JPWO2016163431A1 - ユーザ端末及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

第1の特徴に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、自ユーザ端末に同期する他のユーザ端末に信号を送信する送信部と、前記他のユーザ端末からの信号を受信する受信部と、D2D発見信号用のリソースプールおよび当該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータを記憶する記憶部と、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量に応じて、前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する制御部と、を備える。

Description

本発明は、直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末及び制御方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)近傍サービスの導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D近傍サービス(D2D ProSe)は、同期がとられた複数のユーザ端末からなる同期クラスタ内で直接的な端末間通信を可能とするサービスである。D2D近傍サービスは、近傍端末を発見するD2D発見手続(ProSe Discovery)と、直接的な端末間通信であるD2D通信(ProSe Communication)と、を含む。
3GPP技術報告書「TR 36.843 V12.0.1」2014年3月27日
一実施形態に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサボートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、前記ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、自ユーザ端末に同期する他のユーザ端末に信号を送信する送信部と、前記他のユーザ端末からの信号を受信する受信部と、D2D発見信号用のリソースプールおよび当該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータを記憶する記憶部と、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量に応じて、前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する制御部と、を備える。
実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 実施形態に係るUE(ユーザ端末)のブロック図である。 実施形態に係るeNB(基地局)のブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 実施形態に係る動作環境を示す図である。 D2D発見信号用のリソースプールの構成を示す図である。 実施形態に係る動作状態を示すシーケンス図である。
[実施形態の概要]
D2D ProSeでは、同期がとられた複数のユーザ端末がセルカバレッジ外に位置するシナリオ(Out of coverage)が想定されている。かかるシナリオでは、セルカバレッジ外に位置する複数のユーザ端末が、ネットワークを介さずに直接的に端末間通信を実行する。このため、このシナリオにおける最適な運用のために、複数のユーザ端末間で効率良くD2D発見手続が行われることが望まれている。
そこで、実施形態は、同期がとられた複数のユーザ端末がセルカバレッジ外に位置する場合に効率の良いD2D発見手続を実現可能なユーザ端末及び制御方法を提供する 実施形態に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、自ユーザ端末に同期する他のユーザ端末に信号を送信する送信部と、前記他のユーザ端末からの信号を受信する受信部と、D2D発見信号用のリソースプールおよび当該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータ(tx−Probability)を記憶する記憶部と、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量に応じて、前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する制御部と、を備える。
実施形態では、前記制御部は、前記送信確率パラメータを調整することによって得られた調整パラメータに関する情報を、前記他のユーザ端末に送信する処理を実行する。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記他のユーザ端末の同期元である。前記制御部は、自ユーザ端末から前記他のユーザ端末に同期信号が送信されるときに、前記調整パラメータに関する情報も送信する処理を実行する。
実施形態では、前記制御部は、前記D2D発見信号用のリソースプールにおける前記他のユーザ端末のリソース使用量を検出する処理と、検出した前記リソース使用量に応じて、前記送信制限確率パラメータを調整する処理と、を実行する。前記制御部は、更に、前記他のユーザ端末のリソース使用量を検出する処理を実行する間、自ユーザ端末からD2D発見信号を送信する処理を停止する。
