WO2014077159A1 - 浮沈式生け簀 - Google Patents
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Abstract
【課題】生け簀の上部枠体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、或いは生け簀の上部枠体の浮力及び生け簀の上部枠体の中心部に必要に応じて配置した上部中央安定体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、下部枠体の中心部の下方に配置した下部中央安定用錘による下向きの力を生じさせて、生け簀の昇降時に生け簀が傾くのを防止することのできる浮沈式生け簀を提供することにある。 【解決手段】上部枠体2及び下部枠体3とネット4が取り付けられ、環状の上部枠体2の内部を複数に仕切り浮力調整室21をそれぞれ設け、上部枠体の環状中心部に上部中央安定体5を配置し、下部枠体3の環状中心部に下部中央安定用錘6を配置した。
Description
この発明は、空気及び海水や淡水の出入を利用して海水中や淡水中を昇降するようにした浮沈式生け簀に係り、特に、生け簀の上部枠体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、或いは生け簀の上部枠体の浮力及び生け簀の上部枠体の中心部に必要に応じて配置した上部中央安定体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、下部枠体の中心部の下方に配置した下部中央安定用錘による下向きの力を生じさせて、生け簀の昇降時に生け簀が傾くのを防止できるようにした浮沈式生け簀に関するものである。
近年、沿岸海域の養殖漁場は赤潮など環境の悪化が問題となっており沖合養殖の必要性が増している。その沖合養殖で最も安全な施設として浮沈式生け簀が知られている。浮沈式生け簀は、円形、多角形、方形などの形状からなる上部枠体と下部枠体から上下の枠体が構成され、上部枠体の上面、下部枠体の底面、及び上部枠体と下部枠体の間の側周面に、それぞれネットが取り付けられていて、その内部で種々の養殖魚が飼育されている。
浮沈式生け簀は、波浪、台風などで海水面が時化た場合、生け簀が破損して内部の養殖魚が逃げ出すのを防ぐために、海水中に沈めている。そして浮沈式生け簀には、空気と海水を出し入れし浮力を調整して昇降するための中空のパイプが取り付けられている。
浮沈式生け簀は、波浪、台風などで海水面が時化た場合、生け簀が破損して内部の養殖魚が逃げ出すのを防ぐために、海水中に沈めている。そして浮沈式生け簀には、空気と海水を出し入れし浮力を調整して昇降するための中空のパイプが取り付けられている。
しかしながら、浮沈式生け簀の昇降は、空気を入れたり出したりして行われているため、何かの拍子で、上部枠体が傾いた場合、パイプの内部の空気は傾いた側の上側に移動してそこで滞留してしまって、低い方には戻らない。その結果、浮沈式生け簀は傾いた状態のままとなり、これを元の水平の状態に戻すために、低い側のパイプ内に強制的に空気を送り込んだり、或いは、高い側のパイプ内に海水を注入したりして、傾いた浮沈式生け簀を元の水平な状態に戻すための作業が必要となるが、その作業は非常に大変であり、叉、危険を伴うこともあった。さらに、浮沈式生け簀が傾くことによって、内部の養殖魚にストレスを与え、生存率の低下を招くこともあった。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、生け簀の上部枠体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、或いは生け簀の上部枠体の浮力及び生け簀の上部枠体の中心部に必要に応じて配置した上部中央安定体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、下部枠体の中心部の下方に配置した下部中央安定用錘による下向きの力を生じさせて、生け簀の昇降時に生け簀が傾くのを防止することのできる浮沈式生け簀を提供することにある。
以上の課題を達成するために、請求項1の発明は、上部枠体と下部枠体から構成され、上部枠体の内側及び下部枠体の内側並びに上部枠体と下部枠体との間の側周面にそれぞれネットが取り付けられた生け簀において、平面からみて環状の上部枠体の内部を中空に形成し、中空の内部を複数に仕切り、仕切られた内部空間に空気及び海水の出し入れで浮力の調整を図る浮力調整室をそれぞれ設け、上部枠体の下方側に位置する下部枠体の環状中心部に立体型の生け簀全体の下部側を水面下で重さにより安定させる下部中央安定用錘を配置した手段よりなるものである。
