WO2014033776A1 - コネクタおよび、それを用いるチューブ接続構造 - Google Patents

コネクタおよび、それを用いるチューブ接続構造 Download PDF

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Abstract

 本発明のコネクタ(1)は、外筒(2)と内筒(3)との間で、窓部(3b)の形成領域(A)より外筒(2)の一端側に、該窓部(3b)における液体の、弾性部材(5)側への浸入を阻止するシール部材(8)を設けるとともに、環状弁体(4)による開口部(2a)の密閉状態で、該環状弁体(4)が、前記窓部(3b)の形成領域(A)より外筒(2)の他端側に位置することを特徴とするものである。

Description

コネクタおよび、それを用いるチューブ接続構造
 本発明は、一端側に、生体に用いるチューブが取り付けられるとともに、他端側に開口部を有する外筒と、外筒の内側に設けられ、内部に前記チューブを流動する液体が流れる流路を形成した内筒と、外筒の内側に、内筒を取り囲んで配置されて、外筒の前記開口部を開閉する環状弁体と、その環状弁体を、外筒の一端側から付勢する弾性部材とを具え、内筒の側壁に、該内筒の内部を外部に連通する窓部を形成してなるコネクタおよび、それを用いるチューブ接続構造に関するものである。
 この種のコネクタは、たとえば、二本のチューブのうちの一方のチューブの端部に設けられて、他方のチューブの端部に設ける対をなす他のコネクタとともに用いることにより、二本のチューブの相互を、そこを流れる液体の通流可能に接続するチューブ接続構造等を構成するものであり、かかるチューブ接続構造としては従来、特許文献1に記載されたものがある。
 特許文献1に記載されたこのチューブ接続構造を構成する一方のコネクタは、図7に示すように、一端側にチューブが取り付けられるとともに、他端側に開口部101aを有する外筒101と、外筒101の内側でそれの軸線方向に沿って延びて、外筒101の他端側の端部を底壁102aで密閉するとともに、内部に液体が流動する流路を形成した内筒102と、外筒101の内側で、内筒102を取り囲んで配置されて、外筒101の内側を開閉する環状弁体103と、環状弁体103を、外筒の他端側に向けて付勢するコイルばね104とを具えてなる。
 ところで、図7に示すコネクタ100では、たとえば、外筒101の一端側から流入した液体は、内筒102内を通過した後、内筒102の側壁の略全長にわたって設けられた窓部102bを経て、外筒101内のコイルばね104の配設域に流れるので、当該コネクタ100を、患者の膀胱と蓄尿バッグとを繋ぐ導尿カテーテル等の、生体に用いるチューブの接続構造等に用いた場合は、そのようなチューブを流動する液体の、コイルばね104への付着による、コイルばね104の劣化や、該液体に含まれることのある尿路結石その他の固形物の、コイルばね104への詰り等が、コイルばね104の圧縮および復元挙動に影響を及ぼし、それにより、環状弁体103の開閉動作の悪化を招くという問題があった。
 なお、特許文献2に記載された「継手」が具える「第1の部材(10)」は、側壁に「開口(14)」を設けた「ポスト(12)」の周囲を取り囲む「密封スリーブ(15)」により、「第2の部材(20)」との非嵌合状態での、前記「開口(14)」からの液体の漏出を防止し、そして、「第2の部材(20)」との嵌合状態では、「第2の部材(20)」が具える「弾性リング(30)」が、前記「ポスト(12)」の外周側に嵌り込んで、それらの接続部での液漏れおよび、「第1の部材(10)」の「ばね(16)」側への液体の浸入を防止している。
 しかるに、この「第1の部材(10)」では、「第2の部材(20)」との非嵌合状態で、剛性材料からなる「密封スリーブ(15)」によっては、前記「開口」を確実にシールできることの保証がなく、また、「密封スリーブ(15)」が、「ポスト(12)」の周囲をそれの軸線方向の広い範囲にわたって取り囲む筒型をなすことから、「密封スリーブ(15)」を、「ポスト(12)」の周囲に、「開口(14)」を十分にシールできるほど強固に嵌め込んだ場合は、「第2の部材(20)」に対する取付けおよび取外しに際して過大な力が必要となって、取扱いが困難となるという他の問題があった。
国際公開第2007/014281号 特表2003-502588号公報
