WO2010131445A1 - 目的地設定システムおよび目的地設定方法 - Google Patents

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Abstract

ユーザが閲覧した情報から得られる各目的地候補の中からユーザが目的地の決定を容易に行うことができる目的地設定システムを提供する。情報取得手段91は、ウェブページを取得する。情報解析手段92は、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する。目的地候補記憶手段93は、位置情報と名称と目的地指標値とを含む情報を目的地候補の情報として記憶する。目的地設定手段94は、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する。

Description

目的地設定システムおよび目的地設定方法
 本発明は、目的地までの経路をユーザに提示する端末において、目的地の設定を容易に行えるようにする目的地設定システム、および、その目的地設定システムに適用される端末装置、案内端末、目的地設定方法、情報収集プログラム、目的地設定プログラムに関する。
 カーナビゲーションシステムのように、GPS(Global Positioning System)等を利用して現在位置を測定し、ユーザが目的地を設定すると、その目的地までの経路を案内する目的地案内システムが知られている。このような目的地案内システムでは、ユーザがカーナビゲーションシステムを操作して目的地を設定する。例えば、目的の住所や電話番号を入力したり、指定したジャンルの中から目的地を選択したり、表示された地図上において目的地を指定したりする等の操作を行って、目的地を設定する。
 また、種々のナビゲーション装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載された端末(ナビゲーション装置として用いられる車載用端末)は、その端末がアクセスしたウェブページから住所や電話番号が抽出された場合、位置情報(緯度、経度)を検索するサーバにその住所や電話番号に応じた位置情報を問い合わせる。端末は、サーバから受信した位置情報を目的地として設定し、その位置情報を地図上に示したり、その目的地までの経路を算出して経路案内を行う。
 また、特許文献2には、車載情報端末として用いられる音声認識装置が記載されている。特許文献2に記載された音声認識装置は、その音声認識装置がアクセスしたウェブページから、「リンクが張られている名詞」をキーワードとして抽出し、そのキーワードを音声認識辞書に登録することで、音声認識の対象単語の絞り込み能力を向上させる。
 特許文献1,2に記載された端末は、ウェブページにアクセスできる車載用端末であり、ユーザが車両を運転して旅行する時などに情報を収集できる。
 また、一般的なカーナビゲーションシステムとして、ジャンル毎に定められたランドマークの情報を予め保持しているカーナビゲーションシステムがある。このようなシステムでは、ユーザに指定されたジャンルのランドマークを一覧表示したり、地図上にそのランドマークを表示させたりする。
特開2000-337911号公報(段落0032,0042-0067) 特開2002-341892号公報(段落0027-0029)
 特許文献1に記載された車載用端末は、アクセスしたウェブページ内から住所や電話番号を抽出すると、その住所や電話番号に応じた位置情報をサーバに問い合わせる。しかし、様々なウェブページに住所や電話番号が記載されているため、目的地に関する情報収集以外の目的で閲覧したウェブページに住所や電話番号が記載されていると、ユーザが行く意思のない場所が目的地として設定されてしまう。そのように、ユーザが本来行こうとしている目的地以外の場所が多数目的地候補として設定されてしまうと、本来目的地とすべき場所を選択する必要が生じ、そのための操作が煩雑になってしまう。
 また、特許文献2に記載された車載用端末は、ウェブページにおいて「リンクが張られている名詞」を抽出する。そのため、ウェブページ上の住所や電話番号にリンクが張られていなければ、それらの住所等は抽出されず、辞書に登録されないため、目的地設定のために利用されないこととなってしまう。
 そこで、本発明は、ユーザが閲覧した情報から得られる各目的地候補の中からユーザが目的地の決定を容易に行うことができる目的地設定システム、および、その目的地設定システムに適用される端末装置、案内端末、目的地設定方法、情報収集プログラム、目的地設定プログラムを提供することを目的とする。
 本発明による目的地設定システムは、ウェブページを取得する情報取得手段と、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析手段と、位置情報と名称と目的地指標値とを含む情報を目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶手段と、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定手段とを備えることを特徴とする。
 また、本発明による端末装置は、ウェブページを取得する情報取得手段と、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析手段とを備えることを特徴とする。
 また、本発明による案内端末は、現在位置から目的地までの経路を案内する案内端末であって、ウェブページから抽出されたユーザの目的地候補の位置情報および名称と、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値とを目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶手段と、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定手段とを備えることを特徴とする。
 また、本発明による目的地設定方法は、ウェブページを取得し、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出し、位置情報と名称と目的地指標値とを含む情報を目的地候補の情報として記憶し、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定することを特徴とする。
 また、本発明による情報収集プログラムは、コンピュータに、ウェブページを取得する情報取得処理、および、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析処理を実行させることを特徴とする。
 また、本発明による目的地設定プログラムは、現在位置から目的地までの経路を案内するコンピュータに搭載される目的地設定プログラムであって、コンピュータに、ウェブページから抽出されたユーザの目的地候補の位置情報および名称と、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値とを目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶処理、および、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定処理を実行させることを特徴とする。
 本発明によれば、ユーザが閲覧した情報から得られる各目的地候補の中から、ユーザが目的地の決定を容易に行うことができる。
本発明の目的地設定システムの第1の実施形態の例を示すブロック図である。 目的地候補データベースの例を示す説明図である。 情報解析部の例を示すブロック図である。 ユーザ端末側目的地候補記憶部に目的地候補の情報を記憶させるまでの処理経過の例を示すフローチャートである。 ユーザ端末において目的地候補のレコードが記憶された後、車載端末が目的地を設定するまでの処理経過の例を示すフローチャートである。 地図上に目的地候補を表示する例を示す説明図である。 目的地設定部の例を示すブロック図である。 本発明の目的地設定システムの第2の実施形態の例を示すブロック図である。 第2の実施形態における車載端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の目的地設定システムの第3の実施形態の例を示すブロック図である。 情報解析部の例を示すブロック図である。 音声認識辞書の例を示す説明図である。 本発明の目的地設定システムの最小構成を示すブロック図である。 本発明の端末装置の最小構成を示すブロック図である。 本発明の案内端末の最小構成を示すブロック図である。
 以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
実施形態1.
 図1は、本発明の目的地設定システムの第1の実施形態の例を示すブロック図である。第1の実施形態の目的地設定システムは、案内端末1と、ユーザ端末2とを備える。案内端末1は、ユーザ5に対して目的地までの経路を提示する端末であり、例えばカーナビゲーションシステムにおける車載端末によって実現される。ただし、案内端末1は、車載端末に限定されず、例えば、ユーザ5に携帯される携帯端末であってもよい。以下の説明では、案内端末1が、カーナビゲーションシステムにおける車載端末である場合を例にして説明し、案内端末を車載端末と記す。また、ユーザ端末2は、車載端末1とは別にユーザ5に使用される端末であり、ユーザ5の操作に応じてウェブページを表示する。ユーザ端末2は、例えば、パーソナルコンピュータや携帯端末である。ユーザ端末2と車載端末1とが同一の装置で実現されていてもよい。
 ユーザ端末2は、ユーザ5が行こうとする目的地の候補である目的地候補の位置情報および名称等をウェブページから抽出し、ユーザ5のウェブページ閲覧履歴に基づいて目的地候補指標値を導出する。目的地候補指標値は、ウェブページから抽出した位置情報および名称が、実際のユーザ5の目的地に該当する可能性の程度を示す値である。目的地候補指標値は、目的地候補としての重要度(目的地に該当する可能性の高さ)を表しているということもでき、以下、目的地候補指標値を重要度と記す。車載端末1は、重要度に基づいて目的地候補をユーザ5に提示し、ユーザ5の操作により指定された目的地候補を目的地として設定する。
 ユーザ端末2は、情報取得部21と、情報解析部22と、ユーザ端末側目的地候補記憶部23と、通信部24とを備える。
 情報取得部21は、ユーザ5に指定されたウェブページを通信ネットワーク(例えば、インターネット。図示略。)を介して取得し、そのウェブページをユーザ端末2のディスプレイ装置(図示略。)に表示させる。また、情報取得部21は、取得したウェブページを情報解析部22に入力する。具体的には、情報取得部21は、取得したウェブページのHTML(HyperText Markup Language )形式のテキスト情報を情報解析部22に入力する。
 情報解析部22は、ウェブページから、ユーザ5が行こうとする目的地の候補である目的地候補の位置情報および名称を抽出し、抽出した位置情報および名称がユーザ5の目的地に該当する可能性の程度を示す重要度(目的地候補指標値)を導出する。情報解析部22は、その位置情報、名称、重要度等をユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶させる。
 なお、以下の説明では、ウェブページから位置情報、名称を抽出する場合を例にして説明するが、ユーザ端末2が受信した電子メールを、目的地候補の位置情報、名称等の抽出対象としてもよい。
 ユーザ端末側目的地候補記憶部23は、各目的地候補の位置情報、名称、重要度等を記憶する記憶装置である。目的地候補毎の位置情報、名称、重要度等の集合は、目的地候補データベースということができる。
 通信部24は、ユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶されている各目的地候補の位置情報、名称、重要度等を車載端末1に送信する。
 ユーザ端末24の通信部24と、後述の車載端末1の通信部15とは、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、あるいは赤外線通信等の無線通信を行ってもよい。あるいは、USB(Universal Serial Bus)、シリアルケーブル等を介した有線通信を行ってもよい。また、ユーザ端末24の通信部24と後述の車載端末1の通信部15とがそれぞれインターネット等の通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークを介して通信を行ってもよい。
 また、ユーザ端末2が、メモリカード等の記憶媒体に、各目的地候補の位置情報、名称、重要度等を記憶させ、車載端末1がその記憶媒体から各情報を読み込むことによって、ユーザ端末2および車載端末1間で情報を授受してもよい。
