WO2016051538A1 - スライドファスナー用のスライダー - Google Patents

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WO2016051538A1
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Abstract

 スライドファスナー用のスライダー(400)は、スライダー本体(100)と、閉塞部材(200)を備える。スライダー本体(100)の上翼板(10)には閉塞部材(200)が載置される凹状の載置部(70)が設けられ、閉塞部材(200)の嵌合突起(220)が挿入及び嵌合される被嵌合穴(75)が上翼板(10)の端部を切り欠く態様で載置部(70)に設けられる。載置部(70)及び被嵌合穴(75)は、スライダー本体(100)に対する閉塞部材(200)の装着のための閉塞部材(200)の移動方向に沿って延びる。移動方向における被嵌合穴(75)の長さが、移動方向における載置部(70)の長さよりも短い。

Description

スライドファスナー用のスライダー
 本開示は、スライドファスナー用のスライダーに関する。
 片持ち状の引手取付柱を有するスライダー本体に対して引手を後付する技術が知られている。引手の後付を許容するため、引手取付柱の自由端とスライダー本体の上翼板の間に隙間が存在する。この隙間は、引手の後付の際には必要であるが、引手の取付後には不要になる。従って、ある方法においては、引手の取付後、引手取付柱を塑性変形させ、その隙間を小さくすることが行われる。しかしながら、この場合、引手取付柱への力の付与によるスライダー本体の望まない変形、例えば上翼板と下翼板の間隔が変動することを抑制することが要求され得る。
 上述の例のように引手取付柱を塑性変形させるとしても、多少の隙間が残存し、この隙間に異物、例えば、袋類等が挟まり、スライドファスナーの使いやすさが低下してしまうおそれもある。
 他方、別の方法においては、上述の例示の観点若しくは上述以外の観点から引手取付柱の自由端と上翼板の間の隙間を閉塞部材で閉塞し、これにより隙間を埋める技術が知られている。例えば、特許文献1には、同文献の図1、図4、及び図7等に開示のようにスライダー胴体の上翼板と引手取付棹の自由端部の間に閉塞部材を挿入する技術が開示されている。特許文献2にも同様の閉塞部材が開示されている。特許文献2の図10から理解できるように、閉塞部材60のガイド部67が上翼板41のガイド溝41dに嵌入され、スライダー胴体40に対する閉塞部材60の位置決めが容易に確保される(同文献の段落0098参照)。
国際公開第2014/073111号 特許第5450659号
 小型のスライダー本体に対して閉塞部材による閉塞を適用する場合、様々な制約、例えば、上翼板の肉厚の制約が存在する。小型なスライダー本体に対しての閉塞部材の取付の容易さ及び/又はその十分な取付強度を相対的に容易に確保可能な構成を提供することが望まれる。なお、本願に開示の特徴は、必ずしも小型なスライダー本体の用途に限られるものではなく、中型若しくは大型の用途にも適する。
 本発明の一態様に係るスライダーは、上翼板(10)、下翼板(20)、及び前記上翼板(10)と前記下翼板(20)を連結する連結柱(30)、及び前記上翼板(10)に連結した基端部(51)から自由端部(52)まで片持ち状に延びる引手取付柱(50)を備え、前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)と前記上翼板(10)の間に隙間(80)が在るスライダー本体(100)と、
 前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)と前記上翼板(10)の間に挿入されて前記隙間(80)を閉塞する閉塞部材(200)を備えるスライドファスナー用のスライダー(400)であって、
 前記スライダー本体(100)の前記上翼板(10)には前記閉塞部材(200)が載置される凹状の載置部(70)が設けられ、前記閉塞部材(200)の嵌合突起(220)が挿入及び嵌合される被嵌合穴(75)が前記上翼板(10)の端部を切り欠く態様で前記載置部(70)に設けられ、
 前記載置部(70)及び前記被嵌合穴(75)は、前記スライダー本体(100)に対する前記閉塞部材(200)の装着のための前記閉塞部材(200)の移動方向に沿って延び、前記移動方向における前記被嵌合穴(75)の長さが、前記移動方向における前記載置部(70)の長さよりも短い。
 幾つかの実施形態においては、前記被嵌合穴(75)の終端位置にある前記被嵌合穴(75)を規定する側面は、前記嵌合突起(220)の挿入の終端位置を規定する停止面(75b)を含む。
 幾つかの実施形態においては、前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)には前記上翼板(10)に向かって下方に延びる係合突起(60)が設けられ、前記隙間(80)が前記係合突起(60)と前記上翼板(10)の間に在り、
