JP2002225757A - 履 帯 - Google Patents

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JP2002225757A
JP2002225757A JP2001022278A JP2001022278A JP2002225757A JP 2002225757 A JP2002225757 A JP 2002225757A JP 2001022278 A JP2001022278 A JP 2001022278A JP 2001022278 A JP2001022278 A JP 2001022278A JP 2002225757 A JP2002225757 A JP 2002225757A
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bush
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gel
annular
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JP2001022278A
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Shunsuke Shimakura
俊輔 島倉
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール装置の耐久性、寿命等を高め、連結ピ
ンとブッシュとの間のシール性能を長期に亘って良好に
保つようにする。 【解決手段】 履帯11を構成する外側リンク部13の
シール装着穴16内には内側端面16Aとブッシュ17
の端面17Aとの間に位置して環状のゲル状シール22
を配置する。また、ゲル状シール22にはシールガード
23,24を嵌合して設ける。そして、シールガード2
3,24のうちシールガード23はシール装着穴16の
内側端面16Aに当接させ、シールガード24はブッシ
ュ17の端面17Aに当接させる。これにより、トラッ
クリンク12にスラスト荷重が作用したときには、シー
ルガード23,24同士を互いに当接させて両者間でス
ラスト荷重を受承し、スラスト荷重がゲル状シール22
に直接伝わるのを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の装軌式車両に用いて好適な履帯に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の装軌式車両に
用いられる履帯は、長手方向一側に外側リンク部が形成
されると共に長手方向他側に内側リンク部が形成され、
互いに無端状に連結される左,右のトラックリンクと、
前記各トラックリンクの内側リンク部間に設けられ、
左,右方向の両端側が前記外側リンク部と対向して配置
されたブッシュと、前記ブッシュ内に挿入して設けら
れ、左,右方向の両端側が前記外側リンク部に嵌合して
連結された連結ピンとを備えている。
【0003】この種の従来技術による履帯は遊動輪と駆
動輪との間に巻回して設けられ、駆動輪を走行用の油圧
モータ等によって回転駆動することにより、履帯を遊動
輪と駆動輪との間で周回動作させ、車両を前,後方向等
に走行させる。
【0004】また、この従来技術にあっては、通常、ト
ラックリンクを構成する外側リンク部の内側面とブッシ
ュの端面との間に、シール装置としての環状のゴムシー
ルを圧縮した状態で設けている(実開昭48−2753
5号公報、実開昭49−113342号公報等)。
【0005】そして、この従来技術によるゴムシール
は、ブッシュと連結ピンとの間に土砂等が侵入するのを
防止すると共に、ブッシュと連結ピンとの間に充填した
グリース等の潤滑剤が外部に漏洩するのを阻止するもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるゴムシールは、装軌式車両の使用時間等に
基づいてその耐久性が設定されており、通常、ゴムシー
ルの耐久性は、作業現場での装軌式車両の走行時間の実
績を考慮して設定されている。
【0007】ところが、近年、装軌式車両は、盗難防止
のために作業現場から管理可能な場所に移動させること
が必要になってきた。この場合、装軌式車両をトラック
で移送するには、その段取り作業が面倒であるので、装
軌式車両自体を自走させて、この装軌式車両を目的とす
る場所に移動させることが行われており、その結果、装
軌式車両の走行時間が長くなる傾向にある。
