JP2014062601A - チューブ接続構造 - Google Patents

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高寛 千田
Kyota Kimura
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Abstract

【課題】第一コネクタまたは第二コネクタのいずれか一方のコネクタを、他方のコネクタに捩じ込む際の、チューブへの捩れの発生を防止して、第一コネクタおよび第二コネクタの相互の嵌め合わせを、小さな力で容易に行うことのできるチューブ接続構造を提供する。
【解決手段】本発明のチューブ接続構造は、外筒2および内筒12の少なくとも一方を、内部に液体の流路が形成されて、チューブが取り付けられるチューブ連結部16、および、前記チューブ連結部16に対して中心軸線の周りに回転可能に該チューブ連結部16に取り付けた回転筒体17で構成したことを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、二本のチューブのそれぞれの端部に設けられて、互いに嵌め合わされる第一コネクタおよび第二コネクタで構成してなるチューブ接続構造、とくに、該第一コネクタと第二コネクタとの非嵌合状態で、前記チューブを流動する液体の漏出を防止するとともに、前記第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態で、前記二本のチューブの相互を、前記液体の通流可能に接続するチューブ接続構造に関するものである。
第一コネクタおよび第二コネクタからなるこの種のチューブ接続構造としては従来、たとえば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載されたチューブ接続構造は、図8に、チューブの軸線方向に沿う断面図で示すように、第一コネクタ100が、一端側(図では右側)に、図示しない一方のチューブが連結される外筒101と、該外筒101の内側で外筒101の軸線方向に延びて、一方のチューブと外筒101とを連通させる連通管102と、連通管102の周囲に設けられて、外筒101の内側の開閉をもたらす環状弁体103と、連通管102の周囲を取り囲んで配設されて、環状弁体103を付勢する第一コイルばね104と、外筒101および一方のチューブの相互を連結するチューブ連結部材105とを具え、また、第二コネクタ150が、一端側(図では左側)に、図示しない他方のチューブが連結されるとともに、他端側(図では右側)に内向きフランジ部151aを設けた内筒151と、内向きフランジ部151aの内側を開閉する内側弁体152と、該内側弁体152を付勢する第二コイルばね153と、内筒151および他方のチューブの相互を連結するチューブ連結部材154とを具えてなるものである。
国際公開第2007/014281号
ところで、図8に示す従来のチューブ接続構造では、第一コネクタ100と第二コネクタ150とを、相互の嵌合状態で固定するため、第一コネクタ100が有する外筒101および、第二コネクタ150が有する内筒151のそれぞれの内周面および外周面に、たとえば、図示は省略するが、突起部および、軸線方向に対して傾斜して延びる溝部のそれぞれを設けることがあり、この場合、第一コネクタ100と第二コネクタ150とを嵌め合わせるに当っては、外筒101または内筒151のいずれか一方に設けた先述の突起部を、他方に設けた溝部内で摺動させるべく、第二コネクタ150を第一コネクタ100に対して捩じ込むことで、それらのコネクタを相互に固定することができる。
しかるに、このように、第二コネクタ150を、第一コネクタ100に対して、それの中心軸線の周りに回転させて捩じ込むと、たとえば、第二コネクタ150のチューブ連結部材154に取り付けたチューブが、前記中心軸線の周りに捩れることに起因して、第二コネクタ150を捩じ込むに際して大きな捩込み力が必要になり、その結果として、第二コネクタ150の、第一コネクタ100への嵌め合わせが困難となるという問題があった。
なおとくに、第二コネクタ150に取り付けられるチューブを、患者の膀胱内に留置させる導尿カテーテルとする場合は、上述したような、第一コネクタ100への第二コネクタ150の捩込みにより、たとえば、尿道カテーテルとしてのそのチューブが留置されている患者の膀胱内でチューブが捩れて、患者に苦痛を与えるおそれがあるとともに、その膀胱内を傷つける懸念もある。
本発明は、従来のチューブ接続構造が抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、第一コネクタまたは第二コネクタのいずれか一方のコネクタを、他方のコネクタに捩じ込む際の、チューブへの捩れの発生を防止して、第一コネクタおよび第二コネクタの相互の嵌め合わせを、小さな力で容易に行うことのできるチューブ接続構造を提供することにある。
