WO2012090472A1 - 撮影制御装置および撮影制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】乳房の放射線撮影に際し、被曝量を抑えつつ、適切な撮影方法を決定する。 【解決手段】画像データベース(41)から乳房の記録された過去の放射線画像データを読み出す。乳腺密度算出部(44)が読み出された放射線画像データから乳房の乳腺密度を算出する。撮影方法選択部(45)が、乳腺密度が第1の閾値以下の場合に2次元撮影、第1の閾値を超える場合に3次元撮影を選択し、撮影方法出力部(46)が放射線撮影装置(2)に選択された撮影方法を出力する。
Description
本発明は、乳房の放射線撮影装置に撮影方法を指示する撮影制御装置および撮影制御方法に関する。より詳しくは、乳房の放射線撮影装置に、2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影のいずれかの撮影方法を指示する撮影制御装置および撮影制御方法に関する。
従来、乳房の放射線撮影方法として、所望の撮影方向から放射線を照射して撮影する2次元撮影、互いに異なる2つの撮影方向から放射線を照射して撮影する3次元撮影および複数の撮影方向から放射線を照射して撮影するトモシンセシス撮影が知られている。
3次元撮影では、視差を有する2つの放射線画像を得ることで乳房を立体表示することで、2次元撮影では把握が困難な乳腺の重なりを立体的に把握することが可能となり、2次元撮影よりも精度の良い診断が可能となる。また、トモシンセシス撮影では、複数の撮影方向から得られた放射線画像を加算して所望の断面で表示することにより、乳腺の重なりがさらに複雑であっても所望の断面で把握することが可能となり、3次元撮影よりも精度の良い診断が可能となる。
撮影者は、診断精度を考慮して乳房毎に撮影方法を決定する必要がある。特許文献1には、X線撮影に際して超音波撮影で得られた乳房の乳腺情報に基づき、X線撮影の撮影条件を決定する技術が提案されている。
しかしながら、撮影者は、撮影方法の決定に際し、過去の撮影方法を参照して過去の撮影方法と同じ撮影方法を放射線撮影装置に指示する可能性がある。すなわち、これから撮影する乳房が過去に3次元撮影またはトモシンセシス撮影されていた場合、2次元撮影を考慮することなく、3次元撮影またはトモシンセシス撮影を決定する可能性がある。このような撮影方法の決定により、乳房への放射線の照射回数が不用意に増加して被曝量が増加する虞がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、被曝量を抑えつつ、適切な撮影方法を指示できる撮影制御装置および撮影制御方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の撮影制御装置は、乳房の放射線撮影に際し、放射線撮影装置に乳房を2次元撮影または3次元撮影のうち、いずれか一方の撮影方法で放射線撮影するかを指示する撮影制御装置において、乳房の過去の放射線画像データを記録する撮影画像記録部と、記録された放射線画像データを用いて、乳房の乳腺密度を算出する乳腺密度算出部と、乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影を選択し、この第1の閾値を超える場合に3次元撮影を選択する撮影方法選択部と、放射線撮影装置に選択された撮影方法を出力する撮影方法出力部とを備えたことを特徴とする。
本発明による第2の撮影制御装置は、乳房の放射線撮影に際し、放射線撮影装置に乳房を2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影のうち、いずれの撮影方法で放射線撮影するかを指示する撮影制御装置において、乳房の過去の放射線画像データを記録する撮影画像記録部と、記録された放射線画像データを用いて、乳房の乳腺密度を算出する乳腺密度算出部と、乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影を選択し、この第1の閾値を超え、且つ第2の閾値以下の場合に3次元撮影を選択し、この第2の閾値を超える場合にトモシンセシス撮影を選択する撮影方法選択手段と、放射線撮影装置に選択された撮影方法を出力する撮影方法出力部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明による撮影制御方法は、乳房の放射線撮影に際し、放射線撮影装置に乳房を2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影のうち、いずれの撮影方法で放射線撮影するかを指示する撮影制御方法において、乳房の記録された過去の放射線画像データを読み出し、この読み出された放射線画像データから乳房の乳腺密度を算出し、この乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影を選択し、この第1の閾値を超え、且つ第2の閾値以下の場合に3次元撮影を選択し、この第2の閾値を超える場合にトモシンセシス撮影を選択し、放射線撮影装置に選択された撮影方法を出力することを特徴とする。