 本発明は、従来技術が抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、他のコネクタ等への取付けおよび取外しに要する力を小さく抑えつつ、生体に用いるチューブを流動する液体の、環状弁体を付勢する弾性部材への接触および、そのような液体に含まれる固形物の、弾性部材の配設域での詰り等を有効に防止して、環状弁体による外筒開口部の開閉動作を、常に良好に行うことのできるコネクタおよび、それを用いるチューブ接続構造を提供することにある。
 本発明のコネクタは、一端側に、生体に用いるチューブが取り付けられるとともに、他端側に開口部を有する外筒と、前記外筒の内側に設けられ、内部に前記チューブを流動する液体が流れる流路を形成した内筒と、前記外筒の内側に、前記内筒を取り囲んで配置されて、前記外筒の前記開口部を開閉する環状弁体と、該環状弁体を、前記外筒の一端側から付勢する弾性部材とを具え、前記内筒の側壁に、該内筒の内部を外部に連通する窓部を形成してなるものであって、前記外筒と前記内筒との間で、前記窓部の形成領域より前記外筒の一端側に、該窓部における液体の、前記弾性部材側への浸入を阻止するシール部材を設けるとともに、前記環状弁体による前記開口部の密閉状態で、該環状弁体が、前記窓部の形成領域より前記外筒の他端側に位置することを特徴とするものである。
 本発明のコネクタでは、前記シール部材を、前記内筒の外周面に当接して該外周面を取り囲むリング形状とすることが好ましい。
 ここでは、前記環状弁体の、前記外筒の一端側に、前記弾性部材により該環状弁体とともに付勢される剛性環状部材を設け、前記シール部材を、前記剛性環状部材の内周側に、前記内筒との間に挟み込む姿勢で取り付けることが好ましい。
 また、本発明のチューブ接続構造は、上記のコネクタを第一コネクタとし、二本のチューブのうちの一方のチューブの端部に設ける前記第一コネクタと、他方のチューブの端部に設ける、該第一コネクタに嵌合可能な第二コネクタとで構成されて、第一コネクタと第二コネクタとの非嵌合状態で、前記チューブを流動する液体の漏出を防止するとともに、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態で、前記二本のチューブの相互を、前記液体の通流可能に接続するものであって、
 前記第二コネクタが、一端側に、他方のチューブが取り付けられるととともに、他端側に開口部を有する流路筒体と、前記流路筒体の内側に配置されて、該流路筒体の前記開口部を開閉する内側弁体と、前記内側弁体を、該流路筒体の前記開口部に向けて付勢する弾性体とを具え、
 前記窓部の形成領域を、前記嵌合状態で、前記流路筒体の開口部から該流路筒体の内部に挿入される前記内筒の、該流路筒体の内部への挿入部分の範囲内に収めたことを特徴とするものである。
 本発明のコネクタによれば、内筒の側壁に形成した窓部の形成領域よりも、外筒の一端側に、弾性部材側への液体の浸入を阻止するシール部材を設けたことにより、環状弁体による、外筒の開口部の密閉状態および開放状態のいずれの状態にあっても、前記窓部における液体の、弾性部材側への浸入が、上記のシール部材の配設によって阻止されて、弾性部材に液体が接触することがないので、液体との接触に起因する弾性部材の劣化や、弾性部材の配設域への液体の流入による、そこでの固形物の詰り等を防止して、弾性部材の圧縮および復元に基づく環状弁体の開閉動作を、常に良好に維持することができる。
 また、このコネクタは、環状弁体による前記開口部の密閉状態では、その環状弁体が、前記窓部の形成領域より外筒の他端側に位置することにより、外筒の開口部を環状弁体が確実に密閉するので、外筒開口部からの液体の漏出を有効に防止することができる。
 なおここでは、環状弁体が、外筒の開口部を開閉するものとしたことから、従来の「第1の部材」のような、筒型の「密封スリーブ」による液密性の問題や、「第2の部材」に対する取付けおよび取外しに大きな力が必要となることに起因する、操作性の悪化の問題は生じ得ない。
本発明のコネクタの一の実施形態を示す、外筒の中心軸線に沿う断面図である。 図1のコネクタの各構成部材を分解して示す斜視図である。 図1のコネクタと、対をなす他のコネクタとで構成されるチューブ接続構造を、両コネクタの相互の非嵌合状態で示す、外筒の軸線方向に沿う断面図である。 図3のチューブ接続構造が具える他のコネクタの各構成部材を分解して示す斜視図である。 図3のチューブ接続構造を、両コネクタの相互の嵌合状態で示す、図3と同様の図である。 図2に示すコネクタの外筒に設けたガイド溝部および、それの変形例を示す、外筒の外面の展開図である。 従来技術のチューブ接続構造が具える一方のコネクタを、一部を破断除去して示す斜視図である。
