JPH10195209A - ラミネート用シート及びそれを表面に有する物品 - Google Patents
ラミネート用シート及びそれを表面に有する物品Info
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- JPH10195209A JPH10195209A JP35787196A JP35787196A JPH10195209A JP H10195209 A JPH10195209 A JP H10195209A JP 35787196 A JP35787196 A JP 35787196A JP 35787196 A JP35787196 A JP 35787196A JP H10195209 A JPH10195209 A JP H10195209A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホルムアルデヒドを分解又は酸化等によって
除去する機能を持つラミネート用シートを提供する。 【解決手段】 気体遮断性を有する樹脂を主成分としホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含有するシートをラミネート用
シートに使用する。ホルムアルデヒドを内部に吸収捕捉
しやすい樹脂やホルムアルデヒドの拡散・透過速度が遅
い樹脂の場合には、ホルムアルデヒド捕捉剤2を樹脂シ
ート3中に混練して分散させるとよい。ホルムアルデヒ
ドの浸入自体を遮断する性能の高い樹脂の場合は、樹脂
シートの基板に接する側の表面にホルムアルデヒド捕捉
剤を塗布すればよい。
除去する機能を持つラミネート用シートを提供する。 【解決手段】 気体遮断性を有する樹脂を主成分としホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含有するシートをラミネート用
シートに使用する。ホルムアルデヒドを内部に吸収捕捉
しやすい樹脂やホルムアルデヒドの拡散・透過速度が遅
い樹脂の場合には、ホルムアルデヒド捕捉剤2を樹脂シ
ート3中に混練して分散させるとよい。ホルムアルデヒ
ドの浸入自体を遮断する性能の高い樹脂の場合は、樹脂
シートの基板に接する側の表面にホルムアルデヒド捕捉
剤を塗布すればよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築内装部材や装
飾雑貨等に使用するラミネート用シートに係り、詳しく
は家具、ドア枠、ドア面材、床材、壁装材、装飾雑貨等
の表面保護や表面装飾に使用されるラミネート用シート
に関するものである。
飾雑貨等に使用するラミネート用シートに係り、詳しく
は家具、ドア枠、ドア面材、床材、壁装材、装飾雑貨等
の表面保護や表面装飾に使用されるラミネート用シート
に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、建築内装材や装
飾雑貨の表面保護用或いは表面装飾(化粧)用としてラ
ミネート用シートが使用されている。一方、ラミネート
用シートを表面に積層する物品の中にはホルムアルデヒ
ド発散性材料が用いられているものが多く存在する。例
えば、木材合板、パーティクルボード、木質繊維板等を
形成するための接着剤、FRPを構成する樹脂、或いは
樹脂基材を構成する樹脂それ自体に尿素樹脂等のホルム
アルデヒド発散性樹脂が用いられている。このような物
品を使用した場合、ラミネート用シートを表面に積層し
ても物品からホルムアルデヒドが発散される。そこで、
これらの物品については酢酸ビニル系樹脂等のホルムア
ルデヒドを含まない樹脂を使用したり、特公昭51−4
2164号公報等に開示されるように樹脂の中に有機ア
ミノ化合物からなるホルムアルデヒド捕捉剤を添加する
などの対策が採られているが、ホルムアルデヒドを含ま
ない樹脂は接着力が弱いため、木材合板の場合には層間
の接着力が不十分になる(特に初期接着力が弱い)とい
う問題点があり、パーティクルボード、木質繊維板、F
RPの場合には強度等の物性が変わってしまうという問
題がある。また、ホルムアルデヒド捕捉剤を使用する
と、価格が高くなる上に、出来上がったものの物性が変
わる恐れがある。
飾雑貨の表面保護用或いは表面装飾(化粧)用としてラ
ミネート用シートが使用されている。一方、ラミネート
用シートを表面に積層する物品の中にはホルムアルデヒ
ド発散性材料が用いられているものが多く存在する。例
えば、木材合板、パーティクルボード、木質繊維板等を
形成するための接着剤、FRPを構成する樹脂、或いは
樹脂基材を構成する樹脂それ自体に尿素樹脂等のホルム
アルデヒド発散性樹脂が用いられている。このような物
品を使用した場合、ラミネート用シートを表面に積層し
ても物品からホルムアルデヒドが発散される。そこで、
これらの物品については酢酸ビニル系樹脂等のホルムア
ルデヒドを含まない樹脂を使用したり、特公昭51−4
2164号公報等に開示されるように樹脂の中に有機ア
ミノ化合物からなるホルムアルデヒド捕捉剤を添加する
