以下に、本発明の化合物(I)及び本発明の化合物(I)の製造に使用する原料化合物の代表的な製造方法について説明するが、本発明はこれらの方法に限定されるものではない。
化合物(II)には、互変異性体である化合物(IIx)が存在する。本発明においては、化合物(II)は互変異性体による異性体をもすべて包含する。すなわち、化合物(II)は、化合物(II)、化合物(IIx)、並びに、化合物(II)及び化合物(IIx)の任意の割合の混合物をもすべて含む。また、化合物(II)の化合物名で表される化合物は、化合物(II)、化合物(IIx)、並びに、化合物(II)及び化合物(IIx)の任意の割合の混合物をもすべて包含する。
本工程に用いられる溶媒としては、酢酸、ギ酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフルオロ酢酸、若しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert-ブチルメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2-メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり得、好適には、有機酸類であり、より好適には、酢酸である。
本工程に用いられる溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert-ブチルメチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;ヘキサンのような脂肪族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり得、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程に用いられる塩基としては、好適には、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウムのような無機塩基;又は、ナトリウムtert-ブトキシド、カリウムtert-ブトキシド若しくはn-ブチルリチウムのような有機金属塩基であり得、より好適には、水素化ナトリウム又はn-ブチルリチウムである。
本工程の出発物質である化合物(IV)は、市販のものを用いるか、又は、公知の安息酸化合物を常法によりエステル化(工程2-5)することにより製造することができる。或いは、公知の4-エトキシカルボニルピペリジンを後述の方法によりアリール化又はヘテロアリール化(工程2-6)することにより製造することができる。
本工程に用いられる溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2-メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり得、好適には、アルコール類であり、より好適には、エタノールである。
本工程に用いられるヒドラジン化合物は、無水ヒドラジン、ヒドラジン一水和物、ヒドラジン塩酸塩、ヒドラジン酢酸塩、ヒドラジン硫酸塩、ヒドラジン硝酸塩、ヒドラジン臭化水素酸塩、ヒドラジンシュウ酸塩、又はヒドラジンリン酸塩などであり得、好適にはヒドラジン一水和物又はヒドラジン酢酸塩である。
本工程で使用される試薬ならびに反応条件は、通常カルボキシ基を有する化合物から酸クロリド化合物を製造する反応に使用される試薬及び条件であれば特に限定されない。
本工程に用いられる溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert-ブチル-メチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には、ジクロロメタン又はテトラヒドロフランである。
本工程に用いられる溶媒は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、tert-ブチル-メチルエーテル、若しくは1,4-ジオキサンのようなエーテル類であり、好適には、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又は1,4-ジオキサンであり、より好適にはテトラヒドロフランである。
本工程に用いられる溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2-メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert-ブチル-メチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、ホルムアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、若しくはヘキサメチルホスホロトリアミドのようのアミド類であり、好適には、アルコール類又はアミド類であり、より好適には、メタノール又はN,N-ジメチルホルムアミドである。
本工程は、塩基存在下に行うことができる。そのような塩基は、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウムのような無機塩基;ナトリウムtert-ブトキシド、カリウムtert-ブトキシド若しくはn-ブチルリチウムのような有機金属塩基;又は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、N-メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、若しくは2,6-ルチジンなどの有機塩基であり得、好適には、無機塩基であり、より好適には、炭酸カリウムである。
本工程に用いられるエステル化剤は、ジアゾメタン、トリメチルシリルジアゾメタン、ハロゲン化アルキル、アルキルトシレート、アルキルメシレート若しくはアルキルトリフレートなどであり得、好適には、トリメチルシリルジアゾメタン、ヨウ化メチル又はヨウ化エチルである。
本工程に用いられる溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2-メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert-ブチル-メチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、ホルムアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、若しくはヘキサメチルホスホロトリアミドのようのアミド類であり、好適には、アルコール類又はアミド類であり、より好適には、メタノール、エタノール又はN,N-ジメチルホルムアミドである。
本工程に用いられる縮合剤は、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドのようなカルボジイミド類;上記カルボジイミド類と下記塩基との組み合わせ;上記カルボジイミド類とN-ヒドロキシ化合物との組み合わせ;又は、4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウム クロリドであり得、好適には、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドである。
本工程に用いられる塩基は、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウムのような無機塩基;ナトリウムtert-ブトキシド、カリウムtert-ブトキシド若しくはn-ブチルリチウムのような有機金属塩基;又は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、N-メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、若しくは2,6-ルチジンなどの有機塩基であり得、好適には、有機塩基であり、より好適には、ジメチルアミノピリジンである。
本工程で使用されるパラジウム触媒、リガンド、塩基ならびに反応条件は、通常ブッフバルト・ハートウィッグ反応に使用される試薬および条件であれば特に限定されないが、例えば、A.R.Muci,S.L.Buchwald,Top.Curr.Chem.2002年,219巻,p.131などに記載されている。
本工程に用いられる溶媒は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert-ブチル-メチルエーテルのようなエーテル類;又は、ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、トルエンまたはジオキサンであり、より好適には、トルエンである。
本工程で用いられるリガンドは、好適には、2-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)ビフェニル、トリ-tert-ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、1,3-ビス(ジフェニルホスホノ)プロパン、2,2’-ビス(ジフェニルホスファニル)1,1’-ビナフチル、2-(ジシクロヘキシルホスホノ)ビフェニル又は2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’-(N,N-ジメチルアミノ)ビフェニルであり、より好適には、2-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)ビフェニル、トリ-tert-ブチルホスフィン又は2,2’-ビス(ジフェニルホスファニル)1,1’-ビナフチルである。
本工程で用いられる塩基は、好適には、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、tert-ブトキシナトリウム又はtert-ブトキシカリウムであり、より好適には、tert-ブトキシナトリウムである。
本工程に用いられるアリール化剤若しくはヘテロアリール化剤は、、式R-Cl、式R-Br又は式R-Iを有する化合物であり、好適には、式R-Cl又は式R-Brを有するである(Rは前記と同意義を示す。)。
(ii)或いは、本工程は、化合物(IX)を、不活性溶媒中、塩基存在下、アリール化剤若しくはヘテロアリール化剤と反応させることにより、化合物(IV)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert-ブチルメチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;ホルムアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、若しくはヘキサメチルホスホロトリアミドのようのアミド類;又は、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;であり得、好適には、アミド類又はスルホキシド類であり、より好適には、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドである。
本工程に用いられる塩基は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、N-メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、若しくは2,6-ルチジンなどの有機塩基であり得、好適には、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン又はジメチルアミノピリジンである。
本工程に用いられるアリール化剤若しくはヘテロアリール化剤は、式R-F、式R-Cl又は式R-Brを有する化合物であり、好適には、式R-F又は式R-Clを有する化合物である(Rは前記と同意義を示す。)。
化合物(X)におけるBocの除去に使用される試薬としては、例えば、P.G.Wuts,T.W.Greene,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis.Third Edition,2006年,John Wiley & Sons,Inc.などに記載されているBocの除去が可能な試薬などが挙げられる。
本工程に用いられる溶媒は、好適には、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチル又はトルエンであり、より好適には、酢酸エチルである。
化合物(XV)におけるCbzの除去に使用される試薬としては、例えば、P.G.Wuts,T.W.Greene,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis.Third Edition,2006年,John Wiley & Sons,Inc.などに記載されているCbzの除去が可能な試薬などが挙げられる。
本工程に用いられる溶媒は、好適には、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチル又はトルエンであり、より好適には、メタノールである。
本工程は、工程2-6の(ii)と同様の条件で行うことができる。但し、ヘテロアリール化剤がN-オキシド化合物の場合、工程2-6の(ii)と同様の条件で行った後に、還元剤と反応させることにより、化合物(I)とすることができる。
上記各工程の生成物は、遊離化合物又はその塩として、反応終了後、必要に応じて、常法、例えば、(1)反応液をそのまま濃縮する方法、(2)触媒等の不溶物をろ過により除去し、ろ液を濃縮する方法、(3)反応液に水及び水と混和しない溶媒(例えば、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、酢酸エチル、トルエン等)を加え、生成物を抽出する方法、(4)結晶化した又は沈殿した生成物をろ取する方法等により、反応混合物から単離することができる。単離された生成物は、必要に応じて、常法、例えば、再結晶、再沈殿、各種クロマトグラフィー等により、精製することができる。又は、各工程の生成物は、単離又は精製することなく次の工程に用いることもできる。
本発明の化合物(I)は、遊離化合物、その薬理上許容される塩、水和物、又は溶媒和物の物質として単離され、精製される。本発明の化合物(I)の薬理上許容される塩は、常法の造塩反応に付すことにより、製造することができる。単離、精製は、抽出、濃縮、留去、結晶化、ろ過、再結晶、又は各種クロマトグラフィー等の通常の化学操作を適用して行われる。
各種の異性体は、異性体間の物理化学的性質の差を利用して分離することができる。例えば、ラセミ混合物は、光学活性な塩基若しくは酸とのジアステレオマー塩に導く分別結晶化又はキラルカラムを用いたクロマトグラフィー等により、光学的に純粋な異性体に導くことができる。又、ジアステレオ混合物は、分別結晶化又は各種クロマトグラフィー等により分離できる。又、光学活性な化合物は適当な光学活性な原料を用いることにより製造することもできる。
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の投与形態としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤若しくはシロップ剤等による経口投与、又は注射剤若しくは坐剤等による非経口投与を挙げることができ、全身的又は局所的に投与することができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の経口用の医薬の形態としては、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、又はエリキシル剤等が挙げられる。非経口用の医薬の形態としては、注射剤、軟膏剤、ゲル剤、クリーム剤、貼付剤、噴霧剤、吸入剤、スプレー剤、点眼剤、又は坐剤等が挙げられる。これらの形態の医薬は、賦形剤、結合剤、希釈剤、安定化剤、防腐剤、着色剤、溶解補助剤、懸濁化剤、緩衝剤、又は湿潤化剤等の薬学的に許容される添加剤から、必要に応じて適宜選択した添加剤を用いて、常法に従って調製することができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の投与する際の投与量は、その投与される者(温血動物、例えばヒト)の症状、体重、年齢、投与方法等により異なる。例えば、経口投与の場合には、1回当たり、下限として0.01mg/kg体重(好ましくは、0.03mg/kg体重)、上限として、300mg/kg体重(好ましくは、100mg/kg体重)を、1日当たり1乃至数回、症状に応じて投与することが望ましい。また、静脈内投与の場合には、1回当たり、下限として0.01mg/kg体重(好ましくは、0.03mg/kg体重)、上限として、300mg/kg体重(好ましくは、100mg/kg体重)を1日あたり1乃至数回、症状に応じて投与することが望ましい。
(参考例1)3-オキソ-3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]プロパンニトリル
1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸(1.10g、5.33mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に、DMFを5滴加え、塩化オキサリル(0.60mL、6.88mmol)を0℃で加え、25分間攪拌した。その後、減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、酸クロリド化合物を得た。
シアノ酢酸(800mg、9.41mmol)及び2,2’-ビピリジル(5mg,0.03mmol)の無水THF(50mL)溶液に、n-ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、7.50mL、20.18mmol)を-78℃で滴下した後、同温度で30分間攪拌した反応液中に、上記で得られた酸クロリド化合物の無水THF(10mL)溶液を-78℃で滴下し、同温度で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-40/60(グラジェント)]で精製し、標記化合物(138mg、収率:11%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.19-8.17 (1H, m), 7.50-7.46 (1H, m), 6.67 (1H, d, J=9Hz), 6.65-6.61 (1H, m), 4.33 (2H, dt, J=13Hz, 3Hz), 3.56 (2H, s), 2.98-2.91 (2H, m), 2.81 (1H, tt, J=12Hz, 4Hz), 1.99 (2H, dd, J=15Hz, 3Hz), 1.72 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例2)3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
参考例1にて製造された3-オキソ-3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]プロパンニトリル(138mg、0.60mmol)のエタノール(20mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(0.20mL、4.12mmol)を加え、加熱還流下5時間攪拌した。反応液を室温まで放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-94/6(グラジェント)]で精製し、標記化合物(130mg、収率:89%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.18 (1H, brs), 8.09 (1H, d, J=4Hz), 7.50 (1H, t, J=8Hz), 6.83 (1H, d, J=9Hz), 6.59 (1H, t, J=6Hz), 5.18 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 4.31 (2H, d, J=13Hz), 2.85 (2H, t, J=13Hz), 2.70 (1H, t, J=12Hz), 1.87 (2H, d, J=13Hz), 1.55-1.44 (2H, m)。
(参考例3)3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミン
(1) 1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸の代わりに、1-フェニルピペリジン-4-カルボン酸(1.01g、4.92mmol)を用いて、参考例1と同様に反応を行い、3-オキソ-3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)プロパンニトリルを得た。
(2) 3-オキソ-3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]プロパンニトリルの代わりに、(1)で得られた化合物を用いて、参考例2と同様に反応を行い、標記化合物(648mg,収率:54%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.19 (1H, brs), 7.23 (2H, t, J=8Hz), 6.98 (2H, d, J=8Hz), 6.78 (1H, t, J=7Hz), 5.25 (1H, brs), 4.40 (1H, brs), 4.15 (1H, brs), 3.73 (2H, d, J=13Hz), 2.75 (2H, td, J=12Hz, 2Hz), 2.68-2.58 (1H, m), 1.98-1.91 (2H, m), 1.67 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例4)3-[1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
無水アセトニトリル(1.10mL、21.01mmol)の無水テトラヒドロフラン(50mL)溶液にn-ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、7.60mL、20.44mmol)を-78℃で滴下した。同温度で20分間攪拌した後、1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、1.70g、6.85mmol)の無水THF(10mL)溶液を-78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(50mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(1.00mL、20.58mmol)を加え、加熱還流下3時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-94/6(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.52g、収率:86%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.39 (1H, t, J=8Hz), 6.61 (1H, d, J=8Hz), 6.46 (1H, d, J=7Hz), 5.19 (1H, brs), 4.45-4.23 (4H, m), 2.81 (2H, t, J=12Hz), 2.68 (1H, brs), 2.29 (3H, s), 1.88 (2H, d, J=13Hz), 1.50 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例5)3-[1-(5-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(5-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、1.02g、4.11mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(480mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.11 (1H, brs), 7.93 (1H, s), 7.35 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.76 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, s), 4.41 (2H, brs), 4.23 (2H, d, J=13Hz), 2.80 (2H, td, J=13Hz, 2Hz), 2.67 (1H, t, J=11Hz), 2.13 (3H, s), 1.86 (2H, d, J=12Hz), 1.50 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例6)3-[1-(4-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(4-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、1.49g、6.00mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.07g、収率:69%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 7.95 (1H, d, J=5Hz), 6.67 (1H, s), 6.44 (1H, d, J=4Hz), 5.19 (1H, brs), 4.49-4.26 (4H, m), 2.84 (2H, t, J=12Hz), 2.70 (1H, brs), 2.21 (3H, s), 1.87 (2H, d, J=12Hz), 1.54-1.44 (2H, m)。
(参考例7)3-[1-(3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、2.64g、10.64mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.20g、収率:80%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 8.09 (1H, d, J=5Hz), 7.48 (1H, d, J=7Hz), 6.90 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 5.24 (1H, s), 3.41 (2H, d, J=13Hz), 2.76 (2H, t, J=12Hz), 2.61 (1H, t, J=12Hz), 2.24 (3H, s), 1.92 (2H, d, J=12Hz), 1.69 (2H, tt, J=18Hz, 6Hz)。
(参考例8)3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸メチル(1.04g、3.61mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.10g、収率:98%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.72 (1H, t, J=8Hz), 7.14 (1H, d, J=9Hz), 6.99 (1H, d, J=7Hz), 5.21 (1H, brs), 4.36 (3H, d, J=12Hz), 2.95 (2H, t, J=12Hz), 2.75 (1H, brs), 1.91 (2H, d, J=12Hz), 1.51 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例9)1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸メチル
1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸(1.00g、3.65mmol)及び炭酸カリウム(800mg、5.79mmol)のDMF(10mL)溶液に、ヨウ化メチル(0.30mL、4.82mmol)を加え、室温で6時間撹拌した。反応液に水を加え、ジエチルエーテルで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-60/40(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.03g、収率:98%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.38 (1H, s), 7.61 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.65 (1H, d, J=9Hz), 4.33-4.28 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.10-3.05 (2H, m), 2.61 (1H, tt, J=11Hz, 4Hz), 2.04-1.98 (2H, m), 1.80-1.71 (2H, m)。
(参考例10)3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
無水アセトニトリル(0.60mL、11.5mmol)の無水THF(30mL)溶液にn-ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、4.00mL、10.8mmol)を-78℃で滴下した後、同温度で20分間攪拌した後、参考例9にて製造した1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸メチル(1.03g、3.57mmol)の無水THF(10mL)溶液を-78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(30mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(1.00mL、20.6mmol)を加え、加熱還流下3時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-94/6(グラジェント)]で精製し、標記化合物(880mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 8.39 (1H, s), 7.76 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.98 (1H, d, J=9Hz), 5.20 (1H, brs), 4.51-4.25 (4H, m), 3.01 (2H, t, J=12Hz), 2.78 (1H, brs), 1.90 (2H, d, J=12Hz), 1.49 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例11)3-{1-[3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-[3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.00g、3.31mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(765mg、収率:81%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.51 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 8.05 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.16 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 5.21 (1H, brs), 4.45 (2H, brs), 3.52 (2H, d, J=13Hz), 2.95 (2H, t, J=11Hz), 2.71-2.60 (1H, m), 1.92 (2H, d, J=11Hz), 1.65 (2H, dq, J=12Hz, 3Hz)。
(参考例12)3-{1-[3-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-[3-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(2.00g、5.94mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.16g、収率:57%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.54 (1H, s), 8.17 (1H, d, J=2Hz), 5.21 (1H, brs), 4.55-4.36 (2H, m), 4.02 (2H, d, J=14Hz), 3.11-2.96 (2H, m), 2.73 (1H, t, J=12Hz), 1.93 (2H, t, J=11Hz), 1.67 (2H, dq, J=12Hz, 3Hz)。
(参考例13)1-(3-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
ピペリジン-4-カルボン酸エチル(2.45g、15.6mmol)及び2-ブロモ-3-クロロピリジン(1.50g、7.79mmol)のトルエン(30mL)溶液に、窒素雰囲気下、ナトリウムtert-ブトキシド(0.936g、9.74mmol)、2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル(0.364g、0.585mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.178g、0.195mmol)を加え、加熱還流下4時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=90/10]で精製し、標記化合物(0.813g、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.17 (1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.58 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 6.83 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.81-3.76 (2H, m), 2.92-2.85 (2H, m), 2.54-2.45 (1H, m), 2.05-1.85 (4H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例14)3-[1-(3-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例13にて製造された1-(3-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(813mg、3.03mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(667mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.19 (1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.60 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 6.85 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 5.53 (1H, s), 3.90-3.85 (2H, m), 2.95-2.88 (2H, m), 2.80-2.71 (1H, m), 2.06-2.00 (2H, m), 1.93-1.82 (2H, m)。
(参考例15)1-(6-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
ピペリジン-4-カルボン酸エチル(2.00g、12.7mmol)及び2-クロロ-6-メトキシピリジン(1.48mL、12.7mmol)のDMF(10mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(2.16mL、12.7mmol)を加え、バイオタージ社製Initiator(登録商標)を用いて、150℃で、3時間マイクロ波を照射しながら攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=90/10]で精製し、標記化合物(365mg、収率:11%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.39 (1H, t, J=8Hz), 6.18 (1H, d, J=8Hz), 6.05 (1H, d, J=8Hz), 4.25-4.19 (2H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 3.86 (3H, s), 2.97-2.89 (2H, m), 2.55-2.47 (1H, m), 2.00-1.94 (2H, m), 1.81-1.71 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例16)3-[1-(6-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例15にて製造された1-(6-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(500mg、1.89mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(386mg、収率:75%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CD3OD) δ: 7.40 (1H, t, J=8Hz), 6.28 (1H, d, J=8Hz), 6.01 (1H, d, J=8Hz), 5.44 (1H, s), 4.39-4.33 (2H, m), 3.82 (3H, s), 2.92-2.85 (2H, m), 2.81-2.75 (1H, m), 1.98-1.91 (2H, m), 1.71-1.61 (2H, m)。