 以下に図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
 図1に例示するコネクタ1は、一端側(図1では右側。左右は図1を符号の正しい向きに視た場合の左右を指す)に、図示しないチューブが取り付けられるとともに、他端側(図1では左側)に開口部2aを有する外筒2と、前記外筒2の内側で、たとえば、外筒2に対して同軸配置した、円筒状等の内筒3と、外筒2の内側に内筒3を取り囲む姿勢で配置されて、外筒2の開口部2aを開閉する、ゴム材料もしくは樹脂材料その他の弾性材料からなる環状弁体4と、環状弁体4を外筒2の一端側から付勢する、コイルばね等の弾性部材5とを具えてなる。
 ここで、この実施形態では、外筒2を、外筒2の他端側の、前記開口部2aを形成した円筒状部材6、および、外筒2の一端側で前記円筒状部材6に取り付けられて、チューブの連結に供されるチューブ連結部材7で構成し、そして、そのチューブ連結部材7の、前記一端側の小径部分の外面に、チューブの端部に挿入された際にその端部を摩擦係合させるための複数のテーパ状段差7aを形成している。
 またここでは、内筒3の、外筒2の他端側の端部を、図2に示すように、底壁3aで密閉するとともに、内筒3の側壁の、図1では外筒2の他端側の部分に、内筒3の内部を内筒3の外部に連通させる窓部3bを、たとえば三個設ける。
 かかる窓部3bにより、前記チューブからの液体は、チューブ連結部材7の内側を通過した後、そのチューブ連結部材7に一体形成した内筒3の内部から外部に流動することができ、それにより、後述する他のコネクタとの嵌合状態で、当該他のコネクタ側に液体を通流させることができる。
 ここにおいて、医療・福祉用等の、生体に用いる前記チューブ内には、たとえば、尿、血液、腹水/胸水、胆汁、消化管液、術野浸出液、術野の洗浄液、脳脊髄液のドレナージ液、腹膜透析液等の液体が流れるが、そのような液体には、尿に含まれる尿路結石、砂、チューブ中に残留した血液が凝固して形成される血栓その他の固形物が混入している場合がある。
 そして、上記の液体は、環状弁体4を付勢する弾性部材5に付着して弾性部材5を劣化させ、また、前記固形物は、内筒3の前記窓部3bを経て弾性部材5の配設域に入り込むと、たとえば、弾性部材5としてのコイルばねの、螺旋状をなす巻き線間などに詰って、環状弁体4による外筒開口部2aの開閉動作を悪化させる懸念があることから、この発明では、図1に示すように、外筒2と内筒3との間で、窓部3bの形成領域Aより外筒2の一端側に、窓部3bにおける液体の、弾性部材5側への浸入を阻止するシール部材8を圧縮状態で設ける。
 このことによれば、ゴム材料もしくは樹脂材料その他の弾性材料で構成する前記シール部材8により、先述した液体に含まれることのある固形物は勿論、その液体それ自体も、弾性部材5の配設域に至ることがなくなるので、弾性部材5による付勢に基づく、外筒開口部2aに対する環状弁体4の開閉動作を、常に良好に行わせることができる。
 またこの発明では、環状弁体4による、外筒開口部2aの密閉状態で、図1に示すように、環状弁体4を、窓部3bの形成領域Aよりも外筒2の他端側に位置させることにより、窓部3bを通過する液体の、前記開口部2aからの漏出を防止することができる。なおここで、環状弁体4を、窓部3bの形成領域より外筒2の他端側に位置させることは、厳密には、環状弁体4の、外筒2の他端側を向く正面を、窓部3bの形成領域Aの、最も前記他端側の部分より、該他端側に位置させることを意味するので、図1に示す実施形態のように、環状弁体4と、窓部3bの形成領域Aとは、外筒2の軸線方向に相互に重複する部分があってもよい。
 このようなコネクタ1では、図1に示す密閉状態で、外筒開口部2aからの液漏れおよび、弾性部材5側への液体の浸入をいずれも有効に防止するとの観点から、窓部3bの形成領域Aの軸線方向長さを、環状弁体4とシール部材8との距離D、すなわち、内筒3への接触域における、環状弁体4の、外筒2の一端側を向く背面から、シール部材8の、外筒2の他端側の部分までの軸線方向長さD以下とすることが好ましい。
