WO2014112184A1 - 装軌式作業車両のためのローラ装置 - Google Patents
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- F16C33/72—Sealings
Definitions
- the roller device for a tracked work vehicle includes a shaft, a bush, a roller shell, a retainer, and a seal.
- the shaft has a rotation axis.
- the bush is fitted on the outer periphery of the shaft so as to be rotatable relative to the shaft about the rotation axis.
- the roller shell has a cylindrical shape and is fitted to the outer periphery of the bush.
- the retainer is formed in an annular shape, is detachably fixed to the end portion of the bush, and is fitted to the end portion of the roller shell on the radially outer side.
- the seal is disposed on the outer periphery of the shaft so as to seal a gap between the shaft and the bush.
- the seal includes a first seal member attached to the bush and a second seal member attached to the shaft. The first seal member is rotatable relative to the second seal member.
- the outer peripheral end of the second seal member is disposed inside the inner peripheral end of the retainer.
- the elastic member 25 is disposed between the roller shell 23 and the retainer 24 in a region where the roller shell 23 and the retainer 24 face each other in the direction of the rotation shaft 21A. Specifically, the elastic member 25 is sandwiched between the roller shell 23 and the retainer 24 in the recess 23 ⁇ / b> A of the roller shell 23.
- the elastic member 25 has a shape that can contact both the roller shell 23 and the retainer 24.
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Abstract
ローラ装置(20)は、シャフト(21)と、ブシュ(22)と、ローラシェル(23)と、リテーナ(24)と、シール(25)とを備えている。ローラシェル(23)はブシュ(22)の外周に嵌合されている。リテーナ(24)はブシュ(22)の端部に着脱可能に固定され、かつ径方向外側でローラシェル(23)の端部に嵌合する。シール(30)はシャフト(21)とブシュ(22)との間の隙間を封止するようにシャフト(21)の外周に配置されている。シール(30)は、ブシュ(22)に取付けられた第1のシール部材(31)と、シャフト(21)に取付けられた第2のシール部材(32)とを含んでいる。第1のシール部材(31)は第2のシール部材(32)に対して相対的に回転可能にされる。第2のシール部材(32)の外周端がリテーナ(24)の内周端よりも内側に配置されている。
Description
本発明は、装軌式作業車両のためのローラ装置に関するものである。
