WO2013031104A1

WO2013031104A1 - 容積拡張枠およびこれを装着したトレイユニット

Info

Publication number: WO2013031104A1
Application number: PCT/JP2012/005050
Authority: WO
Inventors: 啓一黒光; 詳明石川; 力高魚; 徹草薙
Original assignee: パナソニック株式会社
Priority date: 2011-08-29
Filing date: 2012-08-08
Publication date: 2013-03-07
Also published as: JP2014218250A

Abstract

　本トレイユニットは、上下面に開口部を有する四角形の枠体（７）と、枠体（７）の下面側に設けたトレイ被載置部（８）とを備えている。枠体（７）の第１の面（９）に、下方に向かって突出させた第１の係合部（１０）が設けられている。枠体（７）の第１の面（９）に対向する第２の面（１１）に、下方に向かって突出させた第２の係合部（１２）が設けられている。第１・第２の係合部（１０，１２）は、第１の面（９）の第１端と、第２の面（１１）の第１端とを結合した第３の面（１３）から異なる距離の位置に設けられている。

Description

容積拡張枠およびこれを装着したトレイユニット

　本発明は、例えば、医薬品等の物品を収納し、搬送するためのトレイに着脱される拡張枠およびこれを装着したトレイユニットに関するものである。

　従来のこの種、トレイは、例えば、薬品支払装置に活用されており、以下のような構成となっていた。

　すなわち、従来のトレイは、底面とこの底面の外周部から上方に立ち上がった外周壁とを有する容器状の本体とを備えており、本体の内部は必要に応じて仕切板によって複数の空間に仕切られるようになっていた（例えば、下記特許文献１）。

特開平５－１６８６５０号公報

　上記従来のトレイでは、トレイの容積は底面の外周を取り囲むように設けられた外周壁の高さで決まるため、トレイ中に大きな医薬品、例えば、点滴バックを収納する場合には、点滴バックが外周壁を超えて外方に落下するおそれがあった。そこで、この外周壁上に収納容積を大きくするための容積拡張枠を装着することが考えられる。

　このような容積拡張枠は、トレイの収納容積を大きくするためには有効であるが、通常時には不要なものとなる。よって、トレイの外周壁に対して着脱自在に装着されるものである必要がある。

　そこで、容積拡張枠として、上下面に開口部を有する四角形の枠体と、この枠体の下面側に設けたトレイ被載置部とを備えたものが考えられる。この枠体は、第１の面に下方に向かって突出させた第１の係合部と、枠体の第１の面に対向する第２の面に下方に向かって突出させた第２の係合部とが設けられている。

　つまり、この構成は、容積拡張枠の第１・第２の係合部をトレイに着脱自在に係合させることで、トレイに対して容積拡張枠を着脱自在としている。

　しかしながら、このように容積拡張枠の第１・第２の面に、第１・第２の係合部を設けただけでは、実際のトレイから容積拡張枠を脱着する際の作業性が悪くなるという問題がある。

　本発明は、容積拡張枠を脱着する際の作業性の低下という課題に着目し、トレイからの容積拡張枠の脱着作業性を向上させることを目的とするものである。

　上記目的を達成するために、本発明の拡張枠は、略四角形の容器状のトレイの開口側に装着されてトレイの容積を拡張する拡張枠であって、略四角形の枠体と、第１の係合部と、第２の係合部と、を備えている。略四角形の枠体は、端部が互いに接続されて略四角形を構成する４つの面を有しており、４つ面に沿った両方向に開口部を形成する。第１の係合部は、４つの面の１つである第１の面に設けられており、第１の面に沿って端部から突出させている。第２の係合部は、４つの面の１つであって枠体の第１の面に対向する第２の面に設けられており、第２の面に沿って端部から突出させている。第１・第２の係合部は、第１の面および第２の面の正面視において、互いにずれた位置に設けられている。

（発明の効果）
　本発明によれば、トレイからの容積拡張枠の脱着作業時に、例えば、左右の手で、第１・第２の係合部を操作すると、第１・第２の係合部は、第１の面の第１端側と、第２の面の第１端側とを結合した第３の面からの距離が異なるように構成されているため、それぞれの手で操作しやすい状態を作ることができる。この結果、トレイからの容積拡張枠の脱着作業性を向上させることができる。

