WO2016002289A1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

耐久性と柔軟性を両立した吸収性物品を提供する。互いに直行する長手方向・幅方向を有し、体液を吸収する吸収体(4)を有する吸収性物品(1)であって、前記吸収体(4)はパルプ繊維(7)と合成繊維(8)とを含み、前記吸収体(4)には、前記長手方向を2分する幅方向仮想線となす角度が45度未満のスリット(6)が、長手方向および幅方向にそれぞれ複数、間隔をあけて配置され、前記スリット(6)と前記スリット(6)の長手方向に隣接するスリット(6)との間の距離のうち、その長さが最も長い距離である最大スリット間距離よりも、前記合成繊維(8)の平均長さが長いことを特徴とする。

Description

吸収性物品
 本発明は、吸収性物品に関する。より具体的には、本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
 透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、前記表裏面シートの間に介在する吸液性パネルとから構成され、前記パネルは、フラッフパルプと高吸収性ポリマーと熱融着性合成樹脂繊維とからなる体液吸収保持層の上下面の少なくとも一方に、熱融着性合成樹脂繊維からなる不織布層が配置され、前記吸収保持層と前記不織布層とが、透水性シートによって一体に被覆、接合された使い捨て着用物品において、前記吸収保持層に含まれる熱融着性合成樹脂繊維と前記不織布層とが、該吸収保持層と該不織布層との接触面で互いに熱融着されていることを特徴とする前記物品が知られている(特開2002-11047号公報)。
 特開2002-11047号公報に記載された物品では、パルプ繊維よりも長い合成繊維が吸収体内にランダムに配置され、繊維どうしが交絡ないしは熱融着により接合され、吸収体内での骨格の役割となり、湿潤時の長時間使用おいても吸収体が破壊されることなく、一定の耐久性を確保することができる。また、繊維長が長ければ長いほど耐久性は、増す。
特開2002-11047号公報
 しかしながら、特開2002-11047号公報に記載された物品では、それら長い合成繊維が多く分布すればするほど耐久性は強化されるが、一方では、吸収体剛性は逆に高まり、従来のパルプ繊維のみの場合と比べ剛性が上がってしまい、装着感を損なう。
 本発明は、耐久性と柔軟性を両立した吸収性物品を提供することを課題とする。
 本発明者らは、パルプ繊維と合成繊維とがブレンドされてなる吸収体において、その吸収体に、略幅方向に延びるスリットを、長手方向および幅方向にそれぞれ複数、間隔をあけて配置し、ブレンドされた合成繊維の繊維長よりも、長手方向におけるスリットの間隔を短くすることにより、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成した。
 すなわち、本発明は、互いに直行する長手方向・幅方向を有し、体液を吸収する吸収体を有する縦長の吸収性物品であって、前記吸収体はパルプ繊維と合成繊維とを含み、前記吸収体には、前記長手方向を2分する幅方向仮想線となす角度が45度未満のスリットが、長手方向および幅方向にそれぞれ複数、間隔をあけて配置され、前記スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離である最大スリット間距離よりも、前記合成繊維の平均長さが長いことを特徴とする。
 本発明の吸収性物品においては、吸収体が耐久性と柔軟性を兼ね備える。
図1は、本発明の吸収性物品の1つの実施形態の部分破断平面図である。 図2は、図1のI-I′線における模式断面図である。 図3は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の模式断面図である。 図4は、スリットの千鳥配列の例を示す図である。 図5は、スリットの千鳥配列の変形例を示す図である。 図6は、スリットの千鳥配列の別の変形例を示す図である。 図7は、スリット配列の別の例を示す図である。 図8は、スリット配置の1つの例を示す図である。 図9は、本発明の吸収性物品の製造装置の1つの例を示す図である。
 以下、本発明を、図面を参照して説明するが、本発明は図面に示されたものに限定されない。