などの対策が採られているが、ホルムアルデヒドを含ま
ない樹脂は接着力が弱いため、木材合板の場合には層間
の接着力が不十分になる(特に初期接着力が弱い)とい
う問題点があり、パーティクルボード、木質繊維板、F
RPの場合には強度等の物性が変わってしまうという問
題がある。また、ホルムアルデヒド捕捉剤を使用する
と、価格が高くなる上に、出来上がったものの物性が変
わる恐れがある。
【0003】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ホルムアル
デヒドを分解又は酸化等によって除去する機能を持つラ
ミネート用シートを提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、ホルムアル
デヒドを分解又は酸化等によって除去する機能を持つラ
ミネート用シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のラミネート用シートは、気体遮断性を有す
る樹脂を主成分としホルムアルデヒド捕捉剤を含有する
シートからなる。
め、本発明のラミネート用シートは、気体遮断性を有す
る樹脂を主成分としホルムアルデヒド捕捉剤を含有する
シートからなる。
【0005】
【発明の実施の形態】気体遮断性を有する樹脂として
は、特にホルムアルデヒドに対して内部への浸透を完全
に遮断するか、内部にホルムアルデヒドが浸透してもそ
の内部にホルムアルデヒドを吸収・収蔵するか、或いは
少なくとも内部をホルムアルデヒドの拡散、透過する速
度が空気中よりも遅くすることが可能なものであればよ
い。具体的には、ポリビニルアルコール(PVA)を使
用するのが好ましい。ポリビニルアルコールはホルムア
ルデヒドと親和性、即ち吸着・収蔵性が高く、シート内
部に含有するホルムアルデヒド捕捉剤とも効率的に反応
するので効果が高い。その他、ホルムアルデヒドの拡散
・透過速度の遅いものとして、ビニロン、ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン・酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン・アクリロニトリル共重合体、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン・ビニルアルコール共重合
体、或いはホルムアルデヒドの浸透自体を遮断する酸化
アルミニウム膜や酸化硅素膜を表面に蒸着したポリエチ
レンテレフタレート等も使用できる。そして、これらの
樹脂を主成分とするシートにホルムアルデヒド捕捉剤を
含有させる。シートの厚さは通常15〜200μm程度
とする。
は、特にホルムアルデヒドに対して内部への浸透を完全
に遮断するか、内部にホルムアルデヒドが浸透してもそ
の内部にホルムアルデヒドを吸収・収蔵するか、或いは
少なくとも内部をホルムアルデヒドの拡散、透過する速
度が空気中よりも遅くすることが可能なものであればよ
い。具体的には、ポリビニルアルコール(PVA)を使
用するのが好ましい。ポリビニルアルコールはホルムア
ルデヒドと親和性、即ち吸着・収蔵性が高く、シート内
部に含有するホルムアルデヒド捕捉剤とも効率的に反応
するので効果が高い。その他、ホルムアルデヒドの拡散
・透過速度の遅いものとして、ビニロン、ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン・酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン・アクリロニトリル共重合体、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン・ビニルアルコール共重合
体、或いはホルムアルデヒドの浸透自体を遮断する酸化
アルミニウム膜や酸化硅素膜を表面に蒸着したポリエチ
レンテレフタレート等も使用できる。そして、これらの
樹脂を主成分とするシートにホルムアルデヒド捕捉剤を
含有させる。シートの厚さは通常15〜200μm程度
とする。
【0006】ホルムアルデヒド捕捉作用のある代表的な
物質は有機アミノ化合物であり、この化合物はホルムア
ルデヒドと容易に反応し、その生成物がホルムアルデヒ
ドを解離せず、無害で安定な物質であって、例えばジシ
アンジアミド、尿素等のアミド類、エチレン尿素、プロ
ピレン尿素、5−ヒドロキシプロピレン尿素、5−メト
キシプロピレン尿素、5−メチルプロピレン尿素、パラ
バン酸(グリオキザールモノウレイン)、4,5−ジメ
トキシエチレン尿素等の環状アルキレン尿素、酸イミド
類、アミン類等が挙げられ、中でも尿素又は環状アルキ
レン尿素が特に好ましい。これらホルムアルデヒド捕捉
剤の樹脂シート中への含有量は通常5〜30重量%程度
である。さらに必要に応じて水酸化アンモニウムを添加
してもよい。
物質は有機アミノ化合物であり、この化合物はホルムア
ルデヒドと容易に反応し、その生成物がホルムアルデヒ