実施形態では、前記制御部は、前記調整パラメータに基づいて、D2D発見信号を送信する処理を実行する。
実施形態では、前記制御部は、前記調整パラメータに関する情報を前記他のユーザ端末に送信する処理を実行した後、当該調整パラメータに基づいて、D2D発見信号を送信する処理を実行する。実施形態では、前記制御部は、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量(LOAD)が多いほど、前記確率が低くなるように前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する。
実施形態では、前記制御部は、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量が少ないほど、前記確率が高くなるように前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する。
実施形態に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、同期元である他のユーザ端末に同期して当該他のユーザ端末に信号を送信する送信部と、前記他のユーザ端末からの信号を受信する受信部と、D2D発見信号用のリソースプールおよび当該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータを記憶する記憶部と、前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する制御部と、を備える。前記制御部は、前記他の端末から送信された調整パラメータに関する情報を取得した場合には、前記調整パラメータに関する情報を使用して前記送信確率パラメータを調整する。前記調整パラメータは、前記他のユーザ端末が、前記D2D発見信号用のリソースプコールにおけるリソース使用量に応じて、前記他のユーザ端末において記憶されていた送信確率パラメータを調整することによって得られたパラメータである。
実施形態に係るユーザ端末における制御方法は、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量を検出し、前記検出されたリソース使用量に応じて、前記D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータを調整する。前記ユーザ端末は、前記送信確率パラメータを調整することによって得られた調整パラメータに関する情報を、自ユーザ端末に同期する他のユーザ端末に送信する。
実施形態に係るユーザ端末における制御方法は、直接的な端末間通信であるD2D通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられる。前記ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、同期元である他のユーザ端末から送信された調整パラメータに関する情報を取得し、前記取得された調整パラメータに関する情報を使用して、自ユーザ端末において記憶していた送信確率パラメータを調整する。前記送信確率パラメータは、D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示すパラメータである。前記調整パラメータは、前記他のユーザ端末が、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量に応じて、当該他のユーザ端末において記憶されていた送信確率パラメータを調整することによって得られたパラメータである。前記ユーザ端末は、前記調整された送信確率パラメータに基づいて、D2D発見信号を送信する。
[実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EUTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワーク(LTEネットワーク)が構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、UICC(Universal Integrated Circuit Card)130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150は記憶部に相当し、プロセッサ160は制御部(コントローラ)に相当する。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)を、制御部を構成するプロセッサ160’(コントローラ)としてもよい。コントローラは、後述する各種の処理及び、各種の通信プロトコルを実行する。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。無線送受信機110及びプロセッサ160は、送信部及び受信部を構成する。
無線送受信機110は、複数の送信機及び/又は複数の受信機を含んでもよい。実施形態では無線送受信機110が1つの送信機及び1つの受信機のみを含むケースを主として想定する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