 ここで、環状弁体4の、外筒2の一端側には、図1,2に示すように、弾性部材5により環状弁体4とともに付勢される剛性環状部材9を、環状弁体4の、外筒2の一端側を向く背面に沿わせて設けることができる。この剛性環状部材9は、外筒2内を、外筒2の軸線方向(図1では左右方向)に沿って移動する環状弁体4とともに移動して、環状弁体4を外筒2の一端側からバッグアップするべく機能することにより、弾性部材5による環状弁体4の付勢を確実に行わせて、図1に示す密閉状態での、外筒開口部2aからの液漏れ防止に寄与する。また、剛性環状部材9は、環状弁体4の、意図しない変形を抑制して、弾性部材5が環状弁体4から飛び出すことを防止する。
 かかる剛性環状部材9を設けたときは、上記のシール部材8を潰すことでより液密性を高めるために、図1に示すように、シール部材8の外径よりも内径の小さい剛性環状部材9の内周側の空間内に取り付けるとともに、剛性環状部材9と内筒3との間に挟み込んで配置することが、弾性部材5側への液体の回り込みを防止するとの観点から好ましい。
 またここで、シール部材8は、外筒2の軸線方向にある程度の長さを有する、図示しない筒形状等とすることも可能であるが、医療従事者や使用者自身が何度も繰り返しコネクタを取り付け・取り外しをしやすくするのに、摩擦を少なくして摺動性を高めるため、図1,2に示すように、内筒3の外周面を取り囲んでその外周面を取り囲むリング形状とすることが好ましい。
 この場合においては、シール部材8を、図示のような、外筒2の軸線方向に沿う断面形状が円形のOリングとすることができる他、図示は省略するが、たとえば、該断面形状がX字形またはV字形をなす、いわゆるXリングまたはVリング等とすることもできる。シール部材8をXリングないしVリングとすることは、剛性環状部材9に取り付けられて、その剛性環状部材9および環状弁体4とともに外筒2内を移動するシール部材8の、内筒外周面に対する摺動性を高めることができる点で好ましい。
 なお、図示の実施形態では、チューブ連結部材7の、外筒2の他端側を向く表面に、その表面から窪ませた環状溝部7bを設け、この環状溝部7b内に、弾性部材5を嵌め合わせて配置している。
 以上に述べたコネクタ1は、図3に示すように、対をなす他のコネクタ51とともに用いることで、チューブ接続構造を構成することができる。
 すなわち、図3に示すチューブ接続構造は、前記コネクタ1を第一コネクタとするとともに、前記他のコネクタ51を第二コネクタとして、互いに嵌め合わされる第一コネクタ1および第二コネクタ51で構成されるものであって、図示しない二本のチューブのうちの一方のチューブの端部に設ける前記第一コネクタ1と、他方のチューブの端部に設ける前記第二コネクタ51との非嵌合状態で、チューブを流動する液体の漏出を防止するとともに、第一コネクタ1と第二コネクタ51との嵌合状態で、それらのチューブの相互を、液体の通流可能に接続するものである。
 ここで、図3に示すところでは、第二コネクタ51は、一端側(図3では左側。左右は、図3を符号の正しい向きに視た場合の左右を指す。具体的には、図3で第一コネクタ1があるほうを右、第二コネクタ51があるほうを左とする。)に、他方のチューブが取り付けられるとともに、他端側(図3では右側)に開口部52aを有する流路筒体52と、流路筒体52の内側に配置されて、流路筒体52の開口部52aを開閉する内側弁体53と、内側弁体53を、流路筒体52の開口部52aに向けて付勢する弾性体54とを具えてなる。
 なおここでは、第二コネクタ51の流路筒体52を、第一コネクタ1と第二コネクタ51との嵌合状態で、第一コネクタ1の外筒2内へ挿入される、外筒2よりも内外径がともに小さい円筒状部材55、および、円筒状部材55に取り付けられて、流路筒体52の一端側に向かうに従って内外径が漸減するテーパ形状を有するチューブ連結部材56で構成し、このチューブ連結部材56の、内径が一定の部分の外面に、他方のチューブの端部に挿入された際に該端部を摩擦係合させる複数のテーパ状段差56aを形成している。
 また、図3に示す実施形態では、第二コネクタ51の流路筒体52の内側に、図4に分解斜視図で示すように、弾性体54を流路筒体52の一端側から支持する支持体57を配置するとともに、支持体57を、前記円筒状部材55とチューブ連結部材56との間に挟み込んで固定される固定フレーム58に、たとえば三本の連結アーム59によって連結している。連結アームは、一もしくは二本または、四本以上設けることも可能である。
 このような第二コネクタ51は、図3に示す、第一コネクタ1との非嵌合状態では、弾性体54によって流路筒体52の開口部52aに向けて付勢される内側弁体53が、流路筒体52の開口部52aの内側に嵌り込んで、そこを密閉するので、流路筒体52の開口部52aからの液漏れを防止することができる。
