JP2015113323A - ピペリジニルピラゾロピリジン誘導体の結晶 - Google Patents

ピペリジニルピラゾロピリジン誘導体の結晶 Download PDF

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理江 佐藤
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克弘 小林
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俊雄 金子
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Abstract

【課題】レシチンコレステロールアセチルトランスフェラーゼ(LCAT)活性化作用を有し、動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患(心不全、心筋梗塞、狭心症、心虚血、心血管障害及び血管形成性再狭窄を含む)、脳血管疾患(脳卒中及び脳梗塞を含む)、末梢血管疾患(糖尿病血管合併症を含む)、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、若しくは、腎疾患の治療剤又は予防剤、特に、抗動脈硬化剤の有効成分として有用な化合物の提供。【解決手段】一般式(I)で表される化合物、又はその薬理上許容される塩の結晶。[Rは、置換されてよいアリール基、又は、置換されてよいヘテロアリール基。]【選択図】なし

Description

本発明は、優れたLCAT活性化作用(好適には、可逆的なLCAT活性化作用)を有するピペリジニルピラゾロピリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の特定の結晶に関する。
先進文明国では、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などにより引き起こされる循環器疾患(例えば、心疾患、脳血管疾患、腎疾患等)が、大きな問題になっている。これら高血圧症、脂質異常症及び高血糖症の治療には、それぞれ抗高血圧薬、抗脂質異常薬及び抗糖尿病薬が用いられている。臨床では、抗高血圧薬として、α及びβ遮断薬、利尿剤、カルシウム拮抗剤、ACE阻害剤、及び、A−II拮抗剤等が、抗脂質異常薬として、HMG−CoA還元酵素阻害剤、陰イオン交換樹脂、ニコチン酸誘導体、プロブコール、及び、フィブラート類等が、抗糖尿病薬として、インシュリン、スルホニル尿素類、メトフォルミン、グリタゾン類、及び、DPP4阻害剤等が用いられている。これらの薬剤は、血圧及び血中の脂質又は血糖レベルの調節に寄与している。しかし、心疾患、脳血管疾患及び腎疾患による死亡率は、これらの医薬の使用によっても、大きく改善されてはおらず、より優れたこれらの疾患の治療薬の開発が望まれている。
循環器疾患の直接の危険因子は、動脈壁の肥厚を伴う動脈硬化であり、その肥厚の原因は、酸化低密度リポ蛋白(以下、LDLという)コレステロールの動脈壁中のマクロファージなどへの蓄積によるプラークの形成である(非特許文献1及び2)。このプラークは血液の流れを阻害し、血栓の生成を促進する。
血清リポ蛋白の濃度は、脂質異常症、動脈硬化症等の疾患と関連することが、多くの疫学的調査の結果より示されている(例えば、非特許文献3)。血中のLDLコレステロールの濃度の増加、及び、高比重リポ蛋白(以下、HDLという)コレステロールの濃度の減少は、いずれも冠状動脈性疾患の危険因子である。
末梢組織のコレステロールは、HDLにより引き抜かれ、HDL上でレシチンコレステロールアセチルトランスフェラーゼ(以下、LCATという)によりエステル化されてコレステリルエステルとなる。LCAT活性の亢進は、マクロファージ中からのコレステロールの引き抜きを促進させる(例えば、非特許文献4及び5)。したがって、LCAT活性を亢進する薬剤は、脂質異常症及び動脈硬化症等の疾患の治療若しくは予防のための医薬として有用であると考えられる。
LCAT活性を亢進する薬剤は、ペプチド化合物(たとえば、非特許文献6)や、低分子としては、例えば、特許文献1に記載の化合物が知られている。
ピラゾロピリジン骨格を有する化合物としては、特許文献2に記載の化合物が知られているが、特許文献2には抗LPA受容体作用が記載されているが、LCAT活性化作用は記載されていない。
WO2008/002591号パンフレット WO2012/028243号パンフレット
Ross,R.,Annu.Rev.Physiol.1995年,第57巻,第791−804頁 Steinberg,D.,J.Biol.Chem.1997年,第272巻,第20963−20966頁 Badimon,J.Clin.Invest.,1990年,第85巻,第1234−1241頁 Matsuura,F.,J.Clin.Invest.2006年,第116巻,第1435−1442頁 Yvan−Charvet,L.,Arterioscler.Thromb.Vasc.Biol.2007年,第27巻,第1132−1138頁 Iwata,A.,Atherosclerosis.2011年,第218巻,第300−307頁
現在知られているLCAT活性化作用を有する化合物は、安全性及び有効性の面で満足できるものではなく、安全性及び有効性に優れたLCAT活性化剤が切望されていた。
本発明者らは、優れたLCAT活性化作用を有し、マクロファージより直接的にコレステロールの引き抜きを促進させることによる新しい抗動脈硬化薬の獲得を目指して種々の合成検討を行った。その結果、特定の構造を有するピラゾロピリジン誘導体又はその薬理上許容される塩が、優れたLCAT活性化作用を有することを見出し、本発明を完成した。
本発明は、優れたLCAT活性化作用(好適には、可逆的なLCAT活性化作用)を有するピペリジニルピラゾロピリジン誘導体又はその薬理上許容される塩の特定の結晶及びこれらを含有する医薬を提供する。
すなわち、本発明は、
(1)一般式(I)
[式中、Rは、置換されてよいアリール基(当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−6アルコキシ基、C3−7シクロアルコキシ基、フェニル基、C2−7アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル基及びジ(C1−6アルキル)アミノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1乃至3個の基である。)、又は、置換されてよいヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1又は2個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−6アルコキシ基、C3−7シクロアルコキシ基、フェニル基、C2−7アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル基及びジ(C1−6アルキル)アミノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基であり、更に当該ヘテロアリール基は1個の置換されてよいヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1又は2個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基及びC1−6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)で置換されていてもよい。)である。]で表される化合物又はその薬理上許容される塩の結晶、
(2)Rが、置換されたアリール基(当該置換基は、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基及びC1−3アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、(1)に記載の結晶、
(3)Rが、置換されたフェニル基(当該置換基は、塩素原子、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、(1)に記載の結晶、
(4)Rが、置換されたフェニル基(当該置換基は、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、(1)に記載の結晶、
(5)Rが、置換されたヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環である。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−3アルキル基、C3−6シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−3アルコキシ基、C2−4アルコキシカルボニル基及びベンジルオキシカルボニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基であり、更に当該ヘテロアリール基は1個の置換されたヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環である。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基及びC1−3アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)で置換されていてもよい。)である、(1)に記載の結晶、
(6)Rが、置換された、ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基、ピリダジル基、オキサゾリル基若しくはチアゾリル基(当該置換基は、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、シクロプロピル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−3アルコキシ基、C2−4アルコキシカルボニル基及びベンジルオキシカルボニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基であり、更に当該ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基、ピリダジル基、オキサゾリル基若しくはチアゾリル基は1個の置換されたチアゾリル基(当該置換基は、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基又はC1−3アルコキシ基である。)で置換されていてもよい。)である、(1)に記載の結晶、
(7)Rが、置換されたピリジル基(当該置換基は、塩素原子、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基及びトリフルオロメトキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、(1)に記載の結晶、
(8)(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
(4S)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;及び、
(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンからなる群から選ばれる化合物又はその水和物の結晶、
(9)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.39、7.01、6.15、5.76、5.58、5.22、4.68、4.56、4.31、4.06、3.86、3.48、3.06及び2.78オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶、
(10)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.88、8.02、6.17、6.11、5.92、4.94、4.77、4.39、4.10、3.93、3.84、3.64、3.53及び3.29オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(11)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.04、5.00、4.77、4.59、4.42、3.81、3.71、3.58、3.50、3.45、3.10、3.00、2.89及び2.83オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(12)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.40、6.99、6.14、5.76、5.56、5.22、4.67、4.56、4.31、4.06、3.85、3.48、3.06及び2.78オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶、
(13)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.91、8.04、6.18、6.13、5.92、4.94、4.77、4.39、4.10、3.85、3.64、3.53、3.44及び3.29オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(14)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.21、8.02、5.00、4.78、4.60、4.42、3.81、3.71、3.58、3.50、3.45、3.10、3.06及び3.01オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(15)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.02、7.88、5.94、5.62、5.21、4.93、4.52、4.38、4.35、3.76、3.66、3.45、3.41及び3.07オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(16)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.43、5.58、4.97、4.91、4.54、4.41、4.27、4.21、3.79、3.61、3.47、3.44、3.36及び3.22オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶、
(17)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが14.02、6.26、5.95、5.62、5.21、4.95、4.81、4.71、4.39、4.14、3.97、3.88、3.81及び3.62オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(18)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが11.53、6.07、5.96、5.76、4.83、4.42、4.20、3.99、3.84、3.67、3.40、3.20、3.10及び2.88オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(19)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが20.34、10.13、9.54、7.39、6.45、5.73、5.36、5.10、4.77、4.67、4.30、3.64、3.54及び3.46オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(20)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが10.11、7.84、6.71、6.30、5.75、5.63、5.43、5.36、4.51、4.16、3.91、3.59、3.41及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶、
(21)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.13、6.12、5.61、5.28、5.19、4.97、4.63、4.52、4.42、4.21、3.78、3.65、3.61及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(22)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、6.96、6.22、5.70、4.97、4.92、4.82、4.66、4.32、4.00、3.80、3.67、3.55及び3.43オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶、
(23)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが20.34、11.47、10.13、9.19、7.39、6.45、5.73、5.09、4.93、4.77、4.59、3.98、3.64及び3.46オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(24)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、6.95、6.22、5.70、4.97、4.92、4.82、4.66、4.33、4.00、3.80、3.67、3.59及び3.55オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶、
(25)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが10.11、7.82、6.70、6.30、5.75、5.64、5.38、4.83、4.51、4.16、3.91、3.59、3.41及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶、
(26)銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、5.28、5.19、4.97、4.83、4.63、4.53、4.42、4.21、4.06、3.79、3.65、3.61及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶、
(27)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する医薬組成物、
(28)動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患の治療又は予防のための(27)に記載の医薬組成物、
(29)動脈硬化症の治療又は予防のための(27)に記載の医薬組成物、
(30)脂質異常症の治療又は予防のための(27)に記載の医薬組成物、
(31)血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患の治療又は予防のための(27)に記載の医薬組成物、
(32)血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患の治療又は予防のための(27)に記載の医薬組成物、
(33)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有するLCAT活性化剤、
(34)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する可逆的LCAT活性化剤、
(35)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する抗動脈硬化剤、
(36)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する動脈硬化の予防剤若しくは治療剤、
(37)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する、血中のLDLコレステロールの濃度低下剤、
(38)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する、血中のHDLコレステロールの濃度上昇剤、
(39)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶及び薬理上許容される担体を含有する医薬組成物、
(40)医薬組成物の製造のための、(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶の使用、
(41)動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、(40)に記載の使用、
(42)動脈硬化症の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、(40)に記載の使用、
(43)脂質異常症の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、(40)に記載の使用、
(44)血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、(40)に記載の使用、
(45)血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、(40)に記載の使用、
(46)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶の有効量を、ヒトに投与することからなる、LCAT活性化方法、
(47)(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶の有効量を、ヒトに投与することからなる、疾患の治療又は予防のための方法、
(48)疾患が、動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患である、(47)に記載された方法、
(49)疾患が、動脈硬化症である、(47)に記載された方法、
(50)疾患が、脂質異常症である、(47)に記載された方法、
(51)疾患が、血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患である、(47)に記載された方法、
(52)疾患が、血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患である、(47)に記載された方法、
(53)疾患の治療又は予防のための方法における使用のための、(1)〜(26)のいずれか1項に記載の結晶、
(54)疾患が、動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患である、(53)に記載された結晶、
(55)疾患が、動脈硬化症である、(53)に記載の結晶、
(56)疾患が、脂質異常症である、(53)に記載の結晶、
(57)疾患が、血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患である、(53)に記載の結晶、及び、
(58)疾患が、血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患である、(53)に記載の結晶である。
以下に、本発明の化合物(I)における置換基の定義を説明する。
本発明の化合物(I)は、式(I)で表される化合物、及び、その互変異性体である式(Ix)
で表される化合物の両方を含む。本願では、特に断りのない限り、便宜上、いずれの互変異性体を含む化合物(I)をも、式(I)の構造式、及び、それに対応する化学名で表す。また、本発明化合物(I)のその他の互変異性体(アミド−イミド酸)のいずれの異性体も本願化合物(I)に含有され、本願では、便宜上、いずれの互変異性体を含む化合物(I)をも、式(I)で表される構造式、及び、それに対応する化学名で表す。
本発明の化合物(I)において、「C1−6アルキル基」は、炭素数1〜6個の直鎖又は分枝鎖飽和炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基、ペンチル基又はヘキシル基であり得、好適には、炭素数1〜3個の直鎖又は分枝鎖飽和炭化水素基(C1−3アルキル基)であり、より好適には、メチル基又はイソプロピル基である。
本発明の化合物(I)において、「C1−6アルコキシ基」は、前記「C1−6アルキル基」が結合した酸素原子であり、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基又はイソプロポキシ基であり得、好適には、前記「C1−3アルキル基」が結合した酸素原子(C1−3アルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ基又はイソプロポキシ基である。
本発明の化合物(I)において、ハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好適には、フッ素原子又は塩素原子であり、より好適には、塩素原子である。
本発明の化合物(I)において、「C2−7アルコキシカルボニル基」は、前記「C1−6アルコキシ基」が結合したカルボニル基であり、好適には、前記「C1−3アルコキシ基」が結合したカルボニル基(C2−4アルコキシカルボニル基)であり、より好適には、メトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル基であり得、更により好適には、エトキシカルボニル基である。
本発明の化合物(I)において、「ジ(C1−6アルキル)アミノ基」は、同一又は異なった2個の前記「C1−6アルキル基」が結合したアミノ基であり、例えば、ジメチルアミノ基又はジエチルアミノ基であり得、好適には、ジメチルアミノ基である。
本発明の化合物(I)において、「ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル基」は、前記「ジ(C1−6アルキル)アミノ基」が結合したカルボニル基であり、例えば、ジメチルアミノカルボニル基又はジエチルアミノカルボニル基であり得、好適には、ジメチルアミノカルボニル基である。
本発明の化合物(I)において、「C3−7シクロアルキル基」は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基又はシクロヘキシル基のような炭素数3〜7個の環状飽和炭化水素基であり、好適には、炭素数3〜6個の環状飽和炭化水素基(C3−6シクロアルキル基)であり、より好適には、シクロプロピル基である。
本発明の化合物(I)において、「C3−7シクロアルコキシ基」は、前記「C3−7シクロアルキル基」が結合した酸素原子であり、例えば、シクロプロポキシ基又はシクロブトキシ基であり得、好適には、シクロブトキシ基である。
本発明の化合物(I)において、「アリール基」は、例えば、フェニル基又はナフチル基であり、好適には、フェニル基である。
本発明の化合物(I)において、「置換されてよいアリール基(当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−6アルコキシ基、C3−7シクロアルコキシ基、フェニル基、C2−7アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル基及びジ(C1−6アルキル)アミノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1乃至3個の基である。)」は、好適には、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基及びC1−3アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基で置換されたアリール基であり、より好適には、フッ素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基及びメトキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基で置換されたフェニル基であり、更により好適には、塩素原子、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基で置換されたフェニル基であり、特に好適には、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基で置換されたフェニル基であり、最も好適には、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル基、4−(トリフルオロメトキシ)フェニル基及び3−シアノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル基である。
本発明の化合物(I)において、「ヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1又は2個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよい。)」は、例えば、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジル基、ピリダジル基、ピロール基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基又はキノリル基であり得、好適には、ヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環である。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでよい。)であり、より好適には、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジル基、ピリダジル基、オキサゾリル基又はチアゾリル基である。
本発明の化合物(I)において、「置換されてよいヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1又は2個の窒素原子であり、当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−6アルコキシ基、C3−7シクロアルコキシ基、フェニル基、C2−7アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル基及びジ(C1−6アルキル)アミノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基であり、更に当該ヘテロアリール基は1個の置換されてよいヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1又は2個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基及びC1−6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である。)」は、好適には、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、シクロプロピル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−3アルコキシ基、C2−4アルコキシカルボニル基及びベンジルオキシカルボニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基で置換され、更に1個の置換されたチアゾリル基(当該置換基は、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基又はC1−3アルコキシ基である。)で置換されていてもよい、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジル基、ピリダジル基、オキサゾリル基若しくはチアゾリル基であり、より好適には、塩素原子、イソプロピル基、シクロプロピル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、イソプロポキシ基、エトキシカルボニル基及びベンジルオキシカルボニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基で置換されたピリジル基、ピラジル基、ピリミジル基及びオキサゾリル基であり、更により好適には、5−クロロピリジン−2−イル基、5−シクロプロピルピリジン−2−イル基、5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル基、6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル基、2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル基、4−ベンジルオキシカルボニル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル基、4−(トリフルオロメチル)−5−シアノピリジン−2−イル基、6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル基、5−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル基、4−シアノピリジン−2−イル基、5−シアノピリジン−3−イル基、5−イソプロポキシピリジン−2−イル基、5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル基、2−イソプロピル−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル基及び4−(トリフルオロメチル)−5−エトキシカルボニルオキサゾール−2−イル基である。
本発明の化合物(I)は、塩基性基を有するため、薬理上許容される酸との酸付加塩とすることができる。本発明において「その薬理上許容される塩」としては、例えばフッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩等のハロゲン化水素酸塩;硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩等の低級アルカンスルホン酸塩;ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等のアリールスルホン酸塩;酢酸、りんご酸、フマル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及びオルニチン酸塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩等のアミノ酸塩を挙げることができる。
本発明の化合物(I)又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置されることにより水分を吸収し、水和物になる場合があり、そのような水和物も本発明に包含される。
本発明の化合物(I)又はその薬理上許容される塩は、溶媒中に放置されることにより、溶媒和物になる場合があり、そのような溶媒和物も本発明に包含される。
本発明の化合物(I)には、分子内の不斉中心に基づく光学異性体が存在する。特に断りのない限り、本発明の化合物においては、これらの異性体及びこれらの異性体の混合物が全て単一の式、すなわち一般式(I)で示されている。従って、本発明はこれらの異性体及びこれらの異性体の混合物をも全て含むものとする。
本発明の化合物(I)は、化合物を構成する原子の1以上に、原子同位体の非天然割合も含有し得る。原子同位体としては、例えば、重水素(H)、トリチウム(H)、ヨウ素−125(125I)、又は炭素−14(14C)等が挙げられる。また、前記化合物は、例えば、トリチウム(H)、ヨウ素−125(125I)、又は炭素−14(14C)等の放射性同位体で放射性標識され得る。放射性標識された化合物は、治療又は予防剤、研究試薬、例えば、アッセイ試薬、及び診断剤、例えば、インビボ画像診断剤として有用である。本発明の化合物の全ての同位体変異種は、放射性であると否とを問わず、本発明の範囲に包含されるものとする。
本発明において、化合物(I)の塩又はそれらの水和物若しくは溶媒和物は、反応条件及び結晶化条件により、複数の異なる内部構造および物理化学的性質を有する結晶(結晶多形)を生成することがあり得、その各々の結晶または任意の割合のそれらの混合物は本発明に包含される。また、結晶状の固体及びアモルファス状(無定形)の固体が混在する場合があるが、任意の割合のそれらの混合物は本発明に包含される。すなわち、本発明の特定の結晶形を有する結晶は、他の結晶形を有する結晶またはアモルファス状の固体を含有してもよく、当該特定の結晶形の含有率は、好適には、50%以上であり、より好適には、80%以上であり、さらに好適には、90%以上であり、さらにより好適には、93%以上であり、特に好適には、95%以上であり、最も好適には、97%以上である。
本発明において、結晶とは、その内部構造が三次元的に構成原子(又はその集団)の規則正しい繰返しからなる固体を示し、そのような規則正しい内部構造を有さないアモルファス状の固体とは区別される。ある固体が結晶であるか否かは、結晶学的に周知の方法(例えば、粉末X線結晶解析、示差走査熱量分析等)で調べることができる。例えば、ある固体について銅のKα線の照射で得られるX線による粉末X線結晶解析を行い、そのX線回折図において明確なピークが観測される場合には、その固体は結晶であると決定され、明確なピークが観測されない場合にはその固体はアモルファス状であると決定される。当該ピークを読み取ることはできるがピークが明確でない(例えば、ブロードである)場合には、その固体は結晶化度の低い結晶であると決定され、そのような結晶化度の低い結晶は本発明の結晶に包含される。
銅のKα線を使用した粉末X線結晶解析においては、通常銅のKα線(Kα1線及びKα2線が分離されていないもの)が試料に照射される。X線回折図は、Kα線に由来する回折を解析して得ることができ、また、Kα線に由来する回折から取り出されたKα1線に由来する回折のみを解析して得ることもできる。本発明において、Kα線の照射で得られる粉末X線回折図は、Kα線に由来する回折を解析して得られるX線回折図、及び、Kα1線に由来する回折を解析して得られるX線回折図を包含し、好適には、Kα1線に由来する回折を解析して得られるX線回折図である。
本発明の化合物(I)の(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶は、例えば、図2に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.39、7.01、6.15、5.76、5.58、5.22、4.68、4.56、4.31、4.06、3.86、3.48、3.06及び2.78オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.68オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が19以上のピークである。以下の図2乃至図15の粉末X線回折図において、縦軸には回折強度[カウント/秒(cps)]を示し、横軸には回折角度2θ(度)を示す。また、面間隔d(オングストローム)は、式2dsinθ=nλにおいてn=1として算出することができる。上記式において、Kα線の波長λは、1.54オングストロームであり、Kα1線の波長λは、1.541オングストロームである。面間隔dは、測定条件等によりその位置および相対強度が多少変化し得るものであるため、面間隔dがわずかに異なる場合であっても、適宜スペクトル全体のパターンを参照して結晶形の同一性は認定されるべきである。
本発明の化合物(I)の(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図3に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.88、8.02、6.17、6.11、5.92、4.94、4.77、4.39、4.10、3.93、3.84、3.64、3.53及び3.29オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.10オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が14以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図4に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.04、5.00、4.77、4.59、4.42、3.81、3.71、3.58、3.50、3.45、3.10、3.00、2.89及び2.83オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが5.00オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が8以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶は、例えば、図5に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.40、6.99、6.14、5.76、5.56、5.22、4.67、4.56、4.31、4.06、3.85、3.48、3.06及び2.78オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.67オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が17以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図6に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.91、8.04、6.18、6.13、5.92、4.94、4.77、4.39、4.10、3.85、3.64、3.53、3.44及び3.29オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.10オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が14以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図7に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.21、8.02、5.00、4.78、4.60、4.42、3.81、3.71、3.58、3.50、3.45、3.10、3.06及び3.01オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.60オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が7以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図8に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.02、7.88、5.94、5.62、5.21、4.93、4.52、4.38、4.35、3.76、3.66、3.45、3.41及び3.07オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.93オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が12以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶は、例えば、図9に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.43、5.58、4.97、4.91、4.54、4.41、4.27、4.21、3.79、3.61、3.47、3.44、3.36及び3.22オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが5.58オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が15以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図10に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが14.02、6.26、5.95、5.62、5.21、4.95、4.81、4.71、4.39、4.14、3.97、3.88、3.81及び3.62オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが5.95オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が25以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図11に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが11.53、6.07、5.96、5.76、4.83、4.42、4.20、3.99、3.84、3.67、3.40、3.20、3.10及び2.88オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.20オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が9以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図12に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが20.34、10.13、9.54、7.39、6.45、5.73、5.36、5.10、4.77、4.67、4.30、3.64、3.54及び3.46オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが6.45オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が22以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶は、例えば、図13に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが10.11、7.84、6.71、6.30、5.75、5.63、5.43、5.36、4.51、4.16、3.91、3.59、3.41及び3.35オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.51オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が13以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図14に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.13、6.12、5.61、5.28、5.19、4.97、4.63、4.52、4.42、4.21、3.78、3.65、3.61及び3.35オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.21オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が23以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶は、例えば、図15に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、6.96、6.22、5.70、4.97、4.92、4.82、4.66、4.32、4.00、3.80、3.67、3.55及び3.43オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.82オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が30以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 無水和物の結晶は、例えば、図16に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが20.34、11.47、10.13、9.19、7.39、6.45、5.73、5.09、4.93、4.77、4.59、3.98、3.64及び3.46オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが6.45オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が9以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶は、例えば、図17に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、6.95、6.22、5.70、4.97、4.92、4.82、4.66、4.33、4.00、3.80、3.67、3.59及び3.55オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.97オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が29以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶は、例えば、図18に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが10.11、7.82、6.70、6.30、5.75、5.64、5.38、4.83、4.51、4.16、3.91、3.59、3.41及び3.35オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.51オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が16以上のピークである。
本発明の化合物(I)の(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶は、例えば、図19に示されるような、銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、5.28、5.19、4.97、4.83、4.63、4.53、4.42、4.21、4.06、3.79、3.65、3.61及び3.35オングストロームに主要なピークを示す結晶であり得る。ここで主要なピークは、面間隔dが4.21オングストロームを示すピークの強度を100としたときの相対強度が29以上のピークである。
本発明の一般式(I)で表される化合物又はその薬理上許容される塩の結晶は、優れたLCAT活性化作用を有し、動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患(心不全、心筋梗塞、狭心症、心虚血、心血管障害及び血管形成性再狭窄を含む)、脳血管疾患(脳卒中及び脳梗塞を含む)、末梢血管疾患(糖尿病血管合併症を含む)、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患の治療剤又は予防剤、特に、抗動脈硬化剤の有効成分として有用である。
本発明の試験例1及び2におけるLCAT活性化の50%効果濃度(EC50)を求めるため用量反応曲線 実施例106で得られた(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の粉末X線回折図。 実施例107で得られた(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例108で得られた(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例109で得られた(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の粉末X線回折図。 実施例110で得られた(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例111で得られた(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例112で得られた(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例113で得られた(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の粉末X線回折図。 実施例114で得られた(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例115で得られた(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例116で得られた(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例117で得られた(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の粉末X線回折図。 実施例118で得られた(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例119で得られた(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の粉末X線回折図。 実施例120で得られた(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。 実施例121で得られた(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の粉末X線回折図。 実施例122で得られた(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の粉末X線回折図。 実施例123で得られた(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの粉末X線回折図。
以下に、本発明の化合物(I)及び本発明の化合物(I)の製造に使用する原料化合物の代表的な製造方法について説明するが、本発明はこれらの方法に限定されるものではない。
