JP2007102541A - 機器動作設定方式及び機器動作設定方法 - Google Patents

機器動作設定方式及び機器動作設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザから動作指示を受けた時に、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることが可能な機器動作設定方式を提供する。
【解決手段】 サーバが、ネットワークを介して複数の機器から送信された複数の機器の位置情報と機器IDと機器機能情報とにより構成された機能情報と、それぞれの機器の動作状態情報と、を機器管理テーブルに保存し、ユーザから機器の動作指示を受けた時に、ユーザから取得した動作情報の動作実現可能な機器を機器管理テーブルの中から選択し、選択した機器に動作情報を送信する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ネットワークに接続された情報組み込み機器などの機器の制御を行う機器動作設定方式に関するものである。
近年、情報処理技術の進展により、冷蔵庫やカメラ、テレビなどの家電機器をネットワークに接続し各機器の集中制御/状態監視や、機器連携などを行うことができる情報家電機器(情報組込み機器)が世にではじめている。このような中、各機器をいかにして連携させるかが課題となっており、情報組込み機器を統合する方法についても幾つかの案が提案されている。
例えば、従来のネットワークシステム及び機器制御方法では、各機器に機器の属性や制御プログラムを格納し、サーバ(ディレクトリサービス)に各機器の情報が登録されることで、ある機器が他の機器の機能を使用する場合に、サーバ上に登録されている機器情報を元に、該当する機器を呼び出して利用する方法が記載されている。この技術によれば、テレビ、デジタルカメラ、ホームサーバがネットワークに接続された場合、デジタルカメラで得られた画像をテレビに表示し、必要な画像をホームサーバに保存する監視機能が実現できるとしている(特許文献1)。
また、従来の通信制御装置及び通信制御方法では、外部ネットワークとも接続されているサーバ(ホームゲートウェイ)が、新規にネットワーク上に登録された家電機器を検出し、家電機器から、家電機器のインタフェース情報を取得し、管理することで、外部ネットワークを介して、家電機器に必要な設定情報を取得し、端末に表示することが可能となる方法記載されている。これにより、家庭内ネットワーク上に接続された家電機器の制御のためのモジュールを自動的に取得、更新することが可能になるとしている(特許文献2)。
特開2002−95071号公報 特開2004−21325号公報
上記のように従来のネットワークシステムや通信制御装置では、サーバは各家電機器の管理のみを実施しており、各家電機器の連携も異なる機能を持つもの同士に限られるか、または、家電機器とサーバとの連携のみとなっており、似たような機能を持つ家電機器を連携するものについては実現されていなかった。具体的には、例えば、エアコン、ファンヒータといった家電機器はともに「部屋を暖める」という機能を持つが、これらを連携して、エアコンが壊れた場合にファンヒータが部屋を暖めるなどのバックアップ方法が無かった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ネットワークに接続された情報組込み機器が、自身の位置と機能の情報をネットワーク上のサーバに送信するとともに、情報組込み機器自身の状態(停止中、動作中、待機中など)が変更されると、その変更内容をサーバに送信し、サーバは各情報組込み機器の位置と機能と状態の情報を機能管理テーブルで管理するとともに、ユーザから動作指示を受けると、この指示に対する適切な情報組込み機器に動作状態の変更を通知することにより、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
また、この発明は、情報組込み機器に機器の位置に関する情報を検出する位置検出手段を備えることにより、情報組込み機器自身で位置情報を保持することなく、機器の位置情報を収集可能で、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
更にこの発明は、情報組込み機器は、情報組込み機器メーカサーバ内にある機能情報ファイルの位置を保持し、サーバは、情報組込み機器から与えられた情報組込み機器メーカサーバの機能情報ファイル位置を元に、情報組込み機器メーカサーバから機能情報を取得することにより、情報組込み機器自身が機能情報を保持することなく、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
また、この発明は、サーバに公衆回線網やインターネットなど外部と通信する手段を設け、ユーザから送られてくるFAXや音声、およびメール等を解析し、動作指示情報として判別し、適切な情報組込み機器に動作状態の変更を通知することにより、ユーザが外部から、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
更に、この発明は、ネットワークで構成された情報組込み機器の設定制御に対し、情報組込み機器が自身の位置と機能の情報を、ネットワーク上のサーバに送信し、サーバは各機器の位置と機能の情報を機能管理テーブルで管理するとともに、ユーザからの指示により、適切な情報組込み機器を判別し、その情報組込み機器に対し、動作可能かを問い合わせ、動作可能な情報組込み機器に動作状態の変更を通知することにより、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
また、この発明は、ネットワークで構成された情報組込み機機器の設定制御に対し、情報組込み機器が自身の位置と機能の情報を、ネットワーク上の各機器に送信するとともに、情報組込み機器自身の状態(停止中、動作中、待機中など)が変更されると、その変更について各機器に送信し、かつ、情報組込み機器は各機器の位置と機能と状態の情報を機能管理テーブルで管理するとともに、ユーザからの指示により、適切な情報組込み機器に動作状態の変更を通知することにより、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
更に、この発明は、情報組込み機器が動作中に異常を検出した場合、サーバに異常を通知し、サーバが異常を受信した際は、送信した情報組込み機器と似たような機能を持つ情報組込み機器を機能管理テーブルから検索し、見つかった情報組込み機器に異常になった情報組込み機器の動作を代替させることにより、情報組込み機器が異常になった場合でも、他の似た機能をもつ情報組込み機器が代行することができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
また、この発明は、ネットワークで構成された情報組込み機器の設定制御に対し、テレビなどの表示機器と、VTR、DVDレコーダなどの映像出力機器において、機器の機能とともに映像出力機器および表示機器で可能なデータ転送手順とをサーバに送信し、サーバは受信した転送手順を元に、映像出力機器と表示機器との間のデータ転送手順を決定し、映像出力機器または表示機器にデータ転送手順を指示することにより、映像出力機器および表示機器それぞれでデータ転送手順を調停することなく、最適なデータ転送を行うことができる情報組込み機器動作設定方式を得ることを目的とする。
この発明は、自らの位置情報と機器IDと機器機能情報とにより構成された機能情報を保持する機能情報保持手段と、前記機能情報保持手段により保持された前記機能情報を送信する機器動作手段と、動作状態変更時に変更された動作状態情報を送信する状態変更通知手段とをそれぞれ有し、又送信された動作情報に基づいて動作を行う複数の機器と、
前記複数の機器とネットワークを介して接続され、前記機器動作手段により送信された前記機能情報と前記状態変更通知手段により送信された前記動作状態情報とを保存する機能管理テーブルと、ユーザから機器の動作指示を受けた時にユーザからの前記動作情報を取得するサーバ動作手段と、前記サーバ動作手段により取得された前記動作情報の動作実現可能な機器を前記機能管理テーブルから選択する情報管理手段と、前記情報管理手段により選択された前記機器に前記動作情報を送信する動作変更通知手段とを備えたものである。
この発明は、サーバがネットワークを介して複数の機器から送信された複数の機器の位置情報と機器IDと機器機能情報とにより構成された機能情報と、それぞれの機器の動作状態情報とを機器管理テーブルに保存し、ユーザから機器の動作指示を受けた時にユーザから取得した動作情報の動作実現可能な機器を機器管理テーブルの中から選択し、選択した機器に動作情報を送信することにより、似たような機能を持つ機器を連携し動作させることが可能な機器動作設定方式得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図を用いて説明する。
図1は、本実施の形態の情報組込み機器動作設定方式の構成図である。図中、1(1a、1b、1c)はエアコン、テレビ、照明などの家庭用電化製品(家電機器)であり、ここでは情報組込み機器と呼ぶ。また、2は情報組込み機器1を管理するサーバであり、サーバ2にはユーザとのインタフェースである表示手段としてのディスプレイ14、入力手段としてのキーボード15及びマウス16が接続されている。3は情報組込み機器1とサーバ2間で通信を行うネットワークである。ネットワーク3は、イーサーネットなどの有線方式でも、無線LANなどの無線方式でもどちらでも構わない。情報組込み機器1とサーバ2の間でデータのやり取りが行うことができればよい。
情報組込み機器1aは、機器の動作を制御する機器動作手段4、サーバ2や他の情報組込み機器1b、1cとネットワーク3を介して通信する通信手段5、サーバ2に情報組込み機器1aの動作が変更(停止中→動作中など)になったことを通知する状態変更通知手段6、サーバ2から動作指示を受けるための動作変更受信手段7、および情報組込み機器1aの位置情報と機能情報を保持する機能情報保持手段としての機能情報領域8を備えている。また、他の情報組込み機器1b、1cも同様な手段、領域を備えている。
サーバ2は、サーバの動作を制御するサーバ動作手段9、情報組込み機器1の位置情報と機能情報と動作状態情報を管理する情報管理手段10、情報組込み機器1に動作状態の変更を指示する動作変更通知手段11、および情報組込み機器1の位置情報と機能情報と動作状態情報を保持する機能管理テーブル13を備える。
図2は、情報組込み機器1が備える機能情報領域8の内容の例について示した図である。図2では、エアコンおよびビデオの例を示しており、それぞれ、家庭内の位置を示す位置情報、情報組込み機器を特定するための機器ID、およびそれぞれの情報組込み機器の機能を示す機能1、機能2、機能3の領域を保持している。
例えば、エアコンの例では、位置情報として2Fリビングに存在し、機器IDとして「05EEEEEE」を持ち、機能として「温度を上げる」、「温度を下げる」、「湿度を下げる」を持つ。このような情報を情報組込み機器1それぞれが保持している。
図3は、サーバ2が備える機能管理テーブル13の内容の例について示した図である。サーバ2が備える機能管理テーブル13には、情報組込み機器1が保有している機能情報領域8の内容(位置、機器ID、機能1〜3の機能情報)の他に、情報組込み機器1の動作状態が保存されている。
機能情報領域8の内容は、情報組込み機器1の起動時にサーバ2に送信される。動作状態は、情報組込み機器1の動作状態が変更(停止中→動作中など)になった時に、サーバ2に送信され、サーバ2の情報管理手段10が機能管理テーブル13の該当する領域を変更する。
次に、本実施の形態における情報組込み機器1の動作を情報組込み機器1aを例に図4を用いて説明する。なおここで、情報組込み機器1b、1cも同様の動作が行われる。
図4は、情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャートである。
情報組込み機器1aに電源が入ると、まず機器動作手段4が動作し、サーバ2を検索する(S101)。検索は、ネットワーク3上にブロードキャスト通信し、サーバとして応答があったものをサーバとして認識するようにしても良い。
そして、機器動作手段4は、S101で検索できたサーバ2に対し、機能情報領域8の機能情報を送信する(S102)。サーバ2側では、この情報が機能管理テーブル13に保存される。
次に、機器動作手段4は、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に待機中を通知する(S103)。これにより、サーバ2から動作変更指示を受けることが可能となる。