本発明のチューブ接続構造は、二本のチューブのそれぞれの端部に設けられて、互いに嵌め合わされる第一コネクタおよび第二コネクタで構成してなり、該第一コネクタと第二コネクタとの非嵌合状態で、前記チューブを流動する液体の漏出を防止するとともに、前記第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態で、前記二本のチューブの相互を、前記液体の通流可能に接続するものであって、
前記第一コネクタが、一端側に一方の前記チューブが連結される外筒と、該外筒の内側に延びて、該チューブと前記外筒とを連通させる連通部と、該連通部の周囲に設けられ、前記非嵌合状態で、前記外筒の他端側の開口部を密閉する環状弁体とを具え、
前記第二コネクタが、一端側に他方の前記チューブが連結され、前記嵌合状態で、前記外筒の内側に捩じ込まれて前記環状弁体を前記外筒の内側に押し込む内筒と、前記非嵌合状態で、前記内筒の他端側部分の内側に嵌り込んで該内筒の他端側を密閉するとともに、前記嵌合状態で、前記連通部により前記内筒の内側に押し込まれる内側弁体とを具え、
前記外筒および前記内筒の少なくとも一方を、内部に前記液体の流路が形成されて、チューブが取り付けられるチューブ連結部、および、前記チューブ連結部に対して中心軸線の周りに回転可能に該チューブ連結部に取り付けた回転筒体で構成したことを特徴とするものである。
ここで好ましくは、前記内筒を、前記チューブ連結部および前記回転筒体で構成するとともに、該回転筒体が、該チューブ連結部への取付け位置に、該回転筒体の外表面から盛り上がる隆起部を有し、前記嵌合状態で、前記外筒の内側に入り込む前記内筒の前記回転筒体に、前記隆起部の外表面を外筒の外表面まで滑らかに連結する表面平滑部分を設ける。
この場合においては、前記内筒の隆起部から該内筒の軸線方向に延びる前記表面平滑部分を、該軸線方向で、前記嵌合状態における前記内側弁体と前記連通部との当接位置まで延在させることが好ましい。
また好ましくは、前記チューブ連結部および前記回転筒体の、相互に対向するそれぞれの端部に、該端部の全周にわたって、軸線方向に沿う断面でL字状に突出して互いに内外周側で嵌合するL型内側突部およびL型外側突部のそれぞれを設け、該L型内側突部およびL型外側突部の相互を嵌合させて、前記回転筒体を前記チューブ連結部に取り付ける。
そしてまた好ましくは、前記チューブ連結部および前記回転筒体の、相互に対向するそれぞれの端部に、互いに係合する抜け止め凸部および抜け止め凹部のそれぞれを形成する。
なお、上述したチューブ接続構造では、前記回転筒体の、前記チューブ連結部への取付け箇所に、該取付け箇所での液体の漏出を防止するシール部材を配設することが好ましい。
ところで、本発明のチューブ接続構造では、前記外筒の前記開口部に、該外筒の内側に向けて突出する一個以上の内向き突起部を設けるとともに、前記内筒の外面に、該内筒の他端側に開口するとともに、該他内筒の他端側から一端側に向けて延びて、前記第一コネクタと第二コネクタとを嵌め合わせるに当り前記内向き突起部が入り込んで摺動する一本以上のガイド溝部を設けることが好ましく、かかるガイド溝部の、前記内筒の一端側の端部には、少なくとも一箇所の屈曲ないし湾曲箇所を形成することが好ましい。
本発明のチューブ接続構造によれば、前記外筒および前記内筒の少なくとも一方を、チューブが取り付けられるチューブ連結部、および、前記チューブ連結部に対して中心軸線の周りに回転可能に該チューブ連結部に取り付けた回転筒体で構成したことにより、第一コネクタまたは第二コネクタのいずれか一方のコネクタを、他方のコネクタに捩じ込むに際して、外筒および内筒の少なくとも一方が有する回転筒体が、それを取り付けたチューブ連結部に対して相対的に回転することで、チューブへの捩れの発生を防止することができるので、第一コネクタおよび第二コネクタの相互の嵌め合わせを、小さな力で容易に行うことができる。
本発明のチューブ接続構造の一の実施形態を、第一コネクタと第二コネクタとの非嵌合状態で示す、チューブの軸線方向に沿う断面図である。 図1のチューブ接続構造を、第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態で示す、図1と同様の図である。 図1のチューブ接続構造が具える第一コネクタの各構成部材を分解して示す斜視図である。 図1のチューブ接続構造が具える第二コネクタの各構成部材を分解して示す斜視図である。 図1のチューブ接続構造が具える第二コネクタの回転筒体の、チューブ連結部への取付け箇所および、その変形例を示す拡大断面図である。 図1のチューブ接続構造が具える第二コネクタの回転筒体の変形例を示す、図1と同様の図である。 