 前記閉塞部材(200)は、前記係合突起(60)を挟み込む一対の壁部(210)と、前記一対の壁部(210)の間に設けられ、前記係合突起(60)に対向して設けられた台座部(230)を含む。
 幾つかの実施形態においては、前記一対の壁部(210)には前記一対の壁部(210)の間隔を狭めるように突出する一対の爪部(215)が設けられ、
 前記係合突起(60)は、前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)側に設けられた幅広部(61)と、前記幅広部(61)よりも前記引手取付柱(50)の前記基端部(51)側に設けられた幅狭部(62)を含む。
 幾つかの実施形態においては、前記載置部(70)の載置面(74)上に載置される前記閉塞部材(200)の被載置面(255)は、前記載置部(70)の前記載置面(74)に対して相補的な面形状を有する。相補的な面形状が弧状面を含むと良い。
 幾つかの実施形態においては、前記スライダー本体(100)は、前記連結柱(30)により前記上翼板(10)と前記下翼板(20)が連結した前端部(101)と当該前端部(101)の反対側の後端部(102)を有し、前記引手取付柱(50)が、前記前端部(101)に連結した前記基端部(51)から前記後端部(102)上の前記自由端部(52)まで前後方向に延び、
 前記スライダー本体(100)に対する前記閉塞部材(200)の装着のための前記閉塞部材(200)の前記移動方向が前記前後方向に一致する。
 幾つかの実施形態においては、前記連結柱(30)が延びる方向を上下方向とし、前記前後方向及び前記上下方向に直交する方向を左右方向とし、前記被嵌合穴(75)が前記載置部(70)の左右中央に設けられる。
 本発明の一側面によれば、スライダー本体に対しての閉塞部材の取付の容易さ及び/又はその十分な取付強度を相対的に容易に確保可能な構成若しくは方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーの概略的な分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーの概略的な斜視図であり、図示の便宜のため、引手の図示を省略している。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーのスライダー本体の概略的な部分側面図であり、特に上翼板と引手取付柱の側面を示す。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーのスライダー本体の概略的な部分断面模式図であり、特に上翼板と引手取付柱の断面を示す。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーのスライダー本体の概略的な部分側面図と部分断面模式図を対比して示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーの閉塞部材の後面図であり、破線により一対の壁部の枢動態様を模式的に示す。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーの閉塞部材の概略的な左又は右側面図である。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーの概略的な水平断面模式図であり、スライダー本体の上翼板と引手取付柱の自由端部の間に閉塞部材が装着された状態を示し、破線で示す壁部の爪部が係合突起の幅広部により左右方向外側へ変位される過程も示す。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーの概略的な左右中心の垂直断面模式図であり、スライダー本体の上翼板と引手取付柱の自由端部の間に閉塞部材が装着された状態を示す。 本発明の第1実施形態に係る引手付きスライダーの概略的な部分模式図であり、スライダー本体の上翼板と引手取付柱の自由端部の間に閉塞部材が装着された状態を示し、閉塞部材の本体部が上翼板の載置部上に載置され、また閉塞部材の嵌合突起が載置部の被嵌合穴に嵌合した状態を部分断面にて示す。
 以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。各実施形態若しくは実施形態に含まれる各特徴は、個々に独立したものではなく、過剰説明をするまでもなく、当業者をすれば、適宜、組み合わせることが可能であり、この組み合わせによる相乗効果も把握可能である。参照図面は、発明説明を主目的とするものであり、適宜、簡略化されている。
 本願においては、方向を示す用語を次のように定義できる。上下方向は連結柱が延びる方向である。前後方向は、エレメント列を備えるファスナーテープをスライダーに挿通させた状態でファスナーテープの開閉のためにスライダーが摺動する方向であり、また引手取付柱の延在方向でもある。左右方向は、上下方向及び前後方向に対して直交する方向である。なお、以下の説明に基づいて、各方向を示す用語を別の表現にて特定しても構わない。
