WO2016117654A1 - インスリン初期分泌能改善剤 - Google Patents

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Abstract

 インスリン初期分泌能改善剤の提供。 乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物を有効成分とするインスリン初期分泌能改善剤。

Description

インスリン初期分泌能改善剤
 本発明は、インスリン初期分泌能を改善する剤に関する。
 糖尿病は、高血糖状態を主徴とする代謝疾患である。慢性的な高血糖の持続は、腎症・網膜症・神経症といった細小血管障害を併発するだけでなく、心筋梗塞・脳梗塞といった動脈硬化性疾患の発症を促進することが知られている。すなわち、糖尿病は、QOLだけではなく余命をも大きく左右する疾患と言える。糖尿病には複数の病型が存在するが、主要な病型は1型糖尿病と2型糖尿病である。
 このうち、2型糖尿病は、膵β細胞のインスリン分泌能の低下、ならびに、肝臓、骨格筋、脂肪などの標的組織におけるインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性)により、インスリンの効果が相対的に不足することで高血糖となる。現在、急増している生活習慣病としての糖尿病は2型糖尿病であり、その発症には過食や高脂肪食、運動不足などの欧米型の生活習慣が環境因子として強く影響する。
 また、日本人において2型糖尿病はインスリン抵抗性よりもインスリン分泌能、特に糖摂取後の急激な血糖値上昇を抑制するために必要なインスリン初期分泌能の低下が主因となる場合が多く、インスリンの初期分泌能を改善する方法が望まれている。
 一方、乳酸菌に関する報告として、グラム陽性菌の細胞壁の多糖-グリカン複合体が血糖値および尿糖の上昇を抑制すること(特許文献1)及びラクトバチルス・カゼイの菌体(死菌体)が血糖上昇抑制作用を有することが報告されている(非特許文献1)。
特開平8-59492号公報
Endocrine Journal 1997, 44(3), 357-365
 しかしながら、従来の血糖値低下剤は、空腹時の高血糖の改善に注目しすぎるあまり低血糖を引き起こすリスクがあり、なかでもスルホニル尿素薬やグリニド薬をはじめとするインスリン分泌促進剤は、食後の初期分泌(第1相の追加分泌)だけではなく、後期分泌(第2相の追加分泌)や空腹時の基礎分泌を高めてしまうため、低血糖リスクに加え、膵β細胞の疲弊を引き起こし、更なるインスリン分泌能の低下と高血糖をもたらすという問題があった。このような問題を解決するため、また上述の通り、日本人の2型糖尿病はインスリン初期分泌能の低下が主因となることから、初期分泌能のみを改善する剤の開発が望まれている。
 従って、本発明の課題は、新たなインスリン初期分泌能改善剤を提供することにある。
 そこで本発明者は、前記課題を解決すべく検討してきたところ、乳酸菌の死菌体でなく、生菌に特異的に優れたインスリン初期分泌能改善作用があることを見出し、本発明を完成するに至った。
 すなわち、本発明は、次の〔1〕~〔9〕を提供するものである。
〔1〕乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物を有効成分とするインスリン初期分泌能改善剤。
〔2〕乳酸菌の生菌を1日あたり1×1010cells以上摂取する〔1〕記載のインスリン初期分泌能改善剤。
〔3〕乳酸菌が、ラクトバチルス属に属する乳酸菌である〔1〕又は〔2〕記載のインスリン初期分泌能改善剤。
〔4〕乳酸菌が、ラクトバチルス・カゼイである〔1〕~〔3〕のいずれかに記載のインスリン初期分泌能改善剤。
〔5〕乳酸菌が、ラクトバチルス・カゼイ YIT9029株である〔1〕~〔4〕のいずれかに記載のインスリン初期分泌能改善剤。
〔6〕インスリン初期分泌能改善剤を製造するための、乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物の使用。
〔7〕インスリン初期分泌能改善に使用するための、乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物。
