WO2009110127A1

WO2009110127A1 - バックライト装置、表示装置およびテレビジョン受像機

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Publication number: WO2009110127A1
Application number: PCT/JP2008/068207
Authority: WO
Inventors: 志芳張
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2008-03-04
Filing date: 2008-10-07
Publication date: 2009-09-11
Also published as: US20110069239A1; CN101946374B; CN101946374A; US8388206B2

Abstract

　組立工程が煩雑になるのを抑制するとともに、部品点数が増加するのを抑制し、かつ、光源をコネクタ部材に良好に電気的に接続することが可能なバックライト装置を提供する。このバックライト装置（２０）は、冷陰極蛍光ランプ（２３）の中心軸（Ｏ１）からコネクタ端子部（２４０）までの距離（Ｗ１２）は、冷陰極蛍光ランプの中心軸から口金部（２３ａ）の接触部（２３ｄ）のＦ方向の端部までの距離（Ｗ２）よりも大きく、かつ、冷陰極蛍光ランプの中心軸から口金部の接触部のＥ方向の端部までの距離（Ｌ２）よりも小さい。

Description

バックライト装置、表示装置およびテレビジョン受像機

　この発明は、バックライト装置、表示装置およびテレビジョン受像機に関し、特に、光源に電気的に接続されるコネクタ部材を備えたバックライト装置、表示装置およびテレビジョン受像機に関する。

　従来、光源に電気的に接続されるコネクタ部材を備えたバックライト装置が知られている。図１８～図２１は、従来の一例によるバックライト装置のコネクタ部材の構造を説明するための図である。従来の一例によるバックライト装置は、図１８および図１９に示すように、端部に口金部５０１ａを有する光源５０１と、光源５０１の口金部５０１ａに電気的に接続されるコネクタ部材５０２と、コネクタ部材５０２が取り付けられる支持基板５０３とを備えている。コネクタ部材５０２は、光源５０１の口金部５０１ａを両側から挟み込む一対の挟持板５０２ａを含んでいる。

　この従来の一例によるバックライト装置では、光源５０１をコネクタ部材５０２に取り付ける場合、図２０に示すように、光源５０１の口金部５０１ａによりコネクタ部材５０２の一対の挟持板５０２ａを外側に押し広げながら、光源５０１をコネクタ部材５０２の所定の位置に配置する。すなわち、光源５０１に所定の力を加えるのと同時に、コネクタ部材５０２に対して光源５０１の位置決めを行う。

　この従来の一例によるバックライト装置では、コネクタ部材５０２に対して光源５０１の位置がずれていない状態（通常状態）であっても、光源５０１をコネクタ部材５０２に取り付ける場合、光源５０１の口金部５０１ａによりコネクタ部材５０２の一対の挟持板５０２ａを押し広げる分だけ、コネクタ部材５０２から光源５０１に力（反力）が加わる。このため、コネクタ部材５０２に対して光源５０１の位置がずれた状態（非常状態）で光源５０１をコネクタ部材５０２に取り付けた場合に、コネクタ部材５０２から光源５０１に通常状態よりも大きな力（反力）が加わったとしても、コネクタ部材５０２から加わる力（反力）が通常状態よりも大きいか否かを判断し難い。すなわち、コネクタ部材５０２に対して光源５０１の位置がずれているか否かを判断し難い。したがって、コネクタ部材５０２に対して光源５０１の位置がずれた状態で光源５０１をコネクタ部材５０２に取り付けた場合、図２１に示すように、挟持板５０２ａが塑性変形して外側に広がったままの状態になる場合がある。この場合、光源５０１の口金部５０１ａは、コネクタ部材５０２と良好に電気的に接続されないという不都合がある。

　そこで、従来、上記の不都合を解消することが可能なコネクタ部材が提案されている（例えば、特許文献１参照）。

　この特許文献１には、冷陰極管（光源）の端部に設けられた電極線（接触部）に電気的に接続されるコンタクト（接触部）を含むハウジングと、ハウジングに取り付けられるカバーとを備えた冷陰極管用コネクタ（コネクタ部材）が開示されている。このハウジングのコンタクトには、冷陰極管の電極線を両側から挟み込む一対の可動片が設けられている。また、一対の可動片は、互いに冷陰極管の電極線の直径よりも大きい間隔を隔てて配置されている。カバーには、一対の可動片を両側から挟み込む作動用突起が設けられている。

　そして、冷陰極管を冷陰極管用コネクタのハウジングに取り付ける場合、冷陰極管の電極線をハウジングの一対の可動片の間に配置する。このとき、一対の可動片は互いに冷陰極管の電極線の直径よりも大きい間隔を隔てて配置されているので、冷陰極管の電極線は、一対の可動片に接触することなく、一対の可動片の間に配置される。その後、カバーをハウジングに取り付けることにより、カバーの作動用突起がハウジングの一対の可動片を両側から挟み込むとともに、コネクタ部材の一対の可動片が冷陰極管の電極線に電気的に接続される。

　上記特許文献１では、冷陰極管を一対の可動片の間に配置する際、ハウジングに対して冷陰極管の位置がずれていない状態（通常状態）では、冷陰極管には力が加わらない。このため、ハウジングに対して冷陰極管の位置がずれた状態（非常状態）で冷陰極管を一対の可動片の間に配置しようとして、冷陰極管にハウジングなどから力（反力）が加わると、ハウジングに対して冷陰極管の位置がずれていると判断することができる。
特開２００７－１６５２０８号公報

　しかしながら、上記特許文献１では、冷陰極管（光源）の電極線（接続部）をハウジングの一対の可動片に電気的に接続するために、作動用突起を有するカバーをハウジングに取り付ける必要がある。このため、組立工程が煩雑になるとともに、部品点数が増加するという問題点がある。

