壊した際に、分割電極86に流れ込む電流によってヒューズ87が切断され、絶縁欠陥部が存在する分割電極86を電気的に分離し、ショートや発火を防ぐ、いわば自己保安機能を備えることができる。
特開平4-245612号公報
 発明が解決しようとする課題について図5,6を用いて説明する。図5は、従来の金属化フィルムの上面の拡大図である。
 上記のような従来の金属化フィルム80では、ヒューズ87を設けることにより自己保安機能が得られるものの、金属化フィルム80を製造する過程、或いは金属化フィルム80を用いてフィルムコンデンサを製造する過程で、図5に示すように、ヒューズ87の部分にクラック91が発生してしまうことがあり、ヒューズ87にクラックが発生すると、ヒューズ87の作動精度の低下や、初期容量の低下など、フィルムコンデンサの機能、性能に悪影響を及ぼすことがあった。
 金属化フィルム80を製造する過程、或いはフィルムコンデンサを製造する過程で金属化フィルム80のヒューズ87にクラックが発生する状況について説明する。
 誘電体フィルム81の表面に金属蒸着電極89が設けられた金属化フィルム80は、長さが数千メートル~数万メートルの長尺であるため、金属化フィルム80を製造する過程、或いは金属化フィルム80を用いてフィルムコンデンサを製造する過程で、製造設備に設けられたロールに支持されながら、ロールの回転方向と同じ方向に移動することによって連続的に搬送される。
 このとき金属化フィルム80は、一旦支持されるロールの表面に接触した状態で移動した後、ロールの表面から離れることになる。この、ロールの表面から金属化フィルム80が離れる時に金属化フィルム80が剥離帯電が発生する、金属化フィルム80に発生する剥離帯電は、製造設備に設けられたロールなどの金属部分に金属化フィルムの金属蒸着電極が接触することによってアースされる。そして、ヒューズ87にアース電流が流れ、このヒューズ87を流れる電流によって、ヒューズ87にクラックを発生させているものである。
 一例として、真空蒸着機によって金属化フィルムを製造する過程におけるクラックの発生形態について詳しく説明する。
 図6は、真空蒸着機を用いて金属化フィルムを製造している状態を示す図である。
 図6に示すように、表面に金属蒸着電極が形成される前の、ロール状に巻き取られた誘電体フィルム81は、巻き出し部101から連続的に巻き出される。そして、蒸着金属の存在しない絶縁マージンやスリットを形成するために、誘電体フィルム81の表面にオイルノズル104によってオイル115を付着させた後、誘電体フィルム81を支持しながら冷却する冷却ロール102上で、蒸発源105から供給される金属蒸気が誘電体フィルム81に接触して金属粒子が誘電体フィルム81の表面に付着し、金属蒸着電極が形成される。
 誘電体フィルム81の表面に金属蒸着電極89が形成された金属化フィルム80は巻き取り部103でロール状に巻き取られる。
 そして、誘電体フィルム81は一旦冷却ロール102の表面に接触した状態で移動し、表面に金属蒸着電極89が形成されて金属化フィルム80となった後に、冷却ロール102の表面から離れる。このとき、冷却ロール102と金属化フィルム80が離れることによる剥離帯電が、冷却ロール102と金属化フィルム80とが離れる剥離部分の、金属化フィルムの全幅(図6における矢印Aの部分、図4における金属化フィルムの線Aの部分)に亘って発生する。そして図4に示すように、この剥離帯電は、瞬時に剥離部分が存在する分割電極86から、この分割電極86に繋がるヒューズ87を介して第1電極85へ、さらに第1電極85から、この第1電極85に接触するロール106(図6における矢印Bの部分、図4における金属化フィルムの線Bの部分)などの金属部分にアースされる。そして、金属化フィルム80の全幅に亘って連続的に発生する剥離帯電が、一つの分割電極に設けられた一つのヒューズ87に連続的に流れてアースされることによって、ヒューズ87にクラック91を発生させているものである。
