JPH09249162A - 履 帯 - Google Patents

履 帯

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JPH09249162A
JPH09249162A JP8766996A JP8766996A JPH09249162A JP H09249162 A JPH09249162 A JP H09249162A JP 8766996 A JP8766996 A JP 8766996A JP 8766996 A JP8766996 A JP 8766996A JP H09249162 A JPH09249162 A JP H09249162A
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JP
Japan
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bush
connecting pin
outer link
link
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Application number
JP8766996A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nishimori
博幸 西森
Katsumi Miyaki
克己 宮木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに連結された各リンク部の間にスラスト
受部を突設することにより、各リンク部が互いに偏接触
するのを防止し、両者間で異音が生じるのを防止できる
ようにする。 【解決手段】 リンク本体32の一端側には外側リンク
部33を、他端側には内側リンク部35を設ける。ま
た、外側リンク部33のピン挿嵌穴33Cには連結ピン
13を、内側リンク部35のブッシュ挿嵌穴35Bには
ブッシュ36を圧入嵌合する。そして、外側リンク部3
3の連結ピン13を隣り合う内側リンク部35のブッシ
ュ36内に挿嵌し、外側リンク部33と内側リンク部3
5とを回動可能に連結する。また、外側リンク部33の
内側面33Aには、内側リンク部35に向けて環状凸部
34を突出形成し、外側リンク部33,内側リンク部3
5間にスラスト荷重が作用した場合でも、両者を離間さ
せた状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル,クレーン,ブルドーザ等の装軌式車両に用いて好適
な履帯に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の装軌式車両に
用いられる履帯は、長手方向両端側に外側リンク部と内
側リンク部とが設けられた複数個のトラックリンクを無
端状となるように互いに回動可能に連結することによっ
て構成されている。
【0003】ここで、この種の従来技術(以下、第1の
従来技術という)による履帯を図5ないし図9に基づい
て油圧ショベル等に適用した場合を例に挙げて説明す
る。
【0004】図中、1は油圧ショベルの下部走行体を示
し、該下部走行体1は、後述のトラックフレーム2、ス
プロケット3、アイドラ4および履帯7等から構成され
ている。
【0005】2は下部走行体1の骨組を構成するトラッ
クフレームを示し、該トラックフレーム2は、後述の上
部旋回体16を支持する中央のセンターフレーム2A
と、該センターフレーム2Aの左,右両側に設けられ、
前後方向に伸長した一対のサイドフレーム2B(片方の
み図示)とから構成されている。
【0006】3はサイドフレーム2Bの一端側に回動可
能に設けられ、外周側に複数個の歯部(図示せず)が形
成された駆動輪としてのスプロケットを示し、該スプロ
ケット3は、走行用油圧モータ(図示せず)によって回
転駆動されることにより、前記各歯部に係合した履帯7
を周回駆動するものである。
【0007】4はサイドフレーム2Bの他端側に設けら
れた遊動輪としてのアイドラを示し、該アイドラ4は履
帯7の周回動作に追従して回転しつつ、履帯張り機構
(図示せず)によって該履帯7に所定の張りを与えるよ
うになっている。
【0008】5,5はサイドフレーム2Bの中央寄り上
側に設けられた2個の上側ローラ、6,6,…はサイド
フレーム2Bの下側に位置し、スプロケット3とアイド
ラ4との間に複数個列設された下側ローラをそれぞれ示
し、該各ローラ5,6は、履帯7の周回動作時に該履帯
7を周回方向に案内するものである。
【0009】7はスプロケット3とアイドラ4とに亘っ
て巻装された履帯を示し、該履帯7は図7に示すよう
