WO2016170769A1 - 無線給電システムおよび無線給電方法 - Google Patents

無線給電システムおよび無線給電方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、海中での無線給電において、送電用コイルと受電用コイルとの位置関係が変動しても効率よく給電することのできる無線給電システムを提供することを目的とする。本発明の無線給電システムは、良導体媒質中に設置された送電器と、前記良導体媒質中に設置された受電器とを備え、前記送電器は、異なる配向を有する2個以上の送電用コイルと、前記送電用コイルが送電する電力信号の位相を制御する位相調整器とを有し、前記受電器は、前記送電用コイルから送電される前記電力信号を無線で受電する受電用コイルを有する。

Description

無線給電システムおよび無線給電方法
 本発明は、海中での無線による電力供給が可能な無線給電システムに関する。
 近年、陸上資源の枯渇が進んでおり、海底のマンガン団塊、金や銀などを含む赤粘土堆積物およびコバルト・リッチ・クラストなど、海底資源の重要性に注目が集まっている。このような海底における資源探索には、その深度が1000m以上と深いことから、通常、海中で駆動する自律型無人潜水機(Autonomous Underwater Vehicle、AUVと略す)が用いられる。海中では内燃機関を使用することが難しいため、AUVはリチウムイオン電池等の二次電池により駆動される。
 現在、この二次電池の充電は、AUVを海上の母船に引き揚げておこなわれている。しなしながら、AUVを母船に引き揚げるためには、AUVの重量に耐え得る大型クレーンが必要になりコスト高となる。コスト抑制の観点から、海中での無線給電が望まれている。海中でAUVなどの移動機器に無線給電する場合の課題は、高い導電率を有する海水への対応である。海水は、4S/mと高い導電率を有することから、海水中を電磁波が透過する際には電磁エネルギーを損失してしまう。その結果、海水中で高効率で長距離な無線給電を行うことは難しい。
 非特許文献1には、海水中でも高効率で長距離な無線給電を可能とするために、凸状の支持材の周囲に送電用コイルを形成し、凹状の支持材の内部に受電用のコイルを形成し、送電用コイルと受電用コイルを篏合させて電力伝送する無線給電技術が開示されている。非特許文献1によれば、海水中に漏れ出す磁束を低減することが可能となり、高い導電率を有する海水中であっても、高効率で長距離な無線給電を行うことが可能となる。
 特許文献1には、海水中でも高効率で長距離な無線給電を可能とするために、送電用コイルを誘電体で包含し、送電用コイルのインピーダンスと海水等の良導体媒質のインピーダンスとで定まる周波数で、共振させて電力伝送を行う無線給電技術が開示されている。特許文献1によれば、図15に示すように、海水中の送電器と受電器との間に、鉛直なポインティングベクトルを形成することができる。これにより、高い導電率を有する海水中であっても、高効率で長距離な無線給電を行うことが可能となる。
 ポインティングベクトルとは、磁界ベクトル(H)と電界ベクトル(E)の外積の時間平均を指し、以下の式1で表される。このポインティングベクトルは、電磁場の持つエネルギーの流れの密度を表す物理量であり、電磁場によるエネルギーの伝達(以降、エネルギーフローという)そのものである。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 なお、特許文献1および非特許文献1の技術は、図15に示すように、いずれも、送電用コイルと受電用コイルとが正対している状態を想定しており、送電用コイルから受電用コイルに対して鉛直方向(Z軸方向)に電力伝送が行われる。
国際公開第2014/034491号 特開2011-199975号公報 特開2012-65419号公報
Tomohiro Kojia,et.al.,"Construction of Non-contacting Power Feeding System to Underwater Vehicle Utilizing Electro Magnetic Induction",Oceans 2005-Europe,Vol.1,709-712,June 2005. 石田哲也ら"受電体の設置角度に依存しないシームレスな非接触給電"、電子情報通信学会、信学技報 WPT2012-04(2012-05). 小原寛貴ら"位相差給電による磁界共振結合型選択的無線電力伝送システムにおける共振器位置依存性の検討"、電子情報通信学会、信学技報 WPT2013-28(2014-01).
