WO2016021699A1 - ユーザ端末及びプロセッサ - Google Patents
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Abstract
Description
第1実施形態に係るユーザ端末は、D2D通信をサポートする。前記ユーザ端末は、制御リソースを使用して制御情報を他のユーザ端末に送信し、前記制御情報により示されるデータリソースを使用してユーザデータを前記他のユーザ端末に送信する制御部を備える。前記制御情報は、前記制御リソース及び前記データリソースの割り当てモードが第1のモード及び第2のモードの何れであるかを識別する識別フラグを含む。前記第1のモードは、前記制御リソース及び前記データリソースが基地局から指定される割り当てモードである。前記第2のモードは、所定のリソースプールの中から前記ユーザ端末が前記制御リソース及び前記データリソースを選択する割り当てモードである。
以下において、3GPP規格に基づく移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムに本発明を適用する場合の実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E-UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
第1実施形態に係るLTEシステムは、D2D近傍サービスをサポートする。D2D近傍サービス(D2D ProSe)は、同期がとられた複数のUE100からなる同期クラスタ内で直接的なUE間通信を可能とするサービスである。D2D近傍サービスは、近傍UEを発見する発見手順(Discovery)と、直接的なUE間通信であるD2D通信(Communication)と、を含む。D2D通信は、Direct communicationとも称される。
表1は、第1実施形態に係るSAの内容を示す表である。上述したように、SAは、UE100#1からUE100#2に送信される。
図7は、Mode 1におけるデータリソースの割り当て例を示す図である。図7では、2つの送信側UE(UE0、UE1)のそれぞれがSA及びユーザデータを送信すると仮定している。
第1実施形態では、SAは、割り当てモードがMode 1及びMode 2の何れであるかを識別する「Mode 1/Mode 2 flag」を含む。これにより、割り当てモードに応じて、データリソースの時間方向の割り当てパターンを示す「T-RPT」の内容を異ならせることができる。
上述した第1実施形態では、Mode 1においてデータリソースの周期的割り当てを行い、Mode 2においてデータリソースのランダム割り当てを行っていた。
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態は、SAリソースの割り当てに関する実施形態である。
上述した第1実施形態及びその変更例では、疑似ランダム系列を使用してデータリソースのランダム割り当てを行う一例を説明した。しかしながら、疑似ランダム系列に代えて、直交系列を使用してもよい。
以下において、上述した実施形態の補足事項について説明する。
-複数のMAC PDUの送信間の送信周期(単数又は複数)(transmission interval);
-所与のMAC PDUの送信の数(1以上の値が可能な場合);
-各MAC PDUの送信のためのリソース。
-SAの送信の総数は以下の間で今後検討する:
仕様において単一の値に定める、または;
2つの値のうちで(予め)設定可能にする;
これらの値を何にするかは、検討事項。
-Mode 2において送信の衝突を最少化するかどうか/どのように最少化するかは、今後の検討事項。
ここでは、SAの内容について検討する。表2は、SAの内容の詳細を示す。
DCIフォーマット0のPUSCHは、周波数割り当て指示子に対して再使用されるべきである。これにより、よりシンプルな設計が可能となる。
Mode 1とMode 2は、異なるT-RPTを有するべきである。Mode 1は、送信プールを有しておらず、Mode 2は送信プールを有している。Mode 1では、周期的な割り当てが使用され、Mode 2では、ランダムな割り当てが使用される。これらの2つのモードを区別するために、SA中でMode 1/Mode 2 flagがサポートされる。
カバレッジ内のUEがD2DSSを送信し、カバレッジ外SAを検出しない場合、カバレッジ内のUEは、D2DSS送信を停止できる。この機能は、今後のリリースで含めることができる。
PUSCHホッピングパラメータは、再使用される。
