JP2001209571A - 情報取得装置および情報取得方法、ならびに情報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報取得装置および情報取得方法、ならびに情報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001209571A
JP2001209571A JP2000017564A JP2000017564A JP2001209571A JP 2001209571 A JP2001209571 A JP 2001209571A JP 2000017564 A JP2000017564 A JP 2000017564A JP 2000017564 A JP2000017564 A JP 2000017564A JP 2001209571 A JP2001209571 A JP 2001209571A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報提供装置から通信ネットワークシステム
を介して情報ファイルを効率良く取得するために、シス
テム利用者が望む情報を適確に予測して先読みする。 【解決手段】 情報提供装置Sから情報ファイル中継部
12に取得された情報ファイルは、情報提示/入力部1
1で提示され、情報ファイル蓄積部13に蓄積されると
同時に、所在情報抽出部14に入力される。所在情報抽
出部14は情報ファイル内に記載された情報ファイルの
所在情報を抽出して所在情報リスト16を作成する。予
測処理部14aは所在情報リスト16に記載された情報
ファイルの各種属性情報に基づいて、次に取得要求され
る情報ファイルを予測し、優先度順に所在情報リスト1
6を並べ替える。先読み要求部15は並べ替えられた所
在情報リスト16に従って、情報ファイル中継部12に
情報ファイルの取得を要求して先読みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
に接続される複数の情報提供装置から情報ファイルを取
得するための情報取得装置および情報取得方法、ならび
に情報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークを介して情報ファイル
を授受するための情報通信システムは、通信ネットワー
クに接続された複数の情報提供装置および情報取得装置
を含む。前記通信ネットワークは、例えばいわゆるイン
ターネットで実現される。情報提供装置は、例えばいわ
ゆるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用い
たサーバコンピュータで実現され、情報ファイルを記憶
する。情報取得装置は、例えばWWW(World Wide We
b)ブラウザプログラムを搭載したクライアントコンピ
ュータで実現され、通信ネットワークを介して情報提供
装置に対して情報ファイルを要求し、かつ提供された情
報ファイルを操作者に提示する。前記情報ファイルは、
例えばHTML(Hyper Text Markup Language)で記述
されたハイパーテキストのソースファイルである。
【0003】近年、前記情報通信システムにおいて、情
報取得装置の操作者が情報ファイルの取得を指示した時
点から該情報取得装置に情報ファイルが与えられる時点
までの時間、すなわち情報ファイルの入手時間の短縮が
求められている。このために、論文NAIST−MT3
51067(「WWWにおける情報入手の高速化への提
案」知念健一、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研
究科、平成7年2月20日提出)、および公開特許公報
「特開平9−231119号公報(公開日:平成9年
(1997)9月5日)」には、情報ファイルの先読み
技術が開示されている。
【0004】前記論文NAIST−MT351067の
先読み技術を用いた情報通信システムは、情報提供サー
ビスの1つであるWWWにおいて、情報提供装置である
サーバと情報取得装置であるクライアントとの間に、い
わゆる代理サーバを介在させ、該代理サーバに情報ファ
イルの先読みを行わせている。前記代理サーバは、クラ
イアントからサーバへの情報ファイルの提供の要求が与
えられた場合、該情報ファイルをサーバから入手してク
ライアントに与え、さらに該情報ファイルに基づき提供
が要求されると予測される他の情報ファイルを、先読み
対象の情報ファイルとしてサーバから入手し、クライア
ントへ与える。前記他の情報ファイルは、前記要求され
た情報ファイル内に記載されたURL(Uniform Resour
ce Locator)によって規定される情報ファイルである。
この結果、クライアントは前記先読み対象の情報ファイ
ルの提供の要求をクライアントに与える前に該情報ファ
イルを得るので、該情報ファイルの入手時間が短縮され
る。
【0005】なお、前記論文NAIST−MT3510
67の先読み技術を用いた情報通信システムは、本発明
に係る情報取得装置10が備える所在情報抽出部14、
予測処理部14a、先読み要求部15、所在情報リスト
16に相当する構成を備えていない(本発明の説明図で
ある図1を参照)。
【0006】また、図15に示す前記特開平9−231
119号公報の情報通信システムの情報提示装置202
は、システム利用者から取得するべき情報ファイル20
1が指示された場合、該情報ファイル201の取得を情
報提供装置103に対し要求する。前記指示された情報
ファイル201が取得された後、システム利用者からの
新たな指示に先立って、前記情報提示装置202は、該
情報ファイル201内から他の複数の情報ファイルの所
在情報をそれぞれ抽出し、前記取得された情報ファイル
201内における該所在情報の記述順または該所在情報
の記述形式に基づいた順序で所在情報ファイル206を
作成し、該複数の所在情報がそれぞれ示す前記他の情報
ファイルの取得を、前記情報提供装置103に要求す
る。この結果、前記情報提示装置202は、前記所在情
報の記述順または記述形式に基づき、システム利用者が
次に取得を提示する可能性の高い情報ファイルを、優先
的に先読みする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、論文N
AIST−MT351067の先読み技術を用いた情報
通信システム、および特開平9−231119号公報の
情報通信システムは、システム利用者が取得を指示した
情報ファイル内に記載される全ての所在情報がそれぞれ
表す全ての情報ファイルを、先読み対象の情報ファイル
としている。
【0008】しかしながら実際には、システム利用者の
新たな指示が与えられる時点で、全ての先読み対象の情
報ファイルの先読みが完了しておらず、システム利用者
が新たに指示した情報ファイルが、先読みによってまだ
取得されていない場合が、有り得る。
【0009】この場合、システム利用者が必要とする情
報ファイルを取得する効率は改善されない。さらに、通
信ネットワークの負荷が前記先読みを行われないときよ
りも増大し、かつ無駄な情報ファイルがクライアントお
よび情報提示装置に蓄積されることになるため、情報フ
ァイルの先読みが行われない場合よりも、システム利用
者が必要とする情報ファイルの取得の効率が悪化する。
【0010】また、この場合において、先読み対象の情
報ファイルを記憶する情報提供装置が特定の情報提供装
置に集中している場合、システム利用者が必要とする情
報ファイルが情報提供装置と同じ場合には、先読みを行
う時点で情報ファイルの取得に時間がかかるため、情報
提供装置と情報提示装置との間の通信ネットワークの負
荷が増大するので、情報ファイルの取得の効率がさらに
悪化する。
【0011】特開平9−231119号公報の情報通信
システムの情報提示装置202では、全ての先読み対象
の情報ファイルの中からシステム利用者が情報選択を予
測する情報選択予測手段として所在情報抽出処理部20
5に情報ファイル記述形式解析機能部203を有する。
しかしながら、前記情報選択予測手段は情報ファイルへ
の要求頻度を表す情報が情報ファイル201内に記述し
てある、もしくは、情報記述形式により情報ファイルの
所在情報に強調的記述が使用してある、など、情報提供
装置103もしくは情報製作者があらかじ優先順位を情
報ファイル201内に意図的に記述しておく必要があ
る。このため、優先順位情報が適切に記述されていない
情報ファイル201においては、前記情報選択予測がう
まく機能しない。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、情報提供装置から通信ネ
ットワークシステムを介して情報ファイルを効率良く取
得するために、システム利用者が望む情報を適確に予測
して先読みし、かつ通信ネットワークの負荷の増大を防
止することができる情報取得装置および情報取得方法、
ならびに情報取得プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の情報取得装置
は、上記の課題を解決するために、複数の情報提供装置
に記録されたハイパーリンク構造を有する情報ファイル
を、通信ネットワークを介して取得する情報取得装置で
あって、取得された第一の情報ファイルに記述されてい
る、第二の情報ファイルの所在情報を抽出する所在情報
抽出手段と、上記所在情報抽出手段で抽出された所在情
報の文字列に基づいて、第二の情報ファイルを取得する
際の優先順位を決定する優先順位付与手段と、上記優先
順位付与手段で決定された優先順位に従って、所在情報
が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求する先読
み要求手段と、を備えていることを特徴としている。
【0014】また、本発明の情報取得方法は、上記の課
題を解決するために、複数の情報提供装置に記録された
ハイパーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネッ
トワークを介して取得する情報取得方法であって、取得
された第一の情報ファイルに記述されている、第二の情
報ファイルの所在情報を抽出する所在情報抽出処理と、
上記所在情報抽出処理で抽出された所在情報の文字列に
基づいて、第二の情報ファイルを取得する際の優先順位
を決定する優先順位付与処理と、上記優先順位付与処理
で決定された優先順位に従って、所在情報が示す第二の
情報ファイルの先読み取得を要求する先読み要求処理
と、を含んでいることを特徴としている。
【0015】また、本発明の情報取得プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の課
題を解決するために、複数の情報提供装置に記録された
ハイパーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネッ
トワークを介して取得する情報取得プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、取得
された第一の情報ファイルに記述されている、第二の情
報ファイルの所在情報を抽出する所在情報抽出手段と、
上記所在情報抽出手段で抽出された所在情報の文字列に
基づいて、第二の情報ファイルを取得する際の優先順位
を決定する優先順位付与手段と、上記優先順位付与手段
で決定された優先順位に従って、所在情報が示す第二の
情報ファイルの先読み取得を要求する先読み要求手段
と、をコンピュータに実現させるための情報取得プログ
ラムを記録したことを特徴としている。
【0016】上記の構成および方法により、優先順位付
与手段(優先順位付与処理)が、操作者による取得指示
を所在情報の文字列に基づいて予測して、最適な所在情
報から優先して先読みするように情報ファイルに優先順
位を付与することができる。よって、先読みした情報フ
ァイルが操作者の新しく指示する情報ファイルの取得要
求に合致する可能性が高くなる。したがって、情報ファ
イルの先読みを効率的に行うことができる。
【0017】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、所在
情報の文字列が長い第二の情報ファイルに高い優先順位
を付与するものであることを特徴としている。
【0018】上記の構成により、さらに、優先順位付与
手段が、所在情報の文字列が長い第二の情報ファイルに
高い優先順位を付与できるため、長い文字列の所在情報
で示される第二の情報ファイルから先読みすることが可
能となる。
【0019】ここで、情報ファイルの所在情報は一般に
階層構造をとっている場合が多く、また、操作者が最終
的に取得したい情報ファイルはリンクの階層構造の末端
にあることが多い。そのため、操作者が最終的に取得し
たい情報ファイルの所在情報の文字列は長くなる傾向に
ある。
【0020】よって、優先順位付与手段が、所在情報の
文字列長が長い第二の情報ファイルの優先度を高くする
ことにより、先読みした情報ファイルが操作者が新しく
指示する情報ファイルの取得要求に合致する可能性が高
まる。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に行
うことができる。
【0021】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、所在
情報の階層構造が深い第二の情報ファイルに高い優先順
位を付与するものであることを特徴としている。
【0022】上記の構成により、さらに、優先順位付与
手段が、所在情報の階層構造が深い第二の情報ファイル
に高い優先順位を付与できるため、深い階層に記録され
た第二の情報ファイルから先読みすることが可能とな
る。
【0023】ここで、情報ファイルの所在情報は一般に
階層構造をとっている場合が多く、また、操作者が最終
的に取得したい情報ファイルはリンクの階層構造の末端
にあることが多い。そのため、操作者が最終的に取得し
たい情報ファイルの所在情報の階層は深くなる傾向にあ
る。
【0024】よって、優先順位付与手段が、所在情報の
階層が深い第二の情報ファイルの優先度を高くすること
により、先読みした情報ファイルが操作者が新しく指示
する情報ファイルの取得要求に合致する可能性が高ま
る。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に行う
ことができる。
【0025】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、第一
の情報ファイル内で出現頻度が高い所在情報が示す第二
の情報ファイルに高い優先順位を付与するものであるこ
とを特徴としている。
【0026】上記の構成により、さらに、優先順位付与
手段が、第一の情報ファイル内で出現頻度が高い第二の
情報ファイルに高い優先順位を付与できるため、第一の
情報ファイルに繰り返し現われる第二の情報ファイルか
ら先読みすることが可能となる。
【0027】ここで、所在情報の出現頻度が高い場合、
すなわち、第一の情報ファイルの中に同じ所在情報が繰
り返し現われる場合、その所在情報を操作者が次に選択
する可能性が高い。
【0028】よって、優先順位付与手段が、所在情報の
出現頻度が高い第二の情報ファイルの優先度を高くする
ことにより、先読みした情報ファイルが操作者が新しく
指示する情報ファイルの取得要求に合致する可能性が高
まる。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に行
うことができる。
【0029】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、第一
の情報ファイル内で所在情報に含まれる頻度が高い情報
提供装置を含む所在情報が示す第二の情報ファイルに高
い優先順位を付与するものであることを特徴としてい
る。
【0030】上記の構成により、さらに、優先順位付与
手段が、第一の情報ファイル内で所在情報に含まれる頻
