JP2009101840A - 車両用照明装置 - Google Patents

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佳之 渋谷
Kiyoshi Sakurazawa
潔 櫻澤
Yasuro Aritake
康郎 有竹
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

【課題】室内のスペースを有効に利用して、夜間照明時における演出効果を高めた車両用照明装置を提供する。
【解決手段】車両用照明装置10は、透光性を有する芯材31と、その表面側に貼付される透光性を有する表皮材32とからなるトリム本体30と、トリム本体30と車体パネル60との間に配置され、トリム本体30の内面側から照明光を照射する照光ユニット50とから構成され、製品表面側に柄模様を浮かび上がらせるようにした車両用照明装置10であって、表皮材32は、複数の異なる柄模様を有する二層からなり、昼間と夜間照明時においてトリム表面に浮かび上がる柄模様を変化させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、ドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、インストルメントパネル等、内装トリム部品に適用した車両用照明装置に関するもので、特に、昼間のトリム表面の柄模様と、夜間照明時におけるトリム表面の柄模様との顕著な相違による演出効果で乗員にサプライズ感を付与することができる車両用照明装置に関する。
通常、車両に設けられる車両用照明装置としては、従来から種々のものが提案されている。例えば、図9,図10に示すように、車室内照明装置は、ドアトリム1とアームレスト2との間にできる合わせ目に設定されている。すなわち、ドアトリム1とアームレスト2との間には、長手方向に延びる開口部3が形成されており、開口部3を臨むようにして開口部3の内側、すなわち、ドアトリム1とアームレスト2とによってできる内部空間に長手方向に延びる長尺の照明部材4が配置されている(特許文献1参照)。
また、図11,図12に示す車両用照明装置としては、乗用車等の車両の天井5において、天井5の略中央にオーバーヘッドコンソール6が室内側に突出するように取り付けられている。そして、間接光や発光源からの光の光量を調整できるように、このオーバーヘッドコンソール6に光量調節部7を配設するという間接照明構造が示されている。このものには、回転操作レバー7bを操作して所望の角度位置にリフレクター7cを回転させて、発光源7aからの光の入射量が変化して車室内を明るくしたり、薄明るくしたりして調光することができる照明構造が示されている(特許文献2参照)。
特開2000−142218号公報
特開2004−338420号公報
このように、特許文献1、特許文献2で示す照明装置は、共に単に車室内を照明するだけであり、例えば、近年、車両に要求される夜間における室内の照明による演出効果(サプライズ感)の要望に対しては満足のいくものではなく、その意味では、近年の車両に対するニーズの多様化に応えることができないという問題点が指摘されている。更に、特許文献2で示す車両天井の照明装置においては、車室内へオーバーヘッドコンソール6が突出することで、室内のスペースを狭くしてしまうため、スペース効率的にも問題があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車体パネルの室内面側に装着されるドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、インストルメントパネル等の内装トリム部品に有効に適用できる車両用照明装置であって、室内スペースに制約を受けることなく、夜間照明時における演出効果(サプライズ感)を飛躍的に高めた車両用照明装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明者等は、鋭意研究の結果、夜間照明時、照明具を単に点灯させるだけでなく、柄模様を付した透光性材料に対して照明光を照射して、トリム表面に柄模様を浮かび上がらせることで昼間のトリム表面の柄模様と、夜間照明時におけるトリム表面の柄模様との間で顕著な相違を演出することができることに着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、透光性を有する芯材の表面に透光性を有する表皮材を貼付してなり、車体パネルの室内面側に装着されるトリム本体と、このトリム本体と車体パネルとの間に配置され、トリム本体の裏面側から照明光を照射する照光ユニットとから構成される車両用照明装置であって、前記表皮材は、異なる柄模様をもつ複数の層からなり、照光ユニットの消灯時は製品表面側の層の柄模様のみが現出し、照光ユニットの点灯時には芯材対向面側の層の柄模様が製品表面に現れるとともに、双方の柄模様が融合することを特徴とする。