図1のチューブ接続構造が具える第二コネクタの内筒に設けたガイド溝部および、それの変形例を示す、内筒の外面の展開図である。 従来のチューブ接続構造を示す、チューブの軸線方向に沿う断面図である。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すところにおいて、図中1は、たとえば、尿、血液、腹水/胸水、胆汁、消化管液、術野浸出液、術野の洗浄液、脳脊髄液のドレナージ液、腹膜透析液その他の液体が流動する医療・福祉用の、図示しない二本のチューブのうちの一方のチューブの端部に設ける第一コネクタを、また、図中11は、他方のチューブの端部に設ける、前記第一コネクタ1に嵌合可能な第二コネクタをそれぞれ示す。
そしてここでは、たとえば、患者から排出された尿を蓄尿バッグまで案内する導尿カテーテルとしての前記二本のチューブの相互を接続するための、生体に用いるチューブの接続構造を、たとえば、患者側の前記第一コネクタ1と、図示しない蓄尿バッグ側の前記第二コネクタ11とで構成する。
ここで、図示の実施形態では、第一コネクタ1は、一端側(図1では右側。左右は、図1を符号の正しい向きに視た場合の左右を指す。具体的には、図1で第一コネクタ1があるほうを右、第二コネクタ11があるほうを左とする。)に一方のチューブが連結されるとともに、他端側(図1では左側)に開口部2aを有する外筒2と、外筒2の内側で外筒2の一端側から他端側の開口部2aまで延びて、前記一方のチューブと外筒2とを連通させる連通部3と、連通部3の周囲で外筒2との間に設けられ、第二コネクタ11との図示の非嵌合状態で、外筒2の前記開口部2aを密閉する、外筒2の軸線方向に変位可能な環状弁体4と、環状弁体4の背面(図1では右側の面)に沿って設けた剛性支持部材5と、該剛性支持部材5を介して、環状弁体4を外筒2の開口部2aに向けて付勢する、コイルばね等の第一弾性体6とを具える。
またここでは、第二コネクタ11は、一端側(図1では左側)に他方のチューブが連結され、他端側(図1では右側)に内向きフランジ部12aを形成するとともに、前記外筒2の内径よりも僅かに小さい外径を有する内筒12と、内筒12の中心軸線上に配置されて、第一コネクタ1との図示の非嵌合状態で、内筒12の内向きフランジ部12aの内側に嵌り込んでこれを密閉する内側弁体13と、内側弁体13を内筒12の内向きフランジ部12aの内側に向けて付勢する、コイルばね等の第二弾性体14とを具えてなる。
なお、上述した環状弁体4および内側弁体13のそれぞれは、ゴム材料もしくは樹脂材料その他の弾性材料で形成することができる。
このような構成を有する第一コネクタ1と第二コネクタ11とを嵌め合わせるに当っては、第二コネクタ11の内筒12を第一コネクタ1の外筒2の内側に挿入することだけで行うことができる。
かかる嵌め合わせに際する各構成部材の動きを詳説すれば、図2に示すように、外筒2の内側に挿入される内筒12が、それの内向きフランジ部12aで、外筒2の開口部2aを密閉する環状弁体4を、該環状弁体4を付勢する第一弾性体6の付勢力に抗して外筒2の内側に押し込むと同時に、内筒12の内向きフランジ部12aの内側に挿入される連通部3の先端が、第二コネクタ11の内側弁体13を、該内側弁体13を付勢する第二弾性体14の付勢力に抗して内筒12の内側に押し込む。
それにより、環状弁体4および内側弁体13のそれぞれが開いて、一方のチューブからの液体が、たとえば、一端を底壁3aで密閉した円管状をなす連通部3の側壁に設けた通流孔3bを経て、外筒2および内筒12を流動するとともに、他方のチューブに流入することになるので、該液体を、第一コネクタ1および第二コネクタ11を介して他方のチューブへ通流させることができる。
一方、第二コネクタ11を第一コネクタ1から取り外した場合の、第一コネクタ1と第二コネクタ11との非嵌合状態では、第一コネクタ1と第二コネクタ11との離隔により、図1に示すように、上記の嵌合状態で内筒12により外筒2の内側に押し込まれていた環状弁体4が、第一弾性体6の復元力に基いて、外筒2の一端側に摺動変位するとともに、環状弁体4が、外筒2の開口部2aで、外筒2と連通部3の底壁3aとの間に嵌り込むことにより、外筒2の他端側の開口部2aが密閉される。
またここでは、上記の嵌合状態で連通部3によって内筒12の内側に押し込まれていた内側弁体13が、圧縮姿勢から解放される第二弾性体14の復元力によって、内筒12の他端側の内向きフランジ部12aの内側に向けて変位するとともに、該内向きフランジ部12aの内側に嵌り込んで、内筒12の他端側が密閉されることになる。
その結果、環状弁体4および内側弁体13のそれぞれが閉じて、チューブを流動する液体の漏出を防止することができる。