ドを解離せず、無害で安定な物質であって、例えばジシ
アンジアミド、尿素等のアミド類、エチレン尿素、プロ
ピレン尿素、5−ヒドロキシプロピレン尿素、5−メト
キシプロピレン尿素、5−メチルプロピレン尿素、パラ
バン酸(グリオキザールモノウレイン)、4,5−ジメ
トキシエチレン尿素等の環状アルキレン尿素、酸イミド
類、アミン類等が挙げられ、中でも尿素又は環状アルキ
レン尿素が特に好ましい。これらホルムアルデヒド捕捉
剤の樹脂シート中への含有量は通常5〜30重量%程度
である。さらに必要に応じて水酸化アンモニウムを添加
してもよい。
【0007】アナターゼ型二酸化チタン(TiO2 )の
粒子、或いはシリカゲル、ゼオライト、アパタイト、シ
リカアルミナ、多孔質硝子等の無機多孔質の孔内にアナ
ターゼ型二酸化チタンを無機多孔質100重量部に対し
て10〜900重量部担持させた微粒子を用いることも
できる。粒径0.1〜100μm程度のものを樹脂10
0重量部に対して5〜900重量部程度添加して用い
る。これらアナターゼ型二酸化チタンは、380nm以
下の波長の光量子により励起されて電子の正孔を対創生
し、二酸化チタン結晶表面において斯かる電子と空気中
の酸素とが反応してO2 - ,O- 等の活性酸素種を生じ
る。一方、結晶表面において斯かる正孔と水分(H
2 O)とが反応して水酸基ラジカルOHを発生する。こ
れら活性酸素種による酸化反応、或いは水酸基ラジカル
による還元反応によりホルムアルデヒドを分解する。例
えば酸化反応の場合、ホルムアルデヒドは先ず蟻酸とな
り、最後には水と炭酸ガスとなる。ただし、このアナタ
ーゼ型二酸化チタンは多くの有機物を分解しうるため、
弗素樹脂、硅素樹脂等一部の樹脂を除くと直接添加する
ことはできない。そのため、種類を選ばず、任意の樹脂
に含有せしめるためには、無機多孔質体中にアナターゼ
型二酸化チタンを担持せしめ、直接樹脂シート或いは樹
脂バインダーとアナターゼ型二酸化チタンとの接触を防
いだ構造のものを使用する。ホルムアルデヒドのような
低分子量の気体は多孔質の孔中にも浸入するため、ホル
ムアルデヒドの分解除去効果は保たれる。無機多孔質体
は比表面積が10〜100m2 /g程度、孔径が10n
m〜10μm程度のものを用いる。
粒子、或いはシリカゲル、ゼオライト、アパタイト、シ
リカアルミナ、多孔質硝子等の無機多孔質の孔内にアナ
ターゼ型二酸化チタンを無機多孔質100重量部に対し
て10〜900重量部担持させた微粒子を用いることも
できる。粒径0.1〜100μm程度のものを樹脂10
0重量部に対して5〜900重量部程度添加して用い
る。これらアナターゼ型二酸化チタンは、380nm以
下の波長の光量子により励起されて電子の正孔を対創生
し、二酸化チタン結晶表面において斯かる電子と空気中
の酸素とが反応してO2 - ,O- 等の活性酸素種を生じ
る。一方、結晶表面において斯かる正孔と水分(H
2 O)とが反応して水酸基ラジカルOHを発生する。こ
れら活性酸素種による酸化反応、或いは水酸基ラジカル
による還元反応によりホルムアルデヒドを分解する。例
えば酸化反応の場合、ホルムアルデヒドは先ず蟻酸とな
り、最後には水と炭酸ガスとなる。ただし、このアナタ
ーゼ型二酸化チタンは多くの有機物を分解しうるため、
弗素樹脂、硅素樹脂等一部の樹脂を除くと直接添加する
ことはできない。そのため、種類を選ばず、任意の樹脂
に含有せしめるためには、無機多孔質体中にアナターゼ
型二酸化チタンを担持せしめ、直接樹脂シート或いは樹
脂バインダーとアナターゼ型二酸化チタンとの接触を防
いだ構造のものを使用する。ホルムアルデヒドのような
低分子量の気体は多孔質の孔中にも浸入するため、ホル
ムアルデヒドの分解除去効果は保たれる。無機多孔質体
は比表面積が10〜100m2 /g程度、孔径が10n
m〜10μm程度のものを用いる。
【0008】ホルムアルデヒド捕捉剤を気体遮断性を有
する樹脂シートに含有させる方法としては、ポリビニル
アルコールのようにホルムアルデヒドを内部に吸収捕捉
しやすい樹脂や、ポリ塩化ビニリデン等のようにホルム
アルデヒドの拡散・透過速度が遅い樹脂の場合には、図
1に示すラミネート用シート1のようにホルムアルデヒ
ド捕捉剤2を樹脂シート3中に混練して分散させること
が好ましい。また、酸化硅素蒸着ポリエチレンテレフタ
レート等のようにホルムアルデヒドの浸入自体を遮断す
る性能の高い樹脂の場合は、図2に示すラミネート用シ
ート11のように樹脂シート13の基板に接する側の表
面にホルムアルデヒド捕捉剤2を塗布することが好まし
い。この場合、塗料のバインダー4としては、気体遮断
性の高い前記の樹脂は避け、アクリル樹脂、セルロース
系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の通常の樹
脂を用いる。
する樹脂シートに含有させる方法としては、ポリビニル
アルコールのようにホルムアルデヒドを内部に吸収捕捉
しやすい樹脂や、ポリ塩化ビニリデン等のようにホルム
アルデヒドの拡散・透過速度が遅い樹脂の場合には、図