度が高い情報提供装置に記憶されている第二の情報ファ
イルに高い優先順位を付与できるため、記憶した情報提
供装置の出現頻度が高い第二の情報ファイルから先読み
することが可能となる。
【0031】ここで、情報提供装置の出現頻度が高い場
合、すなわち、第一の情報ファイルの中に同じ情報提供
装置に記憶された情報ファイルの所在情報が繰り返し現
われる場合、その情報提供装置に操作者が次に要求する
情報が記憶されている可能性が高い。
【0032】よって、優先順位付与手段が、所在情報に
出現頻度が情報提供装置に記憶されている第二の情報フ
ァイルの優先度を高くすることにより、先読みした情報
ファイルが操作者が新しく指示する情報ファイルの取得
要求に合致する可能性が高まる。したがって、情報ファ
イルの先読みを効率的に行うことができる。
【0033】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、所在
情報に含まれるファイルタイプに応じて、第二の情報フ
ァイルに優先順位を付与するものであることを特徴とし
ている。
【0034】上記の構成により、さらに、優先順位付与
手段が、第二の情報ファイルのファイルタイプに応じて
優先順位を付与できるため、読み込み効率の優れた例え
ばテキスト情報の情報ファイルから優先して先読みを行
うことが可能となる。よって、操作者の新しく指示する
情報取得の要求に対して画面が表示されるまでの待ち時
間を短くできる。したがって、情報ファイルの先読みを
効率的に行うことができる。
【0035】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、特定
の情報提供装置に情報ファイルの取得要求が集中しない
ように、第二の情報ファイルに優先順位を付与するもの
であることを特徴としている。
【0036】上記の構成により、さらに、情報ファイル
の取得要求が特定の情報提供装置に集中しないよう分散
させることができる。よって、特定の情報提供装置また
は情報提供装置までの通信経路の負荷が高くなった場合
でも、他の情報提供装置に記憶されている第二の情報フ
ァイルの先読みを行うことが可能となる。すなわち、高
負荷状態の情報提供装置に情報ファイルの取得要求が集
中して、第二の情報等ファイルの先読みできなくなる問
題を回避できる。したがって、情報ファイルの先読みを
効率的に行うことができる。
【0037】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、第一
の情報ファイルが複数の構成情報ファイルを含む場合、
第一の情報ファイルが提示する主要情報を含むと予測さ
れる第二の情報ファイルを含む構成情報ファイル内に記
述されている所在情報が示す第二の情報ファイルに高い
優先順位を付与するものであることを特徴としている。
【0038】上記の構成により、さらに、第一の情報フ
ァイルが複数の構成情報ファイルを含む場合、優先順位
付与手段が、第一の情報ファイルが提示する主要情報
(実情報)を含むと予測される第二の情報ファイル(実
情報ファイル)を含む構成情報ファイル内の第二の情報
ファイルに高い優先順位を付与できるため、実情報であ
る可能性が高い第二の情報ファイルから先読みすること
が可能となる。
【0039】ここで、第一の情報ファイルの表示画像に
は、テキスト情報および画像情報を含む情報ファイルが
複数集まって構成されるものがある。そして、このよう
な表示画像は、実情報の提示を目的とする情報ファイ
ル、メニューやインデックス専用の情報ファイル、広告
専用の情報ファイルなどの特定の目的を持った情報ファ
イルが複数種集まって構成される場合が多い。それゆ
え、第一の情報ファイルが複数の構成情報ファイルを含
む場合、操作者が実際に必要とする情報が、ある特定の
構成情報ファイルに集中して含まれることが多い。
【0040】よって、複数の構成情報ファイルを含む第
一の情報ファイルから第二の情報ファイルを先読みする
場合、実情報ファイルを含む構成情報ファイルを予測し
て、その構成情報ファイルに含まれる所在情報が示す第
二の情報ファイルから優先して先読みすることにより、
第二の情報ファイルを効率的に先読みできる。
【0041】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、複数の情報提供装置に記録されたハイパ
ーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワー
クを介して取得する情報取得装置であって、取得された
第一の情報ファイルに記述されている、第二の情報ファ
イルの所在情報を、第一の情報ファイルの表示画像にお
いて第二の情報ファイルへのリンクを提示する所在情報
提示文字列とともに抽出する所在情報抽出手段と、上記
所在情報抽出手段で抽出された所在情報提示文字列が長
い第二の情報ファイルに高い優先順位を付与する優先順
位付与手段と、上記優先順位付与手段で付与された優先
順位に従って、所在情報が示す第二の情報ファイルの先
読み取得を要求する先読み要求手段と、を備えているこ
とを特徴としている。
【0042】上記の構成により、第一の情報ファイルの
表示画像において第二の情報ファイルへのリンクを提示
する所在情報提示文字列が長い第二の情報ファイルに高
い優先順位を付与することができる。
【0043】ここで、第一の情報ファイルにおいて所在
情報を操作者に提示する場合、一般に所在情報に対応し
た提示用の所在情報提示文字列が情報ファイルに記述さ
れていて、その文字列が提示される場合が多い。そし
て、所在情報提示文字列が長い場合、その所在情報が示
す情報ファイルも情報量が多い傾向がある。そのため、
操作者が最終的に取得したい情報ファイルの所在情報に
対応する所在情報提示文字列の文字列長は長くなる傾向
にある。
【0044】よって、優先順位付与手段が、所在情報提
示文字列の文字列長が長い第二の情報ファイルの優先順
位を高くすることにより、先読みした第二の情報ファイ
ルが操作者が新しく指示する情報ファイルの取得要求に
合致する可能性が高まる。したがって、情報ファイルの
先読みを効率的に行うことができる。
【0045】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、複数の情報提供装置に記録されたハイパ
ーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワー
クを介して取得する情報取得装置であって、取得された
第一の情報ファイルに記述されている、第二の情報ファ
イルの所在情報を抽出するとともに、該所在情報の記述
位置の第一の情報ファイル内での相対位置を求める所在
情報抽出手段と、上記所在情報抽出手段で求められた相
対位置が所定の基準位置に近い所在情報が示す第二の情
報ファイルに高い優先順位を付与する優先順位付与手段
と、上記優先順位付与手段で付与された優先順位に従っ
て、所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を
要求する先読み要求手段と、を備えていることを特徴と
している。
【0046】上記の構成により、所在情報の記述位置の
第一の情報ファイル内での相対位置が、所定の基準位置
に近い所在位置が示す第二の情報ファイルに高い優先順
位を付与することができる。
【0047】ここで、一般に、第一の情報ファイルの先
頭部分および末尾部分には、広告などの操作者が必要と
しない情報が含まれている場合がある。そのため、この
ような第一の情報ファイルでは、先頭部分および末尾部
分に記述されている所在情報が操作者によって取得指示
される可能性は低く、中央部の所在情報が取得指示され
る可能性が高い。
【0048】よって、操作者が取得指示する可能性が高
い記述位置を基準位置として設定して、第一の情報ファ
イルの基準位置付近に記載されている所在情報の示す第
二の情報ファイルの優先順位を高くすることにより、操
作者の新しく指示する情報取得の要求に合致する第二の
情報ファイルを先読みする可能性が高まる。したがっ
て、情報ファイルの先読みを効率的に行うことが可能と
なる。
【0049】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、さらに、上記優先順位付与手段は、操作
者による情報ファイルの取得指示の履歴に応じて、上記
基準位置を設定するものであることを特徴としている。
【0050】上記の構成により、さらに、上記基準位置
を、操作者による情報ファイルの取得指示の履歴に応じ
て、より柔軟に設定することができる。
【0051】よって、操作者の所在情報指示履歴から得
られる情報ファイル内の相対位置(基準位置)付近にあ
る所在情報が示す第二の情報ファイルを優先して先読み
できるため、操作者の新しく指示する情報取得の要求に
合致する可能性がより高まる。したがって、情報ファイ
ルの先読みを効率的に行うことができる。
【0052】本発明の情報取得装置は、上記の課題を解
決するために、複数の情報提供装置に記録されたハイパ
ーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワー
クを介して取得する情報取得装置であって、取得された
第一の情報ファイルに記述されている、第二の情報ファ
イルの所在情報を抽出するとともに、該第二の情報ファ
イルのデータサイズを取得する所在情報抽出手段と、上
記所在情報抽出手段で取得されたデータサイズが小さい
第二の情報ファイルに高い優先順位を付与する優先順位
付与手段と、上記優先順位付与手段で決定された優先順
位に従って、所在情報が示す第二の情報ファイルの先読
み取得を要求する先読み要求手段と、を備えていること
を特徴としている。
【0053】上記の構成により、所在情報抽出手段で第
二の情報ファイルのデータサイズを取得し、優先順位付
与手段でデータサイズが小さい第二の情報ファイルに高
い優先順位を付与することができる。
【0054】ここで、第一の情報ファイルの表示画像
は、テキスト情報と複数の画像情報とから構成される場
合が多い。そして、この表示画像を構成する画像情報の
中にデータサイズの大きいものが複数含まれている場
合、通信ネットワークの負荷が高くなり、それらの画像
情報を取得し終わるまで他の情報ファイルを取得するこ
とができなくなる。
【0055】よって、優先順位付与手段が、データサイ
ズが小さい第二の情報ファイルから先読みするように、
優先順位を付与することにより、操作者の新しく指示す
る情報取得の要求に対して画面が表示されるまでの通信
ネットワークの負荷を低くできる。したがって、情報フ
ァイルの先読みを効率的に行うことが可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について図1から図3および図4(a)(b)に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0057】図1は、本発明の実施の形態1から11に
係る情報取得装置10を含む情報通信システムの構成の
概略を示すブロック図である。
【0058】上記情報通信システムは、本発明の各実施
の形態に係る情報取得装置10が、通信ネットワークN
を介して、情報提供装置Sから情報ファイルを取得する
システムである。すなわち、上記情報通信システムは、
1または複数の情報取得装置10と1または複数の情報
提供装置Sとが、通信ネットワークNを介して相互通信
可能に接続されて構成されている。上記情報提供装置S
は、1または複数の情報ファイルを記憶する。上記情報
取得装置10は、通信ネットワークNを介して情報提供
装置Sと接続され、情報提供装置S内の情報ファイルを
取得し提示する。
【0059】ここで、上記情報通信システムはサーバ・
クライアント型の情報サービス、例えばいわゆるWWW
を実現するためのシステムである。この場合、上記情報
提供装置SはHTTPを用いたサーバコンピュータであ
り、情報取得装置10はいわゆるWWWブラウザプログ
ラムを搭載したクライントコンピュータである。
【0060】情報提供装置Sが提供する上記情報ファイ
ルは、提供するべき情報を情報取得装置10および情報
提供装置Sで取り扱い可能な形式で記述したものであ
る。情報提供装置S内の全ての情報ファイルのうちの少
なくとも1つの情報ファイルは、該少なくとも1つの情
報ファイルと該情報ファイル以外の残余の少なくとも1
つの情報ファイルとの関連性を表現可能な記述形式で記
述される。
【0061】また、各実施の形態では、上記情報ファイ
ルはいわゆるHTMLで記述されているとする。したが
って、複数の情報ファイルは、上記情報通信システム内
にいわゆるハイパーテキストを構築する。また、前記残
余の情報ファイルは、いわゆるテキストファイルでもよ
く、例えば画像や音響等のデータファイルでもよい。
【0062】さらに、HTMLで記述された任意の1つ
の情報ファイル、すなわちHTMLソースファイルは、
前記関連性の記述のために、該HTMLソースファイル
と関連のある他の情報ファイルのURLを含む。ここ
で、URLは、WWWにおいて授受可能な情報を識別す
るためのものであり、該情報を記述した情報ファイルま
たは該情報を作成するプログラムの情報通信システム内
での位置を表す。また、HTMLソースファイル内のU
RLは、いわゆるアンカーエレメントによって、該ソー
スファイル内の文字列に関連付けられる。前記文字列
は、例えば関連付けられたURLによって識別される情
報ファイルの内容を示す。
【0063】なお、以下の説明では、前記HTMLソー
スファイル内のURLを、該URLによって識別される
情報ファイルの所在情報と称し、該URLに関連付けら
れた文字列を、該URLによって識別される情報ファイ
ルの所在情報提示文字列と称する。
【0064】上記情報取得装置10は、情報ファイルの
取得のために、情報ファイルの応答取得処理および先読
み処理を行う。上記応答取得処理は、システム利用者す
なわち操作者Pからの情報ファイルの取得の指示に応答
して、指示された情報ファイルを情報提供装置Sから取
得する処理である。上記先読み処理は、操作者Pの指示
に先立ち、操作者Pが取得を指示するであろう情報ファ
イルを予測して、情報ファイルを情報提供装置Sから取
得する処理である。
【0065】このために、上記情報取得装置10は、情
報提示/入力部11、情報ファイル中継部12、情報フ
ァイル蓄積部13、所在情報抽出部(所在情報抽出手
段)14、先読み要求部(先読み要求手段)15、所在
情報リスト16、および、それらを制御する制御部17
を備えて構成されている。
【0066】上記情報提示/入力部11は、情報取得装
置10の操作者Pによって操作可能であり、操作者Pか
らの情報ファイルの取得の指示に応答し、情報提供装置
Sまたは情報ファイル蓄積部13から取得した情報ファ
イルを提示する。特に、情報ファイルがHTMLソース
ファイルを含むハイパーテキストである場合、情報提示
/入力部11は、前記WWWブラウザプログラムを実行
して、情報ファイルをいわゆるWWWページである画像
に変換し、該画像を提示する。
【0067】上記情報ファイル中継部12は、情報提示
/入力部11を通して受け付ける操作者Pからの情報フ
ァイルの取得要求である応答取得処理、および先読み要
求部15から受け付ける先読み要求処理に応じて、情報
提供装置Sまたは情報ファイル蓄積部13に記憶される
情報ファイルを取得する。そして、情報提示/入力部1
1からの取得要求に対しては情報提示/入力部11へ、
先読み要求部15からの要求に対しては先読み要求部1
5へ応答を返す。また、情報ファイルを情報提供装置S
から取得した場合には情報ファイル蓄積部13にも渡
す。さらに、情報ファイルが情報提示/入力部11から
の要求によるものであり、かつHTMLソースファイル
を含むハイパーテキストである場合、所在情報抽出部1
4にも渡す。
【0068】上記情報ファイル蓄積部13は、情報ファ
イル中継部12から渡された情報ファイルを記憶する。
そして、情報ファイル中継部12の取得要求に対応する
