WO2016208478A1 - アキュムレータ - Google Patents

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Abstract

本出願の目的は、圧力変動吸収機構の部品点数を削減し、組み立てを容易にし、かつ、部品コストを低減させることができるアキュムレータを提供することである。 アキュムレータ(1)は、圧力容器(2)と、圧力容器(2)の内部空間を気体を封入した気室(9)及び液体を導入する液室(10)に仕切る仕切り部(11)と、仕切り部(11)に連結されたベローズ(7)とを備え、仕切り部(11)は、ベローズ(7)と連結するベローズ連結部(12)と、ベローズ連結部(12)の液室側に配置されたシール(15)と、ベローズ連結部(12)に固定され、シール(15)を保持するシール保持部(14)とを備え、シール保持部(14)は、一部が弾性変形可能な板バネからなるものであって、ベローズ連結部(12)に固定された固定部(17)と、シールを保持する保持部(16)とが一体形成されている。

Description

アキュムレータ
 本発明は、アキュムレータに係り、詳しくは、自動車等車両の油圧配管等に用いられるアキュムレータに関するものである。
 従来から、図15に示すように、圧力配管(図示せず)と連通するオイルポート104を備えた圧力容器102と、圧力容器102の内部空間を気体を封入した気室109及び液体を導入する液室110に仕切る仕切り部111と、オイルポート104及び仕切り部111間に架設されたベローズ107と、オイルポート104の内側に固定されるステイ108とを備えたアキュムレータ101が知られている。また、この仕切り部111は、ベローズ107が連結されているベローズ連結部112と、ベローズ連結部112の液室110側に配置されたシール115と、ベローズ連結部112に固定され、シール115を保持するシール保持部114とを備える。また、シール保持部114は、シール115及びシール保持部114の間に架設され、シール115をベローズ連結部112へ向けて弾性的に押し付けるスプリング119とを有し、液室110の圧力(以下「液圧」と称する。)の変動を吸収する圧力変動吸収機構を備える。なお、このステイ108には、軸方向に延びるスプリング119及びシール保持部114がステイ108に接触しないようにするための逃げ108dが形成されている。
 このアキュムレータ101は、機器の運転が停止する等して圧力配管の圧力がゼロ又は限りなくゼロに近づくまで極端に低下する(以下、「ゼロダウン」と称する。)と、液圧が気室109の圧力(以下「気圧」と称する。)を下回る。そのため、ベローズ連結部112が液室110側へ移動し、シール115がステイ108に着座することで、シール115が着座時に気室側液体出入口108eを閉じる。これにより、液室側液体出入口104bは、シール115によって閉塞されることで、液室110の更なる圧力低下を防止する。
 また、ゼロダウン時に液室110内に閉じ込められた液体は、雰囲気温度の上昇等によって膨張する場合がある。このとき、シール115の気室109側には、その全面に圧力が作用するのに対して、シール115の液室110側には、シール115がステイ108に着座していない面にのみ圧力が作用する。このため、シール115の液室110側と、シール115の気室109側との間で圧力差が生じる。一方で、ベローズ連結部112が受ける液圧及び気圧には、シール115におけるような圧力差が生じない。
 これにより、ゼロダウン時にあって液室110に閉じ込められた液体が熱膨張した際にアキュムレータは、図16に示す通り、シール115がステイ108に着座したまま、ベローズ連結部112のみが液圧及び気圧が均衡する位置に向けて移動する。
 したがって、ゼロダウン時に液室110に閉じ込められた液体が雰囲気温度の上昇等により膨張し、液圧と気圧に差が生じたとしても、アキュムレータ101に形成された圧力変動吸収機構が圧力差を吸収することで、圧力差を低減させることができる。
特開2010-112431号公報
 しかし、上記構成であっても下記のような課題を有する。
 すなわち、上記構成の圧力変動吸収機構においては、スプリング119を設けなければならないため、圧力変動吸収機構の部品点数が多くなり、圧力変動吸収機構の構造が複雑化し、その組み立ても容易でない。
 また、シール115をステイ108に押し付ける際に、軸方向に延びるスプリング119及びシール保持部114がステイ108に接触しないようにするための逃げ108dを設けなければならないため、ステイ108の構造も複雑化し、部品コストが上昇する。
 本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、圧力変動吸収機構の部品点数を削減し、組み立てを容易にし、かつ、部品コストを低減させることができるアキュムレータを提供することにある。