【0008】ここで、装軌式車両の走行時に履帯が駆動
輪、遊動輪に巻込まれるときには、連結ピンが設けられ
た外側リンク部とブッシュが設けられた内側リンク部と
は、例えば約40度の角度範囲内で相対的に回動するの
で、装軌式車両の走行時において、ゴムシールは、外側
リンク部の内側面とブッシュの端面とに常時相対的に回
動して擦れることになる。
【0009】このため、装軌式車両の走行頻度が高くな
ったり、走行時間が長くなると、ゴムシールは、外側リ
ンク部とブッシュに長時間に亘って擦れることにより早
期に摩耗してしまい、シール性能が短期間で低下してし
まう。また、ゴムシールには、外側リンク部とブッシュ
との間で左,右方向のスラスト荷重が繰返し加えられる
ため、このようなスラスト荷重によってもゴムシールの
耐久性が低下する。
【0010】この結果、ブッシュと連結ピンとの間に土
砂等が侵入したり、ブッシュと連結ピンとの間に充填し
たグリースが漏洩することにより、履帯の寿命が低下し
てしまうという問題がある。
【0011】これに対し、他の従来技術には、外側リン
ク部に設けたシール装着穴に取付けられた外側の金属環
と、ブッシュの外周面に取付けられた内側の金属環と、
各金属環の間に設けられた多層の薄膜ゴムとを備えたシ
ール装置が開示されている(実開平3−29766号公
報等)。
【0012】そして、この他の従来技術によるシール装
置は、履帯が駆動輪等に巻込まれ、外側リンク部と内側
リンク部とが相対回動したときに、外側リンク部と一体
となった外側の金属環とブッシュと一体となった内側の
金属環との間で薄膜ゴムが変形することにより、外側リ
ンク部とブッシュとの間をシールする構成となってい
る。
【0013】しかし、この従来技術では、シール装置の
取付時に、外側の金属環を外側リンク部のシール装着穴
に圧入して取付ける作業と、内側の金属環をブッシュの
外周面に圧入して取付ける作業とを略同時に行う必要が
あり、シール装置の取付作業が難しいという問題があ
る。
【0014】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされたもので、本発明の目的は、シール装置の耐久
性、寿命等を高め、連結ピンとブッシュとの間のシール
性能を長期に亘って良好に保つことができると共に、シ
ール装置の取付作業を簡単に行えるようにした履帯を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による履帯は、長手方向一側に外側リン
ク部が形成されると共に長手方向他側に内側リンク部が
形成され、互いに無端状に連結される左,右のトラック
リンクと、前記各トラックリンクの内側リンク部間に設
けられ、左,右方向の両端側が前記外側リンク部と対向
して配置されたブッシュと、前記ブッシュ内に挿入して
設けられ、左,右方向の両端側が前記外側リンク部に嵌
合して連結された連結ピンと、前記各トラックリンクの
外側リンク部とブッシュとの間に位置して前記連結ピン
の外周側に設けられたシール装置とにより構成してい
る。
【0016】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記シール装置は、前記外側リンク部の内側面
とブッシュの端面との間に位置して前記連結ピンの外周
側に設けられゲル状物質を環状に成形してなるゲル状シ
ールと、前記外側リンク部とブッシュとの間で左,右方
向のスラスト荷重を受承することにより前記ゲル状シー
ルをガードするガード手段とにより構成したことにあ
る。
【0017】このように構成したことにより、履帯の周
回動作時にトラックリンクの外側リンク部と内側リンク
部とが相対回動したときには、ゲル状シールは、外側リ
ンク部の内側面とブッシュの端面との間で周方向に捩れ
るように変形し、この状態で両者の間をシールすること
ができる。
【0018】また、トラックリンクにスラスト荷重が作
用したときには、このスラスト荷重を外側リンク部とブ
ッシュとの間でガード手段により受承でき、スラスト荷
重がゲル状シールに直接伝わるのを防止し、このゲル状
シールをスラスト荷重から保護することができる。
【0019】また、請求項2の発明は、ガード手段は、
外側リンク部の内側面とゲル状シールとの間に配設され
たリンク側の環状部材と、ブッシュの端面とゲル状シー
ルとの間に配設されたブッシュ側の環状部材とにより構
成し、これらの各環状部材は左,右方向で互いに対向す
る端面を当接,離間可能な当接面として形成する構成と
している。