 しかしながら、特許文献1および非特許文献1の技術は、以下の課題を有している。すなわち、海中で無線給電システムを運用する場合、送電用コイルと受電用コイルとが正対しない場合が生じるという課題である。
 例えば、図16に示すように、AUVに送電器を搭載し、海底に設置されたセンサの受電器に無線給電を行う場合を想定する。送電器は、実装効率や障害物との衝突を避けるために、AUVの前方に搭載されている。一方、受電器は、センサの近傍に設置されているが、通常、設置面は平坦ではなく傾いている。このような状況においては、送電器の送電用コイルと受電器の受電用コイルとが正対しない場合が生じる。また、海中では、潮流や浮力などの影響でAUVの位置を固定することが難しいため、送電用コイルと受電用コイルの相対位置が変動し、両者が正対しない場合が生じる。
 送電用コイルと受電用コイルとが正対しない場合、非特許文献1の技術では、送電用コイルと受電用コイルを篏合させることができない。また、特許文献1の技術では、送電用コイルが生じるポインティングベクトルの方向が受電用コイルの方向を向かない。よって、これらの技術では、高効率で長距離な無線給電を行うことが困難な場合が生じる。
 非特許文献2には、直交して配置された2個の送電用コイルを位相差90°で励起し、2個のコイルから発生するエネルギーフローを干渉させた円偏波を作ることによって、受電用コイルが傾いている場合でも給電可能とする技術が開示されている。また、非特許文献3には、同一平面上に配置された2個の送電用コイルを位相差90°で励起し、エネルギーフローを重ね合わせることで、2個受電用コイルの内の一方に選択的に給電する技術が開示されている。
 しかしながら、非特許文献2、3の技術は、海中での揺れや浮力に起因する3次元的な位置の変動に対処することはできない。図17に示すように、2個の送電用コイルからのエネルギーフローが干渉する領域において、X-Z平面内での送電方向の制御が可能である。このとき、空中であれば、送電用コイルから放射されるエネルギーフローは送電用コイルの周囲に広く分布するため、受電用コイルがY軸方向にずれたとしても給電は可能である。一方、海中では、図15に示すように、エネルギーフロー(ポインティングベクトル)は送電用コイルの鉛直方向にしか発生しないため、受電コイルがY軸方向にずれた場合、エネルギーフローの干渉する領域から外れ、給電は困難になる。
 複数のコイルを組み合わせて送電方向を制御するための関連技術が、特許文献2、特許文献3に開示されている。しかしながら、特許文献2、特許文献3の技術は、複数の送電用コイルを平面上に配置する構成であるため、受電用コイルが前記平面に垂直な方向へずれた場合や、受電用コイルが前記平面から傾いた場合、海中での給電は困難になる。
 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、海中での無線給電において、送電用コイルと受電用コイルとの位置関係が変動しても効率よく給電することのできる無線給電システムを提供することにある。
 本発明による無線給電システムは、良導体媒質中に設置された送電器と、前記良導体媒質中に設置された受電器とを備え、前記送電器は、異なる配向を有する2個以上の送電用コイルと、前記送電用コイルが送電する電力信号の位相を制御する位相調整器とを有し、前記受電器は、前記送電用コイルから送電される前記電力信号を無線で受電する受電用コイルを有する。
 本発明による無線給電方法は、良導体媒質中で、送電用コイルが受電用コイルに給電する無線給電方法において、異なる配向を有する2個以上の前記送電用コイルで、位相を制御した電力信号を送電し、前記受電用コイルで前記位相を制御した前記電力信号を無線で受電する。
 本発明によれば、海中での無線給電において、送電用コイルと受電用コイルとの位置関係が変動しても効率よく給電することのできる無線給電システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態の無線給電システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムの送電用コイルの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムの受電用コイルの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムの制御用テーブルの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムの動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムの動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムの電力伝送効率の計算結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムの電力伝送効率の計算結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態の無線給電システムを実海洋において効果を検証するための評価系の構成図である。 