JP5321486B2 - 燃料噴射弁の取付構造 - Google Patents

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本発明は、燃料噴射弁を燃料配管と内燃機関の取付孔との間に取付けるための取付構造に関する。
従来、燃料配管から供給される燃料を内燃機関へ噴射するために、燃料噴射弁が広く用いられている。このような燃料噴射弁は、燃料配管と内燃機関の取付孔との間に取付けられることから、それら燃料配管及び取付孔の相対位置が製造公差に起因してずれていると、燃料噴射弁が正規の姿勢に対し傾いて取付けられてしまう。そこで、傾いた燃料噴射弁の取付状態が不安定とならないように、例えば特許文献1,2には、燃料噴射弁と取付孔との間に環状のワッシャを介装する取付構造が開示されている。
ここで、特許文献1,2に開示の取付構造につき、それぞれの特徴部分を図7(a),(b)に示す。特許文献1,2に開示の取付構造では、取付孔1において燃料噴射弁2の燃料噴射端部2aが嵌挿される小径孔部1aよりも大径且つ燃料配管4側には、大径孔部1bが形成されており、当該大径孔部1bに、燃料噴射弁2の中間部2bが遊挿部2bとして遊挿されている。また、特許文献1,2に開示の取付構造では、取付孔1において小径孔部1aよりも大径且つ大径孔部1bよりも小径孔部1a側に形成されて、大径孔部1bから内周側に広がる平坦面状の段差面部1cに対し、ワッシャ3の平坦面状の着座面部3aが着座している。そして、特許文献1,2に開示の構造では、ワッシャ3において着座面部3aの内周縁側から燃料配管4側へ向かって拡径する内周面部3bと、燃料噴射弁2において遊挿部2bから燃料噴射端部2a側へ向かって縮径する外周面部2cとが、接触している。
こうした取付構造において、燃料配管4側から取付孔1側へ向かって取付軸力を受ける燃料噴射弁2が正規姿勢に対し傾いても、ワッシャ3の内周面部3bと燃料噴射弁2の外周面部2cとの接触位置が当該傾きに応じて変化する。これにより、傾いた燃料噴射弁2であっても、その取付状態を安定させることが可能となるのである。
特開2006−132437号公報 特許第4034762号公報
さて、図7(a)に示すように、特許文献1に開示の取付構造においてワッシャ3は、取付孔1の大径孔部1bに嵌挿されて径方向に移動不能となっている。これにより、取付時の燃料噴射弁2は、燃料噴射端部2aよりも遊挿部2b側(燃料配管4側)を中心として傾くことにより、当該燃料噴射端部2aが径方向に大きくずれて取付孔1の小径孔部1aに強く押付けられてしまう。この場合、燃料噴射端部2aが捩じられて燃料噴射弁2の噴射特性が変化したり、燃料噴射端部2aをなすシールリングが大きく変形してシール特性の悪化を招くことになる。
一方、図7(b)に示す特許文献2に開示の取付構造では、ワッシャ3が取付孔1の大径孔部1bに遊挿されており、当該ワッシャ3の着座面部3aが取付孔1の段差面部1cに沿って径方向に摺動可能となっている。これにより、取付時の燃料噴射弁2は、燃料配管4とは反対側へ向かって縮径する外周面部2cにより、燃料配管4側へ向かって拡径する内周面部3bを押圧することで、当該ワッシャ3を径方向に移動させつつ燃料噴射端部2aを中心に傾くことができる。これによれば、燃料噴射端部2aの径方向ずれが抑制されるので、上述した特許文献1の如き問題を解消することが可能となる。
しかしながら、本発明者がさらに鋭意研究を行なった結果、特許文献2に開示の取付構造にあっても、特許文献1と同様の問題を生じさせてしまうことが、判明したのである。その問題とは、ワッシャ3のテーパ面状の内周面部3bが燃料噴射弁2の湾曲凸面状の外周面部2cと接触させられていることに、起因している。