(参考例17)1-[4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、2-ブロモ-4-(トリフルオロメチル)ピリジン(2.00g、8.85mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.12g、収率:42%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.29 (1H, d, J=5Hz), 6.81 (1H, s), 6.75 (1H, d, J=5Hz), 4.28-4.25 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.06-3.01 (2H, m), 2.60-2.54 (1H, m), 2.04-1.99 (2H, m), 1.81-1.72 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例18)3-{1-[4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例17にて製造された1-[4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.12g、3.70mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.02g、収率:89%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.29 (1H, d, J=5Hz), 6.82 (1H, s), 6.76 (1H, d, J=5Hz), 5.47 (1H, s), 4.44-4.37 (2H, m), 3.03-2.95 (2H, m), 2.88-2.79 (1H, m), 2.07-1.99 (2H, m), 1.75-1.64 (2H, m)。
(参考例19)1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
ピペリジン-4-カルボン酸エチル(2.00g、10.4mmol)、及び、2-ブロモ-5-クロロピリジン(2.00g、10.4mmol)のトルエン(50mL)溶液に、ナトリウム-t-ブトキシド(1.25g、13.0mmol)、2,2-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1-ビナフチル(0.485g、0.779mmol)、及び、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.238g、0.260mmol)を加え、加熱還流下1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、トルエンで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=85/15]で精製し、標記化合物(1.47g、収率:53%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.10 (1H, d, J=3Hz), 7.40 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.60 (1H, d, J=9Hz), 4.18-4.10 (4H, m), 2.99-2.93 (2H, m), 2.55-2.49 (1H, m), 2.01-1.96 (2H, m), 1.80-1.71 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例20)3-[1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
無水アセトニトリル(0.71mL、17.0mmol)の無水THF(60mL)溶液にn-ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、6.10mL、16.4mmol)を-78℃で滴下した後、同温度で20分間攪拌した後、参考例19で製造された1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.47g、5.47mmol)の無水THF(10mL)溶液を-78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸-メタノール混合溶液で2回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(20mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(0.795mL、16.4mmol)を加え、50℃で2時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチルに懸濁させ、不溶物をろ過し、減圧下にて、ろ液の溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=95/5-93/7(グラジェント)]で精製し、標記化合物(0.484g、収率:32%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.11 (1H, d, J=3Hz), 7.41 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.62 (1H, d, J=9Hz), 5.47 (1H, s), 4.32-4.26 (2H, m), 2.97-2.89 (2H, m), 2.84-2.75 (1H, m), 2.03-1.98 (2H, m), 1.74-1.64 (2H, m)。
(参考例21)1-(5-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、2-ブロモ-5-フルオロピリジン(2.35g、13.4mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.24g、収率67%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.04 (1H, d, J=3Hz), 7.26-7.22 (1H, m), 6.63 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 4.18-4.08 (4H, m), 2.96-2.89 (2H, m), 2.54-2.47 (1H, m), 2.02-1.97 (2H, m), 1.82-1.73 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例22)3-[1-(5-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例21にて製造された1-(5-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(2.24g、8.88mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.46g、収率:63%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.97 (1H, d, J=3Hz), 7.40-7.34 (1H, m), 6.84 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 5.44 (1H, s), 4.26-4.20 (2H, m), 2.94-2.87 (2H, m), 2.81-2.73 (1H, m), 2.00-1.93 (2H, m), 1.73-1.62 (2H, m)。
(参考例23)1-(キノリン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
1-(キノリン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸塩酸塩(1.14g、3.89mmol)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン(1.42g、11.6mmol)及びエタノール(546μL、9.34mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.79g、9.34mmol)を加えて、室温で一晩撹拌した。その後、減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、得られた残渣の酢酸エチル溶液を、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=95/5-60/40(グラジェント)]にて精製して、標記化合物(1.07g、収率:96%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.88 (1H, d, J=9Hz), 7.69 (1H, d, J=8Hz), 7.59 (1H, dd, J= 8Hz, 1Hz), 7.55-7.50 (1H, m), 7.25-7.19 (1H, m), 7.00 (1H, d, J=9Hz), 4.50-4.43 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.15-3.06 (2H, m), 2.62-2.54 (1H, m), 2.08-2.00 (2H, m), 1.86-1.75 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例24)3-[1-(キノリン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例23にて製造された1-(キノリン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.00g、3.52mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.01g、収率:98%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 8.94 (1H, br s), 8.01 (1H, d, J=9Hz), 7.68 (1H, d, J=8Hz), 7.56-7.48 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=9Hz), 7.25-7.18 (1H, m), 5.20 (1H, s), 4.61-4.54 (2H, m), 4.13 (2H, brs), 3.04-2.89 (2H, m), 2.83-2.73 (1H, m), 1.96-1.90 (2H, m), 1.60-1.50 (2H, m)。
(参考例25)1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、3-クロロ-6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン(WO2009/119537号パンフレットに記載された化合物、2.70g、15.6mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(3.05g、収率:67%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 7.02 (1H, d, J=10Hz), 6.77 (1H, d, J =10Hz), 5.44-5.37 (1H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 4.12-4.07 (2H, m), 3.03-2.97 (2H, m), 2.56-2.48 (1H, m), 2.03-1.98 (2H, m), 1.85-1.77 (2H, m), 1.37 (6H, d, J=6Hz), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例26)3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例25にて製造された1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(3.05g、10.4mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.53g、収率:80%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.35 (1H, d, J=10Hz), 6.91 (1H, d, J=10Hz), 5.45 (1H, s), 5.27-5.20 (1H, m), 4.21-4.16 (2H, m), 3.02-2.94 (2H, m), 2.85-2.75 (1H, m), 2.03-1.96 (2H, m), 1.77-1.67 (2H, m), 1.35 (6H, d, J=6Hz)。
(参考例27)4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、ピペリジン-1,4-ジカルボン酸 4-メチル 1-ベンジル(WO2007/111323号パンフレットに記載された化合物、15.80g、56.98mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(10.38g、収率:61%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.39-7.29 (5H, m), 5.44 (1H, s), 5.14 (2H, s), 4.65 (2H, brs), 4.32-4.17 (2H, m), 2.97-2.83 (2H, m), 2.77-2.68 (1H, m), 1.97-1.86 (2H, m), 1.66-1.52 (2H, m)。
(参考例28)4-{5-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-1H-ピラゾール-3-イル}ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル
参考例28は、文献(Synth.Commun.、2008年、第38巻、第177-185頁)に記載された方法に従って行った。参考例27にて製造された4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル(10.35g、34.4mmol)及び二炭酸ジ-tert-ブチル(11.29g、51.7mmol)のジクロロメタン(105mL)溶液に、三塩化ビスマス(0.543g、1.73mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40-40/60(グラジェント)]で精製して、標記化合物(12.26g、収率:89%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.39-7.28 (5H, m), 5.28-5.22 (3H, m), 5.14 (2H, s), 4.34-4.15 (2H, m), 2.95-2.71 (3H, m), 1.95-1.84 (2H, m), 1.71-1.49 (2H, m), 1.64 (9H, s)。
(参考例29)[3-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-イル]カルバミン酸tert-ブチル
参考例28にて製造された4-{5-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-1H-ピラゾール-3-イル}ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル(12.25g、30.59mmol)のメタノール(130mL)溶液に、10%パラジウム-炭素(M型、Wet品、2.50g)を加え、水素雰囲気下、室温で8時間攪拌した。反応液の触媒を濾別し、減圧下にて、得られた濾液の溶媒を留去して、標記化合物(8.50g)を得た。
MS (ESI) m/z: 267 (M+H)+。
(参考例30){3-[1-(5-シアノピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-イル}カルバミン酸tert-ブチル
参考例29にて製造された(3-ピペリジン-4-イル-1H-ピラゾール-5-イル)カルバミン酸tert-ブチル(0.600g、2.25mmol)及び2-クロロ-5-シアノピリジン(0.468g、3.38mmol)のN-メチルピロリジノン(12mL)溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.18mL、6.76mmol)を加え、室温で71時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40-40/60(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.387g、収率:49%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.41-8.39 (1H, m), 7.59 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.64-6.60 (1H, m), 5.28-5.22 (3H, m), 4.51-4.45 (2H, m), 3.07-2.99 (2H, m), 2.95-2.87 (1H, m), 2.05-1.99 (2H, m), 1.69-1.60 (2H, m), 1.65 (9H, s)。
(参考例31)6-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-カルボニトリル
参考例30にて製造された{3-[1-(5-シアノピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-イル}カルバミン酸tert-ブチル(0.381g、1.03mmol)のジクロロメタン(8mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(4mL)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液に1N水酸化ナトリウム水溶液を加え中和した後、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=90/10]で精製し、標記化合物(0.211g、収率:76%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.47-8.45 (1H, m), 7.81 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.97-6.93 (1H, m), 5.18 (1H, s), 4.56-4.32 (4H, m), 3.08-2.99 (2H, m), 2.83-2.72 (1H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.53-1.43 (2H, m)。
(参考例32)2-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-4-カルボニトリル
2-クロロ-5-シアノピリジンの代わりに、2-クロロ-4-シアノピリジン(0.390g、2.82mmol)を用いて、参考例30に記載された方法と同様に、60℃で2時間、更に100℃で6.5時間反応を行い、{3-[1-(4-シアノピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-イル}カルバミン酸tert-ブチルの粗生成物を得た。
{3-[1-(5-シアノピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-イル}カルバミン酸tert-ブチルの代わりに、上記で得られた粗生成物を用いて、参考例31に記載した方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.119g、収率:24%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 8.27 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.33-7.31 (1H, m), 6.89 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 5.18 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 4.41-4.34 (2H, m), 3.00-2.91 (2H, m), 2.79-2.71 (1H, m), 1.92-1.85 (2H, m), 1.53-1.44 (2H, m)。
(参考例33)3-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミン塩酸塩
4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(WO2011/045344号パンフレットに記載された化合物、13.5g、50.7mmol)の酢酸エチル(60mL)溶液に、氷冷下、塩酸(4Mジオキサン溶液、31.7mL、127mmol)を滴下し、室温で3時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(40mL)を加えて10分間攪拌した後、得られた析出物をろ取して、標記化合物(12.5g、収率:100%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.06-8.85 (2H, m), 5.71 (1H, s), 3.34-3.26 (2H, m), 3.03-2.91 (3H, m), 2.11-2.03 (2H, m), 1.85-1.73 (2H, m)。
(参考例34)3-[1-(6-クロロピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
参考例33にて製造された3-(ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミン塩酸塩(0.400g、1.67mmol)のジメチルスルホキシド(4mL)懸濁液に、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン(0.750mL、5.02mmol)を加え、室温で10分間攪拌した。その後、3,6-ジクロロピリダジン(0.249g、1.67mmol)を加え、室温で1時間、60℃で4時間攪拌した。室温まで冷却後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=95/5-90/10(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.330g、収率:71%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, br s), 7.49 (1H, d, J=10Hz), 7.41 (1H, d, J=10Hz), 5.19 (1H, brs), 4.43 (2H, brs), 4.39-4.31 (2H, m), 3.05-2.98 (2H, m), 2.81-2.73 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.58-1.49 (2H, m)。
(参考例35)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-カルボニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、5-フルオロピリジン-3-カルボニトリル(0.204g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.167g、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 8.59 (1H, d, J=3Hz), 8.28 (1H, d, J=2Hz), 7.78 (1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 5.20 (1H, brs), 4.45 (2H, brs), 3.94-3.87 (2H, m), 2.93-2.85 (2H, m), 2.73-2.64 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.65-1.55 (2H, m)。
(参考例36)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、3,5-ジフルオロピリジン-2-カルボニトリル(0.234g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で3時間反応を行い、標記化合物(0.276g、収率:58%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 8.32-8.30 (1H, m), 7.40 (1H, dd, J=14Hz, 2Hz), 5.19 (1H, s), 4.47 (2H, brs), 4.11-4.04 (2H, m), 3.13-3.05 (2H, m), 2.82-2.74 (1H, m), 1.95-1.87 (2H, m), 1.62-1.51 (2H, m)。
(参考例37)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-2-カルボニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、5-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(0.133g、1.09mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に、室温で18時間反応を行った。反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した後、有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣に酢酸エチル及びヘキサンの混合溶媒を加え、析出固体をろ取して、標記化合物(0.121g、収率:54%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.17 (1H, brs), 8.43 (1H, d, J=3Hz), 7.72 (1H, d, J=9Hz), 7.38 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 5.21 (1H, br s), 4.36 (2H, brs), 4.07-3.97 (2H, m), 3.05-2.95 (2H, m), 2.80-2.68 (1H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.63-1.51 (2H, m)。
(参考例38)6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-メチルピリジン-3-カルボニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、6-クロロ-2-メチルピリジン-3-カルボニトリル(0.319g、2.09mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で4時間反応を行い、標記化合物(0.458g、収率:78%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.61 (1H, d, J=9Hz), 6.68 (1H, d, J=9Hz), 5.43 (1H, s), 4.61-4.53 (2H, m), 3.08-3.00 (2H, m), 2.92-2.83 (1H, m), 2.50 (3H, s), 2.00-1.94 (2H, m), 1.67-1.54 (2H, m)。
(参考例39)6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-クロロピリジン-3-カルボニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、2,6-ジクロロピリジン-3-カルボニトリル(0.217g、1.25mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.245g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.71 (1H, d, J=9Hz), 6.80 (1H, d, J=9Hz), 5.44 (1H, s), 4.55-4.46 (2H, m), 3.14-3.07 (2H, m), 2.94-2.83 (1H, m), 2.05-1.96 (2H, m), 1.68-1.56 (2H, m)。
(参考例40)6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-カルボニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、6-クロロピリジン-2-カルボニトリル(0.152g、1.10mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.150g、収率:51%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 7.67 (1H, dd, J=9Hz, 7Hz), 7.21 (1H, d, J=9Hz), 7.15 (1H, d, J=7Hz), 5.19 (1H, s), 4.42 (2H, br s), 4.35-4.28 (2H, m), 3.00-2.90 (2H, m), 2.79-2.70 (1H, m), 1.93-1.87 (2H, m), 1.55-1.44 (2H, m)。
(参考例41)3-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ベンゾニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、3-フルオロベンゾニトリル(253mg、2.09mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に130℃で3時間反応を行い、標記化合物(49.0mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.38-7.34 (1H, m), 7.29-7.25 (2H, m), 7.10-7.07 (1H, m), 5.46 (1H, s), 3.86-3.80 (2H, m), 2.90-2.82 (2H, m), 2.79-2.70 (1H, m), 2.05-1.97 (2H, m), 1.82-1.71 (2H, m)。
(参考例42)3-[1-(1,3-ベンゾオキサゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(1,3-ベンゾオキサゾール-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.00g、3.84mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.93g、収率:85%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 7.39 (1H, d, J=8Hz), 7.28 (1H, d, J=8Hz), 7.14 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.00 (1H, td, J=7Hz, 1Hz), 5.21 (1H, brs), 4.39 (1H, brs), 4.20-4.13 (2H, m), 3.22-3.20 (2H, m), 2.84-2.69 (1H, m), 1.96-1.90 (2H, m), 1.66-1.54 (2H, m)。
(参考例43)3-[1-(1,3-ベンゾチアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(1,3-ベンゾチアゾール-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.00g、3.62mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.58g、収率:54%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.18 (1H, brs), 7.75 (1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.44 (1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.27 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.05 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 5.21 (1H, s), 4.40 (1H, br s), 4.09-4.02 (2H, m), 3.25 (2H, m), 2.78 (1H, m), 1.98-1.91 (2H, m), 1.68-1.56 (2H, m)。
(参考例44)3-[1-(6-メチルピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(6-メチルピラジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.00g、4.01mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.99g、収率:95%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.12 (1H, s), 7.69 (1H, s), 5.21 (1H, s), 4.45-4.25 (3H, m), 2.92 (2H, td, J=13Hz, 2Hz), 2.82-2.66 (1H, m), 2.29 (3H, s), 1.91-1.89 (2H, m), 1.57-1.46 (2H, m)。
(参考例45)3-[1-(ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2005/19200号パンフレットに記載された化合物、0.470g、2.01mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(397mg、収率:81%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 8.32-8.29 (1H, m), 7.96 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.35-7.30 (1H, m), 7.21-7.17 (1H, m), 5.21 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 3.82-3.73 (2H, m), 2.83-2.73 (2H, m), 2.69-2.57 (1H, m), 1.96-1.87 (2H, m), 1.70-1.57 (2H, m)。
(参考例46)1-(6-メトキシピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、3-クロロ-6-メトキシピリダジン(6.00g、41.5mmol)を用いて、参考例13に記載した方法と同様に反応を行い、標記化合物(7.23g、収率:66%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.04 (1H, d, J=10Hz), 6.84 (1H, d, J=10Hz), 4.15 (2H, q, J=7Hz. 2Hz), 4.14-4.09 (2H, m), 4.03 (3H, s), 3.07-2.99 (2H, m), 2.57-2.50 (1H, m), 2.05-1.99 (2H, m), 1.86-1.77 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例47)3-[1-(6-メトキシピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例46にて製造された1-(6-メトキシピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(7.22g、27.2mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(4.82g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.40 (1H, d, J=10Hz), 7.00 (1H, d, J=10Hz), 5.19 (1H, s), 4.41 (2H, brs), 4.22-4.14 (2H, m), 3.89 (3H, s), 2.95-2.84 (2H, m), 2.76-2.64 (1H, m), 1.94-1.83 (2H, m), 1.62-1.49 (2H, m)。
(参考例48)3-[1-(1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2011/41152号パンフレットに記載された化合物、4.93g、20.5mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(4.73g、収率:92%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.19 (1H, d, J=4Hz), 6.57 (1H, d, J=4Hz), 5.47 (1H, s), 5.00 (2H, brs), 4.10-4.02 (2H, m), 3.16-3.06 (2H, m), 2.83-2.74 (1H, m), 2.06-1.98 (2H, m), 1.85-1.72 (2H, m)。