　この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、組立工程が煩雑になるのを抑制するとともに、部品点数が増加するのを抑制し、かつ、光源をコネクタ部材に良好に電気的に接続することが可能なバックライト装置、表示装置およびテレビジョン受像機を提供することである。

　上記目的を達成するために、この発明の第１の局面によるバックライト装置は、端部に口金部を有する光源と、光源の口金部に電気的に接続されるコネクタ部材とを備え、光源の口金部は、光源の軸方向と交差する第１の方向に延びる第１接触部を含み、コネクタ部材は、口金部の第１接触部に接触する第２接触部を含み、光源の中心軸からコネクタ部材の第２接触部までの距離は、光源の中心軸から口金部の第１接触部の第１の方向と交差する第２の方向の端部までの距離よりも大きく、かつ、光源の中心軸から口金部の第１接触部の第１の方向の端部までの距離よりも小さい。

　この第１の局面によるバックライト装置では、上記のように、光源の中心軸からコネクタ部材の第２接触部までの距離を、光源の中心軸から口金部の第１接触部の第１の方向と交差する第２の方向の端部までの距離よりも大きくすることによって、口金部の第１接触部の第２の方向の端部がコネクタ部材の第２接触部側を向いた状態では、コネクタ部材の第２接触部を、光源の口金部の第１接触部の第２の方向の端部よりも外側に配置することができる。これにより、口金部の第１接触部の第２の方向の端部がコネクタ部材の第２接触部側を向いた状態で、口金部の第１接触部を、コネクタ部材の第２接触部に接触することなく、コネクタ部材の所定の位置に配置する（コネクタ部材に対して位置決めする）ことができる。このため、コネクタ部材に対して光源の位置がずれた状態（非常状態）で光源をコネクタ部材の所定の位置に配置しようとした場合、光源にコネクタ部材などから加わる力（反力）により、コネクタ部材に対して光源の位置がずれていると判断することができる。その結果、コネクタ部材に対して光源の位置がずれていない状態（通常状態）で、光源をコネクタ部材の所定の位置に配置することができる。また、光源の中心軸からコネクタ部材の第２接触部までの距離を、光源の中心軸から口金部の第１接触部の第１の方向の端部までの距離よりも小さくすることによって、光源をコネクタ部材の所定の位置に配置した後、口金部を、光源の中心軸を中心として、口金部の第１接触部の第１の方向の端部がコネクタ部材の第２接触部側を向くように回転させることにより、口金部の第１接触部をコネクタ部材の第２接触部に接触させることができる。以上から、光源をコネクタ部材に良好に電気的に接続することができる。

　また、第１の局面によるバックライト装置では、上記のように構成することによって、光源をコネクタ部材の所定の位置に配置した後、口金部を回転させるだけで、光源をコネクタ部材に良好に電気的に接続することができるので、組立工程が煩雑になるのを抑制することができる。また、光源をコネクタ部材に電気的に接続するための部材を別途設ける必要がないので、部品点数が増加するのを抑制することができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、コネクタ部材の第２接触部は、複数からなり、コネクタ部材の複数の第２接触部は、互いに、第１接触部の第２の方向の幅よりも大きい間隔で、かつ、第１接触部の第１の方向の長さよりも小さい間隔を隔てて配置されている。このように構成すれば、光源の中心軸からコネクタ部材の第２接触部までの距離を、容易に、光源の中心軸から口金部の第１接触部の第２の方向の端部までの距離よりも大きく、かつ、光源の中心軸から口金部の第１接触部の第１の方向の端部までの距離よりも小さくすることができる。これにより、光源を、容易に、コネクタ部材に良好に電気的に接続することができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、口金部の第１接触部がコネクタ部材の第２接触部に接触しない状態で、口金部の第１接触部をコネクタ部材の所定の位置に配置した後、口金部を光源の中心軸を中心として所定の角度だけ回転することにより、口金部の第１接触部がコネクタ部材の第２接触部に電気的に接続される。このように構成すれば、組立工程が煩雑になるのを容易に抑制するとともに、部品点数が増加するのを容易に抑制し、かつ、光源を容易にコネクタ部材に良好に電気的に接続することができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、コネクタ部材の第２接触部は、複数の凸部と、複数の凸部の間に配置される凹部とを有し、口金部がコネクタ部材に電気的に接続された状態で、口金部の第１接触部は、コネクタ部材の第２接触部の凹部に配置されている。このように構成すれば、口金部の第１接触部がコネクタ部材の第２接触部の凹部に配置された状態では、口金部の第１接触部はコネクタ部材の複数の凸部に挟まれるので、コネクタ部材に対して口金部が動く（回転する）のを抑制することができる。これにより、口金部がコネクタ部材の第２接触部の凹部に配置されているか否かを容易に判断することができる。すなわち、口金部がコネクタ部材に電気的に良好に接続されているか否かを容易に判断することができる。その結果、組立作業性を向上させることができる。また、口金部の第１接触部がコネクタ部材の第２接触部の凹部に配置された状態では、コネクタ部材に対して口金部が動く（回転する）のを抑制することができるので、光源をコネクタ部材に取り付けた後に、光源がコネクタ部材から外れてしまうのを抑制することができる。

　上記コネクタ部材の第２接触部が凸部と凹部とを有するバックライト装置において、好ましくは、コネクタ部材の複数の凸部は、口金部側に突出するように形成されている。このように構成すれば、光源をコネクタ部材の所定の位置に配置した後、口金部を光源の中心軸を中心として所定の角度だけ回転させることにより、容易に、口金部の第１接触部をコネクタ部材の第２接触部の凹部に配置することができる。これにより、口金部を、容易に、コネクタ部材に電気的に接続することができる。