本発明の第2の実施形態の無線給電システムの構成を示す図である。 本発明の無線給電システムを用いた実施例1の構成を示す図である。 本発明の無線給電システムを用いた実施例2の構成を示す図である。 本発明の無線給電システムを用いた実施例3の構成を示す図である。 本発明の無線給電システムを用いた実施例4の構成を示す図である。 本発明の無線給電システムを用いた実施例4の構成を示す図である。 海水中の送電用コイルと受電用コイルとポインティングベクトルとの関係を説明するための図である。 AUVに送電器を搭載し海底に設置されたセンサの受電器に無線給電を行う場合を説明するための図である。 2個の送電用コイルからのエネルギーフローが干渉する領域に受電用コイルを配置する様子を示す図である。
 以下、図を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
(第1の実施形態)
 図1は、本発明の第1の実施形態の無線給電システムの構成を示す図である。本実施形態の無線給電システム11は、良導体媒質中に設置された送電器31と、前記良導体媒質中に設置された受電器41とを備え、前記送電器31は、異なる配向を有する2個以上の送電用コイル511、512と、前記送電用コイル511、512が送電する電力信号の位相を制御する位相調整器811、812とを有し、前記受電器41は、前記送電用コイル511、512から送電される前記電力信号を無線で受電する受電用コイル71を有する。
 本実施形態の無線給電方法は、良導体媒質中で、送電用コイルが受電用コイルに給電する無線給電方法において、異なる配向を有する2個以上の前記送電用コイルで、位相を制御した電力信号を送電し、前記受電用コイルで前記位相を制御した前記電力信号を無線で受電する。
 図1を用いて、さらに詳細に本実施形態の無線給電システム11の構成を説明する。無線給電システム11は、海水21(良導体媒質)中に設置された送電器31と受電器41とを備えている。送電器31は、電力信号を無線で送信する2個の送電用コイル511、512と、送電用コイル511、512が送電する電力信号の位相をそれぞれ制御する位相調整器811、812とを備えている。送電用コイル511、512は、Eを頂点とする四角錐の2つの側面(ABE、CDE)に1個ずつ設けられることによって、各々、異なる配向を有するように配置されている。ここで云う配向とは、送電用コイル511、512から放射されるエネルギーフローの方向に対応する。四角錐は、正四角錐とすることもできる。受電器41は、2個の送電用コイル511、512から送信された電力信号を受信する受電用コイル71を備えている。
 図2は、送電用コイル511、512の例を示す平面および断面図である。送電用コイル511、512は、各々、誘電体を有する包含部61aで包含されている。包含部61aは、海水21中への電界の拡がりを抑え、これにより、海水21中に拡散して消滅する電磁エネルギーを低減する効果がある。よって、誘電体の包含部61aで包含することによって、包含部61aのない場合に比較して、海中で高い電力伝送効率を得ることができる。なお、図2では、四角形の送電用コイルの例を示しているが、円形や三角形などの任意の形状とすることができる。
 図3は、受電用コイル71の例を示す平面および断面図である。受電用コイル71は、送電用コイルのように、誘電体を有する包含部61bで包含されている。誘電体の包含部61bで包含することによって、包含部のない場合に比較して、海中で高い電力伝送効率を得ることができる。なお、図3では、四角形の受電用コイル71の例を示しているが、円形や三角形などの任意の形状とすることができる。
 送電用コイル511、512と受電用コイル71は、銅線等の材料を用いたスパイラルコイル等で実現することができる。包含部61a、61bは、エポキシ樹脂、ガラス、テフロン(登録商標)、アクリル、プラスチック、セラミック、マイカ、油、水、プリント配線板用のFR4材料等の、誘電体で構成することができる。また、これらの誘電体の一部にフィラーや金属薄板等の導電性の材料を混在させても良いし、これらの誘電体を複数組み合わせても良い。例えば、固体の誘電体を外枠とし、その内部を液体の誘電体で満たした構造とすることもできる。
 位相調整器811、812は、例えば、可変信号源と増幅器を用いて構成することができる。また、前記構成以外にも、スイッチ、オペアンプ、移相器、減衰器、発信源、可変インダクタ、可変キャパシタ等の素子や、それらの組み合わせにより実現できる。