【0020】このように構成したことにより、トラック
リンクにスラスト荷重が作用したときには、各環状部材
の当接面同士が互いに当接することにより、スラスト荷
重がゲル状シールに直接伝わるのを防止することができ
る。そして、このときには各環状部材のうちリンク側の
環状部材が外側リンク部の内側面に当接し、ブッシュ側
の環状部材がブッシュの端面に当接することにより、外
側リンク部の内側面とブッシュの端面との間を各環状部
材によりシールすることができる。
【0021】また、請求項3の発明は、環状部材は内部
にゲル状シールを収容するため横断面が略コ字状をなす
環状体として形成している。これにより、ゲル状シール
を略コ字状の横断面形状をなす環状部材内に容易に嵌合
して取付けることができる。
【0022】さらに、請求項4の発明は、各環状部材の
当接面は、連結ピンの径方向に延びる環状面として形成
している。このように構成したことにより、トラックリ
ンクにスラスト荷重が作用したときには、環状面からな
る環状部材の当接面同士を互いに安定して当接させるこ
とがでる。
【0023】一方、請求項5の発明のように、各環状部
材の当接面は、一方の当接面が断面凸形状をなして斜め
に傾斜し、他方の当接面が断面凹形状をなして斜めに傾
斜する構成とした場合には、環状部材の当接面全体に亘
る接触面積を増やすことができ、環状部材の当接面間で
スラスト荷重を良好に受承することができる。
【0024】また、請求項6の発明は、環状部材とゲル
状シールとの間には、前記各環状部材間でゲル状シール
が変形するのを許すための空間部を設ける構成としてい
る。このように構成したことにより、トラックリンクに
スラスト荷重が作用したときには、環状部材とゲル状シ
ールとの間に設けた空間部によりゲル状シールを各環状
部材間で安定して変形させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
履帯を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図
面に従って詳細に説明する。
【0026】まず、図1ないし図6は本発明の第1の実
施の形態を示し、1は油圧ショベルの走行体で、この走
行体1上には旋回体2が旋回可能に搭載され、旋回体2
の前部側には作業装置3が俯仰動可能に設けられてい
る。
【0027】ここで、走行体1は、前後方向に伸長した
左,右のサイドフレーム4A(一方のみ図示)等を備え
たトラックフレーム4と、このトラックフレーム4のサ
イドフレーム4A一方側に設けられた遊動輪5と、サイ
ドフレーム4Aの他方側に設けられた駆動輪6と、この
遊動輪5と駆動輪6との間に巻回された後述の履帯11
とによって構成されている。
【0028】また、トラックフレーム4のサイドフレー
ム4Aには、履帯11をサイドフレーム4Aの上側で案
内する上ローラ7と、履帯11をサイドフレーム4Aの
下側で案内する複数の下ローラ8,8,…とが設けられ
ている。
【0029】11は遊動輪5と駆動輪6との間に巻回し
て設けられた本実施の形態に係わる履帯で、この履帯1
1は、後述のトラックリンク12、ブッシュ17、連結
ピン18およびシュー19によって大略構成されてい
る。そして、履帯11は、各トラックリンク12の連結
部分に位置する後述のブッシュ17が駆動輪6に噛合
し、この状態で駆動輪6が回転駆動されることにより、
遊動輪5と駆動輪6との間で周回動作を行うものであ
る。
【0030】12は左,右方向に対向して配設されて互
いに無端状に連結された左,右のトラックリンクで、こ
のトラックリンク12は、履帯11の長手方向に沿って
伸長している。そして、トラックリンク12の長手方向
一端側には外側リンク部13が形成され、トラックリン
ク12の長手方向他端側には内側リンク部14が形成さ
れている。また、内側リンク部14には後述のブッシュ
17が挿嵌されるブッシュ挿嵌穴14Aが形成されてい
る。
【0031】ここで、外側リンク部13には、図4ない
し図6に示す如く連結ピン18が挿嵌されるピン嵌合穴
15が穿設されている。また、この外側リンク部13に
は、内側リンク部14との対向面側に位置してシール装
着穴16が設けられ、このシール装着穴16は、内側端
面16Aと周壁面16Bとにより、ピン嵌合穴15と同
軸で、かつ大径な有底穴として形成され、ピン嵌合穴1
5と共に段付穴を構成している。
【0032】17は各トラックリンク12の内側リンク
部14間に設けられ、内周側に連結ピン18が挿入され
るブッシュで、このブッシュ17は、各内側リンク部1
