WO2013140715A1 - 電子体温計及びその処理方法及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
電子体温計の内部に加速度センサを設ける。そして、当該センサの時間軸に沿った検出値が表わすパターンが予め設定されたパターンであるとき、電子体温計のリセット処理等の予め設定された処理を実行する。この結果、電子体温計で体温を測定してした後、ユーザによる電子体温計を振る操作に対応する加速度値が示すパターンを検出すると、例えば電子体温計のリセット処理を実施され、電子体温計を体温の測定開始前の状態に戻すことができる。
Description
本発明は、電子体温計及びその処理方法及び制御方法に関する。
従来、被検者の体温を測定する電子体温計が知られている。一般に、電子体温計を用いて体温測定を行なう際には、ユーザは、本体部に設けられた電源ボタンを押下した後、腋下等の被測定部位に電子体温計(の端部に設けられた測定部)を数十秒から数分程度挟み込み、体温測定を行なう(例えば、特許文献1)。
電子体温計において、検温不良や動作異常等が起こったり、また、体温の再測定を行なったりする場合には、ユーザは、上述した電源ボタンを押下して電子体温計をリセットさせた後、体温の測定を行なうことになる。
このように電子体温計においては、一般に、本体部に電源ボタンが設けられており、ユーザは、当該電源ボタンの押下により電子体温計の電源を入れたり、また、リセットさせたりする。
しかし、電子体温計の本体部にこのようなボタンが設けられた場合、測定中に被検者が誤って押下してしまう可能性があり、あまり望ましいとはいえない。特に、医療現場においては、衛生面上の理由により測定の都度、電子体温計を洗浄する必要があるため、物理的なボタンを本体部の外部に設けたくないといった要望がある。その一方で、電子体温計の電源を入れたり、リセットしたりする構成が必要とされる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。本明細書は、電子体温計の内部に加速度センサを設け、当該センサの検出値が所定条件を満たしたことをトリガーとして電子体温計をリセット処理するようにした技術を提供する。
上記課題を解決するため、本明細書では、被検者の体温を測定する電子体温計であって、前記電子体温計を振る動きを検出する加速度センサと、前記加速度センサの検出値が所定条件を満たしたことをトリガーとして前記電子体温計のリセット処理を実施し、前記電子体温計を前記体温の測定開始前の状態に戻す制御を行なう制御手段とを具備する。
本発明によれば、電子体温計の内部に設けられた加速度センサの検出値が所定条件を満たしたことをトリガーとして電子体温計をリセット処理できる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
図1は、本発明の一実施の形態に係わる電子体温計10の外観構成の一例を示す図である。
図2は、本実施形態の電子体温計10の処理の概要を示す図である。
図3は、図1に示す電子体温計10の構成の一例を示す図である。
図4は、図3に示す振れ判定部51による判定処理の概要を説明するための図である。
図5は、表示部の表示の推移の例を示す図である。
以下に、本発明に係わる実施の形態について添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の一実施の形態に係わる電子体温計10の外観構成の一例を示す図である。なお、図1に示す外観構成は、あくまでも一例であり、LED(Light Emitting Diode)や各種ボタン(電源ボタン以外)等が適宜設けられていても良い。
電子体温計10には、その外観構成として、表示部11と、エンドキャップ12とが設けられる。表示部11は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等により実現され、被検者の体温に関する情報を表示する機能を果たす。エンドキャップ12は、例えば、ステンレスなどの金属により実現され、温度計測部(不図示)に対して被検者の体温を伝導する機能を果たす。
電子体温計10は、未使用時にケース20に格納される。ユーザは、使用に際して、当該ケース20から電子体温計10を取り出して被検者の体温の測定を行なう。
ここで、本実施形態に係わる電子体温計10には、スイッチ等のボタンが設けられておらず、電源のオン/オフは、永久磁石が内蔵されたケース20から取り出されるか、ケース20に格納されるかによって制御される。より具体的には、電子体温計10は、ケース20から取り出されると、マグネットリードスイッチにより自動的に電源オンし、ケース20に格納されると、自動的に電源オフする構成となっている。