 上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1に記載のアキュムレータは、圧力容器と、前記圧力容器の内部空間を気体を封入した気室及び液体を導入する液室に仕切る仕切り部と、前記仕切り部に連結されたベローズとを備えたアキュムレータにおいて、前記仕切り部は、前記ベローズと連結するベローズ連結部と、前記ベローズ連結部の液室側に配置されたシールと、前記ベローズ連結部に固定され、前記シールを保持するシール保持部とを備え、前記シール保持部は、一部が弾性変形可能な板バネからなるものであって、前記ベローズ連結部に固定された固定部と、前記シールを保持する保持部とが一体形成されていることを特徴とする。
 また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアキュムレータであって、前記固定部は、環状に形成され、前記保持部は、弾性変形可能な板バネからなり、前記固定部から内径方向に向け突出する突起状をなし、円周上複数に分割して設けられていることを特徴とする。
 また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のアキュムレータであって、前記保持部の内径方向端部には、円周方向一方へ向けて突出する先端部が一体として設けられていることを特徴とする。
 また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のアキュムレータであって、前記シール保持部は、弾性変形可能な板バネからなり、前記シール保持部の中心から放射状に形成され、前記ベローズ連結部に固定される複数の固定部と、この固定部と隣接する固定部との間に形成され、前記シールを保持する保持部とを備えることを特徴とする。
 また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のアキュムレータであって、前記シール保持部は、前記シール保持部の中心から外径方向に向けて延在し、前記ベローズ連結部に固定される複数の固定部と、弾性変形可能な板バネからなり、前記固定部の径方向長さ方向途中から円周方向一方へ向けて形成され、前記シールを保持する保持部とを備えることを特徴とする。
 また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5に記載のアキュムレータにおいて、前記ベローズ連結部の内周面には、固定溝が形成されており、前記シール保持部は、前記固定溝に係止されることにより、前記ベローズ連結部に固定されていることを特徴とする。
 本発明のアキュムレータによれば、シール保持部がシールを保持する役割と液圧と気圧の圧力差を低減、吸収する役割を兼ねることで、圧力変動吸収機構の部品点数が削減され、組み立てが容易となり、かつ、部品コストが低減する。
本発明の第一実施例に係るアキュムレータの断面図である。 本発明の第一実施例に係るアキュムレータのシール保持部の平面図である。 本発明の第一実施例に係るアキュムレータのゼロダウン時の状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第一実施例に係るアキュムレータの作動時の状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第二実施例に係るアキュムレータのシール保持部であって、(a)は、平面図であり、(b)は、(a)のA-A断面図であり、(c)は、(a)のB-B断面図である。 本発明の第三実施例に係るアキュムレータのシール保持部の斜視図である。 本発明の第三実施例に係るアキュムレータのシール保持部がシールを保持している状態を示す図である。 本発明の第三実施例に係るアキュムレータのゼロダウン時の状態を示す図7のA-O-B要部拡大断面図である。 本発明の第三実施例に係るアキュムレータの作動時の状態を示す図7のA-O-B要部拡大断面図である。 本発明の第四実施例に係るアキュムレータのシール保持部の斜視図である。 本発明の第四実施例に係るアキュムレータのシール保持部がシールを保持している状態を示す図である。 本発明の第四実施例に係るアキュムレータのゼロダウン時の状態を示す図11のA-O-B要部拡大断面図である。 本発明の第四実施例に係るアキュムレータの作動時の状態を示す図11のA-O-B要部拡大断面図である。 本発明に係るアキュムレータの要部拡大断面図であり、(a)は、第三及び第四実施例に係るアキュムレータにおける仕切り部の要部拡大断面図あり、(b)は、第五実施例に係るアキュムレータにおける仕切り部の要部拡大断面図あり、(c)は、(b)における固定溝の要部拡大断面図である。 従来例に係るアキュムレータのゼロダウン時の状態を示す要部拡大断面図である。 従来例に係るアキュムレータの作動時の状態を示す要部拡大断面図である。