 一方、第一コネクタ1と第二コネクタ51とを嵌め合わせるに当っては、第二コネクタ51を第一コネクタ1に挿入することにより行うことができる。
 かかる嵌め合わせに際する、各構成部材の動きを詳説すれば、第二コネクタ51の、第一コネクタ1への挿入により、図5に示すように、第一コネクタ1の内筒3の底壁3aが、第二コネクタ51の内側弁体53を、それの背面側の弾性体54の付勢力に対抗して流路筒体52の内側に押し込むと同時に、第二コネクタ51の他端側に設けた、開口部52aの周囲の内向きフランジ部52bが、第一コネクタ1の環状弁体4を、それの背面側からの弾性体5の付勢力に抗して外筒2の内側に押し込む。
 その結果として、第一コネクタ1の環状弁体4および、第二コネクタ51の内側弁体53のそれぞれが開くので、たとえば、患者の尿道からの尿は、尿道に留置された一方のチューブを経て第一コネクタ1のチューブ連結部材7内に流入した後、内筒3の側壁に設けた窓部3bから、第二コネクタ51側の円筒状部材55およびチューブ連結部材56を順次に流動して、たとえば蓄尿バッグに取付けた他方のチューブに流れることになる。従って、このチューブ接続構造によれば、一方のチューブおよび他方のチューブの相互を、通流可能に接続することができる。
 ここにおいて、この発明では、第一コネクタ1の外筒2と内筒3との間に、先述したシール部材8を設けたことにより、内筒3の窓部3b付近を流れる液体は、それより外筒2の一端側の弾性部材5側へ浸入することがないので、弾性部材5の、液体との接触を常に防止することができる。なお、図示の実施形態では、図5に示す嵌合状態で、窓部3bにおける液体の、弾性部材5側への浸入は、シール部材8に至る手前の、該窓部3bとシール部材8との間に位置する環状弁体4で防止されることになる。
 このようなチューブ接続構造において好ましくは、窓部3bの形成領域Aを、図5に示す嵌合状態で、内筒3の、流路筒体52の内部への挿入部分の範囲内とする。言い換えれば、窓部3bの形成領域Aの軸線方向長さは、前記嵌合状態で、内筒3の、流路筒体52の内部への挿入量L以下とすることが好ましい。それにより、窓部3bを、流路筒体52内で大きく開放させて、3mm程度の直径を有することがある尿路結石等の固形物を、たとえば、窓部3bから流路筒体52へ、そこで詰ることなしに流すことができるとともに、弾性部材5側への液体の浸入を有効に防止することができる。
 なおここで、図示のチューブ接続構造では、第一コネクタ1と第二コネクタ51との嵌合状態で、それらの接触部分での液漏れを有効に防止するため、第二コネクタ51の流路筒体52の内向きフランジ部52bの、第一コネクタ1の外筒開口部2aと向き合う対向面に、該対向面から突出する環状シール凸部64を、開口部52aを取り囲む形態で取り付けるとともに、第一コネクタ1の環状弁体4の、第二コネクタ51の流路筒体52の開口部52aと向き合う対向面にもまた、前記嵌合状態で、第二コネクタ51側の前記環状シール凸部64に全周にわたって当接する環状シール凸部4aを、該対向面から突出させて形成している。弾性材料にて形成することのできるこれらの環状シール凸部64,4aのそれぞれは、流路筒体52の内向きフランジ部52bないしは、環状弁体4と一体に形成することができる他、流路筒体52の内向きフランジ部52bないしは、環状弁体4に、これとは別個の部材として取り付けることも可能である。
 またここで、このチューブ接続構造では、非嵌合状態で、図3に示すように、第一コネクタ1の、内筒底壁3aと環状弁体4とで形成される先端面S1を、環状シール凸部4a以外の表面領域で平坦面とし、また、第二コネクタ51の、流路筒体52の内向きフランジ部52bと内側弁体53とで形成される先端面S2を、環状シール凸部64以外の表面領域で平坦面とすることが好ましい。これにより、第一コネクタ1から第二コネクタ51を取り外して非嵌合状態とした後に、それらの先端面S1,S2に付着することのある液体を、布等で拭き取ることが容易となって、第一コネクタ1および第二コネクタ51を、液体の拭き残りなしに常に清潔なものとすることができる。