 位相調整器811、812は、送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係に基づいて、送電用コイル511、512が送電する電力信号の位相をそれぞれ制御する。このために、位相調整器811、812は、送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係と位相とを対応付けた制御用テーブルを予め備えており、位置関係と制御用テーブルとに基づいて位相を制御する。
 図4は、制御用テーブルの例を示す。制御用テーブル91は、例えば、受電用コイル71の中心の位置が、送電用コイル511と送電用コイル512との中心の位置に対して、X軸方向に+5cm、Y軸方向に+5cm、Z軸方向に+6cmの場合は、送電用コイル512に入力される電力信号である高周波信号の位相を、送電用コイル511に入力される信号の位相に対して30°遅らせる命令を出す。また、例えば、X軸方向に+5cm、Y軸方向に+6cm、Z軸方向に+10cmの場合は、送電用コイル512に入力される信号の位相を、送電用コイル511に入力される信号の位相に対して60°遅らせる命令を出す。
 これらの命令機能は、汎用IC(Integrated Circuit)で実現しても良いし、パーソナルコンピュータ等の制御用機器で実現しても良い。また、送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係の特定は、例えば、送電器31に受電器41を検出するための赤外線、光、電磁波、音響、画像などによるセンサを設けておくことによって可能である。
 制御用テーブル91の数値は、送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係と、電力伝送効率を例えば最大とする位相との関係を、予め実測やシミュレーション等により求めて、制御用テーブル91に格納しておけば良い。なお、ここで述べた制御用テーブル91の数値は、例示のための数値であり、この限りではない。
 なお、図1の無線給電システム11では、送電用コイルを2個として説明したが、3つ以上であっても良い。また、送電用コイルが、四角錐の側面の一部を形成している構成としているが、四角錐には限定されず、三角錐など他の多角錐の側面であっても良い。
 次に、無線給電システム11の動作を説明する。まず、送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係を特定する。次に、特定した位置関係に基づき、制御用テーブルを参照して、位相調整器811、812が制御する位相値が決定される。次に、位相調整器811、812により位相がそれぞれ制御された電力信号である高周波信号が、送電用コイル511と送電用コイル512とに入力される。次に、送電用コイル511と送電用コイル512とから、磁界ベクトルが放射され、海水21中に入射する。次に、海水21に入射した磁界ベクトルが受電用コイル71で受電される。
 図5は、無線給電システム11の動作を説明するための図である。図5では、時刻t0とその後の時刻t1とで、受電器41の位置が変動する場合を想定する。時刻t0では、受電用コイル71が送電用コイル511の近傍に位置し、時刻t1では、受電用コイル71が送電用コイル512の近傍に位置する。
 図6は、図5の状態で、送電用コイル511、512から受電用コイル71への電力伝送特性を計算するための説明図である。送電用コイル511、512と受電用コイル71とは、それぞれ結合係数k12、k13、k23で結合している。図6中に、時刻t0での結合係数と、時刻t1での結合係数とを示す。送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係の変動に伴って、それぞれの結合係数は変化する。すなわち、時刻t0では、送電用コイル511と受電用コイル71の結合係数k13が大きくなり、時刻t1では、送電用コイル512と受電用コイル71の結合係数k23が大きくなる。
 図7は、時刻t0で、送電用コイル511と送電用コイル512とを、同じ強度、同じ周波数(200~300KHz間で0.1KHz刻みで掃引)で励起した場合の、受電強度と送電強度との比(電力伝送特性)の計算結果である。点線は、位相制御を行わない場合、実線は制御用テーブルに基づいて位相制御を行った場合である。この時の位相制御によって、送電用コイル512に入力する高周波信号の位相は、送電用コイル511に入力する信号に対して60°進んでいる。図7のように、位相制御により電力伝送特性は約1.5dB改善している。
 図8は、時刻t1で、送電用コイル511と送電用コイル512とを、同じ強度、同じ周波数(200~300KHz間で0.1KHz刻みで掃引)で励起した場合の、受電強度と送電強度との比(電力伝送特性)の計算結果である。点線は、位相制御を行わない場合、実線は制御用テーブルに基づいて位相制御を行った場合である。この時の位相制御によって、送電用コイル512に入力する高周波信号の位相は、送電用コイル511に入力する信号に対して60°遅れている。図8のように、位相制御により電力伝送特性は約1.5dB改善している。
