WO2017073378A1 - 過給機付きエンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

吸気通路20のコンプレッサ52よりも上流側の部分と下流側の部分とを連通するバイパス通路60と、バイパス通路60を開閉するバイパス通路開閉弁62とを設け、吸気通路20に、コンプレッサ52から上流側に向かって第1方向に沿って延びる第1通路122と、第1通路122の上流端から第2方向に湾曲する湾曲部124と、湾曲部124の上流端から第2方向に沿って延びる第2通路126aとを設け、第2通路126aを、上下方向の寸法が幅方向の寸法よりも長い縦長断面形状とし、第2通路126aと湾曲部124との少なくとも一方に、第2通路126aの振動を抑制するための振動抑制部140を設ける。

Description

過給機付きエンジンの吸気装置
 本発明は、エンジン本体と、当該エンジン本体に吸気を導入するための吸気通路と、当該吸気通路に設けられたコンプレッサを含み上記吸気を過給するターボ過給機とを備えた過給機付きエンジンの吸気装置に関する。
 従来、過給機付きエンジンにおいて、コンプレッサ等を保護するために、吸気通路のうちコンプレッサの上流側部分と下流側部分とを連通してコンプレッサをバイパスする通路を設けることが行われている。すなわち、減速時等においてエンジン本体内に吸入される空気量が減少するとコンプレッサとエンジン本体との間に存在する加圧空気が逆流してコンプレッサ等が損傷するおそれがあるため、減速時等に上記バイパス通路を介してコンプレッサで加圧された空気をコンプレッサの下流側から上流側に逃がすことが行われている。
 ただし、吸気通路に上記バイパス通路を設けると、このバイパス通路を介して吸気通路の上流側に圧力波が伝播すること等に伴って騒音が生じるおそれがある。これに対して、例えば、特許文献1には、上記バイパス通路と排気通路とを連通する通路を設けた装置が開示されている。この装置では、減速時等に上記加圧空気の一部を排気通路に導出することで吸気通路側への加圧空気の流入を抑制し、これにより吸気通路側への加圧空気の流入に伴う騒音の抑制を図っている。
特開2001-263076号公報
 ここで、エンジンを車両に搭載する場合等では、エンジン周辺の各種装置をコンパクトに配置することが望まれている。これに対して、例えば、吸気通路をその途中で折り曲げて配置することが考えられるが、上記のようにコンプレッサ等の損傷を抑制するために吸気通路に上記バイパス通路が設けられた過給機付きエンジンにおいて、吸気通路のうちこのバイパス通路との接続部分よりも上流側の部分を単純に曲げて配置すると、この曲げ部分にバイパス通路から排出された加圧空気が衝突して騒音が悪化するおそれがある。
 本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、吸気通路をコンパクトに配置しつつ、騒音の悪化を抑制することのできる過給機付きエンジンの吸気装置を提供することを目的とする。
 上記課題を解決するために、本発明は、エンジン本体と、当該エンジン本体に吸気を導入するための吸気通路と、当該吸気通路に設けられたコンプレッサを含み上記吸気を過給するターボ過給機とを備えた過給機付きエンジンの吸気装置において、上記吸気通路の上記コンプレッサよりも上流側の部分と下流側の部分とを連通して当該コンプレッサをバイパスするバイパス通路と、上記バイパス通路を開閉するバイパス通路開閉弁とを備え、上記吸気通路は、上記コンプレッサよりも上流側に位置する上流側配管を有し、上記上流側配管は、上記コンプレッサから上流側に向かって第1方向に沿って延びる第1通路と、当該第1通路の上流端から上記第1方向とは異なる第2方向に湾曲する湾曲部と、当該湾曲部の上流端から上記第2方向に沿って延びる第2通路とを含み、上記バイパス通路は、上記第1通路に設けられた接続部に接続されており、上記第2通路は、上下方向の寸法が幅方向の寸法よりも長い縦長断面形状を有しており、上記湾曲部と上記第2通路の少なくとも一方には、当該第2通路の振動を抑制するための振動抑制部が設けられていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置を提供する。
 本発明によれば、コンプレッサをバイパスするバイパス通路およびバイパス通路開閉弁を設けてコンプレッサの損傷等を抑制しながら、吸気通路をコンパクトに配置しつつ、バイパス通路に起因する騒音の悪化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態にかかるエンジンシステムの概略構成図である。 エンジン本体周辺を示す概略斜視図である。 図2のIII-III線断面図である。 図3のIV-IV線断面の一部を示した図である。 エアパイプの後面図である。 エアパイプの上面図である。 エアパイプを左側から見た側面図である。 エアパイプを右側から見た側面図である。 図6のIX-IX線断面図である。 図6のX-X線断面図である。 支柱の効果を示したグラフである。 支柱の上流端部の形状変化に伴う音圧の違いを示したグラフである。 第2実施形態に係るエアパイプの上面図である。 第2実施形態に係るエアパイプを左側から見た側面図である。 第2実施形態に係るエアパイプを右側から見た側面図である。 図14のXVI-XVI線断面図である。 第3実施形態に係るエアパイプの上面図である。
 (1)エンジンシステムの全体構成
 図1は、本発明の第1実施形態に係る吸気装置を備えたエンジンシステム(過給機付きエンジン)1の概略構成図である。本実施形態に係るエンジンシステム1は、車両に搭載されている。例えば、車両に形成されたエンジンルーム内に配置されている。
 エンジンシステム1は、気筒10aを有し当該気筒10a内で空気と燃料の混合気が燃焼するよう構成されたエンジン本体10と、エンジン本体10に空気(吸気)を導入するための吸気装置20と、エンジン本体10から導出された排ガスを外部に導出するための排気通路40とを備える。吸気装置20は、エンジン本体10に接続されてエンジン本体10に吸気を導入する吸気通路30を含む。エンジン本体10としては、例えば、図1に示すように直列4気筒エンジンが挙げられる。ただし、エンジン本体の具体的構成はこれに限らない。
