WO2015083197A1

WO2015083197A1 - エレベータかごの内装構造

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Publication number: WO2015083197A1
Application number: PCT/JP2013/007099
Authority: WO
Inventors: ドンチョルベ
Original assignee: 株式会社ビーエイチビジュアル; ドンチョルベ
Priority date: 2013-12-03
Filing date: 2013-12-03
Publication date: 2015-06-11

Abstract

　エレベータかごの内壁面部には、金属(15)が蒸着された合成樹脂製シート(14)が装着されている。

Description

エレベータかごの内装構造

　本発明は、エレベータかごの内装構造の改良に関する。

　従来、エレベータかごの内装構造としては、例えば特許文献１で示されたようなエレベータかごの内装構造がある。
　特許文献１におけるエレベータかごの内装構造にあっては、エレベータかごの内側面部を構成する基材の内方面部であって側壁部、天井部に、レンチキュラーレンズが配設された合成樹脂製のシート材が設けられている。従って、特許文献１所載の発明にあっては、エレベータかご内においてレンチキュラーレンズによる３Ｄ効果及びチェンジング効果等を利用した、様々な装飾効果を得ることが可能となる。
実用新案登録第３１６２７７７号公報

　特許文献１記載のエレベータかごの内装構造にあっては、レンチキュラーレンズシートが内側壁面部及び天井部に設けられているため、３Ｄ効果及びチェンジング効果等を利用した装飾効果が可能となるが、近年、さらにエレベータかご内部の装飾効果を上げたい、という要請がある。

　本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、エレベータかご内部のより優れた装飾効果を得られるエレベータかごの内装構造を提供することにある。

　本発明の上記課題は、下記の手段によって達成される。請求項１記載の発明にあっては、上記エレベータかごの内壁面部には、金属が蒸着された合成樹脂製シートが装着されていることを特徴とする。従って、請求項１記載の発明にあっては、金属の光沢感のあるエレベータかごの内壁面部を構成することができる。

　請求項２記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シートは、表面に模様が形成された合成樹脂製シート本体と、上記合成樹脂シート本体の両面に形成された金属の蒸着層とを有することを特徴とする。
　従って、請求項２記載の発明にあっては、合成樹脂シート本体に形成され、表面に金属が蒸着された光沢感のある模様がエレベータかごの内壁面部に形成される。

　請求項３記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シート本体の表面にはレンチキュラーレンズ部が形成されていることを特徴とする。従って、請求項３記載の発明にあっては、３Ｄ効果及びチェンジング効果等を奏するレンチキュラーレンズと同様の視覚効果を有するエレベータかごの内壁面部を形成することができる。

　請求項４記載の発明にあっては、上記金属が金又は銀であることを特徴とする。従って、請求項４記載の発明にあっては、より輝きがあり、インパクトのある装飾効果を備えたエレベータかごの内壁面部を形成することができる。

　請求項５記載の発明にあっては、上記合成樹脂シートがポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）であることを特徴とする。

　請求項６記載の発明にあっては、エレベータかごの内壁面部には、レンチキュラーレンズシートと、上記レンチキュラーレンズシート裏面に形成されるシルクスクリーン印刷層と、上記シルクスクリーン印刷層の裏面に形成され、印刷物が印刷されたオフセット印刷層とを有する合成樹脂製シートが装着されていることを特徴とする。
　従って、請求項６記載の発明にあっては、上記オフセット印刷層により形成された印刷物を、上記シルクスクリーン印刷層を介してレンチキュラーレンズの効果により立体画像を見ることができる。

　請求項７記載の発明にあっては、上記シルクスクリーン印刷層には、印刷インキに光沢感のある粉末が混入されていることを特徴とする。従って、請求項７記載の発明にあっては、上記オフセット印刷層により形成された印刷物を、上記光沢感のある粉末が混入されたシルクスクリーン印刷層を介してレンチキュラーレンズの効果により立体画像を見ることができる。

　請求項８記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートは、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなることを特徴とする。従って、請求項８記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートがポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなるため、透明度が大きく、強度が大きいレンチキュラーレンズシートを構成できる。

　請求項９記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートは、ＰＥＴＧを素材として含むことを特徴とする。
　ＰＥＴはポリエチレンテレフタレートとエチレングルコールの重合物であるが、「ＰＥＴＧ」とは、エチレングリコールの一部をＣＨＤＭ（シクロヘキサンジメタノール）に変更し、結晶化を防いで構成されたＰＥＴである。コポリエステルとも称し、一般のＰＥＴよりも、さらに透明性、靱性、剛性、成型性に優れている。

　請求項１０記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートはＡ－ＰＥＴ層とＰＥＴＧ層とから成り、上記Ａ－ＰＥＴ層が表面側に配置されていると共に上記ＰＥＴＧ層は裏面側に配置されることを特徴とする。
　「Ａ－ＰＥＴ」とは、結晶化していない非結晶のＰＥＴであり、溶融状態から固体への状態変化の際に、結晶化する以前に急冷することにより作成される。