ところで、このようなチューブ接続構造では、第一コネクタ1と第二コネクタ11とを嵌め合わせた状態で、それらのコネクタ1,11の相互を固定するため、外筒2の他端側の開口部2aに、図3に分解斜視図で例示するように、外筒2の内側に向けて突出する一個以上、好ましくは、相互に対向する二個の内向き突起部7を設け、また、内筒12の外面に、図4に例示するように、内筒12の他端側に開口するとともに、内筒12の他端側から一端側に向けて延びて、内筒12の一端側の端部側で内筒12の周方向に向けて直角に折れ曲がる屈曲箇所15aを有するガイド溝部15を、前記内向き突起部7の配設位置および個数に対応させて、ここでは二本設けることができる。
上述したような内向き突起部7およびガイド溝部15を設けた場合、第一コネクタ1と第二コネクタ11とを嵌め合わせるには、はじめに、第二コネクタ11を第一コネクタ1に、捩ることなく押し込んで、内向き突起部7のそれぞれを、対応するガイド溝部15のそれぞれの内側で、内筒12の他端側から一端側に向けて摺動させ、次いで、内筒12の屈曲箇所15aに達したところで、第二コネクタ11を第一コネクタ1に対して相対的に回転させて捩じ込むことにより、押し縮められた第一弾性体6および第二弾性体14の、軸線方向の復元力に基き、前記内向き突起部7が、ガイド溝部15の、内筒12の周方向に延びる部分の溝壁面に摩擦係合するので、第一コネクタ1と第二コネクタ11とを相互に固定することができる。
このように、第二コネクタ11を第一コネクタ1に捩じ込むと、内筒12に連結された他方のチューブが、内筒12の中心軸線の周りに捩れることにより、第二コネクタ11の捩じ込みに大きな力が必要となって、第一コネクタ1と第二コネクタ11との嵌め合わせが困難となるという問題がある。
この問題に対処するため、本発明では、たとえば内筒12を、内部に流路が形成されて、他方のチューブが取り付けられるチューブ連結部16と、チューブ連結部16に対して内筒12の中心軸線の周りに回転可能に、チューブ連結部16に取り付けた回転筒体17とで構成する。
これによれば、第二コネクタ11を第一コネクタ1に捩じ込むに当って、外筒2の内向き突起部7が、内筒12の外面、より直接的には、回転筒体17の外面に設けたガイド溝部15内を摺動する際に、回転筒体17が、他方にチューブが取り付けられるチューブ連結部16に対して回転することにより、チューブ連結部16および、それに取り付けた他方のチューブは回転しないので、他方のチューブへの捩れの発生を防止することができ、その結果として、第二コネクタ11の小さな捩込み力の下、第一コネクタ1と第二コネクタ11との嵌め合わせを容易に行うことができる。
なおここでは、内筒12の前記チューブ連結部16は、他方のチューブの端部に挿入されて該端部を摩擦係合させる複数のテーパ状段差を形成した外面を有する、内筒12の一端側の管状部分、および、該管状部分に連続して形成されて、内筒12に向けて内外径が漸増する中空の円錐台状部分を有し、また、内筒12の回転筒体17は、略円筒形状をなす。このようなチューブ連結部および回転筒体の少なくとも一方は、複数個の部材を組合わせて構成することもでき、その場合、チューブ連結部および回転筒体のうちの、他方のチューブが取り付けられる部材と、第一コネクタ1の外筒2内に挿入される部材とが相対的に回転するものであればよい。
この一方で、第一コネクタ1の外筒2は、図1,2に示すところでは、一方のチューブの端部に挿入されて該端部を摩擦係合させる複数のテーパ状段差を形成した外面を有するチューブ連結部材8と、該チューブ連結部材8に固定して取り付けた円筒状部材9とで構成しており、この円筒状部材9は、チューブ連結部材8に対して回転しないものとしている。
但し、たとえば、第一コネクタ1側を、第二コネクタ11に対して回転させて捩じ込む場合等は、図示は省略するが、内筒12に代えて外筒2を、チューブ連結部および、そのチューブ連結部に対し相対回転する回転筒体で構成することができる。さらには、内外筒2および12をともに、チューブ連結部および回転筒体で構成することも可能である。
ここで、図1に示すチューブ接続構造では、回転筒体17の、チューブ連結部16への取付け位置に、図5(a)に拡大図で示すように、回転筒体17の外表面から全周にわたって盛り上がる、取付け箇所としての隆起部18を形成し、回転筒体17のこの隆起部18を、チューブ連結部16の端部の周囲に嵌め込むことにより、回転筒体17をチューブ連結部16に取り付けている。
そして、回転筒体17に形成した前記隆起部18の内面に、図5(a)に示すように、該内面から窪んで全周に延びる環状の抜け止め凹部19を設けるとともに、チューブ連結部16の端部の、前記抜け止め凹部19と対向する位置に、外周側に突出する抜け止め凸部20を設け、それらの抜け止め凹部19および抜け止め凸部20の相互を係合させることで、回転筒体17の、チューブ連結部16からの抜け出しを防止する。なお、図示は省略するが、回転筒体に抜け止め凸部を設けるとともに、チューブ連結部に抜け止め凹部を設けることもできる。
