JP6320184B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。より詳しくは、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
液透過性の表面シート、液非透過性の裏面シートおよび両シートの間に設けられた吸収体層を有する吸収性物品において、吸収体層が、水に膨潤しない合成繊維、セルロース系繊維および吸水性樹脂からなり、吸収体層を熱風で、加熱ロールを通過させてまたは赤外線を照射して加熱処理することにより、合成繊維同士を熱融着させたものが知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された吸収性物品は、湿潤下において、パルプ繊維が液を吸ってへたっても、合成繊維の存在により、吸収体の形状が維持されやすくなり、吸収体が加熱処理されることによって、合成繊維同士が結合し、ティッシュのようなコアラップ材がなくとも、強固な吸収体が形成されるものである。
特開平8−289903号公報
しかしながら、熱風等の加熱処理により、合成繊維同士を熱融着させたものは、吸収体の耐久性は得られるものの、柔軟性といった観点においては、不十分である。また、逆に熱融着させていないものについては、柔軟性は得られるものの、耐久性といった観点において不十分である。
本発明は、吸収体が耐久性と柔軟性の両方を兼ね備えた吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明者らは、吸収体に圧着部を点在させ、隣接する圧着部間距離を合成繊維の長さよりも短くすることにより、吸収体が耐久性と柔軟性の両方を兼ね備えた吸収性物品が得られることを見いだし、本発明を完成した。
本発明は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシートとバックシートとの間に設けられた液保持性の吸収体とを含む縦長の吸収性物品であって、吸収体はパルプ繊維と合成繊維とを含んでおり、吸収体に圧着部が点在し、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離のうち、その距離が最大の最大圧着部間距離よりも、合成繊維の平均長さが長いことを特徴とする。
本発明の吸収性物品は、吸収体が耐久性と柔軟性の両方を兼ね備える。
図1は、本発明の吸収性物品の1つの実施形態の部分破断平面図である。 図2は、図1のI−I′線における模式断面図である。 図3は、圧着部の60度千鳥配列の例を示す。 図4は、圧着部の角千鳥配列の変形の例を示す。 図5は、合成繊維が圧着部に固定された状態の模式図である。 図6は、合成繊維が圧着部を介して連続する状態を示す模式図である。 図7は、細長い圧着部を配置した吸収体の例である。 図8は、合成繊維シートを含む吸収性物品の模式断面図である。 図9は、本発明の吸収性物品の製造装置の1つの例を示す図である。
以下、本発明を、図面を参照して説明するが、本発明は図面に示されたものに限定されない。
本発明は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシートとバックシートとの間に設けられた液保持性の吸収体とを含む縦長の吸収性物品であって、吸収体はパルプ繊維と合成繊維と吸水性高分子とを含むシートであり、吸収体に圧着部が点在し、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離のうち、その距離が最大の最大圧着部間距離よりも、合成繊維の平均長さが長いことを特徴とする。
図1は本発明の吸収性物品の1つの実施形態の部分破断平面図であり、図2は図1のI−I′線における模式断面図である。図1に示す吸収性物品1は、生理用ナプキンである。吸収性物品1は、肌側に設けられた液透過性のトップシート2と、着衣側に設けられた液不透過性のバックシート3と、トップシートとバックシートとの間に設けられた液保持性の吸収体4とを備え、実質的に縦長に形成されてなる。図1に示す吸収性物品1は、一対のウイング5,5を有するが、ウイングは必須ではない。吸収体4はパルプ繊維6と合成繊維7と吸水性高分子8とを含むシートである。吸収体4には、圧着部9が点在している。圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離のうち、その距離が最大の最大圧着部間距離よりも、合成繊維7の平均長さが長い。