 <第1実施形態>
 図1乃至図10を参照して第1実施形態について説明する。図1は、引手付きスライダーの概略的な分解斜視図である。図2は、引手付きスライダーの概略的な斜視図であり、図示の便宜のため、引手の図示を省略している。図3は、引手付きスライダーのスライダー本体の概略的な部分側面図であり、特に上翼板と引手取付柱の側面を示す。図4は、引手付きスライダーのスライダー本体の概略的な部分断面模式図であり、特に上翼板と引手取付柱の断面を示す。図5は、引手付きスライダーのスライダー本体の概略的な部分側面図と部分断面模式図を対比して示す模式図である。図6は、引手付きスライダーの閉塞部材の後面図であり、破線により一対の壁部の枢動態様を模式的に示す。図7は、引手付きスライダーの閉塞部材の概略的な左又は右側面図である。図8は、引手付きスライダーの概略的な水平断面模式図であり、スライダー本体の上翼板と引手取付柱の自由端部の間に閉塞部材が装着された状態を示し、破線で示す壁部の爪部が係合突起の幅広部により左右方向外側へ変位される過程も示す。図9は、引手付きスライダーの概略的な左右中心の垂直断面模式図であり、スライダー本体の上翼板と引手取付柱の自由端部の間に閉塞部材が装着された状態を示す。図10は、引手付きスライダーの概略的な部分模式図であり、スライダー本体の上翼板と引手取付柱の自由端部の間で閉塞部材が装着された状態を示し、閉塞部材の本体部が上翼板の載置部上に載置され、また閉塞部材の嵌合突起が載置部の被嵌合穴に嵌合した状態を部分断面にて示す。
 図1乃至図10に示すように、引手付きのスライダー400は、スライダー本体100、閉塞部材200、及び引手300を含む。スライダー本体100に対して引手300が取り付けられ、この後、スライダー本体100に対して閉塞部材200が装着され、これにより閉塞部材200によりスライダー本体100からの引手300の離脱が阻止され、スライダー本体100に対して引手300が取り外し可能に取り付けられる。このような組立手順から引手300の後付が許容される。換言すれば、スライダー本体100に対して引手300を取り付けるタイミングの自由度が高められる。スライダー本体100と引手300を切り分けてスライダー400を製造できるメリットもある。なお、閉塞部材200とスライダー本体100の2つの別々の部品が部品ユニットと把握される。引手300を含む3つの部品を部品ユニットと理解しても良い。
 スライダー400は、スライドファスナー用のスライダーであり、スライダー400の前後移動によりスライドファスナーが開閉される。詳細には、スライダー400の前移動により左右のファスナーエレメントが噛み合わされ、従って、左右のファスナーストリンガーが閉じられる。スライダー400の後移動により左右のファスナーエレメントの噛合が解除され、従って、左右のファスナーストリンガーが開けられる。なお、スライドファスナーの種類や構成は任意である。ファスナーエレメントの種類や構成も任意であり、コイルエレメント、樹脂エレメント、又は金属エレメント等が想定される。
 スライダー400が組み込まれたスライドファスナーが用いられる用途は多岐に亘る。例えば、スライドファスナーの用途として、衣服類、鞄類、袋類が挙げられる。上述のように、本実施形態に係るスライダー400は、引手の後付を許容する。したがって、上述の広範な用途に用いられるスライドファスナーの引手が事後的に破損するとしても、引手の交換で対処することができる。
 限定する意図はないが、例えば、スライダー400が鞄に逢着されたスライドファスナーに組み込まれ、スライダー400の引手300が部分的に破損する場合を想定する。この場合においても、スライダー400の閉塞部材200を破壊若しくは取り外しすることにより、スライダー本体100の隙間80が復元され、破損した引手を同種又は異種の新しい引手で交換することができる。鞄全体を交換することが回避され、ユーザーのニーズに合致する。
 引手交換に際して、新しい閉塞部材200を用意することが望ましい。スライダー本体100から閉塞部材200を無変形若しくは無傷に取り外すことは簡単ではない。引手交換のために閉塞部材200を破壊することが簡便である。なお、何らかの理由により閉塞部材200が破損するとしても、新しい閉塞部材に交換することもできる。閉塞部材200を加熱し、その変形を促進しても構わない。
 スライダー本体100は、金属若しくは樹脂若しくは任意の他の材料から成る。閉塞部材200は、金属若しくは樹脂若しくは任意の他の材料から成る。引手300は、金属若しくは樹脂若しくは任意の他の材料から成る。
 非限定の一例においては、スライダー本体100が金属製であり、閉塞部材200が樹脂性であり、引手300が金属製である。本例においては、スライダー本体100に対する閉塞部材200の装着が促進される。本例においては、閉塞部材200が、剛性を有しつつも、やや軟らかい樹脂から成る。つまり、閉塞部材200は、スライダー本体100よりも軟らかい材料から成る。閉塞部材200は、限定する意図はないが、例えば、ポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂材料などを利用して射出成形により一体形成された成形品で構成される。