一般に、このようなケースからの取り出し及び格納によって電源をオン/オフするタイプの電子体温計において、検温不良や動作異常等が発生したり、また、体温の再測定を行なったりする場合には、ケースに一旦格納し、リセットする必要があった。
これに対して、本実施形態に係わる電子体温計10においては、そのような煩雑な手順を省いて、電子体温計10をリセットする仕組みを提供する。具体的には、電子体温計10の内部には、加速度センサが設けられており、図2に示すように、例えば、体温の測定等が行なわれた状態でその結果をリセットする場合、ユーザは、電子体温計10を振る。このとき、電子体温計10に内蔵された加速度センサにおいて、所定条件を満たす振れが検出されると、電子体温計10の内部でリセット処理が起動し、電子体温計10が初期状態(体温の測定開始前の状態、言い換えれば、体温の測定を行なえる状態)に戻る。
次に、図3を用いて、図1に示す電子体温計10の構成の一例について説明する。
電子体温計10には、その機能的な構成として、表示部11と、電源部31と、温度計測部32と、加速度センサ33と、演算制御部40とが具備される。なお、図1と同じ構成については同一の符号を付してある。
電源部31は、使い捨て式の電池又は充電式の電池を内蔵し、電子体温計10の各部に電源を供給する。加速度センサ33は、電子体温計10の振れを検出する。
温度計測部32は、例えば、サーミスタ、コンデンサ、測温用CR発振回路等により実現されており、サーミスタにより検出された温度を発振信号として出力する。出力された発振信号は、後述するカウンタ41においてカウントされることで、デジタル量として出力される。なお、温度計測部32の測定アルゴリズムは、あくまでも一例であり、このような構成に限定されず、どのような方式で体温の測定を行なっても良い。
演算制御部40は、電子体温計10における動作を統括制御する機能を果たし、カウンタ41と、表示制御部42と、演算処理部43と、ブザー44と、ROM45と、RAM46と、EEPROM47と、マグネットリードスイッチ48とを具備して構成される。
EEPROM(Electrically Erasable PROM)47は、データの書き込み及び読み出しが可能な不揮発性メモリであり、例えば、体温測定に必要なパラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)46は、データの書き込み及び読み出しが可能な揮発性メモリであり、例えば、温度計測部32により計測された温度を記憶する。ROM(Read Only Memory)45は、データの読み出し可能な不揮発性メモリであり、体温測定プログラム等を格納する。
表示制御部42は、表示部11への各種情報の表示を制御する。カウンタ41は、温度計測部32から出力された発振信号をカウントする。演算処理部43は、RAM46をワーク領域として、ROM45に格納された体温測定プログラムに従って各種演算を行なう。なお、この体温測定プログラムに従った処理の実行時には、EEPROM47に格納されたパラメータに従って各種処理が制御される。また、本実施形態に係わる電子体温計は、実測式タイプであっても良いし、予測式タイプであっても良く、いずれの方式であっても良い。
ブザー44は、ブザー等の鳴動を行なう。例えば、ブザーを鳴動させ、体温測定の終了を被検者に通知する。
マグネットリードスイッチ48は、磁気を利用して電子体温計10の電源のオン/オフを制御する。具体的には、電子体温計10がケース20に格納されると、マグネットリードスイッチ48は、ケース20に内蔵された永久磁石の磁気の影響を受け(未接続状態になり)、電子体温計10の電源をオフする。また、電子体温計10がケース20から取り出されると、マグネットリードスイッチ48は、当該ケース20に内蔵された永久磁石の磁気の影響を受けなくなり(接続状態になり)、電子体温計10の電源をオンする。
演算処理部43は、各種演算等を行ない、演算制御部40における処理を制御する。演算処理部43には、振れ判定部51と、リセット部52とが具備される。
振れ判定部51は、加速度センサ33による検出値を監視し、所定条件を満たす振れがなされたか否かの判定を行なう。なお、所定条件の詳細については後述する。
リセット部52は、振れ判定部51により所定条件を満たす振れがなされたと判定された場合に、電子体温計10をリセットし体温の測定開始前の状態に戻す。なお、リセットとは、上述した通り、電子体温計10を体温の測定開始前の状態(体温の測定を再度行なえる状態)に戻すことをいう。より具体的には、RAM46に展開されたデータや、カウンタ41等を初期化するとともに、実行中のプログラム(体温測定プログラム)を再起動させる。