UICC130は、加入者情報を記憶する着脱可能な記憶媒体である。UICC130は、SIM(Subscriber Identity Module)又はUSIM(Universal SIM)と称されることがある。UICC130は、後述する「Pre−configuredパラメータ」を記憶する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。UE100がカード型端末である場合、UE100は、ユーザインターフェイス120及びバッテリ140を備えていなくてもよい。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び、各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240(コントローラ)を備える。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)を、制御部を構成するプロセッサ240’(コントローラ)としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。無線送受信機210及びプロセッサ240は、送信部及び受信部を構成する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC (Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)、UE100への割当リソースブロックを決定(スケジューリング)するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードであり、そうでない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRC層の上位に位置するNAS(Non Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
UE100において、物理層乃至RRC層は、AS(Access Stratum)エンティティ100Aを構成する。NAS層は、NASエンティティ100Bを構成する。ASエンティティ100A及びNASエンティティ100Bの機能はプロセッサ160(制御部)により実行される。すなわち、プロセッサ160(制御部)は、ASエンティティ100A及びNASエンティティ100Bを含む。アイドルモードにおいて、ASエンティティ100Aはセル選択/再選択を行い、NASエンティティ100BはPLMN選択を行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンク(DL)にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンク(UL)にはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサプフレームで構成される。各サプフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サプフレームの長さはlmsであり、各スロットの長さは0.5msである。各サプフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサプキャリアを含む。1つのサプキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサプフレーム(又はスロット)により構成される。
(D2D発見手続の概要)
以下において、実施形態に係るD2D近傍サービスについて、D2D発見手続を主として説明する。実施形態に係るLTEシステムは、D2D近傍サービスをサポートする。
D2D近傍サービス(D2DProSe)は、同期がとられた複数のUE100からなる同期クラスタ内で直接的なUE間通信を可能とするサービスである。D2D近傍サービスは、近傍UEを発見するD2D発見手順(ProSe Discovery)と、直接的なUE間通信であるD2D通信( ProSe Communication)と、を含む。D2D通信は、Direct communicationと称されてもよい。
同期クラスタを形成する全UE100がセルカバレッジ内に位置するシナリオを「カバレッジ内(In coverage)」という。同期クラスタを形成する全UE100がセルカバレッジ外に位置するシナリオを「カバレッジ外(Out of coverage)」という。同期クラスタのうち一部のUE100がセルカバレッジ内に位置し、残りのUE100がセルカバレッジ外に位置するシナリオを「部分的カバレッジ(Partial coverage)」という。
D2D発見手続は、カバレッジ内、カバレッジ外および部分的カバレッジにおいて行われることが想定される。
本実施形態では、図6に示す、「カバレッジ外」でのシナリオについて説明する。図6は、実施形態に係る動作環境を示す図である。
図6では、eNB200のカバレッジ外において、UE100−1とUE100−2とUE100−3とがD2D近傍サービスを利用している状態を示している。尚、図6では3台のUE100を示しているが、少なくとも2台以上であればよい。
図6では、UE100−1が同期元であり、UE100−2とUE100−3が非同期元であるものとする。UE100−1とUE100−2とUE100−3は、UE100−1を同期元として互いに同期しているものとする。UE100−1とUE100−2とUE100−3は、互いに同期している状態でD2D発見手続を実行する。