吸収体4には、圧着部9が点在している。図1に示す例では、吸収体4の全体に亘って圧着部9が点在しているが、必ずしも吸収体4の全体に亘って圧着部9が点在している必要はなく、少なくとも吸収体4の一部に点在する圧着部9が存在すればよい。圧着部9の配列パターンは、限定するものではないが、たとえば、60度千鳥配列(サイコロの3の目)、角千鳥配列(サイコロの5の目)、並列配列(サイコロの4または6の目)、それらの変形を例示することができる。図1に示す圧着部の配列は角千鳥配列の例である。図3に60度千鳥配列の例を、図4に角千鳥配列の変形の例を示す。
本願において、最大圧着部間距離とは、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離のうち、その距離が最大のものをいう。ここで、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離とは、圧着部の外形線上の点と前記圧着部に最も近い隣の圧着部の外形線上の点とを結ぶ線分のうち最も短い線分の長さをいう。
図3の60度千鳥配列において、圧着部9aに着目すると、圧着部9aの隣の圧着部は圧着部9b、9c、9d、9e、9f、9gの6個である。この配列では、6個の隣の圧着部9b、9c、9d、9e、9f、9gはいずれも圧着部9aと等間隔の位置にあるので、6個の隣の圧着部9b、9c、9d、9e、9f、9gはいずれも圧着部9aに最も近い隣の圧着部に該当する。圧着部9aとそれに最も近い隣の圧着部9b、9c、9d、9e、9f、9gとの間の距離は、Lb、Lc、Ld、Le、Lf、Lgである。この配列では、すべての圧着部について、それに最も近い隣の圧着部との間の距離は等しい。すべての圧着部について、それに最も近い隣の圧着部との間の距離が等しい場合は、その距離が最大圧着部間距離である。この配列では、最大圧着部間距離はLb、Lc、Ld、Le、Lf、Lgの長さである。
図4の配列は、角千鳥配列の変形であるが、上方部分と下方部分で圧着部と圧着部の間の間隔が異なっている。圧着部9mに着目すると、圧着部9mに最も近い隣の圧着部は圧着部9n、9o、9p、9qの4個であり、圧着部9hとそれに最も近い隣の圧着部との間の距離はLn、Lo、Lp、Lqである。圧着部9rに着目すると、圧着部9rに最も近い隣の圧着部は圧着部9s、9tの2個であり、圧着部9rとそれに最も近い隣の圧着部との間の距離はLs、Ltである。Ls、Ltの長さはLn、Lo、Lp、Lqの長さに等しい。圧着部9uに着目すると、圧着部9uに最も近い隣の圧着部は圧着部9r、9v、9w、9xの4個であり、圧着部9uとそれに最も近い隣の圧着部との間の距離はLr、Lv、Lw、Lxである。したがって、この配列の場合は、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離は、Ln、Lo、Lp、Lq、Ls、Ltの長さとLr、Lv、Lw、Lxの長さの2種類があることになる。Lr、Lv、Lw、Lxの長さはLn、Lo、Lp、Lq、Ls、Ltの長さよりも大きいので、この配列の場合の最大圧着部間距離はLr、Lv、Lw、Lxの長さである。
図4の配列の場合は、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離が2種類であるが、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離が3種類以上ある場合は、3種類以上の距離のうち最も大きいものが最大圧着部間距離となる。
本願発明は、合成繊維の平均長さが最大圧着部間距離よりも長いことを特徴とする。合成繊維は圧着部において固定されるが、合成繊維の平均長さが最大圧着部間距離よりも長いことにより、1本の合成繊維が2箇所以上の圧着部に固定されることが可能になる。2箇所以上の圧着部に固定される合成繊維は、吸収体内において骨格として機能するので、吸収体が型崩れするのを防ぎ、吸収体の耐久性を増加させる。好ましくは、圧着部において合成繊維が熱融着している。熱融着により合繊繊維の自由度がより低下するため耐久性がさらに高くなる。合成繊維は、圧着部以外では融着しておらず、合成繊維同士が圧着部のみで連結して骨格を形成するので、柔軟でありながら、耐久性のある吸収体が実現できる。また、吸水性高分子が多くても、圧着部が限定されているため、硬くならない。
合成繊維の平均長さは、好ましくは最大圧着部間距離の1.5〜8倍であり、より好ましくは2〜7倍であり、さらに好ましくは3〜6倍である。合成繊維の平均長さが長すぎると、合成繊維の開繊性が著しく低下し、吸収体が開繊されていない合成繊維を含むことになり、吸収体の均一性が低下する傾向がある。
なお、合成繊維の平均長さは、JIS L 1015:2010の附属書Aの「A7.1 繊維長の測定」の「A7.1.1 A法(標準法)目盛りが付いたガラス板上で個々の繊維の長さを測定する方法」に従って測定する。
圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離は均等であることが好ましい。すなわち、好ましくは、圧着部は、隣り合う圧着部と一定の距離をもって配置されてなる。その距離は、製品の柔軟性や厚さ設計、および、ブレンドされる合成繊維の平均長さなどによって、設定される。その距離は、好ましくは5〜40mm、より好ましくは8〜20mmである。その距離が狭すぎると、圧着部の数および面積が多くなりすぎて、吸水性高分子を含む吸収体の剛性が高まり、吸収体が硬くなってしまうとともに、熱風で接合したときのように、柔軟性も損なわれてしまう。一方、その距離が広すぎる場合には、装着される吸収物品として厚さを抑えるのに十分でない上に、吸収体としての耐久性も不十分となる。ブレンドされる合成繊維の平均長さとの関係が重要で、少ない合成繊維でより吸収体内に骨格となる構造を作る際には、吸収体内の合成繊維全体が圧着部を通じてつながっていることが耐久性付与のポイントとなる。そのため、合成繊維の平均長さは圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離よりも長く設定されていることが必要である。逆ににいえば、合成繊維の平均長さがある程度長ければ、圧着部の間隔も広く設けることが可能となり、より柔軟な吸収体を実現することができる。
圧着部と圧着部の間隔は、長手方向と幅方向で均等であることが好ましいが、長手方向の間隔を幅方向の間隔よりも広くすることにより、長手方向においてより柔軟にすることができる。
吸収体の厚さ方向から見た圧着部の形状は、特に限定されず、たとえば、円形、楕円形、正方形、長方形、菱形、三角形、星形、ハート形等が挙げられるが、好ましくは略円形状である。ここで、略円形状とは、円または短径に対する長径の比が1よりも大きく1.1以下の楕円の形状をいう。略円形状であると、吸収性物品をひねったときに、幅方向、長手方向、斜め方向のいずれの方向にも柔軟に追従し得る。なお、すべての圧着部が同一の形状である必要はなく、異なる形状の圧着部が混在していてもよい。
圧着部の形状は、前後左右全ての方向に柔軟に吸収体を形成するためには、前後左右に対象な形状、最も好ましくは円の形状であるが、使用の条件に応じては、接合強度に長手方向、もしくは幅方向の一方に強度を持たせるためには、繊維の接合強度を強化するために、一方に長く伸びた形状も考えられる。たとえば、長手方向に強度を上げるためには、繊維が長手方向で接合される確率を高めるために、幅方向に伸びた形状がよい。一方で、幅方向において接合強度を高めるためには、長手方向に伸びる形状が採用される。図5に、圧着部9の形状が正方形の場合(a)、吸収体の幅方向に長い長方形の場合(b)、吸収体の長手方向に長い長方形の場合(c)において、合成繊維7が圧着部9に固定された状態の模式図を示す。図6は、合成繊維が圧着部を介して連続する状態を示す模式図である。図5中の矢印は吸収体の長手方向を示す。圧着部9の面積は、(a)、(b)、(c)いずれも同一である。合成繊維7は吸収体内において、全方向にランダムに配向していると仮定すると、(a)に比べ、(b)、(c)の方が、合成繊維7が圧着部9に固定される確率が高い。幅方向に長い長方形の場合(b)は、長手方向に配向した合成繊維7の方が圧着部9に固定される確率が高い(図5(b)参照)ので、長手方向に合成繊維と圧着部を通じての骨格が連続して形成され(図6(b)参照)、長手方向に強度を発揮する。逆に、長手方向に長い長方形の場合(c)は、幅方向に配向した合成繊維7の方が圧着部9に固定される確率が高い(図5(c)参照)ので、幅方向に合成繊維と圧着部を通じての骨格が連続して形成され(図6(c)参照)、幅方向に強度を発揮する。
図7に、股間部に長手方向に長い圧着部を配置し、腹部および臀部に幅方向に長い圧着部を配置した吸収体の例を示す。股間部では、幅方向の連結を重視して、長手方向に長い圧着部が配置されている。股間部に配置された長手方向に長い圧着部は、付随的に、股間部で圧縮を受けた際の折り曲げ誘導にもなり、また液体の長手方向への拡散も実現し得るという効果もある。
吸収体の面積に対する圧着部の面積の割合(以下「圧着部の面積率」ともいう。)は、好ましくは1〜20%であり、より好ましくは2〜15%であり、さらに好ましくは3〜10%である。圧着部の面積率が小さすぎると、圧着部の作用が現れにくい傾向があり、圧着部の面積率が大きすぎると、着用者が吸収体に固さを感じる傾向がある。なお、「吸収体の面積」および「圧着部の面積」とは、吸収体の厚さ方向から見たときの面積をいう。
一つの圧着部の面積は、好ましくは0.5〜10mm2であり、より好ましくは0.65〜7mm2であり、さらに好ましくは0.8〜3mm2である。個々の圧着部の面積が小さすぎると、エンボスロールの突起が鋭角となり、吸収体が破れる場合があり、個々の圧着部の面積が大きすぎると、吸収体が硬くなる傾向がある。