 本発明の金属化フィルムは、誘電体フィルムの表面に蒸着金属よりなる金属蒸着電極を備えた金属化フィルムであって、金属化フィルムの幅方向の一方の端部には、誘電体フィルムの長手方向に蒸着金属の存在しない帯状の絶縁マージンが設けられ、金属化フィルムの幅方向の他方の端部側には、金属化フィルムの長手方向に蒸着金属の存在しない帯状の第1スリットが設けられ、金属蒸着電極は、第1スリットによって金属化フィルムの他方の端部側に設けられた第1電極と、第1電極よりも金属化フィルムの一方の端部側に設けられた第2電極と、に分割され、第2電極は、絶縁マージンから第1スリットに亘って設けられた蒸着金属の存在しない第2スリットによって金属化フィルムの長手方向に並ぶ複数の分割電極に分割され、分割電極は、第1スリットに設けられたヒューズを介して第1電極と接続され、金属化フィルムを幅方向に切断したとき、金属化フィルムの長手方向に並ぶ分割電極を二つ以上切断する構成としたものである。
 このような構成を備えることにより、ヒューズへのクラックの発生が抑えられた金属化フィルムが得られ、この金属化フィルムを用いたフィルムコンデンサは、ヒューズ動作の精度が高い自己保安機能を備えることができる。
本発明の実施の形態1における金属化フィルムの上面と断面を示す図。 本発明の実施の形態2における金属化フィルムの上面と断面を示す図。 本発明の実施の形態3における金属化フィルムの上面と断面を示す図。 従来の金属化フィルムの上面と断面を示す図。 従来の金属化フィルムの上面の拡大図。 真空蒸着機を用いて金属化フィルムを製造している状態を示す図。
 以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明するが、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
 (実施の形態1)
 図1は、本発明の実施の形態1における金属化フィルムの上面と断面を示す図である。
 図1に示すように、金属化フィルム10は、誘電体フィルム11の表面に、蒸着金属の存在しない、絶縁マージン12、第1スリット13、第2スリット14の部分を除いて、金属蒸着電極19が設けられている。
 絶縁マージン12は、金属化フィルム10の幅方向の一方の端部において金属化フィルム10の長手方向に向かって帯状に設けられている。
 第1スリット13は、金属化フィルム10の幅方向の他方の端部側において金属化フィルム10の長手方向に向かって帯状に設けられている。この第1スリット13によって、金属蒸着電極19は金属化フィルム10の他方の端部側に設けられた第1電極15と、一方の端部側に設けられた第2電極20とに分割されている。
 第1電極15は、金属化フィルム10を巻回、或いは積層してコンデンサ素子とした際に、メタリコン電極と電気的に接続される部分である。
 第2スリット14は、金属化フィルム10の幅方向に対して傾斜し、絶縁マージン12から第1スリット13に亘って、一直線に設けられている。
 一方の端部側に設けられた第2電極20は、第2スリット14によって、金属化フィルム10の長手方向に並ぶ複数の分割電極16a、16b、16cに分割されている。
 分割電極16a、16b、16cは、第1スリット13に設けられたヒューズ17a、17b、17cを介して、第1電極15に接続されている。
 そして、金属化フィルム10を、図1に示す線A1で切断したとき、すなわち金属化フィルム10の幅方向に切断したとき、金属化フィルム10の長手方向に並ぶ分割電極16aと、分割電極16bとの二つの分割電極が切断されている。
 また、金属化フィルム10を図1に示す線A2で切断したとき、すなわち上記の線A1で切断した部分よりも、金属化フィルム10の長手方向にずらした位置で、金属化フィルム10の幅方向に切断したとき、金属化フィルム10の長手方向に並ぶ分割電極16aと、分割電極16bと、分割電極16cとの三つの分割電極が切断されている。
 上記のように、金属化フィルム10は、金属化フィルム10の幅方向に切断したときに、金属化フィルム10の長手方向に並ぶ分割電極が、必ず二つ以上切断される構成となっている。
 金属化フィルム10を上記のような構成とすることで、金属化フィルム10を製造する過程、或いは金属化フィルム10を用いたフィルムコンデンサを製造する過程における、金属化フィルム10に設けられたヒューズへのクラックの発生を抑制することができる。
 本実施形態における金属化フィルム10が、製造設備等に設けられたロールに支持されて搬送され、支持されたロールから金属化フィルム10が離れる場面における本発明の作用について図1を用いて詳しく説明する。