 以下において、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1について図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1の断面図であり、図2は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1のシール保持部14の平面図である。
 アキュムレータ1は、圧力配管(図示せず)に連通するオイルポート4と、断面U字をなすシェル3からなる圧力容器2を備える。圧力配管は、オイルポート4に接続され、オイルポート4に設けられた液室側液体出入口4bに連通するものであって、圧力容器2の内部空間には、圧力配管から液体が適宜導入される。また、シェル3は、気体を注入するための気体注入口5が設けられており、気体注入後、気室プラグ6で栓をすることで、気体を密封する。ここで、圧力容器2は、シェル3の開口部に固定されたオイルポート4との組合せよりなるものが示されているが、例えば、シェル3とオイルポート4と一体としてもよく、シェル3の底部に別体としてエンドカバーを設ける等、シェル3とオイルポート4の部品割り構成は、特に限定されるものではない。
 そして、この圧力容器2の内部空間には、オイルポート4の内周に配置されるステイ8と、気体を封入した気室9及び液体を導入する液室10とに仕切る仕切り部11と、仕切り部11に連結され、ステイ8の外周側に配置されるベローズ7と、を備える。ここで、気室9に密封される気体としては、例えばガスが挙げられ、特に窒素ガスが好適である。また、液室10に導入される液体としては、例えばオイルが挙げられる。
 ステイ8は、円筒状の円筒状部8aの気室9側の一端に、テーパ面8bを介して内径方向へ向けて端面部8cが形成される。また、ステイ8は、円筒状部8aの液室10側の他端に、オイルポート4の内周に固定されるオイルポート固定面4aを設けている。端面部8cの中央には、気室側液体出入口8eが形成され、オイルポート固定面4aの中央には、液室側液体出入口4bが形成される。
 ベローズ7は、仕切り部11に連結され、一端をオイルポート4の内面に固定されているとともに、他端を仕切り部11におけるベローズ固定面12cに固定されている。これにより、ベローズ7は、軸方向(図1の上下方向)に伸張、収縮可能とされている。
 ここで、仕切り部11は、ベローズ7と連結するベローズ連結部12と、ベローズ連結部12の液室10側に配置されたシール15と、ベローズ連結部12に固定され、ベローズ連結部12に向けて押し付け方向に向けて弾性付勢することでシール15を保持するシール保持部14とを備える。
 ベローズ連結部12は、断面略凹部形状となっており、液室10側においてシール15及びシール15に設けられたスペーサ15cと接触するシール接触面12aと、シール接触面12aの両端から液室10側にかけて形成されるフランジ面12bと、フランジ面12bの液室10側の一端から外径方向に延在するベローズ固定面12cとから構成される。ここで、フランジ面12bの内周は、シール15の外周に対して大径である。また、ベローズ固定面12cの外周端と、シェル3の内側の間には、圧力容器2の内側とベローズ連結部12及びベローズ7の接触を防止するガイド13が介装されている。
 シール15には、金属又は硬質樹脂等といった剛性の高い素材からなる円盤状の剛性プレート15aが設けられる。また、剛性プレート15aの表面には、ゴム状弾性体からなる被覆部15bが被着(加硫接着)されている。シール15における被覆部15bが端面部8cに接離自在に着座することにより、着座時に気室側液体出入口8eを閉じて、液室10を閉塞する。加えて、シール15には、スペーサ15cを設ける。
 スペーサ15cは、シール15の気室9側に設けられている。ゼロダウン時においては、シール15とベローズ連結部12が接触した状態となり、液体が膨張したときに、シール15とベローズ連結部12との間の空間に液体が侵入しづらくなる。そのため、シール15にスペーサ15cを設けることで、膨張した液体がシール15及びベローズ連結部12の間に侵入しやすくなる。
 シール保持部14は、図1及び図2に示す通り、シール15の液室10側の直下に配置されるものであって、ベローズ固定面12cの液室10側に固定(溶接)される固定部17と、この固定部17から内径方向に向けて突出し、円周上複数に分割されて設けられている保持部16とからなる。
 保持部16は、弾性変形可能な板バネからなり、シール15をベローズ連結部12に向けて押し付け方向に弾性付勢することで、ベローズ連結部12のベローズ7の伸縮方向に向かう動きに従動するようにたわむ。また、保持部16とこれに隣接する保持部16との間には、液体が流れる隙間が設けられる。
