JP6313485B2 - ユーザ端末、移動通信方法及びプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、D2D近傍サービスをサポートするユーザ端末、移動通信方法及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)近傍サービスの導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D近傍サービス(D2D ProSe)は、同期がとられた複数のユーザ端末からなる同期クラスタ内で、ネットワークを介さない直接的な通信を可能とするサービスである。D2D近傍サービスは、近傍端末を発見するための発見処理(Discovery)と、直接的な通信を行う通信処理(Communication)と、を含む。
3GPP技術報告書 「TR 36.843 V1.0.0」 2014年1月16日
ところで、D2D通信は、例えば、基地局の負荷を低減するために行われたり、ユーザ端末が圏外の場合に行われたりする。このため、ユーザ端末が、D2D通信データの送信に用いられる時間・周波数リソース(以下、データリソースと適宜称する)を決定し、決定したデータリソースを周囲のユーザ端末に知らせるために、決定したデータリソースの位置を示す制御情報を送信することが想定される。
しかしながら、ユーザ端末が、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中からデータリソースを決定するための仕組みが存在しないという問題がある。
そこで、本発明は、ユーザ端末がD2D通信データの送信に用いられるデータリソースを適切に決定できる移動通信システム及びユーザ端末を提供することを目的とする。
一実施形態に係るユーザ端末は、D2D(Device−to−Device)通信をサポートするユーザ端末である。前記ユーザ端末は、D2Dリソース情報を基地局から受信する処理と、前記D2Dリソース情報に基づいて、前記D2D通信に利用可能な無線リソースの中からデータ無線リソースと制御無線リソースとを決定する無線リソース決定処理と、前記決定したデータ無線リソースの位置を示すD2D通信制御情報を、前記決定した制御無線リソースを用いて他のユーザ端末に繰り返し送信する制御情報送信処理と、D2D通信データを、前記決定したデータ無線リソースを用いて前記他のユーザ端末に繰り返し送信するデータ送信処理と、を行う制御部を備える。前記D2Dリソース情報は、前記無線リソース決定処理で利用される、時間要素に関するオフセット情報を含む。
図1は、LTEシステムの構成図である。 図2は、UEのブロック図である。 図3は、eNBのブロック図である。 図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す図である。 図7は、D2D通信におけるデータパスを示す図である。 図8は、動作例1に係るUE100の動作を説明するためのフローチャートである。 図9は、動作例1を説明するための無線フレームの構成図である。 図10は、動作例1の変更例に係るUE100の動作を説明するためのフローチャートである。 図11は、動作例2に係るUE100の動作を説明するためのフローチャートである。 図12は、動作例2を説明するための無線フレームの構成図である。 図13は、動作例2の変更例を説明するための無線フレームの構成図である。 図14は、実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するためのシーケンスである。 図15は、圏内に位置するUE100の動作を説明するためのフローチャートである。 図16は、圏外に位置するUE100の動作を説明するためのフローチャートである。 図17は、その他実施形態に係る移動通信システムにおける無線フレームの構成図である。 図18は、データの衝突回避のためのSAの使用例を示す図である。 図19は、SA期間及びSA領域を説明するための図である。 図20は、各SAがデータ送信リソースに関連する位置を決定することを説明するための図である。 図21は、最初のSA送信及びその後のSA送信を説明するための図である。
実施形態に係る移動通信システムは、ネットワークを介さない直接的な通信を可能とするD2D近傍サービスをサポートする移動通信システムであって、前記D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中から、D2D通信データの送信に用いられる時間・周波数リソースであるデータリソースと、前記データリソースの位置を示す制御情報の送信に用いられる時間・周波数リソースである制御リソースとを決定するユーザ端末を有し、前記ユーザ端末は、前記D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中で範囲が制限されたデータリソース領域の中から前記データリソースを決定する。
実施形態に係る移動通信システムは、前記データリソース領域、前記データリソース、又は前記データリソース領域の候補を指定するデータリソース情報を前記ユーザ端末に送信する基地局を有する。
実施形態において、前記データリソース情報は、前記データリソースを指定する情報であり、前記基地局は、下りリンク制御情報を用いて前記データリソース情報を送信する。
実施形態において、前記データリソース情報は、前記データリソースの範囲を指定する情報であり、前記基地局は、RRCメッセージを用いて、前記データリソース情報を送信する。
実施形態において、前記ユーザ端末は、前記D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中で範囲が制限された制御リソース領域の中から、前記制御リソースを決定し、前記基地局は、前記制御リソース領域、前記制御リソース、又は前記制御リソース領域の候補を指定する制御リソース情報と共に、前記データリソース情報をユニキャストで前記ユーザ端末に送信する。
実施形態において、前記基地局は、前記データリソース情報をブロードキャストで送信し、前記データリソース情報は、前記データリソースの位置及び前記データリソースのサイズの少なくとも一方を制限するための情報を含む。
実施形態において、前記ユーザ端末は、前記基地局が管理するセルに在圏する場合、前記基地局から受信した前記データリソース情報を送信することを特徴とする。
実施形態に係る移動通信システムは、圏外に位置する他のユーザ端末を有し、前記ユーザ端末は、前記他のユーザ端末が圏外に位置することを示すフラグ情報を前記他のユーザ端末から受信した場合、前記データリソース情報を前記他のユーザ端末に送信する。
