JPWO2017179605A1 - 見守りシステム及び管理サーバ - Google Patents

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Abstract

例えば介護士等の負担を減らしつつも、携帯端末と管理サーバとの通信が途絶した際には容易に復旧を行える見守りシステム及び管理サーバを提供する。見守りシステムは、携帯端末がネットワークを介して管理サーバに対して、前記携帯端末の識別子情報と前記携帯端末を操作するユーザに関する情報とを含むログイン情報を送信することにより、前記管理サーバが前記携帯端末に対してログインを許可し、それにより前記管理サーバから前記携帯端末へ情報をダウンロード可能となっており、また前記携帯端末が前記管理サーバに対してログアウト情報を送信することにより、前記管理サーバは前記携帯端末に対してログアウトを許可し、それにより前記管理サーバから前記携帯端末へ情報をダウンロード不能となり、更に、前記携帯端末のログインに用いた前記ログイン情報を保存する情報保存部を設けており、前記携帯端末が前記ログイン情報を送信した後、前記ログアウト情報を送信する前に、前記携帯端末と前記管理サーバとが通信不能な状態となったときは、前記携帯端末から自動的に再ログインリクエストが送信され、前記管理サーバが待ち受け期間の間、前記携帯端末のログインを保留としており、更に前記携帯端末と前記管理サーバとが通信可能な状態に復帰した後、前記待ち受け期間内に、前記管理サーバが前記再ログインリクエストを受信したときは、前記情報保存部から読み出した前記ログイン情報に基づいて、前記管理サーバは前記再ログインリクエストを送信した前記携帯端末に対する前記ログインを再開する。

Description

本発明は、介護施設等で好適に用いられる見守りシステム及び管理サーバに関する。
我が国においては、国民の平均寿命の伸びや出生率の低下により少子高齢化が急速に進んでいる。これに伴い、介護が必要な者(要介護者)を収容する病院や老人福祉施設等は増大しつつあるが、過酷な勤務状況などの理由で看護師や介護士の人手が慢性的に足りないという深刻な事態を招いている。特に夜間などにおいては、少ない人数で多くの要介護者を見守らなくてはならず、介護士等の負担が大きくなり、これが更なる人手不足を招く一因となっている。
このような介護士等の負担を軽減するため、介護業務を支援する技術が求められている。一例を挙げると、介護士等の仕事の一部を機械に行わせるために、要介護者を監視(モニタ)する種々の技術が開発されている。
特許文献1には、異常検出装置が施設内における監視対象の異常を検出したときに、監視対象の画像を監視装置に備えたカメラで撮像して、ネット等を介して外部の端末へとその画像データを送信することで、監視対象の現状を遠隔的に監視する技術が開示されている。
特開2005−253025号公報
特許文献1の監視装置を用いれば、要介護者を監視対象とすることで、その無人監視が可能になり、介護士等の負担が減ることになる。ところで、要介護者の異常を介護士等に知らせる場合、ナースステーションなどに設置した固定端末にアラームを表示することもできる。しかしながら、夜間等、必ずしも介護士等がナースステーションにいるとは限らず、見回りに出ている場合もあり、それにより要介護者の異常に気づくのが遅れる恐れがある。これに対し、介護士等が常に所持する携帯端末に、要介護者の異常が生じたことを示す情報を送信し、それに基づきアラームを表示させるようにすれば、例え介護士等が見回り中であっても迅速な対応が期待できる。一方で、要介護者の情報はプライバシーに関するものであるので、誰もがアクセスできるようにすることは適切でない。そこで、携帯端末使用時には、介護士が直接管理サーバにログイン情報を送信してログイン認証を得ることで、必要な情報を入手できるようにすることが好ましいといえる。
ところで、携帯端末の場合、LAN(Local Area Network)のアクセスポイントを中心として、一定の空間範囲内(通信圏内)でのみ通信が可能となるが、例えば広い施設では、施設内でも通信圏外となる場所も存在する。しかるに、一旦介護士等が通信圏外に出たことで携帯端末と管理サーバとの通信が途絶し、それに応じて管理サーバが強制的にログアウト処理を実行すると、再度介護士等が通信圏内に戻ってきても、管理サーバから必要な情報を入手できないこととなる。情報を入手するためには、介護士等が自ら操作して、新たに管理サーバに対してログイン情報を送信して再度ログイン認証を得なくてはならず不便である。
同様の問題は、携帯端末が通信圏外に出た場合に限られず、例えばログイン中の携帯端末を誤って落下させ、電池が外れてシステムの瞬断が起きたような場合、或いは局所的な停電によるネットワークに一時的な障害が生じた場合なども起こりうる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、例えば介護士等の負担を減らしつつも、携帯端末と管理サーバとの通信が途絶した際には容易に復旧を行える見守りシステム及び管理サーバを提供することを目的とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した見守りシステムは、
見守り対象者からのデータを入力して、それに応じた信号を出力するセンサ装置と、
ネットワークを介して前記センサ装置と通信可能に接続された管理サーバと、
前記ネットワークを介して前記管理サーバと無線通信可能であって、前記センサ装置から前記管理サーバを介して送信された信号に基づいて見守りアラームを出力する携帯端末と、を有する見守りシステムであって、
前記携帯端末が前記ネットワークを介して前記管理サーバに対して、前記携帯端末の識別子情報と前記携帯端末を操作するユーザに関する情報とを含むログイン情報を送信することにより、前記管理サーバは前記携帯端末に対してログインを許可し、それにより前記管理サーバから前記携帯端末へ情報をダウンロード可能となっており、
また前記携帯端末が前記管理サーバに対してログアウト情報を送信することにより、前記管理サーバは前記携帯端末に対してログアウトを許可し、それにより前記管理サーバから前記携帯端末へ情報をダウンロード不能となり、
更に前記携帯端末のログインに用いた前記ログイン情報を保存する情報保存部を設けており、
前記携帯端末が前記ログイン情報を送信した後、前記ログアウト情報を送信する前に、前記携帯端末と前記管理サーバとが通信不能な状態となったときは、前記携帯端末から自動的に再ログインリクエストが送信され、また前記管理サーバが待ち受け期間の間、前記携帯端末のログインを保留としており、
更に前記携帯端末と前記管理サーバとが通信可能な状態に復帰した後、前記待ち受け期間内に、前記管理サーバが前記再ログインリクエストを受信したときは、前記情報保存部から読み出した前記ログイン情報に基づいて、前記管理サーバは前記再ログインリクエストを送信した前記携帯端末に対する前記ログインを再開するものである。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した管理サーバは、
見守り対象者からのデータを入力して、それに応じた信号を出力する複数のセンサ装置と、前記センサ装置から送信された信号に基づいて見守りアラームを出力する複数の携帯端末とネットワークを介して通信する通信部と、
前記複数のセンサ装置と前記複数の携帯端末とを関連づけたテーブルを記憶する記憶部と、
前記複数の各携帯端末がログインしているか否かを判断し、前記複数のセンサ装置のうち1つのセンサ装置からデータを受信したとき、当該1つのセンサ装置と関連づけて前記記憶部に記憶されている携帯端末のうちログインしている携帯端末に通知する通知処理部と、
前記携帯端末のログインに用いたログイン情報を保存する情報保存部と、を備え、
前記携帯端末から前記ネットワークを介して送信された、前記携帯端末の識別子情報と前記携帯端末を操作するユーザに関する情報とを含むログイン情報を前記通信部で受信することにより、前記携帯端末に対してログインを許可し、それにより前記携帯端末への情報のダウンロードが可能となり、
前記携帯端末から送信されたログアウト情報を前記通信部で受信することにより、前記携帯端末に対してログアウトを許可し、それにより前記携帯端末への情報のダウンロードが不能となり、
前記携帯端末が前記ログイン情報を送信した後、前記ログアウト情報を送信する前に、前記管理サーバと前記携帯端末とが通信不能な状態となったときは、前記携帯端末から自動的に再ログインリクエストが送信され、前記管理サーバが待ち受け期間の間、前記携帯端末のログインを保留とし、