 以上のように、送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係に基づく位相制御によって、電力伝送特性は改善する。なお、図6に示す以外の場合であっても同様に、位相制御によって電力伝送特性は改善する。
 図9は、本実施形態の無線給電システムを、実海洋において効果を検証するための評価系の構成図である。評価系は、伝送用コイルa、b、位相調整器a、b、受電用コイルを備えた受電器aを備えている。評価に際しては、受電器aを辺ACすなわちY軸に沿って移動させ、位相調整器a、bの位相調整による受電器aの受電効率(電力伝送効率)の改善を確認している。
 図9中の表は、受電器aの移動距離と最適位相量の関係を示す。表において、移動距離0とは、ABC面の重心上(Z軸方向)に受電器aが設置されている状態を指す。また、最適位相量とは、受電器aの受電効率が最も高くなる場合の、送電用コイルbの励起位相と送電用コイルaの励起位相の差である。表のように、移動距離が0cmと15cmでは、最適位相量は0°であるのに対し、30cmでは、最適位相量が180°という結果が得られた。すなわち、受電器aの位置がずれた場合、位相を調整することによって、受電効率を改善させられることが確認された。
 以上の説明では、位相調整器811、812は、送電用コイル511、512と受電用コイル71との位置関係と位相とを対応付けた制御用テーブルに基づいて位相を制御する。これとは別に、受電用コイルが受電する電力信号を送電用コイルにフィードバックし、受電用コイルが受電する電力信号が大きくなるように、より好ましくは最大となるように、位相を制御する方法も可能である。
 すなわち、受電器41は、受電用コイル71が受電する電力信号の大きさを送電器31にフィードバックする。位相調整器811、812はこのフィードバックに基づいて位相を制御する。すなわち、位相調整器811、812は、受電用コイル71が受電する電力信号が大きくなるように、より好ましくは最大となるように、位相を制御する。
 以上のように、本実施形態によれば、海中での無線給電において、送電用コイルと受電用コイルとの位置関係が変動しても効率よく給電することのできる無線給電システムを提供することができる。
(第2の実施形態)
 図10は、本発明の第2の実施形態の無線給電システムの構成を示す図である。無線給電システム12は、海水22中に設置された送電器32と受電器42とを備えている。送電器32は、電力信号を無線で送信する2個の送電用コイル521、522と、送電用コイル521、522が送電する電力信号の位相をそれぞれ制御する位相調整器821、822とを備えている。送電用コイル521、522は、Cを頂点とする円錐の側面に、円錐の側面に沿って湾曲し、円錐の底面の外周方向に並べて設けられている。これにより、送電用コイル521、522は、各々、異なる配向を有するように配置されている。ここで云う配向とは、送電用コイル521、522から放射されるエネルギーフローの方向に対応する。受電器41は、2個の送電用コイル521、522から送信された電力信号を受信する受電用コイル72を備えている。
 送電用コイル521、522は、各々、誘電体を有する包含部で包含されている。また、受電用コイル72は、誘電体を有する包含部で包含されている。
 無線給電システム12を構成する送電用コイル521、522や位相調整器821、822や受電用コイル72のその他の構成や材料は、第1の実施形態の無線給電システム11と同様である。さらに、無線給電システム12の動作は、第1の実施形態の無線給電システム11と同様である。また、送電器32の送電用コイルは、円錐の側面に沿って形成しているため小型化しやすい。なお、送電用コイルと位相調整器との組は、2個には限定されず、3個以上とすることもできる。
 以上のように、本実施形態によれば、海中での無線給電において、送電用コイルと受電用コイルとの位置関係が変動しても効率よく給電することのできる無線給電システムを提供することができる。
 以上の第1、第2の実施形態の無線給電システム11、12を用いた実施例1~3を、以下に説明する。
(実施例1)
 図11は、本発明の実施形態の無線給電システムを用いた実施例1の海中システム100の構成を示す図である。海中システム100は、海水25内で駆動する移動体105が送電用コイルを有する送電器35を備え、海底125で駆動するセンサ115が受電用コイルを有する受電器45を備えている。送電器35と受電器45とは、本実施形態の無線給電システムを構成している。