　上記コネクタ部材の複数の凸部が口金部側に突出するように形成されているバックライト装置において、好ましくは、コネクタ部材の第２接触部は、板バネからなり、口金部の第１接触部をコネクタ部材の所定の位置に配置した後、口金部を光源の中心軸を中心として所定の角度だけ回転することにより、口金部の第１接触部がコネクタ部材の第２接触部の凸部に当接することによって、コネクタ部材の第２接触部の凸部の突出量が小さくなるとともに、コネクタ部材の第２接触部が光源の軸方向と交差する方向に伸長する。このように構成すれば、口金部の第１接触部を、より容易に、コネクタ部材の第２接触部の凹部に配置することができるので、口金部を、より容易に、コネクタ部材に良好に電気的に接続することができる。また、コネクタ部材の第２接触部を板バネにより構成することによって、口金部の第１接触部をコネクタ部材の第２接触部の凹部に配置した後、コネクタ部材の第２接触部を、容易に元の形状に戻すことができる。これにより、口金部の第１接触部を、容易にコネクタ部材の複数の凸部により挟むことができるので、光源をコネクタ部材に取り付けた後に、光源がコネクタ部材から外れてしまうのを、容易に抑制することができる。

　上記コネクタ部材の第２接触部が板バネからなるバックライト装置において、好ましくは、コネクタ部材は、第２接触部が光源の軸方向に移動するのを規制するための第１規制部を含む。このように構成すれば、口金部の第１接触部がコネクタ部材の第２接触部の凸部に当接した際に、コネクタ部材の第２接触部が光源の軸方向に移動するのを規制することができるので、容易に、コネクタ部材の第２接触部の凸部の突出量を小さくして、コネクタ部材の第２接触部を光源の中心軸と交差する方向に伸長することができる。また、コネクタ部材に第１規制部を設けることによって、コネクタ部材の第２接触部が光源の軸方向に移動するのを規制することができるので、光源をコネクタ部材に取り付けた後に、光源が軸方向に移動するのを規制することができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、コネクタ部材は、光源が光源の軸方向に移動するのを規制するための第２規制部を含む。このように構成すれば、光源が軸方向に移動するのを、容易に、規制することができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、口金部には、光源の軸方向に延びるとともに、第１接触部に接続された軸部が設けられており、コネクタ部材は、口金部の軸部が挿入されるとともに、口金部の軸部が光源の軸方向と直交する方向に移動するのを規制する挿入部を含む。このように構成すれば、口金部の軸部をコネクタ部材の挿入部に挿入することにより、光源をコネクタ部材に対して容易に位置決めすることができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、口金部の第１接触部は、２つからなるとともに、光源の中心軸に対して対称に配置されており、コネクタ部材の第２接触部は、２つからなるとともに、光源の軸方向と直交する方向に延びるように、互いに平行に配置されている。このように、口金部に、光源の中心軸に対して対称に配置された２つの第１接触部を設けるとともに、コネクタ部材に２つの第２接触部を設けることによって、口金部の２つの第１接触部をコネクタ部材の２つの第２接触部に電気的に接続した状態で、コネクタ部材からの力（反力）を口金部の２つの第１接触部に均等に加わるようにすることができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、口金部の第１接触部は、円柱形状または円筒形状に形成されている。このように構成すれば、口金部の第１接触部をコネクタ部材の第２接触部に接触させた際に、口金部の第１接触部がコネクタ部材の第２接触部の表面に引っ掛かるのを抑制することができる。これにより、光源を、容易に、コネクタ部材に電気的に接続することができる。

　上記第１の局面によるバックライト装置において、好ましくは、口金部は、光源の軸方向の両端部に設けられた一対の口金部からなり、コネクタ部材は、光源の軸方向の両端部の外側に配置された一対のコネクタ部材からなり、一対のコネクタ部材の第２接触部は、一対の口金部を光源の軸方向に挟み込むように構成されている。このように構成すれば、光源をコネクタ部材に、容易に、電気的に接続することができる。

　この発明の第２の局面による表示装置は、以上のバックライト装置と、バックライト装置により照明される表示パネルとを備える。このように構成すれば、組立工程が煩雑になるのを抑制するとともに、部品点数が増加するのを抑制し、かつ、光源をコネクタ部材に良好に電気的に接続することが可能な表示装置を得ることができる。

　この発明の第３の局面によるテレビジョン受像機は、上記の表示装置と、表示装置を収納するキャビネットと、チューナと、スピーカとを備える。このように構成すれば、組立工程が煩雑になるのを抑制するとともに、部品点数が増加するのを抑制し、かつ、光源をコネクタ部材に良好に電気的に接続することが可能なテレビジョン受像機を得ることができる。

　以上のように、本発明によれば、組立工程が煩雑になるのを抑制するとともに、部品点数が増加するのを抑制し、かつ、光源をコネクタ部材に良好に電気的に接続することが可能なバックライト装置、表示装置およびテレビジョン受像機を容易に得ることができる。

本発明の一実施形態によるバックライト装置を備えた液晶テレビジョン受像機の全体構成を示した分解斜視図である。本発明の一実施形態によるバックライト装置を含む液晶表示装置の構造を示した分解斜視図である。図２に示したバックライト装置の冷陰極蛍光ランプの構造を示した斜視図である。図２に示したバックライト装置の構造を示した斜視図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材の構造を示した斜視図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材および冷陰極蛍光ランプの構造を示した断面図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材および冷陰極蛍光ランプの構造を示した断面図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材および冷陰極蛍光ランプの構造を示した斜視図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材および冷陰極蛍光ランプの構造を示した断面図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材および冷陰極蛍光ランプの構造を示した断面図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材および冷陰極蛍光ランプの構造を示した断面図である。図２に示したバックライト装置の構造を示した斜視図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材に対する冷陰極蛍光ランプの取付工程を説明するための断面図である。図２に示したバックライト装置のコネクタ部材に対する冷陰極蛍光ランプの取付工程を説明するための断面図である。本発明の第１変形例によるコネクタ部材の構造を示した断面図である。本発明の第２変形例による冷陰極蛍光ランプの構造を示した斜視図である。本発明の第３変形例による冷陰極蛍光ランプの構造を示した斜視図である。従来の一例によるバックライト装置のコネクタ部材および光源の構造を示した斜視図である。図１８に示した従来の一例によるバックライト装置のコネクタ部材の構造を説明するための正面図である。図１８に示した従来の一例によるバックライト装置のコネクタ部材の構造を説明するための正面図である。図１８に示した従来の一例によるバックライト装置のコネクタ部材の構造を説明するための正面図である。