製造法1
製造法1は、化合物(II)から本発明の化合物(I)を製造する方法である。
式中、Rは前記と同意義を示し、Rはメチル基又はエチル基を示す。
化合物(II)には、互変異性体である化合物(IIx)が存在する。本発明においては、化合物(II)は互変異性体による異性体をもすべて包含する。すなわち、化合物(II)は、化合物(II)、化合物(IIx)、並びに、化合物(II)及び化合物(IIx)の任意の割合の混合物をもすべて含む。また、化合物(II)の化合物名で表される化合物は、化合物(II)、化合物(IIx)、並びに、化合物(II)及び化合物(IIx)の任意の割合の混合物をもすべて包含する。
(工程1)
本工程は、化合物(II)に、化合物(III)を、反応に不活性な溶媒中又は溶媒の非存在下、加熱して縮合させることにより、化合物(I)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒としては、酢酸、ギ酸、シュウ酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフルオロ酢酸、若しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert−ブチルメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2−メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり得、好適には、有機酸類であり、より好適には、酢酸である。
本工程の反応温度は、通常、40℃乃至150℃であり、好適には、50℃乃至130℃であり、より好適には、60℃乃至溶媒の還流温度である。
本工程の反応時間は、通常、5分間乃至72時間であり、好適には、15分間乃至24時間であり、より好適には、30分間乃至3時間である。
製造法2
本発明の化合物の中間体(II)は、例えば次の方法で製造することができる。
式中、Rは前記と同意義を示し、Rはメチル基又はエチル基を示す。
(工程2−1)
本工程は、化合物(IV)を、不活性溶媒中、塩基を用いてアセトニトリルと反応させることにより、化合物(V)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert−ブチルメチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;ヘキサンのような脂肪族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり得、好適には、エーテル類であり、より好適には、テトラヒドロフランである。
本工程に用いられる塩基としては、好適には、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウムのような無機塩基;又は、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド若しくはn−ブチルリチウムのような有機金属塩基であり得、より好適には、水素化ナトリウム又はn−ブチルリチウムである。
本工程の反応温度は、好適には、−100℃乃至0℃であり、より好適には、−78℃乃至−40℃である。
本工程の反応時間は、好適には、5分間乃至3時間であり、より好適には、15分間乃至2時間である。
本工程の出発物質である化合物(IV)は、市販のものを用いるか、又は、公知の安息酸化合物を常法によりエステル化(工程2−5)することにより製造することができる。或いは、公知の4−エトキシカルボニルピペリジンを後述の方法によりアリール化又はヘテロアリール化(工程2−6)することにより製造することができる。
(工程2−2)
本工程は、化合物(V)を、不活性溶媒中、ヒドラジン化合物と反応させることにより、化合物(II)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2−メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、これらの混合溶媒であり得、好適には、アルコール類であり、より好適には、エタノールである。
本工程に用いられるヒドラジン化合物は、無水ヒドラジン、ヒドラジン一水和物、ヒドラジン塩酸塩、ヒドラジン酢酸塩、ヒドラジン硫酸塩、ヒドラジン硝酸塩、ヒドラジン臭化水素酸塩、ヒドラジンシュウ酸塩、又はヒドラジンリン酸塩などであり得、好適にはヒドラジン一水和物又はヒドラジン酢酸塩である。
本工程の反応温度は、好適には、20℃乃至120℃であり、より好適には、50℃乃至溶媒の還流温度である。
本工程の反応時間は、好適には、10分間乃至24時間であり、より好適には、1時間乃至5時間である。
(工程2−3)
本工程は、化合物(VI)のカルボキシ基を、不活性溶媒中、塩素化剤と反応させることにより、化合物(VII)を製造する工程である。
本工程で使用される試薬ならびに反応条件は、通常カルボキシ基を有する化合物から酸クロリド化合物を製造する反応に使用される試薬及び条件であれば特に限定されない。
本工程に用いられる溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;又は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert−ブチル−メチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には、ジクロロメタン又はテトラヒドロフランである。
本工程に用いられる塩素化剤は、好適には、塩化チオニル又は塩化オキザリルであり、より好適には、塩化オキザリルである。
本工程の反応温度は、好適には、−30℃乃至50℃であり、より好適には、−10℃乃至25℃である。
本工程の反応時間は、10分間乃至6時間である。
(工程2−4)
本工程は、化合物(VII)を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(VIII)と反応させることにより、化合物(V)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、tert−ブチル−メチルエーテル、若しくは1,4−ジオキサンのようなエーテル類であり、好適には、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンであり、より好適にはテトラヒドロフランである。
本工程に用いられる塩基は、好適には、n−ブチルリチウムである。
本工程の反応温度は、好適には、−100℃乃至50℃であり、より好適には、−78℃乃至0℃である。
本工程の反応時間は、好適には、10分間乃至6時間であり、より好適には、30分間乃至2時間である。
(工程2−5)
(i)本工程は、化合物(VI)を、不活性溶媒中、アルキル化剤と反応させることにより、化合物(IV)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2−メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert−ブチル−メチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、若しくはヘキサメチルホスホロトリアミドのようのアミド類であり、好適には、アルコール類又はアミド類であり、より好適には、メタノール又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程は、塩基存在下に行うことができる。そのような塩基は、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウムのような無機塩基;ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド若しくはn−ブチルリチウムのような有機金属塩基;又は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、若しくは2,6−ルチジンなどの有機塩基であり得、好適には、無機塩基であり、より好適には、炭酸カリウムである。
本工程に用いられるエステル化剤は、ジアゾメタン、トリメチルシリルジアゾメタン、ハロゲン化アルキル、アルキルトシレート、アルキルメシレート若しくはアルキルトリフレートなどであり得、好適には、トリメチルシリルジアゾメタン、ヨウ化メチル又はヨウ化エチルである。
本工程の反応温度は、好適には、−20℃乃至50℃であり、より好適には、0℃乃至30℃である。
本工程の反応時間は、好適には、5分間乃至48時間であり、より好適には、30分間乃至15時間である。
(ii)或いは、本工程は、化合物(VI)を、不活性溶媒中、縮合剤および塩基存在下、アルコール類と反応させることにより、化合物(IV)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、イソアミルアルコール、オクタノール、シクロヘキサノール、2−メトキシエタノール、ジエチレングリコール、若しくはグリセリンのようなアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert−ブチル−メチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;又は、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、若しくはヘキサメチルホスホロトリアミドのようのアミド類であり、好適には、アルコール類又はアミド類であり、より好適には、メタノール、エタノール又はN,N−ジメチルホルムアミドである。
本工程に用いられる縮合剤は、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3−ジイソプロピルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドのようなカルボジイミド類;上記カルボジイミド類と下記塩基との組み合わせ;上記カルボジイミド類とN−ヒドロキシ化合物との組み合わせ;又は、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウム クロリドであり得、好適には、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドである。
本工程に用いられる塩基は、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸セシウムのような無機塩基;ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド若しくはn−ブチルリチウムのような有機金属塩基;又は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、若しくは2,6−ルチジンなどの有機塩基であり得、好適には、有機塩基であり、より好適には、ジメチルアミノピリジンである。
本工程の反応温度は、好適には、−20℃乃至50℃であり、より好適には、−5℃乃至30℃である。
本工程の反応時間は、好適には、5分間乃至48時間であり、より好適には、30分間乃至15時間である。
(工程2−6)
(i)本工程は、化合物(IX)を、不活性溶媒中、パラジウム触媒を用いたブッフバルト・ハートウィッグ反応により、パラジウム触媒の他にリガンド及び塩基存在下、アリール化剤若しくはヘテロアリール化剤と反応させることにより、化合物(IV)を製造する工程である。
本工程で使用されるパラジウム触媒、リガンド、塩基ならびに反応条件は、通常ブッフバルト・ハートウィッグ反応に使用される試薬および条件であれば特に限定されないが、例えば、A.R.Muci,S.L.Buchwald,Top.Curr.Chem.2002年,219巻,p.131などに記載されている。
本工程に用いられる溶媒は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert−ブチル−メチルエーテルのようなエーテル類;又は、ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類であり、好適には、トルエンまたはジオキサンであり、より好適には、トルエンである。
本工程に用いられるパラジウム触媒は、好適には、酢酸パラジウム(II)又はパラジウム(0)ジベンジリデンアセトンである。
本工程で用いられるリガンドは、好適には、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、1,3−ビス(ジフェニルホスホノ)プロパン、2,2’−ビス(ジフェニルホスファニル)1,1’−ビナフチル、2−(ジシクロヘキシルホスホノ)ビフェニル又は2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニルであり、より好適には、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、トリ−tert−ブチルホスフィン又は2,2’−ビス(ジフェニルホスファニル)1,1’−ビナフチルである。
本工程で用いられる塩基は、好適には、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、tert−ブトキシナトリウム又はtert−ブトキシカリウムであり、より好適には、tert−ブトキシナトリウムである。
本工程に用いられるアリール化剤若しくはヘテロアリール化剤は、、式R−Cl、式R−Br又は式R−Iを有する化合物であり、好適には、式R−Cl又は式R−Brを有するである(Rは前記と同意義を示す。)。
本工程の反応温度は、好適には20℃乃至150℃であり、より好適には、50℃乃至溶媒の還流温度である。
本工程の反応時間は、好適には、30分間乃至12時間であり、1時間乃至4時間である。
(ii)或いは、本工程は、化合物(IX)を、不活性溶媒中、塩基存在下、アリール化剤若しくはヘテロアリール化剤と反応させることにより、化合物(IV)を製造する工程である。
本工程に用いられる溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、若しくはジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、若しくはtert−ブチルメチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、若しくはキシレンのような芳香族炭化水素類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、若しくはヘキサメチルホスホロトリアミドのようのアミド類;又は、ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;であり得、好適には、アミド類又はスルホキシド類であり、より好適には、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドである。
本工程に用いられる塩基は、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、若しくは2,6−ルチジンなどの有機塩基であり得、好適には、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン又はジメチルアミノピリジンである。
本工程に用いられるアリール化剤若しくはヘテロアリール化剤は、式R−F、式R−Cl又は式R−Brを有する化合物であり、好適には、式R−F又は式R−Clを有する化合物である(Rは前記と同意義を示す。)。
本工程の反応温度は、好適には、20℃乃至200℃である。
本工程の反応を促進するために、反応液を加熱する他に、マイクロ波を照射することもできる。
本工程の反応時間は、好適には、5分間乃至120時間であり、より好適には10分間乃至96時間である。
製造法3
本発明の化合物の中間体(II)は、次の方法でも製造することができる。
式中、Rは前記と同意義を示し、Bocはtert−ブトキシカルボニル基を示す。
(工程3−1)
本工程は、WO2011/045344号パンフレットに記載された化合物(X)におけるBocを、除去することにより、化合物(XI)を製造する工程である。
化合物(X)におけるBocの除去に使用される試薬としては、例えば、P.G.Wuts,T.W.Greene,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis.Third Edition,2006年,John Wiley & Sons,Inc.などに記載されているBocの除去が可能な試薬などが挙げられる。
本工程に用いられる溶媒は、好適には、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチル又はトルエンであり、より好適には、酢酸エチルである。
本工程に用いられる試薬は、好適には、塩酸、トリフルオロ酢酸であり、より好適には、塩酸である。
本工程の反応温度は、好適には、0℃乃至100℃であり、より好適には、0℃乃至50℃である。
本工程の反応時間は、好適には、5分間乃至24時間であり、より好適には、10分間から6時間である。
(工程3−2)
本工程は、化合物(XI)を、アリール化剤若しくはヘテロアリール化剤と反応させることにより、化合物(II)を製造する工程である。
本工程は、工程2−6の(ii)と同様の条件で行うことができる。
製造法4
本発明の化合物の中間体(II)は、次の方法でも製造することができる。
式中、Rは前記と同意義を示し、Bocはtert−ブトキシカルボニル基を示し、Cbzはベンジルオキシカルボニル基を示す。
(工程4−1)
本工程は、WO2007/111323号パンフレットに記載された化合物(XII)を、不活性溶媒中、塩基を用いてアセトニトリルと反応させることにより、化合物(XIII)を製造する工程である。
本工程は、工程2−1と同様の条件で行うことができる。
(工程4−2)
本工程は、化合物(XIII)を、不活性溶媒中、ヒドラジン化合物と反応させることにより、化合物(XIV)を製造する工程である。
本工程は、工程2−2と同様の条件で行うことができる。
(工程4−3)
本工程は、化合物(XIV)のピペリジン環上の窒素原子を、Bocで保護することにより、化合物(XV)を製造する工程であり、N.Suryakiran,P.Prabhakar,Y.Venkateswarlu Synth.Commun.,2008年,第38巻,p.177−185に記載された方法又はそれに準じた方法により行うことができる。
本工程に用いられる溶媒は、好適には、ジクロロメタンである。
本工程に用いられる試薬は、好適には、三塩化ビスマスである。
本工程の反応温度は、0℃乃至100℃であり、より好適には、0℃乃至50℃である。
本工程の反応時間は、好適には、5分間乃至6時間であり、より好適には、10分間乃至3時間である。
(工程4−4)
本工程は、化合物(XV)におけるCbzを、除去することにより、化合物(XVI)を製造する工程である。
化合物(XV)におけるCbzの除去に使用される試薬としては、例えば、P.G.Wuts,T.W.Greene,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis.Third Edition,2006年,John Wiley & Sons,Inc.などに記載されているCbzの除去が可能な試薬などが挙げられる。
本工程に用いられる溶媒は、好適には、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチル又はトルエンであり、より好適には、メタノールである。
本工程に用いられる試薬は、パラジウム−炭素、水酸化パラジウム−炭素、塩酸又はトリフルオロ酢酸であり、より好適には、パラジウム−炭素である。
本工程の反応温度は、好適には、0℃乃至100℃であり、より好適には、0℃乃至50℃である。
本工程の反応時間は、好適には、5分間乃至24時間であり、より好適には、1時間から10時間である。
(工程4−5)
本工程は、化合物(XVI)を、アリール化剤若しくはヘテロアリール化剤と反応させることにより、化合物(XVII)を製造する工程である。
本工程は、工程2−6の(ii)と同様の条件で行うことができる。
(工程4−6)
本工程は、化合物(XVII)におけるBocを、除去することにより、化合物(II)を製造する工程である。
本工程は、工程3−1と同様の条件で行うことができる。
製造法5
製造法5は、公知の化合物(X)から本発明の化合物(I)を製造する方法である。
式中、Rは前記と同意義を示し、Bocはtert−ブトキシカルボニル基を示す。
(工程5−1)
本工程は、WO2011/045344号パンフレットに記載された化合物(X)に、化合物(III)を、反応に不活性な溶媒中又は溶媒の非存在下、加熱して縮合させることにより、化合物(XVIII)を製造する工程である。
本工程は、工程1と同様の条件で行うことができる。
(工程5−2)
本工程は、化合物(XVIII)におけるBoc基を、除去することにより、化合物(XIV)を製造する工程である。
本工程は、工程3−1と同様の条件で行うことができる。
(工程5−3)
本工程は、化合物(XIV)を、アリール化剤若しくはヘテロアリール化剤と反応させることにより、化合物(I)を製造する工程である。
本工程は、工程2−6の(ii)と同様の条件で行うことができる。但し、ヘテロアリール化剤がN−オキシド化合物の場合、工程2−6の(ii)と同様の条件で行った後に、還元剤と反応させることにより、化合物(I)とすることができる。
反応に用いられる還元剤は、鉄粉、パラジウム−炭素、ラネーニッケル、酸化白金などであり、より好適には鉄粉である。
反応に用いられる溶媒は、酢酸、アルコール系溶媒、THF、水などであり、好適には酢酸である。
反応温度は、好適には、0℃乃至100℃であり、より好適には、20℃乃至100℃である。
反応時間は、好適には、5分間乃至24時間であり、より好適には、1時間から5時間である。
上記各工程の生成物は、遊離化合物又はその塩として、反応終了後、必要に応じて、常法、例えば、(1)反応液をそのまま濃縮する方法、(2)触媒等の不溶物をろ過により除去し、ろ液を濃縮する方法、(3)反応液に水及び水と混和しない溶媒(例えば、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、酢酸エチル、トルエン等)を加え、生成物を抽出する方法、(4)結晶化した又は沈殿した生成物をろ取する方法等により、反応混合物から単離することができる。単離された生成物は、必要に応じて、常法、例えば、再結晶、再沈殿、各種クロマトグラフィー等により、精製することができる。又は、各工程の生成物は、単離又は精製することなく次の工程に用いることもできる。
本発明の化合物(I)は、遊離化合物、その薬理上許容される塩、水和物、又は溶媒和物の物質として単離され、精製される。本発明の化合物(I)の薬理上許容される塩は、常法の造塩反応に付すことにより、製造することができる。単離、精製は、抽出、濃縮、留去、結晶化、ろ過、再結晶、又は各種クロマトグラフィー等の通常の化学操作を適用して行われる。
各種の異性体は、異性体間の物理化学的性質の差を利用して分離することができる。例えば、ラセミ混合物は、光学活性な塩基若しくは酸とのジアステレオマー塩に導く分別結晶化又はキラルカラムを用いたクロマトグラフィー等により、光学的に純粋な異性体に導くことができる。又、ジアステレオ混合物は、分別結晶化又は各種クロマトグラフィー等により分離できる。又、光学活性な化合物は適当な光学活性な原料を用いることにより製造することもできる。
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の投与形態としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤若しくはシロップ剤等による経口投与、又は注射剤若しくは坐剤等による非経口投与を挙げることができ、全身的又は局所的に投与することができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の経口用の医薬の形態としては、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、又はエリキシル剤等が挙げられる。非経口用の医薬の形態としては、注射剤、軟膏剤、ゲル剤、クリーム剤、貼付剤、噴霧剤、吸入剤、スプレー剤、点眼剤、又は坐剤等が挙げられる。これらの形態の医薬は、賦形剤、結合剤、希釈剤、安定化剤、防腐剤、着色剤、溶解補助剤、懸濁化剤、緩衝剤、又は湿潤化剤等の薬学的に許容される添加剤から、必要に応じて適宜選択した添加剤を用いて、常法に従って調製することができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩の投与する際の投与量は、その投与される者(温血動物、例えばヒト)の症状、体重、年齢、投与方法等により異なる。例えば、経口投与の場合には、1回当たり、下限として0.01mg/kg体重(好ましくは、0.03mg/kg体重)、上限として、300mg/kg体重(好ましくは、100mg/kg体重)を、1日当たり1乃至数回、症状に応じて投与することが望ましい。また、静脈内投与の場合には、1回当たり、下限として0.01mg/kg体重(好ましくは、0.03mg/kg体重)、上限として、300mg/kg体重(好ましくは、100mg/kg体重)を1日あたり1乃至数回、症状に応じて投与することが望ましい。
以下、実施例、試験例及び製剤例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。以下の実施例において、ヘキサンはn−ヘキサンを示し、THFはテトラヒドロフランを示し、DMFはN,N’−ジメチルホルムアミドを示す。
(参考例1)3−オキソ−3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]プロパンニトリル
1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸(1.10g、5.33mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に、DMFを5滴加え、塩化オキサリル(0.60mL、6.88mmol)を0℃で加え、25分間攪拌した。その後、減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、酸クロリド化合物を得た。
シアノ酢酸(800mg、9.41mmol)及び2,2’−ビピリジル(5mg,0.03mmol)の無水THF(50mL)溶液に、n−ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、7.50mL、20.18mmol)を−78℃で滴下した後、同温度で30分間攪拌した反応液中に、上記で得られた酸クロリド化合物の無水THF(10mL)溶液を−78℃で滴下し、同温度で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−40/60(グラジェント)]で精製し、標記化合物(138mg、収率:11%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.19-8.17 (1H, m), 7.50-7.46 (1H, m), 6.67 (1H, d, J=9Hz), 6.65-6.61 (1H, m), 4.33 (2H, dt, J=13Hz, 3Hz), 3.56 (2H, s), 2.98-2.91 (2H, m), 2.81 (1H, tt, J=12Hz, 4Hz), 1.99 (2H, dd, J=15Hz, 3Hz), 1.72 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例2)3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
参考例1にて製造された3−オキソ−3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]プロパンニトリル(138mg、0.60mmol)のエタノール(20mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(0.20mL、4.12mmol)を加え、加熱還流下5時間攪拌した。反応液を室温まで放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−94/6(グラジェント)]で精製し、標記化合物(130mg、収率:89%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d) δ: 11.18 (1H, brs), 8.09 (1H, d, J=4Hz), 7.50 (1H, t, J=8Hz), 6.83 (1H, d, J=9Hz), 6.59 (1H, t, J=6Hz), 5.18 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 4.31 (2H, d, J=13Hz), 2.85 (2H, t, J=13Hz), 2.70 (1H, t, J=12Hz), 1.87 (2H, d, J=13Hz), 1.55-1.44 (2H, m)。
(参考例3)3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
(1) 1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに、1−フェニルピペリジン−4−カルボン酸(1.01g、4.92mmol)を用いて、参考例1と同様に反応を行い、3−オキソ−3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)プロパンニトリルを得た。
(2) 3−オキソ−3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]プロパンニトリルの代わりに、(1)で得られた化合物を用いて、参考例2と同様に反応を行い、標記化合物(648mg,収率:54%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.19 (1H, brs), 7.23 (2H, t, J=8Hz), 6.98 (2H, d, J=8Hz), 6.78 (1H, t, J=7Hz), 5.25 (1H, brs), 4.40 (1H, brs), 4.15 (1H, brs), 3.73 (2H, d, J=13Hz), 2.75 (2H, td, J=12Hz, 2Hz), 2.68-2.58 (1H, m), 1.98-1.91 (2H, m), 1.67 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例4)3−[1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
無水アセトニトリル(1.10mL、21.01mmol)の無水テトラヒドロフラン(50mL)溶液にn−ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、7.60mL、20.44mmol)を−78℃で滴下した。同温度で20分間攪拌した後、1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、1.70g、6.85mmol)の無水THF(10mL)溶液を−78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(50mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(1.00mL、20.58mmol)を加え、加熱還流下3時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−94/6(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.52g、収率:86%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.39 (1H, t, J=8Hz), 6.61 (1H, d, J=8Hz), 6.46 (1H, d, J=7Hz), 5.19 (1H, brs), 4.45-4.23 (4H, m), 2.81 (2H, t, J=12Hz), 2.68 (1H, brs), 2.29 (3H, s), 1.88 (2H, d, J=13Hz), 1.50 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例5)3−[1−(5−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(5−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、1.02g、4.11mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(480mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.11 (1H, brs), 7.93 (1H, s), 7.35 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.76 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, s), 4.41 (2H, brs), 4.23 (2H, d, J=13Hz), 2.80 (2H, td, J=13Hz, 2Hz), 2.67 (1H, t, J=11Hz), 2.13 (3H, s), 1.86 (2H, d, J=12Hz), 1.50 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例6)3−[1−(4−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(4−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、1.49g、6.00mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.07g、収率:69%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 7.95 (1H, d, J=5Hz), 6.67 (1H, s), 6.44 (1H, d, J=4Hz), 5.19 (1H, brs), 4.49-4.26 (4H, m), 2.84 (2H, t, J=12Hz), 2.70 (1H, brs), 2.21 (3H, s), 1.87 (2H, d, J=12Hz), 1.54-1.44 (2H, m)。
(参考例7)3−[1−(3−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(3−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2010/097576号パンフレットに記載された化合物、2.64g、10.64mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.20g、収率:80%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 8.09 (1H, d, J=5Hz), 7.48 (1H, d, J=7Hz), 6.90 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 5.24 (1H, s), 3.41 (2H, d, J=13Hz), 2.76 (2H, t, J=12Hz), 2.61 (1H, t, J=12Hz), 2.24 (3H, s), 1.92 (2H, d, J=12Hz), 1.69 (2H, tt, J=18Hz, 6Hz)。
(参考例8)3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸メチル(1.04g、3.61mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.10g、収率:98%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.72 (1H, t, J=8Hz), 7.14 (1H, d, J=9Hz), 6.99 (1H, d, J=7Hz), 5.21 (1H, brs), 4.36 (3H, d, J=12Hz), 2.95 (2H, t, J=12Hz), 2.75 (1H, brs), 1.91 (2H, d, J=12Hz), 1.51 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例9)1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸メチル
1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸(1.00g、3.65mmol)及び炭酸カリウム(800mg、5.79mmol)のDMF(10mL)溶液に、ヨウ化メチル(0.30mL、4.82mmol)を加え、室温で6時間撹拌した。反応液に水を加え、ジエチルエーテルで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−60/40(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.03g、収率:98%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.38 (1H, s), 7.61 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.65 (1H, d, J=9Hz), 4.33-4.28 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.10-3.05 (2H, m), 2.61 (1H, tt, J=11Hz, 4Hz), 2.04-1.98 (2H, m), 1.80-1.71 (2H, m)。
(参考例10)3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
無水アセトニトリル(0.60mL、11.5mmol)の無水THF(30mL)溶液にn−ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、4.00mL、10.8mmol)を−78℃で滴下した後、同温度で20分間攪拌した後、参考例9にて製造した1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸メチル(1.03g、3.57mmol)の無水THF(10mL)溶液を−78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(30mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(1.00mL、20.6mmol)を加え、加熱還流下3時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−94/6(グラジェント)]で精製し、標記化合物(880mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 8.39 (1H, s), 7.76 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.98 (1H, d, J=9Hz), 5.20 (1H, brs), 4.51-4.25 (4H, m), 3.01 (2H, t, J=12Hz), 2.78 (1H, brs), 1.90 (2H, d, J=12Hz), 1.49 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(参考例11)3−{1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.00g、3.31mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(765mg、収率:81%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.51 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 8.05 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.16 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 5.21 (1H, brs), 4.45 (2H, brs), 3.52 (2H, d, J=13Hz), 2.95 (2H, t, J=11Hz), 2.71-2.60 (1H, m), 1.92 (2H, d, J=11Hz), 1.65 (2H, dq, J=12Hz, 3Hz)。
(参考例12)3−{1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(2.00g、5.94mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.16g、収率:57%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.54 (1H, s), 8.17 (1H, d, J=2Hz), 5.21 (1H, brs), 4.55-4.36 (2H, m), 4.02 (2H, d, J=14Hz), 3.11-2.96 (2H, m), 2.73 (1H, t, J=12Hz), 1.93 (2H, t, J=11Hz), 1.67 (2H, dq, J=12Hz, 3Hz)。
(参考例13)1−(3−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
ピペリジン−4−カルボン酸エチル(2.45g、15.6mmol)及び2−ブロモ−3−クロロピリジン(1.50g、7.79mmol)のトルエン(30mL)溶液に、窒素雰囲気下、ナトリウムtert−ブトキシド(0.936g、9.74mmol)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(0.364g、0.585mmol)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.178g、0.195mmol)を加え、加熱還流下4時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=90/10]で精製し、標記化合物(0.813g、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.17 (1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.58 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 6.83 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.81-3.76 (2H, m), 2.92-2.85 (2H, m), 2.54-2.45 (1H, m), 2.05-1.85 (4H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例14)3−[1−(3−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例13にて製造された1−(3−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(813mg、3.03mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(667mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.19 (1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.60 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 6.85 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 5.53 (1H, s), 3.90-3.85 (2H, m), 2.95-2.88 (2H, m), 2.80-2.71 (1H, m), 2.06-2.00 (2H, m), 1.93-1.82 (2H, m)。
(参考例15)1−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
ピペリジン−4−カルボン酸エチル(2.00g、12.7mmol)及び2−クロロ−6−メトキシピリジン(1.48mL、12.7mmol)のDMF(10mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(2.16mL、12.7mmol)を加え、バイオタージ社製Initiator(登録商標)を用いて、150℃で、3時間マイクロ波を照射しながら攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=90/10]で精製し、標記化合物(365mg、収率:11%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.39 (1H, t, J=8Hz), 6.18 (1H, d, J=8Hz), 6.05 (1H, d, J=8Hz), 4.25-4.19 (2H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 3.86 (3H, s), 2.97-2.89 (2H, m), 2.55-2.47 (1H, m), 2.00-1.94 (2H, m), 1.81-1.71 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例16)3−[1−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例15にて製造された1−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(500mg、1.89mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(386mg、収率:75%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CD3OD) δ: 7.40 (1H, t, J=8Hz), 6.28 (1H, d, J=8Hz), 6.01 (1H, d, J=8Hz), 5.44 (1H, s), 4.39-4.33 (2H, m), 3.82 (3H, s), 2.92-2.85 (2H, m), 2.81-2.75 (1H, m), 1.98-1.91 (2H, m), 1.71-1.61 (2H, m)。
(参考例17)1−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(2.00g、8.85mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.12g、収率:42%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.29 (1H, d, J=5Hz), 6.81 (1H, s), 6.75 (1H, d, J=5Hz), 4.28-4.25 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.06-3.01 (2H, m), 2.60-2.54 (1H, m), 2.04-1.99 (2H, m), 1.81-1.72 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例18)3−{1−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例17にて製造された1−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.12g、3.70mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.02g、収率:89%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.29 (1H, d, J=5Hz), 6.82 (1H, s), 6.76 (1H, d, J=5Hz), 5.47 (1H, s), 4.44-4.37 (2H, m), 3.03-2.95 (2H, m), 2.88-2.79 (1H, m), 2.07-1.99 (2H, m), 1.75-1.64 (2H, m)。
(参考例19)1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
ピペリジン−4−カルボン酸エチル(2.00g、10.4mmol)、及び、2−ブロモ−5−クロロピリジン(2.00g、10.4mmol)のトルエン(50mL)溶液に、ナトリウム−t−ブトキシド(1.25g、13.0mmol)、2,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフチル(0.485g、0.779mmol)、及び、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.238g、0.260mmol)を加え、加熱還流下1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、トルエンで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=85/15]で精製し、標記化合物(1.47g、収率:53%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.10 (1H, d, J=3Hz), 7.40 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.60 (1H, d, J=9Hz), 4.18-4.10 (4H, m), 2.99-2.93 (2H, m), 2.55-2.49 (1H, m), 2.01-1.96 (2H, m), 1.80-1.71 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例20)3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
無水アセトニトリル(0.71mL、17.0mmol)の無水THF(60mL)溶液にn−ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、6.10mL、16.4mmol)を−78℃で滴下した後、同温度で20分間攪拌した後、参考例19で製造された1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.47g、5.47mmol)の無水THF(10mL)溶液を−78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸−メタノール混合溶液で2回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(20mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(0.795mL、16.4mmol)を加え、50℃で2時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチルに懸濁させ、不溶物をろ過し、減圧下にて、ろ液の溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=95/5−93/7(グラジェント)]で精製し、標記化合物(0.484g、収率:32%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.11 (1H, d, J=3Hz), 7.41 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.62 (1H, d, J=9Hz), 5.47 (1H, s), 4.32-4.26 (2H, m), 2.97-2.89 (2H, m), 2.84-2.75 (1H, m), 2.03-1.98 (2H, m), 1.74-1.64 (2H, m)。
(参考例21)1−(5−フルオロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、2−ブロモ−5−フルオロピリジン(2.35g、13.4mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.24g、収率67%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.04 (1H, d, J=3Hz), 7.26-7.22 (1H, m), 6.63 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 4.18-4.08 (4H, m), 2.96-2.89 (2H, m), 2.54-2.47 (1H, m), 2.02-1.97 (2H, m), 1.82-1.73 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例22)3−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例21にて製造された1−(5−フルオロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(2.24g、8.88mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.46g、収率:63%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.97 (1H, d, J=3Hz), 7.40-7.34 (1H, m), 6.84 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 5.44 (1H, s), 4.26-4.20 (2H, m), 2.94-2.87 (2H, m), 2.81-2.73 (1H, m), 2.00-1.93 (2H, m), 1.73-1.62 (2H, m)。