ブルドーザなどの装軌式作業車両は、履帯式走行体を有している。履帯式走行体は履帯装置、スプロケット、アイドラ、ローラ装置などを有している。履帯装置は、一般には、複数の履帯用リンクをピンとブシュとにより無端状に連結するとともに複数の履帯用リンクに履板を取り付けることにより構成されている。履帯装置は、スプロケット、アイドラおよびローラ装置の周囲に巻装されており、上記ブシュにスプロケットの歯を噛み合わせてスプロケットを回転させることにより回転駆動可能に構成されている。
ローラ装置は、シャフト、シール、ローラシェルなどを有している。シャフトは車両に固定されている。シャフトには潤滑油のストレージがあり、潤滑油を装置外に漏らさないように封止するためのシールが設けられている。ローラシェルはシャフトに回転可能に支持されている。ローラシェルとシャフトの回動部位に上述の潤滑油が供給される。ローラシェルは走行時に履帯用リンクの踏面上を転動することで摩耗する。ローラシェルの摩耗が進行すると、ローラシェルを交換する必要がある。ローラシェルを交換する場合、ローラ装置全体を交換する手法があるが、この手法ではコストが高くなる。そこで、ローラ装置全体ではなくローラシェルのみを交換する手法が提案されている。このローラ装置全体ではなくローラシェルのみを交換する手法は、たとえば特開昭50-90026号公報(特許文献1)に開示されている。
上記の公報に記載されたローラ装置では、ローラシェルの交換時に、シールを分解してシャフトから取り外すため、潤滑油が漏れるという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、潤滑油を漏らさずにローラシェルを交換できるローラ装置を提供することである。
本発明の装軌式作業車両のためのローラ装置は、シャフトと、ブシュと、ローラシェルと、リテーナと、シールとを備えている。シャフトは回転軸を有している。ブシュは回転軸を中心にしてシャフトに対して相対的に回転可能に、シャフトの外周に嵌合されている。ローラシェルは円筒形状を有し、ブシュの外周に嵌合されている。リテーナは環状に形成され、ブシュの端部に着脱可能に固定され、かつ径方向外側でローラシェルの端部に嵌合する。シールはシャフトとブシュとの間の隙間を封止するようにシャフトの外周に配置されている。シールは、ブシュに取付けられた第1のシール部材と、シャフトに取付けられた第2のシール部材とを含んでいる。第1のシール部材は第2のシール部材に対して相対的に回転可能にされる。第2のシール部材の外周端がリテーナの内周端よりも内側に配置されている。
本発明のローラ装置によれば、第2のシール部材の外周端がリテーナの内周端よりも内側に配置されているため、リテーナをブシュから取り外す際に、シールはリテーナに干渉しない。そして、ローラシェルをブシュから取り外す際にもシールはローラシェルに干渉しない。このため、ローラシェルをブシュから取り外す際にシールをシャフトから取り外す必要がない。したがって、シールを分解してシャフトから取り外さないため潤滑油が漏れない。よって、潤滑油を漏らさずにローラシェルを交換することができる。
上記のローラ装置においては、シールは、リテーナの最内周部分の内径より小さい外径を有している。このため、シールはリテーナに干渉しない。これにより、シールがリテーナに干渉することをさらに確実に防止することができる。
上記のローラ装置においては、第1のシール部材はブシュ内周に圧入されており、第2のシール部材はシャフト外周に圧入されている。これにより、シールをリテーナより回転軸方向でローラ装置の内側に配設できるため、ローラ装置からシールを外さずに、リテーナをブシュから外すことができる。
上記のローラ装置においては、リテーナは、シャフトの回転軸方向における第1のシール部材の端面に当接している。これにより、リテーナは第1のシール部材を支持することができる。したがって、リテーナでシールを支持することができる。
上記のローラ装置においては、ローラシェルとリテーナとの間に挟まれ、弾性変形によりローラシェルをブシュに固定する弾性部材を更に備える。これにより、リテーナをブシュから外すことにより、容易にブシュからローラシェルを外すことができる。すなわち、ローラシェルの交換を容易にできる。
以上説明したように本発明によれば、潤滑油を漏らさずにローラシェルを交換することができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本発明の一実施の形態におけるブルドーザの構成について説明する。以下、本発明の思想を適用可能な装軌式作業車両の一例であるブルドーザについて説明するが、本発明は油圧ショベルなどの装軌式作業車両にも適用可能である。
まず、本発明の一実施の形態におけるブルドーザの構成について説明する。以下、本発明の思想を適用可能な装軌式作業車両の一例であるブルドーザについて説明するが、本発明は油圧ショベルなどの装軌式作業車両にも適用可能である。