に、複数個のトラックリンク8,8,…を無端状となる
ように互いに回動可能に連結することによって構成され
ている。そして、履帯7は、各トラックリンク8の連結
部分に位置する後述のブッシュ14をスプロケット3の
前記各歯部に係合させつつアイドラ4との間に巻装さ
れ、この状態でスプロケット3が回転駆動されることに
より、履帯7は周回動作して下部走行体1を走行させる
ものである。
【0010】9,9は各トラックリンク8に設けられた
一対のリンク本体を示し、該各リンク本体9は図7に示
すように、履帯7の巻装方向(長手方向)に伸長しつ
つ、左,右に離間して配設され、該各リンク本体9の長
手方向一端側には外側リンク部10が形成され、長手方
向他端側には内側リンク部11が形成されている。
【0011】ここで、外側リンク部10は図8に示すよ
うに、外側面から内側面10Aへと板厚方向に穿設さ
れ、後述の連結ピン13が圧入嵌合されるピン挿嵌穴1
0Bと、該ピン挿嵌穴10Bと共に段付き穴をなすよう
に形成され、外側リンク部10の内側面10Aに開口
し、後述のシール部材15が装着されるシール装着穴1
0Cとを備えている。また、内側リンク部11には、外
側面11Aから内側面へと板厚方向に貫通し、ブッシュ
14が圧入嵌合されるブッシュ挿嵌穴11Bが、外側リ
ンク部10のシール装着穴10Cよりも僅かに小径に形
成されている。
【0012】そして、互いに隣り合うトラックリンク8
のリンク本体9では、一方の外側リンク部10と相手方
の内側リンク部11とが連結ピン13,ブッシュ14を
介して互いに回動可能に連結され、外側リンク部10の
内側面10Aと内側リンク部11の外側面11Aとはこ
の状態で、図8に示すように連結ピン13の軸方向に隙
間寸法Sをもって互いに離間している。
【0013】12は金属板からなるトラックシューを示
し、該トラックシュー12は図7に示すように、各リン
ク本体9の外側(履帯7の外周側)にボルトや溶接等の
手段を用いて一体的に固着されている。また、トラック
シュー12の外側面には図6に示す如く、幅方向に横断
するように板状の爪部12Aが一体形成され、トラック
シュー12の外側面を接地した状態で周回駆動される履
帯7が地面を容易に捕らえうるようになっている。
【0014】13は隣り合うリンク本体9,9間を互い
にピン結合した連結ピンを示し、該連結ピン13は強靭
性材料から円柱状に形成され、外側リンク部10のピン
挿嵌穴10B内に一体的に圧入嵌合されると共に、相手
方となる各リンク本体9の内側リンク部11に設けたブ
ッシュ14内に微小な隙間をもって挿入されている。そ
して、この隙間内にはグリースまたは機械油等の潤滑剤
が予め充填され、この潤滑剤を介して連結ピン13とブ
ッシュ14とは互いに円滑に相対回転(摺動)するよう
になっている。
【0015】14は内側リンク部11のブッシュ挿嵌穴
11B内に圧入嵌合されたブッシュを示し、該ブッシュ
14は、耐摩耗性や耐久性の高い金属材料により円筒状
に形成され、その長さ寸法は図6に示す如く、左,右の
内側リンク部11,11間の間隔よりも僅かに長くなっ
ている。そして、ブッシュ14の両端側はそれぞれ外側
リンク部10のシール装着穴10C内に隙間をもって挿
入されている。
【0016】15,15は外側リンク部10のシール装
着穴10C内に装着された環状のシール部材を示し、該
各シール部材15は弾性材料等から形成され、その内周
側は連結ピン13の外周に締代をもって摺接している。
そして、各シール部材15は外側リンク部10のシール
装着穴10C内で内側リンク部11側のブッシュ14端
面に弾性的に摺接することにより、該ブッシュ14と連
結ピン13との間に充填された潤滑剤が外部へ漏洩した
り、両者の間に外部から土砂等の異物が侵入したりする
のを防止している。
【0017】なお、16は下部走行体1上に旋回可能に
設けられた上部旋回体である。
【0018】第1の従来技術による油圧ショベルは上述
の如き構成を有するもので、上部旋回体16の機械室内
に収容された原動機で油圧ポンプ(いずれも図示せず)
を駆動し、該油圧ポンプから吐出される圧油を下部走行
体1の前記走行用油圧モータに給,排することでスプロ
ケット3を回転駆動し、該スプロケット3を介して履帯
7を周回駆動することにより走行できるようになってい
る。
【0019】これに対し第2の従来技術として、外側リ
ンク部10と内側リンク部11との間にスペーサを設け
る構成とした履帯が、例えば実開昭56−42485号
(実公昭63−8548公報)等によって知らされてい
る。
【0020】ここで、第2の従来技術による履帯を図9
に基づいて説明する。なお、第1の従来技術と同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