1に示すラミネート用シート1のようにホルムアルデヒ
ド捕捉剤2を樹脂シート3中に混練して分散させること
が好ましい。また、酸化硅素蒸着ポリエチレンテレフタ
レート等のようにホルムアルデヒドの浸入自体を遮断す
る性能の高い樹脂の場合は、図2に示すラミネート用シ
ート11のように樹脂シート13の基板に接する側の表
面にホルムアルデヒド捕捉剤2を塗布することが好まし
い。この場合、塗料のバインダー4としては、気体遮断
性の高い前記の樹脂は避け、アクリル樹脂、セルロース
系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の通常の樹
脂を用いる。
【0009】また、本発明に係る物品5は、図3に例示
する如く各種基材6の表面に上記のラミネート用シート
1を接着積層したものである。基材の形状としては、平
面板、曲面板等の板、シート乃至はフィルム、立体形状
物等各種のものがあり、またその材料としては、本発明
の主旨からしてホルムアルデヒド発散性材料が主たる対
象となる。ホルムアルデヒド発散性材料としては、ホ
ルムアルデヒド発散性樹脂単体、ホルムアルデヒド発
散性樹脂を層間の接着剤として用いた木材合板(所謂集
成材も含む)、ホルムアルデヒド発散性樹脂をバイン
ダーとするパーティクルボード又は木質繊維板(MDF
等)、ホルムアルデヒド発散性樹脂を繊維質材料と混
練又は含浸して複合したもの(広義のFRP)の何れの
形態であっても構わない。
する如く各種基材6の表面に上記のラミネート用シート
1を接着積層したものである。基材の形状としては、平
面板、曲面板等の板、シート乃至はフィルム、立体形状
物等各種のものがあり、またその材料としては、本発明
の主旨からしてホルムアルデヒド発散性材料が主たる対
象となる。ホルムアルデヒド発散性材料としては、ホ
ルムアルデヒド発散性樹脂単体、ホルムアルデヒド発
散性樹脂を層間の接着剤として用いた木材合板(所謂集
成材も含む)、ホルムアルデヒド発散性樹脂をバイン
ダーとするパーティクルボード又は木質繊維板(MDF
等)、ホルムアルデヒド発散性樹脂を繊維質材料と混
練又は含浸して複合したもの(広義のFRP)の何れの
形態であっても構わない。
【0010】ホルムアルデヒド発散性樹脂としては、フ
ェノール(石炭酸)とホルムアルデヒドとの縮重合から
得られるフェノール樹脂、尿素とホルマリンとの重合で
得られる尿素(或いは尿素・ホルムアルデヒド)樹脂、
アルキド樹脂にメラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹
脂等を添加してなるアミノアルキド樹脂、メラミン樹脂
等がある。ホルムアルデヒドが樹脂系材料中に存在する
のは、主に次の原因によると考えられている。すなわ
ち、樹脂の未反応物として残る場合、硬化反応中
(加熱・加圧)に遊離したものとして残る場合、樹脂
以外の材料(木材、紙等)に捕捉されたものとして残る
場合、等である。このように樹脂系材料中に存在してい
たものが徐々に遊離し放出される。
ェノール(石炭酸)とホルムアルデヒドとの縮重合から
得られるフェノール樹脂、尿素とホルマリンとの重合で
得られる尿素(或いは尿素・ホルムアルデヒド)樹脂、
アルキド樹脂にメラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹
脂等を添加してなるアミノアルキド樹脂、メラミン樹脂
等がある。ホルムアルデヒドが樹脂系材料中に存在する
のは、主に次の原因によると考えられている。すなわ
ち、樹脂の未反応物として残る場合、硬化反応中
(加熱・加圧)に遊離したものとして残る場合、樹脂
以外の材料(木材、紙等)に捕捉されたものとして残る
場合、等である。このように樹脂系材料中に存在してい
たものが徐々に遊離し放出される。
【0011】ホルムアルデヒド発散性樹脂単体として
は、ホルムアルデヒド発散性樹脂からなる成形品、板
状、シート状、各種立体形状等の形状のものがある。木
材合板、パーティクルボード又は木質繊維板に用いられ
る木材としては、楢、杉、松、欅、樫、ラワン、チーク
等通常使用されているものを用いる。
は、ホルムアルデヒド発散性樹脂からなる成形品、板
状、シート状、各種立体形状等の形状のものがある。木
材合板、パーティクルボード又は木質繊維板に用いられ
る木材としては、楢、杉、松、欅、樫、ラワン、チーク
等通常使用されているものを用いる。
【0012】ホルムアルデヒド発散性樹脂を混練又は含
浸する繊維質材料としては、上質紙、クラフト紙、チタ
ン紙、和紙等の紙、硝子繊維、炭素繊維、石綿等の無機
物繊維、麻、木綿、ビニロン等の有機物繊維からなる織
布又は不織布があり、さらには前記無機物又は有機物繊
維を1〜10mm程度に切断した短繊維等がある。これ
ら繊維材料に該樹脂を混練又は含浸し硬化させてなるも
のは所謂FRPと呼称されるものであり、メラミン樹脂
化粧板もこれに包含される。
浸する繊維質材料としては、上質紙、クラフト紙、チタ
ン紙、和紙等の紙、硝子繊維、炭素繊維、石綿等の無機