即ち、燃料噴射弁2の取付時にワッシャ3を径方向に移動させ易くするには、テーパ面状の内周面部3bにつき、図8に示すように母線と軸方向線とがなす傾斜角θを小さくして、当該ワッシャ3の径方向への移動力Fxを増大させることが望ましい。しかし、傾斜角θを小さくしたテーパ面状の内周面部3bは、湾曲凸面状の外周面部2cにおいて遊挿部2bと境界をなす燃料配管4側のエッジ部2dに、即ち取付軸力Nの作用側とは反対側のエッジ部2dに接触し易くなる。このように内周面部3bが外周面部2cのエッジ部2dに接触すると、それら周面部2c,3bの接触界面では摩擦力が増大するため、ワッシャ3の径方向への移動力Fxは逆に減少してしまう。その結果、ワッシャ3の移動が困難となり、上述した特許文献1の場合と同様の問題が生じることから、改善が望まれているのである。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、燃料配管及び内燃機関の取付孔に対し、燃料噴射弁を特性変化なく安定的に取付けることにある。
請求項1に記載の発明は、燃料噴射弁を燃料配管と内燃機関の取付孔との間に環状のワッシャを介して取付けるための取付構造であって、燃料配管側から取付孔側へ向かって取付軸力が作用する燃料噴射弁は、燃料配管に対し、嵌挿される燃料流入端部と、取付孔の小径孔部に対し、嵌挿される燃料噴射端部と、取付孔において小径孔部よりも大径且つ小径孔部よりも燃料配管側に形成される大径孔部に対し、遊挿される遊挿部と、遊挿部から燃料噴射端部側へ向かってテーパ面状に縮径するテーパ面部と、を有し、テーパ面部の外周側において大径孔部に遊挿されるワッシャは、取付孔において小径孔部よりも大径且つ大径孔部よりも小径孔部側に形成されて大径孔部から内周側に広がる平坦面状の段差面部に対し、径方向に摺動可能に着座する平坦面状の着座面部と、着座面部の内周縁側から燃料配管側へ向かって湾曲凸面状に拡径し、テーパ面部と接触する湾曲凸面部と、を有し、
燃料噴射弁の傾き中心から、燃料流入端部のうち燃料配管に対する嵌挿部分の中心までの軸方向距離をL1と定義し、燃料噴射弁の傾き中心から、段差面部までの軸方向距離をL2と定義したとき、ワッシャと大径孔部との間の径方向間隔δは、燃料配管と取付孔との径方向の位置ずれ量が予測される最大量Xとなるときにワッシャの径方向移動を許容する式として、
δ>L2・X/L1
を満たすように設定され、
且つ、テーパ面部及び段差面部に対するワッシャの摩擦係数をμと定義したとき、テーパ面部について母線と軸方向線とがなす傾斜角θは、着座面部と段差面部との接触界面において径方向に作用する摩擦力よりも、ワッシャに対し径方向に作用する移動力を大きくする式として、
μ<cos2θ/(tanθ+μ・cosθ) ・・・(I)
を満たすように設定されることを特徴とする。
このように請求項1に記載の発明では、取付孔において小径孔部よりも大径に形成されてワッシャが遊挿される大径孔部から、内周側に広がる平坦面状の段差面部に対し、当該ワッシャの平坦面状の着座面部が径方向に摺動可能に着座する。ここで燃料噴射弁は、燃料噴射端部が嵌挿される小径孔部よりも燃料配管側の大径孔部に対し遊挿部が遊遊され、小径孔部よりも大径且つ大径孔部よりも小径孔部側の段差面部に着座したワッシャの湾曲凸面部に対しテーパ面部が接触する形態となる。故に、取付時の燃料噴射弁は、着座面部の内周縁側から燃料配管側へ向かって拡径する湾曲凸面部を、遊挿部から当該配管側とは反対の燃料噴射端部側へ向かって縮径するテーパ面部により押圧することで、ワッシャを径方向移動させつつ燃料噴射端部を中心に傾き得る。これによれば、湾曲凸面部とテーパ面部との接触及び着座面部と段差面部との接触が維持された状態にて、燃料噴射端部の径方向ずれを抑制できるので、当該端部の捩じりや変形に起因する特性変化を招かずに、燃料噴射弁を安定的に取付けることが可能となる。
さて、請求項1に記載の発明において、外周側の湾曲凸面部に接触したテーパ面部に対するワッシャの摩擦係数をμと定義したとき、燃料噴射弁の取付時において当該ワッシャに径方向に作用する移動力Fxは、下記の式(II)にて表される。ここで、下記式(II)のθは、テーパ面状のテーパ面部について母線と軸方向線とがなす傾斜角θを表し、下記式(II)のNは、燃料配管と取付孔との間において燃料配管側から取付孔側へ向かって燃料噴射弁に作用する取付軸力Nを表している。