ここで、本発明の第1および第2の撮影制御装置および撮影制御方法における「選択された撮影方法を出力する」とは、選択された撮影方法を表示画面に表示して出力するものであってもよく、選択された撮影方法を放射線撮影装置に送信して出力するものであってもよい。
また、本発明の第1および第2の撮影制御装置は、放射線画像データを格納する画像ファイルが、放射線画像データによる放射線画像に石灰化画像が含まれるか否かの情報を付帯するものであり、撮影方法選択部によって2次元撮影が選択された乳房の放射線画像に石灰化画像が含まれる場合、選択された撮影方法を3次元撮影に変更する撮影方法変更部を備えたものであってもよい。
また、本発明の第2の撮影制御装置は、放射線画像データを格納する画像ファイルが、放射線画像データによる放射線画像に腫瘍画像が含まれるか否かの情報を付帯するものであり、撮影方法選択部によって2次元撮影または3次元撮影が選択された乳房の放射線画像に腫瘍画像が含まれる場合、選択された撮影方法をトモシンセシス撮影に変更する第2の撮影方法変更部を備えたものであってもよい。
本発明の第1の撮影制御装置によれば、乳房の記録された過去の放射線画像データを読み出し、この読み出された放射線画像データから乳房の乳腺密度を算出し、この乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影、この第1の閾値を超える場合に3次元撮影を選択して放射線撮影装置に選択された撮影方法を出力することにより、過去に決定された撮影方法に単に従うだけでなく、過去の乳腺密度に応じた撮影方法を放射線撮影装置に指示できるため、被曝量を抑えつつ、適切な撮影方法を指示できる。
本発明の第2の撮影制御装置および撮影制御方法によれば、乳房の記録された過去の放射線画像データを読み出し、この読み出された放射線画像データから乳房の乳腺密度を算出し、この乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影、この第1の閾値を超え、且つ第2の閾値以下の場合に3次元撮影、この第2の閾値を超える場合にトモシンセシス撮影をそれぞれ選択して放射線撮影装置に選択された撮影方法を出力することにより、過去に決定された撮影方法に単に従うだけでなく、過去の乳腺密度に応じた撮影方法を放射線撮影装置に指示できるため、被曝量を抑えつつ、適切な撮影方法を指示できる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる撮影制御装置の第1の実施形態を用いた乳房の放射線撮影システムの概略図である。放射線撮影システム1は、乳房Mを2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影が可能な放射線撮影装置2、放射線撮影装置2で撮影された撮影画像を表示する表示装置3および放射線撮影装置2に撮影方法を指示する撮影制御装置4とから構成されている。また、放射線撮影装置2、表示装置3および撮影制御装置4はネットワーク5を介して互いに接続されている。
放射線撮影システム1では、撮影制御装置4が乳房Mの撮影方法を決定し、決定された撮影方法を放射線撮影装置2にネットワーク5を介して送信する。放射線撮影装置2は決定された撮影方法で乳房Mの撮影を行い、ネットワーク5を介して撮影された放射線画像Gの放射線画像データGDを画像ファイルGFに格納し、この画像ファイルGFを撮影制御装置4の画像データベース41に送信する。表示装置3は、画像データベース41に所望の画像ファイルGFの配信要求を行い、所望の画像ファイルGFを受信して放射線画像Gを表示する。
最初に放射線撮影装置2について説明する。放射線撮影装置2は、撮影制御装置4から撮影方法の指示を受け付け、指示に基づいて乳房Mの2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影のいずれかを行うことで放射線画像Gを取得し、この放射線画像Gの放射線画像データGDを格納した画像ファイルGFを撮影制御装置4の画像データベース41に送信するのである。
図2は放射線撮影装置2の概略構成図、図3は放射線撮影装置2の一部正面図である。放射線撮影装置2は、図1に示すように、基台21と、基台21に対して上下方向(Z方向)に移動可能であり、且つ回転可能な回転軸22、回転軸22により基台21と連結されたアーム部23を備えている。