D2D発見手続では、各UE100(UE100−1,UE100−2,UE100−3)が、近傍端末を発見するためのD2D発見信号(Discovery信号)を送信する。
D2D発見手続の方式として、UE100に固有に割り当てられない無線リソースがD2D発見信号の送信に使用される第1の方式(Type1 discovery)と、UE100毎に固有に割り当てられる無線リソースがD2D発見信号の送信に使用される第2の方式(Type2 discovery)とがある。
第1の方式では、D2D発見信号の伝送のためにD2D発見信号用のリソースプールが使用される。D2D発見信号用のリソースプールは、同期がとられた複数のUE100からなる同期クラスタ内で共有される。
図7は、D2D発見信号用のリソースプールの構成を示す図で、ある。D2D発見信号用のリソースプール(Direct Discovery Resource Pools)は、UPリンクにおいて構成される。
D2D発見信号用のリソースプールは、図7の例では、10MHz(50 リトスブマロック)の帯域幅で時間方向が40msであるリソース領域内に構成され得る。D2D発見信号用のリソースプールは、Xsec(Xは、例えば、「0.32」/「0.64」/「1.28」/「2.56」/「5.12」/「10.24」のいずれか一つの値を取り得る)毎に構成される。同期がとられた複数のUE100は、D2D発見信号用のリソースプール内の時間・周波数リソース(リソースブロック)を使用してD2D発見信号を伝送する。尚、D2D発見信号用のリソースプールは、D2D通信用のリソースプールと共有されてもよい。
本実施形態においては、第1の方式における動作が実行される場合の例を想定している。以下、第1の方式における動作の内容として説明する。
第1の方式では、上記に示したD2D発見信号用のリソースプールの構成及び他の情報要素(後述する「tx−Probabilityパラメータ」等)が事前設定(pre−configured)される。事前設定されたパラメータを以下、「Pre−configuredパラメータ」という。尚、Pre−configuredパラメータに含まれる各情報要素(D2D発見信号用のリソースプールの構成及び他の情報要素)は、同一の目的(軍事、消防、警察など)に使用されるUEには、同一のpre−configuredパラメータが設定される。ちなみに、D2D発見手続用として複数のリソースプールが設定される場合には、各リソースプール用として個別のtx−Probabilityパラメータが設定され得る。
尚、D2D発見信号用のリソースプールの構成を示す情報は、無線フレームにおいて最初にD2D発見信号用のリソースプールが構成される時間・周波数領域を特定するパラメータ(開始位置指定用のオフセット値)と、D2D発見信号用のリソースプールにおける周波数方向リソースを指定するパラメータ(周波数方向リソース指定パラメータ)と、該D2D発見信号用のリソースプールの繰り返し周期(period)と、特定のサプフレームがD2D発見手続のために使用可能である時間・周波数リソースかどうかを示す情報(ビットマップ情報)と、を含む。
Pre−configuredパラメータは、UE100に提供される。ここでは、Pre−configuredパラメータがUE100のUICC130に予め記憶されているものとする。尚、Pre−configuredパラメータは、UICC130に予め記憶されない場合には、UE100が所定の機会にeNBを介してネットワーク(OAM等)から提供を受けることにより、メモリ150に記憶されてもよい。
(tx−Probabilityパラメータについて)
tx−Probabilityパラメータは、D2D発見信号用のリソースプールにおけるD2D発見信号(announcement in a discovery)の送信確率を示す。tx−Probabilityパラメータは、送信確率が25%であることを示す「P25」、送信確率が50%であることを示す「P50」、送信確率が75%であることを示す「P75」、及び送信確率が100%であることを示す「P100」が規定される。ちなみに、「P100」は、D2D発見信号が、或るD2D発見信号用のリソースプール内の時間・周波数リソースによって必ず伝送されることを意味する。
tx−Probabilityパラメータは、1台のUE100に1個のtx−Probabilityパラメータ(「P25」か「P50」か「P75」か「P100」かのいずれか一つ)がPre−configuredパラメータとして設定される。尚、「カバレッジ外」でのシナリオ用として、tx−Probabilityパラメータは、「P25」、「P50」、「P75」及び「P100」以外の値で規定されてもよい。
(「カバレッジ外」でのシナリオにおけるD2D発見手続について)
上述したように、カバレッジ外にいる同期クラスタを構成する複数のUE100は、第1の方式で動作し得る。各UE100は、それぞれ1つのtx−Probabilityパラメータ(共通のパラメータでもよいし異なるパラメータでもよい)を持っている。各UE100は、自分が持っているtx−Probabilityパラメータに従って、それぞれがD2D発見信号用のリソースプール内の時間・周波数リソースを所定の選択基準に基づいて選択し、選択した時間・周波数リソースを使ってD2D発見信号を伝送する。
この場合、各UE100には、それぞれ1つのtx−Probabilityパラメータが事前設定されているので、各UE100においてtx−Probabilityパラメータが固定されたままであると、次に示す事態が想定され得る。