 図1は本発明の吸収性物品の1つの実施形態の部分破断平面図であり、図2は図1のI-I′線における模式断面図である。図1に示す吸収性物品1は、生理用ナプキンである。吸収性物品1は、肌側に設けられた液透過性のトップシート2と、着衣側に設けられた液不透過性のバックシート3と、トップシートとバックシートとの間に設けられた、互いに直行する長手方向・幅方向を有し、体液を吸収する吸収体4とを有する。図1に示す吸収性物品1は、一対のウイング5,5を有するが、ウイングは必須ではない。吸収体4はパルプ繊維7と合成繊維8とを含む。吸収体には、長手方向を2分する幅方向仮想線となす角度が45度未満のスリット6が、長手方向および幅方向にそれぞれ複数、間隔をあけて配置されている。スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離である最大スリット間距離よりも、前記合成繊維の平均長さが長い。
 図3は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の模式断面図である。図3に示す実施形態では、図2に示す実施形態の構成要素に加え、吸水性高分子9が吸収体4に含まれ、熱融着性繊維からなるシート10が吸収体4の片面に配置されている。
 吸収体4には、スリット6が存在する。スリット6は、有限の長さを有し、長手方向および幅方向にそれぞれ複数、間隔をあけて配置されている。スリット6が前記長手方向を2分する幅方向仮想線となす角度は0度以上45度未満である。スリット6の配列パターンは、限定するものではないが、たとえば、千鳥配列、並列配列、それらの変形を例示することができるが、好ましくは千鳥配列である。図1に示すスリットの配列は千鳥配列の例である。
 本願において、「最大スリット間距離」とは、スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離をいう。
 ここで、「長手方向に隣接するスリット」とは、1つのスリットに着目し、そのスリット上の点Xから長手方向に平行な直線を引き、その直線が他のスリットと交差する点Yを求めたときに、線分XYの長さが最も短くなるような他のスリットをいう。
 図4は、千鳥配列のスリットの例である。図4中、矢印は長手方向を示す。スリット6aに着目し、スリット6a上の点から長手方向に平行な直線を引くと、その直線はスリット6b、6c、6d、6e、6f、6gのいずれかと交差する。スリット6a上の点Xbから引いた長手方向に平行な直線がスリット6bと交差する点Ybと前記スリット6a上の点Xbとを結ぶ線分Xbbの長さと、スリット6a上の点Xcから引いた長手方向に平行な直線がスリット6cと交差する点Ycと前記スリット6a上の点Xcとを結ぶ線分Xccの長さと、スリット6a上の点Xdから引いた長手方向に平行な直線がスリット6dと交差する点Ydと前記スリット6a上の点Xdとを結ぶ線分Xddの長さと、スリット6a上の点Xeから引いた長手方向に平行な直線がスリット6eと交差する点Yeと前記スリット6a上の点Xeとを結ぶXeeの長さは等しく、スリット6a上の点fから引いた長手方向に平行な直線がスリット6fと交差する点Yfと前記スリット6a上の点Xfとを結ぶ線分Xffの長さおよびスリット6a上の点gから引いた長手方向に平行な直線がスリット6gと交差する点Ygと前記スリット6a上の点Xgとを結ぶ線分Xggの長さは、線分Xbb、線分Xcc、線分Xdd、線分Xeeの長さよりも長い。すなわち、最も短い線分XYは、線分Xbb、線分Xcc、線分Xdd、線分Xeeであり、線分XYの長さが最も短くなるような他のスリットは、スリット6b、6c、6d、6eである。したがって、このスリット配列では、長手方向に隣接するスリットはスリット6b、6c、6d、6eの4つであり、スリット6f、6gは長手方向に隣接するスリットではない。
 図5は、千鳥配列の変形例である。図5中、矢印は長手方向を示す。図4のスリット配列では、すべてのスリットが平行に延びていたが、図5のスリット配列では、スリットが延びる方向は2種類あり、すべてのスリットが平行に延びている訳ではない。スリット6hに着目し、スリット6h上の点から長手方向に平行な直線を引くと、その直線はスリット6i、6j、6k、6l、6m、6nのいずれかと交差する。スリット6hとスリット6iは平行でないので、スリット6h上の点から引いた長手方向に平行な直線がスリット6iと交差する点と前記スリット6h上の点とを結ぶ線分の長さは一定ではなく、スリット6hの右端の点Xiから引いた長手方向に平行な直線がスリット6iと交差する点Yiと前記スリット6h上の点Xiとを結ぶ線分Xiiの長さが最も短い。