　この点について、より詳細に説明すると、第１・第２の係合部の両者が、第３の面からほぼ同じ距離であって第３の面から遠い位置に設けられていた場合には、左右の腕が伸びた遠方の作業となるので、作業性が低下する。逆に、第１・第２の係合部の両者が、第３の面からほぼ同じ距離であって第３の面から近い位置に設けられていた場合には、左右の腕が縮んだ近傍の作業となるので、この場合も作業性が低下してしまう。

　それに対して、本発明のように、第１・第２の係合部は、第１の面の第１端側と、第２の面の第１端側とを結合した第３の面からの距離が異なるため、作業者は、例えば、体を少しひねった状態で遠方の係合部の操作や、近傍の係合部の操作を行い易い状況を簡単に構築することができる。よって、その状態で容積拡張枠の脱着作業を行うことができるため、トレイからの容積拡張枠の脱着作業性を向上させることができる。

本発明の一実施形態に係る容積拡張枠およびこれを備えたトレイユニットの分解斜視図。図１のトレイユニットの分解側面図。図１のトレイユニットの斜視図。図１のトレイユニットの平面図。図１のトレイユニットの一部拡大断面図。図１のトレイユニットの他の使用状態を示す斜視図。図１のトレイユニットの他の使用状態を示す側面図。図１のトレイユニットの他の使用状態を示す一部拡大断面図。本発明の他の実施形態に係る容積拡張枠およびこれを備えたトレイユニットの構成を示す斜視図。図９のトレイユニットの側面図。図９のトレイユニットの平面図。図９のトレイユニットの使用状態を示す斜視図。図９のトレイユニットの一部拡大断面図。図９のトレイユニットの他の使用状態を示す斜視図。

　以下、本発明の一実施形態に係るトレイユニットに関して、添付図面を用いて説明する。

　まず、本実施形態の容積拡張枠６が装着されるトレイ１について説明する。
　トレイ１は、図１に示すように、例えば、医薬品を搬送するための搬送器であって、略長方形の底面２と、トレイ１の平面視において略長方形となる外周壁３とを有する容器状の本体４を備えている。

　外周壁３は、底面２の外周部から底面２に交差する方向（図１中の上向き）に立ち上がるように形成された４つの面を組み合わせて構成されており、底面２とともに、トレイ１の収納空間を形成する。

　本体４の収納空間には、通常状態では、複数の医薬品が、仕切り板５で分離された状態で収納される。

　一方、例えば、点滴パック等の大きな医薬品を収納して搬送させる際には、本体４の収納空間には、点滴パックが本体４外に脱落しないように、トレイ１に対して容積拡張枠６が装着された状態で、医薬品等が収納される。

　容積拡張枠６は、図１における上下方向に開口部を有し平面視において略長方形の枠体７と、枠体７におけるトレイ１との連結側の端部に設けられたトレイ被載置部８とを備えている。

　枠体７は、平面視において略長方形を形成する４つの面（第１～第３の面９，１１，１３を含む）と、第１・第２の係合部１０，１２と、を有している。

　平面視において枠体７の長辺側となる第１の面９におけるトレイ１と連結される側には、トレイ１（図１中の下方）に向かって突出した第１の係合部１０が設けられている。また、枠体７の第１の面９に対向する第２の面１１におけるトレイ１と連結される側には、トレイ１（図１中の下方）に向かって突出した第２の係合部１２が設けられている。

　第１・第２の係合部１０，１２は、図２に示すように、第１・第２の面９，１１を正面から見た状態において、互いにずれた位置に配置されている。換言すれば、第１・第２の係合部１０，１２は、平面視において、第１の面９の第１端側と、第２の面１１の第１端側とを結合した短辺側の第３の面１３からの距離が異なる位置に設けられている。