前記管理サーバと前記携帯端末とが通信可能な状態に復帰した後、前記待ち受け期間内に、前記再ログインリクエストを前記通信部で受信したときは、前記情報保存部から読み出した前記ログイン情報に基づいて前記再ログインリクエストを送信した前記携帯端末に対する前記ログインを再開するものである。
本発明によれば、例えば介護士等の負担を減らしつつも、携帯端末と管理サーバとの通信が途絶した際には容易に復旧を行える見守りシステム及び管理サーバを提供することができる。
本実施形態における見守りシステムの全体構成を示す図である。 本実施形態の見守りシステムにおけるセンサボックスの構成を示す図である。 本実施形態の見守りシステムにおける管理サーバの構成を示す図である。 本実施形態の見守りシステムにおける携帯端末の構成を示す図である。 本実施形態の見守りシステムにおける送信先情報テーブルの構成を示す図である。 本実施形態の見守りシステムにおける動作を示す梯子チャート図である。 本実施形態の携帯端末の表示画面の例を示す図である。 変形例にかかる携帯端末の表示画面の例を示す図である。 携帯端末TAと管理サーバSVとの間で行われる通信処理の梯子チャートである。 携帯端末のログイン画面の表示例である。 管理サーバSVのSV記憶部22に記憶されたログインリストを示す図である。 携帯端末の通信不能を示す画面の表示例である。 別な実施形態にかかる携帯端末TAと管理サーバSVとの間で行われるログイン処理の梯子チャートである。
以下、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態における見守りシステムの全体構成を示す図である。図2は、本実施形態の見守りシステムにおけるセンサボックスの構成を示す図である。図3は、本実施形態の見守りシステムにおける管理サーバの構成を示す図である。図4は、本実施形態の見守りシステムにおける携帯端末の構成を示す図である。図5は、本実施形態の見守りシステムにおける送信先情報テーブルの構成を示す図である。本明細書中、「介護」とは「看護」も含む概念である。
本実施形態における見守りシステムは、見守り対象である被監視者(以下、対象者という)Obの状態を、それぞれ対応するセンサボックスSBにより検知することで対象者Obを見守って、介護を支援する機能を有するものである。
このような見守りシステムMSは、例えば、図1に示すように、対象者の居室にそれぞれ備えられたセンサボックスSB(SB−1〜SB−4)と、管理サーバSVと、固定端末装置SPと、介護士がそれぞれ管理する携帯端末TA(TA−1、TA−2)とを有し、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)、電話網およびデータ通信網等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続されている。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよびクロスコネクト等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサボックスSB−1〜SB−4、管理サーバSV、固定端末装置SPおよび複数の携帯端末TA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを含む無線LAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。センサボックスSBは、センサ装置の一例に相当し、固定端末装置SPおよび携帯端末TAそれぞれは、端末の一例に相当する。
対象者Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、対象者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、見守りシステムMSは、対象者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、見守りシステムMSは、複数の対象者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーションST等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
まず、センサボックスSBについて説明する。センサボックスSBは、対象者Obの居室RMの天井や壁等にそれぞれ配置され、ネットワークNWを介して管理サーバSV等と通信する通信機能を備えている。より具体的に、センサボックスSBは、図2に示すように、センサ部11と、SB音入出力部12と、ナースコール入力部13と、SB制御処理部14と、SB通信IF部15と、SB記憶部16とを備える。
センサ部11は、SB制御処理部14に接続され、SB制御処理部14の制御に従って、対象者Obの状態を検知して、対応する状態データを出力する装置である。本実施形態では、対象者Obの状態としては、対象者Obの起床、離床、転倒、転落および微体動異常であり、これらを検知するために、センサ部11は、例えば、ドップラセンサ111と、カメラ112とを備える。
ドップラセンサ111は、送信波を送信し、物体で反射した前記送信波の反射波を受信し、前記送信波と前記反射波とに基づいてドップラ周波数成分のドップラ信号を出力する体動センサである。前記物体が動いている場合、いわゆるドップラ効果により前記物体の動いている速度に比例して反射波の周波数がシフトするため、送信波の周波数と反射波の周波数とに差(ドップラ周波数成分)が生じる。ドップラセンサ111は、このドップラ周波数成分の信号をドップラ信号として生成し、SB制御処理部14へ出力するものである。前記送信波は、超音波やマイクロ波等であって良いが、本実施形態では、マイクロ波である。マイクロ波は、着衣を透過して対象者Obの体表で反射できるため、対象者Obが衣服を着ていても体表の動きを検知でき、好ましい。
カメラ112は、SB制御処理部14に接続され、SB制御処理部14の制御に従って、画像(画像データ)を生成する装置である。カメラ112は、監視すべき対象者Obが所在を予定している空間(図1に示す例では居室RM内の空間)を監視可能に配置され、前記空間を撮像対象としてその上方から撮像し、前記撮像対象を俯瞰した画像(画像データ)を生成し、前記撮像対象の画像をSB制御処理部14へ出力する。好ましくは、対象者Ob全体を撮像できる蓋然性が高いことから、カメラ112は、対象者Obが横臥する寝具(例えばベッド等)における、対象者Obの頭部が位置すると予定されている予め設定された頭部予定位置(通常、枕の配設位置)の直上から撮像対象を撮像できるように配設される。センサボックスSBは、このセンサ部11のカメラ112によって、対象者Obを、対象者Obの上方から撮像した画像、好ましくは前記頭部予定位置の直上から撮像した画像を取得する。
このようなカメラ112は、可視光の画像を生成する装置であって良いが、比較的暗がりでも対象者Obを監視できるように、本実施形態では、赤外線の画像を生成する機能を有する。このようなカメラ112は、例えば、本実施形態では、撮像対象における赤外の光学像を所定の結像面上に結像する結像光学系、前記結像面に受光面を一致させて配置され、前記撮像対象における赤外の光学像を電気的な信号に変換するイメージセンサ、および、イメージセンサの出力を画像処理することで前記撮像対象における赤外の画像を表すデータである画像データを生成する画像処理部等を備えるデジタル赤外線カメラである。カメラ112の結像光学系は、本実施形態では、対象者Obの居室RM全体を撮像できる画角を持つ広角な光学系(いわゆる広角レンズ(魚眼レンズを含む))であることが好ましい。また、前記空間を赤外線で照明する赤外線照明装置がさらに設けられても良い。
SB音入出力部12は、SB制御処理部14に接続され、外部の音を取得してセンサボックスSBに入力するための回路であって、SB制御処理部14の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するものである。SB音入出力部12は、例えば、音の音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。SB音入出力部12は、外部の音を表す電気信号をSB制御処理部14へ出力し、また、SB制御処理部14から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。尚、SB音入出力部12はセンサボックスSB本体と分離でき、SB制御処理部14に無線もしくは有線で接続され、居室内の任意の場所に置かれるようになっていると好ましい。更に、SB音入出力部12をSB制御処理部14に無線で接続する場合、SB音入出力部12内の電池残量をモニタして操作者等に知らせる装置を設けるのが好ましい。又、SB音入出力部12をSB制御処理部14に有線で接続する場合、適切な接続が行われているか否かを操作者等に知らせる装置を設けるのが好ましい。