 移動体105は、AUV等である。センサ115は、海底環境センサ、地震センサ、物体検知センサ等である。センサ115は、バッテリーやキャパシタ等の電力保持手段を備えていても良い。
 海中システム100の移動体105とセンサ115の動作について説明する。まず、移動体105がセンサ115に接近し、送電器35と受電器45とが効率よく無線給電するよう、送電器35と受電器45との位置関係に基づいて、送電用コイルに入力する電力信号の調整がされる。次に、送電器35を通じて受電器45に電力が無線給電される。受電器45を通じて受電された電力は、センサ115へ伝達される。センサ115は、伝達された電力により直接駆動、または、伝達された電力により充電された電力保持手段により駆動する。
 本実施例によれば、海中で動作する移動体から、海底などで動作するセンサなどへの電力の無線給電が可能となり、信頼性の高い海中電力供給網を提供することが可能となる。
(実施例2)
 図12は、本発明の実施形態の無線給電システムを用いた実施例2の海中システム200の構成を示す図である。海中システム200では、海水26内で駆動する移動体1061が送電用コイルを有する送電器36を備え、海水26内で駆動する移動体1062が受電用コイルを有する受電器46を備えている。移動体1062は、バッテリーやキャパシタ等の電力保持手段を有していても良い。
 海中システム200の、移動体1061と移動体1062の動作について説明する。まず、移動体1061が移動体1062に接近し、送電器36と受電器46とが効率よく無線給電するよう、送電器36と受電器46との位置関係に基づいて、送電用コイルに入力する電力信号の調整がされる。次に、送電器36を通じて受電器46に電力が無線給電される。受電器46を通じて受電された電力は、移動体1062へ伝達される。移動体1062は、伝達された電力により直接駆動、または、伝達された電力により充電された電力保持手段により駆動する。
 本実施例によれば、海中で動作する移動体から移動体への電力の無線給電が可能である。また、さらにその先の海底センサなどへと電力を受け渡してゆくことも可能となり、信頼性の高い海中電力供給網を提供することが可能となる。
(実施例3)
 図13は、本発明の実施形態の無線給電システムを用いた実施例3の情報収集システム300の構成を示す図である。情報収集システム300は、母船121と、海水27中の移動体107およびセンサ117を有する。さらに、移動体107に関する情報やセンサ117により収集される情報を統合的に管理する管理センター301を有する。管理センター301は、母船121に備えられていても良く、また、陸上に備えられていても良い。
 母船121は送電器371を備え、移動体107は送電器372と受電器471とを備え、センサ117は受電器472を備えている。センサ117は、例えば、水温計、震度計、石油漏れ検知センサ、侵入検知センサ等である。なお、移動体107とセンサ117とは、それぞれ複数とすることができる。
 情報収集システム300の動作について説明する。まず、母船121と移動体107とセンサ117とは、海中音響通信等により、移動体107のバッテリー残量、センサ117のバッテリー残量の情報を共有する。次に、移動体107とセンサ117は、それぞれのバッテリー量が少なくなっていると判定した場合、それぞれの有する受電器471または受電器472を通じて電力を受電する。この時、移動体107の受電器471が受電する場合、移動体107の受電器471が母船121の有する送電器371に接近して受電する。また、センサ117の受電器472が受電する場合、移動体107の送電器372がセンサ117の受電器472に接近して受電する。移動体107とセンサ117は、各々が収集した情報を、海中音響通信等を通じて管理センター301に送信する。管理センター301は、移動体107とセンサ117から送信された情報を受信し、統合的に管理する。
 本実施例によれば、母船から海中を調査するための移動体、さらには、移動体から海中を調査するためのセンサに、安定して無線給電する情報収集システムが可能となる。
(実施例4)
 図14Aと図14Bとは、本発明の実施形態の無線給電システムを用いた実施例4の構成を示す図である。本実施例の給電システムでは、移動体1081(自動車)や移動体1082(ヘリコプター)が、送電用コイルを有する送電器を備えている。さらに、マンホールの底部の配管などに設置されたセンサ1381や、橋脚に設置されたセンサ1382が、受電用コイルを有する受電器を備えている。各々の送電器と受電器とは、前記の本実施形態の無線給電システムを構成している。
 センサ1381、1382は、環境センサ、地震センサ、物体検知センサ、異常検出センサ等である。センサ1381、1382は、バッテリーやキャパシタ等の電力保持手段を備えていても良い。センサ1381、1382は、マンホールの蓋や筐体などの金属や土などの導電性媒質を介して移動体1081、1082に対峙している。