実施形態に係る移動通信システムは、前記データリソース領域の範囲を制限する設定情報を予め記憶しており、圏外に位置する他のユーザ端末を有し、前記他のユーザ端末は、前記ユーザ端末から前記データリソース情報を受信した場合、前記設定情報よりも前記データリソース情報を優先させて、前記データリソースを決定する。
実施形態において、前記ユーザ端末は、前記制御リソースの位置及び/又は前記制御リソースのサイズに基づいて、前記データリソースを決定する。
実施形態において、前記ユーザ端末が前記制御リソースを決定する範囲である制御リソース領域は、時間軸方向に周期的に設けられ、前の周期の制御リソースの位置に応じて、次の周期の制御リソース領域の範囲が制限されると共に、前記制御リソースの位置に応じて、前記データリソース領域の範囲が制限され、前記ユーザ端末は、前記前の周期の制御リソースの位置に応じて、前記データリソースを決定する。
実施形態において、前記ユーザ端末は、前記制御リソースを用いて、前記ユーザ端末が圏外に位置するか否かを示すフラグ情報を前記制御情報と共に送信する。
実施形態に係る移動通信システムは、ネットワークを介さない直接的な通信を可能とするD2D近傍サービスをサポートする移動通信システムであって、前記D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中から、D2D通信データの送信に用いられる時間・周波数リソースであるデータリソースと、前記データリソースの位置を示す制御情報の送信に用いられる時間・周波数リソースである制御リソースとを決定するユーザ端末を有し、前記ユーザ端末は、決定したデータリソースを用いて、ビットレベル又はリソースブロック単位で同一の前記D2D通信データを繰り返し送信する。
実施形態に係るユーザ端末は、ネットワークを介さない直接的な通信を可能とするD2D近傍サービスをサポートする移動通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、前記D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中から、D2D通信データの送信に用いられる時間・周波数リソースであるデータリソースと、前記データリソースの位置を示す制御情報の送信に用いられる時間・周波数リソースである制御リソースとを決定する制御部を有し、前記制御部は、前記D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中で範囲が制限されたデータリソース領域の中から前記データリソースを決定する。
[実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM(Operation and Maintenance)400とを含む。また、EPC20は、コアネットワークに相当する。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ240’としてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割り当てリソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplex Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ使用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルにより構成される無線リソース単位はリソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、復調参照信号(DMRS)及びサウンディング参照信号(SRS)が配置される。
(D2D通信)
次に、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)とD2D通信とを比較して説明する。
図6は、セルラ通信におけるデータパスを示す図である。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でセルラ通信を行う場合を例示している。なお、データパスとは、ユーザデータ(ユーザプレーン)の転送経路を意味する。
図6に示すように、セルラ通信のデータパスはネットワークを経由する。詳細には、eNB200−1、S−GW300、及びeNB200−2を経由するデータパスが設定される。
図7は、D2D通信におけるデータパスを示す図である。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でD2D通信を行う場合を例示している。
図7に示すように、D2D通信のデータパスはネットワークを経由しない。すなわち、UE間で直接的な無線通信を行う。このように、UE100−1の近傍にUE100−2が存在するのであれば、UE100−1とUE100−2との間でD2D通信を行うことによって、ネットワークのトラフィック負荷及びUE100のバッテリ消費量を削減するなどの効果が得られる。
なお、D2D通信が開始されるケースとして、(a)近傍端末を発見するための動作を行うことによって近傍端末を発見した後に、D2D通信が開始されるケースと、(b)近傍端末を発見するための動作を行わずにD2D通信が開始されるケースがある。
例えば、上記(a)のケースでは、UE100−1及びUE100−2のうち一方のUE100が、近傍に存在する他方のUE100を発見することで、D2D通信が開始される。
このケースの場合、UE100は、近傍端末を発見するために、自身の近傍に存在する他のUE100を発見する(Discover)機能、及び/又は、UE100は、他のUE100から発見される(Discoverable)機能を有する。
具体的には、UE100−1は、近傍端末を発見するため又は近傍端末に発見されるために用いられる発見信号(Discovery信号/Discoverable信号)を送信する。発見信号を受信したUE100−2は、UE100−1を発見する。UE100−2が、発見信号に対する応答を送信することで、発見信号を送信したUE100−1は、近傍端末であるUE100−2を発見する。