ナースコール入力部13は、SB制御処理部14に接続された押しボタン式スイッチ等である。居住者がナースコールしたい場合に、ナースコール入力部13が入力操作されると、ナースコールを受け付けた旨を示す電気信号がナースコール入力部13からSB制御処理部14へ出力され、これにより介護士等の携帯端末TAに信号が送信される。このとき、ナースコール入力部13に付随したランプが点灯するなどして、信号送信中であることが分かると好ましい。
SB通信IF部15は、SB制御処理部14に接続され、SB制御処理部14の制御に従って通信を行うための通信回路である。SB通信IF部15は、SB制御処理部14から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この見守りシステムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して管理サーバSV等へ送信する。又、SB通信IF部15は、ネットワークNWを介して管理サーバSV等から通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSB制御処理部14が処理可能な形式のデータに変換してSB制御処理部14へ出力する。なお、SB通信IF部15は、さらに、例えば、携帯電話通信網、WiFi規格、Bluetooth(登録商標)規格、IrDA(Infrared Data Asscoiation)規格およびUSB(Universal Serial Bus)規格等の規格を用い、外部機器との間でデータの入出力を行うインターフェース回路を備えても良い。
SB記憶部16は、SB制御処理部14に接続され、SB制御処理部14の制御に従って、各種のプログラムおよび各種のデータを記憶する回路である。前記各種のプログラムには、例えば、対象者Obに対する監視に関する情報処理を実行する監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記監視処理プログラムには、所定のイベント(事象)が生じた場合に外部に通知する通知処理プログラム、カメラ112で撮像した画像(動画)を、その画像を要求した固定端末装置SPや携帯端末TAへ配信する処理プログラム、および、SB音入出力部12等を用いることで固定端末装置SPや携帯端末TAとの間で音声通話を行うナースコール処理プログラム等が含まれる。前記各種のデータには、カメラ112で撮像した動画のデータや、ドップラセンサ111により取得した微体動データ等の状態データの他、各プログラムを実行する上で必要なデータや、対象者Obを監視する上で必要なデータ等が含まれる。SB記憶部16は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、SB記憶部16は、前記プログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSB制御処理部14のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
SB制御処理部14は、ナースコールを受け付け、動画を生成し、対象者Obにおける予め設定された所定の行動を検知するための回路である。SB制御処理部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。SB制御処理部14は、前記制御処理プログラムが実行されることによって、センサ制御部(SB制御部)141、行動検知処理部142、通知処理部143、ストリーミング処理部144およびナースコール処理部145を機能的に備える。
SB制御部141は、センサボックスSBの全体制御を司るものである。
行動検知処理部142は、センサ部11の出力に基づいて対象者Obにおける、予め設定された所定のイベントを検知するものである。本実施形態では、上述したように、前記所定のイベントは、対象者Obの起床、離床、転倒、転落および微体動異常であり、行動検知処理部142は、センサ部11の出力に基づいて対象者Obにおける起床、離床、転倒、転落および微体動異常をイベントとして検知し、通知処理部143へ通知する。行動検知処理部142は、センサ部11の出力に基づいて対象者Obの起床、離床、転倒、転落および微体動異常を分別して検知できる。例えば、行動検知処理部142は、センサ部11のカメラ112によって取得した画像から対象者Obの人体領域として動体領域を抽出し、この抽出した動体領域の縦横比から対象者Obの姿勢(例えば立位、座位および横臥等)を判断し、この検出した動体領域の位置を検出し、これら判断、検出した対象者Obの姿勢および位置に基づいて前記起床、離床、転倒および転落の別を判断する。また、行動検知処理部142は、ベッド領域内で横臥姿勢から座位姿勢への移行を検知した場合、起床と判断し、起床のイベント(起床イベント)が発生したと判断する。更に、行動検知処理部142は、ベッド領域内からベッド領域外へ座位姿勢から立位姿勢への移行を検知した場合、離床と判断し、離床のイベント(離床イベント)が発生したと判断する。また、行動検知処理部142は、ベッド領域内からベッド領域外への移行であってベッド領域外での横臥姿勢を検知した場合、転落と判断し、転落のイベント(転落イベント)が発生したと判断する。また例えば、行動検知処理部142は、ベッド領域外で座位姿勢や立位姿勢から横臥姿勢への移行を検知した場合、転倒と判断し、転倒のイベント(転倒イベント)が発生したと判断する。また、行動検知処理部142は、センサ部11のドップラセンサ111によって対象者Obの呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である前記胸部の体動における振幅を検知すると、前記微体動異常と判断し、微体動異常のイベント(微体動異常イベント)が発生したと判断する。行動検知処理部142は、記憶された対象者の日常行動に基づいて判断する機能を有し、記憶した正常な行動とは異なる行動をとったとき、或いは記憶した認知症等による行動をとったときなど、異常イベントが発生したと判断して、後述するように携帯端末TAに通知するようにしても良い。尚、行動検知処理部142の判断基準(判断アルゴリズム)は、全てのセンサボックスSBで統一されていることが好ましい。これにより、居住者が変っても判断基準を変える必要がなくなり、手間がかからない。但し、センサボックスSB毎に行動検知処理部142の判断基準をカスタマイズできるようにしてもよい。
ナースコール処理部145は、ナースコール入力部13で入力操作を受け付けた場合に、イベント、より具体的にはナースコールの操作(ナースコールイベント)を通知処理部143へ通知するものである。そして、ナースコール処理部145は、SB通信IF部15およびネットワークNWを介して、固定端末装置SPまたは携帯端末TAとの間で音声通話を可能にするものである。
通知処理部143は、ナースコール入力部13によるナースコールイベントと、センサ部11で対象者Obにおける所定の行動を検知した所定のイベント(本実施形態では、起床、離床、転倒、転落の各イベント)がセンサボックスSBで生じた場合に、外部に通知するものである。より具体的には、通知処理部143は、生じたイベントの種別を表す情報(本実施形態ではナースコールイベント、或いは所定の検知イベント(起床、離床、転倒、転落及び微体動異常を識別する情報、すなわち所定の状態を分類してその種類を示す情報)と、前記対象者Obを検知しているセンサボックスSBを特定し識別するための識別子情報とからなる通知信号を生成し、SB通信IF部15からネットワークNWを介して管理サーバSVへ送信する。又、外部よりリクエスト(状態データリクエスト信号の送信)があれば、通知処理部143は、画像データ等の状態データを収容した通信信号を生成し、SB通信IF部15からネットワークNWを介して管理サーバSVへ送信する。
尚、後述する梯子チャートの動作では用いないが、ストリーミング処理部144は、ネットワークNWおよびSB通信IF部15を介して固定端末装置SPまたは携帯端末TAからストリーミング動画の配信の要求があった場合に、この要求のあった固定端末装置SPまたは携帯端末TAへ、センサ部11のカメラ112で生成した動画(例えばライブの動画)をストリーミング再生でSB通信IF部15およびネットワークNWを介して配信するものである。