(参考例49)3-[1-(4-メトキシピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(4-メトキシピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル(0.500g、1.99mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.549g、収率:100%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.05 (1H, d, J=6Hz), 5.98 (1H, d, J=6Hz), 5.47 (1H, s), 4.87-4.76 (2H, m), 4.72 (2H, brs), 3.89 (3H, s), 3.01-2.92 (2H, m), 2.87-2.78 (1H, m), 2.03-1.96 (2H, m), 1.69-1.58 (2H, m)。
(参考例50)1-(6-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-メトキシピリジン(1.000g、5.319mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.906g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.81-7.78 (1H, m), 7.29 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.67 (1H, dd, J=9Hz, 1Hz), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.89 (3H, s), 3.47-3.41 (2H, m), 2.77-2.69 (2H, m), 2.45-2.36 (1H, m), 2.08-1.99 (2H, m), 1.96-1.84 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例51)3-[1-(6-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例50にて製造された1-(6-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(0.900g、3.41mmol)を用いて、参考例4に記載された方法を用いて同様に反応を行い、標記化合物(0.917g、収率:99%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.80-7.78 (1H, m), 7.45 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.70 (1H, dd, J=9Hz, 1Hz), 5.22 (1H, brs), 4.37 (2H, brs), 3.77 (3H, s), 3.57-3.51 (2H, m), 2.70-2.63 (2H, m), 2.60-2.52 (1H, m), 1.95-1.88 (2H, m), 1.72-1.62 (2H, m)。
(参考例52)1-(4-シアノフェニル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
1-(4-シアノフェニル)ピペリジン-4-カルボン酸(1.13g、4.91mmol)のTHF(13mL)及びメタノール(6.5mL)(2:1,v/v)混合液に、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(2.0Mヘキサン溶液、2.7mL、5.40mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に酢酸(適量)を加えて反応を停止した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=80/20]で精製して、標記化合物(1.06g、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.50-7.46 (2H, m), 6.88-6.84 (2H, m), 3.83-3.76 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.02-2.94 (2H, m), 2.60-2.51 (1H, m), 2.06-1.99 (2H, m), 1.88-1.77 (2H, m)。
(参考例53)4-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ベンゾニトリル
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例52にて製造された1-(4-シアノフェニル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル(1.052g、4.306mmol)を用いて、参考例4に記載された方法を用いて同様に反応を行い、標記化合物(1.000g、収率:87%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.57-7.52 (2H, m), 7.05-7.00 (2H, m), 5.19 (1H, brs), 4.35 (2H, brs), 3.99-3.90 (2H, m), 2.99-2.89 (2H, m), 2.78-2.65 (1H, m), 1.94-1.84 (2H, m), 1.62-1.49 (2H, m)。
(参考例54)3-[1-(5-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(5-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(US2011/53948号パンフレットに記載された化合物、0.847g、3.20mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.821g、収率:94%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.10 (1H, brs), 7.87-7.85 (1H, m), 7.23 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.82 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, brs), 4.40 (2H, brs), 4.18-4.09 (2H, m), 3.72 (3H, s), 2.81-2.72 (2H, m), 2.69-2.58 (1H, m), 1.91-1.82 (2H, m), 1.59-1.47 (2H, m)。
(参考例55)3-[1-(4-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(4-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2010/97576号パンフレットに記載された化合物、0.704g、2.66mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.723g、収率:99%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.11 (1H, brs), 7.91 (1H, d, J=6Hz), 6.28 (1H, d, J=2Hz), 6.24 (1H, dd, J=6Hz, 2Hz), 5.18 (1H, s), 4.43 (2H, brs), 4.34-4.26 (2H, m), 3.77 (3H, s), 2.87-2.79 (2H, m), 2.73-2.64 (1H, m), 1.90-1.83 (2H, m), 1.55-1.44 (2H, m)。
(参考例56)1-(5-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、3-ブロモ-5-メトキシピリジン(1.000g、5.32mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.010g、収率:72%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.96 (1H, d, J=2Hz), 7.81 (1H, d, J=2Hz), 6.71-6.69 (1H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.84 (3H, s), 3.68-3.62 (2H, m), 2.90-2.82 (2H, m), 2.50-2.43 (1H, m), 2.07-2.00 (2H, m), 1.91-1.82 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例57)3-[1-(5-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例56にて製造された1-(5-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.003g、3.80mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.881g、収率:85%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.92 (1H, d, J=2Hz), 7.70 (1H, d, J=2Hz), 6.87-6.84 (1H, m), 5.21 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 3.82-3.75 (2H, m), 3.79 (3H, s), 2.83-2.75 (2H, m), 2.67-2.59 (1H, m), 1.95-1.88 (2H, m), 1.68-1.58 (2H, m)。
(参考例58)3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(0.276g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で92時間反応を行い、標記化合物(0.343g、収率:66%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 8.43 (1H, d, J=3Hz), 7.61 (1H, d, J=9Hz), 7.44 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 5.20 (1H, s), 4.41 (2H, brs), 4.00-3.93 (2H, m), 2.99-2.91 (2H, m), 2.76-2.67 (1H, m), 1.96-1.89 (2H, m), 1.66-1.56 (2H, m)。
(参考例59)6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-4-メチルピリジン-3-カルボニトリル
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、6-クロロ-4-メチルピリジン-3-カルボニトリル(0.255g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で67時間反応を行い、標記化合物(0.410g、収率:87%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.37 (1H, s), 6.89 (1H, s), 5.18 (1H, s), 4.54-4.39 (4H, m), 3.06-2.98 (2H, m), 2.83-2.75 (1H, m), 2.33 (3H, s), 1.92-1.86 (2H, m), 1.52-1.42 (2H, m)。
(実施例1)4-ヒドロキシ-3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
参考例3にて製造された3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミン(648mg、2.67mmol)の酢酸(10mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(1.50g、8.15mmol)を加え、60℃で2時間30分攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-96/4(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40-0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(430mg、収率:42%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.21 (2H, dd, J=9Hz, 7Hz), 6.96 (2H, d, J=8Hz), 6.77 (1H, t, J=7Hz), 6.72 (1H, s), 3.79 (2H, d, J=10Hz), 3.16-3.07 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.69-2.61 (2H, m), 1.96-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 381 (M+H)+。
(実施例2)4-ヒドロキシ-3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例2にて製造された3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(130mg、0.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-88/12(グラジェント)]で精製し、更に、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40-0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(35mg、収率:17%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.10 (1H, d, J=5Hz), 7.53-7.49 (1H, m), 6.85 (1H, d, J=9Hz), 6.74 (1H, s), 6.60 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 4.45 (2H, d, J=13Hz), 3.28-3.17 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.81-2.69 (3H, m), 1.92-1.62 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 382 (M+H)+。
(実施例3)4-ヒドロキシ-3-[1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例4にて製造した3-[1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(1.52g、5.91mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(900mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.40 (1H, dd, J=9Hz, 7Hz), 6.74 (1H, s), 6.63 (1H, d, J=9Hz), 6.47 (1H, d, J=7Hz), 4.46 (2H, d, J=13Hz), 3.26-3.17 (1H, m), 3.17 (3H, s), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.77-2.68 (3H, m), 1.91-1.64 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+。
(実施例4)4-ヒドロキシ-3-[1-(5-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例5にて製造された3-[1-(5-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(480mg、1.87mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=50/50-0/100(グラジェント)]で精製し、酢酸エチルから再結晶して、標記化合物(183mg、収率:25%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.98 (1H, d, J=2Hz), 7.39 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 4.40 (2H, d, J=10Hz), 3.28-3.19 (1H, m), 2.92 (1H, d, J=17Hz), 2.79-2.72 (3H, m), 2.17 (3H, s), 1.92-1.65 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+。
(実施例5)4-ヒドロキシ-3-[1-(4-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例6にて製造した3-[1-(4-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(1.07g、4.16mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(570mg、収率:35%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.96 (1H, d, J=5Hz), 6.73 (1H, s), 6.69 (1H, s), 6.45 (1H, d, J=5Hz), 4.48-4.41 (2H, m), 3.18-3.15 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.80-2.70 (3H, m), 2.21 (3H, s), 1.90-1.63 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+。
(実施例6)4-ヒドロキシ-3-[1-(3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例7にて製造した3-[1-(3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(2.15g、8.36mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=50/50-0/100(グラジェント)]で精製し、メタノール-酢酸エチル混合溶媒で洗浄して、標記化合物(1.08g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.32 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.10 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.50 (1H, d, J=6Hz), 6.91 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 6.72 (1H, s), 3.50 (2H, d, J=10Hz), 3.13 (1H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.75-2.63 (3H, m), 2.27 (3H, s), 1.96-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+。
(実施例7)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例8にて製造した3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(1.10g、3.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(810mg、収率:51%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.76 (1H, t, J=8Hz), 7.18 (1H, d, J=9Hz), 7.02 (1H, d, J=7Hz), 6.78 (1H, s), 4.52 (2H, d, J=12Hz), 3.29 (1H, brs), 2.96-2.86 (3H, m), 2.75 (1H, d, J=17Hz), 1.94 (1H, d, J=12Hz), 1.79-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+。
(実施例8)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
参考例10にて製造した3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(880mg、2.83mmol)の酢酸(10mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(1.50g、8.15mmol)を加え、60℃で2時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-96/4(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40-0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(610mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.42 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.00 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 4.58 (2H, s), 2.98-2.87 (4H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.90 (1H, d, J=12Hz), 1.75-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+。
(実施例9)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例11にて製造した3-{1-[3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(765mg、2.46mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(440mg、収率:40%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.34 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.53 (1H, d, J=4Hz), 8.06 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.17 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 6.73 (1H, s), 3.65-3.57 (2H, m), 3.16 (1H, t, J=12Hz), 2.94-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.97-1.73 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+。
(実施例10)3-{1-[3-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例12にて製造した3-{1-[3-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(1.16g、3.36mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(703mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.31 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.57 (1H, dd, J=2Hz
, 1Hz), 8.19 (1H, d, J=2Hz), 6.76 (1H, s), 4.20-4.12 (2H, m), 3.30-3.21 (1H, m), 2.98-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.75 (4H, m);
MS (FAB) m/z: 484 (M+H)+。
(実施例11)3-[1-(3-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例14にて製造された3-[1-(3-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(667mg、2.40mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(165mg、収率:17%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.33 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.23 (1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.80 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.00 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 6.74 (1H, s), 3.88-3.81 (2H, m), 3.21-3.12 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.82-2.69 (3H, m), 1.98-1.86 (3H, m), 1.80-1.74 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 416 (M+H)+。
(実施例12)4-ヒドロキシ-3-[1-(6-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例16にて製造された3-[1-(6-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.386g、1.41mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(324mg、収率:56%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 6.54 (1H, s), 6.42 (1H, d, J=9Hz), 4.48-4.38 (2H, m), 3.76 (3H, s), 3.28-3.20 (1H, m), 2.92-2.70 (4H, m), 1.92-1.86 (1H, m), 1.78-1.67 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+。
(実施例13)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例18にて製造された3-{1-[4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(1.02g、3.28mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.645g、収率44%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.33 (1H, d, J=5Hz), 7.12 (1H, s), 6.85 (1H, d, J=5Hz), 6.75 (1H, s), 4.61-4.52 (2H, m), 3.33-3.23 (1H, m), 2.95-2.85 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92-1.86 (1H, m), 1.77-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+。
(実施例14)3-[1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
参考例20にて製造された3-[1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.484g、1.74mmol)の酢酸(8mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(1.28g、6.97mmol)を加え、60℃で1.5時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-95/5(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=20/80-0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(0.283g、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.11 (1H, d, J=3Hz), 7.59 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.91 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 4.46-4.38 (2H, m), 3.28-3.20 (1H, m), 2.93-2.79 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.89-1.83 (1H, m), 1.75-1.61 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 416 (M+H)+。
(実施例15)3-[1-(5-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例22にて製造された3-[1-(5-フルオロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(1.46g、5.59mmol)を用いて、実施例1に記載した方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲル、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-95/5(グラジェント)]で精製した。得られた粗生成物に酢酸エチルを加えた懸濁液を攪拌し、析出固体をろ取して、標記化合物(0.647g、収率:29%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.09 (1H, d, J=3Hz), 7.50 (1H, ddd, J=10Hz, 7Hz, 2Hz), 6.90 (1H, dd, J=10Hz, 3Hz), 6.73 (1H, s), 4.39-4.33 (2H, m), 3.25-3.16 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.82-2.68 (3H, m), 1.90-1.84 (1H, m), 1.80-1.63 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 400 (M+H)+。
(実施例16)4-ヒドロキシ-3-[1-(キノリン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例24にて製造された3-[1-(キノリン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(1.01g、3.44mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(415mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.03 (1H, d, J=9Hz), 7.69 (1H, d, J=8Hz), 7.57-7.49 (2H, m), 7.29 (1H, d, J=9Hz), 7.22-7.17 (1H, m), 6.75 (1H, s), 4.76-4.69 (2H, m), 3.18-3.13 (1H, m), 2.96-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.97-1.89 (1H, m), 1.80-1.67 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 432 (M+H)+。
(実施例17)4-ヒドロキシ-3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例26にて製造された3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(2.53g、8.37mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣にエタノールを加えた懸濁液を70℃で2時間攪拌し、室温まで冷却後、生じた析出固体をろ取して、標記化合物(1.16g、収率:32%)得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.40 (1H, d, J=10Hz), 6.94 (1H, d, J=10Hz), 6.73 (1H, s), 5.28-5.21 (1H, m), 4.35-4.28 (2H, m), 3.28-3.18 (1H, m), 2.93-2.77 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.67 (4H, m), 1.31 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 441 (M+H)+。
(実施例18)4-ヒドロキシ-3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン塩酸塩
実施例17にて製造された4-ヒドロキシ-3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(100mg、0.227mmol)のエタノール(2mL)懸濁液に、室温で1N塩酸(0.295mL、0.295mmol)を滴下した。その後減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、得られた残渣にTHFを加えた懸濁液を攪拌し、生じた析出固体をろ取して、標記化合物(88.0mg、81%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.55 (1H, s), 8.06-7.99 (1H, m), 7.60-7.52 (1H, m), 6.82 (1H, s), 5.15-5.09 (1H, m), 4.37-4.30 (2H, m), 3.39-3.32 (1H, m), 3.30-3.19 (2H, m), 2.92 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.01-1.95 (1H, m), 1.89-1.74 (3H, m), 1.36 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 441 (M+H)+。
(実施例19)5-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-2-カルボニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例37にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-2-カルボニトリル(121mg、0.451mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、反応液にエタノール(2mL)を加えた懸濁液を30分間攪拌し、生じた析出固体をろ取して、標記化合物(68.5mg、収率37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.45 (1H, d, J=3Hz), 7.75 (1H, d, J=9Hz), 7.40 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.75 (1H, s), 4.20-4.11 (2H, m), 3.32-3.22 (1H, m), 3.02-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.86 (1H, m), 1.83-1.68 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+。
(実施例20)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}2-メチルピリジン-3-カルボニトリル
5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-2-カルボニトリルの代わりに、参考例38にて製造された6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-メチルピリジン-3-カルボニトリル(0.458g、1.62mmol)を用いて、実施例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.195g、収率29%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.77 (1H, d, J=9Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.76 (1H, s), 4.65-4.58 (2H, m), 3.33-3.25 (1H, m), 2.97-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz),2.47 (3H, s), 1.94-1.88 (1H, m), 1.76-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 421 (M+H)+。