ここで、車両用照明装置を適用する内装トリム部品としては、ドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、インストルメントパネル等が挙げられる。そして、車両用照明装置としては、透光性を有するトリム本体と、その背面側に配置される照光ユニットとから構成されている。更に詳しくは、トリム本体は、透光性を有する芯材と、芯材の表面側に貼着される少なくとも二層の異なる柄模様を備えた透光性を有する積層体からなる表皮材とから構成されている。
上記芯材としては、透明、あるいは半透明の熱可塑性樹脂材料を射出成形、あるいはモールドプレス成形することにより所要形状に成形され、保形性と車体パネルに対する取付剛性を備えている。使用する熱可塑性樹脂材料としては、メタクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等がある。
次いで、透光性を有する芯材の表面側に貼着される透光性を備えた表皮材としては、複数の異なる柄模様を有する層を備えていれば良く、例えば、柄模様の異なる二枚の織布シートをラミネートした積層シート材料、柄模様を付した織布シートの裏面に異なる柄模様をプリント印刷した樹脂フィルムを貼着した積層シート材料、あるいは一枚の無地の織布シートの表裏面に異なる柄模様をそれぞれプリント印刷した一枚の織布シート等を使用することができる。更に、異なる柄模様を有する二層は、それぞれ製品表面側と芯材対向面側とした場合、製品表面側の層の柄模様に比べ、芯材対向面側の層の柄模様が濃密に設定されている。この場合、「濃密」の定義としては、双方の柄模様を相対的に見た場合のことであり、製品表面側の層の淡白な印象を与える柄模様に対して、芯材対向面側の層の柄模様が明瞭でかつ鮮やかな印象を与えるという意味合いである。尚、柄模様の形成方法としては、光を透過する部位と光を透過しない部位との間のコントラスト、あるいは光を透過する部位と光を半透過させる部位との間のコントラストを設けることにより、光をあてた際に室内側への光の透過具合に差異が生じて柄模様が浮かび上がるという事象等を利用すれば良い。
また、透光性を有する芯材の表面に透光性を有する表皮材を貼付してなるトリム本体は、車体パネルの室内面側にクリップ、あるいはビス等の固着手段を介して取り付けられており、芯材は透光性の他に保形性及び車体パネルに対する取付剛性を備えている。
次いで、トリム本体と車体パネルとの間に配置される照光ユニットは、トリム本体に対して裏面側から照明光を照射する機能を備えていれば良く、例えば、透明樹脂板を素材とした導光板と、LED、ランプ等の光源を組み合わせたユニットや有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル、蛍光パネル、リン光パネル等を使用することができる。そして、これら照光ユニットは、車体パネル面に取付金具を介して固定しても、また、トリム本体の裏面に取付金具を介して取り付けるようにしても良い。
このように、本発明に係る車両用照明装置におけるトリム本体は、共に透光性を有する芯材、表皮材とから構成され、表皮材は柄模様が異なる複数の層からなり、背面側に照光ユニットが配置されるという構成である。そして、昼間は製品表面側に設けた柄模様のみが見えており、夜間、照光ユニットを点灯した場合には、製品表面側の柄模様に加えて、奥側の層の柄模様が浮かび上がり、双方の柄模様が融合し、昼間とは外観が格段に相違する柄模様が現出されるため、昼間と夜間照明時における外観上の対比による演出効果が得られ、特に、光源の存在が分からないところから光が照射されることによるサプライズ感を付与できる。また、二層の異なる柄模様を有するシート材料を重ねているため、双方の柄模様がシャープに見えることから、外観意匠性がより優れるとともに、トリム表面に照明装置が突出することがないため、トリム形状の自由度を高めることができる。更に、異なる柄模様の組み合わせにより種々のパターンを現出できるため、外観意匠上の自由度を向上させることができる。
次いで、本発明の好ましい実施の形態においては、透光性を有する芯材の表面に透光性を有する表皮材を貼付してなり、車体パネルの室内面側に装着されるトリム本体と、このトリム本体と車体パネルとの間に配置され、トリム本体の裏面側から照明光を照射する照光ユニットとから構成される車両用照明装置であって、前記表皮材は所定の柄模様が施された単一の織布シートから構成されているとともに、芯材の表面には、織布シートの柄模様とは異なる柄模様がブラスト加工により施されており、前記照光ユニットの消灯時には、織布シートの柄模様が現出し、照光ユニットの点灯時には芯材の柄模様が製品表面に現れるとともに、双方の柄模様が融合することを特徴とする。
そして、この実施の形態によれば、夜間に照光ユニットを点灯させれば、芯材の表面側に設けた柄模様がトリム本体側に浮かび上がり、表皮材のもつ柄模様と相まって、昼間の表皮材のみの柄模様に比べ、双方の柄模様を融合させた外観を現出させることができ、昼間と夜間照明時における柄模様の顕著なコントラストが得られる。また、芯材にサンドブラスト加工により柄模様を付設するため、表皮材は単一の織布シートだけで済むため、表皮材として積層シート材料を貼着する手間が省け、加工コストを低減できる。