また、以上の課題を達成するために、請求項2の発明は、上部枠体と下部枠体から構成され、上部枠体の内側及び下部枠体の内側並びに上部枠体と下部枠体との間の側周面にそれぞれネットが取り付けられた生け簀において、平面からみて環状の上部枠体の内部を中空に形成し、中空の内部を複数に仕切り、仕切られた内部空間に空気及び海水の出し入れで浮力の調整を図る浮力調整室をそれぞれ設け、上部枠体の環状中心部に立体型の生け簀全体の上部側を水面上で浮力により水平に安定させる上部中央安定体を配置し、上部枠体の下方側に位置する下部枠体の環状中心部に立体型の生け簀全体の下部側を水面下で重さにより安定させる下部中央安定用錘を配置した手段よりなるものである。
課題を解決するための手段よりなる請求項1の発明に係る浮沈式生け簀によれば、生け簀の上部枠体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、下部枠体の中心部の下方に下部中央安定用錘による下向きの力を生じさせることにより、生け簀全体の重心位置より上方に位置する上部枠体には浮力によって上向き方向に力が作用し、また、その重心位置より下方に位置する下部中央安定用錘には自重によって下向き方向に力が作用する。
このように、生け簀全体の重心位置を基準に考えると、その上方側では上部枠体の浮力による上向きの力が作用し、その下方側では下部中央安定用錘による下向きの力が作用するため、生け簀全体を上下向きに回転させるモーメントが発生することがなく、逆に、生け簀全体を上下向きに回転するのを阻止する方向にモーメントが発生するので、生け簀の昇降時に生け簀の上部側が傾くのを確実に防止することができるという、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
このように、生け簀全体の重心位置を基準に考えると、その上方側では上部枠体の浮力による上向きの力が作用し、その下方側では下部中央安定用錘による下向きの力が作用するため、生け簀全体を上下向きに回転させるモーメントが発生することがなく、逆に、生け簀全体を上下向きに回転するのを阻止する方向にモーメントが発生するので、生け簀の昇降時に生け簀の上部側が傾くのを確実に防止することができるという、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
課題を解決するための手段よりなる請求項2の発明に係る浮沈式生け簀によれば、生け簀の上部枠体に浮力により上向きの力を生じさせ且つ生け簀の上部枠体の中心部に配置した上部中央安定体に浮力により上向きの力を生じさせると共に、下部枠体の中心部の下方に下部中央安定用錘による下向きの力を生じさせることにより、生け簀全体の重心位置より上方に位置する上部枠体及び上部中央安定体には浮力によって上向き方向に力が作用し、また、その重心位置より下方に位置する下部中央安定用錘には自重によって下向き方向に力が作用する。
このように、生け簀全体の重心位置を基準に考えると、その上方側では上部枠体及び上部中央安定体の浮力による上向きの力が作用し、その下方側では下部中央安定用錘による下向きの力が作用するため、水面が安定した穏やかな海域ばかりでなく、特に上部中央安定体の働きによって水面が波立つ海域においても、生け簀全体を上下向きに回転させるモーメントが発生することがなく、逆に、生け簀全体を上下向きに回転するのを阻止する方向にモーメントが発生するので、生け簀の昇降時に生け簀の上部側が傾くのをより確実に防止することができる。
これに加えて、立体型の浮沈式生け簀の中心部には、その上部側に上部中央安定体による上向きの力が生じるので、生け簀の昇降時に生け簀の上部側が傾くのを確実に防止することができ、空気の排出時に傾いた浮力調整室の内部に空気が残留して、浮沈式生け簀が沈下しなかったり、空気の圧入時に傾いた浮沈式生け簀の底部側に海水叉は淡水が残留して浮上しないという不都合が生じることもない等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
