WO2013035169A1 - スライドファスナー用スライダー - Google Patents

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嘉一 濱田
槻 慶一
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Ykk株式会社
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    • A44B19/306Sliders with means for locking in position in the form of a locking spring member actuated by the pull member

Abstract

 本発明のスライダー(1,2,3)は、第1及び第2取付部(20,30)を備えたスライダー胴体(10,10a,50)と、引手(8)と、カバー部材(40,40a,60)とを有し、前記カバー部材(40,40a,60)は、カバー本体(41,61)から前方に延出した係止片部(43,63)と、停止爪部(45,65)とを備える。第1取付部(20)は、左右の第1側壁体(21)と、第1側壁体(21)間を連結する第1連結杆(22)と、第1連結杆(22)及び上翼板(11,11a,51)間に配され、係止片部(43,63)を収容する収容空間部(24)とを備え、収容空間部(24)は、スライダー長さ方向に沿って第1取付部(20)を貫通している。これにより、スライダー(1,2,3)の製造コストを削減し、また、第1連結杆(22)によって第1取付部(20)を補強でき、且つ、弾性片部(42,62)を保護できる。

Description

スライドファスナー用スライダー
 本発明は、停止機構を備えたスライドファスナー用スライダーに関し、特に、引手の取付軸部をカバー部材で覆うようにして同カバー部材をスライダー胴体に装着することにより構成されたスライダーに関する。
 スライドファスナーに使用されるスライダーとして、従来から様々なタイプのスライダーが使用されている。その数あるスライダーの中の一つとして、引手をカバー部材とスライダー胴体との間に挟んだ状態でカバー部材をスライダー胴体に組み付けることによって引手の取り付けを行うことが可能なスライダーが知られており、また、このようなスライダーの例が、例えば特開2007-111351号公報(特許文献1)や実公平7-21123号公報(特許文献2)に開示されている。
 特許文献1に記載されているスライダー70は、図16に示したように、スライダー胴体80と、取付軸部(枢軸)79を有する引手78と、スライダー胴体80に装着されるカバー部材71とを有している。特許文献1のカバー部材71は、上壁部及び左右の側壁部を備えたカバー本体72と、カバー本体72の上面部前端から前方へ延設された弾性片部73と、カバー本体72の左右側壁部から前方に延出した係合部74と、カバー本体72の左右側壁部から後方に突出した突片部75と、カバー本体72の一方の側壁部下端から垂設された停止爪部76とを有しており、カバー本体72の左右側壁部の下端部には、引手78の取付軸部79が挿入される開口部77が設けられている。
 また、スライダー胴体80の上翼板81には、カバー部材71の停止爪部76が挿入される爪孔81aが上翼板81の上面から、上下翼板81,82間のエレメント案内路まで貫通して形成されており、上翼板81の前端部と後端部には、前方取付柱部83と後方取付柱部84とがそれぞれ立設されている。
 前方取付柱部83は、幅方向の中央部に配され、カバー部材71を支持する支持部83aを有し、この支持部83aの前面は、カバー部材71の弾性片部73を案内する案内面を構成している。また、前方取付柱部83において、支持部83aの両側には、案内面を挟むようにして、第1張出部83bと第2張出部83cとが段差を介してスライダー70幅方向に張り出すように所定の形状で設けられている。
 この場合、第1張出部83bは、上翼板81の上面から所定の間隔を開けて、支持部83aの上方側に設けられており、それによって、上翼板81と第1張出部83bとの間にカバー部材71の係合部74を嵌入して収容する収容部83dが構成されている。第2張出部83cは、第1張出部83bよりも前方側で、且つ、第1張出部83bよりもスライダー70幅方向に張り出して設けられており、この第2張出部83cは、上翼板81から直接上方に延びていることにより、前記収容部83dの前端面を構成している。
 後方取付柱部84は、上翼板81に立設した柱部本体84aと、柱部本体84aの左右側壁部の前端側に凹設された案内溝84bとを有している。左右の案内溝84bは、カバー部材71をスライダー胴体80に装着したときに、同カバー部材71の突片部75を嵌入させて、その突片部75を上下方向に可動させるとともに突片部75の可動範囲を定めている。また、後方取付柱部84における柱部本体84aの前方には、引手78の取付軸部79を案内する引手案内部84cが、前方へ下り傾斜するように配されている。
 このような特許文献1のスライダー70を組み立てる場合、カバー部材71の開口部77に引手78の取付軸部79を嵌入した状態で、カバー部材71の突片部75を後方取付柱部84の案内溝84bに挿入するとともに、停止爪部76を上翼板81の爪孔81aに挿入し、更に、カバー部材71の弾性片部73を前方取付柱部83の案内面に載置する。このとき、カバー部材71の係合部74は、前方取付柱部83における第1張出部83bの外面に接触した状態となる。
 続いて、カバー部材71の前端部をスライダー胴体80に向けて下方へ押し込む。このようにカバー部材71が下方へ押圧されることにより、カバー部材71の弾性片部73を、左右の第2張出部83c間にて、前方取付柱部83の案内面に沿って弾性変形させながら前方取付柱部83の前端面側に嵌着させる。
 また同時に、カバー部材71の係合部74を、前方取付柱部83の第1張出部83bの外面に摺接させて弾性変形させながら下方に移動させ、同係合部74を前方取付柱部83の収容部83dに嵌入させて収容する。これにより、カバー部材71及び引手78がスライダー胴体80に取り付けられ、特許文献1のスライダー70が組み立てられる。
 このような特許文献1のスライダー70によれば、例えばスライダー胴体80及びカバー部材71と引手78とを様々なバリエーションで供給することにより、使用者が、スライダー胴体80及びカバー部材71と引手78との組み合わせを自由に選択してスライダー70を組み立てることが可能となるため、使用者は自分の好みに合ったスライダー70を使用することができる。
 しかし、上述のような特許文献1のスライダー70は、カバー部材71の係合部74及び突片部75が、スライダー胴体80の前方取付柱部83及び後方取付柱部84の外面側にそれぞれ露出した状態で組み立てられている。このため、例えばスライダー70の使用時に引手78がスライダー胴体80に対して捻じるように操作された場合に、カバー部材71の係合部74及び突片部75が、前方取付柱部83の収容部83d及び後方取付柱部84の案内溝84bからそれぞれ離脱し易くなり、カバー部材71がスライダー胴体80から外れてスライダー70が簡単に分解される虞があった。
 一方、図17に示したように、特許文献2に記載されているスライダー90は、上述の特許文献1のスライダー70とは異なり、カバー部材91における前方及び後方係合部94,95を、スライダー胴体100の前方取付柱部102及び後方取付柱部103の内壁面側に収容して係合させるように構成されている。
 より具体的に説明すると、特許文献2のスライダー90は、スライダー胴体100と、取付軸部99を有する引手98と、カバー部材91とを有している。
 カバー部材91は、上壁部及び左右の側壁部を備えたカバー本体92と、カバー本体92の上面部前端から前方へ延設された弾性片部93と、カバー本体92の左右側壁部から前方に延出した前方係合部94と、カバー本体92の左右側壁部から後方に延出した後方係合部95と、カバー本体92の一方の側壁部の下端から垂設された停止爪部96とを有している。