符号の説明

　１　液晶テレビジョン受像機（テレビジョン受像機）
　２　フロントキャビネット（キャビネット）
　３　リアキャビネット（キャビネット）
　４　スピーカ
　５　チューナ
　１０　液晶表示装置（表示装置）
　２０　バックライト装置
　２３、１２３、２２３　冷陰極蛍光ランプ（光源）
　２３ａ、１２３ａ、２２３ａ　口金部
　２３ｂ　軸部
　２３ｄ、１２３ｄ、２２３ｄ　接触部（第１接触部）
　２４、２４ａ　コネクタ部材
　１２０　液晶表示パネル（表示パネル）
　２４０　コネクタ端子部（第２接触部）
　２４０ａ　凸部
　２４０ｂ　凹部
　２４１ａ　側面（第２規制部）
　２４１ｃ　側面（第１規制部、第２規制部）
　２４１ｅ　挿入部
　Ｏ１　中心軸

　まず、図１～図１２を参照して、本発明の一実施形態によるバックライト装置２０を備えた液晶テレビジョン受像機１の構造について説明する。なお、液晶テレビジョン受像機１は、本発明の「テレビジョン受像機」の一例である。

　本発明の一実施形態によるバックライト装置２０を備えた液晶テレビジョン受像機１は、図１に示すように、バックライト装置２０を含む液晶表示装置１０と、液晶表示装置１０を収納するフロントキャビネット２およびリアキャビネット３と、フロントキャビネット２に取り付けられたスピーカ４と、チューナ５と、電源６と、支持部材７とを備えている。フロントキャビネット２、リアキャビネット３、スピーカ４、チューナ５、電源６および支持部材７は、従来一般に用いられるものが適用できるので、それぞれ簡単に説明する。なお、液晶表示装置１０は、本発明の「表示装置」の一例であり、フロントキャビネット２およびリアキャビネット３は、本発明の「キャビネット」の一例である。

　フロントキャビネット２およびリアキャビネット３は、液晶表示装置１０、チューナ５および電源６を収納している。また、チューナ５は、受信した電波から所定のチャンネルの画像信号と音声信号とを生成する機能を有する。スピーカ４は、チューナ５が生成した音声信号に基づいて音声を発する機能を有する。電源６は、液晶表示装置１０、スピーカ４およびチューナ５に電力を供給するように構成されている。液晶表示装置１０は、支持部材７に支持されている。なお、スピーカ４、チューナ５および電源６が、液晶表示装置１０に組み付けられている構成であってもよい。

　液晶表示装置１０は、図２に示すように、開口部１１ａを有するベゼル１１と、ベゼル１１に周縁部が覆われた液晶表示パネルユニット１２と、液晶表示パネルユニット１２の背面側に配置される直下型のバックライト装置２０とによって構成されている。

　液晶表示パネルユニット１２は、液晶表示パネル１２０と、液晶表示パネル１２０の周縁部を支持する枠状のシャーシ１２１とによって構成されている。液晶表示パネル１２０は、ＡＭ基板（アクティブマトリックス基板）１２０ａと、ＡＭ基板１２０ａに対向配置された対向基板１２０ｂとを含んでいる。そして、液晶表示パネル１２０は、バックライト装置２０に照明されることにより、表示パネルとして機能する。なお、液晶表示パネル１２０は、本発明の「表示パネル」の一例である。

　バックライト装置２０には、シャーシ２１の前面２１ａ側に、反射シート２２と、冷陰極蛍光ランプ２３と、冷陰極蛍光ランプ２３の両端部の外側に配置された複数のコネクタ部材２４と、コネクタ部材２４を覆う一対のカバー部材２５と、複数の光学シート２６とが配置されている。また、バックライト装置２０には、シャーシ２１の背面２１ｂ側に、コネクタ部材２４に電気的に接続される一対のインバータ基板２７が配置されている。なお、冷陰極蛍光ランプ２３は、本発明の「光源」の一例である。

　シャーシ２１は、アルミニウム板などからなる金属板によって構成されている。このシャーシ２１は、金属板が前側に向かって垂直に折り曲げられることによって形成された一対の側部を有している。また、シャーシ２１の長手方向（Ａ方向）の両端部近傍には、複数の挿入穴２１ｃがシャーシ２１の短手方向（Ｂ方向）に所定の間隔を隔てて形成されている。

　反射シート２２は、光を乱反射させることが可能なシート部材によって構成されているとともに、シャーシ２１の前面２１ａ上に載置されている。また、反射シート２２のＡ方向の両端部近傍には、シャーシ２１の複数の挿入穴２１ｃに対応する位置に、複数の挿入穴２２ａが形成されている。なお、反射シート２２に挿入穴２２ａを形成せずに、反射シート２２のＡ方向の長さを、シャーシ２１の挿入穴２１ｃのＡ方向の間隔よりも小さくしてもよい。この反射シート２２を構成するシート部材は、例えば、ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）樹脂などからなる。

