JP2020005820A - 洗濯機、給水ホース、洗濯機用締結部材及び給水ホース用締結部材 - Google Patents

洗濯機、給水ホース、洗濯機用締結部材及び給水ホース用締結部材 Download PDF

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智則 金子
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Mikio Kurosawa
幹夫 黒澤
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Taichiro Yamashita
太一郎 山下
秀之 原垣内
Hideyuki Harakaito
秀之 原垣内
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Yasuhiro Matsui
康博 松井
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Masao Imanari
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Abstract

【課題】給水ホース端部と給水口との接続部からの水漏れを防止する。【解決手段】筐体と、該筐体に設けられる給水口と、給水ホースと、洗濯機用締結部材と、を有し、前記洗濯機用締結部材は、前記給水口に取付け可能、かつ、前記給水ホースの一端側とも接続可能である洗濯機であって、前記洗濯機用締結部材と前記給水ホースの一端側との接続機構は、前記給水口の径方向外側に設けられていることを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、洗濯機、給水ホース、洗濯機用締結部材及び給水ホース用締結部材に関するものである。
洗濯機と給水ホースとの接続に関して、下記特許文献1には、「給水用ホースは、給水ホースと、給水ホースを洗濯機へ接続するためのねじ部を有するナット部材と、給水ホースとナット部材とを連結し流路を形成するエルボ部材と、ナット部材内部に設けた円環状のシール用パッキング部材とを備え、ナット部材は、ねじ部を有するナット本体台座部と、ナット本体台座部の外周面より周方向に突出した複数の突出部とを有すると共に、突出部はナット本体台座部より上位置に突出しているので、締付け不十分な状態を防止し、洗濯機と給水用ホースをしっかりと固定することができ、水漏れに対する信頼性の高い給水用ホースを提供することができる。」と記載されている。
特開2013−236697号公報
特許文献1のナット部材を給水口に取付ける場合、突出部を手で回すことで給水口のねじ部とナット部材のナット本体台座部のねじ部とを螺合させていくことになる。しかし、洗濯機の使用される環境ごとに洗濯機の設置状態が異なるため、すべての使用者が同一の姿勢で給水口にナット部材を取付けられるとは限らない。例えば、ナット部材のエルボ部材は、エルボ部材が延在する方向に重さを加えるため、洗濯機と給水ホースの位置関係によっては、取付け作業中にねじ部が互いにずれていき、螺合部の中心軸が傾斜した状態で接続される可能性があった。この場合、螺合部の締付トルクが不十分となり、また、シール用パッキング部材にかかる面圧が不均一となるため、水漏れが発生するおそれがあった。
また、ナット部材と給水口の螺合部の中心軸が傾斜しており、お互いのねじ部がずれた状態であっても、ナット部材に締付トルクを印加することで締結をある程度まで進行させることができるため、洗濯機の使用者が、螺合が不十分であることに気付きにくい場合があった。特に、ナット部材や給水口の材料が樹脂である場合、螺合部の中心軸が傾斜した状態で取付け作業が行われると、ナット部材に印加する締付トルクが比較的小さくても、雄ねじと雌ねじがお互いを削りながら締結が進行するため、洗濯機の使用者が螺合不十分であることに気付かず、水漏れ発生のリスクが高まるおそれがあった。
特に、ねじ部に切られているのが細目ねじである場合、ねじピッチが小さく、ねじ深さが浅いため、ナット部材と給水口の螺合部の中心軸が傾斜した状態で取付け作業が行われると、ナット部材に印加する締付トルクが比較的小さくても、容易に雄ねじと雌ねじがお互いを乗り越えてしまうおそれがあった。すなわち、螺合部の中心軸が傾斜した状態でナット部材と給水口が接続されてしまい、水漏れ発生のリスクが高まる可能性があった。
また、給水口に切られているねじ部が、先端側の細くなったテーパ形状を有する場合は、ナット部材の給水口への取付け開始時点でのがたつき、すなわち両者の姿勢のずれが大きくなり、結果的に傾斜接続を引き起こす可能性が高くなるおそれがあった。
また、ナット部材と給水口とに挟まれたシール用パッキングを変形させながら螺合接続するため、使用者の力加減によって接続後のナット部材と給水口の相対位置が異なり、すなわちシール用パッキングの押し潰し量が異なる可能性があった。シール用パッキングの押し潰し量が不足した場合は、洗濯機の使用開始直後から水漏れのおそれがあり、押し潰し量が過剰である場合は、シール用パッキングの劣化が早まるために使用開始から一定の期間経過後に水漏れが発生するおそれがあった。
上記の課題を解決するためになされた洗濯機に係る発明は、筐体と、該筐体に設けられる給水口と、給水ホースと、洗濯機用締結部材と、を有し、前記洗濯機用締結部材は、前記給水口に取付け可能、かつ、前記給水ホースの一端側とも接続可能である洗濯機であって、前記洗濯機用締結部材と前記給水ホースの一端側との接続機構は、前記給水口の径方向外側に設けられていることを特徴とする。