Fx=cosθ/(tanθ+μ・cosθ)・N ・・・(II)
また、燃料配管側の着座面部に接触した段差面部に対するワッシャの摩擦係数もμと定義したとき、それら着座面部及び段差面部の接触界面において、燃料噴射弁の取付時に径方向に作用する摩擦力Rxは、上述の取付軸力Nを用いた下記の式(III)にて表される。この摩擦力Rxよりも上述の移動力Fxを下記の式(IV)の如く大きく設定することによれば、燃料噴射弁の取付時にワッシャを確実に径方向移動させ得るので、請求項1に記載の発明では、下記の式(IV)を整理してなる上記式(I)を満たすように、傾斜角θが設定されるのである。
Rx=μ・N ・・・(III)
μ・N<cosθ/(tanθ+μ・cosθ)・N ・・・(IV)
加えて、上述の如く導出される式(I)の成立下において、燃料噴射弁の取付時にワッシャを径方向に移動させ易くするには、テーパ面部の傾斜角θを小さくして当該ワッシャの径方向への移動力Fxを増大させることが望ましい。ここで、請求項1に記載の発明において、テーパ面部は、取付軸力Nの作用側となる燃料噴射端部側へと向かって縮径するテーパ面状であり、また湾曲凸面部は当該作用側とは反対側となる燃料配管側へと向かって拡径する湾曲凸面状である。故に、傾斜角θを小さくしたテーパ面部においては、取付軸力Nの作用側にあるエッジ部からも反対側のエッジ部からも離れた部分に、湾曲凸面部が接触し易くなる。これによれば、テーパ面部と湾曲凸面部との接触界面において摩擦力を増大させることなく、ワッシャの大きな移動力Fxを確保可能となるので、燃料噴射弁を特性変化させることなく安定的に取付けるという効果の確実性を、高め得るのである。
請求項2に記載の発明によると、ワッシャの湾曲凸面部は、曲率半径が一定の円弧形断面をもって周方向に延びる円環面状に、形成される。これによれば、曲率半径が一定の円弧形断面をもって周方向に延びる円環面状の湾曲凸面部については、傾斜角θを小さくしたテーパ面状のテーパ面部において取付軸力Nの作用側エッジ部からも反対側エッジ部からも離れた中間部に対し、確実に接触し得る。故に、テーパ面部と湾曲凸面部との接触界面において摩擦力を増大させることなく、ワッシャの大きな移動力Fxを確保し得るので、燃料噴射弁を特性変化させずに安定的に取付けるという効果の発揮が、確固たるものとして実現されるのである。
請求項3に記載の発明によると、燃料噴射弁の燃料噴射端部は、燃料噴射弁と取付孔との間をシールするシールリングにより、形成される。これによれば、燃料噴射弁が正規姿勢に対し傾いても、ワッシャが確実に径方向移動することで、燃料噴射端部が形成のシールリングは、燃料噴射弁と取付孔との間において径方向のずれを抑制され得る。したがって、シールリングの変形に起因するシール特性の変化につき、回避することができるのである。
請求項4に記載の発明は、弾性力により燃料噴射弁を取付孔側へ押圧する弾性部材を、燃料噴射弁と燃料配管との間に備える。これによれば、燃料配管と取付孔との間において燃料配管側から取付孔側へ向かって燃料噴射弁に作用する上述の取付軸力Nは、燃料噴射弁を取付孔側へ押圧する弾性部材の弾性力により増大することとなる。その結果、ワッシャの着座面部と取付孔の段差面部との接触界面において上記式(III)の摩擦力Rxも増大するが、ワッシャの移動力Fxも上記式(II)に従って確実に増大させ得るので、燃料噴射弁を特性変化なく安定的に取付けることができるのである。