 また、スライダー胴体100における上翼板101の前端部と後端部には、前方取付柱部102と後方取付柱部103とがそれぞれ配されており、後方取付柱部103の後述する左右の後方側壁部103a間には、爪孔104が穿設されている。
 前方取付柱部102は、上翼板101から立設した左右の前方側壁部102aと、左右の前方側壁部102a間を連結する中央柱部102bとを有しており、左右の前方側壁部102aの内壁面には、中央柱部102bの後方側に位置し、カバー部材91の前方係合部94を係合させる前方被係合部102cが設けられている。また、左右の前方側壁部102aの前端部には、カバー部材91における弾性片部93の位置がスライダー90幅方向にずれることを防ぐように規制部102dが内側に向けて突設されている。更に、中央柱部102bの前方には、カバー部材91の弾性片部93を挿入可能な挿入孔105が、スライダー胴体100に上下方向に沿って穿設されている。
 後方取付柱部103は、上翼板101から立設した左右の後方側壁部103aと、左右の後方側壁部103aの上端部間を連結する後壁部103bとを有しており、左右の後方側壁部103aの内壁面には、後方被係合部103cが設けられている。
 この場合、後方被係合部103cは、スライダー胴体100に装着したカバー部材91の後方係合部95の位置よりも上方側に配置されており、カバー部材91の後端側を上下方向に可動させるとともに、その可動範囲を定めている。また、後方取付柱部103の後方側下端部には、カバー部材91の後方係合部95を支持する三角柱部103dが左右の後方側壁部103a間に跨って配されている。
 このような特許文献2のスライダー90を組み立てる場合、カバー部材91の開口部97に引手98の取付軸部99を嵌入した状態で、カバー部材91の前方係合部94と後方係合部95とを、スライダー胴体100の前方取付柱部102の前方側壁部102a間と、後方取付柱部103の後方側壁部103a間とにそれぞれ嵌入させ、更に、同カバー部材91をスライダー胴体100に向けて下方へ押し込む。
 これにより、カバー部材91の一対の前方係合部94は、互いに内側に弾性変形しながら前方取付柱部102の前方被係合部102c間に進入し、更に、前方被係合部102cを乗り越えたときに外側に弾性復帰する。これによって、前方係合部94が、前方被係合部102cに係合した状態で左右の前方側壁部102a間に保持される。
 一方、同カバー部材91の一対の後方係合部95は、互いに内側に弾性変形しながら後方取付柱部103の後方被係合部103c間に進入し、更に、後方被係合部103cを乗り越えると、外側に弾性復帰するとともに三角柱部103d上に載置される。これにより、カバー部材91と引手98とがスライダー胴体100に容易に取り付けられ、特許文献2のスライダー90が組み立てられる。
 このような特許文献2のスライダー90は、前述の特許文献1のスライダー70と同様に、使用者が、スライダー胴体100及びカバー部材91と引手98との組み合わせを自由に選択してスライダー90を組み立てることが可能となる。
 また、特許文献2のスライダー90では、カバー部材91の前方及び後方係合部94,95が、前方取付柱部102及び後方取付柱部103の内壁面側に収容されているため、例えば引手98がスライダー胴体100に対して捻じるように操作された場合でも、カバー部材91の前方及び後方係合部94,95が前方及び後方取付柱部102,103からそれぞれ外れ難くなり、スライダー90が簡単に分解されることを防止できる。
特開2007-111351号公報 実公平7-21123号公報
 特許文献1のスライダー70や特許文献2のスライダー90は、上述のように、カバー部材71,91の開口部77,97に引手78,98の取付軸部79,99を嵌入した状態で同カバー部材71,91をスライダー胴体80,100の前方取付柱部83,102及び後方取付柱部84,103間に跨るように取り付けることによって組み立てられている。しかし、このようなスライダーの組立てを行うために、特許文献1や特許文献2では、スライダー胴体の前方取付柱部と後方取付柱部が複雑な構造に設計されている。
 このため、例えば特許文献1のスライダー胴体80をダイカスト成形手段を用いて作製する場合では、その成形に用いられる金型には、固定型、固定型に対して上下に移動可能な可動型、及び、エレメント案内路を成形するために前後方向(スライダー長さ方向)に移動可能なスライドコアの他に、前方取付柱部83の収容部83dや後方取付柱部84の案内溝84bを成形するために左右方向(スライダー幅方向)に移動可能なサイドコアが必要となり、金型の構造が複雑になる。
 その上、このようにスライダー胴体80の成形用金型を構成する部材として、スライダー長さ方向に移動するスライドコアと、スライダー幅方向に移動するサイドコアとが必要になる場合、金型の構造上、一回のダイカスト成形工程において成形可能なスライダー胴体の個数(取数)を多くすることが難しい。このため、スライダーの製造コストが大幅に増大するという問題があった。
 一方、特許文献2のスライダー胴体100をダイカスト成形手段を用いて作製する場合には、前方取付柱部102及び後方取付柱部103の内壁面側に前方被係合部102c及び後方被係合部103cがそれぞれ設けられていること等によって、特許文献2のスライダー胴体100を成形するために用いられる金型は、特許文献1の場合のようなサイドコアを用いなくても構成することが可能となる。
 しかし、特許文献2のスライダー胴体100における前方取付柱部102は、左右の側壁部間を連結する中央柱部102bが前方被係合部102cよりも前方側に配されて構成されており、しかも、その中央柱部102bの前方側には挿入孔105が穿設されている。このため、このような構造を有するスライダー胴体100をダイカスト成形により作製する場合、その金型の構造が極めて複雑になるため、スライダー90の大幅なコストアップを招くという問題があった。
 更に、特許文献1のスライダー70や特許文献2のスライダー90では、カバー部材71,91をスライダー胴体80,100に取り付けた場合、カバー部材71,91の弾性片部73,93(特に、弾性片部73,93の湾曲部分)がスライダー胴体80,100の前方側に露出し、例えばスライダー70,90を噛合方向に摺動させたときに、当該弾性片部73,93が外部部材に衝突して損傷を受け易いという欠点があった。
 このカバー部材71,91の弾性片部73,93(特に、弾性片部73,93の湾曲部分)が損傷して弾性片部73,93の弾性が損なわれてしまうと、カバー部材71,91の停止爪部76,96によるスライダー70,90の停止機構が正常に機能しなくなる虞が出てくるため、前記欠点を改善する必要があった。
 本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、カバー部材をスライダー胴体の前方取付柱及び後方取付柱間に跨るように容易に取り付けることができ、且つ、その取り付けられたカバー部材の弾性片部を損傷から保護し、更に、スライダー胴体の構造、特に、前方取付柱の構造を簡素化することにより、スライダー胴体のダイカスト成形に要するコストを抑えて安価に製造することが可能な停止機構付きのスライダーを提供することにある。
 上記目的を達成するために、本発明により提供されるスライダーは、基本的な構成として、上下翼板が案内柱により連結されたスライダー胴体と、取付軸部を一端に有する引手と、前記スライダー胴体に装着して前記上翼板との間で前記引手の前記取付軸部を保持するカバー部材とを有し、前記スライダー胴体は、前記上翼板の肩口側端部及び後口側端部に配された第1及び第2取付部と、前記上翼板に穿設された爪孔とを備え、前記カバー部材は、横断面が逆U字状のカバー本体と、前記カバー本体における上面部の一方側端部から延設された弾性片部と、前記カバー本体の左右側壁部から肩口側方向に延出した係止片部と、前記爪孔を介して前記上下翼板間のエレメント案内路に進退可能に配された停止爪部とを備え、前記カバー部材は、前記第1及び第2取付部間に跨って前記スライダー胴体に装着される停止機構付きのスライドファスナー用スライダーであって、前記第1取付部は、前記上翼板に立設された左右一対の第1側壁体と、左右の前記第1側壁体間を連結する第1連結杆と、左右の前記第1側壁体の内壁面に膨出し、前記カバー部材の前記係止片部を係止する膨出部と、前記第1連結杆と前記上翼板の上面との間に配され、前記膨出部に係止された前記係止片部を収容する収容空間部とを備え、前記収容空間部は、スライダー長さ方向に沿って前記第1取付部を貫通して形成されてなることを最も主要な特徴とするものである。
