WO2012090660A1 - 内歯転造方法 - Google Patents

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Abstract

 筒状素材に内歯を形成する内歯転造方法が開示される。この内歯転造方法は、工具歯車により該筒状素材に内歯を形成する造歯工程(ST03)の後に、工具歯車を後退させて工具歯車を支えている回転軸の撓みを解消させる工具後退工程(ST05)を加えると共に、後退位置にて工具歯車を回し、内歯を修整する修整工程(ST06)を含む。

Description

内歯転造方法
 本発明は、転造法により、筒状素材に内歯を形成する製造方法に関する。
 切削法により、筒状素材に内歯を形成する製造方法が、普通に実施される。切削法は、歯の仕上がり精度が良好である反面、加工時間が長く、その上、切削屑が発生する。結果、切削法では、加工コストや材料コストが嵩む。
 対策の1つに転造法がある。転造法では、外歯を素材に押し付けることで内歯が形成できるため、加工時間が短く、切削屑が発生しない。そこで、転造法により、筒状素材に内歯を形成する転造技術が提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。この転造技術を図14に基づいて説明する。
 図14に示すように、門型のハウジング101の上面に、スライドベース102が図面表裏方向へ移動可能に載せられている。このスライドベース102に回転軸103が縦向きになるようにして回転機構104が取付けられ、この回転軸103の下端に工具歯車105が取付けられている。
 図15は図14の15-15線に沿った断面図である。図15に示すように、リング状のコンテナ106に筒状素材107がセットされる。この筒状素材107の内周面に工具歯車105を押し当て、工具歯車105を回すと、筒状素材107が連れ回る(従動回転する)。この回転を続けることにより筒状素材107に、内歯108が形成される。
 この転造加工の際、筒状素材107の内周面は、強く工具歯車105で押される。筒状素材107がコンテナ106に収納されているため、変形する心配はない。
 一方、想像線で示される回転軸103は、工具歯車105より小径の軸である。回転軸103が工具歯車105より大径であると、回転軸103が筒状素材107に干渉するからである。
 図面から明らかなように、筒状素材107の内径より、工具歯車105の外径は遙かに小さく、この小径の工具歯車105よりも回転軸103は小径である。
 図14において、転造加工の際に、筒状素材107から工具歯車105に水平反力が加わると、回転軸103が撓む。この撓み量だけ、工具歯車105の位置が所定の位置からずれる。このずれにより、内歯の仕上がり精度が低下する。
 精度の低下は、歯車製品の品質低下に直結するため、精度向上策が求められる。
特許第3947204号公報
 本発明は、筒状素材に内歯を形成する転造方法において、歯の出来上がり精度を高めることができる技術を提供することを課題とする。
 請求項1に係る発明によれば、ハウジングに移動可能に取付られるスライドベースと、このスライドベースを移動させる移動機構と、この移動機構による移動方向と直交する方向に回転軸が延びるようにして前記スライドベースに取付けられる回転機構と、この回転機構の回転軸に取付けられ外周面に外歯が形成されている工具歯車と、前記ハウジングに回転自在に取付けられ筒状素材を支えるコンテナとを備える転造装置を使用して、前記筒状素材の内周面に内歯を形成する内歯転造方法であって、
 前記コンテナに前記筒状素材をセットする素材セット工程と、
 前記移動機構で前記工具歯車を前進させることにより前記外歯を前記筒状素材の内周面に押し当て、前記回転機構により前記工具歯車を回すことにより前記筒状素材を従動回転させて、前記筒状素材に前記内歯を造る造歯工程と、
 前記移動機構で前記工具歯車を所定距離後退させる工具後退工程と、