　請求項１１記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートは、一対のＰＥＴＧ層がＡ―ＰＥＴ層の表面側及び裏面側に配置されていることを特徴とする。請求項１１記載の発明にあっては、Ａ－ＰＥＴ層がＰＥＴＧ層により上下方向においてサンドイッチとなっている構成である。

　請求項１２記載の発明にあっては、上記オフセット印刷層は接着剤を介してシルクスクリーン印刷層の裏面側に形成されることを特徴とする。また、請求項１３記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートは、あらかじめ静電気除去処理が施されていることを特徴とする。

　請求項１４記載の発明にあっては、エレベータかごの内装構造であって、上記エレベータかごの床面部には、板状の導光板と、上記導光板の平面方向端部において端面部に設けられ、上記導光板内に光を照射する光源と、上記導光板上に配置されたレンチキュラーレンズシートと、上記レンチキュラーレンズシートの室内側に設けられた透明な耐荷重シートとが配置されていることを特徴とする。
　従って、請求項１４記載の発明にあっては、床面部においてもレンチキュラー効果を得ることができる。

　請求項１５記載の発明にあっては、上記耐荷重シートがポリカーボネート樹脂製であることを特徴とする。また、請求項１６記載の発明にあっては、上記耐荷重シートは強化ガラス製であることを特徴とする。

　請求項１７記載の発明にあっては、上記レンチキュラーシートはポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなることを特徴とする。

　請求項１８記載の発明にあっては、上記エレベータかごへの乗員の近接を感知して上記光源を発光させうる近接センサを有していることを特徴とする。また、請求項１９記載の発明にあっては、上記エレベータかごへの搭乗した乗員の重量を感知して上記光源を発光させうる感圧スイッチを有していることを特徴とする。
　従って、請求項１８及び請求項１９記載の発明にあっては、乗員がエレベータかごに乗った際には自動的に床面からの照明を得ることができる。　

　請求項２０記載の発明にあっては、上記光源は発光ダイオード（ＬＥＤ）であることを特徴とする。

　請求項２１記載の発明にあっては、上記光源はチップ型ＬＥＤであることを特徴とする。従って、請求項２１記載の発明にあっては、上記光源がチップ型ＬＥＤであるので、蛍光灯などの光源に比べて小型であり狭いスペースでも配置することができる。

　請求項２２記載の発明にあっては、エレベータかごの内装構造であって、上記エレベータかごの天井部には、かご内を照射する複数の光源が並列に配置されて設けられ、上記光源の室内側にレンチキュラーレンズシートが設けられていることを特徴とする。
　従って、請求項２２記載の発明にあっては、上記天井部に、エレベータかごのかご内を照射する複数の光源が並列に配置されて設けられ、上記光源がレンチキュラーレンズシートをかご内部に向けて照射する。

　請求項２３記載の発明にあっては、上記光源は発光ダイオード（ＬＥＤ）であることを特徴とする。

　請求項２４記載の発明にあっては、上記光源はチップ型ＬＥＤであることを特徴とする。従って、請求項２４記載の発明にあっては、上記光源がチップ型ＬＥＤであるので、蛍光灯などの光源に比べて小型であり狭いスペースでも配置することができる。

　請求項２５記載の発明にあっては、上記レンチキュラーシートがポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなることを特徴とする。