4のブッシュ挿嵌穴14A内に圧入状態で挿嵌され、そ
の左,右方向の両端側は外側リンク部13のシール装着
穴16内に隙間をもって挿入されている。また、ブッシ
ュ17は、左,右の端面17A,17Aを有している。
【0033】18は隣り合うトラックリンク12間を互
いにピン結合した連結ピンで、この連結ピン18は、ブ
ッシュ17の内周側に摺動可能に挿通され、その左,右
方向の両端側は、外側リンク部13のピン嵌合穴15内
に圧入状態で嵌合されている。また、連結ピン18とブ
ッシュ17との摺動面間にはグリース等の潤滑剤が充填
され、連結ピン18をブッシュ17に対して円滑に相対
回動させる構成となっている。
【0034】19は左,右のトラックリンク12に固着
して設けられた金属板からなるシューで、このシュー1
9は、図3、図4に示す如く各トラックリンク12の外
側に複数のボルト20等を用いて固着され、左,右のト
ラックリンク12を一体に連結すると共に、履帯11の
接地面を構成している。
【0035】21,21はトラックリンク12の外側リ
ンク部13とブッシュ17との間に位置して連結ピン1
8の外周側に設けられた左,右のシール装置で、このシ
ール装置21は、後述のゲル状シール22およびシール
ガード23,24によって構成されている。そして、シ
ール装置21は外側リンク部13のシール装着穴16内
に装着され、ブッシュ17と連結ピン18との間に土砂
等が侵入するのを防止すると共に、ブッシュ17と連結
ピン18との間に充填したグリース等の潤滑剤が外部に
漏洩するのを阻止するものである。
【0036】22は本実施の形態に係るゲル状シール
で、このゲル状シール22は、外側リンク部13のシー
ル装着穴16内側端面16Aとブッシュ17の端面17
Aとの間に位置して、連結ピン18の外周側に設けられ
ている。そして、このゲル状シール22は、例えばシリ
コーンゲル等の柔軟性に優れ、かつ粘性が高いゲル状物
質により略四角形状の横断面形状をもった環状体として
成形されている。
【0037】そして、ゲル状シール22には後述のシー
ルガード23,24が外側から取付けられ、シールガー
ド23,24がそれぞれ外側リンク部13、ブッシュ1
7と一体に動くときには、ゲル状シール22がシールガ
ード23,24にそれぞれ密着した状態で周方向に捩れ
るように変形することにより、外側リンク部13とブッ
シュ17との間をシールする構成となっている。
【0038】23は外側リンク部13とゲル状シール2
2との間に位置して、ゲル状シール22に設けられた環
状部材となるリンク側のシールガードで、このリンク側
のシールガード23は、例えばウレタンゴム、ポリテト
ラフルオロエチレン等を用いることにより、略コ字状の
横断面形状をもった環状体として形成されている。
【0039】ここで、シールガード23は、シール装着
穴16の内側端面16Aに当接した環状部23Aと、こ
の環状部23Aの内周側から軸方向に突出した内側の筒
状突部23Bと、環状部23Aの外周側から軸方向に突
出した外側の筒状突部23Cとにより構成されている。
また、シールガード23は、環状部23Aと筒状突部2
3B,23Cとの間がシール収容凹部23Dとなり、こ
のシール収容凹部23D内にはゲル状シール22が嵌合
状態で収容されている。
【0040】さらに、シールガード23の筒状突部23
B,23Cはシールガード24と左,右方向で対向した
端面が当接面23B1,23C1となり、これら当接面2
3B1,23C1は、連結ピン18の径方向に延びる環状
面として形成され、後述するシールガード24の当接面
24B1,24C1に対して当接または離間するものであ
る。
【0041】24はブッシュ17とゲル状シール22と
の間に位置して、ゲル状シール22に設けられた環状部
材となるブッシュ側のシールガードで、このブッシュ側
のシールガード24はシールガード23と共にガード手
段を構成している。そして、シールガード24について
も、シールガード23と同様に、例えばウレタンゴム、
ポリテトラフルオロエチレン等を用いることにより、略
コ字状の横断面形状をもった環状体として形成されてい
る。そして、シールガード24はゲル状シール22を挟
んで左,右方向で対向して配置されている。
【0042】ここで、シールガード24についても、シ
ールガード23とほぼ同様に、環状部24Aおよび筒状
突部24B,24Cを有し、環状部24Aはブッシュ1
7の端面17Aに当接している。そして、シールガード
24は、環状部24A、筒状突部24B,24C間がシ