同様に、スリット6h上の点から引いた長手方向に平行な直線がスリット6jと交差する点と前記スリット6h上の点とを結ぶ線分の長さのうち最も短い線分はスリット6jの右端の点Yjを通る線分Xjjであり、スリット6h上の点から引いた長手方向に平行な直線がスリット6kと交差する点と前記スリット6h上の点とを結ぶ線分の長さのうち最も短い線分はスリット6hの左端の点Xkを通る線分Xkkであり、スリット6h上の点から引いた長手方向に平行な直線がスリット6lと交差する点と前記スリット6h上の点とを結ぶ線分の長さのうち最も短い線分は、スリット6lの左端の点Ylを通る線分Xllである。線分Xiiと線分Xjjと線分Xkkと線分Xllとは長さが等しい。スリット6h上の点Xmから引いた長手方向に平行な直線がスリット6mと交差する点Ymと前記スリット6h上の点Xmとを結ぶ線分Xmmの長さおよびスリット6h上の点Xnから引いた長手方向に平行な直線がスリット6nと交差する点Ynと前記スリット6h上の点Xnとを結ぶ線分Xnnの長さは、線分Xii、線分Xjj、線分Xkk、線分Xllの長さよりも長い。すなわち、最も短い線分XYは、線分Xii、線分Xjj、線分Xkk、線分Xllであり、線分XYの長さが最も短くなるような他のスリットは、スリット6i、6j、6k、6lである。したがって、このスリット配列では、長手方向に隣接するスリットはスリット6i、6j、6k、6lの4つであり、スリット6m、6nは長手方向に隣接するスリットではない。
 ここで、「スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離」とは、スリット上の点Xから引いた長手方向に平行な直線が長手方向に隣接するスリットと交差する点Yと前記スリット上の点Xとを結ぶ線分XYの長さをいう。
 図4において、スリット6aとスリット6aの長手方向に隣接するスリット6bとの間の距離は線分Xbbの長さであり、スリット6aとそれと長手方向に隣接するスリット6cとの間の距離は線分Xccの長さであり、スリット6aとスリット6aの長手方向に隣接するスリット6dとの間の距離は線分Xddの長さであり、スリット6aとスリット6aの長手方向に隣接するスリット6eとの間の距離は線分Xeeの長さである。
 図5のスリット配列のように、スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットが平行でない場合は、「スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離」とは、スリット上の点Xから引いた長手方向に平行な直線が長手方向に隣接するスリットと交差する点Yと前記スリット上の点Xとを結ぶ線分XYの長さのうち最大のものをいうものとする。スリット6h上の点から引いた長手方向に平行な直線がスリット6iと交差する点と前記スリット6h上の点とを結ぶ線分の長さのうち最も長い線分はスリット6iの左端の点Yi′を通る線分Xi′Yi′であるから、スリット6hとスリット6hの長手方向に隣接するスリット6iとの間の距離は線分Xi′Yi′の長さである。同様に、スリット6hとスリット6hの長手方向に隣接するスリット6jとの間の距離は線分Xj′Yj′の長さであり、スリット6hとスリット6hの長手方向に隣接するスリット6kとの間の距離は線分Xk′Yk′の長さであり、スリット6hとスリット6hの長手方向に隣接するスリット6lとの間の距離は線分Xl′Yl′の長さである。
 次に、「スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離」について説明する。
 図4、図5のスリット配列のように、どのスリットに着目したときも、スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離が等しい場合は、その距離が「スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離」である。図4のスリット配列では、線分Xbb、線分Xcc、線分Xdd、線分Xeeの長さが「スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離」であり、すなわち「最大スリット間距離」である。図5のスリット配列では、線分Xii、線分Xjj、線分Xkk、線分Xllの長さが「スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離」であり、すなわち「最大スリット間距離」である。