〔8〕乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物を、それらを必要とする対象に有効量で投与又は摂取するインスリン初期分泌能改善方法。
〔9〕乳酸菌の生菌を1日あたり1×1010cells以上摂取する、〔8〕記載のインスリン初期分泌能改善方法。
 本発明のインスリン初期分泌能改善剤は、乳酸菌の生菌が特に強い作用を有することを見出したものである。インスリンの初期分泌能のみを改善することで、低血糖リスクや膵β細胞の疲弊による更なる高血糖誘発の危険性が少ない。
 本発明のインスリン初期分泌能改善剤の有効成分は、乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物である。後記実施例に示すように、死菌を多量に含む乳酸菌では、インスリン初期分泌の改善効果がなかったことから、本発明の効果は、乳酸菌の生菌特有のものである。ここで言うところの生菌は、例えば、生理食塩水またはリンゲル液に適宜希釈した組成物を、BCP加プレートカウント寒天培地またはムピロシン加TOSプロピオン酸培地等の乳酸菌の測定に適した培地に塗布し、37℃、3日間保持した後に出現した乳酸菌のコロニーをカウントすることにより測定することができる。なお、偏性嫌気性菌の場合は脱気して二酸化炭素および/または窒素を充填した嫌気ジャーにいれて保持すればよい。
 乳酸菌としては、特に限定されず、ラクトバチルス属、ラクトコッカス属、エンテロコッカス属、ペディオコッカス属、リューコノストック属、ビフィドバクテリウム属等が挙げられる。このうち、ラクトバチルス属、ビフィドバクテリウム属が好ましく、ラクトバチルス属がより好ましい。
 さらに、ラクトバチルス属の乳酸菌としては、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・ラムノーサス、ラクトバチルス・ゼアエ、ラクトバチルス・ブルガリカス、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・プランタラム、ラクトバチルス・ガッセリ等が挙げられる。このうち、ラクトバチルス・カゼイが好ましく、ラクトバチルス・カゼイの中でもラクトバチルス・カゼイ YIT9029株(FERM BP-1366)がさらに好ましい。
 乳酸菌の生菌は、後記実施例に示すように、インスリン初期分泌指数を改善する効果を有する。ここで、インスリン初期分泌指数とは、75g経口ブドウ糖負荷試験でブドウ糖負荷前の空腹時血糖と空腹時血中インスリン、ブドウ糖負荷後30分の血糖と血中インスリンから次式で計算されるインスリン初期分泌指数をいう。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 健康なヒトのインスリン初期分泌指数は0.4以上であり、インスリン初期分泌能に異常のあるヒトのインスリン初期分泌指数は0.4未満である。インスリン初期分泌指数が0.4未満のヒトは糖尿病になる可能性が高いといわれている。
 本発明において、インスリン初期分泌能改善とは、斯かるインスリン初期分泌指数を健康なヒトのレベルにすること、例えばインスリン初期分泌指数を0.4以上、好ましくは0.4~5.0にすることを意味する。また、併せて第2相のインスリンの追加分泌を増加させないこと、好ましくは、ブドウ糖負荷後60分後の血中インスリン濃度、或いはブドウ糖負荷後120分後の血中インスリン濃度を増加させないことを意味する。 
 インスリン初期分泌指数が0.4未満のヒトに1日あたり乳酸菌1×1011cellsを摂取させたところ、インスリン初期分泌指数が改善された。一方、乳酸菌の生菌の摂取量が少ない場合には、インスリン初期分泌指数の改善効果は得られなかった。
 従って、乳酸菌の生菌を1日あたり1×1010cells以上含む組成物を摂取するのが好ましく、乳酸菌の生菌を1日あたり1×1011cells以上含む組成物を摂取するのがより好ましく、乳酸菌の生菌を1日あたり1×1011cells~1×1012cells含む組成物を摂取するのがさらに好ましい。
 本発明のインスリン初期分泌能改善剤の摂取対象者は特に限定されないが、インスリン初期分泌指数が0.4未満のヒト、すなわち、2型糖尿病患者又は2型糖尿病予備群の者が好ましく、特に2型糖尿病予備群の者を対象とすることがより好ましい。ここで2型糖尿病予備群とは、インスリン初期分泌指数が0.4未満でかつ、空腹時血糖値100mg/dL以上及び/又はブドウ糖負荷120分血糖値130mg/dL以上の者をいい、糖尿病患者と健常者の境界域に該当する者をさす。