ール収容凹部24Dとなり、このシール収容凹部24D
内にはゲル状シール22が嵌合状態で収容されている。
また、シールガード24の筒状突部24B,24Cはシ
ールガード23と左,右方向で対向した端面が当接面2
4B1,24C1となり、これら当接面24B1,24C1
は連結ピン18の径方向に延びる環状面となっている。
【0043】そして、図5に示すようにトラックリンク
12にスラスト荷重が殆ど作用することのない無負荷状
態では、シールガード23の当接面23B1,23C1と
シールガード24の当接面24B1,24C1とは互いに
当接することなく、左,右に離間した状態におかれる。
そして、この状態では、シールガード23の環状部23
Aとシール装着穴16の内側端面16Aとの間、ゲル状
シール22とシールガード23,24との間、シールガ
ード24の環状部24Aとブッシュ17の端面17Aと
の間がそれぞれシールされることにより、外側リンク部
13とブッシュ17との間は液密状態におかれる。
【0044】また、図6に示すようにトラックリンク1
2に例えば矢示F方向の比較的大きなスラスト荷重が作
用したときには、シールガード23の当接面23B1,
23C1とシールガード24の当接面24B1,24C1
とが互いに当接し、当接面23B1,24B1間および当
接面23C1,24C1間でそれぞれスラスト荷重を受承
し、このスラスト荷重がゲル状シール22に直接伝わる
のを防止する構成となっている。
【0045】そして、このときにはシールガード23の
環状部23Aとシール装着穴16の内側端面16Aとの
間、シールガード23,24の当接面23B1,24B1
間、当接面23C1,24C1間、シールガード24の環
状部24Aとブッシュ17の端面17Aとの間がそれぞ
れシールされることにより外側リンク部13とブッシュ
17との間が液密状態におかれる。
【0046】本実施の形態による油圧ショベルは、上述
の如き構成を有するもので、路上走行時には走行用の油
圧モータ(図示せず)等によって駆動輪6を回転駆動す
ることにより、履帯11を遊動輪5と駆動輪6との間で
周回動作させ、これにより車体を前,後方向等に走行さ
せる。
【0047】ここで、履帯11が駆動輪6等に巻き込ま
れるときに、トラックリンク12の外側リンク部13と
内側リンク部14とは、例えば最大40度程度の角度範
囲内で相対的に回動する。
【0048】この場合、図5に示すようにトラックリン
ク12にスラスト荷重が殆ど作用することのない無負荷
状態では、シールガード23,24は互いに非接触の状
態に保たれる。そして、シールガード23はシール装着
穴16の内側端面16Aに押付けられて外側リンク部1
3と一体に動くと共に、シールガード24はブッシュ1
7の端面17Aに押付けられてブッシュ17と一体に動
く。
【0049】この結果、ゲル状シール22はシールガー
ド23,24にそれぞれ密着したまま周方向に捩れ変形
し、この状態でシール装着穴16の内側端面16Aとシ
ールガード23の環状部23Aとの間、ゲル状シール2
2とシールガード23,24との間、ブッシュ17の端
面17Aとシールガード24の環状部24Aとの間がそ
れぞれシールされ、外側リンク部13とブッシュ17と
の間を液密状態に保つことができる。
【0050】また、図6に示すようにトラックリンク1
2に対し例えば矢示F方向の大きなスラスト荷重が作用
したときには、シールガード23とシールガード24と
が互いに当接し、スラスト荷重を当接面23B1,24
B1間および当接面23C1,24C1間でそれぞれ受承
することができる。
【0051】そして、このときにシールガード23はシ
ール装着穴16の内側端面16Aに押付けられて外側リ
ンク部13と一体に動くと共に、シールガード24はブ
ッシュ17の端面17Aに押付けられてブッシュ17と
一体に動き、シールガード23の当接面23B1,23
C1とシールガード24の当接面24B1,24C1とが
互いに摺動する。
【0052】この結果、ゲル状シール22はシールガー
ド23,24にそれぞれ密着したまま周方向に捩れるよ
うに変形し、この状態でシール装着穴16の内側端面1
6Aとシールガード23の環状部23Aとの間、シール
ガード23,24の当接面23B1,24B1間、当接面
23C1,24C1間、ブッシュ17の端面17Aとシー
ルガード24の環状部24Aとの間がそれぞれシールさ
れ、外側リンク部13とブッシュ17との間を液密状態
に保つことができる。
【0053】さらに、トラックリンク12に作用する矢