再送数が固定される場合、RVインデックスパターンを固定することができる。
ここでは、SAリソースプールでのSAの割り当てについて検討する。
SAの周波数ホッピングは仕様において定められ、PUSCHホッピングに基づく。同一の設定が、所与のSAプールにおける全てのUEに対して使用される。
リンクレベルの性能予測から、単一の送信のためのリソースは、PRB-ペア2つであるべきである。
SAの繰り返し送信は1回又は2回とするべきである。チェイス合成は、SA及びRV=0の場合にサポートされるべきである。
Mode 1では、eNBが、SA送信のための時間及び周波数リソースを設定した。Mode 2では、UEが、SA送信のための時間及び周波数リソースを自律的に選択する。
SAの時間割り当ては予め定められる。図12は、SAサブフレームが4又は10の場合の、予め定められた、2回の繰り返し時間パターンの例を示す。この図に示される設計は、半二重方式での制約の克服に基づく。SA送信UEは、同時に他のUEから他のSAを受信することができないため、このSAの再送では、同一のUEは、全く同一のリソースにおいて、それぞれのSAを再送しない。
(SAとデータのリンク)
ここでは、SAとデータ割り当てとの間のリンクについて述べる。図13は、時間ドメイン及び周波数ドメインの割り当てを示す。
シンプルな設計を保つため、D2D通信のためのPUSCHホッピングの再使用を提案する。
Mode 1については、eNBが、D2D UEのスケジューリングを担当することから、eNBが、Data送信の期間及びオフセットを設定すべきである。その後、送信UEは、SA中で期間及びオフセットをシグナリングする。
(SAとデータのリンク)
ここでは、SAとデータ割り当てとの間のリンクについて述べる。図14は、時間ドメイン及び周波数ドメインの割り当てを示す。
上記の付記で検討されるように、シンプルな設計を保つため、PUSCHホッピングが再使用されることを提案する。
半二重方式での制約のため、また、電力漏れ込み(in-band emissions)による性能低下を軽減するため、データを時間ドメインにおいてランダム化することができる。このランダム化は、SA中のUE ID及びcinit_D2Dに基づいている。図14に示されているように、例えば、UEは、16個の中から4個のサブフレームをランダムに選択して、そのD2Dデータを送信することができる。Mode 2の時間割り当てについては、リリース8のGold系列[TS36.211 7.2]が再使用される。cinitは、SA中のUE ID及びcinit_D2Dに由来する。
(繰り返し送信の設計の考察)
ここでは、Type 1発見手順(discovery)の時間ドメイン割り当てについて述べる。複雑さを軽減するため、時間連続的な割り当て繰り返し送信を提案する。図16に示されているように、繰り返し送信パターンは、{1、2、4及び8}の繰り返し送信と、偶数及び奇数の発見手順リソースIDに対して適用される偶数/奇数パターンを含んでいてもよい。更に、RVインデックスは、予め定められたパターン(0、2、3、1)であってもよい。加えて、上記の場合は、PUSCHホッピングパターンをサポートしてもよい。
ここでは、繰り返し送信によって達成されるゲインについて検討する。繰り返し送信リソースが、時間ドメインにおいて連続的に割り当てられることを仮定している。更に詳細なシミュレーション仮定が、付記Aに記載されている。図17は、繰り返し送信の数を増やしたときに達成されるゲイン(Repetition gain at BLER = 0.01)を示す。しかしながら、表1のデータが示すように、繰り返し送信の数を増やしたときのゲインには、収穫逓減(diminishing return)が見られる。
D2Dディスカバリー信号の物理フォーマットを図18に示す。繰り返しのリソース割り当てを図19に示す。シミュレーション仮定を表4に示す。
米国仮出願第62/035174号(2014年8月8日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
Claims (9)
- D2D通信をサポートするユーザ端末であって、
所定の時間長及び所定の周波数幅を有する制御領域において、時間方向に連続的又は不連続的に割り当てられる第1の制御リソース及び第2の制御リソースを使用して、同じ制御情報の繰り返し送信を行う制御部を備え、