(実施例21)2-クロロ-6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-3-カルボニトリル
5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-2-カルボニトリルの代わりに、参考例39にて製造された6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-クロロピリジン-3-カルボニトリル(0.245g、0.809mmol)を用いて、実施例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.131g、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.95 (1H, d, J=9Hz), 6.99 (1H, d, J=9Hz), 6.77 (1H, s), 4.56-4.47 (2H, m), 3.37-3.28 (1H, m), 3.08-2.98 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.90 (1H, m), 1.78-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 441 (M+H)+。
(実施例22)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-2-カルボニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例40にて製造された6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-カルボニトリル(0.150g、0.559mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に2時間反応を行い得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=40/60-20/80(グラジェント)]で精製し、標記化合物(0.112g、収率:49%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.69 (1H, dd, J=9Hz, 7Hz), 7.23 (1H, d, J=9Hz), 7.17 (1H, d, J=7Hz), 6.76 (1H, s), 4.50-4.43 (2H, m), 3.32-3.23 (1H, m), 2.94-2.84 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.93-1.87 (1H, m), 1.76-1.61 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+。
(実施例23)3-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ベンゾニトリル
6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-カルボニトリルの代わりに、参考例41にて製造された3-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ベンゾニトリル(65.0mg、0.243mmol)を用いて、実施例22に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(41.5mg、収率:42%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.41-7.35 (2H, m), 7.32-7.29 (1H, m), 7.15-7.12 (1H, m), 6.74 (1H, s), 3.97-3.91 (2H, m), 3.21-3.12 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.81-2.68 (3H, m), 1.94-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 406 (M+H)+。
(実施例24)3-[1-(1,3-ベンゾオキサゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例42にて製造された3-[1-(1,3-ベンゾオキサゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.93g、3.28mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.50g、収率:36%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.42 (1H, d, J=8Hz), 7.30 (1H, d, J=8Hz), 7.16 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.02 (1H, td, J=7Hz, 1Hz), 6.77 (1H, s), 4.27-4.25 (2H, m), 3.32-3.25 (1H, m), 3.21-3.13 (2H, m), 2.90 (1H, d, J= 17 Hz), 2.73 (1H, d, J= 17 Hz), 1.98-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 422 (M+H)+。
(実施例25)3-[1-(1,3-ベンゾチアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例43で製造した3-[1-(1,3-ベンゾチアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.58g、1.94mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=97/3-80/20(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.40g、収率:47%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.76 (1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.46-7.45 (1H, m), 7.30-7.25 (1H, m), 7.09-7.04 (1H, m), 6.78 (1H, s), 4.20-4.11 (2H, m), 3.32-3.18 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.73 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 438 (M+H)+。
(実施例26)4-ヒドロキシ-3-[1-(6-メチルピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例44にて製造した3-[1-(6-メチルピラジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.99g、3.83mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-90/10(グラジェント)]で精製し、標記化合物(571mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.14 (1H, s), 7.70 (1H, s), 6.75 (1H, s), 4.51-4.49 (2H, m), 3.31-3.21 (1H, m), 2.93-2.81 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.30 (3H, s), 1.94-1.61 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 397 (M+H)+。
(実施例27)4-ヒドロキシ-3-[1-(ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例45にて製造された3-[1-(ピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.393g、1.62mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(103mg、収率:17%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.33 (1H, d, J=3Hz), 7.98 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.37-7.33 (1H, m), 7.21 (1H, dd, J=9Hz, 5Hz), 6.73 (1H, s), 3.91-3.84 (2H, m), 3.19-3.11 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.77-2.72 (2H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 382 (M+H)+。
(実施例28)4-ヒドロキシ-3-[1-(6-メトキシピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例47にて製造された3-[1-(6-メトキシピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(4.81g、17.5mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行った後、減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、トルエンで2回共沸した。得られた固体にエタノール(100mL)を加えた懸濁液を60℃で1時間攪拌した。室温まで冷却後、濾取した固体に再度エタノール(100mL)を加え、更に100℃で3時間攪拌した。室温まで冷却後、固体を濾取した。得られた固体を再々度エタノール(100mL)に懸濁し、100℃で2時間攪拌した。室温まで冷却後、固体を濾取して、標記化合物(2.04g、収率:28%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.42 (1H, d, J=10Hz), 7.03 (1H, d, J=10Hz), 6.73 (1H, s), 4.36-4.29 (2H, m), 3.90 (3H, s), 3.27-3.20 (1H, m), 2.93-2.79 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.68 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 413 (M+H)+。
(実施例29)4-ヒドロキシ-3-[1-(1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例48にて製造された3-[1-(1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.438g、1.76mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.086g、収率:13%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.15 (1H, d, J=4Hz), 6.81 (1H, d, J=4Hz), 6.75 (1H, s), 4.05-3.96 (2H, m), 3.27-3.17 (1H, m), 3.08-2.98 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.94-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 388 (M+H)+。
(実施例30)4-ヒドロ-3-[1-(4-メトキシピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例49にて製造された3-[1-(4-メトキシピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.536g、1.95mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.305g、収率:38%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.09 (1H, d, J=6Hz), 6.74 (1H, s), 6.05 (1H, d, J=6Hz), 4.85-4.77 (2H, m), 3.84 (3H, s), 3.32-3.22 (1H, m), 2.93-2.81 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.92-1.85 (1H, m), 1.75-1.57 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 413 (M+H)+。
(実施例31)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-3-カルボニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例31にて製造された6-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-カルボニトリル(0.206g、0.768mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲル、溶出溶媒:酢酸エチル]で精製し、析出固体を濾取し、酢酸エチルで洗浄して、標記化合物(0.037g、収率:12%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.50-8.48 (1H, m), 7.84 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.00-6.96 (1H, m), 6.75 (1H, s), 4.65-4.56 (2H, m), 3.37-3.29 (1H, m), 3.01-2.93 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.94-1.87 (1H, m), 1.77-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+。
(実施例32)4-ヒドロキシ-3-[1-(6-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例51にて製造された3-[1-(6-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.913g、3.34mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.345g、収率:25%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.82-7.80 (1H, m), 7.47 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.73-6.70 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.65-3.59 (2H, m), 3.12-3.04 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.66-2.59 (2H, m), 1.96-1.81 (3H, m), 1.78-1.72 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+。
(実施例33)2-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-4-カルボニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例32にて製造された2-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-4-カルボニトリル(0.114g、0.425mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣を薄層シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒:酢酸エチル/メタノール=92/8]、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=50/50-0/100(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.080g、収率:46%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.29 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.37-7.34 (1H, m), 6.91 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 6.74 (1H, s), 4.56-4.48 (2H, m), 3.32-3.25 (1H, m), 2.93-2.85 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.75-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+。
(実施例34)3-[1-(6-クロロピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例34にて製造された3-[1-(6-クロロピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.323g、1.16mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.158g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.52 (1H, d, J=10Hz), 7.43 (1H, d, J=10Hz), 6.73 (1H, s), 4.52-4.45 (2H, m), 3.35-3.26 (1H, m), 3.00-2.85 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.86 (1H, m), 1.81-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 417 (M+H)+。
(実施例35)4-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ベンゾニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例53にて製造された4-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ベンゾニトリル(0.994g、3.72mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行った後、反応液にエタノール(60mL)を加え、析出した固体を濾取した。得られた固体にエタノール(50mL)を加えた懸濁液を100℃で2時間攪拌し、室温まで冷却後、析出した固体を濾取して、標記化合物(0.668g、収率:44%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.59-7.54 (2H, m), 7.06-7.02 (2H, m), 6.71 (1H, s), 4.12-4.02 (2H, m), 3.29-3.19 (1H, m), 2.94-2.84 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.93-1.67 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 406 (M+H)+。
(実施例36)4-ヒドロキシ-3-[1-(5-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例54にて製造された3-[1-(5-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.815g、2.98mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.460g、収率:38%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.47 (1H, s), 7.87 (1H, d, J=3Hz), 7.25 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.83 (1H, d, J=9Hz), 6.69 (1H, s), 4.31-4.23 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.21-3.12 (1H, m), 2.88 (1H, d, J=17Hz), 2.75-2.63 (3H, m), 1.91-1.65 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+。
(実施例37)5-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-3-カルボニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例35にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-カルボニトリル(0.161g、0.600mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.080g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.61 (1H, d, J=3Hz), 8.30 (1H, d, J=2Hz), 7.81-7.79 (1H, m), 6.73 (1H, s), 4.07-3.99 (2H, m), 3.25-3.17 (1H, m), 2.92-2.82 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+。
(実施例38)3-フルオロ-5-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-2-カルボニトリル
4-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]ベンゾニトリルの代わりに、参考例36にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(0.270g、0.943mmol)を用いて、実施例35に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.128g、収率:32%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.36-8.33 (1H, m), 7.44 (1H, dd, J=14Hz, 2Hz), 6.74 (1H, s), 4.25-4.16 (2H, m), 3.35-3.26 (1H, m), 3.11-3.01 (2H, m), 2.88 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.86 (1H, m), 1.84-1.68 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 425 (M+H)+。
(実施例39)4-ヒドロキシ-3-[1-(4-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例55にて製造された3-[1-(4-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.716g、2.62mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.407g、収率:38%)を白色固体として得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.92 (1H, d, J=6Hz), 6.72 (1H, s), 6.30 (1H, d, J=2Hz), 6.25 (1H, dd, J=6Hz, 2Hz), 4.48-4.41 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.26-3.18 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.79-2.70 (3H, m), 1.90-1.84 (1H, m), 1.78-1.62 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+。
(実施例40)4-ヒドロキシ-3-[1-(5-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例57にて製造された3-[1-(5-メトキシピリジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(0.870g、3.18mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.495g、収率:38%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.94 (1H, d, J=2Hz), 7.71 (1H, d, J=2Hz), 6.89-6.87 (1H, m), 6.72 (1H, s), 3.93-3.86 (2H, m), 3.80 (3H, s), 3.20-3.11 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.79-2.70 (3H, m), 1.94-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+。
(実施例41)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例58にて製造された3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(0.338g、1.09mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.228g、収率:47%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.26 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.45 (1H, d, J=3Hz), 7.64 (1H, d, J=9Hz), 7.46 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.74 (1H, s), 4.14-4.05 (2H, m), 3.30-3.21 (1H, m), 2.97-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.94-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+。
(実施例42)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-4-メチルピリジン-3-カルボニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例59にて製造された6-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-4-メチルピリジン-3-カルボニトリル(0.405g、1.43mmol)を用いて、実施例35に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.179g、収率:30%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.40 (1H, s), 6.92 (1H, s), 6.74 (1H, s), 4.65-4.55 (2H, m), 3.36-3.27 (1H, m), 3.00-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.34 (3H, s), 1.93-1.87 (1H, m), 1.76-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 421 (M+H)+。
(参考例60)4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン塩酸塩
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(WO2011/045344号パンフレットに記載された化合物、1g、4.42mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、固体(1.27g、収率:71%)を得た。
得られた固体(400mg、0.989mmol)の1,4-ジオキサン(1mL)溶液に、0℃にて4N塩酸-ジオキサン溶液(0.742mL、2.97mmol)を加え、室温下にて80分間撹拌した。反応液にヘキサンを加えて得られた析出物をろ取して、標記化合物(366mg、定量的)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 10.55 (1H, s), 9.00-8.89 (1H, m), 8.67-8.51 (1H, m), 6.85 (1H, br s), 3.41-3.29 (2H, m), 3.27-3.15 (1H, m), 3.05-2.87 (2H, m), 2.92 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.11-1.72 (4H, m)。
(実施例43)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリダジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
参考例60にて製造された4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン塩酸塩(100mg,0.293mmol)のジメチルスルホキシド(0.5mL)溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(59.8μL、0.352mmol)及び3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジン(80.2mg、0.439mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-90/10(グラジェント)]で精製して、標記化合物(39.8mg、収率:30%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.81 (1H, d, J=10Hz), 7.46 (1H, d, J=10Hz), 6.76 (1H, s), 4.72-4.61 (2H, m), 3.42-3.34 (1H, m), 3.12-3.01 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.89 (1H, m), 1.80-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+。
(実施例44)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリミジン(80.3mg、0.440mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(45.2mg、収率:34%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.73-8.71 (2H, m), 6.76 (1H, s), 4.92-4.81 (2H, m), 3.39-3.33 (1H, m), 3.07-2.97 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.97-1.90 (1H, m), 1.80-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+。
(参考例61)1-[6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸の代わりに、1-[6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-カルボン酸(1.07g、3.89mmol)を、ヨウ化メチルの代わりに、ヨウ化エチル(0.42mL、5.22mmol)を用いて、参考例9に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.06g、収率:90%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.62 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.09 (2H, q, J=7Hz), 3.18-3.11 (2H, m), 2.61 (1H, tt, J=11Hz, 4Hz), 2.04-1.97 (3H, m), 1.77-1.68 (2H, m), 1.24 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例62)3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例61にて製造された1-[6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.06g、3.50mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(512mg、収率:47%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.90 (1H, br s), 8.57 (1H, s), 7.25 (1H, s), 5.17 (1H, brs), 4.34 (1H, brs), 4.13-4.04 (2H, m), 3.14-3.00 (2H, m), 2.79 (1H, brs), 1.92-1.84 (2H, m), 1.46 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(実施例45)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例62にて製造された3-{1-[6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(512mg、1.64mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(335mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.64 (1H, s), 7.33 (1H, s), 6.79 (1H, s), 3.68-3.36 (3H, m), 3.03 (2H, brs), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93 (1H, d, J=11Hz), 1.75-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+。
(実施例46)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピラジン(135mg、0.440mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(141mg、収率:76%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.50 (2H, m), 6.77 (1H, s), 4.64-4.61 (2H, m), 3.42-3.35 (1H, m), 3.05 (2H, t, J=14Hz), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92 (1H, d, J=12Hz), 1.79-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+。
(実施例47)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)-1,3,4-チアジアゾール-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-1,3,4-チアジアゾール(140mg、0.742mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(145mg、収率:69%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.54 (1H, s), 6.80 (1H, s), 4.04 (2H, dd, J=13Hz, 6Hz), 3.44-3.30 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.96-1.76 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 457 (M+H)+。