 エンジンシステム1は、吸気通路30に設けられるコンプレッサ52と、排気通路40に設けられるタービン54とを含み、エンジン本体10に吸入される吸気を過給するためのターボ過給機50を有する。コンプレッサ52は、外周に複数の翼が形成されたコンプレッサ本体52aとこれを収容するコンプレッサハウジング52bとを含み、タービン54は、外周に複数の翼が形成されたタービン本体54aとこれを収容するタービンハウジング54bとを含み、ターボ過給機50は、コンプレッサ本体52aとタービン本体54aとを連結する回転軸56を含む。ターボ過給機50は、排ガスによってタービン本体54aが回転駆動されることに伴いコンプレッサ本体52aが回転することで、コンプレッサハウジング52b内において吸気を圧縮、加圧する。
 吸気通路30のうちコンプレッサ52よりも下流側の部分には、上流から順に、過給された吸気を冷却するためのインタークーラ31と、吸気通路30を開閉するスロットルバルブ32と、サージタンク33とが設けられている。吸気通路30は、サージタンク33よりも下流側において各気筒10aにそれぞれ個別に連通する独立通路34に分岐しており、これら独立通路34を介してエンジン本体10に吸気が導入される。
 吸気装置20は、上記吸気通路30に加えて、バイパス通路60と、バイパス通路60を開閉するABV(バイパス通路開閉弁)62とを有している。
 バイパス通路60は、吸気通路30のうちコンプレッサ52よりも上流側の上流側接続部60a(接続部)と、吸気通路30のうちコンプレッサ52よりも下流に位置する下流側接続部60bとを連通しており、コンプレッサ52をバイパスしている。コンプレッサ52とエンジン本体10との間に存在する吸気であってコンプレッサ52より過給された後の高圧の吸気の一部は、ABV62が開弁すると、コンプレッサ52を通らずにこのバイパス通路60を通ってコンプレッサ52よりも上流側の部分に流入する。
 ABV62は、エンジンシステム1の各種機器を駆動するためのコントロールユニット(不図示)によって駆動される。本実施形態では、主としてコンプレッサ52の損傷を抑制するために、車両の減速時等であってエンジン本体10に吸入される吸気量が減少するとABV62は開弁され、他の運転条件では全閉とされる。
 すなわち、エンジン本体10に吸入される吸気量が減少すると、エンジン本体10とコンプレッサ52との間の部分に存在する高圧の吸気がコンプレッサ52側に逆流してコンプレッサ52等が損傷するおそれがある。また、エンジン本体10に吸入される吸気量を減少する際にはスロットルバルブ32が閉じ側に操作されるが、このようにスロットルバルブ32が閉じ側に操作されている状態で上記部分に高圧の吸気が存在すると、この高圧の吸気によってスロットルバルブ32が損傷するおそれがある。そこで、本実施形態では、吸気量が減少する運転条件においてABV62が開弁されて、高圧の吸気の一部がバイパス通路60を通して上流側に戻されるようになっている。
 (2)エンジン本体周辺の配置
 図2は、車両に搭載された状態でのエンジン本体10の周囲を車両後方から見た概略斜視図である。なお、この図2では、吸気通路30の一部および排気通路40の一部等は省略されている。
 エンジン本体10は、エンジンルーム内に、横置きすなわち気筒の配列方向が車幅方向(図2の左右方向)と一致する姿勢で配置されている。また、本実施形態では、エンジン本体10は、吸気側が車両前後方向の前方に位置し、排気側が車両前後方向の後方に位置するように配置されている。具体的には、エンジン本体10は、気筒10aが形成されるシリンダブロック11と、シリンダブロック11の上方を覆うシリンダヘッド12とを有している。なお、シリンダヘッド12は、ヘッドカバー13によって覆われている。シリンダヘッド12には、上記独立通路34と連通して各気筒10aに吸気を導入する吸気ポート(不図示)が形成されており、エンジン本体10は、これら吸気ポートがシリンダヘッド12の車両前後方向の前側部分において車幅方向に並ぶように配置されている。なお、シリンダヘッド12の車両前後方向の後ろ側部分には、排気通路40と連通して各気筒から排気通路40に排気を導出するための排気ポート(不図示)が車幅方向に並んでいる。以下では、適宜、車両前後方向を単に前後方向という。また、車幅方向を左右方向といい、図2における右、左を、単に右、左という。
 エンジン本体10の下部の左側には、トランスミッションがエンジン本体10に連結された状態で配置されている。詳細には、トランスミッション本体を内側に収容するミッションケース70がシリンダブロック11の左側にシリンダブロック11の左側面と連結された状態で配置されている。
 ミッションケース70の上方であって、エンジン本体10の上部の左側には、バッテリ80が配置されている。具体的には、シリンダヘッド12の左側面には、リアハウジング18と燃料ポンプ19とが設けられており、これらリアハウジング18と燃料ポンプ19から左側に離間した位置に、バッテリ80が配置されている。なお、燃料ポンプ19は、エンジン本体10に燃料を圧送するためのポンプである。そして、これらは、燃料ポンプ19がリアハウジング18の前方に位置する状態でシリンダヘッド12に連結されている。なお、本実施形態では、リアハウジング18はシリンダヘッド12と一体に形成されている。
 ターボ過給機50は、回転軸56が車幅方向に延び、回転軸56の左側にコンプレッサ52が位置し、回転軸56の右側にタービン54位置する姿勢で、エンジン本体10の後方に配置されている。なお、回転軸56は、コンプレッサハウジング52bとタービンハウジング54bとに連結されるハウジング56b内に収容されている。このようにターボ過給機50がエンジン本体10の後方に配置されることで、本実施形態では、エンジン本体10の各気筒10aとタービン54との距離を短くすることができ、タービン54に流入する排気のエネルギを高くして過給圧を高めることができる。
 本実施形態では、コンプレッサハウジング52bと、吸気通路30の一部と、バイパス通路60とはユニット化されており、このユニット110(以下、ハウジングユニット110という)がエンジン本体10の後方の左側に配置されている。
 ハウジングユニット110の詳細構造について図2および図2のIII-III線断面図である図3を用いて説明する。
 ハウジングユニット110には、コンプレッサ本体52aの外周を囲みコンプレッサハウジング52bとして機能する部分と、コンプレッサハウジング52bに接続されて吸気通路30の一部を構成する吸入通路112および吐出通路114と、バイパス通路60とが一体に形成されている。コンプレッサハウジング52bの外形は、略円形である。