続いて、機器動作手段4は、情報組込み機器1aを直接使用しているユーザから指示が入っているかチェックする(S104)。ユーザから指示が入っている場合(S104のY、ここでYはYesを示す。以下同様に表現する)、機器動作手段4は状態変更通知手段6によりサーバ2に動作中を通知(S105)した後、ユーザの指示に従い情報組込み機器1a本来の動作を実行(S106)し、動作が終了した後、S103に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S104にてユーザから指示が入っていない場合(S104のN、ここでNはNoを示す。以下同様に表現する)、機器動作手段4は、サーバ2から動作変更の指示があるかチェックする(S107)。
サーバ2からネットワーク3を介して動作変更の指示がある場合(S107のY)、動作変更受信手段7を使って、サーバ2から送られてくるどのような動作をするかを示す動作情報を取得し(S108)、状態変更通知手段6を使って、サーバ2に対し動作中を通知し(S109)、取得した動作情報を元に情報組込み機器1a本来の動作(取得した動作情報に対応した情報組込み機器1aの動作)を実行(S110)する。
例えば、情報組込み機器1aがエアコンである場合、サーバ2から温度を下げるという情報と何度まで下げるかという情報を含んだ動作情報を動作変更受信手段7を用いて取得した後、その動作情報を元に、エアコン本来の動作(温度を何度まで下げる)を行う。
S110にて動作が終了すると、S103に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S107にてサーバ2から何も指示がない場合(S107のN)、機器動作手段4は次に電源ボタンが押されたかを判断する(S111)。電源ボタンが押された場合(S111のY)、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に停止を通知し、情報組込み機器1aの動作を終了する。S111にて電源ボタンが押されていない場合(S111のN)、S104に戻り、再度次の動作を判断する。以上が情報組込み機器1の動作である。
次に、本実施の形態におけるサーバ2の動作を図5、図6、および図7を用いて説明する。
図5は、サーバ2の動作手順を示すフローチャートである。
サーバ2の動作が開始されると、まずサーバ動作手段9が動作し、情報組込み機器1a(以下の動作は1b、1cの場合も同様)からサーバ検索要求が来たかチェックする(S121)。これは、情報組込み機器1aの起動時におけるサーバ検索(図4のS101)に対応するものである。
S121にて情報組込み機器1aからサーバの検索要求が来た場合(S121のY)、情報組込み機器1aに対しサーバとして応答し(S122)、以降、サーバの検索要求が来ていない場合(S121のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから機能情報の通知があるかチェックする(S123)。これは情報組込み機器1aの起動時における機能情報の送信(図4のS102)に対応するものである。
S123にて情報組込み機器1aから機能情報の通知がある場合(S123のY)、情報管理手段10を利用し、機能管理テーブル13の空きテーブルに、取得した機能情報(位置、機器ID、機能)を保存する(S124)とともに、そのテーブルの動作状態の格納領域を停止中にし(S125)、情報組込み機器1aに対する機能情報を初期状態にする。
機能情報を初期状態に設定した後は、機能情報の通知がない(S123のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから動作状態の変更通知があるかチェックする(S126)。これは、情報組込み機器1aでの動作状態変更通知(図4のS103、S105、S112)に対応するものである。
S126にて動作状態の変更通知がある場合(S126のY)、情報管理手段10を利用し、受信した機器IDを元に機能管理テーブル13の内容を検索し(S127)、該当する機能情報エントリの動作状態の領域を受信した動作状態に変更する(例えば待機中から動作中にするなど)(S128)。機能管理テーブル13の動作状態の領域を変更した後は、動作状態の変更通知がない場合(S126のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、ユーザから動作指示があるかチェックを行う(S129)。ユーザはサーバ2に接続されたディスプレイ14、キーボード15、マウス16を用いて指示を行う。
図6、図7は、ユーザが参照するディスプレイ14に表示された指示画面を示した図である。即ち、ユーザからの指示を受けるための画面の一例を示した図である。
図6、図7において、20はディスプレイ14の画面を示し、21は画面20内にあり、ユーザが情報組込み機器1に動作指示をするための指示画面である。
ユーザは、情報組込み機器1それぞれの機能情報を知る必要はなく、家庭内のどこをどのようにするかを指示するようになっている。図6は、家庭内にある情報組込み機器1が保有する大まかな機能を表示する画面であり、図7は、図6にて機能が選択された場合の、詳細設定画面を示している。図7の例では、図6にて室温の調整が選択された場合の例を示している。
ユーザは、これら画面20を参照し、キーボード15、マウス16を使って、機能の選択と、詳細設定(場所および何度下げるなどの情報)を行うことで、サーバ2に対し、ユーザからの指示を伝える。
S129にてユーザからの指示がない場合(S129のN)は、S121に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S129にてユーザからの動作指示がある場合(S129のY)、サーバ動作手段9は図6、図7の画面を通して指示されたユーザからの動作情報を取得する(S130)。そして、動作情報にある場所と機能(温度を上げる、番組を録画するなど)元に、情報管理手段10を利用して機能管理テーブル13を検索し、機能を実現可能で、かつ待機中の情報組込み機器1aを選択する(S131)。
例えば、機能管理テーブル13が図3の状態で、ユーザからの指示が2Fの温度を上げるという指示であった場合、機能を実現できる情報組込み機器としては、テーブルの下から3番目の機器(機器ID「05EEEEEE」)と、テーブルの下から2番目の機器(機器ID「07AAAAAA」)があるが、機器ID「05EEEEEEEE」は停止中であるため、機器ID「07AAAAAAAA」の機器が選択される。
また、もし機器ID「07AAAAAA」も停止中の場合であれば、位置としては1Fながら温度を上げる機能を保有する機器ID「07AAAAA1」の機器が選択される。
次に、S132にて利用可能な情報組込み機器が選択できたかチェックする(S132)。もし、機能を実現する全ての情報組込み機器が待機中でない場合、S132のNとなり、ディスプレイ14を介してユーザに対し使用不可の通知を行い(S133)、S121に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S132にて利用可能な情報組込み機器1aが選択できた場合(S132のY)、選択した情報組込み機器1aに対応する機能管理テーブル13の機能情報エントリの動作情報領域を、情報管理手段10を使用して動作中に変更する(S134)。この領域は、情報組込み機器1aの動作が完了したときに、待機中の通知が送信されることにより、再度待機中に設定される。
次に、サーバ動作手段9は、動作変更通知手段11を使って、情報組込み機器1aに動作情報を送信する(S135)。これにより情報組込み機器1aは、動作情報を元に機器を動作させ、ユーザが所望の機能を実現する(図4のS110に対応)。
その後、サーバ動作手段9は、S121に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。以上がサーバ2の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、情報組込み機器1が自身の位置と機能の情報を、ネットワーク3上のサーバ2に送信するとともに、情報組込み機器1自身の状態(停止中、動作中、待機中など)が変更されると、その変更についてサーバ2に送信し、サーバ2は各情報組込み機器1の位置と機能と動作状態の情報を機能管理テーブル13で管理するとともに、ユーザからの指示により、適切な情報組込み機器1に動作状態の変更を通知するようにしたので、似たような機能を持つ情報組込み機器1を連携し動作させることが可能な情報組込み機器動作設定方式得ることができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2を図を用いて説明する。
図8は、本実施の形態の情報組込み機器動作設定方式の構成図である。本実施の形態では、実施の形態1に対し、コンセントなど家庭内の位置が固定化されている固定機器201が追加され、固定機器201内に、位置に関する情報を保持する位置情報202を備える。
また、情報組込み機器1aは、固定機器201とケーブル203で接続され、ケーブル203を介して固定機器201の位置情報202を読み取る位置検出手段204が追加される。
なお、図8には図示していないが、情報組込み機器1b、1cも情報組込み機器1aと同様に、それぞれに対応したケーブルに接続され、このケーブルを介して固定機器の位置情報を読み取る位置検出手段を備える。その他の構成は実施の形態1と同様である。また、サーバ2の動作は実施の形態1と同様であり、図5で示されるとおりである。
次に、本実施の形態における情報組込み機器1の動作を情報組込み機器1aを例に図9を用いて説明する。
図9は、情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャートである。
基本的な動作は、S203以降の処理は実施の形態1と同じであり、S203〜S214の動作は図4のS101〜S112の動作に対応する。
情報組込み機器1aに電源が入ると、まず機器動作手段4が動作し、位置検出手段204を利用して、ケーブル203を介して固定機器201と通信し、位置情報202を取得する(S201)。固定機器201は移動することがなく、家庭内に固定的に配置されるものであり、設置時に位置情報202が固定的に設定(2Fリビング、1F玄関など)される。情報組込み機器1aは、この位置情報202を読み取ることにより、自身の位置を把握する。
次に、機器動作手段4は、機能情報領域8にS201で取得した位置情報202を格納する。そして、サーバ2を検索し(S203)、S203で検索できたサーバ2に対し、機能情報領域8の情報を送信する(S204)。サーバ2側では、この情報が機能管理テーブル13に保存される。
続いて、機器動作手段4は、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に待機中を通知する(S205)。これにより、サーバ2から動作変更指示を受けることが可能となる。
次に、機器動作手段4は、情報組込み機器1aを直接使用しているユーザから指示が入っているかチェックする(S206)。ユーザから指示が入っている場合(S206のY)、機器動作手段4は状態変更通知手段6を使って、サーバ2に動作中を通知(S207)した後、ユーザの指示に従い情報組込み機器1a本来の動作を実行(S208)し、動作が終了した後、S205に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S206にてユーザから指示が入っていない場合(S206のN)、機器動作手段4は、サーバ2から動作変更の指示があるかチェックする(S209)。
サーバ2からネットワーク3を介して動作変更の指示がある場合(S209のY)、動作変更受信手段7を使って、サーバ2から送られてくるどのような動作をするかを示す動作情報を取得し(S210)、状態変更通知手段6を使って、サーバ2に対し動作中を通知し(S211)、取得した動作情報を元に情報組込み機器1a本来の動作を実行(S212)する。
S212にて動作が終了すると、S205に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S209にてサーバ2から何も指示がない場合(S209のN)、機器動作手段4は電源ボタンが押されたかを判断する(S213)。電源ボタンが押された場合(S213のY)、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に停止を通知し、情報組込み機器1aの動作を終了する。S213にて電源ボタンが押されていない場合(S213のN)、S206に戻り、再度次の動作を判断する。以上が情報組込み機器1の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、コンセントなど、家庭内で位置が固定化される固定機器201に位置情報を保持し、情報組込み機器1が固定機器201から位置情報を取得するようにしたので、情報組込み機器1が移動しても、再度位置情報を設定することなく、似たような機能を持つ情報組込み機器1を連携し動作させることが可能な情報組込み機器動作設定方式を得ることができる。
実施の形態3.