 図6は、千鳥配列の別の変形例であり、下から上にいくほど、スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離が大きくなっている。図6中、矢印は長手方向を示す。スリット6qとスリット6qの長手方向に隣接するスリットとの間の距離は、線分Xoo、線分Xpp、線分Xrr、線分Xssの長さである。スリット6tとスリット6tの長手方向に隣接するスリットとの間の距離は、線分Xr′Yr′、線分Xs′Ys′、線分Xuu、線分Xvvの長さであり、スリット6qとスリット6qの長手方向に隣接するスリットとの間の距離よりも長い。スリット6wとスリット6wの長手方向に隣接するスリットとの間の距離は、線分Xu′Yu′、線分Xv′Yv′、線分Xxx、線分Xyyの長さであり、スリット6tとスリット6tの長手方向に隣接するスリットとの間の距離よりも長い。したがって、この配列の場合は、スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離は、線分Xoo、線分Xpp、線分Xrr、線分Xssの長さと、線分Xu′Yu′、線分Xv′Yv′、線分Xxx、線分Xyyの長さと、線分Xu′Yu′、線分Xv′Yv′、線分Xxx、線分Xyyの長さの3種類があることになり、この3種類の長さのうちで、線分Xu′Yu′、線分Xv′Yv′、線分Xxx、線分Xyyの長さが最も長い。したがって、この配列の場合は、線分Xu′Yu′、線分Xv′Yv′、線分Xxx、線分Xyyの長さが、「スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離」すなわち「最大スリット間距離」である。図6の配列の場合は、スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離が3種類であるが、スリットとそれと長手方向に隣接するスリットとの間の距離が4種類以上ある場合は、4種類以上の距離のうち最も長いものが最大スリット間距離となる。
 本発明は、合成繊維の平均長さが最大スリット間距離よりも長いことを特徴とする。ここで、合成繊維の平均長さとは、パルプ繊維と合成繊維をブレンドして吸収体を作製する場合において、ブレンドされる合成繊維の平均長さをいい、スリットによって切断される前の長さをいう。繊維長の長い合成繊維を配置することにより、吸収体に反発力が発揮される。その際に、スリットが幅方向に延びていると、製品幅方向においては、ブレンドされた繊維による反発作用が100%生かされるが、長手方向においては、スリットにより合成繊維が部分的に切断されるため、反発力は劣るが、一定の柔軟性が付与される。幅方向へは、股間からの圧縮を受けるため、耐久性が重要となり、長手方向は体の曲線に沿いやすくするために柔軟であることが望ましい。
 なお、合成繊維の平均長さは、JIS L 1015:2010の附属書Aの「A7.1 繊維長の測定」の「A7.1.1 A法(標準法)目盛りが付いたガラス板上で個々の繊維の長さを測定する方法」に従って測定する。
 吸収体の試料から、合成繊維の平均長さを測定するときは、吸収体の試料から、スリットによって切断されていない合成繊維を複数選んで、それらの長さを測定し、平均する。
 スリットは有限の長さを有する。スリットの長さは、好ましくは3~30mmであり、より好ましくは5~15mmである。短いと柔軟性を付与するスリットとしての効果が生まれない。長いと吸収体が幅方向外側からの圧縮などを受けた際に、吸収体が口を開くように割れてしまい、耐久性などに課題が発生してしまうおそれがある。
 スリットが長手方向を2分する幅方向仮想線となす角度は、0度以上45度未満であり、好ましくは40度以下である。幅方向に対する角度が大きすぎると、幅方向に配向された繊維が切断されやすくなるので、幅方向の耐久性に影響を与える。