 本発明のインスリン初期分泌能改善剤は、1日あたり1~3回に分けて経口的に摂取するのが好ましい。また、摂取期間としては1週間以上連続して摂取することが好ましく、4週間以上連続で摂取することが更に好ましく、8週間以上連続して摂取するのが特に好ましい。
 本発明のインスリン初期分泌能改善剤は、乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物であればその製剤形態は限定されず、例えば、慣用の医薬品製剤とすることができる。このような製剤としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の固体剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤等の液剤、凍結乾燥剤等が挙げられ、これらの製剤は製剤上の常套手段により、適宜医薬用無毒性担体と混合することにより調製することができる。斯かる医薬用無毒性担体としては、例えば、グルコース、乳糖、ショ糖、澱粉、マンニトール、デキストリン、脂肪酸グリセリド、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルデンプン、エチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アミノ酸、ゼラチン、アルブミン、水、生理食塩水等が挙げられる。また、必要に応じて、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、結合剤、等張化剤、賦形剤等の慣用の添加剤を適宜添加することもできる。
 また、乳酸菌の生菌は、摂取の容易性、摂取の継続性等の点から、発酵物の形態で用いるのが好ましい。
 ここで、発酵物としては、有効成分である乳酸菌生菌によって発酵させた発酵乳、発酵豆乳、発酵果汁、発酵植物液等が好適に用いられる。これら発酵物の製造は定法に従って製造することができる。例えば発酵乳は、殺菌した乳培地に乳酸菌生菌を接種培養し、これを均質化処理して発酵乳ベースを得る。この時、次いで別途調製したシロップ溶液を添加混合し、ホモゲナイザー等で均質化し、更にフレーバーを添加して最終製品とすることができる。
 また、培養にあたっては、乳酸菌に他の微生物、例えば、サッカロミセス属、キャンディダ属、ロドトルーラ属、ピチア属、シゾサッカロミセス属、トルラ属、チゴサッカロミセス属等の酵母類、アスペルギルス属、ペニシリウム属、ユウロチウム属、モナスカス属、ミコール属、ニュウロスポラ属、リゾープス属等の糸状菌等を併用して発酵を行っても良いが、乳酸菌のみで発酵することが好ましい。
 次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
製造例1(本発明組成物の製造)
 ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)YIT9029株を接種し、37℃で発酵させた脱脂粉乳溶液にシロップを混合し、香料を添加した後、均質化して容器に充填して本発明組成物を得た。この発酵乳製品100mL中のラクトバチルス・カゼイの生菌数は1×1011cellsであった。
 また、プラセボとして、ラクトバチルス・カゼイを含まず、発酵乳製品と同等の乳酸を添加して風味を調整した組成物を用いた。なお、その他の組成については、本発明組成物と同じである。
試験1(実施例)
(実験方法)
 インスリン初期分泌指数が0.4未満の男性、19名(インスリン初期分泌指数、空腹時血糖値、ブドウ糖負荷120分後血糖値の平均値は、それぞれ0.28、107mg/dLおよび172mg/dL)および17名(インスリン初期分泌指数、空腹時血糖値、ブドウ糖負荷120分後血糖値の平均値は、それぞれ0.29、111mg/dLおよび178mg/dL)に対し、それぞれ製造例1のラクトバチルス・カゼイ生菌を1×1011cells含む組成物(以下、本発明組成物という)、または、ラクトバチルス・カゼイを含まないプラセボを1日1本(100mL)ずつ8週間摂取させた。なお、被験者に対し、試験中は試験参加前の食事、飲酒、睡眠等の生活習慣を極力変えないこと、通常範囲を大きく逸脱する過度な運動、節食、過食を避けることを指示した。