【0021】図中、21は外側リンク部10のシール装
着穴10C内に配設されたスペーサを示し、該スペーサ
21は一定の軸方向寸法を有する環状体として形成さ
れ、後述する連結ピン25の外周側に装着された状態
で、その両端側がシール装着穴10Cの底部側とブッシ
ュ14′の軸方向端面とに摺接し、外側リンク部10,
内側リンク部11間を隙間寸法Sをもって離間させてい
る。
【0022】22はスペーサ21の外周側に位置してシ
ール装着穴10C内に装着されたシールリングで、該シ
ールリング22は、例えばゴム等の弾性材料から断面略
コ字状に形成されたシール本体23と、該シール本体2
3の外周側に嵌合され該シール本体23を内周側に向け
て弾性変形させた状態に保持する負荷リング24とから
構成されている。
【0023】そして、シール本体23はこの状態で、外
フランジ部23Aがシール装着穴10Cの底部側に、内
フランジ部23Bがスペーサ21よりも外周側でブッシ
ュ14の軸方向端面に弾性的に当接し、これにより連結
ピン25とブッシュ14′との間に異物が侵入したり、
連結ピン25から供給される潤滑剤が外部に漏洩したり
するのを防止している。
【0024】25は内部に潤滑剤が封入された有底円筒
状の連結ピンを示し、該連結ピン25は連結ピン13と
ほぼ同様に形成されているものの、該連結ピン25の内
部には、一端側が閉塞され他端側が連結ピン25の端面
に開口する開口部(図示せず)となり軸方向に伸長する
大径の油通穴25Aと、該油通穴25Aから連結ピン2
5の外周面へと径方向に貫通する油通孔25Bとが形成
されている。
【0025】また、連結ピン25は油通穴25A内に潤
滑剤が封入された状態で、前記開口部が柱体(図示せ
ず)等により封印され、これにより連結ピン25はブッ
シュ14′との間や、ブッシュ14′とスペーサ21と
の間に、油通孔25Bを介して内部の潤滑剤を供給する
ようになっている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来技術では、例えば油圧ショベルが凹凸のある不
整地等を走行するときに、履帯7には前,後のトラック
リンク8,8を捩る方向や横滑りさせる方向の力が作用
し、連結ピン13をブッシュ14に対して相対的に傾斜
させたり、ブッシュ14を連結ピン13に対して軸方向
に相対変位させたりするような外力(スラスト荷重)が
かかる場合がある。
【0027】そして、例えば連結ピン13に対してブッ
シュ14を図8中の矢示A方向に相対変位させるような
外力が作用した場合には、シール部材15がブッシュ1
4の端面により外側リンク部10に向けて押圧され、シ
ール装着穴10C内で軸方向に圧縮されるように弾性変
形するから、内側リンク部11がブッシュ14と共に外
側リンク部10に向けて矢示A方向に相対変位する。
【0028】これにより、内側リンク部11の外側面1
1Aと外側リンク部10の内側面10Aとが偏接触する
から、両者がこの状態で摺動すると、両者間の摩擦接触
により異音を発し、騒音が大きくなりオペレータや周辺
作業者等に不快感を与える原因になるという問題があ
る。
【0029】これに対し、上述した第2の従来技術で
は、スペーサ21を外側リンク部10のシール装着穴1
0Cと内側リンク部11のブッシュ14との間に挟むよ
うに配設することにより、外側リンク部10と内側リン
ク11とを常に隙間寸法Sをもって対向させ、これによ
って両者の偏接触を一応は防止することができる。
【0030】また、小さな面積でスラスト荷重を受承す
るスペーサ21とブッシュ14とが摩耗するのを防ぐた
め、両者の摺動部には連結ピン25内に封入した潤滑剤
を供給させ、さらにこの潤滑剤がスペーサ21よりも外
部に漏洩するのを防ぐため、負荷リング24を備えたシ
ールリング22によって防止する構成としている。
【0031】しかし、連結ピン25は各トラックリンク
8を連結した状態で、作業中に車両重量と作業反力とを
受ける上に、中空構造であるため応力集中が発生しやす
く、十分な耐久性,信頼性等を得るためには、第1の従
来技術で述べた連結ピン13よりも強靭な材料によって
形成する必要があり、さらにこのような強靭性材料に油
通穴25Aや油通孔25Bを形成するには多大な加工工
数が必要になる。
【0032】また、スペーサ21は早期に摩耗すると、
スラスト荷重が作用したときに負荷リング24およびシ
ールリング22に必要以上の変形が生じてしまい、封入
されている潤滑剤が漏洩しやすくなるため、強靭な耐摩
耗性を要求される材料を用いる必要がある。さらに、ス
ペーサ21およびブッシュ14′の端面は摺接するた