図1には、一例として、4個の第1ないし第4センサボックスSB−1〜SB−4が示されており、第1センサボックスSB−1は、対象者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1に配設され、第2センサボックスSB−2は、対象者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2に配設され、第3センサボックスSB−3は、対象者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3に配設され、そして、第4センサボックスSB−4は、対象者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4に配設されている。
このようなセンサボックスSBでは、その稼働を始めると、センサ部11は、所定のフレームレートで所在空間を上方から撮像して生成した画像およびドップラ信号をSB制御処理部14へ出力する。SB制御処理部14の行動検知処理部142は、所定の時間おきに、これら画像およびドップラ信号に基づいて対象者Obにおける所定の行動の有無を検知し、前記所定の行動を検知イベントとして検知すると、その検知イベントの種別を含めて検知イベントを通知処理部143へ通知する。通知処理部143は、前記検知イベントの通知を受けると、通知信号をSB通信IF部15から管理サーバSVへ送信する。
尚、後述する梯子チャートの動作では用いないが、ナースコール処理部145は、ナースコール入力部13で入力操作を受け付けると、ナースコールの受付イベントを通知処理部143へ通知する。通知処理部143は、前記受付イベントの通知を受けると、通知信号をSB通信IF部15から管理サーバSVへ送信する。管理サーバSVは、ナースコールが生じた居室を担当する介護士の持つ携帯端末TAに、ナースコールが生じたことを通知する。
次に、管理サーバSVについて説明する。図1において、管理サーバSVは、ネットワークNWを介して他のセンサボックスSBと、固定端末SPと、携帯端末TAとに独立して通信する通信機能を備えている。管理サーバSVは、センサボックスSBから通知を受けて、イベントが生じた居室を担当する介護士の持つ携帯端末TA、及び/又は固定端末装置SPに情報を提供する機能を有する。このような管理サーバSVは、例えば、図3に示すように、SV制御処理部21と、SV記憶部22と、SV通信IF部23とを備える。
SV通信IF部23は、SB通信IF部15と同様に、SV制御処理部21に接続され、SV制御処理部21の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。SV通信IF部23は、SV制御処理部21から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この見守りシステムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介してセンサボックスSB等へ送信する。SV通信IF部23は、ネットワークNWを介してセンサボックスSB等から通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSV制御処理部21が処理可能な形式のデータに変換してSV制御処理部21へ出力する。
SV記憶部22は、SV制御処理部21に接続され、SV制御処理部21の制御に従って、各種のプログラムおよび各種のデータを記憶する回路である。前記各種のプログラムには、例えば、クライアント(本実施形態では固定端末装置SPおよび携帯端末TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供するサーバプログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種のデータには、対象者Obに対する監視に関する監視情報、イベントの通知先に関する通知先情報等の、上述の各プログラムを実行する上で必要なデータや、対象者Obを監視する上で必要なデータ等が含まれる。SV記憶部22は、SB記憶部16と同様に、例えばROMやEEPROM等を備える。そして、SV記憶部22は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSV制御処理部21のワーキングメモリとなるRAM等を含む。
SV記憶部22は、通知先情報を記憶する通知先情報記憶部221を備える。通知先情報記憶部221は、イベントの通知先に関する通知先情報を記憶する。前記通知先情報は、センサボックスSBから通知信号を受信した場合に、この受信した通知信号に収容されたイベントを通知する通知先を表す情報である。前記通知先情報は、例えば、本実施形態では、通知信号を送信した送信元のセンサボックスSBと、センサボックスSBから受信した通知信号を送信する携帯端末TAとの対応関係を表す情報であり、例えば、図5に示すようにテーブル形式で通知先情報記憶部221に記憶されている。この図5に示す通知先情報テーブル41は、通知信号の送信元であるセンサボックスSBの通信アドレスを登録する通知元アドレスフィールド411と、通知イベント情報として、対象者がこの状態になった場合に通知する通知イベントフィールド412と、前記通知元アドレスフィールド411に登録されたセンサボックスSBの通信アドレスに対応付けられ前記通信アドレスを持つ前記センサボックスSBから受信した通知信号に収容されたイベントを通知する携帯端末TAの通信アドレスを登録する通知先アドレスフィールド413とを備え、センサボックスSBごとにレコードを持つ。なお、センサボックスSBの通信アドレスは、前記識別IDとされて良く、また、通知元アドレスフィールド411は必ずしも設ける必要はないが、設ける場合にはセンサボックスSBを配設した部屋番号が登録されても良い。また、携帯端末TAの通信アドレスは、携帯端末TAを特定し識別するための端末識別子情報(端末ID)とされて良く、また、通知先アドレスフィールド413には、携帯端末TAを持つ例えば介護士名等の監視者の名前が登録されても良い。通知イベントフィールド412における通知イベントの項目(通知イベント情報)は、センサボックスSBが設置された居室の対象者Obに応じて、管理サーバSV側から設定可能である。図5の例では、Aさん及びBさんの場合には、転倒、転落のイベントが生じたら通知すべきであり、Cさんの場合には、転倒、転落、起床のイベントが生じたら通知すべきであり、Dさんの場合には、転倒、転落、起床、離床が生じたら通知すべきであることを意味している。例えば、対象者の状態(起床後は殆ど問題がないので、対応が不要と判断できる人、そうでない人がいること)、過去の対応情報(過去に離床と入床を数回繰り返し習慣があるので、1回の離床では対応が不要と判断できる人がいること)などの理由で、対象者に応じて通知イベントを分けることが望ましい。
SV制御処理部21は、センサボックスSBから通知を受けて、受けた通知を固定端末装置SPおよび対応する携帯端末TAそれぞれへ転送する回路である。SV制御処理部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。
SV制御処理部21のSV制御部211は、管理サーバSVの全体制御を司るものである。
なお、管理サーバSVは、図3に破線で示すように、必要に応じて、さらにSV制御処理部21に接続され例えば各種コマンドや各種データ等を入力するサーバ入力部(SV入力部)24、SV入力部24で入力された各種コマンドや各種データおよび対象者Obに対する監視に関する情報等を出力するサーバ出力部(SV出力部)25、および、外部機器との間でデータの入出力を行うサーバインターフェース部(SVIF部)26等を備えても良い。このような管理サーバSVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
固定端末装置SPは、ナースステーションSTに設置されており、ネットワークNWを介して管理サーバSV等と通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバSVや携帯端末TAに与える所定の指示やデータを入力したり、センサボックスSBで得られた検知結果や画像を表示したりすることによって、見守りシステムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。固定端末装置SPは、センサボックスSBが設置された全ての居室において、センサボックスSBの機能を通じて居室内の状態を把握できるようになっていると好ましい。
