JP4933084B2 - プレス装置 - Google Patents

プレス装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4933084B2
JP4933084B2 JP2005329797A JP2005329797A JP4933084B2 JP 4933084 B2 JP4933084 B2 JP 4933084B2 JP 2005329797 A JP2005329797 A JP 2005329797A JP 2005329797 A JP2005329797 A JP 2005329797A JP 4933084 B2 JP4933084 B2 JP 4933084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
differential
nut
slider
guide bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005329797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007136465A (ja
Inventor
昭二 二村
敬三 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co Ltd filed Critical Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co Ltd
Priority to JP2005329797A priority Critical patent/JP4933084B2/ja
Publication of JP2007136465A publication Critical patent/JP2007136465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4933084B2 publication Critical patent/JP4933084B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/18Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

本発明は、例えば板金加工等に使用されるプレス装置に関するものであり、特に正確な位置制御を要する定点加工が可能であるプレス装置に関するものである。
従来、プレス加工装置においてワークに当接するラムを駆動する手段としては、流体圧シリンダが広く使用され、就中油圧シリンダが多用されている。この油圧シリンダ駆動によるプレス装置において、定点加工、すなわちラムとテーブルとの間隔を一定に保持した状態の加工を行う場合には、通称「胴突き加工」と称される加工を行う必要がある。
上記の油圧シリンダ駆動によるプレス装置に代わるものとして、ねじ軸を電動モータによってナット部材に対して回転させてスライダを上下動させる電動プレス方式が採用されつつある。
このような電動プレスによれば、騒音を発生することなく定点加工を行ない得るのであるが、下記のような問題点がある。すなわち、押圧体の下端面のテーブルからの高さ寸法hは、定点加工であるため常時一定になるように制御されており、この位置において押圧体を介して被加工物に所定の押圧力を印加することになる。換言すれば、ねじ軸とナット体とには常に同一の相対位置において、上記押圧力に相当する反力が作用することになり、ねじ軸やナット部材やその両者の中間に介在するボールにおいて同一箇所に繰り返し力がかかり、ねじ軸やナット部材やボールに非所望にキズがつくことになる。
本願出願人は、電動プレスにおける上記の問題を解決するための対策をほどこした特許出願(特許文献1)を行い、特許となっている。
図3は特許文献1に開示されるプレス装置の形態を示す要部縦断面正面図、図4は図3におけるA−A線要部断面平面図である。両図において、1は基板であり、例えば長方形の平板状に形成されており、例えばその四隅には円柱状のガイドバー2が立設される。このガイドバー2の上端部には、例えば長方形の平板状に形成された支持板3が、例えば締結部材4を介して固着されている。
次に5はねじ軸であり、支持板3の中央部に軸受部材6を介しかつ支持板3を貫通するように正逆回転可能に支持されている。7は可動体であり、前記ガイドバー2と、その軸線方向に移動可能に係合されている。8はナット部材であり、つば部9を有するナット部10と中空円筒状に形成された円筒部11とを一体に結合して形成される。なおナット部10は前記ねじ軸5とボールねじ係合により螺合させると共に、円筒部11の外周面には差動用おねじ13を設ける。
14は差動部材であり、中空円筒状に形成し、内周面に前記差動用おねじ13と螺合する差動用めねじ15を設ける。16はウオームホイールであり、前記差動部材14に一体に固着され、かつウオーム17と係合するように形成する。18,19は各々ラジアル軸受およびスラスト軸受であり、可動体7内に設けられ、各々差動部材14およびウオームホイール16を支持するものである。
