WO2012026444A1

WO2012026444A1 - 表示装置

Info

Publication number: WO2012026444A1
Application number: PCT/JP2011/068923
Authority: WO
Inventors: 和哉八田
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2010-08-25
Filing date: 2011-08-23
Publication date: 2012-03-01
Also published as: US20130148381A1

Abstract

　本発明の目的は、ニュートンリングの発生を抑制することができると共に、必要な部品点数の低減が図られた表示装置を提供することである。本発明の表示装置は、第１主表面（２０）と、周面（２１）と、第１主表面（２０）と対向配置される第２主表面（２２）とを含む光学ユニット（１０）と、表示パネル（２）と、第１主表面（２０）を覆う第１主面部（３０）と、周面（２１）を覆う周面部（３１）と、周面部（３１）の端部から第２主表面（２２）に回りこみ、第２主表面（２２）に位置する第２主面部（３２）とを含む反射シート（１１）とを備える。第２主面部（３２）を表示パネル（２）と光学ユニット（１０）とが挟み込むことによって、表示パネル（２）は光学ユニット（１０）から間隔をあけて配置される。

Description

表示装置

　本発明は、表示装置に関する。

　液晶表示装置は、電子装置、たとえば携帯電話装置、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、カーナビゲーションシステム、パーソナルコンピュータ、および薄型テレビジョンなどに設けられる。液晶表示装置は、自発光機能を持たない表示装置であり、液晶表示パネルと液晶表示パネルの背面から光を照らすバックライトとを備える。バックライトとしては、光源を導光板のエッジ部に設けるエッジライト型バックライトと、光源を表示画面の直下に設ける直下型バックライトとが用いられている。エッジライト型バックライトは、導光板のエッジ部から入射させた光を、導光板によって表示領域内で均一になるように拡散させて、一方の主面から出射させる方式である。このようなエッジライト型バックライトは、導光板の他方の主面側に積層された反射シートと、一方の主面である出射面側に積層された拡散シートと、拡散シート上に配置された２枚のプリズムシートと、フレームとを備える。

　フレームは、積層された反射シートと、導光板と、拡散シートと、２つのプリズムシートとをユニット化しており、一般的には射出成形から形成された樹脂フレームが多用されている。樹脂フレームの厚さは、たとえば、０．３ｍｍ程度あり、バックライトの外形サイズが樹脂フレーム分大きくなる。さらに、近年、液晶表示装置の薄型化に対する要望が高まっている。

　そこで、近年においては、バックライトの薄型化は図るための手法が各種提案されている。たとえば、特開２００２－３１１４３０号公報に記載されたバックライトは、導光板と、導光板の端面に配置された光源と、導光体の光出射面に配置された光学シートと、反射シートとを備える。

　反射シートは、導光板の表面のうち、光出射面と反対側に位置する対向主面と、光源が配置されていない他の端面とを覆うように設けられている。反射シートは光出射主面を超えるように形成された引掛け部を有する。

　光学シートは、この引掛け部と係止する引出部を含み、引出部を引掛け部に上記の係止することで、光学シートをバックライトに対して位置決めすると共に固定する。

特開２００２－３１１４３０号公報

　しかし、特開２００２－３１１４３０号公報に記載されたバックライトに液晶表示パネルを搭載すると、液晶表示パネルは、光出射面に直接接触するおそれがある。光出射面に位置する光学シートと液晶表示パネルとが直接接触すると、光学シートと液晶表示パネルとの間に僅かな隙間が形成され、ニュートンリングが生じる場合がある。

　特開２００２－３１１４３０号公報に記載されたバックライトにおいては、導光体の端面に配置された反射シートを固定するために接着テープを巻きつける必要が生じる。

　本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ニュートンリングの発生を抑制することができると共に、必要な部品点数の低減が図られた表示装置を提供することである。