物繊維、麻、木綿、ビニロン等の有機物繊維からなる織
布又は不織布があり、さらには前記無機物又は有機物繊
維を1〜10mm程度に切断した短繊維等がある。これ
ら繊維材料に該樹脂を混練又は含浸し硬化させてなるも
のは所謂FRPと呼称されるものであり、メラミン樹脂
化粧板もこれに包含される。
【0013】なお、ホルムアルデヒド発散性材料以外の
任意材の表面に本発明のラミネート用シートを積層して
なる物品も、他の物品から発散されるホルムアルデヒド
を捕捉除去するという点では効果を奏し、本発明の物品
として包含される。
任意材の表面に本発明のラミネート用シートを積層して
なる物品も、他の物品から発散されるホルムアルデヒド
を捕捉除去するという点では効果を奏し、本発明の物品
として包含される。
【0014】また、ホルムアルデヒドの浸入自体を遮断
する樹脂シートからなるラミネート用シートであって、
ホルムアルデヒド捕捉材の層がシートの片面のみの場合
には、ホルムアルデヒド発散性材料の基材に対してはホ
ルムアルデヒド捕捉材を含む層を基材側にし、ホルムア
ルデヒド発散性材料以外の基材に対してはホルムアルデ
ヒド捕捉材を含む層を基材とは反対側とする。一方、ホ
ルムアルデヒドの浸入自体を遮断する樹脂シートの表裏
両面にホルムアルデヒド捕捉剤を含む層を有する場合、
或いはホルムアルデヒド吸着・収蔵性樹脂シートからな
る場合には、本発明のラミネート用シートは、ホルムア
ルデヒド発散性材料とそれ以外の材料のいずれの基材に
対しても表裏の向きを問わず接着積層できる。
する樹脂シートからなるラミネート用シートであって、
ホルムアルデヒド捕捉材の層がシートの片面のみの場合
には、ホルムアルデヒド発散性材料の基材に対してはホ
ルムアルデヒド捕捉材を含む層を基材側にし、ホルムア
ルデヒド発散性材料以外の基材に対してはホルムアルデ
ヒド捕捉材を含む層を基材とは反対側とする。一方、ホ
ルムアルデヒドの浸入自体を遮断する樹脂シートの表裏
両面にホルムアルデヒド捕捉剤を含む層を有する場合、
或いはホルムアルデヒド吸着・収蔵性樹脂シートからな
る場合には、本発明のラミネート用シートは、ホルムア
ルデヒド発散性材料とそれ以外の材料のいずれの基材に
対しても表裏の向きを問わず接着積層できる。
【0015】本発明のラミネート用シートには所望の装
飾処理を施すことができる。この装飾処理としては、顔
料又は染料の練込みによる着色、インキ絵柄層や金属層
の模様からなる装飾層形成、凹凸模様形成等がある。装
飾層或いは凹凸模様は、基材シートが透明な場合は基材
シートの表面、裏面或いは表裏両面に形成してもよい
が、基材シートが不透明な場合は表面側に形成する必要
がある。ただし、本発明の主旨に鑑み、ラミネート用シ
ートへのホルムアルデヒドの接触及び分解・除去を妨げ
ないようにする。例えば、金属層のようにホルムアルデ
ヒド遮断性の高い装飾層はホルムアルデヒドの浸入側に
は形成しないか、又は形成しても部分的なパターンとす
る。
飾処理を施すことができる。この装飾処理としては、顔
料又は染料の練込みによる着色、インキ絵柄層や金属層
の模様からなる装飾層形成、凹凸模様形成等がある。装
飾層或いは凹凸模様は、基材シートが透明な場合は基材
シートの表面、裏面或いは表裏両面に形成してもよい
が、基材シートが不透明な場合は表面側に形成する必要
がある。ただし、本発明の主旨に鑑み、ラミネート用シ
ートへのホルムアルデヒドの接触及び分解・除去を妨げ
ないようにする。例えば、金属層のようにホルムアルデ
ヒド遮断性の高い装飾層はホルムアルデヒドの浸入側に
は形成しないか、又は形成しても部分的なパターンとす
る。
【0016】顔料又は染料の練込みにより着色する場
合、用途に応じて透明着色又は不透明(隠蔽性)着色と
する。顔料としては、チタン白、カーボンブラック、群
青、弁柄、黄鉛等の無機顔料、キナクリドン、イソイン
ドリノン、フタロシアニンブルー、アニリンブラック等
の有機顔料乃至は染料が用いられる。この他、必要に応
じて炭酸カルシウム、シリカ(二酸化硅素)、アルミナ
(酸化アルミニウム)、硫酸バリウムのような体質顔料
(充填剤)を添加する。
合、用途に応じて透明着色又は不透明(隠蔽性)着色と
する。顔料としては、チタン白、カーボンブラック、群
青、弁柄、黄鉛等の無機顔料、キナクリドン、イソイン
ドリノン、フタロシアニンブルー、アニリンブラック等
の有機顔料乃至は染料が用いられる。この他、必要に応
じて炭酸カルシウム、シリカ(二酸化硅素)、アルミナ
(酸化アルミニウム)、硫酸バリウムのような体質顔料
(充填剤)を添加する。
【0017】インキ絵柄層により模様を形成するには、
グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルクスク
リーン印刷等のような通常の印刷方式を用いることがで
きるが、描画でも差し支えない。絵柄層は樹脂バインダ
ーと顔料又は染料からなるインキを任意の模様状に形成
してなる。また、剥離性の支持体シート上にインキ層、