　具体的には、図２に示すように、第１の係合部１０は、第３の面１３から近く、第２の係合部１２は、第３の面１３から遠くなっている。

　また、第１・第２の係合部１０，１２の内側の面には、図１に示すように、トレイ１側に係合する係合爪１４が設けられている。

　ここで、トレイ１の外周壁３の上端部分には、図１に示すように、平面視においてトレイ１の外側に向けて延伸したフランジ部１５が設けられている。

　容積拡張枠６をトレイ１に装着した状態において、第１の係合部１０に対応するフランジ部１５の部分には、第１の係合部１０が貫通する第１の貫通孔１６が設けられている。

　同様に、容積拡張枠６の第２の係合部１２に対応するフランジ部１５の部分には、第２の係合部１２が貫通する第２の貫通孔１７が設けられている。

　トレイ１の収納容積を拡大する場合には、図３から図５に示すように、トレイ１のフランジ部１５上に容積拡張枠６が載せられる。このとき、容積拡張枠６の第１の係合部１０は、第１の貫通孔１６を貫通するように、第２の係合部１２は、第２の貫通孔１７を貫通するように装着される。

　ここで、トレイ１のフランジ部１５の内側には、容積拡張枠６のトレイ被載置部８が載置されるトレイ載置部１８が設けられている。

　トレイ載置部１８に容積拡張枠６が載置された状態においては、第１の係合部１０に設けた係合爪１４は、第１の貫通孔１６の下方のトレイ１の外周壁３に設けられた第１の被係合部１９（係合爪１４が係合する突起）に着脱自在に係合する。

　同様に、容積拡張枠６の第２の係合部１２に設けられた係合爪１４は、第２の貫通孔１７の下方のトレイ１の外周壁３に設けられた第２の被係合部２０（係合爪１４が係合する突起）に着脱自在に係合する。

　この結果、トレイ１の上面開口部には、容積拡張枠６が着脱自在に装着され、容積拡張枠６の高さ分だけトレイ１の収納容積が拡大される。従って、トレイ１上に、例えば、点滴パック等の大きな医薬品を収容した場合でも、点滴パックがトレイ１外に落下することを効果的に防止することができる。

　また、図３から図５のように、トレイ１に対して容積拡張枠６を装着した状態から、容積拡張枠６を取り外す場合には、図２、図３に示すように、トレイ１の外周に設けられた第１・第２の係合部１０，１２の係合爪１４の外側部分を、それぞれ左右の指で外方に広げる。これにより、トレイ１に設けられた第１・第２の被係合部１９，２０から容易に係合状態を解除して、その状態で容積拡張枠６を上方に持ち上げることで、トレイ１から容積拡張枠６を取り外すことができる。

　例えば、作業者は、第３の面１３が手前側に来る状態で、左手で第１の係合部１０を操作し、右手で第２の係合部１２を操作する。このとき重要なことは、本実施形態においては、第１・第２の係合部１０，１２は、図２に示すように、第１・第２の面９，１１の正面視において互いにずれた位置に設けられている。換言すれば、第１・第２の係合部１０，１２は、第１の面９と第２の面１１の同じ側の端部にその両端が結合された第３の面１３からの距離が異なる位置に設けられている。

　この点について、より詳細に説明すると、第１・第２の係合部１０，１２の両者が、第３の面１３からほぼ同じ距離の遠い位置に設けられていた場合には、左右の腕が伸びた遠方の作業となるので、作業性が悪くなってしまう。逆に、第１・第２の係合部１０，１２の両者が、第３の面１３からほぼ同じ距離の近い位置に設けられていた場合には、左右の腕が縮んだ近傍の作業となるので、この場合も作業性が悪くなってしまう。

　それに対して、本実施形態のように、第１・第２の係合部１０，１２は、第１・第２の面９，１１の正面視において、互いにずれた位置に配置されている。このため、作業者は、例えば、体を少しひねった状態で遠方の係合部（第２の係合部１２）を左手で操作したり、近傍の係合部（第１の係合部１０）を右手で操作したりする作業を容易化することができる。よって、その状態でトレイ１から容積拡張枠６の脱着作業を行うことができるので、トレイ１からの容積拡張枠６の脱着作業性を従来よりも向上させることができる。

　また、第１・第２の係合部１０，１２を外した状態において、前方に伸びた右手で第２の面１１を持ち上げれば、トレイ１から容積拡張枠６を容易に取り外すことができる。この点からも、脱着作業性を向上させることができる。

　図６から図８は、さらに異なる使用例を示したものである。
　すなわち、図３から図５に示すように、トレイ１上に容積拡張枠６を装着した状態で、容積拡張枠６上にさらに他のトレイ１を載置させている。つまり、容積拡張枠６の上面は、トレイ１を載置する載置部を有する構成となっている。