 スライダー本体100、閉塞部材200、及び引手300の製造方法について任意である。限定する意図はないが、例えば、スライダー本体100が金属材料のダイキャスト成形により製造され、閉塞部材200が樹脂の金型成形により製造され、引手300が金属材料のダイキャスト成形により製造される。金属製の引手300は、閉塞部材200に対して相対的に強い衝撃を与える可能性がある。この点は、例えば、紐性の引手と比較する場合に顕著である。
 引手300は、基端302と把持端304を有し、各々の端部寄りに穴320、340が開口した金属製の平板材である。引手300の穴320に引手取付柱50を通すことにより引手取付柱50に引手300が取り付けられる。閉塞部材200による隙間80の閉塞により引手取付柱50に対して引手300が離脱不能に取り付けられる。なお、穴320は、必ずしも完全に閉じている必要はない。
 スライダー本体100は、上翼板10、下翼板20、上翼板10と下翼板20を連結する連結柱30、及び上翼板10に設けられた片持ち状の引手取付柱50を有する。スライダー本体100は、連結柱30により上翼板10と下翼板20が連結した側にある前端部101と、前端部101とは反対側の後端部102を有する。
 スライダー本体100の前端部101には連結柱30を挟んで左右一対の前口(肩口とも言う)が設けられる。スライダー本体100の後端部102には一つの後口が設けられる。ファスナーエレメントは、上翼板10、下翼板20、及び連結柱30により定まるY字状のエレメント通路を移動する。噛み合い状態の左右のファスナーエレメントが後口を出入りし、非噛み合い状態の左右のファスナーエレメントが左右一対の前口を出入りする。上翼板10には左右一対のフランジ部15が設けられ、ファスナーエレメントの左右変位を規制する。
 フランジ部15の形状及び/又は配置は、様々な条件、例えば、ファスナーテープにファスナーエレメントが固定されたファスナーストリンガー(ファスナーチェーンとも呼ばれる)の形態若しくは使用態様に応じて変更され得る。例えば、コイルエレメントがファスナーテープの一面に取り付けられ、エレメント列が表側から見えない態様で用いられる場合、フランジ部15が上翼板10ではなく下翼板20に設けられる。ファスナーテープに対して一体的に射出成形された樹脂エレメントのファスナーチェーン、若しくはファスナーテープに対して金属エレメントが加締め固定されたファスナーチェーンの場合、上翼板10及び下翼板20の両方にフランジ部15が設けられる。
 上翼板10と下翼板20は、対向配置された平板部であり、各々が外面と内面を備える。なお、上翼板10の内面と下翼板20の内面が対向し、これを対向内面と呼んでも良い。上翼板10の外面は、上翼板10の内面の反対側の面である。下翼板20の外面は、下翼板20の内面の反対側の面である。なお、上下方向に即して上翼板10と下翼板20のこれらの面を理解するとすれば、上翼板10の外面が上翼板の上面であり、上翼板10の内面が上翼板の下面である。同様に、下翼板20の外面が下翼板の下面であり、下翼板20の内面が下翼板の上面である。
 上翼板10と下翼板20は、同一若しくは実質的に同一の上面視形状若しくは下面視形状を有する。連結柱30は、上翼板10の前端部11と下翼板20の前端部21を左右中央にて連結し、これにより上翼板10の内面の前端部11寄りの部分と下翼板20の内面の前端部21寄りの部分が連結柱30を介して連結される。連結柱30は、上翼板10の内面の前端部11に連結した上端部と下翼板20の内面の前端部21に連結した下端部を有し、上端部と下端部の間を上下に真っ直ぐに延びる。
 引手取付柱50は、上翼板10の外面の前端部11寄りに連結した基端部51と上翼板10から離間して上翼板10に非連結の自由端部52を有する。引手取付柱50の基端部51は、上翼板10の外面から上方に延びる。引手取付柱50の基端部51と自由端部52の間には、基端部51の上端から自由端部52まで後方に真っ直ぐに伸びる中間棹部53が設けられる。中間棹部53は、基端部51と自由端部52の間にあって上翼板10に対して実質的に平行に前後方向に延びる。中間棹部53は、上翼板10の上面10jに対して対向する平坦な下面53jを有する。
 引手取付柱50には、その基端部51を前後に貫通する貫通穴55が設けられ、中間棹部53の下面53jが凹状となった溝部56が設けられる。これらの貫通穴55及び溝部56は、ダイキャスト成形装置の金型コアに由来して設けられる。溝部56は、引手取付柱50の下面50bの左右中央において上方に凹状に設けられる。溝部56の深さは、引手取付柱50の自由端部52に向かって後方に緩慢に減少する。溝部56は、貫通穴55と空間連通している。
