JPH11285761A - 丸ダイス式転造装置 - Google Patents

丸ダイス式転造装置

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JPH11285761A
JPH11285761A JP9030598A JP9030598A JPH11285761A JP H11285761 A JPH11285761 A JP H11285761A JP 9030598 A JP9030598 A JP 9030598A JP 9030598 A JP9030598 A JP 9030598A JP H11285761 A JPH11285761 A JP H11285761A
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Katsuyuki Nakada
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Hiroshi Yoshikawa
紘 吉川
Hiroshi Okino
弘 沖野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークにセレーションやスプライン等の軸方
向溝または軸方向と直交する一定ピッチを有するネジ溝
等を転造する場合に、歯面を円滑に仕上げると共に転造
中のワークの歩みを防止して転造加工面の仕上がり精度
を向上させる。 【解決手段】 一対の丸ダイス12a,12bでワーク
を挟み、該丸ダイス12a,12bの主軸14a,14
bが回転しながら接近してワークを転造加工する丸ダイ
ス式転造装置において、前記一対の丸ダイス12a,1
2bのそれぞれを回転させるサーボモータ21a,21
bと、前記一対の丸ダイス12a,12bそれぞれの回
転角を検出する回転角検出手段52a,52bとを備
え、転造中のワーク径の変化に伴い前記丸ダイス12
a,12bの回転角の位相を互いに変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転造加工によって
ネジ、歯車、シャフト及びパイプ等を製造するための丸
ダイス式転造装置に係り、特に丸ダイスの主軸の回転角
を制御しながらワークの周面及び軸方向を転造加工する
丸ダイス式転造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の丸ダイス式転造装置としては、例
えば図5に示したものが知られている。この丸ダイス式
転造装置1は、一対の丸ダイス2a,2bでワーク3を
挟み、平行を保った一対の主軸4a,4bをギア等の組
み合わせによって同速度で回転させると共に、油圧機構
5a,5bによって丸ダイス2a,2bをワーク3に向
かって徐々に押し込み、ワーク3にネジ、歯車等を転造
加工するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
たように、ワーク3にセレーションを転造する場合、主
軸4a及び4bをお互いに接近させ、丸ダイス2a,2
bを図中2点鎖線の位置からワーク3に向かって徐々に
実線の位置まで押し込むと、ワーク3の歯底6を結んだ
歯底円は、図中2点鎖線の大きさから実線の所まで小さ
くなる。一方、丸ダイス2a,2bが有するモジュール
は一定であるため、歯底円が小さくなるに伴い、切込み
開始時にワーク3に刻まれたピッチと、切込み完了時に
ワーク3に刻まれるピッチとの間で部分的に大きくズレ
が生じることになる。従来の丸ダイス式転造装置1は、
一対の丸ダイス2a,2bがギア等の組み合わせによっ
て同速度で回転するために、このピッチの部分的なズレ
を吸収することができず、ワーク3の歯面がダイスに強
く接触する部分と、弱く接触する部分とが生じる。この
ため、加工された歯面の仕上がり精度が悪くなってしま
うという問題があった。
【0004】また、ワーク3にネジ溝を転造する場合
も、丸ダイス2a,2bをワーク3に向かって徐々に押
し込むにつれ、ワーク3のネジ溝の谷径が小さくなる。
このため、ワーク3の切込み開始時に比べて切込み完了
時は、ワーク3の谷部の円周長が短くなる。図7は従来
の丸ダイス式転造装置を用いて、ワーク3にネジ溝を転
造した場合におけるワーク3の円周長とピッチとの関係
を示したものである。ワーク3の円周長は、切込み開始
時の円周長Lから切込み完了時の円周長L1に変化し、