図1を参照して、本発明の一実施の形態のブルドーザ100は、履帯式走行体1を備え幅方向に離れて左右一対になる走行装置と、左右一対の走行装置間に配置された車体2と、車体2の前方位置に配置されたブレード3とを主に有している。車体2は、キャブ(運転室)4とエンジン室5とを有している。キャブ4は車体2の後上部を占め、エンジン室5はキャブ4の前方に配置されている。
ブレード3は、左右両側でフレーム6により支持されており、アングルシリンダ7および昇降シリンダ8によって操作されるように設けられている。フレーム6は、その一端がブレード3の背面に回転自在の支持部により取り付けられ、その他端が車体2側面に枢支される。アングルシリンダ7は、その一端がブレード3の背面に、他端がフレーム6の上面に枢支される。このアングルシリンダ7の油圧による伸縮により、ブレード3のフレーム6による支持部を中心に右端または左端の上端3aを前後方向(図1の左右方向)に移動させて、ブレード3の姿勢を前後方向に操作することができる。昇降シリンダ8は、その一端がブレード3の背面に、中間部が車体2側面に枢支される。この昇降シリンダ8の油圧による伸縮により、フレーム6他端を中心にブレード3を上下方向に移動させることができる。
図2を参照して、履帯式走行体1は、履帯装置10と、ローラ装置(下転輪)20と、上転輪20aと、駆動輪(スプロケット)41と、遊動輪(アイドラ)42と、トラックフレーム43とを主に有している。
車体2の両側部の各々には、駆動輪41とトラックフレーム43とが取り付けられている。トラックフレーム43の両側部の各々には、遊動輪42、複数のローラ装置(下転輪)20および複数の上転輪20aの各々が取り付けられている。駆動輪41は車体2の後端部に回転駆動可能に設けられており、遊動輪42はトラックフレーム43のたとえば前端部に回転可能に設けられている。複数のローラ装置(下転輪)20はトラックフレーム43の下面側に回転可能に設けられており、複数の上転輪20aはトラックフレーム43の上面側に回転可能に設けられている。
履帯装置10は、無端状(環状)に構成されており、駆動輪41および遊動輪42に巻きかけられている。また履帯装置10は駆動輪41と遊動輪42との間に配置された複数のローラ装置(下転輪)20および複数の上転輪20aにより支持されている。
履帯装置10は駆動輪41に噛み合わされており、この駆動輪41の回転駆動により回転駆動可能に構成されている。この履帯装置10の回転駆動時において、遊動輪42、複数のローラ装置(下転輪)20および複数の上転輪20aの各々は履帯装置10に当接して従動回転可能である。
図3を参照して、上記の履帯装置10は、履帯用リンク11と、ブシュ12と、連結用ピン13と、履板(シュープレート)14と、シール部材15とを主に有している。履帯装置10は、履板14が取り付けられた複数の履帯用リンク11が無端状に連結されることにより環状に構成されている。
1つの履帯装置10において、複数の履帯用リンク11が2列に配置されている。同じ列において互いに隣り合う一方および他方の履帯用リンク11は、一方の履帯用リンク11のブシュ孔16と他方の履帯用リンク11のピン孔17とが互いに連通するように配置されている。
円筒状のブシュ12は一方の履帯用リンク11のブシュ孔16内に圧入されている。連結用ピン13はブシュ12内に挿通され、かつ他方の履帯用リンク11のピン孔17に圧入されている。また他方の履帯用リンク11のピン孔17の大径部にはシール部材15が挿入されている。このようにして列方向に並んだ一方および他方の履帯用リンク11同士が連結されている。
また1つのブシュ12および連結用ピン13の一方端側に上記のように1列目の履帯用リンク11が設置され、かつ他方端側に2列目の履帯用リンク11が設置されることにより、一方の列と他方の列との各履帯用リンク11が互いに連結されている。この状態で、一方の履帯用リンク11の一方端部11Aが2列の履帯用リンク11の内側に配置され、かつ他方の履帯用リンク11の他方端部11Bが2列の履帯用リンク11の外側に配置されている。
このように各列の履帯用リンク11同士が連結されている。そして1つのブシュ12および連結用ピン13の一方端側に1列目の履帯用リンク11が設置され、他方端側に2列目の履帯用リンク11が設置されることにより、2列をなす複数の履帯用リンク11のそれぞれが互いに連結されている。
上記のローラ装置(下転輪)20は、履帯用リンク11の踏面50にローラシェル23を当接して転動可能に配置されている。以下、ローラ装置(下転輪)20の構成について詳しく説明する。
ローラ装置(下転輪)20は、シャフト21と、ブシュ22と、ローラシェル23と、リテーナ24と、弾性部材25と、軸受26Aと、スラスト受け26Bと、固定部材(ボルト)27と、Oリング28,29と、シール30とを有している。