ここで、上述した振れ判定部51による判定処理の概要について説明する。図4の参照符号4aには、図4の参照符号4bに示す矢印方向に電子体温計10が所定回数振られた場合に、加速度センサ33により検出される検出値の概要が示されている。
ここで、本実施形態においては、所定時間内に、正方向へ所定閾値(加速度閾値)以上の検出値(ピーク)が複数回(ここでは、2回)有するパターンが検出された場合に、所定条件を満たす振れが電子体温計10に与えられたとして、リセット処理を行なう。
この場合、図4のP1及びP3に示す方向が正方向を示しており、当該正方向へのユーザの振り動作によって、P1及びP3に示す検出値のピークが得られている。また、P1及びP3に示す方向へのピークが、所定時間内に複数回(P1及びP3の2回)検出されており且つ、加速度閾値以上となっている。そのため、この場合には、P3に示すピークが検出された時点で電子体温計10においてはリセット処理が行なわれる。なお、ここでは所定閾値より大きな加速度を持つピークを所定時間内に2回検出することを条件に、リセット処理をするものとして説明した。しかし、ピークの検出回数は2回以上であれば良く、上記実施形態で本発明が限定されるものではない。
このように本実施形態においては、電子体温計10が単純に振られたとしても、リセット処理が行なわれず、上述したような条件を設け、リセット処理を行なうか否かを決める。そのため、このような振り動作によって電子体温計10をリセットする構成を提供するのに合わせて、ユーザが意図しないタイミングで誤って電子体温計10がリセット処理されるのを抑制できる。
このように本実施形態においては、電子体温計10が単純に振られたとしても、リセット処理が行なわれず、上述したような条件を設け、リセット処理を行なうか否かを決める。そのため、このような振り動作によって電子体温計10をリセットする構成を提供するのに合わせて、ユーザが意図しないタイミングで誤って電子体温計10がリセット処理されるのを抑制できる。
これにより、例えば、
・ユーザが誤って電子体温計を落下させる、
・衣服に引っ掛かり電子体温計が振られる、
・ユーザが手に電子体温計を持ったり衣服のポケット等に入れたりして走る、
等した場合等であっても、電子体温計10が不用意にリセットされるのを抑制できる。なお、この条件(所定時間、加速度閾値、振り方向、検出するピーク数)は、実際に使用される現場環境等において適宜設定変更すれば良い。
・ユーザが誤って電子体温計を落下させる、
・衣服に引っ掛かり電子体温計が振られる、
・ユーザが手に電子体温計を持ったり衣服のポケット等に入れたりして走る、
等した場合等であっても、電子体温計10が不用意にリセットされるのを抑制できる。なお、この条件(所定時間、加速度閾値、振り方向、検出するピーク数)は、実際に使用される現場環境等において適宜設定変更すれば良い。
以上が本発明の代表的な実施形態の例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。ここで、いくつか変形例を挙げて説明する。
(変形例1)
例えば、上述した実施形態においては、所定条件として閾値よりも大きな加速度とし、
・所定時間内に検出された加速度の検出値(ピーク)であること、
・加速度の検出値(ピーク)が所定方向(すなわち、正又は負のいずれか一方の検出値)であること、
・加速度の検出値(ピーク)が所定値以上であること、
・所定値以上の加速度の検出値(ピーク)を所定回数以上検出すること、
といった条件を有するパターンについて説明したが、所定条件は、これに限られない。具体的には、これら条件のうちの少なくとも1つを用いて、所定条件を満たす振れがなされたか否かの判定を行うようにしても良い。また、例えば、上記条件においては、加速度の検出値が所定方向であること、といった条件も例示しているが、必ずしも同じ方向への加速度の検出値である必要はなく、正及び負の両方のピーク(検出値)に基づいて判定を行なうようにしても良い。
例えば、上述した実施形態においては、所定条件として閾値よりも大きな加速度とし、
・所定時間内に検出された加速度の検出値(ピーク)であること、
・加速度の検出値(ピーク)が所定方向(すなわち、正又は負のいずれか一方の検出値)であること、
・加速度の検出値(ピーク)が所定値以上であること、
・所定値以上の加速度の検出値(ピーク)を所定回数以上検出すること、