 吸入通路112は、コンプレッサハウジング52bから上流側に延びる部分であって、コンプレッサハウジング52bの左側面の中央に形成された吸入口52b_inから左側に延びている。吐出通路114は、コンプレッサハウジング52bから下流側に延びる部分であって、コンプレッサハウジング52bの下部に形成された吐出口52b_outから左斜め下方に延びた後、左にほぼまっすぐ延びている。これら吸入通路112、吐出通路114の各通路断面は、略円形である。
 バイパス通路60は、吸入通路112と吐出通路114との間で、コンプレッサハウジング52bの径方向に延びており、吸入通路112と吐出通路114とを連通している。
 具体的には、図3のIV-IV線断面の一部を示した図4に示すように、吸入通路112の内周面に、周方向に延びる略四角形の開口部が形成されており、この開口部が上流側接続部60aとして機能している。また、図3に示すように、吐出通路114の内周面に、略円形の開口部が形成されており、この開口部が下流側接続部60bとして機能している。そして、バイパス通路60は、これら開口部60a,60bどうしを連通している。
 バイパス通路60を開閉するABV62は、吐出通路114に形成された開口部60bすなわち下流側接続部60bに配置されており、この下流側接続部60bを開閉する。
 吸入通路112には、吸気通路30のうちコンプレッサ52よりも上流側の部分の一部を構成するエアパイプ(上流側配管)120が連結されている。図2に示すように、エアパイプ120は、吸入通路112から左側に延び、その後、前方に向かって湾曲した後ほぼまっすぐ前方に延びている。本実施形態では、エアパイプ120は、エンジン本体10とバッテリ80との間を通って前方に延びている。詳細には、エアパイプ120は、リアハウジング18および燃料ポンプ19とバッテリ80との間を通って、吸入通路112からエンジン本体10の前側面付近まで延びている。なお、図示は省略したが、エアパイプ120の上流端からはさらに吸気通路30の一部を構成する通路が延びており、エンジン本体10の前方においてエアクリーナ等に接続されている。エアパイプ120の詳細構造は後述する。
 吐出通路114にも、吸気通路30の一部を構成する下流側通路39が連結されている。この下流側通路39は、エアパイプ120の下方において、これとほぼ平行に延びている。具体的には、下流側通路39は、吐出通路114から左側に延び、その後、左斜め前方に傾斜した後、エンジン本体10とバッテリ80との間を通ってほぼまっすぐ前方に延びている。ただし、下流側通路39は、リアハウジング18および燃料ポンプ19よりも下方の部分であって左右の寸法が広く確保された部分を通って前方に延びている。なお、図示は省略したが、この下流側通路39の上流端からはさらに吸気通路30の一部を構成する通路が延びており、インタークーラ31等を介してエンジン本体10の前側面に連結されている。
 (3)吸入通路およびエアパイプの構造
 (i)全体構造
 図5はエアパイプ120の後面図、図6はエアパイプ120の上面図、図7は、エアパイプ120を左側から見た側面図、図8は、エアパイプ120を右側から見た側面図、図9は図6のIX-IX線断面図、図10は図6のX-X線断面図である。
 エアパイプ120は、上記の通り、吸入通路112から左側に延び、その後、前方に向かって湾曲した後ほぼまっすぐ前方に延びており、吸入通路112から左右方向に沿って左側にほぼまっすぐに延びる第1ストレート部(第1通路)122と、第1ストレート部122の上流端から前方に湾曲する湾曲部124と、湾曲部124の上流端から前後方向に沿って前方にほぼまっすぐに延びる第2ストレート部126とを含んでいる。
 第1ストレート部122の断面形状(外形および通路の断面形状であって、以下では、単に断面形状という)は、吸入通路112の断面形状とほぼ同じ略円形であって、第1ストレート部122の内周面は、吸入通路112の内周面と同じ形状で連続して延びている。本実施形態では、図4に示すように、吸入通路112は、第1ストレート部122の下流端部の内側に嵌挿された状態で第1ストレート部122と連結されている。
 これに対して、湾曲部124の上下流方向と直交する断面形状は、幅方向すなわち上下方向および上下流方向と直交する方向の寸法が、上流側に向かって徐々に減少する一方、上下方向の寸法が徐々に増大する形状を有している。なお、本実施形態では、図7に示すように、湾曲部124は、前方に向かって上方に傾斜している。
 第2ストレート部126の下流側部分126aの断面形状は、上下方向の寸法が、幅方向すなわち上下方向および上下流方向と直交する方向である左右方向の寸法よりも長い形状となっており、第2ストレート部126の下流側部分126aの断面は、図10に示すように、縦長すなわち上下方向に延びる略楕円形の形状を有している。このように、第2ストレート部126の下流側部分126aは、左右の寸法が上下方向の寸法よりも短い扁平形状を有しており、以下において、この部分126aを扁平部126aという場合がある。本実施形態では、図7に示すように、扁平部126aは、その上縁がほぼ水平面に沿って前後方向に延びる一方、その下縁は前方に向かって上方に傾斜する形状を有している。なお、この扁平部126aが、請求項における第2通路に相当する。
 一方、第2ストレート部126の上流端は、円筒状を有しており、第2ストレート部126の上流側部分126b(以下、拡径部126bという場合がある)は、この円筒状の上流端に向かって徐々に左右の寸法が長くなるように構成されている。具体的には、図6に示すように、拡径部126bは、その右側壁が徐々に右側に傾斜することで左右の寸法が長くなるようになっている。一方、図7に示すように、拡径部126bは、扁平部126aの上流端とほぼ同じ上下寸法で前方に延びている。
 以上のように構成されたエアパイプ120は、上記のように、第1ストレート部122の下流端部が吸入通路112に嵌合することでハウジングユニット110に支持されるとともに、エアパイプ120の上流端部に設けられた支持部127がブラケット91を介してエンジン本体10に支持されることで、ハウジングユニット110からエンジン本体10とバッテリ80との間の隙間を通って前方に延びる姿勢で固定されている。
 (ii)レゾネータ