以上説明した通り、本発明に係る車両用照明装置は、共に透光性をもつ芯材と表皮材とからなるトリム本体と、その背面側に配置される照光ユニットとから構成され、表皮材は、複数の異なる柄模様の層を備えるというものであるから、昼間は製品表面側の柄模様のみが現れ、夜間、照光ユニットを点灯した場合には製品表面側の柄模様と照光ユニットで照射される内側の柄模様が相まって、昼間とは別の柄模様が見え、演出効果を格段に高めることができ、近年の車両に対するニーズの多様化に充分応えることができるという効果を有する。
更に、表皮材を構成する複数の異なる柄模様を有する層は重なり合っているため、夜間、照明ユニットを点灯した場合、双方の柄模様が融合し、シャープに見え、外観意匠性を著しく向上させるという効果を有する。また、トリム表面に照明装置が突出せず、トリム形状の自由度を高め、かつ異なる柄模様の組み合わせにより様々な柄模様を現出させることができるため、外観意匠上の自由度も向上させることができる等の効果を有する。
以下、本発明に係る車両用照明装置の好適な実施例について、ドアトリムに適用して説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図8は本発明の一実施例を示し、図1は本発明に係る車両用照明装置を適用したドアトリムを示す正面図、図2は同ドアトリムに適用した車両用照明装置の構成を示す斜視図、図3,図4は同車両用照明装置の構成を示す断面図、図5乃至図8は本発明に係る車両用照明装置の各変形例を示す断面図である。
図1,図2において、本発明に係る車両用照明装置10は、上下二分割構造のドアトリム20に適用されている。尚、ドアトリム20は、ドアトリムアッパー20A、ドアトリムロア20Bとして、外観上の対比効果により良好な意匠性を備えている。
そして、このドアトリム20に本発明に係る車両用照明装置10を適用した実施例について、図2乃至図4を基に説明する。すなわち、本発明に係る車両用照明装置10は、アッパートリム本体30とロアトリム本体40と、双方のトリム本体30,40の背面側に位置する照光ユニット50とから大略構成されている。更に詳しくは、ドアトリムアッパー20Aの形態においては、アッパートリム本体30は、透光性を有する芯材31と、この芯材31の表面に貼着され、これも透光性を有する表皮材32とから構成されている。上記芯材31は透光性を確保するために、透明(半透明でも可)の熱可塑性樹脂材料を射出成形、あるいはモールドプレス成形して、図示する所望の曲面形状に成形されている。使用する樹脂材料は、メタクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等から適宜選択されて良い。
次いで、芯材31の表面に貼付される表皮材32は、この実施例においては、二枚の織布シート321,322を積層した積層シート材料が使用されているとともに、それぞれの織布シート321,322には、異なる柄模様が付与されている。更に、製品表面側に位置する織布シート321の柄模様に比べ、芯材31に対向する側の織布シート322の柄模様が濃密に設定されている。すなわち、内側の織布シート322の柄模様が鮮やかでかつ明瞭な形状、色彩をもつように設定されている。このことは、夜間照明時にドアトリム20の外観表面に昼間とは明らかに相違する柄模様を現出させる際に重要である。尚、柄模様の形成方法としては、光を透過する部位と光を透過しない部位との間のコントラスト、あるいは光を透過する部位と光を半透過させる部位との間のコントラストを設けることにより、光をあてた際に室内側への光の透過具合に差異が生じて柄模様が浮かび上がるという事象等を利用すれば良い。
そして、図2から明らかなように、アッパートリム本体30の内面側には、照光ユニット50が配置されている。この実施例においては、照光ユニット50は、透明アクリル樹脂板からなる導光板51と、この導光板51に照明光を供給する光源としてのLED52とから構成されており、複数のLED52は、長尺状のサポート部材53に適宜ピッチ間隔で一列状に支持されており、図示しないバッテリー電源と接続するコネクタ54とワイヤハーネス54aを介して接続されている。同様に、ドアトリムロア20Bについても、ロアトリム本体40は、透光性を有する芯材41の表面にこれも透光性を有する表皮材42が貼付されており、表皮材42の構成としては、柄模様が異なる二枚の織布シート421,422の積層シート材料を使用しており、その背面側には照光ユニット50(導光板51と光源となるLED52とからなる)が備わっている。
上記照光ユニット50としては、導光板51とLED52の組み合わせを採用したが、自己発光型の照光パネル、例えば、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル、蛍光パネル、リン光パネル等を使用することもできるが、コスト等の実用性を考慮した場合、透明アクリル樹脂板等の導光板51と、LED52とを組み合わせたユニットを使用するのが好ましい。そして、これら照光ユニット50は、ドアパネル60に対して導光板51は、取付金具61を介してドアパネル60に取り付けられており、LED52を支持する長尺状のサポート部材53についても、取付金具62を介してドアパネル60の室内面側に固定されている。