 図1に示す線A1が、金属化フィルム10が支持されたロールから離れる剥離部分で、線A1の部分に示す金属化フィルム10の全幅に亘って剥離帯電が発生する。発生した剥離帯電は瞬時に剥離部分が存在する分割電極16a、16bから、この分割電極16a、16bに繋がるヒューズ17a、17bを介して第1電極15へ電流が流れ、さらに第1電極15から、この第1電極に接触するロールなどの金属部分(図1に示す線B)にアースされる。
 つまり、線A1の部分の金属化フィルム10の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされるときには、剥離帯電が発生している剥離部分に存在する二つの分割電極16a、16bから、この二つの分割電極16a、16bにそれぞれ一つずつ接続されている二つのヒューズ17a、17bを介して第1電極15に電流が流れることになる。
 このように、金属化フィルム10の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされる際、二つのヒューズ17a、17bに分かれて電流が流れる構成となっているため、一つのヒューズに流れる電流が低減され、その結果ヒューズ17a、17bへのクラックの発生を抑制することができる。
 また、図1に示す線A2が、ロール(図示せず)から金属化フィルム10が離れる剥離部分とすると、線A2の部分の金属化フィルム10の全幅に亘って剥離帯電が発生し、発生した剥離帯電は、瞬時に剥離部分が存在する分割電極16a、16b、16cから、この分割電極16a、16b、16cに繋がるヒューズ17a、17b、17cを介して第1電極15へ電流が流れ、さらに第1電極15から、この第1電極15に接触するロールなどの金属部分(図1に示す線B)にアースされる。
 つまり、線A2に示す部分の金属化フィルム10の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされるときには、剥離帯電が発生している剥離部分に存在する三つの分割電極16a、16b、16cから、この三つの分割電極16a、16b、16cにそれぞれ一つずつ接続されている三つのヒューズ17a、17b、17cを介して第1電極15に電流が流れることになる。
 このように、金属化フィルム10の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされる際、三つのヒューズ17a、17b、17cに分かれて電流が流れる構成となっているため、一つのヒューズに流れる電流が低減され、その結果ヒューズ17a、17b、17cへのクラックの発生を抑制することができる。
 すなわち、金属化フィルム10を、その幅方向に任意の箇所で切断したときに、金属化フィルム10の長手方向に並ぶ分割電極のうちの必ず二つ以上の分割電極を切断する構成とすることで、ロールと金属化フィルム10が離れる剥離部分(切断する線に相当)に必ず二つ以上の分割電極が存在することとなり、金属化フィルム10の第1スリット13に設けられたヒューズ17a、17b、17cへのクラックの発生を抑制することができる。
 ここで、切断する分割電極は4個以下とすることが好ましい。切断する分割電極を5個以上とするとtanδが上昇してしまい、フィルムコンデンサの特性に悪影響を及ぼしてしまう。
 なお、本実施形態では、第2スリット14は、金属化フィルム10の幅方向に対して傾斜し、絶縁マージン12から第1スリット13に亘って、一直線に設けられ、第2スリット14の全ての部分が傾斜部となっている。
 このような構成とすることによって、ロールと金属化フィルム10が離れる剥離部分が、金属化フィルム10の移動に伴って、金属化フィルム10の長手方向に移動するとき、剥離部分が、第2スリット14の傾斜部と、絶縁マージン12または第1スリット13との交点の近傍となる、分割電極の前端付近に達した時点では、剥離部分に接触している分割電極の幅方向の長さが短いため、この分割電極からヒューズに流れる電流は微小となる。そして、剥離部分が、分割電極の先頭付近から分割電極の後端方向に移動するにつれて、徐々に分割電極の幅方向の長さが長くなり、分割電極からヒューズに流れる電流が漸次大きくなる。