 図14Aと図14Bの給電システムの動作について説明する。まず、移動体1081、1082がセンサ1381、1382に接近する。すなわち、自動車は走行によって、ヘリコプターはホバリングによって、接近する。次に、送電器と受電器とが効率よく無線給電するよう、送電器と受電器との位置関係に基づいて、送電用コイルに入力する電力信号の調整がされる。次に、送電器を通じて受電器に電力が無線給電される。受電器を通じて受電された電力は、センサ1381、1382へ伝達される。センサ1381、1382は、伝達された電力により直接駆動、または、伝達された電力により充電された電力保持手段により駆動する。
 本実施例によれば、陸上や空中の移動体から、金属や土などの導電性媒質を介して動作するセンサなどへの電力の無線給電が可能となり、信頼性の高い電力供給網を提供することが可能となる。
 本発明は上記実施形態や実施例に限定されることなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものである。
 また、上記の実施形態や実施例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
 良導体媒質中に設置された送電器と、前記良導体媒質中に設置された受電器とを備え、
 前記送電器は、異なる配向を有する2個以上の送電用コイルと、前記送電用コイルが送電する電力信号の位相を制御する位相調整器とを有し、
 前記受電器は、前記送電用コイルから送電される前記電力信号を無線で受電する受電用コイルを有する、無線給電システム。
(付記2)
 前記送電用コイルは、多角錐の側面に1個ずつ設けられている、付記1記載の無線給電システム。
(付記3)
 前記送電用コイルは、円錐の側面に、前記円錐の底面の外周方向に並べて設けられている、付記1記載の無線給電システム。
(付記4)
 前記位相調整器は、前記受電用コイルと前記送電用コイルとの位置関係に基づいて、前記位相を制御する、付記1から3の内の1項記載の無線給電システム。
(付記5)
 前記位相調整器は、前記位置関係と前記位相とを対応付けたテーブルを有し、前記位置関係と前記テーブルとに基づいて前記位相を制御する、付記1から4の内の1項記載の無線給電システム。
(付記6)
 前記受電器は、前記受電用コイルが受電する前記電力信号の大きさを前記送電器に通知し、前記位相調整器は、前記通知に基づいて前記位相を制御する、付記1から3の内の1項記載の無線給電システム。
(付記7)
 前記位相調整器は、前記受電用コイルが受電する前記電力信号を大きくするよう前記位相を制御する、付記1から6の内の1項記載の無線給電システム。
(付記8)
 前記送電用コイルは、誘電体で包含されている、付記1から7の内の1項記載の無線給電システム。
(付記9)
 前記受電用コイルは、誘電体で包含されている、付記1から8の内の1項記載の無線給電システム。
(付記10)
 前記良導体媒質は海水である、付記1から9の内の1項記載の無線給電システム。
(付記11)
 良導体媒質中で、送電用コイルが受電用コイルに給電する無線給電方法において、
 異なる配向を有する2個以上の前記送電用コイルで、位相を制御した電力信号を送電し、
 前記受電用コイルで前記位相を制御した前記電力信号を無線で受電する、無線給電方法。
(付記12)
 前記送電用コイルは、多角錐の2面以上の側面に1個ずつ設けられている、付記11記載の無線給電方法。
(付記13)
 前記送電用コイルは、円錐の側面に、前記円錐の底面の外周方向に並べて設けられている、付記11記載の無線給電方法。
(付記14)
 前記受電用コイルと前記送電用コイルとの位置関係に基づいて、前記位相を制御する、付記11から13の内の1項記載の無線給電方法。
(付記15)
 前記受電用コイルが受電する前記電力信号の大きさに基づいて前記位相を制御する、付記11から13の内の1項記載の無線給電方法。
(付記16)
 前記受電用コイルが受電する前記電力信号を大きくするよう、前記位相を制御する、付記11から15の内の1項記載の無線給電方法。
(付記17)
 前記送電用コイルは、誘電体で包含されている、付記11から16の内の1項記載の無線給電方法。
(付記18)
 前記受電用コイルは、誘電体で包含されている、付記11から17の内の1項記載の無線給電方法。
(付記19)
 前記良導体媒質は海水である、付記11から18の内の1項記載の無線給電方法。
(付記20)
 海中を移動する第1の移動体と、前記海中に設けられたセンサもしくは前記海中を移動する第2の移動体とを有し、
 前記第1の移動体は、付記1から10の内の1項記載の無線給電システムの送電器を有し、
 前記センサもしくは前記第2の移動体は、付記1から10の内の1項記載の無線給電システムの受電器を有し、
 前記受電器は前記送電器から給電する、海中システム。