 次に、上記アキュムレータ1の作動を説明する。図3は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1のゼロダウン時の状態を示す要部拡大断面図であり、図4は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1の作動時の状態を示す要部拡大断面図である。
 定常時のとき
 アキュムレータ1は、オイルポート4において機器の圧力配管に接続される。機器の圧力配管の定常時において、シール15は、シール保持部14に保持されたままベローズ連結部12とともに移動し、ステイ8の端面部8cから離れている。このため、端面部8cに設けられた気室側液体出入口8eは開いた状態となっている。したがって、気室側液体出入口8eとオイルポート4側に設けられた液室側液体出入口4bとが連通し、液室側液体出入口4bから液室10へその時々に応じた圧力を備えた液体が流入する。これにより、ベローズ連結部12は、シール保持部14及びシール15とともに液圧及び気圧が均衡するように随時移動することが可能である。
 ゼロダウンのとき
 上記定常時の状態からゼロダウン状態となると、液室10内の液体がオイルポート4における液室側液体出入口4bから排出されるため、液圧は、気圧を下回る。これに伴い、ベローズ連結部12がベローズ7の収縮方向へ移動する。その後、ベローズ連結部12の液室10側に配置されたシール15がステイ8の端面部8cに着座し、気室側液体出入口8eを閉じる。これにより、液体の一部は、液室10に閉じ込められるため、液室10の更なる圧力低下を防止し、ベローズ連結部12の内外で液室10及び気室9の液圧及び気圧が均衡する。
 ゼロダウンの時にあって、液室10内の液体が膨張したとき
 上記ゼロダウン時において、シール15がステイ8の端面部8cに着座して液室10が閉塞された状態では、雰囲気温度の上昇等によって液室10に閉じ込められた液体及び気室9に閉じ込められた気体が膨張する場合がある。この場合、気体と比較して膨張率の大きい液体が膨張すると、液圧と気圧との間で圧力差が生じる。ここで、フランジ面12bの内周は、シール15の外周に対して大径であるため、フランジ面12bの内周とシール15との間には、液体が流れる隙間が設けられ、また、シール保持部14には、互いに同心方向にとなり合う保持部16と保持部16との間に、液体が流れる隙間が設けられる。したがって、上昇した液圧により液体は、シール保持部14に設けられた隙間を介して、フランジ面12bの内周とシール15との間を通過して、スペーサ15cによって設けられた空間に達する。これにより、図4に示すとおり、圧力差を受けてベローズ連結部12がベローズ7の伸張方向に向け液圧及び気圧が均衡する位置まで移動する。そして、ベローズ連結部12に固定されたシール保持部14の固定部17がベローズ7の伸張方向に向かう動きに従動し、シール15を保持する保持部16がベローズ7の収縮方向に向けて弾性変形する。したがって、ゼロダウン時にあって液室10に閉じ込められた液体が熱膨張した際に、シール15は、端面部8cに着座したまま、ベローズ連結部12のみが、液圧及び気圧が均衡する位置に向けて移動する。
 なお、シール15の気室9側には、その全面に液圧が作用するのに対して、シール15の液室10側においては、シール15がステイ8に着座していない面にのみ、液圧が作用するため、液室10側と気室9側との間に圧力差が生じる。一方で、ベローズ連結部12が受ける液圧及び気圧には、シール15のような圧力差が生じない。したがって、シール15は、ベローズ7の伸張方向へ移動しない。
 ゼロダウンが解消したとき
 上記ゼロダウン状態が解消され、オイルポート4の液室側液体出入口4bから液体が流入すると、液圧がシール15に作用して、シール15は、ステイ8の端面部8cから離間する。これにより、仕切り部11は、ベローズ7の伸張方向へむけて液圧及び気圧が均衡する位置にまで移動し、上記の定常時に復帰する。
 上記構成のアキュムレータ1によれば、ゼロダウン時にあって、液室10に閉じ込められた液体が熱膨張した際に、シール15は、端面部8cに着座したまま、ベローズ連結部12のみが、液圧及び気圧が均衡する位置に向けて移動する。したがって、シール保持部14が圧力差を吸収、低減し、液圧及び気圧の均衡状態を維持することで、アキュムレータ1におけるベローズ7の破損を防止し、もって、ベローズ7を含むアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
 また、シール保持部14は、シール15を保持する役割と、シール15及びベローズ連結部12の相対変位を許容する役割を兼ねるため、従来技術における圧力変動吸収機構の部品点数を削減し、組み立てを容易にし、かつ、部品コストを低減させることができる。