(実施例48)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[4-(トリフルオロメチル)1,3-チアゾール-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(以下、化合物48-aとする)
及び3-{1-[4,4’-ビス(トリフルオロメチル)-2,5’-ビ-1,3-チアゾール-2’-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(以下、化合物48-bとする)
2-アミノ-4-(トリフルオロメチル)チアゾール(3.05g、18.14mmol)のアセトニトリル溶液(80mL)に塩化銅(II)(2.90g、21.57mmol)を加え、亜硝酸イソアミル(3.60mL、27.04mmol)を0℃で滴下し、室温で1時間、50℃で2時間攪拌した。その後減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-70/30(グラジェント)]で精製し、油状物(1.12g)を得た。
得られた油状物(55mg)のジメチルスルホキシド(2mL)溶液に、参考例60にて製造した4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(62mg、0.18mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(40μL、0.24mmol)を加え、室温で5時間、さらに0℃で2時間30分攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=70/30-10/90(グラジェント)]で精製して、標記化合物48-a(6mg、収率:6%)及び化合物48-b(18mg、収率:16%)を得た。
化合物48-a
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.54 (1H, s), 6.79 (1H, s), 4.05-3.96 (2H, m), 3.40-3.20 (1H, m), 3.14 (2H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 456 (M+H)+。
化合物48-b
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.54 (1H, s), 8.61 (1H, s), 6.80 (9H, s), 4.10 (2H, d, J=13Hz), 3.33-3.18 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.99-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 607 (M+H)+。
(実施例49)(-)-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン、及び(+)-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
実施例8にて製造された4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(180mg、0.401mmol)のTHF-ヘキサン(1/1)(60mL)混合溶液を6回に分け、フラッシュLC[SP1;Biotage社製、カラム:Chiralflash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル化学工業製、溶出溶媒:THF/ヘキサン=50/50、流速:10mL/分]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物49-1とする)(83.0mg、収率:46%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物49-2とする)(81.5mg、収率:45%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル化学工業製、溶出溶媒:THF/ヘキサン=50/50]を用いて測定した。
化合物49-1:
光学純度99%以上(保持時間:3.4分);
[α]D
25= -10°(DMF, c=1.04)。
化合物49-2:
光学純度99%以上(保持時間:6.0分)
[α]D
25= +10°(DMF, c=1.02)。
(実施例50)(-)-3-[1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン、及び、(+)-3-[1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
実施例14にて製造された3-[1-(5-クロロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(220mg、0.529mmol)の酢酸エチル(2mL)、及び、メタノール(2mL)混合溶液をシリカゲルに吸着させ後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をカラムに充填し、フラッシュLC[SP1;Biotage社製、カラム:Chiral flash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル社製、溶出溶媒:2-プロパノール(以下、IPAとする)/ヘキサン=20/80-30/70(グラジェント)、流速:12mL/min]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物50-1とする)(93.0mg、収率:42%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物50-2とする)(91.0mg、収率:41%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=40/60]を用いて測定した。
化合物50-1:
光学純度99%以上(保持時間:3.7分);
[α]D
25 = -14°(DMF, c=1.01)。
化合物50-2:
光学純度99%以上(保持時間:7.3分)
[α]D
25 = +14°(DMF, c=1.00)。
(参考例63)1-[5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、2-ブロモ-5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン(J.Med.Chem.,2010年,第53巻,第8421-8439頁に記載された化合物、1.00g、4.46mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(544mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.08 (1H, d, J=3Hz), 7.34 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.67 (1H, d, J=9Hz), 6.42 (1H, t, J=74Hz), 4.22-4.17 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7Hz), 3.04-2.97 (2H, m), 2.59-2.52 (1H, m), 2.06-2.00 (2H, m), 1.84-1.75 (2H, m), 1.29 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例64)3-{1-[5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例63にて製造された1-[5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(526mg、1.75mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(462mg、収率:85%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.00 (1H, d, J=3Hz), 7.42 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.03 (1H, t, J=74Hz), 6.89 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, brs), 4.39 (2H, brs), 4.30-4.22 (2H, m), 2.92-2.84 (2H, m), 2.74-2.66 (1H, m), 1.91-1.85 (2H, m), 1.56-1.46 (2H, m)。
(実施例51)3-{1-[5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例64にて製造された3-{1-[5-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(458mg、1.48mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(300mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.02 (1H, d, J=3Hz), 7.44 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.05 (1H, t, J=74Hz), 6.91 (1H, d, J=9Hz), 6.72 (1H, s), 4.44-4.36 (2H, m), 3.27-3.19 (1H, m), 2.92-2.86 (1H, m), 2.84-2.77 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.79-1.63 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 448 (M+H)+。
(参考例65)1-[5-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、2-ブロモ-5-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン(WO2009/81789号パンフレットに記載された化合物、1.00g、4.63mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(803mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.91 (1H, d, J=3Hz), 7.18-7.13 (1H, m), 6.66 (1H, d, J=9Hz), 4.41-4.33 (1H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 4.10-4.05 (2H, m), 2.95-2.86 (2H, m), 2.52-2.45 (1H, m), 2.04-1.98 (2H, m), 1.85-1.75 (2H, m), 1.30 (6H, d, J=6Hz), 1.26 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例66)3-{1-[5-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例65にて製造された1-[5-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(796mg、2.72mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(726mg、収率:89%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.82 (1H, d, J=3Hz), 7.22 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.80 (1H, d, J=9Hz), 5.20 (1H, brs), 4.46-4.38 (1H, m), 4.33 (2H, brs), 4.18-4.10 (2H, m), 2.81-2.73 (2H, m), 2.69-2.59 (1H, m), 1.91-1.84 (2H, m), 1.58-1.48 (2H, m), 1.22 (6H, d, J=6Hz)。
(実施例52)4-ヒドロキシ-3-{1-[5-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例66にて製造された3-{1-[5-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(721mg、2.39mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(377mg、収率:36%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.84 (1H, d, J=3Hz), 7.24 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.71 (1H, s), 4.47-4.39 (1H, m), 4.31-4.24 (2H, m), 3.20-3.13 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73-2.65 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.82-1.65 (3H, m), 1.23 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 440 (M+H)+。
(参考例67)1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、3-ブロモ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(1.00g、4.43mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.02g、収率:76%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.45 (1H, d, J=3Hz), 8.31-8.29 (1H, m), 7.34-7.32 (1H, m), 4.18 (2H, q, J= 7Hz), 3.75-3.69 (2H, m), 2.99-2.92 (2H, m), 2.55-2.48 (1H, m), 2.10-2.05 (2H, m), 1.93-1.84 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例68)3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例67にて製造された1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.01g、3.33mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(608mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.59 (1H, d, J=3Hz), 8.26-8.24 (1H, m), 7.57-7.55 (1H, m), 5.21 (1H, brs), 4.46 (2H, brs), 3.97-3.90 (2H, m), 2.94-2.86 (2H, m), 2.72-2.64 (1H, m), 1.96-1.90 (2H, m), 1.67-1.57 (2H, m)。
(実施例53)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例68にて製造された3-{1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(602mg、1.93mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(353mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.61 (1H, d, J=3Hz), 8.27-8.25 (1H, m), 7.60-7.57 (1H, m), 6.74 (1H, s), 4.09-4.03 (2H, m), 3.25-3.17 (1H, m), 2.92-2.83 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.96-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+。
(参考例69)1-[6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリジン(J.Med.Chem.,2010年,第53巻,第8421-8439頁に記載された化合物、1.00g、4.46mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(361mg、収率:27%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.83-7.79 (1H, m), 7.38-7.32 (1H, m), 7.33 (1H, t, J= 74Hz), 6.82 (1H, d, J=9Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.55-3.49 (2H, m), 2.85-2.76 (2H, m), 2.49-2.40 (1H, m), 2.10-2.01 (2H, m), 1.95-1.83 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例70)3-{1-[6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例69にて製造された1-[6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(355mg、1.18mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(323mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.89 (1H, d, J=3Hz), 7.57 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.54 (1H, t, J=74Hz), 6.94 (1H, d, J=9Hz), 5.22 (1H, brs), 4.37 (2H, brs), 3.71-3.65 (2H, m), 2.79-2.71 (2H, m), 2.65-2.56 (1H, m), 1.96-1.88 (2H, m), 1.70-1.61 (2H, m)。
(実施例54)3-{1-[6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例70にて製造された3-{1-[6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(319mg、1.03mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(180mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.91 (1H, d, J=3Hz), 7.59 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.55 (1H, t, J=74Hz), 6.96 (1H, d, J=9Hz), 6.72 (1H, s), 3.81-3.73 (2H, m), 3.18-3.08 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.76-2.66 (3H, m), 1.95-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 448 (M+H)+。
(参考例71)1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
ピペリジン-4-カルボン酸エチル(3.52mL、22.9mmol)、及び、1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(4.25g、19.1mmol)のトルエン(122mL)溶液に、ナトリウムtert-ブトキシド(2.29g、23.8mmol)、酢酸パラジウム(II)(428mg、1.91mmol)、及び、トリ-tert-ブチルホスフィン(370μL、1.52mmol)を加え、80℃で30分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-90/10]で精製し、標記化合物(3.17g、収率:56%) を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.07-7.00 (2H, m), 6.95-6.87 (2H, m), 6.41 (1H, t, J=75Hz), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.61-3.55 (2H, m), 2.84-2.73 (2H, m), 2.47-2.39 (1H, m), 2.08-1.99 (2H, m), 1.95-1.83 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例72)3-{1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
無水アセトニトリル(1.71mL、32.8mmol)の無水THF(80mL)溶液にn-ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、11.8mL、31.7mmol)を-78℃で滴下した後、同温度で15分間攪拌した後、参考例71にて製造された1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(3.17g, 10.6mmol)の無水THF(13mL)溶液を-78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(93mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(1.54mL、31.7mmol)を加え、105℃で4時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0-97.5/2.5(グラジェント)]で精製し、標記化合物(2.98g、収率:91%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.04-7.01 (2H, m), 7.04 (1H, t, J=75Hz), 6.99-6.95 (2H, m), 5.21 (1H, brs), 4.38 (2H, brs), 3.69-3.63 (2H, m), 2.74-2.67 (2H, m), 2.63-2.54 (1H, m), 1.94-1.88 (2H, m), 1.69-1.59 (2H, m)。
(実施例55)3-{1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
参考例72にて製造された3-{1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(2.97g、9.63mmol)の酢酸(52mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(5.64mL、38.5mmol)を加え、60℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、減圧下にて、溶媒を留去し、トルエンで2回共沸した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-0/100(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-40/60(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.84g、収率:43%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.06-7.02 (2H, m), 7.05 (1H, t, J= 75Hz), 7.01-6.97 (2H, m), 6.72 (1H, s), 3.78-3.71 (2H, m), 3.14-3.07 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.69-2.61 (2H, m), 1.94-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 447 (M+H)+。
(実施例56)(-)-3-{1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン、及び、(+)-3-{1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
実施例55にて製造された3-{1-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(1.51g)の酢酸エチル(32mL)、及び、メタノール(32mL)混合溶液をシリカゲル(16g)に吸着させた後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣を8回に分けてカラムに充填し、フラッシュLC[Purif-α2;昭光サイエンス社製、カラム:Chiralflash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=30/70、流速:12mL/min]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物56-1とする)(677mg、収率:45%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物56-2とする)(667mg、収率:45%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル社製、溶出溶媒:THF/ヘキサン=50/50]を用いて測定した。
化合物56-1:
光学純度99%以上(保持時間:5.6分)。
[α]D
25 = -28°(DMF, c=1.01)。
化合物56-2:
光学純度99%以上(保持時間:9.2分)。
[α]D
25 = +28°(DMF, c=1.01)。
(参考例73)1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン(1.00g、4.63mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(912mg、収率:67%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.81-7.77 (1H, m), 7.31-7.26 (1H, m), 6.61 (1H, d, J=9Hz), 5.23-5.15 (1H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.47-3.41 (2H, m), 2.76-2.69 (2H, m), 2.44-2.37 (1H, m), 2.07-2.00 (2H, m), 1.95-1.85 (2H, m), 1.32 (6H, d, J=6Hz), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例74)3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例73にて製造された1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(909mg、3.11mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(860mg、収率:92%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.77 (1H, d, J=3Hz), 7.41 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.61 (1H, d, J=9Hz), 5.22 (1H, brs), 5.17-5.06 (1H, m), 4.36 (2H, brs), 3.56-3.49 (2H, m), 2.70-2.48 (3H, m), 1.95-1.88 (2H, m), 1.72-1.61 (2H, m), 1.25 (6H, d, J=6Hz)。
(実施例57)4-ヒドロキシ-3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例74にて製造された3-{1-[6-(プロパン-2-イルオキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(856mg、2.84mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(443mg、収率:36%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=3Hz), 7.43 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.71 (1H, s), 6.63 (1H, d, J=9Hz), 5.17-5.09 (1H, m), 3.64-3.57 (2H, m), 3.12-3.04 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.65-2.58 (2H, m), 1.96-1.81 (3H, m), 1.78-1.72 (1H, m), 1.25 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 440 (M+H)+。
(参考例75)1-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、1-ブロモ-4-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(1.00g、4.15mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(791mg、収率:60%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.13-7.08 (2H, m), 6.93-6.87 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.63-3.58 (2H, m), 2.84-2.76 (2H, m), 2.47-2.40 (1H, m), 2.07-1.99 (2H, m), 1.92-1.83 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例76)3-{1-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例75にて製造された1-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(788mg、2.48mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(734mg、収率:91%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.19-7.14 (2H, m), 7.04-6.99 (2H, m), 5.22 (1H, brs), 4.35 (2H, brs), 3.76-3.69 (2H, m), 2.80-2.72 (2H, m), 2.67-2.56 (1H, m), 1.95-1.87 (2H, m), 1.68-1.57 (2H, m)。
(実施例58)4-ヒドロキシ-3-{1-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例76にて製造された3-{1-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(731mg、2.24mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(400mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.21-7.16 (2H, m), 7.06-7.00 (2H, m), 6.72 (1H, s), 3.86-3.78 (2H, m), 3.18-3.09 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.76-2.66 (3H, m), 1.95-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 465 (M+H)+。
(参考例77)1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、1-ブロモ-4-エトキシベンゼン(1.00g、4.97mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(717mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 6.93-6.88 (2H, m), 6.85-6.80 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.98 (2H, q, J=7Hz), 3.51-3.45 (2H, m), 2.74-2.66 (2H, m), 2.42-2.35 (1H, m), 2.07-1.98 (2H, m), 1.95-1.85 (2H, m), 1.38 (3H, t, J=7Hz), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例78)3-[1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例77にて製造された1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(709mg、2.56mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(631mg、収率:86%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 6.90-6.87 (2H, m), 6.81-6.77 (2H, m), 5.22 (1H, brs), 4.36 (2H, brs), 3.93 (2H, q, J=7Hz), 3.53-3.48 (2H, m), 2.65-2.58 (2H, m), 2.58-2.49 (1H, m), 1.93-1.88 (2H, m), 1.71-1.61 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(実施例59)3-[1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例78にて製造された3-[1-(4-エトキシフェニル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(626mg、2.19mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(308mg、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.49 (1H, s), 6.92-6.88 (2H, m), 6.82-6.78 (2H, m), 6.70 (1H, s), 3.94 (2H, q, J=7Hz), 3.62-3.55 (2H, m), 3.10-3.02 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.60-2.52 (2H, m), 1.96-1.81 (3H, m), 1.78-1.72 (1H, m), 1.29 (3H, t, J=7Hz)。
MS (ESI) m/z: 425 (M+H)+。
(参考例79)5-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
参考例79は、WO2012/7868号パンフレットに記載された方法に従って行った。
5-ブロモ-2-ヒドロキシベンゾニトリル(5.00g、25.2mmol)のDMF(50mL)、及び、水(5mL)混合液に、クロロ(ジフルオロ)酢酸ナトリウム(9.62g、63.1mmol)、及び、炭酸セシウム(12.3g,37.9mmol)を加え、100℃で30分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-98/2]で精製し、標記化合物(3.83g、収率:61%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.80 (1H, d, J=3Hz), 7.72 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.25-7.22 (1H, m), 6.64 (1H, t, J=71Hz)。