 エアパイプ120の第1ストレート部122には、第1ストレート部122の内側空間と連通する空間が内側に形成されたレゾネータ130が連結されている。具体的には、図8に示すように、レゾネータ130は、第1ストレート部122の下側の面に形成された円形の開口部122aを介して第1ストレート部122と連通している。レゾネータ130は、開口部122aと反対側の端部がふさがれた筒状部材である。本実施形態では、レゾネータ130は、第1ストレート部122の下側の面から下方に延びた後、左側に湾曲して延びている。ただし、図5に示すように、レゾネータ130の左右の寸法は、エアパイプ120の左右寸法よりも十分に小さく、レゾネータ130は、エアパイプ120の左端部よりも右側に位置している。
 (iii)支柱
 エアパイプ120のうち第1ストレート部122よりも上流側の部分(湾曲部124と第2ストレート部126とからなる部分)には、エアパイプ120の内側空間において、エアパイプ120幅方向(上下方向および上下流方向と直交する方向であって本実施形態では左右方向)の両側壁120_R,120_Lどうしを連結する支柱(振動抑制用支柱)140が設けられている。本実施形態では、支柱140は、湾曲部124と扁平部126aとにわたって設けられている。詳細には、支柱140は、湾曲部124の上流端よりもわずかに下流側の部分から上流側に延びている。
 図10に示すように、支柱140は、エアパイプ120の上下略中央付近に配置されており、エアパイプ120のうち支柱140が設けられた部分では、エアパイプ120の内側空間はこの支柱140において上下に分割されている。なお、支柱140の上下方向の寸法は、エアパイプ120の上下方向の寸法よりも十分小さく抑えられている。
 本実施形態では、図10に示すように、エアパイプ120の左右両側壁120_R,120_Lがそれぞれ左右中央に向かって窪むように形成されることで、支柱140が形成されている。
 図9に示すように、支柱140の上流端部140aは、上流側ほど厚みすなわち上下方向の寸法が小さくなる先細り形状を有している。具体的には、支柱140の上流端部140aでは、上流に向かうほど上面が下方に傾斜し下面が上方に傾斜し、これにより支柱140の上流端部140aは尖った形状となっている。また、支柱140の下流端部140bも、同様に、尖った形状となっており、下流側ほど厚みすなわち上下方向の寸法が小さくなる先細り形状を有している。本実施形態では、上流端部140aと同様に、この下流端部140bも、下流に向かうほど上面が下方に傾斜し下面が上方に傾斜することで尖った形状となっている。
 (iv)制振材
 エアパイプ120のうち第1ストレート部122よりも上流側の部分のうち湾曲部124における内周側(曲率の大きい側)と外周側(曲率の小さい側)の両外側壁の表面には、制振材151,152が固定されている。制振材151,152は、エアパイプ120の振動を吸収するものであり、例えば、制振効果の高いブチルゴム等をベースとした部材からなる。
 本実施形態では、図6に示すように、湾曲部124の内周側の側壁124_Rと外周側の側壁124_Lの各表面、および、扁平部126aのうち湾曲部124における内周側の側壁であって左右方向について右側に位置する側壁126a_Rと湾曲部124における外周側の側壁であって左右方向について左側に位置する側壁126a_Lの各各表面のほぼ全体にわたって制振材151,152が貼り付けられている。
 詳細には、図6等に示すように、湾曲部124における内周側については、湾曲部124の下流端付近から扁平部126aの上流端よりも上流側の部分すなわち拡径部126bの左側の側壁126b_Lの下流側部分まで、連続して制振材152が貼り付けられており、湾曲部124における外周側については、湾曲部124の上下流方向の中央部分付近から扁平部126aの上流端まで制振材151が貼り付けられている。また、図7および図8に示すように、上下方向については、制振材151,152は、両外側面の上縁部と下縁部とを除く部分全体にわたって貼り付けられている。
 (4)第1実施形態の作用等
 以上のように、本実施形態では、吸入通路112とエアパイプ120とで構成される部分であって吸気通路30のうちコンプレッサ52から上流側に延びる部分が、コンプレッサ52から左側に延び、その後前方に湾曲した後前方に延びる形状とされている。しかも、この前方に延びる部分を構成する扁平部126aが、その幅方向の寸法(左右の寸法)が小さく抑えられた形状とされている。そのため、吸気通路30をエンジン本体10回りにコンパクトに配置することができる。具体的には、上記のように、吸気通路30を、エンジン本体10の後方に配置されたコンプレッサ52からバッテリ80とエンジン本体10(リアハウジング18と燃料ポンプ19)との間の狭い空間を通って前方に配管することができる。そのため、上記空間を配管するためにバッテリ80とエンジン本体10との離間距離を大きくするなどして吸気通路30のための空間を広く確保する必要がなく、エンジン本体10周りをコンパクトにすることができる。
 しかしながら、吸気通路30の構成を単純に上記のようにしただけでは、騒音が悪化するという問題が生じる。
 具体的には、吸気通路30のうちコンプレッサ52のすぐ上流側の部分にはバイパス通路60が接続されており、この接続部分である上流側接続部60aの上流側に位置する湾曲部124において吸気通路30が湾曲している。そのため、ABV62の開弁時にバイパス通路62を通って上流側に高圧の吸気が流入するのに伴い上流側接続部60aから上流側に伝播した圧力波が湾曲部124に衝突し、これに伴って湾曲部124および扁平部126aが振動して騒音が生じる。特に、扁平部126aが上記のように縦長の断面形状とされて、その幅方向の両側壁(左右両側壁)が比較的面積の広い平面状となっていることで、扁平部126aでの振動が大きくなり騒音が悪化しやすくなる。また、ABV62の閉弁時には、バイパス通路62が閉鎖される一方吸気通路30を吸気が流通していることで、上流側接続部60aで渦が生成、消滅し、これに伴い圧力波が生じる。そして、この圧力波が上流側に伝播して湾曲部124に衝突し、扁平部126aが振動して騒音が悪化する。なお、本実施形態では、ABV62開弁時に生じる騒音の周波数と、ABV62閉弁時に生じる騒音の周波数とは異なっており、ABV62開弁時に生じる騒音の方が高周波となっている。