本発明の一実施形態による燃料噴射弁の正規姿勢での取付構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態による燃料噴射弁の傾き状態での取付構造を示す断面図である。 図1の要部を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態による燃料噴射弁の特徴について説明するための模式図である。 本発明の一実施形態による燃料噴射弁の特徴について説明するための特性図である。 本発明の一実施形態による燃料噴射弁の特徴について説明するための模式である。 燃料噴射弁の従来の取付構造を示す断面図(a),(b)である。 図7(b)に示す従来の取付構造の問題について説明するための模式図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態による燃料噴射弁10の取付構造60を示している。この取付構造60において燃料噴射弁10は、燃料配管20と内燃機関30の取付孔32との間に、弾性部材40及びワッシャ50を介して取付けられている。
ここで、まず、燃料配管20及び弾性部材40について説明する。燃料配管20は、長手管状の管本体22内に燃料通路23を形成しており、図示しない燃料ポンプから圧送されてくる燃料を燃料通路23により搬送する。燃料配管20において管本体22の所定箇所からは、燃料通路23の搬送燃料を燃料噴射弁10へ供給するための燃料供給口24が円筒状に分岐している。弾性部材40は金属により弾性変形可能に形成され、燃料供給口24と燃料噴射弁10とに係止されている。これにより弾性部材40は、弾性変形した状態で燃料供給口24及び燃料噴射弁10の間に介装されて、燃料噴射弁10を取付孔32側へ押圧する弾性力を常時発生する。この弾性力を受けることで燃料噴射弁10には、燃料配管20側から取付孔32側へ向かって取付軸力N(図1,2の白抜矢印参照)が作用するようになっている。
次に、内燃機関30の取付孔32について説明する。内燃機関30のアルミニウム製のシリンダヘッド30aに形成される取付孔32は、燃料配管20の燃料供給口24の軸方向に沿って延びる円筒孔状を、呈している。取付孔32は、内燃機関30のシリンダ室30bと連通する一端部32aから、燃料配管20側に開口する他端部32bへと向かって拡径されている。これにより取付孔32は、小径孔部34、接続孔部35、中径孔部36、段差面部37及び大径孔部38を、燃料配管20側へ向かう軸方向にこの順で形成している。
小径孔部34はシリンダ室30bの内壁面に開口して、当該シリンダ室30bと連通している。接続孔部35は小径孔部34よりも燃料配管20側に形成され、当該小径孔部34と連通している。本実施形態の接続孔部35は、小径孔部34と連通して燃料配管20側へ向かって漸次拡径するテーパ孔状の第一拡径部35aと、燃料配管20側へ向かって第一拡径部35aよりも大きなテーパ角のテーパ孔状に漸次拡径する第二拡径部35bと、を有している。中径孔部36は接続孔部35の第二拡径部35bよりも燃料配管20側に且つ大径に形成され、当該第二拡径部35bと連通している。
各孔部34〜36よりも燃料配管20側且つ大径に形成される大径孔部38は、段差面部37を介して径方向に接続された中径孔部36と連通している。これにより段差面部37は、大径孔部38よりも中径孔部36側に位置する平坦面として、当該大径孔部38から径方向内周側へ広がると共に中径孔部36よりも大径の円環帯形を呈している。したがって、本実施形態の段差面部37は、大径孔部38よりも小径孔部34側且つ小径孔部34よりも大径となる平坦面状に、形成されているのである。
次に、燃料噴射弁10について説明する。燃料噴射弁10は、燃料配管20の燃料供給口24と内燃機関30の取付孔32とに、同軸上に挿入されている。燃料噴射弁10は、燃料噴射端部14、接続筒部15、テーパ面部16、遊挿部17及び燃料流入端部18を、燃料配管20側へ向かう軸方向にこの順で有している。
燃料噴射端部14は、取付孔32の小径孔部34に嵌挿される円筒状に形成されており、シリンダ室30bへ向かって燃料を噴射する噴孔(図示しない)を最下流箇所に形成している。燃料噴射端部14のうち最下流端箇所よりも上流側にて小径孔部34に嵌合する最外周箇所は、円環状のシールリング14aによって形成されている。例えばPTFE等の樹脂からなるシールリング14aは、燃料噴射弁10と取付孔32との間を周方向の全域に亘ってシールする。段付円筒状の接続筒部15は、取付孔32の小径孔部34に嵌合したシールリング14aと隣接する箇所から、燃料配管20側となる燃料流入端部18側へ向かって、段階的に拡径している。これにより接続筒部15は、取付孔32の接続孔部35及び中径孔部36に間隔をあけて遊挿されている。