(参考例80)1-[3-シアノ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、参考例79にて製造された5-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(1.50g、6.05mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(442mg、収率:23%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.20-7.17 (1H, m), 7.12-7.09 (2H, m), 6.54 (1H, t, J=72Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.62-3.57 (2H, m), 2.89-2.82 (2H, m), 2.50-2.44 (1H, m), 2.08-2.02 (2H, m), 1.91-1.81 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例81)5-[4-(シアノアセチル)ピペリジン-1-イル]-2-(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
無水アセトニトリル(218μL、4.18mmol)の無水THF(7mL)溶液に、n-ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、1.50mL、4.04mmol)を-78℃で滴下した。同温度で15分間攪拌した後、参考例80にて製造された1-[3-シアノ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(437mg、1.35mmol)の無水THF(6mL)溶液を-78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-60/40]で精製し、標記化合物(147mg、収率:34%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.22-7.19 (1H, m), 7.12-7.09 (2H, m), 6.55 (1H, t, J=72Hz), 3.70-3.64 (2H, m), 3.55 (2H, s), 2.90-2.83 (2H, m), 2.80-2.73 (1H, m), 2.08-2.02 (2H, m), 1.87-1.78 (2H, m)。
(参考例82)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
3-オキソ-3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]プロパンニトリルの代わりに、参考例81にて製造された5-[4-(シアノアセチル)ピペリジン-1-イル]-2-(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(143mg、0.448mmol)を用いて、参考例2に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(132mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.41 (1H, d, J=3Hz), 7.33 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.28 (1H, d, J=9Hz), 7.24 (1H, t, J=73Hz), 5.20 (1H, brs), 4.42 (2H, brs), 3.81-3.75 (2H, m), 2.84-2.76 (2H, m), 2.67-2.59 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.65-1.55 (2H, m)。
(実施例60)2-(ジフルオロメトキシ)-5-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ベンゾニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例82にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(127mg,0.381mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(62mg,収率:35%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.26 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.43 (1H, d, J=3Hz), 7.35 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.29 (1H, d, J=9Hz), 7.25 (1H, t, J=73Hz), 6.72 (1H, s), 3.93-3.85 (2H, m), 3.20-3.12 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.79-2.72 (2H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 472 (M+H)+。
(参考例83)1-[6-(シクロブトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-(シクロブトキシ)ピリジン(WO2009/68194号パンフレットに記載された化合物、1.50g、6.59mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.29g、収率:64%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.80-7.76 (1H, m), 7.32-7.25 (1H, m), 6.62 (1H, d, J=9Hz), 5.13-5.04 (1H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.47-3.40 (2H, m), 2.77-2.68 (2H, m), 2.49-2.36 (3H, m), 2.17-1.98 (4H, m), 1.95-1.77 (3H, m), 1.72-1.57 (1H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例84)3-{1-[6-(シクロブトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例83にて製造された1-[6-(シクロブトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.28g、4.20mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.18g、収率:90%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.75 (1H, d, J=3Hz), 7.42 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.64 (1H, d, J=9Hz), 5.22 (1H, brs), 5.07-4.98 (1H, m), 4.36 (2H, brs), 3.57-3.49 (2H, m), 2.70-2.48 (3H, m), 2.40-2.30 (2H, m), 2.06-1.86 (4H, m), 1.80-1.54 (4H, m)。
(実施例61)3-{1-[6-(シクロブトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例84にて製造された3-{1-[6-(シクロブトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(1.18g、3.75mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(618mg、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=3Hz), 7.44 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.69 (1H, s), 6.66 (1H, d, J=9Hz), 5.07-5.00 (1H, m), 3.64-3.57 (2H, m), 3.12-3.04 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.65-2.58 (2H, m), 2.40-2.32 (2H, m), 2.05-1.71 (7H, m), 1.66-1.56 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 452 (M+H)+。
(参考例85)5-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
5-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(2.00g、7.43mmol)、及び、ヒドロキシアミン塩酸塩(568mg、8.18mmol)のDMF(7.5mL)溶液に、トリエチルアミン(1.14mL、8.18mmol)、プロピルホスホン酸無水物(環状トリマー)(ca.1.7M酢酸エチル溶液、4.8mL、8.18mmol)を順次加え、100℃で8時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-98/2]で精製し、標記化合物(1.71g、収率:86%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.85 (1H, d, J=3Hz), 7.78 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.31-7.27 (1H, m)。
(参考例86)1-[3-シアノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、参考例85にて製造された5-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(1.70g、6.40mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(894mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.25-7.21 (1H, m), 7.11-7.07 (2H, m), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.66-3.59 (2H, m), 2.93-2.85 (2H, m), 2.53-2.44 (1H, m), 2.08-2.01 (2H, m), 1.90-1.80 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例87)5-[4-(シアノアセチル)ピペリジン-1-イル]-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
1-[3-シアノ-4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例86にて製造された1-[3-シアノ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(886mg、2.59mmol)を用いて、参考例81に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(660mg、収率:76%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.27-7.23 (1H, m), 7.12-7.09 (2H, m), 3.73-3.68 (2H, m), 3.55 (2H, s), 2.94-2.87 (2H, m), 2.83-2.76 (1H, m), 2.09-2.03 (2H, m), 1.86-1.77 (2H, m)。
(参考例88)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
3-オキソ-3-[1-(ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]プロパンニトリルの代わりに、参考例87にて製造された5-[4-(シアノアセチル)ピペリジン-1-イル]-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(656mg、1.94mmol)を用いて、参考例2に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(670mg、収率:98%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.50 (1H, d, J=3Hz), 7.45-7.42 (1H, m), 7.34 (1H, dd, J=9, 3Hz), 5.20 (1H, s), 4.46 (2H, brs), 3.88-3.82 (2H, m), 2.91-2.83 (2H, m), 2.70-2.62 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.64-1.55 (2H, m)。
(実施例62)5-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例88にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(665mg、1.89mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(344mg、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.52 (1H, d, J=3Hz), 7.47-7.43 (1H, m), 7.35 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.72 (1H, s), 4.00-3.93 (2H, m), 3.23-3.16 (1H, m), 2.92-2.79 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 490 (M+H)+。
(参考例89)5-ブロモ-2,3-ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン
5-ブロモ-2-ヒドロキシベンゾニトリルの代わりに、5-ブロモピリジン-2,3-ジオール(4.00g、21.1mmol)を用いて、参考例79に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.02g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 6.58 (1H, d, J=2Hz), 6.23-6.21 (1H, m), 5.87 (1H, t, J=72Hz), 5.07 (1H, t, J=73Hz)。
(参考例90)1-[5,6-ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、参考例89にて製造された5-ブロモ-2,3-ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン(1.94g、6.70mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(138mg、収率:6%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.72-7.69 (1H, m), 7.33 (1H, t, J=73Hz), 7.24-7.22 (1H, m), 6.59 (1H, t, J=74Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.57-3.51 (2H, m), 2.90-2.83 (2H, m), 2.51-2.44 (1H, m), 2.11-2.04 (2H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例91)3-{1-[5,6-ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例90にて製造された1-[5,6-ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(135mg、0.369mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(113mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 7.78 (1H, d, J=3Hz), 7.52 (1H, t, J=73Hz), 7.45 (1H, d, J=3Hz), 7.25 (1H, t, J=73Hz), 5.21 (1H, s), 4.46 (2H, brs), 3.77-3.69 (2H, m), 2.85-2.76 (2H, m), 2.68-2.58 (1H, m), 1.96-1.89 (2H, m), 1.70-1.58 (2H, m)。
(実施例63)3-{1-[5,6-ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例91にて製造された3-{1-[5,6-ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(110mg、0.293mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(50mg、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.80 (1H, d, J=3Hz), 7.54 (1H, t, J=73Hz), 7.48 (1H, d, J=3Hz), 7.26 (1H, t, J=73Hz), 6.72 (1H, s), 3.86-3.80 (2H, m), 3.19-3.11 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.80-2.72 (2H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 514 (M+H)+。
(参考例92)2-ブロモ-5-(プロプ-1-エン-2-イル)ピリジン
1-(6-ブロモピリジン-3-イル)エタノン(2g、10mmol)のTHF(10mL)溶液に、塩化ランタン(III)ビス(塩化リチウム)錯体(0.6M THF溶液、16.7mL、10mmol)を加えて、室温で1時間撹拌し、臭化メチルマグネシウム(1.12M THF溶液、10.7mL、12mmol)を0℃で加えて1時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加え、減圧下、溶媒を留去し、酢酸エチルで希釈し、不溶物をセライトろ過により除去した。酢酸エチルで2回抽出した後、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣のTHF(20mL)溶液に、(メトキシカルボニルスルファモイル)トリエチルアンモニウムヒドロキシド分子内塩(2.86g、12mmol)を加え、60℃で2時間撹拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去し、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=98/2-80/20(グラジェント)]で精製して、標記化合物(1.00g、収率:51%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.45 (1H, dd, J=2, 1Hz), 7.60 (1H, dd, J=8, 2Hz), 7.43 (1H, dd, J=8, 1Hz), 5.42-5.41 (1H, m), 5.22-5.19 (1H, m), 2.14 (3H, brs)。
(参考例93)1-[5-イソプロピルピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、参考例92にて製造された2-ブロモ-5-(プロプ-1-エン-2-イル)ピリジン(1.00g、5.05mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、生成物を得た。
得られた生成物のエタノール(10mL)溶液に、10%パラジウム-炭素(300mg)を加え、水素雰囲気下、2時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、減圧下、ろ液の溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=95/5-60/40]で精製し、標記化合物(201mg、収率:14%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.06 (1H, d, J=2Hz), 7.36 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.64 (1H, d, J=9Hz), 4.20-4.15 (2H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 2.94-2.88 (2H, m), 2.81 (1H, septet, J=7Hz), 2.53-2.47 (1H, m), 2.03-1.96 (2H, m), 1.81-1.73 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz), 1.21 (6H, d, J=7Hz)。
(実施例64)4-ヒドロキシ-3-{1-[5-イソプロピルピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例93にて製造された1-[5-イソプロピルピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(201mg、0.727mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、生成物を得た。3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、得られた生成物を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(73.4mg、収率:30%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.99 (1H, d, J=2Hz), 7.44 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.43-4.34 (2H, m), 3.25-3.16 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.83-2.69 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.62 (4H, m), 1.17 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 424 (M+H)+。
(参考例94)3-{1-[2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、5-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリミジン(310mg、1.70mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(273mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 8.64 (2H, s), 5.21 (1H, brs), 4.50 (1H, brs), 4.06-4.02 (2H, m), 3.04-2.99 (2H, m), 2.75 (1H, brs), 1.95-1.91 (2H, m), 1.66-1.58 (2H, m)。
(実施例65)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例94にて製造された3-{1-[2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(273mg、0.874mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(201mg、収率:51%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.67 (2H, s), 6.77 (1H, s), 4.19-4.15 (2H, m), 3.32-3.22 (1H, m), 3.03-2.88 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+。
(参考例95)1-(2-シクロプロピルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-シクロプロピルピリミジン(954mg、4.79mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(724mg、収率:55%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.24 (2H, s), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.56 (2H, td, J=8, 4Hz), 2.82 (2H, td, J=12, 3Hz), 2.49-2.40 (1H, m), 2.20-2.13 (1H, m), 2.08-2.01 (2H, m), 1.93-1.82 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz), 1.03-0.97 (4H, m)。
(参考例96)3-[1-(2-シクロプロピルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例95にて製造された1-(2-シクロプロピルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(724mg、2.63mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(434mg、収率:58%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.17 (1H, brs), 8.93 (2H, s), 8.36 (2H, s), 5.21 (1H, s), 4.18-4.08 (2H, m), 3.73 (2H, d, J=13Hz), 2.76 (2H, td, J=12, 2Hz), 1.95-1.87 (2H, m), 1.69-1.57 (2H, m), 0.94-0.83 (4H, m)。
(実施例66)3-[1-(2-シクロプロピルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例96にて製造された3-[1-(2-シクロプロピルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(434mg、1.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(138mg、収率:21%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.37 (2H, s), 6.73 (1H, s), 3.85-3.83 (2H, m), 3.43-3.35 (1H, m), 2.92-2.87 (1H, m), 2.78-2.65 (3H, m), 2.13-2.05 (1H, m), 1.93-1.67 (4H, m), 0.95-0.83 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 423 (M+H)+。
(参考例97)1-[2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-(ジメチルアミノ)ピリミジン(1050mg、5.20mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(170mg、収率:12%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.12 (2H, s), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.33-3.12 (2H, m), 3.15 (6H, s), 2.69 (2H, td, J=12, 3Hz), 2.42-2.34 (1H, m), 2.05-1.98 (2H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例98)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-N,N-ジメチルピリミジン-2-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例97にて製造された1-[2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(145mg、0.52mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(80mg、収率:53%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 8.18 (2H, s), 5.22 (1H, brs), 4.56-4.03 (2H, m), 3.50-3.37 (2H, m), 3.30-3.16 (1H, m), 3.08 (6H, s), 2.64-2.63 (2H, m), 1.93-1.89 (2H, m), 1.72-1.62 (2H, m)。
(実施例67)3-{1-[2-(ジメチルアミノ)ピリミジン-5-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例98にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-N,N-ジメチルピリミジン-2-アミン(80mg、0.278mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(42mg、収率:36%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.20 (2H, s), 6.72 (1H, s), 3.49-3.47 (2H, m), 3.32-3.28 (1H, m), 3.06 (6H, s), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 2.63-2.59 (2H, m), 1.94-1.83 (3H, m), 1.75-1.72 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 426 (M+H)+。
(参考例99)1-[6-(ジメチルアミノ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-ジメチルアミノピリジン(2.07g、10.3mmol)を用い、2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチルの代わりに、2-(ジ-tert-ブチルホスフィノ)ビフェニル(0.27g、0.905mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.45g、収率:51%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.91 (1H, d, J=3Hz), 7.22 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.51 (1H, d, J=9Hz), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.37 (2H, dt, J=12, 4Hz), 3.03 (6H, s), 2.68 (2H, td, J=12, 3Hz), 2.42-2.34 (1H, m), 2.05-2.00 (2H, m), 1.94-1.85 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例100)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-2-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例99にて製造された1-[6-(ジメチルアミノ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.10g、3.97mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(905mg、収率:80%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 8.94 (1H, brs), 7.83 (1H, d, J=3Hz), 7.29 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.59 (1H, d, J=9Hz), 5.23 (1H, brs), 4.37 (1H, brs), 4.12 (1H, brs), 3.51-3.37 (1H, m), 2.93 (6H, s), 2.66-2.54 (2H, m), 1.96-1.85 (2H, m), 1.72-1.62 (2H, m)。
(実施例68)3-{1-[6-(ジメチルアミノ)ピリジン-3-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例100にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-2-アミン(905mg、3.16mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(389mg、収率:29%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.31 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.85 (1H, d, J=3Hz), 7.32 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.74 (1H, s), 6.60 (1H, d, J=9Hz), 3.50-3.40 (2H, m), 3.10-3.00 (1H, m), 2.94 (6H, s), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 2.61-2.52 (2H, m), 1.97-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 425 (M+H)+。
(参考例101)5-フルオロ-N,N-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)安息香酸(1.93g、9.27mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液に、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(以下、EDCとする、2.67g、13.93mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(140mg、0.91mmol)、及び、ジメチルアミン(2.0M THF溶液、10.0mL、20.0mmol)を室温で加え、5時間室温で攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-60/40(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.32g、収率61%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.71 (1H, dd, J=9, 5Hz), 7.22-7.17 (1H, m), 7.06 (1H, dd, J=8, 2Hz), 3.13 (3H, s), 2.82 (3H, s)。
(参考例102)5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-N,N-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、参考例101にて製造された5-フルオロ-N,N-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)ベンズアミド(400mg、1.70mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(400mg、収率:63%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 7.51 (1H, d, J=9Hz), 7.06 (1H, d, J=9Hz), 6.85 (1H, d, J=2Hz), 5.19 (1H, brs), 4.40 (2H, brs), 3.95-3.92 (2H, m), 2.96 (3H, s), 2.94-2.88 (2H, m), 2.73 (3H, s), 2.72-2.65 (1H, m), 1.91-1.88 (2H, m), 1.62-1.52 (2H, m)。
(実施例69)5-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-N,N-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例102にて製造された5-[4-(5-アミノ-1H-ピラゾール-3-イル)ピペリジン-1-イル]-N,N-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)ベンズアミド(400mg、1.05mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(236mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.53 (1H, d, J=9Hz), 7.08 (1H, d, J=7Hz), 6.87 (1H, s), 6.81 (1H, s), 4.14-4.01 (2H, m), 3.37-3.27 (1H, m), 3.05-2.68 (10H, m), 1.92-1.67 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 520 (M+H)+。