 後退させた前記工具歯車を前記回転機構により回すことにより前記筒状素材を少なくとも1回転させて、前記内歯を修整する修整工程と、を有することを特徴とする内歯転造方法が提供される。
 請求項2に係る発明では、好ましくは、前記修整工程で、前記筒状素材を1回転以上正転させ且つ1回転以上逆転させる。
 請求項3に係る発明では、好ましくは、前記造歯工程と前記工具後退工程の間に仕上げ工程を加える。この仕上げ工程は、好ましくは、前記造歯工程の後に、前記工具歯車の前進移動を停止し、この状態で前記回転機構により前記工具歯車を回すことにより前記筒状素材を少なくとも1回転させて、前記内歯を仕上げる工程である。
 請求項4に係る発明では、好ましくは、前記仕上げ工程で、前記筒状素材を1回転以上正転させ且つ1回転以上逆転させる。
 請求項1に係る発明では、筒状素材に内歯を造る造歯工程の後に、工具歯車を所定距離後退させる工具後退工程と、後退させた工具歯車を前記回転機構により回すことにより筒状素材を少なくとも1回転させて内歯を修整する修整工程とを実施する。
 造歯工程では、工具歯車に筒状素材からの反力が加わるため、不可避的に回転軸に撓みが発生する。一方、修整工程では、工具歯車を筒状素材の内周面から離れる方向へ移動させるため、回転軸の撓みは軽減される。
 結果、造歯工程で筒状素材に精度不足が発生しても、修整工程により精度不足を解消して製品での精度向上を図ることができる。
 請求項2に係る発明では、修整工程での1回転以上の正転により、内歯の一方の歯面に修整を加え、1回転以上の逆転により、内歯の他方の歯面に修整を加える。両方の歯面が修整されるため、内歯の仕上がり精度は更に向上する。
 請求項3に係る発明では、造歯工程と工具後退工程の間に仕上げ工程を加える。この仕上げ工程では、造歯工程の後に工具歯車の前進移動を停止し、この状態で工具歯車を回すことにより筒状素材を少なくとも1回転させて、内歯を仕上げる。
 造歯工程では工具歯車を前進側へ付勢しながら実施するため、回転軸の撓みは変化又は変動するが、仕上げ工程では工具歯車を前進させないため、回転軸の撓みは一定になる。
 回転軸の撓みが一定になると、工具歯車の位置が安定する。
 したがって、造歯工程のみの場合に比べて、造歯工程に仕上げ工程を加えることで、内歯の仕上がり精度は向上する。結果的に、後工程である修整工程の負担が軽くなり、修整工程の時間を短縮することができる。
 請求項4に係る発明では、仕上げ工程で1回転以上の正転により、内歯の一方の歯面に仕上げを施し、1回転以上の逆転により、内歯の他方の歯面に仕上げを施す。両方の歯面が仕上げられるため、内歯の仕上がり精度は更に向上する。結果的に、後工程である修整工程の負担が軽くなり、修整工程の時間をより短縮することができる。
転造装置の断面図である。 工具歯車の断面図である。 図2の3-3線に沿った断面図である。 コンテナと筒状素材と抑えリングの断面図である。 本発明の内歯転造方法を説明するフロー図である。 素材セット工程を説明する図である。 切込み工程を説明する図である。 造歯工程を説明する図である。 仕上げ工程を説明する図である。 工具後退工程及び修整工程を説明する図である。 工程毎の転造荷重を説明するグラフである。 工程毎の回転軸トルクを説明するグラフである。 図12の別実施例を説明するグラフである。 従来の転造装置の断面図である。 図14の15-15線に沿った断面図である。
 以下、本発明の好ましい実施例について、添付した図面に基づいて説明する。
 図1に示すように、転造装置10は、ハウジング11と、このハウジングの天井12に載せられるスライドベース13と、このスライドベース13を水平方向へ移動させる移動機構20と、スライドベース13に回転軸31が垂直になるように取付けられる回転機構30と、ハウジング11の上床14と下床15とに取付けられ筒状のコンテナ16を昇降させる昇降機構40と、移動機構20、回転機構30及び昇降機構40を制御する制御部50とを備えている。