また、上記事情に鑑みてなされた給水ホースに係る発明は、洗濯機の給水口に取付けられる洗濯機用締結部材に一端側を接続可能な給水ホースであって、前記洗濯機用締結部材と前記給水ホースの一端側との接続機構は、前記給水口の径方向外側に設けられており、前記洗濯機用締結部材と前記給水口との接続機構と異なる種類の接続機構であることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するためになされた洗濯機用締結部材に係る発明は、洗濯機の給水口に螺合可能な形状であり、かつ、給水ホースの一端側とも接続可能な形状であって、前記給水ホースの一端側との接続機構は、前記給水口の径方向外側に設けられており、前記給水口との接続機構と異なる種類の接続機構であることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するためになされた給水ホース用締結部材に係る発明は、給水ホースの一端側に螺合可能な形状であり、かつ、洗濯機の給水口に取付けられる洗濯機用締結部材と接続可能な形状であって、前記洗濯機用締結部材との接続機構は、前記給水口の径方向外側に設けられており、前記洗濯機用締結部材と前記給水口との接続機構と異なる種類の接続機構であることを特徴とする。
本発明によれば、給水ホース端部と給水口との傾斜接続を防止し、かつ、接続後の給水ホース端部と給水口の相対位置を一意に定めることが可能であり、したがって接続部からの水漏れを防止することができる。
実施例1の洗濯機を示す外観斜視図である。 実施例1の給水ホースエルボ部、本体側継手部、洗濯機用締結部材を上方から見た分解斜視図である。 実施例1の給水ホースエルボ部、本体側継手部、洗濯機用締結部材を下方から見た分解斜視図である。 実施例1の洗濯機用締結部材の拡大斜視図である。 実施例1の変形例に係る洗濯機用締結部材の拡大斜視図である。 実施例1の洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図で、ピンがピン係止部に係止された状態を示している。 実施例1の変形例に係る洗濯機用締結部材の拡大斜視図である。 実施例2の洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図である。 実施例2の変形例に係る洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図である。 実施例2の変形例に係る洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図である。 実施例3の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部、給水ホース用締結部材を含む断面の模式図で、ピンがピン係止部に係止された状態を示している。 実施例4の洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部、ロックピンを含む断面の模式図である。 実施例4の変形例に係る洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部、ロックピンを含む断面の模式図である。 実施例4の変形例に変形例に係る洗濯機の、筐体、洗濯機用締結部材、及びロック機構のみを抜き出して示した上面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。洗濯機(洗濯乾燥機)としては、種々公知の種類を採用することができ、例えば、縦型の洗濯機(洗濯乾燥機)、ドラム式の洗濯機(洗濯乾燥機)に適用することが可能である。
図1は実施例1の洗濯機を示す外観斜視図、図2は実施例1の給水ホースエルボ部、本体側継手部、洗濯機用締結部材を上方から見た分解斜視図、図3は実施例1の給水ホースエルボ部、本体側継手部、洗濯機用締結部材を下方から見た分解斜視図、図4は実施例1の洗濯機用締結部材の拡大斜視図、図5は実施例1の変形例に係る洗濯機用締結部材の拡大斜視図、図6は実施例1の洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図で、ピンがピン係止部に係止された状態、図7は実施例1の変形例に係る洗濯機用締結部材の拡大斜視図である。
洗濯機1は、筐体10と、給水口40と、給水ホース20と、洗濯機用締結部材50とを備えている。また、洗濯機1は、図示しない外槽、内槽、モータ、除湿手段、加熱手段、送風手段等を含んで構成されている。外槽は、洗濯室及び乾燥室として機能するものであり、筐体10内において弾性支持されている。内槽は、外槽内に設けられ、モータによって回転駆動される。除湿手段は、乾燥運転時に生じる高温多湿の空気を冷却して除湿する機能を有している。加熱手段は、乾燥運転時に除湿された空気を加熱する機能を有している。送風手段は、加熱手段、外槽(内槽)、除湿手段の順に空気を循環させる機能を有している。本実施例は、洗濯機1として乾燥機能を備える洗濯乾燥機を例示するものであるが、乾燥機能を有しない洗濯機であってもよい。
給水口40は、洗濯機1の後方上面に設けられており、洗濯機1の上面より略鉛直上方に突出している。また、給水口40は略円筒形に形成されており、外周部にはねじが切られている。