(参考例103)3-[1-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、1-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(WO2010/97576号パンフレットに記載された化合物、1.66g、6.61mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.44g、収率:84%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, s), 7.05-6.94 (4H, m), 5.21 (1H, s), 4.40 (1H, brs), 3.62-3.59 (2H, m), 2.68 (2H, td, J=12, 2Hz), 2.57 (1H, brs), 1.93-1.90 (2H, m), 1.70-1.60 (2H, m)。
(実施例70)3-[1-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例103にて製造した3-[1-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(1.44g、5.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.14g、収率:52%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.06-6.97 (4H, m), 6.72 (1H, s), 3.70-3.68 (2H, m), 3.13-3.05 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.66-2.59 (2H, m), 1.95-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 399 (M+H)+。
(参考例104)3-[1-(3-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、5-クロロ-3-シクロプロピル-1,2,4-オキサゾール(240mg、1.66mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に100℃で反応を行い、標記化合物(398mg、収率:87%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, s), 5.19 (1H, s), 4.50 (1H, s), 3.94-3.91 (2H, m), 3.21-3.10 (3H, m), 2.74-2.66 (1H, m), 1.92-1.80 (2H, m), 1.68-1.47 (2H, m), 0.96-0.74 (4H, m)。
(実施例71)3-[1-(3-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例104にて製造された3-[1-(3-シクロプロピル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(398mg、1.45mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(155mg、収率:26%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.06-3.98 (2H, m), 3.27-3.19 (1H, m), 3.16-3.11 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.92-1.83 (2H, m), 1.81-1.65 (3H, m), 0.97-0.79 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 413 (M+H)+。
(参考例105)1-(2-tert-ブチルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、5-ブロモ-2-tert-ブチルピリミジン(2.50g、11.62mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.19g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.35 (2H, s), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.64-3.59 (2H, m), 2.89-2.82 (2H, m), 2.50-2.43 (1H, m), 2.09-2.01 (2H, m), 1.93-1.82 (2H, m), 1.38 (9H, s), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例106)3-[1-(2-tert-ブチルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例105にて製造された1-(2-tert-ブチルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(2.19g、7.52mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.84g、収率:81%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.18 (1H, s), 8.45 (2H, s), 5.25 (1H, s), 4.36 (2H, brs), 3.80-3.77 (2H, m), 2.79 (2H, td, J=12, 2Hz), 2.69-2.58 (1H, m), 1.94-1.91 (2H, m), 1.68-1.60 (2H, m), 1.31 (9H, s)。
(実施例72)3-[1-(2-tert-ブチルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例106にて製造された3-[1-(2-tert-ブチルピリミジン-5-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(1.84g、6.13mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.65g、収率:61%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.47 (2H, s), 6.74 (1H, s), 3.89-3.87 (2H, m), 3.30-3.20 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.79-2.70 (3H, m), 1.94-1.71 (4H, m), 1.32 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 439 (M+H)+。
(参考例107)1-(5-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、2-ブロモ-5-エチルピリジン(1.02g、5.48mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(703mg、収率:49%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.03 (1H, d, J=2Hz), 7.33 (1H, dd, J=8, 2Hz), 6.63 (1H, d, J=8Hz), 4.20-4.09 (4H, m), 2.94-2.88 (2H, m), 2.54-2.46 (3H, m), 2.01-1.97 (2H, m), 1.82-1.74 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz), 1.19 (3H, t, J=8Hz)。
(参考例108)3-[1-(5-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例107にて製造された1-(5-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル(703mg、2.68mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(488mg、収率:67%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.95 (1H, d, J=2Hz), 7.38 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.78 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, s), 4.44 (2H, brs), 4.26-4.23 (2H, m), 2.81 (2H, td, J=12, 2Hz), 2.71-2.62 (1H, m), 2.46 (2H, q, J=8Hz), 1.88-1.85 (2H, m), 1.55-1.46 (2H, m), 1.12 (3H, t, J=8Hz)。
(実施例73)3-[1-(5-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例108にて製造された3-[1-(5-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(488mg、1.80mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(300mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.97 (1H, d, J=2Hz), 7.40 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.38 (2H, d, J=10Hz), 3.20 (1H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.78-2.68 (3H, m), 2.49-2.43 (2H, m), 1.91-1.83 (1H, m), 1.80-1.61 (3H, m), 1.13 (3H, t, J=8Hz);
MS (ESI) m/z: 410 (M+H)+。
(参考例109)3-[1-(5-ブロモピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、5-ブロモ-2-フルオロピリジン(310mg、1.70mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(440mg、収率:80%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, s), 8.15 (1H, d, J=3Hz), 7.64 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.85 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, s), 4.43 (2H, brs), 4.29-4.25 (2H, m), 2.92-2.87 (2H, m), 2.74-2.70 (1H, m), 1.89-1.85 (2H, m), 1.53-1.45 (2H, m)。
(実施例74)3-[1-(5-ブロモピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例109にて製造された3-[1-(5-ブロモピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-1H-ピラゾール-5-アミン(440mg、1.37mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(275mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.48 (1H, s), 8.16 (1H, d, J=2Hz), 7.67 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.87 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.40 (2H, d, J=11Hz), 3.29-3.21 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.86-2.79 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.86 (1H, d, J=11Hz), 1.77-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 460 (M+H)+。
(参考例110)3-{1-[2,6-ジ(プロパン-2-イル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
3,6-ジクロロピリダジンの代わりに、4-クロロ-2,6-ジ(プロパン-2-イル)ピリミジン(600mg、3.02mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に85℃で反応を行い、標記化合物(614mg、収率:83%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, s), 6.46 (1H, s), 5.19 (1H, s), 4.53-4.36 (4H, m), 2.94-2.80 (3H, m), 2.77-2.71 (2H, m), 1.92-1.85 (2H, m), 1.50-1.42 (2H, m), 1.19 (6H, d, J=7Hz), 1.17 (6H, d, J=7Hz)。
(実施例75)3-{1-[2,6-ジ(プロパン-2-イル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例110にて製造された3-{1-[2,6-ジ(プロパン-2-イル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(614mg、1.87mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(243mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.50 (1H, s), 6.75 (1H, s), 6.48 (1H, s), 4.61 (2H, s), 2.91-2.71 (6H, m), 1.93-1.86 (1H, m), 1.78-1.56 (3H, m), 1.20 (6H, d, J=7Hz), 1.18 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 467 (M+H)+。
(参考例111)1-[5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル
2-ブロモ-3-クロロピリジンの代わりに、2-ブロモ-5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン(1.10g、4.55mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.07g、収率:74%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.09 (1H, d, J=3Hz), 7.35-7.33 (1H, m), 6.63 (1H, d, J=9Hz), 4.22-4.13 (4H, m), 3.03-2.96 (2H, m), 2.57-2.50 (1H, m), 2.03-1.97 (2H, m), 1.81-1.72 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例112)3-{1-[5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン
1-(6-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸エチルの代わりに、参考例111にて製造された1-[5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸エチル(1.07g、3.36mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.13g、収率:130%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, s), 8.92 (1H, s), 8.13 (1H, d, J=3Hz), 7.57 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.92 (1H, d, J=9Hz), 5.20 (1H, s), 4.41-4.10 (4H, m), 2.95-2.90 (2H, m), 2.72 (1H, s), 1.90-1.87 (2H, m), 1.55-1.47 (2H, m)。
(実施例76)4-ヒドロキシ-3-{1-[5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-(1-フェニルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-5-アミンの代わりに、参考例112にて製造された3-{1-[5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1H-ピラゾール-5-アミン(1.13g、4.36mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(560mg、収率:32%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.15 (1H, d, J=3Hz), 7.59 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.95 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.47-4.43 (2H, m), 3.31-3.21 (1H, m), 2.93-2.81 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.78-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 382 (M+H)+。
(実施例77)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボン酸メチル
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、6-クロロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボン酸メチル(160mg、0.668mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(132mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.88 (1H, d, J=9Hz), 7.11 (1H, d, J=9Hz), 6.77 (1H, s), 4.55 (2H, d, J=13Hz), 3.86 (3H, s), 3.04-2.84 (4H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.87 (1H, m), 1.77-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 508 (M+H)+。
(実施例78)5-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピラジン-2-カルボニトリル
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、5-クロロピラジン-2-カルボニトリル(93mg、0.666mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(70mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.53 (1H, s), 8.59 (1H, d, J=2Hz), 8.50 (1H, d, J=2Hz), 6.79 (1H, s), 4.65 (2H, brs), 3.33-3.27 (1H, m), 3.13-3.02 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.91 (1H, m), 1.81-1.62 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 406 (M-H)-。
(実施例79)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリミジン(145mg、0.794mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(165mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.34 (1H, d, J=6Hz), 7.12 (1H, d, J=6Hz), 6.78 (1H, s), 4.60 (2H, brs) 3.09-2.96 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.90 (1H, m), 1.81-1.62 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+。
(実施例80)4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-3-{1-[4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン(180mg、0.986mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(142mg、収率:60%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.70 (1H, d, J=5Hz), 7.01 (1H, d, J=5Hz), 6.78 (1H, s), 4.80 (2H, brs), 3.34-3.26 (1H, m), 3.03-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.58 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+。
(実施例81)2-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-1,3-チアゾール-5-カルボニトリル
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロチアゾール-5-カルボニトリル(100mg、0.692mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(95mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.26 (1H, s), 10.53 (1H, s), 8.03 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.13-4.00 (2H, m), 3.33-3.21 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 411 (M-H)-。
(実施例82)2-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボン酸メチル
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボン酸メチル(128mg、0.376mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(82mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.49 (1H, s), 7.18 (1H, s), 6.75 (1H, s), 4.61 (2H, brs) , 3.87 (3H, s), 3.36-3.27 (1H, m), 3.04-2.98 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92-1.89 (1H, m), 1.76-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 508 (M+H)+。
(参考例113)6-クロロ-N,N-ジメチル-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボキサミド
6-クロロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボン酸(516mg、2.29mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に、EDC(650mg、3.39mmol)とジメチルアミン(2.0MTHF溶液、2.30mL、4.60mmol)を室温で加え、4時間室温で攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0-70/30(グラジェント)]で精製し、標記化合物(246mg、収率43%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.02 (1H, d, J=8Hz), 7.53 (1H, d, J=8Hz), 3.18 (3H, s), 2.89 (3H, s)。
(実施例83)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-N,N-ジメチル-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボキサミド
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、参考例113にて製造された6-クロロ-N,N-ジメチル-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボキサミド(246mg、0.973mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(113mg、収率:34%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.84 (1H, d, J=9Hz), 7.01 (1H, d, J=9Hz), 6.76 (1H, s), 4.54 (2H, d, J=13Hz), 3.33-3.27 (1H, m), 3.01-2.92 (5H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.77 (3H, s), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.91-1.89 (1H, m), 1.76-1.61 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 521 (M+H)+。
(参考例114)2-クロロ-N,N-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボキサミド
6-クロロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボン酸の代わりに、2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボン酸(610mg、2.70mmol)を用いて、参考例113に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(170mg、収率:25%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.73 (1H, s), 7.33 (1H, s), 3.14 (3H, s), 2.84 (3H, s)。
(実施例84)2-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-N,N-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボキサミド
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、参考例114にて製造された2-クロロ-N,N-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボキサミド(170mg、0.673mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(18mg、収率:8%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.45 (1H, s), 6.90 (1H, s), 6.76 (1H, s), 4.62 (2H, d, J=38Hz), 3.33-3.30 (1H, m), 3.06-2.93 (5H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.79 (3H, s), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.93-1.55 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 521 (M+H)+。
(実施例85)2-[4-(4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)ピペリジン-1-イル]-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボン酸ベンジル
1-[5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸の代わりに、2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボン酸(2.00g、8.87mmol)を用い、ヨウ化メチルの代わりに、臭化ベンジル(1.00mL、8.42mmol)用いて、参考例9に記載された方法と同様に反応を行い、生成物(2.94g)を得た。
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、得られた生成物(400mg)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(210mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.49 (1H, s), 7.46-7.35 (5H, m), 7.19 (1H, s), 6.76 (1H, s), 5.34 (2H, s), 4.66-4.55 (2H, m), 3.03-2.96 (3H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.91-1.89 (1H, m), 1.75-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 584 (M+H)+。
(実施例86)3-{1-[6-(ジメチルアミノ)-2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、6-クロロ-N,N-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-アミン(150mg、0.665mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(91mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.51 (1H, s), 6.76 (1H, s), 5.84 (1H, s), 4.52 (2H, brs), 3.31-3.24 (1H, m), 3.05 (6H, s), 2.92-2.83 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.90-1.88 (1H, m), 1.76-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 494 (M+H)+。
(実施例87)4-ヒドロキシ-3-{1-[2-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4-クロロ-2-メチル-6-トリフルオロメチルピリミジン(160mg、0.814mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に50℃で反応を行い、標記化合物(82mg、収率:27%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.14 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.50 (2H, brs), 3.30-3.23 (1H, m), 2.98 (2H, brs), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 2.41 (3H, s),1.93-1.91 (1H, m), 1.79-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 465 (M+H)+。
(実施例88)4-ヒドロキシ-3-{1-[2-(プロパン-2-イル)-6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4-クロロ-2-(プロパン-2-イル)-6-(トリフルオロメチル)ピリミジン(140mg、0.623mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(125mg、収率:54%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.17 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.13 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.60 (2H, brs), 3.29-3.22 (1H, m), 3.07-2.87 (4H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.92 (1H, m), 1.79-1.60 (3H, m), 1.23 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 493 (M+H)+。
(実施例89)4-ヒドロキシ-3-[1-(5-フェニル-1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-5-フェニルチアゾール(150mg、0.767mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に100℃で反応を行い、標記化合物(41mg、収率:13%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.61 (1H, s), 7.48 (2H, d, J=7Hz), 7.36 (2H, t, J=8Hz), 7.22 (1H, t, J=7Hz), 6.79 (1H, s), 4.11-4.01 (2H, m), 3.29-3.22 (1H, m), 3.12 (2H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.00-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 464 (M+H)+。
(実施例90)4-ヒドロキシ-3-[1-(4-フェニル-1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-4-フェニルチアゾール(145mg、0.741mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に100℃で反応を行い、標記化合物(16mg、収率:5%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.84 (2H, d, J=7Hz), 7.36 (2H, t, J=8Hz), 7.29-7.22 (2H, m), 6.77 (1H, s), 4.08 (2H, d, J=12Hz), 3.08 (3H, t, J=12Hz), 2.88 (1H, d, J=17Hz), 2.71 (1H, d, J=17Hz), 1.99-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 464 (M+H)+。
(実施例91)2-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,3-オキサゾール-5-カルボン酸エチル