δL分だけその長さが短くなる。この場合、ワーク3の
谷径が変化してもワーク3に転造されるリード角βは一
定を保つため、切込み開始時のワーク3のピッチPと、
切込み完了時のワーク3のピッチP1との間にはピッチ
のズレδPが発生し、このズレδP分だけ転造中にワー
ク3が軸方向に移動してしまう。この転造中にワーク3
が軸方向に移動する現象は、ワーク3の歩みと呼ばれ、
特に外径と谷径との差が大きいネジ溝を転造する場合に
最も顕著に現れる。歩みが発生すると、歩みによるワー
ク3の移動方向のネジ山のフランク面が、丸ダイス2
a,2bに強く接触する一方、ワーク3の移動方向と逆
のフランク面の丸ダイス2a,2bとの接触が弱くな
り、結果的に転造加工面の仕上がり精度が悪くなるとい
った問題があった。
【0005】そこで、本発明は、ワークにセレーション
やスプライン等のワークの軸方向溝または軸方向と直交
する一定ピッチを有するネジ溝等を転造する場合に、歯
面が円滑に仕上げられると共に転造中のワークの歩みを
防止して転造加工面の仕上がり精度を向上する丸ダイス
式転造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するために本発明の請求項1に係る丸ダイス式転造装
置は、一組の丸ダイスでワークを挟み、該丸ダイスの主
軸が回転しながら接近してワークを転造加工する丸ダイ
ス式転造装置において、前記一組の丸ダイスのそれぞれ
を回転させるサーボモータと、前記一組の丸ダイスそれ
ぞれの回転角を検出する回転角検出手段とを備え、転造
中のワーク径の変化に伴い前記一組の丸ダイスの回転角
の位相を互いに変化させることを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に係る丸ダイス式
転造装置は、一組の丸ダイスを軸支する一組のダイス移
動台と、丸ダイスによるワークの転造位置の回りで前記
一組のダイス移動台間に2本以上架け渡されたはり軸
と、前記一組のダイス移動台を接近させる押込機構とを
設け、前記ダイス移動台を前記はり軸にガイドさせて接
近させると共に、転造圧力によって前記一組の丸ダイス
間に生じる反力を前記はり軸に負担させるように構成し
た丸ダイス式転造装置であって、前記一組の丸ダイスの
それぞれを回転させるサーボモータと、前記一組の丸ダ
イスそれぞれの回転角を検出する回転角検出手段とを備
え、転造中のワーク径の変化に伴い前記一組の丸ダイス
の回転角の位相を互いに変化させることを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項3に係る丸ダイス式
転造装置は、上記回転角検出手段を上記丸ダイスの主軸
に直結させたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係る丸ダイス式転造装置を詳細に説明する。図1及び
図2は、本発明に係る丸ダイス式転造装置の一実施例を
示したものである。本実施例の丸ダイス式転造装置11
は、一対の丸ダイス12a,12bでワーク13を挟
み、主軸14a及び14bが回転しながらお互いに接近
してワーク13を転造加工するものである。一方の丸ダ
イス12aはダイス移動台16aの内側面に設けられ、
他方の丸ダイス12bはダイス移動台16bの対向する
内側面に設けられる。主軸14a,14bのそれぞれ
は、水平方向に平行を保ってダイス移動台16a及び1
6bに回転可能に軸支される。なお、上記実施例ではダ
イス移動台16a,16bのそれぞれに1個ずつの丸ダ
イス12a,12bを取付けた場合について説明した
が、2個以上の丸ダイスを取付けてワークを挟み込んで
も良い。
【0010】主軸14a,14bは、それぞれがダイス
回転伝達系20によって回転される。ダイス回転伝達系
20は、一対の丸ダイス12a,12bに回転を伝達す
ると共にその回転を制御するもので、一対の丸ダイス1
2a,12bに対応して一対の減速機付きの主軸回転用
サーボモータ21a,21bを有し、この主軸回転用サ
ーボモータ21a,21bの回転が主軸14a,14b
に伝達される。また、主軸14a,14bにはロータリ
ーエンコーダ等の回転角検出手段52a,52bが直接
取り付けられる。したがって、回転角検出手段52a,
52bで主軸14a,14bの回転角を直接測定するこ
とができ、この回転角の測定値を丸ダイス回転制御手段
(図示せず)にフィードバックして主軸回転用サーボモ