シャフト21は回転軸21Aを有している。回転軸21Aはシャフト21の中心を通っている。回転軸21Aを回転中心としてブシュ22、ローラシェル23はシャフト21の回りを回動する。シャフト21は、シャフト21とブシュ22との間に潤滑油をストレージ・供給するための供給路21Bを有している。供給路21Bは回転軸21Aに沿って形成されており、シャフト21の一方の端面に開口部21B1を有している。また、供給路21Bは、シャフト21の外周面に連通する貫通孔21B2を有している。これにより、開口部21B1に注入された潤滑油は、供給路21Bから貫通孔21B2を通ってシャフト21とブシュ22との間の隙間に供給される。
さらに、シャフト21は供給路21Bの開口部21B1に装着可能な栓部材21Cを有している。開口部21B1から供給路21Bに潤滑油が注入された後に栓部材21Cが開口部21B1に装着される。また、シャフト21は、両端に配置されたシャフト小径部21Dと、シャフト小径部21Dよりも中央側に配置されたシャフト大径部21Eとを有している。シャフト大径部21Eの両端部には回転軸21Aに直交する面に環状の平坦な外周面があり、外周面を経由してシャフト小径部21Dが設けられている。シャフト大径部21Eは軸方向の両端部が円柱状で、その円柱状の部位の間に円柱状の部位より小さい径の部位がある。
ブシュ22は、回転軸21Aを中心にしてシャフト21に対して相対的に回転可能に、シャフト21の外周に嵌合されている。ブシュ22は、端面22Aに形成された複数の取付穴22Bを有している。また、ブシュ22は、両端に配置されたブシュ小径部22Cと、ブシュ小径部22Cよりも中央側に配置されたブシュ大径部22Dとを有している。ブシュ22の外周面にはブシュ小径部22Cとブシュ大径部22Dとの間に段差22Eが形成されている。段差22Eは回転軸21Aに直交する環状の平坦な面を有する。
ローラシェル23は円筒形状を有し、ブシュ22の外周に嵌合されている。具体的には、2つのローラシェル23は2つのブシュ小径部22Cの各々に外挿されている。ローラシェル23はブシュ22の外周面に取り外し可能に取り付けられている。ローラシェル23がブシュ22に取り付けられた状態でローラシェル23の一方端部は段差22Eに当接している。ローラシェル23は他方端部に凹部23Aを有している。ローラシェル23はブシュ22に隙間を有して外挿されていてもよい。ローラシェル23の一方端部の内周には後述のOリング29を配置するためのテーパ部が設けられている。
リテーナ24は、一対の扁平な環状部材である。一対のリテーナ24の相対する面が内周面24Aである。リテーナ24は内周面24Aのローラ装置20径方向内側に溝部24Bを有している。一対のリテーナ24は溝部24Bにおいてブシュ22両端にそれぞれ着脱可能に固定されている。リテーナ24はブシュ22に固定された状態で溝部24Bでない内周面24Aにおいてローラシェル23端面とそれぞれ回転軸21A方向に対向している。つまり、リテーナ24は、ブシュ22の端部に着脱可能に固定され、かつ径方向外側でローラシェル23の端部に嵌合する。また、リテーナ24は周方向に配置された複数の挿通孔24Cを有している。
弾性部材25は、ローラシェル23とリテーナ24とが回転軸21A方向に対向する領域においてローラシェル23とリテーナ24との間に配置されている。具体的には、弾性部材25は、ローラシェル23の凹部23A内において、ローラシェル23とリテーナ24とによって挟み込まれている。弾性部材25は、ローラシェル23およびリテーナ24の双方に当接可能な形状を有している。
弾性部材25は、ローラシェル23およびリテーナ24よりも弾性変形しやすい。弾性部材25は、ローラシェル23およびリテーナ24よりも高い摩擦係数を有している。弾性部材25はたとえばゴムで形成されている。ゴムとしては、NR(天然ゴム)、CR(クロロプレンゴム)、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、EPT(エチレンプロピレンゴム)、IIR(イソブチレンイソプレンゴム)、CSM(クロロスルホン化ポリエチレンゴム)、SBR(スチレンブタジエンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、SR(シリコーンゴム)、FR(フッ素ゴム)、UR(ウレタンゴム)などを用いることが可能である。
図3および図4を参照して、弾性部材25は、ブシュ22端面の周方向の全周に渡って形成されている。つまり、弾性部材25は環状に形成されている。また、弾性部材25は均一の厚さに形成されている。また、リテーナ24は弾性部材25を覆うように環状に形成されている。