情報ファイルを記憶している場合、情報ファイルを情報
ファイル中継部12に渡す。これによって、情報取得装
置10は、一度取得して情報ファイル蓄積部13に記憶
した情報ファイルに対しては、通信ネットワークNを介
して再度情報提供装置Sに取得要求を行わないため、該
情報ファイルの取得を要求した操作者Pに対して高速な
応答が可能となる。
【0069】上記所在情報抽出部14は、情報ファイル
中継部12から渡されるHTMLソースファイルを含む
ハイパーテキストの情報ファイルを解析して、前記所在
情報、および予測処理部(優先順位付与手段)14a
(後述)において利用される各種属性情報を抽出して、
所在情報リスト16を作成する。そして、上記所在情報
抽出部14は、予測処理部14aにおいて、操作者Pの
指示に先立ち、該操作者Pが取得を指示するであろう情
報ファイルを抽出された上記の各種属性情報に基づいて
予測して、所在情報リスト16を先読み処理を行う順番
に並べ替えて、先読み要求部15に送る。
【0070】上記先読み要求部15は、所在情報抽出部
14から渡された所在情報に対応する情報ファイルの取
得要求を、情報ファイル中継部12へ送る。そして、情
報ファイル中継部12から返される、情報提供装置Sに
記憶された情報ファイルを受け取る。その際、情報ファ
イル中継部12を経由した先読み要求部15からの取得
要求に対応する情報ファイルは、情報ファイル蓄積部1
3に記憶されることになる。結果として、この後、同じ
所在情報に対する取得要求を、操作者Pが情報提示/入
力部11を通して行った場合、情報ファイル蓄積部13
に記憶された情報ファイルが利用されるため、操作者P
に対して高速な応答が可能となる。
【0071】上記所在情報リスト16は、所在情報抽出
部14で作成される。所在情報リスト16には、情報フ
ァイルを解析して抽出された所在情報、および予測処理
部14aにおいて利用される各種属性情報が順番付きで
格納される。
【0072】上記制御部17は、上記の情報提示/入力
部11、情報ファイル中継部12、情報ファイル蓄積部
13、所在情報抽出部14、先読み要求部15の処理を
制御する。
【0073】図2は、上記情報取得装置10のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。なお、図2は、情報
取得装置10を一般的なPC(パーソナルコンピュー
タ)によって構築する場合の一例である。
【0074】図2に示すように、情報取得装置10は、
CPU(Central Processing Unit)22、外部記憶装
置であるディスク23、ROM(Read Only Memory)2
4、RAM(Random Access Memory)25、表示装置2
6、キーボードやマウス等の入力装置27、ネットワー
クインタフェース(I/F)28を備えて構成されてい
る。そして、情報取得装置10の各構成要素は、バス2
1によって互いに接続されている。
【0075】図3は、上記情報取得装置10における情
報ファイルの提示処理の概略を示すフローチャートであ
る。ここで、情報取得装置10における情報ファイルの
提示処理には、上述した情報ファイルの応答取得処理お
よび先読みが含まれる。
【0076】ステップS1では、情報取得装置10が操
作者Pからの情報ファイルの取得の指示を受け付け可能
になった後、ステップS2に進む。
【0077】ステップS2では、情報提示/入力部11
が、操作者Pからの情報ファイルの取得の指示を待ち受
ける。操作者Pは、情報提示/入力部11を操作して、
取得するべき情報ファイルを指示する。情報提示/入力
部11は、操作者Pによる入力結果すなわち操作者Pか
らの情報ファイルの取得の指示を情報ファイル中継部1
2に与える。ここで、操作者Pによる入力結果は、例え
ば取得するべき情報ファイルの所在情報すなわちURL
である。
【0078】ステップS3では、ステップS2での情報
ファイルの取得指示後、情報ファイル中継部12が、取
得指示された情報ファイルが情報ファイル蓄積部13内
に記憶されているか否かを判断する。取得指示された情
報ファイルが情報ファイル蓄積部13にない場合(N
O)、ステップS4に進む。一方、取得指示された情報
ファイルが情報ファイル蓄積部13にある場合(YE
S)、ステップS5に進む。
【0079】ステップS4では、情報ファイル中継部1
2が、操作者Pによる入力結果のURLに基づき、取得
指示された情報ファイルを情報提供装置Sに通信ネット
ワークNを介して要求する。情報提供装置Sは、情報フ
ァイル中継部12からの要求受信後、要求された情報フ
ァイルを通信ネットワークNを介し情報取得装置10に
与える。与えられた情報ファイルは、情報ファイル中継
部12が受信して、情報提示/入力部11に与えると同
時に、情報ファイル蓄積部13に記憶する。また同時
に、該情報ファイルは情報ファイル中継部12から所在
情報抽出部14および先読み要求部15にも必要に応じ
て与えられる。情報ファイルの記憶後、ステップS6に
進む。
【0080】一方、ステップS5では、情報ファイル中
継部12が、操作者Pによる入力結果のURLに基づ
き、情報ファイル蓄積部13に記憶されている、取得指
示された情報ファイルを読み出し、情報提示/入力部1
1に与える。その後、ステップS6に進む。
【0081】ステップS6では、情報提示/入力部11
が、操作者Pに取得指示され情報ファイル中継部12を
介して取得した情報ファイルを提示する。提示する情報
ファイルは、ステップS4で通信ネットワークNを介し
て情報提供装置Sから取得されたものでもよく、ステッ
プS5で情報ファイル蓄積部13から読み出された情報
ファイルであってもよい。後者の場合、読み出される情
報ファイルは、後述の先読み処理によって取得されたも
のであってもよい。
【0082】ステップS7(所在情報抽出処理)では、
ステップS6において情報ファイルを提示後、所在情報
抽出部14が、情報提示/入力部11で提示された情報
ファイルと同一であり、ステップS4において情報ファ
イル中継部12より入力された情報ファイルから、該情
報ファイル内に記載された全ての情報ファイルの所在情
報を抽出して所在情報リスト16を作成する。
【0083】ここで、情報ファイルがHTMLソースフ
ァイルで記述されている場合、その所在情報はURLと
して抽出される。よって、上記所在情報リスト16に
は、1または複数の情報ファイルの所在情報、すなわち
1または複数のURLが記載される。また、所在情報リ
スト16は、後述するように予測処理部14aが抽出し
たり、予測処理部14aで使用するために所在情報抽出
部14が取得する各種属性情報も対応するURLととも
に記載される。なお、所在情報リスト16は、例えば所
在情報抽出部14内のバッファに記憶されてもよい。
【0084】ステップS8(優先順位付与処理)では、
予測処理部14aが所在情報リスト16に記載された情
報ファイルの各種属性情報に基づいて、操作者Pが取得
を指示するであろう情報ファイルを予測して、情報ファ
イルの先読み処理が行われるよう所在情報リスト16を
並べ替える。
【0085】ステップS9(先読み要求処理)では、先
読み要求部15が、所在情報抽出部14から送られる並
べ替えられた所在情報リスト16の先頭の所在情報か
ら、情報ファイル中継部12に対して情報ファイルの取
得を要求する。
【0086】また、上記のステップS7からステップS
9の処理と並行して、ステップS10では、情報提示/
入力部11が、操作者Pからの新たな情報ファイルの取
得指示を待ち受ける。操作者Pが新たな情報ファイルの
取得を指示した場合、ステップS2に戻る。一方、操作
者Pが情報ファイルの提示処理の終了を指示した場合、
当該フローチャートの処理動作を終了する(S11)。
【0087】つづいて、本実施の形態に係る情報取得装
置10による情報ファイルの先読み処理について詳細に
説明する。
【0088】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、上記のステップS8において、予測処理部14a
が、所在情報すなわちURLの文字列の長さを元に所在
情報リスト16を並べ替える処理を行う。
【0089】図4(a)は、所在情報抽出部14が、情
報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された7つの情報ファイル
のURL(所在情報)を抽出して作成した所在情報リス
ト16の例である。また、図4(b)は、本実施の形態
に係る情報取得装置10の予測処理部14aが図4
(a)の所在情報リスト16をURLの文字列の長さの
長い順番に並べ替えた結果である。
【0090】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する(図4(a))。例えば情報ファイルが
HTMLソースファイルである場合、その所在情報はU
RLとして抽出される。
【0091】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報すなわ
ちURLの文字列長を求めて、長い順番に所在情報リス
ト16を並べ替える処理を行う(図4(b))。
【0092】ここで、情報ファイルの所在情報は一般に
階層構造をとっている場合が多く、例えばHTTPのU
RLなどはその代表である。また、操作者Pが最終的に
取得したい情報ファイルはリンクの階層構造の末端にあ
ることが多い。したがって、操作者Pが最終的に取得し
たい情報ファイルの所在情報の文字列は長くなる傾向に
ある。
【0093】そこで、本実施の形態に係る情報取得装置
10の予測処理部14aでは、所在情報の文字列長が長
い情報ファイルの優先度を高くして所在情報リスト16
を並べ替える。これにより、上記のステップS9におい
て、操作者Pが新しく指示する情報ファイルの取得要求
に合致する所在情報を先読みする可能性が高まる。この
結果、本実施の形態に係る情報取得装置10によれば、
情報ファイルの先読みを効率的に行うことができる。
【0094】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
複数の情報ファイルを記録する複数の情報提供装置と通
信ネットワークを介して接続された情報取得装置であっ
て、取得するべき情報ファイルを指示する指示手段と、
指示された情報ファイルを情報提供装置から取得する取
得手段と、取得された情報ファイルを記憶する記憶手段
と、取得された情報ファイルに記述された他の情報ファ
イルの所在情報を抽出する所在情報抽出手段と、抽出さ
れた所在情報の中から指示手段が指示すると予測される
情報ファイルの所在情報を選択する予測手段と、選択さ
れた所在情報が示す情報ファイルを情報提供装置から取
得する先読み手段とを備えて構成されていてもよい。
【0095】また、本発明に係る情報取得方法は、複数
の情報ファイルを記録する複数の情報提供装置から通信
ネットワークを介して情報ファイルを取得する情報取得
方法であって、取得するべき情報ファイルを指示する指
示処理と、指示された情報ファイルを情報提供装置から
取得する取得処理と、取得された情報ファイルを記憶す
る記憶処理と、取得された情報ファイルに記述された他
の情報ファイルの所在情報を抽出する所在情報抽出処理
と、抽出された所在情報の中から指示手段が指示すると
予測される情報ファイルの所在情報を選択する予測処理
と、選択された所在情報が示す情報ファイルを情報提供
装置から取得する先読み処理とを含む方法であってもよ
い。
【0096】また、本発明に係る情報取得プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数
の情報ファイルを記録する複数の情報提供装置と通信ネ
ットワークを介して接続されたコンピュータにおいて情
報ファイルを取得する情報取得プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、取得する
べき情報ファイルを指示する指示処理と、指示された情
報ファイルを情報提供装置から取得する取得処理と、取
得された情報ファイルを記憶する記憶処理と、取得され
た情報ファイルに記述された他の情報ファイルの所在情
報を抽出する所在情報抽出処理と、抽出された所在情報
の中から指示手段が指示すると予測される情報ファイル
の所在情報を選択する予測処理と、選択された所在情報
が示す情報ファイルを情報提供装置から取得する先読み
処理とをコンピュータに実行させるための情報取得プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であってもよい。
【0097】これにより、前記予測手段(予測処理)
が、最適な所在情報から優先して先読みするように情報
ファイルの所在情報を選択できるため、先読みした情報
ファイルが操作者の新しく指示する情報ファイルの取得
要求に合致する可能性が高くなる。この結果、情報ファ
イルの先読みを効率的に行うことができる。
【0098】また、上記の情報取得プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、情報
取得プログラムをコンピュータにインストールし、コン
ピュータ内の中央演算処理装置で情報取得プログラムを
実行させた場合、コンピュータが上記予測処理を行う情
報取得装置として動作する。この結果、コンピュータを
用いて、情報ファイルの先読みを効率的に行うことがで
きる。すなわち、上記の情報取得プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、汎用の
コンピュータを用いて、上記予測手段を備えた情報取得
装置を容易に実現することができる。
【0099】さらに、本発明に係る情報取得装置は、前
記予測手段が、所在情報の文字列の長さを元に情報ファ
イルを選択する構成であってもよい。
【0100】これにより、所在情報の文字列長が長い情
報ファイルから優先して先読みを行うことができるた
め、操作者の新しく指示する情報取得の要求に合致する
可能性が高まる。したがって、情報ファイルの先読みを
効率的に行うことができる。
【0101】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図1から図3および図4(a)(c)に基づい
て説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜
上、前記の実施の形態1において示した部材と同一の機
能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省
略する。
【0102】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0103】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、所在情報すなわちURLの階層構造
の深さを元に所在情報リスト16を並べ替える処理を行
う。
【0104】図4(a)は、所在情報抽出部14が、情
報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された7つの情報ファイル
のURL(所在情報)を抽出して作成した所在情報リス
ト16の例である。また、図4(c)は、本実施の形態
に係る情報取得装置10の予測処理部14aが図4
(a)の所在情報リスト16をURLの階層構造の深い
順番に並べ替えた結果である。
【0105】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する(図4(a))。例えば情報ファイルが
HTMLソースファイルである場合、その所在情報はU
RLとして抽出される。
【0106】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報すなわ
ちURLの階層構造の深さを求めて、深い順番に所在情
報リスト16を並べ替える処理を行う(図4(b))。