　請求項１記載の発明にあっては、合成樹脂製シートに金属が蒸着されていることから、蒸着された金属により光沢感を持ったエレベータかごの内壁面部を構成することができる。その結果、豊かなメタリック感のあるエレベータかごの内壁面部を提供することができる。
　また、金属蒸着層が外部からの様々な熱を受け取り、合成樹脂製シート本体への伝達を低減することが可能となるため、断熱効率に優れたエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項２記載の発明にあっては、合成樹脂製シート本体の表面には模様が形成されていることから、蒸着された金属の光沢のみならず模様による装飾の華やかさを兼ね備えたエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項３記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シートの表面にはレンチキュラーレンズ部が形成されているので、金属による光沢感及び模様による装飾感に加えて、レンチキュラーレンズによる３Ｄ効果及びチェンジング効果を得ることができる視覚感覚に溢れたエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項４記載の発明にあっては、上記金属が金又は銀であることから、豪奢な雰囲気のエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項５記載の発明にあっては、上記合成樹脂シートがポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなるため、透明度及び強度が大きく、耐熱性に富むエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項６記載の発明にあっては、合成樹脂製シートが、レンチキュラーレンズシートと、上記レンチキュラーレンズシート裏面に形成されるシルクスクリーン印刷層と、上記シルクスクリーン印刷層の裏面に形成され、印刷物が印刷されたオフセット印刷層とを有し、上記オフセット印刷層により形成された印刷物を、上記シルクスクリーン印刷層を介してレンチキュラーレンズの効果により立体画像を見ることができるため、従来のレンチキュラーレンズシートを利用した場合とは異なり、オフセット印刷層の印刷物である画像等に、シルクスクリーン印刷層の効果を加えた描写を得ることができ、従来よりも、より高品質な画像を有する合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項７記載の発明にあっては、上記シルクスクリーン印刷層には、光沢感のある粉末が混入されているため、レンチキュラーレンズシートを通して、例えば金、銀、銅等の色調を印刷された画像等に重ねて見ることができ、見る者に光沢感ある視覚効果を与えることができる合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項８記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シートが、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなり、透明度が高く、強度が大きいレンチキュラーレンズシートを構成することができるため、視認性が高いと共に、耐久性に富む合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項９記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シートが、ＰＥＴＧを素材として含み、ＰＥＴＧが、一般のＰＥＴよりも、さらに高い透明性を有することから、より高品質な立体画像を備えた合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　また、ＰＥＴＧは、一般のＰＥＴよりも靱性、可撓性、剛性に優れていることから、一般のＰＥＴ製の合成樹脂製シートよりも耐久性のある合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。さらに、ＰＥＴＧは、通常のＰＥＴよりも加工性に優れることから、様々な形状の合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　Ａ－ＰＥＴの物理的性質が一般のＰＥＴと略同一であることから、ＰＥＴＧの方がＡ－ＰＥＴよりも可撓性が高い。従って、請求項１０記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シートはＡ－ＰＥＴ層とＰＥＴＧ層とから成り、上記Ａ－ＰＥＴ層が表面側に配置されていると共に、上記より可撓性の高いＰＥＴＧ層は裏面側に配置されていることから、様々な形状に折曲形成しやすい合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。
　また、ＰＥＴＧはＡ－ＰＥＴに比して、印刷に使用されるインクとの親和性が高いことから、ＰＥＴＧが裏面側に配置され、ＰＥＴＧに対してシルクスクリーン印刷層が形成されることから、一般のＰＥＴに対して印刷層を形成する場合よりもより印刷のしやすい合成樹脂製シートを装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　請求項１１記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シートが、一対のＰＥＴＧ層がＡ―ＰＥＴ層の表面側及び裏面側に配置され、Ａ－ＰＥＴ層がＰＥＴＧ層により上下方向においてサンドイッチとなっている構成であり、可撓性のより低いＡ－ＰＥＴを挟んで可撓性の高いＰＥＴＧが両側に配置されることから、請求項１０記載のＡ－ＰＥＴ層とＰＥＴＧ層とから成る合成樹脂製シートよりも可撓性、剛性の高い合成樹脂製シートを備えた合成樹脂製シートを利用した表皮材を装着したエレベータかごの内壁面部を提供することができる。

　一般にシルクスクリーン印刷層に直接オフセット印刷層を形成した場合には、例えば、合成樹脂製シートを利用した表皮材を折曲形成したような場合には、オフセット印刷層がシルクスクリーン印刷層から剥離してしまう場合もある。

　しかしながら、請求項１２記載の発明にあっては、上記オフセット印刷層は接着剤を介してシルクスクリーン印刷層の裏面側に形成されることから、合成樹脂製シートを折曲形成した場合であっても、オフセット印刷層は接着剤を介してシルクスクリーン印刷層に固定されていることから、剥離の事態を防止することができる。

　請求項１３記載の発明にあっては、上記合成樹脂製シートは、あらかじめ静電気除去処理が施されていることから、合成樹脂製シートにシルクスクリーン印刷層を形成する際に、合成樹脂製シートに発生する静電気によってシルクスクリーン印刷層の形成が妨げられる、という事態を防止することができる。

　請求項１４記載の発明にあっては、耐荷重シートがレンチキュラーレンズシートの室内側に設けられているので、乗員の荷重を耐荷重シートが受け止める。
　その結果、床面部にも壁面部と同様の装飾性を持たせることができる。

　請求項１５記載の発明にあっては、上記耐荷重シートがポリカーボネート樹脂製であることを特徴とする。このため、請求項１５記載の発明にあっては、上記耐荷重シートがポリカーボネート樹脂製からなることから、耐荷重シートは衝撃に強く、耐衝撃性及び透明性が大きいと共に　レンチキュラーレンズ効果を有する床面を有するエレベータかごの内装構造を提供することができる。

　請求項１６記載の発明にあっては、上記耐荷重シートは強化ガラス製であることを特徴とする。このため、請求項１６記載の発明にあっては、上記耐荷重シートがフロート板ガラスに比べて大きな強度を有する強化ガラス製からなるため、床面部に大きな耐衝撃性および透明性を持たせることができる。

　請求項１７記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートがポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなるため、透明度が大きく、強度が大きいレンチキュラーレンズシートを構成できる。この結果、視認性が高いと共に、耐久性に富むレンチキュラーレンズシートを装着したエレベータかごの床面部を提供することができる。

　請求項１８記載の発明にあっては、上記エレベータかごへの乗員の近接を感知して上記光源を発光させうる近接センサを有しているので、乗員がエレベータかごへの搭乗に先立ちエレベータかご内の照明を点灯させることができる。