なお、UE100は、近傍端末を発見しても必ずしもD2D通信を行う必要はなく、例えば、UE100−1及びUE100−2は、互いに相手を発見した後に、ネゴシエーションを行って、D2D通信を行うか否かを判定してもよい。UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信を行うことに同意した場合に、D2D通信を開始する。なお、UE100−1は、近傍端末を発見した後にD2D通信を行わなかった場合、上位レイヤ(例えば、アプリケーションなど)に近傍のUE100(すなわち、UE100−2)の発見を報告してもよい。例えば、アプリケーションは、当該報告に基づく処理(例えば、UE100−2の位置を地図情報にプロットする処理など)を実行できる。
また、UE100は、近傍端末を発見したことをeNB200に報告し、近傍端末との通信をセルラ通信によって行うかD2D通信によって行うかの指示をeNB200から受けることも可能である。
一方、上記(b)のケースでは、例えば、UE100−1は、近傍端末を特定せずに、D2D通信用の信号の送信(ブロードキャストによる報知など)を開始する。これにより、UE100は、近傍端末の発見の有無にかかわらず、D2D通信を開始できる。なお、D2D通信用の信号の待ち受け動作を行っているUE100−2は、UE100−1からの当該信号に基づいて、同期又は/及び復調を行う。
(制御リソース及びデータリソースの決定)
次に、UE100−1が(制御リソース及びデータリソースを決定する動作について、説明する。
UE100−1は、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中からD2D通信データの送信に用いられる時間・周波数リソースであるデータリソースを決定する。また、UE100−1は、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中から、データリソースの位置を示す制御情報(SA:Scheduling Assignment)の送信に用いられる時間・周波数リソースである制御リソース(SAリソース)を決定する。
本実施形態では、UE100−1は、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中で範囲が制限された制御リソース領域(SAリソース領域)の中からSAリソースを決定する。SAリソース領域は、UE100がSAの送信に用いるSAリソースが配置される領域である。また、UE100−1は、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中で範囲が制限されたデータリソース領域の中からデータリソースを決定する。データリソース領域は、UE100がD2D通信データの送信に用いるデータリソースが配置される領域である。
UE100−1は、決定したSAリソースを用いて、決定したデータリソースの位置を示すSAを送信する。SAを受信したUE100−2は、SAによって、UE100−1がD2D通信データの送信に用いるデータリソースの位置を把握することができる。UE100−2は、把握したデータリソースをスキャンすることによって、UE100−1からのD2D通信データを受信することができる。
次に、UE100−1(UE100)がデータリソースを決定する際の動作例を、図8から図13を用いて説明する。
図8は、動作例1に係るUE100の動作を説明するためのフローチャートである。図9は、動作例1を説明するための無線フレームの構成図である。図10は、動作例1の変更例に係るUE100の動作を説明するためのフローチャートである。図11は、動作例2に係るUE100の動作を説明するためのフローチャートである。図12は、動作例2を説明するための無線フレームの構成図である。図13は、動作例2の変更例を説明するための無線フレームの構成図である。
(A)動作例1
UE100は、eNB200が管理するセルに在圏している。eNB200は、データリソース領域の範囲を制限するための情報であるデータリソース情報をUE100に送信する。eNB200は、RRCメッセージ(例えば、SIB(システム情報ブロック))又はDCI(下りリンク制御情報)の少なくともいずれかによって、UE100にデータリソース情報を送信できる。UE100は、eNB200から受信したデータリソース情報に基づいて、データリソースを決定する。
データリソース情報は、データリソース領域、データリソース、又はデータリソース領域の候補を指定する情報である。また、データリソース情報は、データリソースの位置及びデータリソースのサイズの少なくとも一方を制限するための情報であってもよい。
例えば、データリソース情報は、データリソース領域の周波数帯及び/又は時間帯、データリソース領域の周期(時間)、データリソース開始を示すSAからのオフセット(時間及び/又は周波数)、及び、データリソース間隔の少なくともいずれかを示す情報を含む。データリソース情報は、1つのデータリソースのリソースサイズ、データリソースの個数、又はD2D通信データに適用される変調・符号化方式(MCS)の少なくともいずれかを示す情報を含んでもよい。
なお、eNB200は、データリソースを(直接)指定するデータリソース情報を送信する場合、DCIを用いて送信できる。一方、eNB200は、データリソースの範囲(すなわち、データリソース領域)を(直接)指定するデータリソース情報を送信する場合、RRCメッセージ(例えば、SIB)を用いて送信できる。
動作例1では、eNB200が、SAリソース領域の範囲を制限するための制御リソース情報(SAリソース情報)と共にデータリソース情報を送信するケースについて、説明する。
SAリソース情報は、SAリソース領域、SAリソース、又はSAリソース領域の候補を指定する情報である。例えば、SAリソース情報は、SAリソース領域の周波数帯及び/又は時間帯、オフセット(時間及び/又は周波数)、及び、周期(時間)の少なくともいずれかを示す情報を含む。
オフセットは、例えば、以下の式を用いて示される。
(オフセット) = (SFN×10 + subframe) mod (周期)
また、SAリソース情報は、1つのSAリソースのサイズ、UE100が割当可能なSAリソースの個数(及び/又はSAリソースの有無)、SAに適用される変調・符号化方式(MCS)の少なくともいずれかを示す情報を含んでもよい。
なお、eNB200は、UE100のSAの送信を停止させる場合、SAリソースが無いことを示す情報をSAリソース情報としてUE100に送信してもよいし、SAリソースの個数が0であることをSAリソース情報としてUE100に送信してもよい。
図8に示すように、ステップS101において、eNB200は、RRCメッセージにてSAリソース情報と共にデータリソース情報をUE100にユニキャストで送信する。UE100は、eNB200からRRCメッセージを受信する。