以下、実施の形態3を図を用いて説明する。
図10は、本実施の形態の情報組込み機器動作設定方式の構成図である。本実施の形態では、実施の形態1に対し、情報組込み機器1(1a、1b、1c)の機能情報を保存する情報組込み機器メーカサーバ303が追加され、情報組込み機器メーカサーバ303内に情報組込み機器1の機能情報を保持する機能情報領域304と、インターネット302を介してサーバ2と通信する通信手段305を備える。
また、サーバ2には、インターネット302を介して情報組込み機器メーカサーバ305と通信する外部通信手段301が追加される。その他の構成は実施の形態1と同様である。また、情報組込み機器1の構成および動作は機能情報領域の構造が異なる以外は実施の形態1と同様である。
図11は、情報組込み機器1が備える機能情報領域8の内容の例について示した図である。本実施の形態の機能情報領域8では、実施の形態1と異なり、機能を保持する領域がない代わりに機能情報を保持する情報組込み機器メーカサーバ303内の機能情報領域304の位置を示す情報が保持される。図11の例では、この情報としてメーカのURLが保持されている。情報組込み機器1では、起動時にサーバ2にこの機能情報領域304の位置を示す情報の内容を送信する。
図12は、情報組込み機器メーカサーバ303の機能情報領域304の内容の例について示した図である。図12では、エアコンおよびビデオの例を示しており、それぞれ、情報組込み機器1を特定するための機器ID、およびそれぞれの情報組込み機器の機能を示す機能1、機能2、機能3の領域を保持している。
情報組込み機器メーカサーバ303は、情報組込み機器1よりも保存できるデータ量が大きいため機能情報領域304の機能情報は、実施の形態1における情報組込み機器1の機能情報領域8の内容(図2)よりも詳細な機能情報が保持されている。
図12の例では、例えばエアコンの機能1では温度を上げるという機能の保持のほか、温度を上げるのにどのくらいの能力(KW)で行うことができるかといった情報も保持される。これにより、サーバ2はより詳細に機能を選択することが可能となる。
次に、本実施の形態におけるサーバ2の動作を情報組込み機器1aを例に図13を用いて説明する。
図13は、サーバ2の動作手順を示すフローチャートである。
基本的には、情報組み込み機器1aからの機能情報の通知があった場合(S323のY)の処理の流れ(S324、S340、S341、S342、S325)が実施の形態1と異なり、他の動作(S321〜S323、S326〜S335)は、実施の形態1と同じ動作(図5のS121〜S123、S126〜S135に対応)である。
サーバ2の動作が開始されると、まずサーバ動作手段9が動作し、情報組込み機器1a(以下の動作は1b、1cの場合も同様)からサーバ検索要求が来たかチェックする(S321)。これは情報組込み機器1aの起動時におけるサーバ検索に対応するものである。
S321にて情報組込み機器1aからサーバの検索要求が来た場合(S321のY)、情報組込み機器1aに対しサーバとして応答し(S322)、以降、サーバの検索要求が来ていない場合(S321のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから機能情報の通知があるかチェックする(S323)。これは情報組込み機器1aの起動時における機能情報の送信に対応するものである。
S323にて情報組込み機器1aから機能情報の通知がある場合(S323のY)、情報管理手段10を利用し、機能管理テーブル13の空きテーブルに、取得した機能情報(位置、機器ID)を保存するとともに、動作状態(モード)を停止中に設定する(S324)。そして、情報組込み機器1aから機能情報を受信する(S340)。この時の機能情報には、図11のような位置・機器ID、および情報組込み機器メーカサーバ303の機能情報領域304の位置を示す情報(メーカURL)が含まれる。
次に、サーバ動作手段9は、外部通信手段301を使って、S340で取得した機能情報に含まれる機器IDを情報組込み機器メーカサーバ303に送信する(S341)。
情報組込み機器メーカサーバ303は、機器IDの情報を元に機能情報領域304を検索し、機器IDに対応した機能情報(図12の機能1、機能2、機能3領域)をサーバ2に送信し、サーバ2はその情報を外部通信手段301を用いて受信する(S342)。
その後、サーバ2は、受信した機能情報をS324で確保した機能管理テーブル13に保存し(S325)、情報組込み機器1aに対する機能情報を初期状態にする。機能情報を初期状態に設定した後は、機能情報の通知がない(S323のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから動作状態の変更通知があるかチェックする(S326)。これは、情報組込み機器1aでの動作状態変更通知に対応するものである。
S326にて動作状態の変更通知がある場合(S326のY)、情報管理手段10を利用し、受信した機器IDを元に機能管理テーブル13の内容を検索し(S327)、該当する機能情報エントリの動作状態の領域を受信した動作状態に変更する(例えば待機中から動作中にするなど)(S328)。機能管理テーブル13を変更した後は、動作状態の変更通知がない場合(S326のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、ユーザから動作指示があるかチェックを行う(S329)。
S329にてユーザからの動作指示がある場合(S329のY)、サーバ動作手段9は指示されたユーザからの動作情報を取得する(S330)。そして、動作情報にある場所と機能(温度を上げる、番組を録画するなど)元に、情報管理手段10を利用して機能管理テーブル13を検索し、機能を実現可能で、かつ待機中の情報組込み機器1aを選択する(S331)。
次に、利用可能な情報組込み機器が選択できたかチェックする(S332)。もし、機能を実現する全ての情報組込み機器が待機中でない場合、S332のNとなり、ユーザに対し使用不可の通知を行い(S333)、S321に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S332にて利用可能な情報組込み機器1aが選択できた場合(S332のY)、選択した情報組込み機器1aに対応する機能管理テーブル13の機能情報エントリの動作情報領域を、情報管理手段10を使用して動作中に変更する(S334)。この領域は、情報組込み機器1aの動作が完了したときに、待機中の通知が送信されることにより、再度待機中に設定される。
次に、サーバ動作手段9は、動作変更通知手段11を使って、情報組込み機器1aに動作情報を送信する(S335)。これにより情報組込み機器1aは、動作情報を元に機器を動作させ、ユーザが所望の機能を実現する。
その後、サーバ動作手段9は、S321に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。以上がサーバ2の動作である。
次に、本実施の形態における情報組込み機器メーカサーバ303の動作を図14を用いて説明する。
図14は、情報組込み機器メーカサーバ303の動作手順を示すフローチャートである。
まず、情報組込み機器メーカサーバ303は、サーバ2から機能情報要求が来たかチェックする(S351)。機能情報要求が来ていない場合(S351のN)、再度S351に戻り機能情報要求が来ているかチェックする。
S351にてサーバ2から機能情報要求が来ている場合(S351のY)、機能情報要求に付随して送られてくる機能IDを取得し(S352)、機能情報領域304の中から、機能IDに該当する情報組込み機器1aに関する機能情報を検索する(S353)。これにより、図12のような機器ID毎の機能情報が検索される。そして見つかった機能情報を送信手段305を使ってサーバ2に送信する(S354)。以上が情報組込み機器メーカサーバ303の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、情報組込み機器1は、情報組込み機器メーカサーバ303内にある機能情報ファイルの位置を保持し、サーバは、情報組込み機器1から与えられた、情報組込み機器メーカサーバ303の機能情報ファイル位置を元に、情報組込み機器メーカサーバ303から機能情報を取得するようにしたので、情報組込み機器1自身が機能情報を保持することなく、機器の機能情報を収集することができ、似たような機能を持つ情報組込み機器1を連携し動作させることが可能な情報組込み機器動作設定方式を得ることができる。
実施の形態4.