 また、傾斜部が一直線になるので、ロールと金属化フィルム10が離れる剥離部分が、金属化フィルム10の移動に伴って、金属化フィルム10の長手方向に移動するとき、剥離部分における一つの分割電極の幅方向の長さが急激に変化することがなく、分割電極からヒューズに流れる電流も急激に増加することがない。
 このように、本実施形態の構成では、剥離帯電によって一つの分割電極からヒューズに流れる電流の大きさの変化を緩やかにすることができるので、ヒューズへのクラックの発生を抑制する効果が大きくなる。
 なお、本実施形態の金属化フィルムを構成する誘電体フィルムとしては、厚みが1.5μm~10μmの、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイドなどのプラスチックフィルムが使用できる。
 金属蒸着電極の材料としては、アルミニウム、アルミニウムと亜鉛の合金、アルミニウムとマグネシウムの合金などが使用できる。金属蒸着電極の厚みは0.01μm~0.05μmが好ましい。
 金属化フィルムの作製方法としては、真空蒸着法や、スパッタリング法、イオンプレーティング法などが適用できる。
(実施の形態2)
 図2は、本発明の実施の形態2における金属化フィルムの上面と断面を示す図である。
 図2に示すように、金属化フィルム30は、誘電体フィルム31の表面に、蒸着金属の存在しない、絶縁マージン32、第1スリット33、第2スリット34の部分を除いて、金属蒸着電極39が設けられている。
 絶縁マージン32は、金属化フィルム30の幅方向の一方の端部において金属化フィルム30の長手方向に向かって帯状に設けられている。
 第1スリット33は、金属化フィルム30の幅方向の他方の端部側において金属化フィルム30の長手方向に向かって帯状に設けられている。この第1スリット33によって、金属蒸着電極39は金属化フィルム30の他方の端部側に設けられた第1電極35と、一方の端部側に設けられた第2電極40とに分割されている。
 第1電極35は、金属化フィルム30を巻回、或いは積層してコンデンサ素子とした際に、メタリコン電極と電気的に接続される部分である。
 第2スリット34は、絶縁マージン32から第1スリット33に亘って、階段状に設けられている。
 一方の端部側に設けられた第2電極40は、第2スリット34によって、金属化フィルム30の長手方向に並ぶ複数の分割電極36a、36b、36cに分割されている。
 分割電極36a、36b、36cは、第1スリット33に設けられたヒューズ37a、37b、37cを介して、第1電極35に接続されている。
 そして、金属化フィルム30を、図2に示す線A1で切断したとき、すなわち金属化フィルム30の幅方向に切断したとき、金属化フィルム30の長手方向に並ぶ分割電極36aと、分割電極36bとの二つの分割電極が切断されている。
 また、金属化フィルム30を図2に示す線A2で切断したとき、すなわち上記の線A1で切断した部分よりも、金属化フィルム30の長手方向にずらした位置で、金属化フィルム30の幅方向に切断したとき、金属化フィルム30の長手方向に並ぶ分割電極36aと、分割電極36bと、分割電極36cとの三つの分割電極が切断されている。
 上記のように、金属化フィルム30は、金属化フィルム30の幅方向に切断したときに、金属化フィルム30の長手方向に並ぶ分割電極が、必ず二つ以上切断される構成となっている。
 金属化フィルム30を上記のような構成とすることで、金属化フィルム30を製造する過程、或いは金属化フィルム30を用いたフィルムコンデンサを製造する過程における、金属化フィルム30に設けられたヒューズへのクラックの発生を抑制することができる。
 本実施形態における金属化フィルム30が、製造設備等に設けられたロールに支持されて搬送され、支持されたロールから金属化フィルム30が離れる場面における本発明の作用について図2を用いて詳しく説明する。
 図2に示す線A1が、金属化フィルム30が支持されたロールから離れる剥離部分で、線A1の部分に示す金属化フィルム30の全幅に亘って剥離帯電が発生する。発生した剥離帯電は瞬時に剥離部分が存在する分割電極36a、36bから、この分割電極36a、36bに繋がるヒューズ37a、37bを介して第1電極35へ電流が流れ、さらに第1電極35から、この第1電極35に接触するロールなどの金属部分(図2に示す線B)にアースされる。
