WO2013039195A1 - 放射線防護用布帛 - Google Patents

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守 新保
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Abstract

本発明は、高い放射線遮蔽性能を有しつつ、伸縮性、柔軟性に優れることから、放射線防護服等に好適に使用することが可能な放射線防護用布帛、及び、該放射線防護用布帛を用いた放射線防護服及び放射線防護材料を提供する。 本発明は、放射線を遮蔽するために使用される放射線防護用布帛であって、タングステン又はモリブデンを95重量%以上含有する金属繊維からなることを特徴とする放射線防護用布帛である。 

Description

放射線防護用布帛
高い放射線遮蔽性能を有しつつ、伸縮性、柔軟性、快適性(通気性、透湿性)に優れることから、放射線防護服等に好適に使用することが可能な放射線防護用布帛、及び、該放射線防護用布帛を用いた放射線防護服及び放射線防護材料に関する。
放射性同位元素を取り扱う作業、原子炉建屋内における作業やその保守に関係した作業、加速器を使用する実験、X線発生装置の操作、放射性物質で汚染された床や機器等の洗浄作業、放射性廃棄物の処理作業等を行う場合は、作業者を放射線から保護する目的や、漏洩線、被照射体から出てくる2次線から保護する目的から、放射線防護服または放射線遮蔽シートが使用されている。
このような放射線防護服の遮蔽材や、放射線遮蔽シートとしては、X線、γ線等を遮蔽する性能が優れているという理由から、一般的に鉛シートが使用されている。
しかしながら、鉛には毒性があり、焼却時や廃棄後に鉛害が発生する問題を有していた。
また、鉛シートは、柔軟性(可撓性)や通気性、透湿性に劣るため、放射線防護服に使用した場合、作業性が著しく低下するという課題があった。
また、特許文献1には、Gd又はGdの化合物と、タングステンと、Fe、Ti等の結合材とを含有する放射線遮蔽材が開示されている。
しかしながら、このような放射線遮蔽材でも、柔軟性や通気性、透湿性に劣るという課題があった。
加えて、従来の放射線遮蔽材は、コンクリートやセラミック等との複合材料化する場合に複合化の界面が剥離しやすく、複雑形状への適用が難しいという問題もあった。
これに対して、特許文献2には、ゴムまたは樹脂からなる基材中に、ステンレス、タングステン等の放射線遮蔽材料からなるフィラーが充填された放射線遮蔽シートが開示されている。    
しかしながら、このような放射線遮蔽シートは、作業を妨げない程度の充分な柔軟性を有しておらず、実用的ではなかった。また、放射線防護服に使用した場合には、縫製が難しいという欠点があった。また、強度も不充分となっており、破れ等が生じるおそれがあった。一方で、放射線遮蔽性能を向上させるため、放射線遮蔽材料の添加量を増加させると、屈曲強度が不充分となり、放射線防護服等には適さないものとなっていた。
更に、放射線防護服への用途を考慮した布帛として、特許文献3には、原子番号40以上の元素を含有する芯部と、熱可塑性重合体の鞘部とを有する芯鞘型複合繊維からなる放射線防護布帛が開示されている。
しかしながら、このような放射線防護布帛は、放射線防護性を向上させるために、複合繊維中に占める芯部の割合を大きくすることが行われるが、芯部の割合が大きくなると、複合繊維の強度が低下し布帛に加工する際に糸切れが発生し、防護服又はシートに縫製する際に欠点を生じやすくなるという問題があった。
特開2008-8656号公報 特開2011-99791号公報 特開平11-337681号公報
本発明は、上記現状に鑑み、高い放射線遮蔽性能を有しつつ、伸縮性、柔軟性、快適性(通気性、透湿性)に優れることから、放射線防護服等に好適に使用することが可能な放射線防護用布帛、及び、該放射線防護用布帛を用いた放射線防護服及び放射線防護材料を提供することを目的とする。
本発明は、放射線を遮蔽するために使用される放射線防護用布帛であって、タングステン又はモリブデンを95重量%以上含有する金属繊維からなる放射線防護用布帛である。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、鋭意検討した結果、タングステン又はモリブデンを95重量%以上含有する金属繊維を用いることで、得られる放射線防護用布帛は、高い放射線遮蔽性能を有しつつ、優れた伸縮性、柔軟性、快適性を兼ね備えたものとすることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の放射線防護用布帛は、タングステン又はモリブデンを95重量%以上含有する金属繊維からなる。本発明ではタングステン又はモリブデンを使用することで、鉛を使用する場合に起こり得る環境問題の発生を防止することができる。
タングステンは比重が19.3と大きく、単位体積当たりの放射線の遮蔽性に優れ、高い機械的強度を付与することができる。
また、モリブデンは比重が10.22とタングステンよりは小さいが、単位体積当たりの放射線の遮蔽性の優れた金属であり、タングステンと比較して靱性があり、加工性に優れる。
上記金属繊維におけるタングステン又はモリブデン含有量の下限は95重量%である。