　本発明に係る表示装置は、第１主表面と、第１主表面の周縁部に形成され周面と、第１主表面と対向配置され、光を外部に照射する照射面を有する第２主表面とを含む光学ユニットと、光学ユニットからの光をうける表示パネルと、光学ユニットの第１主表面を覆う第１主面部と、周面を覆う周面部と、周面部の端部から第２主表面に回りこみ、第２主表面に位置する第２主面部とを含む反射シートとを備える。上記第２主面部を表示パネルと光学ユニットとが挟み込むことで、表示パネルは光学ユニットから間隔をあけて配置される。

　好ましくは、上記光学ユニットは、光学シートと、光学シートが載せられる載置面を有する導光体とを含む。上記光学シートは、載置面の外周縁部から離れた位置に配置され、第２主面部は、載置面のうち、載置面の外周縁部と光学シートとの間に配置される。表示装置は、光学シートと光学シートとを接着する接着片をさらに備える。上記接着片は、光学シートよりも表示パネル側に突出するように形成され、接着片は、表示パネルと光学ユニットとによって挟まれる。

　好ましくは、上記光学ユニットは、光学シートと、光学シートが載せられる載置面を有する導光体とを含む。上記光学シートは、載置面の外周縁部から離れた位置に配置される。上記第２主面部は、載置面のうち、載置面の外周縁部と光学シートとの間に配置され、第２主面部は、光学シートよりも表示パネル側に突出する。

　好ましくは、上記周面部には、光学シートよりも表示パネル側に突出し、表示パネルの側面と接触し、表示パネルを位置決めする突起部が形成される。

　好ましくは、上記光学ユニットは、光学シートと、光学シートが載せられる載置面を有する導光体とを含む。上記第２主面部は、光学シート上に位置する。好ましくは、上記第２主面部は、枠状に形成される。

　好ましくは、上記光学ユニットは、光学シートと、光学シートが載せられる載置面を有する導光体とを含む。表示装置は、導光体に向けて光を照射する光源をさらに備え、周面部には、光源が挿入される開口部が形成される。

　本発明に係る表示装置によれば、ニュートンリングの発生を抑制することができると共に、部品点数の低減を図ることができる。

本実施の形態１に係るバックライトが搭載された液晶表示装置を示す分解斜視図である。液晶表示装置１の断面図である。バックライト３の斜視図である。光学ユニット１０および反射シート１１の斜視図であって、反射シート１１を展開したときの斜視図である。図４に示す状態から反射シート１１を折り返した状態を示す斜視図である。バックライト３の製造工程の第１工程を示す平面図である。図６に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。図７に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。図８に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。上記図９に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。本実施の形態１に係る液晶表示装置１の変形例を示す断面図である。本実施の形態２に係る液晶表示装置１の分解斜視図である。本実施の形態２に係るバックライト３の分解斜視図である。光学ユニット１０の斜視図である。反射シート１１の展開図である。本実施の形態２に係るバックライト３の断面図である。本実施の形態２に係るバックライト３の変形例を示す断面図である。本実施の形態２に係るバックライト３の製造工程の第１工程を示す平面図である。バックライト３の製造工程の第２工程を示す平面図である。図１９に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。図２０に示す製造工程後の製造工程を示す斜視図である。図２１に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。

　図１から図２２を用いて、本発明に係るバックライトおよび液晶表示装置について説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。

　（実施の形態１）
　図１は、本実施の形態１に係るバックライトが搭載された液晶表示装置を示す分解斜視図である。

　この図１に示すように、液晶表示装置１は、液晶表示パネル２と、この液晶表示パネル２に光を照射するバックライト３と、液晶表示装置１の外郭を構成するベゼル４とを含む。ベゼル４は、表ベゼル５および裏ベゼル６を含み、表ベゼル５には、液晶表示パネル２の画面を外部から観察可能なように窓部が形成されている。