といった条件を有するパターンについて説明したが、所定条件は、これに限られない。具体的には、これら条件のうちの少なくとも1つを用いて、所定条件を満たす振れがなされたか否かの判定を行うようにしても良い。また、例えば、上記条件においては、加速度の検出値が所定方向であること、といった条件も例示しているが、必ずしも同じ方向への加速度の検出値である必要はなく、正及び負の両方のピーク(検出値)に基づいて判定を行なうようにしても良い。
(変形例2)
例えば、電子体温計10がケース20から取り出され、体温測定を行なう前に前回の体温の測定結果を表示するようにしても良い。内部的な処理としては、体温測定が終了する都度、測定された体温をEEPROM47に格納する。そして、電子体温計10がケース20から取り出された際に、電源がONになった際に演算処理部43において、当該EEPROM47に格納された前回測定した体温を読み出し、表示制御部42において、それを表示部11に表示すれば良い。この表示は、一定時間(例えば、3秒ほど)行なう。
例えば、電子体温計10がケース20から取り出され、体温測定を行なう前に前回の体温の測定結果を表示するようにしても良い。内部的な処理としては、体温測定が終了する都度、測定された体温をEEPROM47に格納する。そして、電子体温計10がケース20から取り出された際に、電源がONになった際に演算処理部43において、当該EEPROM47に格納された前回測定した体温を読み出し、表示制御部42において、それを表示部11に表示すれば良い。この表示は、一定時間(例えば、3秒ほど)行なう。
(変形例3)
例えば、電子体温計10が振られたことをトリガーとして、バックライトを点灯させ、その後値セット処理を行なうようにしても良い。具体的には、図5の参照符号5aに示すように、リセット処理を行なう前に、表示制御部42において、表示部11のバックライトを一定時間点灯させ、測定した体温をユーザに見えるように表示する。その後、リセット処理を行ない、消灯する。この場合、暗い場所で体温を測定した場合、ユーザがその体温計を振る操作を行なったときのみバックライトが点灯するので、その測定値を確認できると共に、バックライトの消費電力を抑えることができる。る。なお、電子体温計10が振られたことをトリガーにして、バックライトを点灯する処理を行ない、リセット処理を行なわないようにしても良い。
例えば、電子体温計10が振られたことをトリガーとして、バックライトを点灯させ、その後値セット処理を行なうようにしても良い。具体的には、図5の参照符号5aに示すように、リセット処理を行なう前に、表示制御部42において、表示部11のバックライトを一定時間点灯させ、測定した体温をユーザに見えるように表示する。その後、リセット処理を行ない、消灯する。この場合、暗い場所で体温を測定した場合、ユーザがその体温計を振る操作を行なったときのみバックライトが点灯するので、その測定値を確認できると共に、バックライトの消費電力を抑えることができる。る。なお、電子体温計10が振られたことをトリガーにして、バックライトを点灯する処理を行ない、リセット処理を行なわないようにしても良い。
(変形例4)
例えば、図5の参照符号5bに示すように、測定終了後、表示制御部42において、一定時間経過後に測定体温の表示を非表示にする(スリープ機能)。そして、ユーザにより所定条件を満たした振れが電子体温計に与えられた場合に、表示制御部42において、測定体温を再表示し、その後リセット処理を行うようにしても良い。
例えば、図5の参照符号5bに示すように、測定終了後、表示制御部42において、一定時間経過後に測定体温の表示を非表示にする(スリープ機能)。そして、ユーザにより所定条件を満たした振れが電子体温計に与えられた場合に、表示制御部42において、測定体温を再表示し、その後リセット処理を行うようにしても良い。
(変形例5)
上述した実施形態においては、電子体温計10を振ることによってリセット処理を行なう場合について説明したが、これに限られない。例えば、上述した所定条件を満たした振れが電子体温計に与えられた場合に、電子体温計の電源をオンしたり、また、オフしたりするようにしても良い。
上述した実施形態においては、電子体温計10を振ることによってリセット処理を行なう場合について説明したが、これに限られない。例えば、上述した所定条件を満たした振れが電子体温計に与えられた場合に、電子体温計の電源をオンしたり、また、オフしたりするようにしても良い。
(変形例6)