示F方向のスラスト荷重が増大したときにも、シールガ
ード23とシールガード24とが当接することにより、
当接面23B1,24B1間および当接面23C1,24
C1間でそれぞれスラスト荷重を受承することができ
る。
【0054】そして、このときにはシールガード23,
24の当接面23B1,24B1間および当接面23C
1,24C1間で大きな摩擦力が生じることにより、シー
ルガード23,24は互いに一体となって動き、シール
ガード23の環状部23A外側面とシール装着穴16の
内側端面16Aとの間、またはシールガード24の環状
部24A外側面とブッシュ17の端面17Aとの間で摺
動が行われる。この結果、ゲル状シール22はシールガ
ード23,24間で変形することがなくなる。
【0055】かくして、本実施の形態では、トラックリ
ンク12に繰返し大きなスラスト荷重が作用したときで
も、このスラスト荷重をシール装置21のシールガード
23,24間で安定して受承することができ、スラスト
荷重がゲル状シール22に直接伝わるのを阻止すること
ができる。
【0056】これにより、ゲル状シール22が早期に、
損傷、劣化するのを防止でき、その耐久性、寿命を高め
ることができ、外側リンク部13とブッシュ17との間
をシール装置21により長期に亘って良好にシールし続
けることができる。また、シール装置21の取付時には
シール装置21をシール装着穴16内に隙間をもって挿
入して取付けることができ、従来技術で述べたように圧
入して取付ける必要がなくなり、取付時の作業性を高め
ることができる。
【0057】次に、図7は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0058】然るに、本実施の形態の特徴は、シール装
置31に用いるリンク側のシールガード32の当接面3
2B1,32C1を全体として断面凸形状に斜めに傾斜し
て形成すると共に、ブッシュ側のシールガード33の当
接面33B1,33C1を全体として断面凹形状に斜めに
傾斜して形成したことにある。
【0059】ここで、シールガード32は、第1の実施
の形態で述べたシールガード23とほぼ同様に環状部3
2A、内側の筒状突部32B、外側の筒状突部32Cお
よびシール収容凹部32Dにより構成され、筒状突部3
2B,32Cは当接面32B1,32C1を有している。
【0060】しかし、シールガード32は、当接面32
B1,32C1が連結ピン18の径方向に対し斜めに傾斜
したテーパ状の傾斜面として形成されている点で、第1
の実施の形態のものとは異なっている。
【0061】また、シールガード33についても、第1
の実施の形態で述べたシールガード24とほぼ同様に環
状部33A、内側の筒状突部33B、外側の筒状突部3
3Cおよびシール収容凹部33Dにより構成され、筒状
突部33B,33Cは当接面33B1,33C1を有して
いる。
【0062】しかし、シールガード33は、当接面33
B1,33C1が連結ピン18の径方向に対し斜めに傾斜
したテーパ状の傾斜面として形成されている点で、第1
の実施の形態のものとは異なっている。
【0063】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。
【0064】特に、本実施の形態では、シールガード3
2の当接面32B1,32C1およびシールガード33の
当接面33B1,33C1をそれぞれテーパ状の傾斜面と
して形成したので、当接面32B1,32C1と当接面3
3B1,33C1の全体面積を増やすことができ、トラッ
クリンク12にスラスト荷重が作用したときには、この
スラスト荷重を当接面32B1,33B1間および当接面
32C1,33C1間でそれぞれより安定して受承するこ
とができる。
【0065】次に、図8は本発明の第3の実施の形態を
示し、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0066】然るに、本実施の形態の特徴は、シール装
置41に用いるゲル状シール42の内周側とシールガー
ド23,24との間、およびゲル状シール42の外周側
とシールガード23,24との間には、ゲル状シール4
2がシールガード23,24間で変形するのを許すため
の空間部としての隙間空間43,44を設ける構成とし
たことにある。
【0067】ここで、隙間空間43は、ゲル状シール4
2の内周側とシールガード23,24のシール収容凹部
23D,24Dとの間に、全周に亘って横断面が略円弧
状(三日月状)をなした環状の隙間として形成されてい
る。