次に、携帯端末TAについて説明する。携帯端末TAは、ネットワークNWを介して管理サーバSV等と通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバSVやセンサボックスSBに与える所定の指示やデータを入力し、前記所定のイベントがセンサボックスSBで生じた場合に前記所定のイベントの通知を受け、センサボックスSBとの間で通話し、センサボックスSBで生成された動画を表示するための機器である。
このような携帯端末TAは、本実施形態では、例えば、図4に示すように、TA制御処理部31と、TA記憶部32と、TA通信IF部33と、TA音入出力部34と、TA入力部35と、TA表示部36と、TAIF部37とを備える。
TA音入出力部34は、TA制御処理部31に接続され、外部の音を取得して携帯端末TAに入力するためのデバイスであって、TA制御処理部31の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するものである。TA音入出力部34は、SB音入出力部12と同様に、例えば、音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。TA音入出力部34は、外部の音を表す電気信号をTA制御処理部31へ出力し、また、TA制御処理部31から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
TA入力部35は、TA制御処理部31に接続され、例えば、所定の操作を受け付け、携帯端末TAに入力するデバイスであり、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチ等である。前記所定の操作には、例えば、ログインするための識別IDの入力操作や、通知されたナースコールに対応する応答操作や、動画の要求操作や、通知された対象者Obに対する例えば救命、看護、介護および介助等の対応を実行する意思がある旨(復旧)の入力操作等の、監視する上で必要な各種操作等が含まれる。情報の提示部であるTA表示部36は、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って、TA入力部35から入力された所定の操作内容、および、見守りシステムMSによって監視されている対象者Obに対する監視に関する前記監視情報(例えばセンサボックスSBで生じたイベントや対象者Obの画像等)等を表示するデバイスであり、例えばLCDおよび有機ELディスプレイ等の表示装置である。そして、本実施形態では、TA入力部35およびTA表示部36はタッチパネルから構成されている。この場合において、TA入力部35は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力デバイスである。このタッチパネルでは、TA表示部36の表示面上に位置入力デバイスが設けられ、TA表示部36に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、例えば介護士等のユーザ(監視者)が、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、位置入力デバイスによってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容として携帯端末TAに入力される。
TAIF部37は、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行うデバイスであり、例えば、携帯電話通信網、WiFi規格、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB規格を用いたインターフェース回路等である。
TA通信IF部33は、SB通信IF部15と同様に、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って通信を行うための通信デバイスである。TA通信IF部33は、TA制御処理部31から入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この見守りシステムMSのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して管理サーバSV等へ送信する。TA通信IF部33は、ネットワークNWを介して管理サーバSV等から通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをTA制御処理部31が処理可能な形式のデータに変換してTA制御処理部31へ出力する。
TA記憶部32は、SB記憶部16と同様に、TA制御処理部31に接続され、TA制御処理部31の制御に従って、各種のプログラムおよび各種のデータを記憶する回路である。前記各種のプログラムには、表示に関する動作を処理する表示処理プログラム等が含まれる。前記各種のデータでは、TA表示部36に表示される画面情報等の各データが含まれる。TA記憶部32は、例えばROMやEEPROM等を備える。TA記憶部32は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるTA制御処理部31のワーキングメモリとなるRAM等を含む。そして、TA記憶部32は、上述の各情報を記憶するために、機能的に表示画面記憶部321を備えている。
表示画面記憶部321は、TA制御処理部31における後述の表示処理部3121の制御に従って、TA表示部36に表示するための画面情報を記憶するものである。
TA制御処理部31は、情報を処理するための回路である。TA制御処理部31は、SB制御処理部14と同様に、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。TA制御処理部31は、制御処理プログラムが実行されることによって、TA制御部311およびTA処理部312を機能的に備え、TA処理部312は、表示処理部3121を機能的に備える。
TA制御部311は、携帯端末TAの全体制御を司るものである。
表示処理部3121は、TA表示部36の表示に関する動作を処理するものである。より具体的には、表示処理部3121は、必要に応じてTA表示部36に動画を表示する。
このような携帯端末TAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。
次に、実施形態における見守りシステムの動作について説明する。図6は、本実施形態の見守りシステムにおける動作を示す梯子チャート図である。図7は、本実施形態の携帯端末の表示画面の例を示す図である。
このような構成の見守りシステムMSでは、起動されると、センサボックスSBでは、その制御処理プログラムの実行によって、SB制御処理部14には、SB制御部141、行動検知処理部142,通知処理部143、ストリーミング処理部144およびナースコール処理部145が機能的に構成され、管理サーバSVでは、その制御処理プログラムの実行によって、SV制御処理部21には、SV制御部211が機能的に構成され、そして、携帯端末TAでは、その制御処理プログラムの実行によって、TA制御処理部31には、TA制御部311、表示処理部3121を機能的に備えるTA処理部312が機能的に構成される。
見守りシステムMSの動作について説明するが、ナースコールイベントについては省略する。携帯端末TAでは、例えば介護士等のログイン操作(詳細は後述)を受け付けると、携帯端末TAは、TA処理部312によって、自機宛の通信信号を待ち受ける待受け画面をTA表示部36に表示する。この待受け画面は、例えば、図7(a)に示すように、メニューバーを表示するメニューバー領域611と、待ち受け中であることを表すメッセージ(例えば「未対応通知はありません」)、日付や現在時刻、当該携帯端末TAにログインしているユーザ名(介護士)などを表示する待受けメイン領域612とを備える。このような待受け画面を表示すると、携帯端末TAは、TA制御部311によって、TA通信IF部33で通信信号の受信を待つ。