シャフト21の外周面に軸受26Aが外挿されている。具体的には軸受26Aは、シャフト大径部21Eの外周面とブシュ22の内周面との間に配置されている。シャフト小径部21Dとシャフト大径部21Eとの間の端面にスラスト受け26Bが配置されている。
リテーナ24とローラシェル23との間に弾性部材25を挟んだ状態で複数の固定部材(ボルト)27によってリテーナ24がブシュ22に固定されている。固定部材27の軸力により弾性部材25を弾性変形させてローラシェル23を回転軸21A方向に付勢することにより、ローラシェル23はブシュ22に固定される。固定部材(ボルト)27はリテーナ24の挿通孔24Cを通ってブシュ22の取付穴22Bに取り付けられている。
Oリング28はブシュ22の外周面とリテーナ24の内周面24Aとの間に配置されている。具体的にはOリング28はリテーナ24の内周面24Aに形成された溝部24B内の回転軸21Aと平行な面に設けられた溝内に配置されている。また、Oリング29は、段差22Eとローラシェル23のテーパ部との間に配置されている。
図4および図5を参照して、ブシュ22およびリテーナ24の各々の内周側にシール30が配置されている。シール30はフローティングシールである。シール30は、回転側の第1のシール部材31と、固定側の第2のシール部材32とを有している。第1のシール部材31はブシュ22に取付けられている。具体的には、第1のシール部材31はブシュ22内周に挿入されている。第2のシール部材32は、第1のシール部材31に対して相対的に回転可能に構成されている。第2のシール部材32はシャフト21に取付けられている。具体的には、第2のシール部材32は、シャフト21外周に挿入されている。
第1のシール部材31は、第1のハウジング31Aと、第1のフローティングシール31Bと、第1の弾性リング31Cとを有している。第1のハウジング31Aは環状の部材で、その外周をブシュ22内周に圧入されて固定されている。第1のフローティングシール31Bは第1の弾性リング31Cを介して第1のハウジング31A内周に支持されている。
第2のシール部材32は、第2のハウジング32Aと、第2のフローティングシール32Bと、第2の弾性リング32Cとを有している。第2のハウジング32Aは環状の部材で、その内周をシャフト21外周に圧入されて固定されている。第2のフローティングシール32Bは第2の弾性リング32Cを介して第2のハウジング32A内周に支持されている。
第1の弾性リング31Cおよび第2の弾性リング32Cの弾性力によって第1のフローティングシール31Bと第2のフローティングシール32Bとが当接してシール状態に保持される。そして、回転側の第1のハウジング31Aが回転されたとき、第1のフローティングシール31Bと第2のフローティングシール32Bとがシール状態で摺動する。これにより、潤滑油の漏れを防止することができる。
第2のシール部材32の外周端は、リテーナ24の内周端よりも内周側に配置されている。具体的には、第2のハウジング32Aの外周端がリテーナ24の内周端よりも内周側に配置されている。つまり、第2のハウジング32Aの外周端はリテーナ24の内周端よりも回転軸21A側に配置されている。
シール30は、リテーナ24の最内周部分の内径以下の外径を有している。第2のハウジング32Aの外径は、リテーナ24の最内周部分の内径よりも小さい。したがって、第2のハウジング32Aの外周端は、リテーナ24の最内周部分の内周端に当接しない。また、第2のハウジング32Aの外径は、ブシュ22端面の外径(略、ローラシェル23の内径と同じ)より小さい。
リテーナ24は、シャフト21の回転軸21A方向における第1のシール部材31の第2のシール部材32側の端面31Dに当接している。具体的には、リテーナ24は、第1のハウジング31Aの第2のハウジング32Aと対向する端面31Dに当接している。これにより、第1のシール部材31はブシュ22によって固定されるとともにリテーナ24によっても固定されている。
本発明の一実施の形態のローラ装置20では、複数の固定部材(ボルト)27の螺着を解除することでリテーナ24をブシュ22から取り外した後、ブシュ22からローラシェル23を引き抜くことでローラシェル23をブシュ22から取り外すことが可能である。
次に、本発明の一実施の形態の作用効果について説明する。
本発明の一実施の形態のローラ装置20によれば、第2のシール部材32の外周端がリテーナ24の内周端よりも内側に配置されているため、リテーナ24をブシュ22から取り外す際に、シール30はリテーナ24に干渉しない。そして、ローラシェル23をブシュ22から取り外す際にもシール30はローラシェル23に干渉しない。このため、ローラシェル23をブシュ22から取り外す際にシール30をシャフト21から取り外す必要がない。したがって、シール30を分解してシャフト21から取り外さないため潤滑油が漏れない。よって、潤滑油を漏らさずにローラシェル23を交換することができる。