 つまり、線A1に示す部分の金属化フィルム30の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされるときには、剥離帯電が発生している剥離部分に存在する二つの分割電極36a、36bから、この二つの分割電極36a、36bにそれぞれ一つずつ接続されている二つのヒューズ37a、37bを介して第1電極35に電流が流れることになる。
 このように、金属化フィルム30の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされる際、二つのヒューズ37a、37bに分かれて電流が流れる構成となっているため、一つのヒューズに流れる電流が低減され、その結果ヒューズ37a、37bへのクラックの発生を抑制することができる。
 また、図2に示す線A2が、ロール(図示せず)から金属化フィルム30が離れる剥離部分とすると、線A2の部分の金属化フィルム30の全幅に亘って剥離帯電が発生し、発生した剥離帯電は、瞬時に剥離部分が存在する分割電極36a、36b、36cから、この分割電極36a、36b、36cに繋がるヒューズ37a、37b、37cを介して第1電極35へ電流が流れ、さらに第1電極35から、この第1電極35に接触するロールなどの金属部分(図2に示す線B)にアースされる。
 つまり、線A2の部分の金属化フィルム30の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされるときには、剥離帯電が発生している剥離部分に存在する三つの分割電極36a、36b、36cから、この三つの分割電極36a、36b、36cにそれぞれ一つずつ接続されている三つのヒューズ37a、37b、37cを介して第1電極35へ電流が流れることになる。
 このように、金属化フィルム30の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされる際、三つのヒューズ37a、37b、37cに分かれて電流が流れる構成となっているため、一つのヒューズに流れる電流が低減され、その結果ヒューズ37a、37b、37cへのクラックの発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における金属化フィルムの上面と断面を示す図である。
 図3に示すように、金属化フィルム50は、誘電体フィルム51の表面に、蒸着金属の存在しない、絶縁マージン52、第1スリット53、第2スリット54の部分を除いて、金属蒸着電極59が設けられている。
 絶縁マージン52は、金属化フィルム50の幅方向の一方の端部において金属化フィルム50の長手方向に向かって帯状に設けられている。
 第1スリット53は、金属化フィルム50の幅方向の他方の端部側において金属化フィルム50の長手方向に向かって帯状に設けられている。この第1スリット53によって、金属蒸着電極59は金属化フィルム50の他方の端部側に設けられた第1電極55と、一方の端部側に設けられた第2電極60とに分割されている。
 第1電極55は、金属化フィルム50を巻回、或いは積層してコンデンサ素子とした際に、メタリコン電極と電気的に接続される部分である。
 第2スリット54は、絶縁マージン52から第1スリット53に亘って、V字状に設けられている。
 一方の端部側に設けられた第2電極60は、第2スリット54によって、金属化フィルム50の長手方向に並ぶ複数の分割電極56a、56b、56cに分割されている。
 分割電極56a、56b、56cは、第1スリット53に設けられたヒューズ57a、57b、57cを介して、第1電極55に接続されている。
 そして、金属化フィルム50を、図3に示す線A1で切断したとき、すなわち金属化フィルム50の幅方向に切断したとき、金属化フィルム50の長手方向に並ぶ分割電極56aと、分割電極56bとの二つの分割電極が切断されている。
 また、金属化フィルム50を図3に示す線A2で切断したとき、すなわち上記の線A1で切断した部分よりも、金属化フィルム50の長手方向にずらした位置で、金属化フィルム50の幅方向に切断したとき、金属化フィルム50の長手方向に並ぶ分割電極56aと、分割電極56bと、分割電極56cとの三つの分割電極が切断されている。