各部14〜16よりも燃料流入端部18側且つ大径に形成される円筒状の遊挿部17は、テーパ面部16を介して接続筒部15と径方向及び軸方向に接続され、取付孔32の大径孔部38に間隔をあけて遊挿されている。ここで図1,3に示すよう、ストレートな遊挿部17に対しテーパ面部16は、燃料噴射端部14側となる接続筒部15側へ向かって漸次縮径し且つ単位軸方向距離当たりの径変化量である縮径率が一定のテーパ面状に、形成されている。これによりテーパ面部16も、取付孔32の大径孔部38に間隔をあけて遊挿されている。尚、燃料噴射弁10において、少なくともテーパ面部16並びにその軸方向両側の遊挿部17及び接続筒部15については、例えばステンレス等の金属により形成される。また、本実施形態のテーパ面部16は、接続筒部15のうち図3の如く径方向外周側へと広がる環帯部15aと接続されることで、当該環帯部15aと共に円錐台状を呈しているが、当該環帯部15aを設けずに、テーパ面部16の小径側端部を接続筒部15の円筒面状端部に接続させてもよい。
図1に示すように燃料流入端部18は、遊挿部17を挟んでテーパ面部16とは反対側に円筒状に形成され、燃料配管20の燃料供給口24に嵌挿されている。燃料流入端部18は、燃料配管20の燃料供給口24を通じて管本体22から供給される燃料入口(図示しない)を、最上流箇所に形成している。燃料流入端部18のうち最上流端箇所よりも下流側にて燃料供給口24に嵌合する最外周箇所は、円環状のOリング18aによって形成されている。例えばフッ素ゴム等のエラストマーからなるOリング18aは、燃料噴射弁10と燃料配管20のとの間を周方向の全域に亘ってシールする。
燃料噴射弁10は、遊挿部17と燃料流入端部18との間から張り出すように、コネクタ部19を有している。燃料噴射弁10は、コネクタ部19を通じて電気接続される制御回路(図示しない)からの制御信号に従って、内部の弁部材(図示しない)を駆動する。この弁部材の駆動により燃料噴射弁10は、燃料噴射端部14の噴孔を開閉して当該噴孔からの燃料噴射を断続することとなる。
次に、ワッシャ50について説明する。ワッシャ50は、例えばステンレス等の金属により円環状に、形成されている。ワッシャ50は、燃料噴射弁10のうちテーパ面部16の径方向外周側に配置され、取付孔32の大径孔部38に間隔をあけて遊挿されている。ワッシャ50は、着座面部54及び湾曲凸面部55を、燃料配管20側へ向かう軸方向にこの順で有している。
図1,3に示すように着座面部54は、ワッシャ50の外周縁から径方向内周側へと広がる円環帯形の平坦面状に、形成されている。これにより着座面部54は、取付孔32の平坦面状の段差面部37に対し、径方向に摺動可能に着座している。ワッシャ50の最外径と一致する着座面部54の外径は、取付孔32の大径部38の内径に対し小さい径であって、燃料噴射弁10の遊挿部17の外径に対し等しい又は大きい径に、設定されている。また、ワッシャ50の最内径と一致する着座面部54の内径は、取付孔32の段差面部37の内径に対し小さい径に、設定されている。
着座面部54の内周縁54a側から燃料配管20側へ向かって漸次拡径する湾曲凸面部55は、単位軸方向距離当たりの径変化量である拡径率が燃料配管20側へ向かって増大する湾曲凸面状を、呈している。そして、特に本実施形態の湾曲凸面部55は、曲率半径が一定且つ1/4円以下の円弧形断面をもって周方向に延びる円環面状(トーラス面状)に形成され、当該周方向の全域で燃料噴射弁10のテーパ面部16と接触している。これによりワッシャ50は、テーパ面部16と段差面部37との間に挟まれて、楔作用を受ける状態となっている。尚、本実施形態の湾曲凸面部55は、燃料配管20側へ向かって図3の如く一段階拡径する段付拡径部56を介して、着座面部54と接続されているが、模式図としての図4の如く当該段付拡径部56を設けずに、湾曲凸面部55を着座面部54と直接に接続してもよい。