さらに必要に応じて接着剤層が形成された転写シートを
予め準備しておき、転写シートに形成されたインキ層を
加圧、又は加圧と加熱により模様層(インキ絵柄層)を
形成する面に転写させる、所謂転写印刷法によることも
できる。模様の例としては、木目、石目、布目、皮紋、
文字、図形、全面ベタ等がある。
グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルクスク
リーン印刷等のような通常の印刷方式を用いることがで
きるが、描画でも差し支えない。絵柄層は樹脂バインダ
ーと顔料又は染料からなるインキを任意の模様状に形成
してなる。また、剥離性の支持体シート上にインキ層、
さらに必要に応じて接着剤層が形成された転写シートを
予め準備しておき、転写シートに形成されたインキ層を
加圧、又は加圧と加熱により模様層(インキ絵柄層)を
形成する面に転写させる、所謂転写印刷法によることも
できる。模様の例としては、木目、石目、布目、皮紋、
文字、図形、全面ベタ等がある。
【0018】金属層による模様は、アルミニウム、クロ
ム、金、銀、銅等の金属を真空蒸着するなどして形成す
る。斯かる金属層は全面に形成してもよく、或いは模様
状(パターン状)に形成してもよいが、模様状に形成す
るには金属層不要部分に水溶性インキにより除去層を所
望の模様で設けた上から全面に金属を蒸着させ、しかる
後に水洗して上記除去層とともにその直上の金属層を除
去する等の公知の手法による。また、予め転写シートに
形成しておいた金属層を模様層(金属層)を形成する面
に転写させる、所謂転写印刷法によることもできる。
ム、金、銀、銅等の金属を真空蒸着するなどして形成す
る。斯かる金属層は全面に形成してもよく、或いは模様
状(パターン状)に形成してもよいが、模様状に形成す
るには金属層不要部分に水溶性インキにより除去層を所
望の模様で設けた上から全面に金属を蒸着させ、しかる
後に水洗して上記除去層とともにその直上の金属層を除
去する等の公知の手法による。また、予め転写シートに
形成しておいた金属層を模様層(金属層)を形成する面
に転写させる、所謂転写印刷法によることもできる。
【0019】凹凸模様を形成する手法としては、ヘアラ
イン加工、サンドブラスト加工、エンボス加工等があ
り、これらの方法によりラミネート用シートに凹凸形状
からなる凹凸模様を形成する。
イン加工、サンドブラスト加工、エンボス加工等があ
り、これらの方法によりラミネート用シートに凹凸形状
からなる凹凸模様を形成する。
【0020】エンボス加工は、熱プレス方式の枚葉又は
輪転式エンボス機を用いて、加熱し軟化された基材シー
トの表面にエンボス版を押圧し、該エンボス版表面の凹
凸形状を賦形することにより凹凸模様を形成する方法で
ある。このエンボス加工により形成する凹凸模様として
は、木目導管溝、木目木肌、石材表面凹凸、布帛の表面
テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン等を表現したも
の、又はそれらを組み合わせたものが挙げられる。ま
た、該凹凸模様の凹部には必要に応じて公知のワイピン
グ法により着色インキが充填される。該着色インキとし
てはウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂そ
の他の常用のビヒクルに顔料又は染料を加えたものを選
択使用するが、2液硬化型の密着性、耐溶剤性の良好な
ものが好ましい。また、ワイピングは、ドクターブレー
ド法、ロールコート法等、従来から使用されているワイ
ピング法のいずれによってもよい。これらの方法によ
り、凹凸模様全面に着色インキを塗工し、然る後に凸部
のインキを掻き取り凹部に着色インキを残留せしめる。
輪転式エンボス機を用いて、加熱し軟化された基材シー
トの表面にエンボス版を押圧し、該エンボス版表面の凹
凸形状を賦形することにより凹凸模様を形成する方法で
ある。このエンボス加工により形成する凹凸模様として
は、木目導管溝、木目木肌、石材表面凹凸、布帛の表面
テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン等を表現したも
の、又はそれらを組み合わせたものが挙げられる。ま
た、該凹凸模様の凹部には必要に応じて公知のワイピン
グ法により着色インキが充填される。該着色インキとし
てはウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂そ
の他の常用のビヒクルに顔料又は染料を加えたものを選
択使用するが、2液硬化型の密着性、耐溶剤性の良好な
ものが好ましい。また、ワイピングは、ドクターブレー
ド法、ロールコート法等、従来から使用されているワイ
ピング法のいずれによってもよい。これらの方法によ
り、凹凸模様全面に着色インキを塗工し、然る後に凸部
のインキを掻き取り凹部に着色インキを残留せしめる。
【0021】そしてこれらラミネート用シートを積層し
た物品は、壁面、床、天井等の建築物内装用装飾材、窓
枠、扉、手摺り等の建具類の表面装飾材、箪笥等の家具