 引手取付柱50の自由端部52の下面52jには上翼板10に向かって下方に延びる係合突起60が設けられる。係合突起60は、引手取付柱50の左右幅のよりも幅狭である。なお、上翼板10に対向する引手取付柱50の下面は、中間棹部53の下面53jと自由端部52の下面52jを包含する概念として把握可能である。
 係合突起60は、左右幅が広い幅広部61と左右幅が狭い幅狭部62を含み、幅狭部62が幅広部61の左右中央に設けられ、上下方向に直交する平面において断面T字状を呈する。幅広部61は、後述の閉塞部材200の一対の爪部215の間を広げる部分である。幅狭部62は、一対の爪部215が幅広部61を通過した後に一対の爪部215により挟み込まれる部分である。幅広部61の後方左右縁が弧状に面取りされており、他方、爪部215の前方の左右内側縁が弧状に面取りされており、これにより爪部215の左右間隔の拡大が円滑に行われる。幅広部61は、幅狭部62よりも引手取付柱50の自由端部52側に設けられる。幅狭部62は、幅広部61よりも引手取付柱50の基端部51側に設けられる。
 幅広部61は、後面61c、及び後面61cとは反対側にある前面61dを備える。幅広部61の後面61cは、自由端部52の後面と同一面である。また、幅広部61の前面61dは、基端部51側に対向する面である。幅狭部62は、幅広部61の前面61dの左右中央に設けられ、基端部51に向けて突出する。幅広部61は、幅狭部62と比較して引手取付柱50の基端部51から後方に設けられる。幅広部61の前面61dの左右中央に幅狭部62が設けられるため、幅広部61の前面61dが幅狭部62を挟む左右一対の面に区画若しくは分割される。このように幅狭部62により区画若しくは分割された幅広部61の前面61dは、閉塞部材200の爪部215を係止するための係止面61dである。幅広部61は、係止面61dと、その反対側に後面61cによりその前後厚が規定される。幅広部61の係止面61dは、自由端部52の下面52jに対して垂直に設けられるが、傾斜して設けられても構わない。
 図8に示すように、幅広部61の最大左右幅W61は、貫通穴55の最小左右幅W55よりも狭いが、この場合においても、閉塞部材200と係合突起60の十分な係合が確保できる。
 図3等に示すように、引手取付柱50の自由端部52とスライダー本体100の上翼板10の間には隙間80が在る。より詳細には、引手取付柱50の自由端部52の係合突起60とスライダー本体100の上翼板10の間には隙間80が在る。この隙間80が閉塞部材200により閉塞される。なお、係合突起60の下面60bは、後方から前方に向かって上翼板10の上面10jから緩慢に離間する傾斜面である。
 上翼板10と下翼板20の各対向内面にはファスナーエレメントの移動空間を仕切る仕切り構造が設けられる。図10に示すように、上翼板10の対向内面には左右のファスナーエレメントの移動空間を仕切る仕切り構造16が設けられる。仕切り構造16は、スライダー本体100の後端部102から前端部101に向かって延びる。仕切り構造16は、連結柱30により二股に分岐したY字状の凹部であり、V字状に分岐した分岐部16mと直線棒部16nを含む。
 本実施形態においては、仕切り構造16が後述の上翼板10の載置部70の被嵌合穴75により部分的に除去される。しかしながら、被嵌合穴75の前後長が載置部70の前後長よりも短いために仕切り構造16の除去範囲が限定される。なお、仕切り構造16は、下翼板20の対向内面にも同様に設けられる。仕切り構造16は、モノフィラメントが螺旋状に巻かれたコイルエレメント用の構造である。
 上翼板10の左右中央には前後方向に延びる凹状の載置部70が設けられる。載置部70は、上翼板10の後端部12から上翼板10の前端部11に連結した引手取付柱50の基端部51まで延びる。載置部70の延在方向は、引手取付柱50が延びる方向の前後方向に一致し、載置部70の左右幅方向の寸法は引手取付柱50の左右幅寸法よりも大きい。載置部70は、左右両側から左右中央に向かって凹状に緩慢に傾斜する弧状の載置面74を有する。載置面74は、上翼板10の上面10jを基準として凹状である。左右方向にて弧状の載置面74の上方は閉塞されておらず解放している。このように載置部70を構成することで、載置面74上への閉塞部材200の載置が簡単であり、また閉塞部材200の左右の位置決めも簡単に確保される。上翼板10の上面10jを基準とする載置部70の深さは、後方から前方に向かって緩慢に浅くなる。弧状の載置面を単に弧状面と呼んでも良い。
 載置部70には、上翼板10の端部の一つである後端部を切り欠く態様の被嵌合穴75が設けられる。被嵌合穴75は、上翼板10の後端部を上下に貫通する穴であり、また上翼板10の後端部に前方へ凹状の切り欠きを形成する穴である。なお、被嵌合穴75が載置部70の後端部を切り欠く穴であると理解しても差し支えない。