図5(a)に示すところでは、回転筒体17に、その外表面から盛り上がる隆起部18が形成されていることから、当該チューブ接続構造を、医療・福祉用のチューブに用いる場合、その隆起部18が患者に接触した際に、その皮膚を傷つけるおそれがある。
そのため、回転筒体17には、図6に示すように、第一コネクタ1と第二コネクタ11との嵌合状態で、隆起部18の外表面を、回転筒体17の周囲に嵌り込んだ外筒2の外表面まで滑らかに連結する表面平滑部分17a(図6に示す仮想線で囲まれる部分)を設けることが好ましい。かかる表面平滑部分は、前記隆起部18から内筒12の軸線方向に延びて、図示の嵌合状態における内側弁体13と連通部3との当接位置Cまで延在させることが好適である。
回転筒体17の、チューブ連結部16への取付けは、図5(a)に示す態様の他、図5(b)に示すように、チューブ連結部16および回転筒体17の、相互に対向するそれぞれの端部に設けられて、軸線方向(図5では左右方向)に沿う断面で該軸線方向にL字状に突出して互いに内外周側で嵌合するL型内側突部31およびL型外側突部32の相互を嵌め合わせることにより行うことも可能である。
この場合においても、L型外側突部32の内周面および、L型内側突部31の外周面のそれぞれに、抜け止め凹部29および抜け止め凸部30を設けることができる。また、チューブ連結部にL型外側突部を設け、回転筒体にL型内側突部を設けることもできる。
図5(b)に示すような取付け箇所28は、回転筒体17およびチューブ連結部16の外面に、図5(a)に示す隆起部18のような、外周側に突出する部分が形成されることなく、回転筒体17の外面およびチューブ連結部16の外面を、互いに同一面内に位置させることができるので、チューブ接続構造が、たとえば患者の皮膚に接触することがあっても、その皮膚を傷つけることがなく、それ故、とくに、医療・福祉用のチューブに用いるチューブ接続構造において有効である。
なお、上述したいずれの取付けにおいても、その取付け箇所で、たとえば、回転筒体17とチューブ連結部16との間に、内部を流動する液体の漏出を防止するための、Оリングまたは、断面形状がX字形もしくはV字形をなす、いわゆるXリングもしくはVリングその他のシール部材21を挟み込んで設けることが好ましい。
またここで、内筒12の回転筒体17に設ける上記のガイド溝部15は、図7(a)に、回転筒体17の外面の展開図で示すように、全長にわたって内向き突起部7の幅より僅かに広い溝幅で、内筒12の他端側(図7では右側)から一端側(図7では左側)に向けて、回転筒体17の外面に沿って回転筒体17の軸線方向(図7では左右方向)と平行に延びるとともに、その延在途中の屈曲箇所15aで、回転筒体17の周方向(図7では上下方向)に向けて、たとえば直角に折れ曲がってなるものである。
図7(a)に示すガイド溝部15の他、図7(b)に示すような、回転筒体17の軸線方向と平行に延びて、屈曲箇所35aで回転筒体17の周方向の一方に向けて折れ曲がった後、屈曲箇所35bでさらに折れ曲がって、内筒12の他端側に向けて幾分延びて終端するガイド溝部35、または、図7(c)に示すような、内筒12の他端側から一端側に向けて軸線方向に対して傾斜する姿勢で延びるとともに、内筒12の一端側の端部への、三箇所の屈曲箇所45a〜45cの形成により、内筒12の一端側に凸の山なりに折れ曲がってなるガイド溝部45等を設けることもできる。
なお、図7(c)に示すガイド溝部45では、内向き突起部7が山なりの屈曲箇所45a〜45cを乗り越える際に、クリック音を生じさせることができるので、使用者は、第一コネクタ1および第二コネクタ11が固定されたことを容易に認識することができ、また、かかる屈曲箇所45a〜45cは、第二コネクタ11の、第一コネクタ1からの意図しない外れを防止して、それらの相互をロックするべくも機能する。
また、本発明のチューブ接合構造を、先に述べたような導尿カテーテルの途中に設ける場合は、チューブが大きな力で引っ張られた際にも、第一コネクタ1から第二コネクタ11が外れることなく、それらのコネクタ1,11の嵌合状態が維持されると、患者の膀胱に留置されている導尿カテーテルが該膀胱から引き抜けるおそれがあることから、チューブにある程度の引張り力が作用した際に、第一コネクタ1から第二コネクタ11が外れるものとすることができる、図7(c)に示す形態のガイド溝部45が、他の形態のものよりも好ましい。
なお、上述したいずれのガイド溝部15,35,45においても、上記の屈曲箇所15a,35a,35b,45a〜45cを、図示しない湾曲箇所とすることができる。