 スリットの延長線上に幅方向に隣接するスリットの端点が存在しないことが好ましい。換言すれば、スリットの延びる方向は、幅方向に一致していないことが好ましい。図1の実施形態では、スリットの延びる方向は、幅方向に一致しており、スリットの延長線上に幅方向に隣接するスリットの端点が存在する。図7は、スリット配列の別の例である。図7中、矢印は長手方向を示す。この例では、スリットの延長線上に幅方向に隣接するスリットの端点が存在しない。換言すれば、スリットは幅方向に対してわずかに傾斜している。カッターロールを用いてスリットを形成する場合、スリットを形成するための刃を幅方向から傾けることで、生産時に刃が点で接するため、少ない圧力でスリットを形成することができ、刃にかかる負荷が軽減され、刃の持ちを良くするといった効果がある。この効果を得るためには、幅方向に対する角度は好ましくは1~40度であり、より好ましくは2~30度であり、さらに好ましくは3~20度である。
 スリットは、図1に示すように、吸収体の幅方向の側縁には達してしないことが好ましい。スリットを吸収体の幅方向の側縁には達しないようにすることにより、股間の圧縮によりスリットを基点に吸収体が壊れたりすることを防ぐことができる。
 スリットは吸収体の厚み方向に貫通していないことが好ましい。スリットが吸収体を貫通していると、吸収体の強度が低下し、吸収体がちぎれやすくなるおそれがある。スリットの深さは、好ましくは吸収体の厚みの10~80%であり、より好ましくは吸収体の厚みの20~70%であり、さらに好ましくは吸収体の厚みの30~60%である。スリットの深さが小さすぎると、剛性の低下といった作用が十分に発揮されない。スリットの深さが大きすぎると、耐久性が不足し、使用時に吸収体が破壊されるとともに、長手方向への体液の拡散もされにくくなり、横に体液が広がってしまうリスクが高くなる。
 スリットの下の吸収体が圧縮されていることが好ましい。スリットで壊れやすい吸収体が、圧縮されることにより、耐久性が付与される。図3に示すように、吸収体4のバックシート3側の面には、スリット6が形成された位置と対応する位置に凹部11が形成されている。すなわち、この例では、スリットの下の吸収体が圧縮されている。
 本発明の吸収性物品は、経血や尿等の体液を吸収するために用いることができる吸収性物品であり、より具体的には、生理用ナプキン、尿取りパッド等が挙げられる。
 本発明の吸収性物品は液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートと体液を吸収する吸収体とを含む。
 トップシートは、経血、尿等の体内からの液状排泄物を、その下層に設けた吸収体へ通過させる機能を有するとともに、バックシートとの間に吸収体を挟むことにより吸収体を保持するためのものである。トップシートは、その全部または一部が液透過性であり、液透過域は、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、多数の網目を有するネット状シート、液透過性の不織布、または織布などで形成される。
 バックシートは、吸収体に吸収された経血、尿等の液体が外へ漏れ出すのを防止する機能を有するものであり、そのような液体が外へ漏れ出すのを防止できる材料が使用される。また、液体は通さないが通気性のある素材とすることにより、着用時の蒸れを低減させることができ、着用時における不快感を低減させることが可能となる。このような材料としては、たとえば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等を主体とした液不透過性フィルム、通気性フィルム、スパンボンドなどの不織布の片面に液不透過性フィルムをラミネートした複合シートなどが挙げられる。
 吸収体は、パルプ繊維と合成繊維とを含む。
 繊維はランダムに配置され、繊維の方向は長手方向にも幅方向にも延出して存在する。
 パルプ繊維としては、パルプ、たとえば、針葉樹または広葉樹を原料として得られる木材パルプ、非木材パルプが挙げられる。特に好ましくは、繊維長3mm程度の粉砕パルプである。
 合成繊維は、特に限定されないが、オレフィン系樹脂からなる合成繊維が好ましい。より好ましくは、ポリエチレン(PE)/ポリプロピレン(PP)やPE/ポリエチレンテレフタレート(PET)といった複合繊維などである。PEを含むことで、同様にオレフィン系からなる表面材などとのヒートシールなどを行う際に、熱溶着され、耐久性が付与される。
 吸収体は、好ましくは、さらに吸水性高分子を含む。
 吸水性高分子とは、SAP(superabsorbent polymer)とも呼ばれ、水溶性高分子が適度に架橋した三次元網目構造を有するもので、数百倍~千倍の水を吸収するが、本質的に水不溶性であり、一旦吸収された水は多少の圧力を加えても離水しないものであり、デンプン系、アクリル酸系、アミノ酸系の吸水性高分子が市販されている。