本発明の吸収性物品は、経血や尿等の体液を吸収するために用いることができる吸収性物品であり、より具体的には、生理用ナプキン、尿取りパッド等が挙げられる。
本発明の吸収性物品は液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートと液保持性の吸収体とを含む。
トップシートは、経血、尿等の体内からの液状排泄物を、その下層に設けた吸収体へ通過させる機能を有するとともに、バックシートとの間に吸収体を挟むことにより吸収体を保持するためのものである。トップシートは、その全部または一部が液透過性であり、液透過域は、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、多数の網目を有するネット状シート、液透過性の不織布、または織布などで形成される。
バックシートは、吸収体に吸収された経血、尿等の液体が外へ漏れ出すのを防止する機能を有するものであり、そのような液体が外へ漏れ出すのを防止できる材料が使用される。また、液体は通さないが通気性のある素材とすることにより、着用時の蒸れを低減させることができ、着用時における不快感を低減させることが可能となる。このような材料としては、たとえば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等を主体とした液不透過性フィルム、通気性フィルム、スパンボンドなどの不織布の片面に液不透過性フィルムをラミネートした複合シートなどが挙げられる。
吸収体は、パルプ繊維と合成繊維とを含む。
繊維はランダムに配置され、繊維の方向は長手方向にも幅方向にも延出して存在する。
パルプ繊維としては、パルプ、たとえば、針葉樹または広葉樹を原料として得られる木材パルプ、非木材パルプが挙げられる。特に好ましくは、繊維長3mm程度の粉砕パルプである。
合成繊維としては、単一の成分を含むもの、たとえば、単一繊維、または複数の成分を含むもの、たとえば、芯鞘型繊維等の複合繊維が挙げられる。上記成分としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等が挙げられる。
吸収体は、好ましくは、さらに吸水性高分子を含む。
吸水性高分子とは、SAP(superabsorbent polymer)とも呼ばれ、水溶性高分子が適度に架橋した三次元網目構造を有するもので、数百倍〜千倍の水を吸収するが、本質的に水不溶性であり、一旦吸収された水は多少の圧力を加えても離水しないものであり、デンプン系、アクリル酸系、アミノ酸系の吸水性高分子が市販されている。
吸収体中の合成繊維の含有量は、パルプ繊維100質量部に対し、好ましくは7.5〜100質量部であり、より好ましくは9〜50質量部であり、さらに好ましくは10〜30質量部である。合成繊維の含有量が少なすぎると、吸収体に十分な耐久性を付与することができなくなるおそれがある。合成繊維の含有量が多すぎると、吸収体の吸液性が不十分になる傾向がある。
吸収体中の吸水性高分子の含有量は、パルプ繊維100質量部に対し、好ましくは5〜80質量部であり、より好ましくは10〜60質量部であり、さらに好ましくは20〜40質量部である。吸水性高分子の含有量が少なすぎると、吸収体の吸液性が不十分になる傾向がある。吸水性高分子の含有量が多すぎると、圧着部が硬くなりやすい。
合成繊維の平均長さは、最大圧着部間距離よりも長い限り、その絶対値は限定されないが、好ましくは5〜60mmであり、より好ましくは15〜40mmであり、さらに好ましくは20〜35mmである。合成繊維の平均長さが長ければ長いほど、吸収体の圧着部を設ける際の間隔を広く設定できるので、圧着部の面積を減らすことができ、より柔軟な吸収体を実現することが可能となる。一方で、合成繊維の平均長さが長すぎると、製造の際に、合成繊維の開繊性が著しく低下し、パルプ繊維とのブレンドが難しくなるといった課題が発生してしまうため、望ましくない。
パルプ繊維の平均長さは、好ましくは、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離のうち、その距離が最小の最小圧着部間距離よりも短い。パルプ繊維の平均長さが最小圧着部間距離よりも長いと、吸収体の柔らかさが得られにくくなるおそれがある。パルプ繊維の平均長さは、最小圧着部間距離よりも短い限り、その絶対値は限定されないが、好ましくは0.5〜7mmであり、より好ましくは1〜6mmであり、さらに好ましくは2〜5mmである。パルプ繊維の平均長さが短すぎると、吸収体の耐久性が得られない、また製造時において、メッシュの間から抜け落ちるなど歩留まり悪化の原因となるおそれがある。