 車載端末1は、目的地設定部11と、案内端末側目的地候補記憶部14と、通信部15とを備える。
 案内端末側目的地候補記憶部14は、ユーザ端末側目的地候補記憶部23と同様に、各目的地候補の位置情報、名称、重要度等を記憶する記憶装置である。
 車載端末1の通信部15は、ユーザ端末2の通信部24から各目的地候補の位置情報、名称、重要度等を受信する。このとき、車載端末1は、その情報を案内端末側目的地候補記憶部14に記憶させる。
 目的地設定部11は、目的地候補の重要度に基づいて目的地候補をユーザ5に提示し、ユーザ5に選択された目的地候補を目的地として設定する。
 車載端末1は、現在位置から目的地設定部11に設定された目的地までの経路を特定し、その経路をユーザ5に提示する。ユーザ5は、提示された経路を参照することで、目的地までの経路を把握することができる。なお、現在位置から目的地までの経路を特定する方法は特に限定されない。
 次に、ユーザ端末側目的地候補記憶部23や案内端末側目的地候補記憶部14に記憶される目的地候補データベースについて説明する。図2は、目的地候補データベースの例を示す説明図である。図2では、目的地候補データベースをXML(Extensible Markup Language)形式で表現した場合の例を示している。目的地候補データベースは、目的地候補のレコードを複数含む。図2に示す例では、目的地候補タグに囲まれた範囲が目的地候補の1レコードである。図2では、1つの目的地候補のレコードに、目的地候補の位置情報、名称、URL、最終閲覧時間、閲覧回数、重要度、キーワードを含む場合を例示している。
 図2に示す例において、位置タグに囲まれた範囲が位置情報に該当する。図2では、位置情報として、緯度、経度および住所を含む場合を示している。緯度、経度および住所は、それぞれ緯度タグ、経度タグ、住所タグとともに記述される。
 図2に示す例において、名称タグに囲まれた範囲が目的地候補の名称に該当する。
 図2に示す例において、URLタグに囲まれた範囲は、位置情報および名称等が抽出されたウェブページのURL(Uniform Resource Locator)である。目的地候補の位置情報は、一つのウェブページだけに記載されているとは限らず、複数のウェブページに記載されている場合もある。既に位置情報が抽出済みのウェブページ以外のウェブページであって、共通する位置情報を含むウェブページをユーザが閲覧した場合、そのウェブページのURLも追加される。例えば、図2に示す位置情報と共通の位置情報を含むウェブページが閲覧された場合、そのウェブページのURLも、図2に例示するレコードに追加される。
 図2に示す例において、最終閲覧時間タグに囲まれた範囲は、名称等が抽出されたウェブページをユーザが最後に閲覧した時刻を表す。同様に、閲覧回数タグに囲まれた範囲は、名称等が抽出されたウェブページをユーザが閲覧した回数を表す。閲覧時間は、名称等が抽出されたウェブページをユーザが閲覧していた時間の長さを表す。重要度点数タグに囲まれた範囲は、目的地候補に対する重要度を表す。キーワードタグに囲まれた範囲は、予め定められたキーワードのうち、名称等が抽出されたウェブページに記載されていたキーワードを表す。キーワードは、目的地候補をジャンル等で分類するために用いられる。
 なお、レコード内で、タグとともに記載された各データをテーブルと呼ぶ場合がある。
 図2はレコードの例示であり、図2に示すテーブルの一部がレコードに含まれていなくてもよい。また、他のテーブルがレコードに含まれていてもよい。
 ユーザ端末の情報解析部22は、情報取得部21がウェブページを取得してユーザに提示したとき(すなわち、ディスプレイ装置(図示略。)に表示させたとき)、図2に例示する目的地候補のレコードを生成し、ユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶させる。情報解析部22の例を以下に示す。
 図3は、情報解析部22の例を示すブロック図である。情報解析部22は、テキスト解析部31と、閲覧時刻計測部32と、閲覧時間計測部33と、閲覧回数計測部34と、URL解析部35と、操作履歴解析部36と、重要度判定部37とを備える。テキスト解析部31は、名称抽出部311と、位置情報抽出部312と、重要単語検出部313とを備える。
 位置情報抽出部312は、ウェブページのHTML形式のテキスト情報から、位置情報を抽出する。位置情報抽出部312は、郵便番号を表す数字の文字列や都道府県名に該当する文字列をキーにして住所を表す文字列を抽出したり、あるいは、住所を表す住所タグとともに記載された文字列を住所として抽出したりすればよい。また、外部の地図情報サーバから提供される地図情報がウェブページに貼付される場合には、緯度経度情報がウェブページに記載されている。位置情報抽出部312は、そのように目的地候補の地図が貼付されたウェブページから、位置経度情報を抽出する。
 また、ウェブページに住所や電話番号が記載されているが緯度および経度が記載されていない場合もある。そのような場合には、予め種々の住所または電話番号と緯度および経度とを対応付けて記憶し、指定された住所または電話番号に対応する緯度および経度の情報を提供するサーバ(緯度経度提供サーバ。図示略。)に、緯度および経度を問い合わせればよい。すなわち、位置情報抽出部312は、ウェブページから住所や電話番号を抽出し、その住所や電話番号を指定して、対応する緯度および経度を緯度経度提供サーバに問い合わせ、緯度経度提供サーバから緯度および経度の情報を受信してもよい。
 名称抽出部311は、ウェブページのHTML形式のテキスト情報から、名称を抽出する。名称抽出部311は、例えば、ウェブページのタイトルを名称として抽出してもよい。また、施設名やレストラン名等に関するタグのように、目的地候補の名称となり得る語句とともに用いられるタグをキーにして名称を抽出してもよい。また、目的地候補となる場所は略称や愛称で呼ばれる場合もあり、ウェブページに複数種類の名称が記載されることもある。そのような場合、名称抽出部311は、複数の名称を抽出してもよい。
 重要単語検出部313は、予め定められた重要単語に合致する文字列が、ウェブページ内に記載されている場合、その重要単語をウェブページから検出する。例えば、「案内図」、「アクセスマップ」等の重要単語が予め定められている場合、それらの重要単語をウェブページから検出する。「案内図」、「アクセスマップ」等の単語が含まれているウェブページは、目的地とされやすい場所の情報を記載したウェブページであるということができる。そして、ユーザがそのようなウェブページを閲覧したということは、ユーザは、そのウェブページに記載された場所を詳しく知ろうとしていると言える。
 また、重要単語とは別に、目的地候補を分類するためのキーワードが定められていてもよい。その場合、重要単語検出部313は、分類のために定められたキーワードもウェブページから検出する。目的地候補を分類するためのキーワードの例として、例えば、「レストラン」、「ガソリンスタンド」、「ラーメン」、「駐車場」等が挙げられるが、分類のためのキーワードは、これらに限定されない。
 閲覧時刻計測部32は、ユーザがウェブページを閲覧した時刻を計測する。ユーザがウェブページを閲覧したか否かは、情報取得部21がウェブページをユーザに提示したか否かによって判定すればよい。従って、閲覧時刻計測部32は、情報取得部21がディスプレイ装置(図示略。)にウェブページを表示させた時刻を、ウェブページの閲覧時刻として計測すればよい。
 閲覧時間計測部33は、ユーザがウェブページを閲覧した時間を計測する。閲覧時間計測部33は、情報取得部21がディスプレイ装置(図示略。)にウェブページを表示させていた時間を計測すればよい。
 閲覧回数計測部34は、抽出される位置情報が共通するウェブページの閲覧回数を計測する。閲覧回数計測部34は、抽出される位置情報が共通するウェブページを情報取得部21がディスプレイ装置(図示略。)に表示させた回数を計測すればよい。
 URL解析部35は、ユーザによって閲覧され位置情報および名称が抽出されたウェブページのURLの階層を判定する。ユーザが、階層のより深いウェブページを閲覧しているということは、ユーザがそれだけ詳しい情報を知ろうとしているということができる。
 また、URL解析部35は、ユーザに既に閲覧され位置情報および名称が抽出されたウェブページとは別のウェブページがユーザに閲覧され、そのウェブページから共通の位置情報が抽出されている場合に、そのウェブページのURLをレコードに追加する。
 操作履歴解析部36は、位置情報および名称が抽出されたウェブページに対するブックマーク登録操作および印刷操作を検出する。ブックマーク登録操作は、表示中のウェブページをブックマーク登録する操作であり、印刷操作は、表示中のウェブページを印刷する操作である。ブックマーク登録操作が行われたり、印刷操作の回数が多いということは、ユーザがそれだけ詳しい情報を知ろうとしているということができる。
 なお、情報解析部22は、重要単語検出部313、閲覧時刻計測部32、閲覧時間計測部33、閲覧回数計測部34、URL解析部35、操作履歴解析部36に関しては、閲覧時間計測部33、閲覧回数計測部34、URL解析部35、操作履歴解析部36、重要単語検出部313のうち少なくとも一つを備えていればよい。
 重要度判定部37は、閲覧時間計測部33、閲覧回数計測部34、URL解析部35、操作履歴解析部36、重要単語検出部313による各種計測結果、検出結果、判定結果に基づいて、ウェブページから位置情報および名称が抽出された目的地候補の重要度を導出する。具体的には、以下のように重要度を導出する。
 重要度判定部37は、閲覧時間計測部33によって計測されたユーザのウェブページ閲覧時間が長いほど、値が大きくなるように重要度の値を制御する。例えば、ウェブページ閲覧時間が長いほど、重要度の値を増加させる。ただし、この処理は、閲覧時間計測部33が備えられている場合に行えばよく、閲覧時間計測部33が備えられていない場合には、ウェブページ閲覧時間は考慮しない。
 また、重要度判定部37は、閲覧回数計測部34が計測したユーザのウェブページ閲覧回数が多いほど、値が大きくなるように重要度の値を制御する。例えば、ウェブページ閲覧回数が多いほど、重要度の値を増加させる。ただし、この処理は、閲覧回数計測部34が備えられている場合に行えばよく、閲覧回数計測部34が備えられていない場合には、ウェブページ閲覧回数は考慮しない。
 また、重要度判定部37は、URL解析部35によって判定されたウェブページのURLの階層が深いほど、値が大きくなるように重要度の値を制御する。例えば、ウェブページのURLの階層が深いほど、重要度の値を増加させる。ただし、この処理は、URL解析部35が備えられている場合に行えばよく、URL解析部35が備えられていない場合には、ウェブページのURLの階層は考慮しない。
 また、共通の位置情報が抽出されているウェブページのURLが、URL解析部35によってレコードに追加されている。重要度判定部37は、このURLの数が多いほど、重要度の値を増加させてもよい。
 また、重要度判定部37は、操作履歴解析部36によって検出されたブックマーク登録操作および印刷操作の回数が多いほど、値が大きくなるように重要度の値を制御する。例えば、ブックマーク登録操作および印刷操作の回数が多いほど、重要度の値を増加させる。ただし、この処理は、操作履歴解析部36が備えられている場合に行えばよく、操作履歴解析部36が備えられていない場合には、ブックマーク登録操作や印刷操作の回数は考慮しない。また、操作履歴解析部36がブックマーク登録操作と印刷操作のいずれか一方のみを検出し、ブックマーク登録操作と印刷操作のいずれか一方のみに着目して、操作回数が多いほど重要度の値を増加させてもよい。
 また、重要度判定部37は、重要単語検出部313によって検出された重要単語の数が多いほど、値が大きくなるように重要度の値を制御する。例えば、重要単語の数が多いほど、重要度の値を増加させる。ただし、この処理は、重要単語検出部313が備えられている場合に行えばよく、重要単語検出部313が備えられていない場合には、検出された重要単語の数は考慮しない。
 以下の説明では、情報解析部22が、名称抽出部311および位置情報抽出部312の他に、重要単語検出部313、閲覧時刻計測部32、閲覧時間計測部33、閲覧回数計測部34、URL解析部35、および操作履歴解析部36を備えている場合を例にして説明する。
 情報解析部22は、ウェブページから抽出した位置情報および名称や、計測、検出等した各データ、および重要度を、図2に例示する目的地候補のレコードとしてユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶させる。
 テキスト解析部31(名称抽出部311、位置情報抽出部312、および重要単語検出部313)、閲覧時刻計測部32、閲覧時間計測部33、閲覧回数計測部34、URL解析部35、操作履歴解析部36、および重要度判定部37を含む情報解析部22と、情報取得部21とは、例えば、プログラム(情報収集プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、プログラムがユーザ端末2のプログラム記憶装置(図示略。)に予め記憶され、CPUがそのプログラムに従って、情報解析部22および情報取得部21として動作すればよい。また、各構成要素がそれぞれ別々のハードウェアによって実現されていてもよい。
 また、車載端末1の目的地設定部11は、例えば、プログラム(目的地設定プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、プログラムが車載端末1のプログラム記憶装置(図示略。)に予め記憶され、CPUがそのプログラムに従って、目的地設定部11として動作すればよい。
 また、各端末における通信部15および通信部24は、例えば、通信インタフェースによって実現される。
 次に、本発明の動作について説明する。まず、ユーザ端末側目的地候補記憶部23に目的地候補の情報を記憶させるまでの動作を説明する。図4は、ユーザ端末側目的地候補記憶部23に目的地候補の情報を記憶させるまでの処理経過の例を示すフローチャートである。ユーザ端末2(図1参照)の情報取得手段21は、ユーザに指定されたウェブページを取得し、そのウェブページをユーザ端末2のディスプレイ装置(図示略。)に表示させる。そして、情報取得手段21は、そのウェブページのHTML形式のテキスト情報を情報解析部22に入力する(ステップS1)。
 すると、情報解析部22において、位置情報抽出部312が、ウェブページのHTML形式のテキスト情報(以下、単にウェブページと記す。)から、住所と緯度および経度とを位置情報として抽出し、名称抽出部311がウェブページから名称を抽出する(ステップS2)。なお、位置情報抽出部312は、抽出した住所を指定して緯度経度提供サーバ(図示せず。)に緯度および経度を問い合わせ、緯度経度提供サーバから緯度および経度を取得してもよい。
 ステップS2で位置情報および名称が抽出されなかった場合、ステップS2で処理を終了する。
 続いて、位置情報抽出部312は、抽出した位置情報と一致する位置情報を含むレコードがユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶されているか否かを判定する(ステップS3)。位置情報が一致するレコードが記憶されていなければ(ステップS3におけるNo)、位置情報抽出部312は、ステップS2で抽出された位置情報および名称を含む新規レコードを作成する(ステップS4)。一方、位置情報が一致するレコードが記憶済みであれば、位置情報抽出部312は、そのレコードをユーザ端末側目的地候補記憶部23から読み込む(ステップS5)。
 また、位置情報が一致するレコードをユーザ端末側目的地候補記憶部23から読み込んだ場合、そのレコードに含まれている名称と、ステップS2で抽出した名称とが一致していなければ、例えば名称抽出部311が、ステップS2で抽出した名称のテーブルをそのレコードに追加する(ステップS6)。
 新たに作成したレコード、またはユーザ端末側目的地候補記憶部23から読み込んだレコードに対して以下の処理を行う。
 重要単語検出部312は、予め定められた重要単語をウェブページから検出し、その検出数をカウントする。そして、レコードに含まれている重要単語検出数に、カウントした重要単語検出数を加算する(ステップS7)。重要単語検出数がレコードに含まれていない場合には、カウントした重要単語検出数をそのままレコードに追加すればよい。なお、このとき、目的地候補を分類するためのキーワードとして予め定められたキーワードをウェブページから検出して、そのキーワードをレコードに含めてもよい。なお、図2では、これらのキーワードを含むが、重要単語検出数を含まない場合のレコードを例示している。
 閲覧時刻計測部32は、情報取得部21がディスプレイ装置(図示略。)にウェブページを表示させたときに、その時刻をユーザのウェブページ閲覧時刻として計測しておく。そして、閲覧時刻計測部32は、計測したユーザのウェブページ閲覧時刻で、レコードにおけるウェブページ閲覧時刻を更新する(ステップS8)。ウェブページ閲覧時刻がレコードに含まれていなければ、計測したウェブページ閲覧時刻をレコードに追加する。ステップS8で更新された閲覧時刻は、ユーザがウェブページを最後に閲覧したときの時刻である。図2に示す例では、「最終閲覧時間」が、ユーザのウェブページ閲覧時刻に該当する。
 閲覧回数計測部34は、抽出される位置情報が共通するウェブページを情報取得部21がディスプレイ装置(図示略。)に表示させた回数を、ユーザによるウェブページの閲覧回数としてカウントし、そのウェブページ閲覧回数で、レコードにおけるウェブページ閲覧回数を更新する(ステップS9)。ウェブページ閲覧回数がレコードに含まれていなければ、ウェブページ閲覧回数をレコードに追加すればよい。
 閲覧時間計測部33は、ウェブページを情報取得部21がディスプレイ装置(図示略。)に表示させた時間を、ユーザのウェブページ閲覧時間として計測し、そのウェブページ閲覧時間を、レコードにおけるウェブページ閲覧時間に加算する(ステップS10)。ウェブページ閲覧時間がレコードに含まれていなければ、計測したウェブページ閲覧時間をそのままレコードに含めればよい。
 また、URL解析部35は、ステップS101で情報取得部21から入力されたウェブページのURLの階層の深さを判定する(ステップS11)。そして、ウェブページのURLの階層の深さを示す数値を、レコードに含まれているウェブページのURLの階層の深さに加算する(ステップS11)。ウェブページのURLの階層の深さがレコードに含まれていなければ、判定した深さを示す数値をそのままレコードに含めればよい。なお、図2では、URLの階層の深さを示す数値を含んでいないレコードを例示している。
 また、URL解析部35は、ステップS1で情報取得部21から入力されたウェブページのURLをレコードに追加する。このとき、ステップS5で読み込んだレコードに含まれているURLと、ステップS1で入力されたウェブページのURLとが異なっていれば、レコード内の既存のURLに新たなURLテーブルが追加されることになる。
 操作履歴解析部36は、情報取得部21がユーザに提示したウェブページに対するブックマーク登録操作および印刷操作を検出し、その操作回数をカウントする。そして、操作履歴解析部36は、レコードに含まれているブックマーク登録操作および印刷操作の回数に、カウントした回数を加算する(ステップS12)。ブックマーク登録操作および印刷操作の回数がレコードに含まれていなければ、カウントした回数をそのままレコードに追加する。図2では、この回数を含んでいないレコードを例示している。
 次に、重要度判定部37は、レコードの重要度(換言すれば目的地候補の重要度)を導出する(ステップS13)。重要度判定部37は、ステップS13の時点でレコードに含まれている重要単語検出数、ユーザのウェブページ閲覧回数、閲覧時間、ウェブページのURLの階層の深さ、ブックマーク登録操作および印刷操作の回数に基づいて重要度を計算する。重要度判定部37は、重要単語検出数、ユーザのウェブページ閲覧回数、ブックマーク登録操作および印刷操作の回数が多いほど、レコードの重要度の値を増加させる。同様に、ウェブページのURLの階層の深さが深いほど、重要度の値を増加させ、また、ユーザのウェブページ閲覧時間が長いほど、重要度の値を増加させる。また、レコード内に記載されたURL(図2参照)の数が多いほど、重要度の値を増加させてもよい。
 重要度判定部37による重要度導出の具体例を示す。例えば、重要度判定部37は、重要単語については検出数1あたり、10点を加算する。ウェブページ閲覧回数に関しては、1回あたり1点を加算する。ウェブページの閲覧時間に関しては、1分あたり1点を加算する。また、レコード内に含まれるURLテーブルの数に関しては、1個あたり10点を加算する。ブックマーク登録操作および印刷操作の回数に関しては、操作1回あたり10点を加算する。ウェブページのURLの階層の深さに関しても、単位当たりの点数を決めておき、深さに応じた点数を加算する。このような加算を行うことにより、重要度判定部37は重要度を計算すればよい。
 なお、重要度判定部37は、重要単語検出数、ユーザのウェブページ閲覧回数、閲覧時間、ウェブページのURLの階層の深さ、ブックマーク登録操作および印刷操作の回数、URLテーブルの数等の項目毎に計算した点数に項目毎の重み係数を乗算し、その項目毎の乗算結果の合計を重要度としてもよい。このように重要度を求めることで、項目毎の点数の重みを調整することができる。この場合、項目毎の重み係数が目的地設定システムの設計者によって予め設定されていてもよい。あるいは、ユーザから各重み係数が入力される構成であってもよい。
 また、目的地設定システムを運用する過程で、重要単語検出数、ユーザのウェブページ閲覧回数、閲覧時間、ウェブページのURLの階層の深さ、ブックマーク登録操作および印刷操作の回数、URLテーブルの数等の項目毎に計算した点数と、ユーザが実際に選択した目的地候補との相関性が特定された場合、相関性の高い項目について重み係数を増加するように、重み係数を変化させる構成であってもよい。
 ステップS13において、重要度判定部37は、導出した重要度をレコードに含める。その後、重要度判定部37は、そのレコードをユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶させる(ステップS14)。
 次に、車載端末1が目的地を設定するまでの動作について説明する。図5は、ユーザ端末2において目的地候補のレコードが記憶された後、車載端末1が目的地を設定するまでの処理経過の例を示すフローチャートである。ユーザ端末2の通信部24(図1参照。)は、ユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶された目的地候補のレコード群(すなわち目的地候補データベース)を案内端末1に送信する(ステップS21)。ユーザ端末2の通信部24は、例えば、ユーザによって送信を指示する操作が行われたときに、目的地候補のレコード群を車載端末1に送信してもよい。あるいは、車載端末1からの要求に応じて、目的地候補のレコード群を車載端末1に送信してもよい。
 車載端末1の通信部15(図1参照。)は、ユーザ端末2の通信部24から目的地候補のレコード群を受信する。このとき、例えば、車載端末1のCPUが、その目的地候補レコード群を案内端末側目的地候補記憶部14に記憶させる(ステップS22)。この結果、案内端末側目的地候補記憶部14にも、ユーザ端末側目的地候補記憶部23と同様に、目的地候補データベースが記憶される。
 車載端末1の目的地設定部11は、重要度に基づいて目的地候補を表示する(ステップS23)。例えば、案内端末側目的地候補記憶部14に記憶された各目的地レコードが表す目的地候補を、重要度の高い順に一覧表示させる。このとき、目的地設定部11は、車載端末1のディスプレイ装置(図示略。)に、目的地候補の名称等を、重要度の高い順に一覧表示させればよい。
 そして、目的地設定部11は、表示した目的地候補のいずれかを選択する操作がユーザに行われると、その目的地候補を目的地として設定する(ステップS24)。例えば、重要度順に一覧表示した目的地候補のうちいずれかが選択されると、その目的地候補を目的地として設定する。その後、車載端末1は、現在位置から、設定した目的地までの経路をユーザに提示する。
 ステップS24において、目的地設定部11は、目的地設定以外の操作を受け付け、その操作に従って処理を行ってもよい。例えば、重要度に基づいて表示した目的地候補のいずれかが選択され、その目的地候補に関するウェブページ表示を指示する操作が行われると、目的地設定部11は、その目的地候補のレコードに含まれているURLが示すウェブページをインターネットを介して取得し、そのウェブページをディスプレイ装置(図示略。)に表示させてもよい。また、表示した目的地候補のいずれかが選択され、その目的地候補を削除する操作が行われると、目的地設定部11は、その目的地候補のレコードを案内端末側目的地候補記憶部14から削除してもよい。