め、面精度が要求され加工工数が上昇する。これによ
り、第1の従来技術に比較して、作業工数および製造コ
ストが上昇するという問題がある。
【0033】本発明は上述した従来技術の問題を鑑みな
されたもので、互いに連結された外側リンク部と内側リ
ンク部とが偏接触するのを効果的に防止でき、両者間で
異音が生じるのを抑えることができると共に、製造時の
工数を減らし作業性を向上できるようにした履帯を提供
することを目的としている。
【0034】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、一対の内側リンク部間を筒状のブッシ
ュで連結し、該ブッシュ内に連結ピンを挿入して設け、
該連結ピンの両端側に一対の外側リンク部を連結するこ
とにより、前記各内側リンク部と各外側リンク部とから
無端状に形成され、装軌式車両の駆動輪と遊動輪との間
に巻装される履帯に適用される。
【0035】そして、請求項1に記載の発明では、前記
外側リンク部と内側リンク部のうち少なくとも一方のリ
ンク部に、他方のリンク部に向け前記連結ピンの軸方向
に突出し、前記外側リンク部と内側リンク部との間でス
ラスト荷重を受承する環状のスラスト受部を形成したこ
とを特徴としている。
【0036】このように構成することにより、外側リン
ク部と内側リンク部との間にスラスト荷重が作用した場
合には、これをスラスト受部で受承できるから、外側リ
ンク部と内側リンク部とを互いに離間した状態に保持で
き、両者の端面が互いに面接触するのを防止できる。
【0037】また、請求項2に記載の発明では、前記ス
ラスト受部は、前記ブッシュを外周側から取囲むよう
に、前記外側リンク部と内側リンク部の少なくともいず
れか一方に突出形成した環状凸部により形成してなる構
成としている。
【0038】この結果、外側リンク部と内側リンク部と
の間にスラスト荷重が作用した場合には、互いに当接し
ようとする外側リンク部と内側リンク部との間で、一方
のリンク部に突出形成した環状凸部が他方のリンク部に
当接するから、該環状凸部により外側リンク部と内側リ
ンク部とを互いに離間した状態に保持できる。
【0039】一方、請求項3に記載の発明では、前記ブ
ッシュの両端側に、前記外側リンク部に当接する環状の
スラスト受部を設けたことを特徴としている。
【0040】これにより、外側リンク部と内側リンク部
とが互いに当接しようとした場合には、ブッシュのスラ
スト受部が外側リンク部の端面に当接するから、外側リ
ンク部と内側リンク部とを互いに離間した状態に保持で
き、両者はスラスト受部を介してスラスト荷重を受承し
つつ、互いに偏接触することなく回動できる。
【0041】さらに、請求項4に記載の発明では、前記
外側リンク部に、前記連結ピンが嵌合されるピン挿嵌穴
と、該ピン挿嵌穴の外周側に位置して前記内側リンク部
側で開口するように形成され前記連結ピンとの間にシー
ル部材が装着されるシール装着穴とを設け、前記ブッシ
ュは該シール装着穴よりも外径の大なる筒状体として形
成し、かつ該ブッシュの軸方向端部には、前記外側リン
ク部のシール装着穴内に挿入され該シール装着穴内で前
記シール部材を軸方向に押圧する小径筒部を一体に設
け、該小径筒部の基端側に前記外側リンク部に対するス
ラスト受部を形成してなる構成としている。
【0042】この結果、内側リンク部に設けたブッシュ
の小径筒部により外側リンク部のシール装着穴内に装着
されたシール部材を軸方向に押圧できると共に、外側リ
ンク部と内側リンク部との間にスラスト荷重が作用した
場合には、小径筒部の基端側でスラスト受部が外側リン
ク部に当接してスラスト荷重を受承でき、外側リンク部
と内側リンク部とは、連結ピンとブッシュとの間をシー
ル部材によりシールされた状態で、互いに偏接触するこ
となく回動できる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。なお、実施例では従来技
術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0044】ここで、図1は本発明による第1の実施例
を示している。
【0045】図中、31は本実施例による履帯を構成す
るトラックリンクを示し、該トラックリンク31は従来
技術のトラックリンク8とほぼ同様に、長手方向両端側
に後述の外側リンク部33および内側リンク部35が設
けられたリンク本体32と、該リンク本体32にボルト
等を介して一体的に固着されたトラックシュー(いずれ
も図示せず)とから大略構成されている。そして、リン
ク本体32の外側リンク部33は、連結ピン13および
後述のブッシュ36を介して隣り合うリンク本体32の