　請求項１９記載の発明にあっては、上記エレベータかごへの搭乗した乗員の重量を感知して上記光源を発光させうる感圧スイッチを有しているので、乗員が搭乗した際にはエレベータかご内の照明を点灯させることができる。

　請求項２０記載の発明にあっては、上記光源が発光ダイオード（ＬＥＤ）であるので、蛍光灯などの光源に比べて発熱温度を低減させることができる。この結果、使用開始後長期間経過した場合であってもレンチキュラーレンズの熱変形を抑制することができる。

　請求項２１記載の発明にあっては、上記光源がチップ型ＬＥＤであるので、蛍光灯などの光源に比べて小型であり狭いスペースでも配置することができる。この結果、床面部に大幅な厚みを増やすことなく床面部に装飾を施すことができる。

　請求項２２記載の発明にあっては、上記天井部に、エレベータかごのかご内を照射する複数の光源が並列に配置されて設けられているので、薄型長方形に形成された発光本体部の幅方向両端部に光源を配置した場合に比べてより多くの光源を設けることができる。この結果、エレベータかごの天井部が明るいエレベータかごの内装構造を提供することができる。

　請求項２３記載の発明にあっては、上記光源が発光ダイオード（ＬＥＤ）であるので、蛍光灯などの光源に比べて発熱温度を低減させることができる。この結果、使用開始後長期間経過した場合であってもレンチキュラーレンズの熱変形を抑制することができる。

　請求項２４記載の発明にあっては、上記光源がチップ型ＬＥＤであるので、蛍光灯などの光源に比べて小型であり狭いスペースでも配置することができる。この結果、天井部に大幅な厚みを増やさずにすむと共に、エレベータかごの重量を軽くすることができる。

　請求項２５記載の発明にあっては、上記レンチキュラーレンズシートがポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなるため、透明度が大きく、強度が大きいレンチキュラーレンズシートを構成できる。この結果、視認性が高いと共に、耐久性に富むレンチキュラーレンズシートを装着したエレベータかごの天井部を提供することができる。

本発明に係るエレベータかごを一般的に示す縦断面図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を内壁面部に適用した一実施の形態を示し、エレベータかごの内壁面部に装着される合成樹脂製シートを示す模式断面図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を内壁面部に適用した場合を示し、エレベータかごの内壁面部に装着される合成樹脂製シートの一実施の形態を部分的に示す概念説明図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を内壁面部に適用した場合を示し、エレベータかごの内壁面部に装着される合成樹脂製シートの他の実施の形態を示す概念説明図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を内壁面部に適用した場合を示し、エレベータかごの内壁面部に装着される合成樹脂製シートの他の実施の形態を示す概念説明図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を内壁面部に適用した場合を示し、エレベータかごの内壁面部に装着される合成樹脂製シートの他の実施の形態を示す概念説明図である本発明に係るエレベータかごの内装構造を床面部に適用した一実施の形態を示し、床面部の横断面構造を示す概念説明図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を床面部に適用した他の実施の形態を示し、床面部の横断面構造を示す概念説明図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を床面部に適用した他の実施の形態を示し、乗員が立っている部位のみの照明が点灯している状態を示す説明図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を天井部に適用した一実施の形態を示し、天井部の横断面構造を示す概念説明図である。本発明に係るエレベータかごの内装構造を天井部に適用した一実施の形態を示し、天井部に装着される照明装置の構造を示す平面図である。

　以下、本発明に係るエレベータかごの内装構造を図面に示す実施の形態に基づき詳細に説明する。

（１）エレベータかごの一般説明
　図１に示すように、エレベータかごの１０は、平面方形状の床面部１１と、床面部１１の両側端部に接合され立設された縦長長方形状の側壁部１２、１２と、側壁部１２、１２の上端部において接合された天井部１３と、前面部に配置される一対のスライド開閉ドア（図示せず）により構成されており、床面部１１、側壁部１２、１２及び天井部１３は所定の剛性を有する金属製パネルにより形成されている。
（２）エレベータかごの内壁面部

　エレベータかご１０の内壁面部３４、３４には、金属が蒸着された合成樹脂製シート１４が装着されている。図２に示すように、本実施の形態にあっては、上記合成樹脂製シート１４は、表面に模様が形成された合成樹脂製シート本体１６と、上記合成樹脂シート本体の両面に形成された金属の蒸着層１５、１５とからなる。
　また、図３に示すように、本実施の形態にあっては、合成樹脂シート本体１６の表面にはプレス加工により様々な模様１７が型成型により形成されており、
　上記模様１７上から金属の蒸着処理が行われ、さらに、適宜、オフセット印刷により着色加工が施されている。

　上記合成樹脂製シート本体１６はポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）を素材としている。また、本実施の形態にあっては、蒸着されている金属は金である。