 上記の例では、ステップS23で目的地候補の一覧を重要度順に表示する場合を示したが、目的地の表示態様は他の態様であってもよい。以下、目的地候補を地図上に表示する場合を例にして説明する。本例では、車載端末1のディスプレイ装置(図示略。)には、タッチ位置の座標情報を入力として扱えるタッチパネルが設けられているものとする。図6は、地図上に目的地候補を表示する例を示す説明図である。本例では、目的地設定部11は、地図41を車載端末1のディスプレイ装置(図示略。)に表示させ、目的地候補に該当する地図上の位置にはアイコンを表示させる。図6では、アイコン42~44を目的地候補として表示している例を示す。目的地設定部11は、アイコンの周囲に、目的地候補の名称を表示させてもよい。
 また、目的地設定部11は、アイコンにより表示すべき目的地候補の重要度を指定するボタンもディスプレイ装置に表示させる。図6に示す例では、ボタン47,48が重要度を指定するボタンである。ボタン47は、重要度が高い目的地候補を表示させるためのボタンである。また、ボタン48は、重要度が低い目的地候補を表示させるためのボタンである。目的地設定部11は、ボタン47にタッチされると、例えば、重要度が閾値以上となっている目的地候補のレコードを検索し、その目的地候補の位置にアイコンを表示させればよい。また、目的地設定部11は、ボタン48にタッチされると、例えば、重要度が閾値未満となっている目的地候補のレコードを検索し、その目的地候補の位置にアイコンを表示させればよい。閾値は、予め定めておけばよい。表示対象の目的地候補の重要度をボタンによって切り替えることで、重要度が閾値以上である目的地候補に絞り込んでユーザに提示することができる。
 なお、重要度を指定するためのボタン47,48以外に、目的地候補の分類を指定するためのボタンをディスプレイ装置に表示させてもよい。図6に示す例では、ボタン49,50が、目的地候補の分類を指定するためのボタンである。ボタン49は、駐車場に関連する目的地候補を表示させるためのボタンである。また、ボタン50は、ラーメン店に関連する目的地候補を表示させるためのボタンである。例えば、ボタン49にタッチされると、目的地設定部11は、キーワード「駐車場」を含む目的地候補のレコードを検索し、その目的地候補の位置にアイコンを表示させればよい。ボタン50がタッチされた場合には、キーワード「ラーメン」を含む目的地候補のレコードを検索すればよい。また、このようなボタンは、ウェブページから抽出するキーワードに合わせて用意しておけばよい。
 ステップS23で、図6に例示するアイコンを表示させた後、アイコンがタッチされると、吹き出し46を表示させて、吹き出し46に目的地候補に関するより詳細な説明を表示し、併せて、アイコンに対する選択肢(図示略。)を表示させる。例えば、目的地候補を目的地として設定すること、目的地候補に関するウェブページを表示すること、目的候補を目的地候補データベースから削除すること等の選択肢を表示させる。目的地候補を目的地として設定することが選択された場合、目的地設定部11は、タッチされたアイコンに対応する目的地候補を目的地として設定する。また、目的地候補に関するウェブページを表示することが選択された場合、目的地設定部11は、タッチされたアイコンに対応する目的地候補のレコードに含まれているURLが示すウェブページをインターネットを介して取得し、そのウェブページをディスプレイ装置(図示略。)に表示させる。また、目的候補を目的地候補データベースから削除することが選択された場合、目的地設定部11は、タッチされたアイコンに対応する目的地候補のレコードを案内端末側目的地候補記憶部14から削除する。
 なお、図6では、アイコン41が指定され、アイコン41に関する吹き出し46を表示している場合を例示している。
 本実施形態によれば、ユーザ端末2の情報取得部21がウェブページを取得してユーザに閲覧させたときに、情報解析部22がウェブページから目的地候補の位置情報および名称を抽出し、位置情報が一致するウェブページの閲覧履歴に基づいて重要度を決定する。そして、車載端末1は、その重要度に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する。このように、様々なウェブページに位置情報等が記載されていたとしても、各ウェブページで記載された場所が、実際の目的地に該当する可能性の程度(重要度)求め、その重要度に基づいてユーザに目的地候補を提示するので、ユーザは重要度が高い目的地候補から順に確認していくことができ、ユーザは、閲覧したウェブページから得られる各目的地候補の中から、目的地を容易に決定することができる。
 また、本実施形態では、ユーザ端末2が案内端末1に、目的地候補のレコード群を送信し、案内端末1が、受信したレコード群に含まれる重要度に基づいて、ユーザに目的地候補を表示する。従って、ユーザが、事前に自宅のパーソナルコンピュータや携帯端末でウェブページにアクセスしたとしても、そのウェブページを車載端末1における目的地設定に利用することができる。
 一般に、カーナビゲーションシステム用端末が、画面が小さい等の制約がある。そのため、ドライブや旅行等をする場合、ユーザが、事前に自宅のパーソナルコンピュータや携帯端末を利用して、目的地や経由地におけるレストラン、観光スポット、その他の関連する様々な事項に関して情報を収集する場合がある。本発明では、このようなユーザが車載端末とは別の端末で閲覧したウェブページを利用して、車載端末1で容易に目的地を設定できる。
 また、車載端末1は、予め定められたランドマークの情報を保持し、ランドマークを一覧表示したり、地図上にランドマークを表示したりする機能を備えていてもよい。そして、予め定められたランドマークが、目的地候補に該当している場合、目的地設定部11は、重要度に応じてランドマークを表示させてもよい。
 例えば、予め定められたランドマークの一覧表示を指示する操作がユーザによって行われ場合、目的地設定部11は、目的地候補に該当するランドマークを重要度が高い順に一覧表示してもよい。
 また、例えば、ランドマークを地図上に表示する操作がユーザによって行われた場合、目的地設定部11は、目的地候補に該当するランドマークについては、重要度の値が大きいほど大きなアイコンで表示するようにしてもよい。また、重要度が閾値以上となっているランドマークのみをアイコンで表示させてもよい。
 以上の説明では、ユーザ端末2で導出された重要度をそのまま用いて、その重要度に基づいて目的地候補をユーザに提示する場合を示した。車載端末1は、ユーザ端末2で導出された重要度を元にして、車載端末1の状況等に応じて重要度を調整し、調整後の重要度に基づいて目的地候補をユーザに提示してもよい。この場合の目的地設定部11の動作について説明する。なお、通信部15および案内端末側目的地候補記憶部14は、既に説明したとおりであり、説明を省略する。
 図7は、車載端末1が重要度を調整する場合の目的地設定部11の例を示すブロック図である。本例では、案内端末1は、目的地設定部11等のほかに、位置計測部12と、現在時刻計測部13とを備える。
 位置計測部12は、車載端末1の現在位置を計測する。位置計測部12は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からGPS信号を受信し、そのGPS信号に基づいて車載端末1の現在位置を計測する。あるいは、他の方法で現在位置を計測してもよい。
 現在時刻計測部13は、現在時刻を計測するタイマである。
 目的地設定部11は、現在位置解析部61と、現在時刻解析部62と、操作履歴解析部63と、重要度調整部64と、設定受付部65とを備える。
 現在位置解析部61は、位置計測部12によって計測された車載端末1の現在位置と、各目的地候補の位置情報が示す位置との距離を計算する。このとき、現在位置解析部61は、直線距離を計算してもよい。あるいは、経路に沿った道のりを計算してもよい。
 現在時刻解析部62は、現在時刻計測部13によって計算された現在時刻と、各目的地候補の位置情報が抽出されたウェブページがユーザによって閲覧された閲覧時刻(例えば、図2に示す最終閲覧時刻)との時間差を計算する。すなわち、ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間を計算する。
 操作履歴解析部63は、ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作、および目的地候補の位置情報が抽出されたウェブページ(レコードに記載のURLが示すウェブページ)の表示を指示する操作が車載端末1で行われたことを検出する。以下、前者の操作を目的地設定操作と記し、後者の操作をウェブページ表示操作と記す。
 なお、目的地設定部11は、現在位置解析部61、現在時刻解析部62および操作履歴解析部63に関しては、現在位置解析部61、現在時刻解析部62および操作履歴解析部63のうち少なくとも一つを備えていればよい。
 重要度調整部64は、現在位置解析部61、現在時刻解析部62、操作履歴解析部63による計算結果や検出結果に基づいて、ユーザ端末2で導出された重要度を調整する。具体的には、以下のように重要度を調整する。
 重要度調整部64は、現在位置解析部61によって計算された距離が小さいほど、値が大きくなるように目的地候補の重要度を制御する。すなわち、目的地候補の位置と現在位置とが近いほど、値が大きくなるように目的地候補の重要度を制御する。ただし、この処理は、現在位置解析部61が備えられている場合に行えばよく、現在位置解析部61が備えられていない場合には、目的地候補の位置と現在位置との距離は考慮しない。
 また、重要度調整部64は、現在時刻解析部62によって計算された時間差が小さいほど、値が大きくなるように目的地候補の重要度を制御する。すなわち、ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間が短いほど、値が大きくなるように目的地候補の重要度を制御する。例えば、経過時間が短いほど値が大きくなるように係数を定めておき、重要度にその係数を乗じることによって重要度を調整する。一例を挙げると、経過時間が0ならば係数を1とし、経過時間が0より大きく3ヶ月以下であれば係数を0.75とし、経過時間が3ヶ月より大きく6ヶ月以下であれば係数を0.5とする等のように、経過時間が短いほど係数を大きな値として定める。経過時間が1年以上等のように長い場合は係数を0とする。重要度調整部64は、経過時間に応じた係数を重要度に乗じることで重要度を調整すればよい。なお、係数値は上記の例に限定されない。ただし、この処理は、現在時刻解析部62が備えられている場合に行えばよく、現在時刻解析部62が備えられていない場合には、ウェブページ閲覧時刻から現在時刻までの経過時間は考慮しない。
 また、重要度調整部64は、操作履歴解析部63によって目的地設定操作またはウェブページ表示操作が検出された場合に値が大きくなるように目的地候補の重要度を制御する。なお、操作履歴解析部63はウェブページ表示操作を検出せずに目的地設定操作を検出し、目的地設定操作が検出されたときに重要度調整部64が重要度の値を増加させる構成であってもよい。あるいは、操作履歴解析部63は目的地設定操作を検出せずにウェブページ表示操作を検出し、ウェブページ表示操作が検出されたときに重要度調整部64が重要度の値を増加させる構成であってもよい。
 また、位置計測部12の計測結果の履歴は、車載端末1の移動経路を表す。この移動経路上に目的地候補の位置が存在するということは、ユーザが目的地候補を訪れたということである。重要度調整部64は、そのような目的地候補の重要度が大きくなるように重要度を制御してもよい。
 なお、目的地候補の位置と現在位置との距離による調整、閲覧時刻から現在時刻までの経過時間による調整、操作履歴解析部63の検出結果による調整の順序は特に限定されない。
 設定受付部65は、重要度に基づいて目的地候補を表示し、表示した目的地候補のいずれかを選択する操作がユーザに行われると、その目的地候補を目的地として設定する。すなわち、設定受付部65は、ステップS23,S24の処理を行う。
 車載端末1が、図7に例示する目的地設定部11、位置計測部12、現在時刻計測部13を備える場合、ステップS23(図5参照。)の前に、重要度調整部64が各目的地候補の重要度を調整し、その後に、設定受付部65がステップS23,S24の処理を実行すればよい。
 情報解析部22の重要度判定部37は、ユーザがウェブページを閲覧した時における重要度を決定していて、目的地設定部11の重要度調整部64は、その重要度に基づいて、ウェブページ閲覧後の状況に応じた重要度を決定しているということができる。重要度調整部64による調整後の重要度に基づいて各目的地候補をユーザに提示するので、ユーザは現在の状況も考慮した重要度によって、より適切な目的地候補を選択することができる。
 現在位置解析部61、現在時刻解析部62、操作履歴解析部63、重要度調整部64および設定受付部65を含む目的地設定部11と、位置計測部12とは、例えば、プログラム(目的地設定プログラム)に従って動作するCPUによって実現される。また、各構成要素がそれぞれ別々のハードウェアによって実現されていてもよい。
実施形態2.