なお、パルプ繊維の平均長さとは、重さ加重平均長さを意味し、メッツォオートメーション(metso automation)社製のカヤーニファイバーラボファイバープロパティーズ(オフライン)[kajaaniFiberLab fiber properties(off-line)]により測定されるL(w)値をいう。
合成繊維の繊維径は、限定するものではないが、好ましくは1.5〜20dtex、より好ましくは1.8〜15dtex、さらに好ましくは2.0〜10dtexである。繊維径が細すぎると、耐久性といった観点での剛性の付与に不十分であり、繊維径が太すぎると、吸収体が硬くなりすぎるといった課題がある。
圧着部以外の部分の吸収体の厚さは、用途によっても異なるが、好ましくは0.1〜15mm、より好ましくは1〜10mm、さらに好ましくは2〜5mmである。
なお、圧着部を付与する前の吸収体の厚さ(mm)は、株式会社大栄科学精器製作所製厚み計FS−60DS(測定面:直径44mmの円,測定圧:3g/cm)を用いて、標準状態(温度23±2℃,相対湿度50±5%)において、試料の5箇所の異なる部位を3g/cmで加圧し、加圧10秒後の厚さを測定し、5箇所の測定値の平均値を吸収体の厚さとすることにより、測定することができる。
圧着部を有する吸収体の厚さ(mm)は、吸収体の厚さ方向に平行な断面を顕微鏡で観察することにより、測定することができる。
吸収体の坪量は、好ましくは40〜900g/m2、より好ましくは50〜800g/m2、さらに好ましくは100〜500g/m2である。吸収体の強度および吸収性の観点からである。
なお、坪量は、JIS L 1913:2010の「6.2 単位面積当たりの質量(ISO法)に従って測定する。
吸収体の見掛け密度は、好ましくは0.06〜0.14g/cm3、より好ましくは0.07〜0.12g/cm3、さらに好ましくは0.08〜0.1g/cm3である。吸収体が、上述のパルプ繊維および合成繊維の比率と、上記見掛け密度とを有することにより、吸収体が吸液性に優れる傾向がある。
吸収体の見掛け密度は、吸収体の坪量と厚さとから算出することができる。
本発明の吸収性物品には、好ましくは、吸収体の少なくとも片面に合成繊維シートが配置される。合成繊維シートが配置される場合は、圧着部は合成繊維シートと吸収体とを一緒に圧着することにより形成されたものであることが好ましい。合成繊維シートと吸収体とを一緒に圧着することにより、合成繊維シートと吸収体内の合成繊維が圧着部を通じて接合されるので、層間剥離しにくい、耐久性のある吸収体が実現できる。
図8は、合成繊維シートを含む吸収性物品の模式断面図である。合成繊維シート10は吸収体のトップシート側の面に配置され、好ましくは接着剤で接合されている。図8の実施形態では、合成繊維シートは吸収体のトップシート側の面に配置されているが、吸収体のバックシート側の面に配置されていてもよいし、吸収体の両面に配置されていてもよい。図8の実施形態では、合成繊維シート10の幅は、吸収体の幅に比べ若干小さいが、吸収体の幅と同じでもよい。合成繊維シート10の長手方向の長さは、好ましくは、吸収体の長手方向の長さと同じである。
合成繊維シートは、合成繊維で構成されたシートであれば、特に限定されないが、合成繊維からなる不織布、織布を例示することができ、不織布としては、スパンレース不織布、エアスルー不織布などを挙げることができる。合成繊維としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレン等のポリオレフィン;エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー樹脂;ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタラート(PTT)、ポリ乳酸等のポリエステル;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド等の単一繊維や複合繊維が挙げられる。合成繊維シートは、吸収体のトップシート側の面に配置する場合は、液透過性であることが必要であるが、吸収体のバックシート側の面に配置する場合は、液不透過性であってもよい。
次に、本発明の吸収性物品の製造方法について説明する。
図9は、本発明の吸収性物品の製造装置の1つの例を示す図である。
なお、図9では、パルプ繊維と合成繊維とは、区別して表現されていない。
回転するサクションドラム101の周面101aには、吸収体材料を詰める型として、周面101aからサクションドラムの中心に向かって延びる、複数の凹部102が、所定のピッチで形成されている。サクションドラム101が回転して凹部102が材料供給部103へ進入すると、サクション部104の吸引により、材料供給部103から供給された吸収体材料が、凹部102に堆積する。