　冷陰極蛍光ランプ２３は、複数の直管型の蛍光管により構成されており、反射シート２２の前側に配置されている。すなわち、複数の冷陰極蛍光ランプ２３は、その背面側の部分が反射シート２２によって覆われている。これにより、冷陰極蛍光ランプ２３から出射された光の一部は、反射シート２２によって乱反射されて前側に進行することになる。また、複数の冷陰極蛍光ランプ２３は、その各々がＡ方向に沿って延びるように配置されているとともに、Ｂ方向に沿って互いに所定の間隔を隔てて配列されている。

　また、図３に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３の両端部には、金属製の一対の口金部２３ａが設けられており、ワイヤーハーネスが接続されていない構造となっている。

　ここで、本実施形態では、各口金部２３ａには、冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）に延びる軸部２３ｂと、軸部２３ｂに接続された円柱形状の端子部２３ｃとが一体的に設けられている。この端子部２３ｃのＥ方向（Ｄ方向と直交する方向）の両端部には、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１に対して対称に配置された接触部２３ｄが設けられている。また、端子部２３ｃ（接続部２３ｄ）は、冷陰極蛍光ランプ２３の（Ｅ方向）に延びるように形成されている。なお、接触部２３ｄは、本発明の「第１接触部」の一例である。また、Ｅ方向は、本発明の「第１の方向」の一例である。

　また、冷陰極蛍光ランプ２３の一対の口金部２３ａには、図２および図４に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３をシャーシ２１に固定するとともに、冷陰極蛍光ランプ２３に電気的に接続する一対のコネクタ部材２４が取り付けられている。このコネクタ部材２４は、図２に示すように、反射シート２２の挿入穴２２ａ、および、シャーシ２１の挿入穴２１ｃに挿入されるとともに、インバータ基板２７に電気的に接続される。また、一対のコネクタ部材２４は、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａをＡ方向に挟み込むように配置されている。

　また、コネクタ部材２４は、図５に示すように、金属製の板バネからなる２つのコネクタ端子部２４０と、コネクタ端子部２４０を収納する樹脂製の本体部２４１とによって構成されている。なお、コネクタ端子部２４０は、本発明の「第２接触部」の一例である。

　コネクタ端子部２４０は、一方端が本体部２４１に固定されているとともに、他方端は固定されていない。

　また、本実施形態では、図６に示すように、２つのコネクタ端子部２４０は、シャーシ２１の前面２１ａ（図２参照）と直交するＣ方向（Ａ方向およびＢ方向と直交する方向）に延びるように、互いに平行に配置されている。具体的には、２つのコネクタ端子部２４０は、互いに、端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）のＦ方向（Ｄ方向およびＥ方向と直交する方向）の幅Ｗ１よりも大きい間隔Ｗ１１で、かつ、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）のＥ方向の長さＬ１よりも小さい間隔Ｗ１１を隔てて配置されている。すなわち、図７に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に対して位置決めした状態で、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１からコネクタ端子部２４０までの距離Ｗ１２（＝Ｗ１１／２）は、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１から口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）のＦ方向の端部までの距離Ｗ２（＝Ｗ１／２）よりも大きく、かつ、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１から口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）のＥ方向の端部までの距離Ｌ２（＝Ｌ１／２）よりも小さい。なお、Ｆ方向は、本発明の「第２の方向」の一例である。

　また、本実施形態では、図８および図９に示すように、コネクタ端子部２４０には、Ａ方向の内側（冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａ側）に突出する２つの凸部２４０ａと、２つの凸部２４０ａの間に配置される凹部２４０ｂとが形成されている。そして、図８、図１０および図１１に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３がコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に電気的に接続された状態では、凹部２４０ｂに冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）が配置される。すなわち、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）が２つの凸部２４０ａに挟まれた状態になる。

　また、本実施形態では、後述するように、口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）がコネクタ端子部２４０の凸部２４０ａに当接した場合に、凸部２４０ａの突出量が小さくなるとともに、コネクタ端子部２４０がＣ方向に伸長するように構成されている。

　コネクタ部材２４の本体部２４１は、コネクタ端子部２４０がシャーシ２１などに電気的に接続されるのを防止する機能を有する。また、本体部２４１は、図５に示すように、４つの側面２４１ａ、２４１ｂ、２４１ｃおよび２４１ｄを有する。なお、側面２４１ａは、本発明の「第２規制部」の一例であり、側面２４１ｃは、本発明の「第１規制部」および「第２規制部」の一例である。

　側面２４１ａには、Ｃ方向に延びる挿入部２４１ｅが形成されている。この挿入部２４１ｅは、図８に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの軸部２３ｂが挿入されるように形成されている。また、挿入部２４１ｅは、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの軸部２３ｂが挿入された状態で、口金部２３ａの軸部２３ｂがＢ方向や、Ｃ方向のシャーシ２１側に移動するのを規制する機能を有する。また、側面２４１ａは、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの軸部２３ｂを挿入部２４１ｅに挿入する際、および、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの軸部２３ｂが挿入された状態において、冷陰極蛍光ランプ２３がＡ方向（Ｄ方向）の外側に移動するのを規制する機能も有する。

　側面２４１ｃは、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０からＡ方向に所定の距離を隔てて形成されている。この側面２４１ｃは、冷陰極蛍光ランプ２３の端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）がコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に取り付けられた状態で、冷陰極蛍光ランプ２３がＡ方向（Ｄ方向）の外側に移動するのを規制する機能を有する。

　また、側面２４１ｃは、後述するように、口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）がコネクタ端子部２４０の凸部２４０ａに当接した場合に、コネクタ端子部２４０が当接されるとともに、コネクタ端子部２４０がＡ方向の外側に変形するのを抑制する機能を有する。これにより、コネクタ端子部２４０は、Ｃ方向に伸長しやすくなる。なお、側面２４１ｃを、コネクタ端子部２４０に当接しないように構成してもよい。