 図8は、本発明の目的地設定システムの第2の実施形態の例を示すブロック図である。第2の実施形態の目的地設定システムは、車載端末1aと、ユーザ端末2aと、サーバ70とを備える。車載端末1a、ユーザ端末2aおよびサーバ70は、例えばインターネット等の通信ネットワーク75を介して接続される。
 第2の実施形態では、ユーザ端末2aが複数設けられ、それぞれのユーザ端末2aは、異なるユーザによって使用される。サーバ70は、各ユーザ端末2aにおける各ユーザのウェブページの閲覧履歴に基づく重要度(目的地候補指標値)を記憶する。車載端末1aは、サーバに記憶された重要度に基づいて各目的地候補をユーザに提示する。図8では、1台の車載装置1を示しているが、各ユーザの車載装置も通信ネットワーク75に接続される。
 ユーザ端末2aは、情報取得部21と、情報解析部22aと、通信部24aとを備える。情報取得部21は、第1の実施形態における情報取得部21と同様である。ユーザ端末2aの通信部24aは、通信ネットワーク75を介して、サーバ70と目的地候補の情報(目的地候補のレコード)を送受信する。
 情報解析部22aは、ウェブページから、ユーザ5が行こうとする目的地の候補である目的地候補の位置情報および名称等を抽出し、その目的地候補の重要度を導出する。情報解析部22aは、目的地候補の位置情報、名称、重要度等を含む目的地候補のレコードを、通信部24aによりサーバ70に送信する。また、ウェブページから抽出した位置情報と同一の位置情報を含む目的地候補のレコードがサーバ70の目的地候補記憶部71に既に記憶されている場合には、そのレコードをサーバ70から取得し、そのレコードに対してデータの追加や更新を行う。
 情報解析部22aは、第1の実施形態と同様に、テキスト解析部31と、閲覧時刻計測部32と、閲覧時間計測部33と、閲覧回数計測部34と、URL解析部35と、操作履歴解析部36と、重要度判定部37とを備える。テキスト解析部31は、名称抽出部311と、位置情報抽出部312と、重要単語検出部313とを備える(図3参照)。
 情報解析部22aは、サーバ70に対して目的地候補のレコードを記憶させたり、既存の目的地候補のレコードをサーバ70から取得したりする点が第1の実施形態における情報解析部22と異なるが、他の点については1の実施形態における情報解析部22と同様である。
 情報取得部21および情報解析部22aは、例えば、情報収集プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
 サーバ70は、目的地候補記憶部71と、制御部72と、通信部73とを備える。サーバ70の通信部73は、通信ネットワーク75を介して、各ユーザ端末2aおよび各車載端末1aと目的地候補の情報(目的地候補のレコード)を送受信する。
 目的地候補記憶部71は、各ユーザ端末2aから受信した目的地候補のレコードの集合を目的地候補データベースとして記憶する記憶装置である。
 制御部72は、ユーザ端末2aおよび車載端末1aから受信した目的地候補のレコードを目的地候補記憶部71に記憶させる。また、ユーザ端末2aおよび車載端末1aからの要求に応じて、目的地候補記憶部71に記憶されている目的地候補のレコードをユーザ端末2aおよび車載端末1aに通信部73によって送信する。
 第2の実施形態では、ユーザ端末2aの情報解析部22aは、サーバ70の目的地候補記憶部71に目的地候補のレコードを記憶させ、また、ウェブページから抽出した位置情報を含む目的地候補のレコードが存在する場合に、そのレコードをサーバ70から取得する。この点を除き、目的地候補記憶部71に目的地候補のレコードを記憶させるまでの動作は第1の実施形態における動作(図4参照)と同様である。
 あるユーザ端末2aにおいて、ウェブページから目的地候補の位置情報が抽出されたときに、同一の位置情報を含む目的地候補のレコードが既に別のユーザ端末によって作成され、目的地候補記憶部71に記憶されているとする。新たに位置情報を抽出したユーザ端末2aの情報解析部22aは、その目的地候補のレコードをサーバ70から取得し、閲覧回数や閲覧時間、ウェブページから抽出した重要単語の数等に応じてレコードを更新し、さらにそれらの情報に基づいて重要度を計算して、レコード内の重要度も更新する。従って、サーバ70の目的地候補記憶部71には、複数のユーザのウェブページ閲覧履歴に基づく重要度が蓄積される。すなわち、目的地候補データベースが複数のユーザによって構築されていくことになる。
 なお、個々のユーザ端末2aからサーバ70に送信する目的地候補のレコードは、ユーザ端末2aの使用者のウェブページ閲覧を反映した情報である。各ユーザ端末2aでは、この情報の公開を行うか否かを設定可能としてもよい。情報を公開する設定された場合、情報解析部22aは上述のように動作すればよく、情報を公開しないと設定された場合、情報解析部22aは動作を停止すればよい。
 車載端末1aは、目的地設定部11aと、通信部15aとを備える。通信部15aは、通信ネットワーク75を介して、サーバ70と目的地候補の情報(目的地候補のレコード)を送受信する。
 目的地設定部11aは、サーバ70から、各目的地候補のレコードを受信し、重要度に基づいて目的地候補を表示する。そして、表示した目的地候補のいずれかを選択する操作がユーザに行われると、その目的地候補を目的地として設定する。
 車載端末1aの処理経過は、例えば以下のようになる。目的地設定部11aは、ユーザの操作に従い、サーバ70に対して各目的地候補のレコードを要求し、サーバ70から各目的地候補のレコードを受信する。その後、目的地設定部11aは、各目的地候補のレコードに含まれている重要度に基づき目的地候補を表示する。この動作は、第1の実施形態におけるステップS23(図5参照)と同様である。そして、表示した目的地候補のいずれかを選択する操作が行われると、その目的地候補を目的地として設定する。この動作は、第1の実施形態におけるステップS24(図5参照)と同様である。
 第2の実施形態では、複数のユーザの閲覧履歴を反映した重要度が目的地候補のレコードに含まれている。従って、多くのユーザにとって、目的地に該当する可能性が高い目的地候補を優先的にユーザに提示することができる。すなわち、より信頼性の高い目的地候補をユーザに提示することができ、ユーザはその中から目的地を決定すればよいので、ユーザは目的地を容易に決定することができる。
 また、第2の実施形態2において、車載端末1aは、車載端末1aにおけるユーザの行動に応じて、目的地候補記憶部71に記憶されている目的地候補の重要度を更新してもよい。この場合の目的地設定部11aの動作について説明する。
 図9は、目的地候補記憶部71に記憶されている目的地候補の重要度を更新する車載端末1aの構成例を示すブロック図である。本例では、車載端末11aは、位置計測部12も備える。また、目的地設定部11aは、位置履歴解析部81と、目的地設定履歴解析部82と、ウェブページ閲覧履歴解析部83と、重要度更新部84と、設定受付部65とを備える。
 位置計測部12は、図7に示す構成における位置計測部12と同様に、車載端末1aの現在位置を計測する。
 位置履歴解析部81は、位置計測部12が計測した現在位置の履歴を、サーバ70(目的地候補記憶部71)から取得した各目的地候補のレコードに含まれる位置情報と比較し、車載端末1のユーザが目的地候補を訪問したことがあるか否かを判定する。位置履歴解析部81は、これまでに計測された現在位置の中に、目的地候補の位置情報が示す位置との距離が閾値以下となるものがあれば、車載端末1のユーザが目的地候補を訪問したことがあると判定し、現在位置の中に、目的地候補の位置情報が示す位置との距離が閾値以下となるものがなければ、訪問したことがないと判定する。位置履歴解析部81は、この判定を目的地候補のレコード毎に行えばよい。
 目的地設定履歴解析部82は、ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作(目的地設定操作)を検出する。
 ウェブページ閲覧履歴解析部83は、目的地候補の位置情報が抽出されたウェブページの表示を指示する操作(ウェブページ表示操作)が車載端末1で行われたことを検出する。このウェブページは、目的地候補のレコード中に記載されたURLが示すウェブページである。
 なお、置履歴解析部81、目的地設定履歴解析部82およびウェブページ閲覧履歴解析部83に関しては、目的地設定部11aは、置履歴解析部81、目的地設定履歴解析部82およびウェブページ閲覧履歴解析部83のうち少なくとも一つを備えていればよい。
 重要度更新部84は、通信部15によって、サーバ70から各目的地候補のレコードを受信し、条件に合致する場合、目的地候補の重要度を更新する。具体的に、以下のように重要度を更新する。
 重要度更新部84は、位置履歴解析部81によって、車載端末1aのユーザが目的地候補を訪問したことがあると位置履歴解析部81に判定された場合に、値が大きくなるように、その目的地候補の重要度を制御する。重要度更新部84は、例えば、ユーザの目的地への訪問回数分の得点を重要度に加算すればよい。例えば、ユーザがある目的地候補を1回訪問する毎に、重要度に1点ずつ加算していけばよい。実際に訪問された場所は、目的地に該当する信頼性が高く、そのような場所の重要度を高めることができる。ただし、この処理は、位置履歴解析部81が備えられている場合に行えばよく、位置履歴解析部81が備えられていない場合には訪問回数は考慮しない。
 また、重要度更新部84は、目的地設定履歴解析部82によって目的地設定操作が検出されると、値が大きくなるように、目的地設定操作が行われた目的地候補の重要度を制御する。重要度更新部84は、例えば、目的地設定操作が検出される毎に、その操作が行われた目的地候補の重要度に所定の点数(例えば1点)を加算していけばよい。ただし、この処理は、目的地設定履歴解析部82が備えられている場合に行えばよく、目的地設定履歴解析部82が備えられていない場合には、目的地設定操作の検出は考慮しなくてよい。
 また、重要度更新部84は、ウェブページ閲覧履歴解析部83によってウェブページ表示操作が検出される毎に、値が大きくなるように、そのウェブページに関連する目的地候補の重要度を制御する。重要度更新部84は、例えば、ウェブページ表示操作が検出される毎に、そのウェブページのURLを含むレコードに記載された重要度に所定の点数(例えば1点)を加算していけばよい。ただし、この処理は、ウェブページ閲覧履歴解析部83が備えられている場合に行えばよく、ウェブページ閲覧履歴解析部83が備えられていない場合には、ウェブページ表示操作の検出は考慮しなくてよい。
 また、重要度更新部84は、目的地候補への訪問回数に基づく加算点数、目的地設定操作の検出に基づく加算点数、および、ウェブページ表示操作の検出に基づく加算点数に対して、それらの加算点数の種類毎に定められた重み係数を乗算し、その乗算結果を重要度に加算してもよい。
 重要度更新部84は、上記のように更新した重要度を含む目的地候補のレコードを、通信部15によってサーバ70に送信し、サーバ70の制御部72にそのレコードを目的候補記憶部71に記憶させる。この結果、車載端末1におけるユーザの操作等も重要度に片影される。
 設定受付部65は、図7に示す構成における設定受付部65と同様であり、重要度に基づいて目的地候補を表示し、表示した目的地候補のいずれかを選択する操作がユーザに行われると、その目的地候補を目的地として設定する。
 位置履歴解析部81、目的地設定履歴解析部82、ウェブページ閲覧履歴解析部83、重要度更新部84および設定受付部65を含む目的地設定部11aと、位置計測部12とは、例えば、目的地設定プログラムに従って動作するCPUによって実現される。また、各構成要素がそれぞれ別々のハードウェアによって実現されていてもよい。
 本例では、例えば、設定受付部65が、ユーザの操作に従い、サーバ70に対して各目的地候補のレコードを要求し、サーバ70から各目的地候補のレコードを受信する。その後、設定受付部65は、各目的地候補のレコードに含まれている重要度に基づき目的地候補を表示する。そして、表示した目的地候補のいずれかを選択する操作が行われると、その目的地候補を目的地として設定する。この動作は、第1の実施形態におけるステップS23,S24と同様である。
 そして、目的地候補を目的地として設定する操作が行われると、目的地設定履歴解析部82がその操作を検出し、重要度更新部84は該当する目的地候補の重要度を増加させる。
 同様に、目的地候補に関するウェブページを取得して表示することを指示する操作が行われると、ウェブページ閲覧履歴解析部83がその操作を検出し、重要度84は該当する目的地候補の重要度を増加させる。