ステップS102において、UE100は、RRCメッセージから、SAリソース情報を取得する。また、ステップS103において、UE100は、RRCメッセージから、データリソース情報を取得する。
ステップS104において、UE100は、SAリソース情報及びデータリソース情報に基づいて、SAリソース及びデータリソースを決定する。SAリソース情報は、SAリソース領域の範囲を制限するための割当規則であり、データリソース情報は、データリソース領域の範囲を制限するための割当規則であると仮定して説明する。
例えば、図9に示すように、SAリソース情報は、SAリソースのサイズ(=1[RB]×1[subframe])、オフセット(=1[subframe])、周期(=10[subuframe])を含む。データリソース情報は、データリソース領域(Fre=3)、データリソース開始を示すSAからのオフセット(Subframe offset=3)、1つのデータリソースのサイズ(=1[RB]×1[subframe])、データリソースの個数(=3)、データ間隔(=2[subframe])を含む。UE100は、これらの情報に基づいて範囲が制限されたSAリソース領域及びデータリソース領域の中から、SAリソースとデータリソースとを決定する。
ステップS105において、UE100は、SAリソースを用いて、D2D通信データ(DATA11〜13)のデータリソースを示すSA1を送信し、データリソースを用いて、DATA11〜13を送信する。また、UE100は、SAリソースを用いて、D2D通信データ(DATA21〜23)のデータリソースを示すSA2を送信し、DATA21〜23を送信する。
(B)動作例1の変更例
上述した動作例1では、eNB200は、データリソース情報をユニキャストで送信していた。本変更例では、eNB200は、データリソース情報をブロードキャストで送信する。
図10に示すように、ステップS201において、eNB200は、SIBでデータリソース情報を送信する。UE100は、eNB200からSIBを受信し、SIBからデータリソース情報を取得する。ここで、データリソース情報は、データリソース領域の範囲を制限するための割当規則であると仮定して説明を進める。
ステップS202において、eNB200は、DCIでSAリソース情報を送信する。UE100は、DCIからSAリソース情報を取得する。SAリソース情報は、SAリソースを指定する情報であると仮定して説明を進める。
ステップS203において、UE100は、SAリソース情報と、データリソース情報と、とに基づいて、データリソース候補の中から使用するデータリソースを決定する。UE100は、D2D通信データのデータ容量にさらに基づいて、データリソースを決定してもよい。
例えば、図9において、eNB200は、SA1の位置を示すSAリソースを指定するSAリソース情報を送信する。UE100は、eNB200から指定されたSAリソース(SA1の位置のリソース)をSAリソースと決定する。また、UE100は、SAリソースと、データリソース領域の範囲を制限するための割当規則と、データ容量とに基づいて、データリソース(DATA11〜13の位置のリソース)を決定する。
ステップS204において、UE100は、SAリソースを用いて、D2D通信データ(DATA11〜13)のデータリソースを示すSA1を送信し、データリソースを用いて、DATA11〜13を送信する。
その後、ステップS203と同様に、UE100は、eNB200から受信したSAリソース情報(SA2の位置のリソース)に基づいて、SAリソースを決定する。UE100は、SAリソースと、データリソースの範囲を制限するための割当規則と、データ容量とに基づいて、データリソース(DATA21〜23の位置のリソース)を決定する。
(C)動作例2
次に、動作例1では、UE100は、eNB200からデータリソース情報に基づいて、データリソースを決定していた。動作例2では、UE100は、UE100が予め記憶されている設定情報に基づいて、データリソースを決定する。
設定情報は、データリソース領域の範囲を制限するための情報及びSAリソース領域の範囲を制限するための情報の少なくとも一方の情報である。設定情報は、データリソース領域の範囲を制限するための割当規則(及び/又はSAリソース領域の範囲を制限するための割当規則)であってもよい。設定情報は、上述のデータリソース情報(及び/又はSAリソース情報)と同様の構成を有する。
図11に示すように、ステップS301において、UE100−1は、eNB200から受信したDCIからSAリソース情報を取得する。SAリソース情報は、(subframe1、RB3:図12のSA1の位置のリソース)を示すと仮定して説明を進める。
ステップS302において、UE100−1は、SAリソース情報と設定情報とに基づいて、SAリソース及びデータリソースを決定する。
ここで、設定情報は、データリソース開始を示すSAからのオフセット(Subframe offset=3)、1つのデータリソースのサイズ(=SAのサイズ)、SAによって示されるデータリソースの個数(=3個)、データリソースの間隔(2[subframe])であることを示すと仮定して説明を進める。
この設定情報によれば、SAリソース情報が(subframe1、RB3)であるため、UE100が利用可能な制御リソース領域の範囲が制限されている。UE100は、SA1の位置のリソースをSAリソースに決定する。また、UE100−1は、SAリソースと設定情報とに基づいて、DATA1のリソースの位置を(subframe4(=1+3+2×0)、RB3)とし、DATA2のリソースの位置を(subframe6(=1+3+2×1)、RB3)とし、DATA3のリソースの位置を(subframe8(=1+3+2×2)、RB3)として、データリソースを決定する(図12参照)。UE100は、SAリソースの位置及びSAリソースのサイズに基づいて、範囲が制限されたデータリソース領域の中からデータリソースを決定している。
ステップS303は、ステップS105に対応する。
一方、eNB200は、UE100−2に対して、SAリソース情報として、(subframe2、RB2−3:図12のSA1の位置のリソース)を示す情報を送信したと仮定して説明を進める。
UE100−2は、SAリソース情報が(subframe2、RB2−3)であるため、SA1の位置のリソースをSAリソースに決定する。また、UE100−2は、UE100−1と同じ設定情報を記憶していると仮定して説明を進める。UE100−2は、SAリソースと設定情報とに基づいて、DATA1のリソースの位置を(subframe5(=2+3+2×0)、RB2−3)とし、DATA2のリソースの位置を(subframe7(=2+3+2×1)、RB2−3)とし、DATA3のリソースの位置を(subframe9(=2+3+2×2)、RB2−3)として、データリソースを決定する(図12参照)。