　図２は、液晶表示装置１の断面図である。この図２に示すように、バックライト３は、光学ユニット１０と、反射シート１１と、遮光シート１６とを含む。

　図３は、バックライト３の斜視図である。この図３に示すように、光学ユニット１０を覆うように反射シート１１が光学ユニット１０に装着されている。

　反射シート１１の端部は、枠状に形成された遮光シート１６によって光学ユニット１０に接着されている。そして、光学ユニット１０の主表面２２には、遮光シート１６によって囲まれた四角形状の照射面が規定されている。

　なお、この図３および上記図２からも明らかなように、遮光シート１６は、光学ユニット１０の主表面２２よりも、液晶表示パネル２側に位置しており、遮光シート１６上に液晶表示パネル２が配置されている。

　このため、液晶表示パネル２と光学ユニット１０とが接触することが抑制され、ニュートンリングが形成されることが抑制されている。

　表ベゼル５および裏ベゼル６は、液晶表示パネル２と、遮光シート１６と、光学ユニット１０と、反射シート１１とを挟みこむように互いに連結されている。

　光学ユニット１０は図２に示すように、導光板１２および積層シート（光学シート）１９を含む。反射シート１１は、導光板１２および積層シート１９を重ねた状態で包みこみ、遮光シート１６が反射シート１１を光学ユニット１０に固定することで、バックライト３が形成されている。

　たとえば、反射シート１１、導光板１２および積層シート１９を積層した状態で各部材を位置決めする枠部を有するバックライト３と比較すると、本実施の形態に係るバックライト３においては、反射シート１１が上記枠体の機能を兼ねている。

　このため、本実施の形態１に係るバックライト３は、部品点数の低減およびサイズのコンパクト化が図られている。

　図４は、光学ユニット１０および反射シート１１の斜視図であって、反射シート１１を展開したときの斜視図である。光学ユニット１０は、略平板状に形成されている。光学ユニット１０は、下面とされた主表面２０と、この主表面２０の周縁部に形成された周面２１と、周面２１を挟むように主表面２０と対向する主表面２２とを含む。

　光学ユニット１０は、拡散シート１３、プリズムシート１４およびプリズムシート１５を含む積層シート１９と、この積層シート１９が載せられる載置面２３を有する導光板１２とを備える。導光板１２の周面には、光源ユニット１７が配置されている。

　光源ユニット１７からの光は、導光板１２に照射される。導光板１２内で光が反射を繰り返し、導光板１２内に光がいきわたる。導光板１２の主表面２０には、たとえば、図示されない複数のドットが形成されており、このドットに光が入射することで、光が載置面２３に向けて反射される。その後、導光板１２から放射された光は、積層シート１９に入射し、その後、照射面（主表面２２）から表示パネルに向けて光が照射される。

　図４および上記図２に示すように、反射シート１１は、光学ユニット１０の主表面２０を覆う主面部３０と、光学ユニット１０の周面２１を覆う周面部３１と、光学ユニット１０の主表面２２の外周縁部に位置する主面部３２とを含む。

　主面部３２は、周面部３１の端辺部に形成され、周面部３１から折り曲げられ、主表面２２側に回りこむように形成されている。

　なお、図４に示すように、光学ユニット１０の周面２１は、複数の側面２４Ａ～２４Ｄを含む。反射シート１１の周面部３１は、各側面２４Ａ～２４Ｄごとに側面部３３Ａ～３３Ｄが設けられている。

　図４に示す例においては、光学ユニット１０は、４つの側面２４Ａ～２４Ｄを含み、反射シート１１は、４つの側面部３３Ａ～３３Ｄを含む。主面部３２は、各側面部３３Ａ～３３Ｄの端部に形成された端辺部３４Ａ～３４Ｄを含む。側面部３３Ｃの端部には、端辺部３４Ｃと、支持部３６とが形成されている。側面部３３Ｄの上端部には、端辺部３４Ｄとこの端辺部３４Ｄと隣り合う支持部３７とが形成されている。端辺部３４Ａの外周辺部には、支持部３５が形成されている。

　図５は、図４に示す状態から反射シート１１を折り返した状態を示す斜視図である。この図５および図４において、側面部３３Ａは、光源ユニット１７および側面２４Ａを覆う。同様に、側面部３３Ｂ～３３Ｄも側面２４Ｂ～２４Ｄを覆う。