(付記21)
 母船と、海中を移動する移動体と、前記海中に設けられたセンサと、前記移動体と前記センサからの情報を収集し管理する管理センターとを有し、
 前記母船は、付記1から10の内の1項記載の無線給電システムの第1の送電器を有し、
 前記移動体は、付記1から10の内の1項記載の無線給電システムの第2の送電器と第1の受信機とを有し、
 前記センサは、付記1から10の内の1項記載の無線給電システムの第2の受電器を有し、
 前記第1の受電機は前記第1の送電器から給電し、前記第2の受電機は前記第2の送電器から給電する、情報収集システム。
(付記22)
 移動体と、良導体媒質を介して前記移動体と対峙しているセンサとを有し、
 前記移動体は、付記1から10の内の1項記載の無線給電システムの送電器を有し、
 前記センサは、付記1から10の内の1項記載の無線給電システムの受電器を有し、
 前記受電器は前記送電器から給電する、給電システム。
 この出願は、2015年4月24日に出願された日本出願特願2015-088857を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 11、12  無線給電システム
 21、22、25、26、27  海水
 31、32、35、36、371、372  送電器
 41、42、45、46、471、472  受電器
 511、512、521、522  送電用コイル
 61a、61b  包含部
 71、72  受電用コイル
 811、812、821、822  位相調整器
 100、200  海中システム
 105、1061、1062、107、1081、1082  移動体
 115、117、1381、1382  センサ
 121  母船
 125  海底
 300  情報収集システム
 301  管理センター

Claims (10)

  1.  良導体媒質中に設置された送電器と、前記良導体媒質中に設置された受電器とを備え、
     前記送電器は、異なる配向を有する2個以上の送電用コイルと、前記送電用コイルが送電する電力信号の位相を制御する位相調整器とを有し、
     前記受電器は、前記送電用コイルから送電される前記電力信号を無線で受電する受電用コイルを有する、無線給電システム。
  2.  前記送電用コイルは、多角錐の側面に1個ずつ設けられている、請求項1記載の無線給電システム。
  3.  前記送電用コイルは、円錐の側面に、前記円錐の底面の外周方向に並べて設けられている、請求項1記載の無線給電システム。
  4.  前記位相調整器は、前記受電用コイルと前記送電用コイルとの位置関係に基づいて、前記位相を制御する、請求項1から3の内の1項記載の無線給電システム。
  5.  前記位相調整器は、前記位置関係と前記位相とを対応付けたテーブルを有し、前記位置関係と前記テーブルとに基づいて前記位相を制御する、請求項1から4の内の1項記載の無線給電システム。
  6.  前記受電器は、前記受電用コイルが受電する前記電力信号の大きさを前記送電器に通知し、前記位相調整器は、前記通知に基づいて前記位相を制御する、請求項1から3の内の1項記載の無線給電システム。
  7.  前記位相調整器は、前記受電用コイルが受電する前記電力信号を大きくするよう前記位相を制御する、請求項1から6の内の1項記載の無線給電システム。
  8.  良導体媒質中で、送電用コイルが受電用コイルに給電する無線給電方法において、
     異なる配向を有する2個以上の前記送電用コイルで、位相を制御した電力信号を送電し、
     前記受電用コイルで前記位相を制御した前記電力信号を無線で受電する、無線給電方法。
  9.  海中を移動する第1の移動体と、前記海中に設けられたセンサもしくは前記海中を移動する第2の移動体とを有し、
     前記第1の移動体は、請求項1から7の内の1項記載の無線給電システムの送電器を有し、
     前記センサもしくは前記第2の移動体は、請求項1から7の内の1項記載の無線給電システムの受電器を有し、
     前記受電器は前記送電器から給電する、海中システム。
  10.  母船と、海中を移動する移動体と、前記海中に設けられたセンサと、前記移動体と前記センサからの情報を収集し管理する管理センターとを有し、
     前記母船は、請求項1から7の内の1項記載の無線給電システムの第1の送電器を有し、
     前記移動体は、請求項1から7の内の1項記載の無線給電システムの第2の送電器と第1の受信機とを有し、
     前記センサは、請求項1から7の内の1項記載の無線給電システムの第2の受電器を有し、
     前記第1の受電機は前記第1の送電器から給電し、前記第2の受電機は前記第2の送電器から給電する、情報収集システム。
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