(結果)
 摂取前、4週間後、8週間後のインスリン初期分泌指数を表1に示す。表1に示すように、ラクトバチルス・カゼイ生菌を1日あたり1×1011cells摂取することにより、プラセボと比較して、インスリン初期分泌が改善することが確認された。また、結果は示していないが、ラクトバチルス・カゼイ生菌を1日あたり1×1011cellsを摂取した群では、インスリンの基礎分泌量の指標である空腹時血中インスリン濃度にはほとんど変化がなかった。更に、第2相の追加分泌量の指標である、75gブドウ糖負荷後60分後の血中インスリン濃度(表2)および120分後の血中インスリン濃度(表3)は減少していることから、本発明組成物は、インスリンの基礎分泌と第2相の追加分泌は増加させないことが確認された。このことから、ラクトバチルス・カゼイ生菌を1日あたり1×1011cells摂取することにより、インスリンの初期分泌能を特異的に改善することが確認された。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000004
試験2(比較実験)
(実験方法)
 インスリン初期分泌指数が0.4未満の男性、8名(インスリン初期分泌指数、空腹時血糖値、ブドウ糖負荷120分後血糖値の平均値は、それぞれ0.24、117mg/dLおよび173mg/dL)および7名(インスリン初期分泌指数、空腹時血糖値、ブドウ糖負荷120分後血糖値の平均値は、それぞれ0.16、121mg/dLおよび189mg/dL)に対し、2gあたりラクトバチルス・カゼイ生菌を4×109cellsおよび死菌を2×1011cells、含む粉末、または、ラクトバチルス・カゼイを含まないプラセボをそれぞれ1日1包(2g)ずつ8週間摂取させた。摂取前、8週間後のインスリン初期分泌指数を表4に示す。なお、粉末とは、ラクトバチルス・カゼイYIT9029株の生菌および死菌を含む凍結乾燥粉末に対し、脱脂粉乳とトレハロースを2対1で混合した粉末を加えて上記菌数に調整したものであり、プラセボとは脱脂粉乳とトレハロースを2対1で混合したものである。なお、粉末に含まれる死菌数は、DAPI染色法よって粉末に含まれるラクトバチルス・カゼイの総菌数を測定し、そこから生菌数を除くことで求めた。
(結果)
 表4に示すように、ラクトバチルス・カゼイ生菌を1日あたり4×109cells摂取した場合では、8週間目でインスリン初期分泌指数が下がっており、インスリン初期分泌能は改善しないことが確認された。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000005

Claims (9)

  1.  乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物を有効成分とするインスリン初期分泌能改善剤。
  2.  乳酸菌の生菌を1日あたり1×1010cells以上摂取する請求項1記載のインスリン初期分泌能改善剤。
  3.  乳酸菌が、ラクトバチルス属に属する乳酸菌である請求項1又は2記載のインスリン初期分泌能改善剤。
  4.  乳酸菌が、ラクトバチルス・カゼイである請求項1~3のいずれか1項記載のインスリン初期分泌能改善剤。
  5.  乳酸菌が、ラクトバチルス・カゼイ YIT9029株である請求項1~4のいずれか1項記載のインスリン初期分泌能改善剤。
  6.  インスリン初期分泌能改善剤を製造するための、乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物の使用。
  7.  インスリン初期分泌能改善に使用するための、乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物。
  8.  乳酸菌の生菌を1×1010cells以上含む組成物を、それらを必要とする対象に有効量で投与又は摂取するインスリン初期分泌能改善方法。
  9.  乳酸菌の生菌を1日あたり1×1010cells以上摂取する、請求項8記載のインスリン初期分泌能改善方法。
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