95重量%未満であると、放射線遮蔽性能が低下するほか、金属繊維としての引張強度が不充分なものとなり、放射線防護用布帛の変形追従性や異形追従性が低下する。
上記金属繊維におけるタングステン又はモリブデン含有量の好ましい下限は98重量%である。
なお、タングステン又はモリブデン含有量の上限については特に限定されないが100重量%に近いもの(99.9重量%以上)が好ましい。
上記金属繊維がタングステン又はモリブデンと他の金属との合金からなる場合、上記他の金属としては特に限定されないが、例えば、レニウム(Re)、トリウム(Th)、イットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)等が挙げられる。
これらのなかでは、レニウムを含有することが好ましい。レニウムを用いることで、放射線防護用布帛の靱性、引張強度が向上する。
上記レニウムを用いる場合は、タングステン又はモリブデン100重量部に対して1~3重量部を添加することが好ましい。
上記レニウムの添加量が1重量部未満であると、金属繊維の引張強度向上が小さくなり、3重量部を超えて添加しても添加量に見合う効果が得られない。
また、上記他の金属として、カリウム(K)、アルミニウム(Al)及びケイ素(Si)から選択される少なくとも1種の金属を用いることが好ましい。
上記カリウム、アルミニウム及びケイ素から選択される少なくとも1種の金属を用いることで、金属繊維の引張強度を向上させることができる。
上記カリウム、アルミニウム及びケイ素から選択される少なくとも1種の金属を用いる場合は、タングステン又はモリブデン100重量部に対して0.0001~0.02重量部を添加することが好ましい。
上記金属の添加量が0.0001重量部よりも少ないと、金属繊維の引張強度が小さくなることがあり、0.02重量部を超えると、金属繊維の延性が低下することがある。より好ましい上限は0.015重量部であり、特に好ましい上限は0.01重量部である。より好ましい下限は0.0005重量部であり、特に好ましい下限は0.001重量部である。
上記金属繊維は、繊維表面に炭素粒子、Si基含有オイル(例えば、シリコーンオイル)、ポリエチレンワックス、極性基含有オイル等の滑性付与剤を有するものであってもよい。
これにより、布帛内部の繊維交差点において優れた潤滑効果が得られ、布帛の変形追従性や異形追従性が向上させることができる。また、布帛を縫製する場合においても、地糸切れやシームパッカリングを防止できる。
なかでも、炭素粒子を有するものが好ましい。
上記炭素粒子としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、カーボンナノチューブ、フラーレン、活性炭等が挙げられ、特に滑性に優れることからグラファイトが最も好ましい。また、上記炭素粒子の粒子径については特に限定されないが、0.1~5.0μmが好ましい。
上記Si基含有オイルとしては、例えば、シリコーンオイル等が挙げられる。
上記ポリエチレンワックスとしては、商業的に入手可能なワックスを使用することもできる。例えば、ポリロンL-618(中京油脂社製)、AQADISPA-3015(日本精鑞社製)等が挙げられる。
上記極性基含有オイルとしては、例えば、エステル系オイル、高級脂肪酸系オイル、高級アルコール系オイル、アミン系オイル、金属石鹸、酸化ポリエチレンワックス及び酸変性化ポリエチレンワックス等が挙げられる。
上記金属繊維は、繊維の流れ方向(長さ方向)に微細な溝が形成されていることが好ましい。また、上記金属繊維は、形成された溝の内部に上記滑性付与剤を有するものであることが好ましい。
このように上記金属繊維に溝が形成され、かつ、溝の内部に滑性付与剤を有することで、滑性付与剤を溝内部に保持しやすくなり、変形保持性や異形追従性に優れるものとすることができる。
上記溝が形成され、かつ、溝の内部に滑性付与剤を有する金属繊維を作製する方法としては、作製した金属繊維に対して、更に、金属繊維の表面を酸化処理する工程、滑性付与剤を塗布する工程、及び、金属繊維をダイス等の金型から引き抜く工程を行う方法等が挙げられる。
なお、上記滑性付与剤を塗布する工程は、金属繊維を金型から引き抜く工程の後に行ってもよい。また、上記金属繊維をダイス等の金型から引き抜く工程を行った後に、上記滑性付与剤を除去する工程を行ってもよい。
上記溝は、幅の好ましい下限が0.1μm、好ましい上限が5μmである。
上記溝の幅が0.1μm未満であると、金属繊維の表面に滑性付与剤を保持する量が少なくなったり、金属繊維同士の接触面積が大きくなったりして、金属繊維布帛の変形追従性や異形追従性が低下することがある。上記溝の幅が5μmを超えると、金属繊維の表面に滑性付与剤を保持しにくかったり、金属繊維同士の接触面積が大きくなったりすることがあり、金属繊維布帛の変形追従性や異形追従性が低下する傾向がある。
より好ましい下限は0.3μm、より好ましい上限は3μmである。
上記溝は、深さの好ましい下限が0.1μm、好ましい上限が5μmである。
上記溝の深さが0.1μm未満であると、金属繊維の表面に滑性付与剤を保持する量が少なくなったり、金属繊維同士の接触面積が大きくなったりすることがあり、金属繊維布帛の変形追従性や異形追従性が低下する傾向がある。上記溝の深さが5μmを超えると、金属繊維の柔軟性が低下したりすることがあり、金属繊維布帛の変形追従性や異形追従性が低下する傾向がある。