以下、実施の形態4を図を用いて説明する。
図15は、本実施の形態の情報組込み機器動作設定方式の構成図である。本実施の形態では、実施の形態1に対し、次の構成要素が追加されている。即ち、サーバ2に、インターネット401や公衆回線網402を介して外部と通信する外部通信手段403と、インターネット401に接続されているパソコン404や携帯電話405から送られてくるメールの内容を解析するメール解析手段408と、公衆回線網402に接続されているFAX407から送られてくるFAX情報を解析するFAX解析手段409と、インターネット401に接続されている携帯電話405や公衆回線網402に接続されている携帯電話406から送られてくる音声情報を解析する音声解析手段410が追加される。なお、その他の構成は実施の形態1と同様であり、情報組込み機器1の動作も実施の形態1と同様である。
次に、本実施の形態におけるサーバ2の動作を情報組込み機器1aを例に図16、図17、および図18を用いて説明する。
図16は、サーバ2の動作手順を示すフローチャートである。
基本的には、動作指示のチェック動作の処理(S420〜S426)が実施の形態1の動作と異なり、他の動作(S401〜S415)は、実施の形態1と同じ動作(図5のS121〜S128、S131〜S135に対応)である。
サーバ2の動作が開始されると、まずサーバ動作手段9が動作し、情報組込み機器1a(以下の動作は1b、1cの場合も同様)からサーバ検索要求が来たかチェックする(S401)。これは、情報組込み機器1aの起動時におけるサーバ検索に対応するものである。
S401にて情報組込み機器1aからサーバの検索要求が来た場合(S401のY)、情報組込み機器1aに対しサーバとして応答し(S402)、以降、サーバの検索要求が来ていない場合(S421のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから機能情報の通知があるかチェックする(S403)。これは情報組込み機器1aの起動時における機能情報の送信に対応するものである。
S403にて情報組込み機器1aから機能情報の通知がある場合(S403のY)、情報管理手段10を利用し、機能管理テーブル13の空きテーブルに、取得した機能情報(位置、機器ID、機能)を保存する(S404)とともに、そのテーブルの動作状態の格納領域を停止中にし(S405)、情報組込み機器1aに対する機能情報を初期状態にする。機能情報を初期状態に設定した後は、機能情報の通知がない(S403のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから動作状態の変更通知があるかチェックする(S406)。これは、情報組込み機器1aでの動作状態変更通知に対応するものである。
S406にて動作状態の変更通知がある場合(S406のY)、情報管理手段10を利用し、受信した機器IDを元に機能管理テーブル13の内容を検索し(S407)、該当する機能情報エントリの動作状態の領域を受信した動作状態に変更する(例えば待機中から動作中にするなど)(S408)。機能管理テーブル13を変更した後は、動作状態の変更通知がない場合(S406のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、外部通信手段403を用いて、外部からメールによる動作指示が来ているかチェックする(S421)。
図17は、メールによる動作指示の一例を示した図である。メール420には、送信元情報421、送信先情報422(サーバ2に対するメールアドレス)のほかに、どのような機能を利用するかを示す機能情報423、機能の詳細を示す詳細情報424、および場所を示す位置情報425が含まれる。
サーバ動作手段9から指示された外部通信手段403は、データがメールであると判断する(S421のY)と、メール解析手段408を使用して、メール420から、機能情報423、詳細情報424、位置情報425を抽出し(S422)、サーバ動作手段9に動作情報として渡す(S420)。
S421にてメールからの動作指示が来ていない場合(S421のN)、サーバ動作手段9は、外部通信手段403を用いて、外部からFAXによる動作指示がきているかチェックする(S423)。
図18は、FAXによる動作指示の一例を示した図である。FAXデータ430には、送信元情報431、送信先情報432のほかに、どのような機能を利用するかを示す機能情報433、機能の詳細を示す詳細情報434、および場所を示す位置情報435が含まれる。
サーバ動作手段9から指示された外部通信手段403は、データがFAXであると判断する(S423のY)と、FAX解析手段409を使用して、FAXデータ430を解析し、機能情報433、詳細情報434、位置情報435を抽出し(S424)、サーバ動作手段9に動作情報として渡す(S420)。
S423にてFAXからの動作指示が来ていない場合(S423のN)、サーバ動作手段9は、外部通信手段403を用いて、外部から電話による動作指示がきているかチェックする(S425)。
外部通信手段403は、音声による指示があると判断する(S425のY)と、音声解析手段410を使用して、音声を解析し、メール/FAXデータと同様に機能情報、詳細情報、位置情報を抽出し(S426)、サーバ動作手段9に動作情報として渡す(S420)。
メール(S422)/FAX(S424)/音声(S426)によってユーザから動作情報が渡されると(S420)、サーバ動作手段9はユーザから渡された動作情報の機能情報、詳細情報、位置情報を元に、情報管理手段10を利用して機能管理テーブル13を検索し、機能を実現可能で、かつ待機中の情報組込み機器1aを選択する(S411)。即ち、サーバ動作手段9は、例えば、温度を上げる、番組を録画するなどのユーザーからの要求に対応できる情報組込み機器1aを機能管理テーブル13中から選択する。
次に、利用可能な情報組込み機器が選択できたかチェックする(S412)。
もし、機能を実現する全ての情報組込み機器が待機中でない場合、S412のNとなり、FAX/メール/音声にてユーザに対し使用不可の通知を行い(S413)、S401に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S412にて利用可能な情報組込み機器1aが選択できた場合(S412のY)、選択した情報組込み機器1aに対応する機能管理テーブル13の機能情報エントリの動作情報領域を、情報管理手段10を使用して動作中に変更する(S414)。この領域は、情報組込み機器1aの動作が完了したときに、待機中の通知が送信されることにより、再度待機中に設定される。
次に、サーバ動作手段9は、動作変更通知手段11を使って、情報組込み機器1aに動作情報を送信する(S415)。これにより情報組込み機器1aは、動作情報を元に機器を動作させ、ユーザが所望の機能を実現する。サーバ動作手段9は、その後、S401に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。以上がサーバ2の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、サーバ2に公衆回線網402やインターネット401など外部と通信する外部通信手段403を備え、ユーザから送られてくるFAXや音声、およびメール等を解析し、動作指示情報として判別するようにしたので、ユーザが外部から指示をすることができ、似たような機能を持つ情報組込み機器1を連携し動作させることが可能な情報組込み機器動作設定方式を得ることができる。
実施の形態5.
以下、実施の形態5を図を用いて説明する。
図19は、本実施の形態の情報組込み機器動作設定方式の構成図である。本実施の形態では、実施の形態1に対し、情報組込み機器1の状態変更通知手段6がなくなり、サーバ2に情報組込み機器1の状態を監視する機器監視手段501が追加されている。また、機能管理テーブル13には、動作の状態を示す領域(図3における一番左の列の「動作」の項目)を持たない。その他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、本実施の形態における情報組込み機器1の動作を情報組込み機器1aを例に図20を用いて説明する。なおここで、情報組込み機器1b、1cも同様の動作が行われる。
図20は、情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャートである。
情報組込み機器1aに電源が入ると、まず機器動作手段4が動作し、サーバ2を検索する(S501)。そして、機器動作手段4はS501で検索できたサーバ2に対し、機能情報領域8の情報を送信する(S502)。サーバ2側では、この情報が機能管理テーブル13に保存される。
次に、機器動作手段4は、サーバ2から状態情報要求の指示が来ているかチェックする(S503)。サーバ2から状態情報要求の指示が来ている場合(S503のY)、サーバ2に対し待機中を通知する(S504)。本実施の形態では、情報組込み機器1aはS504でのみ状態情報を送信し、他の動作で状態情報を送信することはない。また、状態情報も待機中のみ送信される。つまり、サーバ2では待機中の情報組込み機器のみ応答があることになる。
次に、機器動作手段4は、サーバ2から動作指示があるかチェックする(S505)。サーバ2からネットワーク3を介して動作指示がある場合(S505のY)、動作変更受信手段7を使って、サーバ2から送られてくるどのような動作をするかを示す動作情報を取得し(S506)、取得した動作情報を元に情報組込み機器1a本来の動作を実行(S507)する。
例えば、情報組込み機器1がエアコンである場合、サーバ2から温度を下げるという情報と何度まで下げるかという情報を含んだ動作情報を、動作変更受信手段7を用いて取得した後、その動作情報を元に、エアコン本来の動作(温度を何度まで下げる)を行う。
S507にて動作が終了すると、S503に戻り、再度サーバから状態情報要求があるかチェックする。S505にてサーバからの動作指示がない場合(S505のN)は、S503にてサーバ2から状態情報要求がない場合(S503のN)と、以降同じ処理をする。
S503にてサーバから状態情報要求がない場合(S503のN)、またはS505にてサーバから動作指示がない場合(S505のN)、機器動作手段4は、情報組込み機器1aを直接使用しているユーザから指示が入っているかチェックする(S508)。ユーザから指示が入っている場合(S508のY)、機器動作手段4はユーザの指示に従い情報組込み機器1a本来の動作を実行(S509)し、動作が終了した後、S503に戻り、再度サーバから状態情報要求があるかチェックする。
S508にてユーザから動作指示がない場合(S508のN)、機器動作手段4は次に電源ボタンが押されたかを判断する(S510)。電源ボタンが押された場合(S510のY)、情報組込み機器1aの動作を終了する。S510にて電源ボタンが押されていない場合(S510のN)、S503に戻り、再度サーバから状態情報要求があるかチェックする。以上が情報組込み機器1の動作である。
次に、本実施の形態におけるサーバ2の動作を図21を用いて説明する。
図21は、サーバ2の動作手順を示すフローチャートである。
サーバ2の動作が開始されると、まずサーバ動作手段9が動作し、情報組込み機器1a(以下の動作は1b、1cの場合も同様)からサーバ検索要求が来たかチェックする(S521)。これは、情報組込み機器1aの起動時におけるサーバ検索に対応するものである。
S521にて情報組込み機器1aからサーバの検索要求が来た場合(S521のY)、情報組込み機器1aに対しサーバとして応答し(S522)、以降、サーバの検索要求が来ていない場合(S521のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから機能情報の通知があるかチェックする(S523)。これは情報組込み機器1の起動時における機能情報の送信に対応するものである。
S523にて情報組込み機器1aから機能情報の通知がある場合(S523のY)、情報管理手段10を利用し、機能管理テーブル13の空きテーブルに、取得した機能情報(位置、機器ID、機能)を保存(S524)し、情報組込み機器1aに対する機能情報を初期状態にする。
機能情報を初期状態に設定した後は、機能情報の通知がない(S523のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、ユーザから動作指示があるかチェックを行う(S525)。S525にて、ユーザからの指示がない場合(S525のN)は、S521に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S525にてユーザからの指示がある場合(S525のY)、サーバ動作手段9は指示されたユーザからの動作情報を取得する(S526)。そして、動作情報にある場所と機能(温度を上げる、番組を録画するなど)元に、情報管理手段10を利用して機能管理テーブル13を検索し、機能を実現可能な情報組込み機器1aを選択する(S527)。