 さらに、シール保持部14は、ベローズ連結部12に設けられるため、ステイ8と干渉しない。そのため、ステイ8に特別な形状を施すことなく、円筒状部8aの気室9側の一端から直接、内径方向に向けて端面部8cを一体形成することができ、もって、ステイ8の部品コストを削減することができる。
 次に、本発明の第二実施例に係るアキュムレータ1について図5に基づいて説明する。図5は、本発明の第二実施例に係るアキュムレータ1のシール保持部14であって、(a)は、平面図であり、(b)は、(a)のA-A断面図であり、(c)は、(a)のB-B断面図である。
 すなわち、本実施例に係るシール保持部14の内周には、第一実施例に係るアキュムレータ1の構成に加え、保持部16に、円周方向一方へ向け突出する先端部16aを一体として設けている点で相違する。
 ここで、先端部16aは、保持部16の内径方向の端部から、気室9側に向けて傾斜する。また、先端部16aは、基端面16bと傾斜面16cと他端面16dをこの順に一体として成形され、シール保持部14に対して、円周方向一方へ向け突出する。基端面16bは、保持部16の内径方向の端部に設けられ、傾斜面16cは、基端面16bから他端面16dに向けて傾斜し、他端面16dは、シール15をベローズ連結部12に向けて押し付け方向に向けて弾性付勢する。
 これにより、上記アキュムレータ1におけるシール保持部14は、保持部16に加えて、先端部16aを設けたことにより、シール保持部14全体が周方向に長くなる。したがって、第一実施例のシール保持部14に対してより多くのたわみ量を設けることができる。
 次に、本発明の第三実施例に係るアキュムレータ1について図6及び図7に基づいて詳細に説明する。図6は、本発明の第三実施例に係るアキュムレータ1のシール保持部14の斜視図であり、図7は、本発明の第三実施例に係るアキュムレータ1のシール保持部14がシール15を保持している状態を示す図である。
 すなわち、本実施例に係るシール保持部14は、シール保持部14の中心に位置する基部18から放射状に形成され、ベローズ連結部12に固定されるとともに弾性変形可能な板バネからなる固定部17と、基部18から固定部17と隣接する固定部17の間に向けて放射状に形成される保持部16とからなる。また、固定部17と保持部16との間は、適度な間隔をもって離隔しているため、ベローズ連結部12とシール15との間には、液体が流れる隙間が設けられることとなる。
 基部18は、シール15の気室9側の中心又は略中心付近に形成されるものであって、外径方向に向けて延び、シール15の気室9側と接触するものである。
 固定部17は、基部18の端部から外径方向に向けて延在し、シール15の端部から、液室10側に向けて折り曲げられることでシール15の外周面と接触するものであって、この固定部17の先端には、外径方向に向けて延びる先端部17aが形成され、この先端部17aがベローズ固定面12cの液室10側に固定(溶接)される。また、この固定部17は、基部18の端部を支点として弾性変形可能とされている。
 保持部16は、基部18の端部から外径方向に向けて延在し、シール15の端部から、液室10側に向けて折り曲げられることでシール15の外周面と接触するものであって、この保持部16の先端は、内径方向に向けて折り曲げられることで、シール15を引っ掛けこれを保持する先端部16aが形成されている。これにより、シール15は、シール保持部14により均等に保持される。
 次に、上記アキュムレータ1の作動を説明する。図8は、本発明の第三実施例に係るアキュムレータ1のゼロダウン時の状態を示す図7のA-O-B要部拡大断面図であり、図9は、本発明の第三実施例に係るアキュムレータ1の作動時の状態を示す図7のA-O-B要部拡大断面図である。
 定常時のとき
 アキュムレータ1は、オイルポート4において機器の圧力配管に接続される。機器の圧力配管の定常時において、シール15は、シール保持部14に保持されたままベローズ連結部12とともに移動し、ステイ8の端面部8cから離れている。このため、端面部8cに設けられた気室側液体出入口8eは開いた状態となっている。したがって、気室側液体出入口8eとオイルポート4側に設けられた液室側液体出入口4bとが連通し、液室側液体出入口4bから液室10へその時々に応じた圧力を備えた液体が流入する。これにより、ベローズ連結部12は、シール保持部14及びシール15とともに液圧及び気圧が均衡するように随時移動することが可能である。
 ゼロダウンのとき
 上記定常時の状態からゼロダウン状態となると、液室10内の液体がオイルポート4における液室側液体出入口4bから排出されるため、液圧は、気圧を下回る。これに伴い、図8に示すとおり、ベローズ連結部12がベローズ7の収縮方向へ移動する。その後、ベローズ連結部12の液室10側に配置されたシール15がステイ8の端面部8cに着座し、気室側液体出入口8eを閉じる。これにより、液体の一部は、液室10に閉じ込められるため、液室10の更なる圧力低下を防止し、ベローズ連結部12の内外で液室10及び気室9の液圧及び気圧が均衡する。
 ゼロダウンの時にあって、液室10内の液体が膨張したとき
 ゼロダウン時におけるシール15がステイ8の端面部8cに着座して液室10が閉塞された状態では、雰囲気温度の上昇等によって液室10に閉じ込められた液体及び気室9に閉じ込められた気体が膨張する場合がある。この場合、気体と比較して膨張率の大きい液体が膨張すると、液圧と気圧との間で圧力差が生じる。ここで、フランジ面12bの内周は、シール15の外周に対して大径であるため、フランジ面12bの内周とシール15との間には、液体が流れる隙間が設けられ、また、シール保持部14には、互いに同心方向にとなり合う固定部17と保持部16との間に、液体が流れる隙間が設けられる。したがって、上昇した液圧により液体は、シール保持部14に設けられた隙間を介して、フランジ面12bの内周とシール15との間を通過して、スペーサ15cによって設けられた空間に達する。これにより、図9に示すとおり、圧力差を受けてベローズ連結部12がベローズ7の伸張方向に向け液圧及び気圧が均衡する位置まで移動する。そして、保持部16によって保持されたシール15がステイ8の端面部8cに着座したまま、ベローズ連結部12におけるベローズ固定面12cに固定された固定部17が基部18を支点に弾性変形する。したがって、ゼロダウン時にあって液室10に閉じ込められた液体が熱膨張した際に、シール15は、端面部8cに着座したまま、ベローズ連結部12のみが、液圧及び気圧が均衡する位置に向けて移動することとなる。
 なお、シール15の気室9側には、その全面に液圧が作用するのに対して、シール15の液室10側においては、シール15がステイ8に着座していない面にのみ、液圧が作用するため、液室10側と気室9側との間に圧力差が生じる。一方で、ベローズ連結部12が受ける液圧及び気圧には、シール15のような圧力差が生じない。したがって、シール15は、ベローズ7の伸張方向へ移動しない。
 上記構成のアキュムレータ1によれば、ゼロダウン時にあって、液室10に閉じ込められた液体が熱膨張した際に、シール15は、端面部8cに着座したまま、ベローズ連結部12のみが、液圧及び気圧が均衡する位置に向けて移動する。したがって、シール保持部14が圧力差を吸収し、圧力差を低減することができるため、液圧及び気圧の均衡状態を維持し、アキュムレータ1におけるベローズ7の破損を防止し、もって、ベローズ7を含むアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
 また、シール保持部14は、シール15を保持する役割と、シール15及びベローズ連結部12の相対変位を許容する役割を兼ねるため、圧力変動吸収機構の部品点数を削減し、組み立てを容易にし、かつ、部品コストを低減させることができる。
 また、シール保持部14は、仕切り部11の径方向に設けられるため、ステイ8と干渉しない。そのため、ステイ8に特別な形状を施すことなく、円筒状部8aの気室9側の一端から直接、内径方向に向けて端面部8cを一体形成することができるため、ステイ8の部品コストを削減することができる。
 また、シール保持部14は、シール接触面12aとシール15との間に配置されるものであるため、シール15とベローズ連結部12との間には、隙間が形成される。したがって、シール保持部14は、スペーサ15cとしての役割も兼ねるため、シール15の気室9側には、特殊な形状を施す必要がなくなる。
 次に、本発明の第四実施例に係るアキュムレータ1について図10及び図11に基づいて詳細に説明する。図10は、本発明の第四実施例に係るアキュムレータ1のシール保持部14の斜視図であり、図11は、本発明の第四実施例に係るアキュムレータ1のシール保持部14がシール15を保持している状態を示す図である。
 すなわち、シール保持部14は、平面略三角形状をなす基部18と、この基部18の端部から外径方向に向けて延在し、ベローズ連結部12に固定される固定部17と、固定部17の径方向長さ方向途中から円周方向一方へ向けて形成され、シール15を保持し弾性変形可能な板バネからなる保持部16とを備える。
 基部18は、シール15の気室9側の中心又は略中心に位置する基部18から、外径方向に向けて延び、シール15の気室9側と接触するものである。
 固定部17は、基部18の端部から外径方向に向けて延在し、シール15の端部から、液室10側に向けて折り曲げられることでシール15の外周面と接触するものであって、この固定部17の先端には、外径方向に向けて延びる先端部17aが形成され、この先端部17aがベローズ固定面12cの液室10側に固定される。