このような内向き突起部およびガイド溝部で構成されるロック機構は、チューブ接続構造の外側に向けて突出する箇所が存在しないことから、チューブ接続構造が、たとえば患者の皮膚に接触することがあっても、その皮膚を傷つけることがないので、とくに、医療・福祉用のチューブに用いる場合に有効である。
ここで、第一コネクタ1側の外筒2の開口部2aに、上述したような内向き突起部7を設けたときは、第一コネクタ1と第二コネクタ11との非嵌合状態で、第一弾性体6の付勢力によって前記開口部2aに位置することになる環状弁体4の、各内向き突起部7の配設位置と対応する周方向の一部に、図3に示すように、内向き突起部7が入り込む窪み部分4aを設けることができる。
またここで、第一コネクタ1の第一弾性体6の圧縮および復元に起因する、環状弁体4の、剛性支持部材5とともにする外筒2内での変位を常に、外筒2の軸線方向と平行に、かつ外筒2に対する同一姿勢で行わせるため、外筒2の内面には、図3に示すように、外筒2の軸線方向と平行に延びる直線溝2bを、たとえば二本設けるとともに、剛性支持部材5の外周面の、前記直線溝2bと対応するそれぞれの周方向位置に、これも外筒2の軸線方向と平行に延びて、前記直線溝2b内に嵌合して該直線溝2b内を摺動する嵌合凸部5aを設けることができる。
ところで、図1に示す実施形態では、内筒12の内側で、内筒12の内面に、たとえば、図4に示すように、三本の連結アーム22aのそれぞれによって、チューブ連結部16の一部をなすリング状の固定フレーム22cに連結した支持体22bを配置している。この支持体22bは、内側弁体13を付勢する第二弾性体14を、内筒12の一端側から支持するべく機能するものである。なお、連結アームは、一もしくは二本または、四本以上設けることもできる。
ここで、内筒12内を変位する内側弁体13の、内筒12の軸線方向に沿う直線運動をガイドするため、内側弁体13と第二弾性体14との間には、たとえば、図4に示すように、円盤部に三本の脚部23aを設けてなるガイド部材23を、キャップ状をなす内側弁体13の内側に嵌め込んで配置するとともに、支持体22bの外面に、前記脚部23aのそれぞれが入り込んで摺動する三本の摺動溝22dを形成しているも、かかる構成は本発明に必須のものではない。また、このようなガイド部材23および摺動溝22dの配設本数ないし形状、寸法等は適宜変更することができる。
また、図1に示す実施形態では、支持体22bの、内筒12の一端側を向く表面に、内筒12の一端側に向けて外径が次第に小さくなる略テーパ状をなす流速調整部22eを、該表面から突出させて設けている。この流速調整部22eにより、チューブを流動する液体が、たとえば、第二コネクタ11の内部を内筒12の他端側から一端側に向けて流れる場合に、支持体22bの配設によって流路の断面積が小さくなるためベンチュリー効果によって、支持体22bの、内筒12の内面への連結位置よりも内筒12の一端側での液体の流速の低下を抑制して、そこでの、液体に含まれる固形物の滞留を効果的に防止することができる。
そしてまた、図1に示すチューブ接続構造では、第一コネクタ1と第二コネクタ11との嵌合状態で、それらの接触部分での液漏れを有効に防止するため、内筒12の内向きフランジ部12aの、外筒2の開口部2aと向き合う対向面に、該対向面から突出する環状シール凸部24を取り付けるとともに、環状弁体4の、内筒12の内向きフランジ部12aと向き合う対向面にもまた、前記嵌合状態で、第二コネクタ11側の前記環状シール凸部24に全周にわたって当接する環状シール凸部4aを、該対向面から突出させて形成している。弾性材料にて形成することのできるこれらの環状シール凸部24,4aのそれぞれは、内筒12の内向きフランジ部12aないしは、環状弁体4と一体に形成することができる他、内筒12の内向きフランジ部12aないしは、環状弁体4に、これとは別個の部材として取り付けることも可能である。
またここで、このチューブ接続構造では、非嵌合状態で、図1に示すように、第二コネクタ11の、内筒12の内向きフランジ部12aと内側弁体13とで形成される先端面S1を、環状シール凸部24以外の表面領域で平坦面とし、また、第一コネクタ1の、連通部3と環状弁体4とで形成される先端面S2を、環状シール凸部4a以外の表面領域で平坦面とすることが好ましい。これにより、第一コネクタ1から第二コネクタ11を取り外して非嵌合状態とした後に、それらの先端面S1,S2に付着することのある液体を、布等で拭き取ることが容易となって、第一コネクタ1および第二コネクタ11を、液体の拭き残りなしに常に清潔なものとすることができる。
また好ましくは、第一コネクタ1の、連通部3を取り囲んで外筒2の軸線方向に摺動変位する剛性支持部材5と連通部3との間に、そこでの液体の意図しない流動を防止するための、ゴム材料等からなるOリング5aを圧縮姿勢で配置し、また、連通部3の側壁に設ける通流孔3bの、外筒2の軸線方向の長さLを、図1に示す非嵌合状態では、環状弁体4と前記Oリング5aとの距離D以下とするとともに、図2に示す嵌合状態では、連通部3の、第二コネクタ11の内筒12内への挿入長さP以下とする。