給水口40には、フィルタ41(図6参照)を設けてもよい。また、筐体10と給水口40との間に給水口台座パッキング42を設け、外部から筐体10に水がかかった場合に筐体10内部へ水が浸入することを防止してもよい。また、給水口40のねじ部にシールテープ(図示せず)を巻き付けてもよい。シールテープを用いることによって、洗濯機用締結部材50と給水口40との水封性能をより高めることができる。
給水ホース20は、水栓側継手部24、ホース部21、エルボ部22、本体側継手部23を有する。エルボ部22は、ホース部21の一端に挿嵌されることで固定されている。
ホース部21の一端側は、エルボ部22、本体側継手部23、及び締結部材50を介して給水口40に接続されている。また、ホース部21の他端側は、水栓側継手部24を介して給水栓100に接続されている。
給水ホース20は、給水栓100から供給される水道水(清水)を洗濯機1に供給する。ホース部21は、可撓性を有する例えばゴム製のホースである。給水口40から給水栓100までの距離(高さ)に応じて撓み変形することができるので、給水口40と給水栓100との距離(高さ)がホース部21の長さ以下であれば、給水栓100と給水口40とを接続して給水栓100から洗濯水1に水道水を供給できる。
エルボ部22は、一端から他端にかけて湾曲した、例えば略90°曲がった形状をしている。給水口40は、略鉛直方向に向けて開口しているので、給水口40側にエルボ部22が位置するように給水ホース20を取り付けることで、ホース部21が上方に向かって延在し、鉛直方向に嵩張った外観となることを抑制できる。
洗濯機用締結部材50の径方向外側には、給水ホース20の本体側継手部23との接続機構が設けられている。接続機構として種々の公知構造を採用することができるが、本実施例ではピンとピン挿入溝による接続機構について、図1から図7を参照しながら説明する。
給水ホース20の本体側継手部23は略円筒形であって、内周面の直径は、洗濯機用締結部材50の外周面の直径と略同一である。また、本体側継手部23はエルボ係止部35(図6参照)を有し、給水ホース20のエルボ部22の一端を係止可能な形状となっている。また、本体側継手部23はパッキング67を備えている。パッキング67は、弾性を有する例えばゴム製のシール用パッキングであり、パッキング係止部69(図6参照)によってエルボ係止部35近傍に支持されている。
なお、本体側継手部23の外周面形状は、円柱形状に限られるものではなく、その他直方体形状等でもよく、また、持手を備えていてもよい。
本体側継手部23の内周面には、径方向内側に突出した略円柱形状のピン68が設けてある。ピン68の太さは、洗濯機用締結部材50の螺合部51のねじピッチよりも大きい値であることが好ましく、例えば3mm程度とすればよい。また、ピン68は、鉛直方向の同一高さに二つ以上あればよく、本実施例においてはピン68を四本としてある。また、四本のピン68は、本体側継手部23の内周を略四等分する位置に設けてある。
ピン68の個数をN(Nは2以上の整数)とするとき、それぞれのピン68は、例えば本体側継手部23の内周を略N等分する位置に設けるのが好ましい。後述するピン挿入溝61を、洗濯機用締結部材50の外周を略N等分する位置に設ければ、本体側継手部23の中心軸まわりの角度に関して、N通りの初期角度(姿勢)から本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続を開始することができ、作業性を向上させることができる。
なお、ピン68の形状は略円柱形状に限られるものではなく、種々の形状を採用できる。
ここで、エルボ部22の一端を本体側継手部23の内側からエルボ係止部35へ当接させ、かつ、パッキング67をエルボ部22へ当接させた状態での、ピン68最上点からパッキング67までの鉛直距離をL1とする。
洗濯機用締結部材50は略円筒形であって、内周面に螺合部51を有しており、給水口40と螺合接続可能である。また、洗濯機用締結部材50の外周面の直径は、給水ホース20の本体側継手部23の内周面の直径と略同一である。
また、洗濯機用締結部材50は、給水口40と螺合接続した際に、パッキング当接面66と給水口40の先端が略同一の高さとなるような形状である。例えば、洗濯機用締結部材50の高さを、給水口40の洗濯機1からの突出部長さと略同一とすればよい。
洗濯機用締結部材50の材料は、例えば樹脂または金属とすればよく、部位によって種々の材料を使い分けて構成してもよい。
また、洗濯機用締結部材50は、外周面に突出部たる持手52を備えており、洗濯機用締結部材50を給水口40に接続する際、持手52に指をかけて作業することができる。したがって、作業性が向上し、洗濯機用締結部材50を給水口40へ良好な状態に接続することが容易となる。なお本実施例では、持手52の形状を略直方体とし、略対称位置に二つ設けているが、持手52の形状、位置、形状はこれに限られるものではなく、種々の構成とすることができる。
洗濯機用締結部材50の外周には、ピン挿入溝61が設けられており、ピン挿入溝61は、ピン挿入口62、ピン導入傾斜部63、ピン係止部65を有している。
給水ホース20の本体側継手部23と洗濯機用締結部材50との接続時には、ピン68とピン挿入口62の位置を合わせた上で、ピン68がピン導入傾斜部63に沿って移動するように洗濯機用締結部材50を回動させ、ピン68をピン係止部65に係止する。