 そしてまた、第二コネクタ51の内側弁体53は、図3,5に示すように、弾性体54側の表面を窪ませること等によって、弾性体54を収容するための弾性体収容部53aを設けて、たとえばキャップ状に形成するとともに、該弾性体収容部53aの底部分に弾性体54を当接させて配置することが好ましい。それにより、図5に示す嵌合状態では、圧縮状態の弾性体54が弾性体収容部53aに収容されるので、弾性体54の、尿等の液体との接触を極力防いで、弾性体54としてのコイルばねへの液体の付着を抑制し、また、弾性体54、弾性体収容部53aへの尿路結石等の詰まりを防止することができる。
 なお、図示は省略するが、弾性部材5および弾性体54の少なくとも一方は、外筒2ないし流路筒体52の他端側に向けて環状弁体4ないし内側弁体53を付勢可能な弾性体、たとえば、円筒状、または、内外表面を蛇腹状に形成した筒状のゴム部材等とすることができる。
 また、これも図示は省略するが、弾性体54は、内側弁体と一体に形成して、いわゆるメカニカルスプリング等とすることもできる。
 このような弾性部材5および弾性体54を設けたときは、第二コネクタ51を第一コネクタ1から取り外した後の、図3に示す非嵌合状態で、弾性部材5および弾性体54の付勢力により、環状弁体4および内側弁体53のそれぞれが、外筒2および流路筒体52のそれぞれの開口部2aおよび52aを密閉することになるので、第一コネクタ1と第二コネクタ51との取付けおよび取外しを繰り返して用いることができる。
 そしてこのことは、とくに、当該チューブ接続構造を、一端側を患者の膀胱に留置するとともに他端側を蓄尿バッグに取り付ける導尿カテーテルの途中に設けた場合に、蓄尿バッグを、状況に応じて患者から切り離して用いることができるので、患者が蓄尿バッグから離れて、いわゆるリハビリや入浴等をすることができ、また、蓄尿バッグの位置や状態による、膀胱内部への尿の逆流、それに起因する尿路感染症の発症のおそれを取り除くことができる点で好適である。
 この一方で、第一コネクタ1と第二コネクタ51とを一旦接続した後、第二コネクタ51を第一コネクタ1から取り外すことなく、それらのコネクタ1,51を常に嵌め合わせた状態で使用する場合は、上述した弾性体54を設けることは必ずしも必要ではないので、図示は省略するが、この実施形態から弾性体54を省くことができる。
 ところで、図示の実施形態では、支持体57の、流路筒体52の一端側を向く表面に、流路筒体57の一端側に向けて外径が次第に小さくなる略テーパ状をなす流速調整部57aを、該表面から突出させて設けている。この流速調整部57aにより、チューブを流動する液体が、たとえば、第一コネクタ51の内部を流路筒体52の他端側から一端側に向けて流れる場合に、支持体57の配設によって流路の断面積が小さくなる、支持体57の、流路筒体52の内面への連結位置よりも流路筒体52の一端側での液体の流速の低下を抑制して、そこでの、液体に含まれる固形物の滞留を効果的に防止することができる。
 またこの実施形態では、流路筒体52の内側に押し込まれる内側弁体53の、流路筒体52の軸線方向に沿う直線運動をガイドするため、内側弁体53と弾性体54との間に、図4に示すように、円盤部に三本の脚部63aを設けてなるガイド部材63を、キャップ状をなす内側弁体53の内側に嵌め込んで配置するとともに、支持体57および、それに一体形成した流速調整部57aの外面に、前記脚部63aのそれぞれが入り込んで摺動する三本の摺動溝57bを形成している。このようなガイド部材63および摺動溝57bの配設本数ないし形状、寸法等は適宜変更することができる。
 そしてまた、支持体57には、弾性体54としてのコイルばねを取り付けるための位置決めロッド65を、支持体57から突出させて設けている。
 但し、上述した流速調整部57a、ガイド部材63および摺動溝57bならびに位置決めロッド65を設けることは、本発明の必須の構成ではない。
 以上に述べたチューブ接続構造では、第一コネクタ1と第二コネクタ51とを嵌め合わせた状態で、それらのコネクタ1,51の相互を固定するため、たとえば第一コネクタ1の外筒開口部2aに、図2に例示するように、外筒2の内側に向けて突出する一個以上、好ましくは、相互に対向する二個の内向き突起部2bを設け、また、第二コネクタ51の流路筒体52の外面に、図4に例示するように、流路筒体52の他端側に開口するとともに、流路筒体52の他端側から一端側に向けて延びるガイド溝部60を、前記内向き突起部2bの配設位置および個数に対応させて、ここでは二本設けることができる。