このことによれば、前記嵌合状態では、他方のチューブから第一コネクタ1内に流入した液体を、連通部3の通流孔3bによって、第二コネクタ11へ流すことができる一方で、前記非嵌合状態では、第一コネクタ1内の、連通部3と剛性支持部材5との隙間を通過する液体の、第一弾性体6側への流動を、Оリング5aによって防止して、コイルばね等の第一弾性体6への液体の付着を有効に抑制することができる。
一方、第二コネクタ11の内側弁体13は、図1,2に示すように、第二弾性体14側の表面を窪ませること等によって、第二弾性体14を収容するための弾性体収容部13aを設けて、たとえばキャップ状に形成するとともに、該弾性体収容部13aの底部分に第二弾性体14を当接させて配置することが好ましい。それにより、図2に示す嵌合状態では、圧縮状態の第二弾性体14が弾性体収容部13aに収容されるので、第二弾性体14の、液体との接触を極力防いで、尿等の液体の、第二弾性体14への付着を抑制し、また、第二弾性体14、弾性体収容部13aへの尿路結石等の詰まりを防止することができる。
なお、図示は省略するが、第一弾性体6および第二弾性体14の少なくとも一方は、外筒2ないし内筒12の他端側に向けて環状弁体6ないし内側弁体14を付勢可能な弾性体、たとえば、円筒状、または、内外表面を蛇腹状に形成した筒状のゴム部材等に代えることができる。
また、これも図示は省略するが、第一弾性体および第二弾性体は、環状弁体もしくは内側弁体と一体に形成して、いわゆるメカニカルスプリング等とすることもできる。
なおここで、図示の実施形態では、第一コネクタ1が具える剛性支持部材5を、図1に示すように、環状弁体4の背面に沿って設けて、第一弾性体6が、この剛性支持部材5を介して環状弁体4を付勢するものとしたことにより、環状弁体4の背面側からの、剛性材料からなる剛性支持部材5によるバックアップに基づき、弾性材料で形成することのできる環状弁体4の背面の全体を、第一弾性体6で確実に付勢して、非嵌合状態での液漏れを有効に防止することができる。また、剛性支持部材5は、環状弁体4の変形を抑え、第一弾性体6が環状弁体4から飛び出すことを防止することができる。
このような第一弾性体6および第二弾性体14を設けたときは、第二コネクタ11を第一コネクタ1から取り外した後の、図1に示す非嵌合状態で、第一弾性体6および第二弾性体14の付勢力により、環状弁体4および内側弁体13のそれぞれが、外筒2の開口部2aおよび、内筒12の内向きフランジ部12aの内側を密閉することになるので、第一コネクタ1と第二コネクタ11との接続を繰り返して用いることができる。
そしてこのことは、とくに、当該チューブ接続構造を、一端側を患者の膀胱に留置するとともに他端側を蓄尿バッグに取り付ける導尿カテーテルの途中に設けた場合に、蓄尿バッグを、状況に応じて患者から切り離して用いることができるので、患者が蓄尿バッグから離れて、いわゆるリハビリや入浴等をすることができ、また、蓄尿バッグの位置や状態による、膀胱内部への尿の逆流、それに起因する尿路感染症の発症のおそれを取り除くことができる点で好適である。
この一方で、第一コネクタ1と第二コネクタ11とを一旦接続した後、第二コネクタ11を第一コネクタ1から取り外すことなく、それらのコネクタ1,11を常に嵌め合わせた状態で使用する場合は、必ずしも、上述した第一弾性体6および第二弾性体14を設けることは必要ではないので、図示は省略するが、この実施形態から、第一弾性体6および第二弾性体14の少なくとも一方を省くことができる。
なお、上述したコネクタでは、環状弁体、弁体ならびに、第一弾性体および第二弾性体以外の各構成部材の剛性材料として、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂等の各種樹脂材料、あるいはこれらのうちの一種以上を含むブレンド体、ポリマーアロイ等を用いることができる。また、その他にも、各種ガラス材、セラミックス材料、金属材料で構成することも可能である。
一方、環状弁体および弁体等を形成する弾性材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
1 第一コネクタ
2 外筒
2a 開口部
2b 直線溝
3 連通部
3a 底壁
3b 通流孔
4 環状弁体
4a 環状シール凸部
5 剛性支持部材
5a 嵌合凸部
6 第一弾性体
7 内向き突起部
8 チューブ連結部材
9 円筒状部材
11 第二コネクタ
12 内筒
12a 内向きフランジ部
13 内側弁体
13a 弾性体収容部
14 第二弾性体
15,35,45 ガイド溝部