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)-1,3-オキサゾール-5-カルボン酸エチル(130mg、0.534mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(43mg、収率:20%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.51 (1H, s), 6.77 (1H, s), 4.28 (2H, q, J=7Hz), 4.09 (2H, d, J=13Hz), 3.21-3.12 (3H, m), 2.87 (1H, d, J=16Hz), 2.70 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.91 (1H, m), 1.81-1.66 (3H, m) , 1.25 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 512 (M+H)+。
(実施例92)3-{1-[2-シクロプロピル-6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4-クロロ-2-シクロプロピル-6-(トリフルオロメチル)ピリミジン(140mg、0.629mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(146mg、収率:65%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.14 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.04 (1H, s), 6.75 (1H, s), 4.69 (2H, brs), 3.27-3.20 (1H, m), 3.01-2.87 (2H, m), 2.87 (1H, d, J=17Hz), 2.70 (1H, d, J=17Hz), 2.03-1.97 (1H, m), 1.89-1.87 (1H, m), 1.74-1.55 (3H, m), 0.96-0.92 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 491 (M+H)+。
(実施例93)3-{1-[2-(ジメチルアミノ)-6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4-クロロ-N,N-ジメチル-6-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-アミン(140mg、0.621mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に50℃で反応を行い、標記化合物(135mg、収率:64%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.50 (1H, s), 6.75 (1H, s), 6.49 (1H, s), 4.58 (2H, brs), 3.33-3.26 (1H, m), 3.08 (6H, s), 2.97-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.91-1.88 (1H, m), 1.76-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 491 (M+H)+。
(実施例94)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7、-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-3-(トリフルオロ)ピリジン-2-カルボニトリル
参考例60にて製造された4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン塩酸塩(150mg、0.440mmol)のジメチルスルホキシド(0.5mL)溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(89.8μL、0.528mmol)、及び、6-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボニトリル(US2008/275057号パンフレットに記載された化合物、136mg、0.660mmol)を加え、バイオタージ社製Initiator(登録商標)を用いて、60℃、20分間マイクロ波を照射しながら攪拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出し、得られた有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=88/12-0/10グラジェント)]で精製し、標記化合物(43.1mg、収率:21%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.99 (1H, d, J=9Hz), 7.32 (1H, d, J=9Hz), 6.77 (1H, s), 4.56-4.54 (2H, m), 3.38-3.27 (1H, m), 3.09-2.98 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.97-1.60 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+。
(実施例95)6-{4-[4-ヒドロキシ‐6-オキソ‐4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ‐1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン‐3-イル]ピペリジン‐1-イル}-4-(トリフルオロメチル)ピリジン‐3-カルボニトリル
6-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-カルボニトリルの代わりに、6-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル(WO2006/68618号パンフレットに記載された化合物、136mg、0.66mmol)を用い、N,N-ジイソプロピルエチルアミンの代わりに、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン(78.8μL、0.528mmol)を用いて、実施例94に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(38.4mg、収率:18%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.72 (1H, s), 7.33 (1H, s), 6.76 (1H, s), 4.71 (2H, brs), 3.41-3.30 (1H, m), 3.14-3.02 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.90 (1H, m), 1.80-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+。
(実施例96)3-{1-[3-フルオロ‐5-(トリフルオロメチル)ピリジン‐2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
6-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2,3-ジフルオロ‐5-(トリフルオロメチル)ピリジン(121mg、0.66mmol)を用いて、実施例95に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(90mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.39-8.35 (1H, m), 7.94 (1H, dd, J=14, 2Hz), 6.75 (1H, s), 4.44-4.35 (2H, m), 3.35-3.25 (1H, m), 3.09-3.00 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.96-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 468 (M+H)+。
(参考例115)4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オントリフルオロ酢酸塩
塩酸の代わりにトリフルオロ酢酸(3.0mL)を用い、1,4-ジオキサンの代わりに塩化メチレン(4.5mL)を用いて、参考例60に記載された方法と同様に反応を行い、反応液をジエチルエーテル(50mL)中に滴下し、沈殿物を濾取して、標記化合物(1.31g、収率:60%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.45 (1H, s), 10.57 (1H, s), 8.71 (1H, s), 8.35 (1H, s), 6.84 (1H, s), 3.41-3.19 (2H, m), 3.07-2.95 (2H, m), 2.91 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.06-2.03 (1H, m), 1.93-1.71 (4H, m)。
(実施例97)3-{1-[6-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン塩酸塩の代わりに、参考例115にて製造された4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オントリフルオロ酢酸塩(300mg、0.717mmol)を用い、3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2,6-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン(160mg、0.874mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(313mg、収率:93%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.91 (1H, t, J=10Hz), 6.86 (1H, d, J=9Hz), 6.76 (1H, s), 4.47-4.45 (2H, m), 3.32-3.28 (1H, m), 3.01 (2H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.92-1.90 (1H, m), 1.78-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 468 (M+H)+。
(実施例98)3-{1-[6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(以下、化合物98-aとする)、
及び、3-{1-[6-クロロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(以下、化合物98-bとする)
2,6-ジフルオロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジンの代わりに、2,6-ジクロロ-3-(トリフルオロメチル)ピリジン(190mg、0.880mmol)を用いて、実施例97に記載された方法と同様に50℃で反応を行い、標記化合物98-a(17mg、収率:5%)、及び化合物98-b(318mg、収率:92%)を得た。
化合物98-a
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.33 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.07 (1H, d, J=8Hz), 7.15 (1H, d, J=8Hz), 6.76 (1H, s), 3.79-3.76 (2H, m), 3.32-3.16 (1H, m), 3.02-2.86 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.00-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 482 (M-H)-。
化合物98-b
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.87 (1H, d, J=9Hz), 6.94 (1H, d, J=9Hz), 6.79 (1H, s), 4.51-4.48 (2H, m), 3.44-3.38 (1H, m), 3.06-2.95 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.90 (1H, m), 1.78-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 484 (M+H)+。
(参考例116)4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
参考例115にて製造された4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オントリフルオロ酢酸塩(19.2g、45.9mmol)のエタノール溶液(200mL)にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(9.37mL、55.1mmol)を0℃で滴下し、30分間撹拌した。ジクロロメタンを600mL加えて1時間撹拌した後、析出した固体をろ取し、減圧下乾燥させ、標記化合物(12.6g、収率:91%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.46 (1H, s), 6.63 (1H, s), 3.07-2.95 (3H, m), 2.87 (1H, d, J=17Hz), 2.71 (1H, d, J=17Hz), 2.50-2.44 (2H, m), 1.77-1.50 (4H, m)。
(実施例99)3-[1-(5-シクロプロピルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル]-4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
5-シクロプロピル-2-フルオロピリジン(WO2008/76705号パンフレットに記載された化合物、209mg、1.52mmol)のジクロロメタン(3mL)溶液に過酸化水素尿素(301mg、3.20mmol)およびトリフルオロ酢酸無水物(426μL、3.04mmol)を加え、一晩撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。
得られた残渣、参考例116にて製造された4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(385mg、1.27mmol)、及び、N,N-ジイソプロピルアミン(323μL、1.90mmol)のジメチルスルホキシド(3mL)溶液にバイオタージ社製Initiator(登録商標)を用いて、60℃、1.5時間マイクロ波を照射しながら攪拌した。反応液を水に注ぎ、生じた固体をろ取し、減圧下、60℃で乾燥させ、(345mg)を得た。
得られた粗生成物の一部(140mg)、及び、鉄(71.5mg、1.28mmol)の酢酸(5mL)懸濁液を、70℃で1時間50分撹拌した。減圧下、溶媒を留去し、酢酸エチルを加え、生じた固体をろ別し、ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=95/5-80/20(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=88/12-0/100(グラジェント)]で精製して、標記化合物(37.2mg、収率:14%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.96 (1H, d, J=2Hz), 7.20 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.77 (1H, d, J=9Hz), 6.72 (1H, s), 4.41-4.32 (2H, m), 3.25-3.15 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.76-2.68 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.90-1.62 (4H, m), 1.30-1.20 (1H, m), 0.88-0.83 (2H, m), 0.60-0.54 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 422 (M+H)+。
(実施例100)2-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}ピリジン-3-カルボニトリル
4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン塩酸塩の代わりに、参考例116で製造された4-ヒドロキシ-3-(ピペリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(150mg、0.493mmol)を用い、3-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2-フルオロピリジン-3-カルボニトリル(72.2mg、0.592mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に60℃で反応を行い、標記化合物(107mg、収率:54%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.42 (1H, dd, J=5, 2Hz), 8.07 (1H, dd, J=8, 2Hz), 6.91 (1H, dd, J = 8, 5Hz), 6.75 (1H, s), 4.45-4.36 (2H, m), 3.31-3.22 (1H, m), 3.08-2.97 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+。
(実施例101)2-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル}-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル
2-フルオロピリジン-3-カルボニトリルの代わりに2-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル(WO2005/105092号パンフレットに記載された化合物、163mg、0.789mmol)を用いて実施例100に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(150mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.73-8.72 (1H, m), 8.53-8.52 (1H, m), 6.77 (1H, s), 4.72-4.62 (2H, m), 3.40-3.30 (1H, m), 3.24-3.15 (2H, m), 2.91 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 2.01-1.75 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+。
(実施例102)4-ヒドロキシ-3-{1-[4-ヨード-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
2-フルオロピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)-4-ヨードピリジン(380mg、1.24mmol)を用いて、実施例100に記載された方法と同様に60℃で反応を行い、標記化合物(430mg、収率:60%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.30 (1H, s), 7.55 (1H, s), 6.76 (1H, s), 4.57 (2H, brs), 3.17 (1H, s), 2.99-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.90-1.88 (1H, m), 1.74-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 576 (M+H)+。
(実施例103)4-ヒドロキシ-3-{1-[4-ヨード-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オンの光学異性体
実施例102にて製造された4-ヒドロキシ-3-{1-[4-ヨード-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル}-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン(150mg、0.260mmol)のIPA-ヘキサン(3/7)(5mL)混合溶液を、フラッシュLC[SP1;Biotage社製、カラム:Chiralflash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=30/70~40/60、流速:12mL/min]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物103-1とする)(73mg、収率:49%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物103-2とする)(72mg、収率:48%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=40/60]を用いて測定した。
化合物103-1:
光学純度99%以上(保持時間:5.1分)。
化合物103-2:
光学純度99%以上(保持時間:12.6分)。
(参考例117)6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル
5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル(WO2009/42694号パンフレットに記載された化合物、0.71g、4.12mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に、過酸化水素尿素(0.815g、8.66mmol)、及び、トリフルオロ酢酸無水物(1.15mL、8.24mmol)を加え、一晩撹拌した。反応液に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、ジクロロメタンで2回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=88/12-0/100(グラジェント)]で精製し、生成物を得た。
得られた生成物の塩化ホスホリル(10mL)溶液を70℃で2時間、さらに還流下、2時間撹拌した。反応液を氷に注いだ後、ジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=99/1-90/10(グラジェント)]で精製して、標記化合物(62mg、収率:7%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.86 (1H, d, J=2Hz), 8.28 (1H, d, J=2Hz)。
(実施例104)6-{4-[4-ヒドロキシ-6-オキソ-4-(トリフルオロメチル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-3-イル]ピペリジン-1-イル-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル
2-フルオロピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、参考例117にて製造された6-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル(62mg、0.300mmol)を用いて実施例100に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(53.6mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.80 (1H, d, J=2Hz), 8.54 (1H, d, J=2Hz), 6.76 (1H, s), 4.19-4.09 (2H, m), 3.34-3.24 (1H, m), 3.18-3.09 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+。
(実施例105)4-ヒドロキシ-3-[1-(6-フェニルピリダジン-3-イル)ピペリジン-4-イル]-4-(トリフルオロメチル)-1,4,5,7-テトラヒドロ-6H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-6-オン
2-フルオロピリジン-3-カルボニトリルの代わりに、3-クロロ-6-フェニルピリダジン(113mg、0.592mmol)を用いて、実施例100に記載された方法と同様に60℃で2時間、更に100℃で2時間反応を行い、標記化合物(43.6mg、収率:19%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.07-8.02 (2H, m), 7.95 (1H, d, J=10Hz), 7.52-7.39 (4H, m), 6.77 (1H, s), 4.67-4.57 (2H, m), 3.40-3.28 (1H, m), 3.04-2.87 (3H, m), 2.74 (1H, d, J=16Hz), 1.97-1.68 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 459 (M+H)+。
(試験例1)LCAT活性の測定(in vitro)
密度勾配遠心分離を行い、健常人の血漿よりHDL3からなる画分(1.125<比重<1.210g/mL)を得た。得られた画分をリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)で透析して、LCATの酵素源及びアクセプターとして使用した。被検薬はジメチルスルホキシドに溶解して調製した。1mg/mLのHDL3を含むリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)に、DTNB(イールマン試薬、最終濃度0.5mM)、メルカプトエタノール(最終濃度12.5mM)、及び0.6%牛血清アルブミンを含む[14C]コレステロールを加え、さらにこれに各種濃度の被検薬を加え全量を80μLとした。この混合物を37℃で約16時間インキュベートした後、ヘキサンとイソプロパノールの混合液(混合比=3:2)を加え反応を停止した。攪拌後ヘキサン層を採取し、これを濃縮乾固した。これにクロロホルム溶液(濃度10mg/mL)を加え、シリカゲル薄層板にスポットし、ヘキサン、ジエチルエーテルおよび酢酸エチルの混合液(混合比=85:15:2)で展開した。コレステロールオレエートに相当する部分の放射能活性をイメージングアナライザーBAS-2500(富士フィルム社製)で測定した。被検薬を加えない試料についても同様に処理、測定した。下記の式を用いて、被検薬を加えない場合と比較し、LCAT活性化のEC50値を算出した。その結果を表1に示す。
式中、Xは、被検薬の濃度の対数を示し、
Yは、被検薬の応答性(LCAT活性)を示し、
Topは、最大値(最大平坦域)を示し、
Bottomは、最小値(最小平坦域)を示し、
EC50は、50%有効濃度を示す。
表1
――――――――――――――――――――――――――――――
試験化合物 EC50(μM)
――――――――――――――――――――――――――――――
実施例1の化合物 1.51
実施例2の化合物 0.52
実施例3の化合物 0.63
実施例4の化合物 0.25
実施例5の化合物 0.29
実施例6の化合物 1.26
実施例7の化合物 0.048
実施例8の化合物 0.021
実施例9の化合物 1.15
実施例10の化合物 0.21
実施例11の化合物 3.09
実施例12の化合物 0.054
実施例13の化合物 0.056
実施例14の化合物 0.086
実施例15の化合物 0.25
実施例16の化合物 0.096
実施例17の化合物 0.064
実施例18の化合物 0.101
実施例19の化合物 0.65
実施例20の化合物 0.29
実施例21の化合物 0.27
実施例22の化合物 0.18
実施例23の化合物 0.12
実施例24の化合物 0.15
実施例25の化合物 0.20
実施例26の化合物 0.26
実施例27の化合物 2.41
実施例28の化合物 0.30
実施例29の化合物 1.88
実施例30の化合物 2.46
実施例31の化合物 0.33
実施例32の化合物 0.30
実施例33の化合物 0.056
実施例34の化合物 0.15
実施例35の化合物 0.38
実施例36の化合物 0.42
実施例37の化合物 0.071
実施例38の化合物 0.043
実施例39の化合物 0.33
実施例40の化合物 1.71
実施例41の化合物 0.026
実施例42の化合物 0.14
実施例43の化合物 0.056
実施例44の化合物 0.36
実施例45の化合物 0.14
実施例46の化合物 0.012
実施例47の化合物 0.096
実施例48の化合物48-a 0.080
実施例48の化合物48-b 0.046
実施例49の化合物49-1 0.018
実施例49の化合物49-2 3.77
実施例50の化合物50-1 0.045
実施例51の化合物 0.081
実施例52の化合物 0.067
実施例53の化合物 0.05
実施例54の化合物 0.070
実施例55の化合物 0.079
実施例56の化合物56-1 0.045
実施例56の化合物56-2 0.98
実施例57の化合物 0.10
実施例58の化合物 0.020
実施例59の化合物 0.26
実施例60の化合物 0.021
実施例61の化合物 0.10
実施例62の化合物 0.007
実施例63の化合物 0.031
実施例64の化合物 0.056
実施例65の化合物 0.013
実施例66の化合物 0.068
実施例67の化合物 0.33
実施例68の化合物 0.76
実施例69の化合物 0.19
実施例70の化合物 0.30
実施例71の化合物 0.52
実施例72の化合物 0.023
実施例73の化合物 0.083
実施例74の化合物 0.14
実施例75の化合物 0.22
実施例76の化合物 0.018
実施例77の化合物 0.058
実施例78の化合物 0.22
実施例79の化合物 0.30
実施例80の化合物 0.38
実施例81の化合物 0.47
実施例82の化合物 0.032
実施例83の化合物 0.42
実施例84の化合物 0.27
実施例85の化合物 0.013
実施例86の化合物 0.14
実施例87の化合物 0.30
実施例88の化合物 0.088
実施例89の化合物 0.11
実施例90の化合物 0.31
実施例91の化合物 0.077
実施例92の化合物 0.21
実施例93の化合物 0.084
実施例94の化合物 0.015
実施例95の化合物 0.037
実施例96の化合物 0.22
実施例97の化合物 0.035
実施例98の化合物98-a 0.023
実施例98の化合物98-b 0.51
実施例99の化合物 0.075
実施例100の化合物 1.55
実施例101の化合物 0.17
実施例102の化合物 0.021
実施例103の化合物103-1 0.027
実施例103の化合物103-2 0.53
実施例104の化合物 1.10
実施例105の化合物 0.027
――――――――――――――――――――――――――――――。
以上より、本発明化合物は、優れたLCAT活性化作用を有し、脂質異常症及び動脈硬化症等の疾患の治療若しくは予防のための医薬として有用である。
(試験例2)LCAT活性の測定(血漿)
ヒト、カニクイサル又はヒトLCATトランスジェニックマウスの血漿を、LCATの酵素源及びアクセプターとして使用した。被検薬はジメチルスルホキシドに溶解して調製した。各血漿5μLとPBS45μLに、DTNB(イールマン試薬、最終濃度0.5mM)、メルカプトエタノール(最終濃度12.5mM)、及び0.6%牛血清アルブミンを含む[14C]コレステロールを加え、さらにこれに各種濃度の被検薬を加え全量を80μLとした。この混合物を37℃で約16時間インキュベートした後、ヘキサン及びイソプロパノールの混合液(混合比=3:2)を加え反応を停止した。水を加え攪拌後ヘキサン層を採取し、これを濃縮乾固した。これにクロロホルム溶液(濃度10mg/mL)を加え、シリカゲル薄層板にスポットし、ヘキサン、ジエチルエーテル及び酢酸エチルの混合液(混合比=85:15:2)で展開した。コレステロールオレエートに相当する部分の放射能活性をイメージングアナライザーBAS-2500(富士フィルム社製)で測定した。被検薬を加えない試料についても同様に処理、測定した。下記の式を用いて、被検薬を加えない場合と比較し、LCAT活性化のEC50値を算出した。
式中、Xは、被検薬の濃度の対数を示し、
Yは、被検薬の応答性(LCAT活性)を示し、
Topは、最大値(最大平坦域)を示し、
Bottomは、最小値(最小平坦域)を示し、
EC50は、50%有効濃度を示す。
(試験例3)LCAT活性の測定(Ex vivo)
被検薬を投与したカニクイサル又はヒトLCATトランスジェニックマウスの血漿中のLCAT活性を測定した。各血漿25μLに、DTNB(イールマン試薬、最終濃度0.26mM)、メルカプトエタノール(最終濃度2mM)、及び0.6%牛血清アルブミンを含む[14C]コレステロールを加え、全量を40μLとした。この混合物を37℃で1時間インキュベートした後、ヘキサン及びイソプロパノールの混合液(混合比=3:2)を加え反応を停止した。水を加え攪拌後ヘキサン層を採取し、これを濃縮乾固した。これにクロロホルム溶液(濃度10mg/mL)を加え、シリカゲル薄層板にスポットし、ヘキサン、ジエチルエーテル及び酢酸エチルの混合液(混合比=85:15:2)で展開した。コレステロールオレエートに相当する部分の放射能活性をイメージングアナライザーBAS-2500(富士フィルム社製)で測定した。投与前のLCAT活性と比較し、各時点でのLCAT活性化の変化率を算出した。
(試験例4)カニクイサル薬効試験
被検薬をpropylene glycol(Sigma-Aldrich)-Tween 80(Sigma-Aldrich)混合溶液[4/1(v/v)]又は、0.5%(w/v)メチルセルロース水溶液に溶解し、カニクイサルに、1又は7日間経口投与した。投与1又は7日間目の投与前及び投与後の血液を採取し、血漿を得た。血漿中コレステロール含有量は、市販の測定キット(コレステロール-Eワコー、和光純薬)を用いて測定した。リポタンパク質プロファイルを、HPLC(カラム:LipopropackXL、東ソー製)によって分析した。HDLコレステロール、及び、non-HDLコレステロールの含有量は、以下の計算式にしたがって算出した。
HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
non-HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(non-HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
投与前に比べて10mg/kg1回投与後のHDLの上昇率(%)を、投与前及び投与後24時間のAUCから求め、その結果を表2に示す。
表2
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試験化合物 1回投与後のHDLの上昇率
――――――――――――――――――――――――――――――
実施例7の化合物 334
実施例8の化合物 531
実施例10の化合物 526
実施例50の化合物50-1 433
実施例56の化合物56-1 644
――――――――――――――――――――――――――――――。
(試験例5)ヒトLCATトランスジェニックマウス薬効試験
被検薬をpropylene glycol-Tween 80混合溶液[4/1(v/v)]又は、0.5%(w/v)メチルセルロース水溶液に溶解し、ヒトLCATトランスジェニックマウスに、1、4又は7日間経口投与した。投与1、4又は7日間目の投与前及び投与後の血液を採取し、血漿を得た。血漿中コレステロール含有量は、市販の測定キット(コレステロール-Eワコー、和光純薬)を用いて測定した。リポタンパク質プロファイルを、HPLC(カラム:LipopropackXL、東ソー製)によって分析した。HDLコレステロール、及び、non-HDLコレステロールの含有量は、以下の計算式にしたがって算出した。
HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
non-HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(non-HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
以上のように、本発明の化合物は、優れたLCAT活性化作用を示し、脂質異常症及び動脈硬化症等の疾患の治療若しくは予防のための医薬として有用である。
(製剤例1)ハ-ドカプセル剤
標準二分式ハ-ドゼラチンカプセルの各々に、100mgの粉末状の実施例1の化合物、150mgのラクト-ス、50mgのセルロ-ス及び6mgのステアリン酸マグネシウムを充填することにより、単位カプセルを製造し、洗浄後、乾燥する。
(製剤例2)ソフトカプセル剤
消化性油状物、例えば、大豆油、綿実油又はオリ-ブ油中に入れた、実施例2の化合物の混合物を調製し、正置換ポンプでゼラチン中に注入して、100mgの活性成分を含有するソフトカプセルを得、洗浄後、乾燥する。
(製剤例3)錠剤
常法に従って、100mgの実施例3の化合物、0.2mgのコロイド性二酸化珪素、5mgのステアリン酸マグネシウム、275mgの微結晶性セルロ-ス、11mgのデンプン及び98.8mgのラクト-スを用いて製造する。
なお、所望により、剤皮を塗布する。
(製剤例4)懸濁剤
5mL中に、100mgの微粉化した実施例4の化合物、100mgのナトリウムカルボキシ基メチルセルロ-ス、5mgの安息香酸ナトリウム、1.0gのソルビト-ル溶液(日本薬局方)及び0.025mLのバニリンを含有するように製造する。
(製剤例5)注射剤 1.5重量%の実施例6の化合物を、10重量%のプロピレングリコール中で撹拌し、次いで、注射用水で一定容量に調整した後、滅菌して注射剤とする。