　（他の実施形態）
　以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

　（Ａ）
　上記実施形態では、第１・第２の係合部１０，１２を、平面視において略長方形の枠体７の長手側の面である第１・第２の面９，１１に設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。

　例えば、図９から図１１に示すように、平面視において略長方形となる枠体１０７の短手側の第３・第４の面１１３ａ，１１３ｂに、第３・第４の係合部１１０ａ，１１０ｂが設けられた容積拡張枠１０６であってもよい。

　具体的には、容積拡張枠１０６は、枠体１０７、第３・第４の係合部１１０ａ，１１０ｂを有している。

　枠体１０７は、平面視において略長方形を構成する４つの面によって構成されており、そのうちの短手側の第３・第４の面１１３ａ，１１３ｂ側に、下端部分に係合爪１１４ａ，１１４ｂが形成された第３・第４の係合部１１０ａ，１１０ｂが設けられている。

　そして、第３・第４の係合部１１０ａ，１１０ｂは、上記実施形態の第１・第２の係合部１０，１２と異なり、正面視においてほぼ重複する位置に配置されている。換言すれば、第３・第４の係合部１１０ａ，１１０ｂは、短手側における長辺側の面からの距離がほぼ同じ位置に配置されている。

　一方、容積拡張枠１０６が装着されるトレイ１０１は、図９から図１１に示すように、内部空間を複数に仕切る仕切り板５，５が装着されており、底面１０２、４つの外周壁１０３、本体１０４を有している。

　また、平面視において略長方形を構成する４つの面を含む外周壁１０３における短手側の外周壁１０３の上部に形成されたフランジ部１１５には、容積拡張枠１０６の第３・第４の係合部１１０ａ，１１０ｂが挿入される第３・第４の貫通孔１１６，１１７が設けられている。

　そして、図１２および図１３に示すように、容積拡張枠１０６がトレイ１０１上部のトレイ載置部１１８上にセットされると、第３・第４の係合部１１０ａ，１１０ｂの先端に設けられた係合爪１１４ａ，１１４ｂが、トレイ１０１のフランジ部１１５に形成された第３・第４の貫通孔１１６，１１７をそれぞれ通過して、第３・第４の被係合部１１９，１２０に係合する。

　以上の構成において、２つの係合爪１１４ａ，１１４ｂは、枠体１０７の４つの面のうち、短手側となる第３・第４の面１１３ａ，１１３ｂにおけるほぼ中心位置に設置されている。

　ここで、容積拡張枠１０６をトレイ１０１に装着する際には、片側のＬ形状の係合爪１１４ａを先に引っ掛けて、残りの側の係合爪１１４ｂがパチンと差し込まれるようにして固定される。

　これにより、トレイ１０１に対して容積拡張枠１０６を片手で装着することができる。一方、容積拡張枠１０６をトレイ１０１から着脱する際には、片方の係合爪１１４ｂを片手で外し、最初に引っ掛けた側のＬ形状の係合爪１１４ａをスライドさせて第３の被係合部１１９から容易に抜き取ることができる。

　この結果、トレイ１０１からの容積拡張枠１０６の脱着作業性を従来よりも向上させることができるという、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。

　なお、本実施形態の構成でも、図１４に示すように、トレイ１０１上に容積拡張枠１０６を装着した状態で、容積拡張枠１０６上にさらに他のトレイ１０１を載置させることもできる。

　（Ｂ）
　上記実施形態においては、第１・第２の係合部１０，１２の内側に係合爪１４を設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。

　例えば、係合爪１４は、第１・第２の係合部１０，１２の外側に設けられていてもよい。

　ただし、この場合には、係合爪１４が係合する係合部は、外周壁３やフランジ部１５に、それに合わせて設けられていればよい。

　本発明の容積拡張枠は、トレイからの容積拡張枠の脱着作業性を向上させることができるという効果を奏するものであることから、例えば、医薬品等の物品を収納して搬送するトレイなどへの活用が期待される。