の表面装飾材、テレビジョン受信機等の弱電・OA機器
キャビネット、箱等の容器、或いは自動車等の車輛内装
材の表面装飾材等に用いられる。
た物品は、壁面、床、天井等の建築物内装用装飾材、窓
枠、扉、手摺り等の建具類の表面装飾材、箪笥等の家具
の表面装飾材、テレビジョン受信機等の弱電・OA機器
キャビネット、箱等の容器、或いは自動車等の車輛内装
材の表面装飾材等に用いられる。
【0022】
(実施例1)材種はラワン材を使用し、総厚み5.5m
mになるように熱プレスで積層して合板を作製した。積
層枚数は3枚で、層間接着材として尿素・ホルムアルデ
ヒド形樹脂を使用した。この合板を基板とした。一方、
ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する気体遮断性を有する
樹脂シートとして、ポリビニルアルコール系樹脂のシー
ト(クラレ(株)製「クラレビニロンフィルムVF−
F」)を用意し、該シートの表面に、硝化綿系のバイン
ダーに弁柄を主成分とする茶褐色顔料を添加したインキ
を用い、グラビア印刷によって木目模様を印刷し、これ
をラミネート用シートとした。そして、該ラミネート用
シートを該基板表面に酢酸ビニル系エマルジョンからな
る接着剤を用いて接着、積層して、板状の物品を得た。
ただし、印刷面は基材と反対側の面となるようにした。
mになるように熱プレスで積層して合板を作製した。積
層枚数は3枚で、層間接着材として尿素・ホルムアルデ
ヒド形樹脂を使用した。この合板を基板とした。一方、
ホルムアルデヒド捕捉剤を含有する気体遮断性を有する
樹脂シートとして、ポリビニルアルコール系樹脂のシー
ト(クラレ(株)製「クラレビニロンフィルムVF−
F」)を用意し、該シートの表面に、硝化綿系のバイン
ダーに弁柄を主成分とする茶褐色顔料を添加したインキ
を用い、グラビア印刷によって木目模様を印刷し、これ
をラミネート用シートとした。そして、該ラミネート用
シートを該基板表面に酢酸ビニル系エマルジョンからな
る接着剤を用いて接着、積層して、板状の物品を得た。
ただし、印刷面は基材と反対側の面となるようにした。
【0023】(比較例)坪量2.3g/m2 の薄葉紙表
面に実施例と同様の印刷を施して、ラミネート用シート
とした。これを実施例と同様にして基材表面に積層して
比較例の物品とした。
面に実施例と同様の印刷を施して、ラミネート用シート
とした。これを実施例と同様にして基材表面に積層して
比較例の物品とした。
【0024】(評価)被検体である実施例及び比較例の
物品からそれぞれ5×15cmの試料片を10枚ずつ切
り取り、その試料片を直径240mmのデシケータ中に
被検体毎に別々に入れ、そのデシケータの底部中央に置
いたシャーレに300mlの蒸留水を入れ、20℃で2
4時間精置した後、蒸留水に吸収されたホルムアルデヒ
ドの量をアセチルアセトン比色法で測定した。このよう
にしてホルムアルデヒド濃度を測定した結果、ホルムア
ルデヒド発生量は実施例の被検体で1mg/l、比較例
の被検体では18mg/lであった。
物品からそれぞれ5×15cmの試料片を10枚ずつ切
り取り、その試料片を直径240mmのデシケータ中に
被検体毎に別々に入れ、そのデシケータの底部中央に置
いたシャーレに300mlの蒸留水を入れ、20℃で2
4時間精置した後、蒸留水に吸収されたホルムアルデヒ
ドの量をアセチルアセトン比色法で測定した。このよう
にしてホルムアルデヒド濃度を測定した結果、ホルムア
ルデヒド発生量は実施例の被検体で1mg/l、比較例
の被検体では18mg/lであった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラミネー
ト用シートは、これを物品表面に積層することにより、
物品から発散されるホルムアルデヒドは勿論、他の物品
から発散してくるホルムアルデヒドをも遮断し、酸化又
は分解して除去するので、物品中に存在するホルムアル
デヒドを簡単に効率良く除去することができ、経時的な
ホルムアルデヒドの発散を十分に低減することができ
る。
ト用シートは、これを物品表面に積層することにより、
物品から発散されるホルムアルデヒドは勿論、他の物品
から発散してくるホルムアルデヒドをも遮断し、酸化又
は分解して除去するので、物品中に存在するホルムアル
デヒドを簡単に効率良く除去することができ、経時的な
ホルムアルデヒドの発散を十分に低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラミネート用シートの断面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る他のタイプのラミネート用シート
の断面図である。
の断面図である。
【図3】本発明に係る物品の断面図である。
【符号の説明】 1,11 ラミネート用シート 2 ホルムアルデヒド捕捉剤 3,31 樹脂シート 4 バインダー 5 物品 6 基材
Claims (3)
- 【請求項1】 気体遮断性を有する樹脂を主成分としホ