 移動機構20は、下床15に取付られるモータ21と、上床14と下床15に軸受22、22を介して鉛直軸廻りに回転自在に取付けられモータ21で回されるナット23と、このナット23にねじ込まれ上へ延びているねじ軸24と、このねじ軸24の上端に固定されスライドベース13を移動させるくさび形の昇降部材25とを備えている。
 モータ21でナット23を回すと、ねじ軸24が上昇又は下降する。ねじ軸24と共に昇降部材25が昇降する。昇降部材25は、スライドベース13側の面が鉛直線に対して角度θだけ傾斜したテーパ面26となっている。昇降部材25の昇降量をHとすると、スライドベース13の移動量は、(H×tanθ)の計算式で計算することができる。
 角度θが小さいほどスライドベース13の移動量は小さくなり、スライドベース13の位置決め精度が高まる。そのため、θは45°よりも小さな値に設定することが望まれる。
 回転機構30には、回転軸31の回転量や回転速度を精密に制御することができるサーボモータが適している。
 昇降機構40は、下床15に取付られるモータ41と、上床14と下床15に軸受42、42を介して鉛直軸廻りに回転自在に取付けられモータ41で回されるナット43、43と、これらのナット43、43にねじ込まれ上へ延びているねじ軸44、44と、これらのねじ軸44、44の上端に渡される昇降部材45と、この昇降部材45の上面に取付けられ筒状のコンテナ16を回転自在に支える軸受46とを備えている。
 モータ41でナット43、43を回転させるとねじ軸44、44が上昇又は下降する。ねじ軸44、44と共に昇降部材45が昇降する。そして、この昇降部材45と共に軸受46及び筒状のコンテナ16が昇降する。モータ41は、コンテナ16の昇降量を精密に制御することができるサーボモータが適している。
 コンテナ16はノックアウト部材17を備えている。このノックアウト部材17は、昇降機構40によりコンテナ16が下げられるときに、上床14の上面に当たって、上昇し、歯車製品を払い出す役割を果たす。
 ハウジング11の天井12の下面に、素材抑え機構51が設けられている。
 この素材抑え機構51は、抑えリング52と、この抑えリング52の下降を防止するスラスト軸受53と、抑えリング52の上昇を防止するテーパころ軸受54と、抑えリング52、スラスト軸受53及びテーパころ軸受54を天井12に取付けるブラケット55とを備える。抑えリング52は、スラスト軸受53及びテーパころ軸受54により、回転自在に支えられている。
 回転機構30の回転軸31に、工具歯車56が取付けられている。
 図2に示すように、回転軸31の下端に、工具歯車56が取付けられ、エンドプレート57により工具歯車56の抜け止めが図られる。
 図3に示すように、工具歯車56の外周面に外歯58が設けられている。この外歯58が歯車転造法における主要部となる。回転軸31にスプライン59が設けられ、工具歯車56にスプライン溝61が設けられている。このスプライン溝61にスプライン59が嵌合することで、回転軸31に工具歯車56が取付けられる。
 図4に示すように、転造加工の対象物である筒状素材62は、円筒部63の上部にフランジ部64を備える。フランジ部64は等ピッチで配置される突起64aで構成される。 筒状素材62は、厚肉の円筒鋼材を、別の粗成形工程により作製される。粗成形は、鍛造、転造、切削の何れでも行える。粗成形工程で、筒状素材62の内周面に、内歯を粗成形することが推奨される。図3に示す工具歯車56の外歯58を、粗歯に噛み合わせると、工具歯車56の回転に筒状素材62を同期させることができる。ただし、粗歯の成形は必須ではない。
 コンテナ16は、円筒部63を収納する円筒収納部66とフランジ部64を収納するフランジ収納部67を備えている。フランジ収納部67に、突起64aを収納する凹部65が等ピッチで設けられている。