従って、ドアパネル60に対して照光ユニット50を取付金具61,62を介して固定した後、適正位置にアッパートリム本体30、ロアトリム本体40を図示しないクリップ、あるいはビス等の慣用の固着手段を介してドアパネル60に固定すれば良い。尚、図示は省略するが、アッパートリム本体30、ロアトリム本体40の内面側に取付金具を介して照光ユニット50を取り付けるようにしても良い。
本発明は以上のように構成されているため、例えば、昼間はドアトリムアッパー20A、ドアトリムロア20Bについてそれぞれアッパートリム本体30、ロアトリム本体40の製品表面側の織布シート321,421の柄模様が製品表面に現れているが、夜間照明時には、図4中点線矢印で示すように、LED52から導光板51を通じてアッパートリム本体30及びロアトリム本体40の内側に均一に照明光が照射される。この時、ドアトリムアッパー20Aについては、アッパートリム本体30の表皮材32は、柄模様を相違させた二枚の織布シート321,322から構成され、内側の織布シート322の柄模様が表面側の織布シート321の柄模様に比べ濃密に設定されているため、アッパートリム本体30の表面には双方の柄模様が現出するが、内側の織布シート322の柄模様が優位に目立つように現出するため、昼間の外観と夜間の外観とは顕著に相違し、乗員に演出効果(サプライズ感)を付与することができる。
更に、ドアトリム20は、一般的に見て光源を内蔵しない構成であるため、ドアトリム20の製品表面にイルミネーション的に柄模様を現出させることによるサプライズ感を乗員に与えることができる。また、表皮材32の素材である二枚の織布シート321,322は重ね合わせて使用するため、照明光の拡散の影響を受けないので双方の柄模様がぼやけることがなく、融合された柄模様をシャープに現出させることができ、外観意匠性をより向上させることができる。加えて、導光板51を用いて面発光させているため、アッパートリム本体30やロアトリム本体40の表面に照明装置が突出することがなく、トリム形状の自由度を向上させるとともに、織布シート321,322の柄模様を適宜組み合わせることにより、柄模様のバリエーションを無数に拡大させることができ、ドアトリム20の外観意匠の自由度をより向上させることができる。同様に、ロアトリム本体40についても同様の作用効果が期待できる。尚、夜間時、照光ユニット50に通電する構成としては、車両のエンジンキーを操作して、補助灯を点灯した時にLED52が通電されることで発光するようにしても良いが、エンジンキーの操作とは別個のスイッチを設定して、照光ユニット50のON・OFF操作を行なうようにしても良い。
次いで、図5乃至図8は本発明に係る車両用照明装置10の変形例を示すもので、図5に示す車両用照明装置10は、表皮材32の構成として、二枚の織布シートを使用するのではなく、織布シート321の裏面に柄模様をプリント加工した樹脂フィルム323を貼付している。この場合、織布シート321の柄模様に比べ樹脂フィルム323の柄模様が濃密に設定されていることは勿論、双方の柄模様の対比効果をより強調することができ、昼間の外観と夜間照明時の外観との差異をより強調することができる。
次に、図6は無地の織布シート324の両面に異なる柄模様のプリント加工を施した変形例であり、図面において、表裏面のプリント面をそれぞれ符号325,326で示す。この場合においても、無地の織布シート324の裏面側のプリント面326の柄模様が表面側のプリント面325の柄模様に比べ濃密に設定されているため、昼間はプリント面325の柄模様が現れ、夜間照明時には照光ユニット50からの照射により、裏面側のプリント面326の柄模様が優位に目立ち、双方の柄模様を融合させることが可能となり、昼間と夜間照明時との間の外観上のコントラストを明瞭に出すことができる。
次に、図7,図8は、表皮材32に透光性を有する一枚の織布シート321だけを使用して、芯材31側に織布シート321の柄模様と異なる柄模様を形成した変形例であり、図7に示すように、芯材31の表面側に柄模様をプリント加工した樹脂フィルム311を貼付しても良く、組み付け完了時においては、図5と同様の作用が期待でき、昼間と夜間照明時におけるドアトリム20表面のコントラストを際立たせることができる。図8は、芯材31の表面側にサンドブラスト等で直接凹凸面312を形成し、この凹凸面312による柄模様を照光ユニット50からの光照射によりトリム表面に浮かび上がらせ、表皮材32を構成する織布シート321の柄模様と相まって、昼間とは異なる夜間のイルミネーション効果を強調することができる。尚、図5乃至図8に示す変形例については、図中番号だけを付して説明は省略するが、ロアトリム本体40の構成に準用することができる。