なお、動作例2では、UE100は、設定情報に基づいて、データリソースの決定を行っていたが、eNB200からのデータリソース情報に基づいて、データリソースの決定を行ってもよい。
(D)動作例2の変更例
動作例2の変更例では、図13に示すように、SAリソース領域が、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中で、時間軸方向に周期的に設けられている。また、動作例2の変更例では、前の周期のSAリソースの位置に応じて、次の周期のSAリソース領域の範囲が制限される。例えば、SAリソース情報(又は設定情報)は、SAリソースの位置が前の周期のSAリソースの位置と同じ位置に設けられる割当規則を示す。さらに、データリソース情報(又は設定情報)は、SAリソースの位置に応じて、データリソース領域の範囲が制限される割当規則を示す。例えば、データリソース情報(又は設定情報)は、上述の動作例1の設定情報と同じ情報である。
この場合、UE100−1は、SA11(subframe11、RB2)の位置のリソースをSAリソースとして決定した場合、次の周期のSAリソースの位置は、SA11の位置と同じ位置に設けられるため、UE100は、SA12(subframe11、RB2)の位置のリソースをSAリソースに決定する。
また、SA12の位置のリソースに応じて、データリソース領域の範囲が制限される。このため、UE100−1は、前の周期のSAリソース(subframe11、RB2)の位置に応じて、データリソースを決定する。
これにより、UE100−1と他のUE100(例えば、UE100−2)とで、SAリソースが重複しない限り、データリソースが衝突することを回避することができる。特に、UE100−2が、SAリソースを決定する前にSAリソース領域のスキャンを行う場合で、且つ、UE100−1が周期的に連続してSAを送信していた場合、UE100−2は、SAリソース情報に基づいて、使用中のSA11を使用することを避けることができる。その結果、UE100−1のSAと他のUE100のSAとが衝突することが回避できる。
(圏内/圏外のUE100の動作)
次に、圏内(In Coverage)/圏外(Out of Coverage)に位置する場合のUE100の動作について、図14から図16を用いて説明する。
図14は、実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するためのシーケンスである。図15は、圏内に位置するUE100の動作を説明するためのフローチャートである。図16は、圏外に位置するUE100の動作を説明するためのフローチャートである。
(A)eNB200からのリソース情報と設定情報との切り替え
UE100は、eNB200が管理するセルに在圏するか否かによって、リソース情報と設定情報とを切り替えて、SAリソース及びデータリソースを決定する。ここで、リソース情報は、SAリソース情報及びデータリソース情報の少なくともいずれかの情報である。以下に、詳細を説明する。
図14に示すように、ステップS401において、eNB200は、所定の無線信号をブロードキャストする。所定の無線信号は、例えば、同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal/SSS:Secondary Synchronization Signal)、セル参照信号(CRS:Cell Reference Signal)である。UE100は、eNB200からの所定の無線信号を受信する。
ステップS402において、UE100は、eNB200からの所定の無線信号の復号を試みる。UE100は、無線信号の復号が失敗した場合(「Yes」の場合)、ステップS403の処理が実行される。一方、UE100は、無線信号の復号が成功した場合(「No」の場合)、ステップS406の処理が実行される。
ステップS403において、UE100は、圏外に位置すると判定する。なお、UE100は、全てのeNB200からの無線信号の受信できない場合(すなわち、全てのeNB200からの無線信号の受信レベルが閾値を下回る場合)も、圏外に位置すると判定する。
ステップS404において、UE100は、設定情報に基づいてSAリソース及びデータリソースを決定するために、Pre−configure設定を行う。これにより、UE100は、eNB200からリソース情報を受信できない場合に、SAリソース及びデータリソースを適切に決定することができる。その後、UE100は、設定情報(Pre−configure設定)に基づいて、SAリソース及びデータリソースを決定する。
ステップS405において、UE100は、決定したSAリソースを用いて、SAを送信する。UE100は、SAリソースを用いて、UE100が圏外に位置するか否かを示すフラグ情報をSAと共に送信してもよい。例えば、フラグ情報は、UE100が圏内に位置する場合(In Coverageの場合)に「1」を示し、UE100が圏外に位置する場合(Out of Coverageの場合)に「0」を示す。ここでは、UE100は、圏外に位置するため、フラグ情報は、圏外に位置することを示す。
一方、ステップS406において、UE100は、所定の無線信号を送信したeNB200のセルに在圏すると判定する。
ステップS407において、eNB200は、リソース情報(具体的には、SAリソース情報)をUE100に送信する。UE100は、リソース情報を受信する。
ステップS408において、UE100は、eNB200から受信したリソース情報に基づいて、SAリソースおよびデータリソースを決定するために、eNB200から受信したSAリソース情報によって示される設定値を設定する。その後、UE100は、SAリソース(設定値)に基づいて、SAリソース及びデータリソースを決定する。その後、UE100は、ステップS405の処理を行う。
なお、UE100は、UE100が圏外に位置しないことを示すフラグ情報をSAと共に送信してもよい。
(B)圏内に位置するUE100の動作
次に、圏内に位置するUE100の動作について、図15を用いて説明する。
図15に示すように、ステップS501において、UE100は、SAリソース領域をスキャンする。具体的には、UE100は、SAリソース情報に基づいて範囲が限定されたSAリソース領域をスキャンする。UE100は、SAリソース領域内のSAリソースを用いて送信されたSAを受信する。