 吸収体中の合成繊維の含有量は、パルプ繊維100質量部に対し、好ましくは7.5~100質量部であり、より好ましくは9~50質量部であり、さらに好ましくは10~30質量部である。合成繊維の含有量が少なすぎると、吸収体に十分な耐久性を付与することができなくなるおそれがある。合成繊維の含有量が多すぎると、吸収体の吸液性が不十分になる傾向がある。
 吸収体中の吸水性高分子の含有量は、パルプ繊維100質量部に対し、好ましくは5~80質量部であり、より好ましくは10~60質量部であり、さらに好ましくは20~40質量部である。吸水性高分子の含有量が少なすぎると、吸収体の吸液性が不十分になる傾向がある。吸水性高分子の含有量が多すぎると、圧着部が硬くなりやすい。
 合成繊維の平均長さは、最大スリット間距離よりも長い限り、その絶対値は限定されないが、好ましくは5~50mmであり、より好ましくは15~40mmであり、さらに好ましくは20~35mmである。合成繊維の平均長さが長ければ長いほど、繊維が持つ剛性が吸収体全体に発揮されやすいとともに、繊維どうしの交絡も発生しやすくなり、耐久性が向上する。一方で、合成繊維の平均長さが長すぎると、製造の際に、合成繊維の開繊性が著しく低下し、パルプ繊維とのブレンドが難しくなるといった課題もある。
 パルプ繊維の平均長さは、合成繊維の平均長さより短い。パルプ繊維の平均長さは、特に限定されないが、好ましくは0.5~7mmであり、より好ましくは1~6mmであり、さらに好ましくは2~5mmである。パルプ繊維の平均長さが短すぎると、吸収体の耐久性が得られない、また製造時において、メッシュの間から抜け落ちるなど歩留まり悪化の原因となるおそれがある。
 なお、パルプ繊維の平均長さとは、重さ加重平均長さを意味し、メッツォオートメーション(metso automation)社製のカヤーニファイバーラボファイバープロパティーズ(オフライン)[kajaaniFiberLab fiber properties(off-line)]により測定されるL(w)値をいう。
 合成繊維の繊維径は、限定するものではないが、好ましくは1.5~20dtex、より好ましくは1.8~15dtex、さらに好ましくは2.0~10dtexである。繊維径が細すぎると、耐久性といった観点での剛性の付与に不十分であり、繊維径が太すぎると、吸収体が硬くなりすぎるといった課題がある。
 吸収体の厚さは、用途によっても異なるが、好ましくは0.1~15mm、より好ましくは1~10mm、さらに好ましくは2~5mmである。
 なお、吸収体の厚さ(mm)は、株式会社大栄科学精器製作所製厚み計FS-60DS(測定面:直径44mmの円,測定圧:3g/cm2)を用いて、標準状態(温度23±2℃,相対湿度50±5%)において、試料の5箇所の異なる部位を3g/cm2で加圧し、加圧10秒後の厚さを測定し、5箇所の測定値の平均値を吸収体の厚さとすることにより、測定することができる。
 吸収体の坪量は、好ましくは40~900g/m2、より好ましくは50~800g/m2、さらに好ましくは100~500g/m2である。吸収体の強度および吸収性の観点からである。
 なお、坪量は、JIS L 1913:2010の「6.2 単位面積当たりの質量(ISO法)に従って測定する。
 吸収体の見掛け密度は、好ましくは0.06~0.14g/cm3、より好ましくは0.07~0.12g/cm3、さらに好ましくは0.08~0.1g/cm3である。吸収体が、上述のパルプ繊維および合成繊維の比率と、上記見掛け密度とを有することにより、吸収体が吸液性に優れる傾向がある。
 吸収体の見掛け密度は、吸収体の坪量と厚さとから算出することができる。
 本発明の吸収性物品には、好ましくは、吸収体の少なくとも片面に熱融着性繊維からなるシートが配置される。熱融着性繊維からなるシートが配置される場合は、スリットは熱融着性繊維からなるシートと吸収体とを一緒に切り込むことにより形成されたものであることが好ましい。熱融着性繊維からなるシートと吸収体とを一緒に切り込むことにより、長手方向の柔軟性を確保することができる。