(参考例23)1−(キノリン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
1−(キノリン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩(1.14g、3.89mmol)、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(1.42g、11.6mmol)及びエタノール(546μL、9.34mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.79g、9.34mmol)を加えて、室温で一晩撹拌した。その後、減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、得られた残渣の酢酸エチル溶液を、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=95/5−60/40(グラジェント)]にて精製して、標記化合物(1.07g、収率:96%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.88 (1H, d, J=9Hz), 7.69 (1H, d, J=8Hz), 7.59 (1H, dd, J= 8Hz, 1Hz), 7.55-7.50 (1H, m), 7.25-7.19 (1H, m), 7.00 (1H, d, J=9Hz), 4.50-4.43 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.15-3.06 (2H, m), 2.62-2.54 (1H, m), 2.08-2.00 (2H, m), 1.86-1.75 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例24)3−[1−(キノリン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例23にて製造された1−(キノリン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.00g、3.52mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.01g、収率:98%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 8.94 (1H, br s), 8.01 (1H, d, J=9Hz), 7.68 (1H, d, J=8Hz), 7.56-7.48 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=9Hz), 7.25-7.18 (1H, m), 5.20 (1H, s), 4.61-4.54 (2H, m), 4.13 (2H, brs), 3.04-2.89 (2H, m), 2.83-2.73 (1H, m), 1.96-1.90 (2H, m), 1.60-1.50 (2H, m)。
(参考例25)1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、3−クロロ−6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン(WO2009/119537号パンフレットに記載された化合物、2.70g、15.6mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(3.05g、収率:67%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 7.02 (1H, d, J=10Hz), 6.77 (1H, d, J =10Hz), 5.44-5.37 (1H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 4.12-4.07 (2H, m), 3.03-2.97 (2H, m), 2.56-2.48 (1H, m), 2.03-1.98 (2H, m), 1.85-1.77 (2H, m), 1.37 (6H, d, J=6Hz), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例26)3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例25にて製造された1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(3.05g、10.4mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.53g、収率:80%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.35 (1H, d, J=10Hz), 6.91 (1H, d, J=10Hz), 5.45 (1H, s), 5.27-5.20 (1H, m), 4.21-4.16 (2H, m), 3.02-2.94 (2H, m), 2.85-2.75 (1H, m), 2.03-1.96 (2H, m), 1.77-1.67 (2H, m), 1.35 (6H, d, J=6Hz)。
(参考例27)4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 4−メチル 1−ベンジル(WO2007/111323号パンフレットに記載された化合物、15.80g、56.98mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(10.38g、収率:61%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.39-7.29 (5H, m), 5.44 (1H, s), 5.14 (2H, s), 4.65 (2H, brs), 4.32-4.17 (2H, m), 2.97-2.83 (2H, m), 2.77-2.68 (1H, m), 1.97-1.86 (2H, m), 1.66-1.52 (2H, m)。
(参考例28)4−{5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル
参考例28は、文献(Synth.Commun.、2008年、第38巻、第177−185頁)に記載された方法に従って行った。参考例27にて製造された4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(10.35g、34.4mmol)及び二炭酸ジ−tert−ブチル(11.29g、51.7mmol)のジクロロメタン(105mL)溶液に、三塩化ビスマス(0.543g、1.73mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40−40/60(グラジェント)]で精製して、標記化合物(12.26g、収率:89%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.39-7.28 (5H, m), 5.28-5.22 (3H, m), 5.14 (2H, s), 4.34-4.15 (2H, m), 2.95-2.71 (3H, m), 1.95-1.84 (2H, m), 1.71-1.49 (2H, m), 1.64 (9H, s)。
(参考例29)[3−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]カルバミン酸tert−ブチル
参考例28にて製造された4−{5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1H−ピラゾール−3−イル}ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル(12.25g、30.59mmol)のメタノール(130mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(M型、Wet品、2.50g)を加え、水素雰囲気下、室温で8時間攪拌した。反応液の触媒を濾別し、減圧下にて、得られた濾液の溶媒を留去して、標記化合物(8.50g)を得た。
MS (ESI) m/z: 267 (M+H)+
(参考例30){3−[1−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸tert−ブチル
参考例29にて製造された(3−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−5−イル)カルバミン酸tert−ブチル(0.600g、2.25mmol)及び2−クロロ−5−シアノピリジン(0.468g、3.38mmol)のN−メチルピロリジノン(12mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.18mL、6.76mmol)を加え、室温で71時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40−40/60(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.387g、収率:49%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.41-8.39 (1H, m), 7.59 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.64-6.60 (1H, m), 5.28-5.22 (3H, m), 4.51-4.45 (2H, m), 3.07-2.99 (2H, m), 2.95-2.87 (1H, m), 2.05-1.99 (2H, m), 1.69-1.60 (2H, m), 1.65 (9H, s)。
(参考例31)6−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−3−カルボニトリル
参考例30にて製造された{3−[1−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸tert−ブチル(0.381g、1.03mmol)のジクロロメタン(8mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(4mL)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液に1N水酸化ナトリウム水溶液を加え中和した後、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=90/10]で精製し、標記化合物(0.211g、収率:76%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.47-8.45 (1H, m), 7.81 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.97-6.93 (1H, m), 5.18 (1H, s), 4.56-4.32 (4H, m), 3.08-2.99 (2H, m), 2.83-2.72 (1H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.53-1.43 (2H, m)。
(参考例32)2−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−4−カルボニトリル
2−クロロ−5−シアノピリジンの代わりに、2−クロロ−4−シアノピリジン(0.390g、2.82mmol)を用いて、参考例30に記載された方法と同様に、60℃で2時間、更に100℃で6.5時間反応を行い、{3−[1−(4−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸tert−ブチルの粗生成物を得た。
{3−[1−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−イル}カルバミン酸tert−ブチルの代わりに、上記で得られた粗生成物を用いて、参考例31に記載した方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.119g、収率:24%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 8.27 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.33-7.31 (1H, m), 6.89 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 5.18 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 4.41-4.34 (2H, m), 3.00-2.91 (2H, m), 2.79-2.71 (1H, m), 1.92-1.85 (2H, m), 1.53-1.44 (2H, m)。
(参考例33)3−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン塩酸塩
4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(WO2011/045344号パンフレットに記載された化合物、13.5g、50.7mmol)の酢酸エチル(60mL)溶液に、氷冷下、塩酸(4Mジオキサン溶液、31.7mL、127mmol)を滴下し、室温で3時間攪拌した。反応液に酢酸エチル(40mL)を加えて10分間攪拌した後、得られた析出物をろ取して、標記化合物(12.5g、収率:100%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 9.06-8.85 (2H, m), 5.71 (1H, s), 3.34-3.26 (2H, m), 3.03-2.91 (3H, m), 2.11-2.03 (2H, m), 1.85-1.73 (2H, m)。
(参考例34)3−[1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
参考例33にて製造された3−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン塩酸塩(0.400g、1.67mmol)のジメチルスルホキシド(4mL)懸濁液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(0.750mL、5.02mmol)を加え、室温で10分間攪拌した。その後、3,6−ジクロロピリダジン(0.249g、1.67mmol)を加え、室温で1時間、60℃で4時間攪拌した。室温まで冷却後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=95/5−90/10(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.330g、収率:71%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, br s), 7.49 (1H, d, J=10Hz), 7.41 (1H, d, J=10Hz), 5.19 (1H, brs), 4.43 (2H, brs), 4.39-4.31 (2H, m), 3.05-2.98 (2H, m), 2.81-2.73 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.58-1.49 (2H, m)。
(参考例35)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−3−カルボニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、5−フルオロピリジン−3−カルボニトリル(0.204g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.167g、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 8.59 (1H, d, J=3Hz), 8.28 (1H, d, J=2Hz), 7.78 (1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 5.20 (1H, brs), 4.45 (2H, brs), 3.94-3.87 (2H, m), 2.93-2.85 (2H, m), 2.73-2.64 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.65-1.55 (2H, m)。
(参考例36)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−3−フルオロピリジン−2−カルボニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、3,5−ジフルオロピリジン−2−カルボニトリル(0.234g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で3時間反応を行い、標記化合物(0.276g、収率:58%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 8.32-8.30 (1H, m), 7.40 (1H, dd, J=14Hz, 2Hz), 5.19 (1H, s), 4.47 (2H, brs), 4.11-4.04 (2H, m), 3.13-3.05 (2H, m), 2.82-2.74 (1H, m), 1.95-1.87 (2H, m), 1.62-1.51 (2H, m)。
(参考例37)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−2−カルボニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、5−フルオロピリジン−2−カルボニトリル(0.133g、1.09mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に、室温で18時間反応を行った。反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した後、有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣に酢酸エチル及びヘキサンの混合溶媒を加え、析出固体をろ取して、標記化合物(0.121g、収率:54%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.17 (1H, brs), 8.43 (1H, d, J=3Hz), 7.72 (1H, d, J=9Hz), 7.38 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 5.21 (1H, br s), 4.36 (2H, brs), 4.07-3.97 (2H, m), 3.05-2.95 (2H, m), 2.80-2.68 (1H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.63-1.51 (2H, m)。
(参考例38)6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−メチルピリジン−3−カルボニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、6−クロロ−2−メチルピリジン−3−カルボニトリル(0.319g、2.09mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で4時間反応を行い、標記化合物(0.458g、収率:78%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.61 (1H, d, J=9Hz), 6.68 (1H, d, J=9Hz), 5.43 (1H, s), 4.61-4.53 (2H, m), 3.08-3.00 (2H, m), 2.92-2.83 (1H, m), 2.50 (3H, s), 2.00-1.94 (2H, m), 1.67-1.54 (2H, m)。
(参考例39)6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−クロロピリジン−3−カルボニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、2,6−ジクロロピリジン−3−カルボニトリル(0.217g、1.25mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.245g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.71 (1H, d, J=9Hz), 6.80 (1H, d, J=9Hz), 5.44 (1H, s), 4.55-4.46 (2H, m), 3.14-3.07 (2H, m), 2.94-2.83 (1H, m), 2.05-1.96 (2H, m), 1.68-1.56 (2H, m)。
(参考例40)6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−カルボニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、6−クロロピリジン−2−カルボニトリル(0.152g、1.10mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.150g、収率:51%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 7.67 (1H, dd, J=9Hz, 7Hz), 7.21 (1H, d, J=9Hz), 7.15 (1H, d, J=7Hz), 5.19 (1H, s), 4.42 (2H, br s), 4.35-4.28 (2H, m), 3.00-2.90 (2H, m), 2.79-2.70 (1H, m), 1.93-1.87 (2H, m), 1.55-1.44 (2H, m)。
(参考例41)3−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ベンゾニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、3−フルオロベンゾニトリル(253mg、2.09mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に130℃で3時間反応を行い、標記化合物(49.0mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CD3OD) δ: 7.38-7.34 (1H, m), 7.29-7.25 (2H, m), 7.10-7.07 (1H, m), 5.46 (1H, s), 3.86-3.80 (2H, m), 2.90-2.82 (2H, m), 2.79-2.70 (1H, m), 2.05-1.97 (2H, m), 1.82-1.71 (2H, m)。
(参考例42)3−[1−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.00g、3.84mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.93g、収率:85%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 7.39 (1H, d, J=8Hz), 7.28 (1H, d, J=8Hz), 7.14 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.00 (1H, td, J=7Hz, 1Hz), 5.21 (1H, brs), 4.39 (1H, brs), 4.20-4.13 (2H, m), 3.22-3.20 (2H, m), 2.84-2.69 (1H, m), 1.96-1.90 (2H, m), 1.66-1.54 (2H, m)。
(参考例43)3−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.00g、3.62mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.58g、収率:54%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.18 (1H, brs), 7.75 (1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.44 (1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.27 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.05 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 5.21 (1H, s), 4.40 (1H, br s), 4.09-4.02 (2H, m), 3.25 (2H, m), 2.78 (1H, m), 1.98-1.91 (2H, m), 1.68-1.56 (2H, m)。
(参考例44)3−[1−(6−メチルピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(6−メチルピラジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.00g、4.01mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.99g、収率:95%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.12 (1H, s), 7.69 (1H, s), 5.21 (1H, s), 4.45-4.25 (3H, m), 2.92 (2H, td, J=13Hz, 2Hz), 2.82-2.66 (1H, m), 2.29 (3H, s), 1.91-1.89 (2H, m), 1.57-1.46 (2H, m)。
(参考例45)3−[1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2005/19200号パンフレットに記載された化合物、0.470g、2.01mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(397mg、収率:81%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 8.32-8.29 (1H, m), 7.96 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.35-7.30 (1H, m), 7.21-7.17 (1H, m), 5.21 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 3.82-3.73 (2H, m), 2.83-2.73 (2H, m), 2.69-2.57 (1H, m), 1.96-1.87 (2H, m), 1.70-1.57 (2H, m)。
(参考例46)1−(6−メトキシピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、3−クロロ−6−メトキシピリダジン(6.00g、41.5mmol)を用いて、参考例13に記載した方法と同様に反応を行い、標記化合物(7.23g、収率:66%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.04 (1H, d, J=10Hz), 6.84 (1H, d, J=10Hz), 4.15 (2H, q, J=7Hz. 2Hz), 4.14-4.09 (2H, m), 4.03 (3H, s), 3.07-2.99 (2H, m), 2.57-2.50 (1H, m), 2.05-1.99 (2H, m), 1.86-1.77 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例47)3−[1−(6−メトキシピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例46にて製造された1−(6−メトキシピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(7.22g、27.2mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(4.82g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.40 (1H, d, J=10Hz), 7.00 (1H, d, J=10Hz), 5.19 (1H, s), 4.41 (2H, brs), 4.22-4.14 (2H, m), 3.89 (3H, s), 2.95-2.84 (2H, m), 2.76-2.64 (1H, m), 1.94-1.83 (2H, m), 1.62-1.49 (2H, m)。
(参考例48)3−[1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2011/41152号パンフレットに記載された化合物、4.93g、20.5mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(4.73g、収率:92%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.19 (1H, d, J=4Hz), 6.57 (1H, d, J=4Hz), 5.47 (1H, s), 5.00 (2H, brs), 4.10-4.02 (2H, m), 3.16-3.06 (2H, m), 2.83-2.74 (1H, m), 2.06-1.98 (2H, m), 1.85-1.72 (2H, m)。
(参考例49)3−[1−(4−メトキシピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(4−メトキシピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸メチル(0.500g、1.99mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.549g、収率:100%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.05 (1H, d, J=6Hz), 5.98 (1H, d, J=6Hz), 5.47 (1H, s), 4.87-4.76 (2H, m), 4.72 (2H, brs), 3.89 (3H, s), 3.01-2.92 (2H, m), 2.87-2.78 (1H, m), 2.03-1.96 (2H, m), 1.69-1.58 (2H, m)。
(参考例50)1−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−メトキシピリジン(1.000g、5.319mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.906g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.81-7.78 (1H, m), 7.29 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.67 (1H, dd, J=9Hz, 1Hz), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.89 (3H, s), 3.47-3.41 (2H, m), 2.77-2.69 (2H, m), 2.45-2.36 (1H, m), 2.08-1.99 (2H, m), 1.96-1.84 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例51)3−[1−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例50にて製造された1−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(0.900g、3.41mmol)を用いて、参考例4に記載された方法を用いて同様に反応を行い、標記化合物(0.917g、収率:99%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.80-7.78 (1H, m), 7.45 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.70 (1H, dd, J=9Hz, 1Hz), 5.22 (1H, brs), 4.37 (2H, brs), 3.77 (3H, s), 3.57-3.51 (2H, m), 2.70-2.63 (2H, m), 2.60-2.52 (1H, m), 1.95-1.88 (2H, m), 1.72-1.62 (2H, m)。
(参考例52)1−(4−シアノフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸メチル
1−(4−シアノフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸(1.13g、4.91mmol)のTHF(13mL)及びメタノール(6.5mL)(2:1,v/v)混合液に、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(2.0Mヘキサン溶液、2.7mL、5.40mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に酢酸(適量)を加えて反応を停止した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=80/20]で精製して、標記化合物(1.06g、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.50-7.46 (2H, m), 6.88-6.84 (2H, m), 3.83-3.76 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.02-2.94 (2H, m), 2.60-2.51 (1H, m), 2.06-1.99 (2H, m), 1.88-1.77 (2H, m)。
(参考例53)4−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ベンゾニトリル
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例52にて製造された1−(4−シアノフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸メチル(1.052g、4.306mmol)を用いて、参考例4に記載された方法を用いて同様に反応を行い、標記化合物(1.000g、収率:87%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.57-7.52 (2H, m), 7.05-7.00 (2H, m), 5.19 (1H, brs), 4.35 (2H, brs), 3.99-3.90 (2H, m), 2.99-2.89 (2H, m), 2.78-2.65 (1H, m), 1.94-1.84 (2H, m), 1.62-1.49 (2H, m)。
(参考例54)3−[1−(5−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(5−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(US2011/53948号パンフレットに記載された化合物、0.847g、3.20mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.821g、収率:94%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.10 (1H, brs), 7.87-7.85 (1H, m), 7.23 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.82 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, brs), 4.40 (2H, brs), 4.18-4.09 (2H, m), 3.72 (3H, s), 2.81-2.72 (2H, m), 2.69-2.58 (1H, m), 1.91-1.82 (2H, m), 1.59-1.47 (2H, m)。
(参考例55)3−[1−(4−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(4−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2010/97576号パンフレットに記載された化合物、0.704g、2.66mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.723g、収率:99%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.11 (1H, brs), 7.91 (1H, d, J=6Hz), 6.28 (1H, d, J=2Hz), 6.24 (1H, dd, J=6Hz, 2Hz), 5.18 (1H, s), 4.43 (2H, brs), 4.34-4.26 (2H, m), 3.77 (3H, s), 2.87-2.79 (2H, m), 2.73-2.64 (1H, m), 1.90-1.83 (2H, m), 1.55-1.44 (2H, m)。
(参考例56)1−(5−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、3−ブロモ−5−メトキシピリジン(1.000g、5.32mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.010g、収率:72%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.96 (1H, d, J=2Hz), 7.81 (1H, d, J=2Hz), 6.71-6.69 (1H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.84 (3H, s), 3.68-3.62 (2H, m), 2.90-2.82 (2H, m), 2.50-2.43 (1H, m), 2.07-2.00 (2H, m), 1.91-1.82 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例57)3−[1−(5−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例56にて製造された1−(5−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.003g、3.80mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.881g、収率:85%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.92 (1H, d, J=2Hz), 7.70 (1H, d, J=2Hz), 6.87-6.84 (1H, m), 5.21 (1H, s), 4.45 (2H, brs), 3.82-3.75 (2H, m), 3.79 (3H, s), 2.83-2.75 (2H, m), 2.67-2.59 (1H, m), 1.95-1.88 (2H, m), 1.68-1.58 (2H, m)。
(参考例58)3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(0.276g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で92時間反応を行い、標記化合物(0.343g、収率:66%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 8.43 (1H, d, J=3Hz), 7.61 (1H, d, J=9Hz), 7.44 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 5.20 (1H, s), 4.41 (2H, brs), 4.00-3.93 (2H, m), 2.99-2.91 (2H, m), 2.76-2.67 (1H, m), 1.96-1.89 (2H, m), 1.66-1.56 (2H, m)。
(参考例59)6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−4−メチルピリジン−3−カルボニトリル
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、6−クロロ−4−メチルピリジン−3−カルボニトリル(0.255g、1.67mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に室温で67時間反応を行い、標記化合物(0.410g、収率:87%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.37 (1H, s), 6.89 (1H, s), 5.18 (1H, s), 4.54-4.39 (4H, m), 3.06-2.98 (2H, m), 2.83-2.75 (1H, m), 2.33 (3H, s), 1.92-1.86 (2H, m), 1.52-1.42 (2H, m)。
(実施例1)4−ヒドロキシ−3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
参考例3にて製造された3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン(648mg、2.67mmol)の酢酸(10mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(1.50g、8.15mmol)を加え、60℃で2時間30分攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−96/4(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40−0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(430mg、収率:42%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.21 (2H, dd, J=9Hz, 7Hz), 6.96 (2H, d, J=8Hz), 6.77 (1H, t, J=7Hz), 6.72 (1H, s), 3.79 (2H, d, J=10Hz), 3.16-3.07 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.69-2.61 (2H, m), 1.96-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 381 (M+H)+
(実施例2)4−ヒドロキシ−3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例2にて製造された3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(130mg、0.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−88/12(グラジェント)]で精製し、更に、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40−0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(35mg、収率:17%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.10 (1H, d, J=5Hz), 7.53-7.49 (1H, m), 6.85 (1H, d, J=9Hz), 6.74 (1H, s), 6.60 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 4.45 (2H, d, J=13Hz), 3.28-3.17 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.81-2.69 (3H, m), 1.92-1.62 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 382 (M+H)+
(実施例3)4−ヒドロキシ−3−[1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例4にて製造した3−[1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.52g、5.91mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(900mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.40 (1H, dd, J=9Hz, 7Hz), 6.74 (1H, s), 6.63 (1H, d, J=9Hz), 6.47 (1H, d, J=7Hz), 4.46 (2H, d, J=13Hz), 3.26-3.17 (1H, m), 3.17 (3H, s), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.77-2.68 (3H, m), 1.91-1.64 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+
(実施例4)4−ヒドロキシ−3−[1−(5−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例5にて製造された3−[1−(5−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(480mg、1.87mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=50/50−0/100(グラジェント)]で精製し、酢酸エチルから再結晶して、標記化合物(183mg、収率:25%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.98 (1H, d, J=2Hz), 7.39 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 4.40 (2H, d, J=10Hz), 3.28-3.19 (1H, m), 2.92 (1H, d, J=17Hz), 2.79-2.72 (3H, m), 2.17 (3H, s), 1.92-1.65 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+
(実施例5)4−ヒドロキシ−3−[1−(4−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例6にて製造した3−[1−(4−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.07g、4.16mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(570mg、収率:35%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.96 (1H, d, J=5Hz), 6.73 (1H, s), 6.69 (1H, s), 6.45 (1H, d, J=5Hz), 4.48-4.41 (2H, m), 3.18-3.15 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.80-2.70 (3H, m), 2.21 (3H, s), 1.90-1.63 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+
(実施例6)4−ヒドロキシ−3−[1−(3−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例7にて製造した3−[1−(3−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(2.15g、8.36mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=50/50−0/100(グラジェント)]で精製し、メタノール−酢酸エチル混合溶媒で洗浄して、標記化合物(1.08g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.32 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.10 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.50 (1H, d, J=6Hz), 6.91 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 6.72 (1H, s), 3.50 (2H, d, J=10Hz), 3.13 (1H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.75-2.63 (3H, m), 2.27 (3H, s), 1.96-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 396 (M+H)+
(実施例7)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例8にて製造した3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(1.10g、3.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(810mg、収率:51%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.76 (1H, t, J=8Hz), 7.18 (1H, d, J=9Hz), 7.02 (1H, d, J=7Hz), 6.78 (1H, s), 4.52 (2H, d, J=12Hz), 3.29 (1H, brs), 2.96-2.86 (3H, m), 2.75 (1H, d, J=17Hz), 1.94 (1H, d, J=12Hz), 1.79-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+
(実施例8)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
参考例10にて製造した3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(880mg、2.83mmol)の酢酸(10mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(1.50g、8.15mmol)を加え、60℃で2時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−96/4(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=60/40−0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(610mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.42 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.00 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 4.58 (2H, s), 2.98-2.87 (4H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.90 (1H, d, J=12Hz), 1.75-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+