まずは、D2D発見信号の送信遅延という事態が想定される。これは、或るD2D発見信号用のリソースプールにおいて、D2D発見信号伝送用の時間・周波数リソースの使用量が少ない場合(低ロード状態)に起こり得る。例えば「P25」のtx−Probabilityパラメータを持っているUE100は、そのD2D発見信号用のリソースプールでは低ロード状態であるにも関わらず、自UE100におけるD2D発見信号の送信確率が低いため、該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号を伝送しない可能性が高くなる。そうすると、そのD2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号を伝送しない場合は、次に到来するD2D発見信号用のリソースプールの機会を待たなければならない。このため、D2D発見信号の送信遅延が生じ得るのである。
次に、D2D発見信号の衝突という事態が想定される。これは、或るD2D発見信号用のリソースプールにおいて、D2D発見信号伝送用の時間・周波数リソースの使用量が多い場合(高ロード状態)に起こり得る。例えば「P100」のtx−Probabilityパラメータを持っているUE100は、そのD2D発見信号用のリソースプールでは高ロード状態であるにも関わらず、自UE100におけるD2D発見信号の送信確率が高いため、該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号を伝送する可能性が高い。そのようなD2D発見信号の送信確率が高いUE100が多いと、そのD2D発見信号用のリソースプールにおいては、複数のUE100のD2D発見信号が衝突する可能性が高くなるのである。このため、以上に示した事態を回避すること、つまり、「カバレッジ外」でのシナリオにおいて、複数のユーザ端末間で、効率良くD2D発見手続が行われる技術が要求される。以下、その技術について説明する。
(本実施形態の動作説明)
以下、図8に基づいて、本実施形態の動作内容について説明する。図8は、実施形態に係る動作状態を示すシーケンス図である。尚、UE100が実行する処理については、該UE100のコントローラ160(160’)が処理を実行するが、図8の説明においては、便宜上、UE100が行うものとして説明する。
図8において、複数のUE100(UE100−1〜N)は、カバレッジ外でD2D発見手順を行う。複数のUE100(UE100−1〜N)は、UE100−1が同期元であり、その他のUE100(UE100−2〜N)が非同期元である。複数のUE100(UE100−1〜N)は、UE100−1を同期元として互いに同期している。
ここで、複数のUE100(UE100−1〜N{N≧2})の各UE100は、D2D発見信号用のリソースプールの構成を示す情報とtx−Probabilityパラメータを含むPre−configuredパラメータを予めUICC130に記憶している。図8の例では、UE100−1は、tx−Probabilityパラメータとして「α」を設定する。「α」は、上記に示した「P25」、「P50」、「P75」及び「P100」のうちいずれか一つであるものとする。尚、「α」は、「P25」、「P50」、「P75」及び「P100」以外であってもよい。本実施形態では、UE100−2〜Nは、D2D発見信号用のリソースプールの構成を示す情報とtx−Probabilityパラメータ(「α」、「β」、「γ」・・・のうちいずれか一つ)を含むPre−configuredパラメータを予めUICC130に記憶している。ここで、「α」と「β」と「γ」・・・は、上記に示した送信確率を示し、「α」と「β」と「γ」・・・は、それぞれ異なる送信確率を示す。
このような状況において、まず、同期元であるUE100−1は、D2D発見信号を送信することに興味を持つ(ステップS1)。
そうすると、同期元であるUE100−1は、D2D発見信号用のリソースプールにおける、他のUE100−2〜NからのD2D発見信号をモニターし、他のUE1002〜NからのD2D発見信号を検出する。これにより、UE100−1は、D2D発見信号用のリソースプールにおける、D2D発見信号が伝送される時間・周波数リソースの使用量(Discovery Load)をチェック(算出/検出)する(ステップS2)。
この場合、UE100−1は、自UE100−1のUICC130に記憶していたD2D発見信号用のリソースプールの構成を示す情報に基づいて、自UE100−1からD2D発見信号を送信する機会(D2D発見信号用のリソースプールの期間)が到来した場合であっても、自ユーザ端末からD2D発見信号を送信する処理を停止状態にしておく。
UE100−1は、D2D発見信号が伝送される時間・周波数リソースの使用量をチェックした結果、該時間・周波数リソースの使用量に応じて、tx−Probabilityパラメータを調整(変更/選択/生成/算出)する処理を実行する(ステップS3)。
ステップS3では、UE100−1は、D2D発見信号が伝送される時間・周波数リソースの使用量に応じてtx−Probabilityパラメータを「α」から「β」に調整する。UEl00−1は、調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」を、UICC130に上書き保存するか、又はメモリ150に記憶する。記憶された調整処理の具体的な内容については改めて説明する。