選択した機器は1つである必要はなく、似たような機能を実現する機器が複数あれば、それぞれ候補として選択する。そして選択した情報組込み機器に対し、状態情報要求を行い情報組込み機器が待機中であるか判別する(S528)。これは、情報組込み機器1aにおける状態情報要求の処理(図20のS503〜S504)に対応する。
このとき、サーバ動作手段9は、機器監視手段501を使用し、情報組込み機器1aに対し情報組込み機器1aの動作を問い合わせる。機器監視手段501は、通信手段12を使用して、ネットワーク3を介して情報組込み機器1aに現在の動作状況を問い合わせるメッセージを送信する。
情報組込み機器1aは、情報組込み機器1a自身が“待機中”の時のみ、問い合わせメッセージに応答(図20のS503、S504)する仕組みになっている。機器監視手段501は、情報組込み機器1aから応答メッセージが到着したかをチェックし、応答メッセージが到着した場合は、情報組込み機器1aの動作状態が“待機中”であることをサーバ動作手段9に通知する。もし情報組込み機器1aから何も応答がなかった場合は、“停止中”と判断し、サーバ動作手段9に情報組込み機器1aの動作状態が“停止中”であることを通知する。
応答があるか否かは、送信時にタイムアウト設定を行い、指定した時間までに応答メッセージが到着した場合は“待機中”と判断し、指定した時間までに応答メッセージが到着しない場合は“停止中”と判断するようにしても良い。
また、似たような機能を実現する情報組込み機器が複数ある場合は、サーバ動作手段9は、機器監視手段501に選択した全ての情報組込み機器について状態を問い合わせるよう指示を出す。この時、機器監視手段501は、サーバ動作手段9から渡された情報組込み機器のリストに基づいて順番にリスト内にある情報組込み機器に対し、問い合わせメッセージを送信し、応答メッセージがあるか否かを判断し、各情報組込み機器の動作状態(待機中または停止中)を判断する。
そして、機器監視手段501は、各情報組込み機器の動作状態を全て判断した後、各情報組込み機器の動作状態をサーバ動作手段9に渡す。機器監視手段501による、各情報組込み機器への問い合わせメッセージの送信方法は、選択した情報組込み機器に対しマルチキャスト通信にて、一斉通知を行い、指定時間内に応答メッセージを返した情報組込み機器を“待機中”と判断するようにしてもよい。
また、機器監視手段501は、情報組込み機器への問い合わせメッセージをブロードキャスト通信にて、ネットワーク3に接続されている全ての機器に一斉通知し、サーバ動作手段9から指定された情報組込み機器が指定時間内に応答メッセージを返したか否かで“待機中”、“動作中”を判断しても良い。
サーバ動作手段9は、機器監視手段501から渡された各情報組込み機器の動作状態を元に、待機中の情報組込み機器が存在するか判断する。これにより、サーバ動作手段9は、機器監視手段501を利用し、必要な時に各情報組込み機器に動作状態を問い合わせることができるので、機能管理テーブル13に各情報組込み機器の動作状態を保持する領域を持たなくても、各情報組込み機器の動作状態を把握することが可能となる。
次に、サーバ動作手段9は、S528にて判別された情報組込み機器1aの状態が待機中であったかチェックする(S529)。
ここで、もし、機能を実現する全ての情報組込み機器1aが待機中でない場合、S529のNとなり、サーバ動作手段9が動作変更通知手段11を使って、ユーザに対し使用不可の通知を行い(S530)、S521に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S529にて待機中の情報組込み機器1aが存在した場合、即ち、利用可能な情報組込み機器1aが選択できた場合には(S529のY)、サーバ動作手段9は、動作変更通知手段11を使って、情報組込み機器1aに動作情報を送信する(S531)。
これにより情報組込み機器1aは、動作情報を元に機器を動作させ、ユーザが所望の機能を実現する。サーバ動作手段9は、その後、S521に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。以上がサーバ2の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、サーバ2は適切な情報組込み機器1に対し、動作可能かを問い合わせし、動作可能な情報組込み機器1に動作状態の変更を通知するようにしたので、似たような機能を持つ情報組込み機器1を連携し動作させることが可能な情報組込み機器動作設定方式を得ることができる。
実施の形態6.
以下、実施の形態6を図を用いて説明する。
図22は、本実施の形態における家庭内の情報組込み機器1の構成図である。図中、1(1a、1b、1c)は、エアコン、テレビ、照明などの家庭用電化製品であり、ここでは情報組込み機器と呼ぶ。3は情報組込み機器1とサーバ2間で通信を行うネットワークである。
本実施の形態では、実施の形態1の情報組込み機器1aに対し、他の情報組込み機器の位置情報と機能情報と動作状態情報を保持する機能管理テーブル601と、機能管理テーブル601を使って他の情報組込み機器の位置情報と機能情報と動作状態情報を管理する情報管理手段602、および他の情報組込み機器に動作状態の変更を指示する動作変更通知手段603が追加される。即ち、情報組込み機器1a、1b、1cは、それぞれ上記のような手段、領域が追加された構成となっている。
機能管理テーブル601は、実施の形態1でサーバ2が備えていた機能管理テーブル13と同じ構成であり、図3と同様である。また、他の構成要素は、実施の形態1と同様である。
次に、本実施の形態における情報組込み機器1aの動作を図23を用いて説明する。
図23は、情報組込み機器1aの動作手順を示すフローチャートである。
情報組込み機器1aに電源が入ると、まず機器動作手段4が動作し、機能情報領域8の情報をネットワーク3上に接続されている他の情報組込み機器1b、1cに送信する(S102)。この情報はブロードキャスト通信を用いて送信しても良い。他情報組込み機器1b、1cでは、この情報がそれぞれの機能管理テーブル601に保存される。
次に、機器動作手段4は、動作変更通知手段603を使って他の情報組込み機器1b、1cに待機中を通知する(S602)。これにより、他の情報組込み機器1b、1cから動作変更指示を受けることが可能となる。
続いて、機器動作手段4は、情報組込み機器1aを直接使用しているユーザから指示が入っているかチェックする(S603)。ユーザから指示が入っている場合(S603のY)、機器動作手段4は動作変更通知手段603を用いて他の情報組込み機器1b、1cに動作中を通知(S604)した後、ユーザの指示に従い情報組込み機器1a本来の動作を実行(S605)する。
動作が終了した後は、S602に戻り他の情報組込み機器1b、1cに待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S603にてユーザから指示が入っていない場合(S603のN)、機器動作手段4は、他の情報組込み機器1b、1cから動作変更の指示があるかチェックする(S606)。他の情報組込み機器1b、1cからネットワーク3を介して動作変更の指示がある場合(S606のY)、動作変更受信手段7を使って、他の情報組込み機器1b、1cから送られてくるどのような動作をするかを示す動作情報を取得し(S607)、動作変更通知手段603を使って、各情報組込み機器に対し動作中を通知し(S608)、取得した動作情報を元に情報組込み機器1a本来の動作を実行(S609)する。
S609にて動作が終了すると、S602に戻り他の情報組込み機器1b、1cに待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S606にて他の情報組込み機器1b、1cから何も指示がない場合(S606のN)、機器動作手段4は、他の情報組込み機器1b、1cから機能情報の通知があるかチェックする(S610)。これは他の情報組込み機器1b、1cの起動時における機能情報の送信に対応するものである。
S610にて他の情報組込み機器1b、1cから機能情報の通知がある場合(S610のY)、情報管理手段602を利用し、機能管理テーブル601の空きテーブルに取得した機能情報(位置、機器ID、機能)を保存する(S611)とともに、そのテーブルの動作状態の格納領域を停止中にし(S612)、その情報組込み機器に対する機能情報を初期状態にする。
機能情報を初期状態に設定した後は、S602に戻り、他の情報組込み機器1b、1cに待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S610にて他の情報組込み機器から機能情報の通知がない場合(S610のN)、機器動作手段4は、他の情報組込み機器1b、1cから動作状態の変更通知があるかチェックする(S613)。これは他の情報組込み機器1b、1cでの動作状態変更通知に対応するものである。
S613にて動作状態の変更通知がある場合(S613のY)、情報管理手段602を利用し、受信した機器IDを元に機能管理テーブル601の内容を検索し(S614)、該当する機能情報エントリの動作状態の領域を受信した動作状態に変更する(例えば待機中から動作中にするなど)(S615)。機能管理テーブル601を変更した後は、S602に戻り、他の情報組込み機器1b、1cに待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S613にて他の情報組込み機器1b、1cから動作状態の変更通知がない場合(S613のN)、機器動作手段4は、ユーザから動作指示があるかチェックを行う(S616)。ユーザは情報組込み機器1aの画面とボタンを用いて、機能の選択と、詳細設定(場所および何度下げるなどの情報)を行うことで、情報組込み機器1aに対し、ユーザの指示を伝える。
S616にて、ユーザからの指示がない場合(S616のN)は、次に電源ボタンが押されたかを判断する(S617)。電源ボタンが押された場合(S617のY)、状態変更通知手段6を使って他の情報組込み機器1b、1cに停止を通知し、情報組込み機器1aの動作を終了する。S617にて電源ボタンが押されていない場合(S617のN)、S603に戻り、再度次の動作を判断する。
S616にてユーザから動作指示がある場合(S616のY)、機器動作手段4は指示されたユーザからの動作情報を取得する(S619)し、動作情報にある場所と機能(温度を上げる、番組を録画するなど)元に、情報管理手段602を利用して機能管理テーブル601を検索し、機能を実現可能で、かつ待機中の情報組込み機器を選択する(S620)。
次に、利用可能な情報組込み機器が選択できたかチェックする(S621)。もし、機能を実現する全ての情報組込み機器が待機中でない場合、S621のNとなり、情報組込み機器1aの画面を介してユーザに対し使用不可の通知を行い(S622)、S602に戻り、他の情報組込み機器1b、1cに待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S621にて利用可能な情報組込み機器が選択できた場合(S621のY)、選択した情報組込み機器に対応する機能管理テーブル601の機能情報エントリの動作情報領域を、情報管理手段602を使用して動作中に変更する(S623)。この領域は選択した情報組込み機器の動作が完了したときに、待機中の通知が送信されることにより、再度待機中に設定される。
次に、機器動作手段4は、動作変更通知手段603を使って、選択した情報組込み機器に動作情報を送信する(S624)。これにより選択された情報組込み機器は、動作情報を元に機器を動作させ、ユーザが所望の機能を実現する。情報組込み機器1aの機器動作手段4は、その後、S602に戻り、他の情報組込み機器に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。以上が情報組込み機器1の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、情報組込み機器1aが自身の位置と機能の情報を、ネットワーク3上の他の情報組込み機器1b、1cに送信するとともに、情報組込み機器1a自身の状態(停止中、動作中、待機中など)が変更されると、その変更について他の情報組込み機器1b、1cに送信し、かつ、情報組込み機器1aは他の情報組込み機器1b、1cの位置と機能と状態の情報を自身が保有する機能管理テーブル601で管理するとともに、ユーザからの指示により、適切な情報組込み機器に動作状態の変更を通知するようにしたので、似たような機能を持つ情報組込み機器を連携し動作させることが可能な情報組込み機器動作設定方式を得ることができる。
実施の形態7.
以下、実施の形態7を図を用いて説明する。
図24は、本実施の形態の情報組込み機器動作設定方式の構成図である。本実施の形態では、実施の形態1の情報組込み機器に1に対し、情報組込み機器1の動作に異常が発生したことを検出する異常検出手段701が追加される。その他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、本実施の形態における情報組込み機器1の動作を情報組込み機器1aを例に図25を用いて説明する。なおここで、情報組込み機器1b、1cも同様の動作が行われる。
図25は、情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャートである。
基本的には、情報組込み機器本来の動作(S706、S710)後の処理のみ異なり、他の動作(S701〜S712)の動作は、実施の形態1と同じ動作(図4のS101〜S112に対応)である。
情報組込み機器1aに電源が入ると、まず機器動作手段4が動作し、サーバ2を検索する(S701)。そして、機器動作手段4はS701で検索できたサーバ2に対し、機能情報領域8の情報を送信する(S702)。サーバ2側ではこの情報が機能管理テーブル13に保存される。
続いて、機器動作手段4は、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に待機中を通知する(S703)。これにより、サーバ2から動作変更指示を受けることが可能となる。
次に、機器動作手段4は、情報組込み機器1aを直接使用しているユーザから指示が入っているかチェックする(S704)。ユーザから指示が入っている場合(S704のY)、機器動作手段4は状態変更通知手段6によりサーバ2に動作中を通知(S705)した後、ユーザの指示に従い情報組込み機器1a本来の動作を実行(S706)する。この動作中、何らかの異常が発生すると異常検出手段701によって異常が検出される。この異常がS720によってチェックされる。
S720にて異常がないと判断されると(S720のN)、S703に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S720にて異常が検出された場合(S720のY)、機器動作手段4はサーバ2に対し、異常発生の通知とその時実施していた動作の情報(室温を上げる、TV番組を録画するなど)を送信する(S721)。そして、情報組込み機器1としての動作を終了する。
S704にてユーザから指示が入っていない場合(S704のN)、機器動作手段4は、サーバ2から動作変更の指示があるかチェックする(S707)。サーバ2からネットワーク3を介して動作変更の指示がある場合(S707のY)、動作変更受信手段7を使って、サーバ2から送られてくるどのような動作をするかを示す動作情報を取得し(S708)、状態変更通知手段6を使って、サーバに対し動作中を通知し(S709)、取得した動作情報を元に情報組込み機器1a本来の動作を実行(S710)する。
この動作中、何らかの異常が発生すると、異常検出手段701によって異常が検出される。この異常がS722によってチェックされる。S722にて異常がないと判断されると(S722のN)、S703に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S722にて異常が検出された場合(S722のY)、機器動作手段4はサーバ2に対し、異常発生の通知とその時実施していた動作の情報を送信する(S723)。そして、情報組込み機器1aとしての動作を終了する。
S707にてサーバ2から何も指示がない場合(S707のN)、機器動作手段4は次に電源ボタンが押されたかを判断する(S711)。電源ボタンが押された場合(S711のY)、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に停止を通知し、情報組込み機器1aの動作を終了する。S711にて電源ボタンが押されていない場合(S711のN)、S704に戻り、再度次の動作を判断する。以上が情報組込み機器1の動作である。
次に、本実施の形態におけるサーバ2の動作を図26を用いて説明する
図26は、サーバ2の動作手順を示すフローチャートである。
基本的には、情報組込み機器の動作を変更した(S728)後の処理のみ異なり、他の動作(S721〜S735)の動作は、実施の形態1と同じ動作(図5のS121〜S135に対応)である。
サーバ2の動作が開始されると、まずサーバ動作手段9が動作し、情報組込み機器1a(以下の動作は1b、1cの場合も同様)からサーバ検索要求が来たかチェックする(S721)。これは、情報組込み機器1aの起動時におけるサーバ検索に対応するものである。S721にて情報組込み機器1aからサーバの検索要求が来た場合(S721のY)、情報組込み機器1aに対しサーバとして応答し(S722)、以降、サーバの検索要求が来ていない場合(S721のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから機能情報の通知があるかチェックする(S723)。これは情報組込み機器1aの起動時における機能情報の送信に対応するものである。
S723にて情報組込み機器1aから機能情報の通知がある場合(S723のY)、情報管理テーブル10を利用し、機能管理テーブル13の空きテーブルに取得した機能情報(位置、機器ID、機能)を保存する(S724)とともに、そのテーブルの動作状態の格納領域を停止中にし(S725)、情報組込み機器1aに対する機能情報を初期状態にする。
機能情報を初期状態に設定した後は、機能情報の通知がない(S723のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから動作状態の変更通知があるかチェックする(S726)。これは情報組込み機器1aでの動作状態変更通知に対応するものである。
S726にて動作状態の変更通知がある場合(S726のY)、情報管理手段10を利用し、受信した機器IDを元に機能管理テーブル13の内容を検索し(S727)、該当する機能情報エントリの動作状態の領域を受信した動作状態に変更する(例えば待機中から動作中にするなど)(S728)。
次に、サーバ動作手段9は、通知された状態情報が異常かチェックする(S736)。これは情報組込み機器1aにて機器本来の動作をしている最中に異常が発生した場合に送信される(図25のS721およびS723に対応)。
S736にて情報組込み機器1aから送られてきた状態情報が異常でない場合(S736のN)は、動作状態の変更通知がない場合(S726のN)と同じ処理を行う。
次に、サーバ動作手段9は、ユーザから動作指示があるかチェックを行う(S729)。ユーザはサーバ2に接続されたディスプレイ14、キーボード15、マウス16を用いて、機能の選択と、詳細設定(場所および何度下げるなどの情報)を行うことで、サーバ2に対し、ユーザからの指示を伝える。
S729にて、ユーザからの指示がない場合(S729のN)は、S721に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S729にてユーザからの指示がある場合(S729のY)、サーバ動作手段9は指示されたユーザからの動作情報を取得する(S730)。そして、動作情報にある場所と機能(温度を上げる、番組を録画するなど)元に、情報管理手段10を利用して機能管理テーブル13を検索し、機能を実現可能で、かつ待機中の情報組込み機器1aを選択する(S731)。
次に、利用可能な情報組込み機器が選択できたかチェックする(S732)。もし、機能を実現する全ての情報組込み機器が待機中でない場合、S732のNとなり、ディスプレイ14を介してユーザに対し使用不可の通知を行い(S733)、S721に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S732にて利用可能な情報組込み機器1aが選択できた場合(S732のY)、選択した情報組込み機器1aに対応する機能管理テーブル13の機能情報エントリの動作情報領域を、情報管理手段10を使用して動作中に変更する(S734)。この領域は情報組込み機器1aの動作が完了したときに、待機中の通知が送信されることにより、再度待機中に設定される。
次に、サーバ動作手段9は、動作変更通知手段11を使って、情報組込み機器1に動作情報を送信する(S735)。これにより情報組込み機器1aは、動作情報を元に機器を動作させ、ユーザが所望の機能を実現する。サーバ動作手段9は、その後、S721に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S736にて情報組込み機器1aから送られてきた状態情報が異常である場合(S736のY)、サーバ動作手段9は続いて送られてくる情報組込み機器1aが動作していた時の情報(温度を上げる、番組を録画するなど)を取得する(S737)。そしてS731に移り、この動作情報を元に、情報管理手段10を利用して機能管理テーブル13を検索し、機能を実現可能で、かつ待機中の情報組込み機器を選択する(S731)。以降はユーザから動作指示がある場合と同じ処理を行う。以上がサーバ2の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、情報組込み機器1に動作の異常を検出する異常検出手段701を設け、情報組込み機器1が動作中に異常を検出した場合、サーバ2に異常を通知し、サーバ2が異常を受信した際は、送信した情報組込み機器と似たような機能を持つ情報組込み機器を機能管理テーブル13から検索し、見つかった情報組込み機器に異常になった情報組込み機器の動作を代替させるようにしたので、情報組込み機器が異常になった場合でも、他の情報組込み機器が機能を代行することが可能な、情報組込み機器の設定制御方式を得ることができる。
実施の形態8.