内側リンク部35に回動可能に連結されている。
【0046】33はリンク本体32の一端側に形成され
た外側リンク部を示し、該外側リンク部33は従来技術
とほぼ同様に、外側面から内側面33Aへと板厚方向に
穿設されたピン挿嵌穴33Bと、該ピン挿嵌穴33Bと
共に段付き穴をなすように形成され、該ピン挿嵌穴33
Bの外周側に位置して外側リンク部33の内側面33A
に開口するシール装着穴33Cとを備え、ピン挿嵌穴3
3B内には連結ピン13が圧入嵌合されている。
【0047】しかし、本実施例では、ピン挿嵌穴33B
とシール装着穴33Cの外周側に位置して内側面33A
に環状凸部34が設けられ、該環状凸部34はブッシュ
36を外周側から取囲むように、内側リンク部35の外
側面35Aに向け突出寸法S1 をもって環状に突出形成
され、外側リンク部33,内側リンク部35間でスラス
ト荷重を受承するスラスト受部を構成している。
【0048】ここで、環状凸部34の突出端側は、外側
リンク部33と内側リンク部35とが連結された状態
で、該内側リンク部35の外側面35Aに微小な隙間を
もって対向している。そして、外側リンク部33と内側
リンク部35との間にスラスト荷重が軸方向に作用した
場合には、該環状凸部34が内側リンク部35に当接
し、これにより外側リンク部33の内側面33Aと内側
リンク部35の外側面35Aとは、環状凸部34の突出
寸法S1 分だけ離間した状態に保持される。
【0049】35はリンク本体32の他端側に形成され
た内側リンク部を示し、該内側リンク部は従来技術とほ
ぼ同様に、外側面35Aから内側面へと板厚方向に貫通
し、ブッシュ36が圧入嵌合されるブッシュ挿嵌穴35
Bが、外側リンク部33のシール装着穴33Cよりも僅
かに小径に形成されている。
【0050】36は従来技術と同様のブッシュを示し、
該ブッシュ36は内側リンク部35のブッシュ挿嵌穴3
5B内に圧入嵌合され、内周側に連結ピン13が回動可
能に挿通されている。また、ブッシュ36はこの状態
で、軸方向端部が外側リンク部33のシール装着穴33
C内に挿入され、シールリング37を押圧するシール押
圧部36Aとなっている。
【0051】37は外側リンク部33のシール装着穴3
3C内に装着された本実施例によるシールリングを示
し、該シールリング37は例えばゴム、ポリウレタンゴ
ム等の弾性材料からなり、シール装着穴33Cの底部側
とブッシュ36の端面側との離間寸法Lよりも大きな幅
寸法を有する断面略「へ」の字状に形成され、シール装
着穴33Cの底部側に当接する外側リップ部37Aと、
ブッシュ36の端面側に当接する内側リップ部37Bと
から構成されている。
【0052】そして、シールリング37はシール装着穴
33C内でブッシュ36のシール押圧部36Aにより軸
方向に押圧され、圧縮されるように弾性変形した状態
で、シール装着穴33Cとブッシュ36の端面とに弾性
的に当接している。これにより、シールリング37は連
結ピン13,ブッシュ36間に充填された潤滑剤が外部
へ漏洩したり、両者間に外部から土砂等の異物が侵入し
たりするのを防止している。
【0053】本実施例による履帯は上述の如き構成を有
するもので、その基本的な動作については従来技術によ
るものと格別差異はない。
【0054】然るに、本実施例では、外側リンク部33
の内側面33Aに突出寸法S1 を有する環状凸部34を
スラスト受部として突出形成したから、外側リンク部3
3と内側リンク部35との間にスラスト荷重が作用した
場合には、該環状凸部34を内側リンク部35の外側面
35Aに部分的に当接させることにより、外側リンク部
33の内側面33Aと内側リンク部35の外側面35A
とを突出寸法S1 分だけ離間した状態に保持することが
できる。
【0055】即ち、外側リンク部33と内側リンク部3
5とが連結ピン13の軸方向でスラスト荷重を受けつ
つ、互いに相対回動するような場合でも、環状凸部34
が外側リンク部33と内側リンク部35との間でスラス
ト荷重を受承しつつ、内側リンク部35の外側面35A
に摺接し続けるから、外側リンク部33と内側リンク部
35とは、偏接触することなく互いに円滑に摺動するこ
とができる。
【0056】従って、外側リンク部33と内側リンク部
35とが偏接触して異音が発生するのを確実に抑制で
き、当該履帯の駆動時の騒音を長期間に亘って大幅に低
減できると共に、外側リンク部33と内側リンク部35
とが偏摩耗して寿命が低下するのを防止でき、当該履帯
を用いた油圧ショベルの運転性等を確実に向上させるこ
とができる。
【0057】また、環状凸部34を外側リンク部33に
突出形成する構成としたから、例えばスペーサ等のスラ
スト荷重用部品を用いるために連結ピンを中空構造にし