ピン挿入口62は、パッキング当接面66に設けられている。なお、ピン挿入口62には面取りを施してもよく、その場合には、本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続開始時、ピン68の挿入を滑らかに実施することができ、作業性を向上させることができる。
本実施例においては、ピン挿入溝61の個数はピン68と同数の四個とし、洗濯機用締結部材50の外周を略四等分する位置に設けてある。
ピン挿入溝61の個数は、ピン68と同数以上であればよい。また、ピン挿入溝61の配置に関しては、少なくとも、本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の中心軸を重ねて鉛直上方から見た際、すべてのピン68に対応する位置にピン挿入口62が存在するような配置であればよい。例えば、前述の通り、ピン挿入溝61の個数をN個とし、洗濯機用締結部材50の外周を略N等分する位置に設ければよい。
ピン68と対応するピン挿入溝61の個数を増やした場合、ピン係止部65においてピン68及びピン挿入溝61側壁面に印加される応力を、ピン68と対応するピン挿入溝61の個数分だけ分散させることができ、従って各部材の破損リスクを低減させることができる。
ピン挿入溝61の、洗濯機用締結部材50の径方向の深さは、ピン68の本体側継手部23内周面からの突出長さ以上であればよい。また、ピン挿入口62及びピン導入傾斜部63の幅は、ピン68の幅以上であればよい。
ここで、ピン挿入溝61の、洗濯機用締結部材50の径方向の深さは、ピン68の本体側継手部23内周面からの突出長さと略同一とし、ピン挿入口62及びピン導入傾斜部63の幅は、ピン68の幅と略同一とするのがより好ましい。この時、給水ホース20の本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続作業時のがたつきを低減し、精密に位置合わせを実施できる。
ここで本実施例では、ピン68が略円柱形状であるため、ピン68の外周面とピン導入傾斜部63の側壁面との接触面積が小さく、従って接触面に働く摩擦力も小さいため、滑らかにピン68を移動させることができる。すなわち、ピン68をピン導入傾斜部63に沿って移動させる際、洗濯機用締結部材50の螺合部51に加わる力を小さく抑えることができるため、螺合部51の過剰締付や緩みを防止でき、水漏れを未然に防ぐことができる。
ピン導入傾斜部63は、少なくともある区間において、鉛直下方かつ洗濯機用締結部材50外周面の周方向に延在する形状である。また、図4に示すように、ピン挿入口62とピン導入傾斜部63との間に、鉛直部64を挿入し、鉛直部64とピン導入傾斜部63を滑らかに接続してもよく、図5に示すように、ピン挿入口62を開始端としてピン導入傾斜部63を形成してもよい。
ピン挿入口62とピン導入傾斜部63との間に鉛直部64が存在する場合、ピン68の位置をピン挿入口62に合わせて本体側継手部23を鉛直下方へ移動させることで、本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続、すなわちピン68のピン挿入溝61への挿入を容易に開始することができるため、作業性を向上させることができる。
ピン係止部65は、例えばピン挿入溝61の終端部、略鉛直上側に設けられた窪みである。なお、本実施例では、ピン係止部65を、ピン68の外周形状と合わせて円弧形状としているが、ピン係止部65の形状はこれに限られるものではなく、種々の形状とすることができる。
ここで、ピン68がピン係止部65に係止された状態での、ピン68最上点から給水口40の先端までの鉛直距離をA、ピン68最上点からパッキン当接面66までの鉛直距離をB(図6参照)とし、AとBのうち大きい方をLとする。ピン挿入溝61は、エルボ部22の一端を本体側継手部23の内側からエルボ係止部35へ当接させ、かつ、パッキング67をエルボ部22へ当接させた状態での、ピン68最上点からパッキング67までの鉛直距離L1に対し、L1<Lとなるような形状である。
給水ホース20の本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続、すなわちピン68のピン挿入溝61への挿入の際、本体側継手部23の内周面と洗濯機用締結部材50の外周面は略摺動する。また、ピン68が、ピン導入傾斜部63の鉛直下方かつ洗濯機用締結部材50外周面の周方向に延在する区間を通過する際は、複数のピン68が略同一の高さとなるように本体側継手部23の姿勢が拘束される。すなわち、本体側継手部23の中心軸が略垂直となるよう拘束されるため、本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の中心軸が傾斜することを容易に防止でき、本体側継手部23が備えるパッキング67を水平に保つことができる。
また、ピン68とピン挿入溝61は、一般的な洗濯機の給水口部材およびナット部材のねじ部に切られているねじと比較して、高い剛性を有している。従って、一般的な洗濯機の給水口部材およびナット部材のねじ部がお互いを乗り越えてしまう大きさの応力が、ピン68がピン挿入溝61の側壁面を乗り越える方向にも、ピン68をピン挿入溝61内に保持することができる。すなわち、本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の中心軸が傾斜することを防止可能である。