より好ましい下限は0.3μm、より好ましい上限は3μmである。
上記金属繊維の単繊維あたりの線径の好ましい下限は5μm、好ましい上限は100μmである。上記金属繊維の線径が5μm未満であると、地糸切れを生じやすくなり、100μmを超えると、布帛の変形追従性や異形追従性が低下する傾向がある。
上記金属繊維の線径のより好ましい下限は10μm、より好ましい上限は50μmであり、特に好ましい下限は15μm、特に好ましい上限は40μmである。
上記金属繊維の断面形状は扁平形状であってもよく、異形であってもよいが、円形とすることが好ましい。上記断面形状を円形とすることで、より変形追従性や異形追従性の高い布帛とすることができる。
上記金属繊維は、単糸であってもよく、複合糸であってもよい。
上記複合糸の形態としては、マルチフィラメントヤーン、モノフィラメントヤーン、ステープルファイバー、カバードヤーン(例えばSCYやDCY)、撚糸、リリアン編み、ブレードヤーン(組紐)等が挙げられる。
また、マルチフィラメントヤーンの場合には、フィラメント数2~72が好ましい。
上記金属繊維表面は白金、ニッケル系合金、ケイ化物、アルミナ、ジルコニア等による被覆処理が施されていてもよい。これにより、耐食性や耐酸化性が改善され、繊維強化構造物(例えば、コンクリートやセラミック等との複合材料により建築構造材料として用いるもの等)として長期にわたり使用される場合や、腐食性液体や腐食性ガス環境、高温環境下での耐久性が要求される場合に特に好適である。
本発明の放射線防護用布帛の1枚あたりの厚みの好ましい下限は0.02mm、好ましい上限は3mmである。上記厚みが0.02mm未満であると、変形や異形に追従させる場合に布帛に破れを生じやすい傾向があり、3mmを超えると、変形追従性や異形追従性が低下する傾向があり好ましくない。より好ましい下限は0.05mm、より好ましい上限は2.5mmである。
本発明の放射線防護用布帛における1枚あたりの目付の好ましい下限は150g/m、好ましい上限は1500g/mである。150g/m未満であると、面内で部分的に放射線遮蔽性能が劣る部分を生じやすくなり、1500g/mを超えると、変形追従性や異形追従性が低下する傾向がある。
本発明の放射線防護用布帛1枚あたりにおけるカバー率の好ましい下限は20%、好ましい上限は95%である。20%未満であると放射線遮蔽性能が不充分となる傾向があり、95%を超えると、布帛の変形追従性や異形追従性が不充分となることがある。
なお、上記カバー率は、画像処理の画素数から求めることができる。例えば、放射線防護用布帛を直接スキャナで読み込み、総画素数を総表面積として繊維部分の面積比率を求めることでカバー率が算出できる。
本発明の放射線防護用布帛には、編物、織物、組物等が含まれる。
上記放射線防護用布帛が編物の場合は、緯編地が好ましく、特に緯丸編地が好ましい。丸編地は端部が存在せず、編地自体の強力に優れ、編地の有する空隙が一様なパターンを有する連続組織が得られるため、放射線遮蔽性能の面内ムラを生じにくい点で好ましく、平編(天竺編みとも言う)やゴム編(リブ編とも言う)、パール編(リンクス編とも言う)の中から選択される組織の緯丸編地が好ましい。また、前記組織の変化組織を採用し、伸縮を規制する方向や繊維密度をコントロールすることもできる。このような緯丸編地の例として、コードレーン、あぜ編、スムース、かの子、テレコ、メッシュのような緯丸編地が挙げられる。本発明における丸編地の各種組織を実現する上で、ニット、タック、ミス(ウェルト)、目移し、インレイ(挿入)等の各操作を適宜組み合わせて利用することができる。
また、本発明の放射線防護用布帛が編物である場合は、経編地であることが好ましく、デンビー編、アトラス編、コード編及びクサリ編から選択される1種の編組織を有する経編地を採用することができる。
上記編物は、形状の変形がフレキシブルであり(360度いずれの方向にも伸縮可能であり)擬似等方性を有する。そのため、多様な形状に変形可能であり、かつあらゆる方向からの放射線に対して遮蔽性に優れるという利点がある。
本発明の放射線防護用布帛が織物の場合は、平織、綾織、朱子織の中から選択される組織の織地が好ましい。中でも平織が薄地でカバー率の高い織地を得やすい点で好ましい。また、変形追従性、異形追従性の観点からは綾織、朱子織組織が好ましい。
また、本発明の放射線防護用布帛は、単層構造であってもよく、複層構造であってもよい。
本発明の放射線防護用布帛は、上記金属繊維のみからなるものであってもよいが、本発明の目的を阻害しない範囲で、柔軟性等の要件を更に良好にする目的で、他の繊維と混用してもよい。上記他の繊維は特に限定されず、例えば、ポリウレタン繊維、ナイロン6、ナイロン12、ポリエステル、綿、レーヨン等が挙げられる。中でもポリウレタン繊維と混用することで、カバー率の高い布帛を得やすく、さらには変形追従性、異形追従性に優れた布帛を得やすい点から、ポリウレタン繊維との混用が特に好ましい。
また、本発明の目的を阻害しない範囲で、取扱い性、着用感を向上させるために、最外層および再内層に他の繊維の布帛を取り付けてもよい。