上述した実施形態においては、ケースからの取り出し及び格納によって電源をオン/オフするタイプの電子体温計を例に挙げて説明したが、これ以外のタイプの電子体温計に上述した構成を適用しても構わない。すなわち、本体部に電源ボタン等が設けられた電子体温計に対して上述した構成、並びに、変形例1乃至5を適用しても良い。
上述した実施形態においては、ケースからの取り出し及び格納によって電源をオン/オフするタイプの電子体温計を例に挙げて説明したが、これ以外のタイプの電子体温計に上述した構成を適用しても構わない。すなわち、本体部に電源ボタン等が設けられた電子体温計に対して上述した構成、並びに、変形例1乃至5を適用しても良い。
(変形例7)
上記実施形態では、体温測定が終了したとき、ブザー44を鳴動させた。そこで、上記実施形態で説明したユーザの振る操作を検出した場合にブザー44の鳴動を停止させるようにしても良い。すなわち、この場合、更に上記変形例3と組み合わせることも考えられる。すなわち、測定終了したとき、ユーザに測定終了を知らせるためにブザー44の鳴動を開始する。そして、ユーザによる上記実施形態で説明した条件の振る操作を検出したときにブザー44の鳴動を停止する共に、測定値を表示し且つバックライトを所定時間だけ点灯する。その後、リセット処理、もしくは電源OFF処理を行なう。
上記実施形態では、体温測定が終了したとき、ブザー44を鳴動させた。そこで、上記実施形態で説明したユーザの振る操作を検出した場合にブザー44の鳴動を停止させるようにしても良い。すなわち、この場合、更に上記変形例3と組み合わせることも考えられる。すなわち、測定終了したとき、ユーザに測定終了を知らせるためにブザー44の鳴動を開始する。そして、ユーザによる上記実施形態で説明した条件の振る操作を検出したときにブザー44の鳴動を停止する共に、測定値を表示し且つバックライトを所定時間だけ点灯する。その後、リセット処理、もしくは電源OFF処理を行なう。
(変形例8)
電子体温計内に無線(電波、赤外線)通信回路を内蔵させ、測定した体温データを外部の体温データ集計装置に無線で送信するシステムに適用しても良い。この場合、体温測定後、ユーザによる振る動作を検出した場合をトリガーにして、無線通信回路をアクティブ(無線通信回路に電力を供給)し、外部の体温データ集計装置に送信する。そして、その送信が完了した場合に、リセット、もしくは電源をOFFにする。この場合、上記各変形例を組み合わせても構わない。
電子体温計内に無線(電波、赤外線)通信回路を内蔵させ、測定した体温データを外部の体温データ集計装置に無線で送信するシステムに適用しても良い。この場合、体温測定後、ユーザによる振る動作を検出した場合をトリガーにして、無線通信回路をアクティブ(無線通信回路に電力を供給)し、外部の体温データ集計装置に送信する。そして、その送信が完了した場合に、リセット、もしくは電源をOFFにする。この場合、上記各変形例を組み合わせても構わない。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
本願は、2012年3月21日提出の日本国特許出願特願2012-064388号を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。
Claims (18)
- 被検者の体温を測定する電子体温計であって、
前記電子体温計を振る動きを検出する加速度センサと、
前記加速度センサの検出値が所定条件を満たしたことをトリガーとして前記電子体温計のリセット処理を実施し、前記電子体温計を前記体温の測定開始前の状態に戻す制御を行なう制御手段と
を具備することを特徴とする電子体温計。 - 前記制御手段は、
前記加速度センサの検出値において、所定値以上のピークが所定時間内に所定回数以上検出された場合に、前記所定条件を満たしたとして前記リセット処理を実施する
ことを特徴とする請求項1記載の電子体温計。 - 前記所定値以上のピークは、前記加速度センサの検出値から正又は負のいずれか一方で検出されたピークである
ことを特徴とする請求項2記載の電子体温計。 - 前記測定された体温を表示する表示手段
を更に具備し、
前記制御手段は、
前記被検者の体温の測定の開始前に、前回の体温の測定結果を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子体温計。 - 前記表示手段は、
一定時間経過後に前記測定された体温を非表示にし、
前記制御手段は、
前記リセット処理を行なう前に前記非表示にした体温を前記表示手段に一定時間表示させた後、前記リセット処理を行なう
ことを特徴とする請求項4記載の電子体温計。 - 前記制御手段は、
前記非表示にした前記体温を前記表示手段に一定時間表示させる際に前記表示手段のバックライトも点灯させる