以上、取付構造60の構成について説明した。このような取付構造60において、燃料配管20の燃料供給口24と内燃機関30の取付孔32とは、設計上は図1の如く同軸上に並べられるが、実際は、製造公差に起因して位置ずれ(軸ずれ)することが懸念される。そのため、図1の如き設計上の正規姿勢において燃料供給口24及び取付孔32に同軸上に挿入されるはずの燃料噴射弁10であっても、それら燃料供給口24及び取付孔32の相対位置がずれている場合には、図2の如く傾いた状態で取付けられることになる。そこで本実施形態では、燃料噴射弁10が傾いて取付けられても特性変化等の問題が生じないよう、燃料噴射弁10の取付時にワッシャ50を確実に径方向移動させることが可能となっている。そこで、以下では、ワッシャ50を確実に径方向移動させるための本実施形態の特徴につき、詳細に説明する。
湾曲凸面部55に接触した燃料噴射弁10のテーパ面部16に対するワッシャ50の摩擦係数と、着座面部54に接触した取付孔32の段差面部37に対するワッシャ50の摩擦係数とにつき、本実施形態では、実質的に同一の値μに設定される。ここで、かかる摩擦係数μの設定は、例えば接触界面をなす各面部55,16,54,37に対しそれぞれ個別に研磨加工を施すこと等によって、実現可能である。
こうして設定される摩擦係数μを用いて、湾曲凸面部55とテーパ面部16との接触界面に図4の如く生じる摩擦力RΔは下記の式(i)にて表され、また着座面部54と段差面部37との接触界面に図4の如く生じる摩擦力Rxは下記の式(ii)にて表される。ここで、下記式(i)のFΔは、湾曲凸面部55とテーパ面部16との接触界面に作用する垂直抗力(垂直荷重)FΔを表し、下記式(ii)のNは、着座面部54と段差面部37との接触界面に垂直抗力(垂直荷重)として作用する取付軸力Nを表している。
RΔ=μ・FΔ ・・・(i)
Rx=μ・N ・・・(ii)
先に説明したようにワッシャ50は、燃料噴射弁10のテーパ面部16と取付孔32の段差面部37との間に挟まれることで楔作用を受ける状態になることから、本実施形態では、上述の摩擦力RΔ及び垂直抗力FΔ,Nを用いた下記の式(iii)が成立する。ここで、下記式(iii)のθは、テーパ面状のテーパ面部16について図4の如く母線16aと軸方向線16bとがなす傾斜角(即ち、テーパ角の半値)θを、表している。
FΔ=(N−RΔ・cosθ)/tanθ ・・・(iii)
本実施形態において燃料噴射弁10の取付けは、まず、ワッシャ50及び燃料噴射弁10を取付孔32に順次挿入した後、燃料噴射弁10及び燃料供給口24の間に弾性部材40を介装しつつ燃料供給口24に燃料噴射弁10を挿入することで、行なわれる。かかる取付工程のうち燃料供給口24への燃料噴射弁10の挿入時において、ワッシャ50に対し図4の如く径方向に作用する移動力Fxについては、上述の垂直抗力FΔ及び傾斜角θを用いた下記の式(iv)にて表される。したがって、下記式(iv)及び上記式(i),(iii)を整理することで、下記の式(v)が得られることになる。
Fx=FΔ・cosθ ・・・(iv)
Fx=cosθ/(tanθ+μ・cosθ)・N ・・・(v)
これらのことから、上記式(ii)にて表される摩擦力Rxよりも、上記式(v)にて表される移動力Fxを大きく設定することによれば、燃料供給口24への燃料噴射弁10の挿入時にワッシャ50を確実に径方向移動させ得ることが、分かる。そこで本実施形態では、上記式(ii),(v)の各右辺の大小関係を下記の式(vi)の如く設定し、さらに当該式(vi)を整理してなる下記の式(vii)を満たすように、摩擦係数μに応じた傾斜角θを設定するのである。
μ・N<cosθ/(tanθ+μ・cosθ)・N ・・・(vi)
μ<cosθ/(tanθ+μ・cosθ) ・・・(vii)