(実施例9)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例11にて製造した3−{1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(765mg、2.46mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(440mg、収率:40%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.34 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.53 (1H, d, J=4Hz), 8.06 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.17 (1H, dd, J=7Hz, 5Hz), 6.73 (1H, s), 3.65-3.57 (2H, m), 3.16 (1H, t, J=12Hz), 2.94-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.97-1.73 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+
(実施例10)3−{1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例12にて製造した3−{1−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(1.16g、3.36mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(703mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.31 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.57 (1H, dd, J=2Hz
, 1Hz), 8.19 (1H, d, J=2Hz), 6.76 (1H, s), 4.20-4.12 (2H, m), 3.30-3.21 (1H, m), 2.98-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.75 (4H, m);
MS (FAB) m/z: 484 (M+H)+
(実施例11)3−[1−(3−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例14にて製造された3−[1−(3−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(667mg、2.40mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(165mg、収率:17%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.33 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.23 (1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.80 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.00 (1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 6.74 (1H, s), 3.88-3.81 (2H, m), 3.21-3.12 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.82-2.69 (3H, m), 1.98-1.86 (3H, m), 1.80-1.74 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 416 (M+H)+
(実施例12)4−ヒドロキシ−3−[1−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例16にて製造された3−[1−(6−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.386g、1.41mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(324mg、収率:56%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 6.54 (1H, s), 6.42 (1H, d, J=9Hz), 4.48-4.38 (2H, m), 3.76 (3H, s), 3.28-3.20 (1H, m), 2.92-2.70 (4H, m), 1.92-1.86 (1H, m), 1.78-1.67 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+
(実施例13)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例18にて製造された3−{1−[4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(1.02g、3.28mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.645g、収率44%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.33 (1H, d, J=5Hz), 7.12 (1H, s), 6.85 (1H, d, J=5Hz), 6.75 (1H, s), 4.61-4.52 (2H, m), 3.33-3.23 (1H, m), 2.95-2.85 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92-1.86 (1H, m), 1.77-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+
(実施例14)3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
参考例20にて製造された3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.484g、1.74mmol)の酢酸(8mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(1.28g、6.97mmol)を加え、60℃で1.5時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−95/5(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=20/80−0/100(グラジェント)]で精製し、標記化合物(0.283g、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.11 (1H, d, J=3Hz), 7.59 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.91 (1H, d, J=9Hz), 6.75 (1H, s), 4.46-4.38 (2H, m), 3.28-3.20 (1H, m), 2.93-2.79 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.89-1.83 (1H, m), 1.75-1.61 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 416 (M+H)+
(実施例15)3−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例22にて製造された3−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.46g、5.59mmol)を用いて、実施例1に記載した方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲル、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−95/5(グラジェント)]で精製した。得られた粗生成物に酢酸エチルを加えた懸濁液を攪拌し、析出固体をろ取して、標記化合物(0.647g、収率:29%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.09 (1H, d, J=3Hz), 7.50 (1H, ddd, J=10Hz, 7Hz, 2Hz), 6.90 (1H, dd, J=10Hz, 3Hz), 6.73 (1H, s), 4.39-4.33 (2H, m), 3.25-3.16 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.82-2.68 (3H, m), 1.90-1.84 (1H, m), 1.80-1.63 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 400 (M+H)+
(実施例16)4−ヒドロキシ−3−[1−(キノリン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例24にて製造された3−[1−(キノリン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.01g、3.44mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(415mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.03 (1H, d, J=9Hz), 7.69 (1H, d, J=8Hz), 7.57-7.49 (2H, m), 7.29 (1H, d, J=9Hz), 7.22-7.17 (1H, m), 6.75 (1H, s), 4.76-4.69 (2H, m), 3.18-3.13 (1H, m), 2.96-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.97-1.89 (1H, m), 1.80-1.67 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 432 (M+H)+
(実施例17)4−ヒドロキシ−3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例26にて製造された3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(2.53g、8.37mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣にエタノールを加えた懸濁液を70℃で2時間攪拌し、室温まで冷却後、生じた析出固体をろ取して、標記化合物(1.16g、収率:32%)得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.40 (1H, d, J=10Hz), 6.94 (1H, d, J=10Hz), 6.73 (1H, s), 5.28-5.21 (1H, m), 4.35-4.28 (2H, m), 3.28-3.18 (1H, m), 2.93-2.77 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.67 (4H, m), 1.31 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 441 (M+H)+
(実施例18)4−ヒドロキシ−3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン塩酸塩
実施例17にて製造された4−ヒドロキシ−3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(100mg、0.227mmol)のエタノール(2mL)懸濁液に、室温で1N塩酸(0.295mL、0.295mmol)を滴下した。その後減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、得られた残渣にTHFを加えた懸濁液を攪拌し、生じた析出固体をろ取して、標記化合物(88.0mg、81%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.55 (1H, s), 8.06-7.99 (1H, m), 7.60-7.52 (1H, m), 6.82 (1H, s), 5.15-5.09 (1H, m), 4.37-4.30 (2H, m), 3.39-3.32 (1H, m), 3.30-3.19 (2H, m), 2.92 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.01-1.95 (1H, m), 1.89-1.74 (3H, m), 1.36 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 441 (M+H)+
(実施例19)5−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−2−カルボニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例37にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−2−カルボニトリル(121mg、0.451mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、反応液にエタノール(2mL)を加えた懸濁液を30分間攪拌し、生じた析出固体をろ取して、標記化合物(68.5mg、収率37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.45 (1H, d, J=3Hz), 7.75 (1H, d, J=9Hz), 7.40 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.75 (1H, s), 4.20-4.11 (2H, m), 3.32-3.22 (1H, m), 3.02-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.86 (1H, m), 1.83-1.68 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+
(実施例20)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}2−メチルピリジン−3−カルボニトリル
5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−2−カルボニトリルの代わりに、参考例38にて製造された6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−メチルピリジン−3−カルボニトリル(0.458g、1.62mmol)を用いて、実施例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.195g、収率29%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.77 (1H, d, J=9Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.76 (1H, s), 4.65-4.58 (2H, m), 3.33-3.25 (1H, m), 2.97-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz),2.47 (3H, s), 1.94-1.88 (1H, m), 1.76-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 421 (M+H)+
(実施例21)2−クロロ−6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−3−カルボニトリル
5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−2−カルボニトリルの代わりに、参考例39にて製造された6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−クロロピリジン−3−カルボニトリル(0.245g、0.809mmol)を用いて、実施例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.131g、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.95 (1H, d, J=9Hz), 6.99 (1H, d, J=9Hz), 6.77 (1H, s), 4.56-4.47 (2H, m), 3.37-3.28 (1H, m), 3.08-2.98 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.90 (1H, m), 1.78-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 441 (M+H)+
(実施例22)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−2−カルボニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例40にて製造された6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−カルボニトリル(0.150g、0.559mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に2時間反応を行い得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=40/60−20/80(グラジェント)]で精製し、標記化合物(0.112g、収率:49%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.69 (1H, dd, J=9Hz, 7Hz), 7.23 (1H, d, J=9Hz), 7.17 (1H, d, J=7Hz), 6.76 (1H, s), 4.50-4.43 (2H, m), 3.32-3.23 (1H, m), 2.94-2.84 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.93-1.87 (1H, m), 1.76-1.61 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+
(実施例23)3−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ベンゾニトリル
6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−カルボニトリルの代わりに、参考例41にて製造された3−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ベンゾニトリル(65.0mg、0.243mmol)を用いて、実施例22に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(41.5mg、収率:42%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.41-7.35 (2H, m), 7.32-7.29 (1H, m), 7.15-7.12 (1H, m), 6.74 (1H, s), 3.97-3.91 (2H, m), 3.21-3.12 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.81-2.68 (3H, m), 1.94-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 406 (M+H)+
(実施例24)3−[1−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例42にて製造された3−[1−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.93g、3.28mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.50g、収率:36%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.42 (1H, d, J=8Hz), 7.30 (1H, d, J=8Hz), 7.16 (1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.02 (1H, td, J=7Hz, 1Hz), 6.77 (1H, s), 4.27-4.25 (2H, m), 3.32-3.25 (1H, m), 3.21-3.13 (2H, m), 2.90 (1H, d, J= 17 Hz), 2.73 (1H, d, J= 17 Hz), 1.98-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 422 (M+H)+
(実施例25)3−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例43で製造した3−[1−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.58g、1.94mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=97/3−80/20(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.40g、収率:47%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.76 (1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.46-7.45 (1H, m), 7.30-7.25 (1H, m), 7.09-7.04 (1H, m), 6.78 (1H, s), 4.20-4.11 (2H, m), 3.32-3.18 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.73 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 438 (M+H)+
(実施例26)4−ヒドロキシ−3−[1−(6−メチルピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例44にて製造した3−[1−(6−メチルピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.99g、3.83mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−90/10(グラジェント)]で精製し、標記化合物(571mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.14 (1H, s), 7.70 (1H, s), 6.75 (1H, s), 4.51-4.49 (2H, m), 3.31-3.21 (1H, m), 2.93-2.81 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.30 (3H, s), 1.94-1.61 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 397 (M+H)+
(実施例27)4−ヒドロキシ−3−[1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例45にて製造された3−[1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.393g、1.62mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(103mg、収率:17%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.33 (1H, d, J=3Hz), 7.98 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.37-7.33 (1H, m), 7.21 (1H, dd, J=9Hz, 5Hz), 6.73 (1H, s), 3.91-3.84 (2H, m), 3.19-3.11 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.77-2.72 (2H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 382 (M+H)+
(実施例28)4−ヒドロキシ−3−[1−(6−メトキシピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例47にて製造された3−[1−(6−メトキシピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(4.81g、17.5mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行った後、減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、トルエンで2回共沸した。得られた固体にエタノール(100mL)を加えた懸濁液を60℃で1時間攪拌した。室温まで冷却後、濾取した固体に再度エタノール(100mL)を加え、更に100℃で3時間攪拌した。室温まで冷却後、固体を濾取した。得られた固体を再々度エタノール(100mL)に懸濁し、100℃で2時間攪拌した。室温まで冷却後、固体を濾取して、標記化合物(2.04g、収率:28%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.42 (1H, d, J=10Hz), 7.03 (1H, d, J=10Hz), 6.73 (1H, s), 4.36-4.29 (2H, m), 3.90 (3H, s), 3.27-3.20 (1H, m), 2.93-2.79 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.68 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 413 (M+H)+
(実施例29)4−ヒドロキシ−3−[1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例48にて製造された3−[1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.438g、1.76mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.086g、収率:13%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.15 (1H, d, J=4Hz), 6.81 (1H, d, J=4Hz), 6.75 (1H, s), 4.05-3.96 (2H, m), 3.27-3.17 (1H, m), 3.08-2.98 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.94-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 388 (M+H)+
(実施例30)4−ヒドロ−3−[1−(4−メトキシピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例49にて製造された3−[1−(4−メトキシピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.536g、1.95mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.305g、収率:38%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.09 (1H, d, J=6Hz), 6.74 (1H, s), 6.05 (1H, d, J=6Hz), 4.85-4.77 (2H, m), 3.84 (3H, s), 3.32-3.22 (1H, m), 2.93-2.81 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.92-1.85 (1H, m), 1.75-1.57 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 413 (M+H)+
(実施例31)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−3−カルボニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例31にて製造された6−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−3−カルボニトリル(0.206g、0.768mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲル、溶出溶媒:酢酸エチル]で精製し、析出固体を濾取し、酢酸エチルで洗浄して、標記化合物(0.037g、収率:12%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.50-8.48 (1H, m), 7.84 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.00-6.96 (1H, m), 6.75 (1H, s), 4.65-4.56 (2H, m), 3.37-3.29 (1H, m), 3.01-2.93 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.94-1.87 (1H, m), 1.77-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+
(実施例32)4−ヒドロキシ−3−[1−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例51にて製造された3−[1−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.913g、3.34mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.345g、収率:25%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.82-7.80 (1H, m), 7.47 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.73-6.70 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.65-3.59 (2H, m), 3.12-3.04 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.66-2.59 (2H, m), 1.96-1.81 (3H, m), 1.78-1.72 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+
(実施例33)2−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−4−カルボニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例32にて製造された2−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−4−カルボニトリル(0.114g、0.425mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、得られた残渣を薄層シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒:酢酸エチル/メタノール=92/8]、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=50/50−0/100(グラジェント)]で精製して、標記化合物(0.080g、収率:46%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.29 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.37-7.34 (1H, m), 6.91 (1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 6.74 (1H, s), 4.56-4.48 (2H, m), 3.32-3.25 (1H, m), 2.93-2.85 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.75-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+
(実施例34)3−[1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例34にて製造された3−[1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.323g、1.16mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.158g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.52 (1H, d, J=10Hz), 7.43 (1H, d, J=10Hz), 6.73 (1H, s), 4.52-4.45 (2H, m), 3.35-3.26 (1H, m), 3.00-2.85 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.86 (1H, m), 1.81-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 417 (M+H)+
(実施例35)4−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ベンゾニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例53にて製造された4−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ベンゾニトリル(0.994g、3.72mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行った後、反応液にエタノール(60mL)を加え、析出した固体を濾取した。得られた固体にエタノール(50mL)を加えた懸濁液を100℃で2時間攪拌し、室温まで冷却後、析出した固体を濾取して、標記化合物(0.668g、収率:44%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.59-7.54 (2H, m), 7.06-7.02 (2H, m), 6.71 (1H, s), 4.12-4.02 (2H, m), 3.29-3.19 (1H, m), 2.94-2.84 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.93-1.67 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 406 (M+H)+
(実施例36)4−ヒドロキシ−3−[1−(5−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例54にて製造された3−[1−(5−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.815g、2.98mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.460g、収率:38%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.47 (1H, s), 7.87 (1H, d, J=3Hz), 7.25 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.83 (1H, d, J=9Hz), 6.69 (1H, s), 4.31-4.23 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.21-3.12 (1H, m), 2.88 (1H, d, J=17Hz), 2.75-2.63 (3H, m), 1.91-1.65 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+
(実施例37)5−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−3−カルボニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例35にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ピリジン−3−カルボニトリル(0.161g、0.600mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.080g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.61 (1H, d, J=3Hz), 8.30 (1H, d, J=2Hz), 7.81-7.79 (1H, m), 6.73 (1H, s), 4.07-3.99 (2H, m), 3.25-3.17 (1H, m), 2.92-2.82 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+
(実施例38)3−フルオロ−5−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−2−カルボニトリル
4−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]ベンゾニトリルの代わりに、参考例36にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−3−フルオロピリジン−2−カルボニトリル(0.270g、0.943mmol)を用いて、実施例35に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.128g、収率:32%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.36-8.33 (1H, m), 7.44 (1H, dd, J=14Hz, 2Hz), 6.74 (1H, s), 4.25-4.16 (2H, m), 3.35-3.26 (1H, m), 3.11-3.01 (2H, m), 2.88 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.86 (1H, m), 1.84-1.68 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 425 (M+H)+
(実施例39)4−ヒドロキシ−3−[1−(4−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例55にて製造された3−[1−(4−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.716g、2.62mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.407g、収率:38%)を白色固体として得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.92 (1H, d, J=6Hz), 6.72 (1H, s), 6.30 (1H, d, J=2Hz), 6.25 (1H, dd, J=6Hz, 2Hz), 4.48-4.41 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.26-3.18 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.79-2.70 (3H, m), 1.90-1.84 (1H, m), 1.78-1.62 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+
(実施例40)4−ヒドロキシ−3−[1−(5−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例57にて製造された3−[1−(5−メトキシピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(0.870g、3.18mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.495g、収率:38%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.94 (1H, d, J=2Hz), 7.71 (1H, d, J=2Hz), 6.89-6.87 (1H, m), 6.72 (1H, s), 3.93-3.86 (2H, m), 3.80 (3H, s), 3.20-3.11 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.79-2.70 (3H, m), 1.94-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 412 (M+H)+
(実施例41)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例58にて製造された3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(0.338g、1.09mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.228g、収率:47%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.26 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.45 (1H, d, J=3Hz), 7.64 (1H, d, J=9Hz), 7.46 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 6.74 (1H, s), 4.14-4.05 (2H, m), 3.30-3.21 (1H, m), 2.97-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.94-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+
(実施例42)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−4−メチルピリジン−3−カルボニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例59にて製造された6−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−4−メチルピリジン−3−カルボニトリル(0.405g、1.43mmol)を用いて、実施例35に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(0.179g、収率:30%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.40 (1H, s), 6.92 (1H, s), 6.74 (1H, s), 4.65-4.55 (2H, m), 3.36-3.27 (1H, m), 3.00-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.34 (3H, s), 1.93-1.87 (1H, m), 1.76-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 421 (M+H)+
(参考例60)4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン塩酸塩
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(WO2011/045344号パンフレットに記載された化合物、1g、4.42mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、固体(1.27g、収率:71%)を得た。
得られた固体(400mg、0.989mmol)の1,4−ジオキサン(1mL)溶液に、0℃にて4N塩酸−ジオキサン溶液(0.742mL、2.97mmol)を加え、室温下にて80分間撹拌した。反応液にヘキサンを加えて得られた析出物をろ取して、標記化合物(366mg、定量的)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 10.55 (1H, s), 9.00-8.89 (1H, m), 8.67-8.51 (1H, m), 6.85 (1H, br s), 3.41-3.29 (2H, m), 3.27-3.15 (1H, m), 3.05-2.87 (2H, m), 2.92 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.11-1.72 (4H, m)。
(実施例43)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリダジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
参考例60にて製造された4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン塩酸塩(100mg,0.293mmol)のジメチルスルホキシド(0.5mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(59.8μL、0.352mmol)及び3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジン(80.2mg、0.439mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和塩化アンモニウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−90/10(グラジェント)]で精製して、標記化合物(39.8mg、収率:30%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.81 (1H, d, J=10Hz), 7.46 (1H, d, J=10Hz), 6.76 (1H, s), 4.72-4.61 (2H, m), 3.42-3.34 (1H, m), 3.12-3.01 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.89 (1H, m), 1.80-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+
(実施例44)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリミジン(80.3mg、0.440mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(45.2mg、収率:34%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.73-8.71 (2H, m), 6.76 (1H, s), 4.92-4.81 (2H, m), 3.39-3.33 (1H, m), 3.07-2.97 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.97-1.90 (1H, m), 1.80-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+
(参考例61)1−[6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに、1−[6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−カルボン酸(1.07g、3.89mmol)を、ヨウ化メチルの代わりに、ヨウ化エチル(0.42mL、5.22mmol)を用いて、参考例9に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.06g、収率:90%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.62 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.09 (2H, q, J=7Hz), 3.18-3.11 (2H, m), 2.61 (1H, tt, J=11Hz, 4Hz), 2.04-1.97 (3H, m), 1.77-1.68 (2H, m), 1.24 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例62)3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例61にて製造された1−[6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.06g、3.50mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(512mg、収率:47%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.90 (1H, br s), 8.57 (1H, s), 7.25 (1H, s), 5.17 (1H, brs), 4.34 (1H, brs), 4.13-4.04 (2H, m), 3.14-3.00 (2H, m), 2.79 (1H, brs), 1.92-1.84 (2H, m), 1.46 (2H, dq, J=12Hz, 4Hz)。
(実施例45)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例62にて製造された3−{1−[6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(512mg、1.64mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(335mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.64 (1H, s), 7.33 (1H, s), 6.79 (1H, s), 3.68-3.36 (3H, m), 3.03 (2H, brs), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93 (1H, d, J=11Hz), 1.75-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+
(実施例46)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピラジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピラジン(135mg、0.440mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(141mg、収率:76%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.50 (2H, m), 6.77 (1H, s), 4.64-4.61 (2H, m), 3.42-3.35 (1H, m), 3.05 (2H, t, J=14Hz), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92 (1H, d, J=12Hz), 1.79-1.65 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+
(実施例47)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール(140mg、0.742mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(145mg、収率:69%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.54 (1H, s), 6.80 (1H, s), 4.04 (2H, dd, J=13Hz, 6Hz), 3.44-3.30 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.96-1.76 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 457 (M+H)+
(実施例48)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[4−(トリフルオロメチル)1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(以下、化合物48−aとする)
及び3−{1−[4,4’−ビス(トリフルオロメチル)−2,5’−ビ−1,3−チアゾール−2’−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(以下、化合物48−bとする)