【0107】ここで、情報ファイルの所在情報は一般に
階層構造をとっている場合が多く、例えばHTTPのU
RLなどはその代表である。また、操作者Pが最終的に
取得したい情報ファイルはリンクの階層構造の末端にあ
ることが多い。したがって、操作者Pが最終的に取得し
たい情報ファイルの所在情報の階層は深くなる傾向にあ
る。
【0108】そこで、本実施の形態に係る情報取得装置
10の予測処理部14aでは、所在情報の階層が深い情
報ファイルの優先度を高くして所在情報リスト16を並
べ替える。これにより、上記のステップS9において、
操作者Pが新しく指示する情報ファイルの取得要求に合
致する所在情報を先読みする可能性が高まる。この結
果、本実施の形態に係る情報取得装置10によれば、情
報ファイルの先読みを効率的に行うことができる。
【0109】なお、所在情報がURLである場合、所在
情報の階層構造の深さ(階層数)は、階層構造の区切り
を表す文字であるスラッシュ“/”の数でカウントでき
る。その際、URL中のプロトコルを示す“http://”
の“//”は階層構造の区切りと数えない。また、スラッ
シュ“/”で終わるURLは、その末尾にデフォルトの
ファイル名(例えば“index.html”)が省略されている
ので、それを追加して階層構造の深さをカウントする。
【0110】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
所在情報の階層構造の深さを元に情報ファイルを選択す
る構成であってもよい。
【0111】これにより、所在情報の階層構造が深い情
報ファイルから優先して先読みを行うことができるた
め、操作者の新しく指示する情報取得の要求に合致する
可能性が高まる。したがって、情報ファイルの先読みを
効率的に行うことができる。
【0112】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について図1から図3および図5(a)(b)に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明
の便宜上、前記の実施の形態1および2において示した
部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0113】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0114】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、所在情報提示文字列すなわちアンカ
ーの文字列の長さを元に所在情報リスト16を並べ替え
る処理を行う。
【0115】図5(a)は、所在情報抽出部14が、情
報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された7つの情報ファイル
のURL(所在情報)およびそれに対応する所在情報提
示文字列すなわちアンカーを抽出して作成した所在情報
リスト16の例である。また、図5(b)は、本実施の
形態に係る情報取得装置10の予測処理部14aが図5
(a)の所在情報リスト16を所在情報提示文字列の文
字列長の長い順番に並べ替えた結果である。
【0116】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する。また同時に、その所在情報を操作者P
に提示するための所在情報提示文字列を所在情報に対応
させて記憶する(図5(a))。例えば情報ファイルが
HTMLソースファイルである場合、その所在情報はU
RLとして抽出される。また、その所在情報提示文字列
は、“ <a href=>… </a> ”というタグに囲まれた、い
わゆるアンカーと呼ばれる文字列として抽出される。
【0117】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報提示文
字列すなわちアンカーの文字列の長さを求めて、長い順
番に所在情報リスト16を並べ替える処理を行う(図5
(b))。
【0118】ここで、情報提示/入力部11が所在情報
を操作者Pに提示する場合、一般に所在情報に対応した
提示用の所在情報提示文字列が情報ファイルに記述され
ていて、その文字列が提示される場合が多い。例えばH
TTPのHTMLおよびそれを操作者Pに提示するWW
Wブラウザプログラムなどはその代表である。そして、
所在情報提示文字列が長い場合、その所在情報が示す情
報ファイルも情報量が多い傾向がある。したがって、操
作者Pが最終的に取得したい情報ファイルの所在情報に
対応する所在情報提示文字列の文字列長は長くなる傾向
にある。
【0119】そこで、本実施の形態に係る情報取得装置
10の予測処理部14aでは、所在情報提示文字列の文
字列長が長い情報ファイルの優先度を高くして所在情報
リスト16を並べ替える。これにより、上記のステップ
S9において、操作者Pが新しく指示する情報ファイル
の取得要求に合致する所在情報を先読みする可能性が高
まる。この結果、本実施の形態に係る情報取得装置10
によれば、情報ファイルの先読みを効率的に行うことが
できる。
【0120】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
所在情報を操作者に提示する所在情報提示文字列の長さ
を元に情報ファイルを選択する構成であってもよい。
【0121】これにより、所在情報を操作者に提示する
所在情報提示文字列が長い情報ファイルから優先して先
読みを行うことができるため、操作者の新しく指示する
情報取得の要求に合致する可能性が高まる。したがっ
て、情報ファイルの先読みを効率的に行うことができ
る。
【0122】〔実施の形態4〕本発明のさらに他の実施
の形態について図1から図3および図6(a)(b)に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明
の便宜上、前記の実施の形態1から3において示した部
材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0123】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0124】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、所在情報の出現頻度を元に所在情報
リスト16を並べ替える処理を行う。
【0125】図6(a)は、所在情報抽出部14が、情
報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された7つの情報ファイル
のURL(所在情報)を抽出し、その出現頻度をカウン
トして作成した所在情報リスト16の例である。また、
図6(b)は、本実施の形態に係る情報取得装置10の
予測処理部14aが図6(a)の所在情報リスト16を
所在情報の出現頻度の高い順番に並べ替えた結果であ
る。
【0126】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する。また同時に、提示した情報ファイル中
に所在情報が出現した数をカウントして、出現頻度とし
て所在情報に対応させて記憶する(図6(a))。すな
わち、情報リスト16の各所在情報に対応して記憶され
る出現頻度とは、情報提示/入力部11に提示した情報
ファイルに含まれる所在情報の数である。
【0127】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報の出現
頻度が高い順番に所在情報リスト16を並べ替える処理
を行う(図6(b))。
【0128】ここで、所在情報の出現頻度が高い場合、
すなわち、情報提示/入力部11に提示した情報ファイ
ルの中に同じ所在情報が繰り返し現われる場合、その所
在情報を操作者Pが次に選択する可能性が高い。
【0129】そこで、本実施の形態に係る情報取得装置
10の予測処理部14aでは、所在情報の出現頻度が高
い情報ファイルの優先度を高くして所在情報リスト16
を並べ替える。これにより、上記のステップS9におい
て、操作者Pが新しく指示する情報ファイルの取得要求
に合致する所在情報を先読みする可能性が高まる。この
結果、本実施の形態に係る情報取得装置10によれば、
情報ファイルの先読みを効率的に行うことができる。
【0130】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
所在情報の示す情報ファイルの出現頻度を元に情報ファ
イルを選択する構成であってもよい。
【0131】これにより、所在情報の出現頻度が高い情
報ファイルから優先して先読みを行うことができるた
め、操作者の新しく指示する情報取得の要求に合致する
可能性が高まる。したがって、情報ファイルの先読みを
効率的に行うことができる。
【0132】〔実施の形態5〕本発明のさらに他の実施
の形態について図1から図3および図7(a)(b)に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明
の便宜上、前記の実施の形態1から4において示した部
材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0133】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0134】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、情報提供装置すなわちサーバコンピ
ュータの出現頻度を元に所在情報リスト16を並べ替え
る処理を行う。
【0135】図7(a)は、所在情報抽出部14が、情
報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された7つの情報ファイル
のURL(所在情報)を抽出し、URL中のサーバの出
現頻度をカウントして作成した所在情報リスト16の例
である。また、図7(b)は、本実施の形態に係る情報
取得装置10の予測処理部14aが図7(a)の所在情
報リスト16をサーバの出現頻度を高い順番に並べ替え
た結果である。
【0136】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する。また同時に、提示した情報ファイル中
に所在情報が示す情報ファイルを記憶する情報提供装置
Sが出現した数をカウントして、情報提供装置Sの出現
頻度として所在情報に対応させて記憶する(図7
(a))。
【0137】所在情報がURLの場合、そのURLが示
す情報ファイルを記憶する情報提供装置SすなわちHT
TPサーバコンピュータのネットワーク名称は、URL
の文字列中に含まれる。例えば、URLが“http://ww
w.sharp.co.jp/mebius/news/”の場合、情報提供装置S
すなわちHTTPサーバコンピュータのネットワーク名
称は、“http://www.sharp.co.jp”である。このよう
に、本実施の形態に係る所在情報抽出部14は、情報フ
ァイルから、所在情報すなわちURLと、それに対応す
る情報提供装置SすなわちHTTPサーバコンピュータ
のネットワーク名称のみに注目して、これをカウント
し、同一サーバのに記憶されている情報ファイルには同
一のサーバ出現頻度を対応させる。
【0138】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報中の情
報提供装置SすなわちHTTPサーバコンピュータのネ
ットワーク名称の出現頻度が高い順番に所在情報リスト
16を並べ替える処理を行う(図7(b))。
【0139】ここで、情報提供装置Sの出現頻度が高い
場合、すなわち、情報提示/入力部11に提示した情報
ファイルの中に同じ情報提供装置Sに記憶された情報フ
ァイルの所在情報が繰り返し現われる場合、その情報提
供装置Sに操作者Pが次に要求する情報が含まれている
可能性が高い。
【0140】そこで、本実施の形態に係る情報取得装置
10の予測処理部14aでは、出現頻度が高い情報提供
装置Sに記憶されている情報ファイルの優先度を高くし
て所在情報リスト16を並べ替える。これにより、上記
のステップS9において、操作者Pが新しく指示する情
報ファイルの取得要求に合致する所在情報を先読みする
可能性が高まる。この結果、本実施の形態に係る情報取
得装置10によれば、情報ファイルの先読みを効率的に
行うことができる。
【0141】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
所在情報の示す情報ファイルを記憶する情報提供装置の
出現頻度を元に情報ファイルを選択する構成であっても
よい。
【0142】これにより、所在情報の示す情報ファイル
を記憶する情報提供装置の出現頻度が高い情報ファイル
から優先して先読みを行うことができるため、操作者の
新しく指示する情報取得の要求に合致する可能性が高ま
る。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に行う
ことができる。
【0143】〔実施の形態6〕本発明のさらに他の実施
の形態について図1から図3および図8(a)(b)
(c)に基づいて説明すれば、以下のとおりである。な
お、説明の便宜上、前記の実施の形態1から5において
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付し、その説明を省略する。
【0144】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0145】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、所在情報の情報ファイル内での記述
位置を元に所在情報リスト16を並べ替える処理を行
う。
【0146】(1)基準位置を情報ファイルの中央に固
定する場合 図8(a)は、所在情報抽出部14が、情報ファイル中
継部12より入力された情報ファイルから、該情報ファ
イル内に記載された7つの情報ファイルのURL(所在
情報)および各URLの記述位置の相対位置を抽出して
作成した所在情報リスト16の例である。また、図8
(b)は、本実施の形態に係る情報取得装置10の予測
処理部14aが図8(a)の所在情報リスト16を所在
情報の記述位置が基準位置(±0%)に近い順番に並べ
替えた結果である。
【0147】一般に、情報ファイルの先頭部分および末
尾部分には、広告などの操作者が必要としない情報が含
まれている場合がある。例えばWWWのHTMLでは広
告情報が含まれる場合が顕著である。そこで、情報ファ
イルの中央付近に記載されている所在情報の優先度を高
くして所在情報リスト16を並べ替えることにより、前
記のステップS9において、操作者の新しく指示する情
報取得の要求に合致する所在情報を先読みする可能性が
高まり、情報ファイルの先読みを効率的に行うことが可
能となる。
【0148】例えば、情報ファイルがHTMLソースフ
ァイルである場合、情報ファイルの全文字数の半分の位
置、すなわち情報ファイルの文字数上での中央位置を基
準位置(±0%)に設定する。そして、所在情報すなわ
ちURLが抽出された位置(記述位置)、例えばURL
文字列の中央の文字が出現した位置が、情報ファイルの
先頭なら−100%、末尾なら+100%、中央(基準
位置)なら±0 %として、所在情報の情報ファイル内で
の相対位置を−100%〜+100%の間で求める。
【0149】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する。また同時に、情報ファイルにおける所
在情報の記述位置(例えば、所在情報文字列の中央位
置)を、情報ファイルの文字数上での相対位置に変換し
て、所在情報に対応させて記憶する(図8(a))。
【0150】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、情報ファイルの
文字数上での中央位置を基準位置(±0%)として、相