 また、車載端末委1aのユーザが目的地候補を訪問したと位置履歴解析部81が判定した場合、重要度84は該当する目的地候補の重要度を増加させる。
 重要度更新部84は、更新後の重要度を含む目的地候補のレコードをサーバ70に送信し、サーバ70の制御部72に、目的地候補データベースを更新させる。
 このような動作により、車載端末1aを用いて行動する各ユーザの状況を重要度に反映することができる。
 第2の実施形態において、図7に示す構成と同様に、車載端末1aが現在時刻計測部13を備え、目的地設定部11aが、現在位置解析部61と、現在時刻解析部62と、操作履歴解析部63と、重要度調整部64とを備えていてもよい。重要度調整部64は、サーバ70から受信した目的地候補のレコードに含まれる重要度に対して、図7に示す構成の場合と同様に調整を行い、設定受付部65がその重要度に基づいて目的地候補を提示すればよい。
実施形態3.
 図10は、本発明の目的地設定システムの第3の実施形態の例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。第3の実施形態の目的地設定システムは、車載端末1bと、ユーザ端末2bとを備える。
 ユーザ端末2bは、情報取得部21と、情報解析部22bと、ユーザ端末側目的地候補記憶部23と、通信部24とを備える。情報解析部22bは、第1の実施形態における情報解析部22と同様の動作を行う。さらに、情報解析部22bは、ウェブページから抽出された目的地候補の名称を、音声認識キーワードに変換する。音声認識キーワードは、車載端末1bでユーザの音声認識を行った結果と比較される比較対照文字列である。音声認識キーワードは、表音文字の文字列として表される。情報解析部22bは、目的地候補のレコードに、音声認識キーワードも含める。
 図11は、第3の実施形態における情報解析部22bの構成例を示すブロック図である。図3に示す構成要素と同様の構成要素については図3と同一の符号を付し、説明を省略する。第3の実施形態における情報解析部22bのテキスト解析部31は、名称抽出部311等に加えて、音声認識キーワード生成部314を備える。音声認識キーワード生成部314は、名称抽出部311がウェブページから抽出した名称を、表音文字の文字列に変換する。この文字列が音声認識キーワードである。名称抽出部311は、ウェブページからタイトル等を抽出することによって、目的地候補の名称を抽出する。音声認識キーワード生成部314は、その名称を音声認識キーワードに変換すればよい。
 音声認識キーワード生成部314は、生成した音声認識キーワードを目的地候補のレコードに含める。従って、目的地候補毎に音声認識キーワードを含む音声認識データベースがユーザ端末側目的地候補記憶部23に記憶され、その結果、車載端末1bの案内端末側目的地候補記憶部14にも同様の音声認識データベースが記憶される。
 音声認識キーワード生成部314は、例えば、情報収集プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
 第3の実施形態における車載端末1bは、目的地設定部11bと、案内端末側目的地候補記憶部14と、通信部15と、音声認識部16と、音声認識辞書記憶部17とを備える。
 目的地設定部11bは、第1の実施形態の目的地設定部11と同様の動作を行う。さらに、目的地設定部11bは、ユーザからの音声入力による目的地設定指示も受け付ける。
 音声認識辞書記憶部17は、音声認識キーワード群を音声認識辞書として記憶する記憶装置である。図12は、音声認識辞書の例を示す説明図である。本実施形態では、音声認識キーワードと、位置情報(緯度、経度および住所)との組み合わせを音声認識辞書とすする。
 例えば、車載端末1bのCPU(図示せず。)が、案内端末側目的地候補記憶部14に記憶された目的地候補のレコード毎に、位置情報(緯度、経度および住所)と音声認識キーワードとを抜き出し、音声認識辞書記憶部17に記憶させればよい。
 音声認識部16は、ユーザの音声に対して音声認識処理を行い、音声認識結果を表音文字の文字列として特定する。この文字列を音声認識結果文字列と記す。音声認識部16は、音声認識結果文字列と、音声認識辞書記憶部17に記憶されている音声認識キーワードとを比較し、音声認識結果文字列と一致する音声認識キーワードがあれば、その音声認識キーワードが表す目的地候補を、目的地として設定すべき候補として目的地設定部11bに通知する。
 目的地設定部11bは、音声認識部16から目的地候補を通知されると、その目的地候補を目的地として設定する。この結果、ユーザが音声で目的地候補を指定して、目的地として設定することが可能になる。
 目的地設定部11bおよび音声認識部16は、例えば目的地設定プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
 本実施形態によれば、目的地候補毎の音声認識キーワードを車載端末17の音声認識辞書記憶部17に記憶させ、音声認識部16が、音声認識キーワードと一致するユーザの音声を検出する。従って、ユーザは、設定しようとする目的地候補を音声で指定することができる。
 また、ユーザがユーザ端末2bで目的地候補のウェブページを閲覧した場合、情報解析部22bが音声認識キーワードを生成し、その音声認識キーワードを目的地候補データベースに含め、その結果、音声認識辞書記憶部17にも新たに音声認識キーワードが追加される。従って、ユーザが、事前に閲覧したウェブページに示されていた名称を発話することで目的地候補を指定しようとする際に、音声認識キーワードが辞書登録されている状態となっている。よって、音声認識キーワードが辞書登録されていないために、音声による指定を行えないという状況を回避することができる。
 また、目的地候補となる場所に愛称や略称等の複数の名称がある場合には、名称抽出部311(図11参照)は各名称をウェブページから抽出すればよい。そして、音声認識キーワード精鋭部314は、それぞれの名称について音声認識キーワードを生成すればよい。この場合、ユーザは、愛称や略称等の種々の名称を発話することによっても、目的地候補を指定することができる。
 なお、音声認識部16は、音声認識結果と音声認識キーワードとの一致度を点数として求め、点数の高い音声認識キーワードを特定してもよい。この場合、目的地候補に定められている重要度の値を利用して、重要度が高い目的地候補の音声認識キーワードが選択されやすくなるように制御してもよい。
 第2の実施形態において、車載端末1aに音声認識部16および音声認識辞書記憶部17を設け、情報解析部22aが音声認識キーワード生成部314を含む構成としてもよい。
 次に、本発明の最小構成について説明する。図13は、本発明の目的地設定システムの最小構成を示すブロック図である。本発明の目的地設定システムは、情報取得手段91と、情報解析手段92と、目的地候補記憶手段93と、目的地設定手段94とを備える。
 情報取得手段91(例えば、情報取得部21)は、ウェブページを取得する。
 情報解析手段92(例えば、情報解析部22,22a,22b)は、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する。
 目的地候補記憶手段93(例えば、案内端末側目的地候補記憶部14)は、位置情報と名称と目的地指標値とを含む情報(例えば、目的地候補のレコード)を目的地候補の情報として記憶する。
 目的地設定手段94(例えば、目的地設定部11,11a,11b)は、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する。
 そのような構成により、ユーザが閲覧した情報から得られる各目的地候補の中からユーザが目的地の決定を容易に行うことができる。
 また、図14は、本発明の目的地設定システムに適用される端末装置(例えば、ユーザ端末2,2a,2b)の最小構成を示すブロック図である。本発明の端末装置は、ウェブページを取得する情報取得手段91(例えば、情報取得部21)と、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析手段92(例えば、情報解析部22,22a,22b)とを備える。
 また、図15は、本発明の目的地設定システムに適用される案内端末(例えば、車載端末1,1a,1b)の最小構成を示すブロック図である。本発明の案内端末は、現在位置から目的地までの経路を案内する案内端末であって、ウェブページから抽出されたユーザの目的地候補の位置情報および名称と、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値とを目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶手段93(例えば、案内端末側目的地候補記憶部14)と、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定手段94(例えば、目的地設定部11,11a,11b)とを備える。
 また、上記の実施形態には、以下に示す構成の目的地設定システム、端末装置、案内端末が記載されている。
(1)ウェブページを取得する情報取得手段(例えば、情報取得部21)と、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析手段(例えば、情報解析部22,22a,22b)と、位置情報と名称と目的地指標値とを含む情報(例えば、目的地候補のレコード)を目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶手段(例えば、案内端末側目的地候補記憶部14)と、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定手段(例えば、目的地設定部11,11a,11b)とを備えることを特徴とする目的地設定システム。
(2)情報解析手段が、ユーザがウェブページを閲覧した閲覧回数を計測する閲覧回数計測手段(例えば、閲覧回数計測部34)、ユーザによるウェブページの閲覧時間を計測する閲覧時間計測手段(例えば、閲覧時間計測部33)、ウェブページのURLの階層を判定する階層判定手段(例えば、URL解析部35)、ウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出するウェブページ操作検出手段(例えば、操作履歴解析部36)、および、予め定められた重要単語をウェブページから抽出する単語抽出手段(例えば、重要単語検出部313)のうちの少なくとも一つを有し、さらに、情報解析手段が、閲覧回数計測手段を有している場合には、閲覧回数計測手段が計測した閲覧回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、閲覧時間計測手段を有している場合には、閲覧時間計測手段が計測した閲覧時間が長いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、階層判定手段を有している場合には、階層判定手段が判定したウェブページのURLの階層が深いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、ウェブページ操作検出手段を有している場合には、ウェブページ操作検出手段がウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出した回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、単語抽出手段を有している場合には、単語抽出手段が抽出した重要単語の数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御するウェブページ閲覧時指標値決定手段(例えば、重要度判定部37)を有する目的地設定システム。