　また、図４および図１２に示すように、コネクタ部材２４（図４参照）を覆うように、カバー部材２５がシャーシ２１に固定されている。このカバー部材２５は、コネクタ部材２４と冷陰極蛍光ランプ２３との間にごみなどが入り込むのを抑制する機能を有する。

　図２に示すように、光学シート２６は、レンズシートや拡散シートなどによって構成されているとともに、冷陰極蛍光ランプ２３の前側に配置されている。この光学シート２６によって、冷陰極蛍光ランプ２３から出射された光の集光や拡散などが行われる。

　次に、図６、図７、図９～図１１、図１３および図１４を参照して、本発明の一実施形態によるバックライト装置２０のコネクタ部材２４に対する冷陰極蛍光ランプ２３の取付工程について説明する。

　まず、図６に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの軸部２３ｂを、コネクタ部材２４の本体部２４１の側面２４１ａの挿入部２４１ｅに挿入する。このとき、口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）がコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に接触しないように挿入する。例えば、口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）を、Ｃ方向に沿って延びるように配置した状態で、挿入部２４１ｅに挿入する。これにより、図７および図９に示すように、口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）がコネクタ部材２４の２つのコネクタ端子部２４０の間に配置されるとともに、冷陰極蛍光ランプ２３が、本体部２４１の側面２４１ａの挿入部２４１ｅにより、本体部２４１の所定の位置に位置決めされる。なお、冷陰極蛍光ランプ２３を本体部２４１の所定の位置に位置決めする際には、冷陰極蛍光ランプ２３に本体部２４１から力（反力）は加わらない。

　次に、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａを冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１（図７参照）を中心として所定の角度だけ回転させることにより、図１３に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）が、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の一方の凸部２４０ａに当接する。

　そして、図１４に示すように、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の一方の凸部２４０ａの突出量が小さくなるとともに、コネクタ端子部２４０がＣ方向に伸長する。このとき、コネクタ端子部２４０が本体部２４１の側面２４１ｃ当接される。なお、このとき、コネクタ端子部２４０が本体部２４１の側面２４１ｃ当接されていなくてもよい。

　その後、さらに、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａを冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１（図４参照）を中心として回転させることにより、図１０および図１１に示すように、冷陰極蛍光ランプ２３の口金部２３ａの端子部２３ｃ（接触部２３ｄ）が、凹部２４０ｂに配置されるとともに、２つの凸部２４０ａに挟まれた状態になる。これにより、冷陰極蛍光ランプ２３がコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に良好に電気的に接続される。

　以上のようにして、バックライト装置２０のコネクタ部材２４に対する冷陰極蛍光ランプ２３の取り付けが行われる。

　本実施形態では、上記のように、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に対して位置決めした状態（口金部２３ａの軸部２３ｂをコネクタ部材２４の本体部２４１の挿入部２４１ｅに挿入した状態）で、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１からコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０までの距離Ｗ１２を、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１から口金部２３ａの接触部２３ｄ（端子部２３ｃ）のＦ方向の端部までの距離Ｗ２よりも大きくすることによって、口金部２３ａの接触部２３ｄ（端子部２３ｃ）をＣ方向に延びるように配置した状態で、口金部２３ａの軸部２３ｂをコネクタ部材２４の本体部２４１の挿入部２４１ｅに挿入することにより、口金部２３ａの接触部２３ｄ（端子部２３ｃ）を、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に接触することなく、コネクタ部材２４に対して位置決めする（コネクタ部材２４の所定の位置に配置する）ことができる。これにより、コネクタ部材２４に対して冷陰極蛍光ランプ２３の位置がずれた状態（非常状態）で冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に対して位置決めしようとした場合、冷陰極蛍光ランプ２３にコネクタ部材２４の本体部２４１などから加わる力（反力）により、コネクタ部材２４に対して冷陰極蛍光ランプ２３の位置がずれていると判断することができる。その結果、コネクタ部材２４に対して冷陰極蛍光ランプ２３の位置がずれていない状態（通常状態）で、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に対して位置決めすることができる。また、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１からコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０までの距離Ｗ１２を、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１から口金部２３ａの接触部２３ｄ（端子部２３ｃ）のＥ方向の端部までの距離Ｌ２よりも小さくすることによって、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に対して位置決めした後、口金部２３ａ（冷陰極蛍光ランプ２３）を中心軸Ｏ１を中心として、例えば９０度だけ回転させることにより、口金部２３ａの接触部２３ｄをコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に接触させることができる。以上から、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に良好に電気的に接続することができる。

　また、本実施形態では、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４の本体部２４１の挿入部２４１ｅに挿入した後、口金部２３ａ（冷陰極蛍光ランプ２３）を回転させるだけで、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に良好に電気的に接続することができるので、取付工程（組立工程）が煩雑になるのを抑制することができる。また、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に電気的に接続するための部材を別途設ける必要がないので、部品点数が増加するのを抑制することができる。

　また、本実施形態では、コネクタ部材２４の２つのコネクタ端子部２４０を、互いに、接触部２３ｄのＦ方向の幅Ｗ１よりも大きい間隔Ｗ１１で、かつ、接触部２３ｄのＥ方向の長さＬ１よりも小さい間隔Ｗ１１を隔てて配置している。これにより、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１からコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０までの距離Ｗ１２を、容易に、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１から口金部２３ａの接触部２３ｄのＦ方向の端部までの距離Ｗ２よりも大きく、かつ、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１から口金部２３ａの接触部２３ｄのＥ方向の端部までの距離Ｌ２よりも小さくすることができる。その結果、冷陰極蛍光ランプ２３を、容易に、コネクタ部材２４に良好に電気的に接続することができる。