フード103a付きの材料供給部103は、サクションドラム101を覆うように形成されており、材料供給部103は、パルプ繊維と合成繊維との混合物105を空気搬送により凹部102に供給する。また、材料供給部103は、吸水性高分子106を供給する吸水性高分子供給部107を備えており、凹部102に対して吸水性高分子106を供給する。パルプ繊維と合成繊維との混合物105および吸水性高分子106(以下「吸収体原料」ともいう。)は、混合状態で凹部102に堆積され、凹部102に吸収体108が形成される。
次いで、凹部102に形成された吸収体108は、塗工機109から塗工された接着剤をその上に有するキャリアシート110上に移動する。
キャリアシート110は、後に、吸収体と液不透過性層との間の合成繊維シートを形成するが、体液吸収性物品が合成繊維シートを有しない実施形態では、液透過性層、液不透過性層、所望による補助シート等をキャリアシートとして用いることができる。
次いで、キャリアシート110に載せられた吸収体108は、一対のエンボスロール111,112によりエンボス加工され、圧着部9が形成される。一対のエンボスロールは、たとえば、パターニングされた凸部を有するロール112とフラットロール111とで構成することができる。凸部を有するロール112は、好ましくは、キャリアシート(合成繊維シート)側に配置する。
エンボス加工は室温で行ってもよいが、好ましくは加熱状態で行う。加熱状態で行うときは、エンボスロールの表面温度は、好ましくは80〜160℃、より好ましくは100〜150℃、さらに好ましくは120〜140℃である。エンボスロールの表面温度が低すぎると合成繊維同士を十分に接合することができなくなり、高すぎると圧着部以外の合成繊維も溶融してしまい、吸収体が硬くなってしまうためである。エンボスロールの凸部の先端とフラットロールの隙間は、好ましくは0〜1mm、より好ましくは0.01〜0.5mm、さらに好ましくは0.05〜0.3mmに設定する。エンボス加工の処理時間は、好ましくは0.0001〜5秒であり、より好ましくは0.005〜2秒であり、さらに好ましくは0.005〜1秒である。
次に、一対のロール113,114によってトップシート115を貼り合わせ、次いで、一対のロール116,117によってバックシート118を貼り合わせ、最後にカッターロール119,120によって、吸収性物品の形状に裁断されて、吸収性物品が得られる。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン、尿取りパッド等に好適に利用することができる。
1 吸収性物品
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 ウイング
6 パルプ繊維
7 合成繊維
8 吸水性高分子
9 圧着部
10 合成繊維シート
101 サクションドラム
102 凹部
103 材料供給部
104 サクション部
105 パルプ繊維と合成繊維との混合物
106 吸水性高分子
107 吸水性高分子供給部
108 吸収体
109 塗工機
110 キャリアシート
111,112 エンボスロール
113,114 ロール
115 トップシート
116,117 ロール
118 バックシート
119,120 カッターロール

Claims (5)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシートとバックシートとの間に設けられた液保持性の吸収体とを含む縦長の吸収性物品であって、
    吸収体はパルプ繊維と合成繊維とを含んでおり、吸収体に圧着部が点在し、圧着部とそれに最も近い隣の圧着部との間の距離のうち、その距離が最大の最大圧着部間距離よりも、合成繊維の平均長さが長く、かつ
    吸収体の少なくとも片面に合成繊維シートが配置され、圧着部は合成繊維シートと吸収体のみを一緒に圧着することにより形成されたものであることを特徴とする吸収性物品。
  2. 合成繊維の平均長さが最大圧着部間距離の1.5〜8倍であることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 一つの圧着部の面積が0.5〜10mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 圧着部において合成繊維が熱融着していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 吸収体の厚さ方向から見た圧着部の形状が略円形状であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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