WO2010016156A1 - 仮撚りベルト - Google Patents

Abstract

一対の仮撚りベルトをそれぞれクラウン加工が施されたプーリに取り付ける。ベルト外面が交差する配置で一方の仮撚りベルトを他方に押接し、これら仮撚りベルトの間に糸を通して糸に撚りを掛ける。仮撚りベルトの幅方向の曲げ剛性を仮撚りベルト同士が圧接される位置において、仮撚りベルトの外面がそれぞれベルト幅方向に沿って凸上に湾曲される値とする。

Description

ト 術分野

本 、 糸の仮 りに用 られる に関する。

では、 ム 等 らなる ト に 手方向に沿 て 数の心 が埋設され、 接触する ト 面には 布が される。 は ト 面を 覆し、 ト に埋設された ト 面に露出するこ を防止す るとともに ト 向 の 度を維持して る。

ムは、加硫 に収縮するため、 上記 成の で 、 布が された内面 、 ム のみ らなる外面 間で 縮に差が発生する。 このため ト 、 トは外面 に反り返り、 ト 面の 断面 曲する。

を用 た りでは、 ト 行方向が9 度で交差するよ に配置 された一対の の 士を対向させ、 ト 行方向に対して4 5 向に される糸を両外面の間を通過さ る。 ト間を通過する際、 走行 される の 外面に まれて を受け りされる。 し し、 ト 面が幅 向に 曲して る 、 糸は両 の 分のみで まれる ことになり、安定した りを糸に与えることができな 。

このよ 問題に対しては、 の 向 の 性を高め、加硫 の りを抑制する構成が知られて る。 えば、 2 2 ０3 3 報には 、 ト 体を ト の ム 、 ト の が埋設された補強 とに分け、 ト 面に される 加え、表面 ム と補強 との間に織布を埋 設する構成が提案されて る。 明の

、 の 向上し、 ト 命、 糸 質を向上するこ を 的として る。

明の は、 の際に糸に する外面と、 クラウ 工された する内面 を備える であって、 ベ ト 向の 5 下であることを特徴として る。

また、別の観 からは、 明の は、 りの際に糸に する外面 と、 クラウン 工された する内面とを備える であって、 内面 に れたことを特徴 して る。

更に別の観点からは、 明の 、 クラウ 工を施された れぞれ掛け回 れる一対の の間に糸を通して糸に を掛ける 置 であ て、 ト 士が圧 される 置にお て、 の 面が ト 向に沿って 状に されて ることを特徴として る。 面の 単な説明

、 本実施 態の の 面図である。

2は、 本実施 態の を用 た 置の である。

3は、 曲げ 験の 置を示す である。

4は、 曲げ 験にお て 定される 量を示す図である。

5は、 実施 、 比較 における トスラスト量の径 な変化の 示 すグラフである。

6は、実施 、比較 における曲げ スラスト量の関係を示す であ る。

7 、実施 、 比較 における さとスラスト量の関係を示す である。 明を実施するための 良の

下、 本 明の 施の 態に て 面を参照して説明する。

、 2を参照して、本実施 態の の 成、およびその 用形態に て説明する。

、 の 断面図であ 、 2は、 を用 て 糸の仮 りを 際の状態を示 である。 、 例えば合成 ム を主体として構成される トであり、 本実施 態では 示されるよ に、 ム 材 らなる ト 、 ト 埋設される 2 、 ト 3 される と ら 成される。 2は、 ト 内

3に隣接した位置にお て、所定の 隔で ト 手方向に沿 て され、 ベ ト 3は によ て被覆される。 なお、 ト 5は、 ト の ム 出された状態とされる。

ト を構成する ム 、 、 ，性が要求されるため ム 料としては、 例え R R P や、 これらを2 以上 合したもの が用 られる。 また、 ム さとしては、 7 ～ 8 が適用されるが、 J

75が好適である。

2としては、 例えば ０デ 下の ステ アラ 、 ガラス などが用 られる。 2は、 手方向の 張力 しての 割を果たし、 向に2 イイ チ 上の割合で配 される。

4には、 接着 の さが 36 まし は0・ 3 0・ 3 ) なる所定の を備えたものが用 られ、 の

向の ， 5 下 される (なお曲げ ， 例えば、 との 連 ら 5 Pa 上とされるが、 これに限定されるものでほな )。 ま た、 4は、例えばポ ステル 維からなる。