ータ21a,21bの回転を制御する。主軸14a,1
4bの回転をフルクローズドループ制御することで、ギ
ア等で発生するバックラッシュやねじれによる誤差が生
じても、主軸14a,14bの回転角度を目標値に合わ
せて高精度に数値制御することができる。
【0011】次に、上記主軸14a,14bの回転角を
制御しながらワークを転造する場合について説明する。
先ず、スプライン軸やセレーション等の軸方向溝をワー
ク13に転造する場合について説明すると、一対の丸ダ
イス12a,12bは、転造中のワーク13の径変化に
伴って回転角が互いに制御される。即ち、転造開始時に
は両方の丸ダイス12a,12bは同一方向に同一速度
で回転するが、転造によってワーク13の溝が次第に深
くなるのに伴って、一方側の丸ダイス12aの回転角に
対して他方側の丸ダイス12bの回転角を徐々に変えて
いくような制御が行なわれる。例えば、転造中のワーク
13の円周長を刻まれる歯で割って補正すべきピッチを
算出し、この補正後のピッチが得られるような回転角制
御を行なう。このように制御することで、切込み開始時
から切込み完了時に向かいワーク13の溝径が次第に変
化しても、ピッチが部分的に大きくズレることなく1ピ
ッチ毎に振り分け吸収することができ、円滑なワーク1
3の歯面が得られて仕上がり精度が向上する。なお、こ
のような制御は、モジュールの大きい歯車を転造する場
合にも応用できる。また、主軸14a,14bの回転角
の変化率は、転造するワーク13の径や材質、転造する
ネジ溝の種類やピッチなど種々の要因によっても異なっ
てくる。
【0012】次に、螺旋状のネジ溝をワーク13の外周
に転造する場合を説明する。上述の場合と同様に、一対
の丸ダイス12a,12bは、転造中のワーク13径の
変化に伴い回転角が互いに制御される。即ち、転造開始
時には両方の丸ダイス12a,12bは同一方向に同一
速度で回転するが、転造によってワーク13のネジ溝が
次第に深くなるのに伴って、一方側の丸ダイス12aの
回転角に対して他方側の丸ダイス12bの回転角を徐々
に変えていくような制御が行なわれる。このように回転
角を制御することで、図3に示したように、切込み開始
時から切込み完了時に向かいワーク13の円周長がDか
らD1に変化したとしても、ワーク13のリード角をβ
から補正後のリード角β1へ徐々に変化させることがで
き、ピッチPを一定に保つことが可能になる。したがっ
て、従来のように転造中にピッチPが変化してワーク1
3が軸方向に歩んでしまうことがなく、丸ダイス12
a,12bとワーク13のフランク面との接触も均一化
されて、結果的に転造加工面の仕上がり精度が向上す
る。
【0013】次に、上記回転角制御を伴う丸ダイス12
a,12bのスライド機構について説明する。図1及び
図2に示したように、12a,12bは、ダイス移動台
移動機構24によって互いにワーク13に向かってスラ
イド移動する。ダイス移動台移動機構24は、第1のダ
イス移動台16a、第2のダイス移動台16b及びこの
第2のダイス移動台16bの外側に配置した圧力プレー
ト26を基台27上に並列して備えたものである。これ
らのダイス移動台16a,16b及び圧力プレート26
はいずれも、基台17上に固設した一対のスライドレー
ル28に左右方向へスライド可能に取り付けられる。ま
た、第1のダイス移動台16aと圧力プレート26との
間には、互いに向かい合う内側面の四隅に4本の同じ円
形断面のはり軸29が架け渡され、はり軸29の両端が
第1のダイス移動台16a及び圧力プレート26にそれ
ぞれ固定される。そのため、第1のダイス移動台16a
と圧力プレート26とは、スライドレール28上を相対
位置が変化することなく一体にスライドする。なお、4
本のはり軸29の位置は、丸ダイス12a,12bによ
るワーク13の転造位置を中心としていずれも等距離に
あり、且つ周方向に4等分して配置される。また、4本
のはり軸29の剛性はいずれも等しく設定されている。
【0014】第2のダイス移動台16bは、第1のダイ
ス移動台16aと圧力プレート26との間でスライドレ
ール28にスライド可能に取り付けられると共に、前記
4本のはり軸29を挿通させるための貫通孔が側面の四
隅に設けられている。また、前記圧力プレート26に
は、油圧シリンダ等の押込機構30が固定される。この
押込機構30は、ダイス移動台16bと同一方向に伸縮
するシリンダ軸31を備えており、シリンダ軸31の先