このように、生け簀全体の重心位置を基準に考えると、その上方側では上部枠体及び上部中央安定体の浮力による上向きの力が作用し、その下方側では下部中央安定用錘による下向きの力が作用するため、水面が安定した穏やかな海域ばかりでなく、特に上部中央安定体の働きによって水面が波立つ海域においても、生け簀全体を上下向きに回転させるモーメントが発生することがなく、逆に、生け簀全体を上下向きに回転するのを阻止する方向にモーメントが発生するので、生け簀の昇降時に生け簀の上部側が傾くのをより確実に防止することができる。
これに加えて、立体型の浮沈式生け簀の中心部には、その上部側に上部中央安定体による上向きの力が生じるので、生け簀の昇降時に生け簀の上部側が傾くのを確実に防止することができ、空気の排出時に傾いた浮力調整室の内部に空気が残留して、浮沈式生け簀が沈下しなかったり、空気の圧入時に傾いた浮沈式生け簀の底部側に海水叉は淡水が残留して浮上しないという不都合が生じることもない等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
以下、図面に記載の発明を実施するための形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
図において、浮沈式生け簀1は、例えば直径が30m以上の大型生け簀に使用され、空気及び海水や淡水の出入を利用して海水中や淡水中を昇降するもので、波浪、台風などで海水面や淡水面が時化たときには、生け簀が破損して内部の養殖魚が逃げ出すのを防ぐために水面下に沈み、平常時には水面上に浮上させて通常の生け簀として使用できる構造になっている。
浮沈式生け簀1は、上部枠体2と下部枠体3から構成され、上部枠体2と下部枠体3とは上下方向に取り付けられた複数の索状11によって上下で連結されている。上部枠体2の内側にはネット4が取り付けられている。下部枠体3の内側にもネット4が取り付けられている。さらに上部枠体2と下部枠体3との間の側周面にもネット4が取り付けられている。側周面に取り付けられたネット4の下部は複数の索状11aにより下部枠体3に連結されている。これらのネット4により、浮沈式生け簀1の内部、つまり上面、側周面及び底面は囲まれていて、内部の養殖魚類が逃げるのを防いでいる。
さらにまた、平面からみて環状の上部枠体2の環状中心部には必要に応じて上部中央安定体5が配置されている。同様に平面からみて環状の下部枠体3の環状中心部には下部中央安定用錘6が配置されている。上部枠体2及び下部枠体3は平面から見て、環状例えば円周形に形成されている。環状例えば円周形の上部枠体2の内部は浮力を生じやすいように中空に形成されていて、例えばプラスチックパイプが使用されている。上部枠体2の断面は円形になっている。
また、上部枠体2は、例えば図面では円周形のプラスチックパイプが2重の状態で取り付けられている。直径の大きな円周形のプラスチックパイプの内部にこれよりも直径が小さなプラスチックパイプがその内側に取り付けられている。そして、内外の2つのプラスチックパイプは連結されていて、その2重になっている上側には作業用の足場が取り付けられている。さらに、上部枠体2の内側には安全のための手摺2aが円周方向に取り付けられている。
環状の上部枠体2の中空の内部は等間隔で複数に仕切られている。仕切られた内部には空気及び海水または淡水の出し入れで、浮力の調整を図る浮力調整室21がそれぞれ設けられている。隣りあう浮力調整室21は仕切られているが、そこには仕切り22として機能する例えば発泡剤が充填されて、これにより仕切られている。
浮力調整室21は環状のパイプの円周上に等間隔で配置され、各浮力調整室21の間には発泡剤からなる仕切り22が同様に等間隔で配置されていて、これで仕切られている。発泡剤からなる仕切り22は、各浮力調整室21に入れられた空気及び海水または淡水が隣の浮力調整室21に移動するのを防ぐ役目を果たす。また、発泡剤からなる仕切り22は、上部枠体2の全体を軽くして、浮力が発生し易い構造にしている。
各浮力調整室21の上部側には空気の出し入れのための空気出入用パイプ23の先端が接続されている。空気出入用パイプ23は図示しない空気供給源に接続されている。この空気を供給する空気出入用パイプ23には開閉弁24が取り付けられている。開閉弁24は空気出入用パイプ23から供給される空気が浮力調整室21に流入するのを制御して開閉する。また、開閉弁24は閉じられることで、浮力調整室21から空気が空気出入用パイプ23側に逆流するのを防ぐ機能を果たす。
そして、浮沈式生け簀1を水面下から上昇させる場合には、空気出入用パイプ23を通じて空気供給源から空気が供給される。その場合には開閉弁24は開き、空気出入用パイプ23から浮力調整室21に空気が供給される。浮力調整室21が所定量以上の空気で満たされる場合には上部枠体2には供給された空気によって浮力が発生し、その一方で、浮力調整室21が所定量以上の海水叉は淡水で満たされる場合には浮力が生じない構造になっている。
