WO2010090225A1

WO2010090225A1 - 通信制御装置およびそれを用いたネットワークシステム

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Publication number: WO2010090225A1
Application number: PCT/JP2010/051522
Authority: WO
Inventors: 智宏織田; 河崎　利信; 誠河崎
Original assignee: パナソニック電工株式会社
Priority date: 2009-02-03
Filing date: 2010-02-03
Publication date: 2010-08-12
Also published as: JP2010183204A; CN102308289A; JP5320095B2; US20120054835A1; EP2395435A4; US8656464B2; EP2395435A1; CN102308289B

Abstract

　通信制御装置（１０）は、ネットワーク（１３）に新たに追加された第２機器（１２）（または第１機器（１１））に対応する第２種別情報（または第１種別情報）を取得する。通信制御装置（１０）は、基本要求情報（または基本通知情報）を参照して、取得した第２種別情報（または第１種別情報）に対応する要求情報（または通知情報）を取得する。通信制御装置（１０）は、通知許可情報（または要求許可情報）を参照して、取得した要求情報（または通知情報）の示す処理と同一の処理を示す通知情報（または要求情報）と組み合わされた第２送信元情報（または第１送信元情報）を取得する。通信制御装置（１０）は、ネットワーク（１３）に新たに追加された第２機器（１２）（または第１機器（１１））を示す第１送信元情報（または第２送信元情報）と、取得した要求情報（または通知情報）と、取得した第２送信元情報（または第１送信元情報）の示す第１機器（１１）（または第２機器（１２））と同一の第１機器（１１）（または第２機器（１２））を示す第１送信先情報（第２送信先情報）との組み合わせを示す要求許可情報（または通知許可情報）を生成する。

Description

通信制御装置およびそれを用いたネットワークシステム

　本発明は、通信制御装置およびそれを用いたネットワークシステムに関し、特にネットワーク上の機器の許可情報を設定する通信制御装置およびそれを用いたネットワークシステムに関する。

　文献１（特開２００３－６９５９５）は、アクセス制御システムを開示する。上記文献１に開示されたアクセス制御システムは、ホームネットワークを介して宅内機器が接続される家庭内サーバを備える。家庭内サーバは、アクセス制御テーブルと、利用者テーブルと、機器テーブルと、を有する。家庭内サーバは、宅内機器へのアクセス要求を外部の機器から受け付けると、アクセス制御テーブルと利用者テーブルと機器テーブルの内容を参照してアクセスの可否を判定する。

　上記文献１に開示されたアクセス制御システムでは、アクセスの可否を判定するためのパラメータを規定する情報（許可情報）が多い。そのため、新たにネットワークに追加された機器に対応する許可情報を設定することは、ユーザにとって難しく、手間がかかる。

　本発明は上記の点に鑑みて為された。本発明の目的は、ネットワークに新たに追加された機器に対応する許可情報を自動的に設定できる通信制御装置およびそれを用いたネットワークシステムを提供することである。

　本発明に係る通信制御装置は、所定の処理を実行する第１機器と、上記第１機器に上記所定の処理の実行を要求する第２機器と、を備えるネットワークシステムに用いられる。上記第２機器は、要求信号を送信する要求ユニットを有する。上記要求信号は、上記要求信号の送信元の上記第２機器を示す第１送信元情報と、上記第１機器に要求する処理を示す要求情報と、上記要求信号の送信先の上記第１機器を示す第１送信先情報と、を含む。上記第１機器は、上記要求信号を受け取ると上記要求信号に含まれる上記要求情報が示す処理を実行する機能ユニットと、通知信号を送信する通知ユニットと、を有する。上記通知信号は、上記通知信号の送信元の上記第１機器を示す第２送信元情報と、上記機能ユニットが実行可能な処理を示す通知情報と、上記通知信号の送信先の上記第２機器を示す第２送信先情報と、を含む。

　上記第１の発明に係る通信制御装置は、許可情報記憶ユニットと、ネットワークを介して上記第１機器および上記第２機器と通信する中継ユニットと、基本情報記憶ユニットと、要求許可情報追加ユニットと、通知許可情報追加ユニットと、を有する。上記許可情報記憶ユニットは、上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせを示す第１許可情報と、上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせを示す第２許可情報と、を記憶するように構成される。上記中継ユニットは、要求信号中継モジュールと、通知信号中継モジュールと、を含む。上記要求信号中継モジュールは、上記要求信号を受信すると上記要求信号に含まれる上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせが上記要求許可情報に含まれているか否かを確認し、上記要求許可情報に含まれていれば、上記要求信号の中継を行うように構成される。上記通知信号中継モジュールは、上記通知信号を受信すると上記通知信号に含まれる上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせが上記通知許可情報に含まれているか否かを確認し、上記通知許可情報に含まれていれば、上記通知信号の中継を行うように構成される。基本情報記憶ユニットは、上記第１機器の種別を示す第１種別情報と上記通知情報との対応関係を示す基本通知情報と、上記第２機器の種別を示す第２種別情報と上記要求情報との対応関係を示す基本要求情報と、を記憶するように構成される。上記要求許可情報追加ユニットは、上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器に対応する上記第２種別情報を取得する第２種別情報取得モジュールと、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２種別情報取得モジュールの取得した上記第２種別情報に対応する上記記要求情報を取得する要求情報取得モジュールと、上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記通知許可情報を参照して、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報の示す処理と同一の処理を示す上記通知情報と組み合わされた上記第２送信元情報を取得する第２送信元情報取得モジュールと、上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器を示す上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成する要求許可情報生成モジュールと、上記要求許可情報生成モジュールの生成した上記要求許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる要求許可情報書込モジュールと、を含む。上記通知許可情報追加ユニットは、上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器に対応する上記第１種別情報を取得する第１種別情報取得モジュールと、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本通知情報を参照して、上記第１種別情報取得モジュールの取得した上記第１種別情報に対応する上記通知情報を取得する通知情報取得モジュールと、上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記要求許可情報を参照して、上記通知情報取得モジュールが取得した上記通知情報の示す処理と同一の処理を示す上記要求情報と組み合わされた上記第１送信元情報を取得する第１送信元情報取得モジュールと、上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器を示す上記第２送信元情報と、上記通知情報取得モジュールの取得した上記通知情報と、上記第１送信元情報取得モジュールの取得した上記第１送信元情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第２送信先情報との組み合わせを示す上記通知許可情報を生成する通知許可情報生成モジュールと、上記通知許可情報生成モジュールの生成した上記通知許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる通知許可情報書込モジュールと、を含む。

　好ましくは、要求許可情報更新ユニットと、通知許可情報更新ユニットと、を備える。上記要求許可情報更新ユニットは、通知許可情報確認モジュールと、第２通知許可情報生成モジュールと、第２通知許可情報書込モジュールと、を有する。上記通知許可情報確認モジュールは、第１の組み合わせを有する上記通知許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されているか否かを確認するように構成される。上記第１の組み合わせは、上記要求許可情報生成モジュールで生成された上記要求許可情報の上記第１送信先情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第２送信元情報と、上記要求許可情報生成モジュールで生成された上記要求許可情報の上記要求情報の示す処理と同一の処理を示す上記通知情報との組み合わせである。上記第２通知許可情報生成モジュールは、上記第１の組み合わせを有する上記通知許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されていれば、上記第１の組み合わせと上記要求許可情報生成モジュールで生成された上記要求許可情報の上記第１送信元情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第２送信先情報との組み合わせを示す上記通知許可情報を生成するように構成される。上記第２通知許可情報書込モジュールは、上記第２通知許可情報生成モジュールの生成した上記通知許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させるように構成される。上記通知許可情報更新ユニットは、要求許可情報確認モジュールと、第２要求許可情報生成モジュールと、第２要求許可情報書込モジュールと、を有する。上記要求許可情報確認モジュールは、第２の組み合わせを有する上記要求許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されているか否かを確認するように構成される。上記第２の組み合わせは、上記通知許可情報生成モジュールで生成された上記通知許可情報の上記第２送信先情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第１送信元情報と上記通知許可情報生成モジュールで生成された上記通知許可情報の上記通知情報の示す処理と同一の処理を示す上記要求情報との組み合わせである。上記第２要求許可情報生成モジュールは、上記第２の組み合わせを有する上記要求許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されていれば、上記第２の組み合わせと上記通知許可情報生成モジュールで生成された上記通知許可情報の上記第２送信元情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成するように構成される。上記第２要求許可情報書込モジュールは、上記第２要求許可情報生成モジュールの生成した上記要求許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させるように構成される。

　好ましくは、上記第２機器の種別には、ユーザがある。上記第２機器の種別が上記ユーザである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記ユーザの識別情報である上記要求信号を送信するように構成される。上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記ユーザである場合、上記第１送信元情報が上記ユーザの識別情報である上記要求許可情報を生成するように構成される。上記ユーザには、一般ユーザと特定ユーザとがある。上記特定ユーザを示す上記第２種別情報は、上記一般ユーザを示す上記第２種別情報に対応付けられた上記基本要求情報の一部と対応付けられている。

　好ましくは、上記第２機器の種別には、サービスがある。上記第２機器の種別が上記サービスである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記サービスの識別情報で規定される上記要求信号を送信するように構成される。上記第２種別情報取得モジュールは、上記サービスの追加を要求されると、上記サービスに対応する上記第２種別情報を取得するように構成される。上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記サービスである場合、上記第１送信元情報が上記サービスの識別情報で規定される上記要求許可情報を生成するように構成される。

　好ましくは、上記第２機器の種別には、他の住宅に設置された上記機器に対する動作を相互に行う連携サービスがある。上記第２機器の種別が上記連携サービスである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記連携サービスの識別情報で規定される上記要求信号を送信するように構成される。上記基本要求情報は、上記第２種別情報と上記連携サービスの対象となるかどうかを示す連携対象情報との対応関係を示す。上記第２種別情報取得モジュールは、上記連携サービスの実施を要求されると、上記連携サービスに対応する上記第２種別情報を取得するように構成される。上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記連携サービスである場合、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器から上記連携サービスの対象となる上記第１種別情報に対応する上記第１機器を選択するように構成される。上記要求許可情報生成モジュールは、上記連携サービスの識別情報で規定される上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記要求許可情報生成モジュールが選択した上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成するように構成される。

　好ましくは、上記第２機器の種別には、他のサービス提供者のセンターサーバと上記機器との間で提供される提携サービスがある。上記第２機器の種別が上記提携サービスである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記提携サービスの識別情報で規定される上記要求信号を送信するように構成される。上記基本要求情報は、上記第２種別情報と上記提携サービスの対象となるかどうかを示す提携対象情報との対応関係を示す。上記第２種別情報取得モジュールは、上記提携サービスの実施を要求されると、上記提携サービスに対応する上記第２種別情報を取得するように構成される。上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記提携サービスである場合、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器から上記提携サービスの対象となる上記第１種別情報に対応する上記第１機器を選択するように構成される。上記要求許可情報生成モジュールは、上記提携サービスの識別情報で規定される上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記要求許可情報生成モジュールが選択した上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成するように構成される。

　好ましくは、上記ネットワークは、上記第１機器および上記第２機器を管理するセンターサーバと、上記第１機器および上記第２機器と上記センターサーバとの通信を中継するゲートウェイと、を備える。上記基本情報記憶ユニットは、上記センターサーバに設けられる。上記許可情報記憶ユニットと上記要求許可情報追加ユニットと上記通知許可情報追加ユニットとは、上記ゲートウェイに設けられる。

　本発明に係るネットワークシステムは、所定の処理を実行する第１機器と、上記第１機器に上記所定の処理の実行を要求する第２機器と、上記第１機器と上記第２機器との間の通信を制御する通信制御装置と、を備える。上記第２機器は、要求信号を送信する要求ユニットを有する。上記要求信号は、上記要求信号の送信元の上記第２機器を示す第１送信元情報と、上記第１機器に要求する処理を示す要求情報と、上記要求信号の送信先の上記第１機器を示す第１送信先情報と、を含む。上記第１機器は、上記要求信号を受け取ると上記要求信号に含まれる上記要求情報が示す処理を実行する機能ユニットと、通知信号を送信する通知ユニットと、を有する。上記通知信号は、上記通知信号の送信元の上記第１機器を示す第２送信元情報と、上記機能ユニットが実行可能な処理を示す通知情報と、上記通知信号の送信先の上記第２機器を示す第２送信先情報と、を含む。上記通信制御装置は、許可情報記憶ユニットと、ネットワークを介して上記第１機器および上記第２機器と通信する中継ユニットと、基本情報記憶ユニットと、要求許可情報追加ユニットと、通知許可情報追加ユニットと、を有する。上記許可情報記憶ユニットは、上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせを示す第１許可情報と、上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせを示す第２許可情報と、を記憶するように構成される。上記中継ユニットは、要求信号中継モジュールと、通知信号中継モジュールと、を含む。上記要求信号中継モジュールは、上記要求信号を受信すると上記要求信号に含まれる上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせが上記要求許可情報に含まれているか否かを確認し、上記要求許可情報に含まれていれば、上記要求信号の中継を行うように構成される。上記通知信号中継モジュールは、上記通知信号を受信すると上記通知信号に含まれる上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせが上記通知許可情報に含まれているか否かを確認し、上記通知許可情報に含まれていれば、上記通知信号の中継を行うように構成される。上記基本情報記憶ユニットは、上記第１機器の種別を示す第１種別情報と上記通知情報との対応関係を示す基本通知情報と、上記第２機器の種別を示す第２種別情報と上記要求情報との対応関係を示す基本要求情報と、を記憶するように構成される。上記要求許可情報追加ユニットは、上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器に対応する上記第２種別情報を取得する第２種別情報取得モジュールと、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２種別情報取得モジュールの取得した上記第２種別情報に対応する上記記要求情報を取得する要求情報取得モジュールと、上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記通知許可情報を参照して、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報の示す処理と同一の処理を示す上記通知情報と組み合わされた上記第２送信元情報を取得する第２送信元情報取得モジュールと、上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器を示す上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成する要求許可情報生成モジュールと、上記要求許可情報生成モジュールの生成した上記要求許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる要求許可情報書込モジュールと、を含む。上記通知許可情報追加ユニットは、上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器に対応する上記第１種別情報を取得する第１種別情報取得モジュールと、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本通知情報を参照して、上記第１種別情報取得モジュールの取得した上記第１種別情報に対応する上記通知情報を取得する通知情報取得モジュールと、上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記要求許可情報を参照して、上記通知情報取得モジュールが取得した上記通知情報の示す処理と同一の処理を示す上記要求情報と組み合わされた上記第１送信元情報を取得する第１送信元情報取得モジュールと、上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器を示す上記第２送信元情報と、上記通知情報取得モジュールの取得した上記通知情報と、上記第１送信元情報取得モジュールの取得した上記第１送信元情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第２送信先情報との組み合わせを示す上記通知許可情報を生成する通知許可情報生成モジュールと、上記通知許可情報生成モジュールの生成した上記通知許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる通知許可情報書込モジュールと、を含む。