　さらに、本実施の形態にあっては、上記合成樹脂製シート本体１６の表面には、レンチキュラーレンズ部１８が部分的に形成されている。レンチキュラーレンズ部１８は、本実施の形態にあっては、長方形状に形成された合成樹脂シート本体１６の複数の部位に所定間隔をおいて配置されており、レンチキュラーレンズとして機能するように構成されている。

　本実施の形態にあっては、レンチキュラーレンズ部１６は、合成樹脂シート本体１６をプレス加工を行うことにより形成され、表面に金が蒸着処理が施されている。
　従って、本実施の形態に係るエレベータかごの内装構造にあっては、様々な模様１７が表面にプレス加工により刻設されると共に、レンチキュラーレンズ部１８が複数個所に設けられ、表面及び裏面全体に金が蒸着処理された合成樹脂シート１４がエレベータかご１０の側壁部１２の全域に配設されることから、エレベータ１０の乗員は、金が蒸着されたメタリック感を伴った立体感のある模様及び、レンチキュラーレンズ効果を体感することができ、エレベータに乗っている際にも、インパクトのある装飾が施された壁面部１１を視覚的に楽しむことができる。
　なお、本実施の形態にあっては、合成樹脂製シート本体１６に蒸着される金属として金を例に説明したが銀であってもよい。

　次に、エレベータかごの内壁面部の第二実施の形態を説明する。
　図４に示すように、本実施の形態に係るエレベータかご１０の内壁面部にあっては、側壁部１２の内側面部には、レンチキュラーレンズシート２１と、上記レンチキュラーレンズシート１２の裏面に形成されるシルクスクリーン印刷層２２と、上記シルクスクリーン印刷層２２の裏面に形成され、印刷物が印刷されたオフセット印刷層２３とを有する合成樹脂製シート２０が装着されている。

　本実施の形態に係るレンチキュラーレンズシート２１は、表面に幅寸法１ｍｍ程度の略円筒形状の凸レンズ２４が幅方向に多数並列に連設され、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）を素材として構成されている。また、上記オフセット印刷層２３は接着剤層２５を介してシルクスクリーン印刷層２２の裏面側に形成されている。

　上記レンチキュラーレンズシート２１は予め静電気除去処理が施されている。
　本実施の形態に係るレンチキュラーレンズシートを利用した表皮材２０のシルクスクリーン印刷層２２には、光沢感のある粉末２６がシルクスクリーン印刷のインク２７に混入されている。上記粉末２６は、本実施の形態にあっては、例えば、金、銀、銅等のメタル系の色彩を表現できる粉末２６である。

　従って、このようにして作成されたレンチキュラーレンズシートを利用した合成樹脂シート２０においては、従来のレンチキュラーレンズシートを利用した場合とは異なり、オフセット印刷層２３の印刷物である画像２８に、シルクスクリーン印刷層２２の光沢感を加えた描写を見ることができ、従来よりも、より高品質な立体画像を提供することができる。

　また、本実施の形態にあっては、上記レンチキュラーレンズシート２１は、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなり、従来のような、ポリプロピレン（ＰＰ）又はポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）を利用した場合よりも透明度が大きく、強度が大きいレンチキュラーレンズシートを利用した合成樹脂シート２０を提供することができる。

　図５は本発明に係るエレベータかごの内壁面部の第三の実施の形態を示す。
　上記第二の実施の形態と異なる点のみを記載し、前記実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
　本実施の形態に係るレンチキュラーレンズシートを利用した合成樹脂シート３０にあっては、レンチキュラーレンズシート３１は、Ａ－ＰＥＴ層３２とＰＥＴＧ層３３とから成り、Ａ－ＰＥＴ層３２が表面側に配置されていると共にＰＥＴＧ層３３は裏面側に配置されており、凸レンズ２４はＡ－ＰＥＴにより形成されている。

　「Ａ－ＰＥＴ」とは、上記のように、結晶化していない非結晶のＰＥＴであり、溶融状態から固体への状態変化の際に、結晶化する以前に急冷することにより作成されるものであり、「ＰＥＴＧ」とは、エチレングリコールの一部をＣＨＤＭ（シクロヘキサンジメタノール）に変更し、結晶化を防いで構成されたＰＥＴである。コポリエステルとも称し、一般のＰＥＴよりも、さらに透明性、靱性、剛性、成型性に優れている。

　また、上記のように、ＰＥＴＧの方がＡ－ＰＥＴよりも固化されて製品化された場合における可撓性が高い。従って、本実施の形態に係るレンチキュラーレンズシート３１は、Ａ－ＰＥＴ層３２が表面側に配置されていると共に、より可撓性の高いＰＥＴＧ層３３は裏面側に配置されていることから、折曲形成した場合の曲げ応力をＰＥＴＧ層３３が吸収するため、様々な形状に折曲形成しやすい合成樹脂シート３０を提供することができる。