20はウオーム軸であり、ウオーム17の中心部に挿通固着されると共に、両端部を可動体7内に設けられた軸受21,21によって回転可能に支持される。22,23は各々パルスモータであり、各々前記ねじ軸5およびウオーム軸20を回転させ得るように設けられる。24は押圧子であり、前記可動体7の中央部下面に着脱可能に設けられる。なお、パルスモータ22,23は、図示省略した制御装置を介して所定のパルス印加による制御駆動可能に構成されている。
上記の構成により、パルスモータ22に所定のパルス数を印加して作動させると、ねじ軸5が回転し、ナット部材8を備えた可動体7が下降し、押圧子24は初期高さH0 から定点加工高さHまで下降し、被加工物Wに当接する。これにより押圧子24を介して予め設定された押圧力で被加工物Wに対する定点加工が行なわれる。加工終了後、パルスモータ22の逆作動により可動体7が上昇し、押圧子24は初期高さH0 の位置に復帰する。なお上記H0 ,Hの値は、図示省略した計測手段により計測され、かつパルスモータ22との関係においても制御可能に構成する。
上記の定点加工が予め設定された回数に到達すると、図3に示す位置、すなわち押圧子24の初期高さH0 の位置においてパルスモータ22の作動を停止させ、パルスモータ23に予め設定されたパルス数を印加する。これによりパルスモータ23が所定数だけ回転し、ウオーム軸20、ウオーム17およびウオームホイール16を介して差動部材14が所定中心角度だけ回動する。この差動部材14の回動により、ナット部材8が停止しかつロックされた状態、すなわち停止した差動用おねじ13に対して差動用めねじ15が回動するから、可動体7が変位する。
可動体7の変位により、押圧子24の初期高さH0 も当然に変化するから、このままねじ軸5を回転させると、所定の定点加工が実行できない状態となる。このため、次にパルスモータ22に制御された若干のパルス数を印加してねじ軸5を微小回動させ、前記の可動体7および押圧子24の変位を相殺し、押圧子24の初期高さH0 を一定に保持する操作を行う。
上記のねじ軸5の回動により、ねじ軸5とナット部10との相対位置が変化する。すなわちボールねじ係合に形成されたボールとボール溝との相対位置を変化させることができ、定点加工を確保しつつ、ボールおよび/またはボール溝の局部的摩耗を防止することができるのである。上記のような補正操作を行なった後、再度前記の定点加工を続行するようにされる。
特開2000─218395号公報
特許文献1に開示されるプレス装置においては、定点加工の1回の加工の後あるいは予め定めた複数回(例えば10回)の加工の後のたび毎に、モータ23による動作と次いでモータ22による動作とが行われ、ねじ軸5とナット部10との、そしてボール上の、相対位置を変化させることが可能となる。
しかし、特許文献1に開示されるプレス装置を運転してゆく間に、次のような問題が新しく発生した。即ち、
(A)モータ23によって、ウオーム17とウオームホイール16とを介して差動部材14を回転し、その際に、差動部材14の内周面に存在するめねじ15がナット部材8の外周面に存在するおねじ13と螺合しているために、かつナット部材8がねじ軸5と螺合していて支持板3に非回転状態に固定されているために、結果的に可動体7が支持板3に対して(換言すれば基板1に対して)上下方向に微小移動することになっている。
しかしながら、運転初期の下でねじ軸5とナット部材8との間の摩擦が(ボールを介しての摩擦)が比較的大きい状態では差し支えなかったが、長期間運転を継続してゆくにつれて上記の摩擦が小となることが生じ、差動部材14の回転に対応して、ナット部材8までもが支持板3に対して微小回動することになることが判明した。
この微小回動が非所望にかつ不定期に生じると、上述したように、モータ23によって差動部材14を回転させた結果を、モータ22によって補正するが当該相殺動作が正当に行われなくなる。即ち、定点加工を正しく行うことが出来なくなることが判明した。
(B)また、差動部材14は、可動体7に対して、軸受18,18によって上下方向に支持されている。即ち、定点加工が行われる際に、モータ22によって差動部材14が、ナット部材8と一緒に下方に移動してプレス動作を行うことになる場合に、軸受18が可動体7の側から、強い反力を受けることになる。
このために、軸受18が損耗することになることが判明した。
本発明は、上記の点を解決するために、特許文献1においてナット部材8に相当する部材の非所望な回動を抑止し、かつ特許文献1における軸受18に代わる手段を用いるようにすることを目的としている。
そのために、本発明のプレス装置は、基板と、該基板に一方の端部が直交するように設けられたガイドバーと、該ガイドバーの他方の端部にガイドバーと直交するように設けられた支持板と、該支持板に正逆回転可能に支持されたねじ軸と、前記ガイドバーに対して当該ガイドバーの軸線方向に移動可能に係合されたスライダと、中空形状に形成されかつ外周面に第1の差動ねじを有すると共に前記ねじ軸と螺合するように形成されたナット支持部材と、中空形状に形成されかつ内周面に前記第1の差動ねじと螺合する第2の差動ねじを有して前記スライダに対して回動可能に形成された差動部材と、当該差動部材を回転駆動する駆動部材とを有するプレス装置において、