本発明の放射線防護用布帛の製造方法としては特に限定されないが、タングステン又はモリブデンを95重量%以上含有する金属繊維を編機又は織機を用いて編成もしくは織成する方法を用いることができる。
本発明の放射線防護用布帛を用いて放射線防護服を製造することができる。このような放射線防護服もまた本発明の1つである。
本発明の放射線防護服は、放射線遮蔽性能に優れることから、着用者を放射線の被爆から保護することができ、かつ、柔軟性(可撓性)および快適性にも優れることから、現場において作業を円滑に行うことができる。
なお、本発明の放射線防護服は、服の生地全体が本発明の放射線防護用布帛によって形成されたものであってもよく、少なくとも着用者の胸部、腹部及び背部を被う部分の生地が、本発明の放射線防護用布帛によって形成されたものであってもよい。また、甲状腺を特に防護するような形態としてもよい。また、平面状の放射線遮蔽材料との併用で遮蔽材を袋状にしたり、腕や足首等の可動部に使用したりしてもよい。
また、本発明の放射線防護用布帛は、放射線遮蔽シートのほか、モリブデンセラミックヒーターの代替部材等にも使用することができる。
更に、本発明の放射線防護用布帛は、対象物に巻き付けて使用してもよい。本発明の放射線防護用布帛は、異形追従性に優れることから、対象物の形状に応じて変形させて使用することができる。また、コンクリート等と複合化した場合は、含浸効果によって界面剥離が生じにくいという利点を有する。従って、建材等の放射線遮蔽用構造補強材として好適に使用することができる。
更に、本発明の放射線防護用布帛を放射線防護材料の補強材として用いてもよい。特に、ゴム材と複合化した場合は、含浸効果によって繊維が強化材となり、しなやかでありながら、亀裂・破損がしにくく、縫合強度も強い信頼性の高い複合材料となる。
本発明の放射線防護用布帛は、高い放射線遮蔽性能を有しつつ、伸縮性、柔軟性に優れることから、放射線防護服等に好適に使用することが可能となる。また、本発明の放射線防護用布帛は、難燃性のほか、耐貫通性にも優れたものとなる。
また、本発明の放射線防護用布帛を用いることで、着用者を放射線の被爆から保護することができ、かつ、柔軟性にも優れることから、現場において作業を円滑に行うことが可能な放射線防護服が得られる。
実施例1で得られた金属糸表面の拡大写真である。 実施例1で得られた金属繊維からなる生地の拡大写真である。 実施例11で得られた金属繊維からなる生地の拡大写真である。 実施例12で得られた金属繊維からなる生地の拡大写真である。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。次いで、線引きダイス(径11μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径11μm)を得た。
なお、得られた金属糸表面の拡大写真(5000倍)を図1に示す。図1から、金属糸の流れ方向に溝が形成されていることが分かる。
また、得られた金属糸表面の元素分布を、EPMAを用いてZAF法 簡易定量分析により確認したところ、形成された溝の内部に炭素が存在することが確認された。
得られた金属糸8本からなるブレードヤーンについて、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:658.45g/m、厚み:0.68mm)を得た。
なお、実施例1で得られた金属繊維からなる生地の拡大写真(100倍)を図2に示す。
また、厚みの測定は、CEH-400(ダイエイカガクセイキ社製)を使用し、JIS L-1096に準拠した方法で行った。
(実施例2)
ゲージ:25Gの編機(連続生地編み)を用いた以外は実施例1と同様にして金属繊維からなる生地(目付:577.72g/m、厚み:0.96mm)を得た。
(実施例3)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸について、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:207.76g/m、厚み:0.62mm)を得た。
(実施例4)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸について、ゲージ:32Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:260.4g/m、厚み:1.19mm)を得た。
(実施例5)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸2本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:495.2g/m、厚み:1.16mm)を得た。
(実施例6)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸3本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:870.4g/m、厚み:1.9mm)を得た。
(実施例7)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸4本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:926.93g/m、厚み:1.53mm)を得た。
(実施例8)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸8本からなるブレードヤーンについて、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて1本ごとに針抜きを行い、緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:1051.87g/m、厚み:2.37mm)を得た。
(実施例9)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸4本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:1010.5g/m、厚み:1.37mm)を得た。編み組織は1×1メッシュに編成した。
(実施例10)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸4本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:836.8g/m、厚み:1.59mm)を得た。編み組織は天竺を用いた。
(実施例11)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸2本の引き揃え糸と、ポリウレタンベアヤーン56Tとを添え糸編で用い、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて、緯編を行うことにより、金属繊維からなるベア天竺の生地(目付:606.9g/m、厚み:1.22mm)を得た。
なお、実施例11で得られた金属繊維からなるベア天竺の生地の拡大写真(100倍)を図3に示す。
(実施例12)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸3本を引き揃え、ゲージ:25Gの編機(シンカー丸編み機、連続編み)を用いて、緯編を行うことにより、金属繊維からなる天竺の生地(目付:360.6g/m、厚み:0.78mm)を得た。
なお、実施例12で得られた金属繊維からなる天竺の生地の拡大写真(100倍)を図4に示す。
(実施例13)
実施例12で得られた生地を2枚重ね合わせ、金属繊維からなる天竺の生地(目付:729.3g/m、厚み:1.49mm)を得た。
(実施例14)
実施例12の生地を6枚重ね合わせ、金属繊維からなる天竺の生地(目付:2195.6g/m、厚み:4.96mm)を得た。
(実施例15)
実施例12の生地を18枚重ね合わせ、金属繊維からなる天竺の生地(目付:6563.5g/m、厚み:14.72mm)を得た。
(実施例16)
モリブデン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したモリブデン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1000℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、500℃、0.7秒間加熱した。次いで、線引きダイス(径50μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径50μm)を得た。
得られた金属糸からなる単糸について、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:426g/m、厚み:0.83mm)を得た。
(実施例17)
実施例16での生地を2枚重ね合わせ、金属繊維からなる天竺の生地(目付:855g/m、厚み:1.59mm)を得た。
(実施例18)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸3本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:638g/m、厚み:0.89mm)を得た。
(実施例19)
モリブデン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したモリブデン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1000℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、500℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸3本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:526g/m、厚み:0.77mm)を得た。
(実施例20)
タングステン100重量部に対してカリウム0.005重量部を添加したタングステン系合金からなる金属原糸をガスバーナーで1500℃、0.7秒間加熱することで表面酸化した。その後、平均粒子径約2.5μmのグラファイト粒子を含有する滑性付与剤を塗布し、900℃、0.7秒間加熱した。
次いで、線引きダイス(径35μm)を通過させて線引き工程を行うことで、金属糸(線径35μm)を得た。得られた金属糸からなる単糸3本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:902g/m、厚み:0.82mm)を得た。
(比較例1)
ゴム材にタングステン粒子を分散させたものからなるタングステンシート(タングステン粉末含有率約60重量%、目付:12885.4g/m、厚み:1.1mm)を得た。
(比較例2)
純銅金属糸(銅含有量99.9重量%、線径100μm)の単糸について、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて1本ごとに針抜きを行い、緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:433g/m、厚み:0.97mm)を得た。
(比較例3)
SUS316金属糸(線径35μm)の単糸3本を引き揃え、ゲージ:28Gの編機(シンカー丸編み機、ピース編み)を用いて緯編を行うことにより、金属繊維からなる生地(目付:215g/m、厚み:0.64mm)を得た。
(評価)
(1)カバー率測定
得られた生地又はシートについて、マイクロスコープ(VHX-1000、キーエンス社製)を用いて、倍率100倍で画像を撮影し、得られた画像について二値化処理(繊維部を黒、空隙部を白)を行った。そして、画像に占める繊維部(黒)の面積比率を算出し、カバー率とした。なお、上記二値化処理は、マイクロスコープ(VHX-1000、キーエンス社製)に付属のソフトを使用して行った。なお、実施例14及び実施例15については、空隙部が殆どなく、検出限度である80%以上であった。
(2)通気抵抗測定
得られた生地又はシートについて、通気抵抗測定器(KES-F8-AP1、カトーテック社製)を使用し、KES法にて通気抵抗値を測定した。なお、通気抵抗値は異なる5箇所について測定し、その平均を測定値とした。
また、測定時の条件は以下の通りとした。
測定径:2πcm
スピード:2cm/sec(標準)
SENS:H
(3)透湿度
得られた生地又はシートについて、低温恒温恒湿器(THN052FB、東洋製作所社製)を用い、JIS L-1099 A-1法に準拠した方法で厚み方向の透湿度を測定した。
(4)X線遮蔽率
得られた生地又はシートについて、JIS Z4501に準拠した方法で、下記装置を用いて厚み方向のX線遮蔽率を測定した。
X線装置:東芝社製 EX-260GH-3
測定機器:ラドラン VICTOREEN Model 500
プローブ:VICTOREEN 550-4-T
なお、管電圧は100kV及び60kVについて測定した。
(5)生地の風合い
得られた生地を用いて、15cm×15cmの試験布を作製し、手に取ったときの風合い及びハンドリング性を比較例1のタングステンシート(15cm×15cm×1.1mm)との比較で評価した。
評価者は、20代~30代の男女5名とし、比較例1のタングステンシートの評価を3、悪い場合を2、1、良い場合を4、5として、点数が高くなるほど良くなるような5段階で評価した。5名の評価の合計値を算出した。
(6)使用感
得られた生地を用いて、直径15cm、長さ25cmの筒状サンプルを作製した。また、比較例1のタングステンシート(厚み:1mm)を用いて同様の比較サンプルを作製した。
そして、筒状サンプルに腕を挿入して動かしたり、曲げたりした時の感覚を比較サンプルと比較して評価した。
評価者は、20代~30代の男女5名として、比較例1のタングステンシートの評価を3、悪い場合を2、1、良い場合を4、5として、点数が高くなるほど良くなるような5段階で評価した。5名の評価の合計値を算出した。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
本発明によれば、高い放射線遮蔽性能を有しつつ、伸縮性、柔軟性に優れることから、放射線防護服等に好適に使用することが可能な放射線防護用布帛、及び、該放射線防護用布帛を用いた放射線防護服を提供できる。

Claims (6)

  1. 放射線を遮蔽するために使用される放射線防護用布帛であって、タングステン又はモリブデンを95重量%以上含有する金属繊維からなることを特徴とする放射線防護用布帛。
  2. 金属繊維は、レニウムを含有する合金からなることを特徴とする請求項1記載の放射線防護用布帛。
  3. 金属繊維は、繊維の流れ方向に溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の放射線防護用布帛。
  4. 繊維表面に炭素粒子、Si基含有オイル、ポリエチレンワックス及び極性基含有オイルからなる群より選択される少なくとも1種を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の放射線防護用布帛。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の放射線防護用布帛を用いてなることを特徴とする放射線防護服。
  6. 請求項1、2、3又は4記載の放射線防護用布帛を補強材として用いてなる放射線防護材料。
     
     
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