 上記のように、金属化フィルム50は、金属化フィルム50の幅方向に切断したときに、金属化フィルム50の長手方向に並ぶ分割電極が、必ず二つ以上切断される構成となっている。
 金属化フィルム50を上記のような構成とすることで、金属化フィルム50を製造する過程、或いは金属化フィルム50を用いたフィルムコンデンサを製造する過程において、金属化フィルム50に設けられたヒューズへのクラックの発生を抑制することができる。
 本実施形態における金属化フィルム50が、製造設備等に設けられたロールに支持されて搬送され、支持されたロールから金属化フィルム50が離れる場面における本発明の作用について図3を用いて詳しく説明する。
 図3に示す線A1が、金属化フィルム50が支持されたロールから離れる剥離部分で、線A1に示す部分の金属化フィルム50の全幅に亘って剥離帯電が発生する。発生した剥離帯電は、瞬時に剥離部分が存在する分割電極56a、56bから、この分割電極56a、56bに繋がるヒューズ57a、57bを介して第1電極55へ電流が流れ、さらに第1電極55から、この第1電極35に接触するロールなどの金属部分(図3に示す線B)にアースされる。
 つまり、線A1に示す部分の金属化フィルム50の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされるときには、剥離帯電が発生している剥離部分に存在する二つの分割電極56a、56bから、この二つの分割電極56a、56bにそれぞれ一つずつ接続されている二つのヒューズ57a、57bを介して第1電極55に電流が流れることになる。
 このように、金属化フィルム30の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされる際、二つのヒューズ57a、57bに分かれて電流が流れる構成となっているため、一つのヒューズに流れる電流が低減され、その結果ヒューズ57a、57bへのクラックの発生を抑制することができる。
 また、図3に示す線A2が、ロール(図示せず)から金属化フィルム50が離れる剥離部分とすると、線A2の部分の金属化フィルム50の全幅に亘って剥離帯電が発生し、発生した剥離帯電は、瞬時に剥離部分が存在する分割電極56a、56b、56cから、この分割電極56a、56b、56cに繋がるヒューズ57a、57b、57cを介して第1電極55へ電流が流れ、さらに第1電極55から、この第1電極55に接触するロールなどの金属部分(図3に示す線B)にアースされる。
 つまり、線A2の部分の金属化フィルム50の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされるときには、剥離帯電が発生している剥離部分に存在する三つの分割電極56a、56b、56cから、この三つの分割電極56a、56b、56cにそれぞれ一つずつ接続されている三つのヒューズ57a、57b、57cを介して第1電極55へ電流が流れる。
 このように、金属化フィルム50の全幅に亘って発生した剥離帯電がアースされる際、三つのヒューズ57a、57b、57cに分かれて電流が流れる構成となっているため、一つのヒューズに流れる電流が低減され、その結果ヒューズ57a、57b、57cへのクラックの発生を抑制することができる。
 以上のように、本発明によれば、ヒューズへのクラックの発生が抑えられた金属化フィルムが得られ、この金属化フィルムを用いて作製されたフィルムコンデンサは、ヒューズ動作の精度が高い自己保安機能を備えることができる。
 なお、上記のように、金属化フィルムを本発明の構成とすることは、金属化フィルムを製造する過程、或いは金属化フィルムを用いたフィルムコンデンサを製造する過程において有効であるが、その中でも従来の技術で示したような、真空蒸着法によって金属化フィルムを製造する際に特に有効である。真空蒸着法による金属化フィルムの製造では、誘電体フィルムに蒸着金属が堆積する際の金属蒸気の潜熱や、蒸発源からの輻射熱による誘電体フィルムの熱劣化を防止するために、予め誘電体フィルムに電子線を照射して帯電させて、冷却ロールに密着するようにして熱を逃がすことが行われている。そして、帯電させた誘電体フィルムは、その表面に金属蒸着電極が形成されて金属化フィルムになった後も帯電が残り、また冷却ロールに強く密着しているため、冷却ロールから離れるときに発生する剥離帯電も大きくなる。このため、真空蒸着以外の製造過程に比較して、大きな電流がヒューズに流れることになり、従来の構成の金属化フィルムではヒューズにクラックが発生する頻度が高くなるが、本発明の金属化フィルムであれば、一つのヒューズに流れる電流が低減されるので、ヒューズへのクラックの発生の頻度を低減することができる。