前記差動部材の外周面に、第3のねじを設けると共に、
前記スライダに載置されて固定されて、前記第3のねじと螺合する所の第4のねじを設け、
かつ、前記スライダに載置されて、前記ナット支持部材の当該スライダに対する回動を抑止する回動ロック手段を設け、
前記第3のねじと第4のねじとのピッチに対して、前記第1の差動ねじと第2の差動ねじとのピッチを異なる値にしている。
本発明のプレス装置においては、ねじ軸を電動モータによってナット支持部材に対して回転させてスライダを上下動させる電動プレス方式を採用しかつ、定点加工を続行しても、ねじ軸および/またはナット部に関連する部分、即ちボールおよび/またはボール溝の局部的摩耗を防止することができる。そして、その上で生じる問題点、即ち、ナット支持部材が非所望に回動することを防止できる。更に差動部材をスライダに対して、第3のねじと第4のねじとを用いて連結したので、特許文献1において用いられていた軸受による連結をなくすることができた。
更に重要なことは、当該第3のねじと第4のねじとを用いた連結を行うことによって、差動部材の回動に伴う上下動量にくらべてスライダの上下動量を例えば1/10に圧縮することが可能となり、上述のボールとボール溝との間での位置移動を極めて僅かずつ行わせるようにすることが可能となる。
定点加工の1回の加工の後あるいは予め定めた複数回の加工の後に行わせる所の、ボールとボール溝との間の位置移動を、正確にかつ微小単位で行わせることを実現した。
図1は本発明のプレス装置に用いるスライダ上下動部分の構成を説明する図である。
なお、図1は、特許文献1における部材2,3,4,5,6,7,8,10,11,13,14,15,16,17,18,19に対応する部分のみを示しており、部材1,24の部分については省略されている。ただ、図1に開示しているスライダ上下動部分は、特許文献1に示すプレス装置の場合のように1台のプレス装置全体で1個のみを使用することもあるが、一般には、1台のプレス装置に対して、例えば4個のガイドバー2に対応する位置に4個存在するようにされ、全体で協同してスライダ(特許文献1における可動体7に相当するもの)を駆動するようにされている。このために、図1において右端に点線を入れている。
図1において、符号2ないし15,22は図3に対応するものであり、その内、符号7’,8’,10’,11’は図3における符号7,8,10,11が変更された態様のものである。また符号23は図4に対応している。
図3に示したプレス装置と同様に、図示していない基板に対して、その四隅に円柱状のガイドバー2が立設されている。ガイドバー2の上端部が締結部材4を介して支持板3に固定される。
ねじ軸5は、支持板3に対して軸受部材6を介して支持板3を貫通するよう正逆回転可能に支持されている。スライダ7’は、ガイドバー2に対してスライダ摺動部51を介して摺動可能に係合されている。またねじ軸5は、ねじ軸連結部52によって、プレスモータ22の回転軸と連結されている。
ナット支持部材8’は、ナット部材10’と中空円筒状に形成されたナット移動部材11’とがロック支持板57とロック支持受板58とを介して一体に結合して、形成される。なおナット支持部材8’は、ナット部材10’において前記ねじ軸5とボールねじ係合により螺合されると共に、ナット移動部材11’において当該ナット移動部材11’の外周面に第1の差動ねじ13をそなえている。
差動部材14は、中空形状に形成され、内周面に前記第1の差動ねじ13と螺合する第2の差動ねじ15をそなえていると共に、外周面にピッチ零のものを含む第3のねじ70をそなえている。そして、その上で、ピニオン62を介して当該ピニオン62と螺合されるギア63をそなえ、当該差動部材14は駆動部材60によって中心軸のまわりに回転駆動される。
駆動部材60は、例えばスライダ7’上に固定的に載置された駆動部材支持台64に支えられた差動用モータ23と、減速機構61と、前述のピニオン62とで構成されている。
なお、後述するが、差動部材14は、前述のように中心軸のまわりに回転可能になっているが、更に、中心軸方向に微小範囲であるが上下に移動可能になっている。このために、差動部材14に形成されているギア63は、駆動部材60の側のピニオンに対して螺合しつつ僅かに上下方向に移動するようにされている。
本発明においては、前述した如く、差動部材14が回動される際に、本来ならば非回転状態に維持されているべきナット支持部材8’が非所望に回転することのないように、回動ロック手段53が設けられている。
図2は回動ロック手段の要部構成を示す。