本発明の一実施形態の通信制御装置を備えるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。上述のネットワークシステムの概略図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。基本情報の説明図である。許可情報を生成する手順を説明する図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。許可情報の説明図である。

　図１は、本発明の一実施形態の通信制御装置（アクセス制御装置）１０を備えるネットワークシステムの構成を示す。

　ネットワークシステムは、所定の処理を実行する第１機器（提供側の機器）１１と、第１機器１１に所定の処理の実行を要求する第２機器（呼び出し側の機器）１２と、を備える。

　第２機器１２は、要求信号を送信する要求ユニット１２１を有する。要求信号は、要求信号の送信元の第２機器１２を示す第１送信元情報と、第１機器１１に要求する処理を示す要求情報と、要求信号の送信先の第１機器１１を示す第１送信先情報と、を含む。

　第１機器１１は、要求信号を受け取ると要求信号に含まれる要求情報が示す処理を実行する機能ユニット１１１を有する。機能ユニット１１１は、１以上の所定機能が対応付けられたオブジェクトを有する。オブジェクトに対応付けられた機能には、機能ＩＤ（ＩＩＤ）が割り当てられている。

　第１機器１１は、さらに、通知信号を送信する通知ユニット１１２を有する。通知信号は、通知信号の送信元の第１機器１１を示す第２送信元情報と、機能ユニット１１１が実行可能な処理を示す通知情報と、通知信号の送信先の第２機器１２を示す第２送信先情報と、を含む。

　通信制御装置１０は、許可情報記憶ユニット１０１と、ネットワーク１３を介して第１機器１１および第２機器１２と通信する中継ユニット１０２と、基本情報記憶ユニット１０３と、要求許可情報追加ユニット１０４と、通知許可情報追加ユニット１０５と、通知許可情報更新ユニット１０６と、要求許可情報更新ユニット１０７と、を有する。

　許可情報記憶ユニット１０１は、第１送信元情報と要求情報と第１送信先情報との組み合わせを示す第１許可情報と、第２送信元情報と通知情報と第２送信先情報との組み合わせを示す第２許可情報と、を記憶するように構成される。

　中継ユニット１０２は、要求信号中継モジュール１０２１と、通知信号中継モジュール１０２２と、を含む。

　要求信号中継モジュール１０２１は、要求信号を受信すると要求信号に含まれる第１送信元情報と要求情報と第１送信先情報との組み合わせが要求許可情報に含まれているか否かを確認し、要求許可情報に含まれていれば、要求信号の中継を行うように構成される。

　通知信号中継モジュール１０２２は、通知信号を受信すると通知信号に含まれる第２送信元情報と通知情報と第２送信先情報との組み合わせが通知許可情報に含まれているか否かを確認し、通知許可情報に含まれていれば、通知信号の中継を行うように構成される。

　基本情報記憶ユニット１０３は、第１機器１１の種別を示す第１種別情報と通知情報との対応関係を示す基本通知情報と、第２機器１２の種別を示す第２種別情報と要求情報との対応関係を示す基本要求情報と、を記憶するように構成される。

　要求許可情報追加ユニット１０４は、第２種別情報取得モジュール１０４１と、要求情報取得モジュール１０４２と、第２送信元情報取得モジュール１０４３と、要求許可情報生成モジュール１０４４と、要求許可情報書込モジュール１０４５と、を含む。

　第２種別情報取得モジュール１０４１は、ネットワーク１３に新たに追加された第２機器１２に対応する第２種別情報を取得するように構成される。第２種別情報取得モジュール１０４１は、サービスの追加を要求されると、サービスに対応する第２種別情報を取得するように構成される。第２種別情報取得モジュール１０４１は、提携サービスの実施を要求されると、提携サービスに対応する第２種別情報を取得するように構成される。第２種別情報取得モジュール１０４１は、提携サービスの実施を要求されると、提携サービスに対応する第２種別情報を取得するように構成される。

　要求情報取得モジュール１０４２は、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本要求情報を参照して、第２種別情報取得モジュール１０４１の取得した第２種別情報に対応する要求情報を取得するように構成される。

　第２送信元情報取得モジュール１０４３は、許可情報記憶ユニット１０１に記憶された通知許可情報を参照して、要求情報取得モジュール１０４２の取得した要求情報の示す処理と同一の処理を示す通知情報と組み合わされた第２送信元情報を取得するように構成される。

　要求許可情報生成モジュール１０４４は、新たな要求許可情報を生成するように構成される。新たな要求許可情報は、ネットワーク１３に新たに追加された第２機器１２を示す第１送信元情報と、要求情報取得モジュールの取得した要求情報と、第２送信元情報取得モジュールの取得した第２送信元情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第１送信先情報との組み合わせを示す。

　要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別がユーザである場合、第１送信元情報がユーザの識別情報である要求許可情報を生成するように構成される。要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別がサービスである場合、第１送信元情報がサービスの識別情報で規定される要求許可情報を生成するように構成される。

　要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別が連携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本要求情報を参照して、第２送信元情報取得モジュール１０４３の取得した第２送信元情報の示す第１機器１１から連携サービスの対象となる第１種別情報に対応する第１機器１１を選択するように構成される。その後、要求許可情報生成モジュール１０４４は、連携サービスの識別情報で規定される第１送信元情報と、要求情報取得モジュール１０４２の取得した要求情報と、要求許可情報生成モジュール１０４４が選択した第１機器１１を示す第１送信先情報との組み合わせを示す要求許可情報を生成するように構成される。

　要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別が提携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本要求情報を参照して、第２送信元情報取得モジュール１０４３の取得した第２送信元情報の示す第１機器１１から提携サービスの対象となる第１種別情報に対応する第１機器１１を選択するように構成される。その後、要求許可情報生成モジュール１０４４は、提携サービスの識別情報で規定される第１送信元情報と、要求情報取得モジュール１０４２の取得した要求情報と、要求許可情報生成モジュール１０４４が選択した第１機器１１を示す第１送信先情報との組み合わせを示す要求許可情報を生成するように構成される。

　要求許可情報書込モジュール１０４５は、要求許可情報生成モジュール１０４４の生成した要求許可情報を許可情報記憶ユニット１０１に記憶させるように構成される。

　通知許可情報追加ユニット１０５は、第１種別情報取得モジュール１０５１と、通知情報取得モジュール１０５２と、第１送信元情報取得モジュール１０５３と、通知許可情報生成モジュール１０５４と、通知許可情報書込モジュール１０５５と、を含む。

　第１種別情報取得モジュール１０５１は、ネットワーク１３に新たに追加された第１機器１１に対応する第１種別情報を取得するように構成される。

　第１種別情報取得モジュール１０５１は、サービスの追加を要求されると、サービスに対応する第１種別情報を取得するように構成される。第１種別情報取得モジュール１０５１は、連携サービスの実施を要求されると、提携サービスに対応する第１種別情報を取得するように構成される。第１種別情報取得モジュール１０５１は、提携サービスの実施を要求されると、提携サービスに対応する第１種別情報を取得するように構成される。

　通知情報取得モジュール１０５２は、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本通知情報を参照して、第１種別情報取得モジュール１０５１の取得した第１種別情報に対応する通知情報を取得するように構成される。

　第１送信元情報取得モジュール１０５３は、許可情報記憶ユニット１０１に記憶された要求許可情報を参照して、通知情報取得モジュール１０５２が取得した通知情報の示す処理と同一の処理を示す要求情報と組み合わされた第１送信元情報を取得するように構成される。

　通知許可情報生成モジュール１０５４は、新たな通知許可情報を生成するように構成される。新たな通知許可情報は、ネットワーク１３に新たに追加された第１機器１１を示す第２送信元情報と、通知情報取得モジュールの取得した通知情報と、第１送信元情報取得モジュールの取得した第１送信元情報の示す第２機器１２と同一の第２機器１２を示す第２送信先情報との組み合わせを示す。

　通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別がユーザである場合、第２送信元情報がユーザの識別情報である通知許可情報を生成するように構成される。通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別がサービスである場合、第２送信元情報がサービスの識別情報で規定される通知許可情報を生成するように構成される。

　通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別が連携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本通知情報を参照して、第１送信元情報取得モジュール１０５３の取得した第１送信元情報の示す第２機器１２から連携サービスの対象となる第２種別情報に対応する第２機器１２を選択するように構成される。その後、通知許可情報生成モジュール１０５４は、連携サービスの識別情報で規定される第２送信元情報と、通知情報取得モジュール１０５２の取得した通知情報と、通知許可情報生成モジュール１０５４が選択した第２機器１２を示す第２送信先情報との組み合わせを示す通知許可情報を生成するように構成される。

　通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別が提携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本通知情報を参照して、第１送信元情報取得モジュール１０５３の取得した第１送信元情報の示す第２機器１２から提携サービスの対象となる第２種別情報に対応する第２機器１２を選択するように構成される。その後、通知許可情報生成モジュール１０５４は、提携サービスの識別情報で規定される第２送信元情報と、通知情報取得モジュール１０５２の取得した通知情報と、通知許可情報生成モジュール１０５４が選択した第２機器１２を示す第２送信先情報との組み合わせを示す通知許可情報を生成するように構成される。

　通知許可情報書込モジュール１０５５は、通知許可情報生成モジュール１０５４の生成した通知許可情報を許可情報記憶ユニット１０１に記憶させるように構成される。

　通知許可情報更新ユニット１０６は、通知許可情報確認モジュール１０６１と、第２通知許可情報生成モジュール１０６２と、第２通知許可情報書込モジュール１０６３と、を含む。

　通知許可情報確認モジュール１０６１は、第１の組み合わせを有する通知許可情報が許可情報記憶ユニット１０１に記憶されているか否かを確認するように構成される。

　第１の組み合わせは、要求許可情報生成モジュール１０４４で生成された要求許可情報の第１送信先情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第２送信元情報と、要求許可情報生成モジュール１０４４で生成された要求許可情報の要求情報の示す処理と同一の処理を示す通知情報との組み合わせである。

　第２通知許可情報生成モジュール１０６２は、第１の組み合わせを有する通知許可情報が許可情報記憶ユニット１０１に記憶されていれば、追加通知許可情報を生成するように構成される。追加通知許可情報は、第１の組み合わせと要求許可情報生成モジュールで生成された要求許可情報の第１送信元情報の示す第２機器と同一の第２機器を示す第２送信先情報との組み合わせを示す。

　第２通知許可情報書込モジュール１０６３は、第２通知許可情報生成モジュール１０６２の生成した追加通知許可情報を許可情報記憶ユニット１０１に記憶させるように構成される。

　要求許可情報更新ユニット１０７は、要求許可情報確認モジュール１０７１と、第２要求許可情報生成モジュール１０７２と、第２要求許可情報書込モジュール１０７３と、を含む。

　要求許可情報確認モジュール１０７１は、第２の組み合わせを有する要求許可情報が許可情報記憶ユニット１０１に記憶されているか否かを確認するように構成される。

　第２の組み合わせは、通知許可情報生成モジュール１０５４で生成された通知許可情報の第２送信先情報の示す第２機器１２と同一の第２機器１２を示す第１送信元情報と通知許可情報生成モジュールで生成された通知許可情報の通知情報の示す処理と同一の処理を示す要求情報との組み合わせである。

　第２要求許可情報生成モジュール１０７２は、第２の組み合わせを有する要求許可情報が許可情報記憶ユニット１０１に記憶されていれば、追加要求許可情報を生成するように構成される。追加要求許可情報は、第２の組み合わせと通知許可情報生成モジュールで生成された通知許可情報の第２送信元情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第１送信先情報との組み合わせを示す。

　第２要求許可情報書込モジュール１０７３は、第２要求許可情報生成モジュール１０７２の生成した追加要求許可情報を許可情報記憶ユニット１０１に記憶させるように構成される。

　図２は、上述のネットワークシステムの具体的な適用例を示す。図２に示すネットワークシステムは、センターサーバ２０と、ゲートウェイユニット（ゲートウェイ）３０と、複数の宅内端末４０と、複数の携帯端末５０と、サービス提供サーバ６０と、を備える。