UE100は、受信したSAと共にフラグ情報を受信した場合、当該フラグ情報がフラグ情報の送信元の他のUE100が圏外であることを示すか否かを判定する。フラグ情報が他のUE100が圏外であることを示す場合、ステップS502の処理が実行される。一方、フラグ情報が他のUE100が圏外でないことを示す場合、UE100は、処理を終了する。なお、UE100は、複数のフラグ情報を受信した場合、複数のフラグ情報のそれぞれが、他のUE100が圏外でないことを示す場合にのみ、処理を終了する。UE100は、複数のフラグ情報のいずれかが、他のUE100が圏外であることを示す場合、ステップS502の処理を実行する。
ステップS502において、UE100は、UE100自身がセルに在圏しているか否かを判定する。UE100は、例えば、上述のステップS402からS404の処理を実行して、UE100自身がセルに在圏しているか否かを判定する。
UE100は、UE100自身がセルに在圏している場合、ステップS503の処理を実行する。UE100は、UE100自身がセルに在圏していない場合(すなわち、圏外に位置する場合)、処理を終了する。
ステップS503において、UE100は、UE100が在圏するセルから受信したリソース情報(制御リソース情報及び/又はデータリソース情報)を他のUE100に送信する。UE100は、リソース情報をブロードキャストで報知してもよいし、圏外に位置するUE100に対してリソース情報をユニキャストで送信してもよい。また、UE100は、SAリソースを用いて、リソース情報を送信してもよいし、データリソースを用いて、リソース情報を送信してもよい。UE100は、リソース情報と共に、UE100が圏外でないことを示すフラグ情報を送信してもよい。
これにより、圏外に位置する他のUE100は、リソース情報を受信することができる。リソース情報を受信した他のUE100は、以下の動作を行うことができる。
(C)圏外に位置するUE100の動作
次に、圏外に位置するUE100(UE100−2)の動作について、図16を用いて説明する。
UE100−2は、圏外に位置している時に、セルに在圏するUE100−1からリソース情報を受信していると仮定して説明を進める。
図16に示すように、ステップS601において、UE100−2は、SAリソース及びデータリソースを決定する。UE100−2は、設定情報よりもデータリソース情報を優先させて、SAリソース及びデータリソースを決定する。
なお、UE100−2は、データリソース情報の内容が更新された設定情報の内容よりも新しい場合、設定情報に基づいて、SAリソース及びデータリソースを決定してもよい。UE100−1から受信したリソース情報に基づいて、SAリソース及びデータリソースを決定してもよい。
ステップS602において、UE100−2は、ステップS601において決定したSAリソースを用いて送信したSAと、セルに在圏するUE100が送信するSA及び/又はD2D通信データとが衝突する危険があると判定した場合(「Yes」の場合)、ステップS603の処理を実行し、当該衝突の危険がないと判定した場合(「No」の場合)、ステップS604の処理を実行する。
また、UE100−2は、ステップS601において決定したデータリソースを用いて送信したD2D通信データと、セルに在圏するUE100が送信するSA及び/又はD2D通信データとが衝突する危険があると判定した場合(「Yes」の場合)、ステップS603の処理を実行し、当該衝突の危険がないと判定した場合(「No」の場合)、ステップS604の処理を実行する。
例えば、UE100−2は、セルに在圏するUE100−1からのリソース情報に基づいて範囲が制限されたリソース領域内でSAリソースのスキャンを行う。UE100−2は、SAの送信に用いられたSAリソースを把握し、リソース情報に基づいてSAの送信に用いられるSAリソースを推測する。また、UE100−2は、受信したSAが示すデータリソースを把握する。
UE100−2は、推測したSAリソース及び把握したデータリソース(圏内UE100のリソース)と、UE100−2が送信に用いるSAリソース及びデータリソース(UE100−2自身のリソース)とが重複していないかを判定する。UE100−2は、圏内UE100のリソースとUE100−2自身のリソースとが重複すると判定した場合、衝突の危険があると判定し、圏内UE100のリソースとUE100−2自身のリソースとが重複しないと判定した場合、衝突の危険がないと判定する。
また、UE100−2は、例えば、SAリソース領域及びデータリソース領域の範囲を制限する内容が設定情報とリソース情報とで一致していた場合、衝突の危険がないと判定してもよい。或いは、UE100−2は、UE100−2のSAリソース及びデータリソースが圏内UE100のSAリソース及び/又はデータリソースの範囲内にある場合、衝突の危険があると判定してもよい。
ステップS603において、UE100−2は、決定したSAリソース及びデータリソースを用いてSA及びD2D通信データを送信しない。UE100−2は、リソース情報に基づいて、SAリソース及びデータリソースを新たに決定してもよい。
ステップS604において、UE100−2は、決定したSAリソースを用いてSAを送信し、決定したデータリソースを用いてD2D通信データを送信する。
このようなUE100−2の動作によって、セル端の周囲でD2D通信が行われる場合に、圏外に位置するUE100−2のSA及び/又はD2D通信データと、セルに在圏するUE100のSA及び/又はD2D通信データとが衝突することを低減することができる。
(実施形態のまとめ)
本実施形態において、UE100は、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中から、データリソースとSAリソースとを決定する。UE100は、D2D近傍サービスに利用可能な時間・周波数リソースの中で範囲が制限されたデータリソース領域の中からデータリソースを決定する。これにより、UE100は、例えば、データリソース領域と異なる領域(例えば、SAリソース領域)の中からデータリソース領域を選択することを避けることができるため、データリソースを適切に決定することができる。
本実施形態において、eNB200は、データリソース情報をUE100に送信する。これにより、eNB200が管理するセルにUE100が在圏する場合、UE100が主導でSAリソース及びデータリソースを決定するものの、eNB200がSAリソース及びデータリソースの決定を制御することができる。また、UE100がセルに在圏する場合と圏外に位置する場合との両方で、UE100主導で、SAリソース及びデータリソースが決定されるため、UE100の動作が複雑にならないというメリットがある。