前記制御部は、前記第1の制御リソースが他のユーザ端末の制御リソースと時間方向において重複しても、前記第2の制御リソースが前記他のユーザ端末の制御リソースと時間方向において重複しないように、時間方向における前記第1の制御リソース及び前記第2の制御リソースの位置を決定することを特徴とするユーザ端末。 - 前記制御部は、前記第1の制御リソースに対して前記第2の制御リソースが前記所定の周波数幅の2分の1だけずれるように、周波数方向における前記第1の制御リソース及び前記第2の制御リソースの位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
- 前記第1の制御リソース及び前記第2の制御リソースのそれぞれは、1つのリソースブロック分の周波数幅及び1つのサブフレーム分の時間幅を有し、
前記制御部は、
前記第1の制御リソースに対して前記第2の制御リソースが前記所定の周波数幅の2分の1だけずれるように、前記第1の制御リソースに用いる第1のリソースブロック及び前記第2の制御リソースに用いる第2のリソースブロックを決定し、
前記第1の制御リソースが前記他のユーザ端末の制御リソースと時間方向において重複しても、前記第2の制御リソースが前記他のユーザ端末の制御リソースと時間方向において重複しないように、前記第1の制御リソースに用いる第1のサブフレーム及び前記第2の制御リソースに用いる第2のサブフレームを決定することを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。 - D2D通信をサポートするユーザ端末を制御するプロセッサであって、
所定の時間長及び所定の周波数幅を有する制御領域において、時間方向に連続的又は不連続的に割り当てられる第1の制御リソース及び第2の制御リソースを使用して、同じ制御情報の繰り返し送信を行う処理と、
前記第1の制御リソースが他のユーザ端末の制御リソースと時間方向において重複しても、前記第2の制御リソースが前記他のユーザ端末の制御リソースと時間方向において重複しないように、時間方向における前記第1の制御リソース及び前記第2の制御リソースの位置を決定する処理と、を実行することを特徴とするプロセッサ。 - D2D通信をサポートするユーザ端末であって、
制御リソースを使用して制御情報を他のユーザ端末に送信し、前記制御情報により示されるデータリソースを使用してユーザデータを前記他のユーザ端末に送信する制御部を備え、
前記制御情報は、前記制御リソース及び前記データリソースの割り当てモードが第1のモード及び第2のモードの何れであるかを識別する識別フラグを含み、
前記第1のモードは、前記制御リソース及び前記データリソースが基地局から指定される割り当てモードであり、
前記第2のモードは、所定のリソースプールの中から前記ユーザ端末が前記制御リソース及び前記データリソースを選択する割り当てモードであることを特徴とするユーザ端末。 - 前記制御情報は、前記データリソースの時間方向の割り当てパターンを示す時間割り当て情報を含み、
前記割り当てモードが前記第1のモードである場合、前記制御部は、前記データリソースの周期的な割り当てパターンに関する情報を前記時間割り当て情報として送信し、
前記割り当てモードが前記第2のモードである場合、前記制御部は、前記データリソースのランダムな割り当てパターンに関する情報を前記時間割り当て情報として送信することを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末。 - 前記周期的な割り当てパターンに関する情報は、前記基地局から指定された周期及びオフセットを示す情報であり、
前記ランダムな割り当てパターンに関する情報は、疑似ランダム系列を示す情報であることを特徴とする請求項6に記載のユーザ端末。 - D2D通信をサポートするユーザ端末であって、
制御リソースを使用して制御情報を他のユーザ端末に送信し、前記制御情報により示されるデータリソースを使用してユーザデータを前記他のユーザ端末に送信する制御部を備え、
前記制御情報は、
前記データリソースの時間方向の割り当てパターンを示す時間割り当て情報と、
前記時間割り当て情報が第1の情報及び第2の情報の何れであるかを識別する識別フラグと、を含み、
前記第1の情報は、前記データリソースの周期的な割り当てパターンに関する情報であり、
前記第2の情報は、前記データリソースのランダムな割り当てパターンに関する情報であることを特徴とするユーザ端末。 - 前記周期的な割り当てパターンに関する情報は、周期及びオフセットを示す情報であり、
前記ランダムな割り当てパターンに関する情報は、疑似ランダム系列を示す情報であることを特徴とする請求項8に記載のユーザ端末。
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