次に、UE100−1は、調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」(調整パラメータ)に関する情報を、例えば、MIB−SL(Master Information Block−Sidelink)メッセージ(制御情報)に含めて、該MIB−SLを含む無線信号をUE100−2〜Nのために報知する(ステップS4)。尚、UE100−1は、調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」に関する情報を、MIB−SL以外の制御用メッセージに含めて報知しでもよい。
ステップS4において、UE100−1が報知する調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」に関する情報は、「β」そのものを示す情報である。尚、調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」に関する情報は、UE100−2〜Nが「β」を間接的に認識できる識別情報(先に記憶していた送信確率からのオフセット値等)であってもよい。
UE100−2〜Nは、UE100−1から報知された前記MIB−SLを含む無線信号を受信すると、MIB−SLに含まれた調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」に関する情報を一旦メモリ150に記憶する。その後、UE100−2〜Nは、自UE100のUICC130に記憶していたtx−Probabilityパラメータを、メモリ150に記憶していた調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」になるように調整(変更/選択/生成/算出)する処理を実行する(ステップS5)。その後、UE100−2〜Nは、自UE100のUICC130に記憶していたD2D発見信号用のリソースプールの構成を示す情報と、調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」に基づいて、D2D発見信号を伝送する。
UE100−1は、前記MIB−SLを含む無線信号を報知した後、自UE100−1のUICC130に記憶していたD2D発見信号用のリソースプールの構成を示す情報と、記憶していた調整後のtx−Probabilityパラメータ「β」に基づいて、D2D発見信号を、UE100−2〜Nのために伝送する(ステップS6)。
UE100−1とUE100−2〜Nは、その後、前記ステップS1〜ステップS6の処理を繰り返す。尚、UE100−1とUE100−2〜Nは、前記ステップS1〜ステップS6の処理を所定回数繰り返した後、あるいは所定時間継続した後、tx−Probabilityパラメータを初期値に戻すように調整しでもよい。
(tx−Probabilityパラメータの調整例)
ステップS3におけるtx−Probabilityパラメータの調整例について説明する。UE100−1は、ステップS2において、D2D発見信号が伝送される時間・周波数リソースの使用量をチェックした結果、該時間・周波数リソースの使用量が多いほど、tx−Probabilityパラメータが低い値となるように調整する。例えば、tx−Probabilityパラメータ「α」が「P100」であれば、tx−Probabilityパラメータを「P100」よりも下回る値(「P75」か「P50」か「P25」のうち、少なくともいずれか一つ)になるように調整する。
また、UE100−1は、D2D発見信号が伝送される時間・周波数リソースの使用量をチェックした結果、該時間・周波数リソースの使用量が少ないほど、tx−Probabilityパラメータが高い値となるように調整する。例えば、tx−Probabilityパラメータ「α」が「P25」であれば、tx−Probabilityパラメータを「P25」よりも上回る値(「P50」か「P75」か「P100」のうち、少なくともいずれか一つ)になるように調整する。
(本実施形態のまとめ)
本実施形態では、上述したように、D2D発見信号が伝送される時間・周波数リソースの使用量(Discovery Load)に応じて、tx−Probabilityパラメータを調整できる。このため、「カバレッジ外」でのシナリオにおいて、複数のユーザ端末間で、D2D発見信号の送信遅延や衝突を効率良く抑制できる。
その他の実施形態
上述した実施形態は、UE100−1が、一つの調整後のtx−Probabilityパラメータに関する情報をUE100−2〜Nに知らせていたが、例えば、UE100−1が、D2D発見信号が伝送される時間・周波数リソースの使用量に応じて、複数のtx−Probabilityパラメータを生成して、生成された複数のtx−Probabilityパラメータに関する情報を、UE100−2〜Nに知らせてもよい。この場合、UE100−2〜Nにおいては、複数のtx−Probabilityパラメータに関する情報から、自己の動作環境を踏まえて、より適切な情報を選択して用いることができる。
尚、上述した実施形態およびその他の実施形態の例は、「カバレッジ外」において第1の方式(Type1 discovery)によりD2D発見手続きが行われるシナリオの場合について示しているが、次に示すシナリオでも実施され得る。