なお、 は、 ベ ト 士の 触により に 電気が 電するため が要求される。 には、 ム 体に導電 をもた たものや、 ム を接着する ム糊に導電 をもたせるものなどが存在する。 実施 態では、 に導 電 をもたせるために導電 編み込まれて る。

2に示されるよ に、 置では一対の が用 られる。

０の 、 ベ ト 面が クラウ 工された一対の 6およ 7にそれぞれ掛けまわされる。 2木の仮 は、 れぞれの 5がス の 付近で に対面しながら所定の 度で交差する よ に配置される。 8は、 2 方 ら上方 と、 対面する2木の

の間を通される。 この き、 8は の 5により まれ、 走行する から を受け、 りが施される。すなわち、

０よりも上流 、 8は され下流 で解 される。 なお、本実施 では、 9０度で交差され、を ０は、 8の 行方向に対して 45度の角度で走行される。

置にお て、 は、 6 7の ト 面の クラウ 状によ ト 面の中央に向けて を受ける。 し し、 2本の

は交差する配置で に接触して走行されるため、 、 他方 の ら ( ト のスラストカを受ける。

は、加硫 の 側 の りを防止し、安定した糸の を実 現するために、 2 構造を採用するなどして ト 向 性を高め、 の 面性を高めて る。 し し、 ト 面の 面性が高 、 対 する ト間の接 抗が増大し、 スラストカが増大し、 ト 面におけるスラス 量が増大するため 良の 因となり、 の糸 の 一 なら ず、 力の 御が困難となる。 また、接触 の 、 トの 熱の とな り の 化による ト 命の 下を招 。 更に、 ム 性の 化によ 質が不 安定となる。 また、 性が高 と の ッジ部にお て糸が られ 糸の品質を 低下さ る可能性がある。

願の 、 置における の 動を 査した結果、 ト 向の 性を 来 は逆に低減するこ によ 、 置における

のスラスト量を低減でき、 これによ 走行性が向上して上記 課題が解決されること を見出した。 ( )

次に、 比較 と もに実施 を挙げて 明の 態の 体的な効果に て説明 する。 ～3 には、 れも 示される 面構造を有する が用 られた。 、実施 ～3では、 ト 面にそれぞ の さ が0・ 37 、 ・ 3 、 O・ 25 の した が用 ら れ、比較 に代えて の ・ 65 の 布を した

トが用 られた。 ～3および に対して、・ および 験を実施した。

験では、 の ト 向の を測定した。 J プラスチック 曲げ の 定法[ じて行われた。すなわち、 のスラ を ト 向に W O 、 ト 向に支点 距離 6o が得られる長さに裁断して とし、 8に模式的 されるよ 6 れた2 の 点の上に試験 を水平に載 、試験 の 中央 置を 直 下向きに2 の さで した。 このときの 中央 置での みは、 されるよ に、試験 上面の 置から変位 として 定した。

験では、 みが ０5～ ・ 25 囲にある5点の試 を計測し 、 そのときの ( )および a ( 2) ら 算 出し、 そ 値 ら 片の曲力削率を算定した。 なお、 および は 以下の式 ら 出される。

6T A 3

二

2 T2

ここで、 ( ト の さである。

験の 果、 布を用 た における ト 向の 24 22 Pa、 を用 た実施 ～3の における ト 向 それぞれ 34 Pa 4 93 Pa 8 Paであ た。

方、 走行 験では、 の 行安定 評価するために ト 置の 定を行 た。 まず、 取 付けられた は 2のよ に 面さ て 9０ さ て配置し、測定前に ト 士が接触しな 状態で走行さ て、 掛け回された がクラウン 工された ト 央に位置するよ こした。 その 、一方 を他方の りへ に し て を走行さ た。 ベ ト 置の 定には、 ト 方に配置した ザ を用 、 ト 面に ザ光を当てて ト 面の 置を測定した。

5は走行 験における 行時間と仮 のスラス 量の関係を示すグラフ である。 5にお て、 横軸は走行時間 (5) であり、 計測 れた トスラス ( ) の2０ 均値である。すなわちグラ に示された デ タ系 、 2 点の移 均である。 デ タ は 、 デ タ 実施 、 2は実 施 2、 デ タ 3は実施 3の 験の 果に対応する。 なお、 本試験にお て ラスト量の評 比較 、実施 ～3の てで走行状態が 定する 6 8 ) におけるスラスト量 平 用 て行 た。

験の 果、 布を用 た に対するスラス 量の ( ・ 7 4 、 を用 た実施 ～3の に対 るス ラスト量 均値) はそれぞれ 53０ 、 O・ 97 、 O・ 254 であ た。