　また、ＰＥＴＧはＡ―ＰＥＴに比して、印刷に使用されるインクとの親和性が高いことから、ＰＥＴＧ層２３が裏面側に配置され、ＰＥＴＧ層３３上にシルクスクリーン印刷層２２が形成されることから、一般のＰＥＴに対して印刷層を形成する場合よりも、より印刷のしやすいレンチキュラーレンズシートを利用した合成樹脂シート３０を提供することができる。

　図６は本発明に係るエレベータかごの内壁面部の第四の実施の形態を示す。
上記第二の実施の形態と異なる点のみを記載し、前記実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
　本実施の形態に係るエレベータかごの内壁面部３４に適用される合成樹脂シート４０は、前記実施の形態に係る合成樹脂シート３０とは異なり、レンチキュラーレンズシート４２には、一対のＰＥＴＧ層３３a、３３ｂがＡ―ＰＥＴ層３２の上下に配置されている。

　即ち、表面側にはＰＥＴＧ層３３aが形成され、その裏面側にはＡ－ＰＥＴ層３２が形成され、Ａ－ＰＥＴ層３２の裏面側にはさらにＰＥＴＧ層３３ｂが形成されている。従って、本実施の形態にあっては、凸レンズ２４はＰＥＴＧにより形成されている。　

（３）エレベータかごの床面部構造　

　次に、本発明に係るエレベータかごの内装構造を構成する床面部構造について説明する。
　図７に示すように、本実施の形態に係るエレベータかご１０の床面部５０においては、対向する側壁部１２、１２の間には、板状の導光板５１と、上記導光板５１の平面方向端部において両端面部に夫々、設けられ、上記導光板５１内に光を照射する光源５２と、上記導光板５１上に配置されたレンチキュラーレンズシート５３と、上記レンチキュラーレンズシート５３の表面側に設けられた透明な耐荷重シート５４とが配置固定されている。

　上記光源５２は、アクリル樹脂からなる導光板５１の両端面部において、導光板５１の幅方向両側部に沿って所定間隔をおいて複数個配設されている。また、導光板５１とレンチキュラーレンズシート５３との間には適宜の画像が印刷された画像シート５６が配設されている。
　本実施の形態にあっては、上記耐荷重シート５４はポリカーボネート樹脂製であると共に、上記レンチキュラーシート５３はポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなり、また、光源は発光ダイオードであってチップ型のＬＥＤからなる。上記レンチキュラーレンズシート５３、画像シート５６及び耐荷重シート５４は床パネル５９の全域に亘って設けられている。

　また、本実施の形態にあっては、上記エレベータかごへの乗員の近接を感知して上記光源を発光させうる近接センサ５５が一方の側壁部１２に設けられている。

　本実施の形態にあっては、乗員がエレベータかご１０に近づいた場合には、近接センサ５５が乗員のエレベータかご１０への接近を感知して、光源５２、５２へ給電する給電部（図示せず）へ信号を送り、光源５２、５２への給電を開始する。

　従って、乗員がエレベータかご１０に乗りこむやや以前にエレベータかご１０の床面部５０からかご内方へ向かって光源からの光が照射される。この場合、本実施の形態にあっては、光源５２、５２から照射された光は導光板５１内を介して上方に配置された画像シート５４、レンチキュラーレンズシート５３及び耐荷重シート５４を通過してエレベータかご内を照射する。

　その結果、乗員は耐荷重シート５４上に立ちながら、下方に視線をやることにより、画像シート５６に印刷された適宜の画像をレンチキュラーレンズシート５３を介して立体的に視認することができる。
　その結果、本実施の形態にあっては、エレベータかご１０の乗員は、エレベータかご１０に乗った場合には、床面部５０において迫力のある３Ｄ画像やチェンジング効果を楽しむことができる。

　また、上記耐荷重シート５４が設けられており、乗員の体重は耐荷重シートが支持することから、レンチキュラーレンズシート５３及び導光板５１等が荷重の影響を受けることはない。

　図８は、本発明に係るエレベータかごの内装構造を構成する床面部構造の他の実施の形態を示す。前記実施の形態と同様の構成に関しては、同一の符号を付して説明を省略する。
　本実施の形態にあっては、前記実施の形態とは異なり、上記エレベータかご１０へ搭乗した乗員の重量を感知して上記光源を発光させうる感圧スイッチ５７が配設されている。
　即ち、床パネル５９の室内側には光源部５８が設けられ、光源部５８内には、互いに一定の間隔を置いて所定の部位に多数の感圧スイッチ５７が配設されている。また、上記感圧スイッチ５７の上方にはチップ型ＬＥＤからなる多数の光源６０が互いに一定の間隔をおいて配設されている。

　従って、本実施の形態にかかる床面部構造にあっては、エレベータかご１０に乗員が乗り、感圧スイッチ５７が乗員の体重を感知した場合には、給電部（図示せず）へ信号を送り、光源部５８に給電して光源部５８を発光させる。
　その結果、本実施の形態にあっては、乗員が実際にエレベータかご１０に乗った際には光源６０が発光するように構成されている。