　また、本実施形態では、口金部２３ａの接触部２３ｄを、口金部２３ａがコネクタ部材２４に電気的に接続された状態で、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凹部２４０ｂに配置している。これにより、口金部２３ａの接触部２３ｄがコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凹部２４０ｂに配置された状態で、口金部２３ａの接触部２３ｄはコネクタ部材２４の２つの凸部２４０ａに挟まれるので、コネクタ部材２４に対して口金部２３ａの接触部２３ｄが回転するのを制限することができる。このため、口金部２３ａがコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凹部２４０ｂに配置されているか否かを容易に判断することができる。すなわち、口金部２３ａがコネクタ部材２４に電気的に良好に接続されているか否かを容易に判断することができる。その結果、取付作業性（組立作業性）を向上させることができる。また、口金部２３ａの接触部２３ｄがコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凹部２４０ｂに配置された状態で、コネクタ部材２４に対して口金部２３ａ（接触部２３ｄ）が回転するのを抑制することができるので、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に取り付けた後に、冷陰極蛍光ランプ２３がコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０から外れてしまうのを抑制することができる。

　また、本実施形態では、コネクタ部材２４の凸部２４０ａを、口金部２３ａ側に突出するように形成することによって、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に対して位置決めした後、口金部２３ａ（冷陰極蛍光ランプ２３）を回転させることにより、容易に、口金部２３ａの接触部２３ｄをコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凹部２４０ｂに配置することができる。

　また、本実施形態では、口金部２３ａの接触部２３ｄがコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凸部２４０ａに当接することにより、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凸部２４０ａの突出量が小さくなるとともに、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０がＣ方向に伸長するように構成している。これにより、口金部２３ａの接触部２３ｄを、より容易に、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凹部２４０ｂに配置することができるので、口金部２３ａを、より容易に、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に良好に電気的に接続することができる。

　また、本実施形態では、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０を板バネにより構成することによって、口金部２３ａの接触部２３ｄをコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０の凹部２４０ｂに配置した後、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０を、容易に元の形状に戻すことができる。これにより、口金部２３ａの接触部２３ｄを、コネクタ部材２４の２つの凸部２４０ａにより、容易に挟むことができる。

　また、本実施形態では、コネクタ部材２４の本体部２４１に、コネクタ端子部２４０が冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）に移動するのを規制する側面２４１ｃを設けることによって、口金部２３ａの接触部２３ｄがコネクタ端子部２４０の凸部２４０ａに当接した際に、コネクタ端子部２４０が冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）に移動するのを規制することができるので、容易に、コネクタ端子部２４０の凸部２４０ａの突出量を小さくして、コネクタ端子部２４０をＣ方向に伸長することができる。また、コネクタ部材２４の本体部２４１に側面２４１ｃを設けることによって、コネクタ端子部２４０が冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）に移動するのを規制することができるので、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４の本体部２４１に取り付けた後に、冷陰極蛍光ランプ２３が冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）に移動するのを規制することができる。

　また、本実施形態では、コネクタ部材２４の本体部２４１に、冷陰極蛍光ランプ２３が冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）に移動するのを規制するための側面２４１ａを設けることによって、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４の本体部２４１に取り付ける際に、冷陰極蛍光ランプ２３が軸方向（Ｄ方向）に移動するのを規制することができるので、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４の所定の位置に容易に配置することができる。

　また、本実施形態では、コネクタ部材２４の側面部２４１ａに、口金部２３ａの軸部２３ｂがＢ方向や、Ｃ方向のシャーシ２１側に移動するのを規制する機能を有する挿入部２４１ｅを設けることによって、口金部２３ａの軸部２３ｂを本体部２４１の挿入部２４１ｅに挿入することにより、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４の本体部２４１に対して容易に位置決めすることができる。

　また、本実施形態では、口金部２３ａに、冷陰極蛍光ランプ２３の中心軸Ｏ１に対して対称に配置された２つの接触部２３ｄを設けるとともに、コネクタ部材２４に２つのコネクタ端子部２４０を設けることによって、口金部２３ａの２つの接触部２３ｄをコネクタ部材２４の２つのコネクタ端子部２４０に電気的に接続した状態で、コネクタ部材２４からの力（反力）を口金部２３ａの２つの接触部２３ｄに均等に加わるようにすることができる。

　また、本実施形態では、口金部２３ａの接触部２３ｄ（端子部２３ｃ）を、円柱形状に形成することによって、口金部２３ａの接触部２３ｄをコネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に接触させた際に、口金部２３ａの接触部２３ｄがコネクタ端子部２４０の表面に引っ掛かるのを抑制することができる。これにより、冷陰極蛍光ランプ２３を、容易に、コネクタ部材２４のコネクタ端子部２４０に電気的に接続することができる。

　また、本実施形態では、冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）の両端部の外側に配置された一対のコネクタ部材２４を、冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）の両端部に設けられた一対の口金部２３ａを冷陰極蛍光ランプ２３の軸方向（Ｄ方向）に挟み込むように構成することによって、冷陰極蛍光ランプ２３をコネクタ部材２４に、容易に、電気的に接続することができる。

　なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

　例えば、上記実施形態では、表示パネル、表示装置およびテレビジョン受像機を、それぞれ、液晶表示パネル、液晶表示装置および液晶テレビジョン受像機に適用した例について示したが、本発明はこれに限らず、液晶表示パネル、液晶表示装置および液晶テレビジョン受像機以外の表示パネル、表示装置およびテレビジョン受像機に適用してもよい。

　また、上記実施形態では、光源の一例として冷陰極蛍光ランプを用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、冷陰極蛍光ランプ以外の光源にも適用可能である。

　また、上記実施形態では、コネクタ端子部を冷陰極蛍光ランプの端子部よりもＡ方向の外側に配置した例について示したが、本発明はこれに限らず、図１５に示した本発明の第１変形例によるコネクタ部材２４ａのように、コネクタ端子部２４０を冷陰極蛍光ランプ２３の端子部２３ｃよりもＡ方向の内側に配置してもよい。