前記ロック支持受板58に対してロック支持板57が固定されると共に、ロック支持板57は図示の場合には3箇所において摺動支持軸55−1,55−2,55−3に支えられて、ナット支持部材8’が非所望に回動できないようにされる。各摺動支持軸55−iは、夫々、摺動受部56−i内に挿入され、各摺動受部56−iはスライダ7’に固定されている。そして、摺動支持軸55−iと摺動受部56−iとによって、摺動支持軸55−iが上下方向に摺動できる上下摺動部54−iが構成されている。
更に、本発明においては、前記差動部材14の外周面に設けられている第3のねじ70と噛み合う所の、ピッチ零のものを含む第4のねじ71が設けられ、当該第4のねじ71はスライダ7’に固定的に取り付けられている。また本発明において重要なことであるが、前記第3のねじと第4のねじとのピッチに対して、前記第1の差動ねじ13と第2の差動ねじ15のピッチが異なるように構成されている。
即ち、第3のねじ70と第4のねじ71とのピッチを例えば14mm/ピッチとし、第1の差動ねじ13と第2の差動ねじ15とのピッチを例えば12mm/ピッチとする。
このように構成した場合に、今、プレスモータ22が停止しており、したがって、ねじ軸5が停止しておりかつナット支持部材8’が支持板3に対して停止している状態にあるとする。
この状態の下で、駆動部材60によってピニオンとギアとの螺合を介して差動部材14が1回転したとする。即ち、差動部材14の内周面に存在する第2の差動ねじ15が、停止しているナット移動部材11’の外周面に存在する第1の差動ねじ13に対して1ピッチ分だけ移動し、差動部材14が例えば12mmだけ下降したとする。この時に、差動部材14の外周面に位置する第3のねじ70が、スライダ7’に固定されている第4のねじ71に対して1回転することとなる。このとき、スライダ7’に対して非回転状態で固定されている第4のねじ71と噛み合ったままで1回転することになるが、第3のねじ70と第4のねじ71とのピッチが14mmであるために、第4のねじ71が2mmだけ下降することになる。更に言えばスライダ7’が2mmだけ下降することになる。即ち、スライダ7’は
14mm − 12mm = 2mm
だけ下降することになる。
上記の構成を有する本発明のプレス装置において、プレス加工のために、プレスモータ22を作動させると(このプレス加工の間には、駆動部材60は停止せしめられている)、ねじ軸5が回転せしめられ、ねじ軸5に対してナット部材10’が螺合されていることから(言うまでもなく、ナット部材10’、更に言えばナット支持部材8’が非回転状態にあることから)、ナット支持部材8’が下降してゆく。このとき、ナット支持部材8’は、差動部材14に対して第1の差動ねじ13と第2の差動ねじ15とが噛み合ったままかつスライダ7’に対して第3のねじ70と第4のねじ71とが噛み合ったまま、全体が支持板3に対して非回転状態にある状態で下降してゆく。即ち、図3に示した従来の場合と同様に、スライダ7’の下方の取り付けられている押圧子24(図3参照)が初期高さH0 から定点加工高さHまで下降し、被加工物W(図3参照)に当接する。これによって押圧子24を介して予め設定された押圧力で被加工物Wに対する定点加工が行われる。
当該加工終了後、プレスモータ22の逆作動によりスライダ7’が上昇し、押圧子24は初期高さH0 の位置に復帰する。なお、上記H0 ,Hの値は、図示省略した計測手段により計測され、かつプレスモータ22との関係においても制御可能である。
上記の定点加工が1回あるいは予め設定された回数に達すると、即ち、押圧子24の初期高さH0 においてプレスモータ22を停止させ、差動用モータ23が所定量だけ回動せしめられる。当該差動用モータ23の回動は減速機構61によって減速された上で、ピニオン62とギア63とにより更に減速されて、差動部材14が微小量だけ回動せしめられる。
この差動部材14の微小量の回動の結果は、前述したように、スライダ7’を微小量Δだけ(実際にはΔとして10μm程度の値である)、前記のH0 の高さ位置から例えば下降されることになる。したがって、このままの状態の下で、次のプレス加工を実行せしめると、初期高さが(H0 −Δ)となっていることから、所定の定点加工が実行できない状態にある。この(H0 −Δ)を元のH0 に戻すために、前記次回のプレス加工に先立って、プレスモータ22を微小回転させて、スライダ7’をΔだけ上昇せしめて、定点加工に必要な初期高さH0 を維持するようにする。このΔだけの補正動作の間に、ナット部材10’とねじ軸5との間の位置が微小変化し、即ち、ボールとボール溝との位置が微小変化し、当該次回の定点加工の際には、直前の定点加工の際に生じていたボールとボール溝との位置関係が微小変化していることになる。
即ち、特許文献1において説明したと同様に、ボールとボール溝との局部的摩耗を防止することができる。
本発明においては、特許文献1において説明したと同様に、ボールとボール溝との局部的摩耗を防止できると共に、プレス加工時に、特許文献1において用いられていた軸受18(図3参照)がプレス押圧力に耐えていた状態に代えて、第3のねじ70と第4のねじ71とが当該プレス押圧力を支えることになり、より強いプレス押圧力に耐えることができる。