 円筒収納部66に円筒部63を収納し、凹部65に突起64aを嵌めるようにしてフランジ収納部67にフランジ部64を収納する。これで、コンテナ16に筒状素材62が収納される。
 この後に、抑えリング52に備えられるストッパ爪68を、フランジ部64の上面に当てる。フランジ部64をストッパ爪68で抑えることで、コンテナ16から筒状素材62が外れる心配はなくなる。
 次に、内歯転造方法を図面に基づいて説明する。
 図5に示すように、筒状素材をコンテナにセットし(ST01)、工具歯車を小さな回転角で正逆転させながら前進させることで筒状素材に切込み(ST02)、次に工具歯車を回転させつつ前進させることで筒状素材に内歯を造り(ST03)、前進限位置で工具歯車の前進を止めその位置で工具歯車を回転させることで内歯を仕上げ(ST04)、工具歯車を僅かに後退させ(ST05)、その位置で工具歯車を回転させることで内歯を修整する(ST06)。※を付したステップは省くことが出来る。
 以下、各ステップST01~ST06を詳しく説明する。
 ST01(素材セット工程)では、図6(a)に示すように、コンテナ16に筒状素材62をセットし、この筒状素材62を抑えリング52で抑える。
 図6(a)のb-b線断面図である図6(b)に示すように、筒状素材62の中央に工具歯車56が置かれる。
 ST01は、具体的には、図1に示す制御部50で制御される昇降機構40で実行される。
 ST02(切込み工程)では、図7(a)に示すように、工具歯車56を前進させながら、αの2倍だけ正転(正回転)と逆転(逆回転)を繰り返す。工具歯車56が筒状素材62の内周面に接触すると、筒状素材62は工具歯車56に連動して正転と逆転を繰り返す。結果、図7(b)に示すように、筒状素材62の内周面に、工具歯車56の外歯58が切込まれる。
 ST02は、図1に示す制御部50で制御される移動機構20と回転機構30で実行される。
 ST03(造歯工程)では、図8に示すように、工具歯車56を筒状素材62の内周面に押し当てて回す。筒状素材62は工具歯車56に従って回転する。工具歯車56は徐々に前進する。この回転及び前進により、筒状素材62の内周面に内歯69が徐々に形成される。この造歯工程は、工具歯車56の中心O2が筒状素材62の中心O1から距離d1に達するまで続けられる。後に詳しく説明するが、ST03では工具歯車56を前進させるために、転造荷重が急増する。転造荷重が急増すると、回転軸31が撓みが急増し、工具歯車56の位置が変動する。
 ST03は、図1に示す制御部50で制御される移動機構20と回転機構30で実行される。
 ST04(仕上げ工程)では、図9に示すように、工具歯車56の中心O2が筒状素材62の中心O1から距離d1に達したら、前進を止める。前進を止めたので、回転軸31に加わる反力は、ST03での反力より一定になる。工具歯車56の変動がなくなる。この状態で、工具歯車56を回すことで、内歯69の仕上げが行える。
 ST04は、図1に示す制御部50で制御される回転機構30で実行される。移動機構20は停止している。
 ST05(工具後退工程)では、図10に示すように、工具歯車56を距離δだけ後退させる。すなわち、筒状素材62の中心O1から工具歯車56の中心O2までの距離d2が、距離d1より小さくなる。この後退により、回転軸31の撓みが大幅に軽減される。
 ST05は、図1に示す制御部50で制御される移動機構20で実行される。
 ST06(修整工程)では、図10に示すように、距離d2の状態で、工具歯車56を回す。回転軸31の撓みが軽減されているため、工具歯車56の位置精度は高い。このような工具歯車56で内歯69を浚うことで、正確な修整が内歯69に施される。
 ST06は、図1に示す制御部50で制御される回転機構30で実行される。移動機構20は停止している。
 図11に基づいて、主要な工程における転造荷重を説明する。転造荷重は回転軸に加わる力である。
 造歯工程では、転造荷重が時間と共に増加する。