センサボックスSBは、図6のステップS101において、SB制御部141によって、所定のフレームレートに応じたサンプリング周期でセンサ部11のドップラセンサ111の出力データをサンプリングするとともにカメラ112で画像データを取得し、不図示のリングバッファに記憶しつつ、行動検知処理部142によって、このサンプリングおよび取得したドップラセンサ111の出力データおよびカメラ112の画像データを解析する。この解析の結果、ステップS102で、SB制御部141が所定のイベント(起床、離床、転倒、転落および微体動異常)を検出しない場合には、フローをステップS101へと戻して検知動作を続行する。一方、SB制御部141が所定のイベントを検出したときは、ステップS103で、イベント前後の画像データ及び/又は微体動データを、リングバッファから切り出してSB記憶部16に記憶する。尚、例えば固定端末SPを介して設定した時間帯に限り、センサボックスSBの検知動作を中断させることもできる。又、例えば固定端末SPを介して、センサボックスSB内のプログラムを変更することもできる。
更にセンサボックスSBは、通知処理部143によって、どの種類の通知イベントが発生したかを示すイベント情報と、通信アドレスを含む通知信号を、ネットワークNWを介して管理サーバSVへ送信する(C11)。かかる通知信号は、対象者の画像データを含まないので情報量が少ない。
このような通知信号がセンサボックスSBから送信されると、管理サーバSVは、ステップS104で、通知信号に含まれている情報を、通知先情報記憶部221に記憶されている通知先情報テーブル41と照合して、送信元の通信アドレスに対応する送信先の通信アドレスから居住者が誰か(ここではBさん)を判断し、更に、通知信号のイベント情報から、その居住者(Bさん)に対応する通知イベントの種類(ここでは転倒又は転落)に該当するかを判断する。そして、受信した通知信号のイベント情報が通知イベントを示している場合には、端末への通知を行うことを決定する。一方、受信した通知信号のイベント情報が通知イベントを示していない場合(Bさんの場合、起床又は離床)、端末への通知を行わないことを決定し、次の通知信号を待ち受ける。
管理サーバSVが、端末への通知を決定した場合、通知先情報記憶部221に記憶されている通知先情報テーブル41と照合して、送信元の通信アドレスに対応する送信先の通信アドレスから、送信先の携帯端末TAを選定する。より具体的には、通知先情報記憶部221に記憶されている通知先情報テーブル41において、通知元アドレスフィールド411に、前記受信した通知信号の送信元の通信アドレスを登録しているレコードにおける通知先アドレスフィールド413に登録されている通知先の通信アドレスを取り出す。例えば、RM−2号室に配設された通信アドレス「192.168.10.121」を持つセンサボックスSB−2からの通知信号を受信した場合には、この通知信号の送信元の通信アドレス「192.168.10.121」を登録している2行目のレコードにおける通知先アドレスフィールド413に登録されている通知先の3個の通信アドレス「192.168.10.25」、「192.168.10.26」、「192.168.10.27」が取り出される。なお、この例では、通信アドレス「192.168.10.25」は、介護士NAさんが持つ携帯端末TA−1に付与された通信アドレスであり、通信アドレス「192.168.10.26」は、介護士NBさんが持つ携帯端末TA−2に付与された通信アドレスであり、そして、通信アドレス「192.168.10.27」は、図略の介護士NCさんが持つ携帯端末TA−3に付与された通信アドレスである。
そして、管理サーバSVは、RM−2号室で転倒又は転落が生じた情報を含む通知信号(イベント信号すなわち見守りアラーム)を、選定した携帯端末TA−1〜TA−3及び固定端末SPへ送信する(C12)。
このような通知信号が管理サーバSVから送信されると、携帯端末TAは、TA処理部312によってTA表示部36の画面表示を、例えば図7(b)に示すものに切り替える。このとき、提示部としてのTA音入出力部34を介して、音や音声などの出力(例えば「RM−2号室で転落発生」などの音声メッセージ)を行ったり、或いは振動等により介護士に通知信号の受信を知らせても良い。
図7(b)に示す例では、メイン領域612に、イベントが生じた居室名(RM−2号室、すなわち通知を送信したセンサボックスに関する情報)と,当該居室の居住者の氏名(B様)と、転倒又は転落を示すアイコンIC1(すなわちイベント信号(通知)を受信したことを示す情報)と、通知時間と現在との時間差(0分)が表示される(ステップS105)。同時に、メイン領域612に、ボタンB1(対応する),B2(話す),B3(記憶映像を見る)、B4(ライブ映像を見る)が表示される。
ここで、介護士がボタンB3又はB4にタッチすると、携帯端末TAのTA入力部35が反応し、ステップS106で、TA制御部311が画像のリクエストがなされたと判断して、TA通信IF部からネットワークNWを介して管理サーバSVにリクエスト信号(状態データリクエスト信号)が送信される(C13)。ここでリクエスト信号には、要求種別(記憶映像又はライブ映像)が含まれる。管理サーバSVは、リクエスト信号を中継して対象となるセンサボックスSBに送信する。尚、リクエスト信号は、直接センサボックスSBに送信されても良い。
リクエスト信号を受信したセンサボックスSBは、ステップS107で、リクエスト信号中の要求種別を判別する。介護士がボタンB3をタッチした場合、携帯端末TAから、記憶画像を要求するリクエスト信号が出力されるので、管理サーバSVを介してこれを受信したセンサボックスSBが記憶映像を要求されていると判断して、ステップS109でSB記憶部16から画像データを読み出して、SB通信IF部15からネットワークNWを介して管理サーバSVに送信する(C14)。或いは、介護士がボタンB4をタッチした場合、携帯端末TAから、ライブ映像を要求するリクエスト信号が出力されるので、管理サーバSVを介してこれを受信したセンサボックスSBがライブ映像を要求されていると判断して、ステップS108でカメラ112で撮像してなるライブ映像をエンコードして、SB通信IF部15からネットワークNWを介して管理サーバSVに送信する(C14)。ライブ映像はリングバッファから切り出されても良い。管理サーバSVは、画像データを中継してリクエスト信号を送信した携帯端末TAに送信する。尚、画像データは、直接携帯端末TAに送信されても良い。
画像データを受信した携帯端末TAは、TA処理部312によってTA表示部36の画面表示を、例えば図7(c)に示すものに切り替える。記憶映像を要求した図7(c)に示す例では、メイン領域612に、RM−2号室で転倒した前後のBさんの画像(映像)IMGが表示されるので、かかる画像IMGを見た介護士は、すぐに対応すべき状態か否かを判断することができる。又、画像IMGを見ただけでは判断できない場合、介護士がボタンB2をタッチすることで、センサボックスSBのSB音入出力部12を介して、Bさんと介護士とが直接会話できるため、状況を正確に判断することができる。又、ライブ映像を要求した場合、携帯端末TAに表示される画像は、現在のストリーミング画像である。上記の例では、携帯端末TAに通知信号を送信するようにしているが、及び/又は固定端末SPに通知信号を送信するようにしても良い。尚、画像のリクエストは、通知信号にかかわらず任意で行うことができる。
尚、ステップS105で表示されたアイコンIC1を見た介護士が、イベントが生じたRM−2号室に近い場所にいるときは、画像を見ることなく直ちに駆けつけることができる。従って、そのような場合、ボタンB1をタッチすることで、固定端末SPに、介護士が直接対応する旨の情報が送信されることとなる。ボタンB1をタッチすることで、通知信号を送信されたその他の携帯端末TA及び/又は固定端末SPにおいて、通知信号に応じた表示が解除されて図7(a)の表示に戻るか、或いは「担当介護士、対応中」の表示がなされると好ましい。
図8は、携帯端末の別な表示画面例を示す図である。以上述べた例では、センサボックスSBが,取得した画像データから対象者が転倒又は転落したと判断して、管理サーバSVに通知信号を送信しているが、例えば微体動の異常を検出して、管理サーバSVに通知信号を送信することもできる。かかる場合、上述した例と同様に、管理サーバSVから選定した携帯端末TAへ、微体動異常であることを示す通知信号を送信し、受信した携帯端末TAにて、微体動異常であることを示すアイコンIC2を表示するようにしても良い。この場合、介護士がボタンB3をタッチすることで、居室内の画像転送(或いは微体動データの転送)をリクエストすることが出来、また介護士がボタンB2をタッチすることで、センサボックスSBのSB音入出力部12を介して、対象者と介護士とが直接会話できるため、状況を正確に判断することができる。カメラで撮像した画像の解析と、ドップラセンサにより検知した微体動の状態とを総合して、イベント判断に用いても良い。