対位置と基準位置との距離(相対位置と基準位置との差
の絶対値)が小さい順番に所在情報リスト16を並べ替
える処理を行う(図8(b))。なお、この処理は、相
対位置の絶対値が小さい順番に所在情報リスト16を並
べ替えることによっても同じ結果が得られる。この結
果、前記のステップS9において、相対位置の絶対値が
小さいもの、すなわち情報ファイルの中央付近に記述さ
れた所在情報から優先的に先読みされる。
【0151】(2)基準位置を履歴を元に定める場合 また、上記基準位置は、操作者Pがこれまでに情報ファ
イル内の所在情報を指示した際の履歴を元にを定めるこ
とができる。例えば、操作者Pが指示した所在情報の記
述位置を履歴として記憶して、過去の履歴の平均値を相
対位置の基準位置とすることができる。
【0152】これにより、操作者Pが提示中の情報ファ
イルに対して、例えば先頭の所在情報から順番に指示し
ていく、あるいは末尾の所在情報から順番に指示してい
く、などの傾向がある場合に、操作者Pが指示する傾向
に合わせた先読みを行うことができる。この結果、情報
ファイルの先読みをより効率的に行うことが可能とな
る。
【0153】ここで、図8(c)は、本実施の形態に係
る情報取得装置10の予測処理部14aが図8(a)の
所在情報リスト16を所在情報の記述位置が基準位置
(+30%)に近い順番に並べ替えた結果である。
【0154】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS2において、
情報提示/入力部11で操作者Pからの指示を受け付け
た際に、指示された所在情報の該情報ファイル内での相
対位置を履歴として、所在情報抽出部14に記憶してお
く。
【0155】そして、前記のステップS7において、所
在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示され
た情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全て
の情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在情
報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部14
は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト1
6に記憶する。また同時に、情報ファイルにおける所在
情報の記述位置(例えば、所在情報文字列の中央位置)
を、情報ファイルの文字数上での相対位置に変換して、
所在情報に対応させて記憶する(図8(a))。
【0156】さらに、前記のステップS8において、所
在情報抽出部14の予測処理部14aが、記憶しておい
た履歴に基づいて定めた基準位置(+30%)と所在情
報の相対位置との距離(相対位置と基準位置との差の絶
対値)が小さい順番に所在情報リスト16を並べ替える
処理を行う(図8(c))。この結果、前記のステップ
S9において、履歴に基づく基準位置からの距離がが小
さいもの、すなわち情報ファイル内で基準位置付近に記
述された所在情報から優先的に先読みされる。
【0157】なお、操作者Pによる指示履歴は、情報フ
ァイルごと、サーバごと、操作者Pごと等、任意に設定
可能なグループごとに保持することができる。また、基
準位置は、初期値を±0%として履歴の記憶を開始し、
履歴に基づく基準位置が安定した段階で、該基準位置に
変更することができる。
【0158】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
所在情報の情報ファイル内での相対位置を元に情報ファ
イルを選択する構成であってもよい。
【0159】これにより、情報ファイル内での相対位置
が中央付近にある所在情報から優先して先読みを行うこ
とができるため、操作者の新しく指示する情報取得の要
求に合致する可能性が高まる。したがって、情報ファイ
ルの先読みを効率的に行うことができる。
【0160】また、本発明に係る情報取得装置は、実施
の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、所在
情報の情報ファイル内での相対位置と操作者の所在情報
の指示履歴とを元に情報ファイルを選択する構成であっ
てもよい。
【0161】これにより、操作者の所在情報指示履歴か
ら得られる情報ファイル内の相対位置(基準位置)付近
にある所在情報から優先して先読みを行うことができる
ため、操作者の新しく指示する情報取得の要求に合致す
る可能性が高まる。したがって、情報ファイルの先読み
を効率的に行うことができる。
【0162】〔実施の形態7〕本発明のさらに他の実施
の形態について図1から図3、図9(a)(b)および
図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。な
お、説明の便宜上、前記の実施の形態1から6において
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付し、その説明を省略する。
【0163】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0164】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、所在情報が示す情報ファイルのファ
イルタイプを元に所在情報リスト16を並べ替える処理
を行う。
【0165】図9(a)は、所在情報抽出部14が、情
報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された7つの情報ファイル
のURL(所在情報)および各URLが示す情報ファイ
ルのファイルタイプを抽出して作成した所在情報リスト
16の例である。また、図9(b)は、本実施の形態に
係る情報取得装置10の予測処理部14aが図9(a)
の所在情報リスト16をファイルタイプがテキストのも
のから順番に並べ替えた結果である。
【0166】図13は、情報提示/入力部11が操作者
Pに提示する画面の例である。図13に示すように、一
般に情報提示/入力部11が操作者Pに提示する画面
は、テキスト情報と複数の画像情報とから構成される場
合が多い。例えば、WWWにおいてはHTMLで記述さ
れたテキスト情報とGIFやJPEGなどの画像情報と
から構成される。なお、通信ネットワークがWWWにお
けるHTTPで構築されている場合、図13の画面は、
WWWブラウザプログラムの表示画面に相当する。
【0167】情報提示/入力部11は、ある所在情報す
なわちURLで表される表示画面を、全体画面51とし
て表示する。全体画面51は、テキスト情報であるテキ
スト52と、画像情報である複数の画像53a,53
b,53cとで構成される。テキスト52は、HTML
ソースファイルとして記述されており、その中には別の
情報ファイルへのハイパーリンクである所在情報54が
複数含まれる。
【0168】そして、WWWブラウザプログラムなどの
情報提示装置は、提示される画面の全情報ファイルが取
得されていなくても、テキスト情報が取得されていれば
画像抜きでまず操作者に提示できる。例えば、情報提示
/入力部11は、全体画面51を構成する全情報ファイ
ル(テキスト52,画像53a,53b,53c)が取
得されていなくても、取得されたデータのみを操作者P
に提示可能である。すなわち、テキスト52の表示に画
像53a,53b,53cは必要なく、テキスト52が
取得されていれば画像53a,53b,53cを表示せ
ずに、とりあえずテキスト52のみの全体画面51を操
作者Pに提示することができる。
【0169】そこで、情報ファイルのファイルタイプが
テキストである所在情報から所在情報リスト16を並べ
替えることにより、前記のステップS9において、操作
者Pの新しく指示する情報取得の要求に対してテキスト
情報のみを先に表示して、操作者Pに対して情報提示を
開始するまでの待ち時間を短くできる。この結果、情報
ファイルの先読みを効率的に行うことが可能となる。
【0170】ここで、情報ファイルがHTMLソースフ
ァイルで記述されている場合、所在情報はURLとして
抽出される。例えば、所在情報すなわちURLが“<a h
ref=" …">”というタグで記述される場合、そのURL
が示す情報ファイルはテキストと判断できる。また、所
在情報すなわちURLが“<img src="…">”というタグ
で記述される場合、そのURLが示す情報ファイルは画
像と判断できる。また、URLで示される情報ファイル
の拡張子でもファイルタイプを判断可能である。“htm
l”,“htm”,“text”,“txt”などの拡張子を持つ
情報ファイルはテキストと判断できる。“gif”,“jpe
g”,“jpg”などの拡張子を持つ情報ファイルは画像と
判断できる。
【0171】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する。また同時に、その所在情報が示す情報
ファイルのファイルタイプ(テキスト,画像等)を、所
在情報に対応させて記憶する(図9(a))。
【0172】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報の示す
情報ファイルのファイルタイプについて“テキスト”が
“画像”よりも優先度が高くなるように、所在情報リス
ト16を並べ替える処理を行う(図9(b))。
【0173】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
所在情報が示す情報ファイルのファイルタイプを元に情
報ファイルを選択する構成であってもよい。
【0174】これにより、テキスト情報の情報ファイル
から優先して先読みを行うことが可能となるため、操作
者の新しく指示する情報取得の要求に対して画面が表示
されるまでの待ち時間を短くできる。したがって、情報
ファイルの先読みを効率的に行うことができる。
【0175】〔実施の形態8〕本発明のさらに他の実施
の形態について図1から図3、図10(a)(b)
(c)および図13に基づいて説明すれば、以下のとお
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1か
ら7において示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0176】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0177】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、所在情報が示す情報ファイルのデー
タサイズを元に所在情報リスト16を並べ替える処理を
行う。
【0178】図10(a)は、所在情報抽出部14が、
情報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された7つの情報ファイル
のURL(所在情報)を抽出して作成した所在情報リス
ト16の例である。また、図10(b)は、本実施の形
態に係る情報取得装置10の所在情報抽出部14が、図
10(a)の所在情報リスト16に登録された所在情報
が示す情報ファイルのデータサイズを取得し、所在情報
と対応させて登録した所在情報リスト16の例である。
また、図10(c)は、本実施の形態に係る情報取得装
置10の予測処理部14aが図10(b)の所在情報リ
スト16をデータサイズが小さい順番に並べ替えた結果
である。
【0179】一般に、情報提示/入力部11が操作者P
に提示する画面は、テキスト情報と複数の画像情報とか
ら構成される場合が多い。例えば、WWWにおいてはH
TMLで記述されたテキスト情報とGIFやJPEGな
どの画像情報とから構成される。図13は、前記情報提
示/入力部11が操作者Pに提示する画面の例である。
【0180】そして、操作者Pに提示する全体画面を構
成する画像情報の中にデータサイズの大きいものが複数
含まれている場合、通信ネットワークの負荷が高くな
り、それらの画像情報を取得し終わるまで他の情報ファ
イルを取得することができなくなる。例えば、全体画面
51を構成する情報ファイルのうち、画像53a,53
bのデータサイズが大きい場合、テキスト52や画像5
3cの他の情報ファイルを取得することができなくな
る。
【0181】そこで、データサイズが小さい情報ファイ
ルから先読みを行うことにより、操作者Pの新しく指示
する情報取得の要求に対して画面が表示されるまでの通
信ネットワークの負荷を低くできる。この結果、情報フ
ァイルの先読みを効率的に行うことが可能となる。
【0182】ここで、通信ネットワークがHTTPで構
成される場合、情報ファイルのデータサイズは、情報提
供装置SすなわちWWWサーバコンピュータに対してH
EADコマンドを発行するすることにより取得できる。
すなわち、HEADコマンドを受け取った情報提供装置
Sは、その情報ファイル自身の各種属性情報を返す。そ
して、この属性情報には、Content-Lengthと呼ばれる情
報ファイルのデータサイズ情報も含まれる。
【0183】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する(図10(a))。
【0184】また、前記のステップS7において、所在
情報抽出部14は、所在情報リスト16に登録さている
所在情報が示す情報ファイルに対してデータサイズ取得
命令を出し、取得したデータサイズを所在情報に対応さ
せて所在情報リスト16に記憶する(図10(b))。
【0185】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報の示す
情報ファイルのデータサイズが小さい順番に所在情報リ
スト16を並べ替える処理を行う(図10(c))。
【0186】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
所在情報の示す情報ファイルのデータサイズを元に情報
ファイルを選択する構成であってもよい。
【0187】これにより、データサイズが小さい情報フ
ァイルから優先して先読みを行うことが可能となるた
め、操作者の新しく指示する情報取得の要求に対して画
面が表示されるまでの通信ネットワークの負荷を低くで
きる。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に行
うことができる。
【0188】〔実施の形態9〕本発明のさらに他の実施
の形態について図1から図3および図11(a)(b)
に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説
明の便宜上、前記の実施の形態1から8において示した
部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0189】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0190】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、予
測処理部14aが、通信ネットワーク上の特定の情報提
供装置すなわちサーバコンピュータに情報ファイルの取
得要求が集中しないよう所在情報を分散させて所在情報
リスト16を並べ替える処理を行う。
【0191】図11(a)は、所在情報抽出部14が、
情報ファイル中継部12より入力された情報ファイルか
ら、該情報ファイル内に記載された12個の情報ファイ
ルのURL(所在情報)およびそれに対応する情報提供
装置Sを抽出して作成した所在情報リスト16の例であ
る。また、図11(b)は、本実施の形態に係る情報取
得装置10の予測処理部14aが、図11(a)の所在
情報リスト16を、同時特定の情報提供装置Sに情報フ
ァイルの取得要求が集中しないよう、同時に可能な取得
要求の数を2として所在情報を分散させて所在情報リス