 本発明に係るスライダーにおいて、前記収容空間部は、同収容空間部の横断面形状が、貫通方向の全体に亘って一定の形状を有して又は肩口側方向へ漸次拡大して形成されていることが好ましい。
 また本発明に係るスライダーにおいて、前記第1連結杆は、左右の前記第1側壁体の肩口側方向の端部間を連結し、前記第1連結杆における肩口側の端面は、左右の前記第1側壁体における肩口側の端面と同一面を構成していることが好ましい。
 更に本発明に係るスライダーにおいて、前記カバー部材は、前記カバー本体の左右側壁部から後口側方向に突出した突片部を有し、前記第2取付部は、前記上翼板に立設された左右一対の第2側壁体と、左右の前記第2側壁体間を連結する第2連結杆とを有し、各第2側壁体の内壁面は、平面に形成されていることが好ましい。この場合、前記第2連結杆は、前記引手の操作時に前記カバー部材の前記突片部を当接可能な位置に配されていることが特に好ましい。
 本発明に係るスライダーにおいて、前記スライダー胴体の肩口側端部に、前記カバー部材の前記弾性片部を収容する収容凹溝部が、肩口側方向に開口して配されていることが好ましい。
 この場合、前記収容凹溝部は、前記カバー部材の前記弾性片部と当接し、且つ、スライダー高さ方向に延びる底面部を有し、前記第1連結杆は、前記底面部よりも肩口側方向にて、左右の前記第1側壁体を連結していることが特に好ましい。
 更に、前記停止爪部の先端部は、前記カバー本体の左右側壁部よりも内側の位置にて前記エレメント案内路に進入可能に配されていることが好ましい。
 本発明に係るスライダーは、スライダー胴体と、引手と、スライダー胴体に装着されるカバー部材とを有し、カバー部材は、横断面が逆U字状のカバー本体と、カバー本体における上面部の一方側端部(肩口側方向の端部)から延設された弾性片部と、カバー本体の左右側壁部からスライダー長さ方向に沿って肩口側方向に延出した係止片部と、爪孔を介してエレメント案内路に進退可能に配された停止爪部とを備えている。
 また、本発明のスライダー胴体に配された第1取付部は、左右一対の第1側壁体と、左右の第1側壁体の肩口側端部間を連結する第1連結杆と、第1側壁体の内壁面に膨出し、カバー部材の係止片部を係止する膨出部と、第1連結杆と上翼板上面との間に配され、係止片部を収容する収容空間部とを備えており、その収容空間部は、スライダー長さ方向に沿って第1取付部を貫通して形成されている。
 なお、本発明において、肩口側方向及び後口側方向とは、例えばスライダー胴体の上下翼板を連結する案内柱が配される端部を前端部とし、スライダー胴体の後口側の端部を後端部とした場合に、スライダー長さ方向に沿った前方方向及び後方方向を言う。
 このような構成を有する本発明のスライダーであれば、カバー部材の係止片部を、第1取付部の膨出部に係止すると同時に収容空間部に収容して保持することにより、カバー部材を第1及び第2取付部間に跨って容易に且つ確実に装着することができる。またこの場合、カバー部材が取り付けられる第1取付部の構造を、例えば前述の特許文献1のスライダーや特許文献2のスライダーに比べて簡素化できる。
 更に、本発明におけるスライダー胴体では、第1側壁体の内壁面側に配された収容空間部が、スライダー長さ方向に沿って第1取付部を貫通している。このため、本発明のスライダー胴体をダイカスト成形する際に用いられる金型は、特許文献1の場合のようなサイドコアを用いなくても構成することが可能となる。
 すなわち、本発明では、スライダー胴体の成形用金型を、サイドコアを用いることなく、簡単な構造で構成することが可能となるため、成形に要するコストが抑えられるとともに、一回のダイカスト成形工程において成形可能なスライダー胴体の個数(取数)を増大でき、その結果、スライダーの製造コストを大幅に削減し、スライダーを市場に安価に供給することができる。
 一方、上述のように金型構造が複雑になることを避けるために第1取付部の構造を簡素化した場合、第1取付部の強度の低下を招くことが考えられる。これに対して、本発明では、左右の第1側壁体の肩口側端部(前端部)間を第1連結杆で連結することにより、第1取付部の強度、特に左右の第1側壁体の強度を安定して確保し、第1側壁体がスライダー幅方向に傾倒することを防止できる。
 また、このような第1連結杆が配されていることにより、スライダー胴体に取り付けられたカバー部材の弾性片部を前方側から保護できるため、例えばスライダーを、スライドファスナーのエレメント列に沿って噛合方向に摺動させたときに、同スライダーの弾性片部が外部部材に衝突することを防いで、弾性片部を損傷から守ることができる。
 このような本発明のスライダーにおいて、前記収容空間部は、同収容空間部の横断面形状が、貫通方向の全体に亘って一定の形状を有して又は肩口側方向(前方)へ漸次拡大して形成されている。これにより、同収容空間部にてカバー部材の係止片部を安定して保持することができる。また、スライダー胴体をダイカスト成形する際に、スライダー胴体に対して前後方向(スライダー長さ方向)に移動可能なスライドコアを用いることにより、第1取付部の収容空間部を容易に成形することが可能となる。
 また本発明に係るスライダーにおいて、前記第1連結杆は、左右の第1側壁体の肩口側方向の端部間を連結しており、また、第1連結杆における肩口側の端面は、左右の第1側壁体における肩口側の端面と同一面を構成している。これにより、スライダーの摺動時に、同スライダーに前方から衝突する外部部材を、第1連結杆及び第1側壁体の前端面で受けることができるため、その外部部材がカバー部材の弾性片部に直接衝突することを防止できる。
 本発明のスライダーにおいて、カバー部材は、カバー本体の左右側壁部からスライダー長さ方向に沿って後口側方向に突出した突片部を有している。また、第2取付部は、上翼板に立設された左右一対の第2側壁体と、左右の前記第2側壁体間を連結する第2連結杆とを有しており、各第2側壁体の内壁面は平面に形成されている。
 第2取付部がこのように構成されていることにより、カバー部材の突片部を左右の第2側壁体間に安定して収容できるため、カバー部材を第1及び第2取付部間に跨って安定して装着できる。また、左右の第2側壁体が第2連結杆を介して連結されているため、第2取付部の強度、特に左右の第2側壁体の強度を安定して確保でき、第2側壁体が傾倒することを防止できる。
 更に、第2側壁体の内壁面が平面に形成されていることにより、左右の第2側壁体間に収容したカバー部材の突片部を、第2側壁体の内壁面に摺接させながら上下方向に円滑に移動させることができる。従って、引手を引っ張ってスライダーを操作したときに、カバー部材の後端部を容易に持ち上げて停止爪部をエレメント案内路から退出させることができ、それによって、スライダーを円滑に摺動させることができる。
 この場合、第2連結杆は、引手の操作時にカバー部材の突片部を当接可能な位置に配されていることにより、カバー部材の後端部が可動する範囲を定めて、カバー部材が第2取付部に取り付けられている状態を安定して維持できる。
 更に、本発明のスライダーにおいて、スライダー胴体の肩口側端部(前端部)に、カバー部材の弾性片部を収容する収容凹溝部が、肩口側方向(前方)に開口して配されている。カバー部材の弾性片部が、スライダー胴体の前端部に形成された収容凹溝部に収容されて保持されることにより、引手の非操作時にカバー部材の停止爪部をエレメント案内路に進出させて、スライダーの停止機構を確実に機能させることができる。また、収容凹溝部が、スライダー胴体の前方に開口して配されていることにより、スライダー胴体をダイカスト成形する際に、前後方向に移動可能なスライドコアを用いることにより、収容凹溝部を簡単に成形することができる。