ここで、ピン導入傾斜部63の傾斜角度は、少なくともピン挿入口62付近のある区間において、洗濯機用締結部材50の螺合部51の傾斜、すなわち、給水口40の外周部に切られているねじの傾斜と比較して、鉛直上方に立ち上がっていることが好ましい。
ピン68をピン導入傾斜部63に沿って移動させる際に、ピン68からピン導入傾斜部63の側壁面へ鉛直下方に力がかかることを想定すると、この力は、ピン導入傾斜部63の側壁面に垂直な方向の分力(F1)と、側壁面に沿う方向の分力(F2)に分解することができる。ピン導入傾斜部63の傾斜角度が、螺合部51の傾斜より立ち上がっていれば、ピン68がピン挿入溝61の側壁面を乗り越えようとする力であるF1をいっそう低減できるため、ピン68をピン挿入溝61内に保持することが容易になる。
また、ピン挿入溝61の長さは、L1<Lを満たす範囲で短くすることが好ましい。例えば、ピン68の個数Nに対し、ピン挿入溝61の洗濯機用締結部材50の外周面上の存在領域が、洗濯機用締結部材50の外周面を周方向に略N等分した領域程度となるようにすればよい。ピン挿入溝61の長さを低減することで、本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続開始から接続完了までの、本体側継手部23の回動量を低減することができ、したがって容易に接続作業を実施することができる。
また、ピン挿入溝61の延在方向の、洗濯機用締結部材50外周面の周方向成分は、洗濯機用締結部材50の給水口40へ取付ける際の回動方向と一致していることが好ましい。本実施例の螺合部51に切られているねじは右ねじである。すなわち、洗濯機用締結部材50を給水口40に取付ける際は、鉛直上方から見て時計回りに洗濯機用締結部材50を回動させる。したがって、ピン挿入溝61の延在方向の、洗濯機用締結部材50外周面の周方向成分は、鉛直上方から見て時計回り方向であることが好ましい。
この場合、本体側継手部23を鉛直上方から見て時計回りに回動させながら、洗濯機用締結部材50へ接続することになり、ピン68からピン挿入溝61の側壁面へ、鉛直上方から見て時計回りの力がかかる可能性がある。しかし、鉛直上方から見て時計回りの方向は、洗濯機用締結部材50と給水口40との螺合部51を締付ける方向であるため、洗濯機用締結部材50と給水口40が緩むことを防止でき、従って水漏れのリスクを低減することができる。
ピン挿入溝61は、L1<Lとなるような形状であるため、ピン68がピン係止部65に係止された状態では、パッキング67が、エルボ部22と、給水口40の先端またはパッキング当接面66またはその両方とで押し潰された状態となる。
A>Bの場合、すなわち、洗濯機用締結部材50を洗濯機1に取付けた際、給水口40の先端がパッキング当接面66より鉛直上方に位置する場合は、主として給水口40の先端とエルボ部22によってパッキング67が押し潰され、従って給水口40とエルボ部22の間が水封される。
A<Bの場合、すなわち、洗濯機用締結部材50を洗濯機1に取付けた際、給水口40の先端がパッキング当接面66より鉛直下方に位置する場合は、主としてパッキング当接面66とエルボ部22によってパッキング67が押し潰され、従って洗濯機用締結部材50とエルボ部22の間が水封される。また、洗濯機用締結部材50と給水口40の間は、螺合部51によって水封される。この際は、給水口40のねじ部にシールテープを巻き付け、水封性能を向上させるのが好ましい。
ここで、ピン68がピン導入傾斜部63に沿って移動する際、ピン68最上点から給水口40の先端までの鉛直距離の最大値をP、ピン68最上点からパッキン当接面66までの鉛直距離の最大値をQとする。図4には、ピン68がピン導入傾斜部63に沿って移動する際、ピン68最上点からパッキン当接面66までの鉛直距離が最大となる瞬間のピン68を破線で示している。図4に示すピン68の最上点からパッキン当接面66までの鉛直距離がQであり、同様に、図4に示すピン68の最上点から給水口40の先端までの鉛直距離がPである。PとQのうち大きい方をL2とすると、ピン挿入溝61は、L1<L2となるような形状としてもよい。
この場合、ピン68がピン導入傾斜部63に沿って移動する際、パッキング67が、エルボ部22と、給水口40の先端またはパッキング当接面66またはその両方とで押し潰された状態となる。従って、パッキング67の弾性により給水ホース20の本体側継手部23、すなわちピン68には鉛直上向きの力がかかる。この状態でピン68がピン係止部65に達すると、ピン68がピン係止部65に自ずと嵌入され係止されるため、ピン68のピン係止部65への嵌入時にクリック感が発生し、作業者が本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続完了を明確に認識することができる。
また、ピン挿入溝61の形状が、L1<L<L2となるようにしてもよく、この場合は、ピン68がピン係止部65に自ずと嵌入されることがより確実となり、したがってより確実に作業者が本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続完了を認識することができる。
なお、ピン係止部65は、ピン挿入溝61の途中部に設けてもよく、ピン係止部65を複数設けてもよい。例えば、図7に示すように、第一係止部65aおよび第二係止部65bを設け、本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の接続時にピン68を第一係止部65aに係止すればよい。この場合、洗濯機1の使用に伴ってピン68が例えば振動し、第一係止部65aから脱離した際にも、ピン68が第二係止部65bによって係止される。すなわち、本体側継手部23の洗濯機用締結部材50からの脱離を防ぐことができ、水漏れのリスクを低減可能である。