以下、実施の形態8を図を用いて説明する。
図27は、本実施の形態の情報組込み機器動作設定方式の構成図である。図中、1(1a、1b、1c)はテレビやビデオなど入出力機能を備えた家庭用電化製品であり、ここでは情報組込み機器と呼ぶ。また2は情報組込み機器1を管理するサーバである。3は情報組込み機器1とサーバ2間で通信を行うネットワークである。
情報組込み機器1には、機器の動作を制御する機器動作手段4、サーバ2や他の情報組込み機器1b、1cとネットワーク3を介して通信する通信手段5、サーバ2に情報組込み機器1aの動作が変更(停止中→動作中など)になったことを通知する状態変更通知手段6、サーバ2から動作指示を受けるための動作変更受信手段7、および情報組込み機器1aの位置情報と機能情報を保持する機能情報領域8、および情報組込み機器1aで保持しているデータをネットワーク3を介して出力する出力手段801を備えている。
ここでいうデータとは、ビデオにおけるビデオテープ、またはHDDレコーダに記録されている音声・画像データを示す。
また、情報組込み機器1bにも、同様に機器動作手段4、通信手段5、状態変更通知手段6、動作変更受信手段7、機能情報領域8を備え、さらにネットワーク3から受信したデータを入力し、情報組込み機器1bの画面に表示する入力手段802を備えている。
この情報組込み機器1bは、テレビやパソコンなど、画像/音声データをユーザが参照可能な画面・スピーカに出力する情報組込み機器を想定している。他の情報組込み機器、1cにも、同様な手段、領域を備えている。
サーバ2には、サーバの動作を制御するサーバ動作手段9、各情報組込み機器の位置・機能・動作状態情報を管理する情報管理手段10、情報組込み機器に動作状態の変更を指示する動作変更通知手段11、および各情報組込み機器の位置・機能・動作状態情報を保持する機能管理テーブル13を備える。
図28は、情報組込み機器1が備える機能情報領域8の内容の例について示した図である。図28では、テレビおよびビデオの例を示しており、それぞれ、家庭内の位置を示す位置情報、情報組込み機器を特定するための機器ID、およびそれぞれの情報組込み機器の入力/出力に関する機能を示す機能1、機能2、機能3の領域を保持している。
この例では、テレビ(情報組込み機器1bに対応)ではネットワーク3上から来たデータのうち、MPEG1、MPEG2、MPEG4のデータを入力し、画面・スピーカに出力できる機能を有し、ビデオ(情報組込み機器1aに対応)ではMPEG1およびMPEG2のデータをネットワーク3上に出力することができることを意味している。
次に、本実施の形態における情報組込み機器1aの動作を図29を用いて説明する。
図29は、情報組込み機器1aの動作手順を示すフローチャートである。
情報組込み機器1aに電源が入ると、まず機器動作手段4が動作し、サーバ2を検索する(S801)。そして機器動作手段4はS801で検索できたサーバ2に対し、機能情報領域8の情報を送信する(S802)。サーバ2側ではこの情報が機能管理テーブル13に保存される。
次に、機器動作手段4は、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に待機中を通知する(S803)。これにより、サーバ2から動作変更指示を受けることが可能となる。
次に、機器動作手段4は、情報組込み機器1aを直接使用しているユーザから指示が入っているかチェックする(S804)。ユーザから指示が入っている場合(S804のY)、機器動作手段4は状態変更通知手段6によりサーバ2に動作中を通知(S805)した後、ユーザの指示に従い情報組込み機器1a本来の動作を実行(S806)し、動作が終了した後、S803に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S804にてユーザから指示が入っていない場合(S804のN)、機器動作手段4は、サーバ2から動作変更の指示があるかチェックする(S807)。
サーバ2からネットワーク3を介して動作変更の指示がある場合(S807のY)、動作変更受信手段7を使って、サーバ2から送られてくるどのような動作をするかを示す動作情報を取得する(S808)。この動作情報には、送信先(情報組込み機器1b)と、ネットワークに流す画像・音声データのフォーマット(MPEG1、MPEG2など)の情報が付加されている。
次に、機器動作手段4は状態変更通知手段6を使って、サーバ2に対し動作中を通知する(S809)。そして、機器動作手段4は出力手段801を使って、送信先(情報組込み機器1b)との接続を行う。
出力手段801は、取得した動作情報を元に送信先と接続し(S810)、動作情報を元に画像・音声データをネットワーク3上に出力する(S811)。
この時、送信先(情報組込み機器1b)も同様にサーバ2から動作情報が伝えられており、それを元に情報組込み機器1bの入力手段802は、送信元(情報組込み機器1a)との接続を確立し、ネットワーク3上に流れてきたデータを受信し、データフォーマットに従い画像・音声データに変換し、ユーザが参照可能な画面・スピーカに出力する。
S811にて出力手段801の動作が終了すると、制御が機器動作手段4に戻り、機器動作手段4はS803に戻りサーバ2に待機中を通知し、再度次の動作を判断する。
S807にてサーバ2から何も指示がない場合(S807のN)、機器動作手段4は次に電源ボタンが押されたかを判断する(S812)。電源ボタンが押された場合(S812のY)、状態変更通知手段6を使ってサーバ2に停止を通知し(S813)、情報組込み機器1aの動作を終了する。S812にて電源ボタンが押されていない場合(S812のN)、S804に戻り、再度次の動作を判断する。以上が情報組込み機器1の動作である。
次に、本実施の形態におけるサーバ2の動作を図30を用いて説明する。
図30は、サーバ2の動作手順を示すフローチャートである。
サーバ2の動作が開始されると、まずサーバ動作手段9が動作し、情報組込み機器1(以降1b、1cの場合も同様)からサーバ検索要求が来たかチェックする(S821)。これは情報組込み機器1の起動時におけるサーバ検索に対応するものである。
S821にて情報組込み機器1から検索要求が来た場合(S821のY)、情報組込み機器1に対しサーバとして応答し(S822)、S821に戻り、再度情報組込み機器からの要求をチェックする。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから機能情報の通知があるかチェックする(S823)。これは情報組込み機器1aの起動時における機能情報の送信に対応するものである。
S823にて情報組込み機器1から機能情報の通知がある場合(S823のY)、情報管理手段10を利用し、機能管理テーブル13の空きテーブルに、取得した機能情報(位置、機器ID、機能)を保存する(S824)とともに、そのテーブルの動作状態の格納領域を停止中にし(S825)、情報組込み機器1aに対する機能情報を初期状態にする。
機能情報を初期状態に設定した後は、S821に戻り、再度情報組込み機器からの要求をチェックする。
次に、サーバ動作手段9は、情報組込み機器1aから動作状態の変更通知があるかチェックする(S826)。これは情報組込み機器1aでの動作状態変更通知に対応するものである。
S826にて動作状態の変更通知がある場合(S826のY)、情報管理手段10を利用し、受信した機器IDを元に機能管理テーブル13の内容を検索し(S827)、該当する機能情報エントリの動作状態の領域を受信した動作状態に変更する(例えば待機中から動作中にするなど)(S828)。機能管理テーブル13の動作状態の領域を変更した後は、S821に戻り、再度情報組込み機器からの要求をチェックする。
次に、サーバ動作手段9は、ユーザから動作指示があるかチェックを行う(S829)。ユーザはサーバ2に接続されたディスプレイ、キーボード、マウス等を用いて機能の選択と、詳細設定(場所および何度下げるなどの情報)を行うことで、サーバ2に対し、ユーザからの指示を伝える。
S829にてユーザからの指示がない場合(S829のN)は、S821に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S829にてユーザからの指示がある場合(S829のY)、サーバ動作手段9は指示されたユーザからの動作情報を取得する(S830)。そして、動作情報にある場所と機能(ビデオデッキにあるビデオテープの内容をテレビに表示するなど)を元に、情報管理手段10を利用して機能管理テーブル13を検索し、機能を実現可能で、かつ待機中の情報組込み機器1aおよび1bを選択する(S831)。
次に、利用可能な情報組込み機器が選択できたかチェックする(S832)。もし、機能を実現する全ての情報組込み機器が待機中でない場合、S832のNとなり、ディスプレイを介してユーザに対し使用不可の通知を行い(S833)、S821に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。
S832にて利用可能な情報組込み機器1aおよび1bが選択できた場合(S832のY)、サーバ動作手段9は、選択した情報組込み機器1a、1bでそれぞれ出力および入力が可能で最適なデータフォーマット情報を判別する(S834)。
例えば、図28の例ではMPEG2がテレビ・ビデオとも入出力可能で、画質の高いデータフォーマットであるため、MPEG2が選択される。そして選択された情報組込み機器1a、1bに対応する機能管理テーブル13の機能情報エントリの動作情報領域を、情報管理手段10を使用して動作中に変更する(S835)。
この領域は情報組込み機器1aの動作が完了したときに、待機中の通知が送信されることにより、再度待機中に設定される。
次に、サーバ動作手段9は、動作変更通知手段11を使って、情報組込み機器1aおよび1bに、それぞれの接続先(情報組込み機器1a、1b)と出力、入力するデータフォーマット情報が付加された動作情報を送信する(S835)。これにより情報組込み機器1aおよび1bは、動作情報を元に機器を動作させ、ユーザが所望の機能を実現する。サーバ動作手段9は、その後、S821に戻り、情報組込み機器1からの指示があるか再度チェックする。以上がサーバ2の動作である。
以上のように本実施の形態によれば、テレビなどの表示機器と、VTR、DVDレコーダなどの映像出力機器において、情報組込み機器1の機能とともに映像出力機器および表示機器で可能なデータ転送手順とをサーバ2に送信し、サーバ2は受信した転送手順を元に、映像出力機器と表示機器との間のデータ転送手順を決定し、映像出力機器または表示機器にデータ転送手順を指示するようにしたので、映像出力機器および表示機器それぞれでデータ転送手順を調整することなく、最適なデータ転送を行うことが可能な情報組込み機器動作設定方式を得ることができる。