本実施形態において、eNB200は、SAリソース情報と共にデータリソース情報をユニキャストでUE100に送信する。これにより、UE100は、SAリソース情報とデータリソース情報との両方に基づいて、SAリソース及びデータリソースを適切に決定することができる。
本実施形態において、UE100は、データリソース情報をブロードキャストで送信する。データリソース情報は、データリソースの位置及びデータリソースのサイズの少なくとも一方を制限するための情報である。これにより、eNB200は、セルに在圏するUE100のSAリソース及びデータリソースの決定を適切に制御することができる。
本実施形態において、UE100は、eNB200が管理するセルに在圏する場合、eNB200から受信したデータリソース情報を送信する。これにより、圏外に在圏するUE100は、セルに在圏するUE100から受信したデータリソース情報に基づいて、SAリソース及びデータリソースを決定することが可能となる。
本実施形態において、UE100は、他のUE100が圏外に位置することを示すフラグ情報を他のUE100から受信した場合、データリソース情報を他のUE100に送信する。これにより、UE100は、他のUE100が圏外に存在することを確認してからデータリソース情報を送信するため、不必要なデータリソース情報の送信を抑制することが可能となる。
本実施形態において、圏外に位置するUE100は、UE100からのデータリソース情報を受信した場合、設定情報よりもデータリソース情報を優先させて、データリソースを決定する。これにより、セル端の周囲でD2D通信が行われる場合に、圏外に位置するUE100のSA及び/又はD2D通信データと、セルに在圏するUE100のSA及び/又はD2D通信データとが衝突することを低減することができる。
本実施形態において、UE100は、SAリソースの位置及び/又はSAリソースのサイズに基づいて、データリソースを決定する。これにより、eNB200は、データリソース情報を送信しなくても、SAリソース情報によって、データリソースの決定を制御することができる。
本実施形態において、SAリソース領域は、時間軸方向に周期的に設けられる。前の周期のSAリソースの位置に応じて、次の周期のSAリソース領域の範囲が制限される。さらに、SAリソースの位置に応じて、データリソース領域の範囲が制限される。UE100は、前の周期のSAリソースの位置に応じて、データリソースを決定する。これにより、SAリソースの位置に応じて、データリソース領域の範囲が制限されるため、UE100及び他のUE100のそれぞれが使用するSAリソースが重複しない場合、UE100及び他のUE100のそれぞれのデータリソースの衝突を避けることができる。さらに、前の周期のSAリソースの位置に応じて、次の周期のSAリソース領域の範囲が制限されるため、前の周期で使用中のSAリソースの位置に対応する次の周期のSAリソースの使用を避けることが可能である。このため、UE100及び他のUE100のそれぞれのSAの衝突を避けることができる。
本実施形態において、UE100は、SAリソースを用いて、UE100が圏外に位置するか否かを示すフラグ情報をSAと共に送信することができる。これにより、他のUE100は、SAリソース領域をスキャンすることによって、周囲に圏外に位置するUE100が存在するか否かを把握することができる。
[その他実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態において、UE100は、セルの端部に位置する場合に、UE100が在圏するセルから受信したリソース情報を他のUE100に送信してもよい。例えば、UE100は、eNB200からの無線信号の受信レベルが所定の範囲内である場合に、セルの端部に位置すると判定する。或いは、UE100は、GNSS情報によって、UE100がセルの端部に位置するかを判定してもよい。
また、上述した実施形態において、UE100は、決定したデータリソースを用いて、ビットレベルで同一のD2D通信データを繰り返し送信してもよい。具体的には、UE100は、決定したデータリソースが複数のデータチャネル要素で構成されている場合、複数のデータチャネル要素のそれぞれで、同一のD2D通信データを送信する。
なお、UE100は、優先度の高いデータ(例えば、緊急用データ)は、ビット数を落として、1つのデータリソース(リソースブロック)の中で、優先度の高いデータを繰り返して送信してもよい。例えば、UE100は、D2D通信に用いるアプリケーションとして、VoIPを利用している場合に、1つのリソースブロックの中で圧縮率の上がった音声データを繰り返し送信してもよい。
また、上述した実施形態において、UE100は、決定したデータリソースを用いて、リソースブロック単位で同一のD2D通信データを繰り返し送信してもよい。具体的には、図17を用いて説明する。図17は、その他実施形態に係る移動通信システムにおける無線フレームの構成図である。
図17において、SA1a及びSA1bは、同一の情報で有り、同一のデータリソースの位置を示す。SA1a及びSA1bのそれぞれは、DATA11a〜DATA13bのデータリソースの位置を示す。DATA11aとDATA11bとが同一のD2D通信データであり、DATA12aとDATA12bとが同一のD2D通信データであり、DATA13aとDATA13bとが同一のD2D通信データである。
なお、図17において、UE100は、リソースブロック単位で、同一のD2D通信データを時間軸方向において繰り返し送信していたがこれに限られない。UE100は、リソースブロック単位で、周波数軸方向において同一のD2D通信データを繰り返し送信してもよい。
また、上述した実施形態において、eNB200は、SAリソースを(直接)指定するSAリソース情報を送信する場合、DCIを用いて送信できる。一方、eNB200は、SAリソースの範囲(すなわち、SAリソース領域)を(直接)指定するSAリソース情報を送信する場合、RRCメッセージ(例えば、SIB)を用いて送信できる。
また、上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[付記]
(1)導入
スケジューリング割当(SA)を伴うリソース割当方法が提案されている。この付記では、衝突回避の観点からSAを伴うD2D通信リソース割り当てを考察する。この付記では、カバレッジ外(out of coverate)に関する割り当てに焦点を当てる。同様のスキームは、カバレッジ内(In Coverage)の場合に用いることができる。しかしながら、カバレッジ内のケースは、この付記では説明しない。