次に、管理サーバのログイン処理について説明する。図9は、携帯端末TAと管理サーバSVとの間で行われるログイン処理の梯子チャートであるが、情報保存部が携帯端末TA側にある例とする。ここでは、勤務を開始した介護士の一人(ユーザ名:0010)が、自分が管理する携帯端末TAのメインスイッチをオン操作したものとする。すると、図10に示すようなログイン画面が表示される。「Android(登録商標)」等のOSを使用する携帯端末では、標準のログイン画面が表示されるのであるが、ここでは図10に示すようなログイン画面を最初に表示するようにカスタマイズされている。
図9のステップS201で、ユーザによりログイン操作が行われることで、見守りシステム内の一部として、ログインした携帯端末が有効になる。より具体的には,図10に示すログイン画面にて、ユーザが「ユーザ名」の入力欄CL1の右端の三角マークMK1をタップすることで、複数の選択肢が表示されるから、そのうち自分のユーザ名「0010」をタップしてユーザ名(ユーザID)を選択し、更に「パス」の入力欄CL2に、その下方に表示された数字キーNKを用いて、4桁の数字を入力する。その後ユーザがボタンB11をタップすることで、ログイン操作が完了する。尚、パスの入力は省略しても良い。
ステップS201のログイン操作により、ユーザに関する情報としてのユーザ名や端末ID(識別子情報)等を含むログイン要求信号が、携帯端末(ここではTA−7とする)から管理サーバSVに送信される(C21)。更に、携帯端末TA−7は、ステップS202で情報保存部としてのTA記憶部32(不揮発性メモリであると好ましい)に、ログインに用いたログイン情報であるユーザ名や端末IDを記憶する。
携帯端末TA−7からログイン要求信号を受信した管理サーバSVは、SV記憶部22に記憶したデータベース内を参照し、ユーザ名とパスが一致するか否かを確認してログイン認証を行い(ステップS203)、ユーザ名とパスが一致すれば、管理サーバSVはログイン処理を実行する。
図11は、管理サーバSVのSV記憶部22に記憶されたログインリストを示す図である。ログインリストは、識別IDにより特定される携帯端末と,それを利用して現在ログインしているユーザとを対応づけたものである。使用していない携帯端末(TA−4,TA−6)の場合、ユーザ名が空欄となっている。本実施形態では、7台の携帯端末TA−1〜TA−7を使用することが出来、ユーザ「0010」が携帯端末TA−7からログインすることで、図11のログインリストに追加される。使用できる携帯端末の数は任意である。
管理サーバSVのログイン認証が完了すると、携帯端末TA−7と管理サーバSVとの間でデータの授受(携帯端末TA−7からの要求によるダウンロードやアップロード)が開始される。これにより、ユーザ「0010」は,自身の担当する対象者Obの情報等をダウンロードでき、適切な介護等を行うことができる。
ここで、ユーザ「0010」が携帯端末TA−7を所持したまま、アクセスポイントAPから所定の範囲(通信可能な空間)から外(圏外)に出たものとする。この状態で、携帯端末TA−7と管理サーバSVとは通信不能な状態になる。このとき、携帯端末TA−7は、管理サーバSVから情報をダウンロードできないことから、ステップS204で、管理サーバSVと通信が途絶したと判断する。そこで、携帯端末TA−7はステップS205で、図12に示すように、メイン領域612に「圏外のため通信できません」というメッセージ(管理サーバと通信不能な状態となっていることを示す情報)を、通信不可を示すアイコンIC5と共に表示する。これを見たユーザ「0010」は、現在圏外にいることが分かる。このとき、携帯端末TA−7は、図12に示す画面を表示し続けたまま入力不能な状態になることで,いかなる入力も拒否するから、携帯端末TA−7が第三者によって圏外に持ち出された場合にも、対象者のプライバシーが守られる。
又、携帯端末TA−7はステップS206で、TA記憶部32に保存されているログイン情報を読み出して、ユーザ名及び端末IDを含む再ログインリクエスト信号を作成し、TA通信IF部33を介して自動的に発信する。しかしながら、携帯端末TA−7が圏外にある限り、再ログインリクエスト信号は管理サーバSVに受信されず、応答信号が返ることはない。そこで、携帯端末TA−7は,所定の発信時間(例えば通信途絶から1分)の間、再ログインリクエスト信号を繰り返し発信し続ける。尚、発信時間が過ぎた場合、携帯端末TA−7の画面表示を、図10に示すログイン画面に戻すことができる。
一方、携帯端末TA−7が圏外に出てしまうと、管理サーバSVの通知に対して携帯端末TA−7から応答が返らず情報を送信できなくなるので、管理サーバSVはステップS207で、携帯端末TA−7と通信が途絶したと判断する。自己位置検出装置を携帯端末TA−7に設けて、圏外にあるか否かを補助的に判断しても良い。ここで、管理サーバSVは、直ちにログアウト処理を実行することなく、ステップS208でログインを保留する。具体的には、図11のログインリストに携帯端末TA−7とユーザ「0010」を対応づけたままとし、上記発信時間より長い待ち受け時間(例えば通信途絶から3分)の間、携帯端末TA−7から再ログインリクエスト信号が送信されるのを待つ。ログイン保留の間は、管理サーバSVから携帯端末TA−7に情報の提供(例えばユーザ「0010」が担当する居室のセンサボックスから通知信号が送信された場合等も含め)等、一切行わないものとする。但し、携帯端末TA−7宛の送信があった場合には、その内容をSV記憶部22に記憶する。尚、待ち受け時間が過ぎた場合、管理サーバSVは携帯端末TA−7に対してログアウト処理を行うことができる。それによりログインリストから、ユーザ「0010」が消去されることとなる。
ここで、携帯端末TA−7を所持したユーザ「0010」が、アクセスポイントAPから所定の範囲内(圏内)に戻ってくると、TA通信IF部33を介して携帯端末TA−7がネットワークNWに接続可能となる。よって、発信時間中であれば、再ログインリクエスト信号が管理サーバSVに送信されることとなる(C22)。
これに対し管理サーバSVは、待ち受け時間中に再ログインリクエスト信号を受信した場合、ステップS209で、再ログインリクエスト信号に含まれたユーザ名及び端末IDに基づいて、通信途絶のためログイン保留していた携帯端末TA−7との通信が復帰したと判断して、ログイン再開処理を行う。具体的には、携帯端末TA−7との間におけるデータの授受を再開する。又、ログイン保留中になされた携帯端末TA−7宛の送信がSV記憶部22に記憶されていれば、これも読み出して携帯端末TA−7に転送する。これにより、携帯端末TA−7も管理サーバSVとの通信が再開したと判断して、画面を図8(a)に示す待ち受け表示等に変更する。尚、以上の例では、管理サーバSVに送信される再ログインリクエスト信号が、ユーザ名及び端末IDを含んでいるので、これを用いて新たなログイン処理をすることもできる。かかる場合、ログインリストを必ずしも設ける必要はないが、ユーザが新たにログイン情報を入力する手間が省ける。
ユーザ「0010」が勤務を終える際は、携帯端末TA−7に表示されたログアウトボタン(不図示)を操作することで、ログアウト情報が入力される(ステップS210)。すると、携帯端末TA−7から管理サーバSVへ、ログアウト情報としてのユーザ名及び端末IDを含むログアウト要求信号が送信される(C23)。管理サーバSVは、ログアウト要求信号を受信すると、ステップS211でログアウト処理を実行する。具体的には、管理サーバSVは、図11のログインリストにおいて、携帯端末TA−7に対応するユーザ名を削除して空欄とし、次にログインするまで、管理サーバSVから携帯端末TA−7に情報の提供等、一切行わない。
図13は、別な実施形態にかかる携帯端末TAと管理サーバSVとの間で行われるログイン処理の梯子チャートであるが、情報保存部が管理サーバSV側にある例とする。具体的には、携帯端末TA−7がユーザ名や端末ID等を記憶する代わりに、ステップS203のログイン認証後、ユーザ名や端末ID等を対応づけて記憶したログインリスト(図11参照)を作成して、管理サーバSVにおける情報保存部としてのSV記憶部22に記憶する(ステップS222)。
更に、携帯端末TA−7が圏外に出て、発信時間内に再度圏内に戻ってきたときに、端末ID(ユーザ名でも良い)を含む再ログインリクエスト信号を送信し、管理サーバSVがこれを受信したときは、ステップS226で、再ログインリクエスト信号中の端末IDを、SV記憶部22に保存されたログインリストに照会して、端末IDがログインリストに存在すれば、通信途絶のためログイン保留していた携帯端末TA−7との通信が復帰したと判断して、ステップS209でログイン再開処理を行う。それ以外の構成は、上述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