実施の形態1の情報組込み機器動作設定方式の構成図。 実施の形態1における情報組込み機器1の機能情報領域8の内容について示した図。 実施の形態1におけるサーバ2の機能管理テーブル13の内容について示した図。 実施の形態1における情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態1におけるサーバ2の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態1においてディスプレイ14に表示された指示画面を示した図。 実施の形態1においてディスプレイ14に表示された指示画面を示した図。 実施の形態2の情報組込み機器動作設定方式の構成図。 実施の形態2における情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態3の情報組込み機器動作設定方式の構成図。 実施の形態3における情報組込み機器1の機能情報領域8の内容について示した図。 実施の形態3における情報組込み機器メーカサーバ303の機能情報領域304の内容について示した図。 実施の形態3におけるサーバ2の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態3における情報組込み機器メーカサーバ303の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態4の情報組込み機器動作設定方式の構成図。 実施の形態4におけるサーバ2の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態4におけるメールによる動作指示を示した図。 実施の形態4におけるFAXによる動作指示を示した図。 実施の形態5の情報組込み機器動作設定方式の構成図。 実施の形態5における情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態5におけるサーバ2の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態6における家庭内の情報組込み機器1の構成図。 実施の形態5における情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態7の情報組込み機器動作設定方式の構成図。 実施の形態7における情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態7におけるサーバ2の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態8の情報組込み機器動作設定方式の構成図。 実施の形態8における情報組込み機器の機能情報領域8の内容について示した図。 実施の形態8における情報組込み機器1の動作手順を示すフローチャート。 実施の形態8におけるサーバ2の動作手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 情報組込み機器、2 サーバ、3 ネットワーク、4 機器動作手段、5 通信手段、6 状態変更通知手段、7 動作変更受信手段、8 機能情報領域、9 サーバ動作手段、10 情報管理手段、11 動作変更通知手段、12 通信手段、13 機能管理テーブル、20 ディスプレイの画面、21 画面内の指示画面、201 固定機器、202 位置情報、203 ケーブル、204 位置検出手段、301 外部通信手段、302 インターネット、303 情報組込み機器メーカサーバ、304 機能情報領域、401 インターネット、402 公衆回線網、403 外部通信手段、404 パソコン、405 携帯電話、406 携帯電話、407 FAX、408 メール解析手段、409 FAX解析手段、410 音声解析手段、501 機器監視手段、601 機能管理テーブル、602 情報管理手段、603 動作変更通知手段、701 異常検出手段、801 出力手段、802 入力手段。

Claims (10)

  1. 自らの位置情報と機器IDと機器機能情報とにより構成された機能情報を保持する機能情報保持手段と、前記機能情報保持手段により保持された前記機能情報を送信する機器動作手段と、動作状態変更時に変更された動作状態情報を送信する状態変更通知手段とをそれぞれ有し、又送信された動作情報に基づいて動作を行う複数の機器と、
    前記複数の機器とネットワークを介して接続され、前記機器動作手段により送信された前記機能情報と前記状態変更通知手段により送信された前記動作状態情報とを保存する機能管理テーブルと、ユーザから機器の動作指示を受けた時にユーザからの前記動作情報を取得するサーバ動作手段と、前記サーバ動作手段により取得された前記動作情報の動作実現可能な機器を前記機能管理テーブルから選択する情報管理手段と、前記情報管理手段により選択された前記機器に前記動作情報を送信する動作変更通知手段とを有するサーバと、
    を備えたことを特徴とする機器動作設定方式。
  2. 前記サーバに接続され、ユーザから機器の動作指示を受ける画面を表示する表示手段を備え、
    前記サーバ動作手段は、前記表示手段により表示された画面の前記動作指示に基づいて前記動作情報を取得することを特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  3. 前記複数の機器とそれぞれ接続され、前記複数の機器の位置情報を特定する固定機器を備え、
    前記複数の機器は、前記固定機器により特定された前記位置情報を取得する位置検出手段を備え、
    前記機器動作手段は、前記位置検出手段により取得された前記位置情報を前記機能情報保持手段に格納することを特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  4. 前記サーバとインターネットを介して接続され、前記機能情報が保存された機器メーカサーバを備え、
    前記機器動作手段により前記サーバに送信された前記機能情報には、この機能情報の前記機器メーカサーバ上の保存位置が含まれ、
    前記サーバは、前記機器動作手段により送信された前記機能情報に含まれる機器IDを前記機器メーカサーバに送信する外部通信手段を備え、
    前記機器メーカサーバは、前記外部通信手段により送信された前記機器IDに対応した機能情報を検索し、検索した機能情報を前記サーバに送信し、
    前記機能管理テーブルは、前記機器メーカサーバにより送信された前記機能情報を保存すること特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  5. 前記サーバは、パソコン又は携帯電話又はFAXと通信する外部通信手段と、前記外部通信手段に送信されたメールの内容を解析し前記動作情報として前記サーバ動作手段に送信するメール解析手段と、前記外部通信手段に送信されたFAXの内容を解析し前記動作情報として前記サーバ動作手段に送信するFAX解析手段と、前記外部通信手段に送信された音声の内容を解析し前記動作情報として前記サーバ動作手段とを備えたこと特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  6. 前記機能管理テーブルは、前記機能情報を保存し、
    前記情報管理手段は、前記機能管理テーブルから機能実現可能な機器を選択し、
    前記サーバは、前記情報管理手段により選択された機能実現可能な機器の動作状態を監視する機器監視手段を備え、
    前記サーバ動作手段は、前記機器監視手段により監視された機能実現可能な機器が動作実現可能な状態の時に、この機器に前記動作情報を送信することを前記動作変更通知手段に指示すること特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  7. 前記機器動作手段は、ユーザから機器の動作指示を受けた時にユーザからの動作情報を取得し、
    前記複数の機器は、他の機器の機能情報と他の機器の動作状態情報とを保存する第2の機能管理テーブルと、他の機器の機器動作手段により送信された前記機能情報と他の機器の前記状態変更通知手段により送信された前記動作状態情報を前記第2の機能管理テーブルに保存する第2の情報管理手段と、前記機器動作手段により取得された前記動作情報の動作実現可能な機器を前記第2の機能管理テーブルから選択する第2の情報管理手段と、前記第2の情報管理手段により選択された前記機器に前記動作情報を送信する第2の動作変更通知手段とをそれぞれ備えたこと特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  8. 前記複数の機器は、動作異常を検出する異常検出手段を備え、
    前記機器動作手段は、前記異常検出手段により動作異常が検出された時に異常発生通知と異常が発生した時の機器の異常時動作情報とを前記サーバに送信し、
    前記サーバ動作手段は、前記機器動作手段により送信された前記異常発生通知と前記異常時動作情報とを取得し、
    前記情報管理手段は、前記サーバ動作手段により取得された前記異常時動作情報の動作実現可能な機器を前記機能管理テーブルから選択すること特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  9. 前記サーバにより前記複数の機器に送信された前記動作情報にはデータフォーマット情報が付加され、
    前記複数の機器は、保持しているデータをネットワークを介して出力する出力手段と、前記出力手段により出力されたデータを受信し、この受信データを前記データフォーマット情報に従って変換し表示又は出力する入力手段とを備え、
    前記情報管理手段は、前記サーバ動作手段により取得された前記動作情報の動作実現可能な出力用機器と入力用機器とを前記機能管理テーブルから選択し、
    前記サーバ動作手段は、前記情報管理手段により選択された前記出力用機器と前記入力用出力用機器とで出力又は入力可能なデータフォーマット情報を判別し、このデータフォーマット情報を前記動作情報に付加し前記出力用機器と前記入力用出力用機器に送信すること特徴とする請求項1記載の機器動作設定方式。
  10. サーバとネットワークを介して接続された複数の機器の機器動作設定方式において、
    前記複数の機器は、自らの位置情報と機器IDと機器機能とにより構成された機能情報を保持する機能情報保持ステップと、前記機能情報保持ステップにより保持された前記機能情報を送信する機器動作ステップと、動作状態変更時に変更された動作状態情報を送信する状態変更通知ステップと、送信された動作情報に基づいて動作を行う動作ステップとをそれぞれ備え、
    前記サーバは、前記機器動作ステップにより送信された前記機能情報と前記状態変更通知ステップにより送信された前記動作状態情報とを保存する情報管理ステップと、ユーザから機器の動作指示を受けた時にユーザからの前記動作情報を取得するサーバ動作ステップと、前記サーバ動作ステップにより取得された前記動作情報の動作実現可能な機器を前記情報管理ステップにより保存された情報の中から選択する情報管理ステップと、前記情報管理ステップにより選択された前記機器に前記動作情報を送信する動作変更通知ステップとを備えたことを特徴とする機器動作設定方法。
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