アーム部23はCの形をしており、その一端には撮影台24が、その他端には撮影台24と対向するように放射線照射部26が取り付けられている。アーム部23の回転および上下方向の移動は、基台21に組み込まれたアームコントローラ31により制御される。
撮影台24の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線検出器25、放射線検出器25からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33が備えられている。また、撮影台24の内部には、放射線検出器25から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ、チャージアンプから出力された電気信号をサンプリングする相関二重サンプリング回路、電圧信号をデジタル信号に変換するA/D変換部等が設けられた回路基板等が備えられている。
アーム部23は、図2に示すように、回転軸22回りに回転自在に基台21に支持されている。2次元撮影においては、アーム部23が回転した場合、撮影台24も同様に回転するが、3次元撮影またはトモシンセシス撮影においては、アーム部23が回転した場合であっても、撮影台24の向きを基台21に対して固定できる。
放射線検出器25は、電荷信号の記録と読み出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電気信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像の検出器を用いるようにしてもよい。
また、電荷信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフさせることによって電荷信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部26の内部には放射線源27と、放射線源コントローラ32が格納されている。放射線源コントローラ32は、放射線源27から放射線を照射するタイミングと、放射線源27における放射線発生条件(管電流(mA)、照射時間(ms)、管電圧(kV)等)を制御するものである。
また、アーム部23の中央部には、撮影台24の上方に配置されて乳房Mを押さえつけて圧迫する圧迫板28と、その圧迫板28を支持する支持部30と、支持部30を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構29とが設けられている。圧迫板28の位置、圧迫厚は、圧迫板コントローラ34により制御される。
制御部35は、中央処理装置(CPU)、半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス、入力部36を備えている。制御部35は、各種のコントローラ31~34に対して所英の制御信号を出力し、放射線撮影装置2の全体の制御を行うものである。
また、制御部35は、2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影によって放射線検出器25で検出された電荷信号に所定の信号処理を施した放射線画像信号に基づく放射線画像Gの放射線画像データGDを記憶し、画像ファイルGFに格納して表示装置3に送信する。
入力部36は、たとえば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものである。入力部36は、撮影開始の入力、CC(頭尾方向)やMLO(内外斜位方向)等の撮影種類および3次元撮影またはトモシンセシス撮影における、図3に示すような、放射線源27と検出面25aの中心とを結ぶ方向と検出面25aに垂直な方向とのなす角度である撮影角度θを含む撮影条件の入力を受け付けるものである。なお、本実施形態において、撮影角度θは、図3に示すように時計回りを正方向、反時計回りを負方向とする。
放射線撮影装置2の作用について説明する。2次元撮影、3次元撮影およびトモシンセシス撮影に際し、乳房Mを撮影台24の上に設置し、圧迫板28によって乳房Mを所定の圧力で圧迫する。入力部36が撮影開始の入力を受け付けると、2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影が開始する。制御部35は入力された撮影種類を読み出し、撮影種類の情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態においては、2次元撮影、3次元撮影およびトモシンセシス撮影において、撮影種類としてCC(頭尾方向)が入力されたものとするが、特に限定されるものではない。