 上記に対して、本実施形態では、第1ストレート部122であって吸気通路30のうち上流側接続部60aと湾曲部124との間の部分にレゾネータ130が連結されている。そのため、湾曲部124および扁平部126aに向かう圧力波の大きさすなわち騒音の大きさを低減することができる。すなわち、レゾネータ130内で共鳴を生じさせて、これにより騒音を小さくすることができる。本実施形態では、主として、レゾネータ130によりABV62の閉弁時に生じる騒音を低減するよう構成されており、レゾネータ130の寸法はこの音の周波数に合わせた寸法に設定されている。
 また、本実施形態では、湾曲部124の内周側の側壁124_Rおよび外周側の側壁124_Lの各表面、および、扁平部126aの右側の側壁126a_Rおよび左側の側壁126a_Lとに制振材151,152が貼り付けられている。そのため、湾曲部124と扁平部126aの振動をこの制振材151,152によって抑えることができ、これらの振動に伴う騒音を小さくすることができる。本実施形態では、制振材151,152は、ABV62の開弁時に生じる騒音を低減するよう構成されており、制振材151,152は、比較的高い周波数に対応したものになっている。
 また、本実施形態では、エアパイプ120のうち湾曲部124と扁平部126aとに対応する部分に、エアパイプ120の左右両側壁120_R,120_Lどうしを連結する支柱140が設けられている。そのため、これら両側壁120_R,120_Lの変位すなわち湾曲部124の内周側の側壁124_Rと外周側の側壁124_Lおよび扁平部126aの左右両側壁,126a_R,126a_Lの振動を抑制することができ、この振動に伴う騒音を小さくすることができる。この効果を図11に示す。図11は、ABV62の閉弁時に、エアパイプ120で生じる騒音の音圧を調べたものであって、横軸を周波数、縦軸を音圧としたグラフである。また、図11の破線は、支柱140を設けなかった場合の結果であり、実線は、支柱140を設けた場合の結果である。この図11に示されるように、支柱140を設けなかった場合には、ABV62の閉弁時において所定の周波数で音圧が高くなる。これに対して、支柱140を設けた場合には、この周波数での音圧を低減することができる。すなわち、支柱140によって、湾曲部124と扁平部126aの両側壁124_R,124_L,126a_R,126a_Lが上記周波数で共振するのを抑制することができ、騒音を小さくすることができる。
 以上のように、本実施形態では、バイパス通路60およびABV62を設けたことによってコンプレッサ52等の損傷を抑制しながら、騒音を悪化させることなく、吸気通路30およびエンジン周りをコンパクトにすることができる。
 さらに、本実施形態では、支柱140の上流端部140aおよび下流端部140bが上流側ほど上下方向の寸法が小さくなる先細り形状を有している。そのため、吸気を支柱140に沿って円滑に流下させることができる。従って、支柱140の周囲で吸気の渦が発生するのを抑制することができ、この渦の発生に伴う吸気音の悪化を抑制することができる。図12を用いて具体的に説明する。図12は、エンジン回転数とエアパイプ120で生じる吸気音の音圧を調べた結果であり、破線は、支柱140を設けた場合であって支柱140の上下寸法を上下流方向で一定とした場合の結果を示し、実線は、上記実施形態のように上流側ほど上下方向の寸法が小さくなる先細り形状とした場合の結果である。この図12の破線に示されるように、支柱140の上下寸法を上下流方向で一定とした場合では、中回転数領域で吸気音すなわち騒音が大きくなる。そして、エンジン回転数に対して音圧が比例しなくなり、運転者等が不快に感じるおそれがある。これに対して、図12の実線に示されるように、支柱140を上流側ほど上下方向の寸法が小さくなる先細り形状とした場合では、上記中回転領域での吸気音の増大を抑制することができる。また、支柱140の上流端部140aおよび下流端部140bが上記先細り形状を有していることで、吸気抵抗を小さく抑えることができる。
 (5)第2実施形態
 上記第1実施形態では、制振材151,152を、上下流方向について、湾曲部124の内周側の側壁124_Rおよび外周側の側壁124_Lの各表面と、扁平部126aの左右両外壁126a_R,126a_Lの各表面のほぼ全体にわたって貼り付けた場合について説明したが、制振材を図13に示すように、これら表面の一部にのみ貼り付けてもよい。この第2実施形態に係るエアパイプ220について、図13~図16を用いて説明する。なお、これら図において、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付している。
 図13は、第2実施形態に係るエアパイプ220の上面図である。なお、図13では、支持部127の図示は省略している。また、図14は、第2実施形態に係るエアパイプ220を左側から見た側面図、図15は、第2実施形態に係るエアパイプ220を左側から見た側面図である。また、図16は、図14のXVI-XVI線断面図である。
 図13~図15に示すように、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、湾曲部124の内周側および外周側の各側壁124_R,124_Lの表面のほぼ全体にわたって(上縁部と下縁部とは除く)制振材251,252が貼り付けられている。具体的には、湾曲部124のうち支柱140の下流端よりもわずかに下流側の部分から湾曲部124の下流端付近にわたって制振材251,252が貼り付けられている。
 一方、第1実施形態と異なり、扁平部126aには、その左側壁126a_Lの上流端部分にのみ制振材253が貼り付けられており、他の部分には制振材が貼り付けられていない。具体的には、扁平部126aの左側壁126a_Lのうち支柱140から上流側に十分に離間した位置から上流側の部分にのみ制振材253が貼り付けられている。なお、この制振材253は、扁平部126aの上流端を超えて上流側に延びており、その一部は、拡径部126bの左側壁126b_Lの下流側部分にかかっている。