て内部に潤滑剤を封入したり、従来技術に対して構成部
品,加工工程等の大幅な変更を行ったりして部品の加
工,管理工数等を大幅に増大させることなく、環状凸部
34によりスラスト受部を比較的簡単に形成することが
できる。
【0058】一方、ブッシュ36のシール押圧部36A
によりシールリング37を軸方向に押圧し、外側リンク
部33のシール装着穴33C内で圧縮変形させる構成と
したから、外側リンク部33と内側リンク部35とが環
状凸部34により離間された状態でも、シールリング3
7をシール装着穴33Cとブッシュ36の端面とに安定
した当接状態で弾性的に当接させることができ、該シー
ルリング37により連結ピン13とブッシュ36との間
を確実にシールすることができる。
【0059】次に、図2は本発明による第2の実施例を
示し、本実施例では、前記第1の実施例と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。しかし、本実施例の特徴は、スラスト受部としての
環状凸部41を、第1の実施例で外側リンク部33に形
成した環状凸部34に替えて内側リンク部35に形成し
たことにある。
【0060】ここで、環状凸部41は、ブッシュ挿嵌穴
35Bの外周側に位置して内側リンク部35の外側面3
5Aに形成され、外側リンク部33の内側面33Aに向
け突出寸法S1 をもって環状に突出されている。そし
て、環状凸部41は外側リンク部35の内側面35Aに
部分的に当接すると共に、外側リンク部33の内側面3
3Aと内側リンク部35の外側面35Aとはこの状態
で、環状凸部41の突出寸法S1 分だけ離間した状態に
保持されている。
【0061】かくして、このように構成される本実施例
でも、第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることが
できる。
【0062】次に、図3は本発明による第3の実施例を
示し、本実施例では、第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、スラスト受部としての環状凸
部51,52を、外側リンク部33と内側リンク部35
とに互いに対向させるように形成したことにある。
【0063】ここで、環状凸部51は第1の実施例とほ
ぼ同様に、外側リンク部33の内側面33Aに突出形成
され、環状凸部52は前記第2の実施例とほぼ同様に、
内側リンク部35の外側面35Aに突出形成されてい
る。
【0064】しかし、本実施例では、環状凸部51,5
2の突出寸法の和が第1,第2の実施例の突出寸法S1
と等しくなるように形成され、これにより環状凸部5
1,52が微小な隙間をもって互いに対向した状態で、
外側リンク部33の内側面33Aと内側リンク部35の
外側面35Aとは突出寸法S1 分だけ離間した状態に保
持されている。
【0065】かくして、このように構成される本実施例
でも、第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることが
できるが、特に本実施例では、外側リンク部33,内側
リンク部35に突出形成した環状凸部51,52を互い
に当接させる構成としたから、外側リンク部33,内側
リンク部35がスラスト荷重を受けつつ互いに相対回動
する場合でも、内側面33A,外側面35A等が直接摩
耗するのを防止でき、外側リンク部33と内側リンク部
35とは長期間に亘って円滑に相対回動することができ
る。
【0066】次に、図4は本発明による第4の実施例を
示し、本実施例の特徴は、スラスト受部をブッシュの軸
方向端部に形成したことにある。なお、本実施例では、
前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0067】図中、61は内側リンク部を示し、該内側
リンク部61は第1の実施例とほぼ同様に、外側面61
Aおよびブッシュ挿嵌穴61Bを有しているものの、本
実施例では、ブッシュ挿嵌穴61Bが第1の実施例より
も大径に形成されている。
【0068】62は本実施例によるブッシュを示し、該
ブッシュ62は、外側リンク部33のシール装着穴33
Cよりも大きな外径をもって筒状に形成されたブッシュ
本体63と、該ブッシュ本体63の軸方向端部に位置し
てシール装着穴33Cよりも僅かに小さな外径を有する
ように軸方向に突出形成された小径筒部64とから構成
されている。
【0069】また、ブッシュ本体63の軸方向端部に
は、小径筒部64の基端側に位置して段付き環状の環状
段部65がスラスト受部として形成され、ブッシュ本体
63は環状段部65が内側リンク部61の外側面61A