最初に、放射線撮影装置2による2次元撮影ついて説明する。制御部35がCC(頭尾方向)の撮影種類の情報を受け付け、アームコントローラ31が、アーム部23に、アーム部23が略垂直となるような制御信号を出力する。
そして、アーム部23が略垂直となった状態において、制御部30は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と2次元撮影の放射線画像データGD(以下、2次元画像データG2とする。)の読み出しを行う制御信号を出力する。
この制御信号に応じて、放射線源27から放射線が照射され、乳房MをCC(頭尾方向)で2次元撮影した放射線が放射線検出器25によって検出され、検出器コントローラ33によって放射線検出器25から電荷信号が読み出される。この電荷信号に所定の信号処理を施した放射線画像信号に基づき、制御部35は、乳房Mの2次元画像データG2を記憶し、画像ファイルGFに2次元画像データG2を格納して画像データベース41に送信する。
次に放射線撮影装置2による3次元撮影ついて説明する。制御部35がCC(頭尾方向)の撮影種類の情報を受け付け、互いに異なる2つの撮影角度の組み合わせを読み出し、一方の撮影角度θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態において、撮影角度θとしてθ=±2°が入力されたものとするが、θ=0°とθ=+4°またはθ=0°とθ=-4°であっても良く、特に限定されるものではない。
制御部35が撮影角度θ=±2°の情報を受け付け、アームコントローラ31が、撮影角度θが+2°となるようにアーム部23が傾く制御信号を出力する。アーム部23が傾き撮影角度θが+2°となると、制御部35は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と3次元撮影の放射線画像データGD(以下、3次元画像データG3とする。)を構成する右目用画像データG31の読み出しを行うよう制御信号を出力する。
この制御信号に応じて、放射線源27が放射線を照射し、放射線検出器25が照射された放射線を検出し、検出器コントローラ33によって放射線検出器25から電荷信号が読み出される。制御部35が、この電荷信号に所定の信号処理を施した放射線画像信号に基づいて、右目用画像データG31を記憶する。
次にアームコントローラ31が、撮影角度θが-2°となるようにアーム部23が傾く制御信号を出力する。アーム部23が傾き撮影角度θが-2°になると、制御部35は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と3次元画像データG3を構成する左目用画像データG32の読み出しを行うよう制御信号を出力する。
この制御信号に応じて、右目用画像と同様の処理によって、制御部30が左目用画像データG32を記憶する。制御部30は、乳房Mの右目用画像データG31および左目用画像データG32を3次元画像データG3として画像ファイルGFに格納して画像データベース41に送信する。
次に放射線撮影装置2のトモシンセシス撮影ついて説明する。制御部35がCC(頭尾方向)の撮影種類の情報を受け付け、複数の撮影角度θを読み出し、一方の撮影角度θの情報をアームコントローラ31に出力する。なお、本実施形態において、撮影角度θとして-30°から4°刻みの30°までの17個の撮影角度θが入力されたものとするが、特に限定されるものではない。
制御部35が、-30°から4°刻みの+30°までの17個の撮影角度θの情報を受受け付け、アームコントローラ31が、撮影角度θが+30°となるようにアーム部23が傾く制御信号を出力する。アーム部23が傾き撮影角度θが+30°となると、制御部35は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射とトモシンセシス撮影の放射線画像データGD(以下、連続画像データG4とする。)を構成する最初の連続画像データG401の読み出しを行うよう制御信号を出力する。
次にアームコントローラ31が、撮影角度θが26°となるようにアーム部23が傾く制御信号を出力する。アーム部23が傾き撮影角度θが26°になると、制御部35は、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して放射線の照射と2枚目の連続画像データG402の読み出しを行うよう制御信号を出力する。この制御信号に応じて、連続画像データG401と同様の処理によって、制御部30が2枚目の連続画像データG402を記憶する。
上記の処理の繰り返しにより、制御部30が、撮影角度θ=-30°に対応する最後の連続画像データG417までを順次記憶する。制御部30は、乳房Mの連続画像データG401~417を連続画像データG4として画像ファイルGFに格納して画像データベース41に送信する。