　１　　　トレイ
　２　　　底面
　３　　　外周壁
　４　　　本体
　５　　　仕切り板
　６　　　容積拡張枠
　７　　　枠体
　８　　　トレイ被載置部
　９　　　第１の面
１０　　　第１の係合部
１１　　　第２の面
１２　　　第２の係合部
１３　　　第３の面
１４　　　係合爪
１５　　　フランジ部
１６　　　第１の貫通孔
１７　　　第２の貫通孔
１８　　　トレイ載置部
１９　　　第１の被係合部
２０　　　第２の被係合部
１０１　　　トレイ
１０２　　　底面
１０３　　　外周壁
１０４　　　本体
１０６　　　容積拡張枠
１０７　　　枠体
１１０ａ　　第３の係合部
１１０ｂ　　第４の係合部
１１３ａ　　第３の面
１１３ｂ　　第４の面
１１４ａ　　係合爪
１１４ｂ　　係合爪
１１５　　　フランジ部
１１６　　　第３の貫通孔
１１７　　　第４の貫通孔
１１８　　　トレイ載置部
１１９　　　第３の被係合部
１２０　　　第４の被係合部

Claims

　略四角形の容器状のトレイの開口側に装着されて前記トレイの容積を拡張する拡張枠であって、
　端部が互いに接続されて略四角形を構成する４つの面を有しており、前記４つの面に沿った両方向に開口部を形成する略四角形の枠体と、
　前記４つの面の１つである第１の面に設けられており、前記第１の面に沿って端部から突出させた第１の係合部と、
　前記４つの面の１つであって前記枠体の第１の面に対向する第２の面に設けられており、前記第２の面に沿って端部から突出させた第２の係合部と、
を備えており、
　前記第１・第２の係合部は、前記第１の面および前記第２の面の正面視において、互いにずれた位置に設けられている、
容積拡張枠。
　前記第１・第２の係合部の内方または外方の少なくとも一方に設けられた係合爪を、さらに備えている、
請求項１に記載の容積拡張枠。
　前記枠体における前記第１・第２の係合部が設けられた側とは反対側に設けられたトレイ載置部を、さらに備えている、
請求項２に記載の容積拡張枠。
　請求項１から３のいずれか１つに記載の容積拡張枠と、
　前記容積拡張枠が、前記開口側に装着される略四角形のトレイと、
を備え、
　前記トレイは、
　底面と、前記底面の外周部から前記底面に交差する方向に立ち上がった４つの面からなる外周壁と、を有する容器状の本体と、
　前記トレイの外周壁における前記容積拡張枠の第１の係合部に対応する部分に設けられており、前記第１の係合部が係合する第１の被係合部と、
　前記トレイの外周壁における前記容積拡張枠の第２の係合部に対応する部分に設けられており、前記第２の係合部が係合する第２の被係合部と、
を有している、
トレイユニット。
　前記本体の前記外周壁の高さ方向における端部に設けられており、外周方向に向けて延伸したフランジと、
　前記フランジの前記容積拡張枠の第１の係合部に対応する部分に設けられており、前記第１の係合部が貫通する第１の貫通孔と、
　前記フランジの前記容積拡張枠の第２の係合部に対応する部分に設けられており、前記第２の係合部が貫通する第２の貫通孔と、
をさらに備えている、
請求項４に記載のトレイユニット。
　略四角形の容器状のトレイの開口側に装着されて前記トレイの容積を拡張する拡張枠であって、
　端部が互いに接続されて略長方形を構成する４つの面を有しており、前記４つの面に沿った両方向に開口部を形成する略四角形の枠体と、
　前記４つの面のうちの短手側となる第３の面に設けられており、前記第３の面に沿って端部から突出させた第３の係合部と、
　前記４つの面のうちの短手側であって前記枠体の第３の面に対向する第４の面に設けられており、前記第４の面に沿って端部から突出させた第４の係合部と、
を備えており、
　前記第３・第４の係合部は、前記第３の面および前記第４の面の正面視において、ほぼ同じ位置に設けられている、
容積拡張枠。
　請求項６に記載の容積拡張枠と、
　前記容積拡張枠が、前記開口側に装着される略四角形のトレイと、
を備え、
　前記トレイは、
　底面と、前記底面の外周部から前記底面に交差する方向に立ち上がった４つの面からなる外周壁と、を有する容器状の本体と、
　前記トレイの外周壁における前記容積拡張枠の第３の係合部に対応する部分に設けられており、前記第３の係合部が係合する第３の被係合部と、
　前記トレイの外周壁における前記容積拡張枠の第４の係合部に対応する部分に設けられており、前記第４の係合部が係合する第４の被係合部と、
を有している、
トレイユニット。