【0068】また、隙間空間44についてもゲル状シー
ル42の外周側とシールガード23,24のシール収容
凹部23D,24Dとの間に、全周に亘って横断面が略
円弧状(三日月状)をなした環状の隙間として形成され
ている。
【0069】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。
【0070】特に、本実施の形態では、ゲル状シール4
2とシールガード23,24との間に隙間空間43,4
4を設ける構成としたので、トラックリンク12にスラ
スト荷重が作用してゲル状シール42がシールガード2
3,24間で変形したときには、この変形した分をゲル
状シール42の外周側と内周側に設けた隙間空間43,
44内に逃がすことができ、シールガード23,24間
でゲル状シール42を安定して変形させることができ、
ゲル状シール42の劣化、損傷を防止することができ
る。
【0071】なお、第1の実施の形態では、両方のシー
ルガードを略コ字状の横断面形状をもって形成する構成
とした場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、例
えば一方のシールガードを環状平板により形成し、他方
のシールガードの筒状突部を一方のシールガードの近傍
位置まで軸方向に延ばして形成することにより、各シー
ル同士を当接,離間させる構成としてもよい。
【0072】また、各実施の形態では、履帯を備えた装
軌式車両として油圧ショベルを例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、油圧クレーン等の装軌式車両に
も広く適用できるものである。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、外側リンク部の内側面とブッシュの端面との間に
位置して連結ピンの外周側にゲル状シールを配設すると
共に、ガード手段により外側リンク部とブッシュとの間
で左,右方向のスラスト荷重を受承し、ゲル状シールを
スラスト荷重から保護する構成としたので、トラックリ
ンクにスラスト荷重が作用したときには、このスラスト
荷重を外側リンク部とブッシュとの間でガード手段によ
り受承でき、スラスト荷重がゲル状シールに直接伝わる
のを防止し、このゲル状シールをガードすることができ
る。
【0074】これにより、ゲル状シールが早期に、損
傷、劣化するのを防止でき、その耐久性、寿命を高める
ことができ、外側リンク部とブッシュとの間をゲル状シ
ールとガイド手段を用いたシール装置により長期に亘っ
て良好にシールし続けることができる。また、シール装
置の取付時には従来技術で述べたように外側リンク部等
に圧入して取付ける必要がなくなり、取付時の作業性を
高めることができる。
【0075】また、請求項2の発明は、ガード手段を、
外側リンク部の内側面とゲル状シールとの間に配設され
たリンク側の環状部材と、ブッシュの端面とゲル状シー
ルとの間に配設されたブッシュ側の環状部材とにより構
成し、これら各環状部材の当接面を左,右方向で互いに
当接,離間させる構成としたので、トラックリンクにス
ラスト荷重が作用したときには、各環状部材の当接面間
でスラスト荷重を安定して受承でき、ゲル状シールの耐
久性、寿命等をさらに高めることができる。
【0076】また、請求項3の発明は、環状部材を略コ
字状の横断面形状に形成し、この環状部材の内部にゲル
状シールを収容する構成としたので、ゲル状シールを環
状部材の内部に嵌合して取付けることができ、ゲル状シ
ールと環状部材の組付性を高めることができる。
【0077】さらに、請求項4の発明は、環状部材の当
接面は、連結ピンの径方向に延びる環状面として形成し
たので、トラックリンクにスラスト荷重が作用したとき
には、各環状部材の当接面同士を互いに安定して当接さ
せることができる。
【0078】一方、請求項5の発明のように、各環状部
材の当接面のうち一方の当接面を断面凸形状に斜めに傾
斜させ、他方の当接面を断面凹形状に斜めに傾斜させる
構成としたでの、環状部材の当接面全体に亘る接触面積
を増やすことができ、各環状部材の当接面間でスラスト
荷重をより安定して受承することができる。
【0079】また、請求項6の発明は、環状部材とゲル
状シールとの間には、一対の環状部材間でゲル状シール
が変形するのを許すための空間部を設ける構成としたの
で、トラックリンクにスラスト荷重が作用したときに
は、環状部材とゲル状シールとの間に設けた空間部によ
りゲル状シールを一対の環状部材間で安定して変形させ