制御部35は、2次元画像データG2、3次元画像データG3および連続画像データG4を画像ファイルGFに格納する際に、画像ファイルGFのヘッダに、患者情報、撮影日時および2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影のいずれで撮影されたものかを示す撮影方法を記述する。
次に表示装置3について説明する。表示装置3は、コンピュータ3Aと、放射線画像Gを表示するモニタ3Bと、入力部3Cと、立体視眼鏡3Dとを備える。コンピュータ3Aには、本実施形態による表示装置3として機能するためのプログラムがインストールされている。
コンピュータ3Aは、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等によって構成されている。コンピュータ3Aは、ネットワーク5を介して撮影制御装置4と通信するとともに、表示装置3の全体の制御を行うものである。
コンピュータ3Aは画像データベース41に配信要求を行い、所望の画像ファイルGFを受信する。そして、コンピュータ3Aは、画像ファイルGFのヘッダに記述された撮影方法に基づいて、モニタ3Bに、放射線画像Gを2次元表示、3次元表示または再構成することで所望の断面を強調した表示をさせる。
モニタ3Bは、放射線画像Gの2次元表示、3次元表示および再構成画像の表示ができるものである。本実施形態においては、モニタ3Bは、所定の切り換え周期で右目用の放射線画像Gと左目用の放射線画像Gを交互に切り替えて表示し、観察者が、互いに独立して開閉する液晶シャッタ等が組み込まれた立体視眼鏡3Dをかけて立体視するものであるが、特に、この構成に限定されるものではない。
たとえば、2つの画面を用いて右目用の放射線画像Gと左目用の放射線画像Gを互いに異なる偏光で表示し、これらをハーフミラー等の光学系で結合して右目用の放射線画像Gを観察者の右目に入射させ、左目用の放射線画像Gを観察者の左目に入射させることによって3次元表示する構成を採用してもよく、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式を採用するものであってもよい。
入力部3Cは、たとえば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものである。入力部3Cは、画像データベース41への配信要求の入力、トモシンセシス撮影の画像を表示する際の所望断面の入力、表示された放射線画像Gが石灰化画像CGまたは腫瘍画像TGを含むものであるかの観察者の診断情報の入力等を受け付けるものである。コンピュータ3Aは、表示された放射線画像Gに診断情報が入力された場合、当該診断情報を画像ファイルGFのヘッダに記述するとともに、画像ファイルGFを画像データベース41に送信して画像データベース41の画像ファイルGFを更新する。
次に本発明の撮影制御装置の第1の実施形態について説明する。撮影制御装置4は、画像データベース41、制御装置本体42から構成されている。画像データベースは、ネットワーク5を介して接続されている放射線撮影装置2で撮影された放射線画像Gを格納する画像ファイルGFを患者情報に関連付けて記録するものである。
制御装置本体42は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等によって構成され、これらのハードウェアにより、制御部43、乳腺密度算出部44、撮影方法選択部45および撮影方法出力部46を構成している。また、制御装置本体42には入力部47が接続されている。
制御部43は、表示装置3からの配信要求を受け付け、画像データベース41から消耗の画像ファイルGFを送信する等を含む、撮影制御装置4の全体を制御するものである。乳腺密度算出部44は、入力された患者情報に対応する過去の画像ファイルGFを画像データベース41から読み出し、過去の画像ファイルGFに格納されている乳房Mの放射線画像データGDを用いて、乳房Mの乳腺密度MDを算出するものである。本実施形態においては、過去の画像ファイルGFが複数存在する場合には、最新の画像ファイルGFを読み出すように設定されているが、予め撮影日時等を設定し、その撮影日時等に該当する画像ファイルGFを読み出すように設定されているものであってもよい。
乳腺密度算出部44は、放射線画像データGDを用いて、放射線画像Gの全領域または予め設定された領域、たとえば、ニップル周辺の所定領域において、当該所定領域の画素値を取得し、放射線画像G上に白く表示される部分の当該領域における割合(パーセンテージ)を示す乳房Mの乳腺密度MDを算出する。