　そして、端辺部３４Ａ～３４Ｄは、載置面２３上に位置する。なお、端辺部３４Ａ～３４Ｄは、互いに隣り合っており、互いに重ならないように形成されている。

　図３に示すように、遮光シート１６が端辺部３４Ａ～３４Ｄと光学ユニット１０とを接着することで、反射シート１１が光学ユニット１０に固定されている。

　図２に示すように、遮光シート１６は、端辺部３４Ａ～３４Ｄを含む主面部３２上から積層シート１９上に亘って配置されている。

　液晶表示パネル２およびバックライト３は、遮光シート１６および主面部３２を挟みこむ。遮光シート１６は、積層シート１９よりも液晶表示パネル２側に位置しており、液晶表示パネル２と積層シート１９が接触することが抑制されている。これにより、ニュートンリングが形成されることが抑制されている。このように、遮光シート１６は、端辺部３４Ａ～３４Ｄと光学ユニット１０とを接着機能と、上記のように、液晶表示パネル２と光学ユニット１０の主表面２２との間に隙間を形成する機能とを兼ね備えている。

　上記のように構成された液晶表示装置１の製造方法について、図６から図１０を用いて説明する。

　なお、液晶表示装置１は、大まかには、バックライト３と液晶表示パネル２を各々別々の工程で作製した後、バックライト３に液晶表示パネル２を装着することで形成することができる。液晶表示パネル２は、従来の製造工程を経ることで得ることができる。そこで、バックライト３の製造工程について主に説明する。

　図６は、バックライト３の製造工程の第１工程を示す平面図である。この図６に示すように、反射シート１１を準備する。なお、この図６に示すように、側面部３３Ａ，３３Ｂ，３３Ｃ，３３Ｄと、端辺部３４Ａ，３４Ｂ，３４Ｃ，３４Ｄとの境界部分には、折り目部４１Ａ，４１Ｂ，４１Ｃ，４１Ｄが形成されている。

　同様に、主面部３０と、側面部３３Ａ，３３Ｂ，３３Ｃ，３３Ｄとの境界部分にも、折り目部４０Ａ，４０Ｂ，４０Ｃ，４０Ｄが形成されている。

　なお、折り目部４０Ａ～４０Ｄと、折り目部４１Ａ～４１Ｄには、ミシン目や筋状の溝部が形成されている。なお、折り目部４０Ａ～４０Ｄと、折り目部４１Ａ～４１Ｄに予め折り目を加えておいてもよい。

　図７は、図６に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。この図７に示すように、側面部３３Ａに形成された開口部３８に光源ユニット１７を挿入する。なお、光源ユニット１７は、このタイミングで取り付けることは必須ではなく、たとえば、液晶表示パネルをバックライトに装着した後に、取り付けるようにしてもよい。

　図８は、図７に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。この図８に示すように、主面部３０上に光学ユニット１０を配置する。

　図９は、図８に示す製造工程後の製造工程を示す平面図であり、この図８に示すように、まず、側面部３３Ａを折り目部４０Ａに沿って折り返す。その後、折り目部４１Ａに沿って端辺部３４Ａを折り返す。これにより、光学ユニット１０の載置面２３上に端辺部３４Ａが配置される。この端辺部３４Ａをまず、遮光シート１６Ａで固定する。

　端辺部３４Ａを折り返すことで、端辺部３４Ａに装着されていた光源ユニット１７が光学ユニット１０側に倒れこみ、光源ユニット１７が導光板１２の側面に配置される。なお、端辺部３４Ａを折り返すことで、支持部３５は、載置面２３上に配置される。その後、支持部３５を折り返して、支持部３５を載置面２３に対して直立させる。