15a,35a,35b,45a〜45c 屈曲箇所
16 チューブ連結部
17 回転筒体
17a 表面平滑部分
18,28 取付け箇所
19,29 抜け止め凹部
20,30 抜け止め凸部
21 シール部材
22a 連結アーム
22b 支持体
22c 固定フレーム
22d 摺動溝
22e 流速調整部
23 ガイド部材
23a 脚部
24 環状シール凸部
C 内側弁体と連通部との当接位置
D 環状弁体とOリングとの距離
L 通流孔の、外筒の軸線方向の長さ
P 連通部の、内筒の内側への挿入長さ

Claims (9)

  1. 二本のチューブのそれぞれの端部に設けられて、互いに嵌め合わされる第一コネクタおよび第二コネクタで構成してなり、該第一コネクタと第二コネクタとの非嵌合状態で、前記チューブを流動する液体の漏出を防止するとともに、前記第一コネクタと第二コネクタとの嵌合状態で、前記二本のチューブの相互を、前記液体の通流可能に接続するチューブ接続構造であって、
    前記第一コネクタが、一端側に一方の前記チューブが連結される外筒と、該外筒の内側に延びて、該チューブと前記外筒とを連通させる連通部と、該連通部の周囲に設けられ、前記非嵌合状態で、前記外筒の他端側の開口部を密閉する環状弁体とを具え、
    前記第二コネクタが、一端側に他方の前記チューブが連結され、前記嵌合状態で、前記外筒の内側に捩じ込まれて前記環状弁体を前記外筒の内側に押し込む内筒と、前記非嵌合状態で、前記内筒の他端側部分の内側に嵌り込んで該内筒の他端側を密閉するとともに、前記嵌合状態で、前記連通部により前記内筒の内側に押し込まれる内側弁体とを具え、
    前記外筒および前記内筒の少なくとも一方を、内部に前記液体の流路が形成されて、チューブが取り付けられるチューブ連結部、および、前記チューブ連結部に対して中心軸線の周りに回転可能に該チューブ連結部に取り付けた回転筒体で構成したことを特徴とするチューブ接続構造。
  2. 前記内筒を、前記チューブ連結部および前記回転筒体で構成するとともに、該回転筒体が、該チューブ連結部への取付け位置に、該回転筒体の外表面から盛り上がる隆起部を有し、
    前記嵌合状態で、前記外筒の内側に入り込む前記内筒の前記回転筒体に、前記隆起部の外表面を外筒の外表面まで滑らかに連結する表面平滑部分を設けたことを特徴とする請求項1に記載のチューブ接続構造。
  3. 前記内筒の前記隆起部から該内筒の軸線方向に延びる前記表面平滑部分を、該軸線方向で、前記嵌合状態における前記内側弁体と前記連通部との当接位置まで延在させたことを特徴とする請求項2に記載のチューブ接続構造。
  4. 前記チューブ連結部および前記回転筒体の、相互に対向するそれぞれの端部に、該端部の全周にわたって、軸線方向に沿う断面でL字状に突出して互いに内外周側で嵌合するL型内側突部およびL型外側突部のそれぞれを設け、該L型内側突部およびL型外側突部の相互を嵌合させて、前記回転筒体を前記チューブ連結部に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のチューブ接続構造。
  5. 前記チューブ連結部および前記回転筒体の、相互に対向するそれぞれの端部に、互いに係合する抜け止め凸部および抜け止め凹部のそれぞれを形成したことを特徴とする請求項1記載のチューブ接続構造。
  6. 前記回転筒体の、前記チューブ連結部への取付け箇所に、該取付け箇所での液体の漏出を防止するシール部材を配設したことを特徴とする請求項1に記載のチューブ接続構造。
  7. 前記回転筒体の、前記チューブ連結部への取付け箇所に、該取付け箇所での液体の漏出を防止するシール部材を配設したことを特徴とする請求項2に記載のチューブ接続構造。
  8. 前記外筒の前記開口部に、該外筒の内側に向けて突出する一個以上の内向き突起部を設けるとともに、前記内筒の外面に、該内筒の他端側に開口するとともに、該他内筒の他端側から一端側に向けて延びて、前記第一コネクタと第二コネクタとを嵌め合わせるに当り前記内向き突起部が入り込んで摺動する一本以上のガイド溝部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のチューブ接続構造。
  9. 前記ガイド溝部の、前記内筒の一端側の端部に、少なくとも一箇所の屈曲ないし湾曲箇所を形成したことを特徴とする請求項8に記載のチューブ接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020005820A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯機、給水ホース、洗濯機用締結部材及び給水ホース用締結部材

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