2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)チアゾール(3.05g、18.14mmol)のアセトニトリル溶液(80mL)に塩化銅(II)(2.90g、21.57mmol)を加え、亜硝酸イソアミル(3.60mL、27.04mmol)を0℃で滴下し、室温で1時間、50℃で2時間攪拌した。その後減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−70/30(グラジェント)]で精製し、油状物(1.12g)を得た。
得られた油状物(55mg)のジメチルスルホキシド(2mL)溶液に、参考例60にて製造した4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(62mg、0.18mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(40μL、0.24mmol)を加え、室温で5時間、さらに0℃で2時間30分攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=70/30−10/90(グラジェント)]で精製して、標記化合物48−a(6mg、収率:6%)及び化合物48−b(18mg、収率:16%)を得た。
化合物48−a
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.54 (1H, s), 6.79 (1H, s), 4.05-3.96 (2H, m), 3.40-3.20 (1H, m), 3.14 (2H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 456 (M+H)+
化合物48−b
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.54 (1H, s), 8.61 (1H, s), 6.80 (9H, s), 4.10 (2H, d, J=13Hz), 3.33-3.18 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.99-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 607 (M+H)+
(実施例49)(−)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン、及び(+)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例8にて製造された4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(180mg、0.401mmol)のTHF−ヘキサン(1/1)(60mL)混合溶液を6回に分け、フラッシュLC[SP1;Biotage社製、カラム:Chiralflash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル化学工業製、溶出溶媒:THF/ヘキサン=50/50、流速:10mL/分]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物49−1とする)(83.0mg、収率:46%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物49−2とする)(81.5mg、収率:45%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル化学工業製、溶出溶媒:THF/ヘキサン=50/50]を用いて測定した。
化合物49−1:
光学純度99%以上(保持時間:3.4分);
[α]D 25= -10°(DMF, c=1.04)。
化合物49−2:
光学純度99%以上(保持時間:6.0分)
[α]D 25= +10°(DMF, c=1.02)。
(実施例50)(−)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン、及び、(+)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例14にて製造された3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(220mg、0.529mmol)の酢酸エチル(2mL)、及び、メタノール(2mL)混合溶液をシリカゲルに吸着させ後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をカラムに充填し、フラッシュLC[SP1;Biotage社製、カラム:Chiral flash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル社製、溶出溶媒:2−プロパノール(以下、IPAとする)/ヘキサン=20/80−30/70(グラジェント)、流速:12mL/min]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物50−1とする)(93.0mg、収率:42%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物50−2とする)(91.0mg、収率:41%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=40/60]を用いて測定した。
化合物50−1:
光学純度99%以上(保持時間:3.7分);
[α]D 25 = -14°(DMF, c=1.01)。
化合物50−2:
光学純度99%以上(保持時間:7.3分)
[α]D 25 = +14°(DMF, c=1.00)。
(参考例63)1−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、2−ブロモ−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン(J.Med.Chem.,2010年,第53巻,第8421−8439頁に記載された化合物、1.00g、4.46mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(544mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.08 (1H, d, J=3Hz), 7.34 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.67 (1H, d, J=9Hz), 6.42 (1H, t, J=74Hz), 4.22-4.17 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7Hz), 3.04-2.97 (2H, m), 2.59-2.52 (1H, m), 2.06-2.00 (2H, m), 1.84-1.75 (2H, m), 1.29 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例64)3−{1−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例63にて製造された1−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(526mg、1.75mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(462mg、収率:85%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, brs), 8.00 (1H, d, J=3Hz), 7.42 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.03 (1H, t, J=74Hz), 6.89 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, brs), 4.39 (2H, brs), 4.30-4.22 (2H, m), 2.92-2.84 (2H, m), 2.74-2.66 (1H, m), 1.91-1.85 (2H, m), 1.56-1.46 (2H, m)。
(実施例51)3−{1−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例64にて製造された3−{1−[5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(458mg、1.48mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(300mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.49 (1H, s), 8.02 (1H, d, J=3Hz), 7.44 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.05 (1H, t, J=74Hz), 6.91 (1H, d, J=9Hz), 6.72 (1H, s), 4.44-4.36 (2H, m), 3.27-3.19 (1H, m), 2.92-2.86 (1H, m), 2.84-2.77 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.79-1.63 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 448 (M+H)+
(参考例65)1−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、2−ブロモ−5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン(WO2009/81789号パンフレットに記載された化合物、1.00g、4.63mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(803mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.91 (1H, d, J=3Hz), 7.18-7.13 (1H, m), 6.66 (1H, d, J=9Hz), 4.41-4.33 (1H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 4.10-4.05 (2H, m), 2.95-2.86 (2H, m), 2.52-2.45 (1H, m), 2.04-1.98 (2H, m), 1.85-1.75 (2H, m), 1.30 (6H, d, J=6Hz), 1.26 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例66)3−{1−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例65にて製造された1−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(796mg、2.72mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(726mg、収率:89%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.82 (1H, d, J=3Hz), 7.22 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.80 (1H, d, J=9Hz), 5.20 (1H, brs), 4.46-4.38 (1H, m), 4.33 (2H, brs), 4.18-4.10 (2H, m), 2.81-2.73 (2H, m), 2.69-2.59 (1H, m), 1.91-1.84 (2H, m), 1.58-1.48 (2H, m), 1.22 (6H, d, J=6Hz)。
(実施例52)4−ヒドロキシ−3−{1−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例66にて製造された3−{1−[5−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(721mg、2.39mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(377mg、収率:36%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.84 (1H, d, J=3Hz), 7.24 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.71 (1H, s), 4.47-4.39 (1H, m), 4.31-4.24 (2H, m), 3.20-3.13 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73-2.65 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.82-1.65 (3H, m), 1.23 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 440 (M+H)+
(参考例67)1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、3−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(1.00g、4.43mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.02g、収率:76%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.45 (1H, d, J=3Hz), 8.31-8.29 (1H, m), 7.34-7.32 (1H, m), 4.18 (2H, q, J= 7Hz), 3.75-3.69 (2H, m), 2.99-2.92 (2H, m), 2.55-2.48 (1H, m), 2.10-2.05 (2H, m), 1.93-1.84 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例68)3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例67にて製造された1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.01g、3.33mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(608mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 8.59 (1H, d, J=3Hz), 8.26-8.24 (1H, m), 7.57-7.55 (1H, m), 5.21 (1H, brs), 4.46 (2H, brs), 3.97-3.90 (2H, m), 2.94-2.86 (2H, m), 2.72-2.64 (1H, m), 1.96-1.90 (2H, m), 1.67-1.57 (2H, m)。
(実施例53)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例68にて製造された3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(602mg、1.93mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(353mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.61 (1H, d, J=3Hz), 8.27-8.25 (1H, m), 7.60-7.57 (1H, m), 6.74 (1H, s), 4.09-4.03 (2H, m), 3.25-3.17 (1H, m), 2.92-2.83 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.96-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 450 (M+H)+
(参考例69)1−[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ピリジン(J.Med.Chem.,2010年,第53巻,第8421−8439頁に記載された化合物、1.00g、4.46mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(361mg、収率:27%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.83-7.79 (1H, m), 7.38-7.32 (1H, m), 7.33 (1H, t, J= 74Hz), 6.82 (1H, d, J=9Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.55-3.49 (2H, m), 2.85-2.76 (2H, m), 2.49-2.40 (1H, m), 2.10-2.01 (2H, m), 1.95-1.83 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例70)3−{1−[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例69にて製造された1−[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(355mg、1.18mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(323mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.89 (1H, d, J=3Hz), 7.57 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.54 (1H, t, J=74Hz), 6.94 (1H, d, J=9Hz), 5.22 (1H, brs), 4.37 (2H, brs), 3.71-3.65 (2H, m), 2.79-2.71 (2H, m), 2.65-2.56 (1H, m), 1.96-1.88 (2H, m), 1.70-1.61 (2H, m)。
(実施例54)3−{1−[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例70にて製造された3−{1−[6−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(319mg、1.03mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(180mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.91 (1H, d, J=3Hz), 7.59 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.55 (1H, t, J=74Hz), 6.96 (1H, d, J=9Hz), 6.72 (1H, s), 3.81-3.73 (2H, m), 3.18-3.08 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.76-2.66 (3H, m), 1.95-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 448 (M+H)+
(参考例71)1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
ピペリジン−4−カルボン酸エチル(3.52mL、22.9mmol)、及び、1−ブロモ−4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(4.25g、19.1mmol)のトルエン(122mL)溶液に、ナトリウムtert−ブトキシド(2.29g、23.8mmol)、酢酸パラジウム(II)(428mg、1.91mmol)、及び、トリ−tert−ブチルホスフィン(370μL、1.52mmol)を加え、80℃で30分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−90/10]で精製し、標記化合物(3.17g、収率:56%) を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.07-7.00 (2H, m), 6.95-6.87 (2H, m), 6.41 (1H, t, J=75Hz), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.61-3.55 (2H, m), 2.84-2.73 (2H, m), 2.47-2.39 (1H, m), 2.08-1.99 (2H, m), 1.95-1.83 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例72)3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
無水アセトニトリル(1.71mL、32.8mmol)の無水THF(80mL)溶液にn−ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、11.8mL、31.7mmol)を−78℃で滴下した後、同温度で15分間攪拌した後、参考例71にて製造された1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(3.17g, 10.6mmol)の無水THF(13mL)溶液を−78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。
得られた残渣のエタノール(93mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(1.54mL、31.7mmol)を加え、105℃で4時間攪拌した。反応液を室温で放置した後、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=100/0−97.5/2.5(グラジェント)]で精製し、標記化合物(2.98g、収率:91%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.04-7.01 (2H, m), 7.04 (1H, t, J=75Hz), 6.99-6.95 (2H, m), 5.21 (1H, brs), 4.38 (2H, brs), 3.69-3.63 (2H, m), 2.74-2.67 (2H, m), 2.63-2.54 (1H, m), 1.94-1.88 (2H, m), 1.69-1.59 (2H, m)。
(実施例55)3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
参考例72にて製造された3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(2.97g、9.63mmol)の酢酸(52mL)溶液に、トリフルオロアセト酢酸エチル(5.64mL、38.5mmol)を加え、60℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、減圧下にて、溶媒を留去し、トルエンで2回共沸した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH−シリカゲルカラム、溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−0/100(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−40/60(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.84g、収率:43%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.06-7.02 (2H, m), 7.05 (1H, t, J= 75Hz), 7.01-6.97 (2H, m), 6.72 (1H, s), 3.78-3.71 (2H, m), 3.14-3.07 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.69-2.61 (2H, m), 1.94-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 447 (M+H)+
(実施例56)(−)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン、及び、(+)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例55にて製造された3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(1.51g)の酢酸エチル(32mL)、及び、メタノール(32mL)混合溶液をシリカゲル(16g)に吸着させた後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣を8回に分けてカラムに充填し、フラッシュLC[Purif−α2;昭光サイエンス社製、カラム:Chiralflash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=30/70、流速:12mL/min]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物56−1とする)(677mg、収率:45%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物56−2とする)(667mg、収率:45%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル社製、溶出溶媒:THF/ヘキサン=50/50]を用いて測定した。
化合物56−1:
光学純度99%以上(保持時間:5.6分)。
[α]D 25 = -28°(DMF, c=1.01)。
化合物56−2:
光学純度99%以上(保持時間:9.2分)。
[α]D 25 = +28°(DMF, c=1.01)。
(参考例73)1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン(1.00g、4.63mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(912mg、収率:67%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.81-7.77 (1H, m), 7.31-7.26 (1H, m), 6.61 (1H, d, J=9Hz), 5.23-5.15 (1H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.47-3.41 (2H, m), 2.76-2.69 (2H, m), 2.44-2.37 (1H, m), 2.07-2.00 (2H, m), 1.95-1.85 (2H, m), 1.32 (6H, d, J=6Hz), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例74)3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例73にて製造された1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(909mg、3.11mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(860mg、収率:92%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.77 (1H, d, J=3Hz), 7.41 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.61 (1H, d, J=9Hz), 5.22 (1H, brs), 5.17-5.06 (1H, m), 4.36 (2H, brs), 3.56-3.49 (2H, m), 2.70-2.48 (3H, m), 1.95-1.88 (2H, m), 1.72-1.61 (2H, m), 1.25 (6H, d, J=6Hz)。
(実施例57)4−ヒドロキシ−3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例74にて製造された3−{1−[6−(プロパン−2−イルオキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(856mg、2.84mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(443mg、収率:36%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=3Hz), 7.43 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.71 (1H, s), 6.63 (1H, d, J=9Hz), 5.17-5.09 (1H, m), 3.64-3.57 (2H, m), 3.12-3.04 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.65-2.58 (2H, m), 1.96-1.81 (3H, m), 1.78-1.72 (1H, m), 1.25 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 440 (M+H)+
(参考例75)1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
1−ブロモ−4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、1−ブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(1.00g、4.15mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(791mg、収率:60%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.13-7.08 (2H, m), 6.93-6.87 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.63-3.58 (2H, m), 2.84-2.76 (2H, m), 2.47-2.40 (1H, m), 2.07-1.99 (2H, m), 1.92-1.83 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例76)3−{1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例75にて製造された1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(788mg、2.48mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(734mg、収率:91%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, brs), 7.19-7.14 (2H, m), 7.04-6.99 (2H, m), 5.22 (1H, brs), 4.35 (2H, brs), 3.76-3.69 (2H, m), 2.80-2.72 (2H, m), 2.67-2.56 (1H, m), 1.95-1.87 (2H, m), 1.68-1.57 (2H, m)。
(実施例58)4−ヒドロキシ−3−{1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例76にて製造された3−{1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(731mg、2.24mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(400mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.21-7.16 (2H, m), 7.06-7.00 (2H, m), 6.72 (1H, s), 3.86-3.78 (2H, m), 3.18-3.09 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.76-2.66 (3H, m), 1.95-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 465 (M+H)+
(参考例77)1−(4−エトキシフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
1−ブロモ−4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、1−ブロモ−4−エトキシベンゼン(1.00g、4.97mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(717mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 6.93-6.88 (2H, m), 6.85-6.80 (2H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.98 (2H, q, J=7Hz), 3.51-3.45 (2H, m), 2.74-2.66 (2H, m), 2.42-2.35 (1H, m), 2.07-1.98 (2H, m), 1.95-1.85 (2H, m), 1.38 (3H, t, J=7Hz), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例78)3−[1−(4−エトキシフェニル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例77にて製造された1−(4−エトキシフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(709mg、2.56mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(631mg、収率:86%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 6.90-6.87 (2H, m), 6.81-6.77 (2H, m), 5.22 (1H, brs), 4.36 (2H, brs), 3.93 (2H, q, J=7Hz), 3.53-3.48 (2H, m), 2.65-2.58 (2H, m), 2.58-2.49 (1H, m), 1.93-1.88 (2H, m), 1.71-1.61 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(実施例59)3−[1−(4−エトキシフェニル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例78にて製造された3−[1−(4−エトキシフェニル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(626mg、2.19mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(308mg、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.49 (1H, s), 6.92-6.88 (2H, m), 6.82-6.78 (2H, m), 6.70 (1H, s), 3.94 (2H, q, J=7Hz), 3.62-3.55 (2H, m), 3.10-3.02 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.60-2.52 (2H, m), 1.96-1.81 (3H, m), 1.78-1.72 (1H, m), 1.29 (3H, t, J=7Hz)。
MS (ESI) m/z: 425 (M+H)+
(参考例79)5−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
参考例79は、WO2012/7868号パンフレットに記載された方法に従って行った。
5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾニトリル(5.00g、25.2mmol)のDMF(50mL)、及び、水(5mL)混合液に、クロロ(ジフルオロ)酢酸ナトリウム(9.62g、63.1mmol)、及び、炭酸セシウム(12.3g,37.9mmol)を加え、100℃で30分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−98/2]で精製し、標記化合物(3.83g、収率:61%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.80 (1H, d, J=3Hz), 7.72 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.25-7.22 (1H, m), 6.64 (1H, t, J=71Hz)。
(参考例80)1−[3−シアノ−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
1−ブロモ−4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、参考例79にて製造された5−ブロモ−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(1.50g、6.05mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(442mg、収率:23%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.20-7.17 (1H, m), 7.12-7.09 (2H, m), 6.54 (1H, t, J=72Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.62-3.57 (2H, m), 2.89-2.82 (2H, m), 2.50-2.44 (1H, m), 2.08-2.02 (2H, m), 1.91-1.81 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例81)5−[4−(シアノアセチル)ピペリジン−1−イル]−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
無水アセトニトリル(218μL、4.18mmol)の無水THF(7mL)溶液に、n−ブチルリチウム(2.69Mヘキサン溶液、1.50mL、4.04mmol)を−78℃で滴下した。同温度で15分間攪拌した後、参考例80にて製造された1−[3−シアノ−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(437mg、1.35mmol)の無水THF(6mL)溶液を−78℃で滴下し、同温度で30分間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−60/40]で精製し、標記化合物(147mg、収率:34%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.22-7.19 (1H, m), 7.12-7.09 (2H, m), 6.55 (1H, t, J=72Hz), 3.70-3.64 (2H, m), 3.55 (2H, s), 2.90-2.83 (2H, m), 2.80-2.73 (1H, m), 2.08-2.02 (2H, m), 1.87-1.78 (2H, m)。
(参考例82)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
3−オキソ−3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]プロパンニトリルの代わりに、参考例81にて製造された5−[4−(シアノアセチル)ピペリジン−1−イル]−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(143mg、0.448mmol)を用いて、参考例2に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(132mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.41 (1H, d, J=3Hz), 7.33 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.28 (1H, d, J=9Hz), 7.24 (1H, t, J=73Hz), 5.20 (1H, brs), 4.42 (2H, brs), 3.81-3.75 (2H, m), 2.84-2.76 (2H, m), 2.67-2.59 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.65-1.55 (2H, m)。
(実施例60)2−(ジフルオロメトキシ)−5−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ベンゾニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例82にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−(ジフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(127mg,0.381mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(62mg,収率:35%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.26 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.43 (1H, d, J=3Hz), 7.35 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.29 (1H, d, J=9Hz), 7.25 (1H, t, J=73Hz), 6.72 (1H, s), 3.93-3.85 (2H, m), 3.20-3.12 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.79-2.72 (2H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 472 (M+H)+
(参考例83)1−[6−(シクロブトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−(シクロブトキシ)ピリジン(WO2009/68194号パンフレットに記載された化合物、1.50g、6.59mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.29g、収率:64%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.80-7.76 (1H, m), 7.32-7.25 (1H, m), 6.62 (1H, d, J=9Hz), 5.13-5.04 (1H, m), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.47-3.40 (2H, m), 2.77-2.68 (2H, m), 2.49-2.36 (3H, m), 2.17-1.98 (4H, m), 1.95-1.77 (3H, m), 1.72-1.57 (1H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例84)3−{1−[6−(シクロブトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例83にて製造された1−[6−(シクロブトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.28g、4.20mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.18g、収率:90%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, brs), 7.75 (1H, d, J=3Hz), 7.42 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.64 (1H, d, J=9Hz), 5.22 (1H, brs), 5.07-4.98 (1H, m), 4.36 (2H, brs), 3.57-3.49 (2H, m), 2.70-2.48 (3H, m), 2.40-2.30 (2H, m), 2.06-1.86 (4H, m), 1.80-1.54 (4H, m)。
(実施例61)3−{1−[6−(シクロブトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例84にて製造された3−{1−[6−(シクロブトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(1.18g、3.75mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(618mg、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=3Hz), 7.44 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.69 (1H, s), 6.66 (1H, d, J=9Hz), 5.07-5.00 (1H, m), 3.64-3.57 (2H, m), 3.12-3.04 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.65-2.58 (2H, m), 2.40-2.32 (2H, m), 2.05-1.71 (7H, m), 1.66-1.56 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 452 (M+H)+
(参考例85)5−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
5−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(2.00g、7.43mmol)、及び、ヒドロキシアミン塩酸塩(568mg、8.18mmol)のDMF(7.5mL)溶液に、トリエチルアミン(1.14mL、8.18mmol)、プロピルホスホン酸無水物(環状トリマー)(ca.1.7M酢酸エチル溶液、4.8mL、8.18mmol)を順次加え、100℃で8時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−98/2]で精製し、標記化合物(1.71g、収率:86%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.85 (1H, d, J=3Hz), 7.78 (1H, dd, J=9, 3Hz), 7.31-7.27 (1H, m)。
(参考例86)1−[3−シアノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
1−ブロモ−4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、参考例85にて製造された5−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(1.70g、6.40mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(894mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.25-7.21 (1H, m), 7.11-7.07 (2H, m), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.66-3.59 (2H, m), 2.93-2.85 (2H, m), 2.53-2.44 (1H, m), 2.08-2.01 (2H, m), 1.90-1.80 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例87)5−[4−(シアノアセチル)ピペリジン−1−イル]−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
1−[3−シアノ−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例86にて製造された1−[3−シアノ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(886mg、2.59mmol)を用いて、参考例81に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(660mg、収率:76%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.27-7.23 (1H, m), 7.12-7.09 (2H, m), 3.73-3.68 (2H, m), 3.55 (2H, s), 2.94-2.87 (2H, m), 2.83-2.76 (1H, m), 2.09-2.03 (2H, m), 1.86-1.77 (2H, m)。
(参考例88)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
3−オキソ−3−[1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]プロパンニトリルの代わりに、参考例87にて製造された5−[4−(シアノアセチル)ピペリジン−1−イル]−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(656mg、1.94mmol)を用いて、参考例2に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(670mg、収率:98%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.50 (1H, d, J=3Hz), 7.45-7.42 (1H, m), 7.34 (1H, dd, J=9, 3Hz), 5.20 (1H, s), 4.46 (2H, brs), 3.88-3.82 (2H, m), 2.91-2.83 (2H, m), 2.70-2.62 (1H, m), 1.94-1.87 (2H, m), 1.64-1.55 (2H, m)。
(実施例62)5−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例88にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾニトリル(665mg、1.89mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(344mg、収率:37%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.52 (1H, d, J=3Hz), 7.47-7.43 (1H, m), 7.35 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.72 (1H, s), 4.00-3.93 (2H, m), 3.23-3.16 (1H, m), 2.92-2.79 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 490 (M+H)+
(参考例89)5−ブロモ−2,3−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン
5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾニトリルの代わりに、5−ブロモピリジン−2,3−ジオール(4.00g、21.1mmol)を用いて、参考例79に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.02g、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 6.58 (1H, d, J=2Hz), 6.23-6.21 (1H, m), 5.87 (1H, t, J=72Hz), 5.07 (1H, t, J=73Hz)。
(参考例90)1−[5,6−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