　図１０は、上記図９に示す製造工程後の製造工程を示す平面図である。この図１０に示すように、側面部３３Ｂ，３３Ｃ，３３Ｄも同様に折り曲げ、さらに、端辺部３４Ｂ～３４Ｄを折り曲げる。ここで、各端辺部３４Ｂ～３４Ｄを遮光シート１６Ｂ～１６Ｄで光学ユニット１０の主表面２２に接着させる。これにより、図１に示すバックライト３を製作することができる。なお、側面部３３Ｄおよび側面部３３Ｃを折り返すことで、支持部３７および支持部３６が光学ユニット１０の主表面から突出する。

　バックライト３を製作した後、図１に示すように、バックライト３上に液晶表示パネル２を装着する。バックライト３からは、支持部３５～３７が上方に突出している。

　このため、バックライト３上に液晶表示パネル２を装着する際には、支持部（突起部）３５～３７に液晶表示パネル２の各側面を接触させることで、液晶表示パネル２の位置決めを簡単に行うことができる。

　図１１は、本実施の形態１に係る液晶表示装置１の変形例を示す断面図である。この図１１に示すように、端辺部３４Ｂおよび端辺部３４Ｄは、積層シート１９よりも液晶表示パネル２側に突出している。なお、図示されない端辺部３４Ａ，３４Ｃも、端辺部３４Ｂおよび端辺部３４Ｄと同様に積層シート１９よりも液晶表示パネル２側に突出している。

　そして、液晶表示パネル２は、端辺部３４Ｂおよび端辺部３４Ｄおよび図示されていない端辺部３４Ａ，３４Ｃ上に配置されており、液晶表示パネル２と積層シート１９とは離間している。

　このように、端辺部３４Ａ～３４Ｄの厚さは積層シート１９の厚さよりも厚く形成されている。端辺部３４Ｂ～３４Ｄは、液晶表示パネル２および導光板１２によって挟まれることで固定されている。

　この図１１に示す例によれば、遮光シート１６を省略することができ、部品点数のさらなる低減を図ることができる。さらに、積層シート１９を遮光テープで止めていないことから、積層シート１９を線膨張係数が大きい光学シートで構成したとしても、たわみ等が生じることを抑制することができる。

　（実施の形態２）
　図１２から図２２を用いて、本実施の形態２に係る液晶表示装置１について説明する。なお、図１２から図２２に示す構成のうち、上記図１から図１１に示す構成と同一または相当する構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。

　図１２は、本実施の形態２に係る液晶表示装置１の分解斜視図である。この図１２に示すように、本実施の形態２に係る液晶表示装置１も、バックライト３と、バックライト３上に配置される液晶表示パネル２と、液晶表示パネル２およびバックライト３を挟み込む表ベゼル５および裏ベゼル６とを含む。

　図１３は、本実施の形態２に係るバックライト３の分解斜視図である。この図１３に示すように、バックライト３は、反射シート１１と、光学ユニット１０と、反射シート１１および光学ユニット１０を接着する遮光シート１６と、導光板１２の側面に配置される光源ユニット１７とを含む。

　図１４は、光学ユニット１０の斜視図である。この図１４に示すように、光学ユニット１０は、導光板１２と、導光板１２上に配置された積層シート１９とを含む。積層シート１９は、拡散シート１３と、プリズムシート１４，１５とを含む。なお、光源ユニット１７は、側面２４Ａ側の導光板１２の側面に配置される。

　図１５は、反射シート１１の展開図である。反射シート１１は、図１４に示す光学ユニット１０の主表面２０を覆う主面部５０と、主面部５０の一辺に形成された側面部５１Ｂと、側面部５１Ｂの一辺に形成された主面部５３とを含む。