　従って、例えば、多数の感圧スイッチ５７と多数の光源６０を個別に電気的に接続させ、実際に乗員の体重を感知した感圧スイッチ５７のみが接続されている直近の光源６０のみを発光させるように構成した場合には、図９に示すように、搭乗した乗員の足元のみを発光させるようにすることもできる。
　その結果、例えば、乗員６１がエレベータかご１０内で歩いて動いた場合には、動くことにより体重を感知した感圧スイッチ５７のみが光源６０を発光させることから、乗員が足を進める足元のみを発光させることができる。

　なお、本実施の形態にあっては、耐荷重シート５４がポリカーボネート樹脂製である場合を例に説明したが、対荷重シート５４は強化ガラス製であってもよい。

（４）エレベータかごの天井部構造

　次に、本発明に係るエレベータかご１０の内装構造を構成する天井部構造について説明する。
　図１０に示すように、本実施の形態に係るエレベータかご１０の天井部７０には、天井パネル７４の室内側に、エレベータかご１０内を照射する光源装置７３が設けられている。

　即ち、図１０及び図１１に示すように、光源装置７３は、天井パネル７４の形状に合致する平面長方形状のケース７５と、ケース７５内に多数のチップ型ＬＥＤからなる光源７１が細長い基板部７６上に固定されて光源列７７として構成されており、この光源列７７がケース７５の幅方向に亘り、長さ方向に沿って並列に多数配置されて設けられている。

　そして、上記光源装置７３の室内側には、画像シート５６を介してポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなるレンチキュラーレンズシート７２が天井パネル７４の全域に亘って設けられている。

　従って、本実施の形態に係るエレベータかごの天井部構造にあっては、多数のチップ型ＬＥＤからなる光源７１を備えた光源装置７３により天井からＬＥＤ光が、画像シート５６を介してレンチキュラーレンズシート７２の裏面側から照射されることから、３Ｄ効果及びチェンジング効果を伴った迫力のある立体画像が天井部７０に浮き上がりつつエレベータかご１０内が照明されることから、乗員は天井部７０においてもレンチキュラーレンズによる立体画像を視認することができ、狭い空間であることを意識することなく、エレベータかご１０内での搭乗時間を楽しむことができる。

　上記のように、本実施の形態に係るエレベータかご１０にあっては、床面部５０及び天井部７０においては全域に亘ってレンチキュラーレンズシート５３、７２が設けられていることから、乗員は迫力のある３Ｄ画像を天井部７０及び床面部５０において視認することができる。

　また、内壁面部３４においては、金又は銀を表面に蒸着し、部分的にレンチキュラーレンズ部１８設けられた合成樹脂製シート又はレンチキュラーレンズシートが内壁面部２１が全域に亘って設けられていることから、乗員はエレベータかご１０に搭乗した場合には、エレベータかご１０内の上下左右の全ての空間において３Ｄ効果及びチェンジング効果を伴った立体画像を視認することができると共に、金属蒸着を施した合成樹脂シート２０を使用した場合には、内壁面部３４においては豊かな金属光沢感のある壁面部が形成されることから、狭いエレベータかごの１０の内部空間に上下左右方向全体に亘る３次元的な大きな空間的な広がりを現出させることができる。

　その結果、本実施の形態にあっては、各種の画像が印刷された画像シート５６を準備することにより、例えば、各種商品等の立体広告画像、人物、風景等の立体画像等をエレベータかご１０内で展開することができ、一般的には、狭い、閉鎖的、事務的かつ退屈な空間でしかないエレベータかご１０内の空間を、レンチキュラーレンズシートを利用して、大きな広がりを持った興趣あふれる空間に変質させることが可能となる。

　従って、一般の利用者はレンチキュラーレンズシートを利用した広がりのある空間及び迫力のある立体画像を狭いエレベータかご１０においてエンジョイすることができる一方、例えば、閉所が苦手な利用者にとっても、空間の大きな広がりを感じることができるため、不要な苦痛を感じることなくエレベータを利用することができる。

　本発明は、エレベータかごの内装構造に広く適用することができることから、産業上の利用可能性を有している。

　１０　エレベータかご　
　１１　床面部　
　１２　側壁部　
　１３　天井部　
　１４　合成樹脂シート　
　１５　金属蒸着層　
　１６　合成樹脂シート本体　
　１７　模様　
　１８　レンチキュラーレンズ部　
　２０　合成樹脂シート
　２１　レンチキュラーレンズシート
　２２　シルクスクリーン印刷層
　２３　オフセット印刷層
　２４　凸レンズ
　２５　接着層
　２６　粉末
　２７　インク
　２８　画像
　３０　合成樹脂シート
　３１　レンチキュラーレンズシート
　３２　Ａ－ＰＥＴ層
　３３　ＰＥＴＧ層
　３４　内壁面部
　４０　合成樹脂シート
　４２　レンチキュラーレンズシート
　５０　床面部
　５１　導光板
　５２　光源
　５３　レンチキュラーレンズシート
　５４　耐荷重シート
　５５　近接センサ
　５６　画像シート
　５７　感圧スイッチ
　５８　光源部
　５９　床パネル
　６０　光源
　６１　乗員
　７０　天井部
　７１　光源
　７２　レンチキュラーレンズシート
　７３　光源装置
　７４　天井パネル
　７５　ケース
　７６　基板部
　７７　光源列