ト16を並べ替えた結果である。
【0192】一般に、情報ファイル中継部12は、同時
に複数の情報ファイルの取得要求を出すことが可能であ
る。しかし、情報提供装置Sと情報取得装置10とを結
ぶ通信ネットワークNの帯域には上限があるため、情報
ファイル中継部12が同時に行う情報ファイルの取得要
求の数には制限を設けてある。ところが、取得要求の数
が制限内であっても、同時に取得要求を出している情報
提供装置Sが同じものである場合、情報提供装置Sまで
の通信ネットワークNや情報提供装置S自身の処理の負
荷が高まり、情報提供装置Sが情報を提供するするまで
の時間が長くなる場合がある。
【0193】仮に、所在情報リスト16(図11
(a))の並べ替えを行わずに先読み要求部15から情
報ファイル取得の要求が出された場合を考える。なお、
情報ファイル中継部12が同時に出す取得要求の数は2
である。この場合、優先度2〜5の所在情報の取得要求
によって、情報提供装置Sである“www2.sharp.co.jp”
に要求が連続して出されることになる。また、優先度8
〜9の所在情報の取得要求によって、情報提供装置Sで
ある“http://www.newspaper.com”に要求が連続して出
されることになる。
【0194】この時、これらの情報提供装置Sもしくは
情報提供装置Sまでの通信ネットワークNの経路の負荷
が高い場合、これらの要求の処理に時間がかかる上、こ
れらの要求の処理が完了するまで、情報ファイル中継部
12は他の情報提供装置Sに取得要求を出すことができ
ない。よって、所在情報リスト16の他の情報提供装置
S(例えば、“http://www.sharp.co.jp”)およびその
情報提供装置Sまでの通信ネットワークNの経路の負荷
が低かったとしても、それに対する取得要求が処理され
るまでには、大変時間がかかってしまう。
【0195】そこで、特定の情報提供装置Sに情報ファ
イルの取得要求が集中しないよう分散させることによ
り、特定の情報提供装置Sまたは情報提供装置Sまでの
通信経路の負荷が高くなることによって、他の情報提供
装置Sの所在情報を先読みできない問題を回避できる。
この結果、情報ファイルの先読みを効率的に行うことが
できる。
【0196】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、情報ファイル内に記載された全
ての情報ファイルを抽出し、所在情報の集合である所在
情報リスト16を作成する。その際、所在情報抽出部1
4は、所在情報を抽出した順番に並べて所在情報リスト
16に記憶する。また同時に、その所在情報が示す情報
ファイルを記録した情報提供装置Sを、所在情報に対応
させて記憶する(図11(a))。なお、所在情報がU
RLである場合、情報提供装置Sの名称は、URL文字
列中に記載されたHTTPサーバコンピュータのネット
ワーク名称である。
【0197】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報の示す
情報ファイルを記録した情報提供装置Sについて、情報
ファイル取得要求が通信ネットワークN上の特定の情報
提供装置Sに集中しないように、所在情報リスト16を
並べ替える処理を行う(図11(b))。
【0198】例えば、情報ファイル中継部12が同時に
出す取得要求の数が2である場合、出現頻度が最も高い
情報提供装置Sに含まれる所在情報への要求と、出現頻
度が2番目に高い情報提供装置Sに含まれる所在情報へ
の要求とが交互に並ぶように、所在情報リスト16を並
べ替える。なお、並べ替えの具体的な方法は、これに限
定されない。
【0199】ここで、図11(b)の例では、情報ファ
イル中継部12が同時に可能な取得要求の数が2である
ため、情報提供装置Sである“www2.sharp.co.jp”への
取得要求は、偶数の優先度に割り振られている。よっ
て、“www2.sharp.co.jp”に同時に2つの取得要求が出
ないため、このサーバコンピュータの負荷を抑えること
ができる。また、仮に、“www2.sharp.co.jp”側の問題
で負荷が高くなったとしても、他の情報提供装置S(例
えば、“http://www.sharp.co.jp”)への取得要求が奇
数の優先度に割り振られているため、取得要求を出すこ
とができる。
【0200】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
通信ネットワーク上の特定の情報提供装置に情報ファイ
ルの取得要求が集中しないよう所在情報を選択する順番
を調整する構成であってもよい。
【0201】これにより、同じ情報提供装置情報ファイ
ルのに取得要求が集中しないよう分散させることが可能
となる。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に
行うことができる。
【0202】〔実施の形態10〕本発明のさらに他の実
施の形態について図1から図3、図12(a)(b)お
よび図14に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1から9に
おいて示した部材と同一の機能を有する部材には、同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0203】以下、本実施の形態に係る情報取得装置1
0(図1,図2)による情報ファイルの先読み処理につ
いて詳細に説明する。
【0204】本実施の形態に係る情報取得装置10で
は、図3のフローチャートのステップS8において、操
作者Pに提示した情報ファイルの全体画面が複数の部分
画面から構成される場合、予測処理部14aが、部分画
面の名称を元に実情報ファイルであると予測される部分
画面を選択し、それに含まれる所在情報が示す情報ファ
イルを優先して先読みするように、所在情報リスト16
を並べ替える処理を行う。
【0205】情報提供装置Sに記憶されている情報ファ
イルは、図13に示すように、所在情報54を含むテキ
スト52である1つの情報ファイルと、画像53a,5
3b,53cなどの複数の情報ファイルとを含み、最終
的に、情報取得装置10の情報提示/入力部11におい
て1つの全体画面51に再構成されて表示される形式が
一般的である。
【0206】そして、上記全体画面51(図13)が複
数集まって構成された全体画面61(図14)を、情報
提示/入力部11に最終的に表示する情報ファイルの形
式もまた広く用いられている。
【0207】図14は、複数の情報ファイルから構成さ
れる情報ファイル(フレーム構成ページ)の説明図であ
る。図14に示すように、上記全体画面61を構成する
部分画面62,63,64は、それぞれ全体画面51
(図13)の構成をとっている。具体的には、部分画面
62は、複数の所在情報67を含むテキスト65である
1つの情報ファイルと、画像66である1つの情報ファ
イルとから構成されている。部分画面63は、所在情報
72を含むテキスト68である1つの情報ファイルと、
画像69,70,71の3つの情報ファイルとから構成
されている。部分両面64は、所在情報もテキストも含
まない1つの情報ファイル73と、画像74,75,7
6の3つの情報ファイルとから構成されている。なお、
全体画面61は、例えばWWWにおけるHTMLでフレ
ームタグを用いて記述されたフレーム構成ページに相当
する。
【0208】ここで、部分画面62,63,64は、全
体画面61において、それぞれ特定の役割が割り当てら
れている場合が多い。例えば、部分画面62には、情報
提供装置Sが記憶する情報ファイルの目次を提供するた
めに、情報単位ごとのトップページの所在情報が列挙さ
れている場合がある。また、部分画面64には、情報提
供装置Sの資金提供者等の広告情報画像が表示されてい
る場合がある。そして、このような部分画面62,64
を全体画面61が含む場合、部分画面63には、全体画
面61が提供する情報の本体(メインの情報)、すなわ
ち情報提供装置Sが提供している実情報ファイルが表示
されている場合がある。なお、このような構成は、フレ
ームタグを用いて記述されたHTMLにおいて顕著であ
る。
【0209】このように、情報提示/入力部11によっ
て提示される画面情報には、テキスト情報および画像情
報を含む情報ファイルが複数集まって構成されるものが
ある。そして、このような画面情報は、実情報の提示を
目的とする情報ファイル、メニューやインデックス専用
の情報ファイル、広告専用の情報ファイルなどの特定の
目的を持った情報ファイルが複数種集まって構成される
場合が多い。それゆえ、このような画面情報を提示する
情報ファイルでは、実際に操作者が必要とする情報が、
ある特定の構成情報ファイルに集中して含まれることが
多い。
【0210】そこで、全体画面61を先読みする場合、
部分画面62,63,64の名称等から実情報ファイル
を含む構成情報ファイルを判断して、実情報ファイルを
提示する部分画面63に含まれる所在情報が示す情報フ
ァイルから優先して先読みすると効果的である。
【0211】図12(a)は、本実施の形態に係る情報
取得装置10の所在情報抽出部14が、情報ファイル中
継部12より入力された情報ファイルから、該情報ファ
イルが含む複数の構成情報ファイル内に記載された12
の情報ファイルのURL(所在情報)およびそれに対応
する部分画面の名称を抽出して作成した所在情報リスト
16の例である。また、図12(b)は、本実施の形態
に係る情報取得装置10の予測処理部14aが、部分画
面の名称を元に実情報ファイルを含む部分画面を判断
し、該部分画面内の所在情報を優先するように、図12
(a)の所在情報リスト16を並べ替えた結果である。
なお、図12(a)(b)に示した例では、部分画面の
名称として、URLの文字列に含まれる情報提供装置S
(HTTPサーバコンピュータ)における最初の階層ま
での文字列を採用している。
【0212】具体的な処理としては、本実施の形態に係
る情報取得装置10は、前記のステップS7において、
所在情報抽出部14が、情報提示/入力部11で提示さ
れた情報ファイルから、該情報ファイルが含む複数の構
成情報ファイル内に記載された全ての情報ファイルを抽
出し、所在情報の集合である所在情報リスト16を作成
する。その際、所在情報抽出部14は、所在情報を抽出
した順番に並べて所在情報リスト16に記憶する。また
同時に、各所在情報が属する構成情報ファイルの名称す
なわち部分画面の名称を所在情報に対応させて記憶する
(図12(a))。
【0213】例えば、情報ファイルがHTMLソースフ
ァイルである場合、部分画面の名称には、URLの文字
列に含まれる情報提供装置SすなわちHTTPサーバコ
ンピュータ上における最初の階層までの文字列を利用で
きる。すなわち、構成情報ファイルのURLが“http:/
/www.sharp.co.jp/menu/zaurus/”である場合、その部
分画面の名称は“http://www.sharp.co.jp/menu/”とな
る(図12(a))。
【0214】つづいて、前記のステップS8では、所在
情報抽出部14の予測処理部14aが、所在情報の含ま
れる構成情報ファイルすなわち部分画面の名称から実情
報ファイルを判断して、実情報ファイルを提示する部分
画面に含まれる所在情報から優先して先読みを行うよう
に、所在情報リスト16を並べ替える処理を行う(図1
2(b))。
【0215】部分画面の名称に基づく実情報ファイルの
判断処理は、例えば、実情報ファイルに関連して用いら
れる場合が多い文字列(キーワード)を部分画像の名称
が含むか否かを調べることによって行うことができる。
そして、WWWにおいては、実情報ファイルが表示され
ている部分画面を表す所在情報の文字列として、“new
s”や“main”などの文字列をキーワードとすることが
効果的である。図12(b)の例では、“news”をキー
ワードとして、これを部分画面の名称に含む構成情報フ
ァイルには実情報ファイルが含まれる可能性が高いと判
断して、部分画面の名称が“http://www.sharp.co.jp/n
ews/”である所在情報を優先して先読みするように高い
優先度へ並べ替えられている。
【0216】以上より、本発明に係る情報取得装置は、
実施の形態1に記載の構成に加えて、前記予測手段が、
情報ファイルが複数の構成情報ファイルから構成される
場合に、前記指示手段が指示すると予測される所在情報
を含む構成情報ファイルに含まれる所在情報が示す情報
ファイルを優先して選択する構成であってもよい。
【0217】これにより、実情報が含まれる構成情報フ
ァイルの所在情報によく用いられる文字列を利用して該
構成情報ファイルに含まれる所在情報から優先して先読
みを行うことができるため、操作者の新しく指示する情
報取得の要求に合致する可能性が高まる。したがって、
情報ファイルの先読みを効率的に行うことができる。
【0218】〔実施の形態11〕本発明のさらに他の実
施の形態として、上述した各実施の形態1〜10の組み
合わせについて説明する。なお、説明の便宜上、前記の
実施の形態1から10において示した部材と同一の機能
を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略
する。
【0219】前述の各実施の形態1〜10に係る情報取
得装置10の先読み処理のための予測処理は、適宜組み
合わせて実施することができる。よって、本発明の情報
取得装置は、実施の形態1〜10で説明した予測処理を
組み合わせて実行する情報取得装置であってもよい。
【0220】特に、次のように予測処理組み合わせた場
合、より大きな効果が期待できる。実施の形態1(所在
情報の文字列が長いものを優先),実施の形態2(所在
情報の階層構造が深いものを優先),実施の形態3(所
在情報提示文字列が長いものを優先)の何れかと、実施
の形態4(所在情報の出現頻度が多いものを優先),実
施の形態5(情報提供装置の出現頻度が多いものを優
先)の何れかと、実施の形態6(所在情報の記述位置が
基準位置に近いものを優先)と、実施の形態7(テキス
トファイルを優先),実施の形態8(データサイズの小
さいものを優先)の何れかとを組み合わせる。これらの
組み合わせは、独立性の高い予測処理同士の組み合わせ
であり、より効率的な先読み処理が期待できる。なお、
何れの実施の形態の処理を優先させるかは、情報取得装
置の仕様に応じて適宜選択可能である。
【0221】さらに、実施の形態9(取得要求が特定の
情報提供装置に集中しないように調整)および実施の形
態10(実情報ファイルを提示する構成情報ファイルに
含まれるものを優先)は、上記の組み合わせに加えて適
用することで、追加の効果が期待できる。この場合、実
施の形態9・10の処理は、他の実施の形態の処理によ
って所在情報リスト16を並べ替えた後に行うことが望
ましい。なぜならば、実施の形態9・10の処理により
並べ替えを行った後で実施の形態1〜8の処理による並
べ替えを行うと、前者の並べ替えが意味をなさなくなる
場合があるからである。
【0222】ここで、実施の形態5と実施の形態9とを
組み合わせついて説明する。前述のように実施の形態5
と実施の形態9とを組み合わせる場合には、所在情報リ
スト16を、実施の形態5の処理により並べ替えた後、
実施の形態9の処理により並べ替える。
【0223】具体的には、まず、実施の形態5の処理に
より、情報ファイルに含まれる所在情報が記憶されてい
る情報提供装置Sの出現傾度の高い順番に所在情報リス
ト16を並べ替える。つぎに、実施の形態9の処理によ
り、例えば情報ファイル中継部12が同時に出す取得要
求の数が2である場合、実施の形態5の処理で求めた出
現頻度を利用して、出現頻度が最も高い情報提供装置S
に含まれる所在情報への要求と、出現頻度が2番目に高
い情報提供装置Sに含まれる所在情報への要求とが交互
に並ぶように、所在情報リスト16を並べ替える。
【0224】これにより、出現頻度の高い、すなわち、
操作者Pが必要としている情報を含んでいる可能性の高
い情報提供装置Sの所在情報に対する先読みから優先さ
せること(実施の形態5)、および、特定の情報提供装
置Sまたは情報提供装置Sまでの通信経路の負荷が高く
なることによって、他の情報提供装置Sの所在情報を先
読みできない問題を回避すること(実施の形態9)、を
同時に実現することができる。
【0225】また、実施の形態1において図4(b)に
示した優先度1〜3の3つの所在情報のように、所在情
報の文字列長が互いに等しいため、実施の形態1の処理
ではそれらの間での優先度を完全に決定できない場合が
ある。このような場合であっても、複数の予測処理を組
み合わせることにより、全ての所在情報に優先度を厳密
に付与することができる。
【0226】最後に、上記の各実施の形態は本発明の範
囲を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変
更が可能である。すなわち、図1の情報取得装置10
は、実施の形態1〜10に係る情報取得装置の例示であ
り、主要な動作が等しければ、他の様々な形態で実施す
ることができる。特に、情報取得装置10の内部構成の
詳細な動作は、同じ処理結果が得られれば、これに限ら
ず他の動作によって表現されてもよい。
【0227】また、前記の各実施の形態1〜11に係る
情報取得装置10は、例えば図2に示した構成を備えた
コンピュータによって実現されてもよい。このために、
図3のフローチャートに示した処理を、コンピュータの
中央演算処理装置(CPU22)に実行させるプログラ
ムおよびデータを含むソフトウェアを、このコンピュー
タに読み出し可能な記録媒体(ディスク23,ROM2
4)に記憶しておく。この記録媒体としては、例えばC
D−ROMやフロッピーディスクなどが挙げられる。
【0228】そして、このコンピュータを情報取得装置
10として動作させるためには、前記記録媒体をコンピ
ュータに装着して、記録媒体内のソフトウェアをインス
トールし、さらにインストールしたソフトウェア内の前
記プログラムを中央演算処理装置に実行させる。これに
より、コンピュータ全体が情報取得装置10として動作
する。このように、前記の各実施の形態1〜11に係る
情報取得装置10は、汎用のコンピュータを用いて容易
に実現することができる。
【0229】本発明は、複数の機器(例えば、ホストコ
ンピュータ、端末コンピュータ、インタフェース機器、
ネットワーク機器、リーダ、プリンタなど)から構成さ
れるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置
(例えば、携帯型コンピュータ、ワープロ装置など)に
適用してもよい。
【0230】また、本発明の目的は、上述した機能を実
現するソフトウエアである情報取得プログラムのプログ
ラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラ
ム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能
に記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラ
ムコードを読み出し実行することによっても、達成可能
である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が上述した機能を実現することになり、そ
のプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成
することになる。
【0231】上記プログラムコードを供給するための記
録媒体は、システムあるいは装置と分離可能に構成する
ことができる。また、上記記録媒体は、プログラムコー
ドを供給可能であるように固定的に担持する媒体であっ
てもよい。そして、上記記録媒体は、記録したプログラ
ムコードをコンピュータが直接読み取ることができるよ
うにシステムあるいは装置に装着されるものであって
も、外部記憶装置としてシステムあるいは装置に接続さ
れたプログラム読み取り装置を介して読み取ることがで
きるように装着されるものであってもよい。
【0232】例えば、上記記録媒体としては、磁気テー
プやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスク
/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/M
O/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディ
スク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード
等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/E
EPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系など
を用いることができる。
【0233】また、上記プログラムコードは、コンピュ
ータが記録媒体から読み出して直接実行できるように記
録されていてもよいし、記録媒体から主記憶のプログラ
ム記憶領域へ転送された後コンピュータが主記憶から読
み出して実行できるように記録されていてもよい。
【0234】さらに、上記記録媒体は、通信ネットワー
ク等を介してプログラムコードを供給可能であるように
流動的に担持する媒体であってもよい。この場合、シス
テムあるいは装置を通信ネットワーク(インターネット
等を含む)と接続可能に構成し、上記プログラムコード
を通信ネットワークからダウンロードすることにより供
給することができる。
【0235】なお、プログラムコードを記録媒体から読
み出して主記憶に格納するためのプログラム、および、
通信ネットワークからプログラムコードをダウンロード
するためのプログラムは、コンピュータによって実行可
能にあらかじめシステムあるいは装置に格納されている
ものとする。
【0236】上述した機能は、コンピュータが読み出し
た上記プログラムコードを実行することによって実現さ
れるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処
理の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0237】さらに、上述した機能は、上記記録媒体か
ら読み出された上記プログラムコードが、コンピュータ
に装着された機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理
の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0238】
【発明の効果】本発明の情報取得装置は、以上のよう
に、複数の情報提供装置に記録されたハイパーリンク構
造を有する情報ファイルを、通信ネットワークを介して
取得する情報取得装置であって、取得された第一の情報
ファイルに記述されている、第二の情報ファイルの所在
情報を抽出する所在情報抽出手段と、上記所在情報抽出
手段で抽出された所在情報の文字列に基づいて、第二の
情報ファイルを取得する際の優先順位を決定する優先順
位付与手段と、上記優先順位付与手段で決定された優先
順位に従って、所在情報が示す第二の情報ファイルの先
読み取得を要求する先読み要求手段と、を備えている構
成である。
【0239】また、本発明の情報取得方法は、以上のよ
うに、複数の情報提供装置に記録されたハイパーリンク
構造を有する情報ファイルを、通信ネットワークを介し
て取得する情報取得方法であって、取得された第一の情
報ファイルに記述されている、第二の情報ファイルの所
在情報を抽出する所在情報抽出処理と、上記所在情報抽
出処理で抽出された所在情報の文字列に基づいて、第二
の情報ファイルを取得する際の優先順位を決定する優先
順位付与処理と、上記優先順位付与処理で決定された優
先順位に従って、所在情報が示す第二の情報ファイルの
先読み取得を要求する先読み要求処理と、を含んでいる
方法である。
【0240】また、本発明の情報取得プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、以上のよ
うに、複数の情報提供装置に記録されたハイパーリンク
構造を有する情報ファイルを、通信ネットワークを介し
て取得する情報取得プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、取得された第一の情
報ファイルに記述されている、第二の情報ファイルの所
在情報を抽出する所在情報抽出手段と、上記所在情報抽
出手段で抽出された所在情報の文字列に基づいて、第二
の情報ファイルを取得する際の優先順位を決定する優先
順位付与手段と、上記優先順位付与手段で決定された優
先順位に従って、所在情報が示す第二の情報ファイルの
先読み取得を要求する先読み要求手段と、をコンピュー
タに実現させるための情報取得プログラムを記録した構
成である。
【0241】それゆえ、優先順位付与手段(優先順位付
与処理)が、操作者による取得指示を所在情報の文字列
に基づいて予測して、最適な所在情報から優先して先読
みするように情報ファイルに優先順位を付与することが
できる。よって、先読みした情報ファイルが操作者の新
しく指示する情報ファイルの取得要求に合致する可能性
が高くなる。したがって、情報ファイルの先読みを効率
的に行うことができるという効果を奏する。
【0242】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、所在情報の文字列が
長い第二の情報ファイルに高い優先順位を付与する構成
である。
【0243】それゆえ、さらに、優先順位付与手段が、
所在情報の文字列長が長い第二の情報ファイルの優先度
を高くすることにより、先読みした情報ファイルが操作
者が新しく指示する情報ファイルの取得要求に合致する
可能性が高まる。したがって、情報ファイルの先読みを
効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0244】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、所在情報の階層構造
が深い第二の情報ファイルに高い優先順位を付与する構
成である。
【0245】それゆえ、さらに、優先順位付与手段が、
所在情報の階層が深い第二の情報ファイルの優先度を高
くすることにより、先読みした情報ファイルが操作者が
新しく指示する情報ファイルの取得要求に合致する可能
性が高まる。したがって、情報ファイルの先読みを効率
的に行うことができるという効果を奏する。
【0246】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、第一の情報ファイル
内で出現頻度が高い所在情報が示す第二の情報ファイル
に高い優先順位を付与する構成である。
【0247】それゆえ、さらに、優先順位付与手段が、
所在情報の出現頻度が高い第二の情報ファイルの優先度
を高くすることにより、先読みした情報ファイルが操作
者が新しく指示する情報ファイルの取得要求に合致する
可能性が高まる。したがって、情報ファイルの先読みを
効率的に行うことができるという効果を奏する。
【0248】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、第一の情報ファイル
内で所在情報に含まれる頻度が高い情報提供装置を含む
所在情報が示す第二の情報ファイルに高い優先順位を付
与する構成である。
【0249】それゆえ、さらに、優先順位付与手段が、
所在情報に出現頻度が情報提供装置に記憶されている第
二の情報ファイルの優先度を高くすることにより、先読
みした情報ファイルが操作者が新しく指示する情報ファ
イルの取得要求に合致する可能性が高まる。したがっ
て、情報ファイルの先読みを効率的に行うことができる
という効果を奏する。
【0250】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、所在情報に含まれる
ファイルタイプに応じて、第二の情報ファイルに優先順
位を付与する構成である。
【0251】それゆえ、さらに、優先順位付与手段が、
第二の情報ファイルのファイルタイプに応じて優先順位
を付与できるため、読み込み効率の優れた例えばテキス
ト情報の情報ファイルから優先して先読みを行うことが
可能となる。よって、操作者の新しく指示する情報取得
の要求に対して画面が表示されるまでの待ち時間を短く
できる。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に
行うことができるという効果を奏する。
【0252】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、特定の情報提供装置
に情報ファイルの取得要求が集中しないように、第二の
情報ファイルに優先順位を付与する構成である。
【0253】それゆえ、さらに、情報ファイルの取得要
求が特定の情報提供装置に集中しないよう分散させるこ
とができる。よって、特定の情報提供装置または情報提
供装置までの通信経路の負荷が高くなった場合でも、他
の情報提供装置に記憶されている第二の情報ファイルの
先読みを行うことが可能となる。すなわち、高負荷状態
の情報提供装置に情報ファイルの取得要求が集中して、
第二の情報等ファイルの先読みできなくなる問題を回避
できる。したがって、情報ファイルの先読みを効率的に
行うことができるという効果を奏する。
【0254】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、第一の情報ファイル
が複数の構成情報ファイルを含む場合、第一の情報ファ
イルが提示する主要情報を含むと予測される第二の情報
ファイルを含む構成情報ファイル内に記述されている所
在情報が示す第二の情報ファイルに高い優先順位を付与
する構成である。
【0255】それゆえ、さらに、複数の構成情報ファイ
ルを含む第一の情報ファイルから第二の情報ファイルを
先読みする場合、実情報ファイルを含む構成情報ファイ
ルを予測して、その構成情報ファイルに含まれる所在情
報が示す第二の情報ファイルから優先して先読みするこ
とができる。したがって、第二の情報ファイルを効率的
に先読みできるという効果を奏する。
【0256】本発明の情報取得装置は、以上のように、
複数の情報提供装置に記録されたハイパーリンク構造を
有する情報ファイルを、通信ネットワークを介して取得
する情報取得装置であって、取得された第一の情報ファ
イルに記述されている、第二の情報ファイルの所在情報
を、第一の情報ファイルの表示画像において第二の情報
ファイルへのリンクを提示する所在情報提示文字列とと
もに抽出する所在情報抽出手段と、上記所在情報抽出手
段で抽出された所在情報提示文字列が長い第二の情報フ
ァイルに高い優先順位を付与する優先順位付与手段と、
上記優先順位付与手段で付与された優先順位に従って、
所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求
する先読み要求手段と、を備えている構成である。
【0257】それゆえ、優先順位付与手段が、所在情報
提示文字列の文字列長が長い第二の情報ファイルの優先
順位を高くすることにより、先読みした第二の情報ファ
イルが操作者が新しく指示する情報ファイルの取得要求
に合致する可能性が高まる。したがって、情報ファイル
の先読みを効率的に行うことができるという効果を奏す
る。
【0258】本発明の情報取得装置は、以上のように、
複数の情報提供装置に記録されたハイパーリンク構造を
有する情報ファイルを、通信ネットワークを介して取得
する情報取得装置であって、取得された第一の情報ファ
イルに記述されている、第二の情報ファイルの所在情報
を抽出するとともに、該所在情報の記述位置の第一の情
報ファイル内での相対位置を求める所在情報抽出手段
と、上記所在情報抽出手段で求められた相対位置が所定
の基準位置に近い所在情報が示す第二の情報ファイルに
高い優先順位を付与する優先順位付与手段と、上記優先
順位付与手段で付与された優先順位に従って、所在情報
が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求する先読
み要求手段と、を備えている構成である。
【0259】それゆえ、操作者が取得指示する可能性が
高い記述位置を基準位置として設定して、第一の情報フ
ァイルの基準位置付近に記載されている所在情報の示す
第二の情報ファイルの優先順位を高くすることにより、
操作者の新しく指示する情報取得の要求に合致する第二
の情報ファイルを先読みする可能性が高まる。したがっ
て、情報ファイルの先読みを効率的に行うことが可能と
なるという効果を奏する。
【0260】本発明の情報取得装置は、以上のように、
さらに、上記優先順位付与手段は、操作者による情報フ
ァイルの取得指示の履歴に応じて、上記基準位置を設定
する構成である。
【0261】それゆえ、さらに、操作者の所在情報指示
履歴から得られる情報ファイル内の相対位置(基準位
置)付近にある所在情報が示す第二の情報ファイルを優
先して先読みできるため、操作者の新しく指示する情報
取得の要求に合致する可能性がより高まる。したがっ
て、情報ファイルの先読みを効率的に行うことができる
という効果を奏する。
【0262】本発明の情報取得装置は、以上のように、
複数の情報提供装置に記録されたハイパーリンク構造を
有する情報ファイルを、通信ネットワークを介して取得
する情報取得装置であって、取得された第一の情報ファ
イルに記述されている、第二の情報ファイルの所在情報
を抽出するとともに、該第二の情報ファイルのデータサ
イズを取得する所在情報抽出手段と、上記所在情報抽出
手段で取得されたデータサイズが小さい第二の情報ファ
イルに高い優先順位を付与する優先順位付与手段と、上
記優先順位付与手段で決定された優先順位に従って、所
在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求す
る先読み要求手段と、を備えている構成である。
【0263】それゆえ、優先順位付与手段が、データサ
イズが小さい第二の情報ファイルから先読みするよう
に、優先順位を付与することにより、操作者の新しく指
示する情報取得の要求に対して画面が表示されるまでの
通信ネットワークの負荷を低くできる。したがって、情
報ファイルの先読みを効率的に行うことが可能となると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態に係る情報取得装置の構
成の概略を示すブロック図である。
【図2】図1に示した情報取得装置のハードウェア構成
の概略を示すブロック図である。
【図3】図1に示した情報取得装置による情報ファイル
の取得提示処理および先読み処理の概略を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る情報取得装置による
情報ファイルの先読み処理の各段階での所在情報リスト
を示す説明図であり、同図(a)は並べ替え前の状態、
同図(b)は所在情報の文字列長を元に並べ替えた後の
状態を示す。また、同図(c)は、同図(a)の所在情
報リストを所在情報の階層構造の深さを元に並べ替えた
後の状態を示す。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取得
装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所在
情報リストを示す説明図であり、同図(a)は並べ替え
前の状態、同図(b)は所在情報提示文字列長を元に並
べ替えた後の状態を示す。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取得
装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所在
情報リストを示す説明図であり、同図(a)は並べ替え
前の状態、同図(b)は所在情報の出現頻度を元に並べ
替えた後の状態を示す。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取得
装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所在
情報リストを示す説明図であり、同図(a)は並べ替え
前の状態、同図(b)は情報提供装置の出現頻度を元に
並べ替えた後の状態を示す。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取得
装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所在
情報リストを示す説明図であり、同図(a)は並べ替え
前の状態、同図(b)(c)はそれぞれ所在情報の記述
位置を元に並べ替えた後の状態を示す。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取得
装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所在
情報リストを示す説明図であり、同図(a)は並べ替え
前の状態、同図(b)はファイルタイプを元に並べ替え
た後の状態を示す。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取
得装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所
在情報リストを示す説明図であり、同図(a)は所在情
報を抽出した状態、同図(b)はデータサイズを取得し
所在情報に対応付けた状態、同図(c)は同図(b)を
データサイズを元に並べ替えた後の状態を示す。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取
得装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所
在情報リストを示す説明図であり、同図(a)は並べ替
え前の状態、同図(b)は取得要求が特定の情報提供装
置に集中しないように分散させて並べ替えた後の状態を
示す。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態に係る情報取
得装置による情報ファイルの先読み処理の各段階での所
在情報リストを示す説明図であり、同図(a)は並べ替
え前の状態、同図(b)は部分画面の名称を元に並べ替
えた後の状態を示す。
【図13】図1に示した情報取得装置が取得する情報フ
ァイルを示す説明図である。
【図14】図1に示した情報取得装置が取得する情報フ
ァイルを示す説明図である。
【図15】従来の技術の情報提示装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 情報取得装置 14 所在情報抽出部(所在情報抽出手段) 14a 予測処理部(優先順位付与手段) 15 先読み要求部(先読み要求手段) S 情報提供装置 N 通信ネットワーク S7 所在情報抽出処理 S8 優先順位付与処理 S9 先読み要求処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 ND36 PQ02 PQ75 PR04 PR08 5B082 AA11 AA13 EA07 EA09 FA03 GA01 GC04 HA08 5B089 GA21 GB01 JA22 JA32 JB02 KA07 KC15 KC39 KC48 KC49 KC53 LB14 5K030 HA05 HC01 JT06 KA07 LA03 LE05 MB15 MC07 9A001 BB04 CC07 JJ25 JJ26 JJ27 JJ72 KK56 KK60

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の情報提供装置に記録されたハイパー
    リンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワーク
    を介して取得する情報取得装置であって、 取得された第一の情報ファイルに記述されている、第二
    の情報ファイルの所在情報を抽出する所在情報抽出手段
    と、 上記所在情報抽出手段で抽出された所在情報の文字列に
    基づいて、第二の情報ファイルを取得する際の優先順位
    を決定する優先順位付与手段と、 上記優先順位付与手段で決定された優先順位に従って、
    所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求
    する先読み要求手段と、を備えていることを特徴とする
    情報取得装置。
  2. 【請求項2】上記優先順位付与手段は、所在情報の文字
    列が長い第二の情報ファイルに高い優先順位を付与する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載の情報取得
    装置。
  3. 【請求項3】上記優先順位付与手段は、所在情報の階層
    構造が深い第二の情報ファイルに高い優先順位を付与す
    るものであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の情報取得装置。
  4. 【請求項4】上記優先順位付与手段は、第一の情報ファ
    イル内で出現頻度が高い所在情報が示す第二の情報ファ
    イルに高い優先順位を付与するものであることを特徴と
    する請求項1から3の何れかに記載の情報取得装置。
  5. 【請求項5】上記優先順位付与手段は、第一の情報ファ
    イル内で所在情報に含まれる頻度が高い情報提供装置を
    含む所在情報が示す第二の情報ファイルに高い優先順位
    を付与するものであることを特徴とする請求項1から4
    の何れかに記載の情報取得装置。
  6. 【請求項6】上記優先順位付与手段は、所在情報に含ま
    れるファイルタイプに応じて、第二の情報ファイルに優
    先順位を付与するものであることを特徴とする請求項1
    から5の何れかに記載の情報取得装置。
  7. 【請求項7】上記優先順位付与手段は、特定の情報提供
    装置に情報ファイルの取得要求が集中しないように、第
    二の情報ファイルに優先順位を付与するものであること
    を特徴とする請求項1から6の何れかに記載の情報取得
    装置。
  8. 【請求項8】上記優先順位付与手段は、第一の情報ファ
    イルが複数の構成情報ファイルを含む場合、第一の情報
    ファイルが提示する主要情報を含むと予測される第二の
    情報ファイルを含む構成情報ファイル内に記述されてい
    る所在情報が示す第二の情報ファイルに高い優先順位を
    付与するものであることを特徴とする請求項1から7の
    何れかに記載の情報取得装置。
  9. 【請求項9】複数の情報提供装置に記録されたハイパー
    リンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワーク
    を介して取得する情報取得装置であって、 取得された第一の情報ファイルに記述されている、第二
    の情報ファイルの所在情報を、第一の情報ファイルの表
    示画像において第二の情報ファイルへのリンクを提示す
    る所在情報提示文字列とともに抽出する所在情報抽出手
    段と、 上記所在情報抽出手段で抽出された所在情報提示文字列
    が長い第二の情報ファイルに高い優先順位を付与する優
    先順位付与手段と、 上記優先順位付与手段で付与された優先順位に従って、
    所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求
    する先読み要求手段と、を備えていることを特徴とする
    情報取得装置。
  10. 【請求項10】複数の情報提供装置に記録されたハイパ
    ーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワー
    クを介して取得する情報取得装置であって、 取得された第一の情報ファイルに記述されている、第二
    の情報ファイルの所在情報を抽出するとともに、該所在
    情報の記述位置の第一の情報ファイル内での相対位置を
    求める所在情報抽出手段と、 上記所在情報抽出手段で求められた相対位置が所定の基
    準位置に近い所在情報が示す第二の情報ファイルに高い
    優先順位を付与する優先順位付与手段と、 上記優先順位付与手段で付与された優先順位に従って、
    所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求
    する先読み要求手段と、を備えていることを特徴とする
    情報取得装置。
  11. 【請求項11】上記優先順位付与手段は、操作者による
    情報ファイルの取得指示の履歴に応じて、上記基準位置
    を設定するものであることを特徴とする請求項10に記
    載の情報取得装置。
  12. 【請求項12】複数の情報提供装置に記録されたハイパ
    ーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワー
    クを介して取得する情報取得装置であって、 取得された第一の情報ファイルに記述されている、第二
    の情報ファイルの所在情報を抽出するとともに、該第二
    の情報ファイルのデータサイズを取得する所在情報抽出
    手段と、 上記所在情報抽出手段で取得されたデータサイズが小さ
    い第二の情報ファイルに高い優先順位を付与する優先順
    位付与手段と、 上記優先順位付与手段で決定された優先順位に従って、
    所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求
    する先読み要求手段と、を備えていることを特徴とする
    情報取得装置。
  13. 【請求項13】複数の情報提供装置に記録されたハイパ
    ーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワー
    クを介して取得する情報取得方法であって、 取得された第一の情報ファイルに記述されている、第二
    の情報ファイルの所在情報を抽出する所在情報抽出処理
    と、 上記所在情報抽出処理で抽出された所在情報の文字列に
    基づいて、第二の情報ファイルを取得する際の優先順位
    を決定する優先順位付与処理と、 上記優先順位付与処理で決定された優先順位に従って、
    所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求
    する先読み要求処理と、を含んでいることを特徴とする
    情報取得方法。
  14. 【請求項14】複数の情報提供装置に記録されたハイパ
    ーリンク構造を有する情報ファイルを、通信ネットワー
    クを介して取得する情報取得プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 取得された第一の情報ファイルに記述されている、第二
    の情報ファイルの所在情報を抽出する所在情報抽出手段
    と、 上記所在情報抽出手段で抽出された所在情報の文字列に
    基づいて、第二の情報ファイルを取得する際の優先順位
    を決定する優先順位付与手段と、 上記優先順位付与手段で決定された優先順位に従って、
    所在情報が示す第二の情報ファイルの先読み取得を要求
    する先読み要求手段と、をコンピュータに実現させるた
    めの情報取得プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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