　主面部５０の周縁部のうち、側面部５１Ｂが形成された辺部と反対側に位置する辺部には、側面部５１Ａが形成されている。

　主面部５３は、枠状に形成されており、主面部５３の周縁部には、側面部５１Ｃと、側面部５１Ｄと、側面部５１Ｅとが形成されている。

　側面部５１Ｄは、主面部５３に対して側面部５１Ｂと反対側に位置しており、端部５２Ｃは、主面部５３に対して側面部５１Ｅと反対側に位置している。

　側面部５１Ｃには、図１３に示す光源ユニット１７が挿入される開口部５４が形成されている。側面部５１Ｃの周縁部のうち、主面部５３と反対側に位置する部分には、端部５２Ｃが形成されている。側面部５１Ｅの周縁部のうち、主面部５３に接続された辺部と反対側の辺部には、端部５２Ｅが形成されている。

　図１３に示すように、枠状に形成された主面部５３は、プリズムシート１５の上面上に配置されており、遮光シート１６によって固定されている。なお、この遮光シート１６は、必須の構成ではない。

　そして、図１２に示すように、遮光シート１６上に液晶表示パネル２が配置されている。図１６は、本実施の形態２に係るバックライト３の断面図である。この図１６に示すように、主面部５３および遮光シート１６が液晶表示パネル２および光学ユニット１０とによって挟まれ、光学ユニット１０と液晶表示パネル２との間に隙間が形成されている。

　このように、本実施の形態２に係るバックライト３においても、反射シート１１の一部である主面部５３が主表面２２に回り込んでおり、この主面部５３および主面部５３を固定する遮光シート１６を液晶表示パネル２および光学ユニット１０が挟み込むことで、液晶表示パネル２および光学ユニット１０の間に隙間が形成されている。

　さらに、本実施の形態２においても、反射シート１１が光学ユニット１０を固定しており、部品点数の削減が図られている。

　図１７は、本実施の形態２に係るバックライト３の変形例を示す断面図である。この図１７に示す例においては、遮光シート１６は設けられておらず、反射シート１１の主面部５３を液晶表示パネル２および光学ユニット１０で挟み込み、主面部５３を固定している。

　上記のように構成された液晶表示装置１の製造方法について説明する。図１８は、本実施の形態２に係るバックライト３の製造工程の第１工程を示す平面図である。この図１８に示すように、図１５に示す開口部５４に光源ユニット１７を装着する。図１９は、バックライト３の製造工程の第２工程を示す平面図であり、この図１９に示すように、主面部５３上に積層シート１９を配置する。具体的には、プリズムシート１５、プリズムシート１４および拡散シート１３を順次積層する。そして、図２０に示すように、積層シート１９上に導光板１２を配置する。

　次に、側面部５１Ｃおよび端部５２Ｃを折り曲げる。側面部５１Ｃを折り曲げることで、側面部５１Ｃに設けられている光源ユニット１７が導光板１２側に倒れこみ、光源ユニット１７が導光板１２の側面に配置される。

　同様に、側面部５１Ｅを折り曲げて、光学ユニット１０の側面を側面部５１Ｅが覆う。そして、端部５２Ｅを折り曲げることで、端部５２Ｅが光学ユニット１０の主表面２０上に位置する。さらに、側面部５１Ｄを折り曲げ、その後、側面部５１Ｂを折り曲げる。そして、主面部５０を折り曲げ、側面部５１Ａを折り曲げる。

　これにより、端部５２Ｅおよび端部５２Ｃ上に主面部５０が位置し、側面部５１Ｄの外側に側面部５１Ａが位置する。

　その後、図２１に示すように、側面部５１Ｂ、側面部５１Ｃ、側面部５１Ｄおよび側面部５１Ｅを接着テープで固定する。

　その後、図２２に示すように遮光シート１６で、主面部５３と光学ユニット１０とを接着する。これにより、バックライト３が形成される。

　このように、バックライト３を形成した後、このバックライト３の上面上に液晶表示パネル２を配置する。そして、表ベゼル５および裏ベゼル６でバックライト３および液晶表示パネル２を挟み込み、液晶表示装置１を構成する。本実施の形態に係るバックライト３によれば、積層シート１９を遮光テープで止めていないことから、積層シート１９を線膨張係数が大きい光学シートで構成したとしても、たわみ等が生じることを抑制することができる。