(3)情報解析手段が、ユーザがウェブページを閲覧した時刻を計測する閲覧時刻計測手段(例えば、閲覧時刻計測部32)を有し、現在時刻を計測する現在時刻計測手段(例えば、現在時刻計測部13)と、現在位置を計測する位置計測手段(例えば、位置計測部12)とを備え、目的地設定手段が、現在位置から目的地候補の位置までの距離を計算する現在位置解析手段(例えば、現在位置解析部61)、ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間を計算する現在時刻解析手段(現在時刻解析部62)、および、ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作を検出する設定操作検出手段(操作履歴解析部63)のうちの少なくとも一つを有し、さらに、目的地設定手段が、現在位置解析手段を有している場合には、現在位置から目的地候補の位置までの距離が短いほど値が大きくなるように目的地候補の目的地指標値を制御し、現在時刻解析手段を有している場合には、ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間が短いほど値が大きくなるようにウェブページに対応する目的地指標値を制御し、設定操作検出手段を有している場合には、設定操作検出手段がユーザによる目的地候補を目的地として設定する操作を検出すると値が大きくなるように目的地候補の目的地指標値を制御するウェブページ閲覧後指標値決定手段(例えば、重要度調整部64)を有する目的地設定システム。
(4)目的地候補記憶手段が設けられたサーバ装置(例えば、サーバ装置70)を備え、情報取得手段および情報解析手段が設けられたユーザ端末(例えば、ユーザ端末2a)を複数備え、ユーザに目的地までの経路を案内する案内端末であって、目的地設定手段が設けられた案内端末(例えば、車載端末1b)を備え、各ユーザ端末の情報解析手段は、目的地候補の位置情報と名称と目的地指標値とを導出したときに、サーバ装置に、目的地候補記憶手段に記憶されているその位置情報に対応する目的地指標値を、導出した目的地指標値分増加させ、案内端末は、現在位置を計測する位置計測手段(例えば、位置計測部12)を備え、目的地設定手段が、ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作を検出する設定操作検出手段(例えば、目的地設定履歴解析部82)、目的地候補に対応するウェブページを閲覧するための操作を検出する閲覧操作検出手段(例えば、ウェブページ閲覧履歴解析部83)、および、現在位置と目的地候補の位置情報とを比較して案内端末の所有者であるユーザが目的地候補に訪れたか否かを判定する位置判定手段(例えば、位置履歴解析部81)のうちの少なくとも一つを有し、さらに、目的地設定手段が、設定操作検出手段を有している場合には、設定操作検出手段がユーザによる目的地候補を目的地として設定する操作を検出すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶手段に記憶された目的地候補の目的地指標値を制御し、閲覧操作検出手段を有している場合には、閲覧操作検出手段がユーザによる目的地候補に対応するウェブページを閲覧するための操作を検出すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶手段に記憶された目的地候補の目的地指標値を制御し、位置判定手段を有している場合には、位置判定手段がユーザが目的地候補に訪れたと判定すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶手段に記憶された目的地候補の目的地指標値を制御する目的地指標値更新手段(重要度更新部84)を有する目的地設定システム。
(5)目的地候補の情報に含まれる名称を、音声認識結果との比較対象文字列として記憶する音声認識辞書記憶手段(例えば、音声認識辞書記憶部17)と、ユーザの発した音声に対する音声認識を行い、音声認識結果が音声認識辞書記憶手段に記憶されたいずれかの比較対象文字列に一致するか否かを判定する音声認識手段(音声認識部16)とを備え、目的地設定手段が、音声認識結果が音声認識辞書記憶手段に記憶されたいずれかの比較対象文字列に一致すると判定された場合に、比較対象文字列に該当する名称の目的地候補がユーザに選択されたと判定する目的地設定システム。
(6)ウェブページを取得する情報取得部(例えば、情報取得部21)と、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析部(例えば、情報解析部22,22a,22b)と、位置情報と名称と目的地指標値とを含む情報(例えば、目的地候補のレコード)を目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶部(例えば、案内端末側目的地候補記憶部14)と、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定部(例えば、目的地設定部11,11a,11b)とを備えることを特徴とする目的地設定システム。
(7)情報解析部が、ユーザがウェブページを閲覧した閲覧回数を計測する閲覧回数計測部(例えば、閲覧回数計測部34)、ユーザによるウェブページの閲覧時間を計測する閲覧時間計測部(例えば、閲覧時間計測部33)、ウェブページのURLの階層を判定する階層判定部(例えば、URL解析部35)、ウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出するウェブページ操作検出部(例えば、操作履歴解析部36)、および、予め定められた重要単語をウェブページから抽出する単語抽出部(例えば、重要単語検出部313)のうちの少なくとも一つを有し、さらに、情報解析部が、閲覧回数計測部を有している場合には、閲覧回数計測部が計測した閲覧回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、閲覧時間計測部を有している場合には、閲覧時間計測部が計測した閲覧時間が長いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、階層判定部を有している場合には、階層判定部が判定したウェブページのURLの階層が深いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、ウェブページ操作検出部を有している場合には、ウェブページ操作検出部がウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出した回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、単語抽出部を有している場合には、単語抽出部が抽出した重要単語の数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御するウェブページ閲覧時指標値決定部(例えば、重要度判定部37)を有する目的地設定システム。
(8)情報解析部が、ユーザがウェブページを閲覧した時刻を計測する閲覧時刻計測部(例えば、閲覧時刻計測部32)を有し、現在時刻を計測する現在時刻計測部(例えば、現在時刻計測部13)と、現在位置を計測する位置計測部(例えば、位置計測部12)とを備え、目的地設定部が、現在位置から目的地候補の位置までの距離を計算する現在位置解析部(例えば、現在位置解析部61)、ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間を計算する現在時刻解析部(現在時刻解析部62)、および、ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作を検出する設定操作検出部(操作履歴解析部63)のうちの少なくとも一つを有し、さらに、目的地設定部が、現在位置解析部を有している場合には、現在位置から目的地候補の位置までの距離が短いほど値が大きくなるように目的地候補の目的地指標値を制御し、現在時刻解析部を有している場合には、ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間が短いほど値が大きくなるようにウェブページに対応する目的地指標値を制御し、設定操作検出部を有している場合には、設定操作検出部がユーザによる目的地候補を目的地として設定する操作を検出すると値が大きくなるように目的地候補の目的地指標値を制御するウェブページ閲覧後指標値決定部(例えば、重要度調整部64)を有する目的地設定システム。
(9)目的地候補記憶部が設けられたサーバ装置(例えば、サーバ装置70)を備え、情報取得部および情報解析部が設けられたユーザ端末(例えば、ユーザ端末2a)を複数備え、ユーザに目的地までの経路を案内する案内端末であって、目的地設定部が設けられた案内端末(例えば、車載端末1b)を備え、各ユーザ端末の情報解析部は、目的地候補の位置情報と名称と目的地指標値とを導出したときに、サーバ装置に、目的地候補記憶部に記憶されているその位置情報に対応する目的地指標値を、導出した目的地指標値分増加させ、案内端末が、現在位置を計測する位置計測部(例えば、位置計測部12)を備え、目的地設定部が、ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作を検出する設定操作検出部(例えば、目的地設定履歴解析部82)、目的地候補に対応するウェブページを閲覧するための操作を検出する閲覧操作検出部(例えば、ウェブページ閲覧履歴解析部83)、および、現在位置と目的地候補の位置情報とを比較して案内端末の所有者であるユーザが目的地候補に訪れたか否かを判定する位置判定部(例えば、位置履歴解析部81)のうちの少なくとも一つを有し、さらに、目的地設定部が、設定操作検出部を有している場合には、設定操作検出部がユーザによる目的地候補を目的地として設定する操作を検出すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶部に記憶された目的地候補の目的地指標値を制御し、閲覧操作検出部を有している場合には、閲覧操作検出部がユーザによる目的地候補に対応するウェブページを閲覧するための操作を検出すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶部に記憶された目的地候補の目的地指標値を制御し、位置判定部を有している場合には、位置判定部がユーザが目的地候補に訪れたと判定すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶部に記憶された目的地候補の目的地指標値を制御する目的地指標値更新部(重要度更新部84)を有する目的地設定システム。
(10)目的地候補の情報に含まれる名称を、音声認識結果との比較対象文字列として記憶する音声認識辞書記憶部(例えば、音声認識辞書記憶部17)と、ユーザの発した音声に対する音声認識を行い、音声認識結果が音声認識辞書記憶部に記憶されたいずれかの比較対象文字列に一致するか否かを判定する音声認識部(音声認識部16)とを備え、目的地設定部が、音声認識結果が音声認識辞書記憶部に記憶されたいずれかの比較対象文字列に一致すると判定された場合に、比較対象文字列に該当する名称の目的地候補がユーザに選択されたと判定する目的地設定システム。
(11)ウェブページを取得する情報取得部と、ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報およびその目的地候補の名称を抽出し、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値をウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析部とを備えることを特徴とする端末装置。
(12)現在位置から目的地までの経路を案内する案内端末であって、ウェブページから抽出されたユーザの目的地候補の位置情報および名称と、その位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値とを目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶部と、目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定部とを備えることを特徴とする案内端末。
 以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 この出願は、2009年5月12日に出願された日本特許出願2009-115746を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
産業上の利用の可能性
 本発明は、カーナビゲーションシステム等のように現在位置から目的地までの経路を案内するシステムにおいて、目的地を設定するために好適に適用される。
 1,1a,1b 車載端末(案内端末)
 2,2a,2b ユーザ端末
 11,11a,11b 目的地設定部
 12 位置計測部
 13 現在時刻計測部
 14 案内端末側目的地候補記憶部
 21 情報取得部
 22,22a,22b 情報解析部
 23 ユーザ端末側目的地候補記憶部
 32 閲覧時刻計測部
 33 閲覧時間計測部
 34 閲覧回数計測部