ここで図5は、傾斜角θに対する摩擦力Rx及び移動力Fxの相関関係につき、摩擦係数μを固定して取付軸力Nを変化させたときの相関グラフを示している。この図5並びに上記式(vii)からも明らかなように、移動力Fxが摩擦力Rxよりも大きくなることでワッシャ50の径方向移動を確実にする傾斜角θの設定範囲は、取付軸力Nの変化に拘らず、摩擦係数μに応じた一定範囲となる。また、かかる設定範囲の中では、傾斜角θを可及的に小さく設定することが、望ましいのである。例えば、摩擦係数μが0.3の場合には、傾斜角θを50°未満の範囲内で可及的に小さく設定することになる。
このように傾斜角θを設定した本実施形態において、取付孔32に対し位置ずれした燃料供給口24へ燃料噴射弁10を挿入するときには、燃料噴射弁10のテーパ面部16がワッシャ50の湾曲凸面部55を押圧する。その結果、図2に示すように燃料噴射弁10は、着座面部54が着座する取付孔32の段差面部37に沿ってワッシャ50を径方向に移動させつつ、燃料噴射端部14のうち取付孔32の小径孔部34に嵌合するシールリング14aを中心として傾くこととなる。これによれば、湾曲凸面部55とテーパ面部16との接触及び着座面部54と段差面部37との接触を維持した状態にて、燃料噴射端部14の径方向ずれを抑制し得る。したがって、本実施形態によれば、燃料噴射端部14の捩じれに起因する噴射特性の変化や、当該端部14をなすシールリング14aの塑性変形に起因するシール特性の変化を何ら招来することなく、燃料噴射弁10を安定的に取付けることが可能となるのである。
ここで図2に示すように、燃料供給口24と取付孔32との径方向の位置ずれ量(軸ずれ量)につき、予測される最大量をXと定義する。また図3に示すように、正規姿勢の燃料噴射弁10のテーパ面部16に湾曲凸面部55が接触するワッシャ50につき、取付孔32の大径孔部38との間の径方向間隔をδと定義する。
これらの定義下において本実施形態では、燃料供給口24及び取付孔32の位置ずれ量が最大量Xとなってもワッシャ50の径方向移動が許容されるように、ワッシャ50及び大径孔部38間の径方向間隔δを下記の式(viii)を満たす値に設定する。尚、下記式(viii)のL0は、図2に示すように、燃料噴射端部14のうち取付孔32の小径孔部34に嵌合するシールリング14aの中心C0(即ち、燃料噴射弁10の傾き中心)から、燃料流入端部18のうち燃料供給口24に嵌合するOリング18aの中心C1まで軸方向距離L1を、表している。また、下記式(viii)のL2は、図2に示すように、燃料噴射端部14のうちシールリング14aの中心C0から、取付孔32の段差面部37までの軸方向距離L2を、表している。
δ>L2・X/L1 ・・・(viii)
以上説明した本実施形態において図6は、ワッシャ50の径方向への移動力Fxを増大させるために、燃料噴射弁10におけるテーパ面部16の傾斜角θを小さくした取付構造60を、模式的に示している。図6からも明らかなように、傾斜角θを小さくしたテーパ面状のテーパ面部16においては、取付軸力Nの作用側となるエッジ部16cからも反対側のエッジ部16dからも離れた中間部16eに、ワッシャ50の円環面状の湾曲凸面部55が確実に接触し得る。これによれば、テーパ面部16のエッジ部16c,16dと湾曲凸面部55とが接触して摩擦力RΔが増大する事態につき、回避確率を十分に高めることができる。したがって、本実施形態によれば、ワッシャ50の径方向の移動力Fxとして必要な大きさが常に確保されるので、燃料噴射弁10を特性変化させずに安定的に取付けるという効果の発揮が確固たるものとなるのである。
(他の実施形態)
さて、ここまで本発明の一実施形態について説明してきたが、本発明は当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
具体的に取付孔32については、内燃機関30の吸気管に形成されて当該吸気管内の吸気通路に一端部32a側が開口するものであってもよい。また、弾性部材40については、燃料配管20側から取付孔32側へ向かって燃料噴射弁10に作用する取付軸力Nを弾性力により生じるものであればよく、例えば内燃機関30と燃料噴射弁10との間に介装してもよい。さらに、ワッシャ50の湾曲凸面部55については、当該ワッシャ50の着座面部54の内周縁54a側から燃料配管20側へ向かって拡径する湾曲凸面状であればよく、例えば曲率半径が変化する円孤形断面をもって周方向に延びる形状に、形成してもよい。