　また、上記実施形態では、コネクタ端子部に２つの凸部と１つの凹部とを設けた例について示したが、本発明はこれに限らず、コネクタ端子部に３つ以上の凸部と２つ以上の凹部とを設けてもよい。

　また、上記実施形態では、コネクタ端子部の一方端を本体部に固定するとともに、コネクタ端子部の他方端を固定しない例について示したが、本発明はこれに限らず、コネクタ端子部の一方端および他方端の両方を本体部などに固定してもよい。

　また、上記実施形態では、冷陰極蛍光ランプの口金部の端子部に、２つの接触部を設けた例について示したが、本発明はこれに限らず、図１６に示した本発明の第２変形例による冷陰極蛍光ランプ１２３のように、冷陰極蛍光ランプ１２３の口金部１２３ａの端子部１２３ｃに、１つだけ接触部１２３ｄを設けてもよい。また、冷陰極蛍光ランプの口金部の端子部に、接続部を３つ以上設けてもよい。

　また、上記実施形態では、１つのコネクタ部材に２つのコネクタ端子部を設けた例について示したが、本発明はこれに限らず、１つのコネクタ部材にコネクタ端子部を１つだけ設けてもよいし、３つ以上設けてもよい。

　また、上記実施形態では、冷陰極蛍光ランプの口金部の端子部（接触部）を、円柱形状に形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、冷陰極蛍光ランプの口金部の端子部（接触部）を、円柱形状以外の、例えば、四角柱形状などに形成してもよい。また、図１７に示した本発明の第３変形例による冷陰極蛍光ランプ２２３のように、冷陰極蛍光ランプ２２３の口金部２２３ａの端子部２２３ｃを略円板状に形成し、端子部２２３ｃの一部を突出させることにより接触部２２３ｄを設けてもよい。

Claims

　端部に口金部を有する光源と、
　前記光源の口金部に電気的に接続されるコネクタ部材とを備え、
　前記光源の口金部は、前記光源の軸方向と交差する第１の方向に延びる第１接触部を含み、
　前記コネクタ部材は、前記口金部の第１接触部に接触する第２接触部を含み、
　前記光源の中心軸から前記コネクタ部材の第２接触部までの距離は、前記光源の中心軸から前記口金部の第１接触部の前記第１の方向と交差する第２の方向の端部までの距離よりも大きく、かつ、前記光源の中心軸から前記口金部の第１接触部の前記第１の方向の端部までの距離よりも小さいことを特徴とするバックライト装置。
　前記コネクタ部材の第２接触部は、複数からなり、
　前記コネクタ部材の複数の第２接触部は、互いに、前記第１接触部の前記第２の方向の幅よりも大きい間隔で、かつ、前記第１接触部の前記第１の方向の長さよりも小さい間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　前記口金部の第１接触部が前記コネクタ部材の第２接触部に接触しない状態で、前記口金部の第１接触部を前記コネクタ部材の所定の位置に配置した後、前記口金部を前記光源の中心軸を中心として所定の角度だけ回転することにより、前記口金部の第１接触部が前記コネクタ部材の第２接触部に電気的に接続されることを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　前記コネクタ部材の第２接触部は、複数の凸部と、前記複数の凸部の間に配置される凹部とを有し、
　前記口金部が前記コネクタ部材に電気的に接続された状態で、前記口金部の第１接触部は、前記コネクタ部材の第２接触部の凹部に配置されていることを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　前記コネクタ部材の複数の凸部は、前記口金部側に突出するように形成されていることを特徴とする請求項４に記載のバックライト装置。
　前記コネクタ部材の第２接触部は、板バネからなり、
　前記口金部の第１接触部を前記コネクタ部材の所定の位置に配置した後、前記口金部を前記光源の中心軸を中心として所定の角度だけ回転することにより、前記口金部の第１接触部が前記コネクタ部材の第２接触部の凸部に当接することによって、前記コネクタ部材の第２接触部の凸部の突出量が小さくなるとともに、前記コネクタ部材の第２接触部が前記光源の軸方向と交差する方向に伸長することを特徴とする請求項５に記載のバックライト装置。
　前記コネクタ部材は、前記第２接触部が前記光源の軸方向に移動するのを規制するための第１規制部を含むことを特徴とする請求項６に記載のバックライト装置。
　前記コネクタ部材は、前記光源が前記光源の軸方向に移動するのを規制するための第２規制部を含むことを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　前記口金部には、前記光源の軸方向に延びるとともに、前記第１接触部に接続された軸部が設けられており、
　前記コネクタ部材は、前記口金部の軸部が挿入されるとともに、前記口金部の軸部が前記光源の軸方向と直交する方向に移動するのを規制する挿入部を含むことを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　前記口金部の第１接触部は、２つからなるとともに、前記光源の中心軸に対して対称に配置されており、
　前記コネクタ部材の第２接触部は、２つからなるとともに、前記光源の軸方向と直交する方向に延びるように、互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　前記口金部の第１接触部は、円柱形状または円筒形状に形成されていることを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　前記口金部は、前記光源の前記軸方向の両端部に設けられた一対の口金部からなり、
　前記コネクタ部材は、前記光源の前記軸方向の両端部の外側に配置された一対のコネクタ部材からなり、
　前記一対のコネクタ部材の第２接触部は、前記一対の口金部を前記光源の軸方向に挟み込むように構成されていることを特徴とする請求項１に記載のバックライト装置。
　請求項１～１２のいずれか１項に記載のバックライト装置と、
　前記バックライト装置により照明される表示パネルとを備えることを特徴とする表示装置。
　請求項１３に記載の表示装置と、
　前記表示装置を収納するキャビネットと、
　チューナと、
　スピーカとを備えることを特徴とするテレビジョン受像機。