 必ずしもこの限りではないが、被嵌合穴75は、載置部70の左右幅寸法よりも小さい左右幅寸法をであって、載置部70の左右中央に設けられる。被嵌合穴75は、引手取付柱50や載置部70と同じく前後方向に延びる。しかし、被嵌合穴75の前後方向の寸法は、載置部70の前後方向の寸法よりも短い。なお、被嵌合穴75、及びこれに対応する後述の嵌合突起220の数は任意である。別形態においては、複数の被嵌合穴75と複数の嵌合突起220が設けられる。
 図4に示すように、前後方向における被嵌合穴75の長さL75は、前後方向における載置部70の長さL70よりも十分に短い。例えば、被嵌合穴75の長さL75は、引手取付柱50の係合突起60の前後方向の寸法よりも短く、載置部70の長さL70の1/2以下、若しくは1/3以下、若しくは1/4以下、若しくは1/5以下、若しくは1/6以下である。前後方向においてより長い距離を占める載置部70で閉塞部材200の安定移動が確保されつつ、より短い距離を占める被嵌合穴75で閉塞部材200の変位を十分に規制することができる。上述した仕切り構造16が設けられる実施形態においては、その除去範囲を最小限にすることもできる。
 被嵌合穴75の終端位置には、被嵌合穴75を規定する側面でもある停止面75bが設けられる。停止面75bは、後述の閉塞部材200の嵌合突起220の挿入の終端位置を規定する面である。図5に示すように、停止面75bと係止面61dが同一平面PL6175に設けられる。つまり、停止面75bは、係止面61dと実質的若しくは完全に同一平面にある。後述の閉塞部材200の爪部215の後方変位と嵌合突起220の前方変位が実質的若しくは完全に同一の平面において阻止され、これにより閉塞部材200のがたつきが低減される。
 閉塞部材200は、本体部250と本体部250の下面255に凸設された嵌合突起220を有する。閉塞部材200の本体部250の下面255は、載置部70の載置面74上に載置される被載置面である。本体部250の下面255は、載置面74と相補的な面形状を有し、載置面74に対する安定した面接触が確保される。
 閉塞部材200の本体部250は、左右一対の壁部210と、左右一対の壁部210の間に設けられた台座部230を有する。左右一対の壁部210は、引手取付柱50の自由端部52の係合突起60を挟み込むべく設けられる。各壁部210の先端には壁部210の間隔を狭めるように左右方向内側へ突出する爪部215が設けられる。爪部215は、壁部210の後面210cよりも前方にオフセットして設けられる。このオフセット量は、係合突起60の幅広部61の前後厚に応じたものである。
 一対の壁部210が係合突起60の幅広部61を通過する時、各壁部210が左右方向外側へ弾性的に倒れ、爪部215が左右方向外側へ弾性的に変位する。係合突起60が幅広部61を通過すると、各壁部210は、元形状に弾性復帰し、各爪部215の間隔が元の間隔に戻り、係合突起60の幅狭部62が左右の爪部215により挟み込まれる。これにより係合突起60が一対の壁部210により左右から挟み込まれ、係合突起60に対する閉塞部材200の左右変位及び後方変位が規制される。爪部215の後面の被係止面215cが平坦面であり、係合突起60の幅広部61の係止面61dへの面接触が確保される。
 閉塞部材200の本体部250の前端部には挿入方向に沿って下る下り傾斜面218が設けられる。閉塞部材200の本体部250は、閉塞部材200の挿入方向において、つまり後方から前方へ上下厚が漸減する前端部を含む。このような構成のため、係合突起60と載置部70の間の隙間80への閉塞部材200の挿入がより簡易に確保される。
 上述のように閉塞部材200の本体部250は、壁部210の左右中央に係合突起60に対向して設けられた台座部230を有する。台座部230の左右中央には前後方向に延びる凹みが設けられる。図10に示すように、係合突起60の左右中央には下方に窄む下端部66が設けられ、係合突起60の下端部66が台座部230の凹みに配される。台座部230を設けることにより閉塞部材200の強度が高くなり、また係合突起60の支持点を増やすことができる。なお、図10に示すように、台座部230と各壁部210の間には溝があり、従って、各壁部210の枢動が確保される。
 閉塞部材200の本体部250は、載置部70の載置面74上に載置される被載置面である下面255を有する。下面255は、左右方向において下方に凸状の弧状面である。本体部250の下面255の左右中央には下方に突出した嵌合突起220が設けられる。嵌合突起220は、スライダー本体100に対する閉塞部材200の装着のための閉塞部材200の移動方向に延びる。嵌合突起220は、被嵌合穴75に対して嵌合する部分である。嵌合突起220の左右方向の寸法は、本体部250の左右方向の寸法よりも小さい。本体部250の下面255は、嵌合突起220の左右両方の側面から左右方向外側に向けて緩やかの上方に延びる弧状面である。嵌合突起220は、被嵌合穴75の延在方向と同じ方向に延びる。嵌合突起220の後面は、閉塞部材200の本体部250の後面と同一平面にあり、嵌合突起220前後方向の寸法は、本体部250の下面の前後方向の寸法よりも短い。すなわち、嵌合突起220は、本体部250及びその下面255の後端部に設けられ、それらの前後長の全体に亘り設けられるものではない。嵌合突起220が被嵌合穴75にする時、嵌合突起220が上翼板10よりも下方に突出しない。従って、嵌合突起220によりファスナーエレメントの移動が妨害されることが抑制される。