 図3は、熱融着性繊維からなるシートを含む吸収性物品の模式断面図である。熱融着性繊維からなるシート10は吸収体のトップシート側の面に配置され、好ましくは接着剤(図示せず)で接合されている。図3の実施形態では、熱融着性繊維からなるシートは吸収体のトップシート側の面に配置されているが、吸収体のバックシート側の面に配置されていてもよいし、吸収体の両面に配置されていてもよい。熱融着性繊維からなるシート10の幅は、吸収体の幅と同じでもよいし、吸収体の幅より小さくてもよいし、吸収体の幅より大きくてもよいが、吸収体の幅に比べ若干小さいことが好ましい。熱融着性繊維からなるシート10の長手方向の長さは、好ましくは、吸収体の長手方向の長さと同じである。
 熱融着性繊維からなるシートは、熱融着性繊維で構成されたシートであれば、特に限定されないが、熱融着性繊維からなる不織布、織布を例示することができ、不織布としては、スパンレース不織布、エアスルー不織布などを挙げることができる。熱融着性繊維としては、特に限定されないが、ポリエチレン繊維や、芯がPPで鞘がPEの芯鞘複合繊維などを例示することができる。熱融着性繊維からなるシートは、吸収体のトップシート側の面に配置する場合は、液透過性であることが必要であるが、吸収体のバックシート側の面に配置する場合は、液不透過性であってもよい。
 スリットは、必ずしも吸収体の全面に亘って配置されている必要はなく、吸収体の一部にのみ配置されていてもよい。
 図8に、スリット配置の1つの例を示す。図8中、矢印は長手方向を示す。吸収体4は、長手方向に関し前領域F、長手方向中央領域CMおよび後領域Bを有し、幅方向に関し左領域L、幅方向中央領域CCおよび右領域Rを有する。図8に示す実施形態では、スリット6は吸収体の前領域Fおよび後領域Bならびに左領域Lおよび右領域Rのみに配置されている。このスリット配置によれば、スリットが、吸収コア部には存在しないことで、湿潤時の耐久性が最大化されるとともに、周辺領域は、つねに体の動きに柔軟になり、ここちよい装着感を実現できる。
 別の実施形態では、スリットは吸収体の前領域Fおよび後領域Bのみに配置されていてもよいし、左領域Lおよび右領域Rのみに配置されていてもよい。また、逆に、周辺領域にはスリットを配置せず、中央領域(たとえば長手方向中央領域CMであってかつ幅方向中央領域CCである領域)にのみスリットを配置してもよい。
 次に、本発明の吸収性物品の製造方法について説明する。
 図9は、本発明の吸収性物品の製造装置の1つの例を示す図である。
 なお、図9では、パルプ繊維と合成繊維とは、区別して表現されていない。
 回転するサクションドラム101の周面101aには、吸収体材料を詰める型として、周面101aからサクションドラムの中心に向かって延びる、複数の凹部102が、所定のピッチで形成されている。サクションドラム101が回転して凹部102が材料供給部103へ進入すると、サクション部104の吸引により、材料供給部103から供給された吸収体材料が、凹部102に堆積する。
 フード103a付きの材料供給部103は、サクションドラム101を覆うように形成されており、材料供給部103は、パルプ繊維と合成繊維との混合物105を空気搬送により凹部102に供給する。また、材料供給部103は、吸水性高分子106を供給する吸水性高分子供給部107を備えており、凹部102に対して吸水性高分子106を供給する。パルプ繊維と合成繊維との混合物105および吸水性高分子106(以下「吸収体原料」ともいう。)は、混合状態で凹部102に堆積され、凹部102に吸収体108が形成される。なお、吸水性高分子を含まない吸収体を製造するときは、吸水性高分子供給部からの吸水性高分子の供給を中止するか、または、吸水性高分子供給部を有しない装置を用いればよい。
 次いで、凹部102に形成された吸収体108は、塗工機109から塗工された接着剤をその上に有するキャリアシート110上に移動する。
 キャリアシート110は、後に、吸収体とトップシートとの間の熱融着性繊維からなるシートを形成するが、吸収性物品が熱融着性繊維からなるシートを有しない実施形態では、トップシート、バックシート、所望による補助シート等をキャリアシートとして用いることができる。
 次いで、吸収体108は、一対のカッターロール111と112の間を通され、スリットが形成される。一対のカッターロールは、たとえば、刃のついたロール112と平滑なロール111とで構成される。
 刃の形状および配列パターンは、スリットの形状および配列パターンと同じである。