6は、 比較 および実施 3の に対する上記スラスト量の評 価値 ) ト 向の ) との間の関係を示す である 。 6にお て、 P０は比較 、 P ～P3はそれぞれ ～ 応し、 スラスト量は、 ト 向の 5 P"を下回ると大幅に減少するこ が分 る。

また、 7は、 比較 および実施 3の の とスラスト ( の 係を示す である。 7に示されるよ に、 スラスト さ が 36 または0・ 3 ～ ・ 3 ) なると大幅に低減 する。 なお 6 同様 、 7にお て、 P は比較 、 P ～P3はそれぞれ ～3に対応する。

比較 、 実施 ～8の および 験結果を示す。

( m ( a スラス n

O・ 6 5 2 4 2 2 O 7 4

3 5・ 3 4 O 5 3

2 O・ 3 4・ 9 3 O 97

3 O・ 2 5 4・ 4 8 O 2 5 上 よ に、本実施 態でほ、 スラスト量を大幅に低減して走行 性能を向上することができる。

5のグラ に示されるよ に、 を用 た実施 3では、 布を用 た 比 て走行 期にお てスラスト量が大き 。 これは走行 期にお ては、 ト 面の 擦係数が高 ことと、 実施 では ト 向の 性が低 ためプ のクラウン 状の 響で ス ン 央付近でも ト 面が ト 向に沿 て かに 状に 曲して るのに対して、比較 の では 高 こと らス ン ト 面が にな て ることに起因して る ものと考えられる。すなわち、 実施 にお ては、 ト での ト 士 の 士の 接触となるが、 比較 では ッジ 士の なるため実施 における ト間の摩 比較 のそれに比 て大幅に大き なる。 このた め、 実施 では比較 に比 て大き スラストされる。 しかし、 走行時間の 過ととも に の される 擦係数が低 なるため実施 における

間の摩 小さ なり、 クラウ 果により は ト 央に向 けて移動する。 このとき 状に 曲して るため の 動により接 触 わらな ため、 大幅に増大されることがな スラス 量も徐 に 低減されるものと考えられる。

方、比較 の では、 5 グラ に示されるよ に、 〒 間が経 してもスラスト量が低減されな 。 これほ、 士の 置にお て、 の 面が であることに起因するものと考えられる。すなわち、 が 面の外側に向けて移動するときにほ、 ト面はクラウ 面の の 大に もな てより 、 逆に仮 が ト に向け て移動する きには ト 面の傾きは小さ なる。 したが て、 クラウ 果によりスラスト量が小さ なると、対向する の ト 置 にお て平行に近 き接触 が増大する。 これにより、 ト間の摩 が再び 増大して ト 側 とスラストされ、 スラスト量が低減されな も と考 えられる。 また、比較 の では曲げ が高 ため クラウ 果 が小さ 。 こ こ もスラス 量が低減しな ことに影響して るものと考えられる。

なお、 実施 に比 て比較 にお てスラス 量の変動が小さ のは、 比較 の が主に 部で 触して ることからステイックス ップを起こし難 こ とによるものと考えられる。

上のよ に、 本実施 態によれば、 走行時の トスラスト量が低減して走 向上するとともに、 糸 接触を安定さ て糸 品質を向上するととも に、 トの 熱を抑え、 ムの 化による ト 命の 下を低減する。 更に、 ム 性の 化による 響も低減される。

なお、 本実施 態に限定されるものでほな 、 ト 士の 置にお て、 の 面が ト 向に沿 て 状に され る 性を備える構成であればよ

Claims

求 の ・ の際に糸に する外面と、 クラウ 工された する内面とを 備える であ て、ベ ト 向の 5 下であること を特徴とする 。 2 面に編 されたこ を特徴 する 記載の ト。 3・ の の さが ・ 36 下であることを特徴とする 2 に記載の ト。 4・ の際に糸に する外面と、 クラウン 工された する内面 を 備える であ て、前記 面に編 されたことを特徴とする

ト。 5・ ト 向の 5 下であることを特徴とする 4に記 載 ト。 6 の の さが ・ 36 下であることを特徴とする 4 に記載の ト。 7・ クラウ 工を施された にそれぞれ掛け回される一対の の間に 糸を通して前記 りを掛ける 置であ て、前記 ト さ れる 置にお て、前記 の 面が ト 向に沿 て 状に れて ることを特徴とする