例えば、UE100−1が、「カバレッジ外」においてMode−2によるD2D通信を実行するシナリオでも実施され得る。ここで、D2D通信における「Mode−2」の動作とは、UE100自身が、D2Dデータ(D2Dデータ及び/又は制御データ)を送信するための無線リソースをリソースプールから選択する動作を意味する。UE100−1は、D2D通信における「Mode−2」において、D2D通信用のリソースプールについてのtx−Probabilityパラメータ(1つ以上のパラメータ)を調整すると、調整後のtx−ProbabilityパラメータをUE100−2〜Nに送信し得る。
また、UE100−1が、「カバレッジ外」においてMode−2によるD2D通信を行うシナリオでは、さらに、D2D通信用のリソースプールにおいて、D2D発見信号を伝送するシナリオもある。このシナリオは、「Discovery through Communication(DtC)」と称され得る。UE100−1は、この「DtC」のシナリオにおいて、D2D発見信号を伝送可能なD2D通信用のリソースプールについてのtx−Probabilityパラメータ(1つ以上のパラメータ)を調整すると、調整後のtx−ProbabilityパラメータをUE100−2〜Nに送信し得る。ちなみに、D2D通信の動作モードは2つ(Mode−1/Mode−2)定義される。2つのモードのうちMode−2は、上述した内容である。これに対して、Mode−1では、eNB200又は図示しないリレーノードが、D2Dデータ(D2Dデータ及び/又は制御データ)を送信するための無線リソースを割り当てる。
上述した実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用しでもよい。
(1.導入)
以下の目的が含まれるWIDが合意される。
以下の機能を可能にするために、D2D発見に対する増強を定義する(必要であれば)。
公衆安全用にターゲットする、部分的ネットワークカバレッジシナリオ及びネットワークカバレッジ外シナリオのためのType1発見手続
(2.検討)
同期処理について考慮すべきものは、Rel−12に仕様化されるセル間発見シナリオである。現在の仕様によれば、カバレッジの縁部に近いInCのUEは、発見送信用リソースプールの先頭(に最も近いサブフレーム)を介して一回限りのSLSSのみを送信することによって、発見動作を行える。よって、カバレッジの縁部に近いInCのUEは、公衆安全発見又は商用発見動作に基づいて適切なSLSS送信方法を選択すべきである。
提案1:ProSe UEは、公衆安全発見又は商用発見動作に基づいて適切なSLSS送信方法を選択すべきである。
(2.1.1.他の増強)
(プール選択)
ネットワークカバレッジ内の動作では、サービングセル/PCellは、複数の送信リソースプール及びプール選択(ランダム/RSRPに基づく)の方法をProSe UEに設定し得る。一方、ネットワークカバレッジ外の動作では、事前設定されたパラメータに、通信のためのプール選択スキームが存在しない。よって、ネットワークカバレッジ内のためのプール選択スキームを再利用する必要がないかもしれない。しかし、発見範囲の側面を考慮すると、発見範囲に基づく新しいプール選択スキームは有用であり得る。
提案2:発見範囲に基づくプール選択スキームが必要であるか否かを検討すべきである。
(発見メッセージ負荷制御(txProbability))
サービングセル/PCellは、type1発見アナウンスによって生成される発見メッセージの負荷を制御するために、txProbabilityを設定し得る。サービングセル/PCellは、専用シグナリング/ブロードキャストシグナリングを介してtxProbabilityを設定し得る。よって、txProbabilityは、type1発見リソースプール選択に基づいて調整され得る(eNB実装によって)。しかし、ネットワークカバレッジ外の状況では、txProbabilityが再利用される場合において、これをProSe UEに事前設定する必要があり、よって、リソースプール選択に基づいてtxProbabilityを調整することができない。ネットワークカバレッジ外のための負荷制御メカニズムが必要であれば、txProbabilityの適切な値をどのように選択するか、例えば、リソースプールにおける発見メッセージの数に基づくか、発見リソースプールの受信電力に基づくか、等を検討する必要がある。
提案3:ネットワークカバレッジ外のための負荷制御メカニズムが必要であるか否かを検討する必要がある。
(3.結論)
本付記において、部分的ネットワークカバレッジ及びネットワークカバレッジ外のための考察及び提案がある。
[相互参照]
米国仮出願第62/145739号(2015年4月10日)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (11)

  1. 直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサボートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    セルカバレッジ外において、自ユーザ端末に同期する他のユーザ端末に信号を送信する送信部と、
    前記他のユーザ端末からの信号を受信する受信部と、
    D2D発見信号用のリソースプールおよび当該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータを記憶する記憶部と、