 さらに、第2実施形態では、上記のように制振材251,252,253が貼り付けられた部分の肉厚が、エアパイプ220の他の部分の肉厚よりも小さくなるように設定されている。すなわち、湾曲部124の内周側および外周側の各側壁124_R,124_Lのうちその上縁部と下縁部とを除く部分の肉厚、および、扁平部126aの上流端部分および拡径部126bの下流端部分の各左側壁のうちその上縁部と下縁部とを除く部分の肉厚が、エアパイプ220のうちこれら以外の部分の肉厚よりも小さくなっている。以下、この制振材251,252,253が貼り付けられた部分を、総称して制振材貼り付け部分(特定部分)という場合がある。
 本第2実施形態では、図16に示すように、制振材貼り付け部分の内周側と外周側の各側壁(左右両側壁)の表面が凹まされることで、制振材貼り付け部分の肉厚が他の部分よりも小さくされており、エアパイプ220の内周面が上下流方向で連続する状態で、側壁の肉厚が異なるように構成されている。本実施形態では、制振材貼り付け部分の肉厚は、他の部分の半分程度とされている(例えば、制振材貼り付け部分の肉厚が1.5mm程度とされ、他の部分が3mm程度とされる)。
 (6)第2実施形態の作用等
 以上のように、第2実施形態では、制振材251,252,253が貼り付けられる領域が第1実施形態よりも小さくされている。そのため、制振材の量を少なく抑えることができ、コスト面で有利となる。
 ただし、このように制振材を貼り付ける領域を小さくすると、振動抑制効果が小さくなるおそれがある。これに対して、この第2実施形態では、上記のように、湾曲部124の内周側および外周側の各側壁124_R,124_Lと扁平部126aの左側壁126a_Rの上流端部分とを制振材貼り付け部分として設定するとともに、この制振材貼り付け部分の肉厚を他の部分よりも小さくしているため、コストを小さく抑えつつ高い振動抑制効果を得ることができる。
 具体的には、上記のように、バイパス通路62の上流側接続部60aから上流側に伝播した圧力波は、主に湾曲部124に衝突する。これに対して、本実施形態では、この湾曲部124の各側壁124_R,124_Lの肉厚が小さく設定されている。そのため、圧力波の衝突により湾曲部124の各側壁124_R,124_Lの振動を促進して圧力波のエネルギをより多く湾曲部124にて吸収することができる。ここで、単に湾曲部124の振動を大きくしただけでは、扁平部126aに伝達される振動も大きくなり騒音が増大するおそれがあるが、この第2実施形態では、このように湾曲部124の振動を促進しながらこの湾曲部124の各側壁124_R,124_Lに制振材251,252が貼り付けられている。そのため、湾曲部124で圧力波のエネルギを吸収して扁平部126aに流入する圧力波のエネルギを小さくし、かつ、湾曲部124から扁平部126aに伝達される振動を抑制することができ、扁平部126aの振動ひいてはこれに伴う騒音を効果的に小さくすることができる。
 また、この第2実施形態では、上記のように、扁平部126aの左側壁126a_Lの上流端部分にも制振材253が貼り付けられており、扁平部126aの左側壁126a_Lの上下流方向の両端部分の振動がこの制振材253と湾曲部124に設けられた制振材252とによって抑制される。そのため、これによっても、扁平部126aの振動を効果的に抑制することができる。
 また、この第2実施形態では、制振材251、252、253が、支柱140が取り付けられた部分であって支柱140により振動が抑制される部分を除く部分に設けられている。そのため、制振材の量を少なく抑えつつ、支柱140と制振材251,252,253とによって扁平部126aの振動およびこれに伴う騒音を効果的に抑制することができる。
 (7)第3実施形態
 上記第2実施形態では、肉厚を小さくした部分にのみ制振材を設けたが、他の部分に制振材を追加してもよい。すなわち、湾曲部124と扁平部126aのうち上記制振材貼り付け領域以外の全ての領域に制振材を設けてもよいし、制振材貼り付け領域(肉厚を小さくした領域)以外の領域の一部、例えば、扁平部126aにのみ制振材を追加してもよい。
 図17に、湾曲部124と扁平部126aのほぼ全域に制振材を貼り付けた場合であって第3実施形態に係るエアパイプ320の平面図を示す。
 この図17に示すように、第3実施形態では、第1実施形態と同様に、湾曲部124と扁平部126aのほぼ全域(上縁部および下縁部を除く)に制振材が貼り付けられている。しかしながら、図17に示すように、第3実施形態では、上記第2実施形態に係る制振材貼り付け領域(肉厚を小さくした領域)A以外の領域Bに貼り付けられた制振材350,351の厚みは小さく(例えば、半分程度)抑えられている。
 すなわち、上記のように、湾曲部124の左外側面124_lを含む制振材貼り付け領域Aの肉厚を小さくし、かつ、この領域Aに制振材を貼り付ければ、この領域Aにおいて効果的に振動および騒音を抑制することができる。そこで、この第3実施形態では、制振材貼り付け領域(肉厚を小さくした領域)A以外に設ける制振材350,351として、制振材貼り付け領域(肉厚を小さくした領域)Aに貼り付ける制振材251,252,253と同じ材質である一方これよりも厚みが小さく振動抑制能力が低いものが用いられている。
 このように構成されることで、この第3実施形態では、より広い範囲にわたって制振材を設けてエアパイプ320の振動およびこれに伴う騒音をより確実に抑制しつつ、制振材のコストが過剰に高くなるのを抑制することができる。
 なお、振動抑制能力とは、制振材における振動エネルギの吸収能力のことをいい、制振材貼り付け領域(肉厚を小さくした領域)以外の部分に配設する制振材として、上記のように制振材貼り付け領域に設ける制振材と同じ材質で厚みの小さいもの以外に、制振材貼り付け領域に設ける制振材よりも振動エネルギの吸収能力が低い材質からなる制振材を用いてもよい。
 (8)他の変形例
 上記実施形態では、エアパイプ120(220)に、支柱140と制振材151、152(251,252、253)、の両方を設けた場合について説明したが、一方のみを設けるようにしてもよい。
 また、支柱140は、湾曲部124と扁平部126aとで構成される部分の少なくとも一部に設けられていればよく、例えば、扁平部126aの下流端から上流側に設けられてもよい。また、支柱140の具体的形状は上記に限らない。ただし、支柱140の上流端部140aおよび下流端部140bを上記のように先細りの形状とすれば、吸気音および吸気抵抗をより小さくすることができる。
 また、制振材の貼り付け領域は前記に限らない。ただし、バイパス通路60の上流側接続部60aから上流側に伝播した圧力波は、特に湾曲部124の外周側の側壁124_Lに衝突する。従って、湾曲部124のうちこの外周側の側壁124_Lの表面の少なくとも一部に制振材、特に、振動抑制能力が比較的高い制振材を貼り付ければ、効果的に振動および騒音を抑制することができる。