から外側リンク部33に向け突出寸法S2 をもって突出
した状態で、ブッシュ挿嵌穴61B内に圧入嵌合されて
いる。そして、外側リンク部33と内側リンク部61と
が連結された状態では、ブッシュ本体63の環状段部6
5が外側リンク部33の内側面33Aに微小な隙間をも
って対向すると共に、小径筒部64はこの状態で、外側
リンク部33のシール装着穴33C内に挿入され、シー
ルリング37を軸方向に押圧(圧縮)している。
【0070】これにより、シールリング37はシール装
着穴33C内でブッシュ62の小径筒部64端面とに弾
性的に当接し、連結ピン13とブッシュ62との間をシ
ールしている。また、外側リンク部33と内側リンク部
61との間にスラスト荷重が作用した場合には、内側リ
ンク部61側の環状段部65がシール装着穴33Cより
も外周側で外側リンク部33に当接し、外側リンク部3
3の内側面33Aと内側リンク部61の外側面61Aと
はこの状態で、環状段部65の突出寸法S2 分だけ離間
した状態に保持されている。
【0071】かくして、上記の如く構成された本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、スラスト受部を環状
段部65としてブッシュ62の端部外周側に形成する構
成としたから、外側リンク部33,内側リンク部35を
軸方向に切削加工する必要がなく、ブッシュ62の端部
外周側を径方向に縮径させる切削加工等により、環状段
部65を簡単な加工作業で形成することができる。
【0072】特に、環状段部65を切削加工により形成
する場合には、この加工作業を行う軸方向寸法(小径筒
部64の突出寸法)を変更するだけで、外側リンク部3
3,内側リンク部61間の離間寸法(突出寸法S2 )を
容易に調整できる。
【0073】なお、前記第1の実施例では、リンク本体
32の一端側に外側リンク部33を、他端側に内側リン
ク部35をそれぞれ設け、外側リンク部33の間に相手
方の内側リンク部35を挟むように配置し、これらを連
結ピン13を介して連結することにより履帯を構成した
が、本発明はこれに限らず、例えば両端側に外側リンク
部を設けたリンク本体と、両端側に内側リンク部を設け
た他のリンク本体とを交互に配置し、連結ピンを介して
連結することにより履帯を構成してもよい。
【0074】また、前記各実施例においては、装軌式車
両として油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば油圧クレーン,ブルドーザ等の
他の装軌式車両に適用してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、外側リンク部,内側リンク部のうち少なく
とも一方のリンク部に、他方のリンク部に向けて突出す
るスラスト受部を形成したから、外側リンク部と内側リ
ンク部とが両者間にスラスト荷重を受けつつ互いに回動
された場合でも、スラスト受部が両者間でスラスト荷重
を受承しつつ相手方のリンク部と摺動でき、外側リンク
部と内側リンク部とを偏接触することなく互いに円滑に
摺動させることができる。また、外側リンク部,内側リ
ンク部間にスラスト受部を突出形成することにより、簡
単な加工作業のみで外側リンク部と内側リンク部との偏
接触(摩耗)を容易に防止でき、両者間で異音を発する
のを確実に抑制できると共に、履帯駆動時の騒音等を長
期間に亘って大幅に低減することができる。
【0076】また、請求項2に記載の発明によれば、ス
ラスト受部を外側リンク部,内側リンク部間に突出形成
した環状凸部により形成したから、外側リンク部,内側
リンク部間にスラスト荷重が作用した場合には、両者の
うち一方のリンク部に突出形成した該環状凸部を他方の
リンク部に確実に当接でき、外側リンク部と内側リンク
部とが偏接触するのを確実に防止することができる。
【0077】一方、請求項3に記載の発明によれば、内
側リンク部側のブッシュにスラスト受部を設ける構成と
したから、外側リンク部と内側リンク部とが互いに当接
しようとした場合には、ブッシュのスラスト受部を外側
リンク部の内側端面に当接でき、外側リンク部の内側端
面と内側リンク部の外側端面とを互いに離間した状態に
保持することができる。従って、外側リンク部と内側リ
ンク部とは互いに偏接触することなく円滑に相対回動で
き、両者が偏摩耗したり、異音を発したりするのを確実
に防止することができる。
【0078】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
内側リンク部のブッシュを外側リンク部のシール装着穴
よりも外径の大なる筒状体として形成し、該ブッシュの
軸方向端部にはシール装着穴内でシール部材を押圧する