本発明は、明細書に記載の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施形態や技術思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施形態は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。例えば、上述の実施形態では、携帯端末が圏外に出ることによって管理サーバと通信不能になる例を挙げたが、これに限らず、例えば携帯端末を誤って落下させて電池が外れてシステムの瞬断が生じたが、すぐに戻すことでネットワークに再接続したような場合、或いは施設内での一時的な停電等によりネットワークを介する通信が不能になった場合、或いは管理サーバ自体に何らかの障害が生じて通信不能となった場合なども含まれる。
11 センサ部
12 SB音入出力部
13 ナースコール入力部
14 SB制御処理部
15 SB通信IF部
16 SB記憶部
21 SV制御処理部
22 SV記憶部
23 SV通信IF部
24 SV入力部
31 SV制御処理部
32 SV記憶部
33 SVIF部
34 TA音入出力部
35 TA入力部
36 TA表示部
37 TAIF部
41 通知先情報テーブル
111 ドップラセンサ
112 カメラ
141 SB制御部
142 行動検知処理部
143 通知処理部
144 ストリーミング処理部
145 ナースコール処理部
211 SV制御部
221 通知先情報記憶部
311 TA制御部
312 TA処理部
321 表示画面記憶部
411 通知元アドレスフィールド
412 通知イベントフィールド
413 通知先アドレスフィールド
611 メニューバー領域
612 メイン領域
3121 表示処理部
AP アクセスポイント
IC1−IC5 アイコン
MS 見守りシステム
NW ネットワーク
Ob 対象者
RM 居室
SB センサボックス
SP 固定端末
ST ナースステーション
SV 管理サーバ
TA 携帯端末

Claims (7)

  1. 見守り対象者からのデータを入力して、それに応じた信号を出力するセンサ装置と、
    ネットワークを介して前記センサ装置と通信可能に接続された管理サーバと、
    前記ネットワークを介して前記管理サーバと無線通信可能であって、前記センサ装置から前記管理サーバを介して送信された信号に基づいて見守りアラームを出力する携帯端末と、を有する見守りシステムであって、
    前記携帯端末が前記ネットワークを介して前記管理サーバに対して、前記携帯端末の識別子情報と前記携帯端末を操作するユーザに関する情報とを含むログイン情報を送信することにより、前記管理サーバは前記携帯端末に対してログインを許可し、それにより前記管理サーバから前記携帯端末へ情報をダウンロード可能となっており、
    また前記携帯端末が前記管理サーバに対してログアウト情報を送信することにより、前記管理サーバは前記携帯端末に対してログアウトを許可し、それにより前記管理サーバから前記携帯端末へ情報をダウンロード不能となり、
    更に前記携帯端末のログインに用いた前記ログイン情報を保存する情報保存部を設けており、
    前記携帯端末が前記ログイン情報を送信した後、前記ログアウト情報を送信する前に、前記携帯端末と前記管理サーバとが通信不能な状態となったときは、前記携帯端末から自動的に再ログインリクエストが送信され、また前記管理サーバが待ち受け期間の間、前記携帯端末のログインを保留としており、
    更に前記携帯端末と前記管理サーバとが通信可能な状態に復帰した後、前記待ち受け期間内に、前記管理サーバが前記再ログインリクエストを受信したときは、前記情報保存部から読み出した前記ログイン情報に基づいて、前記管理サーバは前記再ログインリクエストを送信した前記携帯端末に対する前記ログインを再開する見守りシステム。
  2. 前記携帯端末は前記情報保存部を有しており、前記再ログインリクエストは、前記情報保存部から読み出された前記ログイン情報を含み、前記携帯端末が、前記ネットワークに対して無線通信可能な所定の範囲より外に出ることにより前記管理サーバと通信不能な状態となった後、前記所定の範囲内に戻った場合において、前記待ち受け期間内に、前記携帯端末から送信された前記再ログインリクエストを前記管理サーバが受信したときは、前記再ログインリクエストに含まれた前記ログイン情報に基づいて、前記携帯端末に対する前記ログインを再開する請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記管理サーバは前記情報保存部を有しており、前記情報保存部には、前記ログイン情報に基づいて、ログインしている前記携帯端末の識別子情報と前記携帯端末を操作するユーザに関する情報とを対応づけた作成されたログインリストが記憶されており、前記携帯端末が、前記ネットワークに対して無線通信可能な所定の範囲より外に出ることにより前記管理サーバと通信不能な状態となった後、前記所定の範囲内に戻った場合において、前記待ち受け期間内に、前記携帯端末から送信された,少なくとも前記携帯端末の識別子情報を含む前記再ログインリクエストを前記管理サーバが受信したときは、送信された前記再ログインリクエストに基づいて、前記情報保存部に保存された前記ログインリストに、前記再ログインリクエストを送信した携帯端末が含まれているか否か判断し、前記再ログインリクエストを送信した携帯端末が含まれていると判断したときは、前記ログイン情報に基づいて、前記携帯端末に対する前記ログインを再開する請求項1に記載の見守りシステム。
  4. 前記携帯端末が前記ログイン情報を送信した後、前記ログアウト情報を送信する前に、前記所定の範囲外に出たときは、前記携帯端末は、前記管理サーバと通信不能な状態となっていることを示す情報を提示する請求項1〜3のいずれかに記載の見守りシステム。
  5. 前記携帯端末が前記管理サーバと通信不能な状態となったときは、所定の発信時間の間、前記携帯端末から1回以上、前記再ログインリクエストが送信されるようになっており、前記発信時間は前記待ち受け時間より短い請求項1〜4のいずれかに記載の見守りシステム。
  6. 前記管理サーバは、前記待ち受け時間の間に、前記携帯端末から再ログインリクエストを受信しなかったときは、前記携帯端末に対してログアウト処理を実行する請求項1〜5のいずれかに記載の見守りシステム。
  7. 見守り対象者からのデータを入力して、それに応じた信号を出力する複数のセンサ装置と、前記センサ装置から送信された信号に基づいて見守りアラームを出力する複数の携帯端末とネットワークを介して通信する通信部と、
    前記複数のセンサ装置と前記複数の携帯端末とを関連づけたテーブルを記憶する記憶部と、
    前記複数の各携帯端末がログインしているか否かを判断し、前記複数のセンサ装置のうち1つのセンサ装置からデータを受信したとき、当該1つのセンサ装置と関連づけて前記記憶部に記憶されている携帯端末のうちログインしている携帯端末に通知する通知処理部と、
    前記携帯端末のログインに用いたログイン情報を保存する情報保存部と、を備える管理サーバであって、
    前記携帯端末から前記ネットワークを介して送信された、前記携帯端末の識別子情報と前記携帯端末を操作するユーザに関する情報とを含むログイン情報を前記通信部で受信することにより、前記携帯端末に対してログインを許可し、それにより前記携帯端末への情報のダウンロードが可能となり、
    前記携帯端末から送信されたログアウト情報を前記通信部で受信することにより、前記携帯端末に対してログアウトを許可し、それにより前記携帯端末への情報のダウンロードが不能となり、
    前記携帯端末が前記ログイン情報を送信した後、前記ログアウト情報を送信する前に、前記管理サーバと前記携帯端末とが通信不能な状態となったときは、前記携帯端末から自動的に再ログインリクエストが送信され、前記管理サーバが待ち受け期間の間、前記携帯端末のログインを保留とし、
    前記管理サーバと前記携帯端末とが通信可能な状態に復帰した後、前記待ち受け期間内に、前記再ログインリクエストを前記通信部で受信したときは、前記情報保存部から読み出した前記ログイン情報に基づいて前記再ログインリクエストを送信した前記携帯端末に対する前記ログインを再開する管理サーバ。
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