 ここで、図4に示すガイド溝部60はそれぞれ、図6(a)に、流路筒体52の外面の展開図で示すように、全長にわたって内向き突起部2bの幅より僅かに広い溝幅で、流路筒体52の他端側(図6では右側)から一端側(図6では左側)に向けて、流路筒体52の外面に沿って流路筒体52の軸線方向(図6では左右方向)と平行に延びるとともに、その延在途中の屈曲箇所60aで、流路筒体52の周方向(図6では上下方向)に向けて、たとえば直角に折れ曲がってなるものである。
 このような内向き突起部2bおよびガイド溝部60を形成した場合、第一コネクタ1および第二コネクタ51を、相互の嵌合状態で固定するには、第二コネクタ51を第一コネクタ1に、捩ることなく押し込んで、前記内向き突起部2bを、ガイド溝部60の内側で、流路筒体52の他端側から一端側に向けて摺動させるとともに、流路筒体52の周方向への屈曲箇所60aに達したところで、第一コネクタ1と第二コネクタ51とを相対的に回転させることにより、押し縮められた弾性部材5および弾性体54の、軸線方向の復元力に基き、前記内向き突起部2bが、ガイド溝部60の、流路筒体52の周方向に延びる部分の溝壁面に摩擦係合することになって固定することができる。
 またここでは、図6(a)に示すガイド溝部60に代えて、図6(b)に示すような、流路筒体52の軸線方向と平行に延びて、屈曲箇所61aで流路筒体52の周方向の一方に向けて折れ曲がった後、屈曲箇所61bでさらに折れ曲がって、流路筒体52の他端側に向けて幾分延びて終端するガイド溝部61、または、図6(c)に示すような、流路筒体52の他端側から一端側に向けて軸線方向に対して傾斜する姿勢で延びるとともに、流路筒体52の一端側の端部への、三箇所の屈曲箇所62a~62cの形成により、流路筒体52の一端側に凸の山なりに折れ曲がってなるガイド溝部62等を設けることができる。
 なお、図6(c)に示すガイド溝部62では、内向き突起部2bが山なりの屈曲箇所62a~62cを乗り越える際に、クリック音を生じさせることができるので、使用者は、第一コネクタ1および第二コネクタ51が固定されたことを容易に認識することができ、また、かかる屈曲箇所62a~62cは、第二コネクタ51の、第一コネクタ1からの意図しない外れを防止して、それらの相互をロックするべくも機能する。
 また、この発明のチューブ接合構造を、先に述べたような導尿カテーテルの途中に設ける場合は、チューブが大きな力で引っ張られた際にも、第一コネクタ1から第二コネクタ51が外れることなく、それらのコネクタ1,51の嵌合状態が維持されると、患者の膀胱に留置されている導尿カテーテルが該膀胱から引き抜けるおそれがあることから、チューブにある程度の引張り力が作用した際に、第一コネクタ1から第二コネクタ51が外れるものとすることができる、図6(c)に示す形態のガイド溝部62が、他の形態のものによりも好ましい。
 なお、上述したいずれのガイド溝部60,61,62においても、上記の屈曲箇所60a,61a,61b,62a~62cを、図示しない湾曲箇所とすることができる。
 このような内向き突起部およびガイド溝部で構成されるロック機構は、チューブ接続構造の外側に向けて突出する箇所が存在しないことから、チューブ接続構造が、たとえば患者の皮膚に接触することがあっても、その皮膚を傷つけることがないので、とくに、医療・福祉用のチューブに用いる場合に有効である。
 ここで、第一コネクタ1側の外筒開口部2aに、上述したような内向き突起部2bを設けたときは、第一コネクタ1と第二コネクタ51との非嵌合状態で、弾性部材5の付勢力によって前記開口部2aに位置することになる環状弁体4の、各内向き突起部2bの配設位置と対応する周方向の一部に、図2に示すように、内向き突起部2bが入り込む窪み部分4bを設けることができる。
 またここで、第二コネクタ1の弾性部材5の圧縮および復元に起因する、環状弁体4の、剛性環状部材9とともにする外筒2内での変位を常に、外筒2の軸線方向と平行に、かつ外筒2に対する同一姿勢で行わせるため、外筒2の内面には、図2に示すように、外筒2の軸線方向と平行に延びる直線溝2cを、たとえば二本設けるとともに、剛性環状部材9の外周面の、前記直線溝2cと対応するそれぞれの周方向位置に、これも外筒2の軸線方向と平行に延びて、前記直線溝2c内に嵌合して該直線溝2c内を摺動する嵌合凸部9aを設けることができる。