また、図2、図3に示すように、本体側継手部23の外周面のピン68に対応する位置に、位置合わせマーク25を設けてもよい。位置合わせマーク25を視認しながら給水ホース20を取付けることで、本体側継手部23の内側を覗き込むことなくピン68とピン挿入口62の位置を合わせることが可能であり、作業性が向上する。本実施例においては位置合わせマーク25を矢印形状としているが、その他の形状であってもよい。
給水ホース20の本体側継手部23を洗濯機用締結部材50から取外す際は、本体側継手部23を略鉛直下方に押し下げてピン68をピン係止部65から外し、ピン68をピン導入傾斜部63に沿って移動させてピン挿入口62から脱離させればよい。
上述の接続方法によれば、給水ホース20の本体側継手部23と洗濯機用締結部材50の傾斜接続を防止できる。また、作業者の力加減によらず、ピン68がピン係止部65に嵌入された時点で接続が完了するため、接続後の各部材の相対位置が一意に定まる。したがって、作業者によらずパッキング67の押し潰し量が一定となり、水漏れが防止できる。
ここで、洗濯機用締結部材50の洗濯機1への取付けについて述べる。洗濯機用締結部材50は、洗濯機1の製造過程で給水口40に取付けておくことが可能である。洗濯機用締結部材50の給水口40への取付け作業を、洗濯機1の製造工程内に設ければ、作業者が常時安定した取付けを実施することができる。また、洗濯機1の出荷前に、洗濯機用締結部材50が確実に取付けられているかを確認することができる。したがって、洗濯機用締結部材50の給水口40への螺合接続ミスを出荷前に発見・修正することができ、水漏れのリスクを低減することができる。
また、洗濯機用締結部材50と給水ホース20の本体側継手部23との接続機構が、洗濯機用締結部材50の径方向外側に設けてあり、洗濯機用締結部材50と給水口40とを螺合接続した際に、パッキング当接面66と給水口40の先端が略同一の高さとなるような形状であるため、洗濯機1の製品寸法(高さ)の増大を抑制することができる。したがって、輸送効率を好適にすることが可能である。
本実施例においては、給水ホース20の本体側継手部23の内周面にピン68を設け、洗濯機用締結部材50の外周面にピン挿入溝61を設ける構成としたが、ピンとピン挿入溝を入れ替えて設けてもよい。すなわち、本体側継手部23の内周面にピン挿入溝を設け、洗濯機用締結部材50の外周面にピンを設ける構成としてもよい。
図8は実施例2の洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図、図9は実施例2の変形例に係る洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図、図10は実施例2の変形例に係る洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部を含む断面の模式図である。なお、実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる点について説明する。
本実施例では、洗濯機用締結部材50と給水ホース20の本体側継手部56との接続機構として、金属ボール72とボール係止部73を用いた場合を示している。
洗濯機用締結部材50は、パッキング当接面75及びボール係止部73を有している。洗濯機用締結部材50が給水口40に螺合接続される際、螺合の進行に伴って、パッキング当接面75が鉛直上方からパッキング70に当接し、給水口40の先端が鉛直下方からパッキング70に当接する。洗濯機用締結部材50と給水口40の螺合がさらに進行すると、パッキング当接面75と給水口40の先端によってパッキング70が押し潰され、洗濯機用締結部材50と給水口40との間が水封される。
ここで、本実施例においても、給水口40にシールテープ(図示せず)を巻き付けて水封性能を高めてもよい。
給水ホース20の本体側継手部56は、略鉛直方向にスライド可能であり、ボール係止部73に嵌入した金属ボール72を、本体側継手部56が押止する構成となっている。また、給水ホース20のエルボ部55と本体側継手部56の間には、ばね78が設けられており、本体側継手部56は、鉛直下方に常時押し付けられている。従って、本体側継手部56の洗濯機用締結部材50への接続後は、金属ボール72が常に押止されボール係止部に係止された状態となり、本体側継手部56の洗濯機用締結部材50からの脱離を防止することができる。
エルボ部55と洗濯機用締結部材50との間には、ボール部パッキング74が設けられており、エルボ部55の内周面と洗濯機用締結部材50の外周面との間が水封されている。
なお、接続を解除するには、本体側継手部56を略鉛直上向きに引き上げて金属ボール72をボール係止部73から外せばよい。
本実施例によれば、金属ボール72がボール係止部73に嵌入された位置で各部材が固定される。したがって、給水ホース20端部と給水口40との傾斜接続を防止し、かつ、接続後の各部材の相対位置を一意に定めることが可能であり、したがって接続部からの水漏れを防止することができる。
図9(a)に示すように、給水ホース20の本体側継手部56の稼動領域に着脱可能なクリップ76を設けてもよい。クリップ76は、例えば図9(b)に示すように、クリップ持手76a及び弾性変形部76bから構成すればよい。