小径筒部を形成すると共に、該小径筒部の基端側にはス
ラスト受部を形成する構成としたから、ブッシュの小径
筒部によりシール装着穴内で押圧されたシール部材によ
って連結ピンとブッシュとの間を確実にシールできると
共に、外側リンク部と内側リンク部との間にスラスト荷
重が作用した場合には、ブッシュのスラスト受部を外側
リンク部に確実に当接でき、外側リンク部と内側リンク
部とを互いに偏接触することなく円滑に相対回動させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による履帯の外側リンク
部と内側リンク部との対向面の近傍を拡大して示す図8
と同様の要部断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例による履帯の要部を拡大
して示す図1と同様の要部断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例による履帯の要部を拡大
して示す図1と同様の要部断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例による履帯の要部を拡大
して示す図1と同様の要部断面図である。
【図5】第1の従来技術による履帯を備えた油圧ショベ
ルを示す全体図である。
【図6】トラックリンク間の連結部を拡大して示す図5
中の矢示VI−VI方向断面図である。
【図7】各リンク本体間の連結部を拡大して示す図6中
の矢示VII − VII方向断面図である。
【図8】図6中の外側リンク部と内側リンク部との対向
面の近傍を拡大して示す要部断面図である。
【図9】第2の従来技術による履帯の外側リンク部と内
側リンク部との対向面の近傍を拡大して示す図8と同様
の要部断面図である。
【符号の説明】
3 スプロケット(駆動輪) 4 アイドラ(遊動輪) 13 連結ピン 31 トラックリンク 32 リンク本体 33 外側リンク部 33B ピン挿嵌穴 33C シール装着穴 34,41,51,52 環状凸部(スラスト受部) 35,61 内側リンク部 35B,61B ブッシュ挿嵌穴 36,62 ブッシュ 37 シールリング(シール部材) 64 小径筒部 65 環状段部(スラスト受部) S1 ,S2 突出寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の内側リンク部間を筒状のブッシュ
    で連結し、該ブッシュ内に連結ピンを挿入して設け、該
    連結ピンの両端側に一対の外側リンク部を連結すること
    により、前記各内側リンク部と各外側リンク部とから無
    端状に形成され、装軌式車両の駆動輪と遊動輪との間に
    巻装される履帯において、前記外側リンク部と内側リン
    ク部のうち少なくとも一方のリンク部には、他方のリン
    ク部に向け前記連結ピンの軸方向に突出し、前記外側リ
    ンク部と内側リンク部との間でスラスト荷重を受承する
    環状のスラスト受部を形成したことを特徴とする履帯。
  2. 【請求項2】 前記スラスト受部は、前記ブッシュを外
    周側から取囲むように、前記外側リンク部と内側リンク
    部の少なくともいずれか一方に突出形成した環状凸部に
    より形成してなる請求項1に記載の履帯。
  3. 【請求項3】 一対の内側リンク部間を筒状のブッシュ
    で連結し、該ブッシュ内に連結ピンを挿入して設け、該
    連結ピンの両端側に一対の外側リンク部を連結すること
    により、前記各内側リンク部と各外側リンク部とから無
    端状に形成され、装軌式車両の駆動輪と遊動輪との間に
    巻装される履帯において、前記ブッシュの両端側には、
    前記外側リンク部に当接する環状のスラスト受部を設け
    たことを特徴とする履帯。
  4. 【請求項4】 前記外側リンク部には、前記連結ピンが
    嵌合されるピン挿嵌穴と、該ピン挿嵌穴の外周側に位置
    して前記内側リンク部側で開口するように形成され前記
    連結ピンとの間にシール部材が装着されるシール装着穴
    とを設け、前記ブッシュは該シール装着穴よりも外径の
    大なる筒状体として形成し、かつ該ブッシュの軸方向端
    部には、前記外側リンク部のシール装着穴内に挿入され
    該シール装着穴内で前記シール部材を軸方向に押圧する
    小径筒部を一体に設け、該小径筒部の基端側に前記外側
    リンク部に対するスラスト受部を形成してなる請求項3
    に記載の履帯。
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