10 燃料噴射弁、14 燃料噴射端部、14a シールリング、15 接続筒部、15a 環帯部、16 テーパ面部、16a 母線、16b 軸方向線、16c,16d エッジ部、16e 中間部、17 遊挿部、18 燃料流入端部、18a リング、19 コネクタ部、20 燃料配管、22 管本体、23 燃料通路、24 燃料供給口、30 内燃機関、30a シリンダヘッド、30b シリンダ室、32 取付孔、35 接続孔部、35a 第一拡径部、35b 第二拡径部、36 中径孔部、37 段差面部、38 大径孔部、40 弾性部材、50 ワッシャ、54 着座面部、54a 内周縁、55 湾曲凸面部、56 段付拡径部、60 取付構造、Fx 移動力、N 取付軸力、Rx,RΔ 摩擦力、θ 傾斜角

Claims (4)

  1. 燃料噴射弁を燃料配管と内燃機関の取付孔との間に環状のワッシャを介して取付けるための取付構造であって、
    前記燃料配管側から前記取付孔側へ向かって取付軸力が作用する前記燃料噴射弁は、
    前記燃料配管に対し、嵌挿される燃料流入端部と、
    前記取付孔の小径孔部に対し、嵌挿される燃料噴射端部と、
    前記取付孔において前記小径孔部よりも大径且つ前記小径孔部よりも前記燃料配管側に形成される大径孔部に対し、遊挿される遊挿部と、
    前記遊挿部から前記燃料噴射端部側へ向かってテーパ面状に縮径するテーパ面部と、を有し、
    前記テーパ面部の外周側において前記大径孔部に遊挿される前記ワッシャは、
    前記取付孔において前記小径孔部よりも大径且つ前記大径孔部よりも前記小径孔部側に形成されて前記大径孔部から内周側に広がる平坦面状の段差面部に対し、径方向に摺動可能に着座する平坦面状の着座面部と、
    前記着座面部の内周縁側から前記燃料配管側へ向かって湾曲凸面状に拡径し、前記テーパ面部と接触する湾曲凸面部と、を有し、
    前記燃料噴射弁の傾き中心から、前記燃料流入端部のうち前記燃料配管に対する嵌挿部分の中心までの軸方向距離をL1と定義し、前記燃料噴射弁の傾き中心から、前記段差面部までの軸方向距離をL2と定義したとき、前記ワッシャと前記大径孔部との間の径方向間隔δは、
    前記燃料配管と前記取付孔との径方向の位置ずれ量が予測される最大量Xとなるときに前記ワッシャの径方向移動を許容する式として、
    δ>L2・X/L1
    を満たすように設定され、
    且つ、前記テーパ面部及び前記段差面部に対する前記ワッシャの摩擦係数をμと定義したとき、前記テーパ面部について母線と軸方向線とがなす傾斜角θは、
    前記着座面部と前記段差面部との接触界面において径方向に作用する摩擦力よりも、前記ワッシャに対し径方向に作用する移動力を大きくする式として、
    μ<cos2θ/(tanθ+μ・cosθ)
    を満たすように設定されることを特徴とする燃料噴射弁の取付構造。
  2. 前記湾曲凸面部は、曲率半径が一定の円弧形断面をもって周方向に延びる円環面状に、形成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁の取付構造。
  3. 前記燃料噴射端部は、前記燃料噴射弁と前記取付孔との間をシールするシールリングにより、形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁の取付構造。
  4. 弾性力により前記燃料噴射弁を前記取付孔側へ押圧する弾性部材を、前記燃料噴射弁と前記燃料配管との間に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁の取付構造。
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