　センターサーバ２０は、インターネット８１を介してゲートウェイ３０に接続される。

　ゲートウェイ３０は、住宅７０に設けられた宅内網８２を介して宅内端末４０に接続される。インターネット８１や宅内網８２は、ネットワーク１３に相当する。

　以下の説明では、複数の宅内端末４０を必要に応じて符号４１～４６で区別する。複数の携帯端末５０を必要に応じて符号５１～５３で区別する。

　センターサーバ２０は、宅内端末４０を住宅７０ごとに管理する。

　ゲートウェイユニット３０は、宅内端末４０とセンターサーバ２０との通信を中継するために住宅７０に設置される宅内サーバである。

　図２は、２つの住宅７０を図示する。必要に応じて住宅７０を符号７１，７２で区別する。各住宅７０のゲートウェイユニット３０を必要に応じて符号３１，３２で区別する。

　宅内端末４０および携帯端末５０は、ネットワークに接続される機器（ネットワーク機器）である。宅内端末４０および携帯端末５０は、機能ユニット１１１と、通知ユニット１１２と、要求ユニット１２１と、を有する。すなわち、宅内端末４０や携帯端末５０は、第１機器１１として機能し、また第２機器１２としても機能する。

　宅内端末４０は、複数の住宅７０のそれぞれに設置される。宅内端末４０は、たとえば、スイッチや、照明器具、ビューア、温度計測器である。宅内端末４０は、中継手段（センターサーバ２０やゲートウェイユニット３０）を介して他の機器（宅内端末４０を含む）と通信するためのバインディングを行う。

　宅内端末４０には識別情報として端末ＩＤ（ＯＩＤ）が割り当てられている。本実施形態において、宅内端末４１には「Device1」、宅内端末４２には「Device2」、宅内端末４３には「Device3」、宅内端末４４には「Device4」、宅内端末４５には「Device11」、宅内端末４６には「Device12」がそれぞれ割り当てられている。

　宅内端末４０は、端末ＩＤを通知する識別情報通知ユニット（図示せず）を備える。上記識別情報通知ユニットは、宅内端末４０がネットワーク（宅内網８２）に接続された際、あるいは、センターサーバ２０やゲートウェイ３０からの要求に応じて、端末ＩＤを示す端末情報を含む識別信号を送信する。端末情報は、後述する種別情報を含んでいてもよい。

　携帯端末５０は、ネットワークシステムを利用するユーザのインターフェースとして使用される。すなわち、携帯端末５０は、ネットワーク機器としてではなく、ユーザとしてネットワークシステムにアクセスするために使用される。携帯端末５０は、たとえば、携帯電話機やパーソナルコンピュータである。

　携帯端末５０の要求ユニット１２１は、第１送信元情報がユーザの識別情報である要求信号を送信するように構成される。ユーザの識別情報は、ユーザ用の端末ＩＤで規定される。本実施形態において、宅内７１に住むユーザには端末ＩＤ「USER1」、宅内７２に住むユーザには端末ＩＤ「USER2」がそれぞれ割り当てられている。

　携帯端末５０は、ユーザが所定のサービスの提供を要求するためのユーザインターフェース（リクエスタ）としても使用される。この場合、携帯端末５０の要求ユニット１２１は、第１送信元情報がサービスの識別情報で規定された要求信号を送信するように構成される。第１送信元情報は、ユーザ用の端末ＩＤとサービスの識別情報とを用いて規定される。

　センターサーバ２０は、アプリケーションサーバ２０１と、サービス提供モジュール２０２と、ノード管理サービス提供モジュール２０３と、認証サーバ２０４と、認証データベース２０５と、基本データテーブル（基本データベース）２０６と、アカウント管理サービス提供モジュール２０７と、ウェブアプリケーションサーバ２０８と、を備える。

　アプリケーションサーバ２０１は、住宅７０に設置された各宅内端末４０からの接続を受け付けるサーバである。アプリケーションサーバ２０１は、ウェブアプリケーションサーバ２０８からの要求に応じてアプリケーション（たとえば各宅内端末４０の制御）を実行するサーバである。アプリケーションサーバ２０１は、中継ユニット１０２として機能する。

　サービス提供モジュール２０２は、アプリケーションサーバ２０１と連携して、各宅内端末４０に複数のサービス（たとえば時刻設定やソフトのバージョン管理などの機能）を提供するソフトウェアモジュールである。サービス提供モジュール２０２は、アプリケーションサーバ２０１と連携して、異なる住宅７１，７２内の宅内端末４０同士を連携させる連携サービスを提供する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、新規の宅内端末４０の通知（宅内網８２に宅内端末４０が新たに接続されたことの通知）があったときに、認証データベース２０５に新規の宅内端末４０を登録する。たとえば、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、新規の宅内端末４０をアカウントＩＤに紐付けたり、新規の宅内端末４０の認証を有効にしたりする。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、端末ＩＤと種別情報との対応関係を示す種別情報データテーブルを記憶する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、要求許可情報追加ユニット１０４と、通知許可情報追加ユニット１０５と、通知許可情報更新ユニット１０６と、要求許可情報更新ユニット１０７として機能する。

　認証サーバ２０４は、センターサーバ２０への各宅内端末４０の接続を認識して、通信暗号化のための暗号鍵（公開鍵）を配布するサーバである。

　認証データベース２０５は、宅内網８２に既に接続されている宅内端末（既設の宅内端末）４０およびネットワークシステムを利用するユーザごとに認証情報や許可情報（パーミッション情報）を記憶する。具体的には、認証データベース２０５は、図３に示すように、端末ＩＤ（オブジェクトＩＤ，ＯＩＤ）と、認証キーと、パーミッションと、メタデータと、アカウントＩＤとを相互に対応付けて記憶する。端末ＩＤは、アクセス権が与えられる機器を示す。すなわち、端末ＩＤは、第１送信元情報または第２送信元情報に相当する。認証キーは、端末の認証に用いられる秘密鍵やパスワードである。メタデータは、機器の種別を示す。

　パーミッションは、「アクセス対象の機器を示す端末ＩＤ／機能ＩＤ／アクセス権」で表わされる。

　アクセス権は、４つの許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」，「Ｐ」それぞれに対応するアクセス権の有無を示す。「ＲＷＸＰ」で表わされるアクセス権は、許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」，「Ｐ」それぞれに対応するアクセス権を有していることを示す。「Ｒ－－Ｐ」で表わされるアクセス権は、許可記号「Ｒ」，「Ｐ」それぞれに対応するアクセス権を有しているが、許可記号「Ｗ」，「Ｘ」それぞれに対応するアクセス権を有していないことを示す。

　許可記号「Ｒ」は、アクセス対象の機器の有するオブジェクトの属性（プロパティ）の読み込み権を示す。オブジェクトの属性には、オブジェクトの特徴と、オブジェクトの状態とがある。オブジェクトの特徴は、時間で変化しない値（静的な値）である。オブジェクトの特徴は、たとえば、照明器具の種類である。オブジェクトの状態は、時間で変化する値（動的な値である）。オブジェクトの状態は、たとえば、点灯や消灯などの照明状態である。属性の内容は、機能ＩＤによって特定される。したがって、許可記号「Ｒ」は、アクセス権を持つ機器がアクセス対象の機器からオブジェクトの機能ＩＤに対応する属性を読み取る動作を許可することを示す。

　許可記号「Ｗ」は、アクセス対象の機器の有するオブジェクトの属性の書き込み権を示す。属性の内容は、機能ＩＤによって特定される。したがって、許可記号「Ｗ」は、アクセス権を持つ機器がアクセス対象に機器のオブジェクトの機能ＩＤに対応する属性を書き込む動作を許可することを示す。

　許可記号「Ｘ」は、アクセス対象の機器の有するオブジェクトのメソッドの呼び出し権（実行権）を示す。オブジェクトのメソッドは、たとえば、「オブジェクトの能力」・「オブジェクトの機能」を実現するためのプログラム（ソースコードや関数）である。メソッドは、機能ＩＤによって特定される。すなわち、許可記号「Ｘ」は、アクセス権を持つ機器がアクセス対象の機器にオブジェクトの機能ＩＤに対応するメソッドを実行させる動作を許可することを示す。

　許可記号「Ｐ」は、アクセス対象の機器への機能ＩＤに関する情報の通知権を示す。すなわち、許可記号「Ｐ」は、アクセス権を持つ機器がアクセス対象の機器にオブジェクトの機能ＩＤに関する情報を通知する動作を許可することを示す。機能ＩＤに関する情報は、たとえば、オブジェクトの属性やメソッドなどのオブジェクトの情報である。機能ＩＤに関する情報は、機能ユニット１１１に所定の処理の実行を要求する際や、機能ユニット１１１より得た信号を解釈する際に必要である。

　図３に示す例では、「Device1」のパーミッションには、「USER1, Device2, Device3/照明状態/－－－Ｐ」がある。よって、宅内端末４１（Device1）は、ユーザ（USER1）と宅内端末４２（Device2）と宅内端末４３（Device3）とに、機能ＩＤ（照明状態）に関する情報を通知することが許可されている（許可記号「Ｐ」）。「Device1」のパーミッションには、「USER1, Device2, Device3/端末情報/ＲＷＸＰ」がある。よって、宅内端末４１（Device1）は、ユーザ（USER1）と宅内端末４２（Device2）と宅内端末４３（Device3）とから、機能ＩＤ（端末情報）で特定されるオブジェクトの属性を読み込むことが許可されている。また、宅内端末４１（Device1）は、ユーザ（USER1）と宅内端末４２（Device2）と宅内端末４３（Device3）とに、機能ＩＤ（端末情報）で特定されるオブジェクトの属性を書き込むことが許可されている。また、宅内端末４１（Device1）は、ユーザ（USER1）と宅内端末４２（Device2）と宅内端末４３（Device3）とから、機能ＩＤ（端末情報）で特定されるメソッドを実行させることが許可されている。また、宅内端末４１（Device1）は、ユーザ（USER1）と宅内端末４２（Device2）と宅内端末４３（Device3）とに、機能ＩＤ（端末情報）に関する情報を通知することが許可されている。

　許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」に対応するアクセス権は、アクセス対象の機器に処理を要求する権利である。許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」と機能ＩＤとの組み合わせは、上述の要求情報を示す。アクセス権を持つ機器（第２機器）を示す情報は上述の第１送信元情報に相当する。アクセス対象の機器（第１機器）を示す情報は上述の第１送信先情報に相当する。

　許可記号「Ｐ」に対応するアクセス権は、アクセス対象の機器に所定の情報（機能ＩＤに関する情報）を通知する権利である。許可記号「Ｐ」と機能ＩＤとの組み合わせは、上述の通知情報を示す。アクセス権を持つ機器（第１機器）を示す情報は上述の第２送信元情報に相当する。アクセス対象の機器（第２機器）を示す情報は上述の第２送信先情報に相当する。

　認証データベース２０５は、第１送信元情報と要求情報と第１送信先情報との組み合わせを示す第１許可情報（要求許可状況）と、第２送信元情報と通知情報と第２送信先情報との組み合わせを示す第２許可情報（通知許可状況）と、を記憶する。認証データベース２０５は、許可情報記憶ユニット１０１である。

　基本データテーブル２０６は、図６に示すように、宅内端末４０についての許可情報を設定する際に用いられるパーミッション基本データ（基本情報）を記憶する。

　基本情報は、機器の種別（クラス）を示す種別情報（第１種別情報または第２種別情報）と、基本パーミッション（パーミッション（１）～（４））との対応関係を示す。

　機器の種別は、第１機器１１の種別と第２機器１２の種別との少なくとも一方に対応する。機器の種別は、ノード種別と対応付けられている。ノード種別は、機器の種別の分類を示す。ノード種別には、「端末」と、「ユーザ」と、「サービス」とがある。ノード種別が「端末」である機器の種別は、たとえば、機器の品番（あるいは型番）である。機器の品番には「スイッチＳＷ１１２」、「照明ＬＧＴ３２１」、「ビューア３４５」、「温度計ＴＭ３」がある。ノード種別が「ユーザ」である機器の種別は、たとえば、ユーザの種類である。ユーザの種類には「子供ユーザ」がある。ノード種別が「サービス」である機器の種別は、たとえば、サービスの種類である。サービスの種類には「サービス１」、「サービス２」、「サービス３」がある。サービス１は、サービス提供者との実施契約によって開始される特定サービスを示す。サービス２は、他の住宅７０に設置された機器（宅内端末４０）に対する動作を相互に行う連携サービスである。すなわち、連携サービスは、別の住宅７１，７２に設置された宅内端末４０間のアクセスを可能にするためのサービスである。サービス３は、センターサーバ２０を介して他のサービスベンダ（他のサービス提供者のセンターサーバ）６０と宅内端末４０との間で提供される提携サービス（他提供者サービス）を示す。すなわち、提携サービスは、住宅７０に設置された宅内端末４０の全部または一部の機能を呼び出すためのサービスである。

　基本パーミッションは、「任意のアクセス対象の機器を示す端末ＩＤ／機能ＩＤ／アクセス権」で表わされる。「任意のアクセス対象の機器を示す端末ＩＤ」はワイルドカードを示す「＊」で表わされる。すなわち、基本パーミッションは、アクセス対象の機器が特定されていないパーミッションである。基本パーミッションは、通知情報と要求情報との少なくとも一方を表わす。

　このように基本情報には、第１機器１１の種別を示す第１種別情報と通知情報との対応関係を示す基本通知情報と、第２機器１２の種別を示す第２種別情報と要求情報との対応関係を示す基本要求情報と、が含まれる。基本データテーブル２０６は、基本情報記憶ユニット１０３に対応する。

　基本情報は、連携サービスの対象となるかどうかを示す連携対象情報を含む。すなわち、基本情報は、第１種別情報と第２種別情報との少なくとも一方を含む種別情報と連携対象情報との対応関係を示す。

　基本情報は、提携サービスの対象となるかどうかを示す提携対象情報を含む。すなわち、基本情報は、第１種別情報と第２種別情報との少なくとも一方を含む種別情報と提携対象情報との対応関係を示す。

　ノード種別が「ユーザ」である機器の種別には、「管理者ユーザ」も含まれる。管理者ユーザに対応付けられた基本パーミッションは、「任意のアクセス対象の機器を示す端末ＩＤ／任意の機能ＩＤ／アクセス権」で表わされる。「任意のアクセス対象の機器を示す端末ＩＤ」および「任意の機能ＩＤ」はともにワイルドカードを示す「＊」で表わされる。

　子供ユーザに対応付けられた基本パーミッションは、「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」，「＊／照明状態／Ｒ－Ｘ－」，「＊／端末情報／Ｒ－－－」である。

　すなわち、ユーザには、管理者ユーザ（一般ユーザ）と子供ユーザ（特定ユーザ）とがある。子供ユーザを示す第２種別情報は、管理者ユーザを示す第２種別情報に対応付けられた基本通知情報の一部と対応付けられている。

　なお、子供ユーザを示す第１種別情報が、管理者ユーザを示す第１種別情報に対応付けられた基本通知情報の一部と対応付けられていてもよい。

　要するに、子供ユーザには、管理者ユーザが有するアクセス権限より狭い（管理者ユーザが有するアクセス権限よりアクセス制限が多い）アクセス権限しか与えられないようになっていればよい。

　アカウント管理サービス提供モジュール２０７は、サービス対象となるユーザ（加入者）のアカウント（アカウント情報）を管理するソフトウェアモジュールである。アカウント情報は、認証データベース２０５に記憶されたアカウントＩＤと紐付けされている。アカウント管理サービス提供モジュール２０７は、１つのアカウントに複数のユーザを登録することができる。アカウント管理サービス提供モジュール２０７は、新規なサービスが追加されると、追加されたサービスに応じた課金を行う。アカウント管理サービス提供モジュール２０７は、各住宅７１，７２のアカウントの連携状態を管理する。

　ウェブアプリケーションサーバ２０８は、たとえば携帯端末５０を用いて宅内端末４０を制御するとためのウェブページを提供するサーバである。ウェブアプリケーションサーバ２０８は、新規なサービスの追加や連携サービスの実施（有効化）、提携サービスの実施（有効化）のためのウェブページ（入力画面）を携帯端末５０に提供する。ユーザは、携帯端末５０を用いて新規なサービスの追加や連携サービスの実施、提携サービスの実施を行える。ウェブアプリケーションサーバ２０８は、ユーザ追加機能のためのウェブページも携帯端末５０に提供する。ユーザは、携帯端末５０を用いて新規なユーザを追加できる。

　ゲートウェイ３０は、ホームゲートウェイである。ゲートウェイ３０は、たとえば、宅内端末４０の検出や、宅内端末４０の認証、宅内端末４０のソフトウェアのバージョンなどの管理を行う。ゲートウェイ３０は、組込用ルーティングモジュール３０１と、ノード管理サービス提供モジュール３０２と、認証サーバ３０３と、認証データベース３０４とを備える。図２に示すネットワークシステムにおいて、ゲートウェイ３０が、ネットワークに新たに追加された機器、すなわち宅内網８２に新たに接続された機器（宅内端末４０）を検出する。ゲートウェイ３０は、ネットワークに新たに追加された機器を検出すると、センターサーバ２０に通知する。

　認証データベース３０４は、センターサーバ２０のノード管理サービス提供モジュール２０３で設定された許可情報（住宅７０に設置された宅内端末４０のパーミッション情報のみ）を記憶する。認証データベース３０４は、ゲートウェイ３０が設置されている住宅７０に対応付けられたアカウントＩＤに関係する許可情報を記憶する。たとえば、住宅７１に対応するアカウントＩＤは「USER1」である。住宅７１に設置されたゲートウェイ３１の認証データベース３０４は、図４に示すように、アカウントＩＤ「USER1」に関係する許可情報を記憶する。住宅７２に対応するアカウントＩＤは「USER2」である。住宅７２に設置されたゲートウェイ３２の認証データベース３０４は、図５に示すように、アカウントＩＤ「USER2」に関係する許可情報を記憶する。

　組込用ルーティングモジュール３０１は、インターネット８１を介してセンターサーバ２０に接続される。組込用ルーティングモジュール３０１は、宅内網８２を介して宅内端末４０に接続される。組込用ルーティングモジュール３０１は、住宅７０に設置された宅内端末４０とセンターサーバ２０との通信を中継する。組込用ルーティングモジュール３０１は、センターサーバ２０と通信する際に、住宅７０の住人のアカウント情報を使用する。

　組込用ルーティングモジュール３０１は、認証データベース３０４に記憶された許可情報に基づいて、宅内網８２に接続された宅内端末４０間のアクセス制御を行う。組込用ルーティングモジュール３０２は、中継ユニット１０２と同様の動作を行う。

　ノード管理サービス提供モジュール３０２は、宅内端末４０が検出されると、検出された宅内端末４０を認証データベース３０４に登録する。

　認証サーバ３０３は、宅内端末４０からゲートウェイ３０への接続または他の宅内端末４０への接続に対して認証を行う。認証サーバ３０３は、通信暗号化のための暗号鍵（公開鍵）を配布する。認証サーバ３０３は、サーバモジュールである。

　サービスベンダ６０は、アプリケーションサーバ６０１と、提携サービス提供モジュール６０２と、ノード管理サービス提供モジュール６０３と、認証サーバ６０４と、認証データベース６０５とを備える。

　提携サービス提供モジュール６０２は、計量など、住宅７０に設置された宅内端末４０の全部または一部の機能を呼び出すことで、ユーザやサービスベンダ６０にとって役立つサービスを実現する。つまり、提携サービス提供モジュール６０２によって、他のサービスベンダ６０が宅内端末４０に対する動作（例えば閲覧または制御）を行う。

　以下に、本実施形態の通信制御装置１０の動作について説明する。

　宅内端末４４が住宅７１の宅内網８２に新たに接続されたとする。宅内端末４４は、ネットワーク（宅内網８２）に接続されると、識別信号を送信する。ゲートウェイ３１は、宅内端末４４から識別信号を受信すると、受信した識別信号をセンターサーバ２０に転送する。これにより、センターサーバ２０のノード管理サービス提供モジュール２０３は、識別信号を受信する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、識別信号を受信すると、ネットワークに新たな機器が追加されたと判断し、新たな機器の許可情報を生成する処理を開始する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、受信した識別信号から端末ＩＤを取得する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、種別情報データテーブルを参照して、得られた端末ＩＤに対応する種別情報を取得する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２種別情報取得モジュール１０４１および第１種別情報取得モジュール１０５１として機能する）。宅内端末４４の端末ＩＤは「Device4」であり、宅内端末４４に対応する種別は「照明ＬＧＴ３２１」である。

　また、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、宅内端末４４の端末ＩＤとアカウントＩＤとの関連付けを行う。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、宅内端末４４が接続されたゲートウェイ３１の組込用ルーティングモジュール３０１が使用するアカウント情報（アカウントＩＤ「USER1」）を、宅内端末４４の端末ＩＤ「Device4」と関連付ける。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、宅内端末４４の端末ＩＤとアカウントＩＤとを認証データベース２０５に記憶させる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本データテーブル２０６（基本情報記憶ユニット１０３）に記憶された基本情報を参照して、宅内端末４４の種別情報に対応する要求情報および通知情報を取得する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、要求情報取得モジュール１０４２および通知情報取得モジュール１０５２として機能する）。

　種別「照明ＬＧＴ」には、基本パーミッション「＊／照明状態／－－－Ｐ」，「＊／端末情報／ＲＷＸＰ」が対応付けられている。

　よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本パーミッション「＊／照明状態／－－－Ｐ」，「＊／端末情報／ＲＷＸＰ」を取得する。ここで、基本パーミッション「＊／端末情報／ＲＷＸ－」は、要求情報を示す。基本パーミッション「＊／照明状態／－－－Ｐ」，「＊／端末情報／－－－Ｐ」は、通知情報を示す。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶された許可情報（通知許可情報）を参照して、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求情報取得モジュール１０４２）が基本データテーブル２０６から取得した要求情報の示す処理（機能ＩＤ）と同一の処理（機能ＩＤ）を示す通知情報と組み合わされた第２送信元情報（アクセス権を有する機器の端末ＩＤ）を取得する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は第２送信元情報取得モジュール１０４３として機能する）。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、宅内端末４４のノード種別が「端末」である場合、宅内端末４４と同じアカウントＩＤに関連付けられた端末ＩＤから、宅内端末４４のアクセス対象となる機器の端末ＩＤを選択する。すなわち、宅内端末４４は、宅内端末４４とは異なるアカウントＩＤ「USER2」に関連付けられた宅内端末４５，４６に対してはアクセス権限を有することはない。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３が基本データテーブル２０６から取得した要求情報を示す基本パーミッションは「＊／端末情報／ＲＷＸ－」である。よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「端末情報」を示す通知情報と組み合わされた端末ＩＤを取得する。図３および図７に示すように、機能ＩＤ「端末情報」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは、「Device1」，「Device2」，「Device3」である。「＊」は任意の機能ＩＤを示すから、機能ＩＤ「端末情報」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤには、「USER1」も含まれる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶された許可情報（要求許可情報）を参照して、ノード管理サービス提供モジュール２０３（通知情報取得モジュール１０５２）が基本データテーブル２０６から取得した通知情報の示す処理（機能ＩＤ）と同一の処理（機能ＩＤ）を示す要求情報と組み合わされた第１送信元情報（アクセス権を有する機器の端末ＩＤ）を取得する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は第１送信元情報取得モジュール１０５３として機能する）。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３が基本データテーブル２０６から取得した通知情報を示す基本パーミッションは「＊／照明状態／－－－Ｐ」，「＊／端末情報／－－－Ｐ」である。よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５から、機能ＩＤ「照明状態」を示す要求情報と組み合わされた端末ＩＤを取得する。図３および図７に示すように、機能ＩＤ「照明状態」に許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」のいずれかが関連付けられた端末ＩＤは、「Device2」，「Device3」，「USER1」である。また、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５から、機能ＩＤ「端末情報」を示す要求情報と組み合わされた端末ＩＤを取得する。図３および図７に示すように、機能ＩＤ「端末情報」に許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」のいずれかが関連付けられた端末ＩＤは、「Device1」，「Device2」，「Device3」，「USER1」である。

　よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「端末情報」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device1」，「Device2」，「Device3」，「USER1」を取得する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「端末情報」に対応する第１送信元情報として端末ＩＤ「Device1」，「Device2」，「Device3」，「USER1」を取得する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「照明状態」に対応する第１送信元情報として端末ＩＤ「Device2」，「Device3」，「USER1」を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２送信元情報を取得すると、新たな要求許可情報を生成する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、要求許可情報生成モジュール１０４４として機能する）。新たな要求許可情報は、ネットワーク１３に新たに追加された第２機器１２を示す第１送信元情報（宅内端末４４の端末ＩＤ「Device4」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求情報取得モジュール１０４２）の取得した要求情報（「＊／端末情報／ＲＷＸ－」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（第２送信元情報取得モジュール１０４３）の取得した第２送信元情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第１送信先情報（端末ＩＤ「Device1」，「Device2」，「Device3」，「USER1」）との組み合わせを示す。

　すなわち、端末ＩＤ「Device4」に、パーミッション「USER1, Device1, Device2, Device3／端末情報／ＲＷＸ－」が関連付けられる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第１送信元情報を取得すると、新たな通知許可情報を生成する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、通知許可情報生成モジュール１０５４として機能する）。新たな通知許可情報は、ネットワーク１３に新たに追加された第１機器１１を示す第２送信元情報（宅内端末４４の端末ＩＤ「Device4」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（通知情報取得モジュール１０５２）の取得した通知情報（「＊／照明状態／－－－Ｐ」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（第１送信元情報取得モジュール１０５３）の取得した第１送信元情報の示す第２機器１２と同一の第２機器１２を示す第２送信先情報（端末ＩＤ「Device2」，「Device3」，「USER1」）との組み合わせを示す。

　すなわち、端末ＩＤ「Device4」に、パーミッション「USER1, Device2, Device3／照明状態／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　また、新たな通知許可情報は、ネットワーク１３に新たに追加された第１機器１１を示す第２送信元情報（宅内端末４４の端末ＩＤ「Device4」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（通知情報取得モジュール１０５２）の取得した通知情報（「＊／端末情報／－－－Ｐ」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（第１送信元情報取得モジュール１０５３）の取得した第１送信元情報の示す第２機器１２と同一の第２機器１２を示す第２送信先情報（端末ＩＤ「Device1」，「Device2」，「Device3」，「USER1」）との組み合わせを示す。

　すなわち、端末ＩＤ「Device4」に、パーミッション「USER1, Device1, Device2, Device3／端末情報／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　結果として、図８に示すように、端末ＩＤ「Device4」に、パーミッション「USER1, Device1, Device2, Device3／端末情報／ＲＷＸＰ」，「USER1, Device2, Device3／照明状態／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　このようにして、ネットワークに新たに追加された宅内端末４４に関する許可情報が自動的に作成される（図１０参照）。