浮力調整室21の下部には海水叉は淡水の出し入れのための水出入用ホース25が取り付けられている。水出入用ホース25はその一端は浮力調整室21に連通し、他端は水中に開通して没している。この水出入用ホース25には開閉弁は取り付けられてなく、浮力調整室21は水出入用ホース25を通じて水中側と常時、連通状態になっている。
つまり浮力調整室21の空気の圧力が弱い場合には、この水出入用ホース25を通じて外の海水叉は淡水が浮力調整室21内に入る。空気出入用パイプ23を通じて空気が供給された場合には、その浮力調整室21内には注入された空気の圧力によって内部の海水叉は淡水は水出入用ホース25を通じて、海水叉は淡水中に排出される。
上部枠体2と同形の環状例えば円周形の下部枠体3には上部枠体2と同様に例えばプラスチックパイプが使用されている。下部枠体3の断面も円形になっているが、上部枠体2と異なり、浮力が常に生じないよう、全体として海水や淡水より比重が大きくなるように構成されている。下部枠体3の断面の径は上部枠体2よりも小さく、その内部は中空になっているが、その中空の内部には海水や淡水より比重が大きい材料が充填されている。
図3~図5に図示するように、上部枠体2の円周形の環状の中心部には必要に応じて上部中央安定体5が配置されている。上部中央安定体5は水面が安定した穏やかな海域で浮沈式生け簀1を使用する場合には図1~図2に図示するように省略されることもある。上部中央安定体5にはその周囲の環状の上部枠体2に対して複数の索状51が放射状に取り付けられている。図面では十字状に取り付けられている。各索状51はその一端が上部中央安定体5に連結され、他端は上部枠体2に連結されている。上部中央安定体5はこの放射状に配置された複数の索状51によって、上部枠体2の円周形の環状の中心部に保持される。
必要に応じて配置される上部中央安定体5は上部枠体2の円周形の環状の中心部に位置して、立体型の浮沈式生け簀1全体の上部側を水面上で浮力により水平に安定させる機能を果たすものである。上部中央安定体5は立体型の浮沈式生け簀1の全体の重心位置の真上に配置されて、浮力によって常に上向きの力を生じさせることで、下向きに力を生じさせる下部中央安定用錘6との協働により、立体型の浮沈式生け簀1の全体に上下向きのモーメントが生じないようにして、立体型の浮沈式生け簀1全体の上部側を水面上に水平に安定させる。特に、水面が波立つ海域で浮沈式生け簀1を使用する場合にその効力を遺憾なく発揮する。
上部中央安定体5には浮力が発生するように、内部が中空になっていて、上部枠体2と同様に、この中空の内部には空気が入れられており、内部の空気によって上部中央安定体5には浮力が生じる構造になっている。上部中央安定体5の内部の空気は上部枠体2と同様に出し入れができ、浮沈式生け簀1を水中に沈める場合には内部の空気が排出されて、その代わりに海水叉は淡水が流入し、水中にある浮沈式生け簀1を上昇させる場合には内部に空気を強制注入して海水叉は淡水を排出して、浮力を生じさせる構造になっている。
下部枠体3の円周形の環状の中心部には下部中央安定用錘6が配置されている。下部中央安定用錘6にはその周囲の環状の下部枠体3に対して複数の索状61が放射状に取り付けられている。図面では十字状に取り付けられている。各索状61はその一端が下部中央安定用錘6に連結され、他端は下部枠体3に連結されている。
下部中央安定用錘6は例えば図7に図示するような構造のものが使用される。下部中央安定用錘6は内部に空洞を有する円筒形の形状を有する鋼製の錘枠体62と、錘枠体62の開口する上面に取り付けられた鋼製の蓋体63から構成されている。錘枠体62の空洞の内部には錘となるコンクリートが充填されている。
蓋体63は錘枠体62の上端周縁に形成されたリング状のフランジにボルト・ナット64により外れないように取り付けられ、内部の錘となるコンクリートの逸脱を防いでいる。叉錘枠体62の外周側面には各索状61の一端を連結するための鋼製の連結受具65がその円周方向に等間隔で例えば4箇所にそれぞれ例えば溶着して突設されている。
下部中央安定用錘6は放射状に配置された上記の複数の索状61によって、下部枠体3の円周形の環状の中心部に保持される。下部中央安定用錘6は、下部枠体3の内側に取り付けられたネット4から少し離れた下方の位置になるように、索状61はすこし長めのものが取り付けられていて、下向きにV字型に撓んだ状態で取り付けられている。