ルムアルデヒド捕捉剤を含有するシートからなることを
特徴とするラミネート用シート。 - 【請求項2】 装飾処理を施した請求項1に記載のラミ
ネート用シート。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のラミネート用シ
ートを表面に積層してなることを特徴とする物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35787196A JPH10195209A (ja) | 1996-12-28 | 1996-12-28 | ラミネート用シート及びそれを表面に有する物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35787196A JPH10195209A (ja) | 1996-12-28 | 1996-12-28 | ラミネート用シート及びそれを表面に有する物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195209A true JPH10195209A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=18456370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35787196A Pending JPH10195209A (ja) | 1996-12-28 | 1996-12-28 | ラミネート用シート及びそれを表面に有する物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10195209A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7989367B2 (en) | 2006-06-30 | 2011-08-02 | Georgia-Pacific Chemicals Llc | Reducing formaldehyde emissions from fiberglass insulation |
US8043383B2 (en) | 2006-06-30 | 2011-10-25 | Georgia-Pacific Chemicals Llc | Reducing formaldehyde emissions |
US8173219B2 (en) | 2006-06-09 | 2012-05-08 | Georgia-Pacific Chemicals Llc | Porous fiberglass materials having reduced formaldehyde emissions |
WO2015083197A1 (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 株式会社ビーエイチビジュアル | エレベータかごの内装構造 |
CN113563756A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-29 | 优澎(嘉兴)新材料科技有限公司 | 一种可分解空气中甲醛的环保墨水组合物及其制备方法 |
-
1996
- 1996-12-28 JP JP35787196A patent/JPH10195209A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8173219B2 (en) | 2006-06-09 | 2012-05-08 | Georgia-Pacific Chemicals Llc | Porous fiberglass materials having reduced formaldehyde emissions |
US7989367B2 (en) | 2006-06-30 | 2011-08-02 | Georgia-Pacific Chemicals Llc | Reducing formaldehyde emissions from fiberglass insulation |
US8043383B2 (en) | 2006-06-30 | 2011-10-25 | Georgia-Pacific Chemicals Llc | Reducing formaldehyde emissions |
WO2015083197A1 (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | 株式会社ビーエイチビジュアル | エレベータかごの内装構造 |
CN113563756A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-10-29 | 优澎(嘉兴)新材料科技有限公司 | 一种可分解空气中甲醛的环保墨水组合物及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050927 |