本発明の一実施の形態のローラ装置20によれば、第2のシール部材32の外周端がリテーナ24の内周端よりも内側に配置されているため、リテーナ24をブシュ22から取り外す際に、シール30はリテーナ24に干渉しない。そして、ローラシェル23をブシュ22から取り外す際にもシール30はローラシェル23に干渉しない。このため、ローラシェル23をブシュ22から取り外す際にシール30をシャフト21から取り外す必要がない。したがって、シール30を分解してシャフト21から取り外さないため潤滑油が漏れない。よって、潤滑油を漏らさずにローラシェル23を交換することができる。
また、本発明の一実施の形態のローラ装置20によれば、シャフト21の回転軸21A方向におけるリテーナ24に対してローラシェル23とは反対側の領域において、シール30はリテーナ24に干渉しない。これにより、シール30がリテーナ24に干渉することをさらに確実に防止することができる。
また、本発明の一実施の形態のローラ装置20によれば、第1のシール部材31をブシュ22に圧入して固定することができ、第2のシール部材32をシャフト21に圧入して固定することができる。
また、本発明の一実施の形態のローラ装置20によれば、リテーナ24は第1のシール部材31を支持することができる。したがって、リテーナ24でシール30を固定することができる。
また、本発明の一実施の形態のローラ装置20によれば、弾性部材25が弾性変形によりローラシェル23をブシュ22に固定する。これにより、リテーナ24をブシュ22から外すことにより、容易にブシュ22からローラシェル23を外すことができる。すなわち、ローラシェル23の交換を容易にできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 履帯式走行体、2 車体、3 ブレード、4 キャブ、5 エンジン室、6 フレーム、7 アングルシリンダ、8 昇降シリンダ、10 履帯装置、11 履帯用リンク、12,22 ブシュ、13 連結用ピン、14 履板、15 シール部材、16 ブシュ孔、17 ピン孔、20 ローラ装置、20a 上転輪、21 シャフト、21A 回転軸、21B 供給路、21C 栓部材、21D シャフト小径部、21E シャフト大径部、22A,31D 端面、22B 取付穴、22C ブシュ小径部、22D ブシュ大径部、22E 段差、23 ローラシェル、23A 凹部、24 リテーナ、24A 内周面、24B 溝部、24C 挿通孔、25 弾性部材、26A 軸受、26B スラスト受け、27 固定部材、28,29 Oリング、30 シール、31 第1のシール部材、31A 第1のハウジング、31B 第1のフローティングシール、31C 第1の弾性リング、32 第2のシール部材、32A 第2のハウジング、32B 第2のフローティングシール、32C 第2の弾性リング、41 駆動輪、42 遊動輪、43 トラックフレーム、50 履帯用リンクの踏面、100 ブルドーザ。
Claims (5)
- 回転軸を有するシャフトと、
前記回転軸を中心にして前記シャフトに対して相対的に回転可能に、前記シャフトの外周に嵌合されたブシュと、
円筒形状を有し、前記ブシュの外周に嵌合されたローラシェルと、
環状に形成され、前記ブシュの端部に着脱可能に固定され、かつ径方向外側で前記ローラシェルの端部に嵌合するリテーナと、
前記シャフトと前記ブシュとの間の隙間を封止するように前記シャフトの外周に配置されたシールとを備え、
前記シールは、前記ブシュに取付けられた第1のシール部材と、前記シャフトに取付けられた第2のシール部材とを含み、前記第1のシール部材は前記第2のシール部材に対して相対的に回転可能にされ、
前記第2のシール部材の外周端が前記リテーナの内周端よりも内側に配置されている、装軌式作業車両のためのローラ装置。 - 前記シールは、前記リテーナの最内周部分の内径より小さい外径を有している、請求項1に記載の装軌式作業車両のためのローラ装置。
- 前記第1のシール部材は前記ブシュ内周に圧入されており、前記第2のシール部材は前記シャフト外周に圧入されている、請求項1または2に記載の装軌式作業車両のためのローラ装置。
- 前記リテーナは、前記シャフトの前記回転軸方向における前記第1のシール部材の端面に当接している、請求項1~3のいずれか1項に記載の装軌式作業車両のためのローラ装置。
- 前記ローラシェルと前記リテーナとの間に挟まれ、弾性変形により前記ローラシェルを前記ブシュに固定する弾性部材、を更に備える請求項1に記載の装軌式作業車両のためのローラ装置。
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