本体側継手部56の洗濯機用締結部材50への接続後にクリップ76を装着することで、例えば本体側継手部56の着脱を意図せず触れてしまった際に、本体側継手部56が脱離することを未然に防ぐことができ、製品の安全性をいっそう高めることができる。
図10に示すように、給水ホース20の本体側継手部56のスライド止め77を設けることで、給水ホース20の脱離を防止してもよい。スライド止め77は、弾性変形部77a、ハンドル部77b、係止部77cを有している。
本体側継手部56の非操作時は、係止部77cが本体側継手部56と当接し、本体側継手部56を鉛直下方に押付ける力を発生させている。従って、例えば本体側継手部56の着脱を意図せず触れてしまった際に、本体側継手部56が脱離することを未然に防ぐことができ、製品の安全性をいっそう高めることができる。
なお、本体側継手部56の洗濯機用締結部材50への接続時及び接続解除時には、ハンドル部77bに、本体用継手部56の中心方向への力を加え、係止部77cを本体用継手部56から脱離させた状態で操作すればよい。
図11は実施例3の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部、給水ホース用締結部材を含む断面の模式図で、ピンがピン係止部に係止された状態を示している。なお、実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる点について説明する。
本実施例においては、一般に用いられている構成の給水ホース20の一端に給水ホース用締結部材28を取付け、給水ホース用締結部材28を洗濯機用締結部材50に接続することで給水ホース20と洗濯機1を接続する。
給水ホース20に挿嵌されたエルボ部22の先端は、ナット部26に挿嵌されており、ナット部26にはパッキング27が嵌入されている。また、ナット部26の先端は給水口40に螺合可能な形状である。
給水ホース用締結部材28は、ナット部26との螺合部29、持手30、パッキング67、ピン68、パッキング当接面31を有する。
給水ホース20と洗濯機1の接続に際しては、ナット部26と給水ホース用締結部材28とを螺合接続する。この際、パッキング27が押し潰されることにより、エルボ部22と給水ホース用締結部材28の間が水封される。なお、持手30に指をかけて作業すれば、作業性が向上し、給水ホース用締結部材28をナット部26へ良好な状態に接続することが容易となる。
給水ホース用締結部材28のナット部26への螺合接続と、洗濯機用締結部材50の給水口40への螺合接続が完了した後、給水ホース用締結部材28に設けたピン68を、洗濯機用締結部材に設けたピン挿入溝61へ挿入する。実施例1と同様に、パッキング当接面31と、給水口40の先端またはパッキング当接面66またはその両方とによって押し潰されるパッキング67の弾性により、ピン68がピン係止部65に達すると、ピン68がピン係止部65の窪みに自ずと嵌入され固定される。
本実施例によっても、実施例1と同様に給水ホース20端部と給水口40との傾斜接続を防止し、かつ、接続後の給水ホース20端部と給水口40の相対位置を一意に定めることが可能であり、したがって接続部からの水漏れを防止することができる。
ここで、洗濯機用締結部材50は、実施例1で述べたものと同様であるので、洗濯機1の製造過程で洗濯機用締結部材50を給水口40に取付ければ、洗濯機1の製品寸法(高さ)増大を抑制しつつ、水漏れリスクを低減できる。
また、一般に付属品として製品に同梱される給水ホース20の端部に、予め給水ホース用締結部材28を取付けておくことが可能であり、出荷前に螺合接続ミスを発見・修正して水漏れリスクを低減できる。
また、給水ホース用締結部材28と洗濯機用締結部材50のみを消費者へ追加提供することで、一般に流通している幅広い機種の洗濯機(洗濯乾燥機)に適用可能な水漏れ防止策を提供することができる。
本実施例では、給水ホース用締結部材28と洗濯機用締結部材50の接続機構として、ピンとピン挿入溝による接続機構を説明したが、種々の公知構造を採用することができる。
図12は実施例4の洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部、ロックピンを含む断面の模式図、図13は実施例4の変形例に係る洗濯機の給水口、洗濯機用締結部材、給水ホース本体側継手部、ロックピンを含む断面の模式図、図14は実施例4の変形例に変形例に係る洗濯機の、筐体、洗濯機用締結部材、及びロック機構のみを抜き出して示した上面図である。なお、実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる点について説明する。
本実施例では、筐体10に、給水口40へ取付け後の洗濯機用締結部材50を係止する機構を備えている。具体的には、筐体10にロックピン81、ばね80、スライドレール82を設けている。また、洗濯機用締結部材50の持手52に、ロックピン受部83を設けている。
洗濯機用締結部材50の給水口40への螺合接続時は、ロックピン81でばね80を押し縮めておき、接続後にロックピン81をロックピン受部83に嵌入固定する。これにより、洗濯機1の使用に伴って洗濯機用締結部材50の螺合部51が緩むことをより確実に防止することができ、従って水漏れを防止することが可能である。