    前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量に応じて、前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記制御部は、前記送信確率パラメータを調整することによって得られた調整パラメータに関する情報を、前記他のユーザ端末に送信する処理を実行する前記請求項1記載のユーザ端末。
  3. 前記ユーザ端末は、前記他のユーザ端末の同期元であり、
    前記制御部は、自ユーザ端末から前記他のユーザ端末に同期信号を送信するときに、前記調整パラメータに関する情報も送信する処理を実行する前記請求項2記載のユーザ端末。
  4. 前記制御部は、前記D2D発見信号用のリソースプールにおける前記他のユーザ端末のリソース使用量を検出する処理と、検出した前記リソース使用量に応じて、前記送信制限確率パラメータを調整する処理と、を実行し、
    前記制御部は、更に、前記他のユーザ端末のリソース使用量を検出する処理を実行する間、自ユーザ端末からD2D発見信号を送信する処理を停止する前記請求項1記載のユーザ端末。
  5. 前記制御部は、前記調整パラメータに基づいて、D2D発見信号を送信する処理を実行する前記請求項1記載のユーザ端末。
  6. 前記制御部は、前記調整パラメータに関する情報を前記他のユーザ端末に送信する処理を実行した後、当該調整パラメータに基づいて、D2D発見信号を送信する処理を実行する前記請求項1記載のユーザ端末。
  7. 前記制御部は、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量が多いほど、前記確率が低くなるように前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する前記請求項1記載のユーザ端末。
  8. 前記制御部は、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量が少ないほど、前記確率が高くなるように前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する前記請求項1記載のユーザ端末。
  9. 直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサボートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    セルカバレッジ外において、同期元である他のユーザ端末に同期して当該他のユーザ端末に信号を送信する送信部と、
    前記他のユーザ端末からの信号を受信する受信部と、
    D2D発見信号用のリソースプールおよび当該D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータを記憶する記憶部と、
    前記送信確率パラメータを調整する処理を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記他の端末から送信された調整パラメータに関する情報を取得した場合には、前記調整パラメータに関する情報を使用して前記送信確率パラメータを調整し、
    前記調整パラメータは、前記他のユーザ端末が、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量に応じて、前記他のユーザ端末において記憶されていた送信確率パラメータを調整することによって得られたパラメータであるユーザ端末。
  10. 直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサボートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末における制御方法であって、
    前記ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量を検出し、
    前記検出されたリソース使用量に応じて、前記D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示す送信確率パラメータを調整し、
    前記送信確率パラメータを調整することによって得られた調整パラメータに関する情報を、自ユーザ端末に同期する他のユーザ端末に送信する制御方法。
  11. 直接的な端末間通信であるD2D(Device to Device)通信をサポートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末における制御方法であって、
    前記ユーザ端末は、セルカバレッジ外において、同期元である他のユーザ端末から送信された調整パラメータに関する情報を取得し、
    前記取得された調整パラメータに関する情報を使用して、自ユーザ端末において記憶していた送信確率パラメータを調整し、
    前記送信確率パラメータは、D2D発見信号用のリソースプールにおいてD2D発見信号が送信される確率を示すパラメータであり、
    前記調整パラメータは、前記他のユーザ端末が、前記D2D発見信号用のリソースプールにおけるリソース使用量に応じて、当該他のユーザ端末において記憶されていた送信確率パラメータを調整することによって得られたパラメータであり、
    前記ユーザ端末は、前記調整された送信確率パラメータに基づいて、D2D発見信号を送信する制御方法。
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