 一方、仕上げ工程では、一定もしくは転造荷重が漸減する。したがって、仕上げ工程により、内歯に仕上げを施すことができる。
 また、修整工程では、転造荷重が減少する。したがって、修整工程により、内歯に正確な修整が施される。
 仕上げ工程と修整工程では、工具歯車を一方向に連続して回転させることの他、正転と逆転とを交互に繰り返すことが推奨される。
 図12に示すように、仕上げ工程で、少なくとも1回(筒状素材1回転分)の正転と少なくとも1回(筒状素材1回転分)の逆転とを実施する。1回転以上の正転により、内歯の一方の歯面に仕上げを施し、1回転以上の逆転により、内歯の他方の歯面に仕上げを施す。両方の歯面が仕上げられるため、歯の仕上がり精度が向上する。回転量は、正転、逆転が各2回転以上であってもよい。また、正転1回、逆転2回、正転2回、逆転1回のように、回転量を回転方向によって変化させることは可能である。
 また、図12に示すように、修整工程で、少なくとも1回(筒状素材1回転分)の正転と少なくとも1回(筒状素材1回転分)の逆転とを実施する。1回転以上の正転により、内歯の一方の歯面に修整を加え、1回転以上の逆転により、内歯の他方の歯面に修整を加える。両方の歯面が修整されるため、内歯の仕上がり精度は更に向上する。回転量は、正転、逆転が各2回転以上であってもよい。また、正転1回、逆転2回、正転2回、逆転1回のように、回転量を回転方向によって変化させることは可能である。
 図13に示すように、切込み工程と仕上げ工程を省くことができる。すなわち、筒状素材をセットした後に、造歯工程と工具後退工程と修整工程とを実施することにより、内歯転造が行える。工程数が少ないため、生産性が高まる。
 本発明は、工具歯車を用いて筒状素材の内周面に内歯を形成する内歯転造技術に好適である。
 10…転造装置、11…ハウジング、13…スライドベース、16…コンテナ、20…移動機構、30…回転機構、31…回転軸、50…制御部、56…工具歯車、58…外歯、62…筒状素材、69…内歯、δ…工具後退工程における後退距離。

Claims (4)

  1.  ハウジングに移動可能に取付られるスライドベースと、このスライドベースを移動させる移動機構と、この移動機構による移動方向と直交する方向に回転軸が延びるようにして前記スライドベースに取付けられる回転機構と、この回転機構の回転軸に取付けられ外周面に外歯が形成されている工具歯車と、前記ハウジングに回転自在に取付けられ筒状素材を支えるコンテナとを備える転造装置を使用して、前記筒状素材の内周面に内歯を形成する内歯転造方法であって、
     前記コンテナに前記筒状素材をセットする素材セット工程と、
     前記移動機構で前記工具歯車を前進させることにより前記外歯を前記筒状素材の内周面に押し当て、前記回転機構により前記工具歯車を回すことにより前記筒状素材を従動回転させて、前記筒状素材に前記内歯を造る造歯工程と、
     前記移動機構で前記工具歯車を所定距離後退させる工具後退工程と、
     後退させた前記工具歯車を前記回転機構により回すことにより前記筒状素材を少なくとも1回転させて、前記内歯を修整する修整工程と、を含むことを特徴とする内歯転造方法。
  2.  前記修整工程では、前記筒状素材を1回転以上正転させ且つ1回転以上逆転させる、請求項1記載の内歯転造方法。
  3.  前記造歯工程と前記工具後退工程の間に仕上げ工程を加え、
     この仕上げ工程は、前記造歯工程の後に、前記工具歯車の前進移動を停止し、この状態で前記回転機構により前記工具歯車を回すことにより前記筒状素材を少なくとも1回転させて、前記内歯を仕上げる工程である、請求項1の内歯転造方法。
  4.  前記仕上げ工程では、前記筒状素材を1回転以上正転させ且つ1回転以上逆転させる、請求項3記載の内歯転造方法。
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