撮影方法選択部45は、算出された乳腺密度MDに基づいて、乳房Mの撮影方法を選択するものである。撮影方法選択部45は、乳腺密度MDが第1の閾値TH1以下の場合に2次元撮影、この第1の閾値TH1を超え、第2の閾値TH2以下の場合に3次元撮影、そして、第2の閾値TH2を超える場合にトモシンセシス撮影を選択するものである。具体的に、撮影方法選択部45は、乳腺密度MDが25パーセント以下の場合に2次元撮影、25パーセントを超え、75パーセント以下の場合に3次元撮影、75パーセントを超えた場合にトモシンセシス撮影を選択する。
撮影方法出力部46は、選択された撮影方法を放射線撮影装置2にネットワーク5を介して送信するものである。入力部47は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスから構成されるものであり、これから撮影しようとする患者の患者情報等を入力するものである。
第1の実施形態における撮影制御装置4の作用について説明する。図4は、撮影制御装置の第1の実施形態の処理を示すフローチャートを示す。撮影者による入力部47から患者情報の入力を待機する(ST1)。患者情報が入力されると、制御部43が、入力された患者情報を乳腺密度算出部44に出力する。乳腺密度算出部44は、患者情報に対応する画像ファイルGFを画像データベース41から検索して読み出す(ST2)。
過去の画像ファイルGFが存在しているか否かを判別し(ST3)、存在する場合には、読み出された画像ファイルGFに格納されている放射線画像データGDを用いて、放射線画像G内の乳房Mの乳腺密度MDを算出する(ST4)。
撮影方法選択部45が、算出された乳腺密度MDが第1の閾値TH1以下であるかを判別し(ST5)、第1の閾値TH1以下の場合に撮影方法として2次元撮影を選択する(ST6)。また、本実施形態では、過去の放射線画像データGDが存在しない場合は、患者の被曝量を抑えるために2次元撮影を選択するものとするが、特に限定されるものではなく、過去の放射線画像データGDが存在しない場合には、撮影方法選択部45が撮影方法の選択を行わず、後に撮影者が年齢等の患者情報に基づいて撮影方法を決定するものであってもよい。
そして、乳腺密度MDが第1の閾値TH1を超える場合には、撮影方法選択部45は、乳腺密度MDが第2の閾値TH2以下であるかどうかを判別し(ST7)、第2の閾値TH2以下の場合に撮影方法として3次元撮影を選択し(ST8)、第2の閾値TH2を超える場合に撮影方法としてトモシンセシス撮影を選択する(ST9)。撮影方法出力部46がネットワーク5を介して選択された撮影方法を放射線撮影装置2に出力する(ST10)。
本発明の撮影制御装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図5に示すように、制御装置本体42が、石灰化画像判定部48を備えている点において、第1の実施形態と相違するのみであり、第1の実施形態と同一の構成について同一の番号を付し、その詳細な説明を省略する。
石灰化画像判定部48は、2次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに、放射線画像Gが石灰化画像CGを含むという記述の存在を判別し、石灰化画像CGを含む場合に選択結果を3次元撮影に変更し、石灰化画像CGを含まない場合はそのままの選択結果を維持するものである。
図6は第2の実施形態の処理を示すフローチャートである。第2の実施形態において、ST1~ST9までの処理は第1の実施形態と同様であり、その説明を省略するとともに、図6においても、ST1~ST9に至る処理の図示を省略している。
石灰化画像判定部48は、2次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに、放射線画像Gが石灰化画像CGを含む記述の存在を判別し(ST11)、石灰化画像CGを含まない場合にはそのままの選択結果を維持し、石灰化画像CGを含む場合には選択結果を3次元撮影に変更する(ST8)。そして撮影方法出力部46がネットワーク5を介して選択された撮影方法を放射線撮影装置2に出力する(ST10)。
本発明の撮影制御装置の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、図7に示すように、制御装置本体42が、腫瘍画像判定部49を備えている点において、第1の実施形態と相違するのみであり、第1の実施形態と同一の構成について同一の番号を付し、その詳細な説明を省略する。
腫瘍画像判定部49は、2次元撮影または3次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに、放射線画像Gが腫瘍画像TGを含む記述の存在を判別し、腫瘍画像TGを含む場合に選択結果をトモシンセシス撮影に変更し、腫瘍画像TGを含まない場合はそのままの選択結果を維持するものである。