 また、制振材を前記第2実施形態のように湾曲部124と扁平部126aとで構成される部分の一部にのみ設ける場合において、この部分の肉厚を他部と同等に設定してもよい。ただし、制振材貼り付け部分の肉厚を小さくすれば、この部分の振動を促進して圧力波のエネルギを吸収させつつ制振材によってこの振動の伝播を抑制することができ、より効果的および騒音を抑制することができる。
 以上のように、本発明の過給機付きエンジンの吸気装置は、エンジン本体と、当該エンジン本体に吸気を導入するための吸気通路と、当該吸気通路に設けられたコンプレッサを含み上記吸気を過給するターボ過給機とを備えた過給機付きエンジンの吸気装置において、上記吸気通路の上記コンプレッサよりも上流側の部分と下流側の部分とを連通して当該コンプレッサをバイパスするバイパス通路と、上記バイパス通路を開閉するバイパス通路開閉弁とを備え、上記吸気通路は、上記コンプレッサよりも上流側に位置する上流側配管を有し、上記上流側配管は、上記コンプレッサから上流側に向かって第1方向に沿って延びる第1通路と、当該第1通路の上流端から上記第1方向とは異なる第2方向に湾曲する湾曲部と、当該湾曲部の上流端から上記第2方向に沿って延びる第2通路とを含み、上記バイパス通路は、上記第1通路に設けられた接続部に接続されており、上記第2通路は、上下方向の寸法が幅方向の寸法よりも長い縦長断面形状を有しており、上記湾曲部と上記第2通路の少なくとも一方には、当該第2通路の振動を抑制するための振動抑制部が設けられていることを特徴とする。
 本発明によれば、コンプレッサをバイパスするバイパス通路およびバイパス通路開閉弁を設けてコンプレッサの損傷等を抑制しながら、吸気通路をコンパクトに配置しつつ、バイパス通路に起因する騒音を抑制することができる。
 具体的には、本発明では、コンプレッサから上流側に延びる上流側配管に、第1通路と湾曲部と第2通路とが設けられて、吸気通路がコンプレッサから第1方向に沿って延びた後湾曲して第2方向に向かうように構成されているとともに、第2通路の幅方向の寸法が上下方向の寸法よりも短く抑えられている。そのため、吸気通路が第1方向に長くなるのを抑制できるとともに、吸気通路の一部(第2通路)の水平方向の寸法を短く抑えて吸気通路をエンジン周辺にコンパクトに配置することができる。
 ただし、第2通路を上記のように幅方向の寸法が上下方向の寸法よりも短い縦長断面形状とすると、バイパス通路から第2通路に伝播した圧力波によって第2通路の振動が大きくなり騒音が悪化するおそれがある。具体的には、バイパス通路から上流側に伝播した圧力波が湾曲部に衝突して振動し、これに伴って第2通路の幅方向の両側壁が振動して騒音が生じる場合がある。これに対して、本発明では、湾曲部と第2通路との少なくとも一方に振動抑制部が設けられているため、第2通路を上記形状としつつ第2通路の振動を抑制することができる。
 本発明において、上記振動抑制部は、上記第2通路に設けられているのが好ましい。
 このようにすれば、第2通路の振動およびこれに伴う騒音をより確実に抑制することができる。
 本発明において、上記第2通路の内側空間には、上記振動抑制部として、当該第2通路の幅方向の一方側の側壁と他方側の側壁とを連結する振動抑制用支柱が設けられているのが好ましい。
 このようにすれば、簡単な構成で、第2通路の幅方向の両側壁の振動およびこれに伴う騒音を抑制することができる。
 前記構成において、上記振動抑制用支柱は、上下流方向に延びる形状を有し、上記振動抑制用支柱の上流端部は、上流側ほど厚みが小さくなる形状を有し、上記振動抑制用支柱の下流端部は、下流側ほど厚みが小さくなる形状を有するのが好ましい。
 このようにすれば、振動抑制用支柱周りの吸気の流れを円滑にすることができ、吸気音の悪化を抑制することができる。
 また、本発明において、上記吸気通路の内側空間と連通する空間が内側に形成されたレゾネータを備え、上記レゾネータは、上記吸気通路のうち上記接続部と上記振動抑制用支柱と間の部分と連通しているのが好ましい。
 このようにすれば、第2通路に伝達される音をレゾネータによって小さく抑えることができ、第2通路で生じる騒音をより確実に小さくすることができる。
 また、本発明において、上記第2通路と上記湾曲部との少なくとも一方の表面に固定されて、当該表面の振動を吸収して上記振動抑制部として機能する制振材を有するのが好ましい。
 このようにすれば、第2通路と湾曲部との少なくとも一方の表面に制振材を固定するという簡単な構成で、第2通路および/または湾曲部の振動およびこれに伴う騒音を小さく抑えることができる。
 また、上記上流側配管の肉厚は、上記湾曲部における曲率の小さい外周側の側壁の一部を少なくとも含む特定部分において、他部よりも小さく設定されており、上記特定部分の表面に、上記制振材が配設されていてもよい。
 この構成によれば、効果的に騒音を小さく抑えることができる。具体的には、この構成では、上記湾曲部における曲率の小さい外周側の側壁であってバイパス通路から伝播した圧力波が衝突する部分の少なくとも一部が薄肉とされているため、この部分の振動を促進し、この部分において圧力波のエネルギを効果的に吸収することができる。しかも、この部分に制振材が配設されていることで、この部分での振動がさらに上流側に伝播するのを効果的に抑制することができる。
 また、前記構成において、上記上流側配管のうち上記特定部分を除く部分の表面の少なくとも一部に、上記特定部分の表面に配設された制振材よりも振動抑制能力が小さい制振材が配設されているのが好ましい。
 このようにすれば、上記のように特定部分において効果的に騒音を抑制しつつ、他の部分においても制振材により振動およびこれに伴う騒音を抑制することができるため、振動に伴う騒音をより確実に小さくすることができる。しかも、この構成では、特定部分以外の部分に配設する制振材として振動抑制能力の小さいものを用いているため、騒音をより確実に抑制しつつ制振材の配設領域が広くなることに伴ってコストが過剰に増大するのを抑制することができる。
 ここで、制振材の振動抑制能力とは、制振材での振動エネルギの吸収能力のことをいい、特定部分以外の部分に配設する制振材としては、特定部分に配設する制振材と同じ材質で厚みの小さいものや、振動エネルギの吸収能力が低い材質からなる制振材が挙げられる。