 なお、上述したコネクタでは、環状弁体および内側弁体、弾性部材および弾性体ならびに、シール部材以外の各構成部材の剛性材料として、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリ-(4-メチルペンテン-1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン-スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂等の各種樹脂材料、あるいはこれらのうちの一種以上を含むブレンド体、ポリマーアロイ等を用いることができる。また、その他にも、各種ガラス材、セラミックス材料、金属材料で構成することも可能である。
 一方、環状弁体および内側弁体、コイルばねを除く弾性部材および弾性体ならびに、シール部材等を形成する弾性材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン-プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
 1 コネクタ(第一コネクタ)
 2 外筒
 2a 開口部
 2b 内向き突起部
 2c 直線溝
 3 内筒
 3a 底壁
 3b 窓部
 4 環状弁体
 4a 環状シール凸部
 4b 窪み部分
 5 弾性部材
 6 円筒状部材
 7 チューブ連結部材
 7a テーパ状段差
 8 シール部材
 9 剛性環状部材
 51 他のコネクタ(第二コネクタ)
 52 流路筒体
 52a 開口部
 52b 内向きフランジ部
 53 内側弁体
 54 弾性体
 55 円筒状部材
 56 チューブ連結部材
 56a テーパ状段差
 57 支持体
 57a 流速調整部
 57b 摺動溝
 58 固定フレーム
 59 連結アーム
 60~62 ガイド溝部
 60a,61a,61b,62a~62c 屈曲箇所
 63 ガイド部材
 63a 脚部
 64 環状シール凸部
 S1 第一コネクタの先端面
 S2 第二コネクタの先端面
 A 窓部の形成領域
 D 環状弁体とシール部材との距離
 L 内筒の、流路筒体の内部への挿入長さ

Claims (4)

  1.  一端側に、生体に用いるチューブが取り付けられるとともに、他端側に開口部を有する外筒と、前記外筒の内側に設けられ、内部に前記チューブを流動する液体が流れる流路を形成した内筒と、前記外筒の内側に、前記内筒を取り囲んで配置されて、前記外筒の前記開口部を開閉する環状弁体と、該環状弁体を、前記外筒の一端側から付勢する弾性部材とを具え、前記内筒の側壁に、該内筒の内部を外部に連通する窓部を形成してなるコネクタであって、
     前記外筒と前記内筒との間で、前記窓部の形成領域より前記外筒の一端側に、該窓部における液体の、前記弾性部材側への浸入を阻止するシール部材を設けるとともに、前記環状弁体による前記開口部の密閉状態で、該環状弁体が、前記窓部の形成領域より前記外筒の他端側に位置することを特徴とするコネクタ。
  2.  前記シール部材を、前記内筒の外周面に当接して該外周面を取り囲むリング形状としたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3.  前記環状弁体の、前記外筒の一端側に、前記弾性部材により該環状弁体とともに付勢される剛性環状部材を設け、前記シール部材を、前記剛性環状部材の内周側に、前記内筒との間に挟み込む姿勢で取り付けたことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4.  請求項1に記載のコネクタを第一コネクタとし、二本のチューブのうちの一方のチューブの端部に設ける前記第一コネクタと、他方のチューブの端部に設ける、該第一コネクタに嵌合可能な第二コネクタとで構成されて、第一コネクタと第二コネクタとの非嵌合状態で、前記チューブを流動する液体の漏出を防止するとともに、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態で、前記二本のチューブの相互を、前記液体の通流可能に接続するチューブ接続構造であって、
     前記第二コネクタが、一端側に、他方のチューブが取り付けられるととともに、他端側に開口部を有する流路筒体と、前記流路筒体の内側に配置されて、該流路筒体の前記開口部を開閉する内側弁体と、前記内側弁体を、該流路筒体の前記開口部に向けて付勢する弾性体とを具え、
     前記窓部の形成領域を、前記嵌合状態で、前記流路筒体の開口部から該流路筒体の内部に挿入される前記内筒の、該流路筒体の内部への挿入部分の範囲内に収めたことを特徴とするチューブ接続構造。
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