端を第2のダイス移動台16bの外側面に固定してあ
る。なお、押込機構30は、油圧シリンダに限られず、
空圧機器、電動機を用いたものであってもよい。
【0015】第2のダイス移動台16bと圧力プレート
26との間には、一対のラックとピニオンとが設けられ
る(図示せず)。ピニオンは基台27の上面に固定さ
れ、このピニオンに対して一方のラックが圧力プレート
26の下端に、また他方のラックが第2のダイス移動台
16bの下端にそれぞれ固定され、いずれもピニオンと
噛み合っている。
【0016】図2に示すように、押込機構30を作動さ
せてシリンダ軸31が伸びると、第2のダイス移動台1
6bは押されてワーク13に向かって、スライドレール
28上を図中方向にスライド移動する。一方、第2の
ダイス移動台16bと圧力プレート26との間にはラッ
ク・ピニオンが設けられているため、圧力プレート26
は、第2のダイス移動台16bの移動方向と反対の図中
方向に第2のダイス移動台16bと同一距離スライド
移動する。この時、圧力プレート26と4本のはり軸2
9で連結されている第1のダイス移動台16aも、圧力
プレート26と同じ方向図中方向にワーク13に向か
って同一距離だけ移動する。したがって、第1のダイス
移動台16aと第2のダイス移動台16bは、互いにワ
ーク13に向かって同一距離だけスライド移動し接近す
ることになる。このように、本発明に係るダイス移動台
移動機構24によれば、一本の押込機構30で左右のダ
イス移動台16a,16bを互いに接近させ、丸ダイス
12a,12bを両側からワーク13に押し込むことで
転造加工することができる。また、ラック、ピニオンを
設けることによって、ワーク13の中心線Sを常に一定
に保つことができ、ワーク13の供給、排出等の自動化
が容易になる。
【0017】ワーク13に転造圧力を作用させると、一
対の丸ダイス12a,12bはワーク13から反力Pを
受けるが、この反力Pはシリンダ軸31を介して4本の
はり軸29で負担する。この4本のはり軸29はワーク
13の上下に均等に剛性を等しく配設されているため、
反力Pが4本のはり軸29に均等に4等分して負担され
る。その結果、はり軸29は軸方向に若干は伸びること
になるが、4本とも均等にバランス良く伸びるため、従
来のようにダイス移動台16a,16bが上方向に開い
て丸ダイス12a,12bの上部が部分的に逃げるとい
ったことがなく、ワーク13に対して所定の転造加工を
実行することができる。ワーク13に転造圧力を作用さ
せる際に、上述した丸ダイス12a,12bの回転角制
御を行なうことで、高精度な転造加工が実行されること
になる。
【0018】また、この実施例ではダイス移動台16
a,16b間に丸ダイス12a,12b間の距離を測定
するためのリニアスケール53が取付けられている。こ
のリニアスケール53による測定結果をフィードバック
して丸ダイス12a,12b間の隙間寸法を制御し、丸
ダイス12a,12bによるワーク13への切込み量を
高精度に数値制御することが可能になる。このように、
丸ダイス12a,12bの回転角を高精度に数値制御で
きるのに相俟って切込み量も高精度に数値制御できるた
め、転造精度をより一層上げることが可能になる。
【0019】図4は、上記一実施例の制御システム構成
例を示したものである。この制御システムは、メモリ4
6に格納されたプログラムやデータをCPU45で処理
した後、同一バスライン43に接続された通信制御ユニ
ット48を介して主軸回転用サーボモータ21a,21
b及び押込機構30等のアクチュエータに伝達するもの
である。なお、これらのアクチュエータは、それぞれが
ドライバ回路を有し、これら複数のドライバとI/Oポ
ート47は通信制御ユニット48に接続される。また、
複数のドライバ、I/Oポート47及び通信制御ユニッ
ト48の間はシリアル通信ライン44で接続されてい
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る丸ダイス式転造装置によれば、転造中のワーク径
の変化に伴い一組の丸ダイスの回転角を互いに変化する
ように制御したので、ワークに軸方向溝を転造加工する
場合は、切込み開始時から切込み完了時に向かいワーク
の円周長の変化を1ピッチ毎に振り分け吸収することが
でき、円滑なワークの歯面が得られる。また、ネジ溝を
ワークに転造する場合は、切込み開始時から切込み完了
時に向かいワークの円周長が変化しても、ワークのリー