 この場合、前記収容凹溝部は、カバー部材の弾性片部と当接し、且つ、スライダー高さ方向に延びる底面部を有しており、また、第1連結杆は、収容凹溝部の底面部よりも肩口側方向にて、左右の第1側壁体を連結している。これにより、収容凹溝部の底面部に当接して弾性を発揮する弾性片部を、第1連結杆が適切に保護できる。
 更にまた、カバー部材に配された停止爪部の先端部は、カバー本体の左右側壁部よりも内側の位置にてエレメント案内路に進入可能に配されている。これにより、スライドファスナーのファスナーエレメントとして、コイル状などの連続状ファスナーエレメント、射出成形により形成されたファスナーエレメント、及び金属製のファスナーエレメントなどの何れのタイプのファスナーエレメントが用いられても、停止爪部をエレメント案内路に進入させたときに、同停止爪部をエレメント列に確実に係合させて、スライダーの停止状態を安定して保持できる。
本発明の実施例1に係るスライダーが分解した状態を示す分解斜視図である。 同スライダーのスライダー胴体における要部を拡大して示す正面図である。 スライダー胴体の平面図である。 図3に示したIV-IV線における断面図である。 図4に示したV-V線における断面図である。 組み立てられたスライダーの断面図である。 図6に示したVII-VII線における断面図である。 スライダー胴体を成形する金型の位置関係を示す断面図である。 カバー部材をスライダー胴体に組み付ける作業を説明する模式図である。 引手の操作時に停止爪部がエレメント案内路から退出する動作を説明する模式図である。 スライダー胴体及び停止爪部とエレメント列との関係を示す模式図である。 本発明の実施例2に係るスライダーを示す断面図である。 同スライダーのカバー体を示す側面図である。 本発明の実施例3に係るスライダーを構成するスライダー胴体及びカバー部材を示す模式図である。 同スライダーの要部を示す要部拡大図である。 従来のスライダーを示す分解斜視図である。 別の従来のスライダーを示す分解斜視図である。
 以下、本発明の好適な実施の形態について、実施例を挙げて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下で説明する実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏しさえすれば、多様な変更が可能である。
 例えば、以下の実施例では、金属製のファスナーエレメントを有するスライドファスナーに用いられるスライダーについて説明しているが、本発明において、スライドファスナーを構成するファスナーエレメントの種類は特に限定されるものではない。例えば、モノフィラメントがコイル状若しくはジグザグ状などの形態に成形された連続状ファスナーエレメントを有するスライドファスナー、又は、射出成形により1つ1つが単独して形成されたファスナーエレメントを有するスライドファスナーに対して、本発明のスライダーを使用することもできる。
 図1は、本実施例1に係るスライダーが分解した状態を示す分解斜視図であり、図2は、同スライダーのスライダー胴体における要部を拡大して示す正面図である。また、図3は、スライダー胴体の平面図であり、図4は、図3に示したIV-IV線における断面図である。
 なお、図1では、本実施例1に係るスライダーの特徴を判り易くするために、前方及び後方取付部における一方(右側)の前方及び後方側壁体の図示を省略している。また、図4では、カバー部材の右側壁部に配された停止爪部の位置を明確に表すために、この断面図において実際には表出されない停止爪部を破線で示している。
 また、以下の説明において、スライダーの前後方向とは、スライダーの摺動方向に平行な方向(スライダーの長さ方向)を言い、スライドファスナーにおいて左右のエレメント列を噛合させるときに摺動させる方向を前方(肩口側方向)とし、左右のエレメント列を分離させるときに摺動させる方向を後方(後口側方向)とする。
 更に、スライダーの上下方向とは、スライダーの高さ方向を言い、スライダー胴体に対して引手が取り付けられる側の方向を上方とし、その反対側の方向を下方とする。スライダーの左右方向とは、スライダーの摺動方向に直交する方向で、スライダーの幅方向を言う。
 本実施例1に係るスライダー1は、例えば図11に示したように、複数の金属製ファスナーエレメント5がファスナーテープのテープ側縁部に取着されたスライドファスナーに使用される停止機構付きのスライダーとして構成されており、スライダー胴体10と、取付軸部9を一端に有する引手8と、スライダー胴体10に装着され、スライダー胴体10との間で引手8の取付軸部9を保持するカバー部材40とを有している。
 この本実施例1のスライダー1において、スライダー胴体10は、アルミニウム合金、亜鉛合金などの金属材料をダイカスト成形することにより、所定の形状で全体が一体的に形成されている。また、引手8及びカバー部材40は、金属材料をダイカスト成形すること、又は金属製の平板をプレス成形することなどにより形成されている。
 本実施例1のカバー部材40は、横断面(スライダーの幅方向の断面)が逆U字状を呈するカバー本体41と、カバー本体41の上面部における前端部(一方側の端部)から延設された薄片状の弾性片部42と、カバー本体41の左右側壁部の下端部から前方に延設された係止片部43と、カバー本体41の左右側壁部の下端部から後方に突出した突片部44と、カバー本体41の右側壁部の下端縁から垂設された停止爪部45とを有している。
 カバー本体41は、上面部と、上面部の左右側端縁から下方に延びる左右の側壁部とを備えており、左右側壁部の下端部には、引手8の取付軸部9を収容する開口部46が設けられている。この上面部と左右側壁部とにより、カバー本体41の横断面は逆U字状を呈している。このカバー本体41は、カバー部材40がスライダー胴体10に装着されたときに、スライダー胴体10の後述する前方取付部20と後方取付部30とに跨って配される。
 弾性片部42は、弾性変形可能に構成されており、また、カバー本体41の上面部前端から前方に延設されるとともに、その先端部が下方に向くように中間部分にて湾曲して形成されている。この弾性片部42の先端部は、カバー部材40がスライダー胴体10に装着されたときに、スライダー胴体10の後述する収容凹溝部16内に保持される。
 左右の係止片部43は、スライダー胴体10における後述する前方取付部20の収容空間部24に嵌入して保持されるように、スライダー高さ方向に所定の寸法を有して、スライダー長さ方向に沿って延びている。
 停止爪部45は、スライダー胴体10の後述する上翼板11に穿設した爪孔17の位置に対応して配されている。また、この停止爪部45は、例えば図1及び図5に示すように、カバー本体41からスライダー高さ方向に沿って垂設された基端部と、その基端部の先端からスライダー幅方向の内側に向けて斜めに延設された傾斜部と、傾斜部の先端からスライダー高さ方向に沿って垂設された先端部45aとを有しており、停止爪部45の先端部45aは、カバー本体41の左右側壁部よりも内側に配置されている。
 本実施例1のスライダー胴体10は、上翼板11と、上翼板11と離間して平行に配された下翼板12と、上下翼板11,12の前端部(肩口側端部)間を連結する案内柱13と、上下翼板11,12の左右側縁に配されたフランジ部14とを有している。このスライダー胴体10の前端部には、案内柱13を間に挟んで左右の肩口が形成され、スライダー胴体10の後端には後口が形成されている。また、上下翼板11,12間には、左右の肩口と後口とを連通するY字形状のエレメント案内路15が配されている。
 このスライダー胴体10における上翼板11の上面には、前方取付部(第1取付部)20と後方取付部(第2取付部)30とが、スライダー幅方向の中央領域の前端部と後端部とにそれぞれ起立して配されている。
 前方取付部20は、上翼板11の前端部(肩口側端部)に立設された左右一対の前方側壁体(第1側壁体)21と、左右の前方側壁体21の前端部間を連結する前方連結杆(第1連結杆)22と、左右の前方側壁体21の各内壁面から内側に膨出する膨出部23と、前方側壁体21の内壁面側で、且つ、前方連結杆22及び膨出部23の下端と上翼板11の上面との間に形成された収容空間部24とを備えている。収容空間部24は、スライダー長さ方向に沿って、前方取付部20を貫通して形成される。