(2)スケジューリング割当(Scheduling Assignments)を用いたD2Dの通信リソース割り当てに関するデザイン考察
リソース割当をアシストするSAは、効果的な衝突回避の可能性を提供する。SAの利点がいくつかある。
図18は、UE2がUE1によって送信されたSA1を検出し、この検出情報を用いて、SA1に列挙されたリソースを回避することによって、自身のデータ送信をスケジュールする方法を示す。さらに、上記リソース割当を改善するために、リソース割り当てスキームに基づいたSAに関する追加の動作を提案する。
(3)カバレッジ外のためのD2D通信リソース割当規則に関するデザイン考察
(3.1)SA送信(SA Transmissions)
受信機の複雑さを低減するために、SA送信は、周期的であり、且つ、受信機に知られている予め規定された時間・周波数リソース(pre−defined time−freqUEncy)を使用している。一例として、図19に示すように、SA送信リソースのための位置を、より単純な検出するために領域内で一緒にグループ化することができる。
・提案1:SAが合意される場合、SAを周期的に送信すべきであり、与えられた領域内で一緒にグループ化されるべきである。
(3.2)データの送信(Transmission of data)
この章では、データの衝突を回避するための方法が記載されている。各SAは、データ送信のために使用可能な時間・周波数リソースの特定のセットにマッピングされる。各D2Dは、上述の章に記載されたように、SA送信のためのリソースを選択することが許される。しかしながら、同じD2D UEのみが、SAリソース位置に関連付けられたリソース内でデータを送信することができる。すなわち、SAの位置は、データ送信リソースの位置を決定する。図20に示すように、SA1は、データ11、12、13を示し、SA2は、データ21、22、23を示す。この方法は、データ送信どうしの衝突を避けることができる。
・提案2:データ衝突を回避するために、SAは、データ送信のために使用可能な時間・周波数リソースの特定のセットにマッピングされる。
(3.3)SA送信の衝突の低減
上述の方法は、ポインタとしてSAを使用するデータ送信の割り当てを説明している。しかしながら、上述の方法は、SA送信どうしの衝突を回避するのに十分ではない。この章では、SA送信衝突を低減する方法を提案する。各D2D UEは、他のD2D UEによって送信されたSAを検出するためにSA領域を監視する。この監視情報を用いて、他のD2D UEが前でSA送信している間、同じD2D UEは、同じリソースを使用してSAを送信することを回避する。例えば、図21に示すように、UE1及びUE2は、SA11及びSA21をそれぞれ送信する。第3のD2D UE(不図示)は、それらの送信を検出し、SA32を他の位置で送信する。UE1及びUE2は、SA12及びSA22のために、前で繰り返して使用した同じリソースをそれぞれ使用することができる。最初の第1SA期間において、UE1及びUE2は、SAの送信のためのリソースをランダムに選択することができる。
・提案3:SAが合意される場合、SAの衝突を減らすために、D2D UEは、前のSA送信において他のD2D UEによって使用された同じリソースでSAを送信することを避ける。
・提案4:SAが合意される場合、最初のSA送信のためのリソースが、SA領域内でランダムに選択される。
なお、米国仮出願第61/934336号(2014年1月31日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本実施形態に係る移動通信システム及びユーザ端末は、ユーザ端末がD2D通信データの送信に用いられるデータリソースを適切に決定できるため、移動通信分野において有用である。

Claims (3)

  1. D2D(Device−to−Device)通信をサポートするユーザ端末であって、
    D2Dリソース情報を基地局から受信する処理と、
    前記D2Dリソース情報に基づいて、前記D2D通信に利用可能な無線リソースの中からデータ無線リソースと制御無線リソースとを決定する無線リソース決定処理と、
    前記決定したデータ無線リソースの位置を示すD2D通信制御情報を、前記決定した制御無線リソースを用いて他のユーザ端末に繰り返し送信する制御情報送信処理と、
    D2D通信データを、前記決定したデータ無線リソースを用いて前記他のユーザ端末に繰り返し送信するデータ送信処理と、を行う制御部を備え、
    前記D2Dリソース情報は、前記無線リソース決定処理で利用される、時間要素に関するオフセット情報を含む
    ユーザ端末。
  2. D2D(Device−to−Device)通信をサポートするユーザ端末における移動通信方法であって、
    D2Dリソース情報を基地局から受信するステップと、
    前記D2Dリソース情報に基づいて、前記D2D通信に利用可能な無線リソースの中からデータ無線リソースと制御無線リソースとを決定する無線リソース決定ステップと、
    前記決定したデータ無線リソースの位置を示すD2D通信制御情報を、前記決定した制御無線リソースを用いて他のユーザ端末に繰り返し送信する制御情報送信ステップと、
    D2D通信データを、前記決定したデータ無線リソースを用いて前記他のユーザ端末に繰り返し送信するデータ送信ステップと、を備え、
    前記D2Dリソース情報は、前記無線リソース決定ステップで利用される、時間要素に関するオフセット情報を含む
    移動通信方法。
  3. D2D(Device−to−Device)通信をサポートするユーザ端末のためのプロセッサであって、
    前記プロセッサは、
    D2Dリソース情報を基地局から受信する処理と、
    前記D2Dリソース情報に基づいて、前記D2D通信に利用可能な無線リソースの中からデータ無線リソースと制御無線リソースとを決定する無線リソース決定処理と、
    前記決定したデータ無線リソースの位置を示すD2D通信制御情報を、前記決定した制御無線リソースを用いて他のユーザ端末に繰り返し送信する制御情報送信処理と、
    D2D通信データを、前記決定したデータ無線リソースを用いて前記他のユーザ端末に繰り返し送信するデータ送信処理と、を行い、
    前記D2Dリソース情報は、前記無線リソース決定処理で利用される、時間要素に関するオフセット情報を含む
    プロセッサ。

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