ことを特徴とする請求項5記載の電子体温計。 - 被検者の体温を測定する電子体温計の処理方法であって、
加速度センサが、前記電子体温計を振る動きを検出する工程と、
制御手段が、前記加速度センサの検出値が所定条件を満たしたことをトリガーとして前記電子体温計のリセット処理を実施し、前記電子体温計を前記体温の測定開始前の状態に戻す制御を行なう工程と
を含むことを特徴とする処理方法。 - 被検者の体温を測定する電子体温計であって、
加速度を検出する加速度センサと、
前記加速度センサによって検出された加速度の時間軸に対する変化が所定のパターンを表わすとき、予め設定された処理を実行する制御手段と
を具備することを特徴とする電子体温計。 - 前記所定のパターンは、所定の時間内で、所定閾値より大きい加速度のピークがN回(Nは2以上の整数)有するパターンであることを特長とする請求項8に記載の電子体温計。
- 前記ピークは前記加速度センサが検出する正又は負のいずれか一方のピークであることを特徴とする請求項9に記載の電子体温計。
- 前記制御手段が実行する処理は、リセット処理であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の電子体温計。
- 体温を表示する表示手段を更に有し、
前記制御手段は、前記加速度センサによって検出された加速度の時間軸に対する変化が前記所定のパターンを表わすとき、測定した体温データを前記表示手段に所定時間表示した後、前記リセット処理を実行する
ことを特徴とする請求項11に記載の電子体温計。 - 前記制御手段は、体温測定が完了してから所定時間が経過するまでは前記表示手段に測定した体温データを表示することを特徴とする請求項12に記載の電子体温計。
- 前記表示手段はバックライトを有し、
前記制御手段は、前記体温データが表示している前記所定時間にて前記バックライトを点灯することを特徴とする請求項12又は13に記載の電子体温計。 - 更に測定した体温データを記憶する記憶手段を有し、
前記制御手段は体温測定が完了したとき、前記記憶手段に測定した体温を記憶し、
前記制御手段は、電源ON時に前記記憶手段に記憶された体温を、前回測定した体温として前記表示手段に表示することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の電子体温計。 - 体温測定が完了した場合に完了したことを報知する音を発生する音発生手段を更に有し、
前記制御手段は、前記加速度センサによって検出された加速度の時間軸に対する変化が前記所定のパターンを表わすとき、前記音発生手段による音の発生を停止させることを特徴とする請求項8乃至15のいずれか1項に記載の電子体温計。 - 無線通信手段を更に有し、
前記制御手段は、前記加速度センサによって検出された加速度の時間軸に対する変化が前記所定のパターンを表わすとき、前記無線通信手段による測定した体温データを外部の体温データ収集装置に送信することを特徴とする請求項8乃至16のいずれか1項に記載の電子体温計。 - 被検者の体温を測定する電子体温計の制御方法であって、
加速度センサが、加速度を検出する工程と、
制御手段が、前記加速度センサによって検出された加速度の時間軸に対する変化が所定のパターンを表わすとき、予め設定された処理を実行する制御工程と
を具備することを特徴とする電子体温計の制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012064388 | 2012-03-21 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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PCT/JP2013/000898 WO2013140715A1 (ja) | 2012-03-21 | 2013-02-19 | 電子体温計及びその処理方法及び制御方法 |
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WO (1) | WO2013140715A1 (ja) |
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2013
- 2013-02-19 WO PCT/JP2013/000898 patent/WO2013140715A1/ja active Application Filing
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