 以上のように構成された金属化フィルムを用いて次のようにフィルムコンデンサが作製される。すなわち、金属化フィルムの一方の端部から幅方向に、第1電極、第1スリット、第2電極、絶縁マージンが形成された第1の金属化フィルムと、金属化フィルムの他方の端部から幅方向に、第1電極、第1スリット、第2電極、絶縁マージンが形成された第2の金属化フィルムとを重ね合わせた状態で巻回し、その両端面に金属溶射によってメタリコン電極を形成する。このとき、第1の金属化フィルムと第2の金属化フィルムに形成されるヒューズは、第1の金属化フィルムと第2の金属化フィルムの電極同士が対向する有効電極領域の外側になるように形成するほうが好ましい。ヒューズが有効電極領域の内側に形成されればフィルムコンデンサに電圧が印加されたときにコロナ放電により電極のエッジが後退するという所謂コロージョンが発生し、ヒューズの幅が細っていき断線に至るおそれがあるからである。同様の理由により第2スリットにはヒューズを形成しないほうが好ましい。第2スリット内に形成されたヒューズは通常の場合は有効電極領域内に位置することになり、フィルムコンデンサに電圧が印加されたときにヒューズの幅が細っていき断線に至るおそれがあるからである。
 本発明は各種電子機器、電気機器、産業機器、自動車の電装等に使用される金属化フィルムコンデンサに有用である。
10、30、50  金属化フィルム
11、31、51  誘電体フィルム
12、32、52  絶縁マージン
13、33、53  第1スリット
14、34、54  第2スリット
15、35、55  第1電極
16a、16b、16c、36a、36b、36c、56、56a、56b、56c  分割電極
17a、17b、17c、37a、37b、37c、57a、57b、57c  ヒューズ
19、39、59  金属蒸着電極
20、40、60  第2電極

Claims (5)

  1. 誘電体フィルムの表面に、蒸着金属よりなる金属蒸着電極を備えた金属化フィルムであって、
    前記金属化フィルムの幅方向の一方の端部には、前記誘電体フィルムの長手方向に、蒸着金属の存在しない帯状の絶縁マージンが設けられ、
    前記金属化フィルムの幅方向の他方の端部側には、前記金属化フィルムの長手方向に、蒸着金属の存在しない帯状の第1スリットが設けられ、
    前記金属蒸着電極は、前記第1スリットによって、前記金属化フィルムの他方の端部側に設けられた第1電極と、前記第1電極よりも前記金属化フィルムの一方の端部側に設けられた第2電極と、に分割され、
    前記第2電極は、前記絶縁マージンから前記第1スリットに亘って設けられた、蒸着金属の存在しない第2スリットによって、前記金属化フィルムの長手方向に並ぶ複数の分割電極に分割され、
    前記分割電極は、前記第1スリットに設けられたヒューズを介して、前記第1電極と接続され、
    前記金属化フィルムを、前記金属化フィルムの幅方向に切断したとき、前記金属化フィルムの長手方向に並ぶ前記分割電極を二つ以上切断することを特徴とする金属化フィルム。
  2. 前記第2スリットは、前記金属化フィルムの幅方向に対して傾斜している傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載の金属化フィルム。
  3. 前記第2スリットの前記傾斜部が、前記絶縁マージンおよび前記第1スリットとの交点を形成していることを特徴とする請求項2に記載の金属化フィルム。
  4. 前記第2スリットは、前記絶縁マージンから前記第1スリットに亘って一直線に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の金属化フィルム。
  5. 請求項1に記載の金属化フィルムを用いたフィルムコンデンサ。
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