 左右の前方側壁体21は、上翼板11の前端部から後方に向けて所定の長さをもって、スライダー長さ方向に沿って互いに平行に配されている。また、左右の前方側壁体21は、両前方側壁体21間にカバー部材40を挿入できるように、互いに所定の間隔で離間して配置されている。
 前方取付部20の前方連結杆22は、左右の前方側壁体21の前端部(肩口側方向の端部)間を連結しており、この前方連結杆22の前端面(肩口側の端面)は、左右の前方側壁体21の前端面(肩口側の端面)と同一面を構成している。この前方連結杆22が配されていることにより、左右の前方側壁体21を補強して、前方側壁体21が外力を受けても左右に傾倒することを防止できる。
 そして、この前方連結杆22は、スライダーの高さ方向にて、収容空間部24より上方で、カバー部材40の上面と係止片部43の上面(後述する第3膨出部23cの下端面と係止する面)との間に位置するように、左右の前方側壁体21を連結している。これにより、後述するように、成形取数を増大して製造コストを削減できるとともに、弾性片部42を保護することができる。
 また、前方連結杆22が前方側壁体21の前端部に配されていることにより、カバー部材40がスライダー胴体10に取り付けられたときに、この前方連結杆22でカバー部材40の弾性片部42を前方側から保護することができる。従って、例えば本実施例1のスライダー1を、スライドファスナーの複数のファスナーエレメント5からなるエレメント列6に沿って噛合方向に摺動させたときに、カバー部材40の弾性片部42に他の外部部材が前方から直接衝突することを防止できる。
 この場合、前方連結杆22は、収容空間部24が所定の大きさを確保でき、且つ、カバー部材40をスライダー胴体10に取り付ける際にカバー部材40と干渉しないような形状及び大きさで形成されている。
 左右の膨出部23は、スライダー高さ方向において、前方側壁体21の上端位置から前方連結杆22の下端面の位置まで配されている。各膨出部23は、前方連結杆22の後方側に配された第1膨出部23aと、第1膨出部23aの更に後方側に段差面を介して配された第2膨出部23bと、第1及び第2膨出部23a,23bの下側に配され、上翼板11の上面に平行な下端面を有する第3膨出部23cとをそれぞれ有している。
 第1膨出部23aは、前方連結杆22に連設されており、前方連結杆22と前方側壁体21との接続部分を補強している。この第1膨出部23aの上端面(前方連結杆22の前端面に連続するように湾曲した湾曲面を含む)は、左右の前方側壁体21の上端面に沿って形成されており、また、第1膨出部23aにおける上端面の内側側縁部は、面取り加工が施されたように、第1膨出部23aの内側面に向けて湾曲面状に形成されている。
 更に、左右の第1膨出部23a間の間隔は、カバー部材40の弾性片部42のスライダー幅方向の寸法(幅寸法)よりも大きく設定されている。これにより、カバー部材40をスライダー胴体10に取り付けるときに、カバー部材40の弾性片部42を左右の第1膨出部23a間に円滑に挿入して、同弾性片部42をスライダー胴体10の後述する収容凹溝部16に向けて案内することができる。
 第2膨出部23bは、同第2膨出部23bにおけるスライダー幅方向の厚さを上方に向けて漸減させる傾斜面を有し、その傾斜面は、第3膨出部23cの内側面に連続するように形成されている。また。第2膨出部23bの傾斜面と第1膨出部23aの内側面との間には、カバー部材40をスライダー胴体10に取り付けるときに、カバー部材40における係止片部43の前端を摺接させて同係止片部43を案内するための段差面が設けられている。
 第3膨出部23cは、第1及び第2膨出部23a,23bの下方にて、所定の幅寸法をもってスライダー長さ方向に沿って配されている。第3膨出部23cの内面は、スライダーの高さ方向に沿った平面であり、第1膨出部23aの内面と同一平面に形成されるとともに、第2膨出部23bに対して角度差のある面に形成されている。この第3膨出部23cの下端面は、前方連結杆22の下端面と同一の平面を構成するとともに、上翼板11の上面に対して平行に配されており、カバー部材40の係止片部43を係止可能に構成されている。
 この場合、左右の第3膨出部23c間の間隔は、カバー部材40の弾性片部42における幅寸法よりも大きく設定されており、且つ、カバー部材40の左右の係止片部43間の間隔と同じ大きさに、若しくは左右の係止片部43間の間隔よりも小さく設定されている。
 本実施例1の前方取付部20が有する収容空間部24は、カバー部材40の係止片部43を収容して保持するために、図5及び図7に示したように、膨出部23の下端面(第3膨出部23cの下端面)、前方側壁体21の内壁面、及び上翼板11の上面に囲まれて形成されている。また、収容空間部24におけるスライダー高さ方向の寸法(高さ寸法)、すなわち、上翼板11の上面から膨出部23の下端面までの高さ寸法は、カバー部材40の係止片部43における高さ寸法よりも大きく設定されている。
 また、この収容空間部24は、膨出部23の後端位置から前方に向けて前方取付部20を貫通するように、スライダー長さ方向に沿って直線的に形成されており、同収容空間部24の横断面形状は、収容空間部24の長さ方向全体に亘って一定の形状を有している。収容空間部24がこのように形成されていることにより、スライダー胴体10をダイカスト成形する際に、スライダー胴体10に対して前後方向に移動可能なスライドコアを用いることにより、収容空間部24を容易に成形することが可能となる。
 なお、本発明において、前方取付部20における収容空間部24の形態は、収容空間部24の横断面形状が、収容空間部24の長さ方向全体に亘って一定の形状を有する形態に限定されるものではなく、収容空間部の横断面形状が、膨出部の後端位置から前方に向けて漸次拡大するような形態を採ることも可能である。
 本実施例1の後方取付部(第2取付部)30は、上翼板11の後端部に前方側壁体21から離間して立設された左右一対の後方側壁体31と、左右の後方側壁体31の後端部間を連結する後方連結杆32と、左右の後方側壁体31から前方へ延設された引手案内部33とを有し、引手案内部33は、前方へ向けて引手案内部33の高さ寸法が漸減するように下り傾斜する傾斜部を備えている。
 左右の後方側壁体31は、上翼板11の後端部から前方に向けて所定の長さをもって、スライダー長さ方向に沿って互いに平行に配されている。また、左右の後方側壁体31は、両後方側壁体31間にカバー部材40を挿入できるように、互いに所定の間隔で離間して配置されている。
 この後方側壁体31において、後方連結杆32が接続されている部分を除く内壁面は平坦面に形成されている。これにより、後方取付部30の構造を簡素化できるとともに、左右の後方側壁体31間に、カバー部材40のカバー本体41と突片部44とを収容したときに、カバー本体41及び突片部44の外側面を後方側壁体31の内側面に内接させることができるため、カバー部材40ががたつくことを防止できる。更に、後述するように引手8を操作してカバー部材40を持ち上げたときに(図10を参照)、カバー本体41及び突片部44の外側面を後方側壁体31の内側面に摺接させて、カバー部材40を、後方取付部30に対して上下方向に円滑に移動させることができる。
 後方取付部30の後方連結杆32は、左右の後方側壁体31の後端部間を、同後方側壁体31の上端部側で連結している。この後方連結杆32が配されていることにより、左右の後方側壁体31を補強して、後方側壁体31が外力を受けても左右に傾倒することを防止できる。
 この場合、後方連結杆32は、カバー部材40をスライダー胴体10に装着して引手8を操作したときに、カバー部材40の突片部44が当接可能な位置に配されている。これにより、例えば引手8が強く引っ張られた場合に、カバー部材40の突片部44を後方取付部30の後方連結杆32に確実に当接させることができる。このため、カバー部材40の後端部が可動する範囲の上端位置が確実に定められるとともに、カバー部材40が後方取付部30から外れることを防いで、左右の後方側壁体31間にカバー部材40が収容されている状態を安定して維持できる。
 本実施例1において、スライダー胴体10の前端部には、カバー部材40の弾性片部42を収容する収容凹溝部16が設けられており、また、上翼板11の後半部(後口寄りの部分)で、後方側壁体31の内側には、カバー部材40の停止爪部45が挿入される爪孔17が穿設されている。
 収容凹溝部16は、前方に向けて開口するように、スライダー胴体10の前端からスライダー長さ方向に沿って凹設されており、当該収容凹溝部16の後端部には、スライダー高さ方向に沿って延びる底面部16aが配されている。この収容凹溝部16の底面部16aは、カバー部材40の弾性片部42が収容凹溝部16に収容されたときに、弾性片部42の内面側に当接して弾性片部42を支持する。この場合、収容凹溝部16は、スライダー幅方向に関して、左右の前方側壁体21間に配されるとともに、スライダー高さ方向に関して、上翼板11の上面から案内柱13の略中央部にかけて配されている。
 また、前方取付部20の前方連結杆22は、収容凹溝部16の底面部16の位置よりも前方(肩口側方向)側の位置に配されて、上述のように左右の前方側壁体21を連結している。つまり、スライダー1の組立状態において、弾性片部42は、収容凹溝部16の底面部16aと、前方連結杆22の後口側の面(内面)との間に位置する。これにより、底面部16aに当接して弾性を発揮する弾性片部42を、前方連結杆22で適切に保護できる。
 上翼板11の爪孔17は、左右の後方側壁体31間に配され、上翼板11を貫通するように上翼板11の上面からエレメント案内路15まで形成されている。
 次に、本実施例1のスライダー1を組み立てる方法について説明する。
 先ず、スライダー胴体10をダイカスト成形により上述のような所定の形状を有するように作製するとともに、引手8とカバー部材40とをプレス成形により所定の形状を有するように作製する。
 本実施例1のスライダー胴体10においては、前述のように、前方取付部20の収容空間部24がスライダー長さ方向に沿って直線的に形成され、且つ、後方取付部30の内壁面が平坦面に形成される。そして、前方取付部20及び後方取付部30の内壁面は、同一平面上の位置関係に形成される。このため、スライダー胴体10のダイカスト成形を行う場合に、固定型と、固定型に対して上下に移動可能な可動型と、スライダー胴体10の前方側及び後方側からスライダー長さ方向に沿って挿入される第1及び第2スライドコアとから構成される金型を用いることにより、本実施例1のスライダー胴体10を得ることができる。
 特にこのとき、図8に示したように、スライダー胴体10の前方側から挿入される第1スライドコア27が固定型28に対して所定の位置に挿入された状態で金型のキャビティ空間内に溶融金属が流し込まれることにより、前方取付部20に収容空間部24を確実に形成することができる。また、成形後にスライダー胴体10を金型から取り出すときには、第1スライドコア27及び固定型28をスライダー胴体10から容易に抜き出して、円滑に型開きすることができる。
 このため、第1スライドコア27で形成される収容空間部24は、スライダーの長さ方向(貫通方向)の全体に亘って一定の形状(横断面形状)を有する。なお、成形のし易さなどの理由から、収容空間部24は、その横断面形状が肩口側方向へ漸次拡大するように形成することもできる。この場合、第1スライドコア27は、挿入される方向(前方側から後方側)に向かって先細の形状となる。
 更にこの場合、固定型28と第1スライドコア27の型割面が、前方取付部20における膨出部23の下端面の位置に合わせられていると、スライダー胴体10の成形時に、当該型割面の位置に対応して、前方取付部20の膨出部23にバリが発生することがある。しかし、本実施例1では膨出部23にバリが発生したとしても、スライダー胴体10のダイカスト成形終了後に、例えば前方取付部20の上方側からパンチングマシンを下降させて左右の膨出部23間に挿入することにより、バリを容易に除去することができる。また本発明では、第1スライドコア27にて、膨出部23の下端面と、左右の膨出部23間におけるその下端面よりも上方の部分とを型割面とすることもできる。
 続いて、スライダー胴体10、引手8、及びカバー部材40をそれぞれ作製した後、これらの部材を組み立てる作業を行う。
 先ず、引手8の取付軸部9をカバー部材40の開口部46に挿入して収容し、更に、その取付軸部9を収容したカバー部材40を、図9に示したように、同カバー部材40の後端側が下がるように傾けながら、カバー部材40における突片部44とカバー本体41の後端部とを、左右の後方側壁体31間に挿入する。またこのとき、カバー部材40の停止爪部45を上翼板11の爪孔17に挿入するとともに、カバー部材40の弾性片部42を、前方取付部20の左右の膨出部23間に挿入する。
 次に、カバー部材40の前端部(例えば、弾性片部42の基端部)を上方側からスライダー胴体10に向けて下方へ押圧する。これにより、カバー部材40に配された左右の係止片部43は、各係止片部43の外側面を、前方取付部20に配された第2膨出部23bの傾斜面に摺接させて、左右の係止片部43を第2膨出部23bの傾斜面に沿って互いに近接するように内側に弾性変形させながら、前方取付部20に形成された収容空間部24に向けて下降する。更に、左右の係止片部43は、第2膨出部23bから連設されている第3膨出部23cを乗り越えたときに外側に弾性復帰するため、第3膨出部23cの下面側に係止されるとともに、第3膨出部23cの下面側に配された収容空間部24に収容されて保持される(図7を参照)。
 このとき、左右の係止片部43の先端部は、係止片部43が下降する際に、第1及び第2膨出部23a,23b間に形成された段差面に摺接し、その段差面に沿って収容空間部24に向けて案内される。これにより、スライダー胴体10に対して、カバー部材40の前後方向における相対的な位置を安定させることができるため、係止片部43を前方取付部20の収容空間部24に円滑に収容することができる。
 また、上述のように係止片部43を収容空間部24に収容すると同時に、カバー部材40の弾性片部42を、前方取付部20の左右膨出部23間に通しながら、その弾性片部42の先端部を、スライダー胴体10の前端部に配された収容凹溝部16に収容して保持する。
 このとき、弾性片部42は、収容凹溝部16の底面を弾性的に付勢した状態で収容凹溝部16に保持される。これにより、カバー本体41における左右側壁部の前端縁を、前方取付部20の膨出部23に当接させ、更に、その当接させた状態を維持できるため、スライダー胴体10に対してカバー部材40の位置が前後方向にずれることを抑制できる。
 このようにカバー部材40の係止片部43及び弾性片部42が、スライダー胴体10の収容空間部24及び収容凹溝部16にそれぞれ保持されることにより、カバー部材40が前方及び後方取付部20,30間に跨るようにしてスライダー胴体10に装着されるとともに、引手8の取付軸部9がカバー部材40のカバー本体41と上翼板11の上面との間に保持されて、本実施例1のスライダー1が組み立てられる。
 このようにして組み立てられた本実施例1のスライダー1は、前方取付部20及び後方取付部30の構造が従来のスライダーに比べて簡素化されて構成されている。また、本実施例1では、スライダー胴体10のダイカスト成形工程において、上述のように、スライダー胴体10の幅方向から挿入されるサイドコアを備えない金型を用いて、スライダー胴体10を成形することが可能である。
 これにより、スライダー胴体10の成形に要するコストが大幅に抑えられるとともに、一回のダイカスト成形工程における成形取数を増大できるため、スライダー1の製造コストを大幅に削減して、スライダー1を安価に提供することができる。
 また、本実施例1のスライダー1では、カバー部材40が、左右の前方側壁体21の内壁面側に収容された状態でスライダー胴体10に装着されている。これにより、カバー部材40を、特にカバー部材40の弾性片部42を、左右の前方側壁体21間に隠して見え難くすることができるため、スライダー1の外観品質を向上させることができる。
 更に、例えば引手8をスライダー胴体10に対して捻じるように回動させた場合でも、カバー部材40の係止片部43及び突片部44が前方側壁体21及び後方側壁体31の内壁面にそれぞれ当接していることにより、係止片部43及び突片部44の収容状態を安定して維持でき、カバー部材40が前方取付部20及び後方取付部30から外れることを防止できる。
 そして、本実施例1のスライダー1のエレメント案内路15内に、左右一対のファスナーストリンガーのエレメント列6を挿通させることにより、スライドファスナーが構成される(図11を参照)。
 このスライドファスナーにおいて、本実施例1のスライダー1は、エレメント案内路15に進退可能な停止爪部45を有しているため、その停止爪部45をエレメント案内路15に進入させることにより、図11に示したように、その停止爪部の先端部45aをファスナーストリンガーのエレメント列6に係合させることができ、それによって、エレメント列6に対してスライダー1を停止させるとともに、そのスライダー1の停止状態を安定して維持することができる。
 特に本実施例1のスライダー1では、停止爪部45の先端部45aがカバー本体41の左右側壁部よりも内側に配置されているため、停止爪部45をエレメント案内路15に進入させたときに、停止爪部45の先端部45aをエレメント列6に確実に係合させて、スライダー1の停止機構を安定して機能させることができる。
 また、このように停止爪部45の先端部45aがスライダー胴体10の幅方向に中央部寄りに配されていることにより、スライドファスナーのファスナーエレメントとして、本実施例1のような金属製のファスナーエレメント5ではなく、モノフィラメントからなる連続状のファスナーエレメントや射出成形タイプのファスナーエレメントなどの何れのタイプのファスナーエレメントが用いられても、スライダー1の停止機構を安定して働かせることができる。
 一方、スライダー1を摺動操作するときには、引手8を摺動させる方向に引っ張ることにより、図10に示したように、引手8の取付軸部9でカバー部材40を持ち上げて、カバー部材40の停止爪部45をエレメント案内路15から退出させることができる。これにより、スライダー1をエレメント列6に沿って円滑に摺動させることができる。
 特に、本実施例1のスライダー1では、前述のように左右の前方側壁体21間を連結する前方連結杆22が前方側壁体21の前端部に配されており、前方連結杆22によってカバー部材40の弾性片部42を前方側から保護している。これにより、スライダー1を噛合方向へ摺動させたときに、カバー部材40の弾性片部42に外部部材が前方側から直接衝突することを防止できるため、弾性片部42が損傷して弾性力を失うことを効果的に予防できる。
 図12は、本実施例2に係るスライダーを示す断面図であり、図13は、同スライダーのカバー体を示す側面図である。
 なお、本実施例2及び後述する実施例3においては、前述の実施例1に係るスライダー1と異なる構成について主に説明することとし、前述の実施例1に係るスライダー1と実質的に同じ構成を有する部品及び部材については同じ符号を用いて表すことによって、その説明を省略することとする。
 本実施例2に係るスライダー2は、スライダー胴体10aと、取付軸部9を有する引手8と、カバー部材40aとを有しており、カバー部材40aの係止片部43の先端部には、下方へ向けて鉤状に屈曲した形態の係着部47が配されている。
 また、スライダー胴体10aの上翼板11aには、左右の前方側壁体21の間におけるカバー部材40aの係着部47に対応する位置に、同係着部47を係着させるための係着凹部18が配されている。この係着凹部18は、スライダー胴体10aの収容凹溝部16に連通するように凹設されている。
 このような本実施例2のスライダー2であれば、カバー部材40aをスライダー胴体10aに装着したときに、カバー部材40aの係着部47をスライダー胴体10aの係着凹部18に挿入して係着させることができ、それによって、スライダー胴体10aに対してカバー部材40aの位置が前後方向にずれることを確実に防止できる。
 また本実施例2において、スライダー胴体10aに配される係着凹部18は、スライダー胴体10aの前端に向けて貫通するように形成されている。このため、スライダー胴体10aをダイカスト成形する際には、スライダー胴体10aの前方側からスライダー前後方向に沿って挿入される第1スライドコアを用いることによって、係着凹部18をスライダー胴体10aに容易に形成することが可能である。
 図14は、本実施例3に係るスライダーを構成するスライダー胴体及びカバー部材を示す模式図であり、図15は、同スライダーの要部を示す要部拡大図である。なお、図14では、本実施例3に係るスライダーの特徴を判り易くするために、スライダー胴体を断面図で示すと同時に、カバー部材を側面図で示している。
 本実施例3に係るスライダー3は、スライダー胴体50と、取付軸部9を有する引手8と、カバー部材60とを有している。
 カバー部材60は、横断面が逆U字状を呈するカバー本体61と、カバー本体61の上面部前端から延設された薄片状の弾性片部62と、カバー本体61の左右側壁部の下端部から前方に延設された係止片部63と、カバー本体61の左右側壁部の下端部から後方に突出した突片部64と、弾性片部62の先端から垂設された停止爪部65とを有しており、カバー本体61の下端部には、引手8の取付軸部9を収容する開口部66が設けられている。
 このカバー部材60における弾性片部62は、カバー本体61の上面部における前端縁(上面部における一方側の端縁)から前方に延設され、その延設部分が湾曲して後方側に延びてU字状湾曲部を形成し、更に、その先端部が下方に垂下した形状を有しており、同弾性片部62を側面側から見たときに弾性片部62全体が略S字状を呈するように湾曲して形成されている。また、弾性片部62の先端部は、上翼板51に穿設した爪孔57の上方に配置され、停止爪部65となる。
 この場合、弾性片部62のU字状湾曲部と先端部との間には、上方に向けて凸状となるように逆V字状に屈曲した屈曲部62aが配されており、この屈曲部62aの下面側に引手8の取付軸部9が保持される。これにより、引手8を操作して引っ張ったときに、引手8の取付軸部9で弾性片部62の屈曲部62aが持ち上げられて、カバー部材60の停止爪部65をエレメント案内路55から退出させることができる。
 本実施例3のスライダー胴体50は、上翼板51と、上翼板51と離間して平行に配された下翼板52と、上下翼板51,52の前端部間を連結する案内柱53と、上下翼板51,52の左右側縁に配されたフランジ部54とを有している。
 また、スライダー胴体50の上下翼板51,52間には、Y字形状のエレメント案内路55が形成されており、上翼板51の後半部には、カバー部材60の停止爪部65が挿入される爪孔57がスライダー幅方向の中央部に穿設されている。
 このスライダー胴体50における上翼板51の上面には、前方取付部20と後方取付部30とが、スライダー幅方向の中央領域の前端部と後端部とにそれぞれ立設されている。
 本実施例3において、前方取付部20の前方連結杆22は、前述の実施例1のスライダー1における前方連結杆22よりも太く構成されており、これによって、左右の前方側壁体21をより効果的に補強するとともに、カバー部材60の弾性片部62をより広い範囲で保護し、弾性片部62の損傷をより効果的に予防している。また、後方取付部30の後方連結杆32も同様に、前述の実施例1のスライダー1における後方連結杆32よりも太く構成されている。
 このような構成を有する本実施例3のスライダー3を組み立てる場合、先ず、スライダー胴体50をダイカスト成形により作製するとともに、引手8とカバー部材60とをプレス成形により作製する。このとき、本実施例3のスライダー胴体50は、前述の本実施例1におけるスライダー胴体10と同様に、スライダー胴体50の幅方向から挿入されるサイドコアを用いずに成形することが可能であるため、スライダー3の製造コストを大幅に削減することができる。
 続いて、スライダー胴体50、引手8、及びカバー部材60をそれぞれ作製した後、これらの部材の組み立て作業を行う。