なお、本実施例ではロックピン受部83を洗濯機用締結部材50の持手52に設けているが、洗濯機用締結部材50外周部の任意の箇所に設けてもよい。
また、図13に示すように、筐体10の内部にロックピン収納部84を設け、洗濯機用締結部材50の底面にロックピン受部83を設けてもよい。本変形例においては、ロックピン81は筐体10を貫通しており、ロックピン81の先端は略半球面を形成している。また、ロックピン81はロックピン収納部84に設けたばね80によって鉛直上方へ押し上げられている。
洗濯機用部材50を給水口40へ螺合接続する際、ロックピン81の先端と洗濯機用締結部材の底面が当接すると、ロックピン81は鉛直下方へ押し下げられる。螺合接続が進行し、ロックピン受部83とロックピン81の位置が揃うと、ばね80によって鉛直上方へ押し上げられているロックピン81が自ずとロックピン受部83へ嵌入され、洗濯機用締結部材50が係止される。
また、図14に示すように、ロック機構86を設けてもよい。ロック機構86は、回転中心86aおよび係止部86bを有する。
ロック機構86は、洗濯機用締結部材50が、給水口40との螺合を緩める方向に回転しないよう、洗濯機用締結部材50を係止することができる。本変形例においては、洗濯機用締結部材50が反時計回りに回動しないよう係止している。
ロック機構86は、回転中心86aを中心として、例えば図14に破線で示す位置まで回転可能である。また、ロック機構86は、図示しないばねによって、洗濯機用締結部材50の中心方向へ押さえつけられており、ロック機構86の非操作時には、係止部86bが洗濯機用締結部材50と当接し、洗濯機用締結部材50を係止している。
洗濯機用締結部材50の給水口40への取付け時、または取外し時には、ロック機構86を図14の破線で示す位置まで回転させた状態で作業すればよい。洗濯機用締結部材50の給水口40への取付け作業後には、図示しないばねによって、自ずとロック機構86が図14に実線で示す位置付近まで回転し、係止部86bによって洗濯機用締結部材50が係止される。
以上に説明した実施例においては、給水口40が洗濯機1の後方上面に設けられており、洗濯機1の上面より略鉛直上方に突出している場合について説明したが、給水口40の位置はこれに限られるものではない。例えば、給水口40が洗濯機1の側面や背面に設けられていてもよい。また、給水口40の先端が、設けられた面から突出していない場合にも、本発明が適用可能である。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他実施例の構成を追加・削除・置換をすることが可能である。
1 洗濯機
10 筐体
20 給水ホース
21 ホース部
22 エルボ部
23 本体側継手部
24 水栓側継手部
26 ナット部
27 パッキング
28 給水ホース用締結部材
29 螺合部
30 持手
31 パッキング当接面
40 給水口
50 洗濯機用締結部材
51 螺合部
52 持手
55 エルボ部
56 本体側継手部
61 ピン挿入溝
63 ピン導入傾斜部
65 ピン係止部
66 パッキング当接面
67 パッキング
68 ピン
70 パッキング
72 金属ボール
73 ボール係止部
74 ボール部パッキング
75 パッキング当接面
76 クリップ
77 スライド止め
80 ばね
81 ロックピン
82 スライドレール
83 ロックピン受部
84 ロックピン収納部
86 ロック機構
100 給水栓

Claims (5)

  1. 筐体と、
    該筐体に設けられる給水口と、
    給水ホースと、
    洗濯機用締結部材と、を有し、
    前記洗濯機用締結部材は、
    前記給水口に取付け可能、かつ、
    前記給水ホースの一端側とも接続可能である洗濯機であって、
    前記洗濯機用締結部材と前記給水ホースの一端側との接続機構は、
    前記給水口の径方向外側に設けられていること特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において、
    前記洗濯機用締結部材と前記給水ホースの一端側との接続機構は、
    前記洗濯機用締結部材と前記給水口との接続機構と異なる種類の接続機構であること
    を特徴とする洗濯機。
  3. 洗濯機の給水口に取付けられる洗濯機用締結部材に
    一端側を接続可能な給水ホースであって、
    前記洗濯機用締結部材と前記給水ホースの一端側との接続機構は、
    前記給水口の径方向外側に設けられており、
    前記洗濯機用締結部材と前記給水口との接続機構と異なる種類の接続機構であることを特徴とする給水ホース。
  4. 洗濯機の給水口に螺合可能な形状であり、かつ、
    給水ホースの一端側とも接続可能な形状であって、
    前記給水ホースの一端側との接続機構は、
    前記給水口の径方向外側に設けられており、
    前記給水口との接続機構と異なる種類の接続機構であることを特徴とする洗濯機用締結部材。
  5. 給水ホースの一端側に螺合可能な形状であり、かつ、
    洗濯機の給水口に取付けられる洗濯機用締結部材と接続可能な形状であって、
    前記洗濯機用締結部材との接続機構は、
    前記給水口の径方向外側に設けられており、
    前記洗濯機用締結部材と前記給水口との接続機構と異なる種類の接続機構であることを特徴とする給水ホース用締結部材。
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