　図７の行方向に並ぶデータは、認証データベース２０５に記憶されている端末ＩＤ「USER1」，「Device1」，「Device2」，「Deivce4」のパーミッション情報を示す。図７の列方向に並ぶデータは新規の宅内端末４４のパーミッション基本データを示す。同一の機能ＩＤに対して、呼出側の許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」と提供側の許可記号「Ｐ」とが重なっている部分（図７の丸印）がある端末ＩＤを、新規の宅内端末４４のパーミッション基本データの端末ＩＤ（第１送信先情報または第２送信先情報）に設定する。これにより、新規の宅内端末４４についてパーミッション「USER1，Device2，Device3／照明状態／－－－Ｐ」，「USER1，Device1，Device2，Device3／端末情報／ＲＷＸＰ」が生成される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、図１０に示すように、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求許可情報生成モジュール１０４４および通知許可情報生成モジュール１０５４）の生成した許可情報（要求許可情報・通知許可情報）を認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶させる（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、要求許可情報書き込みモジュール１０４５および通知許可情報書込モジュール１０５５として機能する）。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、新たな許可情報（要求許可情報・通知許可情報）が生成されると、既存の許可情報を更新する処理を行う。なお、端末ＩＤ「USER1」に関連付けられたパーミッションは、「＊／＊／ＲＷＸＰ」である。よって、端末ＩＤ「USER1」については、許可情報を更新する処理を行わない。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、新たな要求許可情報が生成されると、第１の組み合わせを有する通知許可情報が認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶されているか否かを確認する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、通知許可情報確認モジュール１０６１として機能する）。

　第１の組み合わせは、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求許可情報生成モジュール１０４４）で生成された許可情報（要求許可情報）の第１送信先情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第２送信元情報と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求許可情報生成モジュール１０４４）で生成された許可情報（要求許可情報の要求情報の示す処理（機能ＩＤ）と同一の処理（機能ＩＤ）を示す通知情報との組み合わせである。

　宅内端末４４が追加された場合、ノード管理サービス提供モジュール２０３の生成した要求情報の示す機能ＩＤは「端末情報」であり、これに対応する第１送信先情報（端末ＩＤ）は、「Device1」,「Device2」,「Device3」である。要求情報の示す処理（機能ＩＤ「端末情報）と同一の処理（機能ＩＤ「端末情報」）を示す通知情報は、機能ＩＤ「端末情報」と許可記号「Ｐ」との組み合わせである。

　図３に示すように、認証データベース２０５には、第１の組み合わせを有する通知許可情報が記憶されている。

　この場合、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、追加通知許可情報を生成する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２通知許可情報生成モジュール１０６２として機能する）。追加通知許可情報は、第１の組み合わせと、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求許可情報生成モジュール１０４４）で生成された要求許可情報の第１送信元情報の示す第２機器と同一の第２機器を示す第２送信先情報（すなわち、ネットワークに新たに追加された宅内端末４４の端末ＩＤ）との組み合わせを示す。

　すなわち、追加通知許可情報は、第２送信元情報（「Device1」,「Device2」,「Device3」）と、通知情報（端末情報／－－－Ｐ）と、第２送信先情報（「Device4」）との組み合わせを示す。

　すなわち、端末ＩＤ「Device1」,「Device2」,「Device3」それぞれには、パーミッション「Device4／端末情報／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、ノード管理サービス提供モジュール２０３（第２通知許可情報生成モジュール１０６２）の生成した追加通知許可情報を認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶させる（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２通知許可情報書込モジュール１０６３として機能する）。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、新たな通知許可情報が生成されると、第２の組み合わせを有する要求許可情報が認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶されているか否かを確認する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、要求許可情報確認モジュール１０７１として機能する）。

　第２の組み合わせは、ノード管理サービス提供モジュール２０３（通知許可情報生成モジュール１０５４）で生成された許可情報（通知許可情報）の第２送信先情報の示す第２機器１２と同一の第２機器１２を示す第１送信元情報と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（通知許可情報生成モジュール１０５４）で生成された許可情報（通知許可情報の通知情報の示す処理（機能ＩＤ）と同一の処理（機能ＩＤ）を示す要求情報との組み合わせである。

　宅内端末４４が追加された場合、ノード管理サービス提供モジュール２０３の生成した通知情報の示す機能ＩＤは「端末情報」，「照明状態」である。「端末情報」に対応する第２送信先情報（端末ＩＤ）は、「Device1」,「Device2」,「Device3」である。要求情報の示す処理（「端末情報」）と同一の処理（「端末情報」）を示す通知情報は、機能ＩＤ「端末情報」と許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」のいずれかとの組み合わせである。「照明状態」に対応する第２送信先情報（端末ＩＤ）は、「Device2」，「Device3」である。通知情報の示す処理（「照明状態」）と同一の処理（「照明状態」）を示す要求情報は、機能ＩＤ「照明状態」と許可記号「Ｒ」，「Ｗ」，「Ｘ」のいずれかとの組み合わせである。

　図３に示すように、認証データベース２０５には、第２の組み合わせを有する要求許可情報が記憶されている。

　この場合、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、追加要求許可情報を生成する（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２要求許可情報生成モジュール１０７２として機能する）。追加要求許可情報は、第２の組み合わせと、ノード管理サービス提供モジュール２０３（通知許可情報生成モジュール１０５４）で生成された通知許可情報の第２送信元情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第１送信先情報（すなわち、ネットワークに新たに追加された宅内端末４４の端末ＩＤ）との組み合わせを示す。

　追加要求許可情報は、第１送信元情報（「Device1」，「Device2」，「Device3」）と、要求情報（端末情報／ＲＷＸ－）と、第１送信先情報（「Device4」）との組み合わせを示す。

　すなわち、端末ＩＤ「Device1」，「Device2」，「Device3」にはパーミッション「Device4／端末情報／ＲＷＸ－」が関連付けられる。

　追加要求許可情報は、第１送信元情報（「Device2」）と、要求情報（照明状態／Ｒ－－－）と、第１送信先情報（「Device4」）との組み合わせを示す。また、追加要求許可情報は、第１送信元情報（「Device3」）と、要求情報（照明状態／ＲＷＸ－）と、第１送信先情報（「Device4」）との組み合わせを示す。

　すなわち、端末ＩＤ「Device2」にはパーミッション「Device4／照明状態／Ｒ－－－」が関連付けられる。端末ＩＤ「Device3」にはパーミッション「Device4／照明状態／ＲＷＸ－」が関連付けられる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、ノード管理サービス提供モジュール２０３（第２要求許可情報生成モジュール１０７２）の生成した追加要求許可情報を認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶させる（ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２要求許可情報書込モジュール１０７３として機能する）。

　このように、新たな許可情報（要求許可情報・通知許可情報）が生成されると、既存の許可情報が自動的に更新される（図１０参照）。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５に許可情報を追加した場合、追加された許可情報と同じアカウントＩＤに関連付けられたゲートウェイ３０に新たに生成された許可情報を送信する。ゲートウェイ３０のノード管理サービス提供モジュール３０２は、センターサーバ２０から受け取った許可情報を認証データベース３０４に記憶させる。これによって、ゲートウェイ３１の認証データベース３０４には、図１１に示す許可情報が記憶される。

　次に、新規ユーザとして子供ユーザが追加されたときの通信制御装置１０の動作について説明する。管理者ユーザ（端末ＩＤ「USER1」）が携帯端末５０を用いて子供ユーザの登録を行ったとする。この場合、ウェブアプリケーションサーバ２０８は、ノード管理サービス提供モジュール２０３に、子供ユーザの追加を要求する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、子供ユーザの追加を要求されると、ネットワークに新たな機器（子供ユーザがユーザインターフェースとして使用する機器）が追加されたと判断し、新たな機器の許可情報を生成する処理を開始する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、ウェブアプリケーションサーバ２０８から子供ユーザの端末ＩＤを取得する。子供ユーザの端末ＩＤは「USER1Child」であるとする。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、種別情報データテーブルを参照して、得られた端末ＩＤに対応する種別情報を取得する。子供ユーザの端末ＩＤ「USER1Child」には、種別「子供ユーザ」が対応付けられているとする。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、子供ユーザの端末ＩＤとアカウントＩＤとの関連付けを行う。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、子供ユーザの登録を行った管理者ユーザのアカウント情報（アカウントＩＤ「USER1」）を、子供ユーザの端末ＩＤ「USER1Child」と関連付ける。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、子供ユーザの端末ＩＤとアカウントＩＤとを認証データベース２０５に記憶させる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本データテーブル２０６（基本情報記憶ユニット１０３）に記憶された基本情報を参照して、子供ユーザの種別情報に対応する要求情報および通知情報を取得する。

　種別「子供ユーザ」には、基本パーミッション「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」，「＊／照明状態／Ｒ－Ｘ－」，「＊／端末情報／Ｒ－－－」が対応付けられている。これらはいずれも要求情報を示す。

　よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本パーミッション「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」，「＊／照明状態／Ｒ－Ｘ－」，「＊／端末情報／Ｒ－－－」を取得する。

　その後、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶された許可情報（通知許可情報）を参照して、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求情報取得モジュール１０４２）が基本データテーブル２０６から取得した要求情報の示す処理（機能ＩＤ）と同一の処理（機能ＩＤ）を示す通知情報と組み合わされた第２送信元情報（アクセス権を有する機器の端末ＩＤ）を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、端末ＩＤのノード種別が「ユーザ」である場合、子供ユーザと同じアカウントＩＤに関連付けられた端末ＩＤから、端末ＩＤのアクセス対象となる機器の端末ＩＤを選択する。また、端末ＩＤのノード種別が「ユーザ」である場合、ノード種別が「ユーザ」である端末ＩＤはアクセス対象から除外される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３が基本データテーブル２０６から取得した要求情報を示す基本パーミッションは「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」，「＊／照明状態Ｒ－Ｘ－」，「＊／端末情報／Ｒ－－－」である。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「スイッチ」を示す通知情報と組み合わされた端末ＩＤを取得する。

　図３に示すように、機能ＩＤ「スイッチ」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは「Device2」である。機能ＩＤ「照明状態」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは「Device1」である。機能ＩＤ「端末情報」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは、「Device1」，「Device2」，「Device3」である。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「スイッチ」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device2」を取得する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「照明状態」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device1」を取得する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「端末情報」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device1」，「Device2」，「Device3」を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２送信元情報を取得すると、新たな要求許可情報を生成する。新たな要求許可情報は、ネットワーク１３に新たに追加されたユーザを示す第１送信元情報（子供ユーザの端末ＩＤ「USER1Child」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求情報取得モジュール１０４２）の取得した要求情報（「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（第２送信元情報取得モジュール１０４３）の取得した第２送信元情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第１送信先情報（端末ＩＤ「Device2」）との組み合わせを示す。

　すなわち、子供ユーザの端末ＩＤ「USER1Child」に、パーミッション「Device2／スイッチ／ＲＷＸ－」が関連付けられる。同様にして、子供ユーザの端末ＩＤ「USER1Child」に、パーミッション「Device1／照明状態／Ｒ－Ｘ－」が関連付けられる。また、子供ユーザの端末ＩＤ「USER1Child」に、パーミッション「Device1, Device2, Device3／端末情報／Ｒ－－－」が関連付けられる。

　このようにして、ネットワークに新たに追加されたユーザ（子供ユーザ）に関する許可情報が自動的に生成される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、図１２に示すように、生成された許可情報を認証データベース２０５に記憶させる。これによって、認証データベース２０５は更新される。その結果、認証データベース２０５には、子供ユーザのパーミッション情報が追加される。

　また、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、上述したように、既存の許可情報を更新する処理を行う。その結果、端末ＩＤ「Device1」にはパーミッション「USER1Child／照明状態／－－－Ｐ」，「USER1Child／端末情報／－－－Ｐ」が関連付けられる。端末ＩＤ「Device2」にはパーミッション「USER1Child／スイッチ／－－－Ｐ」，「USER1Child／端末情報／－－－Ｐ」が関連付けられる。端末ＩＤ「Device3」にはパーミッション「USER1Child／端末情報／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　このように、新たな許可情報が生成されると、既存の許可情報が自動的に更新される（図１２参照）。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５に許可情報を追加した場合、追加された許可情報と同じアカウントＩＤに関連付けられたゲートウェイ３０に新たに生成された許可情報を送信する。ゲートウェイ３０のノード管理サービス提供モジュール３０２は、センターサーバ２０から受け取った許可情報を認証データベース３０４に記憶させる。

　次に、新規サービスとして特定サービスが追加されたときの通信制御装置１０の動作について説明する。ユーザが携帯端末５０からセンターサーバ２０に特定サービスの追加（有効化）を要求したとする。この場合、たとえば、アカウント管理サービス提供モジュール２０７はユーザに課金を要求する。ユーザが課金に応じることによって、アカウント管理サービス提供モジュール２０７は、ノード管理サービス提供モジュール２０３に特定サービスの追加を要求する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、特定サービスの追加を要求されると、ネットワークに新たな機器（ユーザがユーザインターフェースとして使用する機器）が追加されたと判断し、新たな機器の許可情報を生成する処理を開始する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、追加を要求されたサービスの端末ＩＤを取得する。ここで、特定サービスの端末ＩＤは、実体のある機器に付与されていない。特定サービスの端末ＩＤは、仮想的な機器に与えられる。特定サービスの端末ＩＤは、「アカウント名@サービス名」で表現される。特定サービスのサービス名が「Service1」であり、ユーザのアカウント名が「USER1」であれば、特定サービスの端末ＩＤは「USER1@Service1」となる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、種別情報データテーブルを参照して、得られた端末ＩＤに対応する種別情報を取得する。特定サービスには、種別「サービス１」が対応付けられているとする。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、特定サービスの端末ＩＤとアカウントＩＤとの関連付けを行う。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、特定サービスの追加を要求したユーザのアカウント情報（アカウントＩＤ「USER1」）を、特定サービスの端末ＩＤ「USER1@Service1」と関連付ける。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、特定サービスの端末ＩＤとアカウントＩＤとを認証データベース２０５に記憶させる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本データテーブル２０６に記憶された基本情報を参照して、特定サービスの種別情報に対応する要求情報および通知情報を取得する。

　種別「サービス１」には、基本パーミッション「＊／スイッチ／Ｒ－Ｘ－」が対応付けられている。この基本パーミッションは要求情報を示す。すなわち、種別「サービス１」には、通知情報が対応付けられていない。

　よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本パーミッション「＊／スイッチ／Ｒ－Ｘ－」を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３が基本データテーブル２０６から取得した要求情報を示す基本パーミッションは「＊／スイッチ／Ｒ－Ｘ－」である。

　図３に示すように、機能ＩＤ「スイッチ」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは「Device2」，「USER1」である。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「スイッチ」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device2」，「USER1」を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２送信元情報を取得すると、新たな要求許可情報を生成する。新たな要求許可情報は、ネットワーク１３に新たに追加されたユーザを示す第１送信元情報（特定サービスの端末ＩＤ「USER1@Service1」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求情報取得モジュール１０４２）の取得した要求情報（「＊／スイッチ／Ｒ－Ｘ－」）と、ノード管理サービス提供モジュール２０３（第２送信元情報取得モジュール１０４３）の取得した第２送信元情報の示す第１機器１１と同一の第１機器１１を示す第１送信先情報（端末ＩＤ「Device2」，「USER1」）との組み合わせを示す。

　すなわち、特定サービスの端末ＩＤ「USER1@Service1」に、パーミッション「USER1, Device2／スイッチ／Ｒ－Ｘ－」が関連付けられる。

　このようにして、ネットワークに新たに追加されたサービス（特定サービス）に関する許可情報が自動的に生成される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、図１３に示すように、生成された許可情報を認証データベース２０５に記憶させる。これによって、認証データベース２０５は更新される。その結果、認証データベース２０５には、特定サービスのパーミッション情報が追加される。

　このように、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、センターサーバ２０上で新規サービスの利用が開始される際に、新規サービスに関するパーミッション情報を自動的に生成して、認証データベース２０５に記憶させる。これによって、新規サービスが利用可能になる。すなわち、新規サービスを用いて各宅内端末４０を参照したり制御したりできるようになる。また、各宅内端末４０を通じて新規サービスの提供を受けることができる。

　また、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、上述したように、既存の許可情報を更新する処理を行う。その結果、端末ＩＤ「Device2」にはパーミッション「USER1@Service1／スイッチ／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　このように、新たな許可情報が生成されると、既存の許可情報が自動的に更新される（図１３参照）。

　次に、新規サービスとして連携サービスの実施を要求されたときの通信制御装置１０の動作について説明する。ユーザが携帯端末５０からセンターサーバ２０に連携サービスの実施を要求したとする。この場合、たとえば、アカウント管理サービス提供モジュール２０７はユーザに課金を要求する。ユーザが課金に応じることによって、アカウント管理サービス提供モジュール２０７は、ノード管理サービス提供モジュール２０３に連携サービスの実施を要求する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、連携サービスの実施を要求されると、ネットワークに新たな機器（ユーザがユーザインターフェースとして使用する機器）が追加されたと判断し、新たな機器の許可情報を生成する処理を開始する。連携サービスを実施するには、各住宅７１，７２のユーザからの要求が必要である。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、追加を要求されたサービスの端末ＩＤを取得する。ここで、連携サービスの端末ＩＤは、実体のある機器に付与されていない。連携サービスの端末ＩＤは、特定サービスの端末ＩＤと同様に、「アカウント名@サービス名」で表現される。連携サービスのサービス名は「Service2」である。よって住宅７１のユーザに与えられる連携サービスの端末ＩＤは「USER1@Service2」となる。また、住宅７２のユーザに与えられる連携サービスの端末ＩＤは「USER2@Service2」となる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、種別情報データテーブルを参照して、得られた端末ＩＤに対応する種別情報を取得する。連携サービスには、種別「サービス２」が対応付けられているとする。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、連携サービスの端末ＩＤとアカウントＩＤとの関連付けを行う。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、連携サービスの追加を要求したユーザのアカウントＩＤ「USER1」，「USER2」を、連携相手の連携サービスの端末ＩＤ「USER2@Service2」，「USER1@Service2」とそれぞれ関連付ける。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、連携サービスの端末ＩＤとアカウントＩＤとを認証データベース２０５に記憶させる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本データテーブル２０６に記憶された基本情報を参照して、連携サービスの種別情報に対応する要求情報および通知情報を取得する。

　種別「サービス２」には、基本パーミッション「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」，「＊／照明状態／ＲＷＸ－」が対応付けられている。この基本パーミッションは要求情報を示す。すなわち、種別「サービス２」には、通知情報が対応付けられていない。

　よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、監視艇は基本パーミッション「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」，「＊／照明状態／ＲＷＸ－」を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５（許可情報記憶ユニット１０１）に記憶された許可情報（通知許可情報）を参照して、ノード管理サービス提供モジュール２０３（要求情報取得モジュール１０４２）が基本データテーブル２０６から取得した要求情報の示す処理（機能ＩＤ）と同一の処理（機能ＩＤ）を示す通知情報と組み合わされた第２送信元情報（アクセス権を有する機器の端末ＩＤ）を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３が基本データテーブル２０６から取得した要求情報を示す基本パーミッションは「＊／スイッチ／ＲＷＸ－」，「＊／照明状態／ＲＷＸ－」である。

　図３に示すように、機能ＩＤ「スイッチ」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは「Device2」，「Device12」である。機能ＩＤ「照明状態」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは「Device1」，「Device11」である。

　よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、端末ＩＤ「USER2@Service2」，「USER1@Service2」に関して、機能ＩＤ「スイッチ」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device2」，「Device12」をそれぞれ取得する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、端末ＩＤ「USER2@Service2」，「USER1@Service2」に関して、機能ＩＤ「照明状態」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device1」，「Device11」をそれぞれ取得する。

　さらに、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本データベース２０６に記憶された基本要求情報を参照して、ノード管理サービス提供モジュール２０３の取得した第２送信元情報の示す宅内端末４０から連携サービスの対象となる種別情報に対応する宅内端末４０を選択する。端末ＩＤ「Device1」，「Device2」，「Device11」，「Device12」を有する宅内端末４１，４２，４５，４６はいずれも連携サービス（サービス２）の対象となる機器である。

　このようにノード管理サービス提供モジュール２０３は、連携サービスに付与された種別情報のパーミッション基本データを基本データテーブル２０６から抽出する。このとき、有効化された連携サービスについて、基本データテーブル１５から連携対象として指定されている宅内端末４０の品番（端末ＩＤ）も抽出する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５のメタデータを参照して、連携サービスでサービス対象になっているそれぞれのアカウントＩＤに属する端末ＩＤを認証データベース２０５から抽出する。

　その結果、アカウントＩＤ「USER1」に対しては端末ＩＤ「Device1」，「Device2」が抽出される。アカウントＩＤ「USER2」に対しては端末ＩＤ「Device11」，「Device12」が抽出される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、第２送信元情報を取得すると、上述したように、新たな要求許可情報を生成する。

　その結果、連携サービスの端末ＩＤ「USER1@Service2」に、パーミッション「Device11／照明状態／ＲＷＸ－」，「Device12／スイッチ／ＲＷＸ－」が関連付けられる。連携サービスの端末ＩＤ「USER2@Service2」に、パーミッション「Device1／照明状態／ＲＷＸ－」，「Device2／スイッチ／ＲＷＸ－」が関連付けられる。

　このようにして、ネットワークに新たに追加されたサービス（連携サービス）に関する許可情報が自動的に生成される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、図１４に示すように、生成された許可情報を認証データベース２０５に記憶させる。これによって、認証データベース２０５は更新される。その結果、認証データベース２０５には、特定サービスのパーミッション情報が追加される。

　また、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、上述したように、既存の許可情報を更新する処理を行う。

　その結果、端末ＩＤ「Device1」にはパーミッション「USER2@Service2／照明状態／－－－Ｐ」が関連付けられる。端末ＩＤ「Device2」にはパーミッション「USER2@Service2／スイッチ／－－－Ｐ」が関連付けられる。端末ＩＤ「Device11」にはパーミッション「USER1@Service2／照明状態／－－－Ｐ」が関連付けられる。端末ＩＤ「Device12」にはパーミッション「USER1@Service2／スイッチ／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　このように、新たな許可情報が生成されると、既存の許可情報が自動的に更新される（図１４参照）。

　このようにして、住宅７１のゲートウェイ３１の認証データベース３０４には、図１５に示すように、連携サービスの端末ＩＤ「USER2@Service2」が登録される。さらに、連携対象の宅内端末４１，４２のパーミッション情報に連携サービスの端末ＩＤ「USER2@Service2」が追加される。住宅７２のゲートウェイ３２の認証データベース３０４には、図１６に示すように、連携サービスの端末ＩＤ「USER1@Service2」が登録される。さらに、連携対象の宅内端末４５，４６のパーミッション情報に連携サービスの端末ＩＤ「USER1@Service2」が追加される。

　上述したようにノード管理サービス提供モジュール２０３は、連携サービスの実施が要求された場合に、連携サービスの種別情報に対応付けられたパーミッション基本データを基本データテーブル２０６から抽出する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、抽出したパーミッション基本データの相手側を、認証データベース２０５に含まれ他人の住宅７０に設置された宅内端末４０中から設定する。相手側が設定されたパーミッション基本データは、連携サービスのパーミッション情報として、認証データベース２０５に追加される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、センターサーバ２０を介して異なる住宅７１，７２の宅内端末４０同士を連携させるサービスを行うときに、双方の住宅７１，７２の宅内端末４０に対して相手側からの閲覧・操作を許可するパーミッション情報を設定する。これによって連携サービスを利用可能にする。すなわち、連携サービスを用いて他の住宅７１，７２の宅内端末４０を参照したり制御したりできるようにする。また宅内端末４０から連携サービスの機能を使用できるようにする。

　次に、新規サービスとして提携サービスの実施を要求されたときの通信制御装置１０の動作について説明する。なお、以下の説明では、宅内端末４４の種別は「温度計ＴＭ３」であるとする。

　ユーザが携帯端末５０からセンターサーバ２０に提携サービスの実施を要求したとする。この場合、たとえば、アカウント管理サービス提供モジュール２０７はユーザに課金を要求する。ユーザが課金に応じることによって、アカウント管理サービス提供モジュール２０７は、ノード管理サービス提供モジュール２０３に提携サービスの実施を要求する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、提携サービスの実施を要求されると、ネットワークに新たな機器（ユーザがユーザインターフェースとして使用する機器）が追加されたと判断し、新たな機器の許可情報を生成する処理を開始する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、追加を要求されたサービスの端末ＩＤを取得する。ここで、提携サービスの端末ＩＤは、特定サービスの端末ＩＤと同様に、「アカウント名@サービス名」で表現される。提携サービスのサービス名が「Service3」であり、ユーザのアカウント名が「Vender」であれば、提携サービスの端末ＩＤは「Vender@Service3」となる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、種別情報データテーブルを参照して、得られた端末ＩＤに対応する種別情報を取得する。図６に示すように、提携サービスには、種別「サービス３」が対応付けられている。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、提携サービスの端末ＩＤとアカウントＩＤとの関連付けを行う。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、提携サービスの追加を要求されたユーザのアカウント情報（アカウントＩＤ「USER1」）を、提携サービスの端末ＩＤ「Vender@Service3」と関連付ける。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、提携サービスの端末ＩＤとアカウントＩＤとを認証データベース２０５に記憶させる。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本データテーブル２０６に記憶された基本情報を参照して、提携サービスの種別情報に対応する要求情報および通知情報を取得する。

　種別「サービス３」には、基本パーミッション「＊／温度計／Ｒ－－－」が対応付けられている。この基本パーミッションは要求情報を示す。すなわち、種別「サービス３」には、通知情報が対応付けられていない。

　よって、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、基本パーミッション「＊／温度計／Ｒ－－－」を取得する。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３が基本データテーブル２０６から取得した要求情報を示す基本パーミッションは「＊／温度計／Ｒ－－－」である。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「温度計」を示す通知情報と組み合わされた端末ＩＤを取得する。

　図１７に示すように、機能ＩＤ「温度計」に許可記号「Ｐ」が関連付けられた端末ＩＤは「Device4」である。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、機能ＩＤ「温度計」に対応する第２送信元情報として端末ＩＤ「Device4」を取得する。

　このように、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、提携対象として指定されている宅内端末４４の品番（種別）も基本データテーブル２０５から抽出する。ノード管理サービス提供モジュール２０３は、認証データベース２０５に記憶されたメタデータが示す機器の種別を参照して、提携サービスの提携対象になっているアカウントＩＤに属する端末ＩＤを認証データベース２０５から抽出する。

　その結果、提携サービスの端末ＩＤ「Vender@Service3」に、パーミッション「Device4／温度計／Ｒ－－－」が関連付けられる。

　このようにして、ネットワークに新たに追加されたサービス（提携サービス）に関する許可情報が自動的に生成される。

　ノード管理サービス提供モジュール２０３は、図１７に示すように、生成された許可情報を認証データベース２０５に記憶させる。これによって、認証データベース２０５は更新される。その結果、認証データベース２０５には、提携サービスのパーミッション情報が追加される。

　このように、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、センターサーバ２０上で提携サービスの実施される際に、提携サービスに関するパーミッション情報を自動的に生成して、認証データベース２０５に記憶させる。これによって、提携サービスが利用可能になる。

　また、ノード管理サービス提供モジュール２０３は、上述したように、既存の許可情報を更新する。その結果、端末ＩＤ「Device4」にはパーミッション「Vender@Service3／温度計／－－－Ｐ」が関連付けられる。

　このように、新たな許可情報が生成されると、既存の許可情報が自動的に更新される（図１７参照）。

　すなわち、ゲートウェイ３１の認証データベース３０４にも、提携サービスの端末ＩＤ（Vender@Service3）が登録される。

　このように、センターサーバ２０を介して他のサービスベンダ（他のサービス提供者のセンターサーバ）６０と宅内端末４０との間で提供される提携サービス（他提供者サービス）を開始する際に、提携サービスのパーミッション情報が認証データベース２０５に自動的に設定される。これによって、サービスベンダ６０に対して必要性のある宅内端末４０のみ公開して提携サービスが実現される。

　次に、図２に示すネットワークシステムの動作について説明する。

　宅内端末（照明器具）４１は通知信号を送信する。通知信号は、たとえば、第２送信元情報（宅内端末４１の端末ＩＤ「Device1」）と、通知情報（機能ＩＤ「照明状態」および許可記号「Ｐ」）と、第２送信先情報（宅内端末４３の端末ＩＤ「Device3」）とを含む。

　ゲートウェイ３１は、宅内網８２を通じて宅内端末４１から通知信号を受信する。ゲートウェイ３１は、通知信号を受信すると、認証データベース３０４を参照して、宅内端末４１が宅内端末４３に対して許可記号「Ｐ」に関するアクセス権限を有しているか否かを判定する。図４を参照すれば、宅内端末４１は、宅内端末４３に対して許可記号「Ｐ」に関するアクセス権限を有している。そのため、ゲートウェイ３１は、宅内端末４１からの通知信号を宅内端末４３に転送する。

　このようにして、宅内端末４３は、宅内端末４１から通知信号を受信する。宅内端末４３は、宅内端末４１から通知信号を受信することで、宅内端末４１の機能ＩＤ「照明状態」に関する情報を取得することができる。その結果、宅内端末４３は、宅内端末４１から機能ＩＤ「照明状態」で特定されるサービスの提供を受けることができる。言い換えれば、宅内端末４３は、宅内端末４１に機能ＩＤ「照明状態」で特定されるサービスの提供を要求できる。

　宅内端末（ビューア）４３に宅内端末（照明器具）４１の照明状態を表示させる場合、宅内端末４３に、要求信号を送信させればよい。要求信号は、第１送信元情報（宅内端末４３の端末ＩＤ「Device3」）と、要求情報（機能ＩＤ「照明状態」および許可記号「Ｒ」）と、第１送信先情報（宅内端末４１の端末ＩＤ「Device1」）とを含む。

　ゲートウェイ３１は、宅内網８２を通じて宅内端末４３から要求信号を受信する。ゲートウェイ３１は、要求信号を受信すると、認証データベース３０４を参照して、宅内端末４３が宅内端末４１に対して許可記号「Ｒ」に関するアクセス権限を有しているか否かを判定する。図４を参照すれば、宅内端末４３は、宅内端末41に対して許可記号「Ｒ」に関するアクセス権限を有している。そのため、ゲートウェイ３１は、宅内端末４３からの要求信号を宅内端末４１に転送する。

　宅内端末４１は、要求信号を受信すると、オブジェクトの照明状態の監視を実行して照明状態を確認する。宅内端末４１は、照明状態を示す情報を含む応答信号を送信する。

　ゲートウェイ３１は、宅内網８２を通じて宅内端末４１から応答信号を受信する。ゲートウェイ３１は、応答信号を受信すると、宅内端末４３に転送する。宅内端末４３は、応答信号を受信すると、宅内端末４１の照明状態を表示する。

　以上述べたように、本実施形態の通信制御装置１０は、ネットワークシステムは、所定の処理を実行する第１機器（提供側の機器）１１と、第１機器１１に所定の処理の実行を要求する第２機器（呼び出し側の機器）１２と、を備えるネットワークシステムに用いられる。

　第２種別情報取得モジュール１０４１は、ネットワーク１３に新たに追加された第２機器１２に対応する第２種別情報を取得するように構成される。

　本実施形態の通信制御装置１０（および通信制御装置１０を備えるネットワークシステム）によれば、新規の宅内端末４０に関する許可情報を自動的に設定できる。そのため、既設の宅内端末４０およびユーザと新規の宅内端末４０との間で、新規の宅内端末４０に対応する複雑なパーミッション情報を手動で設定する必要がない。

　本実施形態の通信制御装置１０は、さらに、通知許可情報更新ユニット１０６と、要求許可情報更新ユニット１０７と、を有する。

　通知許可情報更新ユニット０６は、通知許可情報確認モジュール１０６１と、第２通知許可情報生成モジュール１０６２と、第２通知許可情報書込モジュール１０６３と、を含む。

　したがって、本実施形態の通信制御装置１０によれば、宅内網８２に既に接続されている宅内端末４０のパーミッション情報に、新規の宅内端末４０が付加されたことを反映させることができる。

　特に、要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別がユーザである場合、第１送信元情報がユーザの識別情報である要求許可情報を生成するように構成される。

　また、通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別がユーザである場合、第２送信元情報がユーザの識別情報である通知許可情報を生成するように構成される。

　ユーザには、一般ユーザと特定ユーザとがある。特定ユーザを示す第２種別情報は、一般ユーザを示す第２種別情報に対応付けられた基本要求情報の一部と対応付けられている。

　したがって、本実施形態の通信制御装置１０によれば、特定ユーザ（子供ユーザ）と一般ユーザ（管理者ユーザ）とで異なる許可制限（アクセス制限）を設定できる。

　特に、第２種別情報取得モジュール１０４１は、サービスの追加を要求されると、サービスに対応する第２種別情報を取得するように構成される。要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別がサービスである場合、第１送信元情報がサービスの識別情報で規定される要求許可情報を生成するように構成される。

　また、第１種別情報取得モジュール１０５１は、サービスの追加を要求されると、サービスに対応する第１種別情報を取得するように構成される。通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別がサービスである場合、第２送信元情報がサービスの識別情報で規定される要求許可情報を生成するように構成される。

　したがって、本実施形態の通信制御装置１０によれば、サービス提供者との実施契約に応じて特定サービスを有効にできる。言い換えれば、通信制御装置１０によれば、サービス提供者からの要求に応じて特定サービスを有効にできる。

　特に、第２種別情報取得モジュール１０４１は、連携サービスの実施を要求されると、連携サービスに対応する第２種別情報を取得するように構成される。要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別が連携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本要求情報を参照して、第２送信元情報取得モジュール１０４３の取得した第２送信元情報の示す第１機器１１から連携サービスの対象となる第１種別情報に対応する第１機器１１を選択するように構成される。その後、要求許可情報生成モジュール１０４４は、連携サービスの識別情報で規定される第１送信元情報と、要求情報取得モジュール１０４２の取得した要求情報と、要求許可情報生成モジュール１０４４が選択した第１機器１１を示す第１送信先情報との組み合わせを示す要求許可情報を生成するように構成される。

　また、第１種別情報取得モジュール１０５１は、連携サービスの実施を要求されると、提携サービスに対応する第１種別情報を取得するように構成される。通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別が連携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本通知情報を参照して、第１送信元情報取得モジュール１０５３の取得した第１送信元情報の示す第２機器１２から連携サービスの対象となる第２種別情報に対応する第２機器１２を選択するように構成される。その後、通知許可情報生成モジュール１０５４は、連携サービスの識別情報で規定される第２送信元情報と、通知情報取得モジュール１０５２の取得した通知情報と、通知許可情報生成モジュール１０５４が選択した第２機器１２を示す第２送信先情報との組み合わせを示す通知許可情報を生成するように構成される。

　したがって、本実施形態の通信制御装置１０によれば、他の住宅７１，７２に設置された宅内端末４０にアクセスできる。これにより、複数の住宅７１，７２間で、互いの住宅７１，７２に設置された宅内端末４０へのアクセスを相互に行える。これによって、他の住宅７０に設置された宅内端末４０の情報を閲覧したり、宅内端末４０を制御したりできる。また、他の住宅７１，７２との連携（エリア連携）において、パーミッション情報を正しく設定できる。他の住宅７１，７２の宅内端末４０から無関係の宅内端末４０が操作可能になったり、閲覧可能になったりすることがない。よって、プライバシーの問題が発生することを防止できる。

　特に、第２種別情報取得モジュール１０４１は、提携サービスの実施を要求されると、提携サービスに対応する第２種別情報を取得するように構成される。要求許可情報生成モジュール１０４４は、第２機器１２の種別が提携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本要求情報を参照して、第２送信元情報取得モジュール１０４３の取得した第２送信元情報の示す第１機器１１から提携サービスの対象となる第１種別情報に対応する第１機器１１を選択するように構成される。その後、要求許可情報生成モジュール１０４４は、提携サービスの識別情報で規定される第１送信元情報と、要求情報取得モジュール１０４２の取得した要求情報と、要求許可情報生成モジュール１０４４が選択した第１機器１１を示す第１送信先情報との組み合わせを示す要求許可情報を生成するように構成される。

　また、第１種別情報取得モジュール１０５１は、提携サービスの実施を要求されると、提携サービスに対応する第１種別情報を取得するように構成される。通知許可情報生成モジュール１０５４は、第１機器１１の種別が提携サービスである場合、基本情報記憶ユニット１０３に記憶された基本通知情報を参照して、第１送信元情報取得モジュール１０５３の取得した第１送信元情報の示す第２機器１２から提携サービスの対象となる第２種別情報に対応する第２機器１２を選択するように構成される。その後、通知許可情報生成モジュール１０５４は、提携サービスの識別情報で規定される第２送信元情報と、通知情報取得モジュール１０５２の取得した通知情報と、通知許可情報生成モジュール１０５４が選択した第２機器１２を示す第２送信先情報との組み合わせを示す通知許可情報を生成するように構成される。

　したがって、本実施形態の通信制御装置１０によれば、提携対象情報を適宜設定することで、他のサービスベンダ６０向けに、必要な宅内端末４０だけを公開するためのパーミッション情報を設定できる。これにより、他のサービスベンダ６０との連携において、パーミッション情報を正しく設定できる。サービスベンダ６０から無関係の宅内端末４０が操作可能になったり、閲覧可能になったりすることがない。そのため、プライバシーの問題が発生することを防止できる。

　すなわち、本実施形態の通信制御装置１０によれば、提携対象情報を適宜設定することで、他のサービス提供者に必要な宅内端末４０だけをアクセス可能にするような許可情報を生成できる。

　なお、種別がユーザやサービスである場合、通信制御装置１０は、必ずしも要求許可情報と通知許可情報との両方を生成する必要はなく、種別情報に基本要求情報が対応付けられていれば要求許可情報を生成し、種別情報に基本通知情報が対応付けられていれば通知許可情報を生成するように構成されていればよい。

　上述の例では、センターサーバ２０が、通信制御装置１０として機能する。しかしながら、通信制御装置１０は、センターサーバ２０とゲートウェイ３０とで構成されていてもよい。たとえば、センターサーバ２０が基本情報記憶ユニット１０３を有し、ゲートウェイ３０が許可情報記憶ユニット１０１と要求許可情報追加ユニット１０４と通知許可情報追加ユニット１０５とを有していてもよい。

　この場合のセンターサーバ２０とゲートウェイ３０との動作を簡単に説明する。住宅７１に新規の宅内端末４４が追加されると、新規の宅内端末４４の認証情報が認証データベース３０４に設定される。

　ノード管理サービス３０２は、新規の宅内端末４４の種別情報を確認し、確認した種別情報に対応するパーミッション基本データをセンターサーバ２０の基本データテーブル２０６から取得する。その後、ノード管理サービス３０２は、宅内端末４１～４３の端末ＩＤと、各宅内端末４１～４３のパーミッション情報とを認証データベース３０４から抽出する。ノード管理サービス３０２は、上述したように、宅内端末４１～４３の端末ＩＤを、基本データテーブル２０６から取得したパーミッション基本データの端末ＩＤに設定する。

　また、ノード管理サービス３０２は、宅内端末４１～４３の各パーミッション情報に対して、新規の宅内端末４４が相手側となる場合に、パーミッション情報に新規の宅内端末４４の端末ＩＤを追加する。その後、認証データベース３０４のパーミッション情報は更新される。

　この場合には、新規の宅内端末４４が追加されたときの登録をゲートウェイ３０が行うので、センターサーバ２０の処理負荷を低減できる。

　なお、ゲートウェイ３０が通知制御装置１０として機能するように構成されていてもよい。

Claims

　所定の処理を実行する第１機器と、上記第１機器に上記所定の処理の実行を要求する第２機器と、を備え、
　上記第２機器は、要求信号を送信する要求ユニットを有し、
　　上記要求信号は、上記要求信号の送信元の上記第２機器を示す第１送信元情報と、上記第１機器に要求する処理を示す要求情報と、上記要求信号の送信先の上記第１機器を示す第１送信先情報と、を含み、
　上記第１機器は、上記要求信号を受け取ると上記要求信号に含まれる上記要求情報が示す処理を実行する機能ユニットと、通知信号を送信する通知ユニットと、を有し、
　　上記通知信号は、上記通知信号の送信元の上記第１機器を示す第２送信元情報と、上記機能ユニットが実行可能な処理を示す通知情報と、上記通知信号の送信先の上記第２機器を示す第２送信先情報と、を含む
　ネットワークシステムに用いられる通信制御装置であって、
　許可情報記憶ユニットと、ネットワークを介して上記第１機器および上記第２機器と通信する中継ユニットと、基本情報記憶ユニットと、要求許可情報追加ユニットと、通知許可情報追加ユニットと、を有し、
　　上記許可情報記憶ユニットは、上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせを示す第１許可情報と、上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせを示す第２許可情報と、を記憶するように構成され、
　　上記中継ユニットは、要求信号中継モジュールと、通知信号中継モジュールと、を含み、
　　　上記要求信号中継モジュールは、上記要求信号を受信すると上記要求信号に含まれる上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせが上記要求許可情報に含まれているか否かを確認し、上記要求許可情報に含まれていれば、上記要求信号の中継を行うように構成され、
　　　上記通知信号中継モジュールは、上記通知信号を受信すると上記通知信号に含まれる上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせが上記通知許可情報に含まれているか否かを確認し、上記通知許可情報に含まれていれば、上記通知信号の中継を行うように構成され、
　　基本情報記憶ユニットは、上記第１機器の種別を示す第１種別情報と上記通知情報との対応関係を示す基本通知情報と、上記第２機器の種別を示す第２種別情報と上記要求情報との対応関係を示す基本要求情報と、を記憶するように構成され、
　　　上記要求許可情報追加ユニットは、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器に対応する上記第２種別情報を取得する第２種別情報取得モジュールと、
　　　　上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２種別情報取得モジュールの取得した上記第２種別情報に対応する上記記要求情報を取得する要求情報取得モジュールと、
　　　　上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記通知許可情報を参照して、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報の示す処理と同一の処理を示す上記通知情報と組み合わされた上記第２送信元情報を取得する第２送信元情報取得モジュールと、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器を示す上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成する要求許可情報生成モジュールと、
　　　　上記要求許可情報生成モジュールの生成した上記要求許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる要求許可情報書込モジュールと、を含み、
　　　上記通知許可情報追加ユニットは、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器に対応する上記第１種別情報を取得する第１種別情報取得モジュールと、
　　　　上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本通知情報を参照して、上記第１種別情報取得モジュールの取得した上記第１種別情報に対応する上記通知情報を取得する通知情報取得モジュールと、
　　　　上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記要求許可情報を参照して、上記通知情報取得モジュールが取得した上記通知情報の示す処理と同一の処理を示す上記要求情報と組み合わされた上記第１送信元情報を取得する第１送信元情報取得モジュールと、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器を示す上記第２送信元情報と、上記通知情報取得モジュールの取得した上記通知情報と、上記第１送信元情報取得モジュールの取得した上記第１送信元情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第２送信先情報との組み合わせを示す上記通知許可情報を生成する通知許可情報生成モジュールと、
　　　　上記通知許可情報生成モジュールの生成した上記通知許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる通知許可情報書込モジュールと、を含む、
　ことを特徴とする通信制御装置。
　要求許可情報更新ユニットと、通知許可情報更新ユニットと、を備え、
　　上記要求許可情報更新ユニットは、通知許可情報確認モジュールと、第２通知許可情報生成モジュールと、第２通知許可情報書込モジュールと、を有し、
　　　上記通知許可情報確認モジュールは、第１の組み合わせを有する上記通知許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されているか否かを確認するように構成され、
　　　　上記第１の組み合わせは、上記要求許可情報生成モジュールで生成された上記要求許可情報の上記第１送信先情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第２送信元情報と、上記要求許可情報生成モジュールで生成された上記要求許可情報の上記要求情報の示す処理と同一の処理を示す上記通知情報との組み合わせであり、
　　　上記第２通知許可情報生成モジュールは、上記第１の組み合わせを有する上記通知許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されていれば、上記第１の組み合わせと上記要求許可情報生成モジュールで生成された上記要求許可情報の上記第１送信元情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第２送信先情報との組み合わせを示す上記通知許可情報を生成するように構成され、
　　　上記第２通知許可情報書込モジュールは、上記第２通知許可情報生成モジュールの生成した上記通知許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させるように構成され、
　　上記通知許可情報更新ユニットは、要求許可情報確認モジュールと、第２要求許可情報生成モジュールと、第２要求許可情報書込モジュールと、を有し、
　　　上記要求許可情報確認モジュールは、第２の組み合わせを有する上記要求許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されているか否かを確認するように構成され、
　　　　上記第２の組み合わせは、上記通知許可情報生成モジュールで生成された上記通知許可情報の上記第２送信先情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第１送信元情報と上記通知許可情報生成モジュールで生成された上記通知許可情報の上記通知情報の示す処理と同一の処理を示す上記要求情報との組み合わせであり、
　　　上記第２要求許可情報生成モジュールは、上記第２の組み合わせを有する上記要求許可情報が上記許可情報記憶ユニットに記憶されていれば、上記第２の組み合わせと上記通知許可情報生成モジュールで生成された上記通知許可情報の上記第２送信元情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成するように構成され、
　　　上記第２要求許可情報書込モジュールは、上記第２要求許可情報生成モジュールの生成した上記要求許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させるように構成される
　ことを特徴とする請求項１記載の通信制御装置。
　上記第２機器の種別には、ユーザがあり、
　上記第２機器の種別が上記ユーザである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記ユーザの識別情報である上記要求信号を送信するように構成され、
　上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記ユーザである場合、上記第１送信元情報が上記ユーザの識別情報である上記要求許可情報を生成するように構成され、
　上記ユーザには、一般ユーザと特定ユーザとがあり、
　上記特定ユーザを示す上記第２種別情報は、上記一般ユーザを示す上記第２種別情報に対応付けられた上記基本要求情報の一部と対応付けられている
　ことを特徴とする請求項１記載の通信制御装置。
　上記第２機器の種別には、サービスがあり、
　上記第２機器の種別が上記サービスである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記サービスの識別情報で規定される上記要求信号を送信するように構成され、
　上記第２種別情報取得モジュールは、上記サービスの追加を要求されると、上記サービスに対応する上記第２種別情報を取得するように構成され、
　上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記サービスである場合、上記第１送信元情報が上記サービスの識別情報で規定される上記要求許可情報を生成するように構成される、
　ことを特徴とする請求項１記載の通信制御装置。
　上記第２機器の種別には、他の住宅に設置された上記機器に対する動作を相互に行う連携サービスがあり、
　上記第２機器の種別が上記連携サービスである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記連携サービスの識別情報で規定される上記要求信号を送信するように構成され、
　上記基本要求情報は、上記第２種別情報と上記連携サービスの対象となるかどうかを示す連携対象情報との対応関係を示し、
　上記第２種別情報取得モジュールは、上記連携サービスの実施を要求されると、上記連携サービスに対応する上記第２種別情報を取得するように構成され、
　上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記連携サービスである場合、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器から上記連携サービスの対象となる上記第１種別情報に対応する上記第１機器を選択するように構成され、
　上記要求許可情報生成モジュールは、上記連携サービスの識別情報で規定される上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記要求許可情報生成モジュールが選択した上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成するように構成される
　ことを特徴とする請求項１記載の通信制御装置。
　上記第２機器の種別には、他のサービス提供者のセンターサーバと上記機器との間で提供される提携サービスがあり、
　上記第２機器の種別が上記提携サービスである上記第２機器の上記要求ユニットは、上記第１送信元情報が上記提携サービスの識別情報で規定される上記要求信号を送信するように構成され、
　上記基本要求情報は、上記第２種別情報と上記提携サービスの対象となるかどうかを示す提携対象情報との対応関係を示し、
　上記第２種別情報取得モジュールは、上記提携サービスの実施を要求されると、上記提携サービスに対応する上記第２種別情報を取得するように構成され、
　上記要求許可情報生成モジュールは、上記第２機器の種別が上記提携サービスである場合、上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器から上記提携サービスの対象となる上記第１種別情報に対応する上記第１機器を選択するように構成され、
　上記要求許可情報生成モジュールは、上記提携サービスの識別情報で規定される上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記要求許可情報生成モジュールが選択した上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成するように構成される
　ことを特徴とする請求項１記載の通信制御装置。
　上記ネットワークは、上記第１機器および上記第２機器を管理するセンターサーバと、上記第１機器および上記第２機器と上記センターサーバとの通信を中継するゲートウェイと、を備え、
　上記基本情報記憶ユニットは、上記センターサーバに設けられ、
　上記許可情報記憶ユニットと上記要求許可情報追加ユニットと上記通知許可情報追加ユニットとは、上記ゲートウェイに設けられる
　ことを特徴とする請求項１記載の通信制御装置。
　所定の処理を実行する第１機器と、上記第１機器に上記所定の処理の実行を要求する第２機器と、上記第１機器と上記第２機器との間の通信を制御する通信制御装置と、を備え、
　上記第２機器は、要求信号を送信する要求ユニットを有し、
　　上記要求信号は、上記要求信号の送信元の上記第２機器を示す第１送信元情報と、上記第１機器に要求する処理を示す要求情報と、上記要求信号の送信先の上記第１機器を示す第１送信先情報と、を含み、
　上記第１機器は、上記要求信号を受け取ると上記要求信号に含まれる上記要求情報が示す処理を実行する機能ユニットと、通知信号を送信する通知ユニットと、を有し、
　　上記通知信号は、上記通知信号の送信元の上記第１機器を示す第２送信元情報と、上記機能ユニットが実行可能な処理を示す通知情報と、上記通知信号の送信先の上記第２機器を示す第２送信先情報と、を含み、
　上記通信制御装置は、許可情報記憶ユニットと、ネットワークを介して上記第１機器および上記第２機器と通信する中継ユニットと、基本情報記憶ユニットと、要求許可情報追加ユニットと、通知許可情報追加ユニットと、を有し、
　　上記許可情報記憶ユニットは、上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせを示す第１許可情報と、上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせを示す第２許可情報と、を記憶するように構成され、
　　上記中継ユニットは、要求信号中継モジュールと、通知信号中継モジュールと、を含み、
　　　上記要求信号中継モジュールは、上記要求信号を受信すると上記要求信号に含まれる上記第１送信元情報と上記要求情報と上記第１送信先情報との組み合わせが上記要求許可情報に含まれているか否かを確認し、上記要求許可情報に含まれていれば、上記要求信号の中継を行うように構成され、
　　　上記通知信号中継モジュールは、上記通知信号を受信すると上記通知信号に含まれる上記第２送信元情報と上記通知情報と上記第２送信先情報との組み合わせが上記通知許可情報に含まれているか否かを確認し、上記通知許可情報に含まれていれば、上記通知信号の中継を行うように構成され、
　　基本情報記憶ユニットは、上記第１機器の種別を示す第１種別情報と上記通知情報との対応関係を示す基本通知情報と、上記第２機器の種別を示す第２種別情報と上記要求情報との対応関係を示す基本要求情報と、を記憶するように構成され、
　　　上記要求許可情報追加ユニットは、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器に対応する上記第２種別情報を取得する第２種別情報取得モジュールと、
　　　　上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本要求情報を参照して、上記第２種別情報取得モジュールの取得した上記第２種別情報に対応する上記記要求情報を取得する要求情報取得モジュールと、
　　　　上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記通知許可情報を参照して、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報の示す処理と同一の処理を示す上記通知情報と組み合わされた上記第２送信元情報を取得する第２送信元情報取得モジュールと、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第２機器を示す上記第１送信元情報と、上記要求情報取得モジュールの取得した上記要求情報と、上記第２送信元情報取得モジュールの取得した上記第２送信元情報の示す上記第１機器と同一の上記第１機器を示す上記第１送信先情報との組み合わせを示す上記要求許可情報を生成する要求許可情報生成モジュールと、
　　　　上記要求許可情報生成モジュールの生成した上記要求許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる要求許可情報書込モジュールと、を含み、
　　　上記通知許可情報追加ユニットは、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器に対応する上記第１種別情報を取得する第１種別情報取得モジュールと、
　　　　上記基本情報記憶ユニットに記憶された上記基本通知情報を参照して、上記第１種別情報取得モジュールの取得した上記第１種別情報に対応する上記通知情報を取得する通知情報取得モジュールと、
　　　　上記許可情報記憶ユニットに記憶された上記要求許可情報を参照して、上記通知情報取得モジュールが取得した上記通知情報の示す処理と同一の処理を示す上記要求情報と組み合わされた上記第１送信元情報を取得する第１送信元情報取得モジュールと、
　　　　上記ネットワークに新たに追加された上記第１機器を示す上記第２送信元情報と、上記通知情報取得モジュールの取得した上記通知情報と、上記第１送信元情報取得モジュールの取得した上記第１送信元情報の示す上記第２機器と同一の上記第２機器を示す上記第２送信先情報との組み合わせを示す上記通知許可情報を生成する通知許可情報生成モジュールと、
　　　　上記通知許可情報生成モジュールの生成した上記通知許可情報を上記許可情報記憶ユニットに記憶させる通知許可情報書込モジュールと、を含む、
　ことを特徴とするネットワークシステム。