1−ブロモ−4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼンの代わりに、参考例89にて製造された5−ブロモ−2,3−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン(1.94g、6.70mmol)を用いて、参考例71に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(138mg、収率:6%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.72-7.69 (1H, m), 7.33 (1H, t, J=73Hz), 7.24-7.22 (1H, m), 6.59 (1H, t, J=74Hz), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.57-3.51 (2H, m), 2.90-2.83 (2H, m), 2.51-2.44 (1H, m), 2.11-2.04 (2H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例91)3−{1−[5,6−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例90にて製造された1−[5,6−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(135mg、0.369mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(113mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 7.78 (1H, d, J=3Hz), 7.52 (1H, t, J=73Hz), 7.45 (1H, d, J=3Hz), 7.25 (1H, t, J=73Hz), 5.21 (1H, s), 4.46 (2H, brs), 3.77-3.69 (2H, m), 2.85-2.76 (2H, m), 2.68-2.58 (1H, m), 1.96-1.89 (2H, m), 1.70-1.58 (2H, m)。
(実施例63)3−{1−[5,6−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例91にて製造された3−{1−[5,6−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(110mg、0.293mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(50mg、収率:33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.80 (1H, d, J=3Hz), 7.54 (1H, t, J=73Hz), 7.48 (1H, d, J=3Hz), 7.26 (1H, t, J=73Hz), 6.72 (1H, s), 3.86-3.80 (2H, m), 3.19-3.11 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.80-2.72 (2H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 514 (M+H)+
(参考例92)2−ブロモ−5−(プロプ−1−エン−2−イル)ピリジン
1−(6−ブロモピリジン−3−イル)エタノン(2g、10mmol)のTHF(10mL)溶液に、塩化ランタン(III)ビス(塩化リチウム)錯体(0.6M THF溶液、16.7mL、10mmol)を加えて、室温で1時間撹拌し、臭化メチルマグネシウム(1.12M THF溶液、10.7mL、12mmol)を0℃で加えて1時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を加え、減圧下、溶媒を留去し、酢酸エチルで希釈し、不溶物をセライトろ過により除去した。酢酸エチルで2回抽出した後、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣のTHF(20mL)溶液に、(メトキシカルボニルスルファモイル)トリエチルアンモニウムヒドロキシド分子内塩(2.86g、12mmol)を加え、60℃で2時間撹拌した。反応液を減圧下、溶媒を留去し、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=98/2−80/20(グラジェント)]で精製して、標記化合物(1.00g、収率:51%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.45 (1H, dd, J=2, 1Hz), 7.60 (1H, dd, J=8, 2Hz), 7.43 (1H, dd, J=8, 1Hz), 5.42-5.41 (1H, m), 5.22-5.19 (1H, m), 2.14 (3H, brs)。
(参考例93)1−[5−イソプロピルピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、参考例92にて製造された2−ブロモ−5−(プロプ−1−エン−2−イル)ピリジン(1.00g、5.05mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、生成物を得た。
得られた生成物のエタノール(10mL)溶液に、10%パラジウム−炭素(300mg)を加え、水素雰囲気下、2時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、減圧下、ろ液の溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=95/5−60/40]で精製し、標記化合物(201mg、収率:14%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.06 (1H, d, J=2Hz), 7.36 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.64 (1H, d, J=9Hz), 4.20-4.15 (2H, m), 4.15 (2H, q, J=7Hz), 2.94-2.88 (2H, m), 2.81 (1H, septet, J=7Hz), 2.53-2.47 (1H, m), 2.03-1.96 (2H, m), 1.81-1.73 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz), 1.21 (6H, d, J=7Hz)。
(実施例64)4−ヒドロキシ−3−{1−[5−イソプロピルピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例93にて製造された1−[5−イソプロピルピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(201mg、0.727mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、生成物を得た。3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、得られた生成物を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(73.4mg、収率:30%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.99 (1H, d, J=2Hz), 7.44 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.43-4.34 (2H, m), 3.25-3.16 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.83-2.69 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.62 (4H, m), 1.17 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 424 (M+H)+
(参考例94)3−{1−[2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(310mg、1.70mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(273mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 8.64 (2H, s), 5.21 (1H, brs), 4.50 (1H, brs), 4.06-4.02 (2H, m), 3.04-2.99 (2H, m), 2.75 (1H, brs), 1.95-1.91 (2H, m), 1.66-1.58 (2H, m)。
(実施例65)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例94にて製造された3−{1−[2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(273mg、0.874mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(201mg、収率:51%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.67 (2H, s), 6.77 (1H, s), 4.19-4.15 (2H, m), 3.32-3.22 (1H, m), 3.03-2.88 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+
(参考例95)1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−シクロプロピルピリミジン(954mg、4.79mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(724mg、収率:55%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.24 (2H, s), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.56 (2H, td, J=8, 4Hz), 2.82 (2H, td, J=12, 3Hz), 2.49-2.40 (1H, m), 2.20-2.13 (1H, m), 2.08-2.01 (2H, m), 1.93-1.82 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz), 1.03-0.97 (4H, m)。
(参考例96)3−[1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例95にて製造された1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(724mg、2.63mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(434mg、収率:58%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.17 (1H, brs), 8.93 (2H, s), 8.36 (2H, s), 5.21 (1H, s), 4.18-4.08 (2H, m), 3.73 (2H, d, J=13Hz), 2.76 (2H, td, J=12, 2Hz), 1.95-1.87 (2H, m), 1.69-1.57 (2H, m), 0.94-0.83 (4H, m)。
(実施例66)3−[1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例96にて製造された3−[1−(2−シクロプロピルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(434mg、1.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(138mg、収率:21%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.37 (2H, s), 6.73 (1H, s), 3.85-3.83 (2H, m), 3.43-3.35 (1H, m), 2.92-2.87 (1H, m), 2.78-2.65 (3H, m), 2.13-2.05 (1H, m), 1.93-1.67 (4H, m), 0.95-0.83 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 423 (M+H)+
(参考例97)1−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−(ジメチルアミノ)ピリミジン(1050mg、5.20mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(170mg、収率:12%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.12 (2H, s), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.33-3.12 (2H, m), 3.15 (6H, s), 2.69 (2H, td, J=12, 3Hz), 2.42-2.34 (1H, m), 2.05-1.98 (2H, m), 1.94-1.86 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例98)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−N,N−ジメチルピリミジン−2−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例97にて製造された1−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(145mg、0.52mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(80mg、収率:53%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 8.18 (2H, s), 5.22 (1H, brs), 4.56-4.03 (2H, m), 3.50-3.37 (2H, m), 3.30-3.16 (1H, m), 3.08 (6H, s), 2.64-2.63 (2H, m), 1.93-1.89 (2H, m), 1.72-1.62 (2H, m)。
(実施例67)3−{1−[2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例98にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−N,N−ジメチルピリミジン−2−アミン(80mg、0.278mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(42mg、収率:36%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.20 (2H, s), 6.72 (1H, s), 3.49-3.47 (2H, m), 3.32-3.28 (1H, m), 3.06 (6H, s), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 2.63-2.59 (2H, m), 1.94-1.83 (3H, m), 1.75-1.72 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 426 (M+H)+
(参考例99)1−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−ジメチルアミノピリジン(2.07g、10.3mmol)を用い、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチルの代わりに、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル(0.27g、0.905mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.45g、収率:51%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.91 (1H, d, J=3Hz), 7.22 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.51 (1H, d, J=9Hz), 4.16 (2H, q, J=7Hz), 3.37 (2H, dt, J=12, 4Hz), 3.03 (6H, s), 2.68 (2H, td, J=12, 3Hz), 2.42-2.34 (1H, m), 2.05-2.00 (2H, m), 1.94-1.85 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例100)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−2−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例99にて製造された1−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.10g、3.97mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(905mg、収率:80%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 8.94 (1H, brs), 7.83 (1H, d, J=3Hz), 7.29 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.59 (1H, d, J=9Hz), 5.23 (1H, brs), 4.37 (1H, brs), 4.12 (1H, brs), 3.51-3.37 (1H, m), 2.93 (6H, s), 2.66-2.54 (2H, m), 1.96-1.85 (2H, m), 1.72-1.62 (2H, m)。
(実施例68)3−{1−[6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例100にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−2−アミン(905mg、3.16mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(389mg、収率:29%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.31 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.85 (1H, d, J=3Hz), 7.32 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.74 (1H, s), 6.60 (1H, d, J=9Hz), 3.50-3.40 (2H, m), 3.10-3.00 (1H, m), 2.94 (6H, s), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 2.61-2.52 (2H, m), 1.97-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 425 (M+H)+
(参考例101)5−フルオロ−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(1.93g、9.27mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(以下、EDCとする、2.67g、13.93mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(140mg、0.91mmol)、及び、ジメチルアミン(2.0M THF溶液、10.0mL、20.0mmol)を室温で加え、5時間室温で攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−60/40(グラジェント)]で精製し、標記化合物(1.32g、収率61%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 7.71 (1H, dd, J=9, 5Hz), 7.22-7.17 (1H, m), 7.06 (1H, dd, J=8, 2Hz), 3.13 (3H, s), 2.82 (3H, s)。
(参考例102)5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、参考例101にて製造された5−フルオロ−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(400mg、1.70mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(400mg、収率:63%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, brs), 7.51 (1H, d, J=9Hz), 7.06 (1H, d, J=9Hz), 6.85 (1H, d, J=2Hz), 5.19 (1H, brs), 4.40 (2H, brs), 3.95-3.92 (2H, m), 2.96 (3H, s), 2.94-2.88 (2H, m), 2.73 (3H, s), 2.72-2.65 (1H, m), 1.91-1.88 (2H, m), 1.62-1.52 (2H, m)。
(実施例69)5−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例102にて製造された5−[4−(5−アミノ−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−1−イル]−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(400mg、1.05mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(236mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.53 (1H, d, J=9Hz), 7.08 (1H, d, J=7Hz), 6.87 (1H, s), 6.81 (1H, s), 4.14-4.01 (2H, m), 3.37-3.27 (1H, m), 3.05-2.68 (10H, m), 1.92-1.67 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 520 (M+H)+
(参考例103)3−[1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(WO2010/97576号パンフレットに記載された化合物、1.66g、6.61mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.44g、収率:84%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.15 (1H, s), 7.05-6.94 (4H, m), 5.21 (1H, s), 4.40 (1H, brs), 3.62-3.59 (2H, m), 2.68 (2H, td, J=12, 2Hz), 2.57 (1H, brs), 1.93-1.90 (2H, m), 1.70-1.60 (2H, m)。
(実施例70)3−[1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例103にて製造した3−[1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.44g、5.53mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.14g、収率:52%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.29 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.06-6.97 (4H, m), 6.72 (1H, s), 3.70-3.68 (2H, m), 3.13-3.05 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.66-2.59 (2H, m), 1.95-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 399 (M+H)+
(参考例104)3−[1−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、5−クロロ−3−シクロプロピル−1,2,4−オキサゾール(240mg、1.66mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に100℃で反応を行い、標記化合物(398mg、収率:87%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.16 (1H, s), 5.19 (1H, s), 4.50 (1H, s), 3.94-3.91 (2H, m), 3.21-3.10 (3H, m), 2.74-2.66 (1H, m), 1.92-1.80 (2H, m), 1.68-1.47 (2H, m), 0.96-0.74 (4H, m)。
(実施例71)3−[1−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例104にて製造された3−[1−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(398mg、1.45mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(155mg、収率:26%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.06-3.98 (2H, m), 3.27-3.19 (1H, m), 3.16-3.11 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.92-1.83 (2H, m), 1.81-1.65 (3H, m), 0.97-0.79 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 413 (M+H)+
(参考例105)1−(2−tert−ブチルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、5−ブロモ−2−tert−ブチルピリミジン(2.50g、11.62mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(2.19g、収率:65%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.35 (2H, s), 4.17 (2H, q, J=7Hz), 3.64-3.59 (2H, m), 2.89-2.82 (2H, m), 2.50-2.43 (1H, m), 2.09-2.01 (2H, m), 1.93-1.82 (2H, m), 1.38 (9H, s), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例106)3−[1−(2−tert−ブチルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例105にて製造された1−(2−tert−ブチルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(2.19g、7.52mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.84g、収率:81%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.18 (1H, s), 8.45 (2H, s), 5.25 (1H, s), 4.36 (2H, brs), 3.80-3.77 (2H, m), 2.79 (2H, td, J=12, 2Hz), 2.69-2.58 (1H, m), 1.94-1.91 (2H, m), 1.68-1.60 (2H, m), 1.31 (9H, s)。
(実施例72)3−[1−(2−tert−ブチルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例106にて製造された3−[1−(2−tert−ブチルピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(1.84g、6.13mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.65g、収率:61%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.47 (2H, s), 6.74 (1H, s), 3.89-3.87 (2H, m), 3.30-3.20 (1H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.79-2.70 (3H, m), 1.94-1.71 (4H, m), 1.32 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 439 (M+H)+
(参考例107)1−(5−エチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、2−ブロモ−5−エチルピリジン(1.02g、5.48mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(703mg、収率:49%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.03 (1H, d, J=2Hz), 7.33 (1H, dd, J=8, 2Hz), 6.63 (1H, d, J=8Hz), 4.20-4.09 (4H, m), 2.94-2.88 (2H, m), 2.54-2.46 (3H, m), 2.01-1.97 (2H, m), 1.82-1.74 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7Hz), 1.19 (3H, t, J=8Hz)。
(参考例108)3−[1−(5−エチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例107にて製造された1−(5−エチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(703mg、2.68mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(488mg、収率:67%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.13 (1H, brs), 7.95 (1H, d, J=2Hz), 7.38 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.78 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, s), 4.44 (2H, brs), 4.26-4.23 (2H, m), 2.81 (2H, td, J=12, 2Hz), 2.71-2.62 (1H, m), 2.46 (2H, q, J=8Hz), 1.88-1.85 (2H, m), 1.55-1.46 (2H, m), 1.12 (3H, t, J=8Hz)。
(実施例73)3−[1−(5−エチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例108にて製造された3−[1−(5−エチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(488mg、1.80mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(300mg、収率:41%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.24 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.97 (1H, d, J=2Hz), 7.40 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.81 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.38 (2H, d, J=10Hz), 3.20 (1H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.78-2.68 (3H, m), 2.49-2.43 (2H, m), 1.91-1.83 (1H, m), 1.80-1.61 (3H, m), 1.13 (3H, t, J=8Hz);
MS (ESI) m/z: 410 (M+H)+
(参考例109)3−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、5−ブロモ−2−フルオロピリジン(310mg、1.70mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(440mg、収率:80%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.12 (1H, s), 8.15 (1H, d, J=3Hz), 7.64 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.85 (1H, d, J=9Hz), 5.18 (1H, s), 4.43 (2H, brs), 4.29-4.25 (2H, m), 2.92-2.87 (2H, m), 2.74-2.70 (1H, m), 1.89-1.85 (2H, m), 1.53-1.45 (2H, m)。
(実施例74)3−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例109にて製造された3−[1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−5−アミン(440mg、1.37mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(275mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.48 (1H, s), 8.16 (1H, d, J=2Hz), 7.67 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.87 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.40 (2H, d, J=11Hz), 3.29-3.21 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.86-2.79 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.86 (1H, d, J=11Hz), 1.77-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 460 (M+H)+
(参考例110)3−{1−[2,6−ジ(プロパン−2−イル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
3,6−ジクロロピリダジンの代わりに、4−クロロ−2,6−ジ(プロパン−2−イル)ピリミジン(600mg、3.02mmol)を用いて、参考例34に記載された方法と同様に85℃で反応を行い、標記化合物(614mg、収率:83%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, s), 6.46 (1H, s), 5.19 (1H, s), 4.53-4.36 (4H, m), 2.94-2.80 (3H, m), 2.77-2.71 (2H, m), 1.92-1.85 (2H, m), 1.50-1.42 (2H, m), 1.19 (6H, d, J=7Hz), 1.17 (6H, d, J=7Hz)。
(実施例75)3−{1−[2,6−ジ(プロパン−2−イル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例110にて製造された3−{1−[2,6−ジ(プロパン−2−イル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(614mg、1.87mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(243mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.50 (1H, s), 6.75 (1H, s), 6.48 (1H, s), 4.61 (2H, s), 2.91-2.71 (6H, m), 1.93-1.86 (1H, m), 1.78-1.56 (3H, m), 1.20 (6H, d, J=7Hz), 1.18 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 467 (M+H)+
(参考例111)1−[5−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
2−ブロモ−3−クロロピリジンの代わりに、2−ブロモ−5−(トリフルオロメトキシ)ピリジン(1.10g、4.55mmol)を用いて、参考例13に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.07g、収率:74%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.09 (1H, d, J=3Hz), 7.35-7.33 (1H, m), 6.63 (1H, d, J=9Hz), 4.22-4.13 (4H, m), 3.03-2.96 (2H, m), 2.57-2.50 (1H, m), 2.03-1.97 (2H, m), 1.81-1.72 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz)。
(参考例112)3−{1−[5−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン
1−(6−メチルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−カルボン酸エチルの代わりに、参考例111にて製造された1−[5−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル(1.07g、3.36mmol)を用いて、参考例4に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(1.13g、収率:130%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 11.14 (1H, s), 8.92 (1H, s), 8.13 (1H, d, J=3Hz), 7.57 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.92 (1H, d, J=9Hz), 5.20 (1H, s), 4.41-4.10 (4H, m), 2.95-2.90 (2H, m), 2.72 (1H, s), 1.90-1.87 (2H, m), 1.55-1.47 (2H, m)。
(実施例76)4−ヒドロキシ−3−{1−[5−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−(1−フェニルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−5−アミンの代わりに、参考例112にて製造された3−{1−[5−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−5−アミン(1.13g、4.36mmol)を用いて、実施例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(560mg、収率:32%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.15 (1H, d, J=3Hz), 7.59 (1H, dd, J=9, 3Hz), 6.95 (1H, d, J=9Hz), 6.73 (1H, s), 4.47-4.43 (2H, m), 3.31-3.21 (1H, m), 2.93-2.81 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.91-1.85 (1H, m), 1.78-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 382 (M+H)+
(実施例77)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボン酸メチル
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、6−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(160mg、0.668mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(132mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.21 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.88 (1H, d, J=9Hz), 7.11 (1H, d, J=9Hz), 6.77 (1H, s), 4.55 (2H, d, J=13Hz), 3.86 (3H, s), 3.04-2.84 (4H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.87 (1H, m), 1.77-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 508 (M+H)+
(実施例78)5−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピラジン−2−カルボニトリル
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、5−クロロピラジン−2−カルボニトリル(93mg、0.666mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(70mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.53 (1H, s), 8.59 (1H, d, J=2Hz), 8.50 (1H, d, J=2Hz), 6.79 (1H, s), 4.65 (2H, brs), 3.33-3.27 (1H, m), 3.13-3.02 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.91 (1H, m), 1.81-1.62 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 406 (M-H)-
(実施例79)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン(145mg、0.794mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(165mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.34 (1H, d, J=6Hz), 7.12 (1H, d, J=6Hz), 6.78 (1H, s), 4.60 (2H, brs) 3.09-2.96 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.90 (1H, m), 1.81-1.62 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+
(実施例80)4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジン(180mg、0.986mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(142mg、収率:60%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.70 (1H, d, J=5Hz), 7.01 (1H, d, J=5Hz), 6.78 (1H, s), 4.80 (2H, brs), 3.34-3.26 (1H, m), 3.03-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.95-1.58 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 451 (M+H)+
(実施例81)2−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロチアゾール−5−カルボニトリル(100mg、0.692mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(95mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.26 (1H, s), 10.53 (1H, s), 8.03 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.13-4.00 (2H, m), 3.33-3.21 (3H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.98-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 411 (M-H)-
(実施例82)2−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボン酸メチル
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボン酸メチル(128mg、0.376mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(82mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.49 (1H, s), 7.18 (1H, s), 6.75 (1H, s), 4.61 (2H, brs) , 3.87 (3H, s), 3.36-3.27 (1H, m), 3.04-2.98 (2H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.92-1.89 (1H, m), 1.76-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 508 (M+H)+
(参考例113)6−クロロ−N,N−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド
6−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボン酸(516mg、2.29mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に、EDC(650mg、3.39mmol)とジメチルアミン(2.0MTHF溶液、2.30mL、4.60mmol)を室温で加え、4時間室温で攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0−70/30(グラジェント)]で精製し、標記化合物(246mg、収率43%)を得た。
1H-NMR (500MHz, CDCl3) δ: 8.02 (1H, d, J=8Hz), 7.53 (1H, d, J=8Hz), 3.18 (3H, s), 2.89 (3H, s)。
(実施例83)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、参考例113にて製造された6−クロロ−N,N−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボキサミド(246mg、0.973mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(113mg、収率:34%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.84 (1H, d, J=9Hz), 7.01 (1H, d, J=9Hz), 6.76 (1H, s), 4.54 (2H, d, J=13Hz), 3.33-3.27 (1H, m), 3.01-2.92 (5H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.77 (3H, s), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.91-1.89 (1H, m), 1.76-1.61 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 521 (M+H)+
(参考例114)2−クロロ−N,N−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボキサミド
6−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボン酸の代わりに、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボン酸(610mg、2.70mmol)を用いて、参考例113に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(170mg、収率:25%)を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ: 8.73 (1H, s), 7.33 (1H, s), 3.14 (3H, s), 2.84 (3H, s)。
(実施例84)2−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボキサミド
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、参考例114にて製造された2−クロロ−N,N−ジメチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボキサミド(170mg、0.673mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(18mg、収率:8%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.45 (1H, s), 6.90 (1H, s), 6.76 (1H, s), 4.62 (2H, d, J=38Hz), 3.33-3.30 (1H, m), 3.06-2.93 (5H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.79 (3H, s), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.93-1.55 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 521 (M+H)+
(実施例85)2−[4−(4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル]−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボン酸ベンジル
1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−カルボン酸の代わりに、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−カルボン酸(2.00g、8.87mmol)を用い、ヨウ化メチルの代わりに、臭化ベンジル(1.00mL、8.42mmol)用いて、参考例9に記載された方法と同様に反応を行い、生成物(2.94g)を得た。
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、得られた生成物(400mg)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(210mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.49 (1H, s), 7.46-7.35 (5H, m), 7.19 (1H, s), 6.76 (1H, s), 5.34 (2H, s), 4.66-4.55 (2H, m), 3.03-2.96 (3H, m), 2.89 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.91-1.89 (1H, m), 1.75-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 584 (M+H)+