 この工程において、スリット6が形成されるが、吸収体の厚み方向に貫通していないスリット6を形成する場合は、カッターロール112の刃の押圧力によって、スリット6の底部と平滑なロール111との間の部分すなわちスリットの下の吸収体が圧縮されて、高密度化部が形成されると共に、吸収体が前記刃の当接点(すなわち、スリット6の底部)を中心として下側に凸となるように変形する。そして、このように変形した吸収体は、前記刃の押圧力が取り除かれると、吸収体を構成する繊維の弾性力によって元の形状に復元するが、スリット6の下の高密度化部は圧縮されていて復元せず、高密度化部がスリット6の底部に隣接した状態が維持されるため、当該高密度化部を中心とした凹部11が、吸収体のスリット6を有する面と反対側の面に形成される。
 この方法によれば、スリット6と凹部11とを一つの工程で同時に形成することができるため、吸収性物品の柔軟化をより効率よく実現することができると共に、スリット6と凹部11とが、吸収体の厚さ方向で対応する位置に、平面視にて実質的に同一の形状を有するように形成されるため、スリット6の底部と凹部11との間の部分(すなわち、高密度化部)を起点とした吸収体の折り曲げを精度よく実現することができ、着用者に快適な装着感を提供することができる。
 次に、一対のロール113,114によってトップシート115を貼り合わせ、次いで、一対のロール116,117によってバックシート118を貼り合わせ、最後に裁断ロール119,120によって、吸収性物品の形状に裁断されて、吸収性物品が得られる。
 本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン、尿取りパッド等に好適に利用することができる。
 1  吸収性物品
 2  トップシート
 3  バックシート
 4  吸収体
 5  ウイング
 6  スリット
 7  パルプ繊維
 8  合成繊維
 9  吸水性高分子
 10  熱融着性繊維からなるシート
 11  凹部
 101  サクションドラム
 102  凹部
 103  材料供給部
 104  サクション部
 105  パルプ繊維と合成繊維との混合物
 106  吸水性高分子
 107  吸水性高分子供給部
 108  吸収体
 109  塗工機
 110  キャリアシート
 111,112  カッターロール
 113,114  ロール
 115  トップシート
 116,117  ロール
 118  バックシート
 119,120  裁断ロール

Claims (7)

  1.  互いに直行する長手方向・幅方向を有し、体液を吸収する吸収体を有する吸収性物品であって、前記吸収体はパルプ繊維と合成繊維とを含み、前記吸収体には、前記長手方向を2分する幅方向仮想線となす角度が45度未満のスリットが、長手方向および幅方向にそれぞれ複数、間隔をあけて配置され、前記スリットと前記スリットの長手方向に隣接するスリットとの間の距離のうち、その長さが最も長い距離である最大スリット間距離よりも、前記合成繊維の平均長さが長いことを特徴とする吸収性物品。
  2.  前記スリットは前記吸収体の幅方向の側縁には達してしないことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3.  前記スリットの延長線上に幅方向に隣接するスリットの端点が存在しないことを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4.  前記吸収体の片面に熱融着性繊維からなるシートが配置されてなり、前記スリットは熱融着性繊維からなるシートと前記吸収体とを一緒に切り込むことにより形成されたものであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5.  前記スリットが前記吸収体の厚み方向に貫通していないことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6.  前記スリットの下の吸収体が圧縮されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7.  前記吸収体が、長手方向に関し前領域、長手方向中央領域および後領域を有し、幅方向に関し左領域、幅方向中央領域および右領域を有し、前記スリットが前記吸収体の前記前領域および前記後領域ならびに/または前記左領域および前記右領域のみに配置されていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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