ることができ、ゲル状シールの劣化、損傷を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベル
を示す外観図である。
【図2】図1中の履帯を示す部分斜視図である。
【図3】各トラックリンク間の連結部を図2中の矢示II
I−III方向からみた拡大断面図である。
【図4】図3中の各トラックリンク間の連結部を拡大し
てみた部分拡大断面図である。
【図5】図4中のシール装置等を拡大してみた要部拡大
断面図である。
【図6】リンク側のシールガードとブッシュ側のシール
ガードとが当接した状態を示す図5と同様の要部拡大断
面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるシール装置等
を示す図5と同様の要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態によるシール装置等
を示す図5と同様の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11 履帯 12 トラックリンク 13 外側リンク部 14 内側リンク部 16 シール装着穴 16A 内側端面 17 ブッシュ 17A 端面 18 連結ピン 21,31,41 シール装置 22,42 ゲル状シール 23,32 シールガード(リンク側の環状部材) 24,33 シールガード(ブッシュ側の環状部材) 23B1,23C1,24B1,24C1,32B1,32
C1,33B1,33C1 当接面 43,44 隙間空間(空間部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向一側に外側リンク部が形成され
    ると共に長手方向他側に内側リンク部が形成され、互い
    に無端状に連結される左,右のトラックリンクと、前記
    各トラックリンクの内側リンク部間に設けられ、左,右
    方向の両端側が前記外側リンク部と対向して配置された
    ブッシュと、前記ブッシュ内に挿入して設けられ、左,
    右方向の両端側が前記外側リンク部に嵌合して連結され
    た連結ピンと、前記各トラックリンクの外側リンク部と
    ブッシュとの間に位置して前記連結ピンの外周側に設け
    られたシール装置とからなる履帯において、 前記シール装置は、前記外側リンク部の内側面とブッシ
    ュの端面との間に位置して前記連結ピンの外周側に設け
    られゲル状物質を環状に成形してなるゲル状シールと、
    前記外側リンク部とブッシュとの間で左,右方向のスラ
    スト荷重を受承することにより前記ゲル状シールをガー
    ドするガード手段とにより構成したことを特徴とする履
    帯。
  2. 【請求項2】 前記ガード手段は、前記外側リンク部の
    内側面とゲル状シールとの間に配設されたリンク側の環
    状部材と、前記ブッシュの端面とゲル状シールとの間に
    配設されたブッシュ側の環状部材とにより構成し、これ
    らの各環状部材は左,右方向で互いに対向する端面を当
    接,離間可能な当接面として形成してなる請求項1に記
    載の履帯。
  3. 【請求項3】 前記環状部材は内部にゲル状シールを収
    容するため横断面が略コ字状をなす環状体として形成し
    てなる請求項2に記載の履帯。
  4. 【請求項4】 前記各環状部材の当接面は、前記連結ピ
    ンの径方向に延びる環状面として形成してなる請求項2
    または3に記載の履帯。
  5. 【請求項5】 前記各環状部材の当接面は、一方の当接
    面が断面凸形状をなして斜めに傾斜し、他方の当接面が
    断面凹形状をなして斜めに傾斜する構成としてなる請求
    項2または3に記載の履帯。
  6. 【請求項6】 前記環状部材とゲル状シールとの間に
    は、前記各環状部材間でゲル状シールが変形するのを許
    すための空間部を設けてなる請求項2,3,4または5
    に記載の履帯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103661654A (zh) * 2012-09-12 2014-03-26 大连升隆机械有限公司 基于钢衬干式密封的链轨总成
CN103921857A (zh) * 2014-05-11 2014-07-16 柴德维 一种履带链轨总成

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