ド角を徐々に変化させることができ、ワークの歩みを防
止してピッチを一定に保つことができ、転造加工面の仕
上がり精度の向上を図ることができる。
【0021】また、本発明の請求項2に係る丸ダイス式
転造装置によれば、丸ダイスによるワークの転造位置の
回りで前記一対のダイス移動台間に2本以上架け渡され
たはり軸を設け、前記ダイス移動台を前記はり軸にガイ
ドさせて接近させると共に、転造圧力によって前記一対
の丸ダイス間に生じる反力を前記はり軸に負担させたの
で、転造時における丸ダイスの開きがなくなり丸ダイス
のワークへの切込み量を高精度に制御することができ
る。このため、丸ダイスの回転角を高精度に制御できる
のに相俟って切込み量も高精度に制御でき、転造精度を
より一層上げることが可能になる。
【0022】また、本発明の請求項3に係る丸ダイス式
転造装置によれば、上記回転角検出手段を上記主軸に直
結させため、ダイス回転伝達系で発生するバックラッシ
やねじれによる誤差が生じても、丸ダイスの回転角を正
確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る丸ダイス式転造装置の一実施例を
示す平面図である。
【図2】上記丸ダイス式転造装置の転造時の正面図であ
る。
【図3】上記丸ダイス式転造装置を使用した場合のワー
クの円周長とピッチとの関係を示すグラフである。
【図4】上記丸ダイス式転造装置の制御システムの構成
図である。
【図5】従来の丸ダイス式転造装置一例を示す正面図で
ある。
【図6】従来の丸ダイス式転造装置の丸ダイスとワーク
とを関係を示す模式図である。
【図7】従来の丸ダイス式転造装置を使用した場合のワ
ークの円周長とピッチとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11 丸ダイス式転造装置 12a,12b 丸ダイス 13 ワーク 14a,14b 主軸 16a,16b ダイス移動台 21a,21b 主軸回転用サーボモータ(サーボモー
タ) 29 はり軸 30 押込機構 52a,52b 回転角検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 秀一 山梨県大月市富浜町鳥沢2022番地 株式会 社ニッセー内 (72)発明者 仲田 克之 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 (72)発明者 吉川 紘 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 (72)発明者 沖野 弘 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の丸ダイスでワークを挟み、該丸ダ
    イスの主軸が回転しながら接近してワークを転造加工す
    る丸ダイス式転造装置において、 前記一組の丸ダイスのそれぞれを回転させるサーボモー
    タと、前記一組の丸ダイスそれぞれの回転角を検出する
    回転角検出手段とを備え、転造中のワーク径の変化に伴
    い前記一組の丸ダイスの回転角の位相を互いに変化させ
    ることを特徴とする丸ダイス式転造装置。
  2. 【請求項2】 一組の丸ダイスを軸支する一組のダイス
    移動台と、丸ダイスによるワークの転造位置の回りで前
    記一組のダイス移動台間に2本以上架け渡されたはり軸
    と、前記一組のダイス移動台を接近させる押込機構とを
    設け、前記ダイス移動台を前記はり軸にガイドさせて接
    近させると共に、転造圧力によって前記一組の丸ダイス
    間に生じる反力を前記はり軸に負担させるように構成し
    た丸ダイス式転造装置であって、 前記一組の丸ダイスのそれぞれを回転させるサーボモー
    タと、前記一組の丸ダイスそれぞれの回転角を検出する
    回転角検出手段とを備え、転造中のワーク径の変化に伴
    い前記一組の丸ダイスの回転角の位相を互いに変化させ
    ることを特徴とする丸ダイス式転造装置。
  3. 【請求項3】 上記回転角検出手段を上記丸ダイスの主
    軸に直結させたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    丸ダイス式転造装置。
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