 35 URL解析部
 36 操作履歴解析部
 37 重要度判定部
 61 現在位置解析部
 62 現在時刻解析部
 63 操作履歴解析部
 64 重要度調整部
 65 設定受付部
 70 サーバ
 71 目的地候補記憶部
 81 位置履歴解析部
 82 目的地設定履歴解析部
 83 ウェブページ閲覧履歴解析部
 84 重要度更新部
 311 名称抽出部
 312 位置情報抽出部
 313 重要単語検出部
 314 音声認識キーワード生成部

Claims (11)

  1.  ウェブページを取得する情報取得手段と、
     前記ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報および当該目的地候補の名称を抽出し、当該位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値を当該ウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析手段と、
     前記位置情報と前記名称と前記目的地指標値とを含む情報を目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶手段と、
     目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定手段とを備える
     ことを特徴とする目的地設定システム。
  2.  情報解析手段は、
     ユーザがウェブページを閲覧した閲覧回数を計測する閲覧回数計測手段、
     ユーザによるウェブページの閲覧時間を計測する閲覧時間計測手段、
     ウェブページのURLの階層を判定する階層判定手段、
     ウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出するウェブページ操作検出手段、および、
     予め定められた重要単語をウェブページから抽出する単語抽出手段
     のうちの少なくとも一つを有し、
     さらに、情報解析手段は、
     閲覧回数計測手段を有している場合には、閲覧回数計測手段が計測した閲覧回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     閲覧時間計測手段を有している場合には、閲覧時間計測手段が計測した閲覧時間が長いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     階層判定手段を有している場合には、階層判定手段が判定したウェブページのURLの階層が深いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     ウェブページ操作検出手段を有している場合には、ウェブページ操作検出手段がウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出した回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     単語抽出手段を有している場合には、単語抽出手段が抽出した重要単語の数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御するウェブページ閲覧時指標値決定手段を有する
     請求項1に記載の目的地設定システム。
  3.  情報解析手段は、ユーザがウェブページを閲覧した時刻を計測する閲覧時刻計測手段を有し、
     現在時刻を計測する現在時刻計測手段と、
     現在位置を計測する位置計測手段とを備え、
     目的地設定手段は、
     前記現在位置から目的地候補の位置までの距離を計算する現在位置解析手段、
     ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間を計算する現在時刻解析手段、および、
     ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作を検出する設定操作検出手段
     のうちの少なくとも一つを有し、
     さらに、目的地設定手段は、
     現在位置解析手段を有している場合には、前記現在位置から目的地候補の位置までの距離が短いほど値が大きくなるように当該目的地候補の目的地指標値を制御し、
     現在時刻解析手段を有している場合には、ユーザがウェブページを閲覧した時刻から現在時刻までの経過時間が短いほど値が大きくなるように前記ウェブページに対応する目的地指標値を制御し、
     設定操作検出手段を有している場合には、設定操作検出手段がユーザによる目的地候補を目的地として設定する操作を検出すると値が大きくなるように前記目的地候補の目的地指標値を制御するウェブページ閲覧後指標値決定手段を有する
     請求項1または請求項2に記載の目的地設定システム。
  4.  目的地候補記憶手段が設けられたサーバ装置を備え、
     情報取得手段および情報解析手段が設けられたユーザ端末を複数備え、
     ユーザに目的地までの経路を案内する案内端末であって、目的地設定手段が設けられた案内端末を備え、
     各ユーザ端末の情報解析手段は、目的地候補の位置情報と名称と目的地指標値とを導出したときに、前記サーバ装置に、前記目的地候補記憶手段に記憶されている前記位置情報に対応する目的地指標値を、導出した目的地指標値分増加させ、
     案内端末は、現在位置を計測する位置計測手段を備え、
     目的地設定手段は、
     ユーザが目的地候補を目的地として設定する操作を検出する設定操作検出手段、
     目的地候補に対応するウェブページを閲覧するための操作を検出する閲覧操作検出手段、および、
     現在位置と目的地候補の位置情報とを比較して当該案内端末の所有者であるユーザが目的地候補に訪れたか否かを判定する位置判定手段
     のうちの少なくとも一つを有し、
     さらに、目的地設定手段は、
     設定操作検出手段を有している場合には、設定操作検出手段がユーザによる目的地候補を目的地として設定する操作を検出すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶手段に記憶された前記目的地候補の目的地指標値を制御し、
     閲覧操作検出手段を有している場合には、閲覧操作検出手段がユーザによる目的地候補に対応するウェブページを閲覧するための操作を検出すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶手段に記憶された前記目的地候補の目的地指標値を制御し、
     位置判定手段を有している場合には、位置判定手段がユーザが目的地候補に訪れたと判定すると、値が大きくなるように、サーバ装置の目的地候補記憶手段に記憶された当該目的地候補の目的地指標値を制御する目的地指標値更新手段を有する
     請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の目的地設定システム。
  5.  目的地候補の情報に含まれる名称を、音声認識結果との比較対象文字列として記憶する音声認識辞書記憶手段と、
     ユーザの発した音声に対する音声認識を行い、音声認識結果が音声認識辞書記憶手段に記憶されたいずれかの比較対象文字列に一致するか否かを判定する音声認識手段とを備え、
     目的地設定手段は、音声認識結果が音声認識辞書記憶手段に記憶されたいずれかの比較対象文字列に一致すると判定された場合に、比較対象文字列に該当する名称の目的地候補がユーザに選択されたと判定する
     請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の目的地設定システム。
  6.  ウェブページを取得する情報取得手段と、
     前記ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報および当該目的地候補の名称を抽出し、当該位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値を当該ウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析手段とを備える
     ことを特徴とする端末装置。
  7.  現在位置から目的地までの経路を案内する案内端末であって、
     ウェブページから抽出されたユーザの目的地候補の位置情報および名称と、当該位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値とを目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶手段と、
     目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定手段とを備える
     ことを特徴とする案内端末。
  8.  ウェブページを取得し、
     前記ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報および当該目的地候補の名称を抽出し、当該位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値を当該ウェブページの閲覧履歴に基づいて導出し、
     前記位置情報と前記名称と前記目的地指標値とを含む情報を目的地候補の情報として記憶し、
     目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する
     ことを特徴とする目的地設定方法。
  9.  ユーザがウェブページを閲覧した閲覧回数を計測する閲覧回数計測処理、
     ユーザによるウェブページの閲覧時間を計測する閲覧時間計測処理、
     ウェブページのURLの階層を判定する階層判定処理、
     ウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出するウェブページ操作検出処理、および、
     予め定められた重要単語をウェブページから抽出する単語抽出処理のうちの少なくとも一つを実行し、
     閲覧回数計測処理を実行する場合には、閲覧回数計測処理で計測した閲覧回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     閲覧時間計測処理を実行する場合には、閲覧時間計測処理で計測した閲覧時間が長いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     階層判定処理を実行する場合には、階層判定処理で判定したウェブページのURLの階層が深いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     ウェブページ操作検出処理を実行する場合には、ウェブページ操作検出処理でウェブページのブックマーク登録操作または印刷操作を検出した回数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御し、
     単語抽出処理を実行する場合には、単語抽出処理で抽出した重要単語の数が多いほど値が大きくなるように目的地指標値を制御する
     請求項8に記載の目的地設定方法。
  10.  コンピュータに、
     ウェブページを取得する情報取得処理、および、
     前記ウェブページからユーザの目的地候補の位置情報および当該目的地候補の名称を抽出し、当該位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値を当該ウェブページの閲覧履歴に基づいて導出する情報解析処理
     を実行させるための情報収集プログラム。
  11.  現在位置から目的地までの経路を案内するコンピュータに搭載される目的地設定プログラムであって、
     前記コンピュータに、
     ウェブページから抽出されたユーザの目的地候補の位置情報および名称と、当該位置情報および名称がユーザの目的地に該当する可能性の程度を示す目的地指標値とを目的地候補の情報として記憶する目的地候補記憶処理、および、
     目的地指標値に基づいて目的地候補をユーザに提示し、ユーザに選択された目的地候補を目的地として設定する目的地設定処理
     を実行させるための目的地設定プログラム。
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