 先ず、引手8の取付軸部9を、カバー部材60の開口部66で、且つ弾性片部62の逆V字状屈曲部62aの下面側に挿入して収容し、更に、その取付軸部9を収容したカバー部材60を、同カバー部材60の後端側が下がるように傾けながら、カバー部材60における突片部64とカバー本体61の後端部とを、左右の後方側壁体31間に挿入する。またこのとき、カバー部材60の停止爪部65を上翼板51の爪孔57に挿入する。
 次に、カバー部材60の前端部を上方側からスライダー胴体50に向けて下方へ押圧することにより、カバー部材60の係止片部63が、前方取付部20における膨出部23の下面側に係止されるとともに、収容空間部24に収容されて保持される。これにより、カバー部材60が前方及び後方取付部20,30間に跨るようにしてスライダー胴体50に装着されるとともに、引手8の取付軸部9がカバー部材60のカバー本体61と上翼板51の上面との間に保持されて、本実施例3のスライダー3が組み立てられる。
 このようにして組み立てられた本実施例3のスライダー3も、前述の実施例1のスライダー1と同様に、安価に提供できるとともに、カバー部材60の弾性片部62を前方側壁体21間に隠してスライダー3の外観品質を向上させることができる。また、カバー部材60の係止片部63及び突片部64が前方側壁体21及び後方側壁体31の内壁面にそれぞれ当接しているため、引手8をスライダー胴体50に対して捻じるように回動させても、カバー部材60が前方取付部20及び後方取付部30から外れることを防止できる。
  1,2,3    スライダー
  5        ファスナーエレメント
  6        エレメント列
  8        引手
  9        取付軸部
 10,10a    スライダー胴体
 11,11a    上翼板
 12        下翼板
 13        案内柱
 14        フランジ部
 15        エレメント案内路
 16        収容凹溝部
 16a       底面部
 17        爪孔
 18        係着凹部
 20        前方取付部(第1取付部)
 21        前方側壁体(第1側壁体)
 22        前方連結杆(第1連結杆)
 23        膨出部
 23a       第1膨出部
 23b       第2膨出部
 23c       第3膨出部
 24        収容空間部
 27        第1スライドコア
 28        固定型
 30        後方取付部(第2取付部)
 31        後方側壁体
 32        後方連結杆
 33        引手案内部
 40,40a    カバー部材
 41        カバー本体
 42        弾性片部
 43        係止片部
 44        突片部
 45        停止爪部
 45a       (停止爪部の)先端部
 46        開口部
 47        係着部
 50        スライダー胴体
 51        上翼板
 52        下翼板
 53        案内柱
 54        フランジ部
 55        エレメント案内路
 57        爪孔
 60        カバー部材
 61        カバー本体
 62        弾性片部
 62a       屈曲部
 63        係止片部
 64        突片部
 65        停止爪部
 66        開口部

Claims (8)

  1.  上下翼板(11,11a,51,12,52) が案内柱(13,53) により連結されたスライダー胴体(10,10a,50) と、取付軸部(9) を一端に有する引手(8) と、前記スライダー胴体(10,10a,50) に装着して前記上翼板(11,11a,51) との間で前記引手(8) の前記取付軸部(9) を保持するカバー部材(40,40a,60) とを有し、前記スライダー胴体(10,10a,50) は、前記上翼板(11,11a,51) の肩口側端部及び後口側端部に配された第1及び第2取付部(20,30) と、前記上翼板(11,11a,51) に穿設された爪孔(17,57) とを備え、前記カバー部材(40,40a,60) は、横断面が逆U字状のカバー本体(41,61) と、前記カバー本体(41,61) における上面部の一方側端部から延設された弾性片部(42,62) と、前記カバー本体(41,61) の左右側壁部から肩口側方向に延出した係止片部(43,63) と、前記爪孔(17,57) を介して前記上下翼板(11,11a,51,12,52)間のエレメント案内路(15,55) に進退可能に配された停止爪部(45,65) とを備え、前記カバー部材(40,40a,60) は、前記第1及び第2取付部(20,30) 間に跨って前記スライダー胴体(10,10a,50) に装着される停止機構付きのスライドファスナー用スライダー(1,2,3) であって、
     前記第1取付部(20)は、前記上翼板(11,11a,51) に立設された左右一対の第1側壁体(21)と、左右の前記第1側壁体(21)間を連結する第1連結杆(22)と、左右の前記第1側壁体(21)の内壁面に膨出し、前記カバー部材(40,40a,60) の前記係止片部(43,63) を係止する膨出部(23)と、前記第1連結杆(22)と前記上翼板(11,11a,51) の上面との間に配され、前記膨出部(23)に係止された前記係止片部(43,63) を収容する収容空間部(24)とを備え、
     前記収容空間部(24)は、スライダー長さ方向に沿って前記第1取付部(20)を貫通して形成されてなる、
    ことを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
  2.  前記収容空間部(24)は、同収容空間部(24)の横断面形状が、貫通方向の全体に亘って一定の形状を有して又は肩口側方向へ漸次拡大して形成されてなる請求項1記載のスライドファスナー用スライダー。
  3.  前記第1連結杆(22)は、左右の前記第1側壁体(21)の肩口側方向の端部間を連結し、
     前記第1連結杆(22)における肩口側の端面は、左右の前記第1側壁体(21)における肩口側の端面と同一面を構成してなる、
    請求項1又は2記載のスライドファスナー用スライダー。
  4.  前記カバー部材(40,40a,60) は、前記カバー本体(41,61) の左右側壁部から後口側方向に突出した突片部(44,64) を有し、
     前記第2取付部(30)は、前記上翼板(11,11a,51) に立設された左右一対の第2側壁体(31)と、左右の前記第2側壁体(31)間を連結する第2連結杆(32)とを有し、
     各第2側壁体(31)の内壁面は、平面に形成されてなる、
    請求項1~3のいずれかに記載のスライドファスナー用スライダー。
  5.  前記第2連結杆(32)は、前記引手(8) の操作時に前記カバー部材(40,40a) の前記突片部(44) を当接可能な位置に配されてなる請求項4記載のスライドファスナー用スライダー。
  6.  前記スライダー胴体(10,10a)の肩口側端部に、前記カバー部材(40,40a)の前記弾性片部(42)を収容する収容凹溝部(16)が、肩口側方向に開口して配されてなる請求項1~5のいずれかに記載のスライドファスナー用スライダー。
  7.  前記収容凹溝部(16)は、前記カバー部材(40,40a)の前記弾性片部(42)と当接し、且つ、スライダー高さ方向に延びる底面部(16a) を有し、
     前記第1連結杆(22)は、前記底面部(16a) よりも肩口側方向にて、左右の前記第1側壁体(21)を連結してなる
    請求項6記載のスライドファスナー用スライダー。
  8.  前記停止爪部(45,65) の先端部(45a) は、前記カバー本体(41,61) の左右側壁部よりも内側の位置にて前記エレメント案内路(15,55) に進入可能に配されてなる請求項1~7のいずれかに記載のスライドファスナー用スライダー。
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