(実施例86)3−{1−[6−(ジメチルアミノ)−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、6−クロロ−N,N−ジメチル−2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−アミン(150mg、0.665mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に80℃で反応を行い、標記化合物(91mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.51 (1H, s), 6.76 (1H, s), 5.84 (1H, s), 4.52 (2H, brs), 3.31-3.24 (1H, m), 3.05 (6H, s), 2.92-2.83 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.90-1.88 (1H, m), 1.76-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 494 (M+H)+
(実施例87)4−ヒドロキシ−3−{1−[2−メチル−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4−クロロ−2−メチル−6−トリフルオロメチルピリミジン(160mg、0.814mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に50℃で反応を行い、標記化合物(82mg、収率:27%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.52 (1H, s), 7.14 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.50 (2H, brs), 3.30-3.23 (1H, m), 2.98 (2H, brs), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 2.41 (3H, s),1.93-1.91 (1H, m), 1.79-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 465 (M+H)+
(実施例88)4−ヒドロキシ−3−{1−[2−(プロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4−クロロ−2−(プロパン−2−イル)−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン(140mg、0.623mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(125mg、収率:54%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.17 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.13 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.60 (2H, brs), 3.29-3.22 (1H, m), 3.07-2.87 (4H, m), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.94-1.92 (1H, m), 1.79-1.60 (3H, m), 1.23 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 493 (M+H)+
(実施例89)4−ヒドロキシ−3−[1−(5−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−5−フェニルチアゾール(150mg、0.767mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に100℃で反応を行い、標記化合物(41mg、収率:13%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.53 (1H, s), 7.61 (1H, s), 7.48 (2H, d, J=7Hz), 7.36 (2H, t, J=8Hz), 7.22 (1H, t, J=7Hz), 6.79 (1H, s), 4.11-4.01 (2H, m), 3.29-3.22 (1H, m), 3.12 (2H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.00-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 464 (M+H)+
(実施例90)4−ヒドロキシ−3−[1−(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−4−フェニルチアゾール(145mg、0.741mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に100℃で反応を行い、標記化合物(16mg、収率:5%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.84 (2H, d, J=7Hz), 7.36 (2H, t, J=8Hz), 7.29-7.22 (2H, m), 6.77 (1H, s), 4.08 (2H, d, J=12Hz), 3.08 (3H, t, J=12Hz), 2.88 (1H, d, J=17Hz), 2.71 (1H, d, J=17Hz), 1.99-1.70 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 464 (M+H)+
(実施例91)2−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,3−オキサゾール−5−カルボン酸エチル
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)−1,3−オキサゾール−5−カルボン酸エチル(130mg、0.534mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(43mg、収率:20%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.51 (1H, s), 6.77 (1H, s), 4.28 (2H, q, J=7Hz), 4.09 (2H, d, J=13Hz), 3.21-3.12 (3H, m), 2.87 (1H, d, J=16Hz), 2.70 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.91 (1H, m), 1.81-1.66 (3H, m) , 1.25 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 512 (M+H)+
(実施例92)3−{1−[2−シクロプロピル−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4−クロロ−2−シクロプロピル−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン(140mg、0.629mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(146mg、収率:65%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.14 (1H, s), 10.48 (1H, s), 7.04 (1H, s), 6.75 (1H, s), 4.69 (2H, brs), 3.27-3.20 (1H, m), 3.01-2.87 (2H, m), 2.87 (1H, d, J=17Hz), 2.70 (1H, d, J=17Hz), 2.03-1.97 (1H, m), 1.89-1.87 (1H, m), 1.74-1.55 (3H, m), 0.96-0.92 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 491 (M+H)+
(実施例93)3−{1−[2−(ジメチルアミノ)−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、4−クロロ−N,N−ジメチル−6−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−アミン(140mg、0.621mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に50℃で反応を行い、標記化合物(135mg、収率:64%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.50 (1H, s), 6.75 (1H, s), 6.49 (1H, s), 4.58 (2H, brs), 3.33-3.26 (1H, m), 3.08 (6H, s), 2.97-2.87 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.91-1.88 (1H, m), 1.76-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 491 (M+H)+
(実施例94)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7、−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−3−(トリフルオロ)ピリジン−2−カルボニトリル
参考例60にて製造された4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン塩酸塩(150mg、0.440mmol)のジメチルスルホキシド(0.5mL)溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(89.8μL、0.528mmol)、及び、6−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボニトリル(US2008/275057号パンフレットに記載された化合物、136mg、0.660mmol)を加え、バイオタージ社製Initiator(登録商標)を用いて、60℃、20分間マイクロ波を照射しながら攪拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出し、得られた有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=88/12−0/10グラジェント)]で精製し、標記化合物(43.1mg、収率:21%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.99 (1H, d, J=9Hz), 7.32 (1H, d, J=9Hz), 6.77 (1H, s), 4.56-4.54 (2H, m), 3.38-3.27 (1H, m), 3.09-2.98 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.97-1.60 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+
(実施例95)6−{4−[4−ヒドロキシ‐6−オキソ‐4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ‐1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン‐3−イル]ピペリジン‐1−イル}−4−(トリフルオロメチル)ピリジン‐3−カルボニトリル
6−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−カルボニトリルの代わりに、6−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリル(WO2006/68618号パンフレットに記載された化合物、136mg、0.66mmol)を用い、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの代わりに、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(78.8μL、0.528mmol)を用いて、実施例94に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(38.4mg、収率:18%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.18 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.72 (1H, s), 7.33 (1H, s), 6.76 (1H, s), 4.71 (2H, brs), 3.41-3.30 (1H, m), 3.14-3.02 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.90 (1H, m), 1.80-1.60 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+
(実施例96)3−{1−[3−フルオロ‐5−(トリフルオロメチル)ピリジン‐2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
6−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリルの代わりに、2,3−ジフルオロ‐5−(トリフルオロメチル)ピリジン(121mg、0.66mmol)を用いて、実施例95に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(90mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.23 (1H, s), 10.50 (1H, s), 8.39-8.35 (1H, m), 7.94 (1H, dd, J=14, 2Hz), 6.75 (1H, s), 4.44-4.35 (2H, m), 3.35-3.25 (1H, m), 3.09-3.00 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.96-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 468 (M+H)+
(参考例115)4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オントリフルオロ酢酸塩
塩酸の代わりにトリフルオロ酢酸(3.0mL)を用い、1,4−ジオキサンの代わりに塩化メチレン(4.5mL)を用いて、参考例60に記載された方法と同様に反応を行い、反応液をジエチルエーテル(50mL)中に滴下し、沈殿物を濾取して、標記化合物(1.31g、収率:60%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.45 (1H, s), 10.57 (1H, s), 8.71 (1H, s), 8.35 (1H, s), 6.84 (1H, s), 3.41-3.19 (2H, m), 3.07-2.95 (2H, m), 2.91 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 2.06-2.03 (1H, m), 1.93-1.71 (4H, m)。
(実施例97)3−{1−[6−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン塩酸塩の代わりに、参考例115にて製造された4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オントリフルオロ酢酸塩(300mg、0.717mmol)を用い、3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2,6−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン(160mg、0.874mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(313mg、収率:93%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.50 (1H, s), 7.91 (1H, t, J=10Hz), 6.86 (1H, d, J=9Hz), 6.76 (1H, s), 4.47-4.45 (2H, m), 3.32-3.28 (1H, m), 3.01 (2H, t, J=12Hz), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.92-1.90 (1H, m), 1.78-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 468 (M+H)+
(実施例98)3−{1−[6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(以下、化合物98−aとする)、
及び、3−{1−[6−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(以下、化合物98−bとする)
2,6−ジフルオロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジンの代わりに、2,6−ジクロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン(190mg、0.880mmol)を用いて、実施例97に記載された方法と同様に50℃で反応を行い、標記化合物98−a(17mg、収率:5%)、及び化合物98−b(318mg、収率:92%)を得た。
化合物98−a
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.33 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.07 (1H, d, J=8Hz), 7.15 (1H, d, J=8Hz), 6.76 (1H, s), 3.79-3.76 (2H, m), 3.32-3.16 (1H, m), 3.02-2.86 (3H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 2.00-1.71 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 482 (M-H)-
化合物98−b
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6) δ: 12.20 (1H, s), 10.51 (1H, s), 7.87 (1H, d, J=9Hz), 6.94 (1H, d, J=9Hz), 6.79 (1H, s), 4.51-4.48 (2H, m), 3.44-3.38 (1H, m), 3.06-2.95 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=16Hz), 2.73 (1H, d, J=16Hz), 1.93-1.90 (1H, m), 1.78-1.59 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 484 (M+H)+
(参考例116)4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
参考例115にて製造された4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オントリフルオロ酢酸塩(19.2g、45.9mmol)のエタノール溶液(200mL)にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(9.37mL、55.1mmol)を0℃で滴下し、30分間撹拌した。ジクロロメタンを600mL加えて1時間撹拌した後、析出した固体をろ取し、減圧下乾燥させ、標記化合物(12.6g、収率:91%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.46 (1H, s), 6.63 (1H, s), 3.07-2.95 (3H, m), 2.87 (1H, d, J=17Hz), 2.71 (1H, d, J=17Hz), 2.50-2.44 (2H, m), 1.77-1.50 (4H, m)。
(実施例99)3−[1−(5−シクロプロピルピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
5−シクロプロピル−2−フルオロピリジン(WO2008/76705号パンフレットに記載された化合物、209mg、1.52mmol)のジクロロメタン(3mL)溶液に過酸化水素尿素(301mg、3.20mmol)およびトリフルオロ酢酸無水物(426μL、3.04mmol)を加え、一晩撹拌した。反応液をジクロロメタンで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。
得られた残渣、参考例116にて製造された4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(385mg、1.27mmol)、及び、N,N−ジイソプロピルアミン(323μL、1.90mmol)のジメチルスルホキシド(3mL)溶液にバイオタージ社製Initiator(登録商標)を用いて、60℃、1.5時間マイクロ波を照射しながら攪拌した。反応液を水に注ぎ、生じた固体をろ取し、減圧下、60℃で乾燥させ、(345mg)を得た。
得られた粗生成物の一部(140mg)、及び、鉄(71.5mg、1.28mmol)の酢酸(5mL)懸濁液を、70℃で1時間50分撹拌した。減圧下、溶媒を留去し、酢酸エチルを加え、生じた固体をろ別し、ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[NH-シリカゲルカラム、溶出溶媒:酢酸エチル/メタノール=95/5−80/20(グラジェント)]で精製し、更にシリカゲルクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=88/12−0/100(グラジェント)]で精製して、標記化合物(37.2mg、収率:14%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.22 (1H, s), 10.49 (1H, s), 7.96 (1H, d, J=2Hz), 7.20 (1H, dd, J=9, 2Hz), 6.77 (1H, d, J=9Hz), 6.72 (1H, s), 4.41-4.32 (2H, m), 3.25-3.15 (1H, m), 2.89 (1H, d, J=16Hz), 2.76-2.68 (2H, m), 2.72 (1H, d, J=16Hz), 1.90-1.62 (4H, m), 1.30-1.20 (1H, m), 0.88-0.83 (2H, m), 0.60-0.54 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 422 (M+H)+
(実施例100)2−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}ピリジン−3−カルボニトリル
4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン塩酸塩の代わりに、参考例116で製造された4−ヒドロキシ−3−(ピペリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(150mg、0.493mmol)を用い、3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリダジンの代わりに、2−フルオロピリジン−3−カルボニトリル(72.2mg、0.592mmol)を用いて、実施例43に記載された方法と同様に60℃で反応を行い、標記化合物(107mg、収率:54%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.30 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.42 (1H, dd, J=5, 2Hz), 8.07 (1H, dd, J=8, 2Hz), 6.91 (1H, dd, J = 8, 5Hz), 6.75 (1H, s), 4.45-4.36 (2H, m), 3.31-3.22 (1H, m), 3.08-2.97 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.74 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 407 (M+H)+
(実施例101)2−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル}−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリル
2−フルオロピリジン−3−カルボニトリルの代わりに2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリル(WO2005/105092号パンフレットに記載された化合物、163mg、0.789mmol)を用いて実施例100に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(150mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.27 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.73-8.72 (1H, m), 8.53-8.52 (1H, m), 6.77 (1H, s), 4.72-4.62 (2H, m), 3.40-3.30 (1H, m), 3.24-3.15 (2H, m), 2.91 (1H, d, J=17Hz), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 2.01-1.75 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+
(実施例102)4−ヒドロキシ−3−{1−[4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
2−フルオロピリジン−3−カルボニトリルの代わりに、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−4−ヨードピリジン(380mg、1.24mmol)を用いて、実施例100に記載された方法と同様に60℃で反応を行い、標記化合物(430mg、収率:60%)を得た。
1H-NMR (500MHz, DMSO-d6) δ: 12.19 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.30 (1H, s), 7.55 (1H, s), 6.76 (1H, s), 4.57 (2H, brs), 3.17 (1H, s), 2.99-2.86 (3H, m), 2.73 (1H, d, J=17Hz), 1.90-1.88 (1H, m), 1.74-1.58 (3H, m);
MS (ESI) m/z: 576 (M+H)+
(実施例103)4−ヒドロキシ−3−{1−[4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの光学異性体
実施例102にて製造された4−ヒドロキシ−3−{1−[4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン(150mg、0.260mmol)のIPA−ヘキサン(3/7)(5mL)混合溶液を、フラッシュLC[SP1;Biotage社製、カラム:Chiralflash IA(30mm i.d.x100mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=30/70〜40/60、流速:12mL/min]で精製して、先に溶出する化合物(以下、化合物103−1とする)(73mg、収率:49%)、及び、次に溶出する化合物(以下、化合物103−2とする)(72mg、収率:48%)をそれぞれ得た。
光学純度はHPLC[カラム:Chiralpak IA(4.6mm i.d.x150mm);ダイセル社製、溶出溶媒:IPA/ヘキサン=40/60]を用いて測定した。
化合物103−1:
光学純度99%以上(保持時間:5.1分)。
化合物103−2:
光学純度99%以上(保持時間:12.6分)。
(参考例117)6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリル
5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリル(WO2009/42694号パンフレットに記載された化合物、0.71g、4.12mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に、過酸化水素尿素(0.815g、8.66mmol)、及び、トリフルオロ酢酸無水物(1.15mL、8.24mmol)を加え、一晩撹拌した。反応液に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えた後、ジクロロメタンで2回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=88/12−0/100(グラジェント)]で精製し、生成物を得た。
得られた生成物の塩化ホスホリル(10mL)溶液を70℃で2時間、さらに還流下、2時間撹拌した。反応液を氷に注いだ後、ジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=99/1−90/10(グラジェント)]で精製して、標記化合物(62mg、収率:7%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.86 (1H, d, J=2Hz), 8.28 (1H, d, J=2Hz)。
(実施例104)6−{4−[4−ヒドロキシ−6−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル]ピペリジン−1−イル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリル
2−フルオロピリジン−3−カルボニトリルの代わりに、参考例117にて製造された6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボニトリル(62mg、0.300mmol)を用いて実施例100に記載された方法と同様に反応を行い、標記化合物(53.6mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.28 (1H, s), 10.51 (1H, s), 8.80 (1H, d, J=2Hz), 8.54 (1H, d, J=2Hz), 6.76 (1H, s), 4.19-4.09 (2H, m), 3.34-3.24 (1H, m), 3.18-3.09 (2H, m), 2.90 (1H, d, J=17Hz), 2.72 (1H, d, J=17Hz), 1.98-1.72 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 475 (M+H)+
(実施例105)4−ヒドロキシ−3−[1−(6−フェニルピリダジン−3−イル)ピペリジン−4−イル]−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
2−フルオロピリジン−3−カルボニトリルの代わりに、3−クロロ−6−フェニルピリダジン(113mg、0.592mmol)を用いて、実施例100に記載された方法と同様に60℃で2時間、更に100℃で2時間反応を行い、標記化合物(43.6mg、収率:19%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 12.25 (1H, s), 10.52 (1H, s), 8.07-8.02 (2H, m), 7.95 (1H, d, J=10Hz), 7.52-7.39 (4H, m), 6.77 (1H, s), 4.67-4.57 (2H, m), 3.40-3.28 (1H, m), 3.04-2.87 (3H, m), 2.74 (1H, d, J=16Hz), 1.97-1.68 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 459 (M+H)+
(実施例106)(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物
実施例49で得られる化合物49−1(20.40mg)に水(204μL)を室温で加え、その後、25℃で約18時間攪拌した後、室温で約0.5時間攪拌した。析出した固体を約200μLの水で洗い出しながらろ取し、室温で一晩乾燥し、標記化合物(11.98mg)を得た。回収率59%。
元素分析値C1817・2HOとして、
計算値:C,44.54;H,4.36;F,23.48;N,14.43.
実測値:C,44.84;H,4.08;F,23.45;N,14.33.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図2において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度19以上のピークを表1に示す。
(表1)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 10.54 8.39 30
2 12.62 7.01 30
3 14.38 6.15 72
4 15.38 5.76 39
5 15.88 5.58 80
6 16.96 5.22 71
7 18.94 4.68 100
8 19.44 4.56 46
9 20.60 4.31 58
10 21.86 4.06 87
11 23.04 3.86 20
12 25.56 3.48 44
13 29.12 3.06 22
14 32.14 2.78 19
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例107)(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例49で得られる化合物49−1(20.01mg)に水(200μL)を室温で加え、その後、60℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体を約200μLの水で洗いながら、ろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(15.03mg)を得た。回収率75%。
元素分析値C1817として、
計算値:C,48.11;H,3.81;F,25.37;N,15.59.
実測値:C,47.76;H,3.74;F,25.40;N,15.29.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図3において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度14以上のピークを表2に示す。
(表2)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 8.94 9.88 26
2 11.02 8.02 34
3 14.34 6.17 29
4 14.48 6.11 30
5 14.96 5.92 71
6 17.94 4.94 33
7 18.58 4.77 75
8 20.22 4.39 29
9 21.64 4.10 100
10 22.60 3.93 14
11 23.14 3.84 29
12 24.42 3.64 25
13 25.20 3.53 33
14 27.08 3.29 19
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例108)(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例49で得られる化合物49−1(21.16mg)にニトロメタン(212μL)を室温で加え、その後、60℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取し、室温で一晩乾燥し、標記化合物(13.43mg)を得た。回収率63%。
元素分析値C1817として、
計算値:C,48.11;H,3.81;F,25.37;N,15.59.
実測値:C,48.38;H,3.67;F,25.57;N,15.62.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図4において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度8以上のピークを表3に示す。
(表3)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 11.00 8.04 15
2 17.74 5.00 100
3 18.58 4.77 10
4 19.32 4.59 55
5 20.06 4.42 30
6 23.36 3.81 22
7 23.98 3.71 14
8 24.84 3.58 12
9 25.42 3.50 8
10 25.82 3.45 10
11 28.80 3.10 12
12 29.72 3.00 10
13 31.04 2.89 9
14 31.54 2.83 10
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例109)(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物
実施例49で得られる化合物49−2(22.33mg)に水(446μL)を室温で加え、その後、25℃で約16時間攪拌した後、室温で約0.5時間攪拌した。析出した固体を約200μLの水で洗い出しながらろ取し、室温で一晩乾燥し、標記化合物(14.88mg)を得た。回収率67%。
元素分析値C1817・2HOとして、
計算値:C,44.54;H,4.36;F,23.48;N,14.43.
実測値:C,44.70;H,4.09;F,23.64;N,14.35.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図5において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度17以上のピークを表4に示す。
(表4)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 10.52 8.40 23
2 12.66 6.99 27
3 14.42 6.14 66
4 15.38 5.76 36
5 15.92 5.56 73
6 16.96 5.22 54
7 18.98 4.67 100
8 19.44 4.56 39
9 20.60 4.31 53
10 21.90 4.06 81
11 23.06 3.85 17
12 25.56 3.48 40
13 29.12 3.06 24
14 32.22 2.78 18
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例110)(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例49で得られる化合物49−2(22.40mg)に水(448μL)を室温で加え、その後、60℃で約16時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体を約200μLの水で洗いながら、ろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(14.86mg)を得た。回収率66%。
元素分析値C1817として、
計算値:C,48.11;H,3.81;F,25.37;N,15.59.
実測値:C,47.85;H,3.74;F,25.29;N,15.31.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図6において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度14以上のピークを表5に示す。
(表5)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 8.92 9.91 23
2 11.00 8.04 26
3 14.32 6.18 25
4 14.44 6.13 28
5 14.96 5.92 71
6 17.94 4.94 32
7 18.60 4.77 77
8 20.20 4.39 27
9 21.64 4.10 100
10 23.10 3.85 23
11 24.42 3.64 24
12 25.20 3.53 32
13 25.86 3.44 14
14 27.06 3.29 19
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例111)(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}―1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例49で得られる化合物49−2(21.04mg)にニトロメタン(210μL)を室温で加え、その後、40℃で約38時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取し、室温で一晩乾燥し、標記化合物(13.28mg)を得た。回収率63%。
元素分析値C1817として、
計算値:C,48.11;H,3.81;F,25.37;N,15.59.
実測値:C,48.11;H,3.96;F,25.16;N,15.69.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図7において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度7以上のピークを表6に示す。
(表6)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 9.60 9.21 7
2 11.02 8.02 19
3 17.74 5.00 88
4 18.56 4.78 9
5 19.30 4.60 100
6 20.06 4.42 45
7 23.34 3.81 23
8 23.98 3.71 14
9 24.84 3.58 14
10 25.44 3.50 9
11 25.80 3.45 9
12 28.80 3.10 7
13 29.16 3.06 7
14 29.68 3.01 16
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例112)(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例50の化合物50−1(22.41mg)にニトロメタン(112μL)を室温で加え、その後、60℃で約21時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(16.99mg)を得た。回収率76%。
元素分析値C1717ClFとして、
計算値:C,49.11;H,4.12;Cl,8.53;F,13.71;N,16.84.
実測値:C,49.27;H,3.98;Cl,8.46;F,13.98;N,16.93.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図8において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度12以上のピークを表7に示す。
(表7)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 11.02 8.02 36
2 11.22 7.88 24
3 14.90 5.94 19
4 15.76 5.62 12
5 17.00 5.21 15
6 17.96 4.93 100
7 19.62 4.52 32
8 20.24 4.38 22
9 20.38 4.35 31
10 23.64 3.76 32
11 24.28 3.66 35
12 25.78 3.45 16
13 26.14 3.41 25
14 29.04 3.07 21
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例113)(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物
実施例50の化合物50−1(21.53mg)に水(431μL)を室温で加え、その後、25℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(16.00mg)を得た。回収率74%。
元素分析値C1717ClF・HOとして、
計算値:C,47.07;H,4.41;Cl,8.17;F,13.14;N,16.14.
実測値:C,46.89;H,4.25;Cl,7.93;F,13.48;N,16.00.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図9において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度15以上のピークを表8に示す。
(表8)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 10.48 8.43 16
2 15.86 5.58 100
3 17.82 4.97 38
4 18.04 4.91 52
5 19.52 4.54 28
6 20.10 4.41 21
7 20.78 4.27 15
8 21.06 4.21 35
9 23.46 3.79 15
10 24.64 3.61 16
11 25.64 3.47 19
12 25.90 3.44 21
13 26.54 3.36 15
14 27.64 3.22 18
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例114)(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例50の化合物50−1(20.90mg)にニトロメタン(209μL)を室温で加え、その後、60℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(12.98mg)を得た。回収率62%。
元素分析値C1717ClFとして、
計算値:C,49.11;H,4.12;Cl,8.53;F,13.71;N,16.84.
実測値:C,48.92;H,4.03;Cl,8.37;F,13.99;N,17.01.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図10において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度25以上のピークを表9に示す。
(表9)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 6.30 14.02 33
2 14.14 6.26 26
3 14.88 5.95 100
4 15.76 5.62 57
5 17.00 5.21 67
6 17.92 4.95 40
7 18.44 4.81 34
8 18.84 4.71 28
9 20.20 4.39 47
10 21.46 4.14 27
11 22.40 3.97 25
12 22.88 3.88 25
13 23.32 3.81 26
14 24.56 3.62 49
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例115)(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例50の化合物50−1(16.08mg)を熱分析用のアルミニウム容器に秤取り、熱重量分析装置にて200℃まで加熱した。室温まで冷却した後、残留物にメチレンクロリド(161μL)を加え、その後、25℃で約18時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で3時間乾燥し、標記化合物(10.30mg)を得た。回収率64%。
元素分析値C1717ClFとして、
計算値:C,49.11;H,4.12;Cl,8.53;F,13.71;N,16.84.
実測値:C,49.13;H,4.30;Cl,8.45;F,13.97;N,17.09.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図11において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度9以上のピークを表10に示す。
(表10)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 7.66 11.53 22
2 14.58 6.07 12
3 14.86 5.96 25
4 15.36 5.76 90
5 18.34 4.83 24
6 20.08 4.42 17
7 21.16 4.20 100
8 22.26 3.99 11
9 23.14 3.84 13
10 24.26 3.67 32
11 26.16 3.40 11
12 27.90 3.20 9
13 28.82 3.10 10
14 31.02 2.88 9
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例116)(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例56記載の化合物56−1(21.01mg)にニトロメタン(105μL)を室温で加え、その後、60℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(15.82mg)を得た。回収率75%。
元素分析値C1919・0.25HOとして、
計算値:C,50.61;H,4,36;F,21.07;N,12.43.
実測値:C,50.49;H,4,28;F,21.14;N,12.31.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図12において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度22以上のピークを表11に示す。
(表11)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 4.34 20.34 64
2 8.72 10.13 22
3 9.26 9.54 36
4 11.96 7.39 24
5 13.72 6.45 100
6 15.46 5.73 30
7 16.52 5.36 52
8 17.36 5.10 27
9 18.60 4.77 55
10 18.98 4.67 27
11 20.64 4.30 27
12 24.44 3.64 44
13 25.16 3.54 23
14 25.70 3.46 38
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例117)(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物
実施例56記載の化合物56−1(20.50mg)に水(410μL)を室温で加え、その後、25℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(18.41mg)を得た。回収率90%。
元素分析値C1919・2.2HOとして、
計算値:C,46.95;H,4.85;F,19.55;N,11.53.
実測値:C,46.95;H,4.55;F,19.56;N,11.41.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図13において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度13以上のピークを表12に示す。
(表12)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 8.74 10.11 40
2 11.28 7.84 13
3 13.18 6.71 19
4 14.04 6.30 14
5 15.40 5.75 18
6 15.72 5.63 32
7 16.32 5.43 15
8 16.52 5.36 15
9 19.66 4.51 100
10 21.34 4.16 33
11 22.72 3.91 20
12 24.80 3.59 27
13 26.10 3.41 15
14 26.56 3.35 14
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例118)(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例56記載の化合物56−1(19.77mg)に水(395μL)を室温で加え、その後、80℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(16.28mg)を得た。回収率82%。
元素分析値C1919として、
計算値:C,51.12;H,4.29;F,21.28;N,12.55.