Claims

　エレベータかごの内装構造であって、上記エレベータかごの内壁面部には、金属が蒸着された合成樹脂製シートが装着されていることを特徴とするエレベータかごの内装構造。
　上記合成樹脂製シートは、表面に模様が形成された合成樹脂製シート本体と、
　上記合成樹脂シート本体の両面に形成された金属の蒸着層とを有することを特徴とする請求項１記載のエレベータかごの内装構造。
　上記合成樹脂製シート本体の表面には、レンチキュラーレンズ部が形成されていることを特徴とする請求項１記載のエレベータかごの内装構造。
　上記金属は金又は銀であることを特徴とする請求項３記載のエレベータかごの内装構造。
　上記合成樹脂シートはポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）であることを特徴とする請求項４記載のエレベータかごの内装構造。
　エレベータかごの内装構造であって、かごの内壁面部には、レンチキュラーレンズシートと、上記レンチキュラーレンズシート裏面に形成されるシルクスクリーン印刷層と、上記シルクスクリーン印刷層の裏面に形成され、印刷物が印刷されたオフセット印刷層とを有する合成樹脂製シートが装着されていることを特徴とするエレベータかごの内装構造。
　上記シルクスクリーン印刷層には、印刷インキに光沢感のある粉末が混入されていることを特徴とする請求項６記載のエレベータかごの内装構造。
　上記レンチキュラーレンズシートは、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなることを特徴とする請求項７記載のエレベータかごの内装構造。
　上記レンチキュラーレンズシートは、ＰＥＴＧを素材として含むことを特徴とする請求項８記載のエレベータかごの内装構造。
　上記レンチキュラーレンズシートはＡ－ＰＥＴ層とＰＥＴＧ層とから成り、上記Ａ－ＰＥＴ層が表面側に配置されていると共に上記ＰＥＴＧ層は裏面側に配置されることを特徴とする請求項９記載のエレベータかごの内装構造。
　上記レンチキュラーレンズシートは、一対のＰＥＴＧ層がＡ―ＰＥＴ層の表面側及び裏面側に配置されていることを特徴とする請求項４記載のエレベータかごの内装構造。
　上記オフセット印刷層は接着剤を介してシルクスクリーン印刷層の裏面側に形成されることを特徴とする請求項６、７、８、９、１０又は１１項のいずれか１項に記載のエレベータかごの内装構造。
　上記レンチキュラーレンズシートは、あらかじめ静電気除去処理が施されていることを特徴とする請求項６、７、８、９、１０、１１又は１２項のいずれか１項記載のエレベータかごの内装構造。
　エレベータかごの内装構造であって、上記エレベータかごの床面部には、板状の導光板と、上記導光板の平面方向端部において端面部に設けられ、上記導光板内に光を照射する光源と、上記導光板上に配置されたレンチキュラーレンズシートと、上記レンチキュラーレンズシートの室内外に設けられた透明な耐荷重シートとが配置されていることを特徴とするエレベータかごの内装構造。
　上記耐荷重シートはポリカーボネート樹脂製であることを特徴とする請求項１４記載のエレベータかごの内装構造。
　上記耐荷重シートは強化ガラス製であることを特徴とする請求項１４記載のエレベータかごの内装構造。
　上記レンチキュラーシートはポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなることを特徴とする請求項１４記載のエレベータかごの内装構造。
　上記エレベータかごへの乗員の近接を感知して上記光源を発光させうる近接センサを有していることを特徴とする請求項１４、１５、１６又は１７のいずれか１項に記載のエレベータかごの内装構造。
　上記エレベータかごへの搭乗した乗員の重量を感知して上記光源を発光させうる感圧スイッチを有していることを特徴とする請求項１４、１５、１６、又は１７のいずれか１項に記載のエレベータかごの内装構造。
　上記光源は発光ダイオード（ＬＥＤ）であることを特徴とする請求項１４記載のエレベータかごの内装構造。
　上記光源はチップ型ＬＥＤであることを特徴とする請求項１４記載のエレベータかごの内装構造。
　エレベータかごの内装構造であって、上記エレベータかごの天井部には、かご内を照射する複数の光源が並列に配置されて設けられ、上記光源の室内側にレンチキュラーレンズシートが設けられていることを特徴とするエレベータかごの内装構造。
　上記光源は発光ダイオード（ＬＥＤ）であることを特徴とする請求項２１記載のエレベータかごの内装構造。
　上記光源はチップ型ＬＥＤであることを特徴とする請求項２２記載のエレベータかごの内装構造。
　上記レンチキュラーシートはポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）からなることを特徴とする請求項２２記載のエレベータかごの内装構造。