　なお、上記実施の形態１，２においては、エッジライト式のバックライトに本発明を適用した例について説明したが、光学シートなどを備えていない直下型バックライトにも適用することができる。以上のように本発明の実施の形態について説明を行ったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。

　本発明は、表示装置に適用することができる。

　１　液晶表示装置、２　液晶表示パネル、３　バックライト、４　ベゼル、５　表ベゼル、６　裏ベゼル、１０　光学ユニット、１１　反射シート、１２　導光板、１３　拡散シート、１４，１５　プリズムシート、１６Ａ，１６Ｂ～１６Ｄ　遮光シート、１７　光源ユニット、１９　積層シート、２０，２２　主表面、２１　周面、２３　置面、２４Ａ～２４Ｄ，２４Ａ，２４Ｂ～２４Ｄ　側面、３０，３２，５０，５３　主面部、３１　周面部、３３Ａ～３３Ｄ　側面部、３４Ａ～３４Ｄ　端辺部、３５～３７　支持部、３８，５４　開口部、４０Ａ～４０Ｄ　折り目部。

Claims

　第１主表面（２０）と、前記第１主表面（２０）の周縁部に形成され周面（２１）と、前記第１主表面（２０）と対向配置され、光を外部に照射する照射面を有する第２主表面とを含む光学ユニット（１０）と、
　前記光学ユニット（１０）からの光をうける表示パネル（２）と、
　前記光学ユニット（１０）の第１主表面（２０）を覆う第１主面部と、前記周面（２１）を覆う周面部と、前記周面部の端部から前記第２主表面に回りこみ、前記第２主表面に位置する第２主面部とを含む反射シート（１１）と、
　を備え、
　前記第２主面部を前記表示パネル（２）と前記光学ユニット（１０）とが挟み込むことで、前記表示パネル（２）は前記光学ユニット（１０）から間隔をあけて配置された、表示装置。
　前記光学ユニット（１０）は、光学シート（１９）と、前記光学シート（１９）が載せられる載置面を有する導光体とを含み、
　前記光学シート（１９）は、前記載置面の外周縁部から離れた位置に配置され、
　前記第２主面部は、前記載置面のうち、前記載置面の外周縁部と前記光学シート（１９）との間に配置され、
　前記光学シート（１９）と前記光学シート（１９）とを接着する接着片をさらに備え、
　前記接着片は、前記光学シート（１９）よりも前記表示パネル（２）側に突出するように形成され、前記接着片は、前記表示パネル（２）と前記光学ユニット（１０）とによって挟まれた、請求項１に記載の表示装置。
　前記光学ユニット（１０）は、光学シート（１９）と、前記光学シート（１９）が載せられる載置面を有する導光体とを含み、
　前記光学シート（１９）は、前記載置面の外周縁部から離れた位置に配置され、
　前記第２主面部は、前記載置面のうち、前記載置面の外周縁部と前記光学シート（１９）との間に配置され、
　前記第２主面部は、前記光学シート（１９）よりも前記表示パネル（２）側に突出する、請求項１または請求項２に記載の表示装置。
　前記周面部には、前記光学シート（１９）よりも前記表示パネル（２）側に突出し、前記表示パネル（２）の側面と接触し、前記表示パネル（２）を位置決めする突起部が形成された、請求項２または請求項３に記載の表示装置。
　前記光学ユニット（１０）は、光学シート（１９）と、前記光学シート（１９）が載せられる載置面を有する導光体（１２）とを含み、
　前記第２主面部は、前記光学シート（１９）上に位置する、請求項１に記載の表示装置。
　前記第２主面部は、枠状に形成された、請求項５に記載の表示装置。
　前記光学ユニット（１０）は、光学シート（１９）と、前記光学シート（１９）が載せられる載置面を有する導光体（１２）とを含み、
　前記導光体（１２）に向けて光を照射する光源をさらに備え、
　前記周面部には、光源が挿入される開口部が形成された、請求項１から請求項６のいずれかに記載の表示装置。