実測値:C,50.90;H,4.24;F,21.22;N,12.36.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図14において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度23以上のピークを表13に示す。
(表13)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 10.88 8.13 23
2 14.46 6.12 28
3 15.78 5.61 26
4 16.78 5.28 44
5 17.06 5.19 62
6 17.82 4.97 49
7 19.16 4.63 46
8 19.62 4.52 43
9 20.06 4.42 54
10 21.10 4.21 100
11 23.50 3.78 54
12 24.34 3.65 41
13 24.62 3.61 53
14 26.62 3.35 28
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例119)(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物
実施例56記載の化合物56−1(20.08mg)の酢酸エチル溶液(402μL)を濃縮乾固し、残留物に水(402μL)を加えた。60℃で約18時間攪拌した後、室温で約0.5時間攪拌した。析出した固体をろ取し、室温で約3時間乾燥し、標記化合物(14.81mg)を得た。回収率74%。
元素分析値C1919・0.5HOとして、
計算値:C,50.11;H,4.43;F,20.86;N,12.30.
実測値:C,49.87;H,4.50;F,20.99;N,12.44.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図15において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度30以上のピークを表14に示す。
(表14)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 12.44 7.11 46
2 12.70 6.96 44
3 14.22 6.22 33
4 15.54 5.70 56
5 17.84 4.97 99
6 18.02 4.92 90
7 18.40 4.82 100
8 19.04 4.66 95
9 20.52 4.32 30
10 22.18 4.00 42
11 23.40 3.80 41
12 24.20 3.67 32
13 25.06 3.55 45
14 25.96 3.43 30
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例120)(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例56記載の化合物56−2(23.72mg)にニトロメタン(119μL)を室温で加え、その後、60℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(16.35mg)を得た。回収率69%。
元素分析値C1919・0.25HOとして、
計算値:C,50.61;H,4.36;F,21.07;N,12.43.
実測値:C,50.59;H,4.31;F,20.99;N,12.36.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図16において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度9以上のピークを表15に示す。
(表15)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 4.34 20.34 87
2 7.70 11.47 12
3 8.72 10.13 27
4 9.62 9.19 10
5 11.96 7.39 9
6 13.72 6.45 100
7 15.46 5.73 16
8 17.40 5.09 19
9 17.98 4.93 11
10 18.60 4.77 12
11 19.34 4.59 14
12 22.32 3.98 12
13 24.46 3.64 10
14 25.70 3.46 9
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例121)(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物
実施例56記載の化合物56−2(21.21mg)に水(424μL)を室温で加え、その後、60℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(12.13mg)を得た。回収率57%。
元素分析値C1919・0.5HOとして、
計算値:C,50.11;H,4.43;F,20.86;N,12.30.
実測値:C,50.29;H,4.26;F,20.87;N,12.30.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図17において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度29以上のピークを表16に示す。
(表16)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 12.44 7.11 50
2 12.72 6.95 50
3 14.22 6.22 32
4 15.54 5.70 54
5 17.84 4.97 100
6 18.00 4.92 99
7 18.38 4.82 97
8 19.04 4.66 85
9 20.50 4.33 29
10 22.18 4.00 43
11 23.40 3.80 40
12 24.20 3.67 34
13 24.80 3.59 31
14 25.06 3.55 45
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例122)(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物
実施例56記載の化合物56−2(21.68mg)に水(434μL)を室温で加え、その後、25℃で約18時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(16.54mg)を得た。回収率76%。
元素分析値C1919・2HOとして、
計算値:C,47.31;H,4.81;F,19.69;N,11.61.
実測値:C,47.03;H,4.48;F,19.58;N,11.40.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図18において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度16以上のピークを表17に示す。
(表17)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 8.74 10.11 45
2 11.30 7.82 19
3 13.20 6.70 21
4 14.04 6.30 19
5 15.40 5.75 20
6 15.70 5.64 37
7 16.46 5.38 19
8 18.36 4.83 21
9 19.68 4.51 100
10 21.34 4.16 40
11 22.70 3.91 25
12 24.78 3.59 29
13 26.08 3.41 18
14 26.56 3.35 16
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例123)(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン
実施例56記載の化合物56−2(20.78mg)に水(416μL)を室温で加え、その後、80℃で約38時間攪拌した。室温で約0.5時間攪拌した後、析出した固体をろ取した。その後、室温で一晩乾燥し、標記化合物(12.56mg)を得た。回収率60%。
元素分析値C1919・0.5HOとして、
計算値:C,50.11;H,4.43;F,20.86;N,12.30.
実測値:C,50.19;H,4.47;F,21.01;N,12.55.
粉末X線回折(CuKα、λ=1.54オングストローム、走査速度=2°/min)の回折パターンを図19において最大ピーク強度を100とした場合の相対強度29以上のピークを表18に示す。
(表18)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピーク番号 2θ d値 相対強度
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 12.44 7.11 29
2 16.78 5.28 47
3 17.06 5.19 65
4 17.82 4.97 69
5 18.36 4.83 30
6 19.14 4.63 54
7 19.60 4.53 39
8 20.06 4.42 58
9 21.10 4.21 100
10 21.90 4.06 29
11 23.46 3.79 62
12 24.34 3.65 50
13 24.62 3.61 53
14 26.62 3.35 33
―――――――――――――――――――――――――――――――――
(試験例1)LCAT活性の測定(in vitro)
密度勾配遠心分離を行い、健常人の血漿よりHDL3からなる画分(1.125<比重<1.210g/mL)を得た。得られた画分をリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)で透析して、LCATの酵素源及びアクセプターとして使用した。被検薬はジメチルスルホキシドに溶解して調製した。1mg/mLのHDL3を含むリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)に、DTNB(イールマン試薬、最終濃度0.5mM)、メルカプトエタノール(最終濃度12.5mM)、及び0.6%牛血清アルブミンを含む[14C]コレステロールを加え、さらにこれに各種濃度の被検薬を加え全量を80μLとした。この混合物を37℃で約16時間インキュベートした後、ヘキサンとイソプロパノールの混合液(混合比=3:2)を加え反応を停止した。攪拌後ヘキサン層を採取し、これを濃縮乾固した。これにクロロホルム溶液(濃度10mg/mL)を加え、シリカゲル薄層板にスポットし、ヘキサン、ジエチルエーテルおよび酢酸エチルの混合液(混合比=85:15:2)で展開した。コレステロールオレエートに相当する部分の放射能活性をイメージングアナライザーBAS−2500(富士フィルム社製)で測定した。被検薬を加えない試料についても同様に処理、測定した。下記の式を用いて、被検薬を加えない場合と比較し、LCAT活性化のEC50値を算出した。その結果を表19に示す。
式中、Xは、被検薬の濃度の対数を示し、
Yは、被検薬の応答性(LCAT活性)を示し、
Topは、最大値(最大平坦域)を示し、
Bottomは、最小値(最小平坦域)を示し、
EC50は、50%有効濃度を示す。
(表19)
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試験化合物 EC50(μM)
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実施例1の化合物 1.51
実施例2の化合物 0.52
実施例3の化合物 0.63
実施例4の化合物 0.25
実施例5の化合物 0.29
実施例6の化合物 1.26
実施例7の化合物 0.048
実施例8の化合物 0.021
実施例9の化合物 1.15
実施例10の化合物 0.21
実施例11の化合物 3.09
実施例12の化合物 0.054
実施例13の化合物 0.056
実施例14の化合物 0.086
実施例15の化合物 0.25
実施例16の化合物 0.096
実施例17の化合物 0.064
実施例18の化合物 0.101
実施例19の化合物 0.65
実施例20の化合物 0.29
実施例21の化合物 0.27
実施例22の化合物 0.18
実施例23の化合物 0.12
実施例24の化合物 0.15
実施例25の化合物 0.20
実施例26の化合物 0.26
実施例27の化合物 2.41
実施例28の化合物 0.30
実施例29の化合物 1.88
実施例30の化合物 2.46
実施例31の化合物 0.33
実施例32の化合物 0.30
実施例33の化合物 0.056
実施例34の化合物 0.15
実施例35の化合物 0.38
実施例36の化合物 0.42
実施例37の化合物 0.071
実施例38の化合物 0.043
実施例39の化合物 0.33
実施例40の化合物 1.71
実施例41の化合物 0.026
実施例42の化合物 0.14
実施例43の化合物 0.056
実施例44の化合物 0.36
実施例45の化合物 0.14
実施例46の化合物 0.012
実施例47の化合物 0.096
実施例48の化合物48−a 0.080
実施例48の化合物48−b 0.046
実施例49の化合物49−1 0.018
実施例49の化合物49−2 3.77
実施例50の化合物50−1 0.045
実施例51の化合物 0.081
実施例52の化合物 0.067
実施例53の化合物 0.05
実施例54の化合物 0.070
実施例55の化合物 0.079
実施例56の化合物56−1 0.045
実施例56の化合物56−2 0.98
実施例57の化合物 0.10
実施例58の化合物 0.020
実施例59の化合物 0.26
実施例60の化合物 0.021
実施例61の化合物 0.10
実施例62の化合物 0.007
実施例63の化合物 0.031
実施例64の化合物 0.056
実施例65の化合物 0.013
実施例66の化合物 0.068
実施例67の化合物 0.33
実施例68の化合物 0.76
実施例69の化合物 0.19
実施例70の化合物 0.30
実施例71の化合物 0.52
実施例72の化合物 0.023
実施例73の化合物 0.083
実施例74の化合物 0.14
実施例75の化合物 0.22
実施例76の化合物 0.018
実施例77の化合物 0.058
実施例78の化合物 0.22
実施例79の化合物 0.30
実施例80の化合物 0.38
実施例81の化合物 0.47
実施例82の化合物 0.032
実施例83の化合物 0.42
実施例84の化合物 0.27
実施例85の化合物 0.013
実施例86の化合物 0.14
実施例87の化合物 0.30
実施例88の化合物 0.088
実施例89の化合物 0.11
実施例90の化合物 0.31
実施例91の化合物 0.077
実施例92の化合物 0.21
実施例93の化合物 0.084
実施例94の化合物 0.015
実施例95の化合物 0.037
実施例96の化合物 0.22
実施例97の化合物 0.035
実施例98の化合物98−a 0.023
実施例98の化合物98−b 0.51
実施例99の化合物 0.075
実施例100の化合物 1.55
実施例101の化合物 0.17
実施例102の化合物 0.021
実施例103の化合物103−1 0.027
実施例103の化合物103−2 0.53
実施例104の化合物 1.10
実施例105の化合物 0.027
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以上より、本発明化合物は、優れたLCAT活性化作用を有し、脂質異常症及び動脈硬化症等の疾患の治療若しくは予防のための医薬として有用である。
(試験例2)LCAT活性の測定(血漿)
ヒト、カニクイサル又はヒトLCATトランスジェニックマウスの血漿を、LCATの酵素源及びアクセプターとして使用した。被検薬はジメチルスルホキシドに溶解して調製した。各血漿5μLとPBS45μLに、DTNB(イールマン試薬、最終濃度0.5mM)、メルカプトエタノール(最終濃度12.5mM)、及び0.6%牛血清アルブミンを含む[14C]コレステロールを加え、さらにこれに各種濃度の被検薬を加え全量を80μLとした。この混合物を37℃で約16時間インキュベートした後、ヘキサン及びイソプロパノールの混合液(混合比=3:2)を加え反応を停止した。水を加え攪拌後ヘキサン層を採取し、これを濃縮乾固した。これにクロロホルム溶液(濃度10mg/mL)を加え、シリカゲル薄層板にスポットし、ヘキサン、ジエチルエーテル及び酢酸エチルの混合液(混合比=85:15:2)で展開した。コレステロールオレエートに相当する部分の放射能活性をイメージングアナライザーBAS−2500(富士フィルム社製)で測定した。被検薬を加えない試料についても同様に処理、測定した。下記の式を用いて、被検薬を加えない場合と比較し、LCAT活性化のEC50値を算出した。
式中、Xは、被検薬の濃度の対数を示し、
Yは、被検薬の応答性(LCAT活性)を示し、
Topは、最大値(最大平坦域)を示し、
Bottomは、最小値(最小平坦域)を示し、
EC50は、50%有効濃度を示す。
(試験例3)LCAT活性の測定(Ex vivo)
被検薬を投与したカニクイサル又はヒトLCATトランスジェニックマウスの血漿中のLCAT活性を測定した。各血漿25μLに、DTNB(イールマン試薬、最終濃度0.26mM)、メルカプトエタノール(最終濃度2mM)、及び0.6%牛血清アルブミンを含む[14C]コレステロールを加え、全量を40μLとした。この混合物を37℃で1時間インキュベートした後、ヘキサン及びイソプロパノールの混合液(混合比=3:2)を加え反応を停止した。水を加え攪拌後ヘキサン層を採取し、これを濃縮乾固した。これにクロロホルム溶液(濃度10mg/mL)を加え、シリカゲル薄層板にスポットし、ヘキサン、ジエチルエーテル及び酢酸エチルの混合液(混合比=85:15:2)で展開した。コレステロールオレエートに相当する部分の放射能活性をイメージングアナライザーBAS−2500(富士フィルム社製)で測定した。投与前のLCAT活性と比較し、各時点でのLCAT活性化の変化率を算出した。
(試験例4)カニクイサル薬効試験
被検薬をpropylene glycol(Sigma−Aldrich)−Tween 80(Sigma−Aldrich)混合溶液[4/1(v/v)]又は、0.5%(w/v)メチルセルロース水溶液に溶解し、カニクイサルに、1又は7日間経口投与した。投与1又は7日間目の投与前及び投与後の血液を採取し、血漿を得た。血漿中コレステロール含有量は、市販の測定キット(コレステロール−Eワコー、和光純薬)を用いて測定した。リポタンパク質プロファイルを、HPLC(カラム:LipopropackXL、東ソー製)によって分析した。HDLコレステロール、及び、non−HDLコレステロールの含有量は、以下の計算式にしたがって算出した。
HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
non−HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(non−HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
投与前に比べて10mg/kg1回投与後のHDLの上昇率(%)を、投与前及び投与後24時間のAUCから求め、その結果を表20に示す。
(表20)
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試験化合物 1回投与後のHDLの上昇率
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実施例7の化合物 334
実施例8の化合物 531
実施例10の化合物 526
実施例50の化合物50−1 433
実施例56の化合物56−1 644
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(試験例5)ヒトLCATトランスジェニックマウス薬効試験
被検薬をpropylene glycol−Tween 80混合溶液[4/1(v/v)]又は、0.5%(w/v)メチルセルロース水溶液に溶解し、ヒトLCATトランスジェニックマウスに、1、4又は7日間経口投与した。投与1、4又は7日間目の投与前及び投与後の血液を採取し、血漿を得た。血漿中コレステロール含有量は、市販の測定キット(コレステロール−Eワコー、和光純薬)を用いて測定した。リポタンパク質プロファイルを、HPLC(カラム:LipopropackXL、東ソー製)によって分析した。HDLコレステロール、及び、non−HDLコレステロールの含有量は、以下の計算式にしたがって算出した。
HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
non−HDLコレステロール含有量=血漿中コレステロール含有量×(non−HDLコレステロールのピーク面積/各ピークの和)
以上のように、本発明の化合物は、優れたLCAT活性化作用を示し、脂質異常症及び動脈硬化症等の疾患の治療若しくは予防のための医薬として有用である。
(製剤例1)ハ−ドカプセル剤
標準二分式ハ−ドゼラチンカプセルの各々に、100mgの粉末状の実施例1の化合物、150mgのラクト−ス、50mgのセルロ−ス及び6mgのステアリン酸マグネシウムを充填することにより、単位カプセルを製造し、洗浄後、乾燥する。
(製剤例2)ソフトカプセル剤
消化性油状物、例えば、大豆油、綿実油又はオリ−ブ油中に入れた、実施例2の化合物の混合物を調製し、正置換ポンプでゼラチン中に注入して、100mgの活性成分を含有するソフトカプセルを得、洗浄後、乾燥する。
(製剤例3)錠剤
常法に従って、100mgの実施例3の化合物、0.2mgのコロイド性二酸化珪素、5mgのステアリン酸マグネシウム、275mgの微結晶性セルロ−ス、11mgのデンプン及び98.8mgのラクト−スを用いて製造する。
なお、所望により、剤皮を塗布する。
(製剤例4)懸濁剤
5mL中に、100mgの微粉化した実施例4の化合物、100mgのナトリウムカルボキシ基メチルセルロ−ス、5mgの安息香酸ナトリウム、1.0gのソルビト−ル溶液(日本薬局方)及び0.025mLのバニリンを含有するように製造する。
(製剤例5)注射剤 1.5重量%の実施例6の化合物を、10重量%のプロピレングリコール中で撹拌し、次いで、注射用水で一定容量に調整した後、滅菌して注射剤とする。
本発明の一般式(I)で表される化合物又はその薬理上許容される塩の結晶は、優れたLCAT活性化作用を有し、特に、動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患(急性冠症候群、心不全、心筋梗塞、狭心症、心虚血、心血管障害及び血管形成性再狭窄を含む)、脳血管疾患(脳卒中及び脳梗塞を含む)、末梢血管疾患(末梢動脈疾患、糖尿病血管合併症を含む)、脂質異常症、LCAT欠損症、低HDLコレステロール血症、糖尿病、高血圧症、メタボリックシンドローム、アルツハイマー病、角膜混濁、又は、腎疾患の治療剤又は予防剤、特に、抗動脈硬化剤の有効成分として有用である。

Claims (58)

  1. 一般式(I)
    [式中、Rは、置換されてよいアリール基(当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−6アルコキシ基、C3−7シクロアルコキシ基、フェニル基、C2−7アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル基及びジ(C1−6アルキル)アミノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1乃至3個の基である。)、又は、置換されてよいヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1又は2個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−6アルコキシ基、C3−7シクロアルコキシ基、フェニル基、C2−7アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル基及びジ(C1−6アルキル)アミノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基であり、更に当該ヘテロアリール基は1個の置換されてよいヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環であり、更にベンゼン環と縮合してもよい。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1又は2個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基及びC1−6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)で置換されていてもよい。)である。]で表される化合物又はその薬理上許容される塩の結晶。
  2. Rが、置換されたアリール基(当該置換基は、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基及びC1−3アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、請求項1に記載の結晶。
  3. Rが、置換されたフェニル基(当該置換基は、塩素原子、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、請求項1に記載の結晶。
  4. Rが、置換されたフェニル基(当該置換基は、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基及びシアノ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、請求項1に記載の結晶。
  5. Rが、置換されたヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環である。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−3アルキル基、C3−6シクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−3アルコキシ基、C2−4アルコキシカルボニル基及びベンジルオキシカルボニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基であり、更に当該ヘテロアリール基は1個の置換されたヘテロアリール基(当該ヘテロアリールは5員又は6員環である。当該ヘテロアリール基の環上の複素原子は、1個の窒素原子であり、更に1個の窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を含んでもよく、当該置換基は、ハロゲン原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基及びC1−3アルコキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)で置換されていてもよい。)である、請求項1に記載の結晶。
  6. Rが、置換された、ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基、ピリダジル基、オキサゾリル基若しくはチアゾリル基(当該置換基は、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、シクロプロピル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、C1−3アルコキシ基、C2−4アルコキシカルボニル基及びベンジルオキシカルボニル基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基であり、更に当該ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基、ピリダジル基、オキサゾリル基若しくはチアゾリル基は1個の置換されたチアゾリル基(当該置換基は、塩素原子、フッ素原子、C1−3アルキル基、トリフルオロメチル基、シアノ基又はC1−3アルコキシ基である。)で置換されていてもよい。)である、請求項1に記載の結晶。
  7. Rが、置換されたピリジル基(当該置換基は、塩素原子、トリフルオロメチル基、ジフルオロメトキシ基及びトリフルオロメトキシ基からなる群から選ばれる同一又は異なった1又は2個の基である。)である、請求項1に記載の結晶。
  8. (4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
    (4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
    (4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
    (4S)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;
    (4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン;及び、
    (4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンからなる群から選ばれる化合物又はその水和物の結晶。
  9. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.39、7.01、6.15、5.76、5.58、5.22、4.68、4.56、4.31、4.06、3.86、3.48、3.06及び2.78オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶。
  10. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.88、8.02、6.17、6.11、5.92、4.94、4.77、4.39、4.10、3.93、3.84、3.64、3.53及び3.29オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  11. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.04、5.00、4.77、4.59、4.42、3.81、3.71、3.58、3.50、3.45、3.10、3.00、2.89及び2.83オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  12. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.40、6.99、6.14、5.76、5.56、5.22、4.67、4.56、4.31、4.06、3.85、3.48、3.06及び2.78オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶。
  13. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.91、8.04、6.18、6.13、5.92、4.94、4.77、4.39、4.10、3.85、3.64、3.53、3.44及び3.29オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  14. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが9.21、8.02、5.00、4.78、4.60、4.42、3.81、3.71、3.58、3.50、3.45、3.10、3.06及び3.01オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−{1−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−イル}−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  15. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.02、7.88、5.94、5.62、5.21、4.93、4.52、4.38、4.35、3.76、3.66、3.45、3.41及び3.07オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  16. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.43、5.58、4.97、4.91、4.54、4.41、4.27、4.21、3.79、3.61、3.47、3.44、3.36及び3.22オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶。
  17. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが14.02、6.26、5.95、5.62、5.21、4.95、4.81、4.71、4.39、4.14、3.97、3.88、3.81及び3.62オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  18. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが11.53、6.07、5.96、5.76、4.83、4.42、4.20、3.99、3.84、3.67、3.40、3.20、3.10及び2.88オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−[1−(5−クロロピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  19. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが20.34、10.13、9.54、7.39、6.45、5.73、5.36、5.10、4.77、4.67、4.30、3.64、3.54及び3.46オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  20. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが10.11、7.84、6.71、6.30、5.75、5.63、5.43、5.36、4.51、4.16、3.91、3.59、3.41及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶。
  21. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが8.13、6.12、5.61、5.28、5.19、4.97、4.63、4.52、4.42、4.21、3.78、3.65、3.61及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  22. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、6.96、6.22、5.70、4.97、4.92、4.82、4.66、4.32、4.00、3.80、3.67、3.55及び3.43オングストロームに主要なピークを示す、(4R)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶。
  23. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが20.34、11.47、10.13、9.19、7.39、6.45、5.73、5.09、4.93、4.77、4.59、3.98、3.64及び3.46オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  24. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、6.95、6.22、5.70、4.97、4.92、4.82、4.66、4.33、4.00、3.80、3.67、3.59及び3.55オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶。
  25. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが10.11、7.82、6.70、6.30、5.75、5.64、5.38、4.83、4.51、4.16、3.91、3.59、3.41及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オン 水和物の結晶。
  26. 銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折図において、面間隔dが7.11、5.28、5.19、4.97、4.83、4.63、4.53、4.42、4.21、4.06、3.79、3.65、3.61及び3.35オングストロームに主要なピークを示す、(4S)−3−{1−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]ピペリジン−4−イル}−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)−1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−6−オンの結晶。
  27. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する医薬組成物。
  28. 動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患の治療又は予防のための請求項27に記載の医薬組成物。
  29. 動脈硬化症の治療又は予防のための請求項27に記載の医薬組成物。
  30. 脂質異常症の治療又は予防のための請求項27に記載の医薬組成物。
  31. 血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患の治療又は予防のための請求項27に記載の医薬組成物。
  32. 血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患の治療又は予防のための請求項27に記載の医薬組成物。
  33. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有するLCAT活性化剤。
  34. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する可逆的LCAT活性化剤。
  35. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する抗動脈硬化剤。
  36. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する動脈硬化の予防剤若しくは治療剤。
  37. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する、血中のLDLコレステロールの濃度低下剤。
  38. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶を有効成分として含有する、血中のHDLコレステロールの濃度上昇剤。
  39. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶及び薬理上許容される担体を含有する医薬組成物。
  40. 医薬組成物の製造のための、請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶の使用。
  41. 動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、請求項40に記載の使用。
  42. 動脈硬化症の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、請求項40に記載の使用。
  43. 脂質異常症の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、請求項40に記載の使用。
  44. 血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、請求項40に記載の使用。
  45. 血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患の治療又は予防のための医薬組成物の製造のための、請求項40に記載の使用。
  46. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶の有効量を、ヒトに投与することからなる、LCAT活性化方法。
  47. 請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶の有効量を、ヒトに投与することからなる、疾患の治療又は予防のための方法。
  48. 疾患が、動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患である、請求項47に記載された方法。
  49. 疾患が、動脈硬化症である、請求項47に記載された方法。
  50. 疾患が、脂質異常症である、請求項47に記載された方法。
  51. 疾患が、血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患である、請求項47に記載された方法。
  52. 疾患が、血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患である、請求項47に記載された方法。
  53. 疾患の治療又は予防のための方法における使用のための、請求項1乃至26のいずれか1項に記載の結晶。
  54. 疾患が、動脈硬化症、動脈硬化性心疾患、冠状動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、脂質異常症、低HDLコレステロール血症、又は、腎疾患である、請求項53に記載された結晶。
  55. 疾患が、動脈硬化症である、請求項53に記載の結晶。
  56. 疾患が、脂質異常症である、請求項53に記載の結晶。
  57. 疾患が、血中のLDLコレステロールの濃度の増加により引き起こされる疾患である、請求項53に記載の結晶。
  58. 疾患が、血中のHDLコレステロールの濃度の減少により引き起こされる疾患である、請求項53に記載の結晶。
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