図8は第3の実施形態の処理を示すフローチャートである。第3の実施形態において、ST1~ST9までの処理は第1の実施形態と同様であり、その説明を省略するとともに、図8においても、ST1~ST9に至る処理の図示を省略している。
腫瘍画像判定部49は、2次元撮影または3次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに、放射線画像Gが腫瘍画像TGを含む記述の存在を判別し(ST12、ST13)、腫瘍画像TGを含まない場合にはそのままの選択結果を維持し、石灰化画像CGを含む場合には選択結果をトモシンセシス撮影に変更する(ST8)。そして撮影方法出力部46がネットワーク5を介して選択された撮影方法を放射線撮影装置2に出力する(ST10)。
本発明の撮影制御装置の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、図9に示すように第2および第3の実施形態の組み合わせであり、その詳細な説明を省略する。図10は第4の実施形態の処理を示すフローチャートである。第4の実施形態において、ST1~ST9までの処理は第1の実施形態と同様であり、その説明を省略するとともに、図8においても、ST1~ST9に至る処理の図示を省略している。
第4の実施形態では、図10に示す通り、第2の実施形態と同様に、2次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに、放射線画像Gが石灰化画像CGを含む記述の存在を判別し(ST11)、石灰化画像CGを含まない場合には選択結果を維持し、石灰化画像CGを含む場合には3次元撮影に変更する(ST8)。
次に、2次元撮影または3次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに、放射線画像Gが腫瘍画像TGが含む記述の存在を判別し(ST12、ST13)、腫瘍画像TGが存在しない場合にはそのままの選択結果を維持し、腫瘍画像TGが存在する場合にはトモシンセシス撮影に変更する(ST9)。そして撮影方法出力部46がネットワーク5を介して選択された撮影方法を放射線撮影装置2に出力する(ST10)。
本発明の実施形態である撮影制御装置4は、乳腺密度算出部44が、入力された患者情報に対応する過去の画像ファイルGFを画像データベース41から読み出し、乳房Mの過去の乳腺密度MDを算出し、撮影方法選択部45が、乳腺密度MDが第1の閾値TH1以下の場合に2次元撮影、第1の閾値TH1を超える場合に3次元撮影を選択し、撮影方法出力部46がネットワーク5を介して選択された撮影方法を放射線撮影装置2に出力するため、乳腺密度MDに応じた撮影方法の指示が可能となり、被曝量を抑えた適切な指示ができる。
また、本発明の実施形態である撮影制御装置4は、乳腺密度算出部44が、入力された患者情報に対応する過去の画像ファイルGFを画像データベース41から読み出し、乳房Mの過去の乳腺密度MDを算出し、撮影方法選択部45が、乳腺密度MDが第1の閾値TH1以下の場合に2次元撮影、第1の閾値TH1を超え、第2の閾値TH2以下の場合に3次元撮影、第2の閾値TH2を超える場合にトモシンセシス撮影を選択し、撮影方法出力部46がネットワーク5を介して選択された撮影方法を放射線撮影装置2に出力するため、乳腺密度MDに応じた撮影方法の指示が可能となり、被曝量を抑えた適切な指示ができる。
また、本発明の実施形態である撮影制御装置4は、石灰化画像判定部48が、2次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに放射線画像Gが石灰化画像CGを含む記述の有無を判別し、石灰化画像CGを含む場合に選択結果を3次元撮影に変更し、石灰化画像CGを含まない場合にそのままの選択結果を維持するため、石灰化を有し得る乳房については、単に乳腺密度に基づくだけではなく、より適切な撮影方法を指示できる。
また、本発明の実施形態である撮影制御装置4は、腫瘍画像判定部49が、2次元撮影または3次元撮影が選択された画像ファイルGFのヘッダに、放射線画像Gが腫瘍画像TGを含む記述の有無を判別し、腫瘍画像TGを含む場合には選択結果をトモシンセシス撮影に変更し、腫瘍画像TGを含なまない場合にそのままの選択結果を維持するため、腫瘍を有し得る乳房については、単に乳腺密度に基づくだけではなく、より適切な撮影方法を指示できる。