下部中央安定用錘6は下部枠体3の円周形の環状の中心部に位置して、立体型の浮沈式生け簀1全体の下部側を水中で安定させる機能を果たすものである。下部中央安定用錘6は立体型の浮沈式生け簀1の全体の重心位置の真下に配置されて、錘の自重によって常に下向きの力を生じさせることで、上記の上向きに力を生じさせる上部中央安定体5との協働により、立体型の浮沈式生け簀1の全体に上下向きのモーメントが生じないようにして、立体型の浮沈式生け簀1全体の下部側を水中に安定させる。
次に、上記発明を実施するための形態の構成に基づく作用について以下説明する。
現場近くの陸上で、浮沈式生け簀1を組み立てた後、クレーンで吊って海水中または淡水中に入れ、これを船で曳航して、所定の水域に移動する。この場合には、水面に浮くように、上部枠体2と必要に応じて配置された上部中央安定体5にはそれぞれ空気を入れておき、浮力がそれぞれ働くようにしておく。
現場近くの陸上で、浮沈式生け簀1を組み立てた後、クレーンで吊って海水中または淡水中に入れ、これを船で曳航して、所定の水域に移動する。この場合には、水面に浮くように、上部枠体2と必要に応じて配置された上部中央安定体5にはそれぞれ空気を入れておき、浮力がそれぞれ働くようにしておく。
現場の水域で、浮沈式生け簀1を必要に応じて、沈めたり浮かしたりする時には、コンプレッサーを使って上部枠体2の浮力調整室21と必要に応じて配置された上部中央安定体5に空気を入れ、浮力調整室21から空気を放出したい場合には開閉弁24を開くと、水出入用ホース25から海水叉は淡水が流入し、流入する海水叉は淡水によって空気は外部に放出される。
そして、浮沈式生け簀1を沈めたい場合には、空気出入用パイプ23の開閉弁24を開けると、浮力調整室21内の空気より海水叉は淡水の圧力が勝るため、水出入用ホース25から海水または淡水が入る。浮力調整室21内の空気は流入する海水叉は淡水によって押圧されて開いた開閉弁24から空気出入用パイプ23を通じて外部に放出され、浮力調整室21内には、水出入用ホース25を通じて流入する海水または淡水で満たされる。これにより、上部枠体2の比重が、海水または淡水より重たくなるため、浮沈式生け簀1は水面下に沈む。
反対に、水面下に沈んでいる浮沈式生け簀1を浮上させたい場合には、図示しないコンプレッサーを使って、浮力調整室21の内部に空気を圧入する。また、必要に応じて配置された上部中央安定体5にも空気を圧入する。圧入された空気は空気出入用パイプ23を通じて、浮力調整室21内に入る。浮沈式生け簀1が水面下に沈んでいる場合には、開閉弁24は開いたままの状態にあるので、開閉弁24を開ける必要はない。
空気出入用パイプ23を通じて空気を圧入すると、空気出入用パイプ23の先端から浮力調整室21内に空気が流入し始める。そして、流入した空気は、浮力調整室21の内部の海水または淡水に圧力をかける。空気は海水または淡水より軽いため、海水または淡水の上方に位置し、その上方から下方の海水叉は淡水に向かって圧力を及ぼして押圧する。
押圧された海水叉は淡水は、下部に取り付けられている水出入用ホース25から、海水中叉は淡水に強制的に排出される。そして、浮力調整室21が所定量の空気で満たされて浮力が発生したら、開閉弁24を閉める。浮力調整室21内の空気の圧力は水出入用ホース25から流入しようとする海水叉は淡水の水圧よりも高いため、海水叉は淡水は開通している水出入用ホース25を通じて流入することはない。これにより、水面下の浮沈式生け簀1は上昇して、水面上に浮き上がるのである。
空気出入用パイプ23を通じて浮力調整室21の内部に空気を圧入する場合において、浮力調整室21が設けられた上部枠体2には、上向きの力Σfiが生じる(図8参照)。上向きの力fiは分割された各浮力調整室21に作用する力であり、上部枠体2の全体には、これらの各力fiを合計した上向きの力Σfiが生じることになる。
また、必要に応じて環状中央に上部中央安定体5が配置されている場合には、この上向きの力Σfiに加えて、その環状中央に配置された上部中央安定体5には空気が圧入されて浮力が生じて、上向きの力F1が生じる。このときには上向きの力はΣfi+F1となる(図9参照)。
上向きの力Σfiが生じる上部枠体2及び上向きの力F1が生じる上部中央安定体5は立体型の浮沈式生け簀1の重心位置Gの真上の上方に位置し、また、浮沈式生け簀1の重心位置Gの真下の下方には、自重によって常に下向きの力F2が生じている下部中央安定用錘6が配置されている。このとき、浮沈式生け簀1の重心位置Gには、浮沈式生け簀1の自重によって常に下向きの力F3が生じている。