上述した実施例は、ドアトリム20に車両用照明装置10を適用したものであるが、ドアトリム20の他にも、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、インストルメントパネル等の内装トリム部品に適用することができる。また、表皮材32の構成は、二枚の織布シート321,322を使用する形態、織布シート321と樹脂フィルム323との積層構造、無地の織布シート324の両面にプリント柄を印刷する形態の他にも、異なる柄模様を有する複数の層から構成するものであれば、上述の実施形態に限定されるものではない。更に、照光ユニット50の構成も、導光板51とLED52の組み合わせの他に、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル、蛍光パネル、リン光パネル等を使用することもできる。
本発明に係る車両用照明装置を適用した自動車用ドアトリムを示す正面図である。 本発明に係る車両用照明装置の一実施例の構成を示す一部切欠斜視図である。 本発明に係る車両用照明装置の一実施例の構成を示す断面図である。 本発明に係る車両用照明装置の一実施例の概略構成を示す断面図である。 本発明に係る車両用照明装置における変形例を示す断面図である。 本発明に係る車両用照明装置における変形例を示す断面図である。 本発明に係る車両用照明装置における変形例を示す断面図である。 本発明に係る車両用照明装置における変形例を示す断面図である。 従来の車両用照明装置を示す説明図である。 従来の車両用照明装置の構成を示す図9中X −X 線断面図である。 車両天井に設けられた従来の照明装置を示す説明図である。 車両天井に設けられた従来の照明装置における要部拡大断面図である。
符号の説明
10 車両用照明装置
20 ドアトリム
20A ドアトリムアッパー
20B ドアトリムロア
30 アッパートリム本体
31 芯材
311 樹脂フィルム
312 凹凸面
32 表皮材
321 織布シート(製品表面側)
322 織布シート(芯材対向面側)
323 樹脂フィルム
324 織布シート(無地)
325,326 プリント面
40 ロアトリム本体
41 芯材
42 表皮材
421 織布シート(製品表面側)
422 織布シート(芯材対向面側)
423 樹脂フィルム
424 織布シート(無地)
425,426 プリント面
50 照光ユニット
51 導光板
52 LED
60 ドアパネル
61,62 取付金具

Claims (5)

  1. 透光性を有する芯材(31,41)の表面に透光性を有する表皮材(32,42)を貼付してなり、車体パネル(60)の室内面側に装着されるトリム本体(30,40)と、このトリム本体(30,40)と車体パネル(60)との間に配置され、トリム本体(30,40)の裏面側から照明光を照射する照光ユニット(50)とから構成される車両用照明装置(10)であって、
    前記表皮材(32,42)は、異なる柄模様をもつ複数の層からなり、照光ユニット(50)の消灯時は製品表面側の層の柄模様のみが現出し、照光ユニット(50)の点灯時には芯材対向面側の層の柄模様が製品表面に現れるとともに、双方の柄模様が融合することを特徴とする車両用照明装置。
  2. 前記表皮材(32,42)は、重合する二枚の織布シート(321,322,421,422)から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記表皮材(32,42)は、柄模様を施した織布シート(321,421)と、この織布シート(321,421)の裏面、あるいは芯材(31,41)の表面のいずれかに貼付され、織布シート(321,421)の柄模様とは異なる柄模様を有する樹脂フィルム(323,423)との積層体から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  4. 前記表皮材(32,42)は、無地の織布シート(324,424)の表裏面に異なる柄模様がプリント加工されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  5. 透光性を有する芯材(31,41)の表面に透光性を有する表皮材(32,42)を貼付してなり、車体パネル(60)の室内面側に装着されるトリム本体(30,40)と、このトリム本体(30,40)と車体パネル(60)との間に配置され、トリム本体(30,40)の裏面側から照明光を照射する照光ユニット(50)とから構成される車両用照明装置(10)であって、
    前記表皮材(32,42)は所定の柄模様が施された単一の織布シート(321,421)から構成されているとともに、芯材(31,41)の表面には、織布シート(321,421)の柄模様とは異なる柄模様がブラスト加工により施されており、前記照光ユニット(50)の消灯時には、織布シート(321,421)の柄模様が現出し、照光ユニット(50)の点灯時には芯材(31,41)の柄模様が製品表面に現れるとともに、双方の柄模様が融合することを特徴とする車両用照明装置。
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