なお、上記の第2~第4の実施形態においては、石灰化画像判定部48および/または腫瘍画像判定部49が、石灰化画像CGおよび/または腫瘍画像TGの存在に基づいて、撮影方法選択部45が選択した撮影方法を変更するものとして説明したが、石灰化画像判定部48および/または腫瘍画像判定部49が、最初に石灰化画像CGおよび/または腫瘍画像TGの存在に基づいて撮影方法を選択した後、撮影方法選択部45が、石灰化画像および腫瘍画像が存在しない放射線画像データGDを対して撮影方法を選択するものであってもよい。また、撮影方法選択部45が、石灰化画像判定部48および/または腫瘍画像判定部49を含むものであり、乳腺密度MDと、石灰化画像CGおよび/または腫瘍画像TGとの両方に基づいて、撮影方法を選択するものであってもよい。
なお、上記の各実施形態においては、撮影制御装置4が、選択した撮影方法を放射線撮影装置2に送信することにより、撮影方法を直接的に指示するものであるが、特に限定されるものではなく、選択した撮影方法を表示装置3のモニタ3Bに表示させることにより、撮影方法を間接的に指示するものであってもよい。
なお、上記の各実施形態において、放射線撮影システム1が、乳房Mを2次元撮影、3次元撮影およびトモシンセシス撮影が可能な複合放射線撮影装置を備えたものとして説明したが、特に限定されるものでなく、2次元撮影用、3次元撮影用およびトモシンセシス撮影用の各放射線撮影装置が存在し、ネットワーク5に接続されているものであってもよい。
なお、上記の各実施形態は、乳房Mを2次元撮影、3次元撮影およびトモシンセシス撮影が可能な放射線撮影システムに適用して説明したが、乳房Mを2次元撮影または3次元撮影のいずれか一方、若しくは3次元撮影またはトモシンセシス撮影のいずれか一方が撮影可能な放射線撮影システムに適用するものであってもよい。
Claims (5)
- 乳房の放射線撮影に際し、放射線撮影装置に前記乳房を2次元撮影または3次元撮影のうち、いずれか一方の撮影方法で放射線撮影するかを指示する撮影制御装置において、
前記乳房の過去の放射線画像データを記録する撮影画像記録部と、
前記記録された放射線画像データを用いて、前記乳房の乳腺密度を算出する乳腺密度算出部と、
前記乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影を選択し、該第1の閾値を超える場合に3次元撮影を選択する撮影方法選択部と、
前記放射線撮影装置に前記選択された撮影方法を出力する撮影方法出力部とを備えたことを特徴とする撮影制御装置。 - 乳房の放射線撮影に際し、放射線撮影装置に前記乳房を2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影のうち、いずれの撮影方法で放射線撮影するかを指示する撮影制御装置において、
前記乳房の過去の放射線画像データを記録する撮影画像記録部と、
前記記録された放射線画像データを用いて、前記乳房の乳腺密度を算出する乳腺密度算出部と、
前記乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影を選択し、該第1の閾値を超え、且つ第2の閾値以下の場合に3次元撮影を選択し、該第2の閾値を超える場合にトモシンセシス撮影を選択する撮影方法選択部と、
前記放射線撮影装置に前記選択された撮影方法を出力する撮影方法出力部とを備えたことを特徴とする撮影制御装置。 - 前記放射線画像データを格納する画像ファイルが、前記放射線画像データによる放射線画像に石灰化画像が含まれるか否かの情報を付帯するものであり、
前記撮影方法選択部によって前記2次元撮影が選択された前記乳房の前記放射線画像に前記石灰化画像が含まれる場合、前記選択された撮影方法を3次元撮影に変更する撮影方法変更部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の撮影制御装置。 - 前記放射線画像データを格納する画像ファイルが、前記放射線画像データによる放射線画像に腫瘍画像が含まれるか否かの情報を付帯するものであり、
前記撮影方法選択部によって2次元撮影または3次元撮影が選択された前記乳房の前記放射線画像に前記腫瘍画像が含まれる場合、前記選択された撮影方法をトモシンセシス撮影に変更する第2の撮影方法変更部を備えたことを特徴とする請求項2記載の撮影制御装置。 - 乳房の放射線撮影に際し、放射線撮影装置に前記乳房を2次元撮影、3次元撮影またはトモシンセシス撮影のうち、いずれの撮影方法で放射線撮影するかを指示する撮影制御方法において、
前記乳房の記録された過去の放射線画像データを読み出し、
該読み出された放射線画像データから前記乳房の乳腺密度を算出し、
該乳腺密度が、第1の閾値以下の場合に2次元撮影を選択し、該第1の閾値を超え、且つ第2の閾値以下の場合に3次元撮影を選択し、該第2の閾値を超える場合にトモシンセシス撮影を選択し、
前記放射線撮影装置に前記選択された撮影方法を出力することを特徴とする撮影制御方法。
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