このため、立体型の浮沈式生け簀1の中心部には、その上部側に上部枠体2及び上部中央安定体5による上向きの力Σfi+F1が生じ、その下部側に下向きの力F2が生じるため、上下に回転する方向にモーメントは生ぜず、逆に、生け簀全体を上下向きに回転するのを阻止する方向にモーメントが発生するので、生け簀1の昇降時に生け簀1の上部側が傾くのを確実に防止することができる。
また、環状中央に上部中央安定体5が配置されている場合、立体型の浮沈式生け簀1の中心部には、その上部側に上部中央安定体5による上向きの力F1が生じ、その下部側に下向きの力F2が生じるため、上下に回転する方向にモーメントは生ぜず、逆に、生け簀全体を上下向きに回転するのを阻止する方向にモーメントが発生するので、生け簀1の昇降時に生け簀1の上部側が傾くのを確実に防止することができ、空気の排出時に傾いた浮力調整室21の内部に空気が残留して、浮沈式生け簀1が沈下しなかったり、空気の圧入時に傾いた浮沈式生け簀1の底部側に海水叉は淡水が残留して浮上しないという不都合が生じることはない。
なお、この発明は上記発明を実施するための形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。平面が環状の上部枠体2及び下部枠体3の形状を円周形の場合で説明したが、これに限定されるものではなく、例えば正多角形や楕円形でもよい。また、水面が安定する穏やかな海域で浮沈式生け簀1を使用する場合においては、図1、図2に図示するように、必要に応じて上部中央安定体5及び索状51は省略されることもある。
1 浮沈式生け簀
11 索状
11a 索状
2 上部枠体
2a 手摺
21 浮力調整室
22 仕切り
23 空気出入用パイプ
24 開閉弁
25 水出入用ホース
3 下部枠体
4 ネット
5 上部中央安定体
51 索状
6 下部中央安定用錘
61 索状
62 錘枠体
63 蓋体
64 ボルト・ナット
65 連結受具
fi 上部枠体の各浮力調整室による上向きの力
Σfi 上部枠体による上向きの力
F1 上部中央安定体による上向きの力
F2 下部中央安定用錘による下向きの力
F3 浮沈式生け簀の自重方向
G 浮沈式生け簀の重心位置
11 索状
11a 索状
2 上部枠体
2a 手摺
21 浮力調整室
22 仕切り
23 空気出入用パイプ
24 開閉弁
25 水出入用ホース
3 下部枠体
4 ネット
5 上部中央安定体
51 索状
6 下部中央安定用錘
61 索状
62 錘枠体
63 蓋体
64 ボルト・ナット
65 連結受具
fi 上部枠体の各浮力調整室による上向きの力
Σfi 上部枠体による上向きの力
F1 上部中央安定体による上向きの力
F2 下部中央安定用錘による下向きの力
F3 浮沈式生け簀の自重方向
G 浮沈式生け簀の重心位置
Claims (3)
- 上部枠体と下部枠体から構成され、上部枠体の内側及び下部枠体の内側並びに上部枠体と下部枠体との間の側周面にそれぞれネットが取り付けられた生け簀において、平面からみて環状の上部枠体の内部を中空に形成し、中空の内部を複数に仕切り、仕切られた内部空間に空気及び海水の出し入れで浮力の調整を図る浮力調整室をそれぞれ設け、上部枠体の下方側に位置する下部枠体の環状中心部に立体型の生け簀全体の下部側を水面下で重さにより安定させる下部中央安定用錘を配置したことを特徴とする浮沈式生け簀。
- 上部枠体と下部枠体から構成され、上部枠体の内側及び下部枠体の内側並びに上部枠体と下部枠体との間の側周面にそれぞれネットが取り付けられた生け簀において、平面からみて環状の上部枠体の内部を中空に形成し、中空の内部を複数に仕切り、仕切られた内部空間に空気及び海水の出し入れで浮力の調整を図る浮力調整室をそれぞれ設け、上部枠体の環状中心部に立体型の生け簀全体の上部側を水面上で浮力により水平に安定させる上部中央安定体を配置し、上部枠体の下方側に位置する下部枠体の環状中心部に立体型の生け簀全体の下部側を水面下で重さにより安定させる下部中央安定用錘を配置したことを特徴とする浮沈式生け簀。
- 上部枠体の各浮力調整室の上部に空気の出し入れのための空気出入用パイプを設けると共に空気出入用パイプに開閉弁を取り付け、各浮力調整室の下部に海水叉は淡水の出し入れのための水出入用ホースを設けた請求項1叉は請求項2に記載の浮沈式生け簀。
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