 保持部16は、固定部17の径方向長さ方向途中から円周方向一方へ向けて形成され、この保持部16の先端は、内径方向に向けて折り曲げられることで、シール15を引っ掛けこれを保持する先端部16aが形成されている。これにより、シール15は、シール保持部14により均等に保持される。また、この保持部16は、固定部17の長さ方向途中を支点として弾性変形可能とされている。
 次に、上記アキュムレータ1の作動を説明する。図12は、本発明の第四実施例に係るアキュムレータ1のゼロダウン時の状態を示す図11のA-O-B要部拡大断面図であり、図13は、本発明の第四実施例に係るアキュムレータ1の作動時の状態を示す図11のA-O-B要部拡大断面図である。なお、本実施例に係るアキュムレータ1における定常時、ゼロダウン時の作動は、上記第三実施例に係るアキュムレータ1と同じである。
 ゼロダウンの時にあって、液室10内の液体が膨張したとき
 ゼロダウン時におけるシール15がステイ8の端面部8cに着座して液室10が閉塞された状態では、雰囲気温度の上昇等によって液室10に閉じ込められた液体及び気室9に閉じ込められた気体が膨張する場合がある。この場合、気体と比較して膨張率の大きい液体が膨張すると、液圧と気圧との間で圧力差が生じる。ここで、フランジ面12bの内周は、シール15の外周に対して大径であるため、フランジ面12bの内周とシール15との間には、液体が流れる隙間が設けられ、また、シール保持部14には、互いに同心方向にとなり合う固定部17と保持部16との間に、液体が流れる隙間が設けられる。したがって、上昇した液圧により液体は、シール保持部14に設けられた隙間を介して、フランジ面12bの内周とシール15との間を通過して、スペーサ15cによって設けられた空間に達する。これにより、図13に示すとおり、圧力差を受けてベローズ連結部12がベローズ7の伸張方向に向け液圧及び気圧が均衡する位置まで移動する。そして、保持部16によって保持されたシール15がステイ8の端面部8cに着座したまま、ベローズ連結部12がベローズ7の伸張方向に向かって液圧及び気圧が均衡する位置に移動すると、ベローズ固定面12cに固定された固定部17は、ベローズ連結部12とともにベローズ7の伸張方向に向かって液圧及び気圧が均衡する位置に移動する一方で、保持部16が固定部17の径方向長さ方向途中を支点に捩れるように弾性変形する。したがって、ゼロダウン時にあって液室10に閉じ込められた液体が熱膨張した際に、シール15は、端面部8cに着座したまま、ベローズ連結部12のみが、液圧及び気圧が均衡する位置に向けて移動することとなる。
 なお、シール15の気室9側には、その全面に圧力が作用するのに対して、シール15の液室10側においては、シール15がステイ8に着座していない面にのみ、液圧が作用するため、液室10側と気室9側との間に圧力差が生じる。一方で、ベローズ連結部12が受ける液圧及び気圧には、シール15のような圧力差が生じない。したがって、シール15は、ベローズ7の伸張方向へ移動しない。
 上記構成のアキュムレータ1によれば、上記第三実施例に係るアキュムレータ1の作用効果に加え、シール保持部14は、第三実施例に係るシール保持部14と比較して、保持部16の長さをより多くとることができる。したがって、ゼロダウンの時にあっては、液室10内の液体が膨張し、ベローズ連結部12がベローズ7の伸張方向に向け液圧及び気圧が均衡する位置まで移動するときに、シール保持部14の従動許容幅をより多くとることができる。
 次に、本発明の第五実施例に係るアキュムレータ1について図14に基づいて詳細に説明する。図14は、本発明に係るアキュムレータ1の要部拡大断面図であり、(a)は、第三及び第四実施例に係るアキュムレータ1における仕切り部11の要部拡大断面図あり、(b)は、第五実施例に係るアキュムレータ1における仕切り部11の要部拡大断面図あり、(c)は、(b)における固定溝12dの要部拡大断面図である。
 すなわち、本実施例に係るアキュムレータ1は、ベローズ連結部12に形成された固定溝12dにシール保持部14における固定部17の先端部17aが係止されている。
 本実施例に係るベローズ連結部12は、断面略凹部形状となっており、液室10側においてシール15及びシール15に設けられたスペーサ15cと接触するシール接触面12aと、シール接触面12aの両端から液室10側に向けて形成される環状のフランジ面12bと、フランジ面12bの液室10側の一端から外径方向に延在するベローズ固定面12cとから構成される。ここで、フランジ面12bの内周は、シール15の外周に対して大径である。また、フランジ面12bの内面には、固定部17の先端部17aを係止するための固定溝12dが周方向に沿って形成されている。