 また、本発明において、上記上流側配管のうち上記第2通路の幅方向の一方側の側壁と他方側の側壁とを当該第2通路の内側空間において連結する振動抑制用支柱が設けられた部分以外の領域に、上記特定部分が設定されているのが好ましい。
 このようにすれば、制振材の量を少なく抑えつつ制振材と振動抑制支柱とによって効果的に上流側配管の振動およびこれに伴う騒音を抑制することができる。
 また、上記制振材は、上記第2通路の幅方向の一方側の外側面と他方側の外側面との少なくとも一方の表面に配設されていてもよい。
 このようにすれば、第2通路の振動をより効果的に抑制することができる。
  10 エンジン本体
  20 吸気装置
  30 吸気通路
  50 ターボ過給機
  52 コンプレッサ
  60 バイパス通路
 60a 接続部(上流側接続部)
  62 ABV(バイパス通路開閉弁)
 122 第1ストレート部(第1通路)
 124 湾曲部
 126a 扁平部(第2通路)

Claims (10)

  1.  エンジン本体と、当該エンジン本体に吸気を導入するための吸気通路と、当該吸気通路に設けられたコンプレッサを含み上記吸気を過給するターボ過給機とを備えた過給機付きエンジンの吸気装置において、
     上記吸気通路の上記コンプレッサよりも上流側の部分と下流側の部分とを連通して当該コンプレッサをバイパスするバイパス通路と、
     上記バイパス通路を開閉するバイパス通路開閉弁とを備え、
     上記吸気通路は、上記コンプレッサよりも上流側に位置する上流側配管を有し、
     上記上流側配管は、上記コンプレッサから上流側に向かって第1方向に沿って延びる第1通路と、当該第1通路の上流端から上記第1方向とは異なる第2方向に湾曲する湾曲部と、当該湾曲部の上流端から上記第2方向に沿って延びる第2通路とを含み、
     上記バイパス通路は、上記第1通路に設けられた接続部に接続されており、
     上記第2通路は、上下方向の寸法が幅方向の寸法よりも長い縦長断面形状を有しており、
     上記湾曲部と上記第2通路の少なくとも一方には、当該第2通路の振動を抑制するための振動抑制部が設けられていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  2.  請求項1に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記振動抑制部は、上記第2通路に設けられていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  3.  請求項1または2に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記第2通路の内側空間には、上記振動抑制部として、当該第2通路の幅方向の一方側の側壁と他方側の側壁とを連結する振動抑制用支柱が設けられていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  4.  請求項3に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記振動抑制用支柱は、上下流方向に延びる形状を有し、
     上記振動抑制用支柱の上流端部は、上流側ほど厚みが小さくなる形状を有し、
     上記振動抑制用支柱の下流端部は、下流側ほど厚みが小さくなる形状を有することを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  5.  請求項3または4に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記吸気通路の内側空間と連通する空間が内側に形成されたレゾネータを備え、
     上記レゾネータは、上記吸気通路のうち上記接続部と上記振動抑制用支柱と間の部分と連通していることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  6.  請求項1~5のいずれかに記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記第2通路と上記湾曲部の少なくとも一方の表面に配設されて、当該表面の振動を吸収して上記振動抑制部として機能する制振材を有することを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  7.  請求項6に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記上流側配管の肉厚は、上記湾曲部における曲率の小さい外周側の側壁の一部を少なくとも含む特定部分において、他部よりも小さく設定されており、
     上記特定部分の表面に、上記制振材が配設されていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  8.  請求項7に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記上流側配管のうち上記特定部分を除く部分の表面の少なくとも一部に、上記特定部分の表面に配設された制振材よりも振動抑制能力が小さい制振材が配設されていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  9.  請求項7または8に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記上流側配管のうち上記第2通路の幅方向の一方側の側壁と他方側の側壁とを当該第2通路の内側空間において連結する振動抑制用支柱が設けられた部分以外の領域に、上記特定部分が設定されていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
  10.  請求項6に記載の過給機付きエンジンの吸気装置であって、
     上記制振材は、上記第2通路の幅方向の一方側の外側面と他方側の外側面との少なくとも一方の表面に配設されていることを特徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
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