また、本発明においては、回動ロック手段53によって、ナット支持部材8’の非所望な回動を抑止している。駆動部材60によって差動部材14を回動して、その結果としてスライダ7’を前記Δだけ高さ位置を変位させる際に、仮に、ナット支持部材8’が非所望に回動したとすると、スライダ7’が変位する量が正しいΔではなく、Δ’になってしまう。この結果、プレスモータ22によって、Δだけの相殺を行った場合に、次回の定点加工時の初期高さが
(H0 −Δ)+Δ’
となってしまう。しかし、本発明においては、回動ロック手段53によって、ナット支持部材8’の非所望な回動を抑止しているために、この点の問題を解決することができている。
回動ロック手段によってナット支持部材の非所望な回動を防止し、第3のねじと第4のねじとを用いる構成によって、従来の場合の軸受をなくすることができ、更にその上で、第3のねじと第4のねじとのピッチに対して第1の差動ねじと第2の差動ねじとのピッチを異なる値とするようにし、前記のボールとボール溝との押圧位置の変位をきわめて微小な量とすることができる。
本発明のプレス装置に用いるスライダ上下動部分の構成を説明する図である。 回動ロック手段の要部構成を示す図である。 特許文献1に開示されるプレス装置の形態を示す要部縦断面正面図である。 図3におけるA−A線要部断面平面図である。
符号の説明
2: ガイドバー
3: 支持板
4: 締結部材
5: ねじ軸
6: 軸受部材
7’: スライダ
8’: ナット支持部材
10’: ナット部材
11’: ナット移動部材
13: 第1の差動ねじ
14: 差動部材
15: 第2の差動ねじ
22: プレスモータ
23: 差動用モータ
51: スライダ摺動部
52: ねじ軸連結部
53: 回動ロック手段
54: 上下摺動部
55: 摺動支持軸
56: 摺動受部
57: ロック支持板
58: ロック支持受板
60: 駆動部材
61: 減速機構
62: ピニオン
63: ギア
64: 駆動部材支持台
70: 第3のねじ
71: 第4のねじ

Claims (4)

  1. 基板と、該基板に一方の端部が直交するように設けられたガイドバーと、該ガイドバーの他方の端部にガイドバーと直交するように設けられた支持板と、該支持板に正逆回転可能に支持されたねじ軸と、前記ガイドバーに対して当該ガイドバーの軸線方向に移動可能に係合されたスライダと、中空形状に形成されかつ外周面に第1の差動ねじを有すると共に前記ねじ軸と螺合するように形成されたナット支持部材と、中空形状に形成されかつ内周面に前記第1の差動ねじと螺合する第2の差動ねじを有して前記スライダに対して回動可能に形成された差動部材と、当該差動部材を回転駆動する駆動部材とを有するプレス装置において、
    前記差動部材の外周面に、第3のねじを設けると共に、
    前記スライダに載置されて固定されて、前記第3のねじと螺合する所の第4のねじを設け、
    かつ、前記スライダに載置されて、前記ナット支持部材の当該スライダに対する回動を抑止する回動ロック手段を設け、
    前記第3のねじと第4のねじとのピッチに対して、前記第1の差動ねじと第2の差動ねじとのピッチを異なる値にした
    ことを特徴とするプレス装置。
  2. 前記ナット支持部材は、前記ねじ軸と螺合するナットを備えるナット部材と、前記第1の差動ねじを備えるナット移動部材とからなり、
    前記ナット部材と前記ナット移動部材とが一体に固定される
    ことを特徴とする請求項1記載のプレス装置。
  3. 前記回動ロック手段は、前記ナット移動部材の回動を抑止すると共に、前記スライダに対して前記ガイドバーの軸線方向に移動可能に載置されている
    ことを特徴とする請求項1記載のプレス装置。
  4. 前記駆動部材は、当該スライダに対して回動可能に設けられたピニオンを備えると共に、
    前記差動部材は、前記ピニオンと螺合するギアを備え、当該ピニオンとギアとを介して、前記スライダに対して回動可能に支持されている
    ことを特徴とする請求項1記載のプレス装置。
JP2005329797A 2005-11-15 2005-11-15 プレス装置 Expired - Fee Related JP4933084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005329797A JP4933084B2 (ja) 2005-11-15 2005-11-15 プレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005329797A JP4933084B2 (ja) 2005-11-15 2005-11-15 プレス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007136465A JP2007136465A (ja) 2007-06-07