 固定溝12dは、フランジ面12bの一部を切り欠くことで形成され、固定溝12dに係止される固定部17の先端部17aを境に液室側傾斜面12eと気室側傾斜面12fとが形成されている。
 液室側傾斜面12e及び気室側傾斜面12fは、フランジ面12bの内面から外径方向に向けて傾斜するものであって、液室側傾斜面12eのフランジ面12bの内面に対する入射角度は、気室側傾斜面12fのフランジ面12bの内面に対する入射角度に対して大きく設定されている。また、この液室側傾斜面12eと気室側傾斜面12fの交点に固定部17の先端部17aが係止する。
 また、本実施例に係るシール保持部14における固定部17は、フランジ面12bの長さ方向途中で外径方向に向けて折り曲げられ、この折り曲げられた固定部17の先端に先端部17aが形成される。
 そして、ベローズ連結部12とシール保持部14は、シール15を保持したシール保持部14をベローズ連結部12の内面に配置し、固定部17の先端部17aをフランジ面12bの内面に係止することで、固定される。
 本実施例に係るアキュムレータ1によれば、図14(a)に示す第三及び第四実施例に係るアキュムレータ1と比較して、ベローズ固定面12cに固定部17の先端部17aを固定(溶着)する必要がないため、ベローズ固定面12cの形状を簡素なものとすることができる。
 また、本実施例に係るアキュムレータ1によれば、固定溝12dは、フランジ面12bの内面に切り欠き等を設けることのみで形成することができるため、第三及び第四実施例に係るアキュムレータ1と比較して、固定部17の先端部17aを容易に固定することができる。
1    アキュムレータ
2    圧力容器
3    シェル
4    オイルポート
4a   オイルポート固定面
4b   液室側液体出入口
5    気体注入口
6    気室プラグ
7    ベローズ
8    ステイ
8a   円筒状部
8b   テーパ面
8c   端面部
8e   気室側液体出入口
9    気室
10   液室
11   仕切り部
12   ベローズ連結部
12a  シール接触面
12b  フランジ面
12c  ベローズ固定面
12d  固定溝
12e  液室側傾斜面
12f  気室側傾斜面
13   ガイド
14   シール保持部
15   シール
15a  剛性プレート
15b  被覆部
15c  スペーサ
16   保持部
16a  先端部
16b  基端面
16c  傾斜面
16d  他端面
17   固定部
17a  先端部
18   基部

Claims (6)

  1.  圧力容器と、前記圧力容器の内部空間を気体を封入した気室及び液体を導入する液室に仕切る仕切り部と、前記仕切り部に連結されたベローズとを備えたアキュムレータにおいて、
     前記仕切り部は、前記ベローズと連結するベローズ連結部と、前記ベローズ連結部の液室側に配置されたシールと、前記ベローズ連結部に固定され、前記シールを保持するシール保持部とを備え、
     前記シール保持部は、一部が弾性変形可能な板バネからなるものであって、前記ベローズ連結部に固定された固定部と、前記シールを保持する保持部とが一体形成されていることを特徴とするアキュムレータ。
  2.  請求項1に記載のアキュムレータであって、
     前記固定部は、環状に形成され、
     前記保持部は、弾性変形可能な板バネからなり、前記固定部から内径方向に向け突出する突起状をなし、円周上複数に分割して設けられていることを特徴とするアキュムレータ。
  3.  請求項2に記載のアキュムレータであって、
     前記保持部の内径方向端部には、円周方向一方へ向けて突出する先端部が一体として設けられていることを特徴とするアキュムレータ。
  4.  請求項1に記載のアキュムレータであって、
     前記シール保持部は、弾性変形可能な板バネからなり、前記シール保持部の中心から放射状に形成され、前記ベローズ連結部に固定される複数の固定部と、この固定部と隣接する固定部との間に形成され、前記シールを保持する保持部とを備えることを特徴とするアキュムレータ。
  5.  請求項1に記載のアキュムレータであって、
     前記シール保持部は、前記シール保持部の中心から外径方向に向けて延在し、前記ベローズ連結部に固定される複数の固定部と、弾性変形可能な板バネからなり、前記固定部の径方向長さ方向途中から円周方向一方へ向けて形成され、前記シールを保持する保持部とを備えることを特徴とするアキュムレータ。
  6.  請求項1ないし5に記載のアキュムレータにおいて、
     前記ベローズ連結部の内周面には、固定溝が形成されており、
     前記シール保持部は、前記固定溝に係止されることにより、前記ベローズ連結部に固定されていることを特徴とするアキュムレータ。
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