 図7に示すように、載置部70と被嵌合穴75の関係と同じく、閉塞部材200本体部250の前後長L250に対して嵌合突起220の前後長L220が十分に短い。例えば、前後長L220は、L250の1/2以下、若しくは1/3以下、若しくは1/4以下である。
 なお、図9に示すように、前後方向における載置部70の全長に亘り閉塞部材200が載置されるわけではない。なお、閉塞部材200が載置された範囲の載置部70の長さL70’よりも被嵌合穴75の長さL75が短いことには変わりは無い。
 引手付きのスライダー400の組立方法について説明する。まず、スライダー本体100、閉塞部材200、及び引手300を用意する。次に、スライダー本体100の引手取付柱50に対して引手300を取り付ける。具体的には、引手取付柱50に対して引手300の穴320を通す。これにより、引手取付柱50に対して引手300が離脱可能に取り付けられる。この状態において、スライダー本体100の引手取付柱50の自由端部52と上翼板10の間の隙間80を介して引手取付柱50から引手300を取り外すことができる。
 次に、スライダー本体100の引手取付柱50と上翼板10の間の隙間80を閉塞するべくスライダー本体100に対して閉塞部材200を装着する。具体的には、閉塞部材200を係合突起60と上翼板10の間の隙間80に挿入及び配置する。閉塞部材200を隙間80に配置すると、閉塞部材200の本体部250の下面255が上翼板10の載置部70の載置面74上に載置される。閉塞部材200を引手取付柱50の基端部51に向かって動かすと、閉塞部材200の本体部250が載置部70によりガイドされながら前方に動く。この際、載置部70が弧状面であるため、多少傾いた状態で閉塞部材200を挿入するとしても閉塞部材200が最適な位置若しくは姿勢に修正される。
 載置部70の延在方向に沿って引手取付柱50の基端部51に向かって閉塞部材200を動かす過程で、閉塞部材200の左右一対の壁部210の左右一対の爪部215が係合突起60の幅広部61に衝突する。閉塞部材200を十分な力で前方に動かすことにより、幅広部61により左右一対の爪部215の左右間隔が広げられ、左右一対の壁部210も左右外側に傾斜するように倒れる。
 左右一対の爪部215が係合突起60の幅広部61を通過すると、左右一対の壁部210が元形状に弾性復帰し、左右一対の爪部215の間の間隔も元の間隔に戻る。これにより係合突起60の幅狭部62が左右一対の爪部215により挟まれ、幅広部61の係止面61dと爪部215の被係止面215cが対面する。このような係合突起60による本体部250の係止により、スライダー本体100からの閉塞部材200の外れが阻止される。
 引手取付柱50の基端部51に向かって閉塞部材200を前方に動かす過程では、閉塞部材200の嵌合突起220も前方に移動し、載置部70の載置面74上に閉塞部材200の本体部250の下面255が載置されている状態で嵌合突起220が被嵌合穴75内に挿入されて嵌合する。爪部215が幅広部61を通過して爪部215の被係止面215cが幅広部61の係止面61dに面接触し、これに完全若しくは実質的に同期して嵌合突起220が被嵌合穴75の停止面75bに面接触する。爪部215の被係止面215cと幅広部61の係止面61dが面接触するタイミングと、被嵌合穴75の停止面75bに嵌合突起220が面接触するタイミングは、完全若しくは実質的に同一である。
 左右の爪部215の各被係止面215cは、幅狭部62により分断された幅広部61の各係止面61dに面接触する。左右の各爪部215の間には幅狭部62が存在するため、閉塞部材200の左右変位が規制される。爪部215と幅広部61の係合により閉塞部材200の後方変位が規制される。嵌合突起220と被嵌合穴75が嵌合すると、被嵌合穴75により嵌合突起220の前方変位及び左右変位が規制される。
 係合突起60による本体部250の後方変位の規制と、被嵌合穴75による嵌合突起220の前方変位の規制に基づいて、引手取付柱50の係合突起60と上翼板10の載置部70の間の閉塞部材200の前後変位が規制される。
 閉塞部材200の左右変位の規制については、係合突起60と本体部250の間、及び嵌合突起220と被嵌合穴75の間の両方において確保される。閉塞部材200の上下変位の規制については、閉塞部材200が引手取付柱50と上翼板10の間に挟まれることから確保される。具体的には、上翼板10の載置部70上に本体部250が載置され、閉塞部材200の下方変位が規制される。上翼板10の載置部70上に載置される本体部250上には引手取付柱50が在り、閉塞部材200の上方変位が規制される。また、引手取付柱50の係合突起60の下端部66が閉塞部材200の本体部250の台座部230に着座し、閉塞部材200の上方変位が規制される。また、壁部210の上端部が引手取付柱50の自由端部52の下面52jに接触することからも閉塞部材200の上方変位が規制される。
 上述の教示を踏まえると、当業者をすれば、各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。
 載置部70は、必ずしも前後方向に対して平行に延びる必要はなく、前後方向に対して斜めに延びても良い。この点は、被嵌合穴75に関しても同様である。
400    スライダー
100    スライダー本体
200    閉塞部材
300    引手

10     上翼板
20     下翼板
30     連結柱
50     引手取付柱
80     隙間

51     基端部
52     自由端部

70     載置部
75     被嵌合穴

220    嵌合突起

Claims (7)

  1.  上翼板(10)、下翼板(20)、及び前記上翼板(10)と前記下翼板(20)を連結する連結柱(30)、及び前記上翼板(10)に連結した基端部(51)から自由端部(52)まで片持ち状に延びる引手取付柱(50)を備え、前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)と前記上翼板(10)の間に隙間(80)が在るスライダー本体(100)と、
     前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)と前記上翼板(10)の間に挿入されて前記隙間(80)を閉塞する閉塞部材(200)を備えるスライドファスナー用のスライダー(400)であって、
     前記スライダー本体(100)の前記上翼板(10)には前記閉塞部材(200)が載置される凹状の載置部(70)が設けられ、前記閉塞部材(200)の嵌合突起(220)が挿入及び嵌合される被嵌合穴(75)が前記上翼板(10)の端部を切り欠く態様で前記載置部(70)に設けられ、
     前記載置部(70)及び前記被嵌合穴(75)は、前記スライダー本体(100)に対する前記閉塞部材(200)の装着のための前記閉塞部材(200)の移動方向に沿って延び、前記移動方向における前記被嵌合穴(75)の長さが、前記移動方向における前記載置部(70)の長さよりも短い、スライダー。
  2.  前記被嵌合穴(75)の終端位置にある前記被嵌合穴(75)を規定する側面は、前記嵌合突起(220)の挿入の終端位置を規定する停止面(75b)を含む、請求項1に記載のスライダー。
  3.  前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)には前記上翼板(10)に向かって下方に延びる係合突起(60)が設けられ、前記隙間(80)が前記係合突起(60)と前記上翼板(10)の間に在り、
     前記閉塞部材(200)は、前記係合突起(60)を挟み込む一対の壁部(210)と、前記一対の壁部(210)の間に設けられ、前記係合突起(60)に対向して設けられた台座部(230)を含む、請求項1又は2に記載のスライダー。
  4.  前記一対の壁部(210)には前記一対の壁部(210)の間隔を狭めるように突出する一対の爪部(215)が設けられ、
     前記係合突起(60)は、前記引手取付柱(50)の前記自由端部(52)側に設けられた幅広部(61)と、前記幅広部(61)よりも前記引手取付柱(50)の前記基端部(51)側に設けられた幅狭部(62)を含む、請求項3に記載のスライダー。
  5.  前記載置部(70)の載置面(74)上に載置される前記閉塞部材(200)の被載置面(255)は、前記載置部(70)の前記載置面(74)に対して相補的な面形状を有し、前記相補的な面形状が弧状面を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスライダー。
  6.  前記スライダー本体(100)は、前記連結柱(30)により前記上翼板(10)と前記下翼板(20)が連結した前端部(101)と当該前端部(101)の反対側の後端部(102)を有し、前記引手取付柱(50)が、前記前端部(101)に連結した前記基端部(51)から前記後端部(102)上の前記自由端部(52)まで前後方向に延びる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスライダーであって、
     前記スライダー本体(100)に対する前記閉塞部材(200)の装着のための前記閉塞部材(200)の前記移動方向が前記前後方向に一致する、スライダー。
  7.  前記連結柱(30)が延びる方向を上下方向とし、前記前後方向及び前記上下方向に直交する方向を左右方向とする、請求項6に記載のスライダーであって、
     前記被嵌合穴(75)が前記載置部(70)の左右中央に設けられる、スライダー。
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