JP4933084B2 true JP4933084B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=38199946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005329797A Expired - Fee Related JP4933084B2 (ja) 2005-11-15 2005-11-15 プレス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4933084B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105174202A (zh) * 2015-07-17 2015-12-23 南开大学 利用螺距差实现皮米级连续变化的机械可控裂结装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103252436B (zh) * 2012-02-20 2016-02-03 青岛东方神力机械有限公司 电动双螺旋压力机
CN103252909B (zh) * 2012-02-20 2016-02-17 青岛东方神力机械有限公司 单盘摩擦双螺旋压力机
CN103252908B (zh) * 2012-02-20 2016-12-07 王苗 动力机提升离合器式双螺旋压力机
CN103252437B (zh) * 2012-02-20 2016-02-03 青岛东方神力机械有限公司 离合器式双螺旋压力机
CN103252438B (zh) * 2012-02-20 2016-02-03 青岛东方神力机械有限公司 动力机提升式电动双螺旋压力机
CN114516192B (zh) * 2022-03-04 2022-11-04 无锡职业技术学院 一种机电一体式旋转下压装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04367400A (ja) * 1991-06-12 1992-12-18 Hitachi Shonan Denshi Co Ltd プレス制御方法及びその装置
JP3405930B2 (ja) * 1999-02-01 2003-05-12 株式会社放電精密加工研究所 プレス装置
JP4279632B2 (ja) * 2003-08-26 2009-06-17 株式会社放電精密加工研究所 プレス装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105174202A (zh) * 2015-07-17 2015-12-23 南开大学 利用螺距差实现皮米级连续变化的机械可控裂结装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007136465A (ja) 2007-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4933084B2 (ja) プレス装置
US6679164B2 (en) Press machine
JP2012076183A (ja) 工作機械におけるワーククランプ装置
KR100526647B1 (ko) 가압 장치
JP3227440B2 (ja) 加圧装置
JP4722766B2 (ja) 圧入部品取付装置
CA2546739A1 (en) Electric press device
US9707616B2 (en) Form rolling apparatus and form rolling method
KR960005872B1 (ko) 압연기의 로울 보수방법 및 로울 절삭장치
TWI647055B (zh) 用於加工工件的回轉台
KR101612129B1 (ko) 공작기계의 어태치먼트
CN107931386A (zh) 折弯装置
JPH0671542A (ja) 割出しテーブル
JP3405930B2 (ja) プレス装置
KR101660956B1 (ko) 공작물 가공용 회전 테이블
JP4279632B2 (ja) プレス装置
JP2001062597A (ja) 加圧装置
JP2007290001A (ja) ウォーム用平ダイス転造盤
JP2007050422A (ja) 電動プレス加工機
JP2001071194A (ja) 加圧装置
JP4672284B2 (ja) 電動プレス装置
IT201800010872A1 (it) Macchina rullatrice per formare una filettatura su di un corpo cilindrico
JP2980347B2 (ja) 工作機械のヘッド
JP2817952B2 (ja) パレット交換装置
IT201900002067U1 (it